アニメ(13)

Simple Twist of Fate

「鉄腕バーディー DECODE:02」第2話 Simple Twist of Fate 
 原作:ゆうきまさみ 監督:赤根和樹 キャラクターデザイン・総作画監督:りょーちも 
音楽:菅野祐悟 製作:A-1 Pictures 脚本:大野木寛 絵コンテ:山本靖貴 演出:古賀一臣 
作画監督:江畑諒真 

バーディー・シフォン=アルティラ(千葉紗子)は幼馴染のナタル(松風雅也)に出会う。
 彼は病院で理学療法士として働いていた。セントラル・タワー・テロの後のアルタ人への差別と迫害。
 この地球ではそれは無い。

 バーディーはイルマ(真山亜子)からガルベラント人の匂いがする男がいたとの情報を得る。
 その場所に行ってみるとその匂いはアグラズーメの物だった。脱走犯だ。ターゲットが近づいてきた。
 バーディーはアグラズーメ(銀河万丈)を逮捕しようとするが逃げられる。追いかけるバーディー。
 六本木廃墟に逃げられる。ここではテュートのセンサーも役に立たない。アグラズーメは男に声をかけられる。  「おまえだな、リアンシェルを殺したのは」「彼はその罪ゆえに裁かれた」「貴様、アルタ人か」「そうだ」
 「アルタ人ごときがこの私に。私はリアンシェルとは違うぞ。この手でひねりころしてやる」「そうだな。面白いね」 ナタルは白髪の姿に変わりアグラズーメを捕まえる。「簡単には死なせない」アグラズーメの腕をもぎ取る。
 「どうだ、アルタ人に腕をもがれた気分は」「貴様!」
 「アルタ人によく似た連中がいる星だったら、リュンカを使って実験しても良いと思ったんだろ。
…原住民が全員死んでも構わない、どうせ死ぬのはアルタ人みたいな奴らだ」
 ナタルはアグラズーメの首を絞める。
 リュンカの光でナタルの目の前にいた各務翔子(川澄綾子)の兄各務雄一(櫻井孝宏)も周りの人間も
硬化して崩れていった。
 その事を思い浮かべ涙を流しながら笑うナタル。
 助けてくれとアグラズーメは言うが「駄目だ。苦しみ抜いて、死ね!」とナタルは彼の口を殴り、
そのまま彼の体を殴り続ける。
 そして彼の体を壁に叩きつける。バーディーはその現場で何かを拾う。
 ナタルは明らかに体の強化によって体を壊していた。「後5人…」

感想:前期のは見なかった。だからこの話の詳細はわからない。テロと差別。今を反映しているね。
 バーディーが良い子だけに、後の想像される悲痛な展開が痛々しい。

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アズールとアスマール

「アズールとアスマール Azur et Asmar」
原作・脚本・デザイン・監督:ミシェル・オスロ 2006 フランス

最後まで書いています、注意!

 アズールはアスマールの母、乳母のジェナーヌ(玉井碧)にアスマールと一緒に育てられた。
 しかしアズールは乳母達から父親によって引き離される。乳母達は荷物も無しに追い出される。

 成長したアズール(浅野雅博)はアスマールの国に行き、彼女が話したお話、
ジンの妖精を助けに行く事にする。
 しかし船から波にさらわれ、気がついたら、浜辺。現地の人に恐れられるアズール。
 青い目は呪われた目と嫌われていたのだ。彼は眼を開けずに過ごす事にする。
 そんな彼に話しかける男(香川照之)。自分は足が悪いが、目は見えるし、この地の言葉を話せると言う。
 彼は肩に担いでくれと言う。クラプー。彼も又ジンの妖精を助けに行こうと思ってこの地に来たのだ。
 灼熱の寺に着く二人。アズールは灼熱の鍵を見つける。タイルの裏。そのタイルは熱を持っていたのだ。
 街に着く二人。アズールの肩の上で物乞いをするクラプー。香り惹かれるアズール。
 香辛料の市場に着くが、アズールが惹かれたのはその匂いでは無かった。香りの鍵の寺。
 アズールは寺の屋根の上に登る。そこに鍵があった。
 アズールはクラプーが足が悪く無く、自分に分け前として渡した金が足りない事を指摘する。
 見なくても、音でわかる。声に惹かれるアズール。乳母の声。大富豪になっていた。
 彼は彼女に教えてもらった歌を歌い、彼女は彼を喜んで迎え入れる。
 アスマールも又ジンの妖精を探しにいくつもち。アスマールに会うアズール。
 しかし、彼は向こうでの不幸を根に持っていた。
 彼はアズールの国の言葉は決して使わず、アズールと会話をせずに、去っていく。
 アズールはジェナーヌに頼んで、クラプーを入れてもらう。クラプーは自分も又、青い目である事を告白する。
 彼はアズールのジン探しを助けると言う。クラプーは賢者ヤドアとシャムスーサバ姫に会う必要があると言う。
 賢者ならクラプーが案内できる。姫はジェナーヌが会わせてくれる。賢者に会うアズール。
 いにしえの都市がある山を越える道はクラプーが知っている。他の求婚者、山賊、奴隷商人に気をつける事。
 真紅のライオン、サイムール鳥の餌食にならないよう、肉の塊を持っていく。黒い谷。崖の裂け目が入口。
 多くの罠を乗り越えると二つの門に辿り着く。片方は闇の洞窟に繋がり、もう片方が光の大広間へ。
 そこで妖精が勝者を待っている。どちらを選んでも闇の洞窟へ行くと言う話もある。姫に会いに行くアズール。
 彼女は何カ国語も話せた。姫( 岩崎響)は小学生くらいの子だった。
 王家の男は全滅していた、毒殺やら戦闘の犠牲に。戦だけじゃなく、身内同士でも。
 彼女はアズールに姿を消す霧の小瓶をくれる。舐めると野獣と話が出来る野獣の舌(飴)もくれる。
 サイムール鳥の虹の羽もくれる。これで鳥に食い殺されずにすむ。姫は同じ物をアスマールに渡した。
 負けた者は、私の手伝いにと姫。勝っても手伝いますとアズール。アスマールも同じ事を言ったとの事。
 姫はアズールに内緒のお願いをする。

 ジェナーヌは山へ行くまでは一緒に行けとアスマールへ言う。アズールは姫の夜のお出かけのお伴をする。
 道、地面、猫、木、ホタルに感動する姫。姫とアズールは木の上から悪徳商人のブハラの屋敷を見る。
 彼は女が成功したと言う事でジェナーヌを目の敵にしていた。彼は男達を集めて剣を渡していた。
 二人は見つかり、ジェナーヌの屋敷に逃げる。
 ブハラは男達にアズールとアスマールの後をつけさせ、たどり着いたら、二人を殺し、妖精を奪うつもり。
 姫は宮殿に帰らなければならない。姫の宮殿脱出が知れると、姫は罰せられ、ジェナーヌ達は処刑される。
 ブハラの男達が屋敷を見張っていた。アズールが男達の気を引いている間に、アスマールが姫を宮殿に戻す。

 出発する二人。二人の後を付けていく大勢の男達。二人は霧の小瓶を使って隠れる。いにしえの都市につく。
 二人は別れる。アズールはアスマールが山賊に襲われてるのを見て、助けに行く。
 アズールはけがをし、危ない所をクラプーに助けられる。アスマールはアズールの手当をし、二人は別れる。
 ライオンがいる場所に着くアズール。
 クラプーはライオンに恐れをなして逃げ、アズールは肉の塊をライオンに渡して、
ライオンに連れてってくれと頼む。
 アズールを乗せて走るライオンの上空を、アスマールを乗せたサイムール鳥が通り過ぎていく。崖に着く。
 崖の穴を這い進んでいくアズール。地下都市に出る。「アズール、上だ!」
 アスマール(森岡弘一郎)がアズールの国の言葉で注意を呼びかける。
 奴隷商人がかぶそうとした網をかわすアズール。アスマールは奴隷商人に捕えられていた。
 「僕の言葉を話すのか、アスマール!」「もちろん!僕の言葉でもある!君と一緒に覚えた!」
 「もう話すな!殴られるぞ!」「いや、奴隷に傷はつけない!売り物だからな」
 アズールの後ろにある太陽が秘密の扉である事を教えるアスマール。
 奴隷商人はアスマールにナイフを突き立て脅すが、顎を押して秘密の扉を開ける事を教えるアスマール。
 彼は刺される。アスマールを置いて、立ち去る奴隷商人達。
 アズールはアスマールを担いで、秘密の扉の後ろに逃げる。アスマールの傷は重傷だった。
 扉の後ろにはコウモリが沢山巣くっていた。三つの入口がある。
 アズールが迷うと、三番目の入口だとアスマール。コウモリがそこを通るから。橋が途切れていた。
 アスマールは自分を置いて行けと言うが、アズールは彼を担いだまま飛び越える。火の門。灼熱の鍵で通る。  ガスの門。香りの鍵を使う。沢山の鉄の剣がすばやく動いている門。
 試しに持ってた剣を使ってみたが、折れる。アスマールが左足のブーツにと言う。そこにやいばの鍵があった。
 とうとう二つの門につく。右を選ぼうとするアズール。左は縁起が悪いから。くだらないとアスマール。
 青い目と一緒だ。そんな馬鹿げた事が、妖精に通用するとは到底思えない。アズールは左を選ぶ。暗いまま。  「あなたの勝ちです」光に包まれる。妖精がいた。
 「あなたは私を救いだした勝利の王子。あなたの王国へようこそ、美しき王子よ」立ち上がるアズール。
 「君の王国へようこそ。さらば、兄弟」アスマールは目を閉じ、頭が倒れる。
 「違ーう!!勝ったのは僕の兄弟だ!僕のために犠牲になった。でもここにいる。彼が見つけたんだ!
最後の鍵と通路を。でも死にそうなんだよ!助けてくれ。早く!」
 ジンが傷を治してくれる。どちらの門も光の広間に通じている。
 光のジンに指示して、つまらない男の時は暗いままにしておいたのだ。どちらが私をと妖精。
 彼だと同時に答える二人。言いあいをする二人。僕らを止められるのは一人。ジェナーヌが連れてこられる。
 息子達は王子では無いとジェナーヌ。行いが王子だと妖精。彼女には判断がつかない。
 ジェナーヌはシャムスーサバ姫に判断をあおぐ。私なら二人と結婚すると姫。どれは出来ない。
 ヤドア先生が連れてこられる。先生にも選べない。
 我々とまったく違う考えをする人間、クラプーが連れてこられる。クラプー、自分を推薦する。
 しかし試練を乗り越えた王子を選ばないと呪いは復活する。妖精は従兄のエルフの妖精に頼む。
 エルフの妖精はアズールと同じ種族の姿をしていた。
 エルフの妖精はお付き合いを楽しんで、お互いの事を知りあおうと提案する。
 エルフの妖精はアズールと、ジンの妖精はアスマールと踊る。しかし、二人の妖精は別の相手を所望する。
 アズールとアスマール、お互いの相手を交換。

