映画「ら~わ」(7)

ローズ・イン・タイドランド

「ローズ・イン・タイドランド Tideland」2005年 1h57 英=カナダ ☆☆☆☆
監督・共同脚テリー・ギリアム(Terry Gilliam) 原作「タイドランド」ミッチ・カリン

最後まで書いています。あらすじに意味は無い映画だけど…。

 ママ(ジェニファー・ティリー Jennifer Tilly)はメタドンでショック死してしまった。
 で、パパ、ノア(ジェフ・ブリッジズ Jeff Bridges ことぶきと日本語で書かれた服を着ている)と
二人でおばあちゃんの家に向かうジェライザ=ローズ(ジョデル・フェルランド Jodelle Ferland)。
 おばあちゃんはとっくの昔に死んでいて、家は廃屋。まわりは一面の黄金の草原。
 着いた早々パパのためにヘロインを作るローズ。もちろんパパの言う通りにヘロインの量は減らさない。
 で、パパは“休暇”へ。次の日になっても、休暇から戻ってこないパパ。
 ひっくり返ったバスの中で遊んでいたローズは
全身黒づくめの女(デル・マンロー ジャネット・マクティーア Janet McTeer) を見る。
 蜂に刺されたら死ぬから黒いベール付きの帽子をかぶっているそうだ。彼女の右目は蜂に刺されて死んだ。

 デルの歌声に誘われて、ジェライザ=ローズは彼女の家を見つける。
 彼女にはディキンズ(ブレンダン・フレッチャー Brendan Fletcher)と言う名の弟がいた。
 彼は発作を抑えるために頭の手術をしていた。
 リサと言う名の潜水艦(のつもり。秘密基地)を持っていてジェライザ=ローズを招待してくれる。
 線路を通る列車は彼にとっては巨大ザメ。1セント玉を線路に置く。それがサメのエサだ。ディキンズ帰る。

 ジェライザ=ローズ、デルの離れ家にこっそり入る。そこは剥製だらけ。
 デルは荷物を持ってきてくれたパトリック青年(荷物の金は彼が払う Dylan Taylo)にまたがっていた。

 次の日、ディキンズが彼女の家に来る。眠っているパパを見て、彼の母も眠っていると言う。
 ジェライザ=ローズ、彼のエサやり(弾丸を線路に置く)を手伝う。
 ジェライザ=ローズ、彼にウサギの穴に落ちたお友達の人形の頭ミスティークを取ってもらおうとするが、
そこにはいなかった。
 そこに銃をもってやってくるデル(対弟)。ローズは恐怖で気を失う。(彼女の頭の中ではウサギの穴に落ちる)

 気がついたら、二階で寝かされていた。
 下に降りたらパパに「こんなふうに再会するなんて。もう離さない、二度と。逃がさないわ。
すごく愛してるのよ」と言いながらキスするデル。
 彼女はパパをはく製にする。(これで死体問題は解消)。彼女達と一緒に家を掃除し、ペンキを塗るローズ。
 そしてお久しぶりのまともな食事をデルから提供される。
(って言うか、あの両親が彼女にまともな食事を与えていたとは思えない。
ママはチョコを大量に自分のために買い込み、娘には食べさせなかったし。もしかして生まれて初めて…)

 次の日(たぶん…)、ディキンズが金髪のかつらをかぶって、パパが座っていた椅子に座っていた。
 ジェライザ=ローズの姿を見て、彼はすぐかつらを脱ぐが、彼女は彼を引き止め、かつらをかぶせ、口紅を塗る。 優しいジェライザ=ローズにキスするディキンズ。
 彼が子供の時、この家のおばあちゃんが彼に良くキスしたらしい。舌まで使ったらしい。
 彼はあの人の“かわいい子”だった。突然爆音がする。それを見に行く二人。
 草原の先には鉱山だかなんだか掘っている所があって、爆発はそこから。ディキンズは秘密を話す。
 デカい爆弾を持っているのだ。見たいと言う彼女に、明日ならデルが町に行っていないと言う彼。

 次の日、花嫁のような格好でディキンズの家に行くジェライザ=ローズ。彼はダイナマイトを見せる。
 彼は彼女とふざけて、ベッドから落ちる。その物音を隣のママの部屋の物音と思う彼。
 部屋に行くとママ(Sally Crooks)は剥製状態。埋めたら生き返らない。そこにデルが帰ってくる。
 スパイだとジェライザ=ローズを捕まえるデル。ディキンズは発作を起こす。
 デルと争ったジェライザ=ローズはママの頭を壊す。家に逃げ、パパのはく製に抱きつくジェライザ=ローズ。
 大きな爆発が起こり、家はメチャクチャ。外に出て見ると列車が脱線していた。
 女の人(Wendy Anderson)に声をかけられる。
 お腹がすいていると言うジェライザ=ローズにミカンをあげる彼女。
 独りぼっちらしいジェライザ=ローズにやはり独りぼっちの彼女は行きたい所まで連れていくと言う。

感想:心臓の弱い人にはお勧めできませんね。
 ホラーじゃないけど、見ているこっちはホラー気分と言う場面が多々あります。
 人形の頭だけと言うのは不気味ずぎる。パパの死体と剥製とか。あの姉弟と言い、毒だらけ。
 ばあちゃんも何んだったな。ジェライザ=ローズ嬢は楽しんでましたけどね。
 ローズちゃんの御両親は薬が無いと飛べませんが、ローズちゃんは薬無しで飛べます。
 きっと御両親は脳内物質が足りないのね。そうか、ジョデルちゃんは「サイレント・ヒル」の女の子かあ。
 あっちの方が純正ホラーですが、こっちの役の方がすごく思えるのはなぜ?
 1994年10月9日カナダ生まれですから、撮影当時は10歳?うん、すごい才能の美少女。黄金の草原はきれい。 ジョデルちゃんはディキンズさんとのキスシーンは気持ち悪くなかったかな。
 なんせ、キルステン・ダンスト嬢はブラット・ピット様とのキスシーンを気持ち悪いと言っていたらしいから。
 まあ、立派に演じてましたとも、すごかったです。そう言えば「サイレント・ヒル」でも立派に演じてたね。
 ジェライザ=ローズちゃんの将来は絶対作家ですね。
 少女の世界をあれだけ毒毒しく描くなんて、テリー・ギリアムはすごいな。
 あの場所はテキサスと言う設定らしいけど、撮影場所はどこなんだ?

