映画「な~ほ」(17)

パンズ・ラビリンス

「パンズ・ラビリンス Pan's Labyrinth」 2006 1h59 スペイン=メキシコ 共同製作・監督・脚本:ギレルモ・デル・トロー(Guillermo Del Toro)

最後まで書いています、注意!

 スペイン、1944年。内戦終結後も山では武装した人々が新たな独裁主義政権と戦い続けていた。

 少女(イバナ・バケロ Ivana Baquero)が血を流して倒れている。

 遥か昔、嘘や苦痛のない魔法の王国が地面の下にあった。その王国のお姫様は人間の世界を夢見ていた。
 澄んだ青い空やそよ風や太陽を見たいと願っていた。そしてある日従者の目を逃れお姫様は逃げ出した。
 でも地上に出た瞬間光に目がくらみ、すべての記憶を失ってしまった。
 自分が誰でどこから来たのかも忘れ、寒さや病や痛みに耐えながら、やがてお姫様は死んだ。
 だが父王は信じていた、お姫様の魂がいつか必ず別の肉体に宿り別の時代に戻って来る事を。
 その日までたとえ世界が終ろうと、父王は命の限り待ち続けるのだった。

 山道を行く車。少女、オフェリアは本を読んでいた。沢山本を抱えている。
 隣に座っている母親カルメン(アリアドナ・ヒル Ariadna Gil)は臨月のお腹を抱えていた。
 母親は突然気持ち悪くなり、少女は車を止めさせる。
 森の中、花粉(?と監督は言っているが…)が舞う中、少女は落ちている石を拾う。目が彫られていた。
 少女は目が欠けている、ケルト風の古い石碑を見つけ、石を嵌める。そうすると、口からナナフシが出て来る。
 オフェリアを呼ぶ母親に、「妖精を見たの」と言う少女。
 着いたら大尉に挨拶してと母親、あなたの新しいお父様だから。去りゆく少女を窺うナナフシ、車を追いかける。

 車が来、「15分遅れだ」とつぶやくビダル大尉(セルジ・ロペス Sergi Lopez)、親子を出迎える。
 車いすが用意されていた。フェレイロ医師(アレックス・アングロ Álex Angulo)が無理をするなと言ったらしい。
 私のために乗ってくれと大尉。
 少女が右手で本を抱えながら、左手を差し出したら、その手を取り「もう片方の手を出せ」と言う大尉。
 家事を担当するメルセデス(マリベル・ベルドゥ Maribel Verdu)が少女を気遣って、見守っていた。
 少女はナナフシを追いかけ、森に入る。アーチ状になった門がある。門先は迷宮になっていた。
 先を窺うオフェリアをメルセデスが止める。迷宮は大昔からの物。迷うから入らないでとメルセデス。

 大尉は山にこもったゲリラを追っていた。補給路を断ち、薬や食糧をここに置き、おびき寄せる。
 新たな監視所の場所を地図で示す大尉。地図をのぞき込もうとする飲み物を持ってきたメルセデス。

 眠れないカルメンに睡眠薬を処方する医者。

 メルセデスは医者に彼を診てくれと頼んでいる。足の怪我が悪化したらしい。
 彼はこれしか協力出来ないと小包を手渡す。その様子を少女が聞いていたのをメルセデスに見られる。

 懐中時計をいじっている大尉。その時計は動いていたが、ガラスにひびが入っていた。
 臨月の母親を旅させた事を非難する医者。「男児は父親のいる地で生まれるべきだ」
 なぜお子さんが男の子だと?と聞く医者。「決まっとる」銃声がして、容疑者を捕まえたと呼ばれる大尉。
 容疑者の息子も来ていた。ウサギを撃ったと主張する息子。
 荷物を調べると、「神も国家も支配者もなく」と書かれた小冊子が見つかった。
 共産思想に思えたが、古い暦の言葉ですと容疑者。病気の娘に食べさせようとウサギを獲ったらしい。
 「父がそう言うなら間違いないです」と言う息子。大尉は荷物から出てきた瓶でいきなり息子を殴りつける。
 何度も顔面を殴りつけ、息子死んでしまう。父親の方も撃ち殺す。荷物からウサギが出てきた。
 「荷物をよく調べろ、私を呼ぶ前にな」

 オフェリアの前にナナフシが現れる。ナナフシに妖精の絵を見せると、ナナフシ、妖精に変身。
 ついてこいとの仕草に、妖精について行くオフェリア。行く先はあの迷宮。
 その先にあった穴に刻まれた階段を降りると、そこには石碑が立っていた。
 パン(ダグ・ジョーンズ Doug Jones )が現れる。彼女をモアナ王女と言うパン。
 地下の魔法の王国を治める国王陛下の姫君。オフェリアはパパは仕立て屋だと言う。
 「あなたを産んだのは月の女神。あなたの左の肩にその証拠の印があります。
父王である国王はあなたがお戻りになる日のため世界中に入口を用意なさったのです。これがその最後のもの。でもまずは確かめないとなりません。あなたがかつての姫君のままかどうか。ただの人間になっていないかを。
満月の夜が訪れる前に3つの試練に耐えるのです」
 パンは道を標す本と何かが入って袋をオフェリアに渡す。本は一人の時に開いてくださいとの事。
 オフェリアの未来がわかり、何をすべきかを教えてくれる。オフェリアが開いてみると何も書かれていなかった。

 今夜は大尉の晩餐会。母はオフェリアにとっておきの服と靴を用意した。
 風呂場で一人になったオフェリアは本を開く。絵と文字が浮かび出る。彼女は鏡で自分の左肩を見る。
 月型のあざがあった。

 調理していたメルセデスは、ナイフをエプロンの襞にしまい込む。そこにとっておきの服で現れるオフェリア。

 大尉は食料や日常品を倉庫に入れる。配給手帳も用意されていた。
 倉庫の鍵は一つかとメルセデスに聞く大尉。一つだった。鍵は大尉が預かる。山に煙が一筋立つ。
 そこに駆けつける大尉達。オフェリアは山を登っていた。
「遥か昔、森が若かった頃は、不思議な生き物たちが、たくさん棲んでいた。
彼らは互いに助け合い、巨大なイチジクの木陰で眠った。それは製粉所そばのとても古い木。
今その木は枝が枯れ、幹はねじ曲がり死にかけている。根元に棲む大ガエルが木の成長を阻んでいるのだ。
カエルの口に魔法の石を放り込み、お腹から黄金の鍵を取り出せば、木は再び花を咲かせるだろう」
 少女は袋から石を取り出し、服を脱ぎ、木のうろの中に入る。地下は泥にまみれていた。
 大きなダンゴ虫が一杯いる。

 焚き火跡には既に人はいなかった。いたのは10人くらいか。抗生物質のアンプルを見つける大尉。
 宝くじも見つける。去りゆく大尉達を見ているゲリラ達。

 大ガエルがいた。彼女の顔の上を歩くダンゴ虫を舌で取るカエル。
 彼女は手で握っていたダンゴ虫をカエルに見せ、魔法の石ごと舌で取らせる。
 カエルは巨大な内容物を吐き、その中には黄金の剣があった。木のうろから出るオフェリア。
 服は風で飛ばされ、すっかり汚れていた。

 晩餐会。配給手帳は家族に一冊である事を説明する大尉。ゲリラに食糧が渡らぬよう。
 ゲリラに負傷者が一名いると大尉。
 どうしてわかるのかと医者が聞くと、アンプルを見せこれが野営地で見つかったと大尉。
 話を聞いていたメルセデスはゲリラに合図する。泥だらけのオフェリアが帰ってくる。
 二人のなりそめを聞かれたカルメンは夫の手に自分の手を重ねて前夫が大尉の服を作っていて、
夫が死んで後見せに出たら、再会したと話す。
 大尉は手を静かに払いのける。彼女はメルセデスに呼ばれて席をはずす。
 客の一人が大尉の父親の将軍の事を話す。
 戦死する前に時計を壊し御子息に死の時刻を遺したと、“勇敢なる死の手本に”と。
 大尉は父は時計を持った事が無いと否定する。

 母親は娘を叱る。食事抜き。風呂場に一人残ったオフェリアの前にナナフシが現れる。
 彼女は迷宮に連れてってもらう。パンは白いチョークを与える。試練は後二つ。

 次の日、風呂場で本を開くオフェリア。本は血に染まる。外からかすかに苦しんでいる声が聞こえる。
 急いで扉を開いたら、母親が下肢から血を流して苦しんでいた。急いで大尉を呼ぶオフェリア。
 カルメンは絶対安静。オフェリアは別の部屋へ。オフェリアを慰めるメルセデス。
 ゲリラ達を助けているのねとオフェリアは言う。「誰かに話した?」「いいえ誰にも。あなたの事が心配だわ」
 「私も、あなたが…」子守唄を知ってるか聞くオフェリア。一つだけ知っているが歌詞は忘れた。
 オフェリアは子守唄をせがみ、メルセデスは口ずさむ。

 メルセデスが台所の秘密の穴から缶詰と手紙を取り出したら、そこに医者が。
 医者はゲリラを診る事を承知したのだ。
 ゲリラの指導者ペドロ(ロジャー・カサメジャー Roger Casamajor )はメルセデスの弟だった。

 パンがオフェリアの前に現れる。彼はマンドラゴラの根をくれた。
 これを母親のベッドの下に置けと彼は言う、新鮮なミルクの中に入れて。そして毎朝血液を2滴与える。
 次の試練のためにと小さなバッグをくれるパン。うたた寝している奴は人間ではないとの事。
 「豪華絢爛な宴を目にするだろう。だが何も食べるな。飲んでもいかん」パンは砂時計をオフェリアにくれる。

 医者が患者(Gonzalo Uriarte)を見ようとすると、ゲリラの一人が新聞を声に出して読み始める。
 米軍の部隊と英国軍とカナダ軍がフランスの北部の海岸に上陸した。
 15万人以上の兵士がアイゼンハワー司令官の下、希望をもたらした。
 医者はその患者フランセスの足を切り落とす。

 本を開くと絵が現れる。チョークを使い、部屋のどこであれ、扉を描くといい。
 扉が開いたら砂時計をセットして、後は妖精が導くまま。
 決して飲んだり食べたりせず、砂時計の最後の砂が落ちる前に戻ること。チョークで扉を描くと、そこが開く。
 廊下が続いていた。オフェリアは椅子を下に置いて、砂時計を逆さにし、降りる。
 廊下の先に部屋があり、机の上には食べ物飲み物がいっぱい。
 正面の椅子には怪物が座ってい、うたた寝していた。目の前の皿には眼球が置かれていた。怪物に目は無い。 周りの壁に描かれている絵には、その怪物が子供達を食べている情景が描かれていた。
 子供の靴が山積みになっている。少女がバッグを開けると、三匹の妖精達が出て来る。
 妖精達は壁にある、三つの鍵穴を指し示す。真中を試すが合わない。左のみたいだ。
 中には黄金の短剣があった。
 二日食べていずお腹を空かせていた少女は
(わたしゃそんな事に気付かなかったが、監督のコメンタリーによるとそうだそうだ)、
妖精の制止を振り払い、ブドウを一粒食べる。
 とたんに目を覚ます怪物、眼球を手のくぼみに入れて、見る。少女はもう一粒食べる。
 妖精達が怪物を制止しようと、彼の周りを飛ぶ。ようやく怪物に気づく少女。怪物は二匹の妖精を食べる。
 砂時計の砂は落ちてしまい、扉は閉まる。オフェリアは椅子に登って、上に扉を描く。
 なんとか追いかけてきた怪物から逃れる。

 ゲリラに50人くらいの応援部隊が来るそうだ。
 「それで?その後は?奴を殺してもまた次の奴がやってくる」と医者。医者に言わせるとこれは負け戦だ。
 「帰った方が良い」と言う弟に倉庫の鍵を渡すメルセデス。しかし今は下りてこないでと言う。奴の思うつぼ。

 オフェリアがマンドラゴラをミルクにいれると、マンドラゴラは胎児のように動いた。
 彼女はそれを母親のベッドの下に置き、血を2滴与える。
 オフェリアがベッドの下に潜り込んでいると、医者が現れる。熱は引いた。
 医者に呼ばれた大尉はもしもの時は赤ん坊を救えと医者に言う。それを聞いているオフェリア。
 爆発音が響き、大尉は外に出る。鉄道が襲撃されたのだ。現場におもむく大尉。しかし奪われた物は何も無い。 大尉がいない間に基地が襲われたのだ。倉庫の鍵は開いていた。大尉は捕虜を一人得る。
 捕虜は拷問される。

 パンに試練に負けたと言われるオフェリア。

 捕虜の介抱をまかされるフェレイロ医師。彼の鞄にアンプルが入っているのに気づく大尉。
 捕虜はほんの少し喋ったと医者に言い、殺してくれと言う。
 大尉はゲリラのアンプルと医師のアンプルを見比べ、同じである事に気づく。医師は捕虜を殺す。
 大尉は銃に弾丸をこめる。オフェリアは又母親のベットの下に潜り込む。そこを大尉に引っ張り出される。
 大尉がマンドラゴラに気づく。大尉はマンドラゴラをつかみ上げ、オフェリアはそれを取り返そうとする。
 母親が娘を離してとお願いする。
 大尉はこんな物をベッドの下にいれていたと母親に訴え、彼女はなぜかと娘に聞く。
 パンがくれた魔法の根だとオフェリア。「本で読んだたわ言ばかり。お前のせいだ」と大尉。
 二人だけにしてくれと母親は言う。母親はマンドラゴラを火にくべる。
 マンドラゴラが悲鳴を上げ、母親はお腹を抱えて倒れる。死んでいる捕虜を見て、なぜやったと聞く大尉。
 私に出来る唯一の事。私に従うべきだろう。だがそうはしなかった。従う方があんたのためなのに。
 わからん、なぜそうしなかった?
 なぜなら何の疑問も抱かずひたすら従うなんて、心のない人間にしか出来ない事だ。
 去っていく医師を後ろから撃ち殺す大尉。

