映画「か~こ」(7)

恋は邪魔者

「恋は邪魔者 Down With Love」 ☆☆☆
監督:ペイトン・リード 脚本:イブ・アラート、デニス・ドレイク 撮影:ジェフ・クローネンウェス 音楽:マーク・シェイマン 衣装:ダニエル・オーランディ 脚本:イブ・アラート&デニス・ドレイク プロダクション・デザイン:アンドリュー・ロウズ

最後まで書いています、注意!

 1962年、バーバラ・ノヴァク(レニー・ゼルウィガー)はメーン州からニューヨークに出てきた。
 自分が書いた「恋は邪魔者」という本を出版するためだ。
 出版社を訪れると編集者のヴィッキー・ヒラー(サラ・ポールソン)に迎えられる。
 本の内容をお偉いさん達に説明するバーバラ。
 それは「女は自立し、仕事で男と同等になれない限り幸せではない」というもの。
 レベル1:考え方を変え男から距離を置く事。
 セックスの快感は恋や愛とは無縁と知り自分で快感を得る方法を覚えること。快感はチョコで。
 女は誰でもチョコに対して生物学的反応を示し脳内でセックスと同じ快感を覚える。
 チョコで快感を知ればセックスと愛の違いを理解できる。男への恋愛感情に縛られなくなる。
 職場において女も積極的に働き男とまったく平等になれば自信となる。
 レベル3になれば好きな時にセックスできる。男と同じように恋愛感情抜きで気軽に。

 一方、
違いを知る男の雑誌「ノウ」の花形記者キャッチャー・ブロック(ユアン・マクレガー)は親友でオーナーのピーター・マクマナス(デビット・ハイド・ピアース)から頼み事をされる。
 彼はヴィ ッキーに気があり、
彼女からキャッチャーにノヴァクのカバーストーリーを書いてもらいたいと頼まれたのだ。
 しかし彼にはその気はない。彼女との会食を女性とのお楽しみのために3度断る。
 それを知った彼女は取材を断る。
 ビッキーがエド・サリバン・ショーで同じ題名の歌を歌うジュディ・ガーランドと一緒に本を紹介してもらうようにする。
 たちまち本が世界中でベストセラーになる。
 そしてテレビで彼女はキャッチャーのような女をとっかえひっかえする男が一番最悪と非難する。

 女達と楽しめなくなってしまったキャッチャー・ブロック、バーバラに罠をかけ、暴露記事を書く事にする。
 通りでバーバラを発見。 自分の事をNASAのジップ・マーティンと名乗り、彼女に接近する。
 デートを重ねる二人。しかしジップはなかなか事に及ばない。彼の部屋。
 彼女はジップに恋を告白し、それをこっそり録音するジップ。
 そこに彼のデート相手の一人グエンドリン(ジェリー・ライアン Jeri Ryan)が現れ、
気軽なセックスを楽しみに来たのだが、二人の姿を見て帰っていく。
 自分が記者のキャッチャー・ブロックである事を告白するキャッチャー。しかし彼女にも告白する事があった。
 バーバラ・ノヴァクという女はこの世にはいない。
 ナンシー・ブラウン、1年前3週間半、キャッチャー・ブロックの秘書をやっていた。当時はブロンドではない。
 彼女はその時に彼に恋をした。しかし彼女はよくてその他大勢の一人。
 彼女は自分を高め、自信をつけ、論争の的になる本を書き、彼がこのような事をするようにしむけたのだ。
 前から実は彼女に惹かれていた彼は彼女に郊外で家庭を持とうとプロポーズするが、彼女は断る。
 自分は今はバーバラ・ノヴァクだ。恋や愛はいらないと。

 彼女は自分の会社を持つ。そこに秘書に応募してきたキャッチャーが来る。
 彼は新しい男に生まれ変わったと言う。
 ナンシー・ブラウンではなく今のバーバラ・ノヴァクにプロポーズし、彼女はそれを受け入れるのだった。