感想:もう美術が綺麗。花が綺麗。香辛料綺麗。ヤシの木綺麗。建物綺麗。ライオンと鳥、素敵。
 アズール、綺麗。背景見てるだけで、幸せ。
 アラビアの花や香辛料は時代や地域をちゃんと調べて描いたそうだ。
 主題は…、違いを超えて仲良くやりましょうと言う事か。フランスにはアラブ人が大勢住んでいる。
 植民地にした後遺症か。
 あっちの言葉はわからなくても、要所要所でアズールが解説するし、表情で大体わかる。
 姫が危ない事をするたびに、怖い顔してお付きの人が何か言うが、叱ってるのはわかるもんね。
 姫、意外だったが、アズール達はジンの妖精と結婚するつもりなのだから、姫が妙齢な女性では駄目ね。
 お子様だが、しっかりした、頭の良い、活発な、魅力的なお子様。さすが、姫!
 姫が鳥に攫われて、宮殿は上を下への大騒ぎになっただろうなと思った。お気の毒。
 アズール、アラビアで暮らすんだろうね。お父様がお気の毒。嫌な人だったが。
 賢者ヤドアは元々アズールの国にいたが、先祖はよそから来た人達で、
アラビアの方が差別を受けずに暮らしやすいと。
 そうよね、中世はそうだった。やっぱり、アズールとアスマールがお互いを思い合う所が感動的よね。

関連サイト

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青春のいじわる他

「かみちゅ!」
原作:ベサメムーチョ 監督:舛成 孝二 脚本:倉田 英之 キャラクター原案:羽音 たらく
 キャラクターデザイン:千葉 崇洋 プロダクションデザイン:okama 音楽:池 頼広 
アニメーション制作:ブレインズ・ベース

第1話「青春のいじわる」
脚本:倉田英之 絵コンテ:舛成孝ニ 演出:舛成孝ニ/畑博之 作画監督:千葉崇洋

一橋ゆりえ(MAKO)は四条光恵(峯香織)に神様になっちゃったと報告。昨日の夜なったそうだ。
神様という単語に反応して三枝祀(まつり 森永理科)が来る。今日から心の友だそうだ。
祀の家は神社だった。何の神様かわからないゆりえを調べるため、祀はゆりえを屋上に連れて行く。
ヒーローは掛け声やポーズで力を発揮するから、ゆりえもそうする事を強制される。まずはラジオ体操。
恥ずかしさしか感じない。それに付き合っている光恵は木の下にいるカップルを見て、潤いが欲しいと思う。
すっかりばてたゆりえの体の上に「おまえはもう死んでいる」という書が描かれた半紙が落ちてくる。
上を見上げるともう2,3枚半紙が舞っていた。
屋上の階段上に上がるとそこには書道部と書かれた板が置いてあり、一人の少年が書道をしていた。
彼は二宮健児(宮崎一成)。「もう少しがんばりましょう」と書いている。
しかし自分の書が気に入らないらしく、「ちっが~う」とその書を投げる。
それを受け止めようとしたゆりえ、落ちそうになり、二宮、彼女の手を捕まえる。
(二宮に引っ張られ、はしごに頭をぶつけるゆりえ、かなり痛そう)
二宮、同じクラスなのに、ゆりえの事をまったく覚えていなかった。
書道部は二宮一人なので、部室を取り上げられたそうだ。で、ここでやっている。
(ところで、あの木製の小タンスや小机はどうやって上げたんだ?男の子って、すごいな)
二宮、去る。光恵が「二宮君って、変人」と言うと、「天才だってば」と主張するゆりえ。
そう、ゆりえは中学入ってからずっと二宮に恋していたのだ。(わかるぞ、私も好きだ!確かに変だが)
祀、風の強い日、屋上で告白するとその恋はぜったい実るという話を教える。風を起こせと祀。
思いを込めて、呪文を唱える。「何って言うの?」「神様で中学生なんだし、かみちゅ、で良いんじゃない」
「なんか変」「とりあえずよ。ほら、ラブな思いを込めてやってみて」
ゆりえ、ラブな思いを込め、「か、み、ちゅ!」と両手を上げ、はねる。
その思いは遥か沖縄の海に浮かぶ船に吊るしている青いシャツを揺らす。

 ゆりえと光恵、祀に連れられ、階段を何段も登って来福神社へ。
(ここは尾道だそうだ。こうしょっちゅう階段を上がっていれば、ヒップが上がるな)
ゆりえ、振って出すおみくじを見つけ、振る。光恵は吉、恋愛、ゆるやかにゴーゴー。ゆりえ、85番は小吉。
恋愛は嵐の予感。祀、妹の巫女姿のみこ(野中藍)を連れてくる。おかっぱの超可愛い子だ。(私好みだ!)
みこにはその手の力があるのだが、ゆりえが何の神様かはわからない。八島様に聞けないかと祀。
八島様、今はダメだそうだ。祀、イベントを行う。ゆりえを祀りたて、儀式を行うのだ。
祀の太鼓とみこの鈴の音に反応するゆりえ。彼女のはっくしょんで、部屋の中の物が吹き飛ばされる。

光恵、ゆりえを自転車の後ろに乗せて、自宅まで連れて帰る。ゆりえは疲れ果てていた。

ニュースで目覚めるゆりえ。台風ゆりえが観測されたのだ。つまり、台風の目がゆりえの顔。光恵から電話。
(テレビはブラウン管。電話は黒電話にカバーつき。北斗の拳がはやった時代らしい)
彼女も台風のニュースを見たのだ。二人、学校に行く事にする。外はゆりえ台風が接近中。
風で転がる空き缶を追いかける空き缶のもののけ(空き缶ころがし 中村大樹)。
(もののけ、神はokamaさんデザインだそうだ)
豆腐屋の看板ではとうふの物の怪(かわいい とうふちゃん 神田朱未)。
ちぎれるっと葉っぱの物の怪(コノ葉カマイタチ 大原崇)。
そして、風を表すのか、飛ぶ吹き流し付き目玉(ちび風 久保田恵)や超巨大金魚(先端に目玉 親玉風 うすいたかやす)が空を飛んでいる。
学校につくゆりえ。ゆりえ台風の顔がはっきり見える。学校には祀がいた。
示し合わせたわけではないが、心の友だから来るとわかったそうだ。光恵も来た。
祀、神社の知識を駆使して、儀式の場を作る。
ゆりえは台風が消える事を必死で願うが、願いは通じず、儀式の場は壊れる。
看板は飛ばされ、電線にひっかかって、停電。
「神様なのに、何にも出来ないのっ」、嘆くゆりえの腕に半紙が張り付く。上を見上げると半紙が舞っていた。
なんと、二宮君、台風から部室を守ろうとしていたのだ。二宮、竜巻に吸い上げられる。
ゆりえ、二宮君を助けたい一心で、思いっきりのラブを込め、「か、み、ちゅっ!」と言いながら、
はしごから手を放し、落ちるに任せる。
彼女の髪が伸び、風の物の怪が、彼女を二宮君の所に連れていく。ゆりえは二宮君を捕まえる。
竜巻は消え、ゆりえ台風は笑顔になる。消える台風。ゆっくりと落ちていく二人。
ゆりえ、祀の言葉を思い出し、「好きです」と告白。しかし二人が到着した先は屋上ではなくプールだった。
「あんた、誰?」二宮君、ゆりえの事を覚えていなかった。

起きてみると昼。街は台風の後始末中。神様になった事をみんなに知られる。
二宮、「いち、はしさん?」と以前より進歩。正解は「ひとつばし」だが。
「神様、ネットが倒れてるの。なんとかできな~い」と女子生徒。「気楽に頼るな!神様だって大変なんだ!」

感想:主人公が可愛過ぎて、好みではないが、まあ、神様だから、良いか。
みこちゃんが超可愛くて好きで、主人公は可愛過ぎると文句を垂れるのはなぜ?基本地味だから、私向きね。
もののけ達、超可愛い!ありがとう、okamaさん。
ゆりえと二宮が落ちる所はもろ、千と千尋の神隠しを思い出したが、まあ、みんな基本考える事は同じだから。
題名は菊池桃子の歌から。知らない歌だ…。
MAKOさんはド新人さんだそうだが、声が気に入ったので、採用との事。
おかげで「かみちゅ」のちゅの部分がうまく言えないと何回も取り直すとかしたらしいが…。
良いんじゃない、声は大事だ。