他の方の記事を読んでの感想:撮影場所はカナダとの事。R15映画。
 パパの薬の手伝いとか、いけない事を見ちゃうとか線路に物を置くのが引っかかったそう。
 まあ線路に物を置くのはまねされたら困るね。賛否両論。何も起こらないのに長いとか、やはりグロ系だし…。
 私はフィッシャー・キング大好き人間で、テリー・ギリアムへの評価が高く、
SFマガジンでほめてたたような気がしたので、借りたのだが。
 日本人はそうだそうだが、子供が出ている映画に弱いしね。幼稚園児でも女している子はいるし。
 映画雑誌ではダーク・ファンタジーと書いていて、お店で置いている場所もそのくくりだったが、ドラマの方だね。
 最近の文学は幻想が入った物が多いし、この映画の幻想は少女の物だけだし、
麻薬中毒の両親をお持ちのお子様はいると思うし、あっちの世界にいった人も現実にいるだろう。
 ジョデルちゃんだけでなく、他の方もしっかり仕事をしていたと思います。違和感なし。
しかし、ジョデルちゃん、頭良いのね。
 「ローズはパパが亡くなった時、本当は怖かったと思う。
 それで、パパは生きていると思い込み、想像力で乗り越えようとしたんだと思う」
 そうよね、ママの死はあっさり受け入れたし、パパの死を認めるのは怖い。
 「いろいろ考えると、せりふを忘れるから、なるべく自然にせりふが出てくるようにしているの」プロね。
 「うれしいけれど、前の生活が懐かしいんじゃないかな。
本当の両親や草原の家でのことを思い出すんじゃないかな」
 うん、自由だったし。
 ロバート・アルトマン監督によると俳優は監督より役の事がよくわかっているそうで、
エミリー・ワトソンは自分の役はハリウッドに行って女優として成功すると言っていたそう。
 そうよね、そうだと思う。ミイラと宗教事件は時々あるわね。高野山には生きている空海さんがいるらしいし。
 奥さんをミイラ(剥製?)にして、家に置いていたお医者がフランスにいたような…。
 ジョデルちゃんは撮影当時9歳だったのね。

関連サイト
CINEMA TOPICS ONLINE
ITmedia+D
映画大好き!Cinema ChouChou
YOMIURI ONLINE
Alice in Wonderland
孤島
movienet
INTRO
Hugo Strikes Back!
ATOMOSPHERE(b-side)
T.M.S.
アマチアまんが描き かなへの記録

関係ない事:ナショジオの2007年9月号には「湿地に眠るミイラ」が…。タイムリーだな。赤毛が2100年までに消えるって!!混血が進んでいるから。赤毛は両親ともにその遺伝子を持ってないと出ないらしい。この遺伝子は肌の色素にも影響を与え、ビタミンDをつくる能力を高め、そのため皮膚がんになりやすく、暑さや寒さに敏感で痛みが出る人もいる。赤毛の人ってとても白いって印象があったが、やっぱり。スコットランド人に多いみたいね。アイルランド人に多いのかと思っていたが。イギリスでは赤毛でいじめられやすいと「いぎりすせいかつ」様が書いていらしたが、もしかして人種差別?お馴染み、BBCアッテンボローの自然ドキュメンタリー情報。わらびって毒があるんだ。オドリコソウは棘あり毒ありのイラクサに似せて、ウサギの毒牙から逃れる。トケイソウは卵をうみつけようとするドクチョウの卵そっくりな黄色い突起を作り、もうここには別の卵がありますよと言う事で、卵を産ませないようにする。オジギソウのあれはバッタ対策。針葉樹は広葉樹より栄養を作れない代り、落葉と言う余分なエネルギーをかけずその分長生き(4000年!)、その分大きくなる(セコイア!)。

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ロング・エンゲージメント

「ロング・エンゲージメント」2004年 2h13 仏=米映画 ☆☆☆☆☆
監督・脚色:ジェン・ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jaunet)脚色:ギヨーム・ローラン(Guillaume Laurant) 原作:セバスチャン・ジャプリゾ(Sebastien Japrizot) 音楽:アンジェロ・バダラメンティー(Angelo Badalamenti)撮影:ブリュノ・デルボネル(Bruno Delbonnel)美術:アリーヌ・ボネット(Aline Bonetto)編集:エルヴィ・シュネイ(Herve Schneid)

