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「鋼の錬金術師」11~13

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「鋼の錬金術師」11~13 荒川弘

母親の墓の前で父親のヴァン・ホーエンハイムと出会うエドワード・エルリック。「大きく…なったな?」
 「なんで疑問形なんだよ」「中央あたりで有名だぞおまえ。史上最小国家錬金術師だって?」
 「最年少だッッ」とナイスな会話を交わす親子。
 エドとアルが家を焼いた事を自分の過ちを、その跡を見たくないからじゃないのかと言うヴァン・ホーエンハイム。 「嫌な思い出から逃れるためか?自分がしでかした事の痕跡を消したかったのか?
寝小便した子供がシーツを隠すのと一緒だ。逃げたな、エドワード」
 「てめぇに何がわかる!!」「わかるさ」
 髪がおそろいだと言われ、急いで三つ編みにして、ヴァン・ホーエンハイムを睨むエド。
 そのままズンズンと先を行く。「俺の若い頃にそっくりだな」
 ヴァン・ホーエンハイムはエド達が作った者が本当に母親だったかどうか怪しい事を示唆する。
 汽車の時間があると、
エドを起こさずにピナコの家を出て行こうとするヴァン・ホーエンハイムは
自分達家族四人が写っている唯一の写真をもらう。
 「ピナコ…おまえやっぱりいい奴だな。
昔から何一つ変わらない俺を不審な目で見る事も無く昔通り接してくれた。お礼にいい事を教えてやるよ。
じきに酷い事がこの国に起こる。今のうちによその国へ逃げとけ」
 しかしピナコにその気は無かった。「たまにはご飯食べに帰っといでよ」と言うピナコ。
 ヴァン・ホエンハイムは黙って手を振り、つぶやく。「残念だよピナコ。もうおまえのメシが食えなくなるなんて」

 父親が故郷に帰ってきたらしい事をリン達に話すアルフォンス・エルリック。
 リンはお父さんと仲いいの?と聞き、リンの父が皇帝である事を知る。皇子は24人、皇女は19人。
 シンは50からの少数民族が集まってできている国家で、
その各民族の首長の娘が皇帝の妾として召し上げられて皇帝の子を産む。
 リン母親はヤオ族。彼は皇帝の第12子。皇帝は最近病に臥せっている。
 彼はヤオ族50万人の命運を握ってこの国に来た。アルの体を不老不死に一番近いと言うリン。
 しかしアルの体は時限爆弾付きだった。

 ブレダは脊髄損傷で下半身不随になったハボックのために
医療系錬金術師で賢者の石を持っているドクター・マルコーを連れてこようとするが、
先にエンヴィー達に持って行かれる。

 鉄のからだに人の魂。拒絶反応がいつ来るかわからないのだ。

 エドは父の言葉を受け、人体錬成した者を掘り出す。髪の色も骨も母親の物とは思えなかった。

 ヨキは生き倒れの女の子メイ・チャンを拾う。
 本当は金目の物を奪おうとしたのだが、お付きの子パンダに噛まれ、断念したのだ。

 スカーは相変わらず国家錬金術師殺しをしていた。

 エドは師匠のイズミ・カーティスにも電話し、師匠が人体錬成した物が師匠の子供では無い可能性を話す。

 エドはアル達の所に帰る。そしてアルの肉体が今も活動して脳が働いていると言う考えを話す。
 真理の扉の向こうに体があるのではないか。
 師匠から電話がかかってき、自分達の子供で無い事を確かめた事を聞かされる。

 メイ・チャンはスカーの刺青が錬丹術の流れを汲む物である事に気づく。
 スカーの兄はシンから来た旅人にもらった書物から錬金術に興味を持ったのだった。

 アルはあっちにある肉体は栄養を取ってないから腐っている可能性を言う。
 しかしエドは、こっちの自分と、あっちのアルがリンクしている可能性を話す。
 「ほら、オレって年の割に身長ちいさ…ちい…ち……ちいさいし…」と顔を覆って、
(みとめた…!!と思う、ウィンリイ。トラウマと向き合った…!!と思うアル)
アルの肉体の成長分も自分が背負ってる可能性を語る。
 アルはエドが気付けばしょっちゅう寝ている事を思い出し、
自分の分も睡眠を取ってくれいるのかもしれないと思う。

 エドはブロッシュ軍曹から、スカーが国家錬金術師を狙っている話を聞く。
 エドはホムンクルス達にとって貴重な人柱。スカーに襲われれば、助けに出て来るかもしれない。
 リン達が協力を申し出る。ある程度まで近くにいればホムンクルスの気配を察知出来るし。

 エドは街で派手に錬金術を使った慈善活動を展開、スカーを見事釣り上げる。
 エドの派手な活動を不審に思って聞きに来たロイ・マスタングとホークアイも巻き込まれる。
 ロイはアルに頼まれホムンクルスが現れる前にスカーがやられないように工作活動をする。
 リン達はグラトーニを見つけ、その中に何人も入っている事をランファンは察する。
 その能力を危険と感じキング・ブラッドレイがランファンを斬る。

