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2008年12月

「学園アリス」 11~13

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「学園アリス」樋口橘 11~13

 蜜柑達は空気使いのアリスを持つ颯(はやて)に襲われるが、颯は「美少女戦隊☆ファイブカラー」のキャラ、
クール☆ブルースカイが大好きで、蛍は彼女に似ていた。
 颯は蛍に夢中になり襲うのを止める。ルイが良い男の予感がしてやってくる。
 ルイは呪いのアリスの持ち主だった。ルイから棗が妹を探してここに来た事をしる蜜柑達。
 そこに翼先輩が現れる。翼はルイのお気に入りだった。
 よーちゃんと翼が2人の相手をし、残りは棗を探しに行く。流架は棗の過去の話をする。

 流架のいる学校に転校してきた棗。
 棗の母親は死んでいて、彼女は別の能力をもっていたらしいが、父親も妹も炎使いだった。
 父親の能力は残りかす程度だが。
 スカウトに来たペルソナ(芹生 せりおは棗の妹、葵の部屋の窓の外に石を置いて行く。
 その石はアリス増幅剤。アリスが暴走する副作用のため、実用にはいたっていない物。
 葵の力は暴走し、町を燃やしてしまう。葵は力の暴走のせいで目が見えなくなり、記憶も力も失った。
 棗は自分がやったと言った。棗と葵は学園に引き取られ、棗は葵と会えなくなる。
 
 別れて捜す事になった、蜜柑、蛍、琉花。蜜柑は葵を発見する。流架が棗を見つけた。
 蜜柑はすぐ合流するが、そこでは茨木のばらがトランス状態になって戦っていた。
 しかしのばらは蜜柑に気づき、逃げだす。葵が来る。葵を守ろうと前に出る棗。
 しかしペルソナの毒牙にかかる前に、蜜柑がペルソナに飛びつく。体中にシミが浮かび上がる蜜柑。
 蛍がペルソナを狙い、ペルソナがそれに気づき、蜜柑が又ペルソナにアタックをかける。染みがひどくなる。
 「次は死ぬぞ。…まだやられ足りないのか」
 「死ぬ事よりもウチにはもっと怖いことがある。みんな、逃げて。もう…やぶれかぶれや。
ウチは何があっても、何が何でもこいつを止めるから。棗、葵ちゃんおねがい。
蛍とルカぴょんを連れていったげて。こんな風に…やられるのはウチ一人で十分や…。
これ以上…みんなだけでも、もう傷ついてほしくないねん。これ以上…。それがウチの力になる。
だからおねがい、ウチの我がままをきいて。行って。ウチはお前なんかに絶対まけへん。
死んでもお前なんかにウチの仲間をこれ以上傷つけさせへんっ」
 葵が蜜柑を庇おうとする。葵にまで恐ろしい物を見るような目を向けられ、過去を思い出すペルソナ。
 化け物と嫌われた自分。
 “君は化け物なんかじゃないさ。ホラ本当はとてもキレイなんだ。おいで。これからもずっと私のそばにおいで。
私が君をひとに生まれ変わらせてあげよう。君には私がついてるよ…”
 葵にまで否定されたと思ったペルソナは彼女を毒牙にかけようとする。しかし、蜜柑がその手を取り、抱きつく。 蜜柑に重なってかつての恩人が見える。“もうこれ以上、憎しみにまかせてその手を汚すのはおやめ…”
 その人からもらった彼の左耳のピアスのアリスストーンが壊れる。染みがペルソナの体に広がる。
 ペルソナ達は戦いを止め、いなくなるが、蜜柑の体の不調は尋常では無かった。

