電脳コイル(26)

ヤサコとイサコ

「ヤサコとイサコ」電脳コイル 第26話 ☆☆☆☆
原作・脚本・監督・絵コンテ:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 演出:安川勝 、木村延景 作画監督:井上俊之

“都市伝説によると、電脳ペットは死んだ後、ある場所に移り住むそうです”


 「4423はイサコの患者ナンバーじゃ。
彼女の治療のために設置された実験医療空間4423が、あっちの原型なのじゃ。
それに、信彦が死んだのは、イサコがミチコに願ったからではない」とメガばあ(鈴木れい子 )。
 「どういう事?」と玉子(野田順子)。
 「信彦は交通事故の直後すでに死んでおったのじゃ。
事故の後かろうじて目覚めた彼女は、兄を失った事を知って再び意識を閉ざした。
その心の傷を癒すために作られた空間、心を埋める物をイマーゴを通じて電脳物質の形で生み出す空間、
そう、失った兄の姿までも。
しかし、なんらかの原因で変質し、ついには停止した。
治療中の天沢勇子と、彼女の生み出した心の世界と共に」
 「じゃあ、小此木医師が手術したって言うのは…」
 「そう、唯一電脳コイルシステムを知るオジジが、彼女を救うためにヌルキャリアーで意識を分離させ、
医療空間に入りこんだのじゃ。そして彼女は戻って来た。じゃが…」
 「小此木先生は、そのまま戻られませんでした。先生が、勇子を救ってくださった。ご自身の体を顧みずに」
 イサコおじ(麻生智久)。
 「資料によるとイマーゴは大人にはうまく適合せん。
負荷がかかったおじじの体は、分離しただけで力つきてしもうた」

 「ここから先は、おぼえてないわ」幼いヤサコと歩くヌルキャリアーの後をついていくヤサコ(折笠富美子)。

 「実験空間は人知れず“あっち”と呼ばれる異空間に変異を遂げていった。
その後しばらく、おじじの意識はあっちをさまよっていた事じゃろう。4423、天沢勇子を探し求めてなあ」

 「4423…」(矢田耕司)「にいさん?」「4423を探している。私は、小此木…」「私とおんなじ名前だ」
 「ゆう、こ?!」「おじじ?」ヤサコは気づく。ヌルキャリアーからおじじの姿が現れる。「ゆう、こ?優子じゃないか」 幼いヤサコを抱き上げるオジジ。「オジジ。オジジだあ。…オジジは死んだんだよ。ぽっくり」
 「おう、思い出した。わしはこないだ死んだんじゃあ」二人笑う。
 「わたし、あっちでオジジと会ってたんだ」とヤサコ。「デンスケに付いて来たら、ここに来ちゃったの」
 「そうか。デンスケもこの治療施設の一部だったからなあ」「えっ、そうだったんだ」とヤサコ。
 「さっき、4423に会ったよ。でも、女の子じゃなかった。それに暗くなって消えちゃったの」
 「そうか。どこにいるかわかるかい?」首を振る幼いヤサコ。
 「まあ、ええ。さっ、もうこんな事が起こらんように、鍵をかけねばな。かける前に死んでしまったんじゃ」
 オジジの手に中に首輪が現れる。「帰り道はデンスケが知っておる」
 デンスケ(麻生智久)の鼻をプッシュするオジジ。「さあデンスケ、孫のボディガードになっておくれ」
 デンスケ、歩き始める。」「さっ、ゆくんだ」幼いヤサコ、デンスケを追いかける。ベルの音が聞こえる。
 オジジ、見えなくなる。「さっ、デンスケとおゆき。そして首輪をかけて、全部忘れるんだ」
 「オジジ、一緒に帰ろう」「おゆき。わしは迎えに行かねばならん子がいるんじゃよ」「オジジ!」
 幼いヤサコとデンスケ、消える。「オジジ」ベルの音。「あっ」振り向いたなら、デンスケのようなイリーガルが。
 「あなた、さっきの」イリーガルが後ろを向き、走り始める。イリーガルを追いかけるヤサコ。
 鍵穴があり、その向こうに自分のNO DATA状態の体とハラケンと玉子が見える。「ハラケン!」
 鍵穴を通り抜け、ふと気づいて後ろを振り向く。そこにイリーガルが。「イリーガル…じゃない」
 デンスケの声でなくイリーガル。ヤサコの目に涙が浮かぶ。「ああっ、デンスケ」「ワン」「デンスケ!」
 ヤサコ、デンスケに駆け寄ろうとするが、デンスケあとじ去る。
 驚くヤサコだが、ちょっと笑って、膝をつき、デンスケの方に手を差し伸べる。デンスケ、近づく。
 舌で軽く手をなめる。「デンスケ」ヤサコ、デンスケを抱きしめる。「会いたかった」
 生前のデンスケの姿を抱きしめているヤサコ。
 「あったかい。デンスケの毛並み、ふさふさだったんだね。あったかい」デンスケ、ヤサコから離れる。
 鍵穴に入り、後ろを振り向く。「デンスケ。お別れ、なの?」デンスケの姿、鍵穴と共に消えていく。
 「デンスケ、ありがとう!今まで、ほんとにありがとう」涙を流すヤサコ。「さようなら。デンスケ」
 ヤサコの電脳体、体に戻る。「ヤサコ!ヤサコ!オバちゃん、ヤサコが!」ハラケン(朴璐美 )。「ヤサコ!」
 「オバちゃん。ハラケン」「一体どうやって」玉子「デンスケが、案内してくれたの」「デンスケが」ハラケン
 「真っ黒になってたけど、毛並みがふかふかだったよ」「うん」「さよならが、言えたよ」「うん」
 ヤサコのキラバグが光る。「許さない」ミチコ。あっちであった事を思い出すヤサコ。
 「天沢、さん…。あっ、大黒市に連れてって。今すぐ!」ヤサコをおんぶして駆ける玉子。「電脳体は?」
 「まだじゃ。しかし、なぜか一部が戻り始めておる」「じゃあ、天沢さんは?」ヤサコ。「まだわからん」
 「じゃ、どうするのよ」玉子。「うん。こんな事もあろうかと思って、切り札に連絡済みじゃ」「切り札?」
 疑わしげな玉子、「ゲッ!」駐車禁止の場所に止めていたバイクが、トラックに回収されていく。
 そこにタイミング良く車が。ヤサパパ(中尾みち雄)だった。
 「室長、こんな事になってすみません。でも、娘さんのやろうとしている事は、けして…」
 「後部の電脳ポシェットにメタタグが入っている」「メタタグ?」「これだ。コイルタグだ」とハラケン。
 「なんで、こんな物?!」と玉子。
 「本物じゃない。僕の技術では再現出来なかった。でも対症療法くらいにはなる」
 コイルタグを貼られて、気が付くヤサコ。「あっ、お父さん」
 「優子、こんな時に近くにいてやれなくてすまなかった」「室長、あんた、まさか」「会員番号一番だ」
 室長がシャツの襟をめくるとそこに一番バッジが。「あっ、コイル探偵局のバッジ」驚く三人。
 「おふくろには、色々弱みを握られていてな」目元に涙が光る。「やはり、その手口かっ」と玉子。
 「それだけじゃない。実は半年ほど前から、メガマス本社の要請で内部監査を手伝っていたんだ」

 「う~ん、それにしても、一体どこからリンクが…」メガばあ。「モジョ」
 モジョ、気配に気づき、オババの髪の毛に隠れる。「うっ、曲者!」おばば、メタタグを壁に投げつける。
 壁に暗号が走り、イサコを汚染する。オババ、メタタグを投げて、ベットを走っていた暗号をはねつける。
 「リンクが…!はっ」壁に又暗号が現れる。暗号から攻撃。オババ、メタタグで対抗。
 「これは…古流の暗号か…!」

 「メガマス内部にも、旧コイルスと繋がった一派がいる。
彼らはある男を動かして、失われたコイルスの技術を手に入れようとしている」
 「それは一体何者なの」「失踪したコイルス主任技師の名前を知っているか」


 「このくせ、この暗号の組み方、もしや、会員番号三番、猫目か」

 「その技師の名は、猫目」「なんですって」「猫目宗助は、失踪した技師の息子だ」

 「お久しぶりです、メガばあ」(遊佐浩二)。「宗助、おぬし何を企んでおる!」
 「何も企んでなどいない。僕の目標は、あの頃と同じだ」
 「全て思い出したわい。メガマスに復讐する気なのじゃな」「ああ、報いを受けさせてやる」
 「四年前もおぬしが玉子をそそのかしたばかりに、わしが止めなければ、
玉子があっちに行っていたのかもしれぬのじゃぞ!」

 「彼は旧コイルス一派と組んで、イマーゴを軸に本社を脅す気だったんだろう」「まさか、カンナの事故も」
 「いや、原因はイマーゴと古い空間によって起こった、ナビの誤動作だ。研一君のデータが、それを裏付けたよ」 「本当、ですか」ハラケン。
 「ああ、本社にも不具合の公表を確約させた。カンナ君には何の落ち度もない。
研一君、みんなの誤解を、一緒に解こう」
 「は、はい」「ハラケン、良かった」「うん」
 「天沢さんもカンナを自分が巻き込んだんじゃないかと気に病んでいたわ」「大黒市内に入るぞ」

 車、大黒市立メガマス病院に着く。「天沢さんのお兄さんが?」「そう、亡くなったのは交通事故よ。五年前にね」 「天沢さんに伝えないと」

 オババ、猫目に押されている。おまけにベットの下にピンクミゼットがいて、オババを攻撃する。
 モジョ、攻撃し返す。「はあっ…。も、もたん…!」
 やられると思ったら、猫目の暗号が別の攻撃を受け、押し返される。タケル(日比愛子)だった。
 「兄ちゃんのラインは全てはじいたよ。もうこれ以上ひどい事はしないで!」
 「何を言うんだ。この実験データが残れば、父さんの功績は世界に…!」
 「そんなの、父ちゃんが喜ぶわけがない。
父ちゃんは、イマーゴや電脳ペットを、人の心を治すために作ったんだ!」
 タケル、小さい頃父ちゃんからもらったパスワードで、兄ちゃんのメガネを壊す。

 イサコのリンクは遠のいていた。「何なの、このリンク先。コイルドメインに似てるけど」
 「おそらく、あっちと同じ種類の精神空間じゃろ。しかし、今までいた空間とも違う」
 「正体がわからなくては修復できないわ」「さっきリンクがつながりかけて、急に苦しそうな顔になったのじゃ」
 「苦しそうな顔?痛み…」自分の胸の痛みを思い出すヤサコ。
 「こっち!こっちよ天沢さん!あたしの声を聞いて!天沢さん!こっちを見て!」

 何かに気づくイサコ。ミチコの顔には冷汗が浮かぶ。

 呼びかけるヤサコに、バグが走り、苦しむヤサコ。

 気が付くと、鳥居階段にいた。上は夕焼けていた。ヤサコ、上に向かう。ヤサコの電脳体、暗くなっている。
 「これは、分離では無い。リンク先は、うちの…?」とオババ。階段を駆け上がるヤサコ。
 「どうやって接続したの。ここには、特別な子供しか入れないんだよ」(岸尾だいすけ)「ここはどこなの?」
 「ある女の子のために作られた空間なんだ。傷が癒えるまで、いつまでも子供のままでいられる場所」
 4423の体にノイズが走る。「あっ」驚く幼いヤサコ。「僕はもうすぐいなくなるんだ。この空間と一緒にね」
 「いなくなるって?」
 「その女の子は、もう僕の力を借りてはいけないんだ。そういう決まりなんだ。僕の役目は、もうすぐ終わる」
 デンスケとの出会い、ヤサコと名づけてくれた4423、幼いヤサコの4423のほっぺへのキス。「あっ」
 イサコ、顔を上げる。目もとには涙。「あっ」ヤサコも気づく。「この犬の後を付いて来たんだね。どうりで」
 「4423はここで何をしてるの」「僕はその女の子の治療をしているんだ。心のね」「お医者さんなの」
 「ああ、そうだね。君は、イマーゴがあるんだね。ならもう帰った方が良い。
この空間は君のような子に反応してしまう」
 「逃げて!二人とも!」叫ぶヤサコ。幼いヤサコと4423立ち上がる。闇が迫ってくる。
 「止めて、お兄ちゃんを取らないで」イサコの声。「あなたが、あなたがミチコさんなのね」
 「まずい、もう一人生み出してしまったのか。早く逃げるんだ、ヤサコ!」「止めて!」幼いイサコ。
 「お兄ちゃんと別れたくない」ミチコ。「私は、お兄ちゃんとずっと一緒にいるの」
 「違う!私はお兄ちゃんとさよならをしたの!」涙を流しながらイサコが叫ぶ。
 幼いヤサコは闇から逃げるが、ヤサコは、「天沢さん、そこにいるのね!わかった、わかったの!」、
闇に立ち向かう。
 イサコ、立ち上がる。夕焼けの光が見える。「おこ、のぎ…?」ヤサコが見える。
 「聞いて、天沢さんがミチコさんに願う前に、お兄さんは死んでいたの。
お兄さんを死なせたのはあなたじゃない。そこにいるのは…」
 「ダメ、お兄ちゃんはずっと私の物なの。あんたなんか嫌い!」ミチコの叫び。
 「わかったの。ミチコさんは、天沢さん一人が生み出したんじゃない」「イヤ!」
 「もう一人いたの、ミチコさんを生み出した人が。それは…!」「ヤメテ!」「この私、小此木優子よ!」「アッ」
 「私のキスが、あなた達の別れを邪魔してしまった。ミチコは私のキスとあなたの苦しみの子供。
天沢さん、戻ってくるのよ!もうその空間とはさよならをしたはずなんだから!」
 「そんなの許さない」「走って!」イサコ、ヤサコの方に向かって走る。

 「リンクが、戻ってくるわ」

 「天沢さん!そうよ、こっちよ!」イサコ、鍵穴へ向かって走る。
 「あなたは本当に私を捨てられる?あなたはそれを望んでない」立ち止まるイサコ。闇が侵食し始める。
 「天沢さん!」
 「私と離れる事なんて出来ない。私を生み出したのはあなた。
私はあなたの苦しみを、悲しみを食べるために生み出したあなたの分身。
何度殺しても、私は何度でもよみがえる。だって、私はあなたの本心なんだから」
 「止めて、もう止めて!」耳を押さえるイサコ。
 「あなたはお兄さんへの思いを捨てて、勝手に大人になろうとした。そんなの私が許さない!」「天沢さん!」
 ヤサコ、闇に飲まれて、現実に戻ってくる。

 「さあ、戻ってきなさい。こっちはとても心地いい」ミチコの後ろには気味悪い笑顔を見せるお兄ちゃん。
 「お兄さんもここにいる。ここでは大人になる必要は無い。いつまでも甘くて切ない気持でいられる。
ずっと子供のままでいい、勇子」
 イサコ、涙を浮かべて、ミチコの世界に歩いていく。

 「いけない。ダメ。そっちへ行ってはダメ!天沢さん!

 「髪の毛結んで」イサコが手をあげると、同じく手を上げて歩む幼いイサコと重なる。
 イサコの電脳体がほのかな微笑を浮かべている。ヤサコの胸に痛みが走る。「ヤサコ、もう止めて!」
 玉子が叫ぶ。「待って」ハラケンが言う。「これ以上は危険じゃ」「止めるぞ」「ダメだ!ヤサコに、まかせるんだ」

 「ここにいれば、何にもいらない。大人になるための、痛みも、苦しみも」

 「天沢さんのバカ。それでも天沢勇子なの。あの勇ましい天沢さんなら、戻ってこられるはずよ!
勇子の勇は、勇ましいの勇!」

 「止めて」ミチコ。幼いイサコの胸のキラバグが光り、痛みが走る。

 ヤサコのキラバグも光っている。
 「勇ましい、あなたは痛みを恐れない、勇ましい女の子。だから、イサコ、戻ってきなさい、イサコ!」

 イサコ、立ち上がる。「ヤサコ」「ダメ、ダメよ。ああっ」ミチコ、後ろからお兄ちゃんのヌルに抱き止められる。
 「止めて、何をするの」「行くんだ、勇子!」「お兄ちゃん」「これで、本当のさよならだ」
 「待って。行ってはダメ。そっちには痛みと苦しみしかないの」
 「だから、だから行かなければならないの。
私はこれから、あなた達無しでも、自分一人で生きてゆかなくてはならないから」
 髪がほどけたイサコ、鍵穴に向かって走る。「止めて、私の勇子。私を捨てないで、勇子!」「行きなさい、勇子」 「痛みを感じる方向に、出口がある」ヤサコとイサコ。

 出口を抜けるとそこは階段鳥居。「あなたの夢に繋がっていたのね」
 「うん、いつも不思議に思ってた。私の心の世界は、ずっとあなたの心の世界に繋がってた」
 「私、あなたの事が、嫌いだった」「うん」「でもわかったの、なぜ嫌いだったのか」「うん」
 「ずっと、怖かった、誰かと心がつながる事が、怖かった」「うん」「でも、もう怖くない」「うん」
 「見失っても、必ず道はどこかにある」「人は細い道でつながってる。時々見失うけど」「でもきっと繋がっている」 二人、手を取る。「うん」

 「お帰り、イサコ」「ただ今、ヤサコ」

 「小学生最後の自由研究、やりそこなっちゃった」ハラケンの声。

 ベットで起き上がっているイサコの隣で、人形を繕っているおばさん。

 誰かとケータイで会話しているマユミ。(ヤサコだった…)

 「ああ、そうね」ヤサコの声。

 車の中のタケルと、彼を見守っている高校生スタイルの玉子。
 「ボクは兄ちゃんを探しに行くよ。玉子お姉さんと、警察の人も力になってくれるって」ヤサコへのメール。

 「だから今終わらせる事にした、イリーガルの研究」

 カンナのお母さんに、カンナのメガネを返すハラケン。場所はお寺かな?バイクが見える。

 「うん」「イリーガルってなんだったんだろう。ずっと考えてた」

 退院するイサコ。

 「今までのイリーガルは、全部、何かの感情だったんじゃないかって」二人、図書館の外壁に並んで立っている。 「憧れとか、怖いとか、もう会えなくなってしまった誰かに、会いたいとか、そういう気持ちを、
誰にも知られずに消えていくはずの気持ちを、あのヌル達は拾い上げていたとしたら、それが、
イリーガルなんじゃないかって」
 「もしかして、カンナちゃんも…」「うん、僕の心の中のカンナが、心の道を通じて会いに来たのかなって」
 「もし、ミチコさんもイリーガルだったとしたら、なんだったんだろう。
私と天沢さんがミチコさんを生んだあの時の気持ち、切なくて、哀しくて、それに…」
 「ちょっと苦しい」「うん」「その気持ちって、もしかして、初恋、かなあ」「えっ」
 ハラケンの方を見ると頬を赤らめている。ヤサコも頬を赤くする。「うん、そうかもしれないわね」

 翌春。
 中学生の制服を着て、ちょっときれいになったフミエに優しく見まもられている、袖が長くて、余っている、
相変わらずのダイチ。
 相変わらず委威勢の良いアイコ様と、ガチャ、ナメ、デンパ君の三人。
(ではなく、デジタル画面では、アキラとその肩に乗っているオヤジ。
きっとミゼットはアキラを犯罪に駆り立てそうだから、取り上げられ、代わりにオヤジなのだろう。
ミゼットはフミエのペットね、たぶん)
 イサコは何も言わずに金沢にお引越し。ランドセルを背負っている京子と歩いているヤサコのケータイが鳴る。
 天沢さんだった。「ねえ、私まだどっちだかわからないの。私達って、友達になれたのかな」
 「言っただろ、私は友達と言う物は良くわからないんだ」「そう」
 「でも、おまえは、そうだな、同じ道を迷って、同じ道を目指した、仲間だ」「うん」
 「でも仲間なのは、同じ道を目指している時だけだ。
私みたいな人間は、いつまでも他人と一緒にいては、自分の道が見えなくなってしまう」
 「そうかもね」「又会おう、同じ道を迷った時に」「うん」「それまでは、さよならだ」「うん」
 「私はイサコ、名付け親はあんただ」ケータイ切れる。桜が散っている。風が吹き、向こうにデンスケが…。
 いや、いない。「京子、見えた?」うなづく京子。

