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2008年9月

「ベルセルク」29~31

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「ベルセルク」29~31三浦建太郎

船は全て軍船として徴用されているか軍関連の業務委託を受けていて、
ガッツ達は船を得る事が出来なかった。
 ファルネーゼは自宅に帰って船を得ようとする。父親は彼女の言う事をろくに聞かず、冷たくあしらう。
 そんな彼女に兄のマニフィコがある申し出をしてくる。

 ファルネーゼについて行っていたセルピコが帰ってくる。
 彼は「ファルネーゼ様はもうここには御戻りになりません」と言い、書状を渡す。
 その書状を見せれば、船を調達出来るそうだ。
 熱心に魔術を習っていたファルネーゼが帰ってこないのはおかしい。
 様子を探りにエルフ達がファルネーゼの家、ヴァンディミオン家に侵入する。

 兄の申し出は彼の友人、
イースの王族第三王位継承者にしてイース海軍の艦長、ロデリック・オブ・シュタウフェンとの婚約だった。
 ロデリックはファルネーゼに会ってみて、ヴァンディミオンの鬼子と言われる彼女の変わった所を気にいる。

 その様子をエルフ達から聞いたガッツは彼女が船を手配する見返りに婚約を持ちかけられたと推測する。
 どうしようかと悩んだが、キャスカが書状をいたずらして燃やしてしまい、ファルネーゼを取り返しに行く事にする。

 彼らはキャスカも連れて全員でヴァンディミオン家に行くが、
ファルネーゼを乗せた馬車が出て行くのを目撃する。

 御偉方が集まっての舞踏会(?)。ここでマニフィコはファルネーゼの婚約を発表するつもりだった。
 そうすれば、皆の手前父親も反対できまいと言う腹だ。

 ガッツ達はシールケの力で会場に入る。霧が出てき、この世界の物では無い獣が現れる。
 セルピコと念話で会う場所を聞く。彼はガッツとの戦いを望む。
 あの鎧によって狂戦士になったガッツがファルネーゼを殺す事を恐れたのだ。
 もちろんガッツが勝ち、シールケが絶対そんな事にはさせませんと約束する。

 マニフィコはファルネーゼの婚約を発表しようとするが、ファルネーゼはセルピコがいない事に気づき、
彼を探して兄達から離れていて、マニフィコは発表出来なかった。
 クシャーンの先兵の怪物達が現れる。
 ファルネーゼが銀の燭台で対抗しようとするが、ドレスが邪魔で尻もちをついてしまう。
 危ない所をセルピコが助ける。怪物はガッツ達が対抗し、シールケが見つけたクシャーンの術者は、
セルピコが片付ける。
 シールケは自分が造った使い魔、棘(いばら)の蛇をファルネーゼに渡す。彼女はガッツ達と行く事を選ぶ。
 ガッツ達が怪物達を倒した後、クシャーン帝国の大帝ガニシュカが霧状の巨大顔となって現れる。
 シールケは彼が使徒だと気づく。ガニシュカは宣戦布告して消える。
 ロデリックは自分の船でガッツ達を運ぶ事を申し込んでくる。マニフィコも父を恐れて、ついてくる。