 殿内が蛍の兄がペルソナにやられても唯一助かった人間かもしれないと言うので、
蜜柑を蛍の兄(昴)の下に連れて行く。
 しかし蛍兄にも自信は無かった。兄はとりあえず蜜柑の治療を試みる。
 今度の騒動に関わった者を初等部校長がただですませるわけが無い。
 葵がアリスでは無い事を聞いて殿はある作戦を考える。
 新聞部の速水を使い、アリスで無い者が学園にいる事を生徒に伝え騒動を起こす。
 その騒動により初等部校長もうかつに動けなくなる。
 蜜柑は自分でペルソナのアリスを外に出しアリスストーンを作る。葵は父親の下に帰る。
 蜜柑はアリスストーンを落とし物に届けたのに、三回も拾い、自分の物とする。
 それは櫻野が何かの時のためにと蜜柑に秘かに贈った物だった。アリスストーンを作る授業。
 蜜柑は自分のアリスストーンが一番必要なのは棗と思い、棗にあげる。
 次の日の朝、棗を思わせる、赤いアリスストーンが蜜柑の部屋の窓辺に置いてあった。

感想:蜜柑が果敢にペルソナに対決するシーンは泣けてきた。ペルソナを助けたのは蜜柑のお父さんよね。
 たぶん殺すつもりは無かったんだろうけれど、結果殺しちゃったんだと思う。
 彼は初等部校長に逆らえないだろうし。
 蜜柑同様、お父さんも自分の事を考えず、ペルソナを止めようとしたんだよね。
 蜜柑が無効化のアリスストーンでペルソナを救ってくれると良いと思っている。ペルソナ、傷つけすぎだが。

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戦輪廻

「黒塚」第11話 戦輪廻 
 原作:夢枕獏  キャラクターデザイン:筱雅律 監督:荒木哲郎 脚本:梶研吾 
 絵コンテ:浜崎博嗣 演出:室谷靖 

高塔に幻見ゆる赤影の
 鵺も啼き飛ぶ暁に
 刀刃凛々と鐡も
 征(ゆく)は天道その先へ

 クロウ(宮野真守)は長谷川(大川透)が放った毒に犯され目が見えなくなる。長谷川はクロウの首を刺し貫く。 窮地に陥ったクロウに耳のピアスの通信機からライ(桑島法子)の通信が入る。
 ライの指示によりクロウは長谷川の動きを知り対処していく。
 ライが指示していた事を知り長谷川は彼女を痛めつける。クロウが長谷川を倒す。

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 クロウはライを抱えてエレベーターに乗るが、久遠(入野自由)がライを狙撃し殺す。久遠はクロウを襲う。
 彼がクロウの眉間に銃を突き付けた時、彼らの地盤が破壊される。
 クロウは落ちそうになっている久遠の腕を捕まえるが、久遠が黒蜜の脇腹にある三つのほくろの事を言ったら、手を離してしまう。

感想:うわっー、全員死んでしまいました。きつい。
 で、後は、クロウと黒蜜の甘い甘い二人だけの一時なのでしょうか。まあ、そうはいかないんでしょうね。

関連サイト:シリウスを目指して翔べ!


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幻影城

「黒塚」第10話 幻影城 
 原作:夢枕獏  キャラクターデザイン:筱雅律 監督:荒木哲郎 脚本:梶研吾 
 絵コンテ:笹木信作 演出:北川正人 作画監督:山本正文  

風鳴りの火渡りの過ぎけしを
 絶海荒立つ其の群れに
 走々機神の音声人
 雷(いかづち)そこに冥々を

 久遠(入野自由)は赤帝軍の仲間だった。クロウ(宮野真守)とライ(桑島法子)は囚われてしまう。
 二人の前に長谷川(大川透)と言う男が現れる。彼はクロウを一千年前から知っていると言った。

 白い物が降るビルの廃墟の群れの中、クロウと黒蜜(朴璐美)はいた。
 ガスマスクをつけ銃を持った者達が現れる。クロウはその男達を斬殺する。
 肩を狙撃されるが、刀を投げて相手を倒す。しかしクロウは倒れる。
 気がついたら黒蜜が口で誰かの首の髪の毛を咥え、首の無い胴体を引きずってるのを見る。

