絶対少年(26)

猫おどりの空に舞う

「猫おどりの空に舞う」絶対少年 第12話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 演出:根岸宏樹 作画監督:加来哲郎 乙幡忠志

 崩れる小学校の裏山。土砂崩れが猫おどりの会場を襲う。
(何となく、アジアの津波、思い出しちゃいますね。泣けてくる…)
 幸い、土砂崩れに飲み込まれた人は誰もいなかった。光と猫を追いかけたおかげ…。
 腰を抜かす深山美佳(鈴木真仁)。美佳ねえに手を差し出す美紀(三橋加奈子)。
 その様子を見ていた逢沢歩(豊永利行)に「あむ。約束。行こう」と歩のシャツを握りながら、
向こうを指差すわっくん(竹内順子)。
 「あむ」わっくんに向かって笑顔を見せる歩。わっくんも笑顔を見せ「いっぱい遊べるね」と言う。
 わっくんに連れられていく歩は、美紀には手を差し出して歩いているように見える。
 「いっぱい、いっぱい、遊べるね」それを聞き、ぼんやりとした美玖(斎藤千和)気づき、怒りの猫顔になる。

 崩れた大量の産廃跡。

 「全然ダメだ!」とおたまじゃくしを掲げながら言う美玖。立ち止まる歩とわっくん。
 「おまえも、おまえも、間違いだらけだ!」とわっくんを指差し、歩を指差し、言う。「約束だから」
 「一緒に行くって、はっきりそう言ったのか」「はっきりとは…」「だったらそんな約束は無効だ」「そんな乱暴な…」 「行きたいのか」「その…」「逢沢歩は黙ってろ!」美玖、わっくんに近づき、「わかってるはずだぞ」
 「あむ、行くって…」
 「歩がいるのはこっち側で、わっくんがいるのはあっち側だ。十年前それがちょっと混ざった。
十年かかったけど、待ってたお友達はちゃんとやって来て、一緒に遊んだんだ!それで終わりだ」
 「もっと遊ぶ…」「混ざったままは良くない」「いいのー!!混ざってていいのー!!」歩「わっくん」
 「あむ、行こう。行こう、あむ。ねえ、あむ!」美玖「あのな、わっくん、良く見てみろ」「ん」
 「逢沢歩は、もうわっくんと遊べる歳じゃない」わっくん、あらためて歩を見上げる。
 目を大きく見開き、涙を湛える。美玖「見たくないものが見えないのは、どっちも同じなんだな」
 「め。行かないとあむ忘れる。行かないの、め!!」
 歩、わっくんの目線にまで腰を下ろし、「僕はわっくんの事を忘れないよ」「わすれる!」
 「ビッ」と言いながら、おたまじゃくしを歩とわっくんの間に突き入れる美玖。
 「逢沢歩は忘れない!だってこの夏、わっくんと遊べたんだから」「遊べた…」
 「逢沢歩は遊べる歳じゃないのに、わっくんと遊んだ。だから忘れない。今までの友達とは違う。
友達は何人もいたけども、みんないつかわっくんが見えなくなる。そうだな。でも、でも、逢沢歩はちゃんと見てた。この夏、ずっとわっくんと向き合ってた。それに甘えちゃダメだ」
 「だって…」「だってって言うな!」涙を湛えたわっくんの目。横を向くわっくん。美玖の目にも涙が溢れてくる。
 こらえて、笑顔を見せる美玖。「あっちとこっち、混ざり続けたら、ダメなんだ。わっくんは、知ってるはずだ」
 わっくんのポンチョ消え、着物姿に戻る。美紀達が来る。美紀にもおぼろげにわっくんが見える。
 美紀の方を見る歩。美紀、良くわからぬながらも微笑を返す。
 歩、わっくんの方を向き、「ごめん。僕は、いけない。こっちにいたい」
 「こすけも、わきちも、まさおも、あむも、だいっきらっい!!」わっくん、かけて行ってしまう。美玖、倒れる。
 すごい熱。

 沢山の暖色系の光、実体になる。それを見上げる町の人々。
 須河原晶(松本美和)「不可思議な発光体。突然の猫の大行進。その直後に起こった崖崩れ。
それらは全て、この前兆だったのでしょうか。それにしても、これは一体なんなのでしょうか。
飛んでいる姿は生物のごとく、静止した様子は機械のごとく、しかし、実際にはそのどちらでもなく、まるで、
真夏の夜の夢のような、そう、しいて言うなら妖精、二十一世紀のフェアリー達、…あっ」
 わっくんのおぼろげな姿を見る須河原、気を取られていると、
「続けろ」と堂丸史郎(西前忠久)に言われてしまう。
 「そう、これは、物に宿った、現代の妖精です」

 鏑木拓馬(加瀬康之)「うそだろ…」阪倉亮介(斎藤恭央)「何が」「これ」
 笑子(松本吉朗)「見えとるんやろう?
見えとるんやったら、見た自分を信じるか、それとも、益体も無い常識っちゅうもんを信じるか、
自分で選んだらええ。それだけの話や」(笑子さん、ス・テ・キ…)

 海野潮音(清水愛)の前にピンク紫のフェアリーが来る。傾いて、音を出すフェアリー。
 潮音が触ると、光る、上空に上がる。涙が出てくる潮音。(潮音のこと、なぐさめたんだよね)

 たなやの前には藤堂麻子(水野理紗)と鈴木平五郎(宝亀克寿)。
 平五郎さん、面白いものをみたので、もういいかと、祭りにはいかなかったそうだ。で、たなやの前でロクを待つ。 「面白いものなら、そこにもいますよ」と麻子。フェアリーが前の方にいた。「世界の被膜と関係ありますか」
 ロクが来て、フェアリー去る。「綻びたんでしょうな、被膜が」

 祭り会場にかけつける深山父(小和田貢平)、やってくる深山三姉妹と歩に会う。
 美玖は美佳に背負われていた。救急を呼ぶと父。美玖を背負い、父と一緒に行く美佳。
 「一緒に行かなくて良いの?」と歩。「逢沢君は?」と美紀。「ん」
 「行くとか行けないとか、なんかそんな事言ってた」顔をそむけ、下を向く歩。
 「あの…」と美紀が何か言いかけると、「深山ー!逢沢ー!」と亮介がやって来、「おまえらも見たか」と言う。
 美紀「見た。それに、河童も見たかも」「はあっ。おい、河童って…」そこに須河原が車乗って現れる。
 「ねえ、阪倉君、あんたの勝ち。河童いるかも」「須河原まで」須河原行く。
 「なんだよ。急に理解者が増えちまった。おまえは?逢沢も見たか?」「いや。でも、河童もいて良いと思った」  「も?」「だって、あんなのいるんだし」上を見る歩。上にはフェアリー。「そっか。そうだな」

 須河原、産業廃棄物の不法投棄の現行犯逮捕を見る。
 犯人達、太目のお父さん、やつれたお母さん、その腕に抱かれている子供を見て、
「笑う関取、泣き叫ぶ老婆、怒り狂う幼児」

 映像をチェックする堂丸。フェアリーが写っていない。ため息をつき、持っていた紙を落とす須河原。
 紙にはフェアリーの絵。(須河原の本「妖精たちの夏」の表紙絵そっくり。つまり自分で絵も描いたと…)
 「あんだけいたのにさあ」「ホントにいたのかなあ」「何バカな事を」
 「第一次世界大戦の頃、ヨーロッパの片田舎でとんでもない奇跡があった。らしい」
 「おお又随分飛んだな。何それ」
 「奇跡は何度かあったが、太陽のダンスと呼ばれる最後の奇跡が、すさまじいんだ。
その場にいあわせた人の数、およそ七万」
 「はあ。七万人全員が目撃した?」
 「と言う事になってるな。当日は雨だったが、奇跡の直前にやみ、雲が割れて太陽が現れた。
太陽はぐるぐると回転し、様々な色彩を発して、地上はその光で虹色に包まれたそうだあ」
 「太陽の?」「さらにその太陽は、じぐざぐに移動して、下降と上昇を繰り返した」「太陽って言うより、UFOだね」 「当時UFOと言う言葉は無かった。その言葉が一般的になるのは、第二次世界大戦後の事だ」
 「じゃあ、言葉知らなかっただけで、それってやっぱり…」「違うな」「おお、断言したね」
 「七万人は奇跡を待っていたんだ。太陽のダンスかUFOか、どっちが奇跡にふさわしい」「そりゃまあ」
 「人は自分の見たいものを見る。
早い話が、おまえさん、あれを妖精と言ったが、人によったらあれだってUFOだろ」
 「呼び方はどうあれ、あれがいたのは事実だよ」
 「だからさ。見た奴には事実だろうけど、見てない者にとっては、何も無かった」
 「あの場の全員が見たわけじゃないと?」
 「見たいものを見ると言う事は、見たくないものは見ない、見えないって事でもある。
どっちにしろ、これは使えん。
猫おどり会場に土砂崩れ、因果関係はともかく猫の大行進、奇跡的に死傷者がゼロ、それで十分じゃないか」   「今回はそれでいいよ」「ん」
 「見えたり見えなかったり、写ったり写らなかったり。私達の常識が通用しない何かが、この世界には存在する。その証拠が、ここにある」
 「写ってないのに」「ノイズ、あれがいたから、こんなノイズが入ったんでしょ」「なるほど」
 「だから私は追っかける。ビデオに写ってなかったからって、見た事実まで否定されるわけじゃないもんね」
 ビデオ画面に写っている須河原
「…そう、これは、物に宿った、現代の妖精です。これを私は仮にマテリアルフェアリーと名づけたいと思います」

 自転車で走る歩。頭屋の森の前には美紀と美玖。美玖、熱は下がったんだが、元に戻ったそうだ。
 「逢沢君の知らない美玖になってるかも」
 美玖、頬染め、ちらっと歩を見、「こんにちは」とか細く言って、下を向く。「あの…」
 「ぬいぐるみ、もういらないから返しに来たの」「返すって?」
 美紀「えーと、良くわかんないんだけど、神隠しの事話したよね」
 「うん。それからだっけ、ぬいぐるみと話すようになったの」
 「そう。でね、そもそもの発端がここだから、古くなったお札を神社に返すみたいに、これも」「そうなの」
 美玖「はい」美紀「でも、ここ、入っちゃいけない場所でしょう」歩「いいよ。僕が置いて来る」
 一人ぬいぐるみを持って頭屋の森に入っていく歩。井戸の前を過ぎ、わらじの所に着く。
 思いっきりぬいぐるみを投げる歩。鳥居の後ろの碑の前に落ちるぬいぐるみ。

 横浜に帰る歩、美紀にたまにメールしていいかと聞く。もちろん、私もすると美紀。二人握手。
 たなやから出てきた潮音、「今の逢沢君?」と聞く。横浜に帰った事を伝える美紀。
 潮音、美紀に対して「ねえ。わたしやっぱ、あんたの事嫌い」と言う。「知ってる。んで、知ってた?」「ん」
 「実はわたしも、あんたが嫌い」目を見開く潮音。美紀、意地悪く笑う。潮音、くやしそうな顔をし、そして笑う。

 車上の歩。田菜はどうだったと聞く稀代秋之(浜田賢二)に、来て良かったと答える歩。携帯が鳴る。
 「美紀で~す。メールとかしてみた。ちゃんと返事くれないと。パ~ンチ☆」と書いてあった。
 微笑む歩、ふと外を見る。わっくんがぬいぐるみを抱えて、手を振っていた。

 横浜。歩道橋を歩く黒尽くめの女、やつれ切ったオカカ婆とすれ違う。ふと歩みを止め、オカカ婆の方を見る女。 オカカ婆の周りには、二つのオレンジの光が飛んでいた。

感想:ああ、完璧、泣けてくる…。美玖は神隠しにあった時に、あっち側の住人に乗っ取られていたのか。
 それとも、美玖の底にある、世界の意識と繋がっている存在が表に出ていたのか。わかんない。
 しかし深山三姉妹は良いな。お父さんも気が気じゃなかろう。美佳ねえに彼氏の気配が無いのが気になる。
 横浜の男は女を見る目が無いのか。しかしさびしい存在なのね、わっくん。何なのかな。
 人の想いが形になったの?これで、わっくんのセリフ全網羅!
 まあ、空耳アワー気味の私の耳は間違っている可能性が高いが…。
 DVD買って悔い無しの再度の鑑賞に堪えるアニメね。
 しっかし、美紀も須河原もわっくんを見て河童を想像するのね…。

絶対少年
絶対少年
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浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
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頼りなく豊かな冬の終わり

「頼りなく豊かな冬の終わり」絶対少年 第26話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智光  オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 脚本:川崎美羽 共同脚本・シリーズ構成:伊藤和典 演出:木村隆一 キャラクターデザイン・総作画監督・作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 

 横浜のあちこちに現れるオレンジの光(クリスマスの飾りつけみたいで綺麗)。

 ポーちゃんが爆発飛散し、座り込んでしまう谷川希紗(小林晃子)。希紗を気遣う小早川成基(櫻井孝宏)。
 それを見て、顔をうつむける大和理絵子(佐土原智子)、後ろを向いて走っていってしまう。
 3人の方に近づいていく須河原晶(松本美和)。真壁正樹(甲斐田ゆき)、理絵子ちゃんを追いかける。
 逢沢歩(豊永利行)、須河原にどっしるとしっしんとポーちゃんがいなくなった事を話す。
 歩、希紗達の方を見て、目をそらし、希紗達から離れていく。
 「この期に及んで、又逃げるわけ」と須河原、歩を追う。「あの二人、今はそっとしといて欲しいから」
 「あら、青春中…」

 成基、希紗の横に座る。希紗、こてんと倒れて横たわる。「わたしって、ダメだ」「そうか」
 「だって成基やりえぞうに迷惑かけるばっかだし、ブンちゃん、ポーちゃんもいなくなっちゃった」
 「ブンちゃんもポーちゃんも希紗の前から、好きでいなくなったわけじゃないだろ。
それに、俺はここにいるし、りえぞうもいる」
 「りえぞうも、成基もきっと、いつかいなくなる。あたしなんか嫌いになる」
 希紗、横になったまま、両足を抱えて、「ゴメンね」
 「なんであやまる?起きろよ、地べたは冷たいだろ。な、それが望みなのか」「望み?」
 「希紗は、どうしたい、どうなりたい?」「成基は、よくそういうよね」「ん」「どうしたい、どうなりたいって」
 「それはだって、まずそっからだから…」
 「成基はね、プロの将棋指しになるって、ちゃんとした目標、持ってるでしょ。
どうなりたいか、ちゃんと見つけられたでしょ。でも、あたしはどうしたいのか、ホントわかんない。
あたしには、何にもないから…」

 理絵子ちゃんを追いかけるマッキー、理絵子ちゃんを止め、理絵子ちゃん、マッキーに抱きつく格好になる。
 「だいじょぶ?」「マッキー…」「ん」「ちょっと、泣く…」「うん」