 1917年1月6日土曜日。死刑を宣告された兵士5名がソンム県の塹壕を歩いていた。
 クレベール“バストーシュ”ブーケ(ジェローム・キルシャー Jwrome Kircher)、ドイツ軍の長靴を履いていた。 ヴェロニック・パッサヴァン(ジュリー・ドパルデュー Julie Depardieu)という赤毛の恋人がいた。家具職人。  目が覚めたらネズミが沢山い、銃で叩き殺そうとして、暴発、手を怪我した。しかし故意の負傷と思われた。
 フランシス・“シ・スー”ゲニャール(ドニ・ラヴァン Denis Lavant)。バニューの鉄道の溶接工。
 演説好きだが、話がへただった。
 手をあげて助けを求める若いドイツ兵を仲間が刺し殺すのを見て、ショックを受け、弾を沢山撃ち、
熱くなっている銃身を握り、手に焼けど。
 ブノワ・ノートルダム(クロヴィス・コルニャック Clovis Cornillac))。
 誰も知らないが、死体を蹴った上官を殺した。手を銃で撃った。ドルドーニュ県の農夫。農場で徴用された。
 アンジュ・バシニャーノ(ドミニク・ベテンフェルド Dominique Bettenfeld)、コルシカ人。
 嘘つき、ペテン師、目立ちたがり屋、密告屋、厄介者。
 ティナ・ロンバルディ(マリオン・コティヤール Marion Cotillard)という売春婦のヒモだった。 
 ヒモ同士の争いで、5年の刑で投獄。
 1916年、ヴェルダンの兵を増やすため、普通犯も動員されることになり、志願した。
 墓を掘っている人達が、「明日、あんたたちは攻撃に出る」だから、用意していると言ったので、
相棒同士でお互いの手に銃を向け撃った。
 相棒は死に、自分は手だけ怪我した。マネク・ランゴネ(ギャスパー・ウリエル Gasperd Ulliel)。
 1917年度の新兵。二十歳まであと5ヶ月。彼には全てが恐ろしかった。
 味方の大砲も、毒ガスを運んでくるそよ風も、見せしめの処刑も。以前の彼は怖いもの知らずだった。
 暴風雨の中、灯台守の助手もした。
 戦いの中、目の前で戦友に砲弾が直撃、戦友の体の破片を全身に浴びた。
 火を付けたタバコを持った手をわざとドイツ兵の見えるようにし、手を撃たれる。
 初めてマチルド(オドレー・トトゥー Audrey Tautou)と愛し合った時、彼女の胸に手を当てて眠った。
 傷口が傷むたびに、マネクはマチルドの鼓動を思い、彼女を身近に感じた。

 マネクに何かあれば彼女には分る。その“直感の糸”を手放すまいと決めた。
 たとえ死亡通知が来ても、絶対諦めずに。
 “この糸をたどっても彼の元に行けないなら、自分の首に巻いて死ぬ”

 1920年6月、修道女から手紙が届いた。
 レンヌ病院に入院している男が、1917年1月、ソンムの前線でマネクに会ったと言う。
 エスペランザ元伍長(ジャン・ピエール・ベッケル Jean-Pierre Becker)。
 伍長は彼らを塹壕“ビンゴ・クレピュスキュル”へ連れて行った。
 そこのファヴリエ大尉(チェッキー・カリョ Tcheky Karyo 別の映画のあいまに来てくれたそうで、襟足が長いが、ホントはこの頃、長髪の兵はいないんだそうだ)が、彼らを塹壕の外へ放り出し、野垂れ死にさせろと命じた、彼らの塹壕とドイツ側との中間地帯で。
 バンジャマン・ゴルド上等兵(ジャン=ピエール・ダルッサン Jean-Pierre Darroussin)がバストーシュを抱きしめた。
 彼らは知り合いらしかった。
 調達の鬼セレスタン・プー(アルベール・デュポンテル Albert Dupontel)は自分の赤い手袋をマネクにやった。
 夜明け前に五人の名前を呼び、ノートルダム以外は返事があった。
 伍長はその時点でその場を離れ、ヴォージュの方へ行く事になり、負傷し後送され、
搬送車でビンゴにいた上等兵シャルドロ(ブーリ・ランネール Bouli Lanners)に会った。
 シャルドロは瀕死の重態で、放り出された5人は5つの死体になったと言っていた。
 伍長はマチルドに5人の遺品を渡した。伍長はスペイン風邪で、5人の遺族に渡して回るのは無理だった。
 ノートルダムから妻への手紙の写し。現物は送っている。

 遺品を見るマチルド。5人の写真。
 「プチ・ルイ。ヴェロニックによろしく。彼女と仲がこじれた。ビスコットとは和解した。さようなら。バストーシュより」という葉書。
 「1818番。ブノワ・ノートルダム。当分、手紙は書けない。ベルネーの件、3月までに片付ける。
 彼の肥料は高い。信用するな。バチスタンに「ママのいう事を聞け」と…。お前を愛している。ブノワより」
 「ティナ・ロンバルディへ。アンジュより」というメモがついている箱には時計が入っていた。

 マチルドは1900年1月1日生まれ。1903年のバスの事故で両親死亡。
 伯父夫婦シルヴァン(ドミニク・ピノン Dominique Pinon)とベネディクト(シャンタル・ヌーヴィル Chantal Neuwirth)が親代わり。
 ピエール=マリー・ルーヴィエール弁護士(アンドレ・デュソリエ Andre Dussollier)が保険金を管理した。
 マチルドは5歳で小児マヒを患い、、数ヶ月寝込んだ。マチルドは片足をひきずる体になった。

 マチルドは“イタチより悪賢い”を売り文句にしている私立探偵ジェルマン・ピール(ティッキー・オルガト Ticky Holgado この時点で病気で、薬のせいで、記憶力が悪かったらしい。映画の試写を見ずに死亡)を雇う。
 「悪賢いイタチは太ったカモからは高く取るが、あなたからは…一日20フラン。経費は別ですよ」
 彼の娘エレーヌ(アナイス)は片足が義肢だった。

 ノートルダムが住んでいた教区の神父(ウルバン・カンセリエ Urbain Cancelier)によると、
彼の妻子は転居先も告げずに村を去ったそうだ。

 ティナは前にいた所とは別の所で商売をしていた。警察の人が北東部で彼女の姿を見た。
 ヴァレンティナ・ロンバルディ。売春婦に登録したのは16年。
 第23連隊、マルセイユ駐屯地の近くにい、そして休戦と共に姿を消した。

 ティナ・ロンバルディはラヴルーイ連隊長(ジャン=クロード・ドレフュス Jean Claude Dreyfus)を殺す。

 プチ・ルイ(ミシェル・ヴュイエルモーズ Michel Vuillermoz)に会いに行くマチルド。
 プチ・ルイの左手はハイエナに噛まれた、面白がってなでたから。
 バストーシュとビスコットが義手を作ってくれた
(素晴らしい義手。 ミシャル・ヴュイエルモーズという方が作ったらしい。
ソーヴァの絵を参考にしたアメリの豚のスタンドも彼のお手製)。
 二人は10年の洪水で女性を助けた時に出会った。バストーシュは名職人、ビスコットは天才肌。
 二人が反目していた理由は知らない。二人はマルヌ、ヴーヴル、ソンムで戦った。突然口もきかなくなった。
 ビスコットは負傷し、搬送された病院で爆撃で死んだ。