 赤ん坊は無事だが、母親は死んだ。

 人質はここにスパイがいると話していた。その事をメルセデスに問いただす大尉。
 彼は倉庫の鍵の事も聞いてくる。
 メルセデスは逃げる前にオフェリアに会いに来、オフェリアも一緒に行きたがる。しかし、二人は捕まる。
 オフェリアは天井裏の部屋に閉じ込められ、入口には見張りが置かれる。
 メルセデスは大尉の拷問を受けそうになるが、持っていたナイフで戒めを解き、大尉に襲いかかる。
 背中を刺し、肩を刺し、口を切り裂くメルセデス。しかし逃げた彼女は大尉の部下達に追い詰められる。
 彼女がナイフを自分の喉に当てた時、セラーノ(自信なし…誰?)が銃弾で倒れ、次々と撃たれていく。
 ゲリラだ。

 少女の前に現れるパン。あなたにチャンスを与えようと言う。弟を迷宮に連れて来いと。
 彼はチョークを彼女に与える。

 大尉は自分で口に出来た切り傷を縫う。大尉の部屋に現れたオフェリアは、チョークを机の上に置く。
 大尉は机の上に置いておいた瓶から酒を注いで飲む。傷に染みるが、もう一杯コップに注ぐ。
 チョークに気づき、銃を構える大尉。セラーノ(César Vea)が負傷して戻ったと報告に来る部下。
 オフェリアはコップの酒に睡眠薬を入れる。セラーノの報告を聞く大尉。監視所との連絡もつかない。
 オフェリアは弟を抱き上げる。大尉が来て隠れるオフェリア。大尉は酒を飲む。
 爆発音がし、振りむいた大尉は赤ん坊を抱えたオフェリアに気づく。
 しかし睡眠薬のせいで、体が思うように動かない。銃を持ち、ふらふらとオフェリアを追いかける大尉。
 基地は襲われていたが、彼はオフェリアを追う。
 メルセデスはオフェリアを迎えに来るが、天井裏の部屋には壁にチョークの扉の絵が描いているだけだった。
 迷宮に走り込むオフェリア。
 つき当りかと思ったら、彼女のために壁が開いて行き、あの穴に無事到着するオフェリア。壁は閉まる。
 今宵は満月。現われたパンは黄金のナイフを持っていた。
 扉を開けるには無垢なる者の血を捧げなくてはならない。ほんの数滴とパンは言う。
 しかし彼女は弟を渡さない。大尉が現れ、赤ん坊を奪い、オフェリアを射殺する。
 迷宮を出た大尉を待っていたのはゲリラの一群だった。息子だと赤ん坊をメルセデスに差し出す大尉。
 あの懐中時計を手に握り、息子に父が何時に死んだか伝えてくれと言う大尉。
 名前さえ教えないと答えるメルセデス。ペドロが大尉を撃ち殺す。メルセデスはオフェリアの死体を見つける。
 彼女の血は穴の下の輪に溜まった水に落ちる。メルセデスはオフェリアに子守唄を聞かせる。
 しかし彼女は魔法の王国にいた。神々しい姿の父王。
 無垢なる者の代わりに自分の血を流すのが最も重要な最後の試練。選択は正しかった。
 赤ん坊を抱えた母親もいた。妖精もちゃんと三匹いた。彼女は拍手に包まれる。

 「王女は王国に戻り、父王の跡を継ぎ、優しさと正義で何世紀もの間、国を治めたと言う。
そして人々に愛され、この世に小さな印を遺していったと言う」
 あの木の枝に小さな白い花が咲いている。「注意して探せばきっとしるしに出会えるはずだ」


感想:ものすごくうまいダークファンタジー。ファンタジー部分が少女の幻覚とも現実とも取れるから。
 監督は現実派。なぜなら、少女は閉じ込められていた部屋からチョークで脱出したから。
 最後は監督もおっしゃってたが、マッチ売りの少女にダブる。
 アンデルセンには他にも、恋破れ、野垂れ死にする靴屋が死ぬ間際に、
王国の夢を見ながら死ぬ話があるけど。
 私はマンドラゴラの事、怪しんでいたけど、監督によるとちゃんと利いていたそう。
 母親はマンドラゴラを燃やした事により、死んでしまった。1944年は内戦終結から5年後。
 ノルマンディ上陸作戦によって、フランコ政権を連合軍が倒してくれるのではないかと期待したとか。
 有名なゲルニカはヒトラーの軍事実験みたいなもので、つまりフランコはヒトラーと親しかったと言う事。
 でも連合軍にとっては共産主義も敵。実際にはこの4年後、半年くらい抵抗が続いたとか。
 間違ってたらごめんなさい。パンも妖精もあの化け物も、石碑も、迷宮も、全て素晴らしい造形。
 妖精も可愛いと言うより怪しげで良い。妖精って決して可愛い物じゃないし。
 監督によるとカエルも怪物もパンが演じているとか。
 怪物の部屋の絵は、ゴヤの「我が子を食らうサトュルヌス」から来ているとか。あの絵、すごいもんね。
 確かゼウス、父親の腹掻っ捌いて、兄達助けてなかったけ。う~~ん、うろ覚え…。ゴヤの暗めの絵、好き。
 好きと言いきって良いのかわからないが。妖精にナナフシを選ぶ所が、冴えてるね監督。
 パン、あまり良い印象が無かったので、最後まで疑っちゃった。単に、試していただけね。
 ファンタジーは絵空事ではなく、現実の世界、人間を反映している。
 神話こそ最初の物語だし、必要だから生まれたのだろう。現実そのまんま聞くのはつらすぎるし。
 ええ、「収容所群島」を私は途中で投げ出しました。現実も厳しく、異世界も厳しい所が良い。
 大尉は簡単に医師も少女も殺す。そう、そんなもんだろう。
 あっ、パンは実在しているけど、大尉に見えてないだけと監督。少女以外には見えないんですね。
 大人は常識に囚われ、そのままでは受け取れない。私達は脳で世界を見ているから。

他の方のブログを読んで:大尉についてその人間性を言及している方は二人。繊細で鋭い方々だと思う。
 そう監督も言及している。監督によると彼は一番弱い人間。そうだね、やわらかさが無く、とらわれ過ぎている。 嘘をついた事で逆に彼が父親にこだわっている事がわかる。人と普通に話せないほど、父親の影響は大きい。 あまり良い父親では無かったのだろう。弱虫とかそんな風に否定されたのかもしれない。
 力と権威で周囲を従わせる人。彼が息子を必要としたのは、自分も父のようにならなければならないからか。
 メルセデスの最後の言葉は彼を絶望の淵に落とし込む。私だったら、教えるけどね。
 まあ、馬鹿正直系だからであり、真実を言うのが正しいかどうかはわからない。嘘は悪い事とは思ってない。
 恐怖で支配する政権の軍人はああでなければ勤まらないだろう。
 弱かったり、甘かったりすると、逆にやられる。
 監督は自分で考えて行動する事をお勧めしているみたいだが、そうすると医師みたいに殺される。
 ここは我慢して、生き残ると言う選択も悪いとは私には言えない。
 まあ、皆が、ちゃんと自分で考えて行動すれば、世界はだいぶ良くなるが、私もそう出来るとは言えない。
 フランコもひどい物だが、共産主義もうまく行くとは残念ながら言えず…。
 ジョージ・オーウェルの1984年って、確か彼がスペイン内戦で共産主義の側に参加して、
共産主義に疑問を持ち、書いたものじゃなかったけ。
 共産VSフランコじゃなく、無政府主義もいたっけ?あっ、わかんない。ブドウはキリスト教関係の隠喩とか…。
 知恵の実?そう考えると、あの化け物が亀頭っぽく見えたのも、あながち間違えではないか…。
 パンも性的なイメージが強いし。いや、私がいやらしいだけか…。
 化け物さん、とっても太った人が痩せて皮膚がぶかぶかになってしまったイメージなんだそうだ。
 カエルさんはグリム童話?

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バッド・エデュケーション

「バッド・エデュケーション La Mala Educacion」スペイン 2004年
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar )

最後まで書いています。

 マドリード、1980年。
 映画になりそうなエピソードを切り抜きしているエンリケ・ゴデ(フェレ・マルティネス Fele Martinez )。
 そこに人が会いに来る。
 俳優だという彼(ガエル・ガルシア・ベルナル Gael Garcia Bernal )は、監督に会いたがる。
 監督の代わりに出た政策主任のマルティン(Juan Fernández )はいないと追い返そうとするが、
しかし青年は監督の姿に気づいてしまう。
 青年はイグナシオ・ロドリゲスと名乗る。イグナシオはエンリケの同級生だった。
 イグナシオはエンリケに「訪れ」と言う題名の脚本を渡す。
 それは子供時代は自分達の話を反映したものだが、大人になってからはフィクションという物だった。
 イグナシオはアンヘル・アンドラーデと名前を変えたからアンヘルと呼んでくれと言う。
 エンリケは彼に帰ってもらう。イグナシオはエンリケの初恋の相手だったが、今は別人だった。

 「訪れ」男(Alberto Ferreiro)は負け続きのかけ事を止め隣でやっていた「ラ・ボンバ」と言うショーを覗く。
 そこでは微妙な恰好のおかま(パキート ハビエル・カマラ Javier Camara )が変な踊りを踊っていた。
 その次に現れたのはサハラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)。
 お尻を強調し、ヘアをかたどった物をつけたドレスを着て現れた彼女は髭剃り跡はわかるが、
由美かおる似の美人さんだ。(ウワッー、ガエル魅力的!おいしそう!ガエルの入浴シーンも良いなあ♪)
 キサス・キサス・キサスの歌に口パクをする。彼女は男に持っていたカーネーションを投げる。

  店から出てきた彼女はカーネーションを頭につけて待っていた男に気づく。
 で、一緒にホテルに行って、事に及ぶが、一生懸命しゃぶっても男の物は立たず、男はそのまま眠ってしまう。 サハラは男の財布を物色。男は妻子持ちだった。そして彼がエンリケ・セラーノと言う名である事を知る。
 それは知っている名だった。彼女は眠ってから立ち始めた彼の物で事に及ぶ。
 そう、エンリケはサハラことイグナシオが愛した人だった。男に手紙を残してイグナシオは去る。
 (もう、女の表情が素晴らしいガエル!やっぱ、素敵!簡単なオカマ姿なのに、ドッキドキ!!)

 彼女はマノロ神父(ダニエル・ヒメネス・カチョ Daniel Gimenez Cacho )に会いに行く。
 彼女はイグナシオの妹と名乗る。神父はイグナシオを覚えていないと言う。彼女は神父の部屋を出る。
 しかし、もう一度神父に会いに行く。神父はイグナシオの写真を持っていた。
 神父に兄が書いたと原稿を見せるサハラ。神父はイグナシオの文学の先生だった。

 毎月良い成績の生徒達は褒美として1日だけ野山で過ごせる。引率はマノロだった。
 マノロとイグナシオ( ナチョ・ペレス Nacho Pérez)以外の子供達はみな水遊びに夢中。
 イグナシオはマノロのギターでムーンリバーを歌う、変え歌だが(とても美しいボーイソプラノ)。
 「ムーン・リバー いつまでも忘れない 流れに身を任せて 汚れないよう 
(神父、少年への欲望を抑えきれない様子で見る) 
泥にまみれた流れに 連れ去られないよう 月の輝きと共に 見守っていておくれ 月の輝く川よ 
どこへ流れていくの? 神様や善悪について 教えておくれ 汚れなき心を どうか導いて 恐ろしい暗闇には (ギターの旋律が止まる) 何が潜んでいるの? それを見つけたら…」ノン!と言って神父から逃げ出す少年。

 サハラは金を要求する。

 校長の日。イグナシオはサッカーボールをドリブルしてる。
 いざゴールに蹴り込もうとするが、
ゴールキーパーの少年(ラウル・ガルシア・フォルネイロ Raúl García Forneiro)の顔を見て、
他の方に蹴ってしまう。後ろで歌っているイグナシオを振り返ってみる少年。

 校長はマノロ神父だった。神父の誕生日に神父達の前で「帰れソレントへ」を歌うイグナシオ。
 曲名は「庭師」にしているが…。校長の作詞。
 「庭師よ 庭師 夜も昼も花の世話をし 愛の炎で花びらを色づかせ かくも美しく花々を咲き誇らせる 
可憐なつぼみのひとつひとつに 想いを込めてほほ笑みかけ その目は天を仰ぎ見る 
そこは愛と希望が宿る場所 庭師の手になる花々は 燃えるような色で咲き 想いに応えるよう一体となって 
かぐわしい香りで庭師を包み込む これからも愛の心で 花たちを育て上げよ この世を彩る花々は
 神より託された命」

 イグナシオとエンリケはお互いの恋心を知る。二人映画を見る。サラ(Sara Montiel)の映画だ。

 ここは寄宿学校だった。夜、イグナシオが起きだしたのを見て、エンリケ起きる。
 イグナシオは自分達が映画館でした行為に罪を感じていた。そこにマノロ神父が現れる。
 二人トイレに隠れるが見つかってしまう。神父はイグナシオにエンリケは放校処分にすると言う。
 エンリケを救うため神父に身をまかすイグナシオ。でも神父はエンリケを放校処分にする。

 エンリケは訪れを映画化するとアンヘルに話す。
 役が欲しいというアンヘルにエンリケの役はどうかと言うエンリケだったが、サハラを演じたいというアンヘル。
 サハラを演じるには逞しすぎるというエンリケだったが、痩せられると言うアンヘル。

 エンリケのかわりに運転してエンリケの家にいくアンヘル。エンリケはプールで泳ぎ始める。
 アンヘルもブリーフ一丁になる。
(良いのかガエル、そんな姿になって!!!やっぱり背が低いから短足だよなあ。良いの、好きだから)
 ブリーフを脱ごうとするアンヘルだったが(ああ、ヘアがちょっぴり見……)エンリケにじっと見られて、止める。(体はどうしても背の分、フェレ・マルティネスの方が綺麗よね、くやしい…ってあんた何者?!)
 水から上がる彼のすけて見える股間をじっと見つめるエンリケ。(良いのか、ガエル?あんたはえらい!)
 アンヘルはブリーフを脱いでジーンズを履く。(ヘアがちょっと見えるぞ、ガエル。監督、あんた罪つくりだよ)
 エンリケはアンヘルをイグナシオと思えないと言う。好きだった曲にも無反応だったのだ。
 サハラの役をやれないなら映画は白紙とアンヘル。「では君には用はない。“男じらし”め!出て行け」
 エンリケ去る。「ホモめ!会わなければよかった」

