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「学園アリス」8~10 

「学園アリス」8~10 樋口橘

 カメラが見張っているので安積柚香は蜜柑を乱暴に扱い、彼女を這いつくばらせ、
その下に秘かにZEROと書かれた小さな瓶を押し込んで、去る。
 蜜柑は見張りのガイコツを騙して牢を開けさせて逃げる。
 蜜柑は日向棗達のいる部屋に辿り着くが、志貴に捕えられ、
御原(みはら)は石化能力で棗達の体の一部を石化して彼等を動きにくくする。
蜜柑が御原に跳びつき、彼が能力を使えないようにする。
 安積柚香が棗の能力を奪おうとするが、蜜柑が御原に飛び付いたまま、離れた所からそれを無効化する。
 棗が部屋を爆発させ、志貴が蜜柑を助け、柚香が彼がアリスを使えないように御原を死なない程度に刺す。
 彼の血は石化を解く物で、御原の血がついたナイフを柚香は棗にやり、
血を飲んだら急いで廊下に逃げなさいと言う。
 廊下の絵を見て棗はその絵が周辺の地図では無いかと気づく。
 キーワードを言えばワープゾーンがあるのかもしれないと安藤翼が気づく。
 自爆スイッチが入ったせいで揺れ、蜜柑はあの瓶を落とす。
 その瓶に書かれた文字を見てキーワードはZEROと気づく翼。穴が開く。
 瓶はきっと今井蛍の病気を治すための物。蜜柑は必死で崩れた瓦礫の下に入ってしまった瓶を取ろうとする。
 ペンギーが平になって取りに行く。瓶は無事取り戻すが、次の揺れでペンギーは床の穴に落ちてしまう。
 開いた穴はふさがりそうで、蜜柑達はペンギーを残して、穴を通らざるをえなくなる。蜜柑は蛍の兄に瓶を渡す。

 墓地に現れた柚香と志貴の前に鳴海がいた。彼はここで待っていれば会えると踏んだのだ。
 鳴海は柚香に奪った子供達の能力と僕から奪った一部を返してくれと言う。
 鳴海は柚香にアリスを使おうとし、思わず柚香は奪ったのだった。柚香は鳴海の本気にこたえられなかった。
 返したら、又鳴海は柚香の事を追いかけそうで、返せなかった。
 柚香は鳴海に学園に残って子供達を守って欲しいと頼んでいた。
 柚香は子供達から奪ったアリスストーンを返す。

 棗の誕生日。
 棗が一番気に入ったプレゼントを渡した人が、
棗が一番気に入らなかったプレゼントを渡した人に何でも命令出来ると言う事になる。
 当然一番は乃木流架と聖陽一、ビリは蜜柑だった。

 学園はクリスマスの準備で大忙し。
 この手のイベントでは役に立たないアリスの蜜柑はスポンジをひっくり返して冷ます作業をする。
 そこでどこの手伝いも断られている美少女に遭遇。中等部1年の子で、茨木のばらと言う名前。
 氷のアリスの持ち主。なら冷ますのに最適と、冷ましてもらったら、スポンジが全部氷漬けに。
 棗が気付いて、氷を解かす。
 蜜柑の考えで、蜜柑とのばらが一緒に協力して、ちょうど良い冷気でスポンジを冷ます。
 次はクリーム塗りの手伝い。のばらは水を汲みに行き人にぶつかる。
 友達が出来たと喜んで翼に報告する蜜柑に、翼はのばらの事を教える。彼女は有名人だった。
 危険能力系のお姫様。のばらがぶつかった相手はペルソナだった。