感想:結局このアニメはヤサコとイサコの物語だったんですね。ヤサコがイサコを救出する話し。
 彼女がそこまでイサコに拘ったのは、マユミちゃんの事があったから。雰囲気似てるし。
 それに、過去の共通の思い出がある。再放送一回目見ました。
 確かにハンバーガー屋さんに、猫目や玉子らしき人がいる。猫目の隣の子はタケルとも取れる。
 タケルの方はそうじゃないかもしれないけど。

他の方のブログを読んでの感想:あくまでも、4423はイサコの記憶を元にした物だと思うが。
 まあ、私の予想は当たらないから。
 ミチコさんはイサコがヤサコが兄にキスするのを見て、兄を取られる、
自分の世界を破壊されるとの思いから生まれたもの。
 あれっ、マユミちゃん、ヤサコと話してたのね、気付かなかった。
 録画はアナログなので、アキラとアキラの肩のオヤジは見れなかった。
 ライブでも見てたから、たぶんライブで見てたと思うが。電脳ペットは古いバージョンの空間にいると、壊れる。
 だから、ヌルに壊されちゃうんだと思う。あっ、ホントだ、デンスケ、鈴つけてる。
 「さっきの…」というのはさっきの鈴の主と言うことか。オジジ、鈴付けてたのね。
 オジジから鈴もらったのね、デンスケ。ヤサパパの活躍は正直うれしい。
 なんせ、ヤサパパ、サッチーの名付け親だし、「ボク、サッチー、よろしくね」と言う名セリフを考えた方だし、
ヤサコと玉子にぞんざいに扱われていた可哀そうな存在だし…。
 気持の良い方ではなく、痛みの方に行くのが現実も正解と言う事をフィーチャーしている方が。うっ、胸に痛い。  お子様も、ヤサコがあきらめずにイサコに呼びかけ続けた事が大事と思っていたそうで。
 子供に負けているな、私は。
 評価しながらも、もったいないと、別の話の展開とか、キャラの活躍をを求めている方達。
 私はそんな事思わない方だが、そういう事、思う人が、創作者になるんだと思う。
 私は、魚、、ヒゲ、クビナガの回も好きだし、ヌル・ホラーも好きだ。
 もちろん、イサコとヘイクーの戦いとか、夏祭りとか、肝試しとか、最後の夏休みとか、
サッチー対キューブとか、デンスケの嘆きシーンとか、デンスケの勇ましいシーンとか、オババシーンとか、
笑いを取る玉子とか、笑いを取るダイチとか、やさしいデンパとか、いろんな恰好のサッチーとか、
ラブリーなオヤジとか、ああ、好きな所がイッパイ!
 イサコが追い詰められる回はホントにサスペンスだったし。
 廃墟の工場の回も良かったね、ヤサコとイサコが絡んだし、イサコが京子を助けたし。
 「ロマンアルバム 電脳コイルガイド」が出るんですってね、それは買うつもり。
 DVD買っても見ないから、買わないつもりだが、そうだね、次世代出たら、買おうか…;
 CDは買いたいね、いつか。本は、どうかな?コミックスは、う~ん。

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金沢市はざま交差点

「金沢市はざま交差点」電脳コイル 第25話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:松澤洋介 絵コンテ・演出:野村和也 作画監督:板津匡覧

“コイルスの資料によると、ヌルキャリアははじめ、心のかけらを集める探査装置だったそうです”


 「あの子がミチコさんを呼び出そうとしたって」「ホントなの、ヤサコ?」「うん、良く知らない」(折笠富美子)
(つまり気色悪い事,都市伝説はざま交差点のマンホールを見た、
と言って来るマユミちゃんの言動をいじめと取ったのか、ヤサコは。
しかしはっきりマユミちゃんをかばわないヤサコの行動をマユミちゃんはいじめと受け取った。
まあ、マユミちゃんの方が深刻だな、本当の事を言っただけに)

 「前、マユミが言ってたはざま交差点、教えてほしいの、どうやって行ったの?」「今さら」(うえだ星子)
 「どうしても、必要なの、友達の、命がかかってるの」「それって本当に友達?」「えっ」
 「私の時と同じで、あなたが友達のふりしてるだけなんじゃないの」「マユミ?」
 「あの時は聞きたくないって言ったくせに。みんなと一緒にあたしの事無視したくせに。
ミチコさんに呪われるとか言ってさ」
(うわっ、ヤサコ、普通の子だからなあ。
まあ、なまじっかマユミちゃんをかばうと一緒にいじめられちゃうのかもしれないが。
ヤサコもマユミちゃんが気色悪い事言ってくるとか思っていたんだろうし。
普通の子の方が強いんだが、あまり良い感じはしないわね)
 「怖かったの、だから」
 「あなたはいつだってそう!
表向きは良い顔して、裏では友達を呼び捨てしたりしてる、ちゃんと知ってるんだから。
ずっと、ずっとあなたのそう言う所が嫌いだった。優しいふりして、でも困った時には助けてくれなかった。
だから私は自分でなんとかしたわ。あなたもそうして」
 マユミちゃん去る。(まあ、何も言えないね。マユミちゃんの苦悩を思うと)

 ハラケン(朴璐美 )、金沢にいて、ヤサコを探していた。ヤサコの通った道筋を見つける。
(どうやって?ヤサコのIDで探せるとか?)
 「にしても、オバちゃんのメガネ、クセが強いなあ」「クセの強い女で悪かったわねえ」
玉子(野田順子)、別のメガネをかけていて、サッチー
(嬉しいよぉ!ひさしぶりだしぃ。
傾いている姿が非常にラブリー!ラブリー、ラブリーと踊りたいくらい、ラブリー!!)と一緒だ。
 「わたしをなめるんじゃないわよ。自分のハードの位置くらい三分でわかるわ」
 駅中の人がサッチー&玉子をびっくりして見ている。
 「ヤサコはあのマンホールの場所に行くつもりなんだ。止めないと」
(ヤサコの失踪を聞いて、来たのかな、ハラケンは?
つまりオバちゃんのメガネでヤサコと連絡を取ろうとして取れず、おうちに連絡したのかな)
 「あの時の、ケンちゃんみたいに」玉子溜息をつき、ハラケンが開いていたウィンドウを操作。
 「この中継ノードを変えれば、もっと精度が上がるわ」「オ、オバチャン」
 「ヤサコは自分で何か手がかりを見つけたのよ。彼女にかけるしかないわ」

 ヤサコは自分の能力を頼りに交差点を探していた。
 “だから私は自分で何とかしたわ。あなたもそうして”「マユミの言う通りだ」胸のキラバグが光る。
 「痛い。この痛みの先に、答えがある」顔をあげると、そこに電脳霧があった。

 「金沢にもコイルシステムがあったのか。今もし小此木が天沢を連れ帰ったら、空間を維持できなくなる。
早く始末をしなくては」
 ヤサコをモニターしながら、かなり物騒な事を言う猫目宗助(遊佐浩二)。
 「兄ちゃん、あの子は何も悪くないんだ。ひどい事をしないで」
 タケル(日比愛子)、難儀な兄を持って可哀そうに。「ああ、わかってるさ」

 ヤサコは通路にたどりつく。その向こうにあの四つのマンホールが見える。そしてヌル(矢田耕司)が現れる。
 ヌルは目をチカチカと光らせ、「デバイスID確認されました。小此木先生、試験領域にアクセスしますか」。
 ヤサコのメガネが小此木先生のメガネなので、そう認識されたらしい。
 「ヌルキャリアーに関するヘルプ」の表示があり、そこには「小此木宏文」の名が書いてあった。
(「試験空間に《読めない》中は、デバイスを第三者が外すことを固く禁止します」と書いてあるから、
電脳体が離れている時は、メガネを取ってはいけないと言うのはここから来てるね)

 「意識をうしなったイサコの主治医は、小此木医師だったの。
彼はコイルスの電脳技術を引き継ぎ、解明しようとしていた。まさかここまでとは思っていなかったようだけど。
おそらくヌルの正体は、コイルスが作ったヌルキャリアーと言う乗り物よ」
 「ヌルキャリアー?」
 「本来は、あっちから情報を引き揚げる探査体だったらしい。
でも、改造を加えるうち、電脳コイル現象を利用してあっちへと意識を送り込む、
電脳の乗り物として使われるようになったのよ。
今までの事故は、放棄されたヌルと通路が暴走した結果なのよ。
でも、本来の機能どおりに使えばおそらく、あの野生化したヌルと同じく、通路に入れるはずよ」

 ヤサコ、ヌルキャリアーに導かれ、電脳体が本体から離れ、通路に入っていく。

 「じゃあ、ヤサコはそれを」玉子、駐車禁止の場所にバイクを駐車して、ハラケン、サッチーと歩いている。
 「コイルスは私有地に、試験用の交差点を設置していた。古い地名から名前をつけてね。それがはざま交差点。コイルスの金沢支社のあった場所に、今もあるはずよ。そして、おそらく通路も」
 「もうすぐだ」ヤサコ、NO DATA化していた。二人、ヌルキャリアーに気づく。「ヌル?」
 「だいじょぶ、正常なヌルよ。さきにこの子が入ったわね」「小此木先生が、試験領域にログインしています」
 「やはり」「僕が行く。ヌル、僕を触ってくれ」ハラケンは一生懸命ヌルの手をつかもうとするが、つかめない。
 「デバイスIDが一致しません」「コイルスのメガネでないと入れないんだわ」2.0が二体来る。2.0、通路に入る。(ああ、この時の、傾きながら2.0を見送る、サッチーも素敵♪)

 「内部からも破壊する気か。くそっ、こうなったら…。足跡は残るが、強硬手段で行くしかない」
 猫目、コンピューターを操作する。

 「どういう事?」「本社が動き始めたんだわ。こうなったら…」玉子、サッチーにメタタグを貼る。
 「タマ、ヤサコを追うのよ」「ボク、サッチー」と可愛く♪言いながら、サッチー、頭から通路に入る。
 「本社は、イマーゴと電脳コイルの存在を、世間に知られるのを恐れている」「じゃあ…」
 「あっちの中心部を、ヤサコごと消す気だわ」「そんな…!」2.0が来、通路を攻撃。

 「くっそ~、遅かった…」猫目、忙しく、ボードを操作。2.0、どっかに行く。
 「コントロールは奪った。もみ消し、頼みます」猫目、ケータイでどなたかに頼む。
 「次は内部の二機だな。あとは、あの子供さえなんとかすれば…」

 玉子、タマのパネルをつなぐ。

 ヤサコの歩く先には、山のような物が見え、その稜線を夕焼けのような明かりが照らしていた。2.0、来る。
 しかし、2.0の勢いが落ちる。

 「ようし、こちらも何とか間に合った。さあ、あの子はどこだ。チッ、センサーがうまく働かん」
 「に、兄ちゃん、止めようよ、あの子は…」「黙れ!いい加減にしないとその口をふさぐぞ!」

 ヤサコ、地下に開いた穴に入り、そこを通って、出る。
 変な文字だが、電柱に、大黒市、を表すらしい文字がある…。胸のキラバグが光る。「痛いわ…」
 2.0の音がする。「見つけたぞ」2.0、ヤサコを攻撃。
 ヤサコの暗号が一機に当たり、一機、認可ドメイン外につき修復不可の表示が出る。
 「くっそぉ、こしゃくなあ…。タケル、手動で修復だ!」「わ、わかったよ、兄ちゃん」
 タケル、同時に二つのキーボード操作と言う、私には無理な事をやっている。
(今の子は、ケータイでしゃべりながら、メールをうつと言う事が出来るらしいから、ありうる…)
 逃げるヤサコの前にサッチーが現れる。「僕だ、ハラケンだ」
 サッチー、V字にした手をかざして、その手の間から2.0を攻撃、そしてヤサコを体の中に入れる。
 そのまま、ヤサコを乗せて、走るサッチー。(さすがは、サッチー!愛してるよ~!!)そして、飛ぶ!!
 (ああ、サッチーへの愛は、無限大!!)「ヤサコ、聞こえる?」「あっ、オバちゃん」「…うまくいったわ」
 「どうしてタマが?」「私のアカウントは消去されたけど、ケンちゃんの裏口が気づかれずに残ってたのよ」
 「ヤサコ、僕だ!」「ハラケン!良かった、目が覚めたのね」「うん、僕の事はもう心配ないよ」「飛んでる…」
 「持ち出す時、色々手を加えたのよ。大人としては後が大変だけどね」(ヤサコを死なせるより、ましだ!)
 「でも、どっちに向かえば…」ハラケンが不安げに言う。

 イサコ(桑島法子)はあの鳥居がたくさん並んだ階段の所にいる。手には綿がはみ出したお兄ちゃんの人形。  「お兄ちゃん…。そうだ、この階段の上、そこにいるのね、お兄ちゃん!」階段を駆け上がっていくイサコ。

 「勇子、勇子」(岸尾だいすけ)「見て、お母さんが作ってくれたの」イサコとお兄ちゃんの人形。
 「このお人形はお兄ちゃんと私、だから私の事、忘れないでね!」夕焼けに照らされた鳥居階段。
 「忘れないさ。勇子こそ、僕の事忘れるなよ」「お母さん、時々怖いの。私の事、ぶつの」
 「泣いちゃダメだ、イサコ」「イサコ?」「ああ、秘密の暗号名だ。勇子の勇は勇ましいの勇。だからイサコ」
 「うん!」「僕だけがそう呼ぶ秘密の暗号だよ」(これじゃあ、他の人にイサコと呼ばれるのはイヤだったろうな)  「じゃあお兄ちゃんの秘密の名前は?」「そうだなあ。僕は4423」「44、23…」
 「さあ、もうすぐお別れの時間だ。上で遊ぼう、イサコ」「うん!」

 「お兄ちゃん」イサコは、階段の上にたどりつく。

 「ヤサコ、どうしたの?」「胸が、心が、痛い…。天沢さん…、天沢さんなの?」

 イサコ、何かを感じて、後ろを振り返る。「迷ってはダメ。そのまま進むのよ、勇子」ミチコの声。「お帰り、勇子」  4423の声。イサコは、「お兄ちゃん」と言いながら、そのヌルに向かって駆け寄る。

 「この方向…、タマ、この方向に進んで」タマ、進路を変える。「ヤサコ、何かわかったの?」
 「きっと、きっとこの先に天沢さんがいる。胸が痛みを感じる方向に」「痛みを感じる方向?」
 「なぜだかわからないけど、天沢さんにもらったキラバグが、胸の暗号が私にそう教えるの。
どうなるかわからない。でも私しかもう天沢さんを助けられない」
 「ヤサコ?」
 「私が天沢さんがまだ生きてる事を信じられなくなったら、天沢さんは本当に戻れなくなる。私だけが…」
 「わかったよ、ヤサコ」「ハラケン」「でも約束して、必ず戻るって。イサコも連れて、絶対戻ってくるって」
 「うん、約束する。急いで、タマ」タマ、加速する。「まったく、あんた達の保護者やるのは大変だわ」
 「でも、出口はあるのかなあ」それは、玉子も自信が無かった。
 「この感じ、これは天沢さんの気持ちなの?この、哀しくて切ないような…」「ヤサコ、反応が出た!下だ!」
 タマ、着地する。無人の街だった。「大黒市子入」と電柱の文字。「逃げろ、ヤサコ!」2.0の攻撃。
 「やってくれるな、玉子。すぐに手をまわして逮捕してやる。
だが、そのくたびれたポンコツに、性能の差を思い知らせてやる!」
 ヤサコを乗せて飛んでいたサッチーに、被弾!サッチー、落ちながら、手かざしビーム攻撃。2.0、被弾、バグる。 「この旧式が!」サッチー、胴体着陸。(いっつも胴体着陸だが、足が無いから)
 バグっているサッチー、ヤサコを体から出す。気を失ってるヤサコを、優しく地面に下ろし、去る。
 ヤサコが気が付くと、タマは飛んでいた。「チッ、こうなったら、限定フォーマットで…。ああっ?!」
 猫目のモニターにタマの顔が大写しになる。タマ、2.0を抱えて、2.0ともども自爆する…。
(ああ、タマが…!!!猫目の、バカーーーー!!!)「取り逃がしたか…」
 “不正なアクセスを…(アナログだから先が読めん!”うんぬんの文字が猫目のモニターに出る。
 「タケル、おまえ何かしたのか」「ヤサコ、殺す気だったんだね」
 「クッ、父さんと母さんのためだ。
父さんは、イマーゴを開発して、世界で初めて人間の集合無意識を電脳空間化したんだ。
それなのに、メガマスはその発明を奪って、ゴミのように捨てた、ボクら家族全員を!
それに、病気の母さんを救うには、父さんの名誉を取り戻すしかないんだ!おまえだってわかってるだろ!」

 「この世界はもうすぐほろぶはずだったの。
あちこちが壊れ始めて、私も兄弟達も、みんな死んでいく運命だった。でも、あの人は助けてくれた」
 「あの人?」「宗助よ。この世界を守るために何が必要かを教えてくれた」

 「復讐してやる。メガマスをずたずたにしてやる!そのために、ミチコが必要なんだ」「何を、するつもりなの」
 「あのアバズレを利用して、世界中のイマーゴのガキどもを意識不明にしてやるんだ」
 (それは、メガマスがやった事より、許せない事だよ…。怒りでいっぱいで、他を顧みる余裕が無いんだな。
復讐は自分も壊す)
 「そんな事っ…」
 「あの空間を維持しなければならない。そのために、勇子をミチコにくれてやったんだ。
全部メガマスのせいにしてやる。これで奴等も終わりだ!」
 「兄ちゃん、僕は、もう手伝えない!」タケル、車から出る。
 「待て、タケル!バカめ、父さんのカタキを討ちたくないのか!?」

 「う~ん、それにしても、この空間は一体…」
 モジョを肩に置いているメガばあ(鈴木れい子 )、病院でウィンドウを見ていた。「その事で、お話があります」
 イサコのおじ(麻生智久 、デンスケ~!)だった。「先生の奥さまですね。ご葬儀の時、一度…」
 (メガばあを“奥”にするとは、先生もなかなかの男だと、思う…)

 「でもあなたは何も気にしなくていいのよ。
この空間が一体何のためにあるのか、なぜ出来たのか、私にもわからない。
でもあなたはここでお兄さんと一緒に、幸せに暮らす事で、
(ブランコに微笑みながら乗っているイサコ、その後ろにはヌル。
そして倒れている石柱のかけらのようなものには顔がある…)この世界は守られる、永遠に」

 「ここだわ」ヤサコは鳥居階段を見つける。

 イサコの向こうには夕焼け色に照らされた幼いイサコとお兄ちゃんが見える。
 幼いイサコはお兄ちゃんに髪を結ってもらている。「お兄ちゃん、ずっと一緒だよね」「ああ、ずっと一緒だ」

 ヤサコ、階段を上がる。

 「あっ」「どうしたの」「わかんない」

 「天沢さん!」「あっ」現在のイサコ。「ダメよ、勇子」「誰かが、呼んでるの」「それは空耳よ」「違うわ」
 立ちあがるイサコ。「耳を傾けてはダメ、勇子。あれはあなた達の幸せを壊す声」
 必死に階段を駆け上がっているヤサコ。「いる、そこにいるのね。天沢さん、答えて!」「誰、誰なの」
 「勇子、勇子、どこに行くの」ひびわれていく、世界。
 「この空間が壊れたら、あなたのお兄さんも死んでしまうの。勇子、あなたはこの世界を守らなくてはならない。あの女は、お兄さんと幸せに暮らせるこの世界を壊そうとしているのよ」
 「なぜ、そんな事…」「ごらんなさい、勇子、なぜあなたがあの子を嫌いなのか」
 お兄ちゃんと並んで座っている幼いヤサコが見える。
 「なぜあの子を拒絶しなくてはならないのか。名前をもらったのは、あなただけじゃなかった」
 ヤサコと木の枝で地面に書く4423。「あなたにイサコと名づけたように、あの子にもヤサコと名づけた」「止めて」 「それだけじゃない。あなたの大事なお兄ちゃんをあの子は奪ったのよ」4423にキスする幼いヤサコ。
 「あなたがお兄ちゃんを取られたくないという気持ち、あなたがあの子を憎む気持ち、
その気持ちから私は生まれたの」
 「思い出したわ…」「この世界だけがあなたを優しく包んでくれる。あの子はそれを壊そうとしているの」
 「そんな事、させない」