関連サイト
ゆかねカムパニー2尾道
きてみんさい広島県尾道市尾道
隙間風R.O.D
アニメ『かみちゅ!』舞台探訪レポート
かみちゅ巡礼

第2話「神様お願い」

脚本:倉田英之 絵コンテ:舛成孝二 演出:高島大輔 作画監督:藪野浩二

英語の時間。英訳をやれと言われる神様ゆりえ。緊張感みなぎる英訳。
神様になっても変わらないとみなは笑うが、祀は一人不満顔。
「かみちゃ~ん、体操服貸して」とよそのクラスの子。その様子を見てやはり不満顔の祀。
「ティルミット反応」(聞いた事も無い。高度な授業だな)の授業。
どじをし、「どじだなあ、神様は」と笑われるゆりえ。「なめられてるわ」祀、消しゴムにシャーペンを突き刺す。
祀、前と同じでは駄目だと主張。みんなの前で神様らしい事をしてないから、なめられるのだ。
祀、ゆりえ祭りを企画。放課後、祀の神社に行く御一行。みこちゃんが帰ってくる。
(みこちゃんは弓道部かな。かわいいなあ~。私はオヤジか)
みこちゃんに本殿を開けてと祀。八島様にご挨拶するため。ゆりえがうちの専属の神様になるから。
祀が勝手に決めたのだが。「おいでませ」と本殿に拝む四人。出てきたか、みこちゃんに聞く祀。
みこちゃん、告白。八島様は三ヶ月前からいないのだ。お父さんが傷つくと思って言い出せなかったのだ。
それを聞いた父(光雲 岩尾万太郎)、宮司引退を決意。神社は娘達にゆずり、畑作りに専念。
父は神主の才能がまったくなく、家計は大赤字、家具も差し押さえられていた。
(神主の才能ではなく、経営の才能だろう。祀ちゃんは企画力があり、良い。
神主って確か学校かなんかで資格もらうんじゃなかったけ。和楽器も習うのよね)
祀達の窮状を聞き、何か出来る事ないか聞くゆりえ。祀、ゆりえに字を写してもらう。
八島様が他の町に行ったのではないかと光恵。そんな度胸は無いと祀。
「地元の神様だし、家出ごっこをしたがってるだけよ」子供の頃はよく話してたそうだ。
「いまでも八島様、お姉ちゃんの事が…」口ごもるみこちゃん。(えっ、八島様、祀にラブなの?)
字を書き終えるゆりえ。なんと神様ゆりえの書いた字のおふだを貼ると、普通人もオーラを見えるようになるのだ。光恵の目にもゆりえの後光がバッチリ見える。
ほんとは姿も変わって見えるそうだが、ゆりえの字が下手なので、そこまでの力が出ないそうだ。
四人、お札をつけて町へ。光恵の目にも物の怪達がバッチリ見える。誰も八島様の行方を知らない。
(とうふちゃんとなっとうさんは出来ているそうだ)
夕焼けの中、四人突堤のベンチに座る。彼女らの前に釣られた黒鯛(?)が落ちてくる。
はりせんぼんの物の怪が釣ったのだ。(食べるのか?)「大物ですぜ、兄貴」サメの兄貴が海から現れる。
サメの兄貴に神様の集まる場所を聞く祀。まんぼうの爺さん(マンボウじいさん 堀本等)が教えてくれた。

山の天辺の神様世界への入口に来る四人。「神様ご休息センター入口関係者以外立入禁止」の文字。
つまりゆりえしか行けない所。ゆりえ、入口に吸い込まれる。
(このモデルの山。蚊がたくさん出て大変だったそう。夏の自然に、虫よけスプレーはかかせない)
ついた先で、無様に倒れるゆりえ神様。目の前は瑞雲たなびく(そうか?)、水浸しの、所々山が出ている世界。鳥居が水の上に立っている。分福茶釜の狸の船頭(船頭茶釜 うすいたかやす)の小舟に乗るゆりえ。
水の下では、七色にきらめく竜神様が泳いでいる。たぬきさんは最近八島様を見てないそうだ。
鳥居の向こうは建物がいっぱい建っていて、神様達がいっぱい。
いっぱいいすぎて、八島様の事を知らない神様も。万物の数だけ神様がいるそうだ。
太鼓橋の上でなごんでいると鐘の音がする。うるさ過ぎるほど鐘が鳴る。三か月ほど前からこうなのだそうだ。
もしやと鐘のある所に向かうゆりえ。何度も叩かれて泣いている鐘カメ。(うまく叩けば泣かないそうだ)
溜息をつく犬和尚(杉山紀彰)。やはり、鐘をついていたのは八島様(岡野浩介)だった。
自分の中のビートを抑えきれないそうだ。

一方、光恵達。周りはすっかり暗くなっている。お札の効き目は切れている。
「もうちょっと字がうまくなってもらわないとねえ」と祀。
「良いけど、あんまり無理させないでよ。あの子、結構単純なんだから」と光恵。光恵の額を叩く祀。「蚊よ」
祀の額を叩く光恵。「ほんとだ」二人、にらみ合う。

八島様、バンドをやりたいそうだ。ロックとか、パンクとか。今年の正月の弁財天様のツアーを見て思ったそうだ。(芸事の神様じゃん。神格が違うじゃん。まあ、やりたいと言うのなら…)
「自分の可能性を試してみたいって。
それで東京に出ようと思ったんですが…、一人じゃ心細いのでまずここでメンバーを集めようって」と恥ずかしげに言う八島様。(聞いてるこっちが恥ずかしい)
「祀ちゃんちじゃダメなんですか」
「あそこから出たかったんです。…新しい世界に行きたかった。
でないと、僕はいつまでも、田舎の神様で終わっちゃう気がするんです」
「みこちゃん、心配してましたよ」「そう、ですか」
「八島様の気持ち、難しくて、よくわからないけど、あたしは、町が、好きだから、…でも、あの、黙って家出するの、はいけないと思います。
みこちゃん、大変だったし、地元のみんなは八島様がいるって思ってお参りしてるんですから、そういう人ほっといていくのは、良くないかなあって。あっ、ごめんなさい、神様に向かって偉そうに」
「あなたも神様ですよ、ゆりえ様」「あたし、ただの中学生だし、なりたてだし、様なんて…」
「いいえ、あなたは私よりずっと大きな力を秘めていらっしゃる。それにまっすぐな心も。
ゆりえ様と呼ばせてください」
「じゃあ、戻ってくれますか」「はい、喜んで」「良かった」
「それが良い」と犬和尚、「おまえにはあの町が似合ってる。悲しいぐらい才能も無いしなあ」
「地元でもバンドは出来るさ」「あきらめてねえのかっ」「もちろんですよ。夢はメジャーデビューですから」

ゆりえと八島様、現実世界に帰る。みこちゃん、千尋のおにぎり場面のように「良かった」と泣く。
(こんなかわいい子を泣かせるなんて、私がしばいたろか)
あやまる八島様。祀、「ちょっと、私には謝罪なし?」と八島様に言う。「どうせ見えないじゃん」と光恵。
「気持ちの問題よ」「そう」二人にらみ合う。八島様、光恵の体を借りる。
立ち上がって、祀に対する光恵に、構える祀。「ご無沙汰してます」「えっ、八島様?!ほんとに?!」「はい」
「久しぶりじゃない」「どうも、ほんとに、ご迷惑をおかけして」「ううん、許してあげる」「すみません」

ゆりえちゃん祭り。大盛況だ。みこしに乗った恥ずかしそうなゆりえ登場。
(あんなに揺られて酔いそうだが、緊張感で酔わないか)
カッコよく射的をしている光恵様、神社の階段に座っているカップルを見て潤いが欲しいと思う。
みこちゃんに何か頼まれる光恵。ゆりえ、書をしたためている二宮君に会う。相変わらず、誰か忘れている。
名前を言われて、思い出しただけ進歩。彼がしているのはバイト。祭りで使う書を頼まれるのだ。「健児君…」
「あっ」「ええと、ええと、…二宮君は私が神様って信じます?」「えっ、そうなんじゃないの」「はい、一応」
「じゃあ信じるよ。どっちでも良いし」落ち込むゆりえ。「でも神様ってすごいな」「はい?」
「みんなをこんなに幸せそうに出来るんだから」祭りを楽しんでいる大勢の人々。八島様も楽しんでいる。
そして八島様、光恵ちゃんの体を借りて、ギターを弾く。手拍子をするみこちゃん。犬和尚もいる。
「俺もそんな字を書いてみたいよ」ゆりえちゃん、出番で祀に呼ばれる。
書を持って行ってくれと二宮に頼まれるゆりえ。一番上の書を見て喜ぶゆりえ。「恋愛成就」と書いてあった。
「このたび神様になりました一橋ゆりえです。なりたてです。新米ですがよろしくお願いします」
人も物の怪も拍手。「では一曲歌っていただきましょう。曲名は神様お願い。張り切ってどうぞ」「ええっ!」

感想:八島様、美形だが、頼りない。来福神社の未来はゆりえにかかっているな。
光恵ちゃん、これからも八島様に便利に使われるのか?少しは恩恵があるのか?
「神様、お願いいだあ~。僕の、あの人~に~、会いたいのさ~」ショーケンの歌らしい。これは知ってる。
ジュリーじゃなくて、ショーケンね。あっ、オープニングのスタッフの紹介の仕方が好きです。

関連サイト
ねこにこばん 画像
るるティー 光恵VS祀画像
アニメをレビュってこ~犬和尚画像

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女用心棒バルサ

「女用心棒バルサ」精霊の守り人 第一話 ☆☆☆☆
 原作:上橋菜穂子 キャラクターデザイン:麻生我等 作画監修・作画監督:後藤隆幸 ストーリーボード:荒川直樹 美術監督:竹田悠介 音楽:川井憲次 監督・脚本・絵コンテ:神山健治 演出;河野利幸