 クリスマス。よーちゃんはお母さんからもらった大事なテディベアを失くして落ち込んでいた。
 しかし会場でベアを見てベアと遊びたいと言う無謀な望みを抱く。
 この前の棗誕生日合戦で負けた蜜柑はよーちゃんの命令を受けなければならなかった。
 ベアの条件は自分がやらなければならない会場掃除を引き受ける事。掃除を頑張る事を決意する蜜柑。
 おそうじサンタとして楽しげにやっている蜜柑の様子を見て委員長飛田裕と蛍も手伝いを申し込む。
 掃除も一段落して一人バルコニーにいたらよーちゃんを抱えた流架が来る。
 よーちゃん、お礼のほっぺキスして、逃げたベアを発見して追いかける。流架もお礼とほっぺキスをする。
 流架も蜜柑もその後様子がおかしくなる。
 パーティーの最中、鳴海は女装ペルソナに右手を掴まれ呪い(?)を受ける。校長の命令だった。
 流架の気遣いで、棗と蜜柑、一緒に踊る事に。
 人とぶつかり、倒れて、歯キス(歯がぶつかっただけと蜜柑主張)。
 それで動揺しない棗を見て他にキスした事があるに違いないと男の子達は尊敬の眼差し。
 蜜柑、翼先輩になぐさめてもらい、殿内明良と一緒に踊り、雰囲気の違う少年に踊りを誘われる。
 彼は踊りの最中、蜜柑の仮面をそっと引っ張り、落ちるようにする。
 仮面が踊りの最中にはずれると大切なものを失うと言う言い伝えがあった。
 「気をつけて。大切な何かを失わないように…」少年は自分の仮面をちょっとはずして言う。
 その顔は初等部の校長の顔だった。何か不安になった蜜柑はみんなを探そうとツリーに上る。
 そこには棗がいた。棗は口は悪いが蜜柑の不安を吹き消してくれた。流架と何かあったのか聞く棗。
 何も無いと言う蜜柑だったが、追及され、「あんたかてキスとかしたことあるって…」と反論、
流架とのキスがばれる。
 「お前なんか、ルカには似あわねーよ、ブース」
 「何やとこの性悪キツネ!お前こそお前なんかとキスする奴の気がしれんわ!」「そりゃてめーだ」
 「お前とのさっきのなんかキスとちがうわ。カウントすんな!バ…」蜜柑にキスする棗。
 「お前がキスじゃねえと言うからだ。…フン、こんなもんか、キス、たいした事ねー」棗、ツリーを降り、去っていく。

 新年。花園会からの招待状が蛍に届く。花園会とは中等部校長精鋭の美少女サロン。
 花園会のメンバーは花姫と呼ばれ、蛍はその花姫候補に選ばれたのだ。
 花姫はいろんな特別待遇を受けられる。しかし不気味な噂も多かった。お気に入りの女の子を閉じ込めるとか。 その時、急にお互い引っ張られてくっつく面々。翼が餅に「もっちもっち粉」をまぜたせいだった。
 同じモチをわけて食べたどうしが1時間くらいくっつくはめになる。蜜柑は棗とくっついてしまった。
 棗は蜜柑が作った蜜柑味の餅を食べたのだ。そんな時、蜜柑に花園会の抽選玉が当たる。
 その年注目されたり、良い活躍をした子に当りやすい物だそうだが。
 1時間経っても蛍と流架とよーちゃんが離れない。蛍とよーちゃんは流架から餅を奪って食べていた。
 例外として2,3日続く事があるらしい。
 蜜柑と棗はそうでは無かったが、棗が蜜柑を脅し、同様に離れ無かった事にする。
 男の子達も一緒に女子として花園会に招待される事になる。つまり着物女装をさせられる。花園会に行く5人。 花園会の席でようやく蛍達は離れる。これを機会に棗と蜜柑も離れる。
 棗はそっと会を抜け、立ち入り禁止の領域に足を踏み入れ、葵と言う子を探しに行く。
 蜜柑は花園会の女性達に不正で抽選玉を当てたのではないかと疑われ、よーちゃんと一緒に閉じ込められる。 よーちゃんが持ってたガリバー飴をなめ、10歳大きくなる。
 大きくなった体でよーちゃんはドアを蹴破り、探しに来た蛍と流架に会う。
 蜜柑が抽選玉に当たった事にも何か作為的な物を感じる技術系総代表、筆頭花姫、山之内静音だったが、
中等部校長もその辺は濁して何も言わなかったらしい。
 そして男の子を花園会に招いたのは仮面の君、こと、ペルソナが関わっているかもしれない。
 ペルソナは中等部校長の領域をほぼ自由に行き来する事を許されている。

感想:蜜柑のお母さん、微妙な立場。自分が正しい事をしているのかどうかがわからない。
 確かに学園のやっている事は汚い。しかし自分達の行為も正義とは言い難い。今度の事で組織にもいれない。 志貴は安積柚香の事、好きなのかな。そういう関係では無いか…。
 せめて彼が一緒にいてくれるであろう事が救い。鳴海先生は彼女が好きだったのね。
 恋心を盗むってどういう事?彼女が出来るのはアリスを盗む事だけ。
 鳴海のアリスと感情が密接に結びついているのかな。
 なんでペルソナ達は棗を不幸にしておく事に熱心なんだろう。
 いや、ただ、蜜柑が何か騒動を起こしそうで、それを恐れているのかな。棗の反抗心を恐れているのかな。

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