 かけているヤサコ、立ち止まる。「誰?」「来ないで!」「天沢さん!天沢さん、帰りましょう!今なら間に合う!」 階段が壊れる。
 「帰って!あたしの居場所はもう、ここしかないの!戻っても、私はお兄ちゃんを死なせたバカな妹になるだけ」  「天沢さん」「いや、ここでお兄ちゃんと暮らすの。ずっと…。もう来ないで。大嫌い!」
 「それで良いのよ、あの子を憎むのよ、勇子」
 「あっ、誰。あなたは誰なの!天沢さん、その子の言葉を聞いてはダメ!」「帰って!」
 階段が壊れてきて、ヤサコ、階段を下がらざるをえなくなる。

 「コイルドメインが、崩壊する…!」「ヤサコ!」

 世界が壊れていき、闇に包まれる。その時、鈴の音が聞こえる。後ろに巨大鍵穴が見える。
 その方向に走るヤサコ。

 イサコはブランコに座って顔を覆って泣いていた。
 「これで良かったのよ。これはあなたが、勇子が望んだ事なのよ。ここで一緒に暮らしましょう、三人で永遠に」  「違う、何かが…違う」

 「リンクが途切れた」「そんな!空間は…」「わからない。でも今は、完全にリンクが切れている」
 「じゃあ、ヤサコはどうなるの!?」「ヤサコとのリンクも、切れた…」
 ハラケン、ヤサコの体の方を向き、「ヤサコ、ヤサコ、目を覚まして!」

 ヤサコが走りついた先には…

 ヤサコは見る、デンスケと初めて会った時。
 デンスケを追いかけ、あの空間で4423と出会い、巨大な闇が迫ってきて、逃げて…、
道祖神の後ろから現れるヌル…。

 「思い出した。あの時、私は、おにいちゃんと…」「勇子…」
 「消えそうになってた。そうだわ、全てはあのまま消えるはずだった」「思い出してはダメ」

 「お兄ちゃん」
 「もうじき僕は、君のお兄ちゃんではいられなくなる。これからは僕無しで生きていかなくはならないんだ」
 「お兄ちゃん、別れたくない」

 「思い出した。私はお兄ちゃんと、サヨナラするはずだった。それなのに…」

 ヌルと幼いヤサコの後をついていくヤサコ。「あなたは何を探してるの?」幼いヤサコがヌルに問う。「4423」
 「えっ」「4423」「兄さん?」「私は4423を探している。そうだ、私はコイルスの医療機で4423を…」

 玉子はメガばあに連絡する。メガばあはイサコの病室にいた。
 イサコのおじに呼ばれ、全ての資料に目を通していた。天沢信彦は4422、死亡時期は交通事故の直後。
 メガばあは玉子に4423のカルテを送る。

 「4423ってあのお兄ちゃん?」「違う。私は4423を、天沢勇子を探している」

 4423とは天沢勇子の事だった。

感想:さすがにビックリ!4423がイサコだなんて。あの4423はあくまでイサコのために作られた物。
 ミチコさんはイサコがお母さんのイメージから作り上げたものか。
 まあやっぱ、ヤサコの健やかさは、イジメを受けた者の健やかさでは無かったね。
 多少イサコと仲良くなる事に積極的過ぎたのは、イサコがマユミと似ている事と、
マユミへのイジメへの悔恨とかモヤモヤとか色々な物が合わさってかな。
 それにしても、猫目は自分がやろうとしている事がメガマスがやった事より悪い事ではないと思っているのか。
 カンナは死んじゃったし、ヤサコは意図的に殺そうとしたな。イサコはあっちの世界に置いたままがベストときた。 悪人って何でも人のせいにしがちなんだよなあ。まあ、タケル君のお兄様ですから、更生する事を望む。

関連サイト:鷹2号の観察日記最終回のカイキャッチ、やっぱサッチーが一番かわいい♪
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ぐる式ヌル・キャリアーのヘルプの文章
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きなこ餅コミックヤサコとイサコの生年月日

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メガネを捨てる子供たち

「メガネを捨てる子供たち」電脳コイル 第24話 ☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:松澤洋介 絵コンテ・演出:高橋知也 作画監督:本間晃、押山清高

  “天沢勇子の言葉によると、人と人をつなぐこことの道は、細く途切れ易いそうです”


 小此木優子(折笠富美子)が目を覚ますと、そばに母親(金月真美 )がいた。心配したんだからと母親。
 ヤサコは病院のベットに寝ていた。母親は先生を呼びに外に出る。
 なんかあっちこっちにぶつかっているようだが…。気がついたらメガネがない。
 「メガネなら、お母さんが持ってるわ」玉子(野田順子)だ。「オバチャン」
 「あなたに似て、そっそかしい人ね。でも、良い人だわ」部屋は2304。
 「良かったわ。あなたまで戻ってこなかったら、どうしようかと思った」
 「天沢さん…、そうだ、私天沢さんと学校に行って…。天沢さんはどうしたの。…オバチャン」
 「全てのリンクは切断されたわ。たぶん、リンク先の空間も、もう…」

 電話をかけているヤサコ。「良かった、ホントに良かった」フミエ(小島幸子 )の声だ。「うん」
 「もうホントに心配したのよ。その…あっちに連れてかれたんじゃないかって」「あっち?」
 「みんな噂してるわ、イサコは、連れていかれたって、ミチコさんに。ともかく元気出してね。
あっ、ちょっと京子ちゃんの様子見てくるから。切るわね」
 「京子がどうかしたの?」「ヤサコ、デンスケが…」「デンスケ?」「昨日の騒ぎで巻き込まれて、それで…」
 思い出すヤサコ。「あっ」「さっき、メモリアルがヤサコのうちに届いたって」
 京子(矢島晶子)の大泣きの声が聞こえる。
 「あっ、また京子ちゃん騒いでる。また電話するから。しっかりするのよ、ヤサコ」

 京子、ぬいぐるみを あっちこっちに(たぶん…)投げつけ、フミエにも当たる。
 京子はメガネを取り上げられた事にも泣いていた。母親が京子からも取り上げたらしい。ピンポンの音。
 ドアを開けたら、フミエの母(本田貴子)が怖い表情で立っていた。「ここにいるって小此木さんから聞いて」
 母、フミエからメガネを取り上げる。イサコの事が原因らしい。
 夜中に学校に入り込んで、メガネで遊んでて、階段から落ちた事になっているらしい。
 ダイチ(斉藤梨絵)も父親(郷里大輔 )にメガネを取り上げられる。アキラも、アイコも、デンパも。

 「今日中には退院できるそうよ。単なる貧血とかそんな所ね。
昨日の出来事は、表向きの社会では何も知られずに終わる。
あたしも事情を聞かれたけど、こんなのオカルト話にしかならない。あたしが起こした四年前の事件と同じように。メガマスもそれを読んで、わたしや猫目を派遣したのね。猫目は、四年前一緒にキラバグ集めをしてた男よ。
今はもみ消す側だけどね。キラバグもコイルスの空間も、もうどこにも残ってない。
あるとしたら、都市伝説のはざま交差点くらいかな。イサコの意識を呼び戻す方法は、もう…」
 「なんだか、なんだかなんにも感じないの。悪い夢かなんかだったみたい。なにもかも」「ヤサコ?」
 「そっか、デンスケ、メモリアル届いたのね」
 「お母さん、手続きもうすぐ終わるわ。わたし、ちょっと外すわね。
実はメガばあ(鈴木れい子 )も昨日の騒ぎで緊急入院したの」
 「えっ」「ぎっくり腰だけどね」

 「仕事中は電話するなと言っただろう、タケル」猫目宗助(遊佐浩二)だ。
 「で、でもボク、本当にこれで良かったのか…」タケル(日比愛子)。
 「心配するな。今まで兄ちゃんの言う通りにして間違った事あるか?」
 「ないよ兄ちゃん。カンナの事も僕が書いた話をみんな信じてる」「ああ、怪奇倶楽部の方はまかせる」
 「僕、兄ちゃんのためなら何でもする」「ああ、わかってる。じゃ」

 アイコ,フミエ、デンパ(梅田貴公美 )、ダイチ、アキラ(小林由美子 )が川原にいる。
 メガネが無いとやる事が無い。ガチャギリ(山口眞弓 )とナメッチ(沼田祐介 )も来る。
 二人とも取り上げられたらしい。「メガネがないんじゃ、喧嘩する気も起きないぜ」とダイチ。

 ヤサコ、母親とタクシーに乗っている。お父さんは出張で金沢だそうだ。「大変な時に必ずいないんだから」

 病院のテレビを見ている玉子。
 「電脳局のものは各省庁のドメインにも強制執行が出来るのです。
ただ今回は特別で、午後四時までという期限つきだったようです」(坂口哲夫)
 「としたら、あれほど大規模に2.0を繰り出す事はもうなさそうね」「ああ、管理室でも大騒ぎだったぞ」
 「猫目、来てたの?!」「室長が出張で、今僕が室長代行だ」
 「ねえ、天沢勇子の病室、どこにあるか知ってる?
彼女の家族に会いたいんだけど、病院が教えてくれないのよ」
 「僕も知らないんだ。彼女の身柄はメガマスが押さえている。
天沢は一年前にも、同じような通路を開こうとして失敗している。
やはり、葦原かんなの一件にも関係しているようだ」
 「間違いだと思いたいわね」
 「希望を捨てるな玉子。研一君の時だってなんとかなった。まだ手が無いか調べてみるさ」
 立ち去ろうとする猫目の背中をバン!と叩く玉子。「頼もしいねえ。昔はあたしのパシリだったくせに」
(玉子様のパシリとは、う、うらやましい…)
 「おいおい、今は室長代行だぞ。じゃ、君も個人の権限で真相探ってくれ」
 猫目の背中にはメタタグが貼られていた。「やってみるわ」

 「優ちゃん、ちょっと座って。デンスケ、可哀そうだったわね。
私はあんまりメガネを使わないからよくわからないけど、お母さんも、昔飼っていたのよ。一年位で死んじゃって。すごく泣いたわ。納得いかなくてさ。なんでちっちゃい生き物って、すぐ死んじゃうんだろうって。
ペットってたいてい人間より寿命が短いじゃない?
なんでそう決まってるの、ペットが人間より長生きだったらこんな思いをする事もないのにって。
そしたらね、金沢のおばあちゃんがこう言ったの、飼い主がペットの死ぬ所を見たくないように、
ペットだって飼い主が死ぬとこ見たくないんじゃないかって。
だから、悲しみに耐えられる人間の方が、ペットの代わりに、その悲しみを引き受けるの。
だって人間の方が、体大きいもの。本物の、ペットの話だけどね」
 お母さん、ヤサコを抱きしめる。「お母さんの体、あったかい?」「うん」「やわらかい?」「うん」
 ギュッと抱きしめ、「ちょっと痛い?」「うん」
 「わかる優ちゃん?こうして触れる物が、あったかい物が、信じられる物なの。
ギュッっとやると、ちょっとくすぐったくて、ちょっと痛いの。わかる?」
 「お母さん」
 「優ちゃん、それが生きてるって事なの。メガネの世界は、それが無いでしょ、優ちゃん。
戻ってきなさい、生きている世界に、あったかい世界に」
 「お母さん」
 「だから、メガネはもうおしまい。代わりに携帯買ってあげる。退屈したら、一緒に遊んであげる。
だから、だからメガネはもうおしまい」
 「うん」

 「はい、当面はこちらの病室です。改装はすぐ終わります。くわしくは下で」
 猫目がイサコのおばさんに話している。そして、廊下の陰に隠れている玉子。「やはり嘘か」
 猫目とおばさんがいなくなったので、玉子病室の前に出る。「4423?!」病室の番号は4423だった。
 「昔来た時は無かったのに」「どちらさま、かな?」
 イサコのおじ(麻生智久 、デンスケ~!)が花束を抱えて立っていた。

 「これが、私の知っている今までの一部始終です」イサコが病室のベットで寝ている。
おじさんがその傍らに座っていて、玉子は立っている。「そうですか」
 「あまり驚かないんですね。勇子さんは、兄を死なせたのは自分だと、そう言っていたそうです。もしかして…」  「はい、信彦はすでに他界しています。
この子は不憫な子で、幼い頃に父親を亡くし、信彦だけが心の支えでした。
でも、母親も病気で入院する事になって、二人をうちで預かる事になったんです。
ところが引越しの日に、勇子と信彦は交通事故に会って、二人とも意識不明に」
 「二人とも?」「はい。その時勇子を治療したのが小此木先生でした」「イマーゴの電脳医療だわ」
 「それが、どんなものなのか、私にはさっぱりわかりませんが、勇子だけは目覚めました。
その間の記憶を全て失って」
 「小此木先生が亡くなった頃だわ。信彦君は、その時どうなったんです」
 「それは、メガマスの契約があって、言えないのです」「お願いします、どうしても…!」「22です」「えっ」
 「今はこれだけしか…」「ちょっとあなた!」おばさんだ。
 「あなた空間管理室の人でしょ。二度と近寄らないでください!」玉子、追い出される。

 川原で一人座っていると、「ヤサコ」と声をかけられる。フミエだった。「なんでだろう、涙が、出ないの」
 「ヤサコ?」
 「なんか、まだデンスケが死んだって、ピンとこなくて。それに、天沢さんの事も。私って薄情もんなのかな。
フミエちゃんの言う通りだ、感情移入したら損だね」
 「ヤサコ」「でもバカみたい、この辺が痛いの」ヤサコ、胸をつかんでいる。
 「まるで、デンスケが本物の犬だったみたい。(本物以上だね!デンスケの場合は!)
私や京子を元気づけようと、いつも一生懸命だった。さよならも言えなかった」
 彼女の手にはデンスケの写真が画面に出ている携帯。
 「デンスケの毛並みに触りたいっていつも思ってた。
小さい頃デンスケに触っても感触が無い事がわからなくて、そのうち触れるようになるんじゃないかって。
わかってた、デンスケは本物の生き物じゃない。だから、死ぬ時も痛くなかったと思う」
 「ヤサコ…」「だから私も痛くない。データが消えただけ。それだけ、だから…」犬の鳴き声が聞こえる。
 「どうしたの?」「デンスケ…」探し始めるヤサコ。「ヤサコ?一体どうしたの?」「聞こえたの」「何が」
 「デンスケの声がしたの、一瞬だけど」「えっ」「嘘じゃない、絶対いる、このあたりに」犬の声。「デンスケ!」
 生(なま)犬だった。「ああ…。死んで、しまった。ホントに死んでしまったのね、デンスケ…」ヤサコ、泣く。

 ハラケンの病室。「記録にあるコイルドメインは全て消滅か。残る手がかりはせいぜい都市伝説くらいね」
 玉子はカンナのメガネを持っている。そのメガネが反応。「もしもし、私の話を聞いてください。
 甥が解析したカンナのメガネに、ある情報が含まれてて…」ハラケンは目を覚ましていた。

 ヤサコは部屋でデンスケの写真を見ていた。「なんだか、全部夢だったみたい」
 デンスケやイサコの最後を思い出すヤサコ。「ふさふさだったよ」京子が言う。
 「良い匂いがしたよ。あったかかったよ」(なんせ、京子はあっちの世界でデンスケに乗ってるからな)
 京子、寝る。

 《メガネで見える物なんて、全てまやかしだ。手で触れられる物だけを信じるんだ》
 “天沢さんも、おんなじ事言ってる。この世界はみな、手でさわれるもので出来ている。
手で触ると、さらさらだったり、ふかふかだったり。これからは手でさわれるものだけを信じて生きていこう。
手でふれられない物はまやかし。だから、この悲しい気持ちも、きっとまやかし。ホントは悲しくなんかない。
こんなつらい気持ちもきっとすぐに忘れる。だって、まやかしなんだもの。本当に。本物って、何。
手でふれられる物が本物なの?手で触れられない物は、本物じゃないの?今本当にここにある物は何?
間違いなく今、ここにある物って、何?胸の痛み。今本当にここにある物は、この胸の痛み。
これはまやかしなんかじゃない。手でふれられないけど、今信じられるのは、この痛みだけ。
この痛みを感じる方向に、本当に何かがある”
 ヤサコ、オジジのメガネを取る。

 ハラケン(朴璐美 )、傍らで寝ていたオバチャンのメガネを取る。

 朝、母親は、ヤサコの、「お母さんへ、ごめんなさい。今日は学校は行けません。金沢に行ってきます。
心配しないでください。優子」と言う置手紙を見つける。

 目を覚ました玉子も、ハラケンの、「ごめん。メガネ、借りるね。」と言うメモを見つける。

 「兄ちゃん、本当にぼくらがしている事は、父ちゃんの名誉のためになるんだろうか」「又その話か」
 「でも、悪くない人まで巻き込んだりして、そんなの…」
 「葦原かんなの事か。あれははっきり事故だったじゃないか。
4423のハンドルで二回も警告したのに、よりにもよって通路を開いている最中にのこのこやってくるなんて、
誰が予想できる。
それも、イマーゴを持っていたなんて。分離を起こした電脳体をよけて、電脳ナビは生身の方をはねてしまった。
痛ましい事だが、我々にはどうしようもなかったんだ。こっちこそ、めったに無いチャンスとキラバグを失った。
そのためにどれだけ苦労した事か。さあ、飯を食え。学校には病欠の手続きを取っておいたから」

 「二人ともって話だぜ」「それってもしかして…」「駆け落ち~」と声を合わせる駅向こうの不良少年。
 ヤサコとハラケンの事だろう。「止めなさいよ!」
 フミエが咎めるが、「てめえ、メガネなきゃ、何もできないくせに!」と将来ハゲそうな不良少年、
フミエの腕をつかむ。
 「や、やめてあげて~」とデンパ、勇気を奮い起したんだろうが、そんな低姿勢では止めてはくれないよ、
デンパ。
 あんのじょう、「うっさいよ!」と帽子でハゲを隠しているかもしれない少年(そんな事は無い)、
デンパを突き飛ばす。
 「止めなさいよ!」とアイコ様(進藤尚美)が言うが、そんな芸の無い言葉で止めるような奴らでは無い。
 しかし、そこに、ダイチが現れ、はげ予備軍を柔道わざで投げる!「よし!やっぱり腰だ。なんだよ、簡単じゃん」 帽子ハゲも投げ飛ばす。全員投げ飛ばした。「やっぱり腰で回す」「すごいよ、ダイチ~」とデンパ。
 「何度も投げられると強くなるってホントだなあ」親父の夏休みのしごきが生きたみたいだ。
 「おい、おまえら!二度とこっちの生徒に手を出すな!」「へ~い」
 どうやら、ヘイクーに入る準備も出来てるみたいだ。「お、おやび~ん」「なんの用かね、ナメッチ君」
 「チャック開いてます」

 ハラケン、ヤサコに電話をかけるが繋がらない。彼は大黒駅の前にいる。

 ヤサコは電車に乗っている。金沢のまゆみちゃんの電話番号のメモを持っている。玉子は二人をバイクで探す。 ヤサコ、オジジのメガネでログイン。重いが。ヤサコにはピンクミゼットがついていた。「証拠の写真んが…」
 「本当に見たんだって!」「さようなら、もう絶交…」「もうメールしないで」、マユミちゃんのメールを探し出す。
 マユミちゃんのメールにはあの四つのマンホールの写真が。金沢。マユミの留守電にメッセージを残すヤサコ。  「マユミ、そんなに簡単には会えないよね。あの時の事、いろんな事があったから、一言では言えないけど。
私会いたいの。あの時、マユミの言ってた場所、四つのマンホールが並んでる、あの場所は本当にあったのよ。古い空間の中に。でもそれだけじゃない。マユミ、あなたが私をいじめてたなんてもう思ってない。
あなたはミチコさんが怖かっただけで、けして…」
 「私がいじめてた」マユミ(うえだ星子) だった。「いじめていたのは、あなたの方じゃない」

感想:行け、ダイチ、そのまま行って、フミエのハート、ゲットだぜ!
 たとえ、チャックが開いてたって、今のお前は、十二分にカッコイイ!猫目、玉子のパシリでしたか。
 でも、四年前の事件、パシリのふりして、猫目が玉子を操ってたんじゃ…。かんなの事件も猫目のせい…。
 まあ、イサコが絶対かかわっていないとは言い切れませんが、彼女の記憶は怪しいからな。

関連サイト:apoLONイラスト
電脳コイルテンプレまとめ@wiki
ジュリシア共和国画像
今日のこいる楽しい画像

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かなえられた願い

「かなえられた願い」電脳コイル 第23話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:三上幸四郎 絵コンテ:野村和也 演出:青柳宏宣 作画監督:本間嘉一、秦綾子、青山浩行