 気がついたら現在。椅子に座らされ拘束されていた。あの時の映像を見せられる。
 その映像はクロウと黒蜜に関して唯一残っている映像。20年前の。
 当時は娯楽が少なく、マンハンティングの映像が受けたのだ。
 横山ヒロアキと言う若い男の顔写真を見せられる。自衛隊特殊部隊の一員。
 20年前任務の途中で行方不明になりそれきり消息はわかっていない。彼の任務はクロウと黒蜜を探す事。
 横山とクロウの指紋は一致した。クロウがあの時投げた武器に残っていた指紋は別の物。
 しかしクロウのDNAはその体が一千年もの長きを生きてきた事を示している。
 クロウはおよそ百年に一度体を入れ替えて生き続けてきた。そして肉体を交換される都度、過去の記憶を失う。 「今から20年前、私は君の存在を知り、震えたよ。興味が抑えられなかった。
その素晴らしい血は、もし最高の肉体を得た時、どんなパフォーマンスを発揮するだろう。それが見たい。
見たい!見たい!
君にもっともフィットする、理想の体をあてがえば、今だかつてない新しい力が宿る可能性がある。
究極の生命体が誕生するやもしれぬ。
だから私は久遠を作った。奴こそはまさに、君の血液サンプルで私が作った、48番目の、不老不死の作品!」

 窓辺でぼんやりしていた久遠の前に男が4人の兵士を連れて現れる。
 肩を触られ、銃を出そうとしたら、その前に銃を突きつけられる。
 久遠は彼を知らなかったが、彼は久遠の事を詳しく知っていた。彼の名も久遠。
 久遠は前久遠の記憶や能力を受け継いでいたのだ。久遠は5年前までただの一個の細胞だった。
 前久遠は久遠を銃撃する。久遠は前久遠を睨みつけながら思い出す。円柱の中にいる自分。
 彼を見ている黒蜜。「良く似ていますね。本当によく似ていますね。あの方に」 
 「黒蜜の寵愛が欲しくば、試練を乗り越えろ。おまえなら、出来るはずだ」

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 長谷川はクロウの血を取り、ライに注入しようとする。クロウは拘束と解き、長谷川を殴る。

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 久遠は前久遠達を殺す。

 長谷川は右腕を機械に入れ、液体を大量に自分に注入する。
 「きっさま、よくもそんな薄汚い手で私を…。後悔させてやる」

感想:黒蜜は赤帝軍をちゃんと利用していたんだ。埴輪も利用したのか?
 あの別れは彼女の本意では無いだろう。
 あの別れでクロウの居所がわからなくなり、どっちにも網をかけていたのか。

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走風火

「黒塚」第9話 走風火 
 原作:夢枕獏  キャラクターデザイン:筱雅律 監督:荒木哲郎 脚本:藤岡美暢 
 絵コンテ・演出:平尾隆之  

あやかしの戦輪翔びけし
 狂い蔦千の彩なす翠目に
 柱なす花の集いの万変化
 清浄黒白果つるなり

 
 車僧(銀河万丈)は誰であろうと問答の回答が気に入らなければ斬った。
 だが花月(山像かおり)だけは彼が気にいる答えを言った。それからの二人は互いに離れられぬ関係になった。 しかし花月は殺された。