 新ヨゴ皇国にやってきたバルサ(安藤麻吹)。ヨゴは田んぼが沢山あり、豊かそうな国だった。
 彼女は男(武藤与志則)に「女の武人とはめずらしい。カンバルから来たのかね」と問われ、「まあね」と答える。 短槍のメンテナンスにこの国に来たそうだ。
 「メンテナンス?ヨゴはカンバルと違って何でも手に入る。もっとも金があればの話だがね」
 「かもね。だが金を持っていると、どこに行っても同じ生き方をしてしまう。
けど金が無ければ、その場に合った生き方が出来る。それはそれで悪くない」
 「ほう~。若いのに面白い事を言う」彼女はちょっと笑い、「もう若くないよ。今年で30だ」と言って空を見上げる。 男が王族の一行が向こうにいる事を知らせる。
 バルサがいる橋の上流の橋を牛車を中心にした行列が通っていた。
 バルサの周りの人間はみな、額ずいていたが、バルサは自分はこの国の人間ではないと、
そのまま歩き去ろうとする。
 牛車を曳いていた牛が橋の真ん中で突然暴れだし、牛車の中にいた人が川に落ちる。
 バルサは荷物をおろし、槍に腕輪(?)から引っ張り出した糸を結びつけ、槍を木に投げつけ、自分は糸を持って川に飛び込む。流れてきた人を追いかけるバルサ。
 それは少年で、ようやく彼を捕まえた時、川上から牛や牛車が流れて来、二人は川に沈む。
 その時二人は球に包まれていた。バルサは少年を川べりに無事助け出す。
 「おまえら下賎の者が、王族を見てはならん!」と下々の者に頭を下げているよう命令しているお付の者達。
 バルサは黙って去る。

 タンダ(辻谷耕史)が橋の板をドンドンと踏みつけると、
下にあった小屋から少年(トーヤ=浅野まゆみ)が出てくる。
 タンダはその少年からバルサが来たか知ろうとしたらしい。
 バルサがいなくなってから2年、そろそろ来てもおかしくない。

 屋台街で食事中のバルサは剣呑な感じの4人連れに気づく。
 4人連れに聞かれたらしい女がバルサの方を指差しているのだ。バルサは食べるのを止め、金を置いて去る。  暗い裏道で4人連れに挟みうちにされたバルサ。
 彼らの中の年配の者が王族を救った武人について聞いてきた。
 「さあね」と答えた彼女に、白刃を向けるもう一方から来た2人。
 彼女は2人を軽くいなし、剣を抜こうとした3人目に槍を突きつける。
 彼らは二ノ妃から命令されて王子を救った人間を探していたのだった。
 今の事でバルサがその武人であると確信した。
 バルサは二ノ宮に連れて行かれ、もてなしを受ける。
 景色の良い風呂場で湯浴みし、山海の珍味がずらっと並べられる。
 バルサは報奨金をもらい、一部屋はある布団が敷かれている部屋に案内される。
 布団に寝っころがったバルサだが、人の気配に気づく。二ノ妃(篠原恵美)だった。
 彼女は眠たげな皇子(チャグム=安達直人)を連れていた。
 二ノ妃はバルサに皇子を帝の刺客から守ってくれと頼む。牛車の事だけでは無かった。
 半月前にも湯治場の湯が噴出し、あやうく命を落とす所だった。
 二ヶ月ほど前、皇子は夜な夜な妙な事を口走るようになり、星読み博士に寝姿を見させたら、
彼は得体の知れぬ物がこの子の身体に取り付いていると言う。
 星読みは聖導師に相談、聖導師から帝に話が行ったのだろう。
 この事が知れたら、神の子である帝の威信が傷つく。二ノ妃はバルサに宝石、金貨一山を差し出す。
 「お妃様、お話は大体わかりました。ですが、これはあまりにも卑怯な仕打ちでございます」「どう言う事じゃ」
 「皇子の命を救った褒美が命を奪われる事では、卑怯とも言いたくなる」
 「誰も、そなたの命を奪うなどとは申しておらぬ」
 「そうでしょうか。私のような身分の者がこんな話を聞かされたら、お妃様の願いをきく以外に選ぶ道は無い。
ですが、ききいれた所で命の保障も無い。しかも、お妃様は度を越した世間知らず。
宮の紋章が入った宝石など使えば、たちまち足がついてしまいます」
 「そうか。けれど私の自由になるお金は、それしかないのじゃ。
…確かに、この秘密を知った者をただで生かしておくわけにはいかんな。
バルサよ、今ここで死ぬか、皇子と生き抜く希望にかけるか、どちらかを選べ!」
 「お妃様と言えど、心を許せる手勢は少ないようですね。
後ろの部屋に二名、廊下に三名、この者達を入れて七名とは、哀れだ」
 バルサは素早く槍を足で蹴り上げて手に取り、妃達に突きつける。
 「動くんじゃないよ!では、まず宝を頂きましょうか。そら!」
 報奨金が入っている袋を宝石や金貨が山になっている所に投げ出す。
 「それに入るだけ入れな!お妃様、先ほどなぜ私が用心棒をしているのかと聞かれましたね。
私は、ある事情から、八人の大切な人の命を奪ってしまった過去がある。
ですから、その八人の魂を弔うべく、それと対等の命を救うまで、用心棒稼業を続けているのです」
 「八人の魂…」「皇子を引き受けましょう」二ノ妃は嫌がるチャグムに自分の耳飾りを渡す。
 バルサは皇子の寝間に火をかけて、逃げ道まで案内しろと言う。
 皇子を連れ、出て行こうとするバルサに二ノ妃が声をかける。
 「バルサよ!わが息子の命、そなたが救う何番目の命じゃ」「八人目の命にございます」

感想:実はこの原作は読んでいる。一冊目だけ、つまりこの話しだけ。
 それなりに面白かったけど、続きをわざわざ買うほどではなかった。とても人気があるみたいだけど…。
 ナルニアだって2冊目以降が良いんだもんね。ハリポタも後の方が良いし。今回は丁寧に作っていて好印象。
 美術が綺麗。バルサは不細工とは思って無かったけど、タンダが良い男だな。まっ、良いか。
 でも、美形ばかりだとつまらないぞ。
 「彩雲国物語」最後まで見ちゃったが、あれの欠点は美形ばかりな事と思っているもんね
(後、名前をさっぱり覚えられない事。
私は笛の人と、仮面の人と、お父さんと、おじ様と、ひげ生やしていて後に剃っちゃった人が好きだ。
後、死んじゃった美形の悪役も好きだ。王もちょっぴり好きだ。名前は覚えていない……)。
 美形じゃない人間を魅力的に描く事は可能だ。30才って確かに見た目はそれほど年に見えないね。
関連サイト
囲炉裏端の鍋

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アリーテ姫

「アリーテ姫」2000年 日本 ☆☆☆☆☆
監督・脚本:片渕須直 プロデューサー:田中栄子 作画監督:尾崎和孝 美術監督:西田稔 色彩設定:林亜揮子 原作:ダイアナ・コールス「アリーテ姫の冒険」音楽:千住明 キャラクターデザイン:森川聡子 

最後まで書いています。注意!

 ガラスを吹いている者。ろくろで土をこねている者。布を染めている者。
 『本物の魔法使いのものとは違うけれど、人の手には、確かに魔法のようなものが備わっている』
 「だとしたら、この手にも…」少女(桑島法子)、自分の手を見る。
 少女、針仕事をやらせてくださいと親方に頼む。しかし女の子は徒弟として雇う事は認められていなかった。
 少女、秘密の通路を通って、塔の上の自分の部屋に帰る。
(途中飛び越えなければいけない穴付き。姫は気づかなかったが、後ろをついて来た者が…)
 少女はこの国の姫だった。アリーテ姫お食事。外でラッパの音が。
 沢山の殿方の間からお一方を選ぶため王様が下された宝探しの難題の期限の日だからだ。
 妖精が踊っている水晶、永久に回っている金製の輪、さまざまに変化する液体、歩く宝石箱、金の表紙の本。  今は滅びし魔法使い達の遺産。

 姫、夜になり、又あの抜け道からこっそり部屋を抜け出す。宝を収める部屋に入り、本を開く。
 そこには黄金の鳥のような飛行物体が飛んでいる絵があった。姫、本を部屋に持って行く。
 そして改めて本を見る。火を噴く箒に乗っている人、背景にはダ・ヴィンチのヘリのようなので飛んでいる船。
 バベルの塔。
 『かつて人が手に入れ、今ではもう失なわれてしまった不思議の数々。
その一つ一つの業の素晴らしさにまして、私の心が高まるのは、そうした全てを作り出した、
人と言うものの可能性に、思い当たるから。
それならば、私の中にだってあるかもしれない。
魔法使い達は死に絶えてしまったけど、この城を造ったのは人の手。このテーブルだって誰かが。だったら…』   姫、自分の手を見る。外の窓から侵入者、結婚を申し込んでいる者達の一人ダラボア(竹本英史)だった。
 今日の事では結婚相手を絞りきれず、再試合となったのだ。宝探しのやり直し。驚く姫。
 「それも、姫君のお指図でありましょうに」「ぇえっ!…うん」
 「いかなる困難を何度申し付けられようとも、姫君の心を射止めるもっとも素晴らしい宝を持ち帰るのは、この、
ダラボアと決めているのです」
 『そうして又大臣達は、魔法の宝を手に入れる。この人だって、私と同じ…』遠国での冒険を語るダラボア。
 頭の両側にこうもりの翼のようなものをパタパタとさせ、
顔の正面にはなにやら不気味にのたくる大蛇のようなものが気味悪く動く怪物を倒したそうだ。
 何かに思い当たる姫。(それって、もしかして、象………)そして邪教の寺院で宝を手に入れたそうだ。
 「草しか食べないって…」「えっ」「その鼻の長い、大きな動物。賢くて、家畜にもなる」「それは…」
 「それは、本で…」チェスでダラボアに勝つ姫。
 「窓の外…」と突然言う姫、「姫君の花婿となって、治めたいんでしょう、この国を」「男と生まれたからには」
 「だったら、窓の外…」窓の外を見るダラボア。「そして、想像力をたくましく、思い切り!」夜、家並みが見える。 「それがあなたの相手にしようとしてるもの」「おお、この全てが我が物となるかと思えば…」
 「沢山の屋根の下、沢山の人達。みんな自分の心を持っている。それがこんなに沢山。
もう圧倒されてしまいそう。そうではない?」
 「…そんなものがいかに束になろうと、このダラボア…!」
 「意味があるの!その心の一つ一つ!私だって…。私にだって…。ちっぽけだけど…」「姫君…」
 「そ、その国の人達だって、家畜を殺し、大切に拝んできた宝を、
盗もうとする強盗を取り押さえようとしただけだと…。
みんな少しは自分以外の心の事だって、思い量らなきゃならないのよ」
 ダラボア、去る。別の男が来る。その男、遠いアフリカのバラとか称するものを姫に捧げる。
 姫、そのバラを東の花壇から持ってきた物と看破する。男、去る。魔女(こおろぎさとみ)が来る。
 お子様だった。
(姫もお子様だが、美少女じゃないし。でも、姫の気概はカッコいいぞ。
騎士達にはちょっと気の毒したかもとは思うが…。二人とも大変な思いをしたのよね)
 姫を秘密の通路で追っていたのは彼女だったのだ。彼女は魔法の力の源を盗まれたのだった。
 あれが無いと元に戻れない。魔法の宝が集まると言うので来たのだった。
 その源とは水晶に良く似たものだった。しかしここにはそんな物は無い。
 それがあれば誰にでも魔法が使えるのかと姫が聞くと、そんなに甘いもんでは無いそうだ。
 水晶は遺伝子に人工的に刷り込まれた能力を増幅するための触媒なのだそうだ。
 それが無ければ永遠の命もこれまで、この姿に一つずつ歳を重ね、いずれ老いて死ぬ。魔女去っていく。

