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雨に流された絆(きずな)

「雨に流された絆(きずな)」
太王四神記 第10話 音楽:久石譲 脚本:ソン・ジナ 演出:キム・ジョンハク

 ヤン王を殺したのはタムドク(ペ・ヨンンジュン 声:萩原聖人)とされていた。
 部族長の息子達を誘拐して、父王にすぐに即位させよと脅迫したというのだ。
 タムドクは父が亡くなったのか確かめると言ってコムル村を出ていこうとする。
 ヒョンゴ(オ・グァンノク 声:チョー)はキハを火天会の手下と言う。
 キハをあの女と言うヒョンゴに「そんなふうに呼ぶな」と言うタムドク。
 ヒョンゴは我らがつかえるのは今ここにおられるチュシン国の王様でございますと言うが、
「おぬしの目は節穴か。その耳も頭も使い物にならないのか!
この私は、命おしさに、数少ない部下を、盾にした男だ。
自分一人恋人と幸せになるために、この国も父親も捨てて逃げ出そうとした男だ。そんな私が、王とはな」
 苦く笑うタムドク。スジニ(イ・ジア 声:永田亮子)は一人タムドクについて行った。クンネ城に入る二人。
 スジニはタムドクが自分と関わるとスジニやヒョンゴ達