 法王猊下は容態が良くなかった。彼はそこで羽と光に包まれたグリフィスの幻を見る。
 そこにグリフィスの使いが現れ、彼はグリフィスに会いに行く。

 街中にもクシャーンの先兵は大勢いた。ガッツ達は血路を開き、港を目指していく。
 しかしその港にはクシャーンの船が横付けされていて、そこからぞろぞろと怪物達が上陸していた。
 シールケは火の力を使って怪物達を一掃する。しかし海から象の怪物みたいなのが大量に現れる。
 シールケはもう術は使えない。ガッツが鎧の力を解放し狂戦士かする。
 ガッツに負ぶわれていたシールケは、ガッツの狂戦士化を止めようとして、意識をガッツに持ってかれる。
 魔術力が強そうな東方の魔術師が現れる。シールケはガッツの意識を目覚めさせる。
 ガッツは理性を持って戦えるようになる。ガッツはセルピコ達と協力して魔術師を追い詰める。
 魔術師はクンダリーニと言われる水の怪物を出すが、
その水の怪物内に逃げ込んだ魔術師をガッツとセルピコの共同戦線で追い出し、
魔術師は飛獣(ガルダ)に乗って逃げる。
 ガニシュカが現れ、雷を落として来る。
 グリフィスに対抗する気満々のガニシュカはガッツが烙印を刻まれし者と知り、
自分の配下にならないかと持ちかけるが、ガッツは断る。
 ならばとガッツを殺そうとするガニシュカだったが、そこにゾッド達、グリフィス配下の怪物達が現れる。

感想:相変わらず戦いがすごい。映像化して欲しいが、ハリウッドでなけりゃ無理だろう。
 ガッツ達が死なないのが不思議だ。普通死んでるし、死んでなくても、大けがしてる。
 そうなったら話にならないが。
 まあ、最初はガッツ、完璧に孤独な戦いだったので、今は仲間が出来て、前より危なっかしく無い。
 最初にパックが仲間になってくれたんだよね。今や栗頭のお笑い用員になり果てているが。
 パック、もっぱらイシドロに付いてるし。でも、彼がいてくれたおかげで、ガッツ大分楽になった。
 エルフは傷を癒してくれる。ガッツがセクシーな事はもちろんだが、相変わらずセルピコが素敵。
 みんな最後まで生き残れるかな。
 なかなかに良い男ロデリックはもちろん、マニフィコさんにも生き残って欲しい。
 シールケ&ガッツのカップリングを大プッシュしたい所だが、そうはならないだろう、残念ながら。
 ファルネーゼの母親が鋭い人で、驚いた。父親の威厳による開き直りも感心。

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海獣の子供1~3

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「海獣の子供」1~3 五十嵐大介

 ソフトボールの練習試合中、足を引っかけられ安海(あづみ)琉花は転んだ。
 彼女は足を引っかけた奴の顔に肘をお見舞いした。彼女はこの手の事件を何度も起こしていた。
 顧問の先生に夏休み中練習に来なくていいと言われてしまう。家には帰りたくない。
 同じ学校の子達がディズニーシーの話をしているのを聞いて、知ってる人のいない海に行きたく、東京に行く。
 電車の中で夢を見る。水族館のエイが目の前で光となって消えてしまった時の夢。
 彼女はそれを水族館の幽霊と呼んでいた。
 東京で海を探すが、なかなか見つからず、見つけた時は辺りは暗くなっていた。彼女はそこで少年と出会う。
 少年はためらう事無く海に飛び込み、びっくりした彼女は少年を探し、岸に引き上げる。
 その少年は左肘のあたりが、あの水族館の幽霊と同じように光っていた。

 その頃世界中の水族館で魚が消えてしまう事件が起こっていた。

 少年の名前は海と言った。

 琉花は父親マサアキが勤めている水族館に行く。そこの水槽で海が泳いでいた。
 彼等が知り合いらしいのを見て、ジム・キューザックという人が話しかけて来る。
 海はたぶん生まれてすぐから2~3歳まで海の中で生活していた。
 それで皮膚が極端に乾燥に弱く、水の中の方が体調が良い。
 彼は10年前フィリピンの沖合でジュゴンの群れと一緒に発見された、もう一人の少年と一緒に。
 彼らはおそらくジュゴンに育てられた。

 海が琉花に会いに来る。人魂が来るから一緒に見に行こうと言うのだ。琉花は僕たちと同じニオイがすると海。 防波堤の先。夜になる。大きな光が真っ直ぐに飛んで行った。もう一つ飛んで行った。
 あれは彗星?流れ星?隕石?と聞く琉花に人魂だと海。
 人魂が見てほしいって、見つけてほしいって言ってたからと。
 「だってあんなに強く光るなんて、きっとみんなに見てほしかったんだ。
虫だって動物だって光るものは見つけてほしいから光るんでしょ」