 こくさいはし。
 須河原、谷川さんのイーヴルがフェアリーに変わった事を、それってすっごい重要な事じゃないと言う。
 「須河原さんの重要って、何」「そりゃあもちろん、真実の報道」
 「変な事聞くけど、真実ってちゃんと人に伝えられるものなのかな」
 「おっ、って、誰に言ってる。これでも私、ジャーナリストだってーの」「そうだよね」「でもわかるよ、言いたい事」  「ん」
 「私も考えたもん。例えばニュースは、どこかで災害があった事を伝える。死者何人、行方不明何人。
その数字で、私達は災害の大きさを知る。だけど、それで本当に知った事になるのか。
君が言いたいのは、そういう事でしょ」
 「猫おどりの夜の出来事の本当の意味は、須河原さんの本じゃ伝わらない」
 「あんたねえ、いっぺんグーで殴ってやろうか」「殴られるのは困るけど」「殴る気なんか無いよ」
 「災害の例えだと、本当に知ってるって言えるのは、被災者とか…」
 「現場で救助活動に当たったり、遺体を収容したりした人達。そう、残念ながらその通り。
数字に置き換えられた事実は、間違えでは無いにしても、事実の劣化したコピーに過ぎない。
だからこそ、私達は真実を…」
 「僕がわかんないのはそこなんだ」「ぁあっ」
 「真実って、一つなのかな。事実は、起こった出来事は一つでも、真実って人の数だけあるんじゃないかなって」 「あるよ、人の数だけ。
でもそれじゃあ報道の仕事が立ち行かないから、嘘偽りの無い事実を、真実って言ってるだけ。
後は、事実のうちにある真実に、どれだけ肉薄出来るか、と、そう言う事」
 「そん時に、全ての情報は、須河原さんってフィルターを通るわけでしょ。
須河原さんは自分に都合の良い真実を選んでるだけじゃないって、言い切れる?」
 「じゃあ、私が予断を持ってるって…、あっ…」

 「希紗」何も答えない希紗、涙を湛えてる目。
 「元々、なんにも無いのかもしれないな。
でも、それじゃあ生きていくのが辛すぎるから、何かあると思いたいんだ。で俺は、将棋にしがみついてる。
希紗は俺には将棋があるって言う。だけど、それしかないんだ」
 希紗、脚を伸ばして、座る。「成基は将棋を選んだんでしょ。でも、あたしは選ぶ事さえ出来ないから」
 「いや、選んでるよ」「えっ」上空では、爆発する光。

 同じ光に照らされる理絵子ちゃんとマッキー。「もういい。もう平気」とマッキーから離れる理絵子ちゃん。
 マッキー、ティシュを差し出す。
 それで涙をふく理絵子ちゃん、「マッキー、女の子だったら良かったのに」と失礼な事を言う。
 「やだよ、僕みたいな女の子なんて、僕はやだ」「よく気が付くし、良いと思うけどなあ」
 「僕が女の子だったら、理絵子ちゃんとは友達になってないと思う」「えっ」「何となくだけど。そう思う」

 「須河原さんの本って…」「ん」
 「須河原さんにとっては不本意かもしれないけど、フィクションの形にして良かったって、僕は思う。
あれが須河原さんにとっての真実だとしても、僕のとは違う」
 「私の知らない事、あるんだ」「あるよ」「何」「わっくん」「えっ」

 「あたしが、何を選んだ」「ブンちゃんと、関わる事。希紗はそれ、まだ放棄してないだろ」
 上空には鉤型(?)になって飛んでいる青い光。

 「何で。どういうい意味?」「理絵子ちゃんはいつも、光の中にいるから、同じ女の子だったらうっとうしいかも…」 「うっとういしい?」「ゴメン。でも、そんな感じ。でね…」「で、何よ」
 「谷川は逆。いっつも影にいる。どっちにしても、なんかなって…」「私と、希紗…」

 「わっくんって、もしかして河童?」「違うし、話す気、無い」「おっ」「僕らが何者か、説明出来る?」
 「唐突だなあ。さっきの文脈からすれば、霊長目人科の哺乳類、という説明は、答えになってないね」
 「須河原さんの求める真実って…」「そういうわかったような気分になれる、簡単な説明なんじゃないかっ、て」  「あのさあ須河原さん…」

 希紗「ブンちゃんも、ポーちゃんも…」

 理絵子「…同じだって言うの」

 希紗「…同じだから、これは…」

 歩「…これは、戦いなんかじゃない」

 希紗「これって、みんなが思ってるような、光と闇とか、善と悪とかの戦いじゃないんだ」
 「戦いじゃないなら、なんなんだ」「うんと、分身を、捜してるのかな」「分身って、分身の術の、あれ?」
 「うん。ブンちゃんがあたしになついたのも、オブジェからポーちゃんが生まれたのも、あたしがそうだったから」  「希紗がブンちゃんやポーちゃんを必要としたから?」「そう。そうなんだけど、ちょっと違う」「ふん」
 「ああ、どう言ったら良い?うんとー、言葉が…」「ゆっくりで良いから」「うん」
 「ブンちゃんやポーちゃんが、希紗の分身って事?」
 「そういうのもあるけど、ホントの分身は違うとこ。あっち側にいて…」上空を見上げる希紗、爆発する光。
 「そっか、あたしが望んだから、ブンちゃんもポーちゃんも、こっち側に、あたしんとこに、来てくれたんだ」

 理絵子「それ、納得いかないから」「ここ、そろそろマジで危ないかも。下から出たほうが良いんじゃないかな」  「良いから、聞いてる事に答えてよ。なんで私ら一くくりなのよ」「ゴメン。一くくりにしたつもり、無い」「だって…」 「言う、ちゃんと話すから。
うんと、最近の理絵子ちゃんはちょっと違うけど、前は絶対人に嫌な顔見せなかったでしょ」
 「それが大人ってもんよ」
 「うん。僕もそういうのが大人になるって事だと思ってた。だから僕、大人になるの、いやだった」
 「マッキーは、そうだよね」「我慢するのが大人なら、僕今だっていっぱい我慢してる」「ん」
 「我慢は必要。だけど、我慢するばっかじゃダメなんだって、今はそう思う」「ちょっとだけ、わかる気がする」
 「ねえ」「あっ」「そうやって無理して我慢した想いって、どこに行くんだろ」「はっ。想い?」
 「谷川も一緒。彼女から溢れたマイナス思考は、一体どこへ行くんだろ」

 須河原、伸びをする。
 「そうねえ、私二つの光を対立するものだと思ってた。それを予断と言われれば、そうかもしれない。
でもねえ、だからっていきなり戦いじゃないって言われてもさあ」
 「これが戦いだったら、谷川さんとこのあれの説明がつかない」「ああ」
 「これは今度が初めての事じゃない、テレビで言ってたよね」「言った。今だってそう思ってる」
 「僕もそう思う。暖色系の光も、寒色系の光も、昔からいたし、これからもいる。
世界の被膜に穴があいて、たまたまそれが見えてるだけ。
これって自然現象に近いものなんじゃないかって思うんだ」
 「言うに事かいて自然現象って」
 「自然現象って言い方が乱暴なのはわかってる。
例えとしてなんだけど、対消滅(ついしょうめつ)ってあるよね」
 「物質と反物質がどうとか、粒子と反粒子がどうとか、そういうのだっけ」
 「そう。見た事無いけど、それはどっかで普通に起こってる事で、それに近いんじゃないかなって」
 「ちょっと待って。考え中。…不動明王の使いも、おなじ付喪神?」「全部、同じじゃダメ?」
 「いや、ダメじゃないけど…」

 希紗「全部、あたしなんだ」

 大量の暖色系の光、巨大物体の方に集まり、巨大物体の方に上がっていく。
 暖色系の光に触れて、巨大物体、端から消えていく。

 歩「光と影は、対立しない。両方で、ワンセットだから」斜め背中合わせに、上空を見る歩と須河原。

 マッキー「たぶん、想いは形になるんだよ」理絵子ちゃん、マッキーのジャケットを掴んで、上空を見ている。

 希紗「あたし、あたしのとこに、ブンちゃんもポーちゃんも、来てくれたんだ」
 希紗の肩に手を置く成基(肝心な所ははずさないな、成基)。

 羽鳥次郎(郷田ほづみ)「壮観ですね」土岐宮はな(渡辺美佐)「おやまあ、変わりないようだねえ」
 「でもきっと、これからは変わりますよ、色色と」「どうだかねえ」
 「世界は私達が思ってるよりも、遥かに複雑で、豊かで、不思議に満ちている。
こんな思いがけない形でそれを見せつけられたら、変わらざるを得ませんよ」
 「そんな事なら、昔の人はみんな知ってたさ。あんたらがただ忘れてただけじゃないか」
 「忘れてた事を思い出すのは、変わるきっかけになりませんか」「変わる変わる言ってるうちはダメだね」

 深山美紀(三橋加奈子)「うん、今テレビで見てるよ」
 美佳(鈴木真仁)「うちから見えるんだって。すごいよお。ってか、あんたの彼氏はだいじょぶなの?」
 「えっとー。連絡取れない」「えっー、それって心配じゃない?」
 「うーん、なんかね、真下にいそうな気もするんだけど。たぶん大丈夫。心配ない」「えっー!」

 飛び交うヘリ。成基、隣の希紗の方を見る。希紗、それに気づき、ちょっと顔を赤らめ、恥ずかしそうに下を向く。

 須河原、マッキーをあのすざまじい部屋に呼び出す。
 彼女はコンビニで買ったらしい巻き寿司を食べている(糸をひいてるから、納豆寿司か…)。
 わたしらの仕事はこっからだと須河原、本にするんだそうだ。
 須河原、マッキーにコンビニおにぎり(しゃけ)を渡し、原稿チェックをしてくれと頼む。
 「はい」と嬉しそうなマッキーの声。「で、学校は?」とさっきのとは一変、低めの声で言ってくる須河原。
 「今日はもう終業式だけだし」「それでも、ちゃんと行く」「そんなあ、呼んどいてそれは…」
(マッキーは自分を振り回す女が好きなんですね。マゾ…)

 成基は将棋会館で研究会。

 緑のジャージ姿の歩、電話に出る。希紗だった。「あっ、ゴメン、まだ寝てた?」「いや、起きたとこ」
 「あのー、なんかお礼言いたくて」「僕は何もしてない。ただ古い友達がしたみたいに、待ってただけ」
 希紗は洗濯機を動かしていた。「そんな事言ってたね。古い友達って?」「わっくん」「座敷わらし?」「えっ」
 「そんなわけないか。
あたしね、小さい時、座敷わらしと遊んだ事があるっぽくて、覚えてないんだけど、わっくんって名前、
つけてたんだって」(何と希紗は、風呂に入りながら電話していた…!)
 「わらしだから、わっくん、かな」「まさか、田菜?」「田菜?何?」「地名」
 (パソに小さい希紗とわらしが写っている写真が…!!)
 「場所かあ。青森のなんてったかなあ、確かまだ、幼稚園前で」「東北なんだ」
 「うん。あれ、なんか変な事言っちゃったね。待っててくれて、嬉しかった」「うん」「ありがとう」電話を切る希紗。  「わらしのわっくん。頭屋の森の座敷わらし」歩、美紀に電話。「おはよう、早いねえ」
 「ちょっとね。聞いて欲しい事が一杯あるんだ」(美紀の正面の写真。後ろに写っている美玖の歩いている姿)   「ふーん。聞いてあげる」「うん」(仲がよろしいようで…。焼けるなあ)

 後ろから希紗に声をかけられる理絵子。希紗、なんと制服姿。
 今日から行くって決めたから、今日から行くそうだ。「制服って、寒いね」
 「女子高生はねえ、脚に感覚が無くなって一人前」(うっそー!!そうなの?!)「無理。絶対無理」
 「ふん。今までさぼってた罰だなあ」「りえぞう、ホントに寒くないの?」立ち止まるりえぞう。「いや、寒い」
 笑う希紗。一緒に笑う理絵子。

感動の最終回予告:オカカ婆(斎藤恭央)「と言うわけで、“絶対少年”は終わったのじゃ」
 ロク(宝亀克寿)「終わったのか」タルト(清水愛)「終わったのねえ」
 海野潮音(清水愛)「タルト、タルト、どこ行っちゃったの」タルト「あっ、ネネちゃんが呼んでる。タルト、もう行くね」 鈴木平五郎(宝亀克寿)「おーい、ロク、ロクや、どこにいるんだ」
 ロク「僕も平五郎さんが呼んでるから行かなくちゃ」オカカ婆「さて、わしはどこへ帰れば良いのかのお」
 阪倉亮介(斎藤恭央)「オカカ婆、オカカ婆どこだあ」「おや、亮介だ。まだわしを追いかけていたのか」
 「今日という今日は逃がさねえぞ、オカカ婆!」「甘いぞ亮介、わしはそう簡単には捕まらん」おしまい

感想:ああ、三匹とはお別れなんですね。さびしいです。
 オカカ婆は生きていると思いたい(もう、寿命だとは思うが…。いっそ化け猫になってしまえ、オカカ婆)。
 昨日、来ました、DVD。やっと見れました、「猫おどりの空に舞う」。
 希紗とりえぞう同様、潮音と美紀も一緒に笑ってましたね。
 「猫おどりの空に舞う」の感想は、野ブタとチャングムとエウレカの次に書きたいと思います。
 いつになることやら…。まあ、これは私の趣味のブログですからね、好きにして良いんです。
 野ブタはドラマ全般を綺麗に書いている人がいるし、チャングムはすでに最終回まで書いている人がいるし、
エウレカはやたらと大勢書いている人がいるし、私が書く必要性は無いんですが…。
 で、今回、最終回の「絶対少年」。
 謎が全て綺麗にわかるわけではなかったですが、現実がそんなもんですし、
最後に全てわかるという方が違和感があるでしょう。
 暖色系と寒色系は対立してないそうですが、
でもどっしるとしっしんとポーちゃんは逃げてるみたいに見えましたし、消えちゃったし…。で
 も、確かに、対立してるなんて割り切れない。一緒になって、何かに昇華するのかな。わからない。
 まあ、わからないまま、人々は日々の生活をしていくのだろう。
 確かに、こんなすごい体験をしたからといって、変わるとは限らないわね。
 希紗は、ブンちゃんとポーちゃんが来てくれた事によって、自分を大切にする気になったかな。
 とりあえず、動こうとしてるしね。これからも色々な事にぶつかっていくだろうけどね。
 理恵子ちゃん、結構希紗を嫌いじゃないみたいだし、成基が自分を見つめている事に気づいたよね、希紗。
 マッキーはこれを機に、ジャーナリストの道を目指したりして…。
 このまま、しっかりした男になって、押してけば、理恵子ちゃんは陥落するぞ。
 須河原だって、こっちは年数がかかるが、マッキーの成長しだいでは、うまく行くかも…。
 しかし、わっくん、座敷わらし…。青森の旅館で、座敷わらしに会ったんですか、希紗は…。
 座敷わらしってさびしいんだね。座敷わらしに会ったという事は将来安泰か…。
他の方のブログを読んでの感想
 もちろん、私はこのアニメにどっぷり浸かった口。DVDも買っちゃったし…。
 前半の田舎の夏も、後半の思春期の子達のリアルな心の揺れも好き。
 何度見ても飽きないアニメ。ブログにびっしり書いたし、一生良く覚えてる作品になるでしょう。
 全部の回書くのはこれが初めてだし。

絶対少年
絶対少年
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浜崎 達也〔著〕
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ちっちゃん俳句「このトイレ 集中したり 地獄かも」

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世界の被膜が穴だらけ

「世界の被膜が穴だらけ」絶対少年 第25話 ☆☆☆☆☆ 
監督・絵コンテ:望月智光 シリーズ構成・共同脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン:総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 共同脚本:川崎美羽 演出・作画監督:今泉賢一

 大和理絵子(佐土原智子)「あんたの言ってる事、意味不明なんだけど」逢沢歩(豊永利行)「うん。そうだね」  「喧嘩売ってんの」「まさか」「だって…」谷川希紗(小林晃子)「いい」「何が」「大丈夫」希紗、歩に近づく。
 理絵子「ちょっと、希紗…」「話したい事、あるし」「あっ、そう」歩「ごめん」
 「何であんたが、ってか、謝るくらいなら、最初から訳わかんない事すんな。もう、二人ともおかしいって…」
 希紗「何で、ここに」
 「あの時、僕と一緒だった、どっしるとしっしんは、百キロ近くを旅して、横浜までやってきた。猫に連れられてね」 「猫?」「オカカ婆って言うんだけど」「何」「猫。何でそんな名前かってのは、又別の話」
 理絵子「どうだっていいよ、猫の名前なんて」
 「百キロは遠い。
一体どんな想いで猫はその道のりを歩いてきたんだろうとか、なぜそうしなければならなかったんだろうとか、
すごく考えた」
 「うん」「それは僕の方の事情だったけど、結果的には、どっっしるとしっしんは、君の、ブンちゃん?」
 目線を下げ、目をうるませる希紗。
 「あんなふうにしちゃった事は、取り返しのつかない事実で、何であんな事が起こったのか…」「言わないで」
 理絵子「希紗、もう帰ろう」
 歩「過去は変えようが無いけど、それでもまだ自分に出来る事があるはずだと思って、
それで君を待つ事にしたんだ。
ただぼんやりとその時を待つんじゃなくて、積極的に待つ事。前にそうやって僕を待っててくれた友達がいたから」 理絵子「積極的も何も、待つってそもそも受身じゃん」
 「だから僕はこうしてここにいる。そして、谷川さんは来てくれた」

