攻殻機動隊 S.A.C(13)

公安9課、再び

「公安9課、再び STAND ALONE COMPLEX」攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第26話  ☆☆☆☆☆
原作:士郎正宗  脚本:佐藤大 シリーズ構成&監督:神山健治 絵コンテ&演出:河野利幸 キャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司 常木志伸 作画監督:村田俊治 音楽:菅野よう子 
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 13

 素子(田中敦子)の思考がウェブを飛ぶ。その思考に寄り添う思考は笑い男(山寺宏一)=アオイ。

 15日後に警察の取調べから解放されたトグサ(山寺宏一)。トグサは自宅待機という事になった。
 自分が世間から離れていた間の事を調べてみるトグサ。公安9課は武装蜂起を企んでいた事にされていた。
 素子は死亡、後のメンバーは拘留されていた、課長(阪脩)以外は。選挙が終わり、検察が薬島の捜査を始める。
 公安9課が始めて、情報を集めた捜査なのに、
 ヤクシマ幹事長逮捕に向けてコツコツと捜査してきたと言う検察に腹が立つトグサ。
 ヤクシマは議員辞職すらしないかもしれないし…。トグサは薬島を暗殺しようと党本部に行く。
 バトー(大塚明夫)に止められる。

 バトーに連れて行かれた場に素子、課長を抜かした公安9課全員がいた。
 今度の事は荒巻の考えで行われた事だった。
 選挙を控え、薬島を切れない総理に、荒巻が公安9課を犠牲にして,その代わり検察を動かし、
 薬島を切る事を提案したのだ。素子ももちろん生きていた。
 素子は完全リモート状態の義体から思考を飛ばしたのだ。古い義体で左腕に傷跡がある。

  国立図書博物館。円形の図書館倉庫?素子が現れる。青い手すりには「FUCK YOU」と彫ってある。
 一般的に使われてはいないんだろう。ロボットが盛んに仕事をしている。そこには笑い男ことアオイがいた。
 「いらっしゃい。思っていたより遅かったですね」「よく言うわよ。招待状もよこさないくせに」
 「あなたがじっとしていれば、人はあなたに会いに来るだろう」「ドアノの言葉だったかしら」「イエス」

 「それにしても、な~にここ。まるで情報の墓場じゃない。こんな所から世界を変えようなんて本気で考えてたの?」 「まあ、初めは幾分」「で、今の気分はどう?」
 「特別な感慨は湧いてきませんでした。
 実は僕の中では、あなたと記憶を共有した時点で、全てが終わってしまったのかもしれません。
 後はあなたがうまくやってくれるだろうって」
 「まったく。たいした嘘つきよね。何が邪魔しないでくれよ」
 「すいません。
 でも全ての情報は共有し並列化した時点で、単一性を喪失し、動機無き他者の無意識に、
あるいは動機ある他者の意思に内包される」
 「それは経験から導き出されたあなたの言葉?」
 「イエス。事実、最後はあなたまで笑い男を演じていましたからね」
 「確かにあれは面白い現象だった。それにしてもこれだけの事件を引き起こした最初の動機は何だったの?」
 「あなたは世界中で起こる何もかもがインチキに見えてるんでしょうね」「J・D・サリンジャー」
 「イエス。
 でもまあ、僕自身電脳化の権化みたいな人間だから、
少なからず電脳硬化症に対する恐怖みたいなものがあったのかもしれないけど。
 あれは僕がたまたまネット上で見つけた一片のメールがきっかけだったんです。
 おそらくセラノゲノミクスにあてて送られたであろうその脅迫メールは、
セラノ製マイクロマシンの無効性と村井ワクチンの効能とを比較検討した論文で武装されていた」
 「それを書いた者が笑い男のオリジナル?」
 「しいて言えばですが…。私は、私が見える世界を皆に見せるための機械だ」
 「ジガ・ヴェルトフ。映画監督だったかしら」
 「イエス。僕は僕だけがたまたま知りえた情報の確認と伝播を、自身の使命と錯覚し奔走した」
 「で、見事に玉砕。無垢な媒介者は社会システムの醜悪さに落胆し、口をつぐんだ」
 「イエス。そして僕は消滅する媒介者となった。
 あたかも新作を発表しない事でその存在を誇張されてしまう作家のように。
 つまりそれは消滅する事によって社会システムの動態を規定する媒体であり、
最終的にはシステムの内側にも外側にもその存在の痕跡をとどめない」
 「フレデリック・ジェイムスン」
 「イエス。でもノー。後者は大澤真幸。言葉では知っていても実際に目の当たりにするまでは信じられなかった。
 オリジナルの不在がオリジナル無きコピーを作り出してしまうなんてね。
 あなただったらあの現象をなんて名づけますか」
 「STAND ALONE COMPLEX」
 「イエス。STAND ALONE COMPLEX。
 元来、今の社会システムには、そういった現象を引き起こす装置が初めから内包されてるんだ。
 僕にはそれが絶望の始まりに感じられてならないけど、あなたはどう?」
 「さあ、なんとも言えないわね。
 だけど私は情報の並列化の果てに個を取り戻すための一つの可能性を見つけたわ」
 「ちなみにその答えは?」
 素子はタチコマから取り出したマイクロプロセッサ(?コンピューターには詳しくない)をポケットから出す。
 「好奇心、たぶんね」「なるほど。それには僕も気づかなかったな。僕の脳みそはすでに硬化し始めてる」
 荒巻が現れ、アオイを公安9課に誘う。その申し出を断るアオイ。

