映画「う~お」(11)

X-MEN ファイナル・ディシジョン 

「X-MEN ファイナル・ディシジョン X-Men The Last Stand」☆☆☆
監督:ブレット・ラトナー(Brett Ratner) 脚本:サイモン・キンバーグ(Simon Kinberg) ザック・ペン(Zack Penn) 音楽:ジョン・パウエル(John Powell)

最後まで書いています。注意!

 20年前、プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビア(パトリック・スチュアート Patrick Stewart)とマグニートーことエリック・マグナス・レーンシャー(イーアン・マッケラン Ian McKellen)は少女のジーン・グレイ(Haley Ramm)に会いに行く。
 恵まれし子らの学園(エグゼビアの学校)への入学を勧めるためだ。
 彼女の力はすさまじく、近所中の車を持ち上げるほどだった。

 10年前、少年エンジェルことウォーレン・ワージントン三世( Cayden Boyd )はレストルームに閉じこもり、
泣きながら背中についている何かを一生懸命に切っていた。
 無理矢理入ってきた父親のウォーレン・ワージントン二世(マイケル・マーフィー Michael Murphy)は羽毛が落ちているのを見る。
 少年は背中に生えてきた羽を切り落としていたのだ。

 ウルヴァリン又はローガンことジェームズ・ハウレット(ヒュー・ジャックマン Hugh Jackman)とストームことオロロ・マンロー(ハリー・ベリー Halle Berry)とローグことマリー・ダンキャスト(アナ・パキン Anna Paquin)とアイスマンことロバート(ボビー)・ドレイク(ショーン・アシュモア Shawn Ashmore)とシャドウキャットことキティ・プライド(エレーン・ページ Ellen Page)とコロッサスことピョートル(ピート)・ニコライビッチ・ラスプーチン(ダニエル・カドモア Daniel Cudmore)は何かと戦っていた。
 業を煮やしたローガンはコロッサスに自分を敵に向かって投げてもらう。授業終了。シュミレーションだった。
 防御の授業だったはずだが、ローガンは攻撃は最大の防御と言い訳する。
 本来ならローガンではなくサイクロップスことスコット・サマーズ(ジェームズ・マースデン James Marsden)が行う事だったが、
彼はまだジーン(ファムケ・ヤンセン Famke Janssen)の死から立ち直っていなかった。

 ミスティークことレイヴェン・ダークホルム(レベッカ・ローミン Rebecca Romijn)は逮捕された。
 彼女は食品医薬局からファイルを盗もうとしていた。
 それはジミー別名リーチ(キャメロン・ブライト Cameron Bright)についてのファイル。

 ミュータント省の長官で自身ミュータントであるヘンリー(ハンク)・マッコイ(ケルシー・グラマー Kelsey Grammer)が学園にやってきて、ミュータント抗体が開発された事を伝える。
 ミュータントX因子を抑えるもの、永久に。ワージントン研究所が開発したものだった。

 マグニートーはミュータントの集会に現れ、ブラザーフッドに入って戦う事を呼びかける。
 その呼びかけに答える、アークライト(オマイラOmahyra)、キッド・オメガ(ケン・レオン Ken Leung)、
カリスト(ダニア・ラミレス Dania Ramirez)。
 カリストはミュータントを感じる能力も持っていて、マグニートーはあるミュータントを見つけてほしいと頼む。

 マッコイ長官はアルカトラズにある研究所に閉じ込められているジミーに会いに行く。
 彼に近づいただけで、マッコイの皮膚の青色が消えていった。
 ジミーこそが、ミュータント因子を永久に抑えるキュアの元だった。

 スコットはジーンが死んだ湖アルカリ湖に行く。
 そこで彼はジーンが彼に呼びかける声に囲まれ、耐え切れなくなって、サングラスをはずして、湖を照射する。
 すると湖が渦巻き、底からジーンが現れる。ジーンはスコットにサングラスをはずしてと言う、目を見たいと。
 危ないので断る彼に大丈夫、コントロールできると、彼女はサングラスをはずす。スコットは目を開ける。
 目を開けても、例の能力は発動されなかった。
 ジーンとスコットはキス、スコットの顔がジーンに吸い取られるかのようにしなびていく。
 それを感じたプロフェッサー、ローガンとストームを湖に行かせる。
 湖は霧に包まれ、石や水滴や枯葉が浮かんでいた。そしてスコットのサングラスも。ジーンを見つける。
 おそらくテレキネシスの繭に包まれて無事だったのだ。彼女の能力は唯一のクラス5、潜在能力は無限。
 危険なので、プロフェッサーが、彼女が幼い頃、サイキックバリアで彼女の力を意識から切り離した。
 そのため二重人格を持つようになった。もう一つの人格はフェニックスと名乗った。
 本能のままに生き、欲望や喜びや怒りに従う。 

 キュアの被験者第一号はワージントン研究所の設立者ワージントン2世の息子、
あの翼のあるエンジェルことワージントン三世(ベン・フォスター Ben Foster)だった。
 結局彼はキュアをいやがり、飛び去ってしまう。 

 マグニートーはミスティークを救い出す。移動監獄には他にも囚人がいた。
 マルチプルマンことジェームズ・アーサー・マドロック(エリック・ディーン Eric Dane)は一度に七つの銀行を襲っていた、分身をいくらでも作れる能力で。
 ジャガーノートことケイン・マルコ(ヴィニー・ジョーンズ Vinnie Jones)は制止不能の男だった。
 気絶から気がついた警備員がマグニートーを撃とうとし、ミスティークが盾になって撃たれる。
 それはキュアを仕込んだ弾で、ただの人間になったミスティークをマグニートーは見捨てる。

 目が覚めたジーンはフェニックスだった。しかしジーンの心もそこには確かにあった。
 ジーンは自分がスコットを殺した事を思い出す。
 ショックを受けた彼女は、「殺して、又誰かを殺す前に」とローガンに頼む。
 フェニックスがふたたび前に出、彼女は出て行く。

 マグニートーはカリストからクラス5のミュータントの存在を知らされる。

 プロフェッサーとローガンとストームはジーンの生家に行く。そこにはマグニートー達もいた。
 プロフェッサーとマグニートーだけが家に入る。ジーンはプロフェッサーを消し去り、マグニートーと共に行く。

 ローグはキュアを受けに行こうと学園を出て行く。触れ合いたくても触れ合えない自分。
 恋人のボビーがキティと良い感じで、それが耐えられなかった。

 エグゼビアが死んだ事により、学園は存続の危機。
 そこにエンジェルが現れ、「ここなら安全だって聞いて」と言う。ストームは学園を続ける事を決める。
 ローガンはジーンの呼び声に悩まされる。彼はジーンを救いに行く決意をする。