 小早川成基(櫻井孝宏)、真壁正樹(甲斐田ゆき)と合流する。
 マッキーは、理絵子ちゃんも谷川さんも、あの謎の巨大物体の下にいるだろうという意味の事を言う。
 成基、一人であの下に行く。マッキーは須河原さんを待つ。

 希紗、歩に卵を見せる。卵に「ポーちゃん」と名前をつける希紗。ポーって光るからだそうだ。
 卵を見て「これ、追われてた方だ」と言う理絵子、青白い光に追いかけられてた事を話す。
 ブンちゃんの事例とは逆なので、とまどう希紗。ギィユゥウと言う音がして、顔を上げる希紗。
 頭上で、橙色の光が、青白い光に追いかけられ、ぶつかって爆発した。「や」と言って、うずくまる希紗。
 あっちこっちで、光っている。「いや。一人にしないで。ポーちゃんまで、連れてかないで」
 理絵子ちゃん、ここを離れたほうが良いと言い、希紗の腕を取って立ち上がらせる。

 成基、バーが落ちている場所を見つける。そこから禁止区域に入る。どっしるとしっしんが現れる。
 二体、成基を導く。

 マッキー、謎の物体の写真を撮るが、うまく撮れていなかった。
 須河原晶(松本美和)から連絡が入るが、途中で切れてしまう。マッキー、決意した顔で走り出す。

 理絵子、希紗の腕を取り、無理矢理連れ出そうとする。その手を振り払う希紗。「希紗?」「行かない」
 「危ないって」「そうかな。ホントにそうなのかな」「常識で考えなよ」
 「常識で考えたら…」希紗、上を見上げ、「これって、存在しなくない?」「えっ。…そんなの屁理屈」
 「違う。そういうんじゃなくて…。うんと…」
 歩「僕もそう思うよ。谷川さんと同じ。常識だけで考えちゃいけないと思う」

 野毛ちかみち。須河原、伝言板に気づく。
 そこには「みんなが心配なので先に行きます。あの場所で会えるはず!まかべ」と書いてあった。
 「了解!」と書く須河原。

 歩「常識ってのはそもそも、その時代その土地の、最大公約数に過ぎない。
前にとおさんからそう言われた事がある。
常識が正しいとは限らないし、逆にそれが邪魔して、真実が見えなくなる事がある」
 理絵子「そりゃそうかもしんないけど、この際真実とかどうでもよくない?」
 希紗「よくない。あたし、知りたいし。それでここ来たんだもん」
 「僕も、ここで何が起こるのか、もう少し見ていたい」希紗「うん」
 ため息をつく理絵子、「知ってるよ。希紗が超のつく頑固なの」「そう?」
 「そうだよ。もう、あきらめて私も付き合う。でも、一個だけ約束して。ホントに危ないと思ったら、とっとと逃げる。いい」
 「うん。でも、それじゃあ手遅れだったりして」「やな事言わない」

 マッキー、青白い光の集団から隠れる。(光の集団は、マッキーの事は気にしないと思うが)
 いきなり肩に手を置かれ、ビックリして、尻餅をつくマッキー。須河原だった。
 マッキー、須河原に携帯を出してもらう。データを移そうとするが、携帯の電気が消える。
 メモリーカードは須河原のとは違うタイプだった。クリスマスプレゼントのつもりだったのに。
 口で説明してと須河原。発光が等比級数に増えている。

 成基を導いていたどっしるとしっしん、急にベンチの下に隠れる。向こうから沢山の青白い光が来た。
 それらが通り過ぎたら、ベンチの下から出てくる。

 萬国橋。マッキー「須河原さん、僕、あの…」「聞いてる、何」
 「僕、須河原さんと出会えて良かったです。ゲームよりも楽しい事があるの、知りました。楽しいです。
感謝してます。だから、仕事のお手伝いも、そうじゃなくても、ずっとご一緒したいです」
 「で」「えっ」「それが何」「いや、あの…。僕、今告白したんですけど」(マッキー、切り替え、はやっ)
 須河原、立ち止まる。「須河原さんの事、好きなんです。…僕じゃ、ダメですか」
 「う~ん。年下興味無し。バカ言ってないで、さっさと動く」
(いや、仕事をする女を目指す須河原さんには、家事をやってくれそうな年下男はあり難いかと思うんだが…。
マッキー、須河原の、あのすさまじい部屋を見た上で、言ってるんだし…。
でも、確かに、マッキーは、男には見えないね…。もう少し、カッコ良くなってからね、マッキー)
 「やっぱし」

 どっしるとしっしん現れ、リュックを抱きしめる希紗。もちろん、成基も到着。
 成基「遅くなった。制限時間、間に合ったか」理絵子「ぎりぎりだよ」希紗「何のこと」理絵子「こっちの話し」
 成基、理絵子ちゃんの肩をポンと叩き、「りえぞう、ありがとな」と言って、希紗の方に行く。
 希紗の心配をする成基の声を聞きながら、沈んだ顔をする理絵子ちゃん。
 どっしるとしっしんがリュックの前に来て、語りかけるように光る。リュックの中のポーちゃん、動く。
 ポーちゃん、リュックごと飛んでいく。リュックから出て、楽しそうにどっしるやしっしんと飛びまわるボーちゃん。
 三体、理絵子ちゃんの周りを飛ぶ。(おそらく、理絵子ちゃんの心が沈んでいるのを敏感に察したのだろう)
 三体、ビルの角を曲がって、須河原とマッキー達の方に行くが、向こうから青白い光の集団が来て、
Uターンする。
 歩、自転車に乗って、それらを追いかける。成基、希紗の腕を取って、追いかける。
 それを見て、顔を下に向ける理絵子。「最後まで、つきあうさ」
 行こうとすると、「理絵子ちゃ~ん」と言う、マッキーの声が聞こえる。「理絵子ちゃん、だいじょぶ?」
 走ってくるマッキーと須河原。「マッキー」涙ぐむ理絵子。
(おお、理絵子ちゃん、マッキーに脈ありか…。今度は理恵子ちゃんに切り替えろ、マッキー)
 「遅い」と涙声で言う理絵子。「ごめん」

 青白い光とぶつかり、爆発するどっしるとしっしん。
 光達から逃げようとするポーちゃん、希紗の目の前を通り過ぎる。追いつかれ、爆発するボーちゃん。

 幼稚園のあちこちに現れる暖色系の光。

予告:オカカ婆(斎藤恭央)「春じゃのお」ロク(宝亀克寿)「春か」タルト(清水愛)「春だねえ」
 オカカ婆「春と言えばやっぱりあれじゃのお」ロク「あれだねえ」タルオ「あれなのかぁ」
 オカカ婆「しかしあれと言えばやっぱりそれじゃよ」ロク「うん、それだよねえ」タルト「それなのかぁ」
 オカカ婆「それと言うのは要するに春」ロク「春か」タルト「春だねえ」オカカ婆「つまり春なのじゃよ」
 ロク「春だよねえ」タルト「春なのよねえ」オカカ婆「つまり春と言えばあれなのじゃ」ロク「あれって何だ」
 タルト「あれって何」オカカ婆「春と言えば別れの季節じゃろ」ロク「別れの季節?」タルト「別れ?」
 オカカ婆「次回、最終回“頼りなく豊かな冬の終わり”」ロク、タルト「最終回!?」
(春になり、ボケボケになった三匹の会話…。
“あれ”とか“それ”とかが、会話の中に多くなったら、脳力トレーニングが必要ですね…)

感想:今回は、マッキーの切り替えの早さが目立ちましたね。うん、実は非常に強い子なんですね。
 しかしどっしるやしっしんだけではなく、ポーちゃんまで爆発して、一体どうなるんだ、この話し。
 常識から外れた巨大物体の下では、常識家の理絵子ちゃんの方が異質になってしまいますね…。

関連サイト
師匠の不定期日記画像あり
まんりきの積ん録アニメ大王陰陽について
神速の錬金術師の更なる練成~三位合体~予告の画像まであり

ちっちゃん俳句「あの自身 開催すなる 他人なり」

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彼女たちの小さな冒険

「彼女たちの小さな冒険」絶対少年 第24話 ☆☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクテーデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:伊藤和典、川崎美羽 絵コンテ:下田正美 演出:根岸宏樹 作画監督:乙幡忠志

 谷川希紗(小林晃子)の部屋。
 羽が生えた卵は、あたかもあの巨大な何かを見つめているかのように、窓の側にいたが、
かつてブンちゃんが居所にしていたバケツに入る。
 「あっちの方が…ブンちゃんっぽい…。…君は誰?」光る卵、希紗の側に来る。
 「ブンちゃんの生まれ変わり?それとも…わかんない」希紗、卵をリュックに入れて、外に出ようとする。
 「行かない方が、良いのかな?行く?」答えるかのように音を出す卵。「わかった」外に出る希紗。

 家を出た小早川成基(櫻井孝宏)、待っていた希紗と出会う。「希紗!」ちょっと涙ぐむ希紗。
 「どうしてたんだ、電話にも出ないで」「電話?あれ、あたし、携帯どうしたっけ」
 「悪い。ちょっと急ぐんだ。歩きながら話そう」「うん」
 誰も乗っていない電車の車両に、二人仲良く並んで座っている成基と希紗。「どういうこと?」と成基。
 「だから、ブンちゃんが…あっ、違うな。ブンちゃんが残してくれた物が、あれに…」
 「あいつ、逢沢が連れてた奴みたいになっちゃったって事?」「そう」「見ていい?」
 ちょっと見せて、すぐリュックの紐を締めちゃう希紗。「見た?」「見た」「どう思う?」
 「確かに、あいつのと似てる。でも、ブンちゃんが残した物に間違いないのか?」「間違いない」「うん」
 「成基にもわかんない?」「うん?」電車を降り、巨大物体を見ながら「ねえ、あれって、何?」と希紗。
 「何って…」「ブンちゃんっぽい」「そうか」「うん。あそこの下まで行ったら何かわかるのかな」「えっ」
 「行く。じゃあね」希紗、小走りに走っていく。

 自分の部屋のベッドにただねっこっろがってた大和理絵子(佐土原智子)、携帯が鳴ったので出る。
 「はい、大和…」「元気良いな」「うん、だって、久しぶりに成基からの電話だし」「ああ。…うーんと…」「もしもし」  「希紗と会った」「えっ」「どうもあいつ、あそこに行っちまったみたいだ」「どこ?」
 「みなとみらい。巨大イーヴルとか言う奴の、下」「はぁあっ!?」
 「ホントは俺も一緒に行きたかったんだけど、師匠に呼び出しくらってて、俺ここんとこずっと、将棋、
おろそかにしてたからさ」
 「そっちをドタキャンするわけにはいかないっと…」「そ」理絵子、ため息をつき、「で、何?」
 「出来たら、希紗を引き止めて欲しいんだけど」「わっ、わたしが?」「他に頼める奴いないし」「そう」
 「こんな事頼むのもどうかとは思うんだけど…」電波切れる。

 巨大物体を双眼鏡で観察中の真壁正樹(甲斐田ゆき)、「又光った…」、
何と携帯に発光回数を書きとめている。
 携帯鳴ったので、出る。「はい」「出るのはやっ」と理絵子ちゃん、「マッキー、今どこ?」
 「関内の近くのビル」「希紗があの下に行こうとしてるらしいんだ。手貸して」
 「うん、良いよ。どうすれば良いの?」「捜して、止める。じゃあね」携帯を切る理絵子ちゃん。「えっと…」
 戸惑い気味のマッキー、決意の目をして、顔を上げる。

 希紗、近づこうにも立ち入り禁止で近づけない。警官(飯田征利)に追い返される。
 希紗、別の所でバーをまたごうとするが、ワンピースが邪魔でうまくまたげない。
 すそをあげたら、「あーらら、アホ見っけ」と理絵子ちゃん
(開き直ったと言うより、壊れたと言った感じがする………、地なんだね………)。
 「りえぞう」「りえぞう、じゃないでしょう。スカートまくって何やってんのよ」
 「駅からみなとみらい行けないから、こっからと思って」「スカートまくってる説明になってないよ」
 「引っかかっちゃうから」
 「あ~。とことん、おバカ。こんなのはずしちゃえば、それで済む事じゃん」と理絵子ちゃん、バーをはずす。
(あっ、そうか。でも、どっちでも良いような…)
 「あっ、そうか」希紗、落ちたポールを越えて行く。「ちょっ、待ちなさいって。立ち入り禁止だよ」
(おまえも、おバカだったな。希紗を行かせてどうする)
 「でも行く」「何で?」「わかんないから、行く」「ダメだって。…もう、希紗!?」理絵子ちゃんも付いて行く。

 マッキー、例の警官さんに希紗の事を聞く。理絵子ちゃんがバーを落とした場所の傍らを通り過ぎていく。

 「ねえ、どこまで行く気?いい加減に、しなさいよね」立ち止まる希紗、上を見上げて「ブンちゃんの音がする」   「はあ!?ねえ希紗、戻ろう?」「りえぞう、一人で戻って良いよ」「でも…」「あたし行くね」「勝手にすれば!」
 理絵子ちゃん戻ろうとするが、立ち止まり「クリスマスイヴなのにさあ」と結局希紗を追いかける。
 「ったく、何でこうなるのよ」

 師匠の家から出た成基。夕方。理絵子ちゃんにかけるが、電波が届かず、希紗も同様。マッキーにかける。
 「もしもし」「ちょっと良いか?」「何?」「あのさあ」「ん?」「いや、希紗かりえぞう、知らないか?」
 「理絵子ちゃんから電話もらって、僕も谷川さん捜してるんだけど」「見つかってないのか」「うん、まだ」
 「そうか。ありがとう」「小早川君もこっち来る?」「おっ、そのつもりだけど」
 「じゃあ来たら、又連絡してもらえる?合流しよう」「おまえと?」「うん。バラバラで捜しててもアレだし」
 「ああ、わかった」「それじゃあ、連絡待ってるから」携帯を切るマッキー。
 成基、しばらく携帯を見つめ、「マッキーだよ、な?」