“ヌルたちによると、彼らは苦しみの種を食べるうちに、苦しみを求める生き物としての命を得たそうです”


 小此木優子(折笠富美子)の暗号炉に驚く天沢勇子(桑島法子)。
 イサコはハラケン救出の時に自分がヤサコに送ったキラバグが暗号炉を作ったと気づく。
 ヘイクーに与えた暗号はイマーゴが無くても使えるように改造した疑似的な物。
 ヤサコのはイマーゴと直結している。暗号炉はイマーゴと直結して思考から直接暗号を取り出す構造体。
 イマーゴと直結した暗号炉はあの新型のレベル3フォーマットで攻撃されたら無事では済まない。
 オジジの古流の暗号はイマーゴを消費して暗号を出している。

 沢口ダイチ(斉藤梨絵)は涙目になりながらも、京子とデンスケを抱えて必死で2.0から逃げていた。
 ダイチ、どこに逃げ込めばいいかと携帯で原川玉子 (野田順子)に聞く。
 個人の家ならすぐには入れないから民家へ逃げ込めと玉子。
 ダイチ、個人の家へ逃げ込むが、そこの迫力ある住人(福原耕平)に怒られ、出る。
 ダイチは又玉子に電話をかけるが、
玉子の御託宣は「ションベンちびりそうって言えば入れるぞ」と言う17歳の乙女とは思えないものだった。
 橋本文恵(小島幸子 )とその肩の上のオヤジとアキラはベランダから2.0のフォーマットを見ていた。
 そこへ「フ~ミ~エ~!」とのダイチの声。「ショッ、ショッ…」「ショ?」
 「ションベン、チビリソウダ~!」と言いながらフミエの前を必死の形相で走り去っていく。(かわいそうに)
 フミエの前に玉子が現れる。「フミエ!」「あっ、オバチャン」「ダイチを見なかったか」
 「見たも何も、さっきションベンちびったって絶叫しながら走り去って行ったわよ」「どっちへ行った」

 「どっちへ行けばいいんだ~!」ダイチがマンションの前で立ち止まると、2.0も立ち止まる。
 マンションも民家だったのだ。
 2.0、チチチチチとまたたき、「ただ今からメガマス特例第3法を申請します」とのアナウンス(安井絵里)が流れ、「許可」の文字が出る。
 入ってくる2.0。逃げるダイチだったが、金網にぶつかる。金網の向こうにイサコ。「おい」
 「イ、イサコさん…じゃない!イサコ!」「カプセルをこっちに投げろ」
 ダイチ、京子からカプセルを渡され、イサコに投げる。2.0に暗号を投げるイサコ。体に痛みが走る。
 ヤサコが来て、もう一体に暗号を投げる。玉子も来る。「無事か?!」と玉子。
 「大丈夫よ。でも天沢さんが。天沢さん、だいじょぶ?」「お、おい、どうか、したのか?だいじょぶか?」
 声をかけるダイチ。「だいじょぶだ…」「あっ、忘れてた!」「な、何だ?」
 「そ、そいつを渡して欲しくば、大黒ヘイクーを俺に返せ!」「もう渡しちゃってるわよ」と笑うヤサコ。
 「あっ、しまった」
 「いいさ、終わったら全部返してやる。小此木、おまえが証人だ。二人は元のヘイクーに戻れと言っておけ」
 「本当か」「嘘だったら、私の命をくれてやるさ」
 「おまえの命なんかいらねえ。ヘイクーさえ返してもらえれば、それでいい」2.0、復活。玉子がメタタグを投げる。 イサコ達はコイルスの空間を捜しに行く。玉子と大地は京子をうちまで連れていく。

 ヤサコは声を頼りにコイルスの空間を探すが、2.0に消されたのか、なかなか見つからない。

 「そもそも、この道順って何なの」オババ宅でフミエが玉子に質問。
 「なぜ古い空間に入るのに道順がいるのか、焼け残った小此木家の資料にその答えがあったわ」
 部屋にある資料がつまったダンボールのまわりには古い空間である事を示すバグが走っていた。
 「コイルスは買収された時、公にされたくない実験試料を抱えていた。
おそらく、イマーゴやイリーガルに関するね」
 「それらを迷い道で封印したものが古い空間だったのじゃなあ」とメガばあ(鈴木れい子)。
 「ヤサコやカンナが見つけた道がそれね」「そう、浅い領域は全て私か2.0がつぶしてしまった」

 「残ってるとすれば、深い道のりだけだ。おそらく、長い迷路のようになっているだろう。ふた手に別れよう」
とイサコ。
 「えっ」「その方が確率が高くなる。見つけたら、連絡を取って合流しよう」「天沢さん、大丈夫?」
 「あたしは心配される側なのか。あたしにだって、イマーゴはある」「そうね」
 「もうすぐフォーマットが終わる。そうしたら、おまえはそっちを探せ。私はこっちだ」

 「資料によるとイマーゴの発見は偶然だったらしいわ。
量子回路にある特殊な基盤パターンが、過去、例を見ないほど高性能なアンテナになる事に、
コイルスの主任技師が気づいた。
おかげで微弱な電磁波でも高速通信出来るようになり、今の電脳メガネと革命的な通信インフラが実現した。
当然コイルスはその現象の理論を解明しようとしたけど、原理すらわからなかった。
しかし、現象の再現と回路のコピーだけは簡単だった。経営者が量産に踏み切り、コイルスは急成長した。
でも、技師の発見はそれだけじゃなかった。回路が電磁波以外の何かを受信していたのを発見したの」
 「何かって」
 「人間の意識よ。技師はそれをイマーゴと名づけ、さらに実験を繰り返した。
人間の意識を電脳空間に取り出したり、イマーゴを逆流させて意識を操作した。
そして、イマーゴを中心としたコイルシステムを構築し、電脳医療に応用した。
それらを隠した場所が今もどこかに眠っているの」
 「時間じゃ」サイレンが鳴る。
 「一斉フォーマットは、終了しました。引き続き、強制プロセスに入るため、許可された…」
 車の中から引き揚げる2.0を見上げる猫目宗助(遊佐浩二)。「これで少しやりやすくなるな」
 旧暗証システムをクリックする猫目。パスワードを入れると、開く。先生のパスワードはまだ生きていた。
 「やはりそうか。今まで先生の首輪が機能を封印していたんだ。
このコイルスノードをコイルドメインで接続すれば、キラバグ程では無いが、通路が開ける。
後は、贈り物を用意するだけだ」
 猫目、携帯をかける。

 なかなか古い空間を見つける事が出来ないヤサコ。気が付くと、デンスケ(麻生智久)のシミが広がっていた。  別の所にいるイサコ、声を感じる。神社の鳥居に気づく。「そうだ、あの時も、こんな階段のある神社だった」
 過去の自分の声
 「このままずっと、ここで一緒に暮らしたい。あの子に壊されちゃう。お願い、この世界を守って!」
(あの子って、ヤサコ?ミチコさんは守る側よね?)
 携帯が鳴り、取るイサコ。「よかった、やっとつながった」猫目だった。「猫目!」
 「ずっと電話していたんだ。連絡が遅れてすまなかった」「何を今さら。おまえが私を売ったんだろ」
 「違う!五年間も一緒に信彦を探してきた僕を疑うのか?!」「説明して宗助、私のお兄ちゃんは、一体…」
 「聞いてくれ勇子、ある勢力が僕らの邪魔をしようとしている。奴らの偽情報を信じるな。
信彦は、今も生きている」
 「なんだって」「信彦の身柄は奴らが押さえている。奴等はおまえに嘘を吹き込み、病室に細工をしたんだ」
 「いったい、奴らって誰なの」
 「メガネの不具合が公表されるのを恐れている奴らだ。だが、一番いい方法を見つけた。
全てを解決し、みなが幸せになる方法だ」
 「幸せ?」「ああ。コイルドメインを探しているんだろう?小此木優子の犬を助けるために」「なぜ、それを…」
 「僕はその道順を知っている」「なんだって」
 「さっき突き止めたんだ。偶然、本社が隠していたコイルスのデータを拾った。
それだけじゃない、あの犬はコイルスノードだ。
コイルドメインであの犬を直接接続すれば、我々の目的も果たせる」
 「我々の?」
 「あっちへの通路を開けるんだ。浅い空間からだと、キラバグのような強引な方法が必要になる。
だが、コイルドメインはコイルスノードで接続すれば、すぐに開く事が出来るんだ。
信彦のいる、あっちへの通路をな。いいか、必ず犬をこの場所まで連れてくるんだ。ただし、一人で」
 「どういう意味だ?」
 「事情があるんだ。これが信彦と会える、最後のチャンスだ」猫目電話を切る。
 ヤサコに声をかけられ、ビックリするイサコ。イサコは道順がわかったとヤサコに言う。
 空間の深度がどんどん深くなる事を感じる二人。そこは新校舎だった。このビルにはメガマスも入っていた。
 エレベーターで地下に降りる二人。
 エレベーターのドアが開くと、「すまない」とイサコはヤサコからデンスケを取り上げて、暗号を投げ、
ヤサコをエレベーターに閉じ込める。
 ヤサコは玉子に連絡を入れる。アクセスしてみると玉子。次はイサコに携帯をかけるヤサコ。
 「天沢さん切らないで!」「犬は必ず助ける。心配するな」「そうじゃない、どうしてこんな事を」
 「危険があるんだ。この先にたぶん、わなが待ってる」「えっ」
 「しかし、犬を治せるデバイスを見つけるには、行くしかない」地下は大黒市史跡博物館になっていた。
 「危険な目に会うのは、私一人で良い」「そんなあ」通路には電脳霧が漂っていた。
 「おまえとは、友達になれたのかどうか、よくわからない。私には、友達と言うものがよくわからないから。
でもこんなに近くまで来てくれた他人は、おまえが初めてだ。でも、やはり、私が住む世界は、進む道が違うんだ」 「天沢さん」
 「人と人の間には、距離がある。遠い距離が。私と兄さんの間にも。
でも、ゆっくりと丁寧に探せば、へだたりをつなぐ道が見つかるかもしれない。
その道はすごく細くて、ちょっと目をそらすと、すぐに見失ってしまう。
だから、必死に目をこらして探さなくちゃいけないんだ。
道がある事を信じられなくなったら、その道は本当に無くなってしまうかもしれない。
だから、必ず道はあると信じ続けなくちゃならないんだ。…すまない!」
 「えっ」
 「今までの出来事は、たぶん全て私が原因だ。この犬も、原川も、そしてたぶん、葦原かんなも」「天沢さん?」  「メガネで見えるものなんて、全てまやかしだ。もうメガネなんて捨てろ。
そして、手で触れられる物だけを信じるんだ。さもないと私のように…、メガネに殺されるぞ」
 「天沢さん、切らないで!」「さよなら」玉子のおかげでエレベーター開く。玉子も現場に向かう。
 警報が鳴り、イサコ、暗号で止める。その先で、とうとうコイルスの空間らしきものを発見。
 パスワードを入れると、デバイスが現れる。デンスケをそこに置くイサコ。
 ヤサコ、バグを起こしている警報を見て、イサコの場所の見当をつける。デンスケの上空にキーが現れる。
 キーをデンスケの南京錠に差し込むイサコ。首輪が消える。「やはり、この首輪が修復を邪魔していたんだ」
 デンスケのシミがみるみる消えていく。「よかった、うまくいったんだな」
 しかしデンスケの体からキラバグの光が現れ、そのキラキラした物が空間に吹き上げていく。
 「なんだ、これは?これはまるで、キラバグ!?」「ああ、その通りだ」「宗助!」猫目の姿はない。
 「よかったな、その犬、病気が治って。勇子、我々は全てを解決する方法を見つけたんだ。その犬の電脳体だ。このコイルドメインでは、コイルスノードのキラバグの代わりとして、燃料になるんだ」
 「なんだって。待て、止めろ!」デンスケを助けようとするイサコだったが、暗号にはばまれる。
 「なぜ邪魔をするんだ」暗号が床を走り、闇が現れる。「もうこれが信彦に会える最後の方法なんだぞ」
 「どういう、意味だ」「信彦は、やはりすでに死んでいる。肉体的にはな」「嘘だ!」
 「嘘じゃない、信彦は生きている、あっちでな」「何を、何を言って…」
 「だから、やっとこれで信彦に会えるんだ、勇子」通路が開く。
 「これでおまえの望みもかなう。あの人も喜んでいる。おまえに会いたがっていたぞ」「あの人?」「ミチコさんだ」 巨大な鍵穴の向こうに、長い階段付きの鳥居が見える。「宗助…、おまえはいったい、何を…!?」
 「ミチコさんと契約した」「宗助!」
 「君はあっちでお兄さんと暮らす。僕はあっちの存在を実証できる。これでみんな幸せになれる。
君も嬉しいだろ、勇子」
 階段にミチコさんがいる。「思い出したか、ミチコさんは、おまえと信彦を引き離したんじゃない」「違う…」
 「願いをかなえたんだ、ずっと一緒にいられるように、信彦をあっちに閉じ込めてほしいと言う、
おまえの願いをな」
 「止めろ!」イサコ、暗号の壁に手をつっこみ、体の痛みと戦いながらデンスケをつかもうとする。
 しかし、出来ない。デンスケの体がキラバグにすっかり包まれるのを見て、イサコ、暗号でデバイスを攻撃。
 デンスケ、デバイスから放り出される。ヌルがイサコをつかむ。ヤサコ、青白い光を発散する通路を見る。
 デンスケの声に気づく。「行け!」イサコ、デンスケに言う。デンスケ、部屋を出るが、そこで倒れこむ。
 イサコ、暗号を浮かべた手で自分の体をつかむ。ヌル達に衝撃が走る。通路が消えていく。「何をするんだ」
 「これ以上、通路を広げたら、私の暗号炉を暴走させる」「何?」「その通路を閉じろ!」
 「馬鹿な、そんな事をしたら、おまえは死ぬぞ」「かまわない」「信彦に会いたくないのか。もうすぐ会えるんだぞ」 ヤサコ、デンスケを見つける。キラバグの光が消え、シミが広がる。イサコに気づくヤサコ。「あっ、天沢さん」
 「来るな!」暗号をヤサコの方に投げるイサコ。「天沢さん!」
 「やはりわなだった。おまえの犬を、救ってやれなかった」ヤサコ、闇が廊下に侵食して来た事に気づく。
 「すまない。全ては私が、あたしが始まりなんだ」「えっ」「思い出した、もともと、あたしが願ったんだ」「天沢さん」 「お兄ちゃんを、あっちに連れてってって、ミチコさんに。
お兄ちゃんと一緒に、永遠に二人だけで暮らせる場所を願って。そしたら、兄は戻ってこられなくなった」
 「そんな…!」「あたしが願ったんだ、ミチコに!逃げろ!」
 苦しい、ちょうだいと言いながらイサコに迫ってくるヌル達。イサコは暗号炉を暴走させながら、通路に突っ込む。 イサコの所に行こうとするヤサコをつかむヌル。
 デンスケ、ぼろぼろの体で立ち上がり、ヌルを攻撃して、ヤサコを守る。
 倒れているヤサコ、ヌル達がデンスケを囲むのを見て、「デンスケ-!」と絶叫する。
 それをモニタリングしている猫目。「くそっ、通路が不完全だ」2.0が現れ、ヌル達を一掃していく。
 玉子がヤサコを支えて運ぶ。危ない所から離れ、タグをヤサコの体に貼る玉子。
 気がついたヤサコ、イサコの所に向かう。イサコの電脳体はNO DATA状態になっていた。

感想:ああ、死んでましたか、信彦さんは。猫目のバックは父親?
 イサコは最後には、ヤサコ様のお力で戻ってくると思うが、どうかなあ、希望的過ぎるか?
 ダイチはホントにナイスキャラ!ミチコさんと契約ってホントに出来るの?
 イサコの記憶は怪しいから、彼女の言う通りかどうか?でも、この前のミチコさんのセリフと一致するなあ。
 けなげなデンスケがヌルの犠牲になるなんて、嫌だ!
 ヌルめ~、許せん…って言っても、今日の噂は取っても無気味。ヌルも可哀そうな感じが…。
 HELLSINGの平野 耕太先生、電脳コイルお好きなそうですね。特にヤサコが…。
 ヤサコ、良かったね、大幅にイサコファンの方が多いんだが、ここに強力なファンがいるぞ。

他の方のブログを読んでの感想:あっ、そうか。終わる世界って、あっちの世界とも取れるのか。

眠い犬博物館の背景がどんどん暗くなっていくとか…。いえ、全然きづきませんでした…。
ぽりぷてらす索敵世界とはCドメインではないかとの考え
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最後のコイル

「最後のコイル」電脳コイル 第22話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:三上幸四郎 絵コンテ:野村和也、村田和也 演出:木村延景 作画監督:押山清高

“業界のうわさによると、イマーゴ機能を外すことが出来なかったメガマスは、
空間の方を改良したそうです”

 「この世界を、壊してはならないの。誰かが、そう願った。必死に。だから私は生まれた。
この世界を、この気持ちを、永遠に守らなくてはならない」霧が漂っている暗い場所。ブランコ。ヌル。髪の長い女。自分と同じような人形を持っている。イサコが持っているような人形。
しかし髪の長い女と違って人形の服の色は黒くない。

 天沢勇子(桑島法子)を襲おうとした2.0を攻撃する小此木優子(折笠富美子)。

 「電脳局のフォーマットは、緊急性の高い強制措置です。一般の個人データも保護されません。
御自宅で待機するか、メガネの使用を停止してください」街頭でニュース(高塚正也)が流れている。
原川玉子 (野田順子)、電話をかけているが、「現在、使用制限中です。しばらくしたら、又おかけ直しください」(庄司宇芽香)
 「ちっ、ついに強制措置に出たか」

 「例の電脳体さえ見つかれば」猫目宗助(遊佐浩二)、モニターを見ている。探索範囲を拡大。
 「しかし、勇子に情報をリークしたのは何者だ」

 ヤサコ、自分の家にイサコを導く。2.0、さすがに個人宅に入る権限は無いらしい。
 ヤサコ、イサコのひざの擦り傷に気づき、上がってもらおうとするが、イサコが泣いていたらしい事に気づく。
 「あの時、おまえと初めて会ったあの時、だましてわるかった」「えっ、ああデンスケを」
 「あの犬はどうしてる。元気か」「うん、元気よ」「中のイリーガルが必要だったのだ」
 「キラバグを、お兄さんを取り戻すために」「そうだ」「ごめんなさい、余計な事聞いちゃって。救急箱取ってくるわ」 ヤサコ、家の奥に行く。涙を流すイサコ。
 「でも、全部無駄だった。あたしは誰の役にも立てない、何もできない、ダメな子なんだ。
ごめんね、兄ちゃん、あたし…あたし…、お兄ちゃんを助けようとして、ずっと…それなのに…!」
 大声で泣き出すイサコ。

 ヤサコ、イサコの傷を手当する。
 「もし、もしよかったら私に話して。誰かに話すとちょっとでも気持ちが楽になるかもしれない。
わたし、ハラケンを天沢さんが一緒に助けてくれて思ったの、みんなのしてる噂は本当じゃない。
カンナちゃんの事とか、あのヌルってイリーガルを呼び出したとか。全部嘘なんでしょ?
一緒にみんなの誤解を解きましょう。ねえおぼえてる?越してきてすぐ、げた箱で私に言った事。
くやしかった、でもそれからずっと気になってた。私あなたとお友達になりたい。
気安い気持ちで言ってるんじゃないの。天沢さんにどんな秘密があっても、絶対逃げずに受け止めるから」
 「たいした、話じゃない」「そう。もし、もし天沢さんがその気持ちになったら、話して」
 重症のモジョ、「モジョ、モ~ジョ~」とつらそうな声を上げる。「その子、天沢さんのペット?」「ペットじゃない」   「傷を負ってるわ。治療用のメタタグならまだ残ってるから」「おまえじゃ無理だ」「えっ」
 「あっ、いや、違うんだ。これは、普通のペットじゃないから」「そうなの」2.0のフォーマットの音。
 もちろん外の話だ。「空間局による大黒市の一斉フォーマットは後数時間続く模様です」ニュース。
 ヤサコ、外の様子を見に行く。「すまないな。こんなになるまでずいぶん仕事をしてくれた」
 イサコ、モジョを治療する。「モ~ジョ~」「痛いか。今はこのくらいしか出来ない」「モジョ」
 「暗号のお姉ちゃん。暗号って、デンスケ治せるの?」京子(矢島晶子)だった。
 デンスケ(麻生智久)の体にはあちこちに黒いシミが浮かんでいた。「お化けから守ってくれたの」
 「ヌルにやられたのか」「ねえ、治せる?」「普通のペットは自動修復で」「もう死ぬって書いてあるの」「えっ」
 デンスケの犬小屋には
「あなたのペットデンスケは、修復不能です。メモリアルを購入いたしますか?
メモリアルを購入すると新しいペットが特別価格!新しいペットを購入しますか?おススメはコチラ!」
と書いてあった。
 「ねえ、治せる?お姉ちゃんの暗号は何でも出来るんでしょう?」
 「普通のペットは、私の暗号では、治せない。私になんか、何一つ出来やしない。
ペットを治す事も、お兄ちゃんを、助ける事も」
 泣きだす京子。「あっ、わかった、わかったから、だまれ」「ウンチ~」「やってみるから、泣くな」
 自分も涙を拭きながら言うイサコ、デンスケをカプセルに入れる。「安心しろ、治療しやすくするためだ」
 ヤサコが来る。「嘘をついたな。この犬はもう…」「どういう意味?」デンスケが死にそうである事をヤサコ、知る。 「まるでイリーガルに感染したような傷だ」
 犬小屋に浮かんだ表示はペット会社が犬の生命データを元に発行した告知にすぎない。
 細かく修復すれば撤回される事もあるそうだ。

 猫目、イサコが先生の家に逃げ込んだ事を知る。気配を感じて暗号を投げる。そこにはピンクミゼットがいた。   「やはりな。タケル、いるんだろう?なぜこんな事をした」タケル(日比愛子)出てくる。
 「勇子に信彦の事をしゃべったのはおまえか」
 「メガマスの人に言われたんだ、こうしないと、兄ちゃんと天沢を、告発するって」
 「馬鹿な事を。表ざたになって困るのは奴らの方なんだぞ」
 「全部、全部兄ちゃんのためなんだ!兄ちゃん、もう止めよう。兄ちゃんには僕がいるだろう?
なんであんな女を使うんだよ!」
 「おまえには、イマーゴが無いからだ」「あっ」「いいか、通路を開くには勇子が必要なんだ」
 「でも、もうキラバグは残ってない。改造したイリーガルでちょっとずつ集めたのに、あいつが」
 「まだ手はある。もう余計な事をするな。僕のゆう通りに動け。それが父さんのためなんだ」「兄ちゃん」
 「例の電脳体さえ見つかればな」二人の様子を屋根の上から隠れるように見ているミゼット。
(怪しい感じだが、タケル達のペットなのよね?こいつこそ、二重スパイ?)