 深見「曲がらねば世は渡れず、正しき者に安らかな眠りを」初公判の前、瀬良野殺される(たぶん…)。

 公安9課の新しい日々が始まる。

 ああ、欲しいDVD…。買ってもそんなに見ないけど、でも…。このDVD高すぎるもんな~!
 日本のDVDのお値段は高すぎると思うぞ私は。BOXでグット安くというわけにはいかないのか。
 ヴィトンのバッグを買ったと思えば安いか(買った事ないが)。ウ~ン。

 アオイが公安9課に入ってくれたらとっても嬉しかったのに。残念。あの迷路みたいな図書館ステキ。
 私にとっては夢のような空間(映画「薔薇の名前」の図書館の次にね)。
 外部記憶装置って「永遠の森 博物館惑星」のムネーモシュネーみたいなのかな。

 苦しむトグサ可哀想でした。でも妻子がいるんだから、ヤクシマ暗殺は止めて欲しかったな。
 まあ、男の人にはいろいろあるし、外の活動を大事にするとやっぱり家庭は犠牲になる。
 どうしても家庭だけじゃなく、人の世話って女の役割になっちゃうんだな。
 女ってつくづくこの世界を下支えしていると思う
 (でも奥さんが外でバリバリ働いていて、家庭はどちらかというと旦那の持ち場っていう人たちもいるんでしょうね。
 そういえばゲイのカップルもいるし、単純ではないね)。
 本を投げるのは止めようね、トグサ。

 Batou=187cm Saito(大川透)=172cm Borma(山口太郎)=200cm Paz(小野塚貴志)=177cm
Ishikawa(仲野裕)=180cm kusanagi Motoko=168cm

 フレデリック・ジェイムスン「消滅する媒介者」大澤真幸「性愛と資本主義」
性愛と資本主義
ドアノは写真家だそう。ドアノーの写真集持っているくせに気づきませんでした。
(キスの写真で有名。子供の写真最高。)
 ジガ・ヴェルトフはソ連のドキュメンタリーの映画監督で、ゴダールが多大な影響を受けているんだそうです。
マイケル・ナイマン カメラを持った男

参考サイト
非公式攻殻機動隊S.A.C用語集
攻殻機動隊PKI-B-Wiki-
野良犬の塒

 

 

硝煙弾雨

「硝煙弾雨 BARRAGE」攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第25話  ☆☆☆☆
原作:士郎正宗 シリーズ構成&監督:神山健治 キャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司 常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 脚本:櫻井圭記 作画監督:後藤隆幸 絵コンテ&演出:布施木一喜
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 13

 サイトー(大川透)が捕まる。イシカワ(仲野裕)は自分のパチンコ屋で作業していた。海坊主が来る。
海坊主突入時にパチンコ屋爆発。イシカワ捕まる。

 老人ホームで働いていたタチコマ(玉川紗己子)。老人から榴弾を入手しバトー(大塚明夫)を助けに行く。
公安9課の本部跡、天然オイルを見つけるタチコマ。
建設現場で働いていたタチコマ、ラボ行きで唯一生き残っていたタチコマが来る。