 ゆっくりと回転する巨大物体を通して、走る太陽の光。誰もいない街。
 「何かこの世の終わりみたい」と理絵子ちゃん。「何か言った?」「言ったよ。てか、怖くないの?」「何が」
 理絵子ちゃんため息をつき、「なんでもない」時々、バシッって感じに、光がひらめく。「光った」と理絵子ちゃん。 「光ったね」と希紗。青とオレンジの光が接触して、光っている。
 傍らに立っている希紗の何かに気づき、「ん?希紗」と希紗の腕を取る理絵子ちゃん。「えっ」
 理絵子ちゃん、希紗の胸元に顔を近づけて、臭いをかぎ、「あんた、お風呂入ってる?」
 「あれ?最近ずっと部屋にいたから…」(まあ、あの状態では風呂に入る気力は無いな)
 「ちょっと…、それでも女子高生?」「学校行ってないもん」「いや、女として、風呂入んないのはまずいって」
 「誰に迷惑かけるわけでもないし」「希紗っていっつもそうだよねえ」「何が?」
 「中学の修学旅行の時だって、日光でさあ、希紗がいないって大騒ぎになったの覚えてる?」「ああ」
 「あんだけみんな大騒ぎしてたのに、あんた、あれ、あの門何だっけ」「陽明門」
 「そう、それ。陽明門の前で、ずっとボッーと突っ立てたんでしょう」「だって、あれってすごくない?」
(そうだ、あれはすごい。細かいとこまで彫っていて、見ていて飽きないぞ。
て言うか「あれはすごいぞ」と私が口走ったら、希紗も同じ事を…。シンクロ…。気が合うな、希紗…)
 「そういう問題じゃなくて…」「見てたかったんだあ、ずっーとっ」国際橋に着く。
 「マイペースも希紗クラスになったら、勝手過ぎるって言葉に変わるよね」(ごめん、良く聞き取れなかった…)
 「そうかなあ」「希紗は勝手だよ」「どっちもどっちかなって、思ったり」「どういう意味?」
 ブンちゃんのパーツのような6体が、白いしっしんのようなのを取り囲んでいた。
 パーツ達、飛び、青い光に変わる。彼女らの足元を通り過ぎる。「希紗、平気?」「何が?」「何がって…」
 「行こう」「ねえ、どこへ向かってるわけ?」「臨港パーク」

 須河原晶(松本美和)、控え室に戻ったら、メールが一件あった。「あの子が動いたか…」携帯をかける。
 「はい、もしもし」「あっ、真壁君、メール今見たんだけど、その後、どう?」
 「谷川さん、あれんとこに向かってるのは間違いないです」「巨大マテリアルイーヴル?」
 「はい。それとこれから小早川君と合流するつもりです」「私も今から向かう。今どこ?」「桜木町駅の近くです」  「1時間後に桜木町駅前で」「了解」携帯を切るマッキー。
 「さっ、大急ぎ!」と須河原、弁当を前にして割り箸を割る。
(食べないで行こうという発想は無いんですね、腹が空いては戦にはならないんですね)

 臨港パーク。「ここって、ブンちゃんが…」「うん」「ここに、何かあるの?」「何となく、呼ばれた気がして」「えっ」
 人が立っていた。「何で?人?」希紗、リュックを抱きしめる。「もしかして、あの晩の人?」「うん」
 「このまま、帰る?」「それはイヤ」逢沢歩(豊永利行)に近づく二人。気が付く歩。
 「とりあえず、私が話しつけてくるから」と理絵子ちゃんは言って歩に近づき、
「ちょっとあんた、ここで何してるの?」と言うが、歩、理絵子ちゃんを無視、希紗を見ながら「来たし」と言う。
 「えっ」「待ってたし」「はい?」
 「来ると信じてたから、待っていられた。だけど、すごく不安だった。来てくれて、ありがとう」

予告:タルト(清水愛)「可愛いリボンつけちゃった」
 ロク(宝亀克寿)「タルトちゃん、穴ぼこ模様のリボン可愛いねえ」
 「穴ぼこ模様?違うよ、これはドット柄って言うの」「ふーん、穴じゃないのか?」「違うに決まってるでしょう」
 オカカ婆(斎藤恭央)「アナがどうしたって?」「ロッくんがあなあな言うの」「ほお、ロクはアナが好きなのか」
 「好きって言うか、穴模様の水玉がねえ」
 「ふむ、アナと言えばアナウンサー。要するに須河原晶とかああいうじゃのお」「いや、穴と言えば、水玉模様」  「アナじゃろお?」「穴だよ」「アナ」「穴」「アナ」「穴」「アナ」「穴」「次回、世界の被膜が穴だらけ」
 「あれ、どうしたの、タルトちゃん」「胃に穴があきそう…」

感想:おお、ぞくぞくするなあ、異空間。暖色系と寒色系って戦ってるの?
 ブンちゃんから生まれた卵が、この関係をどうにかするのか?歩、すごいな、予感があったんだ。
他の方のブログを見ての感想:スカートまくりあげで萌えるのか…。
 私もあの場合やりそうだが、アニメ美少女限定で萌えるのだろうなあ。
 陽明門と希紗のエピソードは、もし希紗が芸術家になったんら、
らしい微笑ましいエピソードとして語られる事になるだろう。芸術家には集中力は不可欠です。
 マッキー評価急上昇したまま高止まりだが、成基が…。いいもん、成基は好みの男だ。
 私の物と言う事で、お姉さんが可愛がってあげよう!後じさる成基が目に見えるようだ…。
 「来たし。待ってたし」に驚いた人多し…。でも、あのわっくん言葉は真似したくなるよね。
 歩だって、使ってみたかったんだ。わっくん同様当て所も無く待ってたし。わかるぞ、歩!
 私だって、使った可能性高い。て言うか私、歩属性強いからな。
(後、須河原と、希紗と理絵子ちゃんに近い物を感じる…)
 あっ、私もタルコフスキーの「ストーカー」思い出しました。
 あの何か起こりそうで、大した事は起こらない、3時間近くある、「地下鉄のザジ」を見た後で、
頭が疲れていたのに、なぜか眠くならずに、最後まで集中して見た、不思議な映画…。
(タルコフスキーは「鏡」以外は、見た映画、皆、結構好き。相性が良いんだな)

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.16
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
JUNK KOLLEKTER画像あり
キラキラと輝くモノ警官との会話あり
まんりきの積ん録アニメ大王ストーカー仲間がここに…。

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幸せを運ぶ闇の光

「幸せを運ぶ闇の光」絶対少年 第23話 ☆☆☆☆
監督:望月智光 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:浜崎達也 絵コンテ:下田正美 演出:木村隆一 作画監督:渡辺浩二

 みなとみらい上空にある巨大な物体は全ての人に見えていた。

 「みなとみらい上空巨大物体対策本部」。
 「取り出すな 指を入れるな 向けるな人に」と書いてある紙が張ってある。
 そこに男が入ってきて、小早川警部にここは撤収する事になったと言う。停電になる。
 「光は闇なり。闇は光なり」「はい?」
 「魔女の言葉だ。そしてマクベスはつぶやく。こんな良いとも悪いともとれる日は初めてだ」
(成基のお父様ね。このセリフ、映画の「エレファント」でも引用されているセリフね)

 巨大物体そっくりの自分の絵を見つめている羽鳥次郎(郷田ほづみ)、刷毛を持つ。

 大和理絵子(佐土原智子)ちゃん、はなさんが心配なので見に行く。
 土岐宮はな(渡辺美佐)、店の外でさんまを焼いていた。避難勧告が出ているのだが…。客がしっかり来る。   客、さんま定食を頼むが、「うちは洋食屋だよ」とはなさん。
 さんまははなさんの晩飯になる予定だったが、冷蔵庫が止まり、腐らせるよりはましと、さんま定食を提供。
 どんどん客来る。
(この前の、ニューオーリンズのハリケーン騒動を思い出しますね。
「渋滞があるし、歳とってるし、死ぬなら死ぬで」と言うような事を言って、家に残っていた人がいたな、
二度目のハリケーンの時に…。
実際、渋滞で車全然動かない所があったし…。難しい判断。
何かを感じた時には、行動するのが正しいと言う人もいるし。
例えば、煙を部屋に入れる実験で、かなりの人が慌てずそのまま、座ってたりする、それが危険だと…)

 深山美佳(鈴木真仁)が住んでいる地区は停電していなかった。携帯が鳴る。携帯を開き、「うわっ、来たよ…」

 理絵子ちゃん、ビールを冷やしに外へ出る。携帯が鳴り、開く。「このメールって…」
 寒色系の光が側を通って飛んでいく。

 ベンチに座って、呆然と巨大物体を見ている理絵子ちゃんのお友達二人。
 巨大物体について二人でおしゃべりしていたら、突然二人の携帯が鳴る。
 例の「幸せを運ぶ闇の光」のメールだった。
(美佳ねえや理絵子ちゃんにも来たのね。もしかして成基やマッキーにも来てるかな。
希紗は携帯壊しているから…。でも卵がいるね)
 寒色系の光が沢山飛んでいく。「もしかして、あたしら、超ハッピー!?」

 テレビ番組「検証!横浜巨大物体を追う」に須河原晶(松本美和)が出ている。それを見ている逢沢歩。
 「さて、それぞれ専門の立場から、巨大物体の正体について、仮説を述べてもらいました。
UFO,米軍、プラズマ、クリッター等様々な仮説が出てきましたが…」(キャスター 樫井笙人)
 「全然違う。時間の無駄」「はっ」「みーんな、間違ってるよ」「あの、どういう事でしょうか、すがわらさん」
 「す・か・わ・ら。濁りません」「あっ、失礼しました。あ、でぇ、どういう事でしょうか」
 「これは、今回初めて起こった事じゃないの。
二年前の夏、伊豆半島の付け根近くにある小さな町で、今回の出来事の前兆となる現象が、
すでに起こっていた」
 「えっー」驚く一同。「それはどういった現象でしょうか」
 「詳細はこの本「妖精たちの夏 マテリアルフェアリー」を読んでもらうとして」
 「ああ、いや、マテリアルフェアリーとは?」「その説明、今必要?」「ええ、出来れば」
 「わかりました。この冬、横浜では中高生を中心に“幸せを運ぶ闇の光”の噂が広まってた。知らないでしょう?これ、この寒色系の光が“幸せを運ぶ闇の光”。(例の画像を見せる)」
 「それがマテリアルフェアリー」
 「違う。先走らない。もう1種類、見ると不幸になるという暖色系の光についての噂もあるの」「暖色系の光?」   「そう、暖色系の光がマテリアルフェアリー、寒色系の光は、マテリアルイーヴル、仮にそう呼ぶと、そういう話」 「えっ、あ、逆じゃないんですか」
 「逆じゃない。幸せを運ぶと伝えられる青白い光の方こそ、実はイーヴルなんだな。
子供達は、事の本質を、見誤ってる」
 「なぜ、そう言えるんです?」
 「だから、二年前、私自身がマテリアルフェアリーと、遭遇してるからよ。
脱線したけど、これは今度が初めての事じゃない。
さらに言うなら、これは、古代から連綿として繰り返されてきた出来事の、現代における発露の一つに過ぎない。私は、そう思う。付喪神(つくもがみ)、と読みます。ご存知ですよね」
 「妖怪の事、ですか?」「古い道具が化けたという…」
 「ええ。室町時代の御伽草子に、こうあります」
 “器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心をたぶらかす。これを付喪神と号すと云へり。”「はあ」
 「古来から、日本には八百万の神々がおわします。
山や川の自然にはもちろん、かまどやトイレなど、人が作ったものにさえ、神様が宿る。
器物や調度を粗末に扱うと、後日霊を宿し、付喪神となったそれらの妖怪が京の町中を練り歩くと言われた。
琵琶や笙、靴、扇、なべ、釜、五徳など、これが所謂、百鬼夜行です。百鬼夜行、ご存知ですよね」
(うん、今、「俺の屍を越えてゆけ」をやっているから、こいつらはよく見ているよ。
琵琶さんとも、五徳さんとも、良く戦っているよな…)
 「ええ、まあ」
 「古書の伝える所によれば、驚いた帝(みかど)は、徳の高い僧侶を集めて祈らせた。
すると、御殿の上に、いくつもの明るい光が現れ…」
 「光…」
 「当時の人々は、それを不動明王の使いだと考えた。
光に退治された付喪神達は、悔い改め、やがて仏の教えを受けて、成仏したと」
 「つまり、付喪神がマテリアルイーヴルであり、不動明王の使いとされた光は、マテリアルフェアリーだと?」
 「そこ、ポイント」「はあ」
 「よーく考えて欲しいんだけど、私達の世界の枠組みからはみ出した物は、ずっと昔から存在してた。
中には、その時代の知識では説明できなかった自然現象とかも含まれてるけど、
それで全部が説明できるわけでもない。非常識な現象は、常にあったんだって」
 「確かに、UFOを最初に目撃したのは1947年、ケネス・アーノルドだと言われているが、
遡れば古い文献に残された記録にも、UFO現象と思われるものはけっして少なくないなあ」
(UFO研究家 小和田貢平)
 「どうもありがとう。要するに呼び名が変わっただけで、内実は同じという現象が存在するわけ。でしょう?」
 「うーん」
 「だから、世界中に散らばる、妖怪、魔物、妖精伝説、それらをめぐる神話や伝承、
全てはマテリアルイーヴルとマテリアルフェアリーの対立、相克を描いたものだった、と考える事が出来るよね」  「ああ、しかし、それだとUFOは…」
 「今、あそこにある巨大な物体、私は巨大マテリアルイーヴルだと考えるけど、それと対をなす存在、
巨大マテリアルフェアリーなのかもしれない」
 「あの巨大物体、あなたの言う巨大マテリアルイーヴルは、
現代消費社会が生み出した大量の廃棄物に宿った巨大な付喪神だと」
 「どこかで、バランスが崩れてるんだと思います。
マテリアルイーヴルを浄化する存在のはずのマテリアルフェアリーが極端に少ない、とか」
 「えっ、それはつまりどういう…我々はどうすれば良いんですか」「もしやUFOが来る」
 「私はジャーナリストです。私は目撃し、伝える者に過ぎないから、対処法までは、わからない」「そんなあ」
 「でも、少なくともわたしは…」
 (次郎、あの幸せを運ぶ闇の光の絵に「Think and Act」と描いた。
暖色系の光が寒色系の光を追い、ぶつかってはじける)
 「考える事、そして行動する事、それをけっして放棄したくないと思います」テレビ、消える。
(須河原は場に合わせた丁寧なしゃべりが出来ないのかなあ。ああゆうキャラという事か…。
ヴァラエティじゃないのに、堀江さんをホリエモンを呼んでいる人を見て、違和感を感じた私…)

感想:主人公のはずの谷川希紗が出ない…、う~ん…。しかし、あれ、希紗以外にも見えるようになるとは…。
 突然、話がものすごく、でかくなって…。日常の身近な不思議で終わるものと思っていた。
 DVDに書いていたこと。伊藤和典氏のご子息が3つか4つの頃、黄色いポンチョを着て猫を連れて山で遊んでいたそうだ。子供が猫と一緒に外を見ていたとき、「何見てるの?」って聞いたら、「どっしると、しっしん」って言ったそうだ。伊藤氏の愛猫“柚子”はオカカ婆そっくり。両耳あるが…。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.11. 7
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
JUNK KOLLEKTER事件についてのホームページとか
燃えろ!!Amazon予告の絵あり。
敷守ほむら の けもけも日記予告について(私は中国語の正しい聞き取りに自信が無くあきらめました…)

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消えたものと生まれるもの

「消えたものと生まれるもの」絶対少年 第22話 ☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 共同脚本:浜崎達也 絵コンテ:小林治 演出:篠崎康行 作画監督:牛島勇二 

 魚を腕にかき抱きながら、その暖色系の光を見続ける谷川希紗(小林晃子)。光が消える。
 目をウルウルさせる希紗。「だめ…。いかないで…」

 須河原晶(松本美和)が「ときみや」から出ると、そこに真壁正樹(甲斐田ゆき)が…。
 授業より大切な事があると思って、来たそうだ。

 大和理絵子(佐土原智子)は羽鳥次郎(郷田ほづみ)に会いに行く。
 (私、てっきり、光関係に関わるのは止めたのかと思いました。違かったです…すいません…)

 マッキー、須河原に、理絵子ちゃんが見えないけれど見えるものについて聞いたから、
そして後からそんなのはどうでもいいって言ったから、
須河原さんと一緒にマテリアル・フェアリーのがいる事を確かめようと思ったのだと打ち明ける。
 マッキーは須河原さんとは同じ物を捜してても、そこに求めるものが違うが、人と人が違うのは当たり前だから、一緒に行動したいと言う、逃げたくないから。
 二人、改めて握手し、須河原はマッキーに今からでも学校に行きなさいと言う。