 次の日、本物の魔法使いボックス(小山剛志)が現れる。彼の要求は姫を我が妻に。
 しかし塔には姫君はいなかった。姫君は城下を出ようとした所を捕まる。
 「みんな、職人の小さな徒弟ですら、自分が何者か知っている。だのに、私はまっさらなまま。
だから…!、あの門を出て、お姫様なんかじゃない何かになろうと…!
外の世界に待つ挫折でさえ、今の私は味わいたい!」
 彼女の発言を聞き、呪いかと言う人々。私はまだあきらめないと、大臣達の前から去ろうとする姫。
 魔法使い、アリーテ姫を真っ白なたおやかなる姫君に変える。
 姫、心ここにあらずのふぜいで、魔法使いの求婚を受ける。
 魔女、姫に三つの願い事をかなえる指輪をあげて、自分の人生を歩むために出て行く。
 魔法使い、この城を継ぐまではわが城でと、姫をダ・ヴィンチ風ヘリで連れて行く。そこは荒れ果てた城。
 魔法使いは元はカエルだったものを魔法使いが人間に変えたグロベル(沼田祐介)が変化した姿だった。
 ほんものの魔法使いは元から城にいて、水晶玉に計画をプログラムしたのだった。姫は地下室に。
 鍵はカエルに変える。姫、ねずみがいっぱいの汚い地下室を指輪の力で綺麗に変える。
 なぜ魔法使いは姫を連れてきたのか。水晶玉の予言でアリーテ姫が魔法使いの寿命を縮めると出たのだ。
 ボックスは同属がどこかに生き残っていて、救いの手を差し伸ばしてくる事を信じていた。
 遠くの夜空を通り過ぎていく星が、いつか俺を見つけてくれる…。

 夜、沢山の流れ星。魔法使いの仲間達は星空に小さな人口の月を浮かべた。
 それが時を経て、軌道を離れ、分解し、大気圏に降り注いでいるのだ。グロベルが星のかけらを拾ってくる。
 そこには絵が描いてあった。

 姫、魔法の指輪で刺繍道具を出す。

 魔法使い、姫に宝探しをさせる事を思いつく。しかし地下牢の鍵のカエルはどこかへ行ってしまっていた。
 グロベルは鍵カエル探しに奔走する。
 城の下にある村の、魔法使い世話係りアンプル(高山みなみ)がグロベルの代わりに食事を持ってくる。
 彼女は上の窓の鉄の桟を壊そうとするが、壊れない。
 姫が下の扉が開いてるかどうかも試していないと聞いて、アンプル試してみる。残念ながら閉まっていた。
 アンプルは村の話をする。村は長いこと水に不自由していた。
 彼女の婆ちゃんが娘時代の時、魔法使いがやって来た。
 魔法で水を出す代わりに、飯を食わせろと言ってきた。彼女は今に井戸を掘ってやると思っていた。
 昔はこの当たり一面緑だった。
 『話したい。この人と話を。私の、本当の心の声で。私はここにいるのに!私は…ここに…』
 アンプルは長いこと一人ぼっちで耐えなきゃならない時は、お話をこしらえて過ごすと言う。

 姫、刺繍のための糸が無くなり、物語をこしらえようと思う。姫、自分自身の物語を心に描く。
 姫、自分の物語にドラゴンも鼻の曲がった魔女も出ない事に気づく。そして魔女の事を思い出す。
 「おやおや。人生には何か意味があると、まだ信じてるのかい」「当たり前じゃない」
 自分のその言葉を思い出した途端、魔法使いの魔法が解け、元に戻る。
 さっそくドアを開けようとするが開かない。ベッドを壊し、上の方にある窓まで行こうとするが、窓は狭すぎる。

 魔法使いは姫に下す難題を見つける。

 姫は床下に水の音を聞き、床を壊し、水路を行く。しかし水路には柵がしてあった。
 ようやくグロベルが鍵カエルを見つける。姫は元のたおやかな姫君の格好に偽装する。
 魔法使いは姫に北の高い岩山の金色の鷲の目に嵌っているルビーを持って来いと命じる。
 三つの難題全てを解き明かせば自由だと魔法使いは言う。姫外に出る。
 魔法使い、一歩でも逆にたどれば、その頭にいかづちが降る事を姫君の気高き名にかけ、
指輪の魔法に誓えと命じる。
 姫がその通りにすると、姫の上空にいかづちを放つ雲がわく。
 しかし、姫が後戻りしてみても、いかづちは降らなかった。姫は今では気高き姫君では無いからだ。

 水晶で姫の姿を見ようとする魔法使い。アンプルの後姿しか見えなかった。
 水晶を直せない魔法使いに疑問を感じる言葉を発するグロベルを、魔法使いは元のカエルの姿に戻す。
 姫、本を見て、水蛇の小石の事が書いている文を発見する。
 城の噴水の上に置いたあった壷の中にそれはあった。
 姫、それを取り出し、壷に入れ、ヘリに乗せて、荒野に降らそうとする。
 故障していたヘリの金色の回路の途中が途絶えている事に気づき、指輪をそこに当てる。ヘリ、舞い上がる。
 しかし途中でヘリは落ちてしまい、水は城の中に降り注ぐ。

 魔法使い、アンプルを求めて村まで降りる。村人に言われて、水が出ていない事に気づく。
 城の壁を壊そうとしている姫。それに気づく魔法使い。魔法使いは実は大した魔法は使えなかった。
 彼らの大陸は海に沈んだのだ。その時、彼はまだ子供だった。
 彼が出来る事は物を役に立たない物に変えることだけだった。魔法使いは、城を自分の巨大な歩く像に変える。 しかし像は壊れ、そこから水が溢れ出す。その水に飲まれて、魔法使いは水晶を失くしてしまう。
 巨大な湖が出来、荒野は緑に覆われる。

 水晶を一生懸命捜す魔法使いに、もっと別の魔法があると言うアリーテ。
 目を閉じて、思い浮かべる、一番行きたいと願う場所。魔法使いの一番楽しかった場所。海辺。
 アリーテは海を知らなかった。小さい魔法使い、寄せ波を避けて走る。母…。
 「今、遠い浜辺に立っていた?千年もの時を飛び越えて、すごい魔法が詰まってるのよ、人のここには。
そして、それは未来へ向ける事だって…」
 彼が家族と浜辺にいたのは星へ旅立つ船を見送るためだった。

 アリーテ姫、金色の鷲を見に行く。そこには本当に金色の鷲がいた。
 『とうとう見た。本当にまだ生きていた。主も無く、千年も同じ空を飛び続ける金色の鷲。
どんな力によって…、何のために…。おまえを造った人は何を考えて…。人の心は不思議。
理解しつくす事など、とても出来ない。でも、あんなに高く…!』
 アリーテ姫、港まで荷馬車に乗せてもらう。『私は生きよう、この大地に生きる、人の間で』そして船に乗って…。

感想:「SFが読みたい」御推薦のアニメ。
 ヘタな批評家より、私とは相性が良いので、NHKの衛星でやると聞き、楽しみにしていた。
 期待を裏切らない出来。「エウレカセブン」で泣かない私が、こっちでは涙ぐむ。相性なんだろう。
 悲しい話ではない。
 でも、涙が出てくるのは、やはり主人公の気概、想い、自分で考えようとする所、そして遠くを見つめる目が、
私の感性に合うのだろう。
 塔に閉じ込められていた姫君は、遠い、危険もある世界で生きる事を選んだのね。
 魔法の力があるわけでは無い、力が強いわけでもない、普通の人よりは賢いが、あんな小さな姫君が、
世界を選ぶなんて泣けてくる。
 SF好きとしては、裏にSF的な裏づけがあるのも嬉しい。絵も可愛らしく良い。姫には惚れちゃうね。
 それに、誰も死ななくて、良い。アリーテ姫には合っている。あの魔法使いでさえ、死なない。
 永遠には生きないけれど。

関連サイト
児童文学評論
アリーテ姫の杜

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老人Z

「老人Z」☆☆☆☆☆
原作・脚本・メカニックデザイン:大友克洋 キャラクター原案:江口寿史 作画監督:飯田史雄 音楽:板倉文 監督:北久保弘之

最後まで書いています!注意!!