 軍の記録保管庫に弁護士と行くマチルド。彼女は極秘文書をこっそり取る。
 彼女が中身を見る前にそれを取り上げた弁護士によると、それは休暇の許可だそうだ。

 マネクとの思い出。教会の鐘にMMMと彫り付けるマネク。

 バストーシュの女ヴェロニックより手紙が来た。プチ・ルイから話を聞いたのだ。
 バストーシュの仕事場へ行ったら、一人の尼僧にあった。
 バストーシュはソンムの前線で死んだとヴェロニックが言うと、その女は違う話を聞いたと言う。
 彼女は梅毒の菌が入った注射器でヴェロニックを脅しながら、バストーシュは仲間と隠れていると言う。
 その仲間とはコルシカ人かと言う女。

 バストーシュを抱きしめていたという、
バルジャマン・ゴルド上等兵(ベンジャミン・ゴールと発音してるように聞こえるが…)は、
バストーシュの親友ビスコットだった。
 同じ隊の兵の話では、ある日急に二人の仲が険悪になった。
 ヴェロニックとバストーシュは16年6月に切れ、その直後バストーシュはゴルドと絶交。

 バストーシュと他の4人の男達との違いは、ドイツの長靴。

 パリの市場でニンジンを売っているエロディ・ゴルド(ジョディ・フォスター Jodie・Foster)に会うマチルド。
 エロディは口では説明できないから手紙を出すと約束する。

 夜、夢にうなされるマチルド。猫の声と、ランプが倒れる音に目覚める。

 エロディから手紙が来る。ゴルドには先妻の子が四人いた。結核を患うポーランド系未亡人の連れ子だ。
 エロディも娘を持つ未婚の母。ゴルドに子種は無かった。4年間の幸せな生活。
 夫は戦争に行き、休暇で戻ってきた。
 仲間の兵達の弾帯が花火のように爆発した話、死んだ仲間の体を盾にした経験。
 夫は子供が6人いれば同情され、帰してもらえると、だからバストーシュと子供を作ってくれと何度も頼んでくる。 結局エロディはバストーシュと寝る。子供は出来ず、夫は嫉妬で苦しんだ。

 弁護士から電話。5人は今エルドラン墓地にいるとの事。砲弾にえぐられた穴に仮埋葬された後、移された。

 マチルド(ソレーヌ Solene Pechon そういえば、マチルドもマチルダと発音されているような…)が9歳の時、
マネク(ヴァルジル Virgil Leclaire)が話しかけてきた。
 マネクは10歳。マチルドは灯台に連れて行ってもらう。
(本人は女の子を背負って三段しか登れなかったそうだ。そんなもんよね、現実は…)
(マッチを使うというアイデアはプレヴェールの詩「夜のパリ」にもあるそうだ。偶然同じ)
 そしていつしか好き合う様になる二人。二人が初めて愛し合った翌日、マネクは海岸の岩にMMMと彫る。
 「マネクはマチルドを愛してる」という意味だ。そしてマチルドはマネクを愛してるとも読める。
 その上を飛ぶカツオドリ(どうしてアホウドリにしなかったのかな。映像は「WATARIDORI」のものだそうだ)。

 墓地。マネク・ランゴネの墓の前に座っているマチルド(原作では雨の中だそうだ)。

 パリのアレクサンダー橋。トゥーヴネル(ルヴァンタル Francois Levantal)の名を呼ぶ女。
 トゥーヴネルは銃を取り出して、構えながら謎の女に近づく。
 女がサングラスをはずすと、サングラスについていた鎖が引っ張られ、仕掛けが作動し、
腰に仕掛けてあった銃の引き鉄が引かれる。

 セレスタン・プーがマチルドの家に来た。探偵が見つけたのだ。
 マネクは中間地帯で焼けた木にMMMと彫り付けていた(原作では雪だるまを作っているんだそうだ)。
 そこにドイツの軍用機アルバトロスが現れる。マネクはそれに撃たれた。ひどく負傷したそうだ。
 アンジュは下着の旗を振りながら、降伏すると叫んだ。フランス人じゃない、コルシカ人だと。
 フランス人じゃないならと、トゥーヴネルに後ろから撃たれた。
 シ・スーは死ぬ前に頼みがあると言い、立って小便がしたいと言った。
 彼は歌いながら立小便をし、その後撃たれた。
 バストーシュは手榴弾をアルバトロスに投げ、見事命中、撃たれて死ぬ。アルバトロスもドイツ軍側に墜落。
 セレスタン・プーはノートルダムが吹き飛ばされるのを見ている。それから突撃する部隊。
 そしてファヴリエ大尉が死ぬ間際に「ラヴルーイ連隊長め!書類を破棄した」と言ったのを聞いた。
 シャルドロ達が戦死者を数えていた。5人も数字に入れていた。そういう命令だった。

 ノートルダムの手紙をセレスタン・プーに見せるマチルド。たぶん暗号だとセレスタン・プー。
 バストーシュの長靴は、ゴルドが敵の長靴ではまずいと取り替えたのだ。
 死体から奪ったことがばれると危険だと。 ゴルドの連れはデロシェル。
 セレスタン・プーはその話を担架兵から聞いた。
 希望を失くしたマチルドはセレスタン・プーの頬を引っ叩いた
(セレスタン・プーの役の方が冗談ばかりを言う人で、オドレイ・トトゥは集中できなかったとか…)。
 マチルドはセレスタンにビンゴに連れて行ってもらう。