感想:うん、楽しかったです。美術が素敵だし、衣装が最高だし。ユアンは魅力的だし(歌声が最高に素敵)。
 みんなコメディにはまってたし(コメディは難しいもんね。演技派がコメディがいけるとは限らない)。
恋は邪魔者 特別編
関連サイト
DAY FOR NIGHT
大変、力が入った記事。私のより面白い事は間違いない。
PrettyGood-blog可愛い絵
SlowTrainお勉強になります。
スクリーンセレブのファッションチェック
映画で英会話/Tango Tango!!英語のお勉強

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キャラバン

「キャラバン」1999年 仏=英=ネパール=スイス ☆☆☆☆☆
監督・共同脚本:エリック・ヴァリ 製作:ジャック・ペラン 共同脚本:オリビエ・ダザ 撮影:エリック・ギシャール、ジャン・ポール・ミュウリッシ 音楽:ブリュノ・クーレ

最後まで書いています。注意!

 村の長老ティンレ(ツェリン・ロンドゥップ)の息子ラクパが亡くなった。近道になる危ない道を行ったためだ。
 ティンレは村一番の指導者的な若者カルマ(グルゴン・キャップ 古事記に出てきそうな男前だ)のせいだと言う。
 カルマは弓の腕も一流で、村人の病を直すための儀式で悪魔の象徴の的を射抜くほどだったが、
このような儀式で病を治せるとは思っていなかった。
 ラクパの息子ツェリン(カルマ・ワンギャル 上戸彩似の美少年だ)はカルマに憧れる。
 ティンレはカルマをキャラバンの首領にするのがいやだった。自分が孫を連れて行くという。
 他の村人はせめてカルマを補佐にしろと言うが、カルマの祖先がティンレの祖父の死に関わっているらしく、
ティンレはカルマを補佐にする事を頑なに拒否する。
 ツェリンは名前をパサンに変えられてしまう。山の悪魔から守るためだ。鍛冶屋の名前だそうだ。

 カルマは冬が迫っているので、占いの結果の吉日より前に出発する。
 一方ティンレは僧にしたラクパの弟ノルブ(カルマ・テンジン・ニマ・ラマ 割とハンサム)に会いに行く。
 ティンレはノルブにキャラバンに参加して欲しかったのだ。しかしノルブはキャラバンの事は何も知らないと断る。

 吉日の日。キャラバンに参加するためにノルブが村に来る。
 師の教え「最も困難な道を行け」を思い出したからだ。
 ティンレは孫のパサン(ツェリン)やその母親ペマ(ラプカ・ツァムチョエ)も連れて塩を運ぶキャラバンを出発させる。
 途中巡礼に出会う。カルマのキャラバンについてきくティンレ。3,4,5日前に会ったそうだ。
 ティンレはカルマに追いつくために湖の脇の道を行く事にする。そこは悪魔の道と言われる所だった。
 狭い道の脇はすぐ崖。途中道が壊れて無くなっていた。
 しかしヤクはこの道を引き返すことが出来ない(狭すぎて回れ右は出来ない)。道を石で補修する。
 道が壊れて最後のヤクが落ちてしまい、ノルブも危なかったが、なんとか大丈夫だった。
 ティンレはカルマに追いつく。

 ティンレの占いで嵐になると出た。
 カルマは人もヤクも疲れ切っているから休まなければいけないし、空も青いと出発を反対するが、
皆はティンレに従う。

 嵐が来る。嵐の中ティンレは倒れてしまうが、誰も気づかない。後から追ってきたカルマがティンレを助ける。
 しかしティンレは次の長老はノルブだと考えていた。ノルブはそうじゃない、僕は絵師だと言う。
 ティンレはカルマを長老に選ぶ。ティンレもカルマ同様いつも神託に従ってきたわけではなかった。
 「反抗することから真の長老が生まれてくる」とティンレは言う。ティンレは山で亡くなる。

感想:優秀な指導者は占いも自分の都合の良い様に演出して使う。
 ティンレは占いと経験をうまく合わせて使っていたのだろう。
 占い通りにしないと何か災厄がある度に占い通りにしなかったせいだと言われてしまう。
 でもティンレ、依怙地すぎるね。悪魔の道はやっぱまずい。占いどおりの吉日だと冬の嵐に会い易い。
 うーん、難しいな。 ティンレの依怙地のせいでノルブが死んじゃうんじゃないかとドキドキしました。
 そうはならずに良かったです。景色が雄大で神話の世界みたいでした。出演者の顔も雰囲気がありました。
キャラバン
関連サイト
DAY FOR NIGHT
pema68’s Cinema Page
Wander
WWW/Gogh's Bar
工房通信 悠悠