 素子(田中敦子)のセーフハウス。バトーが侵入する。海坊主が現れる。
一人の強化外骨格の海坊主の目を盗み倒す。しかしもう一人の強化外骨格に殺されそうになるバトー。
3体のタチコマが現れ、バトーを救う。
ラボ行きが倒され、建設現場のタチコマが強化外骨格を制し(壊されちゃうが)、
老人ホームタチコマが神風攻撃をして倒す。
少年体の素子に導かれその場を離れるバトー。

 素子がバトーと一緒に飛行機に乗ろうとしたら狙撃される。少佐は委員会から殺すよう命令されていた。

 海坊主の方々、悪の手先というわけではないですから、殺されて可哀想でした。
公安9課の方々にしてみれば戦争だったでしょうけれど…。ところで委員会って何?

 神風攻撃は嫌いです。特に棺おけみたいな回天で死んだ人の事を考えると怒りが湧いてきます。
でもやっぱりタチコマのけなげさには涙です。
進化したんだね、タチコマは
(実は進化という言葉も嫌いだったりする。環境に合わせての変化と思っているから。
過去の生き物が下等というわけではないよね)。
AI戦隊タチコマンズ、ステキです。ジェイムスンン型の社長も良いが…。
(ニール・R・ジョーンズのジェイムスン教授シリーズから来てるんですよね。社長、SFオタク。)

 自分のセーフハウスにしっかり仕掛けをほどこしている素子。こわい女。

 

孤城落日

「孤城落日 ANNIHILATION」攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第24話 ☆☆☆☆☆
原作:士郎正宗 シリーズ構成&監督:神山健治 キャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司 常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 脚本:櫻井圭記 作画監督:浅野恭司
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 12

 素子(田中敦子)扮する笑い男と瀬良野氏との会見の場が撮られていてそれがリークされた。
公安9課が笑い男事件を引き起こしたのではないかと疑われる。公安9課について追及される総理。

 そこに荒巻(阪脩)が来る。荒巻は総理にヤクシマ幹事長の金の流れについての資料を渡す。
総理はヤクシマは切り捨てるが、9課も犠牲にならなければならないと言う。特殊部隊規制法案が施行される。
9課を制圧するためである。

 トグサ(山寺宏一)が荒巻をのせた車を運転している。2台の車が後をつけて来る。逃げるトグサ。しかし捕まる。「この短時間で全ての手はずを整えるとは総理の手腕、さすがですな。」と言う荒巻。警察の取調べを受けるトグサ。
 
 荒巻からの通信で危険を知った素子。海坊主が襲撃してくる。
根室奪還作戦に参加した存在しない事になっている部隊。彼らの強化外骨格には銃弾が利かない。
バラバラに逃げる公安9課。ボーマ(山口太郎)の後ろを追う海坊主。銃声が響く。
パズ(小野塚貴志)は行き付けのバーで捕まる。
バーテンダーが彼が残した煙草の巻紙を開くとそこにチップがあった。
それは素子が種を根付かせろといったその種だ。バーテンダーはやってやる事にする。

 「まあ自分の命だし、何に使うのも自由ってことだ」と武装して外に出るバトー(大塚明夫)。

 荒巻達を拘束したのは総理で、海坊主も総理?(かもな)。
と言っても総理がヤクシマと結託しているというわけでは無いだろうけれど。
確かに今度の事では総理もまずい立場だし、ヤクシマ切れば総理も傷を負う事は間違いない。
でも総理は9課もヤクシマもと思っているんでしょう。
9課の人間が笑い男に扮して瀬良野氏に会った事は本当の事だし、言い訳は難しい。
銃声があったけど、ボーマ死んだの?
一旦ネットに情報が流通しちゃうと、いくら力のある政治家でも収拾は難しいだろうから、
素子の作戦は成功するかな。

 タチコマ(玉川紗己子)が老人ホームで元気に働いていました。嬉しいです。タチコマがいない9課はサビシイヨ~。カムバッーク、タチコマー!!