 ローグを捜して、キュアを受けられると言う建物の前に行くボビー。
 そこにはパイロことジョン・アンダーダイス(アーロン・スタンフォード Aaron Stanford))がいた。
 彼はキュアが受けられる建物に火をつける。
 マグニートーが戦う事を宣言。大統領(Josef Sommer)もマグニートーに対応し、キュア弾を装備した部隊を出す。
 ローグはミュータント・キュアの注射を受けるために並んでいる列に加わる。部隊はマグニートーの拠点に赴く。 場所はミスティークが教えた。しかし沢山の生体反応が一つに収束していく。マルチプルマンの仕業だった。
 マグニートーはカリストのおかげでキュアの元になる少年の居場所を知る。

 ジーンを救いに行って、マグニートーに遠くへ飛ばされたローガンは、マグニートーが少年のいるアルカトラズを襲う気である事をストーム達に知らせる。
 それをエンジェルが聞いていた。ローガン達もアルカトラズに赴く。

 マグニートー、金門橋を動かし、アルカトラズに架ける。
 研究所を守る者達はプラスティック製武器でキュア弾を撃ってきた。アークライトが衝撃波で武器を破壊する。
 ローガン達がマグニートー達の前に立ちはだかる。ジャガーノートが少年を殺しに行く。
 キティが少年を助けに行く。彼女がジャガーノートを床にうずめるが、彼は持ち前のパワーで床を破壊。
 キティは壁をすり抜け、ジャガーノートはその後を追って、壁を次々に破壊していく。
 彼女はジャガーノートを壁に隠れてやりすごし、自分は別の方向に行く。
 キティは少年を見つけ、一緒に壁を通り抜けようとするが、それが出来ない。少年の力のせいだ。
 彼女は少年に離れないでと言い、やってきたジャガーノートが突進してきたら、間一髪で少年と共に避ける。
 ジャガーノートは壁にぶつかり、気絶する。ワージントン2世は屋上から落とされるが、エンジェルに助けられる。 マグニートーは車を次々と放り投げ、それにパイロが火をつける。ローガンは落ちているキュア弾を発見。
 ハンクやストームもそれを見る。見詰め合う三人。攻撃は最大の防御。
 まずローガンはアイスマンにパイロを倒せと指示。ストームはこっちの動きが見えないよう霧を呼ぶ。
 アイスマンは自分を氷化してパイロの攻撃に耐え、氷頭でパイロを頭突き、気絶させる。
 ローガンはコロッサスにマグニートー目がけて投げてもらう、マグニートーに途中で止められるが。
 マグニートーがローガンに気を取られている間に、ハンクがマグニートーの後ろに回りこみ、キュア弾をマグニートーに突き刺す。
 地上部隊が着き、ジーンに向かって撃つ。ジーンは全ての弾を止め、地上部隊を爆散させる。
 その恐ろしい姿にマグニートーも「私は何てことを」とつぶやく。
 建物も、人も、アークライト達も、次々に爆散していく。海が持ち上がっっていく。
 ローガンはジーンに体を散じられながら、脅威の修復能力で何とか姿を保ち、彼女に迫っていく。
 「助けて」と言う彼女を、「愛してる」と言って突き刺すローガン。持ち上がった海の水が落ちていく。

 ローグは治療を受けた。彼女はアイスマンに手を差し出す。ハンク・マッコイは国連大使に。

 エンジェルの飛行を見上げる公園の少年。そこには野外チェスを楽しむ人達がいた。
 そして、マグニートーもチェス盤の前にいた。彼は金属の駒に手を近づける。かすかに動く駒。

 呼吸器等の器具類をつけられ、寝たきりらしい患者が「やあ、モイラ」とやってきた女性(モイラ・マクダカート オリビア・ウィリアムス Olivia Williams )に話しかける。
 彼女は驚き、嬉しそうな表情で「チャールズ」と呼びかけるのだった。

感想:最後のモイラさんってプロフェッサーの元恋人で人間の天才科学者なの?
 つまり、爆散したはずのチャールズ・エグゼビアを、天才ですから、何とかかき集め、再生させたって事?
 すごいな、天才って。
 この話のミュータントって、人によって感じ方が違うだろうけど、同性愛とか、発達障害とか、そんなのを思い出すよね。
 本人達は、治したいのか、このままで良いと思うのか。
 まあ、モンクなんか、あの細かさがあるから、名探偵なんだと思うんだが、本人も疲れるでしょうから、治したいとか思うかな。
 ローグは治したいよね。きっと「学園アリス」のペルソナも治したいだろう。
 そう、学園アリスにどっぷり浸かっている私は、学園アリスも思い出しました。
 あのキュアキュア坊やなんて、もろ無効化のアリスよね。
 しかし、マグニートーが能力が戻ってきたみたいだから、ローグも怪しいもんよね。
 ミスティーク大好きですが、彼女はマグニートーを嫌いになったかな。
 こんなに続きがありそうなのに、これでホントに最後?
 しかしスコット、前回も痴話喧嘩でダム壊しただけだが、今回も良いとこまるで無し。悲しすぎる。可哀そうだ。
 しかし彼はスーパーマンの方ではロイス・レーンの恋人として大活躍ですな。
 ロイス・レーンの心はスーパーマンの物だが…。キティ嬢、可愛いですね。コロッサスさん、良い人そう。
 エリックさんがチャールズさんに敬意を持っていて、パイロがプロフェッサーを自分も殺せたみたいな事を言った時、いさめたのが嬉しかったです。
 しかしパイロ、簡単に人殺してたな。
 この映画ではみなさんローガンと呼んでいるのでローガンと書いたけど、ウルヴァリンでないとピンとこない。
 このDVDと一緒に「スーパーマン・リターンズ」も借りたんだけど、「スーパーマン・リターンズ」をブレット・ラトナーが降り、ブライアン・シンガーが悩んだ末、大好きなスーパーマンを選び、監督をなくしたXメンは結局ブレット・ラトナーが監督する事になったとか。
 原作者スタン・リーはジーンが少女の時、ホースで水をまいてたおじさん。

関連サイト
メランコリデア
samuraiの気になる映画
TRUTH?ブログエリア
はらやんの映画徒然草


| | コメント (0) | トラックバック (0)

宇宙戦争

「宇宙戦争 WAR OF THE WORLDS」2005年 1h57 ☆☆☆☆
監督:スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)原作:H.G.ウエルズ(H.G.Wells)脚本:ジョシュ・フリードマン(Josh Friedman)、デヴィッド・コープ(David Koepp)撮影:ヤヌス・カミンスキー(Janusz Kaminski)プロダクション・デザイナー:リック・カーター(Rick Carter)音楽:ジョン・ウィリアムス(John Williams)シニア視覚効果スーパーバイザー:デニス・ミューレン(Dennis Muren)