 ふっきれた感じの顔をしている理絵子、あれは何で見えたんだろうと羽鳥に言う。
 君はどう考えてるんだと聞かれ、もしかしたら選ばれたのかなあと言い、無いよねと自分で否定する理絵子。   「いや、選んだのかもしれないよ」と羽鳥。
 「はい?選んだ?私が?いつ?何で?馬鹿にしてる?」といつになく強気発言の理絵子ちゃん。
 「そのまま、こっちを見ていて」と関係の無い事を言い始める羽鳥。理絵子ちゃんを描きたいそうだ。
(画家はこういうふうに口説けるから便利ね。まあ、この場合は口説いている訳ではないが…)
 理絵子ちゃん、タイヤが無い浮世絵の美人画が描いてある車を止めてあるガレージ兼アトリエに連れてかれる。(アトリエにはあの巨大空中物体のような絵がある)
 羽鳥は公園でホームレスとして暮らしながら見る風景が好きなんだそうだ。「あそこじゃないとダメ?」
 「場所の問題というよりは、生き方の問題だけどね」「わからない」「一番楽なのは、見ようとしない事」
 「見る事にこだわるんだ」「画家だから」「見られる事にはこだわらない?」「ホームレスだから」
 「私は見られる事の方が気になるなあ」「ヒトに見られる自分を見ているわけだ」「えっ」
 「どっちにしても、人は結局、自分の見たいものを見るんだよ」「ちょっと待って」「選んだって、そういう事?」
 理絵子ちゃんの絵を見せる羽鳥。ピカソふう。
(キュビズムとかいうのか?わからない。ピカソ、まともな絵も描いてるんだよね。
モデルの女が好きな時は綺麗に描いて、嫌いになると、壊して描いてた…)
 「私、こんなふうに見えるんだ」冗談だった。羽鳥はまともな肖像画を描いていた。
 「サービスですか?良く描き過ぎ」「見たままだ。今の君は俺にはこんなふうに見える」

 理絵子、二人の友達に会う。「学校は?」と言われ、理絵子は「いや、そっちこそ」と言う。
 友達A「何やってたの?」友達B「テストの成績が悪くて気晴らしとか?」「色々もつれててね」「何が?」
 「男関係」去って行く理絵子。

 希紗、2004年12月20日の「一年後の私へ」メールを見る。
 「一年後の私へ。親と顔を合わせるのが、うざい。
りえぞ~、うざい、学校、学校、良い子ぶってメールよこさないで欲しい。みんなあたしをほっといてよ…。
どうせあたしは幸せになんかなれない。あたしをわかってくれない友達なんていらない。一人が良い。
一年前の私から」
 画面を閉じる。「望みがかなってる。全部あたしが望んだ事じゃない。望んだとおりに、なってるじゃない」
 泣きながら、床に倒れこむ希紗。「なのに…ちっとも…嬉しくないよ…」
(ハッ、私もなるべく、未来予想図は明るくする事に努めたいと思います!痛いシーンだった…)

 逢沢歩(豊永利行)はオカカ婆の毛が落ちている、寝床ダンボールを見ていた。
 ケータイが鳴り、出ると「逢沢か」の声(斎藤恭央)。「誰?」「バッカ野郎!俺だよ、俺!」
(今や、オレオレ詐欺と間違われるので、ちゃんと名乗りましょう。
私はすぐわかりましたが、2年ぶりの歩君はわからなかったんですね…)
 「俺って…」「共にオカカ婆を追いかけた、あの夏の日々を忘れたのか」
(共にオカカ婆を追いかけてはいませんね、歩君は…。
阪倉は、どうも事実を、自分に都合良く、曲げて覚えるらしいですね…。誰でも、多かれ少なかれそうですが…)  「阪倉?」「そうだよ、ったく。深山から聞いたぞ」

 「ときみや」に来た理絵子ちゃん、土岐宮はなさん(渡辺美佐)にお願いがあるそうだ。

 パソコンでお子様用アニメみたいな映像を見ながら、ケータイで話している歩。
 「2、3日前かな、オカカ婆が夢枕に立った」「はあ?」
 「冬の寒さの中、さすがのオカカ婆も、田菜まで戻ってくる体力は無かったんだろうなあ」
 「死んだと、思ってるの?」
 「思いたくねえけど、夢枕に立ったてことは、そういう事だろ?何で、電話したと思う?」「さあ」
 「さあじゃなくて、そういう時は何でって聞き返すんだよ」
(阪倉君による、会話がはずむ受け答え講座。歩君、勉強になりましたね。
歩属性が強い私にも勉強になります…)
 「何で?」「オカカ婆がなあ、逢沢を頼むって、俺にそう言ったからだ」「あっ」「聞こえてんのか!?」
 歩、オカカ婆の毛を手に持ちながら、「オカカ婆は…」「おう」「どうして阪倉のとこに、行ったのかなあ?」
 「挨拶に来てくれたんじゃねえの。それとおまえの事心配して…。ってか、逢沢!…」「ん」
 「何で俺んとこ来たかじゃ無くって、何でおまえんとこ行ったかを考えろ!
何でか知らんけど、あいつは、オカカ婆には、命がけで横浜まで行かなきゃなんない理由があったんだよ。
おまえ、その事わかってんのか?」
 「何となく」
 「頼りねえ事、言ってんじゃねえぞ。そんなだからあいつ成仏出来なくて、逢沢を頼むとか言ってんだろ。
(オカカ婆が死んだと、決め付けるなよなあ、阪倉)後生だから、そんな事言わすな」
 歩、アクションシーンで盛り上がりつつあるアニメを消す。「うん」
 「ふさぎこんでる場合じゃねえんだよ。しゃきっとしろ、しゃきっと」「そうだね」「おまえ、大丈夫なのか?」
 「田菜で平五郎さんに言われた事、思い出した」「あぁ?」
 「起こってしまった事、起こる事、全ての事には意味がある」「いや意味わかんねえし」
 「全ては、必要なプロセスなんだ。阪倉、電話有難う」「ふっきれたのか」「たぶん」「あいざわぁ?!」
 「オカカ婆って、すごいな」「ったりまえだろ!」

 大切な話は会わなきゃダメだと言う事を改めてはなさんから教わり、理絵子ちゃん、成基に直接会いに行く。
 小早川成基(櫻井孝宏)、将棋盤を拭いていると、窓に何かが当たる音に気づく。理絵子ちゃんだ。
 「ときみや特製オムライス、出来立てだよ。上、行くね」おいしそうにオムライスを食べる成基。「おいしい?」
 「ときみやのオムライスはうまいに決まってる」「はなさん、気にしてた?三段リーグの最中だし」
 「それでわざわざ作ってくれたのか…」「うん」「いきなり来て、いなかったらどうするつもりだったんだ?」
 「そん時は、そん時。
電話しても、出てくれるかどうかわかんないし、小さい時は窓に小石ぶつけて、成基の事呼んだなあって。
成基、あのさあ、希紗にとってブンちゃんは、どんな存在だったの」
 「何で俺に聞くんだ?」「成基が一番、側にいて知ってるからだよ」
 「希紗は、ブンちゃんは生まれたんだと思っていた」「生まれた?」
 「だから、ただ壊されたんじゃない、殺されたんだ、ようやく出来た心許せる存在を。希紗はそう思っている」
 「希紗の心には、そう映ってるんだね」「ん」「わかると思う。それで正しいとか間違ってるって問題じゃない」
 「りえぞー?」
 「だから、成基も考えて、希紗のために出来る事、成基だけが出来る事、きっとあるから。
いますぐで無くても良い、しばらく考えて良い。でも、制限時間はあるよ。将棋でも時間切れは負けでしょう?
後、食べてくれて有難う」
 「はっ」「そのオムライス作ったの、私だから」理絵子ちゃん出て行く。「ウソだろ」
(男を食べ物で捕まえるのは良い方法です。私だって、おいしい物を作ってくれる人はそれだけで嬉しい…)

 マッキー、理絵子ちゃんの「マッキーこれから会えない?」と言うメールを受け取る。
 マッキー、理絵子ちゃんとの待ち合わせ場所に行く。理絵子ちゃん、呼び出したのに、少し怖い表情…。
 「はっきりさせとこうか」「何?」
 「友達でいたいのか、それ以上になりたいのか。マッキーは私と、どうしたいの。今すぐでなくても良いけど」
 「ううん、気持ちははっきりしてるから、答えられる。僕は、理絵子ちゃんが好きだよ。だから…」「ごめん」
 「えっ」「ごめんね」「そっか」 「私の問題。マッキーが悪いんじゃないよ」
 「振られるって、こういう気持ちなんだ。初めて知った。あのね…」「マッキー…」
 「あのね…、振られちゃったら、友達でいるのも、つらいんだけど…。
だから…、理絵子ちゃんの前から、消えちゃいたいんだけど、それは出来ない」
 「あぁ」「まだ出来る事、あると思うから。谷川も、小早川も、みんな友達だから」「だよね」「そう」
 「当たり前の事、見失ってた」「理絵子ちゃんだけじゃなくってね」「今のマッキー、少しだけ、良い感じだよ」
(賛成だ、理絵子ちゃん!理絵子ちゃんもね)
 マッキー、理絵子ちゃんの方を向いて、笑みを浮かべる。

 希紗、魚を抱きしめながら、寝る。

 早朝、横浜の上空に目に見えにくい巨大な何かが…。魚が掛け布団の中で動く。
(何となく、ホラーのような風景…)
 希紗、気づく。魚と思ったら、白い卵のような形状に羽が生えた奴が出てきた。「何で…?」
 卵、キュルルィン、キュルルィン、みたいな音を出しながら、飛ぶ。「ブンちゃんじゃない」
 卵、窓にコツンコツンと当たる。希紗が外を見ると、巨大な何かが…。「これって…」しばらく呆然と見る希紗。
 「これって…」

予告:「パンパカパーン!ジャン!」と三匹。「燃え盛る正義の炎、ロクレッド」(宝亀克寿)「ジャジャン!」
 「無限のパワーで敵を討つ、オカカイエロー」(斎藤恭央)「ジャジャジャン!」
 他の二匹はポーズを決めているのに、タルト(清水愛)、せっかく決めてるポーズを止め、後ろを向き
「タルト、やらない」と言う。
 オカカ「ん、どうした?」ロク「セリフを忘れたのかい?“まだまだ未熟で青臭いタルトブルー”だよ」
 「そっ、“まだまだ未熟で青臭いタルトブルー”」「やだやだ、そんなのやだよお。タルト、赤が良いよお」
 「だって、赤はヒーローの色だよ」「赤が良いの。ヒーローの赤が良い」
 「まったく。おい、ロクレッド、何とかこの場を解決せんかい」
 「わかった。そんなわけで、次回、お楽しみに。シュワッチ」「正義の炎が聞いてあきれるわい」

感想:予告、行く所まで行った感が…。銀河系の彼方を越えて、どこまで行くのか…。
 ある意味、本編よりデカイ展開…。理絵子ちゃん、尊敬します。
 あんな風に言われて、まだアタックするんですね。ちゃんと、全体考えた発言もしてるし。
 希紗の事も気にかけてるんですね。希紗も少し、反省してると言うか、落ち込み過ぎてると言うか…。
 「うざい」と言う言葉は確かにイヤだな。“りえぞう”と言うのも、本人が嫌がってるんだから、止めた方が…。
 希紗も、反省より、開き直っての行動の方が良いか…。
 暗い所で縮こまってると、それだけで、誰でも気持ち落ち込むから…。
 相手に迷惑かけても良いから、話しかけてみる…、森田療法ってそんな感じだっけ…?
 無視されても話しかける、コミュニケーションになってなくても話かける…、う~ん、エネルギーがいるな…。
 でも、今のままじゃあ…。
 今の日本では、迷惑かける事がまるで悪みたいに言うけど、希紗みたいな人は、
迷惑かける覚悟が無いとダメよね、迷惑かけないと生きられないよね、
希紗が周りに合わせて無理するのが正しいかどうか疑問だし。
 うまく言えないや、自分が正しいかどうか、わからないし。
 今のままだと、生きてるだけで迷惑って思っちゃいそうだよね。卵さん、ガンバレ。

絶対少年
絶対少年
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浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
Driving forceそうか、マッキーと同じ反応をした人がいるのか…。
JUNK KOLLEKTER歩が見ているアニメの画像とか…。
ZVEZDA FCC BLOG羽鳥が描いた絵とか…。


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いい子でいることの意味

「いい子でいることの意味」絶対少年 第21話 ☆☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽 絵コンテ:田辺修 演出・作画監督:今泉賢一 

 大和理絵子(佐土原智子)は成基と希紗にプリントを渡そうと早足で歩いていた。
 それに文句を言ういつもの二人のお友達。
 好きで学校出てこない奴なんてほっとけと言う友達に「そんな言い方、無いんじゃない。
成基だって希紗だって、理由があって学校休んでるんだし」
 友達にそういうキャラうざいと言われる。

 目の隈が痛々しい谷川希紗(小林晃子)、「ブンブンブン ハチが飛ぶ」を鼻唄で歌いながら、
ブンちゃんのかけらを撫でている。(ああ、痛々しい)

 理絵子、少し顔を赤らめ、深呼吸してから「ときみや」に入る。土岐宮はなさん(渡辺美佐)以外誰もいない。
 「成基なら来てないよ」と言われる理絵子(バレバレだもんなあ)。
 間借りしてる人ならまだ上にいると思うと言われ、会いに行く。
 須河原晶(松本美和)、パソ打ちながら、背中をかく(ああ、リアリティ溢れる描写。女なんかこんなもんよ)。
 理絵子ちゃんがふすまを叩いて須河原に呼びかけ、、須河原、理絵子ちゃんを部屋にはあげずに、
下で話そうかと言う
(確かに人をあげられる部屋ではない。まっきーには気を使わないくせに。まっきー、可哀想…)。
 理絵子、須河原に小早川君とあの後、会ったかを聞く。
 「会ってくんないんだよネエ、彼。少年は会ったみたいだけど」「少年?」
 「ほら、あのちっさい子」(名前を覚えてないのか、須河原…。まっきー、可哀想…)「まっきー。真壁君?」
 「そうそう。小早川君に用事があるなら、彼に頼んでみたら?」
 理絵子ちゃん、須河原に、友達なんだから連絡したらと言われる。
 小早川成基(櫻井孝宏)が「ときみや」に入ってくる。須河原と理絵子に気づき、帰る。須河原、追いかける。
 理絵子ちゃんは今にも涙を流しそうに動揺してる。
 須河原、体を抱きしめながら走って、成基を追いかける(もしかして、あの格好は、須河原の、パジャマ…)。
 須河原に、谷川さんはどうやってあれを手に入れたのか知ってたら教えて欲しいと言われ、知らないし、
知ってても話さないと言って去る成基。
 「若いなあ」と言う須河原。
 一方、理絵子ははなさんに、そんなに思いつめた顔をしているわけを話してごらんと言われる。
 何もと理絵子は言うが、「成基なんだろう」とはなさんに言われて、こぶしを握る。泣き出す理絵子。
 「わたし、わたし、どうしたらいいかわかんないよ…。成基の事、追いかけて、行けなかった…。あのね…」
 須河原が入ってくる。客商売出来る顔じゃないと、理絵子を帰らせるはな。須河原「何か、あったんですか?」  「あったんだろうねえ」「私、戻らない方が良かったですか」
 「関係ないね。あんたが戻ろうが戻るまいが、それであの子の問題がどうこうなるって事じゃない。
あの子も、成基も、誰だって、結局は自分でどうにかするしかないのさ」