 サハラ役のリサーチのためにショーを見に行くメガネのアンヘル。
(監督、あんた、あたしを殺す気か!?イヤ~ン、メガネ男子のガエル♪)
 そこではドラァグクイーンが口パクショーをしていた。
(手でサラのものまねはこうか?とするシーンの顔が又良い!!)
 サハラはサラ・モンティエルをマネするオカマ。
 アンヘルは同じ事をしているドラッグクイーンに教えを乞おうとする。

 ガリシア。アンヘルの持っていたラ・ベルラのライターを手掛かりに、エンリケはアンヘルを探ろうとしていた。
 ラ・ベルラはホテル。ホテルの従業員から実家の場所を聞く。
 実家には母親(Petra Martínez)がいて、義姉と住んでいた。
 そこにはアンヘルの写真が飾ってあり、それを弟のフアンだと言う母親。
(その写真、欲しいな。もう一つの写真がイグナシオね…)
 イグナシオは死んだと言う。イグナシオの手紙をエンリケに渡す母親。
 その手紙には自分はバレンシアに住んでいて、マノロ神父もバレンシアにいて、本名ベレングエルと言う名で、出版社にいて結婚し息子が一人いると書いてあった。
 イグナシオはマノロ神父を脅そうといていた。

 エンリケの前にアンヘルが現れる。好きに撮って良いと言うアンヘル。
 しかしサハラの役のオーディションは受けるつもり。アンヘルはエンリケに体を許す。
(ああ、ガエルもフェレ・マルティネスもえらいなあ、もろに撮ってる。
いえ、私はガエルのあんな♪表情を見れて嬉しいですが…。もしかして私、変態?…)

 エンリケはラストを悲劇的な物に変える。

 最終撮影の日、一人の男( リュイス・オマール Lluis Homar )が現れる。
 サハラはイグナシオの前でホセ神父(Francisco Maestre)に殺される。
 彼はサハラがイグナシオだとわかっていたのだ。「これは正当防衛です。我々の身が危険に」「そうだな」
 「たぶん…。目撃者もいません」「神が…」「でも神は我々の味方です」撮影が終わり、泣きじゃくるアンヘル。

 エンリケの部屋にいた男。マノロ神父、ベレングエルだ。「“神父”も“父親”も失格だ」
 ベレングエルはイグナシオの死の真相について話し出す。

 イグナシオはベレングエルに原稿を送り、家に呼ぶ。
 イグナシオ(Francisco Boira)、髪をキリストのように長く伸ばした美形の彼は、乳房を持っていた。
 彼はジャンキーでヤク中も直したいが、体も整形したいそうで、金を要求した。そしてそこにフアンが現れる。
 ベレングエルはフアンに魅了される。ファンに会うために金を渡すベレングエル。
 無防備に(当たり前だ)短パン一丁で腕立て伏せをしているフアンを見るベレングエル。
 イグナシオは母に会いに出かける。部屋に一人いるフアンにマフラーを忘れたと会いに行くベレングエル。
 マフラーを柔らかいねと言うフアンに、絹だ、あげるよとベレングエル。「わざと置いていった」「僕は兄貴と違う」  「何よりだ」フアンは兄が金を持って行ったので学校の授業料が払えず困っていた。
 もちろんベレングエルは彼に金を与える、銀行から200万融資してもらって。妻には嘘をついて。
 「フアンと過ごした1週間は人生で最も幸せだった」毎日贈り物をした。ソファの上で楽しむ二人。
(いや~、恍惚感あふれるリュイス・オマールの顔、良いなあ。いかにも恍惚の人。
ガエルはからかってる感じだが)
 そこにイグナシオが帰ってくる。母に会ってきた彼は、母親が又心臓発作をやったが大丈夫だと言った。
 母親に電話をかけるフアン。イグナシオは母の義理の姉から年金を横取りしていた。
 母親はイグナシオの更生施設にはいると言う言葉を信じ切っていた。
 フアンか、ベレングエルが先に言い出したのか、イグナシオを始末するしかなかった。

 なぜ悲劇的な結末に変えたかエンリケに聞くベレングエル。イグナシオの死を知ったから。

 フアンは高純度の薬を買い、ベレングエルがイグナシオに渡す。イグナシオはエンリケに手紙を書いていた。
 これが最後の薬と言うイグナシオ、更生施設に入ると言う、申し込んだと。
 薬をやり、タイプライターの上に倒れ込むイグナシオ。
 ベレングエルとフアンはほとぼりがさめるまで別れる事になる。

 エンリケはフアンの顔を見ても何も言わずに去っていく。フアンの前にベレングエルが現れる。
 「つきまとうな。今度、姿を現したら殺してやる」と言うフアン。
 ベレングエルは「もう君から離れない」と言うが、フアンは別の人の車に乗せてもらって去る。

 フアンはエンリケの家に行く。鍵を返してもらうエンリケ。フアンの荷物はもうまとめていた。
 フアンは母親からエンリケが来た事を聞いていて、自分がイグナシオではないとばれているのをわかっていた。 「承知でオーディションを受けたのか?」と聞くエンリケにそうだと答えるフアン。
 「とぼけ続けたのか?」と言うエンリケに「お互い様だろ?君も知ってたんだ」と答えるフアン。
 「全部は知るものか。イグナシオが死んだことはわかったが、まさか君が殺したとは!」
 ベレングエルが殺したと主張するフアンだったが、君が利用したと言うエンリケ。「
 わかるか?田舎町であんな兄を持つ恥が」「フアン、タクシーが待ってる」目をそらすエンリケ。二人、外に出る。 「なぜ僕を選んだ?役に合わないと思うなら、僕と寝るためか?」
 「違う、好奇心からだ。君がどこまでも偽り続け、僕が耐えられるか」「こんなの序の口だ」「だろうとも」
 フアンはイグナシオの最後の、死んだ時の書きかけの手紙を渡す。

感想:はい、悶え死にしそうな映画でした。
 そうです、今、私が、一番愛している外国のスターは、ガエル・ガルシア・ベルナルさんです!!!
 いや、他の彼のファンは、彼のあんな姿やこんな姿は見たくなかったかな?私は嬉しかったです、単純に。
 それに、やっぱり、ペドロ・アルモドバル、うまい。
 そんなに美少年とは思わないイグナシオ少年から、恍惚感漂うベレングエルまで、セクシーに見えるのはなぜ。 フェレ・マルティネスだって、あんまり好みとは思えないけど、ものすごく魅力的。
 ああ、やっぱり、ラテンの男は良い。すましてなんかいないもんね。もう、その熱視線にくらくら。

コメンタリー、他の方のブログを読んでのダベリ:バーナード・ハーマン風の音楽と始まりの音楽の事を言う監督。バーナード・ハーマンと言ったら、ヒッチコックはあのサイトの有名なシャワーシーンを音楽無しにしようとしたら、
バーナード・ハーマンがあった方が良いとあの音楽を提供、試してみてヒッチコックも音楽使う事にしたとか。
 あのシーン、白黒なのに、赤い血が排水口に流れていく記憶がある方がいるもんね。
 タイトルバッグは張り紙を剥がして別のを貼る感じだそう。
 あれをアートと言うか、デザインと言うか、美的と思っていたそう(正確にはどう言ってたか覚えてない)。
 私は見たことないけど、外国の映像ではみたわね。さすが、監督、独特のセンス。
 世界ふれあい街歩きで巡礼の道をやっていたが、フランスからスペインに入ったとたん、
横断歩道やなんかに穴が目立つようになった。
 お金がないのかなあ、スペイン。アンヘルは天使、天使とはかけ離れた男だが。アンヘル・アンドラーデでA.A。 アルファベットで一番上。そういう女優がいたそう。
 野心的と言う事。エンリケのオフィスは過去の自分のオフィスを再現。さすが監督、素敵なセンス。
 女装のガエルをメキシコのジュリア・ロバーツと監督。うん、確かに、プリティ・ウーマンの彼女に似ている。
 衣装はゴルチェ。そんな感じだ。
 お尻を見せて横たわっている映画のエンリケの横顔はコクトーの絵に似せたとか。あっ、ホントだ、似ている。
 薬を吸っているシーンでパキート役のハビエル・カマラはアドリブでしゃべっていたそう。
 侍童が神父の法衣を脱ぐのを手伝うシーン、監督、前から疑問に思っていたそう、芸者みたいって。
 ここで芸者が出てくるか…。でも、神父は一人で脱いだ方が良いと思う。一人で出来るし、怪しい感じがするし。 ガエルはお尻を振って歩くのに苦労。
 教会の外での走りは男でも女でも良いと言ったら、“あんのじょう”男で走ったとか。
 ガエル、女で走った方が監督の受けは良かったような…。
 マリリンはナイアガラで片方のヒールをちょっとだけ切って、尻振り歩きをしたとか。
 ガエルもそうしたら良かったんじゃあ。
 しかし、一回目見てハイヒールに気づかず、他の女性のブログを見て知った。女じゃないよな、私…。
 イグナシオの災難のシーンは藪に隠れるようにしたとか。どう見ても問題だし、少年だし。77年は重要な年。
 フランコが死んで二年経ってたそう。
 あのボーイソプラノはホントに汚れなき者って感じで、汚したくなる…って事かな。
 神父が裾を持って少年達と遊んでいるフィルムを見て、それをまねたそう。
 大きく笑顔を見せながらドリブルしている時のイグナシオの顔が好き。
 庭師にはマノロ神父の考えが現れているそう。その時のマノロ神父役の人をレイフ・ファインズに似てると監督。 同感です、監督!
 映画館でイグナシオがエンリケの方に手を伸ばし、二人の体が小刻みに震えてるシーン、
最初は気付かなかった。
 神父がイグナシオを探して来るシーンは吸血鬼のイメージだそう。
 顔を床につけてトイレを覗くシーンはこの神父の一番みだらなシーンと監督。
 プールに沈んでフアンは次どういう手を打つかを考えているらしい。かなり黒いな。そこまでは考えてなかった。 「男じらし」と訳された言葉、スペイン語でもかなり汚い言葉で男にも女にも使うそうだが、
本当はなんって言ってるんだ?
 あのサラをまねしているオカマさんはサンドラと言う一番サラに似ている人で、
五十代だが二三十代のサラを演じている。
 五十代のサラは太っていたとか。メガネのガエルをマコーレー・カルキンに似てると監督。
 「パーティ・モンスター」とか大人のカルキンの事だろう。
 見てないからわからないが、監督が言うなら、似ているに違いない。
 エンリケはホテルでイグナシオの死を聞いていた。
 ガリシア地方のファサード。The Internet Movie Databaseによると、プールの掃除人は監督。
 ヒッチコックのまねをしたのか?フアン、目的のためなら、男とも寝る。本人、ノンケだが。
 目的とはもちろん、映画の主演をして、スターになる事。
 最後のシーンの後泣きじゃくっていたのは、さすがに兄の死とダブったからじゃないか。
 兄を殺さねばならなかった事に対する忸怩たる想い。フアンは目的のためなら殺しも辞さない。
 母親は偏見の無い良い人で、フアンは同性愛者を侮蔑している。
 監督はしつけしだいで子供は良く育つとは思ってないね。私も何でも母親のせいとは思っていない。
 ベレングエルはエンリケに話す事でエンリケの苦悩を楽しんでいると監督。
 この事により前にやったようにエンリケを引き離すつもり。バレンシア特有のタイルを使ったファサード。
 自称ガウディの弟子達がいっぱいいるとの事。
 フアンはベレングエルがイグナシオの成長した姿はこうあって欲しいと言う姿をしていた。
 15歳に見えるように髪を切ったとか。15には見えんが、無垢で汚れていない感じがする。
 イグナシオが異形になってしまった分だけ余計。イグナシオ、性同一性障害なのかな。だから、ストレスでヤク。 しかしそうでなくても好奇心、破滅願望、仲間意識等でヤクに簡単に手を出すから、きっかけはわからない。
 フアンがベレングエルとじゃれつくシーンは「ベニスに死す」で少年が中年男をからかうシーンを思い出させる。
 あの義姉、なんとあの家の大家だとか。的確な演技!
 イグナシオは年金を横取りした。更生すると言っているが、ジャンキーの言う事など信じられない。
 自分の授業料も使い込んだ。このままでは、母、自分ともに兄と一緒に共倒れ。
 まあ、そう思って、殺したんじゃないのかな。イグナシオが更生施設にお金を払ったと言うのは本当だろう。
 エンリケに会うため、ヤクを止めたかった。しかし、ヤク中から抜け出すのは難しい。
 今はその気でも挫折したかも。しかし、殺しは、やっぱり…。
 あの美術館でのシーンは「深夜の告白」のスーパーでのシーンにオマージュを捧げたとか。
 あの有名な悪女映画ね、アンクレットで誘惑するとか。ぜひ見たいが。
 映画館でかかっているのは「嘆きのテレーズ」と「獣人」。
 「嘆きのテレーズ」は見たと思うけど、「獣人」は聞いた事も無い。ジャン・ルノワールの作品らしい。見たいな。
 誰が飢えたワニなのか?エンリケがワニに食われたと言っているから、フアンかな?