 三橋晴子(横山智佐)は看護学員の学生。
 彼女は寝たきり老人高沢喜十郎(松村彦次郎)の世話をするボランティアをしていた。
 今日ももらした喜十郎老人のペンダント式無線発信器に呼び出された。
 彼女が干した洗濯物を取り込んでたらドアを叩く音が…。
 喜十郎老人は厚生省の新しい(在宅の心臓病等の持病を持った独居老人に関する)事業のモニターに選ばれたのだ。

 晴子は友達から喜十郎老人の看護装置Zのお披露目があると聞きその会場にかけつける。
 その装置は下の世話までしてくれて、娯楽も完璧、そして健康管理も万全だった
(セキュリティーシステムもついている)。
 装置には第六世代のコンピューターが付いていた。自ら成長し発展するコンピューターで原子力で動いている。 しかし機械に囚われた感のある喜十郎老人の姿は快適そうには見えなかった。

 学院に帰った晴子に友達が彼女のパソコンの異状を知らせてくる。「HARUKO」の文字だらけの画面。
 彼女がアクセスしたら、異状は周りのコンピューターにうつり、助けて晴子さんの文字が流れ続けるのだった。
 晴子は友達三人と喜十郎老人を助けに行く。しかし見つかってしまう。
 彼らが去ろうとすると「晴子さん、助けて」と声が聞こえる。装置から喜十郎を引き離そうとする晴子。
 しかしすでに細胞の単位で喜十郎と装置は繋がっていた。厚生省の寺田卓(小川真司)と争う晴子達。
 喜十郎の装置が動き「晴子さん、帰ろう」と言う。装置と晴子達は逃げ出す。
 アパートに帰るが、寺田達が来、装置を作った会社の長谷川良彦(近石真介)が装置のスイッチを切る。

 晴子の勉学の場の病院にはハッカーのお爺ちゃん達(槐柳二、青野武)がいた。
 そのハッカー爺ちゃんに喜十郎の装置のハッキングを頼む。
 ハッカー老人によると第六世代のコンピューターはバイオコンピューター、つまり生体部品、
生きた物質で出来たもので、日本のものではないとの事だ。
 開発に成功したのはペンタゴンだけらしい。ハッカー老人はアクセスする事に成功する。
 しかしコンピューターは反応しない。
 晴子は喜十郎の妻ハル(斎藤昌)の写真をハッカー老人に見せて、この人の声を作ってくれと頼む。
 ハルの声を聞いて反応する喜十郎。苦しくないかときかれ、苦しいよ、助けてくれと喜十郎。
 ハッカー老人は装置を立たせる。歩き出す装置。装置は暴走し始める。
 コンピューターはハルの声を使い始める。Zにどこに行きたいかきかれ、鎌倉に行きたいと喜十郎は言う。
 晴子はZのいる場所に向かう。鎌倉の海へ向かうZ。寺田と長谷川が乗ったヘリに無理矢理乗る晴子。
 Zを追いかけていて、寺田がヘリから落ちてしまうがZに助けられる。寺田はZに海へ行かせると約束する。
 しかし長谷川は軍事用プロトタイプをZにけしかける。Zはプロトタイプを倒し、海に向かう。
 第二の軍事用プロトタイプとトンネル内で対決するZ。Zは喜重郎を晴子に預ける。
 晴子の同級生の前田満(辻谷耕史)が車でかけつけ、それに乗って前進する晴子達。
 しかしZが暴走し、晴子以外は自動車から出られなくなってしまう。
 ハッカー老人が晴子にコアチップをつぶせと連絡してくる。晴子に酸素ボンベを渡す寺田。
 晴子はコアチップをつぶす。

 長谷川は逮捕される。喜十郎は晴子の病院に移される。喜十郎が「もうすぐウチのが迎えに来る」と言う。
 大仏を動かしてZが迎えに来る(喜十郎の猫のしわざだ)。

感想

 はるさんのイメージは東京物語の東山千栄子よね。
 あんなふうにしゃべられるとZに対抗する方が悪人に思えてくる。鎌倉の想い出の映像は良かったです。
 あるブログでハルは「2001年宇宙の旅」のHALにかけていると書いてありまして、
それには気づきませんでした。

 大友克洋の世界に江口寿史さんの目のキャラは違和感がありましたが、
話しが面白いので気にせずに見ました。
 又あるブログで「MEMORIES」の「最臭兵器」のノリと書いていらっしゃる方がおられましたが、ああ、確か私、あの映画の中で一番好きな話しが「最臭兵器」なんですよね。
 自分の趣味を思い知らされた気分。

 厚生省のおじさんとハッカー老人達、好きです。良いですよね、元気な中高年。
 確かにあのZの暴走は「AKIRA」の鉄雄の暴走と一緒ね。こちらは「AKIRA」ほど深刻ではないけど。
老人Z HDマスター版

関連サイト
WEBアニメスタイル アニメの作画を語ろう

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コゼットの肖像 特別版

「コゼットの肖像 特別版」 ☆☆☆☆
脚本:関島眞頼 オリジナルキャラクターデザイン・共同作画監督:鈴木博文 共同作画監督:千葉崇洋 プロダクションデザイン:okama 音楽:梶浦由記 アニメーション制作:童夢 美術:東潤一 飯島寿治 撮影・脚色・再編集・監督:Higuchinsky 美術監督:イースター姫組 監督:新房昭之

最後まで書いています、注意!!

 明峰美大の倉橋永莉(斎賀みつき)はアンティークの店、香蘭堂でアルバイトをしていた。
 香蘭堂は伯父(叔父?)の店で、伯父自身は今現在ヨーロッパを放浪していた。
 伯父が送ってきたベネチアグラスとキュリオケース。
 そのベネチアグラスの中に彼は美少女の生きて動いている姿を見る。彼は彼女の肖像画を何枚も描く。
 そして出会いから七日目、彼が店を出ようとすると「行かないで」と言う少女(井上麻里奈)の声が聞こえた。
 ベネチアグラスが光りながら浮かび、彼は少女が男に殺される所を見る。その男の顔は永莉の顔だった。
 そして少女にグラスの中身を飲んでと言われ彼は飲み干す。

 18世紀のキュリオケースが売れた。骨董好きの愛人への贈り物としてだった。
 永莉の女友達、真滝翔子(永莉にホノ字、豊口めぐみ)がキュリオケースの掃除をしていたら、後ろに扉があり、あの少女の肖像画があった。
 それには「コゼット・ドーヴェルニュへ 愛を込めて マルチェロ・オルランド」と書いてあった。 
 永莉達はキュリオケースを愛人の元へ運ぶ。
 すると永莉にはキュリオケースの前に座り悲しい目で見つめるコゼットの姿がはっきりと見えた。
 一度は家に帰るのだが、少女の悲しい目が気になり愛人の家へ行くと、買い主と愛人は死んでいた。
 そして血(?)のように紅い物が彼の体に入り、彼は異形の者に変貌する。
 異形の者はコゼットを襲うが、その鉤爪はむなしく宙をつかむだけだった。
 「私はあの男に殺された。グラスや時計、沢山の器物達の魂は、男を激しく憎んだ。
 その激しさゆえに今もなお、罪無き人々にまで厄災をもたらす。
 そして、その怨念が私の魂を縛り付けて、今日まで一人、世界をさまよって来た。
 呪われし器物達の魂を救うためには、汚らわしきあの男をよみがえらせなければならなかった。
 あてどなく捜し求めた。250年もの間。私の姿が見える人を。血の契約を交わしてくれる人を。
 そして男がよみがえった時、器物は姿を現し、男をとり殺そうとする。あの男の魂は悪意に満ちている。
 剣(つるぎ)のような器物の呪いに身を貫かれながら、それを喰らい、飲み込み、魔物と化した、
あなたは罪を償わなければならない。
 その身をえぐられ、引き裂かれる痛みに、ひたすら耐えなさい」
 十字架に縛り付けられた異形の者はコゼットを襲おうとするが、「逃げる事は許されないわ。
 私に想いを寄せるのなら。私を失いたくないのなら」と言われ、襲うのを止める。
 異形の者は永莉の姿に戻り、胸を傷つけられ、血を流す。
 「逃げてはいけない、どんなに苦しくても。呪われし器物の魂を、今こそ永久(とこしえ)なる眠りに。
 あなたを殺そうとしてとり付いた器物の魂を抉り出し、浄化する。あなたには罪を償う義務があるわ。
 私を愛し、その血を飲み、殺人者の魂と宿命を引き継いだあなたには。
 それが私が永遠の眠りに付けるたった一つの方法なのだから。
 器物の魂よ、もう私のために泣かなくていいのよ。お休みなさい、とこしえに」
 永莉の胸にははっきりとした傷跡が残った。

 真滝翔子がマルチェロ・オルランドについて調べてきた。生年月日不詳。18世紀のイタリア人画家。
 人物画に才能を発揮し、フランス滞在中ドーヴェルニュ家の庇護を受ける。
 その娘コゼットの肖像画を数多く描く。その後ドーヴェルニュ家滅亡と前後して消息不明となる。
 翔子は永莉のコゼットの絵をマルチェロの模写と思っていた。
 現にその絵には永莉が書いた覚えの無い「コゼット・ドーヴェルニュへ 愛を込めて マルチェロ・オルランド」と言うサインまで入っていた。

 一方、香蘭堂がある善導寺商店街(?)の寺主、
釈迦堂善心尼(五十嵐麗)は商店街で見かけるコゼットを追いかけていた。
 ある日コゼットと同じ匂いがする置き時計を見つける。

 永莉はマルチェロの事を調べ、コゼットにも聞くが、少女はマルチェロの事を話したがらなかった。
 が、ある時彼の事を話してくれる。彼はコゼットと彼女の家族を殺した。
 画家としての才能に満ち溢れ、コゼットを愛した事がマルチェロと永莉の共通点。
 マルチェロはコゼットのフィアンセだった。コゼットも彼を愛した。
 「愛してるのに殺すなんて、そんな!」と言う永莉に「自分の目で確かめてみたら。
 丁度今頃、彼が私を殺している頃よ」と言うコゼット。
 屋敷を覗く永莉。屋敷内は血だらけだった。血まみれのナイフを手にコゼットに向かうマルチェロ(江原正士)。  「僕のコゼット。なぜ君は大人になろうとする。僕の絵は神も驚嘆する完璧な美の結晶。
 なのにモデルの君が変わってしまっちゃあ駄目じゃないか。君は変わっちゃいけないんだよ。
 永遠に僕の絵のままの姿であり続けるべきなんだ。安心おし。僕が美しいまま君の時間を止めてあげる」
 自分もマルチェロみたいにコゼットを殺すのかとおののく永莉。