 

置き去りの軌跡

「置き去りの軌跡 ERASER」攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第21話 ☆☆☆☆☆
シリーズ構成&監督:神山健治 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 脚本:佐藤大 笑い男ロゴデザイン:Paul Nicholson 原作:士郎正宗
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 11

 手術室にいるトグサ(山寺宏一)。素子(田中敦子)達はトグサの電脳からここ16時間の記憶を抜き出す。

 トグサの記憶から今来栖の事を知った公安9課は今来栖の自宅に急行する。
しかし今来栖の自宅は凶悪犯罪専門の強制介入班マトリによって廃墟と化していた。
この様子では今来栖は自宅にいなかったのではないかという事で、
米帝のカン(?)衛星通信傍受網を使って今来栖の行方を突き止めることにする。

 笑い男のマークを顔に貼り付けられている男と話している今来栖。
効果のある村井ワクチンは認められず、厚生省が認めた効果の無い薬を飲み続けて死んでいった人々。
今来栖の村井に対する嫉妬。
そんなに正義感があるくせに、なぜ企業テロで金を奪ったのかと笑い男をせめる今来栖。
企業テロで金を奪った奴は他にいると言う笑い男。今来栖は何かを察した様子だ。
笑い男が去った後、誰かに連絡をつける今来栖。イシカワ(仲野裕)がそれをキャッチする。
しかし強制介入班のボス(?)ニイミにも今来栖の居場所の連絡が入る。

 バトー(大塚明夫)がヘリから窓を破って今来栖の部屋に入る。強制介入班も来る。
車で直接正面ドアから入る素子。アームスーツが来る。アームスーツと戦う素子。
大型の銃(名前はわからない)を車で運んで行くサイトー(大川透)達。
その横を息を切らせながら走っている帽子を深くかぶり、
ダウンコ-ト(多分…、ファッションには詳しくない)の襟を立てている男。
片腕をやられ、頭を踏みつけられる素子。その時サイトーが現れ、大型銃でアームス-ツを撃つ。
1発では仕留められなかったが、なんとか倒す。

 現れたダウンコートの男に近づく今来栖(呼ばれたのか?)。それに気づき、バトーが後を追って来る。
車にのった女に銃で撃たれる今来栖。「笑い男、それがおまえの正体か。」
帽子をとり、ジッパーを少しおろして顔を露わにする笑い男。授産施設の車椅子の青年。端正な哀しそうな顔。
バトーに「村井ワクチン接種者リスト」を渡す笑い男。笑い男が見えなくなるバトー。
笑い男に目をハッキングされたのだ。去って行く笑い男。

 「ぱちんこ PARLOUR ISHIKAWA」でフィーバーするセカンドバックアップ用の爺さん連中。
パチンコ屋はイシカワの副職か?今来栖が電話した先は与党本部。アームスーツは海自の303式。
とってもきな臭い。

 怒りまくるバトー、好感度大。今回大活躍♪アームスーツを近くから片腕で大型銃を撃ちまくる素子様。
やっぱ、カッコイイ!!

 笑い男、ご無事でこのシリーズを終える事が出来るのでしょうか?体が弱そうだけど…。心配です。

野良犬の塒
言わずもがなですが、攻殻機動隊についてはこちらのサイト。
TERRATAG
笑い男のロゴマークの作者のサイト。

 

消された薬

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第20話「消された薬 RE-VIEW」☆☆☆☆
原作:士郎正宗 監督:シリーズ構成:神山健治 脚本:佐藤大
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 10

 資料を入れた箱がたくさんおいてある場所。そこを清掃用の箱を押しながら歩いている女性。
資料箱を開け中から「村井ワクチン接種者リスト」のファイルを取り出し、清掃用の箱の中に置いて、箱を押していく。そのまま建物から出て、公園でファイルをゴミ箱の上に置き、引き返す。誰かの手がファイルの上に乗る。

 ナナオに関する記憶の上書きは厚生労働省からの正規の書類によってされていた。
「笑い男事件」に関係していると思われる授産施設も厚生労働省にハッキングを仕掛けていた。

 トグサ(山寺宏一)は笑い男が特A級のハッキング技術を持っていながら、
社長を直接誘拐したりとアナクロなやり方をしていた事に注目。
笑い男は書き換えが簡単な電子情報を信用せず、紙媒体を重視しているのではないかと推測する
。厚生労働省の紙の資料を調べるトグサ。「村井ワクチン接種者リスト」という資料が無い事を発見する。
村井ワクチンは電脳硬化症に効果がある薬だった。しかしなぜ効くかがわからず、認可されなかった。
今はマイクロマシンで直す。
厚生省に勤めている女性は、「村井ワクチン接種者リスト」に興味を持つのは「ひまわりの会」しかないと言う。

