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夜の世界

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気が付いたら、ここにいた。

道路を横切ろうとしたら、強烈な光が目の前に迫って来た事はなんとなく覚えている。

それ以降の記憶がない。

ここにいた。

夜だ。

まだ夜だ。

だが、こんな所を歩いていなかった。

単なる街中の道路だった。

こんな変な木は無かった。

わたしはいったい…。

考えてもわからない。

見渡しても家一軒すら無い。

ただ、木だけが立っている。

明かりが見える。

そっちに向かってみる。

行けども行けども明かりは近づかない。

「ここは夜の国だからね」

急に目の前に人が現れた。

「君には人に見えるのか。まあいい。

夜の世界へようこそ。

ここは君の世界とは違う世界。時間の流れ方も違う。

私が君を呼んだ。

異界から来た者は魔力の源になる。君には私の魔力の源になってもらうよ」

そいつが手をあげたら、私はそいつの杖になった。

「ああ、良い杖だ。では、魔物を倒しに行くか」

私はどうなるんだ?

「君はあっちの世界では死に直面してる。君が死ぬまでこっちで活躍してもらうよ。

いらない意識は取り去っておこう。魔法の杖としての自覚だけ植えつけよう」

無。

わたしは力ある魔法の杖。魔物を倒すのが役目。

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