フルーツバスケット(9)

フルーツバスケット 23

「フルーツバスケット 23」高屋奈月 ☆☆☆

 慊人は十二支達(と猫。犬除く)の前に振袖姿で現れる。振袖は紫呉のプレゼント。
 慊人は十二支達(と猫)の自由を宣言、自分は当主として生きると言う。

 透は夾の数珠も拾って、母親の写真と一緒に置いていた。

 由希は遠くの大学を受験し(京都か?)、夾も又別の所へ行くと言う。師匠の知り合いの道場。
 透も一緒に行くと言う。そしてお母さんは夾君を恨んでなどいませんと言う、絶対です、と。

 死にゆく今日子、夾を見る。“お願い、あたしの事忘れてても、あの子に会ったらどうか思い出して。
 次にあの子が迷った時は今度こそみつけだしてあげて。どうか一度きりでいい”「から…」
 “ツケ払ってくれなきゃ”「許さない、から…」今日子、海を感じる。
 そこには勝也がいて、「がんばったね」と言ってくれる。

 紫呉は小説家を止めたそう。花島咲は師匠の道場のまかないさんとなる。ありさはもちろん、紅野の所へ行く。 綾女と美音は透と由希に可愛過ぎる服を沢山送る気満々。はとりは繭と沖縄旅行の計画中。
 由希は最後に透に感謝の言葉を言い、みなそれぞれの人生に歩みだす。

感想:はい、寂しいです、終わってしまって。ハッピーエンドで良かったですけどね。
 慊人、とっても艶っぽく、許す気になってしまう。
 まあ、そりゃあ、あまりにひどい仕打ちなので、依鈴が許せないのは当然です。
 そうね、オペラ「「トゥーランドット」で、リュウ(で正しかったかな?)を殺したくせに、
ヒーローとラブラブになるトゥーランドットを許せなく思ったもんね。
 まあ、人を不幸にしたから、おまえも不幸になれとは言えないが。

チッチャン俳句 「その気持ち 交換したる みつけだし」

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フルーツバスケット 22

「フルーツバスケット 22」高屋奈月 ☆☆☆☆

 夾は父親に会いに行く。夾が外で生きていくと言うと、父親は許さないと言った。
 「駄目だ、おまえは罪を償わければいけない、私にっ。俺に償わなきゃいけない!!
おまえのせいでどれだけ恥をかかされたか!俺の人生を滅茶苦茶にされたか!!
おまえなんか産まれたせいで…っ、おまえなんか産みやがったせいで!!」
 “コンナ、コドモ、ウミヤ、ガ、ッテ。イナクナレ、オマエラフタリトモ、イナク”
 過去、父親が言った言葉がよみがえる。「あんた…それ言ったのか…?あのひとに…」
 「俺に罪をなすりつける気か…!?俺のせいじゃない、おまえが追いつめたんだ。
あいつが死んだのは、おまえのせいで、俺の…俺のせいじゃない!!」
 “おれのせいじゃない!!”自分が子どもの時言った言葉と同じ言葉。
 “さびしかった?辛いこと、抱えこんで、苦しかった?ガキすぎた俺には、難しすぎてわからなかったよ。
‘でかくなれば絶対わかった’なんてキレイゴトは言わないけど、だけど死んでしまったら、もう何も試せない、
取り戻せない。
生きていてほしかったよ。今やっと、そう思えても、手遅れだなんて。
死なないでほしかった、自分を放りださないでほしかった。生きているうちは、母さん”
 「俺は放り出さないよ、…もう。やってみる、生きているうちは、生きてみる、ちゃんと」
 父親は夾のえりを掴み、夾が手を放させようと父親の手首を掴むと、
父親は殺されると狂ったようにわめくのだった。
 その騒ぎは慊人に報告される。慊人は夾を閉じ込めるための離れを壊すと言う。

 夾は何とか父親の事をクリアした事だし、透に会おうとするが、透は会いたがっていないと告げられる。
 彼女は夾にふられたと思っていた。退院するまで会いに来るなと言われる。

 花島は紅野の事で悩んでいるありさに「でも会えるなら、やっぱり、会ってナンボよ…?」と言い、
ありさは紅野に会いに行く。
 慊人が紅野を刺した事を花島とありさに告白した時、花島は慊人が女性である事を見抜いた。
 紅野が側にいてあげなくてはいけない人とは慊人の事だとありさは知る。
 紅野は慊人のためにしなくちゃいけない事は自分がいねくなることと言う。
 俺がいるとあのこはいつまでも気に病むからと。
 「ふぅん…どこへでも行けば?どこへでも。あたしは行くよ。…なんでかわかる?
それはね、…教えてやんないよ」

 退院した透に会う夾。透はダッシュで逃げる。追いかけ、透を捕まえる夾。
 しかし透は叫び声を上げ、夾を拒絶しながら、後ろ下がりに下がりまくるのだった。
 夾はやっとこ捕まえ、好きである事を告白する。抱きしめていいかと聞く夾。
 この体が原因でおまえを苦しめる時も…と言いかける夾にかぶさるように言う透。
 「夾君、夾君、ご存じなかったですか?私、夾君が大好きなんです。大好きです、夾君。
それはとっても無敵です」
 顔を赤らめながら、満面笑顔の透。抱き合う二人。夾は変身しなかった。夾は数珠を引きちぎり、天を仰ぐ。
 彼の目には涙が。“さようなら”綾女は突然立ち上がり、美音を後ろから抱きしめる。“さようなら、みんな”
 利津は皿を落とし、こぼれる涙に手で顔を覆う。“お別れがさびしい。とてもさびしい”杞紗も突然涙を流す。
 “‘別れは出会いの始まり’だとか”楽羅も街中で突然涙を流す。“‘終わりがあるから始まりがある’とか”
 依鈴も目に涙を浮かべる。“そんなありきたりなセリフ、今はききたくもない”依鈴は潑春の頬に手を伸ばす。
 「…けっこう…これはこれで…さびしいもんだね」“どうか一緒に泣いて。どうしようもないことなら、せめて”
 はとり、手で顔を覆う。
 “からだごと叫ぶように、持っていたモノ失くして、保障なんて一つも無くて、もう一度、
この世界で生きていく恐怖を”
 紫呉、胸に手を当てる。「そう…こんな感じ…か」
 “ひとかけらの希望を糧に、せめて一緒に、泣いて、泣いて、泣いてほしい、
この世に初めて産まれおちた日のように。
‘出会い’を、‘始まり’を信じるのは、それからでも遅くはないって。笑って”
 由希は真知と待ち合わせ。自分が変身する事を告白しようとした時、それは来た。
 “君が最後、だね。遠い遠い、約束を、守ってくれて、ありがとう。ありがとう。さようなら”