 セレスタン・プーに肩車してもらっているマチルド
(監督は「ライアンの娘」風に撮るつもりだったらしいが、この場面は何となく「インドへの道」って感じ。
象さんに乗っているシーンを思い出す。いや、あの映画、ろくに覚えてないんだけどね。イメージね)。
 何も無い野原。そこの住人(ミシェル・ロバン Michel Robin)は5人の遺体を見ていた。
 みな片手に包帯を巻いていたが、手袋は記憶に無かった。彼の犬アトスが何かを見つける。地下室。
 両軍の塹壕の間に礼拝堂があった。
 ビストロ(?)で手袋についてセレスタン・プーや伯父と話すマチルド。
 マチルドの後ろにいた女(エリナ・レーヴェンソン Elina Lovensohn)が立ち上がり、彼女の方を見て、
黒板の字をMMMだけ残して消し、又彼女を見る。
 化粧室で彼女と話すマチルド。
 夫の家族は戦争で苦しんだので、夫の前でフランス人には話しかけたくなかったと女。
 虫の息で彼女の兄のギュンターはマネクが木に彫る姿を見たと言った。その時マネクは手袋をしていた。
 女は兄の戦友からその話を聞いた。吹き飛ばされたノートルダムが生きていたのを見た。
 そしてフランス軍の突撃。兄は殺された。23歳だった。彼女らは兄の墓参りに来たのだ。
 マチルドが席に戻ると伯父が新聞を見せる。ティナ・ロンバルディがギロチン刑になるという記事。将校殺し。
 ペタン元帥も殺す気だった。

 ティナと会うマチルド。ペタン元帥の発案で死刑囚は中間地帯へ行かされた。
 ポアンカレは特赦を下したが、ラヴルーイ連隊長が、ポルノ写真を眺めるための天眼鏡の柄が壊れたから、
特赦の命令の紙を使って直し、特赦を破棄したのだ。
 アンジュ達を診た看護兵がいる。彼はそのうち1人を見た。
 体の大きな男で、頭に怪我をしてい、ドイツ兵の長靴、やせた兵を担いでいた。でも軍医は黙ってろと言った。
 ファヴァール軍曹からアンジュが殺された事を聞かされた。マチルドはティナにアンジュの時計を渡す。
 彼女がその時計を開けるとオルゴールの音色が流れるが、途中で止まる。
 彼女が開けてみると、紙が入ってい、
「復讐は無意味だ。幸せになれ。人生を棒に振るな。お前の地獄の天使より」と書かれてあった。

 ゴルドは中肉中背だった。デロシェルは友達がいず、母親と二人暮し。
 セレスタン・プーはベネズエラへと発って行った。

 ジャン・デロシェルの父親は1897年2月に死亡。サント市ラベイ通り22番地。シャラント地方。
 マチルドは探偵に17年1月7日に後送されたジャン・デロシャルを調べてもらう。

 ドイツ人の女性から電話が来る。兄の戦友が興味深い事を思い出したそうだ。
 彼を連行していた二人のフランス兵が、中間地帯をとおりたがり、死刑囚の遺体のうち、1つが地下室にあって、2人のフランス兵は驚いていたんだそうだ。
 マチルドはノートルダムの手紙を検証する。
 教区の神父に電話すると、手紙で言及されているベルネーという人間は村にはいなかった。
 ブノワは家畜がいたので、肥料は買わない。
 そこでマチルドはドイツ人の女が黒板の字を消したシーンを思い出した。左端の字を消して縦に読んでみる。
 「ベルネーに3月いる。すべて売れ。何も言うな。誰も聞くな。ブノワ」

 「この世の果て」農場に行くマチルド。ノートルダムがいた。
 彼はマチルドの公告を見て、いつか憲兵が来ると思い、彼女を始末しようとした。
 しかし猫が声をあげ、その拍子にランプを倒してしまい、逃げた。殺せなかった。
 戦争の時の話をするノートルダム。
 ノートルダムは吹き飛ばされたが、そのまま地面に落下、目の前に地下に通じる扉があった。
 ゴルドがバストーシュが死んだと言いながら階段を降りてきて、そのまま倒れた。
 ゴルドの長靴と服を自分のと取替え、ゴルドの手に包帯を巻いた。ゴルドの認識票を取った。
 マネクはまだ生きていた。
 ノートルダムはマネクの包帯と認識票を取り、死んでいた若い兵士の手に包帯を巻き、
マネクの認識票を彼にかけ、彼の認識票を取った。
 ノートルダムはマネクを野戦病院に連れて行った。
 野戦病院は格納庫内にあり、水素ガス燃料の飛行船が頭上にあった。マネクは別の病院に移送した。
 爆弾が格納庫に落ち、飛行船が爆発した。ノートルダムはかろうじて助かった。

 マネクは元気だったが記憶を失っていた。全てを忘れ、読み書きも教え直したそう。ミイ・ラ・フォレにいる。
 デロシェル婦人(マウド・レイヤー Maud Rayer)の養子になったのだ。彼女は亡くなった。
 ジャン・デロシェルは母親が40の時の一人息子で、徴兵された。母親はうつ病になった。
 病院から息子の無事を知らされ、母親は完全におかしくなる。マネクに「私は母親よ」と言った。
 マチルドはマネクと会う。