最後まで書いています。でも超有名な原作だからなあ~…

 ニュージャージーの港湾労働者レイ・フェリアー(トム・クルーズ Tom Cruise)は別れた妻のマリー・アン(ミランダ・オットー Miranda Otto)から子供を預かる。
 息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン Justin Chatwin)が父親の車に無免許なのに勝手に乗って行ってしまったと娘のレイチェル(ダコタ・ファニング Dakota Fanning)から聞き、
急いで外に出ると皆がこっちを見てる。
 後ろを振り向くと怪しい雷雲があった。風ががそっちの方に強く吹き、雷が落ちる。何度も同じ所に落ちる雷。
 停電になり、携帯も使えず、車も動かなくなる。
 ロビーが帰ってき、レイはレイチェルをロビーにまかせ、自分は雷が落ちた所を見に行く。
 道路に穴が開いていた。突然地面が揺れる。
 三本触手で立つ、ダイヤ型の頭を持つ巨大な機械が出てき、人々をレーザー状の物で殺し始める。
 必死で逃げるレイ、家に何とか着き、良く事情を話すこともせず、
食べ物を持って子供達を連れて逃げようとする。
 途中コイルを交換して動けるようになった他人の車に勝手に乗っていく。トライポッドの殺戮で大混乱の街。

 レイ達はマリー・アンの家に着く。マリー・アン自身は彼女の父母の所に行っていて、いなかった。
 地下室で寝るレイ達。夜、外ではものすごい気配がし、火の手が迫った。
 朝、外を見るとジャンボジェット機が落ちていた。そこにいたテレビズタッフにビデオを見せてもらう。
 ものすごい沢山のトライポッド達が動いていた。世界中で起きているらしい。
 レイはマリー・アンがいるボストンに行く事にする。

 高速道路は避けてフェリーに乗ろうとするレイ。そこには沢山の人々が集まっていた。
 動く車に乗せてくれと車を叩く沢山の人々。ついにレイ達は車から引きずり出されてしまう。
 鳥の群れの行く先の林が何かで動いている。トライポッドだった。何とかフェリーに乗るレイ達。
 しかし水の底にも何かの影が。トライポッドが出てきて、フェリーを襲う。泳いで岸にあがるレイ達。
 その先の丘では軍が戦おうとしていた。
 トライポッドは何かのシールドを張っていて、ミサイルは効かなかったが。
 ロビーは戦いには参加できずとも、行く末を見たいと軍のいる方に行く。
 レイチェルを待たせて、レイは必死で止めるが、逃げる人々の中に一人でいるレイチェルを見て、
ほっては置けないと連れて行こうとする人が。
 レイはロビーを行かせ、レイチェルを連れて逃げる。男が合図をして家に入れてくれる。
 その男はオグルビー(ティム・ロビンズ Tim Robbins)と言った。地下室にトライポッドの触手が入ってくる。
 何とか見られずにすむが、宇宙人達自身も何体かやってくる。それもやり過ごす。
 赤い血管のようなものが世界を覆っていく。
 オグルビーとレイはトライポッドが人間から血液を吸って、それを撒き散らしているのを見る。
 オグルビーは狂ったように叫びながら、地下鉄に通じていると地下をツルハシで掘り始める。
 オグルビーの声で宇宙人達が来るのを恐れたレイはレイチェルに目隠しをし、
耳をふさいで「ハッシャ・バイ・マウンテン(何ていったけ、この歌。確かに知ってるが何の映画だったかわからない)」を歌っていろと命じる。
 レイ、ドアを閉めて、出てきた時はオグルビーの声は聞こえなくなる。
(日本軍が、赤ん坊が泣くと敵が来るからと、殺した事を思い出しました。殺さなきゃいけなかったでしょうか。
まあ、私はやらないとは言えませんが)
 しかし結局宇宙人に見つかってしまい、レイチェルは捕らえられ、それを追ったレイも捕らえられる。
 トライポッドの下には檻があって、そこに捕らえた人間が入れられていた。
 時々そこから人間を一人ずつ吸い上げていく。
 レイも吸い上げられそうになるが、他の人々が引っ張って、吸い上げられずにすむ。
 レイは拾った手榴弾をマシンの中に投げ込み、マシンは爆発。レイ達は逃れる。

 マシンが倒れている。軍によると急にああなったそうだ。
 鳥がマシンの近くにいるのを見て、シールドが張ってないのに気づくレイ、軍にそれを伝える。
 マシンは軍の攻撃にやられ、中から出てきた宇宙人は死んだ。レイはマリー・アンにレイチェルを届ける。
 ロビーも無事だった。

感想:トム・クルーズがこんなダメ人間を演じるなんて…。娘の賢い忠言に耳を貸さない。
 息子の方がレイチェルのパニックを静めることが出来る。
 大体、レイチェルの生まれた時からのピーナッツ・アレルギーを知らない。基本的に逃げ回るだけ。
 でもこれは原作を考えれば、そうでなければいけません。
 原作(買っちゃいましたが)、かなり昔に読んだので、どうだったか覚えていませんが、
レイが手榴弾使うのは余計に感じました。
 まあ、マシンの檻に閉じ込められた人々という興味深いものが見れたから良いか。
 アメリカはどうしても多少は果敢に戦う場面が無いとダメかな。
 さすが、「激突」「ジョーズ」の監督、怖いです。
 死体が沢山流れてくる場面とか、初めは一体だけで、どんどん沢山というのがうまい。うん、こうでなくちゃね。
 トライポッド、怖い。遠くにいても怖いし、近くから現れたらやっぱ怖い。こうでなくちゃね。
 最後のナレーションはトムにやってもらいたかったな。いきなり神の視点になっちゃたような。
 後で分かったが、宇宙人達はウィルスにやられたのだったとか。しかしウエルズ、ナイスアイデア。
 これ超えるものは考えられないよね。

宇宙戦争
宇宙戦争
posted with 簡単リンクくん at 2005. 7. 4
小田 麻紀 / Wells Herbert George
角川書店 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
arudenteな米
DiaryXXX
ハナログ
原作と音楽
手塚眞の絶対の危機

| | コメント (1) | トラックバック (0)

鬼が来た!

「鬼が来た!」中国 2000年 ☆☆☆☆☆
監督・製作・共同脚本:姜文(チアン・ウェン) 原作・共同脚本:ユウ・フェンウェイ 共同脚本:シー・チエンチュアン、シュー・ピン 撮影:クー・チャンウェイ 音楽:ツイ・チエン、リウ・シン、リー・ハイイン

最後まで書いています。注意!