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バットマン ビギンズ

「バットマン ビギンズ Batman Begins」☆☆☆☆☆
原作:ボブ・ケーン(Bob Kane) 監督・共同脚本:クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan) 
共同脚本:デーヴィッド・S・ゴイヤー(David S.Goyer)
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード(James Newton Howard) ハンス・ジマー(Hans Zimmer)

最後まで長々と書いています。セリフは日本語版です。

 子供時代、ブルース・ウェイン(ガス・ルイス Gus Lewis)は
使用人(Sarah Wateridge)の娘レイチェル・ドーズ(Emma Lockhart)が
ブルースの家の庭で見つけた昔の矢じりを彼女から奪って逃げて、彼女から隠れる。
 しかしそこは昔の井戸の上で、塞いでいた物が壊れ、ブルースは落ちてしまう。
 井戸の奥には洞窟が続いていて、そこからこうもりがたくさん出てきてブルースを襲う。

 その夢から覚めた彼(クリスチャン・ベール Christian Bale)は黄色人種だらけの監獄にいた。
 そこで囚人達に絡まれ応戦した彼は独房に入れられる。
 その独房にいたスーツの男ヘンリー・デュカード(リーアム・ニースン Liam Neeson)、
ラーズ・アル・グールの代理だと言う。
 ラーズ・アル・グールとは闇社会で恐れられている男、彼がブルースを助けたいと言ったそうだ。
 ブルースは犯罪者の世界を知るために自ら刑務所に入ったが、今は道を見失っている。
 ラーズ・アル・グールは悪を憎む者、正義の実行を願う者。それが“影の同盟”の道。
 「君は明日釈放だ」とデュカードは言う、本物の悪と戦う気があるなら、
ヒマラヤの東の山腹に咲く青い花を摘み取り頂上まで持ってくれば君の探している物が見つかると。

 ブルースは釈放され、青い花を摘み、頂上に行く。そこで彼はラーズ・アル・グール(渡辺謙)と会う。
 ブルースは不正と戦う手段を恐怖を食い物にする連中に逆に恐怖を味わわせたいと言う。
 デュカードがグールに青い花をブルースが摘んできた青い花を見せると彼が何か言う。
 それを翻訳するデュカード。「他人の恐怖を操るにはまず自分の恐怖を支配する事だ」
 疲れ切っていたブルースだったが、「死はこっちの都合を考えちゃくれない」とデュカードが言い、
さっそく始められる。
 倒されるブルース。デュカードに何を恐れていると問われ、思い出す過去。

 井戸から助け出されたブルースは矢じりをレーチェルに返す。
 「人はなぜ落ちると思う。這い上がる事を学ぶためだ」
 トーマス・ウェイン、父(ライナス・ローチLinus Roache)の言葉だ。

 両親とオペラを見にきたブルース。
 オペラにはこうもりを模した人々が現れ、ブルースはコウモリに襲われた時の事を思い出し、怯える。
 帰るよう懇願するブルース。父は帰る事にする。
 帰ろうと道に出たら、男(ジョー・チル Richard Brake)に銃を突きつけられる。
 父は財布を渡したが、男は「宝石もだ」と母(Sara Stewart)に銃を向け、母をかばった父は撃たれ、
男は首飾りを取る時に母も撃つ。

 警察署で幼いブルースの相手をしたのはゴードン(ゲーリー・オールドマン Gary Oldman)だった。

 ブルースはデュカードから戦い方を姿を消す方法を目くらましを教わる。
 デュカードは訓練よりも戦う意思が大事だと言う。怒りは原動力になるが、放っておけば、怒りにつぶされる。
 どうすればいいと言うブルースに復讐だよと答えるデュカード。

 ブルースの両親を殺したチルの公聴会にレイチェル(ケーティー・ホームズ Katie Holmes)と、
銃をひそかに持って出向くブルース。
 レイチェルはチルを釈放しようとしている検事局で働いていた。
 チルはカーマイン・ファルコーニと同じ監房だったので、
彼から聞いた事を仮釈放と引き換えに証言すると言っていた。
 公聴会が終わった後、チルを殺そうとしたブルースの目の前でチルは殺される。
 正義の裁きが下ったんだと言うブルースにレイチェルはすさんだ街を見せる。
 ファルコーニは不況にあえぐ人々を犯罪に駆り立てていた。

 ブルースはレイチェルに教えられたレストランにいる
ファルコーニ(トム・ウィルキンソン Tom Wilkinson)に会いに行く。
 礼は手紙で良かったろうと言うファルコーニに礼を言いに来たんじゃないと言うブルース、
「この町にはおまえを恐れない人間もいるんだ」
 「私を知らないんだな。今ここには議員が二人と、組合の役員、非番の警官と判事もいる。
私が今ここであんたを撃っても彼らは黙認するだろう。これは金では買えない力だ。恐怖の力だよ」
 「僕は恐れない」
 「失う物は無いようだ。よく考えた方が良い。地方検事局に勤めてるあの女友達は?
あんたんとこの執事(アルフレッド マイケル・ケーン Michael Caine)は?」

 レストランから追い出されたブルースはホームレス(Rade Serbedzija)と服を取り換え、船に乗った。
 腹が減って物を盗んだ。「あちこち旅しながら犯罪を重ね、その度に恐怖心と成功の快感を味わった」
 しかし犯罪者にはなりきれず。そして捕まり監獄へ。
 「自分の恐怖と向き合え」とブルースはデュカードから何かを燃やして煙を出している香炉を渡される。
 煙を吸い、コウモリ、両親の死を頭に浮かべるブルース。
 「克服するには自らが恐怖となり、他人に恐れられるようになれ。人は不可解な物を恐れる!
不吉な存在になる事だ。生霊に、死神になれ!恐怖は人間の感覚を麻痺させる。
その力はすべてを歪め支配する。君はその力を自分の物に出来る。受け入れろ、自分の最大の恐怖を。
暗闇を味方につけろ」
 彼は恐怖を克服し、師匠を超えた。

 ブルースは影の同盟に入るために、人(人殺しだそうだ)を殺すよう言われる。
 断るブルースに、「同情は弱みだ。敵はそこに付け込んでくる」と言うデュカード。
 「同情心を無くしたら、敵と同じになってしまう」と答えるブルース。
 ゴッサムは腐りきっているから死ぬしかないと言うラーズ・アル・グール。
 ブルースは男を殺さず、爆薬を使って撹乱し、ラーズ・アル・グールを倒す。
 気絶していたデュカードを助け、地元の人に預けて、自分はゴッサムに帰る。

 ブルースは悪と戦うシンボルとなる考えをアルフレッドに話す。彼がいなくなってから七年が経っていた。
 彼を死んだ者とみなして、
ウェイン社社長代理のリチャード・アール(ルドガー・ハウアー Rutgar Hauer)は株式公開し、
ブルースの株を売ろうとしていた。
 アルフレッドが株を自分名義に書き換えていた。

 クレイン(キリアン・マーフィー Cillian Murphy)は
ファルコーニの手下を精神障害として自分の病院に入れていた。
 検事補のレイチェルは抗議するが、何の力も無い。
 彼女の上司、検事長のフィンチ(Larry Holden)は彼女の身を心配する。
 君を守りたいと言う彼の頬にありがとうと軽くキスするレイチェル。それを遠くからこっそり見ているブルース。
 「でも断ったでしょう」と言う彼女の声は彼には届かない。

 クレインはファルコーニに、怪しまれているから協力は出来ないと言いに行く。
 クレインが自分の雇い主の事を持ち出し、レイチェルが買収に応じない人間だと聞いたファルコーニは…。

 アールはブルースの父が嫌った大型兵器の開発にも手を出していた。ウェインはアールの前に現れる。

 レイチェルはフィンチからブルースが帰って来た事を聞く。

 ブルースは応用科学部を紹介してもらう。
 そこにはルシウス・フォックス(モーガン・フリーマン Morgan Freeman)がいた。
 彼は役員だったのだが、うるさいので、アールに追い払われたのだ。
 そこでは試作段階の物ばかりで製造は行われていなかった。
 フォックスはブルースに超強力ハーネス、かぎづめが飛び出すガス式銃、160キロを吊り上げる糸を見せる。
 前衛部隊用のサバイバル・スーツ、まっすぐ以外は弾をはじくそうだ。

 こうもりが沢山いた洞窟を改造するブルース。洞窟は曾曾おじいさんが奴隷を逃がすために使ったもの。
 ブルースはサバイバル・スーツを改造、黒く塗る。
 マスクはダミー会社を使って、シンガポールや中国にパーツを分けて、疑われないように一万個発注する。

 ゴードン巡査部長はわいろまみれの警察の中で、わいろを取っていなかった。しかし密告はしない。
 密告先が無い。
 ブルースは姿を見せず、ゴードンに後ろから武器を突きつけ、ファルコーニを逮捕する方法を聞く。
 そして逃げるが、ビルの屋上から、向こうの非常階段に飛びついた時、かなり痛かった。
 で、飛びたいとフォックスに言う。形状記憶布地を紹介される。電流を通すと固くなる。
 ブルースはタンブラーに目を止める。橋を建設するための車。ケーブルを引っ張りながら川を飛び越える。
 レバーの横のボタンを押すと急加速してジャンプする。「気に入ったでしょう」「これ、黒はあるかな」

 ゴードンの相棒フラス(Mark Boone Junior)はファルコーニから荷揚げの見張りを頼まれる。
 フラスはレイチェルに手を出すのはまずいんじゃないかと話す。
 ファルコーニが彼女を何とかすれば褒美をやると言っていると言う話を聞いていたのだ。
 それを盗聴しているブルース。

 バットマン用品を手作りしていくブルース。コウモリをなぜシンボルにするのか。ブルースには恐怖だから。
 敵にも同じ恐怖を与える。

 荷揚げ場に来るフラス。クマのぬいぐるみは売人用。ウサギはナローズ島へ。
 バットマンが現れ、騒動になる。
 その音を聞き、見に行ったフラス、逃げた方が良いとファルコーニに言って離れる。
 車から出て様子をうかがったファルコーニは車に戻るが、運転手はやられていた。

 レイチェルは二人の人間に挟まれて、襲われそうになり、スタンガンを前にいる男に向けたら、男逃げる。
 後ろでバットマンが後ろの男をやっつけていたのだ。
 彼女、バットマンにスタンガン(テーザー銃と言うそうです)を使うが、彼には通じない。
 彼はファルコーニと通じているフェイデン判事(Gerard Murphy )の隠し撮り写真を彼女に渡す。

 荷揚げ場に来たゴードン。ファルコーニは大型ライトに縛り付けられていた。そのライトの影はコウモリに見えた。

 昼の三時に起こされるブルース、すぐ腕立てを始める。彼の体にはあざが出来ていた。
 怪しまれないようにスポーツ・カーを乗り回し、映画スターとデートしろと助言するアルフレッド。

 ウェイン社のマイクロ波放射器(マイクロ・ウェイブ・エミッター)が盗まれた。敵の水道設備を破壊するもの。

 ウェインはスポーツ・カーに乗って、美女二人を伴い、レストランに現れる。しかしそれをレイチェルに見られる。  「これは本当の僕とは違うんだ。心の中の僕とはまったく違う」と言い訳するブルース。
 「ブルース、たぶん内面的にはあなたは昔の良い子のままなのね。でも人の心はわからない。
本性は行動に出るのよ」

 ファルコーニの精神鑑定に呼ばれるクレイン。秘密をばらすと脅すファルコーニ。
 マスクを見せるとクレイン、大雑把に縫われた布袋を取り出し、かぶる。スーツケースから何かの薬が吹く。
 ファルコーニ、恐怖で泣き叫ぶ。クレイン、ファルコーニを自分の病院に連れていく。

 バットマン、フラスを脅して薬の半分の行き先を聞き出す。

 フィンチ、ファルコーニの最後の積み荷を見せてもらう。その積み荷にはウェイン産業の文字が書かれていた。
 フィンチ、殺される。

 薬の行先を探るバットマン。そこに少年(Jack Gleeson) が顔を出す。
 みんなに見たと言っても良いかと言う少年に見たと言う証拠の物を渡し、バットマン上に登る。
 うさぎのぬいぐるみを調べているとクレインが現れる。始末しろと言うクレイン、ドアが開いている事に気づく。
 バットマンはクレインの手下を襲うが、クレインに薬を嗅がされる。
 火をつけられたバットマンは何とか消し、アルフレッドを呼ぶ。

 気がついたら、二日寝ていて、誕生日だった。そこにはフォックスもいた。
 容体が一時悪化したのでアルフレッドが呼んだのだ。彼は解毒剤を作った。
 レイチェルが誕生日のお祝いに来る。
 そこにクレインがファルコーニをナローズ島のアーカム病院に連れて行ったとの連絡が入り、
彼女はそこに行くと言って去る。
 プレゼントはあの矢じりだった。

 フォックスはアールから首を言い渡される。「メモで知らせたはずだよ」

 スケアクロウとうわごとのように言うファルコーニをじっと見つめているレイチェル。
 やってきたクレインに疑問を投げかける彼女。彼らの会話を盗聴しているバットマン。
 血液検査をすると言う彼女を彼は地下に連れていく。薬の製造場所。彼女は薬をかけられる。
 バットマンの気配にクレインは警察を呼ぶ。警察はここでは無力。バットマン、クレインに薬をかける。
 ラーズ・アル・グールが彼の言う雇い人。バットマンはレイチェルを連れて行く。ゴードン、一人入る。
 バットマンはゴードンにレイチェルを下に運んでもらい、落ち合う事にする。クレインは薬を水道に流していた。
 バットマンが足の裏のスイッチを押すと、こうもりの群れが現れ、警察を襲う。別々に外に出る二人。
 バットマンはレイチェルをゴードンから受取り、車で逃走。
 ビルの上をジャンプし、小型爆薬を落とし、何とか洞窟に到着。
 バットマンは彼女に解毒剤を使った後、ゴードンに渡せと(もう一つは大量生産用)二つ解毒剤を渡す。

 水道水に流された薬は肺に吸い込まなけりゃ害は無い物。薬を水道水から除去するのは無理。

 誕生日会に出るブルース。ブルースから話を聞いたフォックスは、マイクロ・ウェイブ・エミッターの事を思い出す。 ブルースはラーズ・アル・グールを女性から紹介される。別人だった。そしてそこにはデュカードもいた。
 ブルースは客を侮辱し、追い出す。残った物は影の同盟の物だけ。あの薬は青い花から作ったもの。
 クレインは金目当て。アーカム病院から出される患者達。クレインも出される。
 影の同盟はゴッサムをほろぼすつもり。何千年もの間、人類の腐敗を食い止めてきた。
 ローマを滅亡させ、ペスト菌をばらまき、ロンドンを焼き払った。
 前にも経済危機で倒そうとしたがブルースの両親達が抵抗した。ブルースの屋敷は焼かれる。
 落ちてきた梁の下敷きなるブルース。瀕死の私を置き去りにしたとそのまま置き去りにするデュカード。
 炎上中の屋敷に入りブルースを見つけるアルフレッド、梁を上げようとするが重い。
 「こういう時のために毎日腕立てしてたんじゃないんですか」ブルース自力脱出。