 昔々、あるところに、その人は居ました。ずっとずっと前から一人で居ました。
 山を降りれば多くの人が暮らしていることを知っていました、けれど一人で居ました。
 千の力を持ち、千の命を持ち、千の記憶を持つ自分は人と違っていることを知っていました。
 人をおそれていました。傷つくことをおそれていました。
 多くの力を持ちながら、多くの人と違う自分をおそれていました。
 そんなある日、一匹の猫が訪ねてきました。
 突然の来訪者にひどく困惑していると、猫は恭しく頭を下げ、
「以前よりあなたのお姿を拝見しておりました。あなたは大変不思議な御方、貴方にひかれてやみません。
私はただの野良猫だけれど、どうかお側に置いて下さい。どうか“神様”」
 それから猫は言葉通り、側を離れませんでした。片時も離れませんでした。
 神様はそれがとてもとても嬉しくて、ふと思いつきました。
 「そうだ、人と違う者達となら、私は仲良くなれるかもしれない。
私と同じ想いを知る者となら、楽しい宴会を開けるかもしれない」
 神様は招待状をたくさんたくさん書きました。たくさんたくさん送りました。
 すると十二匹の者達が神様のもとへやって来ました。
 それから十三匹と神様は月の輝く晩の度、宴会を開きました。歌い踊り、笑いあいました。
 神様も初めて声をあげて笑いました、人とは違う者達の宴を月も静かに見守りました。
 けれどある晩猫が倒れてしまいました。それは寿命というもので、どうにもできないことでした。
 みんなみんな泣きました。みんなみんな気づいていました。いつか皆死んでしまう。宴会は終わってしまう。
 どんなに楽しくとも、眩いほどに大切と想っても、いつかは。
 神様は、ひとつ呪いごとを唱えると、円をくるりと盃に描き、それを猫にひと舐めさせ、皆に向かって言いました。 「私達の絆を今ここで永遠のものとしよう。たとえ私やみんなが死んでも朽ちても。
永遠の絆でつながっていよう。何度死んで何度生まれ変わろうと、同じようにまた、何度でも、宴会を開こう。
みんなで仲良く、いつまでも、私達は不変であろう」 
 みんなは大きくうなずくと、鼠が最初にひと舐めし、次に牛、次に虎、
次に兎と順番に契りの盃をわけあいました。
 最後に猪が舐め終わる頃、猫が息もたえだえに泣きだしていました。
 「神様、どうして私にそれを舐めさせたのです。神様、私は永遠などいりません。不変などいりません」
 それは思いがけない言葉でした。神様やみんなにとって拒絶の言葉でした。
 みんなみんな、かなしくなって、猫をなじり諭しました。それでも猫は言いました。
 「神様、神様、こわくとも終わることを受け止めましょう。さびしくとも、さりゆく命を受け入れましょう。
神様、私は一時でもお側にいられて幸せでした。
もし、もう一度互いに死んで生まれ変わって出会うことができたなら、今度は月夜だけでなく、日の光の下で笑う貴方に会いたい。
今度は私達だけでなく、人の輪の中で笑う貴方に私は会いたい」
 猫は最後にシッポをふると、パタリと死んでいきました。けれどもう、誰も猫には構いませんでした。
 みんなは猫に裏切られた気持ちで一杯でした。それからしばらくすると次々にみんな死んでいきました。
 最後に龍も死んでいき、神様はまた一人きりになりました。そうして遂に神様も死にゆく日を迎えました。
 けれど、こわくはありませんでした。みんなと交わした約束が支えになっていたからです。
 「また、また宴会を開こう。もう一度、何ででも、いつまでも、変わることなく。たとえ今はさびしくとも。
あの約束の向こうでみんなが待ってる」

感想:時間が経ったので、みな解けたと。
 次から次へと波状攻撃のように呪いが解けていく事を感じざるをえない慊人はつらいね。
 まっ、透という友達も出来たし、花島咲という恐ろしくも頼りがいのある友達も出来たし、それでよしとするか。

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フルーツバスケット 21

「フルーツバスケット 21」高屋奈月 ☆☆☆☆

 死にゆく今日子は夾に向かって「許さない」と言ったと言う。
 「…俺は、俺を許せない…。俺も許さない。もう、おまえにも、許されたくない…っ」
 「許しません、…っ、そう言わないといけないんですか…?
許さないとか、許すとか、そんな選択しか、もう、私には、残されていないんですか…?
お…っ、お母さんがそんなこと“許さない”とか、言うなんて、信じられません…っ。…信じられない。
…けれど、でも、もし、もしも、本当にそう言ったのだと、したら…っ、わ、私…私はお母さんに、
反抗せざるをえません…!!
だって、だってそれでもどうしたって、夾君を好きだって思う私は、認めてもらえないんですか…!!」
 顔を赤らめ、涙を流しながら、必死で言う透。「…そんなん…幻滅だ…」夾は去ってしまう。
 はだしのまま、フラフラと歩く透。そんな透の前に現れる、小刀を持った慊人。
 慊人は透が自分の居場所を奪ったと言う。僕を仲間ハズレにして、みんなには好かれて、気分いいかよ。
 おかげで僕は、一人で、“間違い”で、悪者で、いい気味かよ。おまえなんか大嫌いだ。
 人の世界を、壊しておいて、それでも、おキレイな存在でいられるおまえが、一番汚いんだよ。
 透は気づく、生まれた時から“特別”だと、線を引かれ、輪の中ではなく上に立つ存在として、扱い、扱われ、
それは、置き去りにされていたのと、変わらない。
 「永遠や…、不変を、慊人さんが、口にするのは、繰り返すのは、そうしなければ、こわくて、こわくて、
仕方がないから…っ」
 わかったような口をきくと透を平手打ちする慊人。自分も不変を願っていたと言う透、母親との不変の関係…。  「…人も、想いも、縛れません…。それをもう、慊人さんも、気づいていらっしゃるのでしょう?
だからそれが、それがずっと、悔しくて、かなしくて、つらくて、さびしかったのでしょう…?」
 離れていく十二支達。亡くなってしまった晶。
 「いやだああっ!!いや…っ、いやだ、置いていかれるのはいやだ。どうして。
こわい、いやだ、こんなのはいやだ、こんな世界はいやだ!!」
 逃げる慊人、追いかける透。
 追いかけてきた透の襟元をつかみ、“約束”も“絆”も“永遠”も無い他人なんかと生きていくなんて恐い、
愛される保証も無いのにそんな他人に囲まれて生きてなんかいけないと訴える慊人。
 「慊人さんと、私と、始めませんか、今、ここから。出会い方も間違ってました。
こんにちは、私、本田透と言います。…あなたのお名前は?私とお友達になってほしいです」
 慊人に手を差し出す透。初めて、隣に座ってくれる人が現われたと、感じる慊人、手を差し出そうとする。
 透の足元の地面が崩れ、透、崖下に落ちる。助けを呼ぶ慊人、紫呉に出会う。
 パニくりながらも、透が落ちた事を伝える慊人。紫呉と一緒にいた由希、救急車を呼び、透のもとに駆けつける。 夾も慊人の叫び声を聞き、家に戻り、そこで透が崖から落ちた事を聞く。透、頭から血を流している。
 透、夾の声をかすかに感じる。
 “…もう泣かないで。
嬉しいことや、楽しいことに、いつか終わりがくるように、こわいことやかなしいことにも、終わりがきます、必ず。
その時は信じられなくても、どうか、どうか諦めないで。生きて、生きてほしい。
間違ったって、遠まわりしたっていいんです。でもどうか、どうか生きて、歩いていくことは諦めないで。
どうか、それだけはやめないで。たとえば、となりに、私はいなくたっていいから”
 透は手を伸ばし夾に触れる、「大丈夫…ですよ…。もう…大丈夫ですよ…」