 1945年、日本占領下の中国、掛甲台(コアチアタイ 日本軍の砲台がある)、夜更け。
 マー・ターサン(馬大三 姜文)はユィアル(チアン・ホンポー)と良い事をしていたら、戸を叩く音がする。
 マーが「誰だ」と聞くと「私だ」と答える外の人(はっきり示されないが、八路軍<共産党>なんだそうだ)。
 と言ってもマーには誰だか分からない。戸を開けると銃を突きつけられ、目をつぶれと言われる。
 でかい荷物を預けられる。日本軍には見つかるなと言う。
 へまをしたらお前を殺す、尋問をしておけ、三十日の日に迎えに来ると。荷物は人間二人だった。
 村人に相談するマー。とりあえず預かる事にし、二人を尋問する。
 二人は日本人、花屋小三郎(香川照之)と通訳トン・ハンチェン(ユエン・ティン)だった。
 花屋の言うひどい言葉を全然違う言葉にする通訳。

 しかしいつまで経っても迎えは来ない。
 それに二人は機会があれば逃げようとして、村人にとっては頭痛の種だった。
 ウー隊長(国軍)は日本人など知らないが処置しろと言っていたと言うので、殺す事にする。
 誰もが殺し役をいやがり、マーがする事にしたが、結局殺せなかった。人に頼む事にする。
 マーは伝説の剣客リウ(陳強)を連れてくる。
 リウは一太刀で殺せる事が誇りなのにそれが出来ず、もうそれ以上やろうとはしなかった。

 殺されるのがいやになった花屋は解放すれば穀物二台分渡すと提案する。もう半年経っていた。
 マー達はその提案を受け入れる事にする。
 花屋に自分達村人は彼らを助け、親切に扱ったという誓約書にサインさせる。

 元の隊に帰る二人。
 酒塚猪吉(さかつかいのきち 澤田謙也)隊長は花屋が約束した以上の穀物を渡し、
村人全員を招いて宴会を開く。
 マーは実家に帰っていたユィアルを迎えに行く。
 宴会は楽しく進んだが、隊長が花屋に銃を向けてから雲行きが怪しくなる。
 花屋は腐敗分子だから誰か撃ち殺せと言うのだ。半年も帰れなかったのはおかしいと。
 村人への疑惑を口にする隊長に、村人の一人が彼をなだめようと肩を叩き、頭をなでるのを見て、花屋が切れる。 村人を殺す花屋。それをきっかけに日本軍は村人を、老人も女も子供も皆、殺してしまう。
 村に火を付けさせる隊長。
 「天皇陛下、万歳」と叫んで自決しようとした花屋を隊長は止める。戦争は終わっていたのだ。
 小舟から呆然と燃え上がる村を見つめるマーとユィアル。

 トン・ハンチェンは売国奴として処刑される。それを見届けてから日本人の捕虜収容所に行くマー。
 煙草を買いに来た日本人を襲い、もう一人の日本人を追いかけ、捕虜収容所の中に入るマー。
 日本人を襲い続けるが、取り押さえられる。
 国軍のカオ少佐(胡大為 デイヴィッド・ウー)はマーの処刑を酒塚に命じる。酒塚は刀を要求し、花屋にやらせる。 花屋の手によって斬首されるマー。

感想

 日本人にはきつい映画ですが、良かったと思います。
 ユーモアもあるし、日本人をとりわけ悪く描いているわけではないし。
 外国の映画で日本人を見ると違和感があったりするけれど、これは無かったです。白黒できつさが薄れました。
 頭が切り落とされてからカラーになるなんて面白いですね。

 監督は「太陽の少年」の監督で、「芙蓉鎮」「紅いコーリャン」のヒーローだそう
 (「芙蓉鎮」の彼の役、とても好きでした)。
 原作は「生存」と言う題名。音楽を担当したツイ・チエンは有名なロック・ミュージシャン。
 2000年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。

 香川さん、「きゅうめいびょうとう24時」より、こちらのひねった役の方が似合ってますね。
 でも、普通人の役も重要には違いないです。

 武器は日本兵の物で名前が書いてあったりしたそう。
 通訳役の方は本人もあんな感じなんだそうで、始終しゃべっていて、
監督に「少し黙ってろ!」「おまえは悲しい人生がどういうものかわかってない!」と言われていたそう。
 日本語のセリフは香川さんと通訳達で話し合って監督(日本語は分からない)に聞かせ、
監督が中国語とつき合わせて決めたそう。

 「私」が共産党軍だと言う事はわかる人にはわかるらしく、だから中国政府はこの映画の再編集を要求し、
監督が無視したため中国では上映できないんだそうだ。

 最後の宴会場面に疑問を感じている方々が多かったけど、私は全然違和感がありませんでした。
 実際村人が親切に花屋に接したなんて、信じがたいだろうし、戦争が終わった事への複雑な気持ちもあったろう。
 あらかじめこうする事を決めていたとは思わないけれど、どこかで予感していたという感じかな。
 花屋も銃を向けられた異常な状態で、ただでさえ緊張状態にあり、
無礼な中国人(実際中国人は妙になれなれしいらしい。日本人は世界的にも否フレンドリーな国民性だし)に切れたのだろう。
 あの隊長、ちょっとしたカリスマだし。

鬼が来た!
中国魅録―「鬼が来た!」撮影日記

なるほどサイト
オフィシャル・サイト
独身社会人映画ファンメーリングリストHP
Chez Deguchi

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大通りの店

「大通りの店 Obchod Na Korze」1965年 チェコ・スロバキア ☆☆☆☆☆
監督・脚本:ヤーン・カダール(Jan Kadar)、エルマル・クロス エルマール・クロス(Elmar Grosman) 脚本:ラジスラフ・グロスマン ラディスラフ・グロスマン(Ladislav Grosman) 撮影:ブラジミール・ノボトニー(Vladimir Novotny) 音楽:ズデニェク・リシュカ(Zdenek Liska)

 ナチス・ドイツの占領下にあるチェコ・スロバキア。
 大工のトーノ・ブルトコ(ヨゼフ(ヨーゼフ)クロネル Jozef Kroner)は仕事も無くぶらぶらしていた。
 そんな時彼の妻エベリーナ(ハナ・スリフコバー(スリフコワ) Hana Slivkova)の姉とその夫のファシスト党に入っているコルコツキー(フランティシェク・ズバリーク)が訪ねてくる。
 彼に接収した大通りにあるユダヤ人の店をやると言うのだ。
 トーノが翌日行ってみるとそこには字もろくに読めず、耳も遠い、
良く状況がわかっていないお婆さんのラウトマン(イダ・カミンスカ Ida Kaminska)がいた。
 その店の主人のユダヤ人だ。トーノが説明しても彼女はわかってくれない。
 そんな時近所のイムロ・クハールが来る。
 イムロによるとこの店の収入はろくに無く、婆さんはユダヤ人達に面倒をみてもらっていたのだ。
 収入の良い店はすでにファシスト党のお偉いさん達が自分たちのものにしていた。
 イムロのはからいで彼はばあ様にとっては雇い人、外向きには管理者としてやっていく事にする。
 給料はユダヤ人たちからもらうのだ。彼はばあ様とうまくやっていくのだが、町にナチスの親衛隊がやってきて…。

 心暖まるお話として終始するのかと思っていたので、最後のあたりの展開はショックでした。
 でも確かに拷問はいやですし、ばあ様は状況をわかってくれませんから、これは困った状況です。
 善人が困るような状況はいやですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

エレファント

「エレファント Elephant」2003年 1h21 米 ☆☆☆☆☆
監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)撮影:ハリス・サヴィデス(Harris Savides)