 2019年電脳化が一般的になり始めていた頃、ある病気が話題になっていた。
電脳化を施した部位が次第に硬化し、最終的には脳死に至る病、電脳硬化症。
発祥する確率は極めて低かったが…。
村井ワクチンは、当時厚生省がマイクロマシンによる治療を推進していた事もあり、認可されなかった。
2021年2月、村井ワクチンの発見者村井博士は死去、
2021年4月特定指定者有償実験薬として村井ワクチンは認可される。
この認可は一般的には発表されていない。
マイクロマシンを否定されると困る人々がいて、村井ワクチンを接種できるのは特別な人だけだった。
「ひまわりの会」は大手企業や政府機関に対する個人レベルからの告発や裁判をサポートしているNPO団体
(日テレの攻殻機動隊のサイトではNGOと書いているけれど、NPOとしか聞こえない)。
会は以前から「村井ワクチン接種者リスト」を開示しろと要求していた。

 「ひまわりの会」を訪ねるトグサ。会は「村井ワクチン接種者リスト」を持っていた。
リストに載っていたのは作家、芸術家、スポーツ選手、教授、政治家、
そして中央薬事審議会理事長(?)「今来栖尚」。
村井ワクチンを認可しなかった人である。今来栖からリストが送られたと会長は言う。
その時明かりが消え、銃声が響く。部屋に入ってきた銃を持っている男達を倒すトグサ。
男達はマトリ(?)の強制介入班だった。後から部屋に入ってきた男に撃たれるトグサ。
トグサは撃ち返すが、男の一人はサイボーグで殺せなかった。逃げるトグサ。
強制介入班はリストを奪い返すが、リストはコピーだった。今来栖はリストを送った事を否定した。

 人々が歩いている通りで倒れているトグサ。雨が降ってくる。

 この話に出て来る「ライ麦畑でつかまえて」の25章の文、手持ちの本で確かめたら訳が違っていました。
つまり私の本には現在では差別用語として使ってはいけない言葉で書いていました。
差別うんぬん抜きでも、このアニメで使っている訳の方が良いかな。

 この前のトリビアで全身麻酔はなぜ利くかわからないまま使っていると言っていました。
だから仕組みはわからなくても厚生省は認可してます。

 もちろんこの村井ワクチンの元ネタは癌の治療薬として有名な丸山ワクチンです。村井チトセに丸山千里。
中央薬事審議会のメンバーが古江尚。丸山ワクチンは厚生省の製造承認を受けていない有償治験薬 。
今回、丸山ワクチンの名前が思い出せず、「癌 ワクチン 認可」でググって調べました。
丸山ワクチンの事を読んで暗然としました。やはりあまり良くない理由で認可されていないんですね。
サイトには丸山ワクチンは副作用が無いと書いてありました。
丸山ワクチンをもらうには、医者に丸山ワクチンが欲しい事を言って承諾書を書いてもらい
、東京の日本医科大学(丸山教授の大学です)に行かなきゃいけないそうで…。
丸山ワクチンは膠原病にも効くんだそうです。私の父は膠原病で、最期は癌で死にました。
膠原病の薬は効きましたし、癌はめどくさい方の癌だったので、丸山ワクチンは効きにくかったと思いますが…。
丸山ワクチンの事を読んでいて、涙が出ました。

野良犬の塒
もちろん、上記のサイトでは、「丸山ワクチン」の事も、「ライ麦畑でつかまえて」の事も、
「マトリ」の事も詳しく書いています
。私が紹介するまでも無い気がしますが、一応紹介しておきます。
このサイトを読むと書けなくなるので、最後に読むことにしています。

暗殺の二重奏

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第18話 「暗殺の二重奏 LOST HERITAGE」☆☆☆☆
原作・協力:士郎正宗 監督・シリーズ構成:神山健治 脚本:藤咲淳一
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 09

 中国のキム外務次官が鹿児島に到着。
彼の日程には沖縄戦で亡くなった人の慰霊碑への訪問も含まれていた。
(過去、日本は中国と沖縄で戦ったらしい。)
その彼の暗殺計画があるとの情報があり、公安9課は警戒に当たっていた。