 隕石の推定落下地点ではここ数日ザトウクジラが目撃されていた。
 そして記録の無いタイプのソングを歌っている。その歌を聞いた時、琉花はクジラの映像を見た。
 流架は父親に夏休み中海達の相手をしてくれと言われる。
 海を探して浜辺に行き、もう一人の少年、空に出会う。彼は海と違って感じが悪かった。
 何してるのかと聞く琉花に、彼は聴いた事のなかったソングが聴こえるんだよと言う。
 ソングと聞いて、彼女はさっき聞いたクジラの歌を思い出す。
 彼女はあの歌を聴いた時、
隕石と何かのお祝みたいな感じと赤ちゃんみたいなのが頭に浮かんだ事を空に話す。

 水族館に母親の加奈子が来る。
 琉花はクラブにいられなくなった経緯を母親に言っておらず、彼女が苦手なので、海や空達と一緒に、
母親から隠れて逃げる。
 海が隠れ場所として良い所だと推薦した所は、港に係留されていたボートだった。空が運転して、海に出る。
 途中で動かなくなってしまうが。海と空は海に入ってしまう。
 彼らを追って海に入った琉花は、白班模様のジンベイザメ達を見る。
 世界の水族館でいなくなっている魚達も白班だった。彼女は海達に水族館の幽霊の事を話す。
 海達も見ていた。彼らも海の幽霊と呼んでいた。

 マイアミの少年が死んだ。順番から行くと次は、空の可能性が高い。

 琉花はジンベイザメの光を魚や亀達が寄ってたかって食べるのを見る。空の足も光っていた。

 海は病院のキャスター付き椅子を使って、琉花に会いに行く。
 彼女は浜辺に打ち上げられたメガマウスを見ていた。そこにやって来た父親に連れられ、二人は水族館に行く。 海は椅子を浜辺に忘れてきた。彼は幽霊は椅子に座りたがると言う話をする。
 ジムが言っていたそうだが、どこかの島では、先祖の霊が帰ってくるに日には海岸に椅子を置いておくそうだ。  先祖が帰ってきた証拠にその椅子に何かを置いて行く。
 もっと北の方の国では、部屋に幽霊がいるかどうか確かめるのに椅子を使う。
 誰もいない部屋の真ん中に椅子を置いて、次に見た時に椅子に変化があったら、幽霊がいる。
 光を見に集まるのは魚だけじゃないと海。いろんな生き物やもう死んだモノも。
 浜辺に忘れられた椅子の上に果物が置かれていた。

 空がいなくなる。

 40年前。ジムは南の島に5年間住みついていた。彼はクジラを獲る。その時、島の子とは思えない少年を見る。 彼は鯨の王が死んだ時に姿を現すと言われていた。
 彼を見たら「星の星々の 海は産み親 人は乳房 天は遊び場」と島の者は唱える。彼はジムの家に住みつく。 この世のものでないモノとはあまり親しくなってはいけないと言われたが、ジムは少年にカメラを教え、
夜の海に連れて行く。
 少年はジムから与えられたライトを水平に照らし、ダツに突き刺され、死ぬ。
 少年の体は溶けるように無くなった。それから島は不漁に見舞われた。

 空が病院に戻ってくる。ジムの相棒であり、若き天才学者のアングラードが空を連れて行く。

 海はしゃべれなくなり、琉花は海を連れて、空を探しに行く。二人は空とアングラードを見つける。

 夜、海が熱でうなされてるのに琉花は気付く。空もアングラードもいない。
 二人を探しに外に出た琉花は、空を見つける。空は琉花に口付ける。
 彼が持っていたあの隕石を彼女の体内に移したのだ。空の周りにフナムシやカニ達が現れ、空は海に入る。
 琉花は空の目でその様子を見る。最後に見えたのはちぎれた手。