感想:ジュネは独特の感覚を感じて面白い。ユーモアがあるし。テンポが良いのかな。セピア色の画面が素敵。  砂利をはねたがる郵便配達人(ジャン=ポール・ルーヴ Jean-Paul Rouve)のエピソードは面白かった。
 明るい調達の鬼セレスタン・プーも好き。伯父夫婦には独特の魅力が。あの家も素敵。
 伯父夫婦ともどもおとぎの国みたいな雰囲気。猫最高。オドレイは猫好きで、あの犬は苦手っぽかったらしい。  臭かったみたいだし。死人を少なく言って、物資を調達と言うのは素敵ね。イタチの探偵さんも好き。
 弁護士さんも。バストーシュはハンサムだと思う。ティナ・ロンバルディは美人ね。
 あの太った連隊長も、いやらしい役をしっかりいやらしく演じていました。結構憎めません。
 美人に殺されて良かったね。あのサングラスの仕掛けも好み。
 あのドイツ人の女性もデロシェル夫人も印象的でした。四葉のクローバーの話はあっちから来たのかな。
 犬のおならが幸運を呼ぶとは素敵な考え。オドレイによるとマチルドはマネクが死んでいたら自殺したんだそう。 そうかもね。彼女はもっとリアルに演じたかったらしいが、監督がおとぎ話(?)風に作ったらしい。
 飛べるアルバトロスは無く、米国製のステアマン。
 アメリカのセレスタン・プーのバイクは原作ではトライアンフだが、調達できず、ハーレーに。
 あっ、あの神父さんも味があったな。

ロング・エンゲージメント
ジャン=ピエール・ジュネ著 / ギヨーム・ローラン著 / フィル・カゾアール著 / ジル・ベルケ写真 / 檜垣 嗣子訳
ソニー・マガジンズ (2005.3)
通常2-3日以内に発送します。
長い日曜日
長い日曜日
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.13
セバスチアン・ジャプリゾ著 / 田部 武光訳
東京創元社 (2005.3)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
映画の森てんこ森原作の文章について書いてます。

ちっちゃん俳句「難民に 願っています 二つかな」


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ローサのぬくもり

「ローサのぬくもり Solas」1999年 1h38 スペイン ☆☆☆☆
監督・脚本:ベニト・サンブラノ

最後まで書いています。注意!

 ローサ(マリア・ガリアナ)は夫の看病のために都会の病院に寝泊りしているのだが、
疲れがたまって二回も倒れてしまった。
 医者は彼女の方を心配し、
都会に住んでいるローサの娘のマリア(アナ・フェルナンデス)の部屋に泊まるように言う。
 マリアの部屋は寒々とした感じで、ローサは花を買ってきて部屋に置く。
 階段で階下の老人(カルロス・アルヴァレス・ナヴォア)が犬(アキレス)の後始末をしているのに会うが、
その老人とスーパーでも出会う。
 スーパーで彼女は肉の買い方についてアドバイスし、彼女の方も足りなかったお金を老人が払ってくれる。
 老人は一人暮らしで彼女は老人に料理を作ってあげる。
 次の日老人はスズキを買ってきて彼女に料理してもらいたいと言う。
 しかし病院で男の匂いがすると夫に言われる。

 一方マリアは妊娠する。 しかし相手の男は彼女と子育てする気はなく、彼女は堕胎しようとする。

 老人がいくら待ってもローサは来なかった。階段で会っても黙って娘の部屋に向かうローサ。
 次の日ローサは料理をタッパーに詰めて老人に届ける。
 次の日娘が母親の代わりに父親の付き添いを申し出る。
 ローサがアパートの階段をあがっていくと犬のアキレスがローサ呼ぶ。
 彼女が部屋に入ると老人は下痢で苦しんでいた。彼女は老人の世話をする。
 ローサは担当医に赤ん坊の服を編んで贈り、娘にはベストを編んで贈る。
 ローサは老人に別れを言い、夫と共に故郷に戻る。
 娘が自分の部屋を見渡すとそこにはいくつかの花の鉢と母が拾ってきた椅子がある。
 母親はお金と写真と担当医にあげた赤ん坊の服の残りのピンクの毛糸玉も残していった。
 そこに階下の老人が訪ねてくる。例のスズキを持ってきて一人では食べたくないと娘に持ってきたのだ。
 コーヒーが沸いていたのでマリアは老人に一緒に飲まないかと言う。一緒に料理を作る二人。
 トランプをし、ワインを飲む。食事をしながら彼女は話す。父親は稼いだ金を賭け事に使う人だった。
 妻を毎日殴り、子供も時に殴った。そして今妊娠しているが中絶するつもりだとも。老人は反対する。
 彼女も本当は産みたかった。しかし自信が無い。老人は助力を申し出る。
 彼の一人息子は幼い頃に死んでいた。私は祖父になりたいと老人は言う。

 ローサとその夫の墓。赤ん坊を抱えたマリア。老人が付き添っている。

感想

 泣いちゃいました。ですが引っかかる所があります。
 例えばマリアはアル中っぽいんですが、私は「いとしきものはすべてさりゆく」と言う本を読んだばかりで、
その本の中には子供を産めば立ち直れるかもと子供を産んで、やっぱり立ち直れず、
子供ほったらかしの駄目母が出てきます。
 アル中は一生の戦いと聞いた事があります。そうでもないのかな。マリアはアル中と言う程ではないのかな。  後、理想の母親に見えるローサが子供を父親の暴力から守れなかった事もひっかかります。
 もちろんDVの被害者は一種独特の心理状態にあり、他の者が簡単に非難しちゃいけないんだけど…。
 ローサは文字が読めず、昔の人だし、田舎だし、夫と別れるなんて考えられない状況にある可能性は高い。
 でもローサの佇まいがあまりに魅力的でその分ショックでした。

 最後の二人は夫婦といってもおかしくない感じでしたね。
 年の差はかなりありますが、マリアにとっては素敵な男性かと思います。
 彼女と子供を守ろうとしている人ですものね(国によってはあの年の差は全然おかしくないし)。
ローサのぬくもり
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レジェンド・オブ・メキシコ

レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード Once upon a Time in Mexico」2003年 1h41 米 ☆
共同製作・監督・脚本・撮影・音楽・編集:ロバート・ロドリゲス(Robert Rodriguez)

