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2人の朱雀

「2人の朱雀」
太王四神記 第18話 音楽:久石譲 脚本:ソン・ジナ 演出:キム・ジョンハク

 フッケ(チャン・ハンソン 声:辻親八)はスジニ(イ・ジア 声:永田亮子)を孤児と知り
わしの養子にならないかと持ちかける。
 それはフッケは前の王に王妃を出してくれと頼まれたからだった。しかしそんな事はスジニは知らず快諾する。  それを聞いたヒョンゴ(オ・グァンノク 声:チョー)は慌ててフッケにスジニの事を話しに行く。
 彼女は百済のヘ氏の屋敷で見つかった子。
 その屋敷はチュシンの王の星が出た日、朱雀の光が立ち上った場所。
 その光を見てコムル村の者が駆けつけたが、襲撃を受けていて家族全員皆殺しにされていた。
 そこでスジニを発見した。その額に一瞬朱雀の印が浮かんだ。本来火の力は大地の物だった。
 しかし人々が殺し合いに利用したためファヌン様が取り上げて一人の女性に与え朱雀の力とした。
 しかしその時代の終わりに朱雀は暴走し世界を火の海にしてしまった。その話をスジニが聞いてしまう。
 スジニは子供の頃火を操れた。スジニが朱雀らしい気配が見れたらすぐにおまえを殺さねばとヒョンゴは言う。  だからスジニを妃にするわけにはいかない。
 なぜなら朱雀の守り主がファヌン様の妻となり子供を産んだ後、世界を火の海にしてしまったから。
 ファヌン様はその火を消すために愛する女性を殺さねばならなかった。

 ヒョンゴはチョロ(イ・フィリップ 声:加瀬康之)を木が大好きなお方と睨み、宮殿の側の木を巡り、
木にもたれていたチョロを発見する。
 青龍の神器を返しに来たのだ。しかし彼はそれを受け取らず立ち上がる。
 「それが刺さっていた時、唯一の救いは夢だった。何百回何千回と同じ夢を見た。
 いつも空から地上を見下ろし、遠くに人が見えた。そして、彼女がいた」スジニとそっくりな女性だ。
 「彼女に会えた。だから、もうそれはいらない」去ろうとするチョロに
「城主様」と呼びかけるコムル村の修行者ヒョンジャン。
 「遠くには行かない。いつもチュシンの王の側にいる。呼ばれたら感じるだろう」

 チュムチ(パク・ソンウン 声:乃村健次)は仲間と共にタルビとパソンを助けに行く。

 ヨン・ホゲ(ユン・テヨン 声:咲野俊介)はキタイ村を襲い虐殺した後、村長に鍛冶屋の事を聞く。
 村長は虐殺の前に聞けば良かったとホゲを責めるが、ホゲは素直に話さない村長を見て、
彼の目の前で他の村人を殺させる。
 村長はその鍛冶屋はプルドルと言う名前である事を言う。

 火天会大長老(チェ・ミンス 声:俵木藤汰)は生きていた。
 彼はサリャン(パク・ソンミン 声:杉山大)にキハが出産する時、その子供が男か女か見届けろと言う。
 女ならカジン様の後を受け継ぎ火天会の主となり、男なら心臓を取り出し、
大長老がサリャンに渡した入れ物に入れて、大長老に届けろと言う。
 天の子孫の血が封印を解くから必要なのだ。

 フッケとヒョンゴはキハを何とかするべきだとタムドク(ペ・ヨンンジュン 声:萩原聖人)に主張するが、
神殿は天の方の下にあり、彼女が前の大神官を殺害したと言う証拠は無かった。
 フッケは暗殺すると言うが、彼女は殺しませんとタムドクは言う。
 ヒョンゴはタムドクがキハに思いを寄せているのではないかと聞くが、
「今私に、私の父上を殺害し、母同然の大神官も殺して、
この国を揺るがそうとした女に思いを寄せているのかと、聞いているのですか?」とタムドク。
 スジニはそれを聞き、ホッとため息をつき、盗み聞きを止める。

 ヨン・ガリョ(パク・サンウォン 声:菅生 隆之)がタムドクに謁見を望む。
 ホゲ軍に使いを出したと聞いて来たのだ。タムドクはすぐ撤収しろと命じていた。
 「ホゲ軍は今勢いに乗っています。いくら王の命令でも、すぐに撤収するのはたやすい事ではありません」
 「そうですね。同感です」
 「聞いた話では、命令に背いた場合ホゲ軍を反乱軍とみなすとされたそうですが、私の聞き間違いでしょうな」  「…間違いではありません」「陛下」「そうです。私はホゲ軍が反乱軍になるのを望んでいる」
 「息子を殺したいのですか」
 「用意が整い次第契丹に向かいます。
出来るだけ少ない兵士で契丹の地を通過し、契丹の民と親しくなる計画です」
 「親しくなるとおっしゃいましたか。ホゲが死体の山を築いた場所に行って?」
 「無理では無い。
高句麗の反乱軍を討伐しに行くと話して、反乱軍を倒すのを手伝ってくれないかと頼むつもりです」
 思わず立ち上がるヨン・ガリョ。
 「ホゲ軍に追われている契丹人達は、きっと、私を歓迎するでしょう。どう思われますか」