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コンスタンティン

「コンスタンティン CONSTANTINE」2005年 米 2h1 ☆☆☆☆
監督:フランシス・ローレンス(Francis Lawrence)脚本・原作:ケビン・ブロドビン(Kevin Brodbin)脚本:フランク・カペロ(Frank Cappello)撮影:フィリップ・ルスロ(Philippe Rousselot)美術:ナオミ・ショーハン(Naomi Shohan)音楽:ブライアン・タイラー(Brian Tyler)クラウス・バデルト(Klaus Badelt)衣装:ルイーズ・フログリー(Louise Frogley)視覚効果:マイケル・フィンク(Michael Fink)

この頃の私のブログは最後まで書く事を身上としておりますが、今回のは記憶に基づいて書いておりますので間違っている可能性があります(前後関係もあやふや)。注意!

 メキシコ。男が廃墟で槍の穂先を見つける。その穂先を持って歩いていると車がぶつかってくる。
 しかし男は穂先に力を得て無事立ち上がり歩いていく。

 ロサンゼルスのアパート。
 ヘネシー神父(プルイット・テイラー・ビンス Pruitt Taylor Vince)に呼ばれて現れるジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス Keanu Reeves)。
 少女(Johanna Trias)に悪魔が取り付いたみたいなのだ。悪魔を祓うコンスタンティン。
 しかし彼は今度の事に何かが起こりつつあるのではと感じる。
 コンスタンティンを階上から見ているメダルを指で玩ぶ影。
 コンスタンティンはヘネシーに探る事を依頼し、自分は病院に向かう。
 彼は長年の喫煙により肺癌にかかっていて余命幾ばくもなかった。

 一方アンジェラ・ドッドソン(レイチェル・ワイズ Rachel Weisz)は悪夢を見た。
 精神病で入院している双子の妹のイザベルが病院の屋上から身投げする夢だ。しかしそれは現実だった。
 アンジェラは刑事で、病院で妹の死体を見る。
 彼女がエレベーターに乗ろうとするとそのエレベーターにはコンスタンティンが乗っていて、
彼は彼女が乗ろうとしているのにエレベーターのドアを閉めてしまう。

 カソリックの教会にやや同時に現れるコンスタンティンとアンジェラ。
 コンスタンティンはそこにいるハーフ・ブリードの天使ガブリエル(ティルダ・スウィントン)に会いに来たのだ。
 コンスタンティンは一度自殺未遂をしており、彼の地獄行きは決まっていた。
 彼は自分が何度も悪魔祓いをしている事を訴えるが、ガブリエルはそれは全て自分のためだとにべもなかった。 アンジェラの方は神父に妹の葬儀を頼んでいた。しかしイザベルは自殺と思われ、神父は葬儀を拒否する。

 コンスタンティンは助手のチャズ・クレイマー(シア・ラブーフ Shia LaBeouf)の運転でミッドナイト(ジャイモン・フンスー Djimon Houitsou)が経営するクラブに向かう。
 彼のクラブはハーフブリードのためのクラブだった。
 ミッドナイトは中立を重んじ、コンスタンティンに協力する事を拒否する。
 クラブにはメダルを玩ぶハーフブリードの悪魔の男バルサザール(ギャビン・ロズデイル Gavin Rossdale)がいた。

 アンジェラは妹のビデオを見て、妹が死ぬ前にコンスタンティンと言っているのを見る。彼に会いに行く。
 地獄の化け物が現れどうやら狙われているのは彼女だという事がわかる。