 夾は病院についていかなかった。帰ってきた由希は夾の部屋に行く。俺がいても傷つける、守れないと言う夾。 「“守れない”…?“守れない”ってなんだよ…?崖落ちそうなのキャッチできればいいのかよ…?
車ひかれそうなの華麗に助けられりゃ満足なのかよ…っ。そいつは凄いな、おまえは誰だよ。
どこぞのスーパーヒーローかよ…!!ただのバカ猫なくせに…!!」
 俺だって、なれるモンならなりたかったよ!おまえみたいなやつに!!おまえに…なりたかったよ!!
と叫ぶ夾。
 ふざけるなと叫びながら夾をなぐる由希。
 「俺だって!!なりたかったよ、おまえみたいに…っ。
…憧れて、憧れて、憧れて、なのに、なんで、おまえが先に、そんな簡単に、言うんだよ、ふざけるな、
ふざけるな!!
…でも、おまえは…おまえで、俺はおれでしかなくて…、自分は自分にしかなれない。
自分を受け止めて、自分と…向き合うしか…っ。…守ってただろ!!?ちゃんと、おまえ、守ってただろ!!
“嬉しい”とか!“倖せ”だとか!!ちっぽけな事かもしれないけど、
ヒーローみたいに超人的な力じゃないかもしれないけど、だけど、側にいて、本田さん、笑ってただろ…!?
俺が側にいて同じことできると本気で思ってんのか!?
いい加減にしろ、おまえにしか出来ないことがあるって、もっと自覚しろよ!泣かすなよ!!
しっかりしろよ!!!…何ボサッとしてるんだ…?
おまえの憧れてる俺様がここまで言ってやってるんだぞ…バカ猫…っ」
 涙を浮かべながら顔を真っ赤にして言う由希。夾、病院に行く。しかし、面会時間はとっくに終わっていた。

 身内以外の人間も面会できるようになった。紅葉なんか午後の授業を抜け出して透に会いに行った。
 しかし夾は会えそうも無い。花島と魚谷が許さないのだ。
 二人は由希から夾が透に向かって幻滅と言った事を聞いていた。
 花島は言う。
 「工夫もひねりも無く謝るだけなら迷惑だわ…。そんなことに意味なんて、ひとつも無いのよ。
透君はあなたを責めていないもの。透君が望むものはそんなことなのかしら…?
本当に悪いと思っているのならやるべきことはもっと他にあるんじゃないかしら…?」

 病院の外のベンチに座り込んでいる慊人。紅葉が側を通りかかり、声をかける。紅野は慊人を責めなかった。
 馬鹿だと言う慊人。
 「良かったじゃない、2人が“馬鹿”なおかげで慊人は無罪放免だ。なら良かったじゃない。
“馬鹿”は利用できていいね」
 泣く慊人。
 “もしも‘まだダメだ’と言ったなら紅野はどうするだろうと思った。また側に居るのだろうか。
側に居てくれるような気がした。紅野はそういうひとだと思った。
どうしようもなく甘くて優しくて、ただ優しくあって。僕は長い間そんな彼を殺し続けてきたんだ”
 自分がくやしいと泣く慊人。
 “取り返しのつかない無意味な謝罪をただきいて受け入れるひとを、
どうして僕は傷つけることしかできなかったんだろう”
 「じゃあこれからは大切にすればいい。
誰かにとってそれは馬鹿でも自分にとっては馬鹿じゃないなら、自分は大事に…大切にすればいいんだ。
…それだけのことだよ」
 紅葉、ハンカチを差し出す。透に会いに行く慊人。透は身体を起こしていて、手を差し出してきた。

 本田さんが入院してるのかと由希に聞く翔。本田って子、ゆんゆんのなんなのかなと聞く公。
 翔は本田さんの事をゆんゆんを守ってくれた人だと言う。由希は翔の透への見舞い品選びに付き合う。
 しかし翔は本田さんの前だとキャラ違うから、はずかしいから由希は来ちゃだめと言う。
 帰り道、ある物を見つける由希。真知から電話。渡したい物があると言う。
 昔は、大勢の人が集まる場所で、自分がいなくなったら何人の人が気づいてくれるだろうとか思った事もある。
 でも今は違う。一人とかでも全然構わない。一人いるって凄い事だ。だってそれは“ゼロ”じゃないんだ。
 真知が大勢の人がいる中で自分一人だけをみつけだしてくれたこと、嬉しかった。
 自分以外の人間が自分の事を想ったり捜すのは当たり前なことなんかじゃない。
 奇跡みたいに幸福なことなんだ。真知は本田先輩のお見舞いにとお風呂セットを渡す。
 翔同様、自分のお気に入りを選んだのだ。そして、由希に肥料を渡す。
 重かっただろうにと思う由希、顔を赤らめ喜ぶ。そして由希もプレゼントを渡す。
 由希は兄が持っていて、真知が気にしていた、レア物巨大モゲ太を見つけたのだ。
 モゲ太を抱きしめながらありがとうと言う真知、本田先輩にお礼をしたくなり、見舞い品を考えたのだそうだ。
 会長みたいなひとがこの世にいてくれたこと嬉しくて、そんな会長を守ってくれていたなら感謝したいから。
 「だって会長がたとえばホントに小鹿みたいに弱くたって、そんな会長だったから、私みたいな人間に気づいて、声をかけてくれたんだった思うから。
そんな会長がいてくれたこと本当に嬉しいから…っ」

感想:良かったです、紅野も透も大丈夫でした。慊人さんも良い方向に変わるみたいだし。
 由希はますます魅力的になり…。自慢できまくりの彼氏だな、おい、真知。

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フルーツバスケット 20

「フルーツバスケット 20」高屋奈月 ☆☆☆☆

 本田透は草摩夾が一番大切な事を自覚し、何とか告白しようと思う。

 草摩晶は美しく儚げだった。医師から短命だと宣告されていた。
 楝はさびしい事に気づいてくれたと、晶は世話役だった楝を選んだ。晶は慊人に夢中になった。
 楝は生まれた慊人を抱くのを拒んだ。
 自分が晶の一番じゃなくなったのが面白くない、女として慊人に嫉妬したのだと紫呉は言う。