 「大事な犬なのか」「うん、ずっと一緒。家族とおんなじよ」
 「家族か。ずっと、兄を探してた。とても優しい兄で、仲が良かった。
幸せ、そう、幸せだったと思う、兄と暮らした間。でも、兄のリンクなど無かった。初めから」
 「待って、私前ちゃんと言えなかったけど、昔4423って人と会ってるの」「えっ」
 「デンスケと迷った時に。それに、夢でも」「夢?」
 「メガネをかけたまま寝ると時々声が聞こえて、自分は4423だって。でも夢の話だし」「続けろ、何て言ってた」  「こっちに来ちゃいけない、その道は、違うって」
 「メガネをかけたまま…夢…まさか。その時いつも、この犬が近くにいなかったか」「いたわ。でもそれって」
 「もしかして、このペットは」

 「本社の人が言ってた、もし又死者が出たら、かばいきれないって」
 「単なる揺さぶりだ。連中はキラバグの存在すら把握してない」
 「僕だってそうさ。兄ちゃん、キラバグってホントは何なの」
 「ある実験があったんだ。そこで呪われた生き物達が生まれた、コイルドメインでな。
その生き物はコイルドメインに繋がったまま電脳空間に居座って、自分達の生存を要求した」
 「その生き物が…」
 「そう、ミチコだ。コイルス倒産後メガマスは何度もコイルドメインをフォーマットしたが、どうしても消滅しなかった。キラバグはその時発生した異常空間のかけらなんだ」
 「ミチコさんは、今も生きてるの?」「それは、誰も知らない。誰もな」

 「やはりこいつは、普通の電脳ペットじゃない」「ど、どういう意味?」
 「こいつはおそらく、私のモジョと同じく誰かが改造したものだ。んっ」イサコ、デンスケの南京錠に気づく。
 イサコがキーを取り出すと、それに反応して暗号が走る南京錠。しかしその反応は消えてしまった。
 「この犬は普通の方法では治療できない。この首輪が全てを封印していた。
あの時私でさえ気付かなかったのは、そのためだ。精巧な改良だ。互換性も普通のペットと変わらない」
 「精巧な改良?」「ああ。しかしどうしてこんな…。この犬は誰からもらった」「おじじよ」
 「おじじ?そいつはどこにいる?。すぐに連れてこい」「亡くなったわ。五年前に」
(衝撃の事実!なんと五年前に、ヤサコはウンチ語をしゃべっていた!
幼稚園児でさえ、ウンチ語はしゃべらんと思うが。発達が遅くて、ご両親はさぞかし心配したろう…。
いや、小学生一年生ってこんなもんか?)
 「あっ、そうなのか、悪かったな」
 「ううん。そうだ、でも、オババの部屋の奥に階段があるの。たぶん、その上がオジジの部屋だわ。
行ってみましょう」

 「いいのか、勝手に上がっても」「オババに入るなって言われてたんだけど」「オババ?」
 「うん、私のおばあちゃん」「おまえは、家族が多いな」「えっ」「いや、なんでもない」
 階段の下から上を見ているピンクミゼット。

 ヤサコは見おぼえがあった。ここでデンスケと初めて会った。
 イサコは「臨床4423」と書かれたファイルに気づく。中を開くとカルテみたいだ。
 オジジは医者だった、あの病院に勤めていた。ダンボールには電脳メガネが。
 「わしの夫が使っていた道具じゃ」メガばあ(鈴木れい子)だ。カプセルに入ったデンスケを持った京子もいる。   「おぬしが最近暗号で町を荒しておる小娘じゃな」「あんたが古流の親玉か」
 「最近の子は挨拶もろくに出来んようじゃな」
 「ちょっとオババ失礼でしょ。わたしのとも、だ…クラスメイトの天沢さん」
(いや、失礼なのはイサコの方だよ、ヤサコ)
 「教えろ、おまえの祖父は何者だ。なぜ兄のカルテを持っている」
 「メガマスと契約してある仕事を請け負ったのじゃ」
 「メガマスと契約した医者…。まさか。もし宗助のゆう先生だとしたら、このあたりに…」イサコ、端末を操作。
 「パスワードを入力してください」と言う文字が浮かぶ。「やっぱり」部屋に数々の電脳機器が現れる。
 「こんな装置が隠れておったとわ」「天沢さん、どうしてパスワードを?」
 「やはりこの人が、宗助の言ってた先生だ」「う~む、これは古い空間じゃぞ」
 「なんでこないだサッチーに消されなかったのかしら」「空間ごと封印されていたからだ」
 その様子をこっそり見ているピンクミゼット。

 「勇子、いつのまに僕のデータベースからパスワードを。手くせの悪い女だ」「ヤサコ、ヤサコの家だったんだ」   「知りあいか」「うん」「では、あの子が先生の孫か。それにしても、このペットは…。この反応は…、まさか…」

 オババ、見た事もないメタタグを発見。「間違いない、これらはコイルスのデバイスだ」とイサコ。
 「コイルスって?」
 「うん、最初のメガネ会社じゃ。オジジはメガマスの依頼で、コイルスのメガネ技術を調べておったのじゃよ」
 「そしてその犬も、おそらくコイルス製だ」「なんですって」

 「やはりそうか。コイルスノードだ」「コイルスノード?」
 「ああ、コイルスが作った実験電脳体。コイルドメインに接続する力を持った電脳体だ。見つけたぞ」

 「今までわからなかったのは、おそらくおまえの祖父がメガマス仕様に改造したからだ」
 「そ、そうか、もしかしてここにある資料を調べれば…」とオババ。「ああ、治せるかもしれない」「ホントウに?!」 京子、一瞬喜ぶのだが、電脳機器にノイズが走り、驚く。

 宗助のモニターにも大きく警告の文字が踊る。「まずい、勇子のアクセスを嗅ぎつけたのか」

 丸に法の裏返しの文字が天井に浮かび、そこから2.0が入ってくる。京子、デンスケを抱えて逃げる。
 メガシ屋に2.0が集まってくる。オババがメタタグを投げつけるが、あまり効果無し。
 オババ、イサコにメタタグを渡す。京子を追いかける2.0。イサコ、メタタグを投げるが、胸に痛みが走る。
 部屋に入って来た2.0も攻撃を解除し、オババを無視して階段を下りていく。
 「あのサイコロめがわしをスルーしおって。年寄りを軽んじると後が怖いぞ」メガばあ、電話をかける。

 その電話は玉子へだった。
 「いったいどうなってるのよ。えっ、天沢とヤサコが!わかったわ。ああ、2.0のプロトコルは把握している。
すぐに追跡班を編成するわ」
 玉子、電話をかける。「追跡班、出動よ!」「はい?」沢口ダイチ(斉藤梨絵)はトイレ中だった…。

 「どうじゃ、京子は見つかったか?」「まだよ」ヤサコ
 「残ったデータに治療法らしきものがあった。しかしその治療はコイルスの空間でしか出来ん。
調べたところ古い空間は屋外の広域用とは別に、狭い実験用の領域があるようじゃ」
 「広域用と実験用?」
 「おぬしらが今まで見つけたものは、おそらくコイルスが初期に作ったその空間じゃろう。
おじじの部屋にあった物もきっとそのコピーじゃ。
そのオリジナルの電脳空間と設備がもし生き残っておったなら…」
 「そこにデンスケを連れていけば助かるのね」「妹を見つける方が先だ」とイサコ。

 京子は鳥居の中に逃げ込んでた。
 
 「小此木、あの子が行きそうな場所を知ってるか」「わからないけど、たぶん神社に逃げ込むと思う」「まずいな」 「何が」「あの新型は、神社にも入れるんだ」

 2.0、京子のいる神社の中に入ってくる。

 「せっかく見つけたのに、みすみす壊されてたまるか」猫目、端末を操作する。2.0、落ちる。しかし、又動く。
 「ちっ、ばれないように邪魔出来るのは数秒だけか。それなら…!」猫目端末操作。電脳霧が湧いてくる。
 「仕事を増やしてやるまでだ!」

 猫目の端末操作のせいで、電波障害が発生し、デンスケの位置がわからないヤサコ。
 この近くである事は確かなのだが。ヤサコの右肩が青白く光る。ヤサコが触ると光は消える。
 オババから渡されたメタタグを調べるイサコ。「やはりな」「どうしたの?」イサコ、自分にメタタグを貼る。
 「思った通りだ、古流と暗号は互換性がある。暗号として組み込めば、連続して使えるぞ」「じゃあ、あたしも!」 「ダメだ!どのみち、おまえには使えない。
このレベルの暗号は、自分の電脳体に暗号炉を組み込まないと使えないんだ」
 「暗号炉?」「ああ。イマーゴと直結して、思考から直接暗号を取り出す構造体だ」
 イサコは自分の左肩に光る暗号を見せる。「これを使える人間はほとんどいない」
 「でも噂で聞いたわ、ヘイクーのみんなは暗号使ってるって」
 「いいから私の言う通りに動け!奴らのはイマーゴを使わないコピーにすぎない。
おまえ、確かイマーゴがあったな。イマーゴには危険な副作用があるんだ。使い過ぎると肉体や神経を傷つける。おまえはメタタグの状態で使え」
 イサコ、メタタグをヤサコに渡す。「いいか、後一枚しかないから、大事に使え。それまでは私が守ってやる」
 2.0の気配に暗号を投げるイサコ、その直後胸を押さえる。

 京子は別の神社の階段下に隠れていた。2.0が来る。たくさんの直進くんが2.0を攻撃。
 その音をヤサコ達も聞く。「鹿屋野神社だわ」2.0、直進くんを一掃。
 ダイチが京子とカプセルを抱えて逃げていた。ヤサコ達が現れる。声を上げて京子を探すヤサコ。
 現れた2.0に攻撃をするイサコ。しかし体の調子はどうみてもよくない。しゃがみ込むイサコ。
 もう一体2.0が現れる。イサコが攻撃した2.0も攻撃を解除する。ヤサコ、メタタグを自分の胸に貼る。
 痛みを感じるヤサコ。暗号が体中に走る。ヤサコ、暗号を2.0に投げる。もう一つはイサコが攻撃した。
 「おまえ、なぜ暗号炉が!?」イサコがヤサコのTシャツを引き下ろすと、そこに暗号が輝いていた。

感想:あの女はミチコさんか?モデルになったのはイサコの母か?似たような人形を持っていたのが怪しい。
やっぱり京子を助ける王子様はダイチよね。がに又走りが王子じゃないが…。
玉子は今回もしっかり笑いを取っていて、ステキ。
今度は猫目の父と言う重要人物が出てきたが、どう父さんのためなんだ?
ヤサコの暗号は、やっぱウンチ語を話していた時に体に刻まれたんだろうな。

他の方のブログを読んでの感想:字幕で「暗号炉」と書いてあるそうだ。

関連サイト
アンタイムリーにアニメを見るブログ鹿屋野神社について
空色☆きゃんでぃおじじの部屋の画像とか
いーじすの前途洋洋。南京錠の画像とか
からまつそう、内容前半
からまつそう、内容後半
電脳コイルテンプレまとめ@wikiCドメインの事とか

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黒いオートマトン

「黒いオートマトン」電脳コイル 第21話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:荒木洋一 絵コンテ:野村和也 演出・絵コンテ:笹嶋啓一 作画監督:井上俊之、吉川真一

“メガネの開発の歴史によると、昔は様々な投影技術が研究されていたそうです”


 「このお人形はお兄ちゃんと私。だから私の事は忘れないでね」「忘れないさ。勇子こそ僕の事忘れるなよ」
 天沢勇子(桑島法子)と信彦(岸尾だいすけ)。夕焼け、鳥居が並んだ階段にいる。イサコ目覚める。
 手に握っていた勇子と信彦の人形を見つめるイサコ。(兄弟の会話としてはおかしい。離婚で別れるとか?)

 「う~ん、古い空間に長くいたせいでバグが溜まっておるようじゃ」
 メガばあ(鈴木れい子)、デンスケ(麻生智久)を見ている。「よくなるの?」と小此木優子(折笠富美子)。
 「なるの?」と京子(矢島晶子)。「うーん、しばらく安静にしておれば安定してくるじゃろ」
 「そう良かった。じゃあオババ、頼んだわよ」ヤサコ、学校に行く。しかし、オババは難しい顔をしていた。

 「遅刻、遅刻~」と駆けてくる沢口ダイチ(斉藤梨絵)、「いや~危なかったぜ。始業式から遅刻…」
 ダイチの目の前には取り壊されていく校舎が…。「あっ、ハルマゲドン!…じゃない、校舎間違えた!」
 慌てて新校舎へ向かおうとするダイチ、柔らかな物にぶち当たる。それは原川玉子様 (野田順子)の胸。
 「出た!」玉子様を妖怪かなんかと思っているのかダイチ。「ちょっと頼みがあるんだけど」「えっ、今度は何だよ」 「代わりに良い情報をやるわ」耳を傾けるダイチ。その様子を遠くから見ている2.0。

 新校舎はビルの最上階。大黒市の行政は日本で二例目の半官半民。それで色々と変わった政策が多いとか。 一説によるとメガマスの系列会社だそうだ。ハラケンはまだ眠ったままだった。一度目を覚ましたそうだが。
 今度の校舎では駅向こうの子達と一緒。中にタケルがいた。ハラケンは再編成で同じクラスになった。
 橋本文恵(小島幸子)はアイコ(進藤尚美)に自由研究を見せる。
 アイコ、その研究内容がテレビにそっくりである事に気づく。
 丸写ししたのかとのアイコの問いにインスパイアと主張するフミエ、三割ぐらいは完全オリジナルと主張する。
 しかしヤサコが気になるのはハラケン不在の机。廊下に出て、外を眺めながらつぶやく。
 「ハラケン、何で目が覚めないのかしら」「あの時使った暗号が不完全だったのかもしれない」イサコだった。
 「電脳コイルと言う現象、電脳体が分離すると意識も失う原理は今もわかっていない。
私の暗号も昔使われていたものを再現してるだけなんだ。だが心配するな。
電脳体のリンクはきれいに復元されていた。意識は間違いなくこっちに戻っている。
今回の事は私にも責任はある。すまないと思ってる」
 「天沢さん…。天沢さんのお兄さんに何が起こったの?」
 「兄の存在は公式には伏せられている。
イマーゴが原因で兄が意識不明になった事はメガマスにとってまずい出来事だったから」
 「なぜ意識不明に?」
 「その頃の事はよくおぼえてない。私も一緒に意識を失ったから。
後で一緒にお兄ちゃんを探してくれる人から聞いた。私のお兄ちゃんをさらったのは、ミチコさんだって」
 「ミチコさんって、ホントにいるの?」
 「私も知らない。それに、あまり人に話してはいけない約束なんだ。もう古い空間には近寄るな」「えっ」
 「通路やヌルはイマーゴに反応するんだ。
イマーゴは新しい空間では無効になるから、古い空間にさえ行かなければ危険は無い」
 「天沢さん、こないだ私にくれた暗号って、もしかしてお兄さんを助けるために必要だったんじゃ…」
 「おまえには関係ない。どのみち、キラバグを使った方法にはもう見込みは無いだろう。
もともと不安定なものだったし。別な方法を探るさ」

 ナメッチ(沼田祐介 )、女の子達に俺とガチャでサッチーを撃退した事を自慢!女の子達は信じない。
 ナメッチ、今度はイサコのキラバグ話をしようとするが、途中でガチャギリ(山口眞弓)に止められる。
 「口の軽さは身のためにならねえぞ」あのヤサコをおいかけた駅向こうの少年達がナメッチ達の事を見ていた。
 イサコは廊下を歩いていて階段の方に何かを感じる。

 HR。イサコのウィンドウにだけノイズが走る。ダイチ、この時間にやっと教室に入る。ヤサコ達、掃除。
 ピカピカの新校舎。
 掃除する意味あるのかしらとフミエ、窓ふきモップ(?)でチャンバラしているダイチとデンパを見て、
「むしろあいつらを掃除したいわ」
 ヤサコ、歩いているタケル(日比愛子)を見つける。彼に声をかけ、二人親しげに会話。
 周りは二人を注目している。タケル人を待たせてるそうで、後でメールするとヤサコと別れる。
 ヤサコ、こっちを険悪な顔で見ている、駅向こうの、ヤサコを追いかけてきた少年達に気づく。

 イサコ、階段で猫目宗助(遊佐浩二)に連絡。イサコはキラバグを探そうと言っている。
 猫目は今は動くなと言う、本社と難しい交渉を進めているそうだ。イサコ、自分のウィンドウのノイズに気づく。
 もしやと思い振り返ると逃げていく足音。第一小の制服の少年達だった。彼らの前に現れるイサコ。
 あのヤサコを追いかけてきた少年達だ。彼らは問いかけるイサコに答えず暗号を投げる。
 一人を捕まえるイサコ、どこで暗号を覚えたのか問い詰めようとする。
 もう一人の少年、先生に三小の女子がいじめをやっていると大声で言う。
 イサコが動揺していると、イサコにつかまってた少年、イサコに体当たりを食らわせ、
イサコのお兄ちゃんの人形を奪う。
 イサコが追いかけると、壊され綿がはみ出した状態のお兄ちゃんの人形が捨ててあった。
 その様子を階段の物陰からうかがう少年達。「あの女、思った以上の腕前ですよ。どうします、ボス」
 彼が振り向いた先には例のピンクのミゼットがいた。