 ヘネシー神父は沢山の新聞に手をかざしながらさぐっていた。彼はイザベルと言う声を聞く。
 イザベルの死体を調べるヘネシー。彼女の腕に何かを感じ見ると印があった。
 死体安置所から出て、酒屋に向かうヘネシー。
 いくら酒を飲もうとしても酒が出ず、狂ったように酒瓶を壊しては飲もうとするが、そのまま倒れる。
 酒を飲んでいないはずのヘネシーの口から酒が溢れる。その様を見守るバルサザール。

 ヘネシーの死体を見るアンジェラとコンスタンティン。彼の死体に印しを見つけるコンスタンティン。
 彼はイザベルが手がかりを残していったのではと考え、アンジェラと一緒に彼女の病室を探る。
 そこで見つけたのはありえない聖書の章だった。
 それは悪魔の聖書にはある章でコンスタンティンは武器を提供してくれるビーマン(マックス・ベーカー Max Baker)にその章を読んでくれるよう電話で依頼する。」
 そこにはサタンの息子マモンが父親を超えようとする(?)と書いてあり、
マモンが人間界に現れる事を暗示していた(?)。
 ビーマンの様子がおかしいので急いで彼がいるボウリング場に向かうと、
彼はハエに覆われながら亡くなっていた。
 アンジェラはメダルを見つける。そのメダルはバルサザールのメダルだった。
 コンスタンティンはバルサザールに会いに行く。バルサザールは倒したが、アンジェラが攫われる。
 ミッドナイトに頼んで彼の遺物を使わせてもらうコンスタンティン。
 その力により事件の全容をつかみ、彼は病院に向かう。
 集まっていた悪魔のハーフブリード達を倒し、アンジェラを助けようとするが、
突然助手のチャズが天井に激突させられ死んでしまう。
 ガブリエルの仕業だった。
 ガブリエルは人間があまりにも簡単に神に許されるのを見て、
もっと試練を与えるべきだと悪魔をこの世界に解き放とうとしたのだ。
 コンスタンティンはガブリエルに対抗できず、彼は最後の手段とリストカットする。
 死んだ彼の目の前にサタン(ピーター・ストーメア Peter Stormare)が現れる。
 コンスタンティンから話を聞いたサタンは息子を地獄に戻し、
コンスタンティンの願いを一つ聞いてやることにする。
 コンスタンティンの願いはイザベルを天国にいかせる事だった。
 サタンは願いを聞き入れコンスタンティンを地獄に連れて行こうとするが、
天国の門が開き自己犠牲をした彼を連れて行こうとする。
 サタンはコンスタンティンを神にやるつもりはなく、彼を生き返らせ、ついでに肺癌も除去する。
 生き返った彼は翼を無くしたガブリエルをなぐり、槍をアンジェラに渡し、自分は禁煙する(と私は思ったんだが)。

感想

 私にとっては楽しい映画でした。
 教会にいた若い神父(Nicholas Downs)さんが結構ハンサムで嬉しかったです
 (神父の制服フェチとしては)。
 色々なガジェットが面白かったです。ラテン語が書いてあるメリケンサックとかとか…。
 聖水化した水をスプリンクラーで撒くというのはナイスアイデア。
 ロシアンブルー(?)のネコ、可愛い、可愛い(ネコなら何でも可愛いかな)。ハエと言ったらベルゼブブ。
 いかにも悪魔といった感じ。まあハエ自身は単なる昆虫だけど。頭半分無い悪魔達も良いですね。

 役者さんも魅力的でした。天使がぴったりのティルダ・スウィントン。
 悪魔が楽しそうなピーター・ストーメア
 (地獄は大人の遊びのテーマパーク。楽しそうですね。
 天国は退屈な人間ばかりだから地獄に行きたいとマキャベリも言ってるし)。
 バルサザール役の方はミュージシャンらしいですが、割とセクシー系(ちょっと昔の)かと思います。

 自殺は地獄行きというのはあんまりですね。葬式もあげてもらいたいです。

 

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ギャザリング

「ギャザリング THE Gathering」1H40 2002年 英 ☆☆☆☆
監督:ブライアン・ギルバート(Brian Gilbert) 脚本:アンソニー・ホロヴィッツ(Anthony Holowiez)
ギャザリング デラックス版THE GATHERING