 あの少年がママがいないとスワットに訴えるが邪険にされる。それを見て抗議するレイチェル。
 スワットは影の同盟だった。デューカードはマイクル・ウェイブ・エミッターを使う。水蒸気に包まれる島。
 ゴードンはレイチェルからもらった解毒剤を使う。
 フラスは幻覚剤にやられ少年達を撃とうとし、ゴードンに頭を殴られる。
 「だいじょぶ、だいじょぶ、怖い事はないわ」と少年を抱きしめながら言うレイチェルの前に
馬に乗って現れるあの布袋をかぶったクレイン。
 「気休めを言うな」「クレイン?」「違う、スケアクロウだ」
 デュカードは下にウェインタワーに通じる水道の本管が走っているモノレールを使って毒を町中にばらまくつもり。 バットマン、ゴードンに協力を頼む。レイチェル、スケアクロウにスタンガン(テーザー銃と言うそうです)を使う。
 しかし精神病院に収容されていた者達がレイチェル達に迫っていた。「バットマンが来てくれるよ」少年は言う。  来てくれた。名前を教えてと言うレイチェルに彼は言う。「人の心はわからない。でも本性は行動に出る」
 「ブルース?」バットマン、レイチェルの元を去り、デュカードの所に行く。デュカードはモノレールに乗る。
 バットマン、モノレールにかぎづめを取り付け、それを使って動いているモノレールに乗る。
 ゴードン、バットマンの車を使ってモノレールのレールを壊す。
 バットマン、デュカードを置いて、モノレールから離れる。

 フォックスは社長代理になる。ブルースは公開された株をほとんど買い占めたのだ。

感想:マンガちっくな悪役が出ない方が引き締まる…。いえ、ペンギン男もキャットウーマンも好きですが。
 クレインさんは魅力的な悪役です。メガネありも無しも素敵。変態さんですが。
 ヒーロー用品は手作りで無いと確かにまずいですね。あざも出来やすくたいへんだ。
 モーガン・フリーマンは出るだけで、安心のブランドと言うか、ああいうのは演技力で出るものなのでしょうか。
 わいろまみれの警察でわいろを受け取らないのは勇気がいりますね。「セルピコ」を思い出します。
 仲間はずれはきつい。ケーティー・ホームズ嬢はなかなか可愛いですね。
 トムの嫁になってしまったので活躍は見込めませんが。執事はいつも、主人より頭が良いものです。

他の方のブログを読んでの感想
 クリスチャン・ベール、ちゃんとファンがいるのね、良かった。続編作られてるんだ。
 クリスチャン・ベールがトムに似ていると書いている方がいるが、
トムと言うと私はあのキラー・スマイル(韓国の俳優さんに使われている言葉だけど、トムもそんな感じ)
の印象が強く、クリスチャンは明るい役が思いつかない。
 トムは他に果てしない努力の人と宗教関係のイメージ。クリスチャンに比べて、巨大な存在よね。
 いえ、クリスチャン、嫌いじゃないです、演技しっかりしてるし。
 主人公がしっかりしてないと、いくら脇が良くてもダメだしね。
 ゲーリー・オールドマンとルドガー・ハウアーは似てるなと思ってましたが、ええ、本人だったんですね。
 ゲーリー・オールドマンは確かに悪役のイメージが強くて…、あんな普通のおじさん役とは…。
 わいろまみれの世界でわいろを受け取らないと言うのは普通ではないが…。
 ケイティー・ホームズは確かにヘチャッとした顔かな。そこが可愛いと思うが。


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ハリー・ポッターと炎のゴブレット

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット Harry Potter and The Goblet of Fire」2005 米 2h37 ☆☆☆☆
監督:マイク・ニューウェル(Mike Newell)製作:デイビッド・ヘイマン(David Heyman)脚本:スティーヴ・クローヴズ(Steve Kloves)原作:J・K・ローリング(J.K.Rowling)音楽:パトリック・ドイル(Patrick Doyle)

原作読みましたが、福祉施設にやっちゃいました。記憶で書いています、最後まで。中尉!

 男(Eric Sykes)は無人のはずの屋敷の窓に明かりがついているのを見つける。
 どっかのバカな若者が勝手に入ったのかと見に行ったら、
そこにはワームテール(ティモシー・スポール Timothy Spall)と若い男(デーヴィッド・テナント David Tennant)がい、椅子に座っているらしいヴォルデモート(レーフ・ファインズ Ralph Fiennes)に話しかけていた。
 男の横を大蛇が通り過ぎ、男はヴォルデモートに殺される。
 その様を夢に見てうなされるハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ Daniel Radcliffe)、
ハーマイオニー(エマ・ワトスン Emma Watson)に起こされる。
 ハリーとハーマイオニーはロン(ルパート・グリント Rupert Grint)の家族と一緒にクィディッチ・ワールドカップの決勝戦に行くのだ。
 途中でロンの父親アーサー(マーク・ウィリアムス Mark Williams)の同僚ディゴリー(Jeff Rawle)とその息子のセドリック(ロバート・パティンスン Robert Pattinson)と合流、
ポート・キーのブーツに触り、会場に一気に着く。
 その大会には世界最高のシーカー、
ビクトール・クラム(スタニスラフ・アイエネフスキー Stanislav Ianevski)がいて、ロンは彼の大ファンだった。
 しかし会場にデス・イーターが現れ、皆、大混乱。男が闇の印を空に描いて去っていった。

 今年は3大魔法学校対抗試合が開催される。
 フランスのボーバトン校、ブルガリアのダームストラング校の生徒達がやってくる。
 この試合に申し込めるのは17歳以上だけ。なのに炎のゴブレットはハリー・ポッターの名前も吐き出した。
 もちろんハリーはゴブレットに名前を入れていない。
 ゴブレットから名前が吐き出されたと言う事は魔法の契約が結ばれたと言う事。
 魔法省国際魔法協力部の部長のバーティ・クラウチ(ロジャー・ロイド・パック Roger Lloyd Pack)はハリーの出場を決定する。
 ハリーは学校の生徒達から、ゴブレットに名前を入れたのではないかと疑われる。
 ロンまでハリーを疑い、二人の仲は険悪になる。そんな時、ハーマイオニーが来てロンの伝言を伝えてくる。
 ロンも一緒に着いて来たのだが、口はきいてくれなかった。
 ロンの言う通り、ハグリッド(ロビー・コルトレーン Robbie Coltrane)に会いに行く。
 ハグリットはハリーに最初の課題のドラゴンを見せる。
 ハリーは新任の闇の魔術に対する防衛術の先生マッド-アイ・ムーディ(ブレンダン・グリースン Brendan Gleeson)のヒントを元に、箒を呼び寄せ、何とかクリアする。
 ドラゴンに追いかけられて死ぬ思いをしたハリーを見て、
ロンもようやくハリーがゴブレットに名前を入れるわけが無い事に気づく。
 次の課題のヒントになるはずの金の卵は開くとものすごい耳障りな音がするだけで、
なんだかさっぱりわからなかった。
 ハリーがドラゴンの事を教えてくれたお返しにと、ホグワーツ校の代表選手セドリックがヒントを教えてくれる。
 ハリーがセドリックの言う通りに風呂に金の卵を持って入ると、
そこには嘆きのマートル(シャリー・ヘンダースン Shirley Henderson)がいて、
セドリックが卵を風呂の中で開いたと教え、
その通りにすると水中から1時間以内に大切な物を取り返さなければいけない事がわかった。
 どうすれば良いかわからず悩んでいると薬草学に詳しいネビル・ロングボトム(マシュー・ルイス Matthew Lewis)がエラ昆布の事を教えてくれる。
 ハリーは見事、大切な物、ロン、だけではなく、
途中でリタイアしたボーバトンの代表者フラー・デラクール(クレマンス・ポエジー Clemence Poesy)の大切な妹をも助ける。

 そんな中、クラウチが殺される。
 ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン Michael Gambon)の部屋に行ったハリー・ポッターはそこで憂いの篩に吸い込まれる。
 そこでは、ダームストラングの校長カルカロフ(ペジャ・ビヤラク Pedja Bjelac)がいて、
デス・イーターの名前を言っていた。
 彼はスネイプ(アラン・リックマン Alan Rickman)をデス・イーターとして告発したが、
スネイプは途中から寝返ったとダンブルドアが弁護。
 次にカルカロフはクラウチの息子、バーティ・クラウチ・Jrをネビルの両親をはりつけの呪文にかけたと告発、
クラウチ・Jrはアズガバンに送られた。
 クラウチ・Jrの顔はあのヴォルデモートと一緒にいた若い男の顔だった。

 最後の課題は生きている生垣の迷路の奥にある優勝カップを探す事。
 ハリーはセドリックと同時にその優勝カップを掴む。その優勝カップはポート・キーで、二人は墓場に飛ばされる。 それはハリーが夢に見た場所で、近くにはヴォルデモートの父親の墓があった。
 セドリックは現れたヴォルデモートに殺され、ワームテールがヴォルデモートをハリーの血を使って復活させる。  ヴォルデモートはハリーの拘束を解き、ハリーに杖を与え、二人の戦いが始まる。
 二人の杖は同じ不死鳥の尾羽を芯にした兄弟杖。
 それゆえに、直前呪文が発動、ヴォルデモートの杖からまずセドリックから始まって、殺されたマグル、
そしてハリーの両親が出てくる。
 彼らがヴォルデモートに対抗している間に、ハリーはセドリックの死体を抱え、ポート・キーを呼び寄せ、
本来移動するはずだった場所、皆が待っている場所に戻る。
 動揺するハリーをマッド-アイ・ムーディが自分の部屋に連れて行ってくれる。
 しかしハリーは彼が、ハリーがしゃべっていないのに、
ハリーがヴォルデモートに会った場所が墓場である事を知っていたので、不審に思う。
 間一髪の所をダンブルドア校長達が助けに来る。
 マッド-アイ・ムーディ本人は、カバンの中に閉じ込められていて、
偽のマッド-アイ・ムーディはアズガバンから脱走したクラウチ・Jrだった。

感想:ろくに覚えてないから、何となくだけど、3作目の方がイマジネーション溢れていて、テンポも良く、
良かったかな。
 原作はこれが一番怖くて好きなのだが…。
 いや、3作目も、ハリーの父親達仲良し3人組が良い感じで好きではあるが…
(5作目で、この3人組のイメージが悪くなってしまうが…)。
 PG13だったかな、初の指定らしく、怖くしたらしいが、原作はもっと怖かったぞ。原作長いから、
私のような読んだとたんに忘れるようなぼんくら頭で、無いシーンを少しは指摘出来る。
 仕方が無いけどね。てんとう虫が出てこないのは残念。
 5作目で、それを盾にリータ・スキーター(ミランダ・リチャードスン Miranda Richardson)を脅迫するのだが、どうするんだ?
 あの描写は無しか…。名前つきで居場所がわかる地図も活躍しなかったね。
 私は覚えていなかったがエラ昆布をくれたのは屋敷しもべ妖精のドビーなのね。
 あのボーバトンの校長マダム・マクシーム(フランシス・デ・ラ・トゥーア Frannces de la Tour)に巨人の血が流れているのではないかと言う描写も無し。
 確かフラーにも何かフェロモンを発揮するような種族の血が流れてなかったっけ。
 チョウ・チャン(ケーティー・ラング Katie Leung)はあまり美少女じゃなく、
もっと他にいなかったのかと言う感じだが、彼女のせいではないね。
 演技がうまかったのかな。
 彼女、ネットである事無い事散々書かれたらしいから、
こういうファンが一杯いる作品の主人公が好きになる女の子の役をやるのは大変ね。
 ビクトール・クラム役の人は私がイメージした感じではないが、私がイメージしたよりピッタリな感じ。
 ところでクラムって頭が悪いって設定だったけ? セドリックもフラーもらしかった。
 ジョージ&フレッドのウィーズリーの双子(オリヴァー&ジェームズ・フェルプス Oliver&James Phelps)は相変わらず楽しくて好き。次の作品ではぜひ大活躍してもらいたい。
 テントの中が家同様なのはホントに魔法最高って感じ。でも、許されざる三つの呪文の事を考えると…。
 偽のマッド-アイ・ムーディは良い授業をしたんじゃないかな。
 彼がネビルの両親にした事を考えると腹が立つが…。
 ネビルは私お気に入りのキャラですからね、次の活躍に期待します。
 ネビルって薬草学に詳しくて、ハリーやロン達よりちゃんと踊ってたっけ。
 彼が実に良い子で、結構勇気がある事は知っているが…。あのインド人の彼女達、お気の毒でした。
 ハリーやロンにはもったいない美人さんでしたね。
 私はワームテールが最後に、指輪物語のゴクリみたいに、キーになるのではないかと思っていますが、
さてさてどうなんでしょう。
 レーフ・ファインズの美しい顔が見られず、残念です。マッド-アイ・ムーディの目は良く出来てました。
 スネイプ先生がハリーやロンを叩くシーンは好きです。後、一連の踊りの相手探しに苦労する場面も。
 風呂場でハリーが嘆きのマートルに迫られるシーンも好きです。ムーディの授業のシーンも。
 ハリーを非難するバッジも。リータ・スキータのシーンも。
他の方のブログを見ての感想
 原作ファンにはこれ、受けが良いですね。3作目が一番評価が悪そうな…。大事な所を削ったのかな…。
 ろくに覚えていなかったから…。原作知らない人は、良くわかりにくいと言う人と、面白いと言う人がいる。
 私としては、やっぱり最後の場面もっと工夫して欲しかった。
 アドレナリンにより、一人一人がくっきり見え、恐怖により、実物より大きく見えるという描写をするとか。
 ヒッチコックのように工夫して欲しかったな。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 全2巻
J.K.ローリング 作
静山社 (2002.11)
通常24時間以内に発送します。

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にわうたぶろぐ原作に詳しい方

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ボーン・スプレマシー

「ボーン・スプレマシー THE BOURN SUPREMACY」2004年 1h48 米 ユニバーサル映画=UIP配給 ☆☆☆☆
監督:ポール・グリーングラス(Paul Greengrass)原作:ロバート・ラドラム(Robert Ludlum)脚色:トニー・ギルロイ(Tony Gilroy)撮影:オリヴァー・ウッド(Oliver Wood) 音楽:ジョン・パウエル(John Powell)

最後まで書いています、注意!