 「おばちゃん、なんて言ってた?」とフミエ。
 「ハラケン、まだ目が覚めないって。でも天沢さんは心配ないって言ってた。暗号でちゃんと確かめたって」
とヤサコ。
 「ヤサコ、それを信じるの?」「えっ」「あの後、何があったか知らないけど、何で急にイサコの味方になったの?」 「味方って…。でも天沢さんが助けてくれたから」「まったくお人好し何だから」「えっ」
 「いい、全部イサコの自作自演かもしれないのよ」「どういう意味?」
 「イサコのお兄さんの話だって、どこまで本当だか。それに、あの通路ってのを開いたのもイサコなんでしょ?
もしかしたらあのイリーガルを呼び出したのもイサコかもしれない。
あれからオバチャンの話を調べたの、最初のイリーガル」
 「フミエちゃん…」
 「あのイリーガルは京子ちゃんやハラケンを連れて行こうとしたわ。子供をあっちに連れていく、それって…。
ヤサコ、気を付けて。イサコに気を緩めちゃダメよ」
 「フミエちゃん…」「あたしはもう関わりたくない。ごめんね」フミエ、去る。

 ハラケンの病室。「キラバグはミチコさんの体の一部がこっちの世界で物質化したものだと言われてた」玉子。  「ミチコさん…」ヤサコ。
 「イリーガルがキラバグを蓄積する理由は今もわかってない。イサコのバックには誰か黒幕がいるのは確かね。もっとも首になった私には何もできないけど」
 「でも、天沢さんはハラケンを助けてくれたわ」「そうね。あたし保護者失格ね」「えっ」
 「一度はメガネを取り上げたんだけど、ケンちゃんはカンナのメガネを使ってた」「カンナちゃんの…」
 「そしてコイル現象に襲われた。こうなる事を心配して、サッチーを五機も持ってきたのに。
わたしバカみたいね、あんたのお父さんにコッテリ油しぼられちゃった」
 「あっ、ごめんなさい」「あんたが謝る事ないわよ」「オバチャン」「んっ?」
 「天沢さんのお兄さんの事、どうだったの?」「実は確認が取れなかった」「えっ」
 「奇妙な点がいくつかあって、病院に問いただしたら、メガマスに聞いてくれって言いだしたのよ。
この病院も市役所と同じで、メガマスに関連のある患者も大勢入ってる。まだまだ裏がありそうよ。
さあ、もう帰りなさい、日が暮れちゃうわ」
 「オバチャン」「んっ?」「ありがとう」玉子笑って、「止めてよ、礼を言うのは。あたしの方が…」
 「じゃあ、又来るわ。ハラケンが目を覚ましたらすぐに知らせてね」
 玉子、ケンちゃんが目を覚ました時に描いた絵をヤサコに見せる。例の四つの丸(マンホール)の絵だ。

 4423の病室。イサコがいる。4423の体にノイズが走るのにイサコ気づく。

 家のベッドで寝ているヤサコ。
 「天沢さん…、もしあれがお兄さんを助ける最後の方法だったとしたら。何か出来る事は無いかしら。
それにあの夢、何かある、私と関係ある何かが」
 ヤサコの右肩がイサコの体の鍵穴の光と同じように光る。
 デンスケの体にはノイズが走っていて、デンスケ苦しんでいる。
 デンスケの犬小屋に「メモリアルを購入したしますか?」の文字が浮かんでいる。

 おばさんと食事をしているイサコ。「サチコさん、もうすぐ家に戻れるそうよ。どうしたの、嬉しくないの?」
 「いえ、別に」
 「あなたのその言い方、サチコさんにそっくりね。
おばさん、あなたにここにずっといてもらってもいいって思ってるわ。本当よ。
もっとも、あたしはすっかり嫌われてるみたいだけど。あたしの買ってあげた服も着ようとしないで。
やっぱりサチコさんの件がすんだら金沢で一緒に住むべきだと思うわ」
 イサコ、食器を洗い終え、部屋を出ていく。「待ちなさい、まだ話は終わってないわ」「行ってきます」

 「行ってきまーす。デンスケ頼んだわよ」ヤサコ家を出る。京子、メモリアルの表示に気づく。

 イサコが歩いていると、周りの小学生達がイサコをちらちら見ながら話している。
 イサコが教室に入ると、ヤサコが懸念顔でイサコを見る。教室が静まりかえる。
 黒板に大きく「イサコと口をきくと呪われる」と書いてあった。文字を消すイサコ。
 大きな文字の傍らには「カンナはミチコのイケニエにされた」と書かれてあった。
 ヤサコがイサコに近づこうとすると、「手伝ったらおまえもミチコに連れてかれるぞ」と後ろの席の男の子が言う。

 ネットには「葦原カンナの死亡事故の原因は一人の暗号屋とか、
メガマス本社が空間を荒したとみられる暗号屋を特定とか、
古い空間増殖の原因は暗号屋のハッキングとかが書き込まれていた。
 学校中の小学生から不信の目で見られるイサコ。「天沢さん、私きのう夢で…」ヤサコが話しかける。
 「近寄るな」「あっ」「私に話しかけたら呪われるんだろ。なら二度と近づくな。お前達もだ」
 「死神!ミチコだ!イサコはミチコを呼び出したんだ!」あのボスに使われている少年が叫ぶ。
 「次は誰をあっちに連れていく気だ!」イサコは手を握る。「イサコに近づくとイケニエにされるぞ」
 イサコ、学校から出ていく。フミエがヤサコに近づいてくる。「ヤサコももう構わない方がいいわよ」
 「おい見ろよ、怪奇倶楽部のページ…」男の子の声。
 「電脳局、犯人の暗号屋を特定」「暗号屋の正体は、なんと小学生!」の文字が躍っていた。
 ヤサコ、駆け出す。

 イサコ、猫目に連絡するが、猫目出ない。「黒幕と連絡が取れないようだな」「誰だ、どこにいる」
 「なぜ連絡がつかないと思う?」木の上にはミゼットの影。「おまえは何者だ」イサコはひそかにモジョを動かす。 「おまえは切り捨てられるんだ、全ての罪を着せられてな」「捕えろ!」ミゼット、モジョの輪を壊す。
 やはりあのピンクのミゼットだった。「嘘だと思うか?それなら病院に行ってみると良い」

 ヤサコ、学校を出た所でアキラ(小林由美子 )と会う。

 イサコ4423の病室に行くと、そこには4423の文字が無かった。ドアは開かない。パスワードは効かない。

 「そんな事が…」
 「うん、天沢さんって誰にも気を許さないから、いずれこうなる気がしてた。
ねえ、こないだ天沢さんのお兄さん、確かに見たわよね一緒に」
 「あっ、はい」「なんだかあれがホントの事だったんだか、自分でもわかんなくなってきちゃった」
 「その事なんですけど、これ見てください。あの時の画像なんです。動画もスチルも全部消えてて」「消えた?」  「はい、僕もキツネにつままれたようで。夢か何かだったんじゃないかって」「でも、どうして」
 「前にも一回こういう事があったんです。これ、このミゼットと同じ型のマトンに会った時。
もしかしたら、こいつが何か鍵を握ってるのかもしれない」
 「病院だわ」「えっ」「天沢さんはきっと病院に行くはずだわ」ヤサコ、駆け出す。

 「無駄だ。おまえのアカウントはすでに無い。その病室には誰もいないんだから」「何を、言ってるんだ」
 「最近、頭痛やめまいがひどくなってないか?イマーゴは完全には解明されていない不安定な技術だ。
色々と無理のある手段を使っているそうだ。副作用は避けられない。特に人の記憶をいじったりする場合にはね」 「どういう意味だ」「おまえの兄は、この病院にはいない。この病院はおろか、この世界のどこにも存在しない」  「いったい、何の話だ」
 「お前の兄、天沢信彦は、数年前に死んでいる。おまえは実験に使われていたんだ、天沢勇子」「だまれ!」
 イサコは暗号を投げる。そして暗号を使って病室に入る。そこはからっぽだった。
 「あれは、無菌室なんかじゃない。年代物の立体投影装置さ。
おまえはずっとだまされていたんだ、古い空間の調査のため。兄を助けると信じ込まされ、利用されていたんだ」  「そんなはずは、そんなはずは無い…」「おまえはもう用済みだ、天沢勇子」
 丸に法の裏返しの文字が壁に浮かびそこから2.0が出てくる。
 「おまえは逮捕されるんだ。
原川研一の事件も、子供の失神事件も、そして葦原かんなの事件も、全ておまえの仕業になるんだ」
 イサコ、2.0の攻撃から逃げる。イサコの暗号の攻撃はあまり効果が無い。モジョ達が2.0を攻撃。
 一匹のモジョが攻撃を受ける。そのモジョを助け出して、イサコ逃げる。
 「裏切ったんだ、裏切ったんだな、宗助!」泣きながら逃げるイサコ。2.0の攻撃を右手で受け止めるイサコ。
 深刻なエラーの表示が右腕を覆う。「なんだ、この痛みは」小2.0、大2.0に合体。暗号が2.0を覆う。
 そのすきにイサコは鳥居の向こうに逃げる。しかし暗号をあっさり壊す2.0、鳥居の中に入ってくる。

感想:今日の噂を考えると、あの寝ているお兄さんはイサコのメガネの投影とも取れるが、
あの黒幕がイサコにそう思い込ませよとしているとも取れる。
 アキラの画像をわざわざ消しているのが怪しい。
 まあ、それも余計な証拠を残さないため、やっぱりイサコの兄は死んでいたと言う結果も導き出せるが。
 でも、イマーゴで記憶を操作なんてレベルには達してないだろう。
 やっぱりイサコを追い詰め余計な動きをさせないためか。
 黒幕は猫目とも考えられるが、猫目が連絡していた人だろう。イサコの父は?
 まあ、父親が娘をあんなにいじめるか?と言う話だが…。他に適当な人が思いつかん。
 宗助は裏切ったと言うより、初めからイサコの味方では無いだろう。デンスケのメモリアルって何?
 悪い物とは決められないが。カギになるのか。玉子は何をダイチに頼んだのかな?
 まあ、悪い事では無いだろう。しかしビルの最上階に学校があるって言うのはイヤ。
 フミエちゃんが冷たいのは怖い思いをさせられたからだと思う。実際、イサコのせいだしね。
 マンホールも重要なアイテムだったか。しかし何で?ヤサコにも鍵穴があるのか?

他の方のブログを読んでの感想、と言うか次の回見ちゃったし…:
 ええ、黒幕の声のピッチをアップするとそのままタケルの声に…。
 ヤサコとの出会いも怪しい物になってしまいました…。
 メモリアルってこのペットはもう修復不可能って事なのね…。

関連ブログ:電脳コイルテンプレまとめ@wikiメモリアルとは
電脳コイルテンプレまとめ@wiki2タケル黒幕決定
いーじすの前途洋洋。玉子の胸画像とか
ジュリシア共和国掃除中画像とか

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カンナとヤサコ

「カンナとヤサコ」電脳コイル 第20話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:松澤洋介 絵コンテ:笹木信作 演出:野上和男、安川勝 作画監督:板津匡覧

“私の古い記憶によると、最初に用意された体は、命のない空っぽの器だったそうです”


 小此木優子(折笠富美子)と橋本文恵(小島幸子)は何とか家の外に出る。しかし外にも影人間達がいた。
 影人間に腕をつかまれるヤサコ。
 そして頭をよぎる、公園の遊び場、路地の階段、学校の机、サケとみそ汁のごはん、
ひしゃげて倒れている自転車の映像。
(影人間の記憶か?イリーガルのせいで事故って死んだとか……。怖いな………)
 体にノイズを走らせながら倒れるヤサコ。
 誰かを後ろに乗せた黒づくめのライダーが来、何かを影人間達に投げる。爆散する影人間達。
 キュウちゃんもやって来た。サッチーが頭を曲げて家の中に入っていく。サッチー、家の中で攻撃しまくる。
 バイクの後ろに乗っていたのはメガばあ(鈴木れい子)、ライダーはもちろん原川玉子(野田順子)だった。
 サッチー、狭い廊下は体を四角くし、顔を真ん中にして走る。
(ああ、サッチー、素敵過ぎる。サッチーが出ると本当に嬉しい)
 ヤサコは夕方の風景を歩いている。前をハラケンが歩いていた。気が付くとメガばあの部屋。
 京子(矢島晶子)の熱は下がっていた。デンスケの事を聞くと心配するでないとメガばあ。電気も戻った。
 ヤサコは玉子がコイルタグで治してくれた。コイルタグは後数枚でおしまい。原料のメタバグが無いのだ。
 玉子のコイルタグはメガばあが四年前に授けた物。玉子はベランダで大黒市の状況を見ていた。
 古い空間の拡散は止まっていない。玉子はMEGAMASS SERVERに上位コマンドにアクセスを要求。
 ヤサコが廊下を歩いていると、階段の上り口の向こうにはサッチーが顔を曲げていた。階段の上には玉子。
 誰かに連絡している。
 「ええ、全員無事よ。通路はつぶした。この家になぜ古い空間があったか調査中よ。他に被害者は?」
 「今のところ人的被害は見つかっていない」猫目宗助(遊佐浩二 )の声だ。
 「そう。元々イマーゴを持った子供なんて、めったにいない」「待て。今一件だけ見つけた。少年、11歳だ」
 「まさか」「玉子?」「フォーマットの指令を出したわ、レベル3の」「何だと」
 「ケンちゃんのはずがない。メガネを取り上げて…」「どうしたの。ハラケンに何か?」ヤサコが聞く。
 玉子は全員この家でじっとしてろと言って駆け出す。ヤサコ、追いかける。
 玉子、ハラケンがカンナのメガネを使った可能性に気づく。

 サッチーにメタタグを貼る玉子。「それは電脳法十二条の違法改造にあたります」
 黒いネクタイに黒い腕カバーの公務員スタイルの男(今村直樹)。「最近の公務員は朝まで残業するのね」
 「メガマスの内部監査の者です」「これからやる事があるの。邪魔しないでくれる」
 またメタタグをサッチーに貼る玉子。「そんな事したら、あんた、首になるぞ!」 「覚悟の上よ」
 サッチーの上の方に穴が出来、そこにはまるキュウちゃん。サッチー、怒り顔に変わる。
 「辞令はまだ受け取っていない。この子達は私の管理下にある」「あんた、なぜそこまでして」
 「あたしが始めたのよ。あたしが終わらせなくてはならないわ」
(始めたのは玉子と言うより、オジジとメガマス社だろう。事件はヤサコが幼児の時に起きているのだから)
 「この件はすべてメガマスに報告する」「ご自由に」サッチー、キュウちゃんと共に路上に出る玉子。
 「あの…、ハラケンに何かあったのね」ヤサコだった。
 サッチー、ヤサコの方に向きかけるが、「待て」と玉子が止める。「ここまで走って来たの、あんた」「私も行くわ」 「理由を言ってみな」「私が、場所を教えたの。それに、私たぶんわかるの。ハラケンがどこにいるか」「なんだと」 「前から気になってた。不思議な声がして。昨日気づいたの。方向だけ、なんとなくだけど」「それだけ?」
 ヤサコ、顔を赤らめ、「私、ハラケンの事…」「危険は知っての上だな」「えっ。うん」
 玉子、ヤサコにヘルメットを投げる。「ケンちゃんはカンナのメガネを使った。まずはその位置をめざすわ」

 「いったい何が起こってるの。あっちって何なのよ」フミエがメガばあに聞いている。
 「思い出して来たわ。あれは四年前、まさにわしがぶっ倒れるきっかけになった事件じゃ」「四年前?」

 「四年前、ある暗号屋の少女が都市伝説を調べ、一つの儀式を導きだした」「儀式?」
 「正確に言えば、暗号の手順よ。ミチコさんを呼び出すためのね」「えっ」
 「その時何が起こったのか、誰も正確には知らないわ。その少女本人もね。
でも、儀式は成功し同じような現象が起こった」
 「現象?!」「ある条件がそろうと電脳体が分離する現象。その現象の名前は、電脳コイル」「電脳コイル?」
 「あのイリーガルもそうだけど、正確な原因はまだわかっていない」「私、イリーガルがあんな事するなんて」
 「奴等は最近現れた新顔とはまったくの別物よ」

 「あのイリーガルは一体何なの?」「危険なイリーガルじゃ。わしらはヌルと呼んでおった」「ヌル?」

 「おそらく、一番古いイリーガル。Cドメインと言う未知の空間からやって来た最初の電脳生物」「Cドメイン?」
 「コイルドメイン。都市伝説ではあっちへの入り口と言われてるわ」「ミチコさんってあの生き物の事なの?」
 「そうかもしれない。迷い込んだ子供を連れてっちゃうってとこは同じね」
 ヤサコは思い出す、あの地蔵、夕方の風景を一緒に歩いたイリーガル。「同じ過ちを犯してほしくなかった」
 「同じ、過ち?」

 「弟子のしでかした事とはいえ、あん時はしんどかったわい」「弟子?じゃあ、その事件起こした少女って…」

 「そう、このあたしなの」「えっ」
 「あたしもキラバグ集めをしたわ。イサコとは違うやり方だった。
けどね、まだ当時は世界中古い空間だったから、暗号使えば、キラバグも手で拾い集められたの。
そして通路を開いた。何人か子供が意識を失ったらしいわ。もしメガばあが止めてくれなかったら…」

 「おかげでぶっ倒れる前の記憶がすっかりなくなってしもうたわい」

 「あなた達にはすまないと思ってる。こんな事態を避けるのがあたしの任務だったのに。
フォーマットの開始は後10分だ。あたしからぜったいに離れないようにして」
 「うん」うなづいたヤサコだったが、その顔は曇る。

 バイクを止め、コンピューターの情報を見ている玉子。
 「10分前の位置がここよ。干渉がはげしくて、ここまでしか探知できない。
まだコイル現象に襲われてなければいいが。後は自分の足で探すしか」
 ヤサコの駆けていく音がする。
 玉子がヤサコを捜すと、ヤサコは路地の入口にレンガ壁を張って、向こうに駆けていく。
 「待て、ヤサコ!何してる!」「もうこれしかないの!お願い、行かせて!」キュウちゃんに追いかけさせる玉子。 サッチーと玉子は迂回して追う。ヌル達がヤサコに近づいてくる。「まだだわ。通路を見つけてからでないと」
 後ずさるヤサコに、後ろからヌルの手が迫る。触れられ、気を失いかけるヤサコ。キュウちゃんが攻撃。
 次から次へとやってくるヌル達。
 ヌルの一体がキュウちゃんをつかまえ、キュウちゃん沢山のヌル達に攻撃される。

 玉子はハラケンのNO DATA状態の体を発見する。「間に合わなかった。通路は、通路はどこ!?」
 「ここにはない」天沢勇子(桑島法子)だった。「きっさまー!!」サッチー、イサコを攻撃。
 イサコ、その攻撃を防御する。「止めろ、話を聞け!」
 「おまえさえ、おまえさえキラバグを集めなければ!おまえさえ、おまえさえいなければ」サッチー、攻撃。
 「話を聞け!撃つな!」「もう遅い、ケンちゃんは通路に入ってしまった」
 サッチー、イサコの方に向かうが、途中で止まってしまう。玉子の制御リンクをモジョ達が攻撃していたのだ。
 「話を聞け!私も原川を見つけようとしてるんだ」「なんだと」サイレンのような音が聞こえる。「もう来たのか」
 「物理フォーマットだな」「なぜそれを」「まだ方法はある」

 ヤサコ、通路を見つける。ヌル達がヤサコに近づく。ヤサコ、逃げずに、観念したように目を閉じる。

 「電脳体をわざと分離させて連れ戻すんだ」「何?」
 「私が行く。ヌルに触れば、すぐに分離できる。深い所に入ってなければ連れ戻せる。協力しろ!」
 「ヤサコ、まさか、そのつもりで」

 ヤサコは分離し、通路に入る。

 「小此木が来てるのか。何のつもりだ」「おそらくヤサコは、あんたと同じ考えだわ」「何だと」
 イサコとハラケンの体をおんぶしている玉子、ヤサコを捜す。イサコ、ヤサコのNO DATA体を発見する。
 「まだ分離して間もない。こっちの空間と重なった領域にいるはずだ」「来たわ」「時間は稼げるか」
 「どうする気だ」「できるだけフォーマットを遅らせてくれ」イサコ、駆け出す。

 「このあたりなんだな」「いったい何をする気なんだ。まさか」イサコは猫目と連絡を取っていた。
 イサコ、塀のバグを発見する。「そこだ!」暗号を投げるイサコ。「もう時間が無い。退避するんだ、勇子」
 イサコ、暗号によりオレンジ色に光っている塀に手を当てる。
(つまりあっちの世界と近いからオレンジ色と言う事か)
 「安定しない。小此木、聞こえるか。小此木!」