 クロウ(宮野真守)達は赤帝城に向かった。城への橋が降りるのは一日に一回きり。
 歌留多(藤原啓治)は芋煮会を行い、野宿する。赤帝城に向かうクロウ達は上空からの攻撃を受ける。
 クロウはバイクに乗って囮になる。ライ(桑島法子)は彼の耳に通信機を付ける。クロウ達は二手に分かれる。
 クロウはヘリに乗り、パイロットを殺す。
 歌留多達の方は道が良くなった所で、久遠(入野自由)の攻撃でヘリを落とす。
 しかし落下したヘリの炎を通り抜け車僧が現れる。クロウはバイクを車僧に叩きつけ、バンに飛び乗る。
 歌留多はこの逃走劇で脇腹に重傷を負う。クロウの車を車僧が火を撒き散らしながら追って来る。
 久遠の銃撃は全部避けられる。赤帝城の戦車の銃撃も始まった。
 城は跳ね橋を戻し、シャッターも降ろそうとする。
 車僧はとうとう車のフロントから飛び込み、「生きているのか、死んでいるのか」問答を歌留多に対して始める。
 ライの銃撃も全て避ける車僧。
 しかし歌留多がアクセルを一段とふかし、その勢いで車僧はバンを通り越して、そのまま落ちる。
 車は上がりかけてた跳ね橋を跳び、城に跳び下りる。クロウと対峙する車僧。
 「うぬは生きておるのか、教えてくれないか、うぬは生きておるのか!」歌留多は倒れたまま。
 「うぬはすでに死んでいる」クロウの剣は車僧を倒す。「な、なぜだ…」「俺には生も死も一緒だ」

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感想:私の不手際で先週のが見逃してしまって、涙。これ、DVD買っても良いよね。カッコ良いもの。
 しかしどんどん死んでいく。歌留多もお亡くなりに…。最後まで生き残りそうなキャラだったのに。

関連サイト:シリウスを目指して翔べ!

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ベルセルク 32 33

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「ベルセルク」32,33 三浦建太郎

 飛べるゾッドと有効な武器を持っているガッツはガニシュカに対して共同戦線を張る事にした。
 シールケからガニシュカの幽体は眉間にあると聞き、眉間を攻撃、霧の怪物を本体に後退させる。
 ガッツ達はロデリックの船に乗る。その船へ向かう小舟には爆睡していたアザンも乗っていた。

 ヴリタニスはクシャーン兵の大群に囲まれる。しかし鷹の軍が現れ、その進軍は止まる。
 ガニシュカはグリフィスに霧を払われ、なす術も無い。しかし霧になってしまうガニシュカを捕える術も無い。
 グリフィスは「決戦は王都にて。いかがか?」と言う。

 グリフィスは我らが国土に足を踏み入れる軍はすべて解放軍指揮官である我が命に従っていただくと言う。
 ミッドランド正規軍を名乗るグリフィスに異を唱える亡命貴族達。
 ミッドランドでは正規軍は貴族が率いるものだった。しかし実際に戦ってきたのはグリフィス達。
 しかも彼はシャルロット王妃も連れていた。彼女は彼を婚約者でミッドランド正規軍総司令官に任命したと言う。 しかしヴァンデミオンがこの戦はミッドランド一国の戦にあらず、
法王庁強圏国家群とクシャーンとの互いの神の名を冠した聖戦で、
国家の枠を越え法王猊下のもと戦いに臨むことこそが真の大義ではありませんかなと問う。
 しかしそこに法王猊下が現れ、天啓が下った事、すべてこの御方のよきに計らえと宣する。

 ファルネーゼはシールケの指導により幽体離脱する。

 王都。子供達が夢の話をする。月が見えなくなる夜に霧が晴れる。
 霧が晴れたら朝まで安全なのでその間に都から逃げろ。

 ガニシュカはグリフィスを超えるため、魔子宮、人造のベヘリットに入る。
 あふれ出た霧は触れた生き物全てを吸収していった。霧が晴れ、ラバンは動けぬ病人も含めて都脱出を図る。 獄舎に向かう生きている人間は誰もいない。
 しかし囚われていた女性達は鉄格子に目張りをして霧の脅威から逃れていた。
 そこらには中身がからっぽのクシャーンの兵装。ラバンはこれらを街の人達に着せて正面脱出を図る。
 門の所で部隊名と所属名を聞かれ、窮地に陥るが、
ジャリフと言うクシャーン人の鷹の団の工作部隊の者が来て助けてくれる。

 ガニシュカは巨大な化け物になる。

感想:グリフィスがガニシュカに負けるとは誰も思っていないでしょう。心配なのはガッツ達です。
 鎧さんも険呑だし。妖精達が力になってくれる事を願います。
 あんな化け物軍団に勝つのは無理としか思えません。
 ラバンさん達、良い人達なので、無事生き残る事を願います。本当にきついお話だ。
 ああ、シャルロットとアンナも無事でいて欲しいんだが。

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楽園

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「楽園」宮部みゆき 

最後まで書いています。注意!