 オレゴン州ポートランド。どう見ても危なっかしい運転の車。
 とうとうジョン・マクファーランド(ジョン・ロビンスン ジョン・ロビンソン John Robinson)が降りて、
アル中の父親(ティモシー・ボトムズ Timothy Bottoms)に代わり運転する。

 イーライ(イライアス・マッコネル Elias McConnell)はポートフォリアのための写真を撮っている。

 兄のポールにアル中の父を迎えに来てくれと連絡していると、
遅刻の事でルース校長(マット・マロイ Matt Malloy)に呼ばれる。

 ワット高校。美しい校庭。スポーツに興じる高校生達。
 ネイサン(ネーサン・タイスン ネイサン・タイソン Nathan Tyson)が校舎に入ると、
恋人のキャリー(キャリー・フィンクリー Carrie Finklea)がいて一緒に歩く。
 二人で事務局に外出届を出す。ジョンも車の鍵を預けに来る。誰もいない部屋でこっそり泣くジョン。
 そこにガールフレンドのアケイディア(アリシア・マイルズ Alicia Miles)が来る。
 彼女はジョンに軽くキスして「同性・異性愛会」に行く。

 廊下でイーライに会うジョン。イーライはジョンの写真を撮る。外に出るジョン。
 重たそうなバックを持って軍隊みたいな格好のエリック(エリック・デューレン Eric Deulen)とアレックス(アレックス・フロスト Alex Frost)に会う。
 「何するんだ?」「中に入るなよ。地獄になるぞ」「何が?」驚いた表情のジョン。

 物理の授業中、濡れたティッシュ玉(公式サイトより DVDではバナナと言っている)をぶつけられるアレックス。
 カフェテリアで何かメモをとっている。生徒達のざわめきが彼を押し包む。

 短パンを履いてくるよう叱られているミシェル(クリスティン・ヒックス Kristen Hicks)。
 更衣室で着替えていると「ダサイ子」と言う声が聞こえる。

 ブリタニー(Brittany Mountain)、ジョーダン(ジョーダン・テイラー Jordan Taylar)、
ニコル(Nicole George)の仲良し三人組。
 せっかく食べても、トイレで吐き戻している。

 アレックス、ネットで銃を注文する。エリックとナチスの時代のドキュメンタリーを見ていたら銃が届く。
 さっそく試射する。シャワーを浴びながら、キスしたことないからと二人でキスをする。
 着替えて、作戦を確かめて、学校に向かう。そして殺戮を始める。
 「こんな嫌なめでたい日もない」(シェイクスピアの「マクベス」のセリフだそうです)

 ベニー(Bennie Dixon)、何がなにやらわからず、学校の中をさまよう。

 結構綺麗な学校ですが、廃校になったばかりの校舎を使ったそうです。
 生徒達は現役高校生からオーディションで選びました。
 「エリーゼのために」はアレックス役の子が実際にアドリブで弾いた曲。
 「エレファント」と言う題名にどうしてしたのかと言うと、この作品を製作会社に提案した時、
「高校での乱射事件」がテーマだと話したら、重役に「エレファント」みたいな作品ならかまわないと言われ、
「エレファント」という作品はアイルランドの民族対立がテーマの作品で、
アプローチに共通点があると感じて同じ題名にしたそうです。
 ドキュメンタリーの「エレファント」は部屋に象がいても見ないふりとかいう話から取ったらしいですが、
こちらの「エレファント」は目が不自由な方々が象を触ってどんな動物か言うあの説話の意味もあわせているらしいです。
 イーライは実際にフォトグラファーを目指していて、ジョンには家族にアルコール依存症の人がいて、
ネイサンはスポーツマンで彼女がいるそうです。
 銃撃事件を起こす少年達は初めは殺人や殺人未遂の体験がある子の中から捜そうと思ったんですが、
ピンと来る子がいず、
そう言えば二人とも犯行前なのだからと犯人の少年達と似たような悩みを抱えた少年を選んだそうです。
 登場人物達が交わす会話はほとんどアドリブ。

 誰が殺されたのかとかはこの映画ははっきり示しません。
 警察が介入する場面も撮ったそうですが、しっくりこないので使わないことにしたそうです。
 実際それは大事な事では無いのでしょう。日常の積み重ねの上にある非日常。
 問題を抱えている子は大勢いるのに、どういう道筋をたどってかはわからないけれど、殺戮を実行した子。
 もちろん殺された人達が一番可哀想ですが、犯人達もどこか気の毒。殺しを実行した子達としなかった子達の差。 さほど無いような(やっぱりあるのか)。学校は結構閉じているから、他にも価値基準がある事がわからない。
 周りに何と言われたって自分が自信を持っていれば良いんだけど。いじめは気持ちを萎えさせるけどね。
 いじめする子も問題がある子だと思うけど。

 校庭も校舎も結構広々としていて綺麗。ジョン・ロビンスンの綺麗なサラサラヘアはブリーチ。美少年ですね。
 美少年がもてるとは限らないけれど。
 私はイーライが好みですが、ネイサンみたいなスポーツマンが一番もてるでしょう。
 ミシェル、初め男の子と思っちゃいました。

 アレックス役の子が弾いたおかげでベートーヴェンが使われているわけですが、とってもピッタリで、
アレックス役の子に感謝です。
エレファント デラックス版ELEPHANT

なるほどと思ったサイト
映画で英会話/Tango Tango!!
映画≠日誌
Augustrait

| | コメント (0) | トラックバック (1)

オペラ座の怪人

「オペラ座の怪人 The Phantom of the Opera」2004年 2h23 米 ☆☆☆
製作・共同脚本・音楽:アンドルー・ロイド・ウェバー(アンドリュー・ロイド=ウェバーAndrew Lloyd Webber)監督・共同脚本:ジョエル・シューマカー(ジョエル・シュマッカー Joel Schumacher)原作:ガストン・ルルー(Gaston Leroux)撮影:ジョン・マシスン(ジョン・マシソン John Mathieson)衣装:アレグザンドラ・バーン(アレキサンドラ・バーン Alexandra Byrne) 美術:アンソニー・プラット(Anthony Pratt)