 胡散臭いCIA捜査官のサンズ(ジョニーデップ Johnny Depp)は伝説の男エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス Antonio Banderas)に仕事を依頼する。
マルケス将軍(ジェラード・ヴィジル Gererdo Vigil)が麻薬王バリヨ(ウィレム・デーフォー Willem Dafoe)の後押しでクーデターをしようとしている。
大統領が殺された後、マルケス将軍を殺して欲しいと言うのだ。エル・マリアッチは仕事を引き受ける。
彼にはマルケス将軍に妻カロリーナ(サルマ・ハーイェック Salma Hayek)と娘を殺された恨みがあるのだ。
エル・マリアッチは仕事仲間のロレンソ(エンリケ・イグレシアス Enrique Iglesias)とフィデオ(マルコ・レオナルディ Marco Leonardi)を呼び寄せる。

 一方サンズは元FBI捜査官ラミレス(ルーベン・ブラデス Ruben Blades)をこの事に引き込む。
ラミレスには相棒のアーチュレタをバリヨに殺された恨みがあった。
ラミレスはバリヨの部下であるビリー・チェンバーズ(ミッキー・ローク Mickey Rourke)と接触する

 それぞれの人間の思惑が交差し、死者の日に激烈な銃撃戦が始まる。

 私は「デスペラード」が大好きでした。
エル・マリアッチ」、「スパイキッズ 2」、「パラサイト」も好きです。
でも、これは駄目。なんか散漫とした感じ。

 ルーベン・ブラデスには味がある。彼、パナマ出身のサルサ歌手でハーバードの法学部出身なんですね。
ビックリ!!「プレデター2」でアーチュレタと言う殺される役をやっているとか…。
警官(?)役のエヴァ・メンデス(Eva Mendes)はセクシー美人。「ワイルドスピード2」に出ている。
1974年3月5日生まれの170センチ。キューバン・アメリカン。
エンリケ・イグレシアスはフリオ・イグレシアスの息子で歌手として売れている。最後の歌声はサルマ・ハーイェック。メキシコにはマリアッチものと言われる映画の分野があるそうだ。ギターを持った渡り鳥ってとこかな。セクシーなバンちゃんの歌声が聞けなくて残念。

 

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理想の結婚

理想の結婚AN IDEAL HUSBAND 1999年 英 1h40 ☆☆☆☆
監督&脚本:オリヴァー・パーカー 原作:オスカー・ワイルド

  1985年、ロンドン社交界。
30代独身貴族のアーサー(ルパート・エヴァレット)はしばらくは独身を楽しむつもり。
今日も楽しくパーティーに繰り出す。

 そのパーティーには親友の政治家ロバート(ジェレミー・ノーザム)とその妻ガートルード(ケイト・ブランシェット)、そしてロバートの妹メイベル(ミニー・ドライヴァー)がいた。
アーサーとメイベルは軽口を言い合う仲、そしてロバートとガートルードは理想の夫婦とみなされていた。

 しかしそこには美しいチーヴリー夫人(ジュリアン・ムーア)もいた。
彼女はロバートの過去の秘密の証拠を握っていて、
自分に有利に議会を動かさないと秘密をばらすとロバートを脅迫する。

 ロバートはアーサーに相談するが、結局チーヴリー夫人がガートル-ドに教えてしまう。
ガートルードは怒り、ロバートは家を出る。

 アーサーがメイベルと展覧会に行くと約束した日。
アーサーの家には父、ロバート、チーヴリー夫人、ガートルードが来、事態は錯綜する。
メイベルはすっぽかされる。

 そして議会が問題の運河について議論をする日、はたしてロバートはどうするのか?

 私が「何で誰も最後まで話を聞いてくれないんだ!」と言うと、アーサーも同じ事を言い、
「彫像なら話をちゃんと聞いてくれるな」と言うと、アーサーも彫像に話しかけた。
シンクロは久しぶり。
池袋ウエストゲートパークで「ソフト」という単語さえ知らない主人公がパソコンを買った時、
「なんでこいつパソコンなんか買ったんだ?」と私が言ったら、
主人公も「何で俺パソコン買ったんだ?」と独り言を言った時以来だ。
あの時「この脚本家すごい!視聴者の考えを読むのか。」と思ったが、今回も読まれてた。
(そういう問題じゃないか…)

 ジュリアン・ムーアは相変わらず魅力的。悪女をきっちり演じていた。結構憎めない。

 アーサーが鏡で服装をチェックしながら、「自分が一番センスが良い」みたいなことを言っていると、
傍らの執事(ピーター・ヴォーン)がうんうんうなずいている。
そしてアーサーが去った後、鏡を見ながらチェックしている所は、
まるでアーサーでは無く自分こそ一番と言っているみたいで笑った。

 ミニー・ドライヴァーはあまり魅力的な女性ではないが、確かに結婚相手は顔より相性だ。
チャールズ皇太子もダイアナさんよりカミラさんがいいんだもんな。
 

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リトル・ヴォイス

リトル・ヴォイス 監督:マーク・ハーマン イギリス 1998 ☆☆☆☆
 
 ビリー(ユアン・マクレガー)は伝書鳩をこよなく愛する青年。電話工事の仕事をしている。
工事に行った先で無口な女性LV(ジェイン・ホロックス)と出会う。

 LVは母(ブレンダ・ブレッシン)と二人暮し。母親は非常におしゃべりで口が悪い、厚化粧の女だ。

 そんな母の新しい男レイ・セイ(マイケル・ケイン)。LVの家に来る。
そしてショートによる停電になった時、聞こえてきた歌声。
LVは父親が残したスタンダートナンバーのレコードを何度も何度も聞いているうちに、
歌手そっくりに歌えるようになっていたのだ。
レイ・セイは彼女を売り出そうとする。

 ユアン・マクレガーはこういう暖かみが有る役が良く似合う。「ビッグ・フィッシュ」も良かった。

 ブレンダ・ブレッシン、マイケル・ケイン、ジム・ブロードベンドと芸達者な役者がそろっている。
ジム・ブロードベンドはクラブのオーナーで、司会もやる役で、ムーラン・ルージュの役を思い出させる。