 琉花は「わたしのなかの隕石が…どこか遠くの誰かと会話してる…わたし…行かないといけない」と
アングラードに訴える。
 アングラードは瑠花と海を乗せてヨットで旅立つ。琉花には空の声が聞こえていた。

 10年前。ゴンドワナ大陸について研究しているオリガことデデは怪物の話を聞く。
 島には海の怪物の話が伝わっていた。
 「2匹の怪物が現れて、1匹は海の子供、もう1匹は空の子供。
2匹は海に穴を開けて村人も島も飲み込まれてしまった」
 その話の通りのジュゴンと一緒に暮らしている二人の子供。捕えられた子供達を引き取るデデ。
 デデはジムを呼ぶ。アングラードはジムの友人の甥だった。

 海の中で琉花はその過去を見る。

 アングラードは海と空に会う。ジムは空にかまってばかりなので、アングラードはこっそり海を海に連れて行く。  そこで彼は何かに飲み込まれる体験をする。「僕らは宇宙の内臓なんだね」

 琉花の母親加奈子の家系は海女の家系だった。
 ジムを支援している集団とアングラードを支援している集団は違かったが、二つとも同じ人物を探していた。
 ジムは瑠花の父親と母親に体に世界が描かれている人物の絵を見せる。
 それを見てすぐに「世界地図」だと言う加奈子。
 加奈子の母親がこんな感じの絵の描かれた箱を持っていたのだ。それは世界を産んだ原人。
 ジム達は南極の海の鯨に、原人を思わせる物を見ていたのだった。

 琉花は体に目が沢山描かれているような模様の鯨に飲み込まれる。

感想:ウワッ、すごかった。
 マンガでは初めてじゃないかな、その世界に、皮膚感覚で、引き込まれるような感じがしたのは。
 絵のせいかな。このお話、SFよね。海から宇宙に繋がってるみたいだし。最初に出てきたお婆ちゃんは琉花? 話にジムもアングラードも出て来るから、二人とも生きている。
 光る魚や空達は、光になって宇宙の一部になったのかな?隕石も宇宙の一部。
 皆殺しって、誰が殺したんだろう、あの海の子供達を。空?なぜ隕石を欲しがるの?
 鯨は特別では無いと言うデデ。
 うん、特別視したくなるのはわかるけど、彼らは生き物で、神聖視する必要は無い。
 人間だって、何か意味はあると思う。笑顔は赤ちゃんの戦略と言うのには納得。
 笑顔を多く見せる赤ちゃんの方が愛される。皮膚が弱くて、触られるだけでむずかってしまう赤ん坊は不幸。
 それだけで、親の愛が得られにくくなる。色々面白くって、素晴らしい。どこか怖い所も素敵。夢中になる。

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最後の守り主

「最後の守り主」
太王四神記 第22話 音楽:久石譲 脚本:ソン・ジナ 演出:キム・ジョンハク

 キハ(ムン・ソリ 声:佐古真弓)は男の子を生む。
 スジニ(イ・ジア 声:永田亮子)はサリャン(パク・ソンミン 声:杉山大)からキハが姉である事、
子供の父親が高句麗の王である事を教えられる。
 サリャンは火天会が子供の心臓を奪うつもりだから子供を助けてくれとスジニに頼む。
 サリャンは気を失っているキハから赤ん坊を取り上げ、スジニに渡す。気がついたキハは子供を探す。
 外には大長老(チェ・ミンス 声:俵木藤汰)がいて、子供から心臓を取った事を話す。
 彼女は長老に襲いかかり、長老をかばったサリャンを刺し殺してしまう。
 しかし、殺された一家(キハのお産の手伝いをしてくれた)を見、長老はサリャンに騙された事を知る。

 チョロ(イ・フィリップ 声:加瀬康之)がタムドク(ペ・ヨンンジュン 声:萩原聖人)の所にやってきて、
ヨン・ホゲ(ユン・テヨン 声:咲野俊介)を見かけた事を言う。
 ホゲは契丹人達に追われていた。