 1919年。白黒の映像。蜘蛛の巣がかかった今は廃墟のパリオペラ座。劇場関係のオークション。
 猿がシンバルを叩く人形。
 それをせるマダム・ジリー(ミランダ・リチャードソン ミランダ・リチャードスン Miranda Richardson)とラウル・シャニュイ子爵(パトリック・ウィルスン パトリック・ウィルソン Patrick Wilson)。
 ラウルが獲得する。そして壊れたシャンデリアが披露される。
 壊れたシャンデリアがどんどん元の豪華絢爛な姿に戻り、鮮やかな色がよみがえり、
往時のパリオペラ座がよみがえる。
 リハーサル風景。歌っているカルロッタ(ミニー・ドライヴァー Minnie Driver)。
 そして新支配人としてフィルマン(シアラン・ハインズ Ciaran Hinds)、
アンドレ(サイモン・カロウ Simon Callow)。
 そしてやはり新しいパトロンとしてラウル登場。
 ラウルは今は大勢いる踊り子の一人に過ぎないクリスティーヌ・ダーエ(?エミー・ロッサム Emmy Rossum)の幼馴染。
 幼い頃だが結婚の約束までした(確か…。)。ラウルはクリスティーヌには気付かなかった。
 わがままなプリマドンナには不満が一杯。不可思議な事故が多いこの劇場。
 カルロッタの頭上に幕が落下してきて(怪人の仕業だ)、彼女は役を降りる。
 そこでバレエ教師のマダム・ジリーがクリスティーヌを主役に推す。
 クリスティーヌは秘密の教師に歌を習っていて、今度の主役の歌も完璧に歌えた。
 クリスティーヌは早くに両親を亡くし、このオペラ座の寄宿学校に入っていた。
 ここで彼女は秘密の教師に出会い、その彼を父が贈ってくれた音楽の天使と信じて疑わなかった。
 そんな彼女をマダム・ジリーの娘で友達のメグ(ジェニファー・エリソン Jennifer Elison)が心配する。
 クリスティーヌの舞台は見事成功。
 ラウルもクリスティーヌに気付き、彼女をディナーに誘うが、
ファントム(ジェラード・バトラー ジェラルド・バトラー Gerard Butler)が現れ、
彼女を地下の彼の部屋に案内するが…。

 ネタばれ、注意!

 まず白黒の映像は雰囲気があって美しいと思いました。老人達、本人達に老人メイクを施したものだそうですね。  私、マダム・ジリーでは無く、その娘かと思ってました。ミランダ・リチャードソン、存在感があります。
 パリオペラ座がよみがえるシーンは素晴らしいです。引き込まれました。ミニー・ドライヴァー、良かったですね。
 コメディエンヌとして華を添えていたと思います。
 最後のカタストロフィーの場面では太った愛人の死をちゃんと嘆いていて、好感も持っちゃいました。
 新支配人達の二人が歌うシーンは違和感無く楽しめました。
 私はてっきりエミー・ロッサムの歌は吹き替えと思ってました。当時16歳の彼女自身の声なんですね。
 素晴らしいです。ファントムがクリスティーヌを案内するシーンは今一つ工夫が足りないかな。
 コクトーの「美女と野獣」みたいに動く腕の燭台とか、水の中からせり上がる燭台とかを使いたかったのなら、
彼女が夢うつつの中にいるのかのような工夫が必要。
 でなかったらリアリティに徹して、たいまつだけの光で暗闇を強調し、その分怪人の居場所を美術的に凝るとか。
 怪人自身は歌っていずに、
彼女の幻の中で怪人が甘い声で耳元で歌っているかのような映像を二重写しにするとか。
 舞台の光あふれる豪華絢爛と地下の闇の魅力との対比をもっと強調した方が良かったかな。
 クリスティーヌとラウルの絆を子供の頃の映像を挿入して強調するとかいう工夫も欲しかったかな。
 そして怪人も最初の方で小出しにその剣呑な存在をアピールするとかした方が。
 怪人とクリスティーヌの絆ももう少し描いて欲しかったような。長くなっちゃうかな。
 歌よりも怪人の危なさ、カリスマ性、そして哀しみの方をもっとちゃんと描いてほしかったような。
 後、私の好みとしては怪人の声はテノールよりバス系の方が嬉しかったけど、
これは元のミュージカルもテノールなんでしょうから、仕方が無いか。
 甘い声には聞こえなかった。ヘタでは無いが。
 怪人さん、最初から殺人を犯しているから、表にはどうしても出てこられませんね。
 せっかくの才能がもったいないけど…。クリスティーヌが怪人さんでは無くラウルを選ぶのは当然ですね。
 怪人さんと一緒では表に出られなくなる。マスカレードのシーンは好きです。
 真っ赤な衣装で降りてくる怪人さんは「赤死病の仮面」を思い出し、迫力がありました。
 「ポイント・オブ・ノー・リターン」のシーンは官能的で良かったです。あれは地獄の炎でしょうか。
 やがてはドン・ファンを焼き尽くす。そしてドン・ファンに扮する怪人。
 怪人の素晴らしい歌声に魅了されるクリスティーヌ。実際、才能あふれる怪人さんは魅力的でしょう。
 小さい時から見守ってくれましたし。1億5千万のシャンデリアはさすがの存在感。
 そんなにかける必要があるのかという疑問はおいといて。怪人さん、人殺しですが、可哀想でした。
 クリスティーヌが彼にキスして良かったです。パンツ姿のメグはオスカル様みたいでかっこよかったです。
「オペラ座の怪人」 オリジナル・サウンドトラック

セリフの訳について書いています。
空のつぶやき
prisoner’s BLOG

| | コメント (0) | トラックバック (1)

オーシャンズ11

「オーシャンズ11 Ocean’s Eleven」米 2001年 ワーナー・ブラザーズ ☆☆☆
監督・撮影:スティーヴン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)脚本:テッド・グリフィン(Ted・Griffin)音楽:デイヴィッド・ホルムズ(David Holmes)編集:スティーヴン・ミリオン
オーシャンズ11 特別版OCEAN'S ELEVEN

 ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー George Clooney)は仮釈放になった。
 彼は早速偽名でカード・ディーラーとして働いているフランク・カットン(バーニー・マック Bernie Mac)に会いに行く。
 ある犯罪計画に加わってもらいたいためだ。
 そしてポーカーを教えているラスティー・ライアン(ブラッド・ピット Brad Pitt)も仲間に引き入れる。
 この犯罪計画には人数が必要だった。
 仲間を雇うための当面の金を払ってもらうために元カジノ・オーナーのルーベン・ティシュコフ(エリオット・グールド Elliott Gould)に掛け合う。
 ダニー達が狙っているのはラスベガスのカジノのオーナー、
テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア Andy Garcia)の金だ。
 ルーベンはベネディクトにうらみを持っていた。パトロンを得て、ダニー達の人集めは一気に進む。
 車のプロのヴァージル(ケイシー・アフレック Casey Affleck)とターク(スコット・カーン Scott Caan)のモロイ兄弟、
配線のプロのリヴィングストン(エディー・ジェイミソン Eddie Jemison)、
サーカスで活躍しているイエン(シャオボー・クィン Shaobo Qin)、
引退していた詐欺師のソール・ブルーム(カール・ライナー Carl Riner)。
 逮捕されそうだった爆破のプロ、バシャー(ドン・チードル Don Cheadle)を警察の目の前から攫い、
有名なスリの達人の息子で同じくスリを生業としているライナス・コールドウェル(マット・デイモン Matt Damon)をスカウトしてくる。