 彼女は結局才能を活かさず、ささやかな幸せを選ぶのだろう。
確かに芸能界は大変だろうから、その方が幸せかも。
結局、人まねの才能だし、オリジナルではない。
でも芸術は何でも模倣から始まるし、彼女もいつかオリジナルになるかもしれない。
大いなる才能には大いなる責任が伴う(正確じゃないかも)と言うスパイダーマン、才能を活かせ!(これもうろ覚え)と言うグッド・ウィル・ハンティング。難しいね。

 LVの父親が愛するレコード三枚の内に、マリリン・モンローのが入っているのは嬉しい。
マリリン、可愛いもの…。
フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」はどうしてもキャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンの方を思い出す。
ライザ・ミネリの母親だと言うのはわかったのに(そっくり)、ジュディ・ガーランドの名前が出てこなっかた。
ああ~ぼけ。
ザ・ベリー・ベスト・オブ・...
マイ・ウェイ~ベスト・オブ...
BEST of BEST
 

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ラブ・アクチュアリー

ラブ・アクチュアリー監督&脚本:リチャード・カーティス 2003年 2h15 英米 ☆☆☆☆☆

 笑いました、泣きました、幸福な気分に浸れました。
DVD買っちゃおうかとも思いました(財布と相談してね)。
プレミアはベタだと書いていているけれど、ネットで調べたらおおむね好評で嬉しいです。

 私は基本的に楽しい群像劇が好き。
ザ・ペーパーTHE PAPERとか、バックマン家の人々とかとか。
あれ、どっちもロン・ハワードだ。単なるロン・ハワード好きか。)これも楽しい群像劇です。

 近未来の英国(だって、ヒュー・グランドの前の首相って…)。
ヒュー・グランドは独身の英国首相。
首相官邸にはぽっちゃり型の秘書ナタリー(マルティン・マカチョン)がいた。
首相は彼女が気になって仕方が無い。ぽっちゃりって所がいいね。
彼女は体重増やして、胸にパッドを入れていたそうだけど。
踊る首相。唄う首相。(警備の方が素敵なバリトン。驚く表情がさすがのヒュー)

 セクシー秘書ミア(ハイケ・マカッシュ)にモーションをかけられる社長ハリー。
ついに関係を持ち、彼女にせがまれクリスマスのプレゼントとしてネックレスを買う。
しかしそれが妻(エマ・トンプソン)にばれる。
ハイケ・マカシュは猫を思わせる女性(パーティーの格好は小悪魔なんだろうけど、一瞬ネコミミと思った私)。
口角が上がってるからかな。クリスマスなのに一人泣く妻。

 妻を亡くしたばかりのダニエル(リーアム・ニーソン)。妻の連れ子のサム(トーマス・サングスター、ヒューの親戚)も元気が無い。慰めようと思ったら、サムは片思いに悩んでいた。変なおじさんが美女に囲まれて唄うミュージックビデオを見て、サムは音楽をやれば女の子にもてるという真理に気付く。サムのドラムに悩まされるダニエル。サムが好きになる女の子(オリビア・オルソン)の歌はうまい。

 恋人が弟と浮気をしている場面に遭遇し、一人、
傷心を抱えて南仏に小説を書きに来た小説家のジェイミー(コリン・ファース)。
そこでメイドのオーレリア(ルシア・モニス)に会う。オーレリアはポルトガル人。
言葉が通じず、身振り手振りで意志を伝え合う。通じないのにちゃんと会話をしている二人。
一旦わかれるんだけど、二人ともお互いの言葉を一生懸命に習う。
最後ちゃんとポルトガル語で思いを告白するコリン。えらいぞ!!

 親友の結婚式のビデオを撮るマーク(アンドリュー・リンカーン)。
ある日、その親友の花嫁(キーラ・ナイトリー)に自分のビデオはうまく写していなかったので、
映像をダビングさせてくれと頼まれる。
 彼女は彼の家にまで来て、ビデオを発見しすぐチェックするのだが、そこには彼女しか写されていなかった。
 このエピソードはみんな好きだと思う。
 ユーモアを交えて、フリップで想いを伝えるマーク。アイデア賞ものだ。

 今や売れないロック歌手のビリー(ビル・ナイ、素敵!)。
起死回生にクリスマス用に歌詞を変えた歌をレコーディング。
しかしこの男、実に大人気ない。長年一緒のマネージャー(グレゴール・フィッシャー)を困らせる。
ビリーのミュージックビデオは傑作。
きっと今は亡き(涙)ロバート・パーマーのあの誰が一番美人か話題になったビデオ(化粧と衣装が同じで皆そっくり)のパロディ。
最後に素敵な告白をして男を上げる。裸で歌う姿も素敵!

 会社中にバレバレの2年7ヶ月に及ぶ片思いをしているOLサラ(ローラ・リニー)。
社長にそろそろ打ちあけたらどうだねと言われるが、それができたら苦労はしない。(わかるよ、すごく)
しかし、なんと意中の人(ロドリゴ・サントロ、メガネが似合う良い男、メガネをはずすと可愛い顔、
しかし体はゴージャス!!)からお誘いが…。(もちろん、彼女の想いは彼にバレバレ)
このエピソード良い、最高。精神病を患う弟からしょっちゅう電話が入り、邪魔される彼女。
彼が家に来て喜ぶ彼女(誰かも書いていたけれど可愛い)。
部屋を急いで片付ける彼女(自分を見てるよう…)。幸せになってね。

 俳優の変わりにリハーサル、
又は裸になる代役として出会うジョン(マーチン・フリーマン)とジュディ(ジョアンナ・ペイジ)。
非常に恥ずかしい格好で、普通の会話を交わす二人。そこには暖かな雰囲気が…。
この二人も良い感じだ。

 最後のコリン(クリス・マーシャル)のアメリカ遠征は無かった方が…。
だってありえない、あんなセクシーネーチャン達とあんな状況になるなんて。
これだけ省いて欲しかった。
「ラブ・アクチュアリー」サントラ
ザ・ベスト!!

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