 真滝翔子は香蘭堂で全身濡れてうずくまっている永莉を見つける。
 彼の後ろには切り裂かれたコゼットの肖像画があった。
 翔子が彼の着替えを持って戻ってくると、永莉はいなかった。
 永莉は善心尼にと一緒に彼女の寺に向かっていたのだ。そこにはあのコゼットの匂いがする時計があった。
 時計は永莉に反応し、善心尼は邪霊を祓おうとするが、霊の方が強かった。
 彼女は気を失い、永莉は又異形のマルチェロの姿になり、縛り付けられる。
 異形の者はコゼットの首を絞めようとするが、その感触に驚き、永莉の姿に戻る。
 永莉の腹は裂かれ、又、傷痕が残る。永莉は少女のあまりの華奢さに驚いたのだ。

 コゼットは無垢な永莉を汚した事を後悔し、黙って去る事にする。

 コゼットが香蘭堂に現れ、永莉にお別れを言い、永莉にキスをする。いなくなったコゼットを探し回る永莉。
 自分の部屋にいるのかと部屋へ戻ろうとするが、その途中の店のショウケースの人形が永莉に反応する。
 その様を見る翔子。又縛り付けられ、異形の者に変貌する永莉。
 永莉は器物にコゼットの元へ連れて行けと叫び、心臓を自ら抉り出す。
 心臓をつぶすと、コゼットの世界に行く事が出来た。
 コゼットは一緒にいてくれると言う永莉にお礼に何でもしてあげると言う。永莉はコゼットの絵を描きたいと言う。 彼女が喜んでと言うと、沢山の巨大なろうそくが地上から立ち上がり、大きな女性の像が立つ。
 永莉は何枚もコゼットの絵を描くがうまくいかない。

 一方、翔子は自発呼吸も反射もあるのに脳波だけがフラットな状態になる。
 翔子の病室にはなぜかコゼットの肖像画があった。

 うまく描けない永莉にコゼットが様子を見に来る。そして愛してると言ってと言う。マルチェロは言ってくれたと。
 その時、永莉は少女がコゼットではなく、マルチェロが描いた肖像画である事に気づく。
 永莉にキスしたのも肖像画だった。肖像画はコゼットを憎む翔子の思いによって力を得たのだ。
 永莉はマルチェロのアトリエに行く。そこで自分の血でコゼットの肖像画を描く永莉。
 マルチェロの肖像画達は燃え上がる。そこに翔子が現れる。
 「永莉君、君の絵はマルチェロの絵よりずっとずっと暖かい」翔子の脳波が戻る。
 翔子の夢の中の永莉はもっと絵を描きたいから帰ってくると言ったそうだ。

感想

 とても美しい絵で、良くわからなくても楽しめました。しかしあのピントをわざとぼかす演出は止めて欲しかった。 乗り物酔いしやすい私は斜めに視線をずらしながら見ました。美術は素晴らしいと思います。

 コゼットは人形みたいに綺麗で、だから最初に人形が出てくるのでしょう。
 私は実はハンス・ベルメールの人形は話に聞いているだけで、知らないのですが、
なんとなくコゼットの魅力は球体関節人形の魅力に近いと思います。
 あやしげですね。
コゼットの肖像 オリジナルサウンドトラック
コゼットの肖像 0
コゼットの肖像 Vol.1
コゼットの肖像 Vol.2
コゼットの肖像 Vol.3


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シュレック2

「シュレック2 Shrek2」2004年 1h33 米 ドリームワークス=UIP ☆☆☆
共同監督・共同脚本:アンドルー・アンダースン(Andrew Adamson)共同監督:ケリー・アズベリー(Killy Asbury)、コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)共同脚本:Joe Stillman、J.David Stem、David N. Weiss
原作:William Steig 音楽:Harry Gregson-Williams

最後まで書いています。注意!

 シュレック(マイク・マイヤーズ)とフィオナ姫(キャメロン・ディアズ)がハネムーンから帰ってくると家にはドンキー(エディー・マーフィー)がいた。
 妻のドラゴンの機嫌が悪く、シュレックの家に来たのだ。
 フィオナ姫の両親から迎えの馬車が来、シュレック達はフィオナの両親に会いに行く事にする。
 しかしシュレック達の姿を見て両親はショックを受ける。
 特にハロルド国王(ジョン・クリーズ)はシュレックを娘の婿として受け入れる事が出来なかった。
 4人とドンキーの食卓はどんどん険悪になり、とうとうフィオナは自分の部屋に逃げ込んでしまう。
 そこに現れたのが妖精のゴッドマザー(ジェニファー・ソーンダース)。
 彼女はフィオナに幸せにするカードを差し出すが、シュレックがそれを取り上げる。
 一方ハロルド国王はゴッドマザーに拉致される。
 彼女はハロルドに自分の息子のチャーミング王子(ルパート・エベレット)とフィオナ姫を結婚させろとせまる。
 ハロルドはどうやらゴッドマザーに弱みを握られている様子。
 ハロルドは殺し屋にシュレックの暗殺を頼み、シュレックを朝の狩猟に誘う。
 シュレックとドンキーが約束の場所に行くとそこには長ぐつをはいたネコ(アントニオ・バンデラス)がいた。
 彼こそが暗殺者だった。しかしネコは攻撃の途中で様子がおかしくなる。毛玉が喉につまったのだった。
 ネコから暗殺を頼んだのは王だと聞いてショックを受けるシュレック。
 ゴッドマザーのカードを思い出し、彼女に会いに行くシュレック達。ネコも仲間に加わる事になる。
 ゴッドマザーにけんもほろろの扱いを受けたシュレック達は薬を盗む事にする。
 薬は運命の二人の一方が飲めば、もう一方も美しく変身させ、
真夜中の12時までに二人がキスすればその変化は永久にそのままという代物だった。
 ドンキーが少し飲んだが何も変わらない。シュッレクも残り全部飲んでしまうが、やはり変化なし。
 彼らの落ち込んだ気持ちをより落ち込ませるかのように雨が降ってくる。
 シュレック達は近くの小屋に雨宿りするが、ドンキーとシュレックは気を失う。
 シュレックが目を覚ましたら彼はハンサムになってい、ドンキーも白馬になっていた。さっそく彼らは城に向かう。
 しかしゴッドマザーはチャーミングをシュレックが変身した姿として城に送り込んでいた。
 美しく変化したフィオナとチャーミング王子とが並ぶ姿を見てシュレックは身を引く事にする。
 バー毒りんごで酒(ネコはミルク)を飲むシュレック達。そこにお忍び姿の王が来る。
 シュレック達は王とゴッドマザー達の会話を聞いて、今度の事態がフィオナの望みではなく、
ゴッドマザーがキスをすればその人にほれるという薬で無理矢理姫をチャーミング王子に惚れさせようとしている事を知る。
 陰謀を阻止しようと城に向かうが囚われてしまう。
 その様子をテレビで見ていたクッキーマン(コンラッド・バーノン)達。皆で協力してシュレック達を助ける。
 シュレックは巨大なクッキーマンを作ってもらい、巨大クッキーマンに乗って城に乗り込む。
 どさくさにまぎれてフィオナにキスするチャーミング。しかしフィオナはチャーミングにほれる所か彼に頭突きする。
 王は彼女に薬を飲ませなかったのだ。
 怒ったゴッドマザーはシュレックに魔法の杖を向けるが、王が身をもってかばう。
 ゴッドマザーは王の鎧の反射で自分の魔法で消えてしまい、王も鎧だけが残る。
 王が消えたと思ったら、鎧からカエルが出て来る。王はカエルだったのだ。
 しかしリリアン王妃(ジュリー・アンドリュース)はそれを受け入れる。もうすぐ真夜中の12時。
 シュレックはフィオナにキスすれば変化は永久になると言うが、彼女は元の姿に戻る事を選ぶのだった。

 ネコのうるうる目はそれほど魅力的とは思わないが、彼のセクシーボイスは最高だ。
 私はアントニオ・バンデラスのネコが見たくて見たようなもんだもんな~。
 彼、歌もうまいし(ゴッドマザーもうまかった)。それにやっぱり、クッキーマンやピノキオ最高!
 巨大クッキーマンも含めて彼らの活躍シーンが一番好き。
 私も巨大クッキーマンの腕が取れて水の中に倒れて、
クッキーマンが巨大クッキーマンに飛びつくシーンでは泣きそうに…。
 巨大クッキーマン死んだわけではないのよね。巨大すぎて後が困るが。メスドラゴンは魅力的。
 ドンキーとの愛の結晶は可愛らしい。トム・ウェイツの歌は嬉しかったです。
より詳しい情報はこちらに
UNZIP
CINEMA e MUSICA di FLUFFY

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ハウルの動く城

「ハウルの動く城」☆☆☆☆
監督・脚本:宮崎駿 原作:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いハウルと火の悪魔」音楽:久石譲
魔法使いハウルと火の悪魔