 さっそくカジノの下見をするが、そこに現れた女性を見てラスティーは驚く。
 その女性はダニーの別れた女房で、今はベネディクトの恋人のテス(ジュリア・ロバーツ Julia Roberts)だった。 ダニーは金の強奪と共に、女房の奪還も狙っていたのだ。ラスティーはダニーに抗議するが…。

 「オーシャンと十一人の仲間」は見た事がありますが、あまり面白いものではありませんでした。
 (「黄金の腕」を見ていないのでなんとも言えませんが、
私はフランク・シナトラの演技をうまいと思った事がありません。
 歌はもちろん、素晴らしいですが)
 この映画は「オーシャンと十一人の仲間」より出来が良いと思います。
 フランク・シナトラも危険な魅力一杯の遊び人だったみたいですが、
ジョージ・クルーニーもユーモアたっぷりの伊達男ぶりなら負けません。
 (ユーモアってセクシーに通じると思います。
 ジョージ・クルーニーの顔は好みではありませんが、ユーモアたっぷりで、本人は好きです。
 軽味のある役をやれる貴重な人かと思います)
 ネームバリューのある面々という所でも負けてません。
 監督はスティーヴン・ソダーバーグですから、こちらは完璧に勝ってます。
 実際編集のテンポも、色味を考えたのではないかと思われる画面もよく出来てると思います。
 つっこみ所はありますが…
 (あんなに長い時間殴られたら、顔の形が変わるかと思うんだけど。バレバレじゃないかな)

 あの印象的な、
彼がいなければ絶対計画がうまくいかないと思われるイエン役のシャオボー・クィンって、
北京雑技団のメンバーで全米公演のリハーサルをスタッフが見て、出てもらったのね。
 すごいもんね~。


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

大いなる勇者

「大いなる勇者 Jeremiah Johnson」1972年 米 ☆☆☆☆☆
監督:シドニー・ポラック(Sydney Pollack)原作:レイモンド・ソープ(Raymond W.Thorp)ロバート・バンカー(Robert Bunker)脚色:ジョン・ミリアス(John Milius)エドワード・アンハルト(Edward Anhalt)撮影:デューク・キャラハン(Duke Callaghan)音楽:ジョン・ルベンスタイン(John Rubenstein)ティム・マッキンタイアー(Tim McIntire)
大いなる勇者JEREMIAH JOHNSON

 ジェレマイア・ジョンソン(ロバート・レッドフォード Robert Redford)は前から山男になりたいと思っていた。
 ロッキー山脈の奥に分け入る。初めは魚一匹満足に取る事が出来ない。ある日山で凍死している男を発見する。  その男は死体を見つけた人間に銃を譲ると書いていた。有難く頂く。欲しかった50口径のホーキンだった。

 クマのツメ(ウィル・ギア Will Geer)と名乗る男に出会う。彼に山の暮らしのノウハウを教わる。
 以前魚を取ろうとしている所を見られたクロウ族の赤シャツ(ジョアキン・マルティネス Joaquin Martinez)にも会った。
 ジェレマイアはクロウ族と友好関係を築く。春になり、ジェレマイアは一人で行動する事にする。

 ある日、移住者の白人の子供がネイティブ・アメリカンに殺された現場に出会う。
 2体の死体の側には気が狂った女(アリン・アン・マクレリー Allyn Ann Mclerie)がいた。
 その女はただ一人残った少年(ジョシュ・アルビー Josh Albee)をジェレマイアに押し付け、
自分はどっかに行ってしまう。
 少年は一言もしゃべれず、ジェレマイアは彼にケイレブと言う名前を付ける。

 ある日、首まで埋められた男(ステファン・ギーラッシュ Stefan Gierasch)を見つける。
 その男はデル・ギューと名乗った。マッド・ウルフという族長にやられたのだ。
 デル・ギューによるとケイレブの家族を殺したのも彼ららしい。
 ジェレマイア達は彼らを見つける。
 ジェレマイアは彼らからデル・ギューの持ち物を奪い返すだけのつもりだったが、デル・ギューが殺戮を始める。
 結局全員殺してしまった。

 翌朝フラットヘッド族に出会う。ジェレマイアは狂った女の敵討ちを誓った男として神聖視されていた。
 そこの酋長(Richard Angarola)に贈り物をしたら、
返礼として酋長の娘スワン(デル・ボルトン Delle Bolton)を贈られてしまう。
 断る事は非常に非礼な事で、出来なかった。
 ジェレマイアはデル・ギューと別れ、ケイレブ、スワンの三人で旅を続ける。

 川の近くの土地を気に入るジェレマイア。そこに家を建て、三人で仲良く暮らす。なかなかに楽しい日々。
 そんな時、
マルヴェイ中尉(ジャック・コルヴィン Jack Colvin)とリンクィスト牧師(ポール・ベネディクト Paul Benedict)が現れる。
 フェザー・メサと言うところで馬車が三台立ち往生しているので助けに生きたい。
 ジェレマイアに道案内をしてくれと言うのだ。
 道の途中にクロウ族の墓があった。神聖な場所で本来通ってはいけない所だが、ここを通らないと遠回りになる。  結局通る事にする。彼らと別れ家路に着いたジェレマイアは胸騒ぎに駆られる。
 急いで家に帰ると、ケイレブもスワンも殺されていた。クロウ族の仕業だ。
 怒りに駆られた彼は、クロウ族を見つけて殺す。それからクロウ族が一人一人現れては、彼を狙うようになって…。

 何か神話的なお話でした。最後にはジェレマイアはすっかり伝説の人物になってしまうし。
 クロウ族の刺客が一人ずつ来るのは敬意の現われなんでしょうね。
 それにしても、どうせ殺すのならケイレブ達じゃなく、墓を通った人達にすれば良いのに…。
 ケイレブ、せっかく生き残ったのに可哀想でした。
 ケイレブもスワンもジェレマイアが望んだ人達ではありませんが、すっかり仲良くなって幸せだったのにね。

 クロウ族の男が歌を歌ってジェレマイアの戦意を削ぐのは印象的でした。 なんか怒れる神を鎮めるみたいな…。

 どうやら主人公メキシコ戦争に参加して、すっかり下界がいやになったみたいですね。
 最後に手をあげている男はクロウ族の赤シャツですよね。もう戦いは終わりという事ですよね。

 良い映画でした。饒舌ではなく、雄大な風景にふさわしい描き方でした。ユタ州、綺麗ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

エデンより彼方に

エデンより彼方にFar From Heaven」2002年 1h47 米 ☆☆☆☆☆
監督・脚本:トッド・ヘーンズ(TTodd Haynes) 製作総指揮:スティーヴン・ソダーバーグ、ジョージ・クルーニー 撮影:エドワード・ラックマン(Edward Lachman) 音楽:エルマー・バーンスタイン(Elmer Bernstein)衣装:サンディ・パウエル(Sandy Powell)