 草摩紅葉の呪いが解ける。紅葉は夾に、ボクが解けるより、キョーが解けるほうが、トールは喜ぶと言う。

 楝は例の箱を奪うために慊人にナイフを突きつける。その箱を楝のほうに投げつける慊人。
 脳裏に浮かぶのは父、晶が死んだ時。父は晶に「楝に一番喜んでもらいたかった…」と言った。
 「僕は結局こうして、死ぬだけの男だったけど、残せる子どもが…できた。
その子どもが“特別な存在”だったのは、僕と楝が“特別”だったって証だろう…?
…仲直り、できなかったね、楝…」
 晶の気持ちは慊人ではなく楝に行っていたのだ。箱には何も入っていなかった。
 箱は、慊人つきの世話役、元々は晶の世話役で、楝を激しく嫌っている、
女中頭みたいな女が慊人に渡した物だった、晶の魂が入っていると言って。
 慊人を力づけ、楝に対抗させるために。慊人は楝のナイフを手に取り、楝に向かって振りかざす。
 しかし、その時、慊人は感じる、燈路の絆が切れた事を。燈路は妹を抱きしめる。
 慊人のお付は言う、中身がただの空であるぐらい、常識でわかることです!!と。
 空である事は、幼い時にすでに開けてみたので知っていた。
 それでも、もしかしたら、と言う思いをぬぐえず、すがっていた。
 「悪いかよ、それが僕の“常識”だったんだ…!…誰も、教えてくれなかったじゃないか…!
今以外の生き方を誰も与えてくれなかったじゃないか!知らない事をどうやって知れっていうんだ!
わかれっていうんだ!!
あいつらの…おまえらの“当たり前”が“常識”だっていうなら、なんで教えてくれなかったんだ!!なんで…っ」
 草摩紅野は慊人を抱きしめる。「…知らない事も、わからない事も、これから覚えていけばいい。…だから」
 変わろうと言うのか、今さら…っ。じゃあなんで最初から僕を突き放してくれなかったんだ。
 慊人は紅野の背中にナイフを突き立てる。
 「中途半端に僕を救って…中途半端に放り出すような、その、“優しさ”とかってヤツが…僕を殺し続けたんだ。
ずっと…ずっと!!どうしてくれる…“間違いでした”じゃ済まないんだよ!責任とれよ!償えよ!!
死んで償え!!」
 草摩の家を飛び出した慊人は紅野のせいだとつぶやきながら心ここにあらずの態で歩く。
 思い浮かぶのは幼い時、泣いている慊人を慰めた優しい紅野の姿。
 誰かのせいにしてたら、いつまでたっても…。じゃあ、僕のせいなのか、こんな半端で仲間ハズレなのも!!
 そして十二支はどこへ行くのか。透の姿を思い浮かべる慊人。

 透は夾に告白しようとする。それを察した夾は「バカじゃねぇの…」と言う。母親が好きなんじゃなかったか。
 夾は透の母、今日子を知っていた。小さい時に出会っていたのだ。
 透の行方不明事件が起き、おれが絶対みつけてくると言い、しかし透を助けたのは由希だと知り、
由希をやな奴だと言い、
「…そうであってほしいんだろ?“嫌なやつ”がいてくれないと、自分が困るんだろ?」と言われ、
裏切られた思いをし、それきり会わなかった。
 そして、あの日再会した。ものすごいスピードで車が今日子に向かってきていた。
 腕をひっぱって抱きとめれば、助けられた。でも、そうしたら、猫になってしまう。「…見殺しに、した…」

感想:キョン吉に天罰を。よりによって、透にあの言い方は無いだろ?罪の意識はわかるけどさ、言い方が…。
 モミッチは男前度が日に日にアップ!楝さん、晶さんの事ホントに愛していたと言えるのかな。
 まあ、愛なんて、そんなにキレイなもんじゃないが。晶さんに愛される自分に酔ってただけじゃ…。
 慊人も可哀相だが、やっぱ、彼女も悪かろう。

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フルーツバスケット 19

「フルーツバスケット 19」高屋奈月 ☆☆☆☆☆

 本田透に草摩紫呉は話す。十二支全員がそろうのは今回が初めて。いつも誰かが欠けていた。
 これが最後の宴会だから全員揃ったのではないか。
 夾が近い将来どんな目に会うか十二支全員がわかっている。でも何もしないし何も言わない。
 そうなるのが猫憑きの役目だから。十二支は化け物だ。そんな十二支にとって猫憑きの存在は救い。
 良かった、アレよりはマシだ。でも、それも、いずれ終わる。

 本田今日子の命日。夾は墓参りには付き合わなかった。一人で墓参りに行く夾。
 そこで本田勝也の父親に出会う。なんで透はあんなしゃべり方をするのか。それは勝也のまね。
 勝也の葬儀の時に親戚が言ったのだ、勝也に少しも似てやしない、違う男の子どもじゃないのか、
こんなんじゃ慰めにもなりゃしない、と。
 今日子は憔悴しきっていた。透は勝也の父親に自分が勝也に似てないからガッカリしてるのかと聞いた。
 その後今日子は長い時間家を空けてしまい、帰ってみたら、透は勝也のようにしゃべっていた。

 紫呉がいない日。
 夾と透は手が触れ合っただけで、「ごめんなさい!!」「気にするな!!」と顔を真っ赤にして言い合う。
 こんな空気に耐え切れず、由希は用事を思い出し、逃げる。そんな由希に綾女君と呼びかける女性が。
 夾と透はお出かけに行く事に。単なる買い物だが。由希は綾女に会いに行くが、綾女はドレスを着てお出迎え。 美音はお茶の葉を切らしたので買出しに。
 由希は高校の時同じ生徒会の会長として綾女に世話になったと言う女性に会った話をする。
 「侘びをいれねば…!!!」と立ち上がる綾女。
 しかし今から行ってもいないと言う由希の言葉に腰を下ろす綾女。
 綾女が生徒会長の頃、兄弟校でもある女子高との親睦を深めるイベントを多く行い、
必然女子高の生徒会長ともよく共に仕事をした。
 ある日、彼女は告白する。「綾女君のことが好きです!!ずっと…ずっと好きでした…!!」
 「なるほどそうかい、それはどうもありがとうっ。卒業しても達者にくらしてくれたまえっ」「え…」
 「それでは行こうか、とりさん、ぐれさんっ。おおっとそうだ、最後に…、君の名前は?
記念に憶えてあげても構わないよっ」
 「…なまえ…?あ、あれ?そんなの…随分、前に…、とっくに…」
 「そうなのかい?申し訳ないがサッパリ憶えていないねっ。
思うに君は個性が無さすぎて印象に残そうにも残せなかったのではなかろうかっ」
 「一人相撲…」紫呉がちょっと笑いながら言う。
 「なるほどうまいことを言うね、ぐれさんっ。確かに彼女は一人で相撲をとっていたようだっ。
だが案ずることはないっ、己の欠点に気づいたならば、これから大いに…」
 はとりが窓枠を強く叩く。「もうやめてやれ。もう…充分だろう」
 彼女は自分を馬鹿みたいと言い、泣きながら走り去る。彼女はなぜ泣くのかと綾女。
 傷ついたからだろうとはとり。ボクが悪いと言う事かい?と綾女。
 「悪いとか悪くないとかそういう…事じゃない。傷つく人間もいるという事だ。…そういう…人間だっているんだ…」 あの頃の綾女にははとりの言葉は不可解だったが、その出来事は長い間頭の隅にあり、
とても大切な何かをたくさんみのがして生きてやしないか…と思えてならなかった。
 綾女の前に美音が現れ、一緒にいると嬉しく、君を好きだと言い、彼女に受け入れられ、
「良かった…こわかった…とても。拒絶されたらと…」
 “ああ、そうか、そんな風に、ひとは傷つくものなんだね。
誰かを求めて、踏みにじられて、そうかそれは…残酷なことだったね、本当に”
 彼女を傷つけた事を嘆く綾女に由希は言う。彼女は照れてるみたいに笑っていた。
 ダンナと子どももいるみたいだ。いつまでも不幸なままではない。毎日毎日頑張ってきて今の笑顔がある。
 その理屈でいくと、由希にもわびる必要がないという事にならないかい?と言う綾女に、
ムチャクチャなトコロを詫びるのかと由希。
 自分がした冷たい仕打ちをすっかり忘れている由希に、救われた気持ちになる綾女。
(と言うのは私の解釈。由希をますますいとおしく想ったのは確かだろう)
 美音は翔を連れてきた。偶然会ったのだ。翔が真知の事を言ったせいで、真知呼び出される。
 綾女と美音に責められ(もちろん、お着替え攻撃だ)、レア物の巨大モゲ太を抱きしめながら、
遠い目をしている真知。