 「有限会社ノアエディション」で働く前畑滋子はある雑誌社で働く知り合いの編集者に頼まれごとをされる。
 亡くなった自分の息子が超能力者ではないかと言って来る女性がいるのだ。その相手をして欲しいとの事。
 萩谷敏子と言う女性で前畑さんみたいな有名なジャーナリストに会えたらと言ってきたので、
前畑さんなら紹介出来ると言ってしまったらしい。
 敏子は話を聞いてくれるならお金を払うと言う。
 放っておけば、腹黒い人間に金を毟り取られる事になるかもしれないし、
昔の事件のツケだと思い会う事にする。
 敏子の息子は等と言った。12歳で亡くなった。交通事故で。ご主人はいない、二人だけの家族。
 等の絵をスーパーで働く同僚の秋吉さんに見せたら、等はサイコメトラーでは無いかと彼女は言うのだ。
 等君は普段はとても絵がうまいのだが、時にへたな絵を描いた。
 等によると頭の中がこういうものでいっぱいになってぐるぐるして気持が悪くなるので、
描かずにはいられないそうだ。
 灰色の女の子が仰向けになっていて、家にはこうもりの風見鶏がついている。
 秋吉さんはその家は人殺しがあった家だと言うのだ。両親が娘を殺して家の床下に死体を隠していた事件。
 時効の事件。その事件が発覚した時等は死んでいた。
 滋子はこれは萩谷さんにとって喪の仕事なんだろうと感じた。
 自分は9年前大きな事件に関わったのに、一度もこう言う事をしてこなかった。
 だから萩谷さんに付き合おうと思う。

 調べてみたら、確かにこうもりの風見鶏だった。
 殺された土井崎茜には妹がいて、その誠子の友達の今井勝男が作ったものだった。

 滋子は他の絵も見せてもらう。そこにあの山荘の絵もあった。13本の手。
 瓶の上部が突き出している所も描かれていた。
 網川達が被害者を埋めた時目印にするためにシャンパンを立てていた。それなのだろうか。
 滋子は前の事件の時の刑事秋津信吾に連絡を取る。
 シャンパンの瓶の事をどれくらいの人が知っているか聞く。
 隠したわけではないので、外部で知ってる人はいるかもしれない。
 秋津は等君の事を調べるなら、茜の事件の事を調べたほうが良いと言う。
 時間が経ってないので情報が取りやすい。秋津からあの事件を担当したのが野本と言う刑事である事を知る。 土井崎夫婦の弁護士高橋雄治の名も知る。