 荒巻(阪脩)は現場から一時離れ、墓参りに行った。かつての友、辻先一佐の七回忌だった。
そこに辻先の娘が現れ、弟のユウがまるで父親と同じような行動をとっておかしいので調べて欲しいと頼まれるが、荒巻は権限を私的に使いたくないと断る。

 しかしキム外務次官の暗殺計画に辻先の息子ユウの名が浮上する。
草薙素子(田中敦子)とトグサ(山寺宏一)はユウ達の家へ向かうが、ユウはすでに家を出ていた。

 キム外務次官の慰霊碑訪問の日。辻先から電通が入った。
父親の携帯端末を使い始めたユウは、父の意識、父が残した沖縄戦の真実、
父の軍事知識を受け継いだのである。
沖縄でユウの母親は亡くなっていた。
父には復讐の意思は無かったが、若いユウの心は復讐の意思で染め上げられていた。

 ナイフでの暗殺と言うと有名なのはあの社会党の浅沼委員長を暗殺した山口二矢の写真である。
あの写真はピュリッツァー賞も取ったから、あっちこっちで見かける。
見るたびに浅沼委員長の遺族はこの写真があまりに有名で嫌な思いをしただろうなあと思う。
二矢君は17歳で、少年鑑別所で自殺した。「七生報国 天皇陛下万才」と壁に書いていたそうだ。

 父親との意識の混濁がそう簡単に起こるかどうかはわからない。
未来のテクノロジーの結果と思うより、本人の父親と同化したいという思いのほうが重要かもしれない。
かっこいい父親だから。

≠テロリスト

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第13話 「≠テロリスト NOT EQUAL」☆☆☆☆
監督・シリーズ構成 神山健治 脚本:菅正太郎 原作・協力:士郎正宗
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 07

 10年以上前に誘拐された少女が昔のままの姿で海上プラントで発見された。
彼女は父親の会社の宣伝のため電脳化し、電脳化反対、義体化反対のテロリスト集団に誘拐されたのだ。
少女はDNA鑑定で誘拐された少女と同一人物と判定される。
 
 少女はなぜ昔と同じ姿なのか。義体化反対のグループだから義体化は考えられない。
今ではその少女がグループのリーダーらしい。
少女と接触したらしい警察(?)の生き残りは自分の頭に拳銃を突きつけ「消してくれ、消してくれ。」と叫ぶ。

 最初は「ストックホルム症候群」の一例として有名なパトリシア・ハースト事件のような話かと思わせるが…。

 「ストックホルム症候群」とはスウェーデン、ストックホルムで銀行強盗があり、人質がとられるのだが、
その人質達が解放されてみれば犯人側に非常に同情的だった事から来たもの。狼たちの午後DOG DAY AFTERNOONのような状況かな?
あの映画より犯人達が酷くても起こるらしいが…。

 「パトリシア・ハースト事件」は富豪の娘が誘拐されて、その犯人グループにすっかり感化され、
一員になってしまったという事件。

 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」の懇切丁寧な解説をなさっているサイト野良犬の塒を読んで初めて知ったんですが、
パトリシア・ハーストさん、女優として映画に出演なさっているそうです。

 ストレスによる老化かどうか知りませんが、
中国の日本人孤児の方が日本にいる姉より老けて見えるのはショックでした。
1985年のナショナル・ジオグラフィックの表紙を飾ったあの印象的なアフガン難民少女がその17年後すっかり老けたのもショックでした。

  

亜成虫の森

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第11話 亜成虫の森 ☆☆☆☆☆
原作:士郎正宗 監督:神山健治 音楽:菅野よう子
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 06

 この世界では人々はよっぽどお金の無い人以外は脳から直接ネットに繋がっている。
私は一回見ているだけでちゃんと把握しているとは言いがたいんですが、この話に出てくる施設は、
直接ネットに繋がる事に過剰に反応してしまう人々を収容している施設らしい。
だから収容されている人々は、簡単にネットに繋がれないようになっている。
しかし、その施設からハッキングされているらしいと言うので、トグサ(山寺宏一)が潜入する。

 施設の外にあるブランコは汚れていて、使われていない感じが濃厚だ。
施設は白に支配された清潔過ぎる感じ。
(あんなに全体的に冷たい感じだと、それだけでおかしくなりそうだ)