 紅葉、すっかり大きくなり、見違えるよう。中身は変わってないが。紅葉と透、潑春と由希、で一緒に帰る事に。 夾が帰ったら、うちには紫呉がいず、紀紗と燈路がいた。
 紀紗にとってはちょっぴり恐い夾だが、今日はなんとか挨拶ができ、
やっぱり本当は優しいお兄ちゃんなんだよねと喜ぶ紀紗。
 お姉ちゃんにはいつだって優しそうにしてるもんね。燈路も確かにそうだと思い出す。
 燈路、やってきた潑春と由希に、恭は透の事好きなのかなと聞く。
 好きはダメなの?と言う潑春に「だ…っ、だって…猫は…」
 「…燈路って、みんなが避けて通る橋を、わざわざ選んで通るよね…」と潑春に言われ、
「自覚は…してる…。べっ、別に反対とかそういうわけじゃなくてさ…こう…モヤモヤというか心配というか…
今さらだけどさ」
 夾は紅葉に背が伸びたなと言っていた。
 「でっしょー!!そのうちキョーより大きくなって、キョーよりカッコ良くなっちゃうかも!
そしたらそしたらもしかしてぇ、…トールはボクのプロポーズを受けてくれるかな?
…ねぇ諦めちゃうと、そんな事だって起きるかもしれないってわかってる?だから、諦めるのは良くないよ。
ボクももう“考えても仕方ない”なんて諦めるのはやめる、猫憑きのコト」
 「今さら…?」「…そう、“今さら”だ…」由希の言葉。
 「どう言い繕っても。だからこそ、もっとシンプルに考えよう」“倖せになる為に何をすべきか”
 「“今さら”…だけど、自分以外のだれかにトールを奪われたら、悔しくないの?」
 紅葉は笑顔を見せて、カレー作りの手伝いに行く。

 由希、真知に迷惑をかけたからとプレゼントをする。モゲ太ペーパーウェート。
 真知が綾女のモゲ太を気にしていたから。真知の様子を見て、あれは気に入った態度だ!と由希。
 にこりともしないで、ただ色々な角度で眺めているだけだが。
 実際、真知は喜んでいて、由希にお礼を言いに行く。
 翔、由希に教科書借りようとして、教室に出かけ、透に会う。
 翔は昔、透に言ったのだ、
「アンタ、ムカつくね。アンタ一人が、全部の不幸を背負ってるなんて思うなよ。
アンタのほうが“可哀相”だなんて、勘違いするなよ」と。
 透は思い出した。真知は由希に欲しいものを聞く。自信、又は、肥料、だそうだ。
 由希、真知に、夏休みに遊びに行こうと言う。
 翔の恋人の小牧さん、彼女の父親が乗ってた車が今日子に突っ込んだのだ。小牧の父親は即死だった。
 “何かを得たり、知る為には、何かを犠牲にしたり傷つけなきゃ、果たせないのかもしれない、どうしたって。
やるせないコトだけど”
 由希、翔と、小牧さんに会いに行く。翔が小牧さんに、透にそう言ったと告げた時、彼女は嬉しくないと言った。  「私の為に言ってくれた事なんだって…わかってる、わかってる…
けど、どちらがより不幸かを秤にかけて、それで勝ったって、…嬉しくないよ…」
 彼女は泣いた。なんで彼女が泣いたのか翔にはわからなかった。
 由希が会ってみると、実際小牧さんは可愛い人だった。
 翔は中学の途中まではすごい無口な人だったそうだ。家の事情が解決してから今の翔になった。
 透は思い出さなくて申し訳ありませんでしたと謝った。
 しかし今は翔にもわかっている、不幸ぶってたわけではない、意味もなくヘラヘラ笑っていたわけではない。
 あの時は立ってるだけでやっとで、憶えていなくても仕方がない。翔は謝る。
 “アンタを傷つけて、小牧を傷つけて、由希を傷つけて、それで、ようやく知ってく気持ち。
それでようやく、ここまで辿り着いた、気持ち。でも、まだこれからも、それは続いていく”
 小牧も元気にやってる、アンタも元気そうに見える、毎日、良かった、と言う翔。
 「由希君…最近とても楽しそうです…。たくさん笑っていらっしゃいます。
それはきっと、真鍋さんと、出会う事ができたからですね…」
 笑顔の透。
 “なんかすごく、泣きたくなった。あの笑顔は、よく知ってた。
自分じゃなくて、誰かの為に、自分以外の誰かは、かなしい気持ちにならないように”
 小牧がよくしていた笑顔と同じだった。

感想:うん、すごいよね、この話し。優しくない人間の、人の気持ちがわからない人間の、フォローもしてるもんね。 相手の立場に立って考えるって事してる人間って少ないしね。その立場に立って、やっとわかる色々。
 まあ、私も人の事言えないしね、色々傷つけてる。モミッチ、男前!