 断片的な過去の記憶に悩まされるジェイソン・ボーン(マット・デーモン Matt Damon)。
 インドのゴアにマリー(フランカ・ポテンテ Franke Potente)と一緒にいた。

 ドイツ、ベルリン。
 CIAのパメラ・ランディ(ジョーン・アレン Joan Allen)は内部スパイの情報を得るための作戦を指揮していた。 しかしその取引の場にキリル(カール・アーバン Karl Urban)が現れ、
CIAの諜報員と情報を売ろうとしていた人間を殺し、ファイルと金を持ち去る。
 キリルはそのファイルをペコス石油のCEOグレツコフ(カレル・ローデン Karel Roden)に渡し、飛行機に乗る。
 彼が行った先はゴア。
 そこで彼はボーンを探し、見つける。ボーンもキリルに不穏な物を感じ、急いでマリーを車に乗せ、逃げる。
 途中、マリーに運転を替わって貰い、自分は銃を持つ。
 ボーンは彼はトレッドストーン関係の人間に違いないから、殺すと言うが、マリーはきりが無いから、
止めてと言う。
(まあ、正確には殺すしか選択の余地は無いと言ったら、選択の余地はあると言ったのよね、たぶん)。
 その直後、彼女は頭を撃たれ、そのまま車は河に転落。キリルはボーンが死んだと思い込む。

 ランディはキリルが残していった偽の手がかり、ボーンの指紋を元に、トレッドストーン計画を探る。
 トレッドストーン計画の責任者ワード・アボット(ブライアン・コックス Brian Cox)に話を聞くランディ。

 ボーンはナポリに入る。すぐCIAに報せが入る。捕まるボーン。

 7年前、CIAの2千万ドルが消失した、モスクワ経由の送金途中。
 捜査の途中で、ロシアの政治家ネスキーが犯人はCIA内部のスパイだと言ってきた。
 ネスキーは会う前に妻に殺された。一月前に情報者が現れ、殺しに関するファイルをベルリンで渡すと。
 コンクリンを調べたら、スイスの銀行口座があり、76万ドルも入っていた。

 ボーンは米国領事館のネビンスの尋問を受けるが、
ボーンはネビンスとその場にいた警官(?)を瞬時に気絶させ、ネビンスの携帯に何かを仕掛ける。
(ネビンス役の方がホントに気絶し、鼻を折ったと言ってたような…)
 車の中で盗聴し、パメラ・ランディの存在と、ベルリンでの事件の容疑をかけられているらしい事を知る。
 ドイツに向かうボーンの頭に、フラッシュバックする記憶。
 オランダのアムステルダムにいたニッキー(ジュリア・スタイルズ Julia Stiles)がボーンに関わった者として、CIAに呼ばれる。
 ボーンはドイツのミュンヘンにいるトレッドストーン計画関係者に会う。
 彼の銃の弾をあらかじめ抜いておき、手を縛めさせる。しかし彼は通報のボタン(?)を押していた。
 電話のベルに気を取られたボーンに襲い掛かる男。 ボーンは激闘の末、彼を殺す。
 ガス管を壊し、トーストに雑誌を突っ込み、家から逃げる。セキュリティの前で爆発する家。

 ベルリンでパメラ・ランディが止まっているホテルを探す。見つけて、彼女の後をつける。
 彼女の姿を向いのビルの屋上から狙撃銃の照準で覗いているボーン、彼女に電話をかける。 
 なぜ自分を追うのか聞いているうちに、ニッキーがいるのに気づく。
 ニッキー一人をアレクサンダー通りの世界時計の下に寄越せと言うボーン。
 ニッキーを一人そこにやるパメラ、スナイパーも用意する。
 しかしちょうど広場ではデモの最中で、ニッキーを見守りにくい状況。
 ニッキーはボーンに市電に乗るように言われ、追っ手は撒かれる。
 地下鉄の駅に連れ込まれるニッキー。
 彼女には盗聴装置が仕掛けられてい、二人の会話を聞くパメラ、ボーンは先週の事件には関わりが無く、
インドにいてマリーが殺されたという会話を聞く。
 ボーンはニッキーからアボットがここにい、彼がコンクリンの上司であった事を聞く。
 パメラが買おうとしたファイルはコンクリンのファイルで、ロシアの政治家についてと聞き、
ネスキーの事が頭に浮かぶボーン。
 俺はここで何をしたと聞くボーン。
 彼女は知らなかったが、ボーンには最初の任務がベルリンという記憶があった。
 しかし記録ではジュネーブとなっていた。
 彼らの会話を元に調査しようとするパメラに、それをくだらない事だと一蹴するアボット。
 アボットは奴は盗聴を知っていたのだと主張する。
 ダニー・ゾーン(ガブリエル・マン Gabriel Mann)がこっそりアボットに見せたいものがあると言う。
 一方ボーンはネスキーの事を調べる。民主派の理想家で、石油の私有化を批判していた。
 そしてドイツで妻と射殺死体で発見される。妻が殺害して、彼女自身は自殺したとされた。
 場所はホテル・ブレッカー。一方ダニーはアボットを先週の事件の現場に連れて行った。
 爆弾に詳しいボーンなら仕掛けないブレーカー用の線に爆弾を仕掛けているのはおかしいと言うダニー。
 ダニーはアボットに殺される。ボーンはホテル・ブレッカーに行き、645号室が空いているか聞く。
 あいにく開いていず、廊下の向かいの644号室なら空いていた。645号室に入るボーン。
 ホテルのフロントマンはボーンが指名手配されている事に気づき、警察に連絡する。
 ボーンは部屋で任務としてネスキーとその妻を殺した記憶を甦らせる。
 そして夫妻に挟まれた女の子の写真も思い出す。警察に気づき、窓から外に出るボーン。
 樋を登って、屋上に出、屋根伝いに逃げる。
 ボーンは電車の時刻を確認、警察が近くに迫っていたが、走って逃げ、一旦電車に乗るが、
発車しない内に捕まりそうだったので、駅に走りこんできた電車の前を走り通って逃げる。
 そして橋から通りかかった船に落下。
 船にあった鍵竿を取り、それを次にその下に来た橋に引っ掛け、捕まって上がり、そのまま電車に乗る。
 ダニーの死体が発見され、パメラはアボットに会いに行く。
 アボットはグレツコフに電話をかけ、ボーンを片付けろと言うが、
グレツコフにもうお前とはお別れだと言われてしまう。
 グレツコフはCIAの二千万ドルと石油権を手に入れた、貸しがあるとアボットは言うが、
分け前は払ったとグレツコフ、電話を切る。
 アボットの後ろにはボーンがいた。先週の事件でCIAが受け取るはずだったファイルはアボットに繋がっていた。 早く殺せと言うアボットに、「マリーがイヤがる。
だから生かしておく」と言って、今の会話を録音したテープをアボットに見せて去るボーン、拳銃を置いていく。
 現れたパメラの前で銃で自殺するアボット。ボーンはテープをパメラに送った。
 モスクワ行きの列車に乗るボーンの映像を見つけるCIA。
 キリルはグレツコフからボーンが生きていた事を知らされる。
 ルーブルの48番地に着き、近所で掃除をしていたおばさんに48番地の女の子の事を聞くボーン。
 ネスキーの娘は16番地のオランニ・アパートに移っていた。ボーンを待っていたタクシーが去っていく。
 ボーンが手配されている事を聞いたのだ。やってくるパトカー。
 それより先にキリルはボーンを見つけ(警察の無線を聞いていた、たぶん…)、ボーンに向かって撃つ。
 弾は肩に当たり、警察に取り囲まれるキリル。キリルはシークレット・サービスだと言う。
 身分は本当で解放されるキリル。ボーンはデパート(?)に入り、地図と靴下とウォッカを拝借する。
 銃を警備の人に突きつけ、外に出、タクシー(ボルガ)を強奪する。
 キリルも外にあったメルセデスGワゴンを拝借。
 パトカーに追いかけられながら、地図を見るボーン、肩の傷口にウォッカをかけ、靴下を当てる。
 パトカーは撒いたが、キリルのベンツが追っかけてくる。キリルを視認するボーン。
 トンネルでの激しいつばぜり合い、ベンツのタイヤをボーンに撃ち抜かれ、運転に手間取っている内に、
トンネルの分かれ目の壁にぶつかる車。
 キリルは頭から血を流し、動かなくなる。グレツコフは逮捕される。
 ネスキーの娘(オクサーナ・アキニシナ Oksana Akinshina)が部屋に帰るとそこにボーンがいた。
 彼は自分が母親と父親を撃ち殺した事を告白し、「すまない」と言って去る。

 ニューヨーク、パメラの執務室、「俺を捜してるとか」とボーンからの電話。礼を言いたいとパメラ。
 テープが役に立ったと。彼女はデビッド・ウェッブと言うのがボーンの本名だと知らせる。
 ミズーリ州ニクサ、71年4月15日生まれ。
 「話しに来ない?」と言う彼女に「少し休め。顔が疲れてる」と言うボーン。街の雑踏に紛れて行くボーン。

感想:マット・デーモンはボーンにピッタリかと思います。
 いえ、原作読んだ事無いんですが、ハンサムとは言えない普通の顔、中肉中背は目立たず、ボーンにピッタリ。 彼が頭が良い事は知っていますが(性格も良い)、アクションも出来るとは、驚きで、
これまたボーンのイメージにピッタリかと。
 彼の臨機応変の対応も良い。
 即断即決、怪しい男と見るとすぐに行動し、ガス菅壊して、トーストに雑誌突っ込むとかもすぐ決める。
 そしてボーンと言えば、普通の車を使ってのカーチェイスですね。
 いえ、私は007を愛しておりますが(007よ、永遠に!)、新兵器大好き人間ですが、
ボーンがどうって事無い車でカーチェイスするシーンは好きです。
 今回の好みの良い男はグレツコフさんですね。
 「ヘルボーイ」のラスプーチンさんは素敵とは思いませんでしたが…。もしかして私、眼鏡の男が好きなのか…。 ジョーン・アレンもブライアン・コックスも存在感あります。 オクサーナ・アキニシナ、美人さんですね。
 やはりスラブ系は美形が多いか…。続き、作るんでしょうね。楽しみにしてます。

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ちっちゃん俳句「ありがとう 照準したら 機動なり」
「政権を 安心すなる 子供かな」

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ヘルボーイ

「ヘルボーイ Hellboy」2004年 2h12 米 ☆☆☆
監督&脚本:ギレルモ・デル・トロ(Guillermo Del Toro)撮影:ギレルモ・ナヴァロ(Guillermo Navarro)音楽:マルコ・ベルトラミ(Marco・Beltrami)原作:マイク・ミニョーラ(Mike Mignola)

メモのようなあらすじ。最後まで書いてるし…。

 1944年10月9日、スコットランド沖。
 超常現象研究家のトレバー・ブルーム(ブルッテンホルム)教授(Kevin Trainor)は28歳、
米大統領の顧問だった。
 トランダム大修道院の遺跡。現実と冥界の境界に建てられたもの。そこでナチス達が何かの準備をしていた。
 ガスマスクの男、カール・ルブレヒト・クロエネン(ラディスラフ・ベラン Ladislav Beran)、
ナチス一の殺し屋で“トゥーレ協会”会長もいた。
 イルザ(ビディー・ホドスン Biddy Hodson)に永遠の命と若さを与えると言っているグリゴリ・E・ラスプーチン(カレル・ローデン Karel Roden)。
 ラスプーチンは冥界の扉を開き7つの龍神オグドル・ヤハドを呼び起こそうとしていた。
 「ラグナロクよ。アヌンを呼び覚ませ、アヌンを!」
 アメリカ軍の襲撃により冥界の門は閉じ、ラスプーチンは門に吸い込まれた。
 教授は門から何か出ていたかもしれないと捜索させる。
 真っ赤な、右手が石の、尻尾が生えた子鬼ちゃんがいた。お菓子でつる教授。
 みなは彼を“ヘルボーイ”と名づけた。

 現代。モルダヴィア、ボルゴ峠。案内人に導かれ遺跡に着くクロエネンとイルザ。
 クロエネンは案内人を殺し、その血でラスプーチンが甦る。

 ニュージャージー州超常現象捜査防衛局。門には廃棄物処理と書いているが。
 そこにジョン・T・マイヤース(ルパート・エヴァンズ Rupert Evans 身長:178)が赴任してくる。
 51課が彼の配属先。
 水槽に住んでいるエイブ・サピエン(ダグ・ジョーンズ Doug Jones 声:David Hyde Pierce)を見て驚くマイヤース。
 聖トリニアン小児病院の秘密部屋で発見された。腐った卵が好物。1937年ヒトラーはトゥーレ協会に入った。
 ドイツ貴族たちが作るオカルト結社だ。1938年キリストのわき腹を突いた槍を入手。
 1943年ルーズベルト大統領は対抗策として超常現象捜査防衛局を設立したのだ。
 クレイ捜査官(コーリイ・ジョンソン Corey Johnson)が分厚い扉を開けると、
そこにヘルボーイ(ロン・パールマン Ron Perlman)がいた。
 食事は1日6回。ネコが友達。

 マッケン資料館。エイブ(ブルー)、ヘルボーイ(レッド)達がゴミ収集車で行く。魔物が守衛6人を殺したのだ。
 ヘルボーイの弾丸は聖水に魔よけの材料を混ぜてある。
 魔物は死の天使サマエル(Brian Steele クトゥルー神みたい)。
 ヘルボーイはサマリタン銃で倒すが、サマエルは甦る。
 資料館外に投げ出されたヘルボーイはそこでラスプーチンに会う。彼が銃を向けると消えていたが。
 地下鉄に逃げ込むサマエルを追いかけるヘルボーイ。彼は電流を走らせ、サマエルを殺す。
 ヘルボーイは火に耐える事が出来た。ヘルボーイはそのまま帰らず、ベラミー、心の病院に行く。
 そこの軽症患者病棟には彼が愛するエリザベス(リズ)・シャーマン(セルマ・ブレア Selma Blair)がいた。
 彼女は念動発火能力の持ち主。この能力を操ることが出来ず悩んでいた。

 一方マッケン資料館ではブルーム教授(ジョン・ハート John Hurt)がエイブの能力によりここで起こった事を見ていた。
 クロエネンが像を切り、中から容器を取り出すイルザ。
 容器に入っていたのは1000人の天使の涙から取り出した塩。サマエルを封じ込めてきたのだ。
 「お前たちの1つが死んでも2つが生まれる」と言うラスプーチン。サマエルが現れる。
 ヘルボーイの傷を調べたらそこに卵が3個も産み付けられていた。卵がかえるには暗く湿った環境が必要。
 地下鉄を調べる事になる。