 ソフィー(倍賞千恵子)は父が残した帽子屋で帽子を作っていた。
 母ハニーも妹レティーも派手な美人で、ソフィーは自分を不細工と思っていた。そうでもないんだが…。
 妹に会いに行った時、
途中で軍人さん(一方は結構ハンサムなんだが)にナンパされ困っていると助けてくれた美男子。
 彼が自分は追われていると言い、なかば強引に連れ立って歩かされていると、
何か石油の塊のようなヌメッとしたもの達が大挙して美男子を追ってくる。
 もう駄目と思った時、二人は宙を歩いていた。ソフィーは目的地のベランダに下ろされる。
 帽子屋に戻るとそこに荒地の魔女(美輪明宏)が現れ、ソフィーは呪いをかけられてしまう。
 90歳のお婆さんに変えられてしまったのだ。しかも他の人には呪いをかけられた事を話す事が出来ない。
 このままここにはいられないとソフィーは家を出る。年を取ると体がきつく、大変だった。
 歩いていたら杖にすると丁度良さそうな木の枝を見つけひっぱたら、それはかかし(大泉洋)だった。
 そのかかしはソフィーに丁度良い杖をくれ、ソフィーが今夜泊まる家がほしいと言うと、
なんとハウルの動く城を連れてきた。
 彼女はその城に入り込むと、そこにはカルシファー(我修院達也)という火の悪魔がおり、
自分とハウルの契約の秘密を見つけてくれたら、ソフィーの呪いを解いてくれるという。
 ソフィーはここに居つく事にする。朝、ドアベルが鳴ると上から男の子が降りてくる。
 彼マルクル(神木隆之介)はハウルの弟子で、ちょっとした変身の業が使えた。
 ソフィーが朝食を作っているとハウル(木村拓哉)が帰ってくる。あの美男子だった。
 彼女は掃除婦としてここで働く事にする。城の中はどう見ても掃除が必要だった。
 あのかかしもなぜか城にくっついて来て、ソフィーは彼の頭がかぶなので、かかしのカブと命名する。

 今、国は戦争をしていたが、ハウルは戦争が嫌いだった。
 国王からは来いと要請があったが、ハウルは国王に会おうとしなかった。
 魔法を習う時、国のために働くという契約をしていたのだが。
 ソフィーがちゃんと断れと言うと、ハウルはソフィーが自分の母親として行って断ってきてくれと頼む。
 ハウルはちゃんとソフィーを近くで守るからと。ソフィーは城に出かける。
 途中でやたらとまとわりつく犬(原田大二郎)がいて、ソフィーはその犬こそハウルが変身した姿だと思う。
 城の前には荒地の魔女もいた。彼女も国に呼ばれたのだ。
 城には長く傾斜がきつい階段があり、二人はそこを登らねばならなかった。
 しかもソフィーは犬を持って行かなければならない。
 しかしソフィーよりも太り過ぎの荒地の魔女の方がくたくたになってしまった。
 荒地の魔女は案内された部屋にあったたった一つの椅子に座り込む。
 ソフィーが犬が消えた先に行ったら、そこに美童(伊崎充則)がいて、別の所に案内される。
 素晴らしい温室に一人の年がいった女性が座っていた。
 その女性は王室付き魔法使いのサリマン(加藤治子)で、犬はヒンと言って、サリマンの使い魔だった。
 ソフィーはハウルは臆病で戦いに向かないと説得しようとするが…。

完璧ネタばれ!注意!!これから原作読もうとしている人も注意!


 宮崎さんは動く城を描きたくて、このアニメを作ったんですよね。
 原作の城はただホーバークラフトのように浮いて移動しているだけだそうですが、
4本の足でガッシャン、ゴッシャン動く方が嬉しい。
 宮崎さんは7,8本の足にするつもりだったそうですが、アニメーターが死ぬと言われて止めたらしい。
 うん、7,8本の足の方がもっと嬉しい。ガラクタを寄せ集めたような生き物じみた城。
 ぜひ乗りたい、暮らしてみたい。乗り物酔いとかは大丈夫かな。魔法で中は揺れないようになっているとか。

 ソフィーが時々若くなるのは、彼女の精神を反映しているのかなと私は思いましたが、本当はどうなんでしょうか。  彼女は寝ている時は本来の歳の姿に戻っている。ソフィーが恋をしている時その姿は若くなる。
 やっぱり心が若いとき若くなってるような気がするけれど。違うかな。
 補足:ソフィー、自分では知らないけれど、ちょっと力を持っているらしい。自分で変えちゃってるとか。

 ハウルは兵器全てが大嫌いで、自分の国のだろうと他所の国のだろうと落としまくっているのよね。
 彼は自分の心臓をカルシファーに与え、それによってより強大な力を得ている。
 心臓=心ではないが、心臓を無くしてハウルは精神的にも何か失ったのでしょうか。そうは見えませんが…。
 カルシファーも力が欲しくて契約を結んだのかな。暖炉に縛り付けられる事になるとは思っていなかったのか。
 ハウルは心臓を取り戻して、力が弱くなったんだろうけど、
その代わり異形の姿に支配される恐れが無くなったのね。
 ソフィーには元々ある程度の魔法の力があってカルシファーに水をかけても消さずにすみ、
ハウルに心臓を取り戻してあげられたのかな。
 それともやはり愛の力か?!過去に行ったのはソフィーのハウルを助けたいという心に指輪が反応して?
 補足:ハウル、心臓無くしたことで、心を無くし、女をくどいては成功すると捨てるという事を繰り返しているらしい、原作では。
 カルシファー、そのままほっとくと死ぬので、ハウルが飲み込んでやったらしい。
ハウルが女性の心臓を取ると言う噂はハウルのプレイボーイっぷりを心配した弟子が流したらしい。

 なぜ戦争しているかは描かれていない。王の野心のため?わからない。一旦戦争を起こすと収拾が難しい。
 なまじっか人が死んでるしね。国民が納得しなかったりする。

 木村拓哉さん、実は私は苦手だったりします。なぜ苦手かわからないけど、彼主演のドラマはろくに見ません。
 しかしこのハウルの声の後ろには木村拓哉さんの姿は見えなかった。ハウルだった。
 我修院達也さん、カルシファーにピッタリ!ヒンとしか言わない犬の役を原田大二郎さんがやってらっしゃるとは。  オ・ド・ロ・キ。

 宮崎さん、少女を理想的に描くきらいがあるが、今度のソフィーは見た目が老婆だからか、わりといい性格。
 ハウルも情けなさ一杯のお姿をさらすし。めずらしい。ただ静けさ一杯の印象的なシーンは無かったような。
 あったかな?

 これって擬似家族ものって感じ。
 ハウルはソフィーを受け入れ、かかしを受け入れ、敵の荒地の魔女を受け入れ、
やはり敵と言っていいサリマンの使い魔ヒンも受け入れている。
 私ならハウルのここに惚れるな。よっ、ハウル、太っぱら!

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変身のための起源論
覇王の書斎
MILANO’S REVIEW

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WXⅢ 機動警察パトレイバー

「WXⅢ 機動警察パトレイバー」☆☆☆☆
原作:ヘッドギア 脚本:とり・みき 原案:ゆうきまさみ 音楽:川井憲次 総監督:高山文彦 監督:遠藤卓司
WXIII 機動警察パトレイバー

東京湾沿いでレイバーが壊される事件が続いた。事件はいつも夕方から夜。
 そしてレイバーはシャフト社のものだった。作業員の無残な死体もあった。
 久住(くすみ)武志(綿引勝彦)と秦真一郎(平田広明)が捜査に当たる。

 そんな時秦は雨の中、車が故障して困っている女性に出会う。彼女を送っていく。
 彼女の名は岬冴子(田中敦子)。秦は彼女にひかれ、付き合い始める。

 色々聞きまわってみたら、お化けはぜの話を聞く。飛行機が落ちてから、でかいはぜが釣れるようになったのだ。

 落ちた飛行機の荷物の受け取り先はヘルメス社。先月急にビルを出て行き、転居先はでたらめだった。

 飛行機の機体回収にはどうやらアメリカ軍が関わっているみたいだ。
 ニュース映像に映っていたアメリカの男が何と言ってるかを、口の動きを読める女性にチェックしてもらったら、
「チェック」「カプセル」と言っているみたいだった。

 湾岸の備蓄基地で作業員と連絡が取れなくなる。見ると現場は真っ暗だった。
 たまたま近くを通っていたパトカーが様子を見に行く。そのパトカーには久住と秦も乗っていた。
 そこで二人は怪物を見る。その怪物は警察官を食べた。必死で逃げる二人。そして…。

 すっごくネタばれ。注意!!

 癌細胞ってテロメアを勝手に修復するんですね。なんて便利だ。きっと研究してるんでしょうね。
 テロメアを修復できたら長生きが出来る!
 確か作り出される細胞の多くが不出来で、アポトーシスが大事と聞いたような気がするけれど、
長生きだけじゃダメなんだろうな。
 古いものは新しい事態への対処が難しい。でも長生きはしたいね。

 アニメならではかもしれないけど、中高年の久住さんの必死のアクションシーンはハラハラしました。
 でもあんな怪物に食われるくらいなら、必死でアクションするわな。ああ、実写でも出来ない事は無いか。

 怪物の胸ポロリはハッとしました。ひとみちゃんの癌細胞なんですもんね。
 夫と娘を相次いで亡くし、半ばおかしくなってたんでしょう。
 秦さんが彼女の手を掴んだ時、死ななかったとホッとしたらば、結局死んでしまいました。
 人はなるべく死なない方が良いです。生き残っても、彼女は楽しい人生は送れなかったのでしょうか。
 犠牲者が多いしね。

 石原一佐(森田順平)は私好みの感じですが、無用なうらみは買わないほうが良いと思います。
 私も言っちゃうけどね。

 「彼女は犯罪を犯すような人間ではありません。」
 「本当に親切で良い方なんです。あんな事をやるなんて私とても信じられません。よく聞くよな。」■
 「パソコンネットの伝言板に書くのか。逃げたガールフレンドを捜していますって。」
 「久住さんも書いてあげましょうか。私を捨てた家族を探していますって。」
 人間思ってもいないのに、つい言ってはいけない事を言っちゃう事があります。
 後からあやまるのもヘンだったりするし。あやまるのが正しいんでしょうが…。素直な人間になりたいな。

 岬家のシーンは小津さんの映画「東京物語」を思い出しました。夫婦の感じも似ているし。

 相変わらず風景がリアルで美しい。


 

 

 

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