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水の巫女

それが私の役割

常に水を絶やさぬように気配りし

毎日のお勤めは欠かさない。

男子禁制なので、男と言うものを知らない。

赤ん坊の時に選ばれたのだ。

しかし、ここにも戦の波が来た。

神聖なる水の祭壇は壊され、

他の女性たちは犯されたが、私は首輪をつけられ、連れまわされている。

私が水を出すから。

しかし、その水はどこかからひねり出されたものではない。

一時水が出ても、すぐに出なくなる。

周りから水を集めているだけだから。

脅されては水を出しているが、私の行為はこの地を破壊する。

しかし巫女は自死してはいけない。

ある日、私の出す水の量があまりに少ないので、怒った男は私の仲間を全て殺した。

その時私から水があふれ出し、その地は水に飲まれ、私はどこかに流れ着いた。

また、水の祭壇をつくろう。

一からやり直そう。

少しずつ水を取り戻すのだ。

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