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フルッフィ

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http://www.sofeminine.co.uk/psycho/album914013/cute-baby-animals-100-reasons-to-go-ahhhh-22726769.html


ウサギのフルッフィには友達がいた。
名前はソフィー。
もうすぐ彼女の誕生日だ。
なんとか喜んでもらいたいのでプレゼントを何にするか一生懸命考えた。
「よ~し、僕のもふもふの毛を使って、彼女にマフラーを編もう」
編み物をした事はないけれど、お祖母ちゃんに教わって、一生懸命編んだ。
出来上がりは…ちょっと編み目不揃いだったりしたが、
暖かい事間違いなし!
フルッフィは意気揚々と彼女の誕生会に出かけた。

誕生日のプレゼントを出席者がソフィーにあげていく。
次々と箱を開けるソフィー。
ピンクのバラの髪飾り。翡翠のイヤーカフス。七宝焼の素敵はアクセサリー入れ。
出てくるものはみんな高級そうで、素敵で、フルッフィのマフラーとは比べ物にならなかった。
どんどん自分の順番が近づいてくる。穴があったら入りたい。
フルッフィは勇気を出して彼女に自分のプレゼントをあげた。
「まあ、素敵。私寒がりなの。とっても嬉しい」
彼女は本当に嬉しそうだ。
その言葉が彼女の優しさから来たのか、本当なのかわからず、
恥ずかしさに、フルッフィは顔を手で隠して、誕生会を抜けだした。

次の日、ソフィーがあの編み目不揃いのマフラーをつけて会いに来た。

「フルッフィ。これはあなたの毛であなたが時間をかけて編んでくれた物。
でも他の人のプレゼントはみんな買ったものよ。
それに、私ほんとに寒がりなの。ありがとう、フルッフィ」

そして、フルッフィのほっぺにキスしてくれた。

良かったね、フルッフィ。

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