 野毛小路を理絵子が歩いていると携帯が鳴る。
 マッキーからで、留守番モードにする理絵子、成基の名前にカーソルを合わせ、じっと見て、
又目をうるうるさせる。

 一方理絵子ちゃんに何度かけても通じない真壁正樹(甲斐田ゆき 日頃の行いがまずかったから…)。
 小早川くんにかける。6回、ベルの音を聞き、止める。
 又、小早川君にかける(しつこい。良く言えば、粘り強いだが…)。
 例の、希紗が良くいたベンチに座って、将棋の本を見ている成基、携帯を取り出すと、
マッキーの名前がずらっと並んでいる。
 顔をしかめる成基。

 谷川家のポストにプリントを入れる理絵子。鳴り出した携帯を取り出し、怖い顔して出る。
 もちろん、マッキーからだ。「はい」「あの、急にゴメン」「さっきから、何?」「えっと…」
 「用事無いなら、かけてこないでくれる?」「いや、理恵子ちゃんに聞きたい事があって…」「何?」
 「落ち込んでる時って、理絵子ちゃんだったら何処行く?」「喧嘩売ってんの」「そんなんじゃないけど。ごめん」  「何であやまるのよ」「だって、そんなに怒ると思わなくって…」「怒ってない」「そうか。良かった」
 「いらついてるけどね」「ごめん」「ハァ~。てかさあ、自分で考えたら?」「何?」
 「あんた自分で言ったでしょ。落ち込んだ時に、どうこうって」
 「うん。あのね。谷川さん、家にいるのかどうかもわかんなくて…。
で、理絵子ちゃんだったら、そういう時、何処行くかなあって…」
 「希紗…」「何?何て?」「あのさあ、成基と会ってるって、ホント?」「小早川君?会ってるって言うか…」
 「はっきり答えてよ」「見かけて声かけただけ」「それだけ?」
 「声かけて、怒られた。今だって、話したい事あるのに、電話出てもらえないし。…あっ」「何?」
 「いや、理絵子ちゃんだったら、小早川君、電話に出るかなって」目を見開き、顔を赤らめる理絵子。「もしもし」  「何でそう思う?」「仲良いじゃん」「嫌味?」「何で?」「だって…」
 「だって…、小早川君の一番近くにいるのは理絵子ちゃんだよ」「そう?」「そう」
 「成基と話したい事があるって?」「うん」「いいよ。協力してあげる。私も成基に用事あるし」「ありがとう」
 「連絡取れたら、後でメールする」「うん。待ってるね」「それじゃあ」
(マッキー、敵に塩を送ってどうする。渡りに船だなあ、理絵子ちゃん…)

 夕暮れ。ベンチからようやく立ち上がる成基。ケータイが鳴り、出て、「何度もうるせえよ」と言う成基。
 「えっ」と理絵子ちゃん。「あっ、りえぞ~」「うん。今、良い?」「何?」
 「学校のプリント、預かってきたの。今から会えないかな。…ダメ?」
(髪の毛、いじりながら言う理絵子。胸キュンだな、おい)
 「ポストに、突っ込んどいて」髪の毛をいじっていた手が止まる。「聞こえた?」と成基。「わかった」

 歩きながら携帯見ているマッキー(危ないぞ)、
「今から成基んち行くけど。」とのメールが理絵子ちゃんから来る。
 「さすがは理絵子ちゃんだ」とメールを送ろうとして、止めるマッキー。

 成基の家の前に来てため息をつく理絵子、成基が立っているのに気づく。成基、理絵子を認めて、Uターンする。 追いかける理絵子。「成基っ」と捕まえる。「何で逃げるのよ?」

 公園にいる二人。プリントを成基に渡す理絵子。「昼間、何で帰ったの?」と理絵子は成基に聞く
(ベンチに座って、落ち着かなく足を上下させている理絵子)。
 須河原が苦手だからと聞いて、目を見開き、にっこり笑う理絵子。
 「成基、ちょっと痩せた。ちゃんと寝てる?何かさあ、あれからみんな変わったよね」「あれから?」
 「私は、話でしか聞いてないけど、希紗のあれ、ブンちゃん?希紗の事、気にしちゃうの、当然だよ。
私、成基の気持ちわかるって言い切れないけど、わかろうとする事は出きるし、わかりたい、力になりたい」
 「おまえって、ホント委員長キャラなのな」「えっ」「何か疲れた」「成基…」
 「だったら、ほっといてくれ。その方が有り難い」「希紗、希紗、希紗希紗希紗。何で?」
 「希紗はもろい。壊れやすくて、不器用で…」「わかってないなあ」「ん」
 「成基はもっとちゃんと見てるんだと思ってた」(マッキー、公園の前を通り過ぎようとして二人に気づく)
 「見てるさ」
 「私、少しくらい無理しても、周りに合わせて、嫌われる事にいっつも怯えてて…。
でも、希紗は嫌われる事なんか、ちっとも怖くないんだもん。希紗は強いよ」
 「わかってないのはりえぞ~の方だ。それでも、希紗が壊れやすく、不器用な事に変わりが無い」「だいきらい」 「ん」「希紗も成基も大嫌い」理絵子ちゃん、駆け去る。マッキーが声をかけるが、もちろん無視。
 マッキー、成基の方を見、成基は顔を背け、マッキー、決意した顔で理絵子ちゃんを追いかける。
(まあ、周りに合わせるのも辛いんだろうが…。希紗だって嫌われる事に平気なわけはなく…。
しかし、成基、きつい、余裕無し。ストレス、そのまんま理恵子ちゃんにぶつけちゃった…)

 泣きながら走る理絵子。追いかけるマッキー。立ち止まる理絵子。ティッシュを差し出すマッキー。
 「だいじょぶ?」「だいじょぶじゃないよ」理絵子、マッキーの前で堂々鼻をかみ、マッキー、目をそむける
(ほんとにマッキー、いないも同然の存在なんだな)。
 「もう最悪。我慢したり、心配したり、みんなに気使って頑張ってる自分が馬鹿みたい」「あの…」
 「マッキーには関係ない」「あの、何があったのかわかんないけど…」「もううるさい!」「ごめん」
 「だから、一々あやまらない」「理絵子ちゃん」「もう、私、止めた」「あの…」「帰る。ついてこないでよ」
(自分がさっき成基に冷たくされて傷ついたのに、こう出るか…理絵子ちゃん…。又もう考えるの止めたのね。
わかんない事はいやなのね…)

 ブーンと音を出しながら、光る魚の背びれの元。希紗が気づく。「ブン…ちゃん…?」
(立ち上がれ、希紗!魚、頑張ってくれ!)

予告:ロク(宝亀克寿)「次回、消えたものと生まれるもの。お楽しみに」
 タルト(清水愛)「ちょっと、ちょっと、ロックん。どうしていきなりサブタイトル言っちゃうのよ」「いやつい何となくな」 「何となくで済む問題?」
 オカカ婆(斎藤恭央)「そんならワシだってカッコイイサブタイトルを言ってやるぞ。そうだなあ。
さらば、麗しのオカカ婆よ。どうじゃ」
 「じゃあタルトはねえ、幻の美少女タルトの謎」「う~ん、では、オカカは夕闇に消えて」「タルト、その愛と旅立ち」 ロク「ファイナル・ウォーズ・ロク、あの星を撃て」オカカ婆「暗黒に消えた焼きうどんのオカカ」
 タルト「華麗なるタルトのスター誕生」ロク「忠犬ロクのろくでなしブルース」オカカ婆「出撃、オカカロボ一号」
 タルト「タルトよ、とわに」ロク「宇宙船艦ロク、新たなる旅立ち」オカカ婆「悲しみはオカカのように」
 タルト「憂鬱で奇妙なタルトの始まり」ロク「ロクロク・ロックンロール」

感想:相変わらず、素晴らしい予告。最高です。笑いました。本編も良かったですぅ。
 胸に痛かった…、理絵子の感情の起伏が…。彼女、マッキーをひどく扱ってるけどね。
 次回は次郎と会うらしいが、少しは余裕が生まれるかな。マッキーは前科があるからなあ。
 それにしてもみんなに軽く扱われている…。成基も壊れてるな。希紗が心配で心配でたまらないんだろうが…。 細かい描写も行き届いた神経の細やかなアニメだと思います。

絶対少年
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関連サイト
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マテリアルフェアリー

「マテリアルフェアリー」絶対少年 第20話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽、伊藤和典 演出:熨斗谷充孝 作画監督:村上勉

 すっげえリアルな生活感溢れるぐちゃぐちゃの須河原の部屋。靴下もブラもそこらに放っりぱなし。
 リアル過ぎて胸に痛い部屋。飲んだ缶もそのまんま。男の部屋の方に近いような…。
(どちらかと言うと汚部屋系の私だが、缶その他、台所関係は耐えられない…)
 須河原晶(松本美和)、元気に「ときみや」を出る。
(うわー、はなさんには見せられない。卒倒するかもしれない。こんなだってわかっていたら貸さなかったかも…)  裏口から表に出て「おっ」と言ういつもの須河原定番セリフを言う。真壁正樹(甲斐田ゆき)が待っていたのだ。  「おはようございます、須河原さん。今日はどうしますか」と明るく言う正樹。「少年、学校は?」
 「それはそれ、これはこれ」「それもこれも優先順位の問題。学校終ったら連絡しなさい」「えっー」
 「えっー、じゃない!いい」「うん」「よし」で、行き過ぎようとするが、「そうだ。彼と会えるかな」「誰」
 「マテリアル・イーヴル持ってた彼女と一緒だった子」「マテリアル・イーヴル?」
 「暖色系の光はマテリアル・フェアリーだから、寒色系のはマテリアル・イーヴル。
なんにしても呼び名は必要だし」

 谷川希紗(小林晃子)、ベッドに突っ伏して、どうやらブンちゃんの悪夢をみている様子、
「ダメ、…ダメ…ブンちゃん」と言っている。
 眉や眼が動いていて、涙を浮かべている。目が覚める。横を見るとブンちゃんのかけらがある。声を出して泣く。 魚のせびれ部分がオレンジ色に光る。(慰めたいんだよね、希紗を、魚が、きっと)

 ポッケに両手を突っ込んで歩いている小早川成基(櫻井孝宏)。
 希紗が良くいた公園のベンチには希紗の姿は無い。しばらく立ち止まって見ている。携帯が鳴る。
 開いて顔をしかめる。マッキーからだった。
(携帯の着メロって、落ち込んでる時の事も考えて選曲した方が良いかな……)
 無視して、歩いていく。

 高架下の例のパチンコ宣伝看板の所にいる大和理絵子(佐土原智子)、ジーッと破れた看板を見つめる。
 暖色系の光とそれにまつわりついている沢山の寒色系の光を思い出す。
 「そうだよ。始まりはあれだったんだから」

 例の悲劇の場にいる須河原と逢沢歩(豊永利行)、事件について歩が話していたらしい。。
(歩、ファーつきジャケットが似合っている。ああ、カッコよくなって…)
 黙って須河原をジッと見る歩に「何?どした?見惚れてたか?」と須河原。
 「須河原さん、田菜の頃とちょっと違うなって」「同じだったら逆にやばくない?」「そう?」
 「変わってないって事は、成長してないって事でしょ」「そう、なのかな」「しっかり」
 …「みんな変わるんだよ。停滞してたらダメなんだよ。
みんなゴツゴツ頭ぶつけながら、前へ進んで行くんだって」
 「それは、そうなのかもしれないけど」
 「君がいつまでも中学生じゃないように、私だっていつまでもローカルケーブル局の社員じゃないの」
 「でもさあ、どうやって調べるの?」須河原しばらく考え、「君のどっしるとしっしんを見せてくれないかな」「えっ」(別にどっしるとしっしんは歩の物では無いぞ)

 公園のホームレスを横目で見ながら歩いている理絵子、
 一人のホームレス(仲野元)が理絵子を見て笑うのを見て、駆け足で走っていく。
 駆けて行く理絵子の横の方に、後姿を見せている羽鳥次郎がいた。理絵子を見て立ち上がる次郎君。

 須河原「今、何て?」「無理」「だって、それは証拠だよ」「何の」「言ったよ、田菜で」「えっ」
 「世界はけして閉じてるわけじゃない。
わたしらが感知出来てないだけで、世界は色んなレイヤーで繋がり、複雑に絡み合ってる」
 「どっしるやしっしんがその証拠なの」
 「そう、どっしるもしっしんも。マテリアルフェアリーはそのレイヤーを行き来するメッセンジャーなんだよ」
 「そうかな」「おっ」「違うと思う。少なくともマテリアルフェアリーはメッセンジャーじゃない」
 「じゃあ、何だと思ってるの」「わからない」「私達、当事者だよね」「ん」
 「君にとって、猫おどりの夜は何だった?あの日私達は間違いなくマテリアルフェアリーと関わったじゃない。
それは否定しないでしょ」
 「うん」
 「だからさあ、私達はメッセージを読み解かなきゃいけないんだってば。暖色系の光と寒色系の光。
今その対立関係が明白になろうとしている。それがレイヤーの向こうからのメッセージじゃないなら、一体何?」  「僕は…」「僕は、どうした?」と言う須河原。「そこまで客観的になれてないんだと思う」
 「彼女の事、気にしてるわけ。
君のフェアリーが、彼女のイーヴルを壊しちゃった事に、負い目、感じてたりする?」
 「感じないわけ無いじゃん」「無駄だと思う」「無駄?」
 「だって、壊したのは君じゃないんだし。そもそもあんな結果、誰にも予測出来なかったんだから。
済んだ事を思い悩むよりも、提示された結果から、多くを学ぶべきなんじゃない?
今回は君のフェアリーが彼女のイーヴルを破壊したけど、イーヴルが寄って集って、
たった一個のフェアリーを攻撃してたって目撃例もあるんだよ。
 それってどういう事なのか、それをしっかりと読み解いて、多くの人達に伝えるのが、
関わった私達のずべき事なんじゃないかな」
 「伝えるのは須河原さんの仕事かもしれないけど、僕は違うから」
 「だからって読み解く努力を放棄して良い事にはならないよ」「放棄はしない。放棄はしないけど、違うんだ」
 「もったいないなあ。ものすごい物的証拠が目の前にあるのに」「田菜の時だって、彼らは目の前にいたんだよ」 高いビルと交差する飛行機雲。
 (須河原は前向き強迫症か。決めつけが多いな。負い目を無駄と切り捨てるのはちょっと…。
希紗の悲痛な叫びはやっぱり重いよ。しかし相変わらず画面の切り取り方が面白い。
バイクのミラーにうつる姿とか、アップ過ぎる人とか)

 階段を降りて、一旦息を整えている理絵子。「無理だよ」階段の上には羽鳥次郎が…。
 顔をあげ、振り向き羽鳥次郎(郷田ほづみ)に気づく理絵子。(気配を感じたな)「ああ、やっぱり君だ」

 喫茶店で差し向かいに座っている理絵子と次郎。(次郎の手はこの前と別に色で汚れているようだが)
 「あの夜、君は、見てはいけない物をみてしまったような顔をして、あそこに立っていた。
君がいなかったら、自分は見たものを信じなかったと思う。見たんだね、君も」
 「あなたなんですか」「ん」「Trust your Self。桜木町のガード下に、あの絵を描いたの」「ん、ああ」
 「自分を信じろ、か」
 「あの場所に君がいてくれたから、君の顔を見た時に、あれは夢でも幻でもないと確信出来た。
でも、君はどうなんだろうと」
 「まさか、そんな理由で、あの絵を描いたんじゃあ…」
 「理由なんて、後からついてくるものだ。描きたかったから描いた。多分そういう事でしかない」「私は…」
 「見なかった事に、してたんだね」(お髭がかすかに動いて、口が動いているのがわかる…)うなずく理絵子。
 「でも…」「俺達は見た」顔を下に向ける理絵子。
 「どんなに理不尽でも、まずそれを認めないと、先には進めないのかも知れない、君も俺も」
 「認めれば、先があるのかな」「Trust your Self」顔を上に向ける理絵子。飲み物を飲む次郎君。