 スジニはチョロによっかかって酒を飲んでいた。チョロは酒が苦手なのか、人差し指で舐めてみただけ。
 「知ってる?天下の王様でも出来ない事があるんだ。どうしようか。王様に内緒で行ってやっちまおうか。
…駄目だ。あ~そんな事したら二度と会ってくれないかも」
 ため息をするスジニ。
 「あのさあ、あたしは全然覚えてないんだけど、あたしにも、両親がいたんだって。…父さん…母さん…。
あたしさあ、7歳の時から酒を飲んでるけど、一度も酔った事が無いんだ。それにその時から思ってた。
考えてるだけじゃなんにも出来ない。まず行動を起こして、その次に考えようって」
 彼女は立ち去る。

 大長老の傷は回復していなかった。あの不死身の大長老に傷を負わせたのが青龍の神器。
 サリャンはチュシンの星が出た日、百済のチン城でそれを見た事をキハ(ムン・ソリ 声:佐古真弓)に言う。
 「その神器は、誰でも扱えるのか」
 「神器の選んだ守り主以外は、力を使う事は出来ません。
神器の意思と関係なく、生きた者の心臓に神器を突き刺すと、ひどい拒否反応を引き起こします」
 「それで、大きな爆発が起きた…」「あの子は死んだと思っていました。神器も消えたのかと…」
 「ところが、その神器がクァンミ城に現れた」「鬼の力を持つと言う城主が、あの日姿を消した子供なのでは」
 「つまりヨン家に現れた男が、そのクァンミ城主だった…」「そう思います」「その男に会いたい」
 「何をお考えになっていらっしゃるのです、キハ様!」
 「サリャン…火天会は私の子を、どうする気だ?…殺すのか?」「…何の事かわかりません」
 「知っているくせに!この子を守らねばならん。大長老が生きている限り」
 スジニが面会を望んでいるとの知らせが来る。
 スジニはチョロを連れていて、神殿だと言うのに、武器をもったままだった。
 チョロに会いたかったキハは皆に席を外させる。
 スジニはキハが持っていた朱雀の神器が百済のヘ氏の館にあったんだろ?と聞く。何の事かわからないキハ。 チュシンの星が出た晩、朱雀の光が出た家だとスジニは話す。
 「誰かがその家の人達を殺し、神器を奪ってったんだよ。それは、火天会の仕業だろ?」「サリャン!」
 柱の陰から出て来るサリャン。「本当か?朱雀の神器は百済のヘ氏の館にあったのか?」「そうです」
 「だが、それがそんなに重要か?」
 「そうだよ。あたしはその家の娘だ。…って事は、あたしの両親を殺して、家を燃やしたのは、あんたらなんだな」 「両親…家…」
 「そしてあんたは、せん(先)の王様と大神官を殺して、高句麗の大神官に納まりそこに立っている」
 「大神官の罪を人が問う事は出来ない」
 「知ってる。王様でさえ罪を問う事が出来ないんだってな。でも悪いね、大神官の罪なんてどうでも良い。
あたしがやりたいのは、両親のかたきを討つ事だけ」
 スジニはブーツに挟んであった短剣を抜き出す。サリャンが対抗する。スジニが危ないと見てチョロが出て来る。 スジニはキハを襲うが、彼女はそれをかわし、逆にスジニの短剣をスジニの首に当てる。
 しかしキハは昔の事を思い出す。花を持って駆けている少女。赤ん坊。
 彼女は扇を落とし、スジニの腕も離してしまう。スジニはキハを襲い、キハはスジニの短剣でスジニの腕を払う。 そのとたん殺された母親を思い出す。せっかく取った短剣も落としてしまう。
 スジニの攻撃はかわすが、彼女にスジニを攻撃する事は出来なかった。

感想:又又キハが可哀想な展開に…。まあ次はスジニが可哀想な展開になりそうだが…。
 キハ、記憶消されてたかな、スジニを妹を認識し反撃できない。自分を滅茶苦茶にした組織に囚われの身。
 印を押されたから自分ではどうしようもない。サリャン、キハの事好きと思っていたけど、組織に忠実なだけ?
 大長老、しっかりキハの妊娠を知っていた。しかし大長老、死んでなくて良かった。
 大事な存在感ある悪役だもんね。ホゲ、最後まで目覚めないのかな。元々あんな悪い人じゃないのに。
 スジニの王さまへの想いを聞かせられるチョロ、お気の毒。
 そうか、夢で見たいた女と同じ顔だから、スジニを気になったのね。
 王様、ホゲを悪者にする気満々で、その気持ちを聞かされるヨン・ガリョがお気の毒と言えばお気の毒だが、
ホゲの今までの悪行を考えると仕方ないね。
 ヨン・ガリョにも悪行があるし。

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