 契丹の今は廃墟になったキドゥハリ村についたホゲは契丹人達に襲われる。そこにタムドク達も来る。
 確かに契丹の首長はホゲをタムドクにまかせる事に同意したが、
契丹人のキドゥハリ部族のトゥタイ達はホゲもタムドクも殺戮するつもり。
 ホゲ達とタムドク達は協力して契丹人達を殺す。そしてタムドクとホゲは戦いを始める。
 そしてホゲを追い詰めたタムドクは、ホゲの追放を命じる。
 去っていく王の後ろ姿に「待て!」と叫びながら剣を投げるホゲ。
 剣は王をかばったチュムチ(パク・ソンウン 声:乃村健次)に刺さる。
 チョロはホゲを槍で突き刺すが、その槍はホゲのふとろにあった何かにはじかれる。ホゲのふところが光りだす。 それは白虎の神器の光だった。神器は雲を呼ぶ。ホゲは彼の部下に連れられて去る。
 傷が深い騎馬隊のチョク・ファン隊長(佐々木誠二)は自分の首をホゲのと称して契丹に渡してくれと頼む。
 チュムチは回復する。チュムチは白虎の神器の守り主だったのだ。

 ホゲはキハの介護を受ける。キハは火天会の長老の力で子供が生まれた時の記憶を思い出す。

 後燕の太子の副官からの手紙がタムドクに届く。「陛下はどんな痛みも一日で癒すお方だと聞きました」
 それはスジニがかつて言った言葉と同じだった。

感想:サリャンのキハを想う気持ちに感動ですが、そのために人の赤ん坊を犠牲にしています。
 大長老にはすぐにばれてしまいましたから、しなかった方が良かったけれど、
少しでもキハの赤ん坊を救いたかったのでしょう。
 でも、良くない事には違いない。
 チョロはタムドクが助けを必要としている事を感じたと言う事は、
朱雀の神器の守り主もそのような事を感じないのでしょうか。
 どっちがそうなのか、わかりませんが。どっちもかな。
 ホゲが王目当てでは無く、母の復讐目当てである事は初めからわかっていましたが、
そのための犠牲が大きい。
 あの母が、タムドクの父親を殺そうとしていた事は明らかだし。
 あんなに殺伐とした事を実行してきたホゲをやはり殺すべきだったと思いますが、
ホゲの母を自殺に追い込んだと言う引け目があるタムドクには出来ない事だったのでしょう。
 元々のホゲは良い人でしたしね。
 確かに王と言うのは一瞬一瞬判断しなければならず、優しいタムドクには、きつい事だと思います。

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崩れゆく大軍

「崩れゆく大軍」
太王四神記 第21話 音楽:久石譲 脚本:ソン・ジナ 演出:キム・ジョンハク

 “陛下に対し謀反の心を抱き、愚かで無能であった私は、もっと早くに罪を償うべきでした。
その私が、陛下の前に平伏し申し上げます。
今天は、陛下がチュシンの王である証拠を、少しずつ見せています。
ですが、私はそれを認める事が出来ません。
天が全てを定めるとしたら、どうして我々人間が努力したり苦しんだりする必要があるのでしょうか。
天が初めからチュシンの王を決めていたのなら、その根拠と基準は一体どこにあるのでしょう。
私は陛下が私を信頼し与えてくださった権力を利用し、チュシンの王の神器を、いただくつもりです。
そしてそれを、私の息子の元へ送ります。天が背を向けた我が息子ホゲは、神器の力を使う事は出来んでしょう。それでも息子にこう話してやりたいのです。もはや神器の無くなった陛下は、天の力に頼る事は、出来ない。
だからおまえは、あるだけの力を尽くして、自ら王になってみろ。
そしてこの地の人々に、自分達の王を、自ら選ばせるようにするのだと”
 ヨン・ガリョ(パク・サンウォン 声:菅生隆之)は神器をキハ(ムン・ソリ 声:佐古真弓)に託す。
 “陛下は、おっしゃいました。チュシンは我がペダル民族が生きていく、天地だと。
陛下の信頼を裏切った不忠な私には、その天地を、見る資格がございません。
わが祖国、高句麗の太王たる陛下。
今になって思えば、私はチュシンの王を待っていたのではなく、チュシンの王を、
この手で作り出したかったのかもしれません。ええ…そうなのです…」
 ヨン・ガリョは毒を飲んで自決する。