 寝ているエリザベス・シャーマンの所にラスプーチンが現れ、彼女の嫌な記憶を呼び覚ます。
 彼女は火を発し、病院を燃やす。彼女は超常現象防衛局に戻ってくる。

 地下の貯水所を調べるヘルボーイ達。
 叩くと明かりがつくの(ホントにあるんだよね、ああいうの。科学は偉大だ)を貯水所に落とし、エイブが調べる。  中にディオニシウスの骨(小指)が入った魔よけを持って。
 そこには卵があったが、魔よけを落としサマエルに襲われる。
 ヘルボーイ達の前にはクロエネンやサマエルが現れ、クレイ捜査官達3名が殺される。
 クロエネンは自ら仮死状態になる。

 エリザベスがマイヤースと外にコーヒーを飲みに行くと聞いて、ヘルボーイは壁をぶち壊して外に出て、
彼らを見張る。
 ブルーム教授はクロエネンの死体を調べていた。1897年ミュンヘン生まれ。全身に自らつけた無数の傷。
 両目のまぶた、上唇、下唇を切り取っている。血液は乾いている。
 クロエネンが持っていた紙には「セバスチャン・ブラツクバ16」と書いてあった。
 モスクワにあるラスプーチンの霊廟のある場所だ。クロエネンが甦り、ラスプーチンが現れる。
 ブルーム教授はクロエネンに殺される。

 FBI特捜本部長のトム・マニング(ジェフリー・タンバー Jeffrey Tambor)に率いられてモスクワに向かうヘルボーイ達。
 エリザベスはスパーキー(火花)というコードネームにする。
 ヘルボーイは死体のイワン(ゾンビ映画に出てきそうな奴だが、なかなかのキャラ)に道案内させる。
 霊廟に入ったらヘルボーイ達は二分される。
 イワンはヘルボーイを嫌い、FBIの隊員に背負わせたら、その隊員共々奈落に落とされる。
 クロエネンに出くわすが、彼を落とし穴に落とし、倒す。エリザベス達はサマエルの集団に出くわす。
 エリザベスはマイヤースにぶってもらい、火でサマエル達を卵ごと焼き払う。
 しかしヘルボーイもエリザベスもマイヤースもラスプーチンに捕らわれる。
 ヘルボーイの石の右手は冥界の扉の鍵だった。
 ラスプーチンはエリザベスの魂を奪い、彼女を甦らせるには冥界の扉を開かなければいけないと脅す。
 「アヌン・ウン・ラーマ」がヘルボーイの真の名だった。ヘルボーイに角が生え、彼は冥界の扉を開こうとする。
 そこにマイヤースが「自分を思い出すんです」と叫び、ブルーム教授の十字架をヘルボーイに向かって投げる。  「教授はあなたに自ら決断する力を与えた」ヘルボーイは角を折る。ラスプーチンを刺すヘルボーイ。
 ラスプーチンから化け物(神?)が出てくる。イルザはその化け物に殺される。
 ヘルボーイはバルカン65手榴弾で化け物を倒す。エリザベスは甦り、ヘルボーイと抱き合う。
 炎に包まれる二人。(一人霊廟に残されるマニング)

感想:最初に出てくる冥界の門を開く装置も、超常現象防衛局の様子も最後に出てくる霊廟内も魅力的。
 腕に装着した刀で戦うクロエネン、カッコイイ。
 ゲームでも見たいな
(って言うか、この映画のゲームちゃんと作られてるんだろうな。アクション・ゲームではなく、RPGで見たい。
アクション、やれないから…)。
 マイヤースがか~わ~い~い~!!リズに魅かれてるんだよね。でもヘルボーイがいるから…、駄目…。
 マニングも最後にちょっぴり可愛くなったね、クロエネンに歯車投げて、
葉巻に火をつける時はマッチが良いとヘルボーイに教えて。
 イルザ、敵ながらあっぱれ、最期までラスプーチンについた。
 多くの者をちゃんと茶目っ気ある性格にしてるのよね、この映画。クレイ捜査官も髪の毛を気にしていたし。
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ヘルボーイ 日本限定スペシャルフィギュア BOX
ヘルボーイ:妖蛆召喚
ヘルボーイ 破滅の種子
ヘルボーイ 魔神覚醒
オリジナル・サウンドトラック「ヘルボーイ」
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SCREENPLAYセリフを紹介しています。
ももすけの冷静スパゲティ
Video BBS

ちっちゃん俳句「花形を セックスしては サイトなり」
「淳之介 恐ろしかった 自分かな」

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ペイチェック 消された記憶

「ペイチェック 消された記憶 Paycheck」2003年 1h58 米 ☆☆☆
監督:ジョン・ウー(John Woo)脚本:ディーン・ジョーガリス(Dean Georaris)原作:フィリップ・K・ディック(Philip K.Dick)撮影:ジェフリー・L・キンボール(Jeffrey L.Kimball)音楽:ジョン・パウエル(John Powell)

ネタ中心で書いています。注意!

 マイケル・ジェニングス(ベン・アフレック Ben Affleck)は企業に雇われては新製品の開発をし、
機密保持のためその記憶を抹消し、その代わり多額の報酬を得ていた。
 記憶抹消は相棒のショーティ(ポール・ジアマティー Paul Giamatti)がしていた。
 いつもの通り2ヶ月の記憶を抹消して帰ったら、
巨大企業オールコム社の社長で友達のジェームズ・レスリック(アーロン・エックハート Aaron Eckhart)からパーティーの招待状が届いていた。
 パーティーに行くと印象的な目の美女(レイチェル・ポーター ウーマ・サーマン Uma Thurman)がいた。
 誘ってみるが振られる。レスリックは2年か3年の記憶を消す必要のある仕事を依頼してきた。
 今までに無い長期過ぎる期間だが報酬は莫大だった。彼は引き受ける。
 働くにあったて私物を全部保安係のウォルフ(コルム・フィオール Colm Feore)に預ける。
 そして注射を打たれるマイケル。
 記憶の消し方がいつもとは違うのだ
(注射だと潜在的な記憶が残る。しかし医者に余計な事を知らせずにすむ)。
 あの魅力的な美女レイチェルはオールコム社のバイオ部門で働いていた。
 そして厚い壁に囲まれた部屋でマイケルはウィリアム・デッカー(Serge Houde)に会う。

 そして三年後。注射により記憶を消されたマイケルはレディ・グラント法律事務所に行く。報酬を貰うためだ。
 そこで余分に一枚切手が貼ってある封筒を受け取る。私物を入れた封筒だ。
 しかし中身は彼が入れたはずの物とは違かった。
 そしてマイケル自身が9200万ドルの報酬を放棄した事を知らされる。
 そして家に帰ったマイケルはFBIに捕まる。封筒の私物を調べるFBI。
 それは僕のものじゃないと言うとクライン(マイケル・C.ホール Michael C.Hall)が封筒の中の時計を彼の腕にはめる。
 日焼けの跡がピッタリ一致した。デッカーは政府武器開発局の物理学者だった。
 彼は政府の極秘研究を売ったのだ。デッカーはアパートから40メートル下に落下して死んでいた。
 FBIはマイケルの身体の危険も顧みず無理矢理記憶を引き出そうとする。記憶引き出しに失敗し一服するFBI。 捜査官の一人がマイケルの私物封筒から無煙煙草を取り出し、
それをボスのドッジ(ジョ・モートン Joe Morton)に投げる。
 ドッジがそれを吸うと無煙煙草のはずが煙が出てくる。
 火災報知器が反応し、消火器の粉が充満し、電気が消え、何も見えなくなる部屋。
 マイケルは手探りで封筒の中にあった工業用サングラスをかける。部屋の中が見えるようになる。
 FBIから逃げ出すマイケル。外にはウォルフがいて時計を見て「さらば マイケル」と言っていた。
 しかし彼は走るマイケルを見る。追うが、FBIも追いかけてくるのを見る。
 マイケルが逃げ込んだ先はバス・ターミナル。
 封筒の中にバスのキップがあり、彼は改札口を抜けてバスに乗り込む。
 バスの中で封筒の中身を点検するマイケル。その中にはダイヤの指輪も入っていた。
 その指輪を見て少年(Ryan Zwick)が指輪を奪い逃げる。追うマイケル。
 目の前にはレディ・グラント法律事務所があった。法律事務所で封筒の送り主を確かめる。
 送り主はマイケル自身。中身は20アイテムあると書いてある。

 マイケルは3時3分に死ぬはずだったと言っているレスリック。
 何かに気づきマイケルが作るのに関わったマシンをチェックする。マシンは動かなかった。

 ショーティに連絡を取るマイケル。9時にユニオン駅で会おうと言ってくる。
 ショーティと謎について話し合うマイケル。テレビではロットの抽選をしている。
 その数字は封筒の中にあったおみくじに書いてあった数字とピッタリ同じだった。
 マイケルが開発したマシンは未来が見えるのものなのだ。
 一方レスリックはマシンの不調はハードに遮断回路を仕掛けられたからだと知る。
 マイケルでなくとも直せるとわかると、マイケルは必要ないと電話をかけるレスリック。
 マイケル達は銃で狙われる。マイケルはショーティにアイテム・エジソン社の名前が書かれたキーを渡す。
 ショーティはそのキーでドアを開け逃げる。逃げ込んだ部屋でブレーカを落としていくショーティ。
 マイケルは下のほうに逃げていく。菅が沢山走っている地下で追いつめられるマイケル。
 アイテム・ヘアスプレーとアイテム・ライターで簡易火炎放射器を作り、逃れるマイケル。
 しかし線路でウォルフに追いつめられる。向こうから電車が来る。
 走って逃げた先に制御板があり、それにアイテム・クリップを仕掛けるが、うまくいかない。
 ギリギリ轢かれそうになった所で、働き、ランプが緑から赤になり、電車が止まる。

 安ホテルにいるマイケル。アイテム・紙マッチに水が落ち、別の絵柄が現れる。
 そこには「カフェ・ミッシェル」と書いてあった。そこに電話をかけると予約してあった。

 レイチェルを訪ねるレスリック。マイケルは記憶を消し、会社を去ったと知らせる。
 マイケルは仕事は途中で止めるとレイチェルには告げていたらしい。
 レイチェルの家に仕掛けていた隠しカメラの映像を見るレスリック達。彼女の喜ぶ顔に何かを感じる。
 レイチェルに見張りを付け、部屋を調べる。鏡を曇らせるとメッセージが浮かんだ。
 「カフェ・ミッシェル 午後一時 愛してる」レイチェルは研究所を抜け出す。
 レスリックはレイチェルの偽物マヤ(Ivana Milicevic)をカフェ・ミッシェルにやる。
 彼女がコンタクトをしている事に気づくマイケル。本物のレイチェルが偽物の頭をバックで殴る。
 外からウォルフが狙撃してき、逃げ出す二人。逃げ出した先はBMWの販売所。
 アイテムにBMWのリモコンキーがあったのを思い出し、押すがどの車も反応しない。レイチェルが気づく。
 バイクのキーだった。ウォルフ達もFBIも追ってくるが、何とか巻く。

 自分がバイオ研究所のキャットウォークで撃たれた殺される映像を見るマイケル。
 封筒の切手が一枚余分だったのを思い出す。20アイテムと書いてあったのに封筒の中身は19しかなかった。 アイテム・凸レンズで切手を拡大してみると目の所がおかしい切手があった。
 目の前の学校に入り、そこの顕微鏡を使うマイケル。
 そこには未来が見えるマシンが現れたことにより狂う世界が書かれていた。
 マシンを壊す事を決意するマイケル。オールコム社の警備は厳重で金属探知機を通らなければならない。
 マイケルとレイチェルはアイテム・金属球を使って金属探知機を反応させ、その混乱の内にゲートを抜ける。
 アイテム・オールコム社のICカードでマシンの部屋に入る。しかしレスリック達はその事を知っていた。
 マイケルにマシンを直させる気だ。FBIも彼を追う。
 マイケルはアイテム・六角レンチでキーの読み取り機を開き、
アイテム・1ドルコインでドアが開かないようにした。
 そしてアイテム・クロスワードパズルがマシンの何処を直すかのカギだった。直して未来を見るマイケル。
 それからアイテム・弾丸を冷却用液体水素ボンベに仕掛ける。時間が経てばマシンは爆破されるだろう。
 マイケル達を追いかけるレスリック。ウォルフはマシンで未来を見て対策を立てることにする。FBIもやってくる。 レスリックはマシンでマイケルが作業用通路で撃たれる光景を見ていたので、
彼を作業用通路に吊り上げて落とす。
 捕まってたレイチェルと抱き合うマイケル。マイケル達に狙いをつけるレスリック。
 しかしレイチェルは影にFBIが隠れているのを見る。その時アイテム・時計が「GO」という表示を出す。
 作業用通路から跳ぶ二人。レスリックは撃たれて死ぬ。ウォルフもマシンの爆発に巻き込まれて死ぬ。
 FBIの司法長官はマシンを作れるマイケルを殺すつもりだった。
 しかしマイケルの影は無く爆発に巻き込まれて死んだと思われた。ドッジは無事な時計を見つける。
 クレインもそれを見る。二人はマイケルが生きているかもしれない事を隠すのだった。

 花屋にいる二人。そこにショーティがレイチェルの鳥を持ってくる。おみくじの言葉を思い出すマイケル。
 「遠くのものを探せば近くの富を逃すだろう」鳥かごにはロットの当たりくじが入っていた。

感想:登場人物は魅力的ではないし(ポール・ジアマティーが出ているが…。アクションしてみたかったそうだ)、
これはという映像はないし(ジョン・ウーはやっぱり「フェイス/オフ」か香港時代の映画だね)、でも…。
 ベン・アフレックも言ってますが、アイテムが面白いです。パズルを解くみたいで…。脚本家の力ですね。
 原作はこうじゃないみたいだから…。
 私が読んだ数冊のディックの本の印象では、彼は自分、又は他人のアイデンティティに対する不信、疑念、
あいまいさについて書いている感じ。
 主人公は基本的に地味だし。
 だからこの話の原作も、記憶を失くす事による自己のあいまいさ、不安を書いているんじゃないかな。
 うまく言葉に出来ない。たぶん主人公ももっと地味。
 だからディックはSF畑以外の純文学系の人にも受けると思う。
 ディックは疑心暗鬼がひどく、彼を崇拝し、何くれとなく世話をした人をFBIに怪しい人間と密告している。
 でもその疑念が自分自身にも向かうのがディックなんだよね。
 ドラックをやってたって言うけど、元々何かの脳内物質が足りないのかもしれない。
ペイチェック 消された記憶
オリジナル・サウンドトラック「ペイチェック/消された記憶」
ペイチェック―ディック作品集
関連サイト
しーさんのアジト


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ヴァンパイア 最期の聖戦

「ヴァンパイア 最期の聖戦 Vampires」1998年 米 ☆☆☆
監督・音楽:ジョン・カーペンター(John Carpenter)原作:ジョン・スティークリー(John Steakley)脚本:ドン・ジャコビー(Don Jakoby)

ネタばらしまくり。注意!