 精神病を患っている人達みたいに、心ここにあらずといった感じの患者達。サイボーグのような職員。

 トグサは車椅子の少年の患者をまかされる。別の少年の患者が言った「団長」とは誰か?
秘密裏にハッキングできる場所に付いていた油絵の絵の具。

 トグサは施設長のコンピューターを調べるが…。

 この話もオンエアされなかったらしいが、なぜかはわからない。
このアニメは本当に雰囲気が良い。
施設の中はそこだけ半ミリずれたような現実感が薄い感じ。(この例え間違ってるかも…)
このシリーズでは重要と思われる挿話なので、このシリーズのファンはレンタルして見ましょう。
(DVDは高いし…。余裕のある人はどうぞ)

攻殻機動隊に非常に詳しいサイト:野良犬の塒

密林航路にうってつけの日

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第10話「密林航路にうってつけの日 JUNGLE CRUISE」☆☆☆☆

 この話、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」のホームページで調べようとしたら、載っていなかった。もしかして、残酷だから、TVではやらなかったのかな。

 女性の体の皮を生きながらTシャツ状に剥ぐ連続事件が起きる。犯人は元アメリカのCIAの軍人。
CIAからは身柄引渡しの要求をされ、二人のエージェントを派遣してきた。
バトーはいつもと違う様子で、何かを知っている様子。犯人は犯行を録画したソフトをばらまく。
又一人新しい犯行の録画が出た。公安9課はその現場に急行する。

 CIAのエージェントの名前は「サトウ スズキ」と「タカハシ ワタナベ」(正確じゃない、そんな感じ)。
 後記:正確には「サトウ・スズキ」「ワタナベ・タナカ」でした。
 普通のおじさんぽいが、裏がありそうな感じ。ナイスな名前だ。

 バトーの格好よさが出ているエピソード。

 ありそうな話と思う。ドラクラはトルコ人を恐れさせるため、わざとトルコ人達を串刺しにしておいたそうだし。
今もやっているかどうかわからないけれど、
アフリカでは殺すより身障者にした方が現政権に負担をかけるというので、わざと腕を切り落とすだけにするという事をしていたし…。
そんなことしていたら、殺しをするよりおかしくなりそう。

 第2次世界大戦の時、兵士達にアンケートをとったら、思いのほか人に銃口を向けられず、
はずして撃ったという人が多かったとか。
で、ベトナムではちゃんと人に向かって撃てるようにアメリカで訓練をほどこしたら、
帰還後社会生活が営めない人が増えたんだそうです。
あの「ベトナム帰還兵」のドキュメンタリー…。
妻に起こされて、妻を殺しそうになり、自ら森の中にひきこっもた人…。
戦争やるにしても、後に悪影響があるのはいやだな。
勝たなきゃ意味がないのかもしれないけど。自制してくれと祈らずにいられない。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 05

攻殻機動隊に非常に詳しいサイト:野良犬の塒

偶像崇拝

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」第7話 偶像崇拝☆☆☆☆
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 04

 ある国で革命を成功させ、今は各国でゲリラ活動をする英雄マルセロ。
何度も暗殺されそうになりながらいまだに健在である。
この男が日本に頻繁に出入りしていて、公安9課が調査にあたる。
 マルセロは暴力団と接触していた。ついに探し当てた工場で見たものは…。
 直接的には関係ないけれど「ロベレ将軍」を思い出した。と言っても見てないけれど…。
本物のロベレ将軍が死に、
変わりにある駄目男がロベレ将軍としてレジスタンス活動を探るために送り込まれると言う話だが、
この駄目男、次第にロベレ将軍のような英雄になっていくのである。
皆に英雄として扱われるうちに、英雄として行動しちゃうようになるのである。全然違う話なんだけど…。
 何か英雄を必要とする人々のために無理するところが…。
象徴って結構大事だモンね。
クルド人の事を考えると、もし彼らに一人でも国を作った英雄がいたら、
今彼らは自分達の国で暮らしていたんじゃないかと…。
あのような一人の偉大な人はどうやって出来るんだろう。教育で作れるものではないと思う。
日本はやはり幸せな国だ。

攻殻機動隊に非常に詳しいサイト:野良犬の塒

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