 契丹は高句麗の弟になる条件にヨン・ホゲの首を要求する。

 太王軍は3日以内にホゲ軍を抜ければ家に帰すと言うビラをまく。
 脱走兵が大量に出、ホゲ軍は脱走しようとする兵士達を殺していく。
 スジニ(イ・ジア 声:永田亮子)は生き残った傷ついた兵を助ける。何人かは太王軍に逃げ込めた。
 契丹が軍勢を引き連れて現れる。
 契丹のリーダー、アティラは自分達でホゲの首を取ると言うが、
タムドク(ペ・ヨンンジュン 声:萩原聖人)はホゲは高句麗の大将軍だから、
彼の首を打てるのは高句麗の王だけだと断る。
 ヨン・ガリョについての知らせが届く。
 ホゲがこの事を知ったら、すぐにこちらに攻撃を仕掛けて来るだろうと、タムドクは正面から戦ったら不利なので、策を練る。
 チュムチ(パク・ソンウン 声:乃村健次)はタルビ(シン・ウンジョン 声:花村さやか)に
思いを打ち明けようとするが、「チュムチ。一緒に来てくれ」とタムドクに邪魔される。
 「今までずっと一緒に行ってやってるだろうが」と抗議するチュムチだったが、
タムドクはなんと契丹に内緒でホゲに会いにいくつもりだった。

 ヨン・ホゲ(ユン・テヨン 声:咲野俊介)の下にキハがヨン・ガリョ自害の知らせをもたらす。
 彼女はその時、前にも似たような事があったと、タムドクの父親の死の真相を話す。
 彼女は箱の中の神器を見せ、そしてコート(?)の前を開き、大きくなったお腹を見せ、
この子の父親になって欲しいと頼む。
 ホゲはタムドクの子と悟る。ホゲはキハを拒否する。

 スジニについて来たチョロ(イ・フィリップ 声:加瀬康之)だったが、胸騒ぎがするとタムドクの元へ帰る。

 キハの陣痛が始まる。サリャン(パク・ソンミン 声:杉山大)は赤ん坊のいる女を強引にキハの下に連れて行く。 女はサリャンに水を持ってくるよう頼み、彼女自信を何かを取りに部屋から出る。
 キハ以外誰もいない部屋にその様子を見ていたスジニが入る。
 サリャンは火天会の者達を連れた大長老(チェ・ミンス 声:俵木藤汰)に会う。

 その頃キハの苦しみと呼応するかのようにタムドクも苦しんでいた。

感想:ヨン・ガリョの言う事はわかります。自分達の自由意志は?と聞きたくなりますね。
 しかし、ホゲよりタムドクの方が王の器である事は明らか。
 まあ、神器は、必要な時に、タムドクを助ける運命でしょう。ホゲの所に行ったのも、きっと運命。
 それでも、ホゲは軌道修正出来たと思います。キハは………気の毒です…………。
 サリャンは火天会なんて高圧的な集団に入っていたので、どうやら物の頼み方を知らないみたいですね。
 訳を話せば、女性は来てくれたのに。
 騎馬隊の隊長、タムドクがチュシンの王と知れば、タムドクにつくと思っていましたが、ホゲにつきましたね。
 間違ってますが、ホゲを見捨てるのも気の毒なようが…。
 ホゲとしては、タムドクの子を身ごもってるなんてイヤなのは良くわかります。
 しかしキハにはホゲしか頼れる人がいない。いっそタムドクに頼れば良いのにと思うけど…。
 ホゲに器の大きさを期待するのはやはり無理なんでしょう。
 ホゲが器が大きかったら、タムドクと敵対する事も無かったでしょうし。

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