 グラストンベリー。夜、丘を登るカップル。彼女が彼の先を行き振り返ると、彼がいない。捜すと、穴に落ちる。
石像に囲まれた空間には彼氏の死体があった。

 一週間後彼らは見つかるが、彼女も救出後間もなく死んでしまう。
その空間は1世紀に建てられた教会ではないかと思われ、発掘調査が始まる。
サイモン・カークマン(スティーヴン・ディレーン Stephen Dillane)はルーク司祭(サイモン・ラッセル・ビール Simon Russel Beale)に調査と修復を頼まれる。

 サイモンの妻マリオン(ケリー・フォックス Kerry Fox)が車を運転中、
後ろに座っているマイケル(ハリー・フォレスター Harry Forrester)がマリオンが座っている席を足で盛んに蹴るのが気になり後ろを振り返って注意する。
そして前を振り返ると車の前に人が…。轢いてしまう。急いで救急車を呼ぶ。
幸い彼女キャシー・グラント(クリスティナ・リッチー Christina Ricci)は軽症。
ただ記憶障害があるので、マリオンは家に引き取る事にする。
キャシーのベッドの傍らに来たマイケルに「マイケル」と名前で呼びかけるキャシー。

 マイケルやエマ(ジェシカ・マン Jessica Mann)と仲良くなるキャシー。
しかしマリオンの家に引き取られてからキャシーは変な幻覚を見るようになる。
町に出るとなぜか彼女やマイケルを黙って見ている人々がいる。
彼女は町で知り合った別荘管理の仕事をしているダン・ブレイクリー(ヨアン・グリフィズ Ioan Gruffudd)と一緒に謎を探る。

 完璧ネタばれ!!注意。

 ヨアン目当てで見たので、全然期待していなかったのですが、割と面白かったです。こういう因果話、好きだから。キリスト教って罰の宗教という感じだからありうるかな。でもあんな事する人なんてそこいら中にいるけれど。
悪い事にたまたま立ち会っちゃってお気の毒。でも永遠ではなく救いはあるのね。ところで、警官殺したのは誰?
犯人?見物人?(どうも見物人の方のような…)良いのか、神様。記憶障害は許そう。その方が話が面白いし。
タイムツアーでこういうの、確かにありそう。

 脚本家のアンソニー・ホロヴィッツは「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズを書いている人。
ドラマ「名探偵ポワロ」や「バーナビー警部」の脚本も手がけたとか。

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奇跡の詩 サード・ミラクル

「奇跡の詩 サード・ミラクル The Third Miracle」 99年 米 ☆☆☆☆☆
監督:アニエスカ・ホランド(Agnieszka Holland) 原作・共同脚本:リチャード・ヴェテレ(Richard Vetere) 共同脚本:ジョン・ロマーノ(John Romano) 製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ 音楽:Jan AP.Kaczmarek 撮影:Jerzy Zielinski

 1944年、スロヴァキア、ビストゥリッツァ。アメリカ軍の飛行機が大挙して空襲に来る。
少女(Sofia Polanska)が家の聖母子像を持ちながら、
父親(Pavol Simon)の制止を振り切り人の流れとは反対に走り、広場のキリスト像(?)の所に行き、
その像に向かい一心に祈る。
爆弾は落ちてこなかった。

 シカゴ。
慈善給食所にいるフランク・ショール(エド・ハリス Ed Harris)。ジョン(Michael Rispoli)が迎えに来る。
雨が降ると血を流すマリア像。
7年前、重い皮膚結核を患っていた9歳の少女マリア(Jade Smith)がその血を浴びて病気が治ったのだ。
そのマリア像が血を流すようになったのは、
ヘレン修道女(バルバラ・スコヴァ Barbara Sukowa)が亡くなってから。
奇跡を認定し、彼女を聖女として認めれるかどうかをフランクに調べてほしいというのだ。
フランクはまずヘレンの娘ロクサンヌ(アン・ヘッシュ Anne Heche)に話を聞く。
ヘレンはロクサンヌが16の時に修道院に入ってしまった。ロクサンヌは母親に捨てられたと思っている。
次にマリア(Caterina Scorsone)を捜すフランク。マリアは家出してドラッグ中毒者達と一緒に暮らしていた。
彼女は母親(Norma Dell’Agnese)に虐待されていたが、ヘレンは彼女を気遣っていた。
雨の日、マリア像が血を流し、その血を調べたらヘレンと同じA型だった。
1年後ヴァチカンから審問官としてドイツのバーノフ大司教( Armin Mueller-Stahl)が派遣される。