 ヤサコ、横を向くとそこに青く光る中途半端な塀がある。「天沢さん?」「小此木か」
 「天沢さん、天沢さんなの?!」イサコのメガネがちかちかと光る。イサコの手に暗号が浮かび上がる。
 「これで、他の電脳体にも暗号を移せるんだな」「待て、最後のキラバグを使うつもりか…」
 猫目への電話を切るイサコ。「小此木、そこにいるな」「天沢さん、いるわ、聞こえる」
 「時間が無い、声が聞こえるあたりに手を当てろ」イサコの方のオレンジ色の塀に手のひらが浮かび上がる。
 そこに自分の手を当てるイサコ。「これから暗号をそっちに送る。こいつを原川に当てるんだ」
 ヤサコの手のひらに暗号が浮かび上がる。
 「良いかよく聞け、これは一人しか転送できない。おまえは自分の足で戻るんだ」「天沢さん、あたし…」
 「時間が無い、急げ!」「わかったわ」

 原川研一(朴璐美)、カンナに気づく。
 「カンナ、何て言ってるの。カンナ。そっちに行けばカンナの声が聞こえるの。
すぐそっちに行くから、だから許して、カンナ!」

 ハラケンを捜すヤサコ、何かを感じて、方向転換して走る。

 「来た!2.0だ!」6個の立方体が組み合わさっている物が飛んでくる。
 ものすごい勢いでヌル達を消去していく。サッチー、建物陰に隠れるようにして2.0を攻撃。
 2.0は全然バグらない。「チッ、物理結界か」サッチーも攻撃されるが、サッチーも全然平気。「じゃ、互角だな」

 「玉子め、サッチーも物理結界に改造したのか」どっかの部屋でモニタリングしている猫目。

 2.0、上から攻撃される。2.0から二体の立方体が上に飛ぶ、そこでは四体のキュウちゃんが合体攻撃していた。 二体の2.0、下の一体を集中攻撃。キュウちゃん逃げる。丸と四角の空中決戦(スター・ウォーズみたい…)。
 「間に合ってくれ」玉子、パソコンのキーを打ち続ける。

 ヤサコ、ハラケンを発見。そして向こうのカンナにも気づく。
 「ハラケン!待って、それはカンナじゃないわ。もう止めて!」カンナの方に向かって言うヤサコ。
 「ああ、早く逃げるのよ」「待って。ダメだよヤサコ、まだ、戻れないんだ」「何言ってるの」
 ヤサコ、カンナが何か言っているのに気づく。「えっ、ケン…ケンイチ?ハラケンの事を言ってるの」
 「ヤサコ、カンナの声が…?」
 「聞こえる、聞こえるわ。悲し、かった、研一と喧嘩して、悲しかった、って言ってる。ほめてもらえて嬉しかった。一緒にいて、楽しかった。研一の事が、ハラケンの事が、好きだった」
 「僕も、僕も好きだった、カンナ」「さようなら、研一。もう自分を責めないで」
 「ヤサコ、研一を、お願い。逃げて、ヤサコ」葦原かんな(相沢舞)の声。
(顔も見える、ヤサコにはこう見えてると言う事か)
 霧に消えていくカンナ達。ゴォーと言った感じの音が聞こえてくる。
 「フォーマットの音だわ。ハラケン、これで戻れるわ」ヤサコ、ハラケンに右手を当てる。
 暗号がハラケンの体を走る。「ありがとう、ヤサコ」ハラケンの体は緑に光ってキラキラと散っていく。
 「ハラケン、私…、好きです。私、ハラケンの事が、好き」ハラケン、消えてしまう。

 ケンちゃん、戻る。四体の2.0、形を変え、光線を集中してサッチーに当てる。
 「そうだ、司令ポートだけでも捕まえれば」キュウちゃん、2.0に破壊されていく。
 「このままではもたない。あいつを呼ぶしかない」6体の2.0の集中攻撃を浴びるサッチー。
 サッチーことポチ、爆散する。2.0、形を変える。「イサコ、ポートナンバーを送ったわ」2.0、通路を攻撃。
 ひび割れていく世界を駆けるヤサコ。モジョ達が2.0を攻撃。2.0、モジョ達を攻撃し返す。
 屋上に上がって、2.0の近くから攻撃するイサコ。2.0に一瞬バグが走るように見えたが、2.0攻撃し返す。
 ヤサコの世界では削除中の文字が大きく浮かんでいる。ヤサコ、何とか通路から出る。
 玉子がヤサコにコイルタグを投げる。ヤサコ、戻る。2.0の玉子達への攻撃をサッチーが防御。
 サッチー大きく膨らみ、玉子達を完全に覆い隠す。
(サッチーの顔は2.0の方に向いているが、ヤサコ達の方からもすけて見える。いつものサッチーの顔)

 「内部は対象外なのよ。タマを改造しなくて良かったわ」ハラケン、気付く。
 「リンクを確認した。電脳体は間違いなく戻ってるわ」「そう。良かった」ヤサコ、気を失う。
 「猫目、何とかかたがついたわ」「わかった、病院はまかせてくれ」電話を切り、別につなぐ猫目。
 「はい。残る手はコイルスノードしか。しかし、すでに絶滅しているのでは。最近接続した電脳体が?
わかりました、その電脳体を捜します。はい、世界が崩壊する前に、必ず」

 「おかしい、なんだこの違和感は」イサコ、額に手を当てている。「誰?!」

感想:「この道を~ 進んだなら~ いつかまた君に 会えるだろ~ 
今はね~ あの痛みが 教えてくれる 君の言葉の その暖かさ」
 言葉と言っているから、そうじゃないと思いたいが、デンスケが歩いているエンディングを見ると不安に駆られる。 なんか、あっちの世界、歩いているような気がするし…。
 もしかして、デンスケが世界の崩壊を防ぐんじゃないか、そしてそのせいで、
あっちに行っちゃうんじゃないかって……。
 南京錠つけてるし、オジジ特製だし。最近接続した電脳体ってもしかしてデンスケではと思うし…。
 Cコイル、私のブログにこのワードで来た方がいらしたので、この回で言及されてるんだろうと思ってましたが、
Cコイルってデンスケのイリーガル感染の時に体に浮かんだ言葉なんだよね。
 まあ、オババの電脳虫下しだから、完璧だとは思うが。
 世界の崩壊と言う言葉で、前前回だったか2チャンの方がおっしゃっていたと思いますが、黒沢清の「回路」、
思い出しますね。
 確か黒い影人間がワラワラ出てきて、世界が崩壊していく話だったかと。今日の噂は不気味ですね。
 空っぽの器とはヌルの事?
 電脳治療で、体が不自由な人の電脳体を分離させて、ヌルに移そうといていたとか……。
 いや、ヌルはその器から派生したものか?あのカンナは、何?
 ヤサコがヌルに触られて、思い出す映像も嫌な感じだったな。しかし、愛の力は偉大だ!
 ヤサコの頑張りには思わず涙が出そうになった。告白もナイスタイミング。
 ヤサコはたとえ相手がハラケンではないにしても、幸せな結婚が出来るだろう。京子も大丈夫ね。
 もしかしたらハラケンは元の体に戻れても、ヤサコがアウトという事も考えられたんだから、
ハラケンには少しは反省してもらいたい。
 まあ、イサコも同罪か。どちらも、なくした者にとらわれていて、頭がそれ以上働かないのよね。仕方ないか。
 あっちの世界のカンナや、4423の事を考えると、やっぱり何とかしたいと思っちゃうだろう。
 猫目はメガマス社の意向で動いているのか。
 今回は玉子、サッチーが大活躍で、サッチー玉子好きには大変嬉しかったです。
 ああ、サッチーの抱き枕なんて出来たら、買ってしまいそうで、怖い……。

他の方のブログを読んでの感想:このアニメ「夜明け」と言うのがキーワードと聞きました。
オープニングにも夜明けが描かれます。ですから暗いエンディングは絶対に無いと思います。
夕方から闇を抜け夜明け。今は闇の部分かな?

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今日のこいる その2「カンナとヤサコ」以外のもありますが、素晴らしい絵。「黒いオートマトン」のもありますが、私がまだ見ていないので、どんなのかは知りません。他は楽しい絵ですが、「カンナとヤサコ」の絵は真面目です。しかし、私は「カンナとヤサコ」と言う題名を聞いた時、カンナとヤサコがハラケンをめぐって取っ組み合いの喧嘩をしている図を想像しました。きっと「デスパレートな妻たち」が悪いんです!私が悪いんではありません!!たぶん……。
からまつそう(前半)内容が詳しく書いています。
からまつそう(後半)内容が詳しく書いています。
きなこ餅コミックいろいろと考察。
空色☆きゃんでぃひびわれていく世界画像

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黒い訪問者

「黒い訪問者」電脳コイル 第19話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督・絵コンテ:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:松澤洋介 絵コンテ:鶴岡耕次郎 演出:木村延景 作画監督:本間晃

“関係者の噂によると、イマーゴと電脳医療には深い関わりがあるそうです”

 どこかへ連れ去られていく京子を茫然と見つめる小此木優子(折笠富美子)とフミエ(小島幸子)。
 ふと気づくとデンスケ(麻生智久 )が体にノイズを走らせながら力なく横たわっていた。あっちの世界は消える。  ベットに横たわる京子の体は黒い画像でNO DATAと言う文字が書かれていた。
 真っ黒なわけでは無く、京子の体はすけて見え、ノイズが走っている。京子を抱えるヤサコ。
 電脳霧が立ち込め、二体の影人間が現れる。
 近づいてくる影人間にメガビー攻撃をするフミエだったが、効かない。メタタグを投げる。効いた。
 外に出ようと居間に戻りかけるが、そこにも影人間が。
 京子達の閉めたはずの寝室のドアにバグが出てき、フミエ達は居間とは別の方向に逃げる。
 バグの穴から出てくる影人間。フミエ、廊下にレンガ壁を張る。しかしそれも攻撃される。
 階段を上ろうとするとそこにも影人間が。ヤサコを手を触られ、そこにノイズが走る。
 その一瞬あの問題の鳥居風景が頭をよぎる。デンスケ、ヤサコの危機に、果敢に影人間を攻撃。
(ああ、デンスケは最初からこうだったな。ありがたいとしか言いようが無い)
 デンスケは霧に消え、影人間は立ち上がる。フミエの壁も攻撃され危ない。壊した壁から影人間達が来る。
 必死に逃げるヤサコとフミエ。影人間が手を伸ばすとそこにバリアが。メガばあがメタタグを貼っていたのだ。
 外にも影人間がいた。二人はメガばあの部屋に逃げ込む。
 その頃霧の中のデンスケは何かの音に気づき、そちらに歩いていく。
 ヤサコはタケルから聞いた古い空間の深い所には危険なイリーガルがいると言う話をフミエにする。
 フミエはいんちきだと言う。京子には熱があった。

 天沢勇子(桑島法子)は空間の異変を見つけられず、ハラケンが通路を開いたのかもしれないと思い、
ハラケンの元へ行く。

 電話はフミエの家にもハラケンにも繋がらなかった。メガばあにも繋がらない。
 フミエがメールを入れてみてと言う。メールはサーバーが別だからダメ元で。

 ハラケンの家、二階に明かりがともってい、ハラケンが動く姿がカーテンごしに見える。
 ハラケンは無事と立ち去ろうとするイサコだったが、原川研一(朴璐美)の方がイサコに気づく。
 ハラケンはカンナの存在を感じた事を話す。もう近付くなと言うイサコ。

 ヤサコは都市伝説では無く現実だと言う。馬鹿言わないでと否定するフミエ。メガネはずそうと提案するフミエ。 「イマーゴ、イマーゴってあったわよね。考えた事電脳の世界に反映させるって言う…。もしその逆があったら?もし、あのイリーガルやあの変な空間がイマーゴを通じて人の意識を連れ去るんだとしたら?」
 それを否定し、メガネをはずそうとするフミエに、ヤサコは自分のさっきイリーガルに触られた手を見せる。
 手の映像はずれていた。触られた時、とても嫌な感じがしたそうだ、怖いような、哀しい気持ちになって。
 都市伝説以上の何かがあるとヤサコ。イリーガルに触られて死んだ人はいないとフミエ。
 カンナは死んだとヤサコ。
 フミエちゃんははずしていいとヤサコ、「私ははずさない。京子の電脳体を取り戻すまで」

 その時京子の電脳体(矢島晶子)は一人廊下を歩いていた。向こうの方に明かりが。お祭りのような音。

 ハラケンはカンナのメガネがあった事に気づく。

 ハラケンの電脳体を元に戻した黒いメタタグがないかフミエに探してもらうヤサコ。仏壇には無い。
 ヤサコは気づく、メガばあのメタタグを攻撃し、結界をダメにしようとイリーガル達がしているのを。黒電話が鳴る。 メガばあ(鈴木れい子)だった。黒電話は特別製らしい。(さすがオババ)
 京子が大変とヤサコ、メガばあはコイルタグと言う黒いメタタグの事を話す。
(おばばはあのメタタグによって状況把握しているのか?)
 玉子が使っていたのと同じ。オババによると自分しか作れないはずだったらしいが。
(玉子も猫目もおばばのやり方を学び解析し発展させたんだな。いや、オジジもいたな)
 どこにあるのか場所を聞くヤサコ。

 オヤジがいれば工事現場の時みたいに助けに行けたのにとフミエ、
メガネが落ちないようにヤサコのメガネを後ろで縛る。(オヤジはアキラにくっつけてるのかな)
 「あの時の空間とはきっと違うわ」ヤサコ、フミエに京子を預けて、店に行く。廊下の結界が破られる。
 コイルタグはカウンターの中に一枚だけある。店の中にもイリーガルはいた。
 持っていたメタタグを投げつけるヤサコ。もう一体来る。フミエは電話でメガばあの話を聞いていた。
 コイルタグは貼れば良いと言う物では無い。メガばあは京子の電脳体が薄くなっていないか聞く。
 薄くなっていた。距離が開くとそうなるらしい。距離が開くとリンクをたどれなくなる、つまり戻ってこられなくなる。 コイルタグは3メートルくらいでないと使えない。
 「その距離まで京子の電脳体を導くのじゃ」どうやって導けばいいかはメガばあにもわからない。
 「じゃが、思い出して来たわい、この現象、そしてあのイリーガル…」

 ちょうだい、ちょうだいと野太い男の声で言いながらヤサコに近づいてくるイリーガル。
 壁に追いつめられたヤサコは隠し扉を発見する。そこに逃げ込むヤサコ。
 そこはメタタグが大量に貼られた空間だった。知ってる場所のような気がするヤサコ。

 メガばあは京子に電話をかけてみろと言う。10円玉が無くなり、電話は切れる。
(この世界ではいざと言う時、携帯より電話線でつながっている電話の方が働いていると言う設定なんだな。
まあ、停電でも電話は大丈夫みたいだし)
 着信履歴からかけなおそうとするフミエだったが、相手は黒電話だった。(そんなものは無い!)
 メガばあの壁もイリーガル達の攻撃で危うくなる。電脳霧が出てくる。
 フミエが後ずさった所の横の壁からヤサコが出てくる。お互いに悲鳴を上げる二人。
 隠し廊下はここに繋がっていたのだ。
 イリーガルが開けつつある壁の前にヤサコからもらったメタタグで鉄壁を張るフミエ。
 コイルタグはヤサコが持ってきたタグの束の中にあり、フミエはメガばあから聞いた話をする。

 京子は裸足で石畳を歩いている。目の前にはたくさんの鳥居が並んでいる階段。
 そのうえには祭りの夜店のような明かり。京子は階段をのぼる。階段の両側には夜店が並んでいる。
 りんご飴を差し出す店の親父。「さあ、お食べ」
(ええ、思いましたとも、食べるなって!!
日本とギリシャ、他にもあるかもしれませんが、黄泉の国の物を食べると戻れなくなるんですよね!)
 口を開け、食べようとする京子。電話が鳴る。ヤサコ、戻ってくるよう指示。今どこにいるのか聞くフミエ。
 「わかんない。お祭りやってるよ」
 ヤサコ達の目の前の京子の口は動いていないが、京子の声は確かに聞こえている。どんな場所か聞くヤサコ。 「いっぱいお店がある、鳥居の階段だよ」
 階段を上ってはダメとヤサコ指示、そっちで見えている物は全部嘘と教える。「おじちゃんが飴をくれたの」
 そういう京子の後ろで、明るい夜店が消えていき、店のおじさん達はイリーガルに変わっていく。
 「京子、飴を捨てて逃げて。早く!」言われたとおり、飴を捨てる京子、あたりの異常に気づく。
 やはり「ちょうだい」と野太い男の声で言うイリーガル達。京子、階段を駆け降りるが、けつまづいて転ぶ。
 デンスケの声。急いで立ち上がり、逃げる京子。デンスケの声は電話を通じてヤサコ達にも聞こえていた。
 ヤサコは京子にデンスケの声の方向に走れと指示。電話切れる。鉄壁から電脳霧が噴出する。
 板壁が続き、古い感じの電灯がともっている路地っぽい所を走る京子だが、前にもイリーガルが。
 追い詰められた京子は「ウンチ!」と相手を必死に指さす。その声を聞くデンスケ。
 鉄壁はどんどん壊されていく。二人隠し廊下に逃げる。
 京子に迫るイリーガルを攻撃するデンスケ、京子を上に載せて走る。
 隠し廊下はどこまでも続いている感じで、向こうに古い感じの電灯が見えた。
 ヤサコ、デンスケと京子の声を聞く。デンスケ、京子を乗せ、イリーガルの間をすりぬけて走る。
 デンスケ、ヤサコの声に気づく。デンスケ、無事に京子をヤサコの元に連れてくる。
 フミエ、コイルタグを京子の電脳体に貼る。京子、元の体に戻る。イリーガル達が古い空間から来る。
 二人、ヤサコは京子を抱え、フミエはデンスケを抱え、メガシ屋の方から強行突破しようとする。

感想:「ちょうだい」って現実の体ちょうだいって事かな。オババが「リンク」と言っていたのが気になる。
 カンナが戻るなんて考えられないが、肉体がある4423なら…。
 あっちのカンナはカンナの意識が電脳に与えた影だと思うんだが。でなかったらハラケンの想い。
 でもハラケンの体のずれを考えると、やはりカンナの影?
 まさか、今回の京子みたいにもろに行くなんて、考えたくない…、肉体もう無いし…。
 デンスケはもう何というか、犬のけなげは泣けるね。
 まあ、冷静に考えればオジジのプログラム通りに動いていると言う事になるが…。
 オヤジなんかまっさきに逃げるもんね。しっかしオババのタグはあそこまで状況把握が出来るほどすごいのか。 今回の噂、つまり医療に使おうとしたら悪い影響もあったと言う事か。
 体が動かない人達のための医療を考えていたのかな。

他の方のブログを読んでの感想:フミエちゃんは怖いから必死で否定したんだと思う。
 ちょうだいと言うのはアイデンテティでは無いかという2チャンさんのアイデア、そうかもなと思わせる。
 公式であの影人間、ヌルと書いてあるそうで、ヌルはなにもない(空値)ことだそうで、と言う事は確かに…。
 カオナシみたいなのか?
 ガイドブックの地図にヤサコの家に鳥居のマークがあるそうで、つまりあの鳥居の可能性があり、
だからあの地はヤサコの家から近いのか?
 京子が転んだ時にメタバグがこぼれていたそうで、気付かなかった。
 メガばあが知っていたのはヤサコが送ったメールを見たからではないかと2チャンの方。あっ、そうか。

関連サイト
からまつそう(前半)詳しく筋を書いています。
からまつそう(後半)詳しく筋を書いています。
電脳コイルテンプレまとめ@wiki相変わらず素晴らしい情報、推察。
きなこ餅コミックヌル、過去の回の話と今回の関係、ヤサコの家、家まわりの地図。
よう来なさった!りんご飴と親父画像
ジュリシア共和国渡り廊下の画像
Babylon Revisited(β)デンスケの画像がいっぱい!