 滋子は等に誰が接触する可能性があるか探るため、等君の血縁、親戚の事を敏子に聞く。
 敏子は長女で上に兄の松夫、下に3人いた。兄の事業は成功している。萩谷ちや。
 敏子の祖母である、千里眼というか、拝み屋さんみたいな事をずっとやっていた。それが色々と託宣をする。
 彼女が失敗すると言うと失敗し、成功すると言うと成功する。
 その祖母が言うのだ、敏子は勝手に結婚させるな、ろくな男をつかまんからと。
 敏子はちやの世話をやらされた。
 レストランで経理をやっていて10歳になる男の子と一人育てている大上と言う男が敏子に好意を持った。
 兄も2人の結婚話を賛成した。しかし、ちやが良くない将来が見える、人死にが出ると反対した。
 兄はちやと口論し、ショックでちやは入院した。大上さんは時間を置きましょうと言ってくれた。大上さんの息子も敏子を慕ってくれた。しかしちやが入院している間に、敏子はちやの信者に乱暴された。
 彼は兄も世話になっている地元の名士だった。一度きりでは無かった。敏子は結婚話を断った。
 ちやは男が敏子を連れ出しても理由を尋ねる事も無く、止めもせずに見ていたと言う。そして妊娠。
 どちらの子かわからない。ちやは大上の子を家に入れるわけにはいかないから出て行けと言った。
 皆は敏子に同情的だったば、兄が経営するスーパーの一軒が漏電で焼け、
ちやは敏子が災厄を呼び込んだのだと主張。
 敏子は家を出る事になった。名士の男は事業を失敗し、今はすでに亡くなっている。ちやも亡くなっている。
 ちやの葬式に敏子が等を連れて出た時、ちやの遺影が倒れ、一族との関係修復の芽は摘み取られてしまう。  兄の松夫は敏子を援助してくれた。彼だけは名士の話も知っていた。
 大上満夫は松夫のレストランを止め、それ以来一度も会っていない。息子の名前は義美。

 滋子は等の学校に行く。担任と話せなかったが図画工作の先生とは話せた。
 彼女、花田早苗は前畑滋子の事を知っていて、あの事件の記録映画も見たそうだ。
 彼女は等の絵を見て、退行した絵と思う。子供が怖い思いをし、退行する。

 秋津の紹介で野本希恵と言う27歳の女性刑事と会う。彼女は土井崎茜の事件と関わっていた。
 滋子の考えでは等君が土井崎夫婦に関わった事は無いみたいだから、他に知っていた人がいて、
その人と関わった。
 野本は網川の事件の被害者日高千秋に思い入れを持っていて、あの事件の事を書かずに責任回避した癖に、べつの犯罪をネタにしてどんなつもりだと怒ったのだった。
 だから滋子と会う事を承知した。

 花田先生から電話が来る。彼女は同僚の先生と不倫していて、その事を等君から指摘された事があったのだ。 学校の人間にはばれないように注意していたはずなのに。

 前畑滋子は高橋弁護士と会い、今は土井崎夫婦と誠子に取材を申し込む。誠子が滋子に会いたがる。
 彼女はどうして両親が姉を殺してしまったのか本当の理由を知りたく、
それを滋子に調べてもらいたいと言って来る。

 滋子は等君が入っていたと言うあおぞら会の事を敏子に聞く。
 小学校三年の時の担任川崎先生に児童相談所へ行きなさいと言われ、
その児童相談所の先生に紹介されたのだ。
 児童相談所の先生は等にあまり問題を感じなかった。等君は川崎先生に何かを見ていたのかもしれない。
 あおぞら会は金川一男と言う製造業をやっている男が始めた大きな子供会みたいなものだった。
 滋子は花田先生に川崎先生の事を聞いてみる。
 川崎先生は数人の女子児童にわいせつな事をした疑いが掛けられていた。

 誠子は一度結婚して、事件のせいで離婚した達夫とまだ付き合っていた。
 その達夫が滋子に、土井崎夫婦から借金を申し込まれた事がある事を言って来る。
 土井崎夫婦は固定収入があり、生活は質素で、達夫は茜からお金をねだられてるのかなと思った。
 しかし茜は死んでいた。
 土井崎の勤めていた会社に行ってみたら、やはりそこでも誠子が体が弱くてと言う理由で借金していた。
 強請られていたのではないか。