 大観覧車が見える海辺の公園の階段に座ってケータイゲームをやっているまっきー。
 あの後姿が理絵子ちゃんのようなヒロインが魔物をやっつける奴だ。ため息をつき、ケータイをしまう。
 そこに深山美佳(鈴木真仁)、「その後、どうよ。…その様子だと、進展無しか」「深山さん、だっけ」
 「名前、覚えててくれたんだ。深山美佳」「何で付きまとうの」(まっきーには言われたくない)
 「付きまとってるつもり無いんだけどなあ。須河原と君が調べてる事、興味あるし」「迷惑だから」「はっ」
 「あんたに関係ないから」黙ってまっきーを見る美佳。それに気づいて、顔を背けるまっきー。
 「何でそうやってふさぎこんじゃうかなあ」「僕の気持ちとか、わかってないくせに」と小さい声で言う正樹。
 「わかんないよ。なんも話さないだもの」「知らない人に話す事なんか無い」
 「知ってる人になら話すんだ。…君、どっちにしても話さないよね。
黙ってても、いつか気持ちは伝わるなんて、そんなの幻想だからね。
どんなに近くにいる人だって、家族だろうが恋人だろうが、相手が誰だろうと、
黙ってたら自分の考えてる事なんて伝わらないよ」
 ちょっと動揺したような、泣き出しそうな声を出す正樹。「しっかりしなよ」まっきー、立ち上がり、走っていく。
 美佳、立ち上がり「なんかほっとけないんだよな」、自分も歩き去る。きらめいている海面。
(どなたかのブログに書いてありましたが、確かにまっきーは年上の女性にもてもてだな。
母性本能をくすぐるのか。しかしまっきー、自爆セリフ垂れ流し。みんな自分に返ってくるじゃん。
深山三姉妹は素敵過ぎる。まっきーも理絵子ではなく、美玖に乗り換えたらどうかな。将来性があると思うぞ。
あっ、でも、美玖はまっきーにはもったいないか…。まっきー、精進してくれ)

 まっきー、小早川成基に電話しようとしたら、ぶくぶくと音がし、目の前の海面を飛び石のように、
見えない何かが飛ぶ。
 「もしもし」「ただ今、電話に出ることが出来ません」とボイス。
 まっきー、携帯を閉じ、歩いていくが、立ち止まり、振り返り、走り出す。

 成基がうちの前に来たら、そこにまっきーがいた。「小早川君」「何してんだ」
 「学校の名簿で見てさ。確かこの辺だなって」「うち、捜してたのか」「うん」
 成基、厳しい表情でまっきーを見、「ふん」と言って無視してうちに入ろうとするが、
「あのね、須河原さんが会いたいって」と言われて立ち止まる。
 「誰」「妖精たちの夏、書いた人で、こないだ臨港パークで一緒だった人」「おまえ、何。そいつのパシリ」
 「そういうんじゃないけど」
 「会う気無いから」と言って、又去ろうとする成基だったが、「気にしてるんでしょ」と言われ立ち止まる。
 「あいつに、逢沢とかって奴に会ってみろって、希紗に勧めたの俺なんだぞ。
俺があんな事言わなきゃ希紗のブンちゃんも…」
 成基、ポケットの中で手を握り締める。
 「希紗にとって、ブンちゃんがどれほど大切なものだったか、おまえにわかるか。
希紗からブンちゃんを奪った俺の気持ちが、お前にわかるか」
 「わからない」「だったら、ほっといてくれ」
(うわ、成基、丸っきり余裕無いな、厳しい…。まっきー、信頼感、全然無いからな)

 須河原、ビールの空き缶やポテトッチプスの袋、靴下、雑誌などなど、
色々散乱している自分の部屋に平気でまっきーを入れる。
(少しは恥じらいと言うものが無いのか…、少し片付けてからにしろよ…)
 「壮絶ですね~」(まっきー、君は言葉を選ぶ人間だな。汚いは使わなかったな)
 「なんせ臨戦体制だから」まっきー、須河原の干しているパンツを見、頬を染め、顔をそむける。
(一種のセクハラだな、おい)
 「で、どうだった」…「会いたくないってか」「うん」
 「ま、しょうがない。じゃあそっちは気長に待つとして、イーヴル持ってた方の彼女、えっと、谷川希紗ちゃん…」  「あの…」「ん?どうした」「イーヴルって、邪悪な、とか、不吉な、とか、そういう意味ですよね」「そうだよ」
 「そうなのかな」「おっ」「ちゃんと、言葉に出来ないんだけど、…何か抵抗あって…」「抵抗?」
 「ホントにそう言いきって良いのかなって」「わかりやすくて、良いと思うけど」「だから…」「どうした?」
 「何でも無い」
 (良く言った、まっきー!株、上がったぞ。
名づけは大事だし、良く分ってないのに、分りやすくするのもどうかと思うぞ。
読書は言葉のバリエーションを豊富にします。まっきーは本を読んで、理論武装をしよう。
シクラメンをブタの饅頭と言うと何か違うものみたいに思えるよね。ブタの饅頭では売れないよね)

 夜。希紗の部屋のベルを押すまっきー。希紗、卵形の明かり一つの暗い部屋で、膝を抱えて座っている。
 ばらばらになったままのブンちゃん。しつこく鳴り続けるベル。
 「いません。誰もいません。帰ってください。誰もいません。帰ってください。誰もいない。いない。いない…」
とつぶやきながら、眼を見開き、眉が震えている希紗。
 まっきー、レンズを覗いて、去る。(まっきー、やり過ぎ…)
 まっきーがマンションから出ようとしたら、そこに理絵子ちゃんが…。駆け寄るまっきーに、目をそらす理絵子。  「理絵子ちゃんも、谷川さんの事、気にかけてるんだね」「そんなんじゃない」「えっ、でも…」
 「みんなして、希紗、希紗、って心配してるのに…」「みんな?」
 「成基とかさ…。
なのにあの子、自分だけ閉じこもっちゃって…、それが許せなくて…、何となく来ちゃっただけだから」
 (まっきー、ナイス疑問。みんなじゃなくて、成基が希紗を心配してるのよね)
 「怒ってる?」「もういい。ばかばかしくなってきた。じゃあね」「嘘」「何が」
 「ホントは、理絵子ちゃんも谷川さんの事、心配してる」「まっきー、それ、誤解だから」
 「何となく、来ないと思う。来た理由はちゃんとあるよね」「だから、それは…。まっきーには、関係ないよ」
 「そう…」「関係ない」「うん」去っていく理絵子。
 それを横目で見るまっきーの目から、歩いている理絵子の目に移る。「何してんだろ、私?」

 逢沢家。歩、深山美紀(三橋加奈子)と電話。「オカカ婆の事、阪倉に話してくれた?」「話した」
 「あいつ、何か言ってた?」「そうか、って」「そっか」
 「てか、阪倉、そんだけ言って行っちゃったから。もしかしたら、泣いてたかも、とか。…もしもーし」「ん」
 「大丈夫?」「うん」
 「あのね、どっしるとしっしんがその子のマテリアルフェアリー壊しちゃったって話、
今は何もしないって選択肢もあると思うよ。
私も、そっち行けたら良いんだけどなあ」
 (オカカ婆のダンボール箱と皿はそのまま)
 「ありがと」「何だ、それぇ」「そう言いたい気分だったから」「きっと、大丈夫だから」
 「だといいけど。出来る事、考えてみる」「思いつめたら、ダメだぞ」「うん」「しんどくなったら、いつでも電話しろ」  「うん、ありがとう」「だ~から~」「ありがとう」「もう」

 日本丸を見上げるまっきー。「小早川君も、谷川さんも、理絵子ちゃんも、…僕も…、このままじゃダメだ」
 ケータイ鳴る。自宅から。すぐケータイをしまうまっきー。上昇する4個の寒色系の光り。
 「いるとわかれば、驚く事もないし。イーヴルじゃないし。でも、何なんだろう」

 昼。公園の階段に座っているまっきー。美佳に気づいて立ち上がる。「あれ、どうした?」「話し、したくて」
 「何かあった?」「あなたの、ゆう通りだったから」「ん」
 「今まで、何もしてこなかったから。だけどそれは僕だけじゃなくて、みんなそうで。
僕はあなたのおかげで気づく事が出来たから。だから、だからこのままじゃダメだって。それだけ言いたくて」
 「そっか」「はい。じゃあ、失礼します」駆けて行くまっきー。美佳、にっこり笑ってケータイをかける。
 笑顔を見せながら駆けるまっきー。
 「あっ、美紀。うん、あたし。今いい?うん、やあ、ちょっと良い事があったから、話したくてさ。実は、こっちで…」

感想:おこたに仲良く、左から、ロク、タルト、オカカ婆の順に入っている。ロク「う~」タルト「ほやぁ」
 オカカ婆「やれやれ」タルト「幸せ~」オカカ婆「小さな幸せって奴だな」ロク「動きたくなくなるよねえ」
 「しかしやっぱりこたつと言えばミカンが欲しい」「はい、用意してあるよ」残りの二匹「おぉ~」
 タルト「ミカンも良いけど、こたつでアイスも捨てがたい」ロク「ほい、用意してあるよ」他二匹「おぉ~」
 タルト「ろっくん、さすがだねえ」「こたつに入る時には、全てを準備。これ常識」オカカ婆「そりゃ良いが」
 タルト「そろそろ予告をしないと…」
 ロク「ほい、用意してあるよ」と言って「次回 いい子でいることの意味」と書かれてある紙を出す。
 おかか婆「とことん、無精者だな」タルト「誰も読まないの~」ロク「ウ~ン~」タルト「ホヤァ」オカカ婆「やれやれ」
 予告、最高!コタツにはやっぱミカンでしょう。冬のアイスも乙なもんよね~。ろっくん、出きる奴じゃない。
 甲斐田ゆきさん、「ふたつのスピカ」で鈴木秋をやってたんですねえ。確かにあっちはカッコイイ。
 それに比べてまっきーは…。まっきー、頑張れ。「ふたつのスピカ」は大好きでした。マンガも買いました。
 希紗、造形作家になれそうだと思いますので、羽鳥と出会って道が開けるのかなと思いますが、
ホントはわかりません。
 すっかり閉じこもっちゃって、どうすればいいんでしょう。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.10. 9
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常2-3日以内に発送します。

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師匠の不定期日記魚眼レンズ画像とか…

ちっちゃん俳句「本当に 戦っていた 王子かな」
「通常に 監督された ついていけ」


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翼の生えた魚

「翼の生えた魚」絶対少年 第19話 ☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 脚本:浜崎達也、伊藤和典 絵コンテ・演出:木村隆一 作画監督:堀内博之、渡辺浩二

 桜木町のガード下。許可を取って描かれたストリートアートは一キロも続いているそうだ。
 1970年代後半、地元のポップアーティストが描いたのが始まりと言われているそうだ。
 「Trust your Self」の絵の前に佇む藤堂麻子(水野理紗)、
通りかかった巡査(飯田征利)にこの絵を描いた人を探せるかと聞く。
 いつの間にか描かれてて、いつの間にか消されるから作者を捜すのは難しいらしい。
 「シュールな絵ですよね~、これ」と巡査。「シュールってどういう意味か知ってます?」
 「えっ。ああ、変わってる、普通と違う、とかですか」「フランス語で、ちょうって言う意味です」「ちょう?」
 「若い子達が、超可愛い、とか言う時のあの超。だからシュールレアリズムは超現実主義」「ほおお」
 「理性に捕らわれず、夢や幻想、そんな非合理的な世界を表現する事で、人の解放を目指す。
二十世紀の二つの世界大戦の狭間で、そんな運動があったんです」
 「その運動の一環なんですかねえ、この絵は」「違いますねえ」「はあ?」
(おお、勉強になるなあ。私も感じで適当にシュールとかダダとか言っていましたね……)

 自室の壁に背をつけて座り、頭を壁にぶつけている谷川希紗(小林晃子)。
 「何で?…どうしてよ?…最悪。…バカ」ブンちゃんが良くいた天井に吊るしたバケツを見る希紗。携帯が鳴る。 開いて、そのまま携帯を真っ二つに割る希紗、ブンちゃんの中心になる物体をじっと見て、涙を浮かべて、
鼻をかむ。
 電話をかけたのは小早川成基だった。自室の窓から外を見る成基。

 電話でなんかあったかと深山美紀(三橋加奈子)に聞かれている逢沢歩(豊永利行)。
 須河原晶から美紀に電話があり、歩の連絡先を聞かれたと言っている美紀。
 混乱しているから、もうちょっと考えてから話すと歩。
 歩は携帯番号を教えても良いと言うが、美紀が須河原の番号を預かってると言う。

 「ときみや」に来た藤堂麻子、土岐宮はな(渡辺美佐)とは顔なじみらしい。

 真壁正樹(甲斐田ゆき)とこの間の事件を検証する須河原晶(松本美和)。
 暖色系の光り二つは向こうに飛んで行ったと正樹。
 二種類が争ってるのかなと正樹、「ああっ!」と突然大声をあげる。
 彼の疑問は大和理絵子が見たのはどっちなのかと言う事。
 「よし、少年、話してごらん」と須河原、顔をきりりとして言う。

 「Trust Your Self」の絵はどうやら藤堂麻子の知り合いの絵。
(わりと胸が大きいぞ、藤堂麻子。Eカップ以上か…)
 なんとその作者は藤堂麻子の昔の男…。

 大和不動産屋のちょっと手前になって歩みを止める正樹。「何?」「僕、今日はここで…」
 「友達なんでしょう?一緒に会おうよ」「でも、僕…僕は理絵子ちゃんに嫌われてるから」
 後ろを向いて駆けてゆく正樹。「おーい、しょーねーん」
(わかるよ、正樹。会いづらいよね。そう簡単には強気にはなれないよね)

 例の絵の前でため息をつく藤堂麻子。小学生三人組が走って通り過ぎるが、一人が携帯を落としてしまう。
 麻子が拾って、彼に渡す。拾うために腰をかがめた時に、柱の下の方に描かれた翼のある魚の絵に気づく。
 魚の頭が向いている方の柱の下を見るとやはり同じ絵が描いてある。

 大和理絵子(佐土原智子)の部屋で理絵子の話を聞いている須河原。
 彼女は暖色系と寒色系が戦っていたと話す。
 もっと詳しく話してもらえないと言う須河原に「私、それ、もうどうでもいいんだけど。
何でそんな必死なの?」と言う理絵子。
 「必死?」「別に、そんなのどうだっていいじゃない。他に大事な事一杯あるでしょ」
 「私にとっては、それ、最重要課題。なぜなら私達も見ちゃったから」「あっ。達?」
 「真壁正樹、谷川希紗、小早川成基、そして…私」「見たの?」「見た」
 須河原、ICレコーダーを出し、「情報交換しよう」と言う。
(不思議な事を見たのに、どうでもいいと言う彼女は何に拘ってるのか。
普通は聞きたいという人には軽く話しそうなものだが。
どうでもいいと言いながら手をギュッと握りしめているのも彼女の妙な拘りを感じる。
割と世界観が単純で、それからはみ出すものは、苦手なのかな。
いや、わからなくてもやもやするのが苦手なのか…。頭良さそうに見えるんだけど、深みがないような…。
それとも考えすぎる性格なのかな。まあ、若いし、私も彼女の深い心理が分ると言うわけではない…)

 羽の生えた魚の絵を追う藤堂麻子。看板に描いてあったり、石に描いてあったりする絵。
 そして街角の低い塀にも…。
 その先には公園があり、公園の入り口にある岩には上を向いた翼のある魚の絵が描かれてあった。
 ホームレスのごとき羽鳥次郎(郷田ほづみ)を見て、哀しそうな表情になる藤堂麻子。彼も彼女に気づく。