 ヴァン・ホーエンハイムが乗っていた乗合馬車が襲われる。
 ヴァン・ホーエンハイムは何度も撃たれたのに死なず、賊は逃げる。
 「あなた…なんなのそのからだ…何者なの…!?」と問う子供を連れた母親に、
「化物(ばけもの)だよ」と答えるヴァン・ホーエンハイム。

 リンは手負いのランファンを抱えて戦う。
 荷物になっている者を捨てれば逃げ切れるだろうにと聞くキング・ブラッドレイに
「王は民のために在る者。民無くして王は在りえなイ。キング・ブラッドレイ!あなたは真の王になれなイ!!」
とリンは叫び、閃光弾を放つ。
 しかしキング・ブラッドレイの眼帯の下の印がついた目は光につぶされていなかった。
 「真の王などこの世のどこにもおらぬ!!」

 ウィンリイはエルリック兄弟が暴れている話を聞き、
兄弟を探す。エドはスカーにアメストリス人のロックベルと言う医者夫婦を殺したのではないかと聞き、
それをウィンリイに聞かれてしまう。

 リンは閃光弾と発煙弾と手榴弾を使って逃げる。
 グラトニーはまだ目が使えないが、匂いで追えるので追わせる。

 ウィンリイはそこに落ちていた憲兵の銃をスカーに向けるが、エドが「撃つなあああ!」と叫びながら、
ウィンリイの銃を握り、ウィンリイを背に、スカーと対峙する。
 その姿に自分をかばった兄を思い出し躊躇していたら、アルがスカーに攻撃を加える。
 撃て無かったと泣くウィンリイに「おまえの手は人を殺す手じゃない。人を生かす手だ」と言って銃を離させ、
「たのむ…!!」と手を握るエド。
 エドにすがりついて大泣きするウィンリイ。
 ロイは無線でエド達が戦っている場所を聞き、ホークアイに援護しに行ってもらう。
 グラトニーがエド達の前に現れる。マンホールの蓋から飛び出したリンがグラトニーに大傷を負わせ、捕まえる。 キング・ブラッドレイはリン達を袋小路に追い詰めたと思い、グラトニーをスカーの方へ行かせ、
一人で血を追うが、そこにいたのはランファンの片腕を背負わされた犬だった。
 左腕を失くしたランファンは地下水道を歩いていた。
 ホークアイがスカーの足を撃ち抜き、グラトニーを車に乗せ、リンと一緒に逃げる。
 エド達はスカーを捕まえようとするが、メイ・チャンがスカーを助けに来、連れだしてしまう。
 しかし、子パンダのシャオメイが逃げ遅れ、アルに拾われてしまう。
 ビビるシャオメイがエドの指を噛み、エドに捨てろと言われてしまうが、
シャオメイに噛まれた所で痛くも痒くも無いアルは「大丈夫。痛くないよ。おちついて」と、
まあこの世界には無いだろうが、ナウシカごっこをして、シャオメイに尊敬される。
 ウィンリイはラッシュバレーのカガーフィールから客が待っていると電話を受け、帰る。
 ハボックはリハビリを頑張り、少しでも役に立てるようになるつもりだった。

 ランファンの治療はロイの知り合いのノックスに頼む。
 リンはロイ達にキンング・ブラッドレイもホムンクルスの可能性がある事を話す。
 しかしグラトニーには人ならざる気配があるが、ブラッドレイにはそれは無い。
 マスタングの名を聞き、グラトニーの様子がおかしくなる。
 「ラストころした…ラスト…マスタングたいさ…ロイ・マスタング!!」
 縛り付けていたワイヤーをふっとばすグラトニー。

 ドクター・マルコーはホムンクルス達がこの国を全部利用して巨大な錬成陣を作って
強大な賢者の石を作ろうとしているのではないかと考えた。
 次に血を見るのは北。エンヴィーによると次は北と言うのは合ってるが、少し違うらしい。
 ブラッドレイにはグラトニーが連れ込まれた先の目星がついていて、エンヴィーに迎えに行かせる。

 グラトニーは体の真ん中に穴が開き、そこから目が覗いている状態になっていた。
 大佐の炎もただグラトニーの腹に飲み込まれるだけ。
 リンとエルリック兄弟だけが残り、後はドクターの車で逃げる。
 エンヴィーが現れる。エンヴィーは大佐は飲んじゃいけないとグラトニーに釘を刺し、リンだけ狙えと言う。
 兄弟はグラトニー、リンはエインヴィーと戦う。
 しかし追い詰められたエンヴィーはランファンに姿を変え、リンの動きを止める。
 そこでグラトニーがリンを飲もうとするが、エドが助けようとし、
エドを飲ませるわけにはいかないエンヴィーがエドを止めようとし、三人ともグラトニーに飲まれる。
 アルの手の一部も飲まれる。

 マスタングは噂話の一つとしてブラットレイがホムンクルスと言う話をレイブン将軍にする。
 将軍はマスタングを軍のおえら方だけが集まっている所に連れて行き、そのジョークの続きをうながす。
 そこにはキング・ブラッドレイもいた。マスタングは軍の上層部全員が危ない事を知る。