 ジャック・クロウ(ジェームズ・ウッズ Jemes Woods)は仲間達と一緒に荒野の中の一軒家を襲うとしていた。
 そこはヴァンパイア達の巣。ジャック達はバチカン公認のヴァンパイア始末人だった。
 一人一人を陽の元に引きずり出す。彼らは日に当たると爆発するかのように燃え盛るのだった。
 全部で9体倒した。しかし魔鬼はいなかった。彼らが去った後、土の中から何かが出て来る。

 その夜ジャック達はサン・ゴッド・モーテルで神父ジョバンニ(グレゴリー・シエラ Gregory Sierra)が手配した娼婦達と楽しもうとしていた。
 そこに魔鬼(トーマス・イアン・グリフィス Thomas Ian Griffith)が現れる。
 まず彼は娼婦のカトリーナ(シェリル・リー Sheryl Lee)を襲い、彼女を咬む。
 そして彼女を置いて、殺戮を始める。彼の圧倒的な力により次々と殺される仲間や女達。
 神父も殺され、結局ジャックはただ一人残った仲間トニー・モントヤ(ダニエル・ボールドウィン Daniel Baldwin)と一緒に後二日で吸血鬼になるであろうカトリナを連れて逃げる。
 ヴァンパイアに咬まれた人間はテレパシーで咬んだヴァンパイアと繋がるのだ。
 ジャックはそれを利用できると考えた。

 魔鬼はジャックの名前を知っていた。そして今までにあったヴァンパイアとは桁違いの力を持っていた。
 その謎を解明するため、ジャックはアルバ枢機卿(マクシミリアン・シェル Maxmilian Schell)に会いに行く。
 そこでわかった事。魔鬼の名はヤン・バレック。
 1311年生まれで、神父だが教会に反抗し、ボヘミアで農民を蜂起させた。
 異端者として火あぶりになったが、その後歩いている姿を目撃されている。最初の吸血鬼らしい。
 枢機卿はジャックにアダム・ギトー神父(ティム・ギニー Tim Guinee)を付ける。
 道中アダム神父はジャックに教わる。吸血鬼は十字架が平気で、にんにくも効かず、コウモリに化けない。
 棺に眠らない。心臓に杭を打ち込んで殺す。陽に当たれば黒こげ。そしてバレックは何かを探している。
 ジャックは黒い十字架があればヴァンパイア達は陽の光の下を歩けると聞いた事があった。

 その頃カトリーナと二人きりでジャックを待っているトニー。カトリーナに食べ物を薦める。
 食べた方が毒のまわりがおそくなる。カトリーナは現状に絶望して自殺しようとする。
 それを止めようとしたトニーは逆に咬まれてしまう。ジャック達が来る。トニーはジャックにその事を隠す。
 カトリーナはバレックが見ている事を見る。神父(John Furlong)に地図に印を付けさせ、その神父を殺していた。 場所はサン・ミゲル。調べたらその神父はモリーナと言う人だった。
 そしてカトリーナは又見る、バレックと7人の魔鬼達が地中から出て来る風景を。
 ジャックは神父が何かを隠していると踏んで彼を痛めつける。
 ジャックの父親はが吸血鬼に咬まれ、その後吸血鬼化した父親が母とジャックを襲い、
ジャックは父親を殺したのだった。
 だからお前を殺すのなぞわけも無いと。 アダム神父はバレックがベルジエの十字架を捜している事を吐く。
 裁判で悪魔がついていると認定された彼に対して南仏のベルジエで悪魔祓いの儀式を教会は行ったのだ。
 しかし逆にバレックは吸血鬼になってしまった。
 ベルジエの十字架はスペイン人の手によりアメリカに渡り、長い間行方不明だったが、
最近そのある場所がわかった。
 その場所を知っていたのが、殺されたモリーナ神父。バレックはベルジエの十字架を手に入れる。
 カトリーナの案内でジャック達はサンティアゴの小さな町に来る。
 そこでジャック達とヴァンパイアとの戦いが始まるのだった。

 半ケツ出ているホットパンツはセクシー過ぎるね。
 基本的に心に負荷がかかる描写満載だが、
何か日本のマンガみたいな鮮烈な残酷描写で(私の)好感度は高い。
 バレックが手でもって人を殺しまくる様が何とも。吸血鬼がなぜ出来たのかの理由付けも皮肉で良い。
 アダム神父も可愛かった。やっぱ制服って燃える(萌える)ねぇ~。
 何と言ってもサザンロック(?)風の音楽が場を盛り上げる。あのたるさ加減が良い。音楽も監督が作曲したのね。 多才ね。
ヴァンパイア 最期の聖戦JOHN CARPENTER'S VAMPIRES

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ネバーランド

「ネバーランド Finding Neverland」2004年 米・英 1h40 ☆☆☆☆
監督:マーク・フォースター(Marc Forster)脚本:デイヴィッド・マギー(David Magee)原作戯曲:アラン・ニー(Allan Knee)撮影監督:ロベルト・シェイファー(Roberto Schaefer)音楽:ヤン・A・カチュマレク(Jan A.P.Kaczmarek)

 ジェームズ・マシュー・バリ(ジョニー・デップ Johnny Depp)は自分の戯曲が客にうけるかどうか不安だった。
 案の定、新作は不評だった。

 翌日、バリは愛犬のポーソス(ソフィ)と一緒に公園へ散歩に出かける。
 公園のベンチに腰かけ、新聞の劇評欄を広げると、すでにメイドの手によって悪評の記事は切り取られていたが、その記事の穴の向こうに美しい母親と三人の男の子達の親子の姿があった。
 そしてベンチの下にも少年マイケル(ルーク・スピル Luke Spill)がいた。
 マイケルも親子の一員で、ベンチを檻に見立てて、囚われの身のつもりなのだ。
 バリは親子の前でポーソスを熊に見立てた踊りを披露する。男の子達は喜び、すっかりバリと仲良しになる。
 一人懐疑的なピーター・ルウェリン・デイヴィズ(フレディ・ハイモア Freddie Highmore)を抜かして。

 バリは度々その親子に会いに行くようになる。
 子供達の父親はすでに亡くなっており、親子は母親のシルヴィア(ケイト・ウィンスレット Kate Winslet)の母、
デュ・モーリエ夫人(ジュリー・クリスティ Julie Christie)の援助で生活していた。
 デュ・モーリエ夫人は社交界では有名で、
バリの妻のメアリー・アンセル(ラダ・ミッチェル Radha Mitchell)はデュ・モーリエ夫人と繋がりを持つべく、
親子とデュ・モーリエ夫人を夕食に招待するが、デュ・モーリエ夫人と仲良くする事は出来なかった。
 しかしバリと子供達の関係は好調だった。
 ピーターも徐々にバリに打ち解けるようになり、バリの勧めでお話を書き始める。

 しかしバリとシルヴィアとの関係を世間が噂していると、
バリは友達のアーサー・コナン・ドイル(イアン・ハート Ian Hart)に忠告される。
 シルヴィアとの関係どころか、少年達との関係まで噂されていると。
 元々しっくりいっていなかったバリと妻との関係もますます疎遠になってきていた。
 バリは夏の間、親子に自分の別荘を貸し与える。

 ある日、ピーターが書いた戯曲で子供達がお芝居を披露してくれる。
 しかしそのお芝居の最中、シルヴィアは咳の発作に襲われる。
 ただの風邪とシルヴィアは言うが、父親の時の事もあり、子供達は納得せず、特にピーターは心を痛めて、
自分が書いた脚本を破り捨てるのだった。
 実際シルヴィアは医者に調べてもらうのをいやがっていた。
 バリはデュ・モーリエ夫人にもう親子との関係を止めにしてくれと言い渡される。
 シルヴィアの評判に傷がつく事を恐れたのだ。

 バリは親子との交際によりインスパイアされて、「ピーター・パン」という戯曲を書く。
 犬の着ぐるみの登場人物とか、妖精とか、
今までの作風との違いに興行主のチャールズ・フローマン(ダスティン・ホフマン Dustin Hoffman)は不安だったが、
とにかく上演する事になる。
 そんな時兄弟が上演準備中の劇場にやってくる。
 そこで長男のジョージ(ニック・ラウド Nick・Roud)はどうすれば母親に医者の診察を受けさせれるのかとバリに相談する。
 バリはジョージならそうさせれると励ます。
 舞台では兄弟達がロープで吊り下げられて飛ぶまねをしていて、ジョージも飛ばせてもらうが、
ロープを引っ張る兄弟達が喧嘩を始めて、ジョージは落ちてけがをする。
 ジョージは腕にギプスをする事と引き替えに母親に診察を受けてもらう。
 シルヴィアはすでに自分の病が深刻である事を知っていた。
 バリの妻はすでに去り、バリと親子の交際が再会する。そして「ピーター・パン」が初日を迎えるが…。

 たこ上げのシーンはどきどきしました。
 信じれば上がるというバリの言葉はもちろん、妖精の存在を信じれば、
妖精は存在する事が出来るというシーンと対ですね。
 後、ジョージが大人の表情を見せるシーンも良かったです。
 親がしっかりしていないので、無理して大人びている子供というのは不幸だそうですが…。
 両親を相次いで亡くして、きつかったでしょうね。ピーターが見せる痛ましい表情も印象的でした。
 実際には「ピーター・パン」初演の時は父親は生きていたらしいですが。
 ジョニー・デップはこの役にはピッタリのキャラクター。
 実際のバリは小男だったらしいですが、ジョニーでないと、
よその子供達と夢中になって遊びまくる戯曲家という微妙なキャラは合わなかったでしょう。
 想像力の世界に遊ぶ、無垢な心を持った大人。一歩間違えると怪しいキャラですものね。
 創造者はこんなもんでしょうが。ケイト・ウィンスレットは時代物に映えますね。
 周りから変な目で見られるのを恐れず、バリとの交友をした芯の強い女性にピッタリです。
 ジュリー・クリスティは存在感がありました。客の老婦人の言葉にはハッとしました。
 どうしても変化していくんですね。

 

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21グラム

「21グラム 21Grams」2003年 2h4 米 ☆☆☆☆
監督:アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ 脚本:ギジェルモ・アリアガ 撮影:ロドリゴ・プリエト
21グラム (初回出荷限定価格)21 grams

 クリスティーナ・ペック(ナオミ・ワッツ)がある日電話を取ったら、それは夫と二人の娘が事故にあったので、
病院に来てくれと言う電話だった。
 すぐ病院に向かうが、二人の娘は死亡、夫も脳死状態になり、彼女は夫の心臓を提供してくれと頼まれる。

 ジャック・ジョーダン(ベニチオ・デル・トロー)はパーティーに遅れて帰ってくる。
 迎える妻マリアンヌ(メリッサ・レオ)にひき逃げした事を告げるジャック。
 三人とも亡くなったと聞き、彼は出頭する事にする。

 ポール・リバース(ショーン・ペン)は余命幾ばくも無く、心臓移植を待つ身。
 別居していた妻メアリー(シャルロット・ゲンスブール)が帰ってきて介護をしてくれる。
 彼女は人工授精でポールの子供を作るつもりだ。

 ポールは心臓移植をする事になる。彼はドナーの事を調査してもらい、クリスティーナの事を知る。
 クリスティーナの様子は危なっかしく、見ていられず、彼はクリスティーナに話しかける。
 彼女も次第に心を許すようになる。彼女が彼にキスしようとした時、彼は心臓の事を打ち明ける。
 一時は彼を責め立てるクリスティーナだったが、結局は彼と愛し合う。
 ポールとそういう関係になっても彼女の心の傷は消えない。彼女はポールにジャックを殺したいと言う。そして…。

 この映画、時系列がグシャグシャで、まるで見ている人の知性を試しているみたいです。
 私はある程度内容を知っていたので、これは事故前、事故後、最後の方と区別できましたが、
全然知らなかったら、内容をどの程度分かったかは分かりません。
 混乱したとは思います。
 おそらく登場人物への感情移入を極力排し、神の視点から見せるための作為かと思いますが、やり過ぎかと…。
 そうやってこの映画の登場人物達の死を、その他大勢の死と同じだという事を示したかったのかな。
 私も時々思うことがあります。
 例えば、今度の津波では実に多くの人達が死んでいるのですが、知り合いがその中にいなければ、
それほど悲しくは無く、所詮他人事で、身近の人間のどうと言う事の無い死の方が悲しいだろうと。
 例えば全ての人を平等に愛しているという事は、誰も愛していないと言う事に等しく、
なぜならやっぱり喪失感に悩まされる死と、そうで無い死があると思うから。
 ああ、うまく言えないや。

 ショーン・ペン演じるポール・リバースが魅力的に見えました。ショーン・ペンは暴力的な役が多いから、いつもは素敵な男性には見えません。もともと演技には定評のある人ですから、やっぱり演技で魅力的に見えるんでしょうね。母性本能をくすぐる感じ。もちろんナオミ・ワッツもベニチオ・デル・トローも演技に遜色は無かったです。

 画面がフィルム的とでも言うのでしょうか、ドキュメンタリー・タッチとでも言うのでしょうか、
やはり少し距離のある感じで、良かったです。
 何でも彼らの状況が良いときは綺麗な映像で、悪化すると粒子の荒いフィルムという工夫をしたそうです。
 それから三人にはテーマカラーがあり、ポールは冷たい青、クリスティーナは赤と金色の中間、
ジャックは黄赤なんだそうです。
 私は気付きませんでしたが…。

 

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