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異界への扉

「異界への扉」電脳コイル 第18話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:荒木洋一 絵コンテ:笹木信作 演出:野上和男 作画監督:秦綾子

“ネットの噂によると、メガネの設計や開発の過程は複雑な利権と歴史に彩られているそうです”

 天沢勇子(桑島法子)への攻撃を急ぐ原川玉子(野田順子)に猫目宗助(遊佐浩二)から連絡が入る。
 通路が開くのを待つんだとの念押し。しかし玉子は通路を開かせるつもりは無い。
 イサコの攻撃で内部から破壊されていくサッチー達。「通路はどうだ」「起動しているわ。リンクは?」
 「まだ繋がらない」イサコの連絡相手は猫目だった。

 何かを感じて歩く原川研一(朴璐美)は異様な音を聞いて振り返ると、そこに巨大な鍵穴があった。
 ハラケンはその穴に入っていく。そこは夕方で横断歩道があり、影状の葦原かんな(相沢舞 )がいた。
 カンナは手を差し出す。手を差し出すハラケン。
 異様な音を聞き、「ハラケン!」と思わず声を上げる小此木優子(折笠富美子)。
 ヤサコの気配に行くのを思いとどまるハラケン。暗号の不安定に伴い消えていく鍵穴。
 ハラケンは異界から締め出される。ハラケンを見つけるヤサコ。ハラケンの電脳の体はずれていた。
 ハラケンはポシェットから黒いメタタグを出してもらう。それをハラケンの体に張ると、ずれが収まった。
 通路が開いたせいか、信号がおかしくなっていた。

 ハラケンは一年前ぐらいから心臓が時々悪い。オバちゃんはメガネのせいだと思っている。
 「ねえ、あの時の天沢さんのお兄さんのお話、あっちにいったまま帰れなくなるって、ハラケン、信じてるの?
それって都市伝説とか、そういう…」
 「普通、信じないよね、こんなの」
 「そんな事ないけど…。ハラケン、カンナちゃんに会いたいの?…カンナちゃんは可哀そうだと思う。
でも、ハラケンは一年も苦しんだんだし、もう…」
 ハラケン、止まる。「ハラケン?」「ヤサコに、何でそんな事がわかるの。一年前にはいなかったのに」「あっ」
 「カンナは今もあの場所で、助けを求めてる。僕が埋め合わせなきゃいけないんだ。
信じてもらおうと、思ってない」
(一年前にカンナを拒否して後悔し、そして又ヤサコを拒否して…。まあ、心に余裕が無いから仕方が無いね。
ヤサコも人生経験足りないし、足りてたとしたって、うまい事を言えるわけでは無いし)
 ハラケンはもう構わないで欲しいと言う。自由研究なんてホントは嘘。
 「ヤサコ、ありがとう。さっき呼んでくれただろう、あれで僕はちょっと助かったんだ。ごめん」
 ハラケン、ヤサコと別れる。

 玉子は現場にハラケンがいた事を確認、内部から破壊されたサッチーの事もあり、
ハラケンが何をしたか気がつく。

 ヤサコの家の近くにフミエ(小島幸子)がいた。
 ヤサコだけでなく、ハラケンとも連絡がとれず、心配して来たのだ。

 なぜこんな事をしたのかハラケンを問い詰める玉子。
 「古い空間に、入りたかったんだ。僕が行かないと、僕が行かないと、カンナの苦しみが終わらないんだ」
 「ケンちゃん、カンナは死んだのよ」「カンナを死なせたのは、僕なんだ」「ケンちゃん…」
 「最後にけんかした時、僕言ったんだ、カンナ…、いつも僕に頼らずに、たまには一人で何かやってみせろって。それで、それで、それでカンナは一人で行ったんだ。
それなのに、カンナのお母さんに真相を突き止めるなんて、良い顔したりして、僕は…」
 玉子はハラケンからメガネを取り上げる。取り返そうとするハラケン。玉子、ハラケンを抱きしめる。
 しばらくは抵抗するが、やがて静かに泣き始めるハラケン。
 玉子はハラケンのメガネのスイッチを切り、ハラケンをベットに突き倒す。
 「死人なんかに、あなたを渡してなるもんですか」玉子、去る。

 イサコ、4423病室へ。兄は変わりない。空間局の動きを封じる計画だったんじゃないのと猫目を責めるイサコ。 玉子が作戦を無視したと謝る猫目。サッチーには少々細工をしておいたそうだが。
 通路は開いたのに、なぜリンクは再現しなかったのか。
 「通路の事は僕らも全てを知らない。基本的には先生のやり方を再現してるだけなんだ」
 「もしかして、暗号が間違ってるんじゃ」
 「以前もこれで反応があったんだ。この方法で間違いは無い。キラバグはあとどれだけ残っている」
 「予定通り、通路を補強するために一欠けらだけ残してあるわ。それを使えば」
 「いや、今はまずい。まだ空間が不安定で、予想外の事態が起こりかねない」「どういう意味、猫目」
 「空間が安定するまでの間、おそらく今夜じゅうに、コントロールできない通路が再び開く危険性がある」
 「なんだって」

 フミエ、ヤサコが落ち込んでいる感じなので、家に泊っていいかと提案する。今夜は京子しかいない。
 両親は親戚の結婚式、メガ婆は旅行。ヤサコを押しながら家に入るフミエ。
 ヤサコの家の周りには電脳霧が発生していた。

 「さっきの反応がまだ続いているんだ。
通路はキラバグの持つ特殊なリンクがきっかけで、古い空間に変質が起こって開く。
だが今日のデータではきっかけはキラバグだけではない」
 「どういう意味」
 「何かもう一つの、未知の要因、それに誘発されて通路は開くんだ。
制御暗号が無い今、どこに開くかわからない」
 「そんな!それじゃ又、一年前のような事に」
 「そうはならない。この要因自体めったに発生しない。でなければ、以前ももっと発生していたはずだ。
ここは待つんだ。データの蓄積を待って…」
 「ダメよ!もう、あたしのためにあんな事が起こるのはいや。だからあれだけ用意したのに」イサコ、電話を切る。

 電脳都市伝説のサイトをチェックしているヤサコ。
 フミエはおうちに連絡、京子が何かをじっとみているので、京子の部屋を覗くと、
「声がしたよ」と京子(矢島晶子 )。
 こわがりのフミエはギクッとする。

 イサコは空間の変質をチェック。見つからない。モジョ達を使う。

 雨が降ってくる。ふろから出た京子、居間の壁際に発生している電脳霧に気づく。
 ヤサコ、ハラケンに連絡を取るが、通じない。フミエ、自由研究なんて嘘だと言ったと言うハラケンの事を怒る。
 しかし、ヤサコはそんなんじゃないと言い、体がずれる都市伝説を知ってるか聞く。
 ハラケンの体がずれてた事を話すヤサコ。怖がるフミエ。黒い鍵穴の事も話す。子供の絵を思い出すフミエ。
 あの穴は意識に影響を与える。
 ハラケンは病気になりかけてる、黒い穴の中から何かがハラケンを呼んでいるから。
 あの黒い穴の中は違う世界に繋がっている。あの先には死んだ人がいて…。
 「やめて!」とヤサコの話を止めるフミエ。

 汗を流し、何かにうなされているメガネをかけたまま寝ている京子。暗い部屋のはずなのに、光が差す。
 黒い影が京子を見ていた。黒い影は京子に触り、そこからノイズが走る。黒い人影の後ろにはあの鍵穴が。

 ヤサコは小さい頃あの鍵穴を見た事をフミエに話す。電気が消える。メガネは生きてる。フミエ、電脳霧を発見。 やはり汗を流し寝苦しそうにしているデンスケ(麻生智久 )、目が覚める。京子の体から、電脳体が離脱。
 デンスケ、驚愕の声を発する。京子が寝ている部屋から夕焼けのような光が差してくる。
 急いで、ヤサコとフミエが行くと、そこには夕焼け色に輝く鍵穴が。
 そして鍵穴の向こうに連れて行かれる京子が見えた。

感想:うわっー、京子を犠牲にするくらいなら、イサコ、ハラケン、猫目がセットで犠牲になった方が良い…。
 誰もこの展開は予想していなかったな。
 でも、お話の中で元気に活躍していた子を理不尽に殺すのは、脚本を書く人間にも負担なはずですから、
京子は大丈夫でしょう。
 私はお話の中で活躍した子供が理不尽に殺される話を二つ読んだ事がありますが、
どちらも現実にはありえないフォローをしていました。
 現実には幼児に悲劇が起こる事はいくらでもあり、フォローはありませんが、
お話でそれを行うのは難しい事です。
 カンナの事件はイサコのせいで起こったのか?通路が開くと交通関係の電脳がおかしくなるし。
4年前の事件と言うのも、猫目と玉子が通路を開いたと言う事件じゃないのかな。
猫目の先生と言うのはヤサコの祖父か?あっちのカンナは一体どういう存在なのだろう。
確かにハラケンの体の異変はあっちのカンナのせいとしか思えない。
電脳が走らせたカンナの精神と言う事か、それとも、もっとオカルト的?猫目の目的は何だ?
先生に会いたいのか?彼は会社の人間だから、会社関連か?金目的?
通路が開く要因とはイマーゴの能力の持ち主の存在かな?
ヤサコの家に通路が開いたのも偶然では無いのか?メガ婆がいないのは痛い。
しかし、フミエちゃんがいるのは心強い。

関連サイト
からまつそう(前半)筋を詳しく書いています。
からまつそう(後半)筋を詳しく書いています。
電脳コイルテンプレまとめ@wiki停電とメガネについて、モジョの数について、電脳体について
電脳コイルテンプレまとめ@wiki体のずれ、イリーガルについて
きなこ餅コミックマンホールについて、ネコメとタケル、今回の噂と猫目(そう、猫目関連っぽいね)、ハラケンのメタタグ、電脳都市伝説サイトの写真
犬も歩けば棒にあたる本棚イマーゴについての興味深い考察
Triple3のつれづれイリーガルカンナとハラケン(そうだね、ハラケンが作ったとも考えられる)
どっかの天魔日記画像
シュリシア共和国画像

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最後の夏休み

「最後の夏休み」電脳コイル 第17話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督・絵コンテ:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 脚本:荒木洋一 絵コンテ:福田道生 演出:野村和也 作画監督:井上俊之

“人は死んだらどうなるのか、その心がどこに行くのか、本当の事は誰も知りません”

 「誰」電脳霧漂う交差点にいる原川研一(朴璐美)。「どこ」近くの路地に入って出るハラケン。
 「助けてあげる。どこにいるの」横断歩道のとおりゃんせの音楽が鳴る。
 その横断歩道の向こうには鳥居の階段。横断歩道を渡るハラケン。階段には黒い影。
 その影は女の子(相沢舞)で「助けて」と言っている。向こうから車が来る。
 轢かれそうになり、そこで目が覚めるハラケン。「ああ、又同じ夢だ」

 病院にいるハラケン。テレビで都市伝説の話をしている。暗号と言うおまじない。
 それでキラバグと言うアイテムを集めると何でも願い事がかなう。検査では何も異常が無いハラケン。
 玉子はメガネとの関連性をしつこく主張しているのだが、
今の医学ではメガネと頭痛や不整脈の関係は証明されていない。
 「あの、おばちゃん、他に何か言ってましたか」「メガネを取り上げた方が良いでしょうとかって言ってたな」
 頭痛と心臓はもう何ともないか聞く医者(平野正人)。
 「いえ、もう全然」と答えるハラケンだったが、その手は心臓の上を押さえていた。

 フミエ(小島幸子)と別れた小此木優子(折笠富美子)、ガチャギリ(山口眞弓)とナメッチ(沼田祐介) を目撃。  彼らがいた所には電脳霧が漂っていた。天沢勇子(桑島法子) がいた。


 病院から出ようとしていたハラケン、テレビでキラバグへ異界への扉を開く通路と言う話を聞く。
 ハラケンはキラバグでイサコが何をしようとしているのか感づく。

 
 ヤサコ、大黒市立本町図書館で都市伝説のサイトを見る、キラバグの事を質問している人がいる。
 「キラバグという言葉が語られ始めたのは、メタバグより後だと言われている。
メタバグは大黒市でよく見られる謎の電脳物質でどこからどのように生み出されるのかはまったく確認されていない。
メタバグには琥珀に封じられた昆虫化石のように時折音や文章といったデータが含まれている。
それがマニアックな価値を生み、一時は高値で取引された。
だがそのうちさらに価値のあるメタバグがあるとのウワサが広まった。それがキラバグである。
だがキラバグはオカルト的な存在でもあるさんが。この電脳空間にあってはならない奇妙な物質だというのだ。
ある伝説はキラバグを集めるとミチコさんが現れて何でも願い事をかなえてくれると言い、
大人も含めキラバグ目当てのマニアが大黒市に殺到した時期もあった。
だが結局作り話として終息し、やがて忘れ去られていった」
 他の質問「キラバグを集めると、どんなことが起こるんですか?」
 「一度だけキラバグの使い道がネットの掲示板でまことしやかに語られた事があった。
キラバグは本来ある隔離された空間に接続するプログラムであり、それを集めて起動する事により、
あっちとの通路を開くのだ」
 ハラケンに後ろから呼びかけられながら肩を掴まれ大声をあげるヤサコ。二人で図書館を出る。
 ヤサコは今日見つけた古い空間の事をハラケンに教える。
 どうやって見つけたのか聞くハラケンに天沢さんを見かけたと答えるヤサコ。
 そしてヤサコは天沢さんがキラバグを集めているのはお兄さんの意識を取り戻すためと言う推測も話す。
 そんな事ホントにあるわけないよねと否定するヤサコ。「でも、もし本当にそんな事があるなら…」「えっ」
 「意識だけ電脳空間に行ってしまって、肉体と切り離されてしまったら、どんな感じなんだろう。
意識は残ってるから、痛みとか苦しみとか、気持ちはずっと残り続けてるのかもしれない。
もし、苦しみとか悲しい気持ちとかそうゆう物が、その原因を作った人が埋め合わせて癒してあげない限り、
永遠に消えないとしたら」
 「ハラケン、何か隠してる?」ハッとするハラケン。
 「もし何か、誰にも言わずに、危ない事とかしようとしてるんだとしたら」「そんな事はないよ」「そう」「ウン」
 「あたし、時々ハラケンが、急にふっといなくなっちゃうような、そんな気がして。あたし達、最後の夏休みよね」  「最後の?」「あっああ、ううん、小学校で最後の」「ああ」
 「あたし達、もっと、楽しい事とか面白い事をやってていいんじゃないかなって。
ハラケンはずっと、この一年ずっと、つらい気持ちでいたんじゃないかって。
天沢さんと同じでそれを誰にも言わずに、一人で。ご、ごめんなさい、変な事言ってるわね」
 「ただの、ただの好奇心なんだ。イリーガルとか、古い空間とか、見てみたくて。それだけ。
カンナの事なんか、関係ない。ヤサコの言う通りだ。僕は考え過ぎてたんだ。
僕達は、もっと楽しい事とか面白い事をして過ごすべきなんだ」
 「ハラケン…」「僕はもう、カンナの事なんか気にしてないよ。心配してくれてありがとう、ヤサコ」
 顔を赤らめるヤサコ。
 「だから、さっさと自由研究を終わらせて、残りの夏休みを楽しく過ごそう。プールに行ったり、遊園地でも良い」  「うん」「みんなでバカみたいに騒ごう。ダイチとか、デンパも呼んで」「ホントに?」「うん」
 「ハラケン、ハラケン、あたし、あたしハラケンの事…」「あした…」「えっ」「あしたその古い空間に行ってみよう」  「うん」「それでもし何も見つからなかったら、自由研究はそれでおしまい」「うん」
 「適当に済ませて終わらせちゃおう。その後は、楽しい場所に行こう」「うん」「最後の、夏休みだから」「うん」

 電脳霧の中を逃げるイリーガル。追うイサコ。
 段取りではイサコが投げるはずだったのが、ナメッチも暗号を投げ、イリーガル逃げる。
 その様子を隠れて見ているハラケン。隠れ場所から出たら、電脳壁に隠れていたガチャギリに捕まる。
 イサコに会わせてと頼むハラケン、用事は君達には言えない。
 ナメッチ、こいつをやるとあのオバちゃんがと、それ以上の行動は止める。
 ガチャギリ、ハラケンを放し、壁の後ろに消える。ハラケンがメガネをはずすと、向こうにかけていく二人。
 追いかけようとして、心臓の痛みに襲われるハラケン。

 「この三ブロックを二時間封鎖しろ。ああ、責任は私がとる」
 “イサコ、あたしが止めてあげる。あなたのやろうとしている事は、間違い”玉子(野田順子)、バイクで出動。
 その後を追う三機のサッチー。

 ガチャギリの投げた暗号はイリーガルをとらえない。キュウちゃんが来る。
 暗号が機能していてキュウちゃんからはガチャギリ達が見えない。

 玉子、プログラムを走らせる。ばっちり見えるようになる。
 「思った通りだ。イサコの暗号のほとんどは解読可能だ。物理結界以外ならほとんど破れるぞ。
来い、ポチ、タマ!」
 二機のサッチーが来る。「今回は容赦しない。総力戦で行くわ。チビ!」もう一機来る。
 「まさか暗号のルーツがメガ婆のメタタグと同じとはな。天沢勇子、おまえはいったい何者なんだ」

 図書館の前でハラケンを待つヤサコ。電脳怪奇倶楽部BBSに新しい質問が。
 「もしミチコさんが、なんでも願い事をかなえてくれるなら、死んだ人の苦しみや痛みも、癒せますか」
 昨日のハラケンの言葉を思い出すヤサコ。

 結界で電脳物質を遮断すると同時にレーダーの代わりもする暗号の前にいるガチャギリとナメッチ。
 ナメッチはガチャギリにイサコがミチコさんを呼び出そうとしていると言うウワサを話す。
 イサコ、又頭痛に襲われる。そしてナメッチが聞いたウワサには続きが。
 呼び出されたミチコさんはいけにえを欲しがる。イリーガルが来た。暗号を越えられないイリーガル。
 ナメッチの暗号が当たる。キュウちゃんの攻撃で、イリーガル逃げる。
 暗号を投げ、キュウちゃんを止めるガチャギリ。彼らはイリーガルを追うが、その前にサッチーが現れる。
 暗号でサッチーを止めるガチャギリ。イリーガルを追っかけているキュウちゃん達に暗号を投げるイサコ。
 二人、サッチーに挟まれ、どっちも暗号で止める。しかし三機目出現。逃げるガチャギリ達。
 二機のバグ、速やかに修復される。ガチャギリ達、鉄壁を投げる。簡単に壊される。イサコ、イリーガルを確保。 「これで臨界だ」キーを出す。全機を一番怪しい所に向かわせる玉子。イリーガルからミチコさんが出現。
 ミチコさん、イサコに流入。三機のサッチーを暗号で一度に止めるガチャギリ達。物理結界。
 一番新しいミチコさんが入ったキーから暗号がイサコの体を走る。「こんどこそ、一年前のような事にはならない」 そこから暗号が地面を走る。何者かが物理結界を壊す。玉子が現れる。「ここまでよ。ポチ、タマ、チビ!」
 三機、玉子の後ろに行く。「コロ、ミケ!」もう二機来る。「周囲の暗号をつぶせ!」
 サッチーの攻撃はイサコの暗号にも影響を及ぼす。イサコのコントロール系の暗号が破損の恐れ。
 「あのサッチーを止めなくては、又コントロールできない場所に開いてしまう。去年のあの時のように」
 ハラケンが現れる。「天沢勇子、君と、君と取引したい」「取引、だと…」

 ヤサコはハラケンに連絡を入れようとしていたが、つながらなかった。
 ハラケンの昨日の言葉、あの古い空間はカンナの事故の近く。彼女は立ち上がり、古い空間の場所へ向かう。

 「僕はサッチーの命令プロセスにアクセスできる。オバちゃんがそうしてくれたんだ。
そのアクセスコードを君に教える」
 「なんだと」「君ならこれを使えば勝てるはずだ」「しかし、おまえがなぜ」広場の先で音がする。
 「おまえの、おまえの条件はなんだ」「僕を、僕をあっちに連れて行ってくれ!」

感想:お願い、玉子を悲しませないで。ハラケンに何かあったら、玉子が自分を責めるのは確実。
 でも、ハラケンはカンナへの罪の意識で頭がいっぱいで他を顧みる余裕は無い。困ったな。
 ヤサコが何とかするかな。ハラケンの不調はいつから。カンナからかな。
 こんな危ない作用があるなんて、メガネはホントに危険。
 ハラケンに玉子がひたすら甘いのは、自分がメガネと関わっていて、
ハラケンの不調がメガネのせいと思っているからか。

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