 シャオメイを一生懸命探すメイ・チャン。シャオメイは生まれつきの病気で大きくなれなかった大熊猫。
 他の大熊猫に捨てて行かれたのをメイ・チャンが拾った。
 チャン族は最下層の一族。立場の弱い者同士引かれ合い、メイ・チャンにとってかけがえの無い存在だった。
 スカーが一緒に探してくれる。

 グラトニーの中は暗闇で、地面を錬金術で掘ってみて、松明を落として見ても、落ちた音がしない。
 松明の火元はどうやら大佐の炎らしい。行けども行けども壁無し。明りに魅かれてエンヴィーが現れる。
 エンヴィーによると出口は無い。グラトニーはお父様が作った疑似真理の扉だった。
 ブラッドレイがお父様なのかと聞くとあんなガキと答えるエンヴィー。大総統も作られた人間とわかる。
 イシュヴァールの内乱のきっかけになった、子供を誤って撃ち殺した事件を起こしたのはエンヴィー。
 当時イシュヴァールへの軍事介入に反対していた穏健派将校に化けてやった。おもわずエンヴィーを殴るエド。 エドは冥土の土産にと自分の正体を見せる。かなりでかい、いろんな顔が表に出ている化け物だった。

 アルはグラトニーに父親の所に連れてってもらう事にする。

 メガネのフュリー曹長は東方司令部勤務を言い渡され、ブレダは西方司令部、
ファルマンは北方司令部への転任が決まる。
 リザ・ホークアイは大総統付き補佐に。

 メイ・チャンはシャオメイが鎧と一緒と言う情報を聞く。
 アルを見つけるが、アルはホムンクルスのグラトニーといて、危ないので、こっそり付ける事にする。
 彼等が入っていった地下の扉を目の前にしてそこから響く地鳴りのような音に怯えを感じるチャオ・メイ。
 彼女はこの国に来てから違和感を感じていたが、その感覚がわかりかけてきたそうだ。
 足の下をたくさんの何かがはいずり回っていル…。その地下には血の跡とかがあった。
 グラトニーによると門番の仕業で、彼をいれば殺されない。格子の天井の上には何かがたくさんいた。

 エドとリンはエンヴィーと戦うが、エドはエンヴィーに飲み込まれる。
 エンヴィーの体の中に賢者の石を見つけ、外にあった遺跡を思い出し、
この空間から出る方法を思い付いたエドはエンヴィーにその事を話し協力を願い出る。。

 メイ・チャンとスカーは門番達と戦っていた。メイ・チャンは下にいる怯えを感じさせる者に人を感じる。

 ブラッドレイは親の名も顔も自分の名も覚えていない。物心ついた時から白衣を着た者達に見守られてきた。
 自分達は大総統候補と呼ばれていた。
 大総統にふさわしいあらゆる勉強訓練を受け体力精神力ともに充実した年齢に達した頃、
賢者の石を注入された。
 彼は12人目。その前の被験者達は全員死んでいた。彼は生き残った。

 グラトニーの腹の中にあったクセルクセスの遺跡。それには人体錬成の陣が描いてあった。
 陣を形作る基礎が当たり前の人間を表わしている。死んだ人間の人体錬成は不可能。
 なら生きた人間はどうか。エドがエド自身を人体錬成すれば扉が開く可能性が高い。
 そしてエドが考えるクセルクセス滅亡の秘密。
 自身を錬成して、その際クセルクセス国民全員を賢者の石にしてしまった人間がいたのではないか。
 この国でも同じ事をやろうとしているのではないか。扉をくぐるには通行料が必要。
 エンヴィーならいくらでも魂を持っている。
 エドはエンヴィーの一部になり果ててしまっているクセルクセスの住人に
「すみません、使わせてもらいます」と言ってパンと手を合わせ錬成を始める。
 その手を合わせる姿を見て、リンは「まるで神への祈りじゃないか」と思う。リンはエドが開けた扉に飛び込む。  扉はエンヴィーから通行料を取り、その魂が「ありがとう」と言っていく。エドも流れにゆだねる。
 「へえ…、からだ取り戻しに来たんじゃないのか」と真理。
 扉の向こうにはもう一つ扉があり、そこにアルの肉体があった。
 しかし扉がエドをひっぱり、アルに手を触れる事が出来ない。
 それに、本人で無いと扉の向こうに連れていけないらしい。
 エンヴィー、リン、エドは全員グラトニーの腹から出る。エドの目の前にはホーエンハイムそっくりの男がいた。

感想:アルが元の体に戻る可能性が示され良かったです。しかしお父様、やる事が大きいなあ。
 軍の上層部も自分の国を犠牲にする気満々ね。でもそんな少数で生き残って何が楽しいんだ。
 まあ、死ぬのは怖いか。不死でいるのも辛そうだけど。お父様の現状は幸せそうに見えないが。
 しかし彼の体は国の下全体にうごめいてるのか?大体真理の扉って何だ?リン、さすが皇子だ、カッコいいな。 あの男、ホーエンハイムそっくりと言う事は、エドと血が繋がってる?


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