 滋子は犯罪の取材をしていた事がばれてあおぞら会の取材が出来なくなる。

 誠子の友達の直美と勝男が茜の友達を見つけてくれた。
 彼女鳩子によると茜の男はシゲと呼ばれていたらしい。ちゃんとした名前は思い出せない。

 誠子の父親、土井崎元が滋子に会いたいと言ってきた。調べるのを止めて欲しいのだ。強請りはあった。
 相手は茜の男。元も相手のちゃんとした名前は知らなかった。

 秋津夫人があおぞら会に入って探ってくれた。30くらいの男が怒鳴りこんできた金を事務長から取っていった。 金川会長の親族らしいその男はアキオと呼ばれていた。
 調べてみたら会長には尚子と言う名の妹がいてその長男が三和明夫と言った。
 ネットで情報を集めてくれた人によるとあおぞら会で引率の先生が子供を殴ってけがさせた事件があったらしい。
 強制猥褻の事も書かれていて、そこにはMのイニシャルが出ていた。
 敏子に等があおぞら会のイベントに参加した時の写真を見せてもらう。三和明夫が写っていた。
 本人の住所はわからないが、母親の住所はわかっている。滋子がそこに行こうとすると敏子も行くと言う。
 野本刑事から知らせが来る。三和尚子の家がテレビに映っていると言うのだ。
 少女が行方不明でその少女はよく三和の家の前に立ち止まっていた。三和には性犯罪の前科がある。
 それで近所の人が騒いでいるのだ。滋子、敏子、野本の三人で現場に行く。
 尚子は近所の人ともめて怪我をして病院に行っていた。
 身の回り品を取りに運転手とあおぞら会の事務局長の人と戻ってくる。
 「荒井さん!」と滋子に名前を呼ばれ、驚いて彼は尚子から腕を離す。よろけた尚子をささえたのは敏子だった。 「奥さん。明夫さんはどこにいるんです。ご存知なんでしょう?奥さんは知ってるんです。知ってるんですよね。
息子さんを止めた事もあったじゃないですか。ねぇ、そうでしょう?奥さん。
あなたはあの人たちを逃がそうとしたことだってあったじゃないですか。鍵をー鍵を開けて。
ねえ、その緑色のカーペットの部屋ですよ。みんなそこに閉じ込められていたんでしょう?
逃がしてほしいって、その、その、髪の赤いー、爪を紫に染めたお嬢さんに、奥さんは着替えをあげた。
着替えと、お金を。だけど逃がせなかった」
 三和尚子は絶叫し、しゃがみ込んで泣き始めた。
 三和明夫とその共犯者はパトロール警官の不審尋問で逮捕された。少女、佐藤昌子ちゃんは無事だった。
 明夫達は出会い系サイトでしりあった女性達にうまい事を言って詐術や暴力を使って金品を巻き上げていた。
 犯行グループの監視下で買い物させられたり、消費者金融で借入を強いられたりした。
 逃げようとすると家族を皆殺しにするとか風俗に売るとか言って脅した。
 泣き寝入りしていた被害者たちが続々と証言を始めた。
 失踪事件が起こる十日前に監禁されていた女性が助けを求めて窓からメモを投げた。
 昌子にはメモの意味がよくわからず、家族にも見せなかった。
 女性はメモを投げた事を話しもうすぐ警察が来るから逃がして欲しいと持ちかけたが、暴力を振るわれ、
拾ったのが小学生の女の子である事も吐き、殺害された。

 土井崎の母親が滋子に会いに来る。茜とシゲの車は人を撥ねたのだ。
 車は盗難車。若い女の人で意識はあった。
 車の後ろに乗せ、所持品をあさり、どこかの掘っ立て小屋に連れ込み、
茜は彼女が高そうな物を着ていたので脱がせ、シゲはその女に乱暴した。
 二人で土を掘って、まだ生きてたかもしれない女を埋めた。その茜の告白を聞いて夫婦は殺してしまったのだ。 誠子は両親から真実の話を聞いた。

 大上義美が敏子に会いに来た。ネットにあった動画で見たのだ。親父も会いたがっている。

感想:やっぱり泣けちゃった。色々辛い目にあった敏子さんには幸せが来なくちゃね。
 茜ちゃんみたいになっちゃうと両親は辛い。体張って死ぬ覚悟で止めるしかないのか。きつい。
 明夫の親もきつかったろう。昌子ちゃんに滋子は茜を見たわけだが、それは茜に対する救いね。

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