 私はホランドおばさんの映画は「太陽と月に背いて」「僕を愛しふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ」「秘密の花園」と見ているがみんなお気に入りだ。
これもお気に入りの列に入ってしまった。
この劇場未公開をなぜ見たかというと「2004年版 SFが読みたい!」で推薦していたから。
と言っても奇跡のお話で、SFでは無いし、ファンタジーでも無いだろう。
ホランドおばさんの映画は映像が美しく詩情がある。ホランド監督はポーランド出身。
アンジェイ・ワイダの下「ダントン」「ドイツの恋」「コルチャック先生」の脚本を書いている。これからも期待しています。

 エド・ハリスは全身からセクシービームを出しまくってます。
ハゲでも良い男は良い男という事を証明しているようなエド。こんな素敵な人が神父なんて罪作りです。
奇跡を非常に疑い深く審査しながら、その実奇跡の存在を、ひいては神の実在の証を心から求めているフランク。
だから神父になったんだよね。父親は奇跡の3ヵ月後には死んじゃったんだから、あんな約束は無効だし…。
アン・ヘッシュ、綺麗で、可愛かったです。服のセンスも良かった。赤い髪が似合う。
バーノフ大司教が言うように奇跡なんて神の気まぐれね。
あんな奇跡を見せられたから、彼は神父になり、その実奇跡を否定しようとする。
だって救うべき人はいっぱいいるのに、奇跡で救われる人はまるっきり少数なんて、
神様は不公平と思ってしまうもの。

 フランクの若き助手グレゴリーはJames Gallanders。若きバーノフ大司教はPatrik Minar。
ボーイソプラノはTrevor Lowden。「モンキー、チキン、チーズ」は写真を撮る時の言葉。

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クジラの島の少女

クジラの島の少女WHALE RIDER」ニュージーランド 2003年 日本ヘラルド 1h42 ☆☆☆
監督&脚本:ニキ・カーロ(Niki Caro)原作:ウィティ・イヒマエラ(Witi Ihimaera)撮影:レオン・ナービー(Leon Narbey)音楽:リサ・ジェラール(Lisa Gerrard)

 ヒロインはパイケア(Paikea ケイシャ・キャッスル・ヒューズ Keisha Castle-hughes)。
マオリ族の族長コロ(Koro ラウィリ・パラテーン Rawiri Paratene)の孫娘だ。
パイケアの双子の弟は出産の時、母親と共に死んでしまった。母は娘にパイケアと名前を付けてくれと言い残した。パイケアはマオリの勇者の名前だ。
父ポロランギ(Porourangi クリフ・カーティス Cliff Curtis)は祖父の反対を押し切ってパイケアという名前を娘に付けた。

 しかし祖父は孫娘をそれなりに可愛がるようになる。父が帰ってきた。
父はドイツで芸術家として個展をやり、ドイツ人の彼女もいた。彼女は妊娠していた。
父親はパイケアをドイツに連れて行こうとするが、結局パイケアは残る事にする。

 祖父は後継者探しのために少年たちを集めてマオリの伝統を教える。
パイケアは女なので一緒にマオリの伝統を学びたくても学ぶ事が出来ない。叔父さんに教えてもらう。

 祖父は少年たちをボートに乗せて海に漕ぎ出し、身に着けていた首飾りを海に投げる。
その首飾りを拾ってきた者が次の族長だ。しかし誰も拾って来れなかった。
祖父は一人浜辺でご先祖様に助けを請う。パイケアも一人助けを請うたら、クジラが現れる。

 相撲の事を思って見ちゃいました。
新聞に書いていて、本当かどうか知らないけれど、小学生(?)は男女の別無く相撲の大会をやるそうで、
ある県で女子が優勝してしまいました。
でも女子は土俵に上がらせるわけにはいかないので、男子の方を代表として送ったって。