 1957年。
キャシー・ウィテカー(ジュリアン・ムーア Julianne Moore)は会社重役のフランク(デニス・クェード Dennis Quaid)という夫と2人の子供に恵まれ何不自由なく暮らしていた。
しかしある日会社で残業の夫に夜食を届けに行った時に、夫が男と接吻しているのを目撃する。
夫は精神科の治療を受けることにする。しかし夫は次第に精神的に追い詰められ、キャシーをどなってしまう。
庭で涙していたら、庭師のレイモンド(デニス・ヘーズバート Dennis Haysbert)に見られる。
レイモンドは知的で穏やかな黒人だ。
農家へ植木を取りに行く彼の誘いに乗って、気晴らしにキャシーは彼の車で出かける。
しかしその姿を知り合いに見られ、良くない噂が立つ。キャシーはレイモンドを解雇する事にするが…。

 色彩設計がうるさすぎる気がしたが、
監督は往年のメロドラマの監督ダグラス・サークのオマージュと考えているらしいから、わざとだろう。
でも全員緑系の色の服とかあまりにも現実感が無いような…。音楽の効果音的使い方も昔風。これもわざとだ。
昔の車はキュートだった。
ジュリアンがあの印象的な赤い髪では無く金髪というのは、
確かに典型的アメリカの理想の夫婦という感じで正解だと思う。

 しかし同性愛や黒人と白人との恋愛の難しさは今もあり、考えさせられた。フランクも苦しんでいる。
キャシーはもちろんショックだし、他人に相談するのは難しい。
しかしレイモンドがキャシーをドライブに誘うのは考えなしと言わざるおえないだろう。
レイモンドが白人でも悪い噂になると思う。ましてや一緒に踊るのは…。でもレイモンドは素敵だ。
私的には知的で穏やかな彼は好みの男、直球ど真ん中だ。
私も好きになると思うが、周りの反応が怖いし、自分だけではなく子供にも影響が及ぶから、
やっぱり表には絶対表さないだろう。
ああいう終わり方しかないと思う。レイモンドの家に向かって毎日黒人が石を投げるというのはありうると思う。
今だって白人も黒人もああいう関係を物分かり良く見守ってくれるとは思えない。
黒人の給仕が目の前にいるのに、ここに黒人はいないと堂々と言うのは、無神経で悲しい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

エル・ドラド

「エル・ドラド EL DORADO」1966年 米 ☆☆
製作・監督:ハワード・ホークス(Howard Hawks) 原作:ハリー・ブラウン(Harry Brown) 脚本:リー・ブラケット(Leigh Brackett) 撮影:ハロルド・ロッスン(Harold Rosson) 音楽:ネルソン・リドル(Nelson Riddle)

 コール(ジョン・ウェイン John Wayne)はエル・ドラドの町のジェイスン(エドワード・アズナー Edward Asner)という男から助太刀を頼まれたいた。
しかし友達の保安官ハラー(ロバート・ミッチャム Robert Mitchum)から真実を知らされ助太刀を止める。
ジェイスンは水源をマクドナルドという家族から無理矢理取り上げようとしていたのだ。
マクドナルド(R.G.アームストロング R.G.Armstrong)に会いに行ったら、
見張りをしていた一家の息子に発砲され撃ち返す。
コールの弾は息子の腹に当たり、親から腹を撃たれたら死んでしまうと聞いていたその息子は自殺する。
コールは息子の遺体を家族に届ける。
父親はコールの言う事を信じるが、娘(ミシェル・ケーリー Michele Carey)は信じず、待ち伏せしてコールを撃つ。弾は背骨に当たり、場所が難しく腕の良い医者でなければ取れる所ではなかった。コールは町を離れる。

 ある酒場にいたコールは一人の青年(ジェームズ・カーン James Caan)に出会う。
その青年ミシシッピーは友の敵討ちをするためにその酒場に来たのだ。
敵討ちは出来たが、死んだ男と一緒にテーブルについていた男二人が逆に敵討ちをしようとする。コールが助ける。そのテーブルについていた4人目の男マクロード(クリストファー・ジョージ Christopher George)がコールを仕事に誘う。
その仕事とはジェイスンの助太刀で、保安官のハラーはいまや酒びたりで、簡単に倒せると言う。
コールは断り、ミシシッピーと一緒にエル・ドラドに行く。

 ジェームズ・カーン若い!気づきませんでした。保安官ハラーの下着、メチャ汚い。
風呂桶小さく、あれではただの体洗い桶。日本の常識を他国に押し付けるのが間違っているが…。
副保安官のアーサー・ハニカット(Arthur Hunnicutt)、良い味出してます。
割とカッコイイ悪役クリストファー・ジョージ。泣ける映画(ベタだが)「ラスト・クリスマス」のお父様でした。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

あいくるしい(2) | あの日 昭和20年の記憶(12) | がんばっていきまっしょい(3) | アイ’ム ホーム(5) | アガサ・クリスティー・ドラマ(3) | アニメ(13) | エンジン(4) | ゲド戦記外伝(2) | コナン・ドイルの事件簿(3) | コミック(14) | タイガー&ドラゴン(3) | チャングムの誓い(5) | テレビ(19) | デスパレートな妻たち(2) | デュラララ!!(4) | ナショナル・ジオグラフィック(4) | ノエイン(8) | ハゲタカ(6) | ヒストリエ(2) | ヒミツの花園(5) | ファン・ジニ(5) | フルメタル・パニック TSR(2)  | フルーツバスケット(9) | ブリーチ(5) | ベルセルク(3) | ホーンブロワー(3) | マクロス・ゼロ(4) | モンスター(36) | ラストエグザイル(7) | ラピスラズリ(2) | ラブ・シャッフル(2) | 不機嫌なジーン(8) | 交響詩篇 エウレカセブン(37) | 京極夏彦(3) | 修作 | 太王四神記(16) | 好みのイケメン写真 | 学園アリス(20) | 安房直子(3) | 小説「あ~こ」(18) | 小説「さ~と」(10) | 小説「な~わ」(17) | 山本周五郎(2) | 携帯・デジカメ | 攻殻機動隊 2nd GIG(12) | 攻殻機動隊 S.A.C(13) | 救命病棟24時(6) | 新選組!(3) | 映画「あ~い」(10) | 映画「う~お」(11) | 映画「か~こ」(7) | 映画「さ~し」(13) | 映画「す~そ」(9) | 映画「た~と」(12) | 映画「な~ほ」(17) | 映画「ま~よ」(11) | 映画「ら~わ」(7) | 映画・テレビ | 武家用心集(3) | 百鬼夜行抄(2) | 絶対少年(26) | 絶対彼氏(7) | 自分のための文章 | 華岡青洲の妻(4) | 蟲師(2) | 超初心者のココログ奮戦気(3) | 輝夜姫(6) | 逃亡者(4) | 野ブタ。をプロデュース(9) | 鋼の錬金術師(8) | 電脳コイル(26) | 風人物語(4) | 黒塚(8) | BLOOD+(41) | GOTH-リストカット事件(2) | H2(7) | NANA(5)