 喫茶店で向き合う二人。羽鳥の手は緑や赤の色で汚れていた(ペンキ?)。
 もしかしたら気づいてもらえるかもしれないと思って魚は後から描いたんだそうだ。
(もしかして羽鳥って、ひげを剃り、頭を整えたなら、ドビックリハンサムだとかして…)

 自室から希紗に電話をかける成基。 
 「おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか…」のボイス(須加みき)を聞き、ケータイを切る成基、がっくりと肩を落とす。
 そこに携帯が鳴り、急いで取る小早川成基(櫻井孝宏)。理絵子ちゃんからだった。
 「何だ、りえぞうか」と失礼な事を言う成基(何だとは何だ。気持ちはわかるが…)。
 理絵子ちゃん、須河原に話を聞いて、電話をかけたらしい。
(大きなしろくまのぬいぐるみを抱きしめながら電話している理絵子。そうしないと勇気が出ないとか…)
 「成基、責任感じて、へこんでるんじゃないかと思って…電話してみた。成基のせいじゃないよ」
(成基より希紗の方がへこんでいるぞ。まあ、女より男が大事よね)
 「でも、希紗に、あいつに会えって言ったの、俺だし」「でも、会うって決めたのは希紗でしょ」
 「そうだけど、…希紗は…」「あのね…」「ん」「私も見たよ」「見たって…何?」
 「オレンジ色の光と青白い光が戦ってるとこ。会えない?会って、話したいんだけど」「…わかった」
 ニコッと微笑む理絵子。「じゃあ」
(希紗への心配は丸っきりナッシングの理絵子。まあ、人間、完璧じゃないからな。人の事は言えない)

 俺の何処がいけなかったんだと藤堂麻子に聞く羽鳥。
 あの頃あなたは行き詰ってたと言う麻子に、行き詰った俺に見切りをつけたのかと羽鳥。
 「次郎君はねえ、行き詰った自分にさえ、酔ってたんだよ」と麻子。
 「結局、この人のやってる事はごっこ遊びなんだ、と思った。ひどい事言ってると思う。
でも、そう思ったら、もうダメだった」
 麻子、立ち上がる。
 「あなたの頭の中には、芸術家はこうあるべきだってイメージがあって、行き詰ってる時だって、
イメージの枠の中にいる自分に安心してた。
本末が転倒してるよ。人は芸術家になるために作品を作るんじゃない。
創造した作品ゆえに、芸術家と呼ばれる事もある。そんだけの事じゃない?」
 「言ってくれるなあ。でも、俺は…」「現代アートの一翼を担う、あの、羽鳥次郎だと?」

 夕焼けの空。窓の敷居(?)に手をついて、どっしるとしっしんに呼びかける歩。しかし彼らは現れない。
 ケータイを取り出し、左手の甲に書いた電話番号を見ながら、電話をかける歩。「はい、須河原です」「あの…」  「逢沢君?」「はい」「連絡くれると思ってた。一緒にやんない?」顔を左の方に向けて困った顔の歩。
 「気になるでしょ、暖色系の光と寒色系の光り、その相克。気になるから電話くれたんだよね」
 やはり困り顔の歩、ろくに返事をしない。
 「一緒に調べる気になったら、又連絡して。今はそんだけ。電話、ありがと」電話を切っちゃう須河原
(須河原、もう少し、余裕を持って対応しないと…)。
 窓の外では寒色系の光を追いかけている暖色系の光り。
(歩はやっぱり歩ね。須河原のノリにはついていけない。マイペース系だもんね。
私はマイペースを悪い意味で使っているわけではない。私も完璧なマイペース系だし。
確か新聞の川柳で「マイペース ゆっくりだとは 限らない」とか言うのがあったような…)

 夜。仲良く肩を並べて海辺を歩く羽鳥と麻子。「ナスの群青揚げ(?)…」「ん」「あれ、うまかったなあ」
 「好きだったねえ」「あれは本当にうまかった」「時間は人を美化するよ」
 「必ずしもそうとは言えないさ。忘れようとして忘れられず、ぬぐおうとしてぬぐいきれない記憶もある」
 「ねえ、あの羽鳥次郎が、ここでホームレス同然の生活をしているのは、なぜ?」
 「それが…自分でもよくわからない。
自分が何故、こうしてここにいるのか、…言葉にした途端、それは違うと思う。
言葉を連ねれば連ねるほど、本当の理由は曖昧になっていく。本当にわからないんだ」
 「うん」「だから絵を描き続けている」「答えが見つかるまで」「そうだな」「うん」
 麻子、羽鳥の方を向き、「もし、見つからなかったら?」「それも又良し」笑う麻子。「何だ?」
 「今の次郎君、良い感じだよ」驚いた表情の次郎君、微笑顔になる。「箱根は近いか」
 「近いねえ。箱根のお山はすぐ目の前」「今度、箱根のギャラリーで個展を開くんだ。案内送ろうか」
 「調べるから、いい。行けたら、行きます。次郎君は会場にいるの?」「…いないな」「来て良かった」
 「うん。会えてよかった。ありがとう」空高く飛ぶ暖色系の光。

 バーガー屋の窓側の席に座って何か飲んでいる理絵子。店の時計を見ると八時になる所。ケータイを開く。
 盤上の前に座っている成基。窓の外を通る寒色系の光り。
 成基、それが視界に入ったんだろう、窓の方を見る、その時には何も無いが。 ケータイに出る成基。
 何と成基、考えがまとまらないので、待ち合わせの場所に行かずに、家にいたそうだ(連絡ぐらいしろよ)。
 会って話そうよと言う理絵子に、「もうちょっと、時間が欲しい。今日はごめん」と電話を切る成基。
 成基、又、電波の届かない所にある電話にかけ、切って、ため息をつく。将棋の駒が乗った盤をけころがす。

 希紗、ブンちゃんを直そうと努力しているが、うまくいかない。
 彼女の後ろでは、彼女が造った魚の背びれの基の部分、ブンちゃんが光を照射した部分が光っていた。
 「ブン…ちゃん…」

感想:タルトがロクの声で、ロクがオカカ婆の声で、そしてオカカ婆がタルトの声でしゃべる予告。
 予告作画の後藤真砂子さんが全部考えて作っているのかな、この予告。だとしたら、すごいな。
 ロク声のタルトが、タルト声のオカカ婆の声を「何だか、可憐でしとやか。
湖の畔でさざめく小鳥達のような声だわ」と言っているが、タルト声の人が言わせているのか…。
 ところで、私は前に書いたとおり、絶対少年のDVDを買っているわけだが、そうか、タルトは潮音、
ロクは平五郎さん、そしてオカカ婆はあの、亮介なのね…。
 はっ、この前の予告で、本編が虚構で、予告が本当だと言っていたが、と言う事は、
オカカ婆が亮介の声を担当しているという事か…。
 なぜ、オカカ婆ともあろう者が、亮介の声を担当する事にしたんだ?
 オカカ婆は主役をやりたいとは思わなかったのか?ああ、それにしても、絶対少年は最高です!
 煩くなく、まったりとして、たゆたう時間。何度見ても飽きませんね。気持ちが良いです。
他の方のブログを見ての感想
 希紗がケータイを壊すという事は、外との繋がりが無くなるということなのね。全然念頭に無く…。
 メモリは復活できる。歩を呼び出し、パシリに使ってやれ、希紗。貢物ももらえ。
 と言っても、歩が悪いわけではないけど…。

絶対少年
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浜崎 達也〔著〕
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関連サイト
070-アーステイルー呼び出し中非常に面白い考察です。
JUNK KOLLEKTER画像あり
うに日記民俗学ですね、今の私は勉強する気満々です。
伊藤和典HOME PAGEこの藤堂麻子って、あの藤堂麻子?
加奈子天然300%絶対少年の打ち上げパーティー
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ちっちゃん俳句「に関する 確認しては 怒りかな」

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十七歳の出会いと絶望

「十七歳の出会いと絶望」絶対少年 第18話 ☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:伊藤和典 絵コンテ:小林治 演出:根岸宏樹 作画監督:乙幡忠志

 魚型のオブジェを作っている谷川希紗(小林晃子)(オープニングに出てきたものよね)。
 ブンちゃんがそのオブジェに光を照射してくれる。そのおかげかどうかわからないが、背びれがちゃんと付いた。 ケータイの所に行くブンちゃん。時刻は0:01。17歳の誕生日だった。

 逢沢歩(豊永利行)は深山美紀(三橋加奈子)に電話でオカカ婆が来た事を知らせる。
 オカカ婆がどっしるとしっしんを連れてきた事も伝える。阪倉にオカカ婆が来たと伝えてくれと美紀に頼む歩。
 「オカカ婆はあいつの心の友だから」

 高架下のグラフィックアートの所にいる希紗、女の子の声がして柱の影に隠れる。
 女の子二人は何となくエンディングに出てくる、
インデペンデンス・デイのUFOのごとき上空にでてくる巨大物体と人魂のような光が飛び交っている絵を見て、
「これが幸せを運ぶ闇の光かあ」と言っている。
 その絵の前でポーズを取り、写真を撮りあう二人。
 「こうやって絵があるって事は、光の正体見た人がいるんだよねえ」
 「やだ見たーい。どうやったら見れるのかなあ」
 希紗、彼らの会話を聞いて、リュックを開き、ブンちゃんを微笑みながら見る。
 女の子二人組みは光の写真をメールで受け取った子がいるという話をしている。
 歩が自転車を押してきて、リュックを覗き込んでいる希紗を見る。「君も信じる?」希紗に話しかける歩。
 「僕は信じるよ。だって、見ちゃったから。関わっちゃったから。…変な事言う奴って思ってる?
…二年前の夏、僕は…やっぱり変だよね、いきなりこんな話しするの」
 「うん」「正直だね。…ひとり言だと思って、聞き流して。僕は二年前に境界をまたいだんだと思う」「境界?」
 「こっちとあっちの境目。この世界にはありえないはずの物と関わっちゃったから。言ってる事、わかる?」
 「何となく」「ひょっとしたら、君もそうなんじゃない?」「あっ」
 「さっきそのう、リュックの中を覗いてる君を見て、そう思ったんだ。もう終ったんだと思ってた。でも違った。
僕にはまだやる事がある。ねえケータイ出して。逢沢歩、僕の名前、番号渡しとくから」
 希紗、ケータイを出し、歩に渡す。

 大和理絵子(佐土原智子)、「かんたん 将棋入門」を読んでいる。「向いてなさそう」

 本を見ながら将棋を指している小早川成基。ケータイが震動してるが気づいていない。希紗からのだった。
 希紗、ケータイを閉じ歩き出す。夕方。

 理絵子、土岐宮はな(渡辺美佐)に将棋をやったら、成基の事をもっとわかるようになるかなと聞く。
 将棋を分るようになる事と成基を分るようになる事は別だそうだ。
 はなは今日が希紗の誕生日ではなかったかと聞く。
 「うん」と言いながら心ここにあらずの理絵子「成基は希紗が好きなのかな」。笑い出すはな。「それはないよ」  「だって、希紗にだけ優しいっていうか、甘いっていうか」「成基は希紗の中に自分を見てるのさ」「えっ」
 「将棋盤の前では独りだからね。ああ見えてね、成基も孤独なんだよ」「でも、希紗は…」
 「自分から孤独の殻に閉じこもってるってかい」「「うん」
 「だとしても、そうしなきゃならない理由が、希紗にはあるわけでね。
自分で着た殻は自分でしか脱げないものなのさ。あれは独りぼっちの二人組みってとこかね」
 「そうなのかなあ」
 (嫌われてるってわかっていれば、やっぱ殻に閉じこもっちゃうでしょ。
自分に自信を持って強い態度に出るのは難しいよね)

 「今日、明日、ママは、会社の慰安旅行で留守になります。
パパも出張でいないからって、ふらふら出歩かないこと。」と言うメモが、
タバコの吸殻が一つ置いてある灰皿の下にある。(相変わらず、寒々とした風景…)

 海に面したベンチに座る希紗。
 「一年後の私へ。十七歳になれば、何かが変わると思ってた。でも、何も変わらない。
昨日と同じ今日があるだけ。十八歳の私は変われてますか?」
 小早川成基(櫻井孝宏)から電話。「はい」「ごめん。電話気づかなかった」
 「うん、いい。成基大変なのわかってるから」「何かあったか?」
 希紗、ハッとして、(「もしもし、聞こえてる?」)目がうるうるし始める。
 「今日、変な人に会って。それで、どうしようかと思って」立ち上がる希紗。「変な人?」「ごめん。一回切る」
 「希紗、大丈夫か」「うん。すぐかけ直すから」泣き出す希紗。
 「わかってたのに。誰も私の誕生日なんて、覚えてないって。わかってたのに」リュックを開いて中を見る希紗。

 ラーメン屋で会う真壁正樹(甲斐田ゆき)と須河原晶(松本美和)。
 猫おどりのの夜にも寒色系の光があったと報告する須河原。寒色系の方は地べたで光ってただけ。

 歩の事を成基に話す希紗。会ってみるかと成基。
 「はなさんに言われたんだ、向き合えって。希紗はそいつと向き合う必要がある。そんな気がする」
 会う事にする。

 「ときみや」の裏。須河原に寄ってくかと言われている正樹。
 正樹がもじもじしてると、裏口が開き、理絵子が顔を出す。
 正樹に声もかけずにゴミだしして、ドアを閉める理絵子。うつむいて、「やめとく」と言って、去っていく正樹。
 「しっかりしろ!少年」と須河原。「ときみや」に行こうとしていた成基と出会う正樹。
 成基のケータイが鳴り、成基はケータイを開く。
 「希紗、今どこにいる?」と言う成基の声に、去っていこうとしていた足を止める正樹。
 クイーンモールのツリー、陸橋の下辺りで合流しようと言っている。
 正樹、しばらくうつむいていたが、ケータイを取り出す。

 合流する希紗と成基。
 行こうとする希紗を止めて、羽型のペンダントを「誕生日、おめでとう」と言いながら差し出す成基
(希紗には似合いそうだ)。
 ハッとして、目をうるませる希紗。「受け取ってくれる」…「気に入らなかった?」「ありがとう」
 希紗、ペンダントを付け、「大事にするね」と言う。
 一方、正樹は須河原にマテリアルフェアリーを持ってる奴がいる事をばらす。二人で希紗達の合流地点に行く。 希紗は歩と会うのに、人目の無い場所を指定していた。海沿いの場所。
 クイーンモールのツリーの場所では、須河原が正樹にこの辺にある人気の無い場所を聞いていた。
 臨港パーク。須河原はそっちに向かって走り、正樹も追いかける。歩が来る。二年前の事を話す歩。
 海から出てくる暖色系の光。歩の意図を聞く成基。
 「ブンちゃん、誰にも渡さない。見世物にするつもりも無いから」と希紗。
 歩はどっしるとしっしんを見せる。(歩に憑いているのか…)希紗にも成基にも見える。
 まだやる事があると言う歩、希紗と出合ったのは偶然じゃない気がする。
 私にも何かやる事があるのかなと希紗。希紗、リュックを開いてブンちゃんを出す。
 ブンちゃん、低周音を出し、バカッと開く。逃げ出すブンちゃん、追いかけるどっしるとしっしん。
 真っ直ぐに天に高速で昇って行く三体。現れる須河原と正樹。
 三体ぶつかり、光り、ブンちゃんがバラバラと落ちてきて、希紗、悲鳴をあげる。
 上空には巨大な何かが…(ウワッ、インデペンデンス・デイ?!)

感想:大丈夫でしょうか、希紗。彼女、頼るものが少ないから、壊れやすそう。
 でも、次回の題は「翼の生えた魚」。きっと希紗が造った魚が、飛ぶのよね。ブンちゃん、何か照射してたし。
 しかし寒色系と暖色系の関係はどうなってるんだ?

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005. 9.28
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
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