 最近のアンケートでは相撲の女人禁制に賛成の人の方が多い。
私も府知事が土俵に上がれないこと自体は全然かまわない。
でもせっかく優勝した女の子を全国大会に出せないと言うのはちょっと…。ホントかな。
それに伝統の始まりも、女は穢れているから、
神聖なる土俵には上がらせられないという事で始まったのではないかと疑っているので、
イヤな感じがするのは事実だ。
なまじ禁止されていると、嫌がらせのためだけにでも、無理苦理土俵に上がってみたくなる。
相撲は見ないから関係ないけど。

 ナウシカよりも「フィオナの海」の方を思い出しました。
共通するのは、少女、海、不思議な雰囲気、海の生物だけだけど…。私は「フィオナの海」の方が好き。

 嫁が亡くなったというのに、男の子の事しか訊かないのは確かにイヤだ。
でもお爺ちゃんがパイケアを愛しているのは確かだ。
人一倍責任感が強いだけに、伝統を頑なに守ろうとするのだろう。祖父役の人の面構えは良い。

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キング・アーサー

「キング・アーサー」2004年アメリカ2h6☆☆☆☆

 製作はアルマゲドンパイレーツ・オブ・カリビアン等々、多くの映画をヒットさせたジェリー・ブラッカイマー。 監督はトレーニング・デイ のアントワン・フークア。
アーサーはボーン・アイデンティティーの教授が素敵だったクライブ・オーウェン。 
グウィネヴィアは今注目のキーラ・ナイトレイ。
ランスロットはホーンブロワー 海の勇者が魅力的だったヨアン・グリフィズ。
敵のサクソンの頭目セルディックは奇跡の海等のステラン・スカルスゲールド。
セルディックの息子シンリックはドイツの映画ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアの主役を演じたティル・シュヴァイガー。
ボースはニル・バイ・マウスのレイ・ウィンストン。トリスタンはデンマークの俳優マッツ・ミケルセン。
犠牲的な働きを見せるダゴネットはイギリスの俳優レイ・スティーヴンソン。
 私は「ホーンブロワー」のファンでヨアンを見るために見ました。
 結構良かったと思います。監督は本当に七人の侍のファンらしく、黒澤明の絵コンテを見ては自分を鼓舞して監督したそうで…。
戦闘シーンはなかなかの迫力。女達が弓だけではなく、剣で戦うのはちょっと無理っぽい気もするが、
戦闘員が足りなければそれもありうるし、日本にだって巴御前がいるし、ありとは思う。
キーラは細すぎるけど、白人には筋骨たくましい女性がいるしね。
 ヨアンが素敵なのはあたりまえとして、トリスタン役の人がなかなかのハンサム♪
デンマークでは人気の方らしいが、これからも映画に出てくれると嬉しい。鷹使いで、寡黙な感じが素敵!
 クライブ・オーウェンはの眼鏡を掛けた教授役はもろ私の好みだったが、眼鏡をとると華が無くなる。
実際のリーダーはあんなもんかもしれないが…。
 ステラン・スカルスゲールドのサクソンのリーダーはぴったり。さすがはヴァイキングの末裔。
 アーサーが戦術家というのは良いアイデア。リーダーは必ずしも戦術家でなくてもいいけれど…。
ダゴネットの犠牲的働きの場面は緊張感溢れる良いシーン。
 キリスト教はあまりよく書かれていず、アーサー達は異教徒達のために戦う。
キリスト教の国で作られたにしては、めずらしい展開。

補足情報:マッツ・ミケルセン(マッズ・ミケルセン)Mads Mikkelsen
1965年11月22日、デンマーク、コペンハーゲン生まれ。演劇集団“ドクター・ダンテ・カンパニー”の正式メンバー
麻薬中毒の売人を演じた『売人』(96)や『点滅するライト』(2000)などに出演。
「しあわせな孤独」(2002)では、交通事故で自暴自棄になった恋人を待つ女性と深い仲になる医師を演じる。
弟のラーズ・ミケルセンも俳優。
(SCREEN 2004年10月号の情報)
 

 

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