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フルーツバスケット 18

「フルーツバスケット 18」高屋奈月 ☆☆☆☆☆

 もうすぐ、春が来るのに、雪が降った。雪が積もるのは嫌だ。
 一面に広がる白い雪は、乱れなく広がるその「完璧」さは、嫌。

 倉伎真知は新品のチョークが詰まっている箱を払い落とす。
 その事を草摩由希に言いつける真知のクラスメイト。
 彼女らは真知が実の弟を死なそうとして家を追い出されたと言う噂もしゃべる。
 親からその話は聞いたと真鍋翔(かける)も話す。そして真知が雪に足跡をつけてまわってたという話もする。
 由希と翔、真知の部屋を訪れる。素晴らしく散らかった部屋。片づけをして、ゴミを捨てにいく翔。
 「真知は…整理されたモノが嫌なの?雪の道や片付いた部屋とかそういう…「完璧」さが、嫌なの?」
 「…そ…っ、…そ…う…っ、こわい…から…っ」母親にいつでも完璧さを求められていた。翔に勝つために。
 弟が出来、もう真知に完璧さを求めなくてよくなった母親は、何もかも完璧にしようと努力していた真知を、
無個性でつまらない子だと言った。
 由希は言う。
 「…がんばった…ね。たくさん、たくさんがんばって、…今の真知がいてくれる事が、嬉しい。
…がんばったね」
 “ほめられるなんて、思わなかった。ほめてもらえる日が、くるなんて思わなかった。
…私は、欠けてて、いびつで、駄目だけど、それでも、ほめてくれる人がいた”
 真知は寒いんじゃないかと思って、弟に毛布をかけようとしただけだった。それを最初から歪んでとられた。
 妬んでなんかなかったのに。その話を部屋の外で聞いている翔。

 会議。真知の前に置かれる新品のチョークが詰まった箱。由希はその一本を折って、取るのだった。

 告白してきた女子をお断りする由希。皆川素子は由希に放課後に会う約束を取り付ける。
 その約束取り付けシーンを偶然みかける翔と桜木直人。由希に当る直人。
 直ちゃんの好きな子がゆんゆんに片想いしているからヤキモチ焼いてるんでしょ~っと、
鋭い指摘をする藤堂公(きみ)。

 素子の前に現れる由希。
 「わ、わたし、由希に会えて良かったと…思っています…。私、この高校に、入って良かったと思っています。
お祭りみたいに毎日騒いで…、
怒ったり笑ったり、御迷惑もたくさん、かけましたけれど、その中心には、いつも由希が居て、
…大好きでした、大好きでした、由希。
…だから、だから、私は祈っています。由希が…由希も、由希だけの倖せを手に入れることができますよう。
もしいまが倖せなら、それ以上の倖せも手に入れることができますよう、祈っています。
私の過ごした日々はきっと、“倖せ”というもので、だったら、それは由希がくれたもので、私は、
こんな風にしか、返せませんけれど…ありがとう…」
 …「…俺には、勿体ないくらいの気持ちですけど…、はい…はい、ありがとう…ございます」

 卒業式。一人教室を見つめる素子。見つけられて出て行こうとする素子を引き止める直人。
 「み、皆川先輩!!
皆川先輩…っ、ぼ…っ、オっオレ…っ、オレ…ず、ずっと、ずっと…っ、…っ、…っ、
別れの次は、出会いですからっ。
さよならの次は、初めましてですからっ、
…ですからっ、ですからこれからも、卒業しても元気で、元気で笑っていてくれるよう、祈ってますから…」
 …「桜木君も、…元気で、ありがとう…」

 草摩依鈴(いすず)は卒業式にも出なかった。入院先がどこかもわからないし、連絡も取れない。
 草摩潑春は由希から本田透が依鈴の事を心配している話を聞く。
 草摩燈路は潑春に依鈴の怪我は依鈴が慊人に二階から落とされからである事を話す。
 紅野は猫憑きを閉じ込めるための部屋に誰かが閉じ込められている事に気づく。潑春は慊人を問い詰める。
 慊人は指摘する、自分が依鈴を嫌っている事をわかっていたのに、依鈴に好きだっていったんだねと。
 依鈴は紅野が病院に運んでいた。慊人を殴ろうとする潑春。
 しかし潑春は自分が依鈴を好きになる事は、彼女を傷つける事になるとわかっていたのに、そうしたと気づく。
 彼女の怪我の理由もうすうす気づいていたんじゃないのか。潑春は慊人を殴らずに去ろうとする。
 潑春を必死で呼び止める慊人。物の怪の血が潑春を振り向かせる。紅野がいた。
 「行くんだ、戻らずに。数日すれば面会もできるだろうから、依鈴に会いに行くといい。
依鈴もきっと会いたがってる。一番、最初に口にした言葉は、君の名前だったから」
 裏切った紅野を責める慊人。
 「僕は愛される為に生まれてきたんだ!!みんな、みんな僕を待ってた!!だって!
だって、そう、言ってた…っ。父様(とうさま)…父様、父様…っ、たすけて…っ」
 慊人の側近くに仕える女中頭のような女も紅野を責めた。慊人の望む事を遂行するのが彼女のする事。
 彼女は楝を嫌っていた。

 透が紅野と話して愕然としている姿を見、依鈴は紅野を追いかけた。
 紅野が透に余計な話をしたんだと思ったのだ。追った先に楝がいた。
 楝は呪いを解く方法を知っているかと訪ねる依鈴に願いを叶えてくれたら教えてあげると言った。
 慊人の部屋にある箱が欲しい。依鈴は慊人に捕まる。楝はもちろん呪いの解き方なぞ知らなかった。
 病院を飛び出して、倒れていた依鈴を潑春が見つける。依鈴の髪は慊人に切られていた。
 依鈴の前に現れる紫呉。彼は楝は呪いの解き方を知らないと言う。そしていずれ呪いは解けると言う。
 そこに現われる透。
 「いずれとは…いつですか。何年とか、何十年とか先の…お話しですか。それでは…駄目です…」
 いつか解けるならそれでいいと言う依鈴に透は叫ぶ。
 「駄目です…っ。春までには…次の春までには解けなくては駄目です。そうでなくては駄目です。
そうでなければ、夾君…」

感想:由希はすごいねえ、あんな情報で真知の思いを汲み取り、彼女を救う言葉を言うなんて。
 さりげない思いやり。出来ないよなあ。かたきキャラ素子も最後には救われましたね。
 まあ、もう、色々と気づいていましたものねえ。依鈴はこれ以上は傷つかないんでしょうね。
 そりゃあ、不幸な状況なんていくらでも考え付くけど。春とお幸せに。短い髪似合うし。楝は勝たないよ。
 彼女の大切な人は死んでるんだから。慊人には紫呉がいるし。歪んでる奴だが。
 小さな時に紫呉への想いを刷り込まれちゃって気の毒だったね慊人。
 でも、あんた、傷つけすぎだから、同情はしない。

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フルーツバスケット 17

「フルーツバスケット 17」高屋奈月 ☆☆☆☆☆

 紅野(くれの)は紅葉からもらったDVDを見る。そこには紅野に会いたがっているありさの姿があった。
 しかし泣いてすがる慊人の姿を思い出し、手で顔を覆う紅野。紅野は電話をかける。出たのは紫呉。
 透への用事を伝えてもらうついでに、ある事を告白する紅野。それは紫呉も、うすうす気づいていた事だった。
 紫呉は透に封筒を買ってきてくれと頼む。
 店に向かっていると、すずめが沢山いて、その可愛さに思わず座り込む透。
 そこに紅野が現われ、すずめは逃げていく。紅野は鳥の物の怪憑き、普通ならすずめは寄ってくるはず。
 その事に違和感を覚える透を突然抱き寄せる紅野。紅野は変身しない。彼の呪いは解けていたのだ。
 「どうして…っ、どうやって呪いが…っ」
 「…わからない。自分でも突然の事だった。なんの前触れも無く、それは解けた。
急に視界が開けた気がして、自分の中には“自分”しかいなくて、追いたてるものも無くて、空は青かった。
あの空をもう飛ぶ事はできないんだって思ったら哀しくて、“ひと”に、なれた気がして、ようやく…。
嬉しかったよ…」
 紅野は確かにありさを好いていた。しかし泣きすがる慊人を突き離せない、あの哀しい女の子を。
 慊人は生まれた時から“男”として育てられた。そう決めたのは慊人の実母、楝(れん)。
 二人は憎しみあっていた。楝は死んだ慊人の父、晶(あきら)に執着していた。
 楝が慊人を宿した日の朝、泣きながら紅野は目を覚ました。紫呉もはとりも綾女もそうだった。
 慊人が女だと知っている十二支は、この三人と紅野だけ。紅野は去る。
 泣きながら動けない透の前に、(呼ばれて、飛び出て、じゃじゃじゃじゃー…ん)花島咲が現われる。
 咲は透を自分の家に泊め、ありさを呼ぶ。
 ありさは、透が咲に話した紅野の話も聞いていて、泣き笑いのような顔で、
「大好きだ、このバカ」と透を抱きしめる。
 そんな紅野は透に似ていて、ありさはそーいうバカが好きで、だからしゃーない。

 透達は卒業式で使う紙の花を作っていた。由希は生徒会長として学校中を見回っていた。
 手伝うと言っても、皆遠慮する。窓の向こうには楽しそうに語らっている生徒達。
 少しさびしく思うが、苦く笑み、又校内巡回。そんな由希の前に突然現れる倉伎真知。なんか息切れしてる。
 見かけたので、挨拶しようと思って、追いかけて、この結果に。
 “挨拶なんて…(どうせ後でまた会うのにな…)ただそれだけの為に、追いかけてきたのか。
他の、誰の処でも、なく”
 由希、顔を赤らめ、真知の頭に手を置き「ありがとう」と言う。

 紫呉は紙の花を透から一個もらい、それを慊人にあげる。「…ねえ、ちゃんと、覚えてる…?」「何を?」
 薄く笑って聞く紫呉。「紫呉は、僕のこと好き?」そう紫呉に聞く幼い慊人。
 紫呉は庭の椿を一個取り、慊人にささげながら、
「誰よりも、君を想う、それこそが揺るぎない、事実。好きですよ、慊人…」と言って、
慊人の耳元に接吻するのだった。
 紅野の声で目覚める慊人。

 上司に担当替えてくださいと電話で訴えているみっちゃん。紫呉の接待なのだ。
 電話から戻ると紫呉が誰やらと話している。何とそれは紫呉の両親。
 そこで、本家の会食が行われていたのだ。紫呉は慊人の姿を見ても挨拶もせず去る。
 紅野は紫呉との電話のやりとりを思い出す。
 「突き離すべきだったんじゃないかい、慊人さんの為に、その時も、今も」紅野がとても嫌いだと言い放つ紫呉。 紅野はこれ以上、慊人を冷たくあしらわないでやってほしいと頼む、
「いつだって、今でも一番、側にいてほしいと、願っているひとは…」
 慊人が帰った部屋には紫呉がいた。一緒にいた女と寝たかと聞く慊人。否定する紫呉。
 「でもあの女とは寝たじゃないか」楝の事だった。「誰よりも、君を想う、それこそが揺るぎない事実」
 そう、紫呉もずっと覚えていた。慊人が紅野と寝たから、紫呉は楝と寝たのだ。

感想:とっくに本編、終わってるのにね。ハッピーエンドでしたね。あまりに積読が多く、処理し切れてない。
 この巻が、フルバ最大の衝撃の巻でしょう、たぶん…。女だったんですかあ!紫呉、ゆがみまくってますねえ! 紅野、呪い、解けてたんですかあ!
 慊人は、楝に人格否定され続け、それゆえに十二支の絆にすがらざるをえず、
だからあんな風になってしまったと。
 楝は晶にラブラブで、たとえ自分の子供でも、ライバルというわけですか。
 紫呉は慊人をずっと好きで、紅野と寝た慊人を許せず、愛している分いじめたくなる。
 慊人も紫呉が大好きで、紫呉がよりにもよって楝と寝た事で、すっかり狂ってしまったと。
 まあ、だからと言って、八つ当たりは良くないなあ。
 たとえ、猫憑きであっても、他の誰よりも慊人を愛さないといけないと言うわけですか。
 楝のような母親持っちゃ、そりゃ不幸でしょうとも。
 夾にとっての師匠のような人とも会えず、大好きな紫呉はかなり歪んだ性格の持ち主。
 確かに紅野が突き離した方が、慊人にとって良かったかもな。紅野の気持ちも分かるけど。
 男女の愛って、(男男でも女女でも良いけど)奇麗事では無いのよね。嫉妬はどうしてもあるしね。
 しかし紫呉は私には憎めません。なんせフルバ占いで、紫呉になり、恋人占いでも紫呉になった私です。
 自分はあんな性格ではないと思うし、あんな恋人はいりませんが、憎めない。
 紫呉と慊人は透にこのにっちもさっちもいかない状況を変えて欲しいのだろう。

ちっちゃん俳句「その社員 言ってるのよね 保険かも」
         「その湯浴み 限りませんが お付かも」

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フルーツバスケット 15

「フルーツバスケット 15」高屋奈月 ☆☆☆

 草摩由希が初めて慊人に会った時、涙が流れた。優しげな顔の幼い慊人。
 『会いたかった、会いたくなかった。抱きしめたい、逃げだしたい。愛しくて、憎らしい』
 物の怪憑きの者は皆、初めて慊人に会った時、涙を流した。慊人はある日、捩れた。
 ふすまに墨を塗りたくりながら、「この世は、僕の世界は真っ暗だ。
だったら部屋もそれにふさわしい色にしなくちゃダメだよね」
 「由希も由希もまっ暗だ。僕と君はいつも一緒なんだから君もまっ暗じゃなきゃダメだ。
一緒じゃないと不公平だろ?。…違う…。違う、一緒なんかじゃない…っ。僕はいらない存在なんかじゃない…っ」 「僕は選ばれた存在で必要とされる存在で。居るべきだからここに存在(い)る!!
おまえと一緒なんかじゃない!!おまえは僕の玩具(おもちゃ)なんだよ。おまえの母親が僕にくれたんだ。
ははっ、おまえ、捨てられたも同然なんだよ」
 「そろそろ気づけよ、バカ。鼠は嫌われ者なんだよ。誰も、誰もおまえなんか気にかけない。
僕がいなくちゃ、僕がかまってやらなきゃ、おまえが存在(い)る価値なんて無いんだよ!!」
 母は会いに来なかった。他の十二支(なかま)と口をきいた事もなかった。
 兄と言われる人とすら言葉を交わした事がなかった。猫憑きの子が外にいると聞いて、外に出てみた。
 憎しみの言葉をぶつけられた。由希の両親は豪遊三昧。鼠は格が違い、もらえる額や役職が違った。
 小学校で初めて友達が出来たが、鼠になってしまい、友達からその記憶が除かれてしまった。
 歩いていたら誰かの帽子が飛ばされて、目の前に落ちてきた。猫憑きの夾のだった。
 夾は由希から帽子を受け取らなかった。体の具合が悪くなった。
 慊人「死んじゃうの?由希。ねぇ、死ぬの?…つまんないね」
 ゆるゆると、弱っていくのは躯(からだ)か、心か…。両親は旅行中で見舞いに来ず、兄は無関心だった。
 慊人「夾って…猫憑きの夾の母親ってさ、自殺してるんだよ。表向きは事故死になってるけど、自殺だよ。
遺書まがいのモノも残ってたらしいし。
“側にいるのが辛くなった”とか、“せめて、鼠憑きの子で生まれていたら少しは倖(しあわ)せだったろうか”とか。夾(あいつ)は由希を恨んでる。だって、夾(あいつ)、葬式の席で父親に“由希を殺して、俺も死んでやる”って。
そうそう…、牛憑きの潑春も由希の事、嫌(いや)だって、由希(ネズミ)のせいで自分は笑い者だからって。
…由希って本当に嫌われ者なんだね」
 『あの子(夾)のかなしさをぼくは知らない。何も知らない。
ぼくがこの世から本当にいなくなったら、そのかなしさも少しは消えてなくなるんだろうか。
いなくなったら、初めて役に立てるんだろうか。
世界は暗く、嫌われて、必要とされないなら、今、ここにいるぼくに、意味なんて何も無い』
 心のどこかが弾け、由希は夾の帽子をかぶって、目的も無く外に飛び出す。
 そうして辿り着いた場所に透の母親がいた。
 彼女はかわいいボンボンをつけた娘がいなくなったと警察に訴えていた。
 由希はボンボンをつけた子に覚えがあった。戻ってみると、そこにいた。
 由希が母親に知らせに行こうかと思い、歩き出すと、ついて来た。
 『今、あの子の世界はぼくに託されてる。もう迷子にならないよう、必死にぼくを追いかけてくる。
頼ってる、ぼくを。ぼくを、必要としてくれる』
 無事に着き、由希は帽子を透の頭にかぶせる。
 『この世は、光に包まれた世界なんかじゃない。でも、それだけじゃない。暗闇だけじゃない。
それだけじゃないんだ』

 文化祭に向けて、劇の練習。
 配役ミスはぬぐえず、熱く燃える女、木之下南は話をキャストに合わせて変更
(フレキシブルだな、南。将来は敏腕プロデューサーか、売れっ子脚本家か)。
 由希が王子役で無いのが不満な山岸。しかし倉伎真知は由希は王子らしくないと言う。

 文化祭、当日。
 杞紗と一緒に来た燈路、杞紗を潑春に抱き上げられ、
『耐えろ、オレ…っ。ここで怒ったらいつまでたっても男になれないっ。
余裕だ、余裕をみせつけろ…!!』と自分と戦う。
 劇が始まる。かなり改変された無茶苦茶なシンデレラ。みな私情丸出し。
 夾の王子が靴の持ち主を見つける場。
 花島咲演じるシンデレラのセリフ「ずぅっと…そうやって自分を誤魔化しながら生きていくつもり…?
お城の中で、お城の中に閉じ込められて、死ぬまで…」
 「だったらなんだよ。それで誰かに迷惑かけんのかよ。どうなろうが俺の勝…」
 透が「私は、私はそんなの…、そんな…の…」と急に言う。
(劇としてはありえないぐらい現状と重なってるから…)。
 劇終わり、夾の師匠、藉真が現れ、花ちゃん、完璧に猫をかぶって対応する。 夾、恐怖に震える。
 由希、真知がいじめられている所に遭遇。
 真鍋翔が対策を講じている間、由希がへたに出てくのも何なので、ひどくならないように見張る。
 真知は由希を王子じゃないと言った事で責めを受けていた。
 由希の事をどうおもっているのかときかれ「…天然の人。それから心細そうにする人…。
たくさんの人間(ひと)に囲まれてても、“王子”って呼ばれてても、心細そう…」と真知は言う。
 ちょっと赤くなる由希。
 一方夾は、もしかしたらと思いながら、『そんなハズない。そんなコト、思う自分を許さない』と考えるのだった
(最後のセリフ、夾よね透も?)

感想:由希は夾が思うほど恵まれてはいなかったのね。
 DV問題も、身体的な虐待より心理的な虐待の方が後々まで響くそうで…。
 慊人にもゆがむ理由はあるんだが…。人に当たるのは不幸が広がるばかりだから、どうにかしないと。
 由希は真知と結ばれるのか。今の段階ではその想像は早いか。
(花ちゃんは師匠と結ばれるのか…。いえ、師匠は良い男だと私も思います。)

ちっちゃん俳句 「外相を 引っ張っていき 油かな」
          「工場を 確認すなる 蛇口かな」

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フルーツバスケット 14

「フルーツバスケット 14」高屋奈月 ☆☆☆☆☆

 リン=依鈴(いすず)は呪いを解く方法を草摩紫呉(そうましぐれ)に訊く。しかし紫呉は知らないと言う。
気分がすぐれないリンは過去を生々しく思い出し、本田透の前でパニくる。

 他の十二支達の多くと違って、小さい頃リンは幸せだった。
だってリンのパパとママはいつだってニコニコだったから。
「どうして?どうしてパパとママはいつも楽しそうなの?ホントに楽しい?悲しいコトとかはないの?」
その言葉がパパとママのニコニコを壊した。リンは両親と共に居られなくなり、楽羅(かぐら)の家に引き取られる。
辛い時支えてくれたのがはつ春。春のためにもリンは呪いをどうしても解きたいのだ。透も思いは同じ。
リンは透に危うさを感じる。 

 いっそ慊人(あきと)に訊いたらどうかな。呪いの解き方。
慊人も全然幸せそうにはみえないから、慊人にとっても呪いは負担なんじゃないかな。
でも慊人、性格悪いから知っていても素直に言わない確率が高い。
知らないとか、言っても仕方がないものとか、知っていたら呪いが解けないとか、だったりして。

 やっぱり透は透で無理してるのかな。でも人の痛みがどうしても自分の痛みのように感じてしまうんだろう。
つらいね。

 透、どんどん夾(きょう)とのカップルへの道に突き進んでいくみたいです。いいのか、由希。
はためには由希より夾の方が透にはお似合いな感じ。一種、似た者同士だから。
フランスでも夾のファンが多いみたいだし。由希は由希で辛いから、良い人が見つかると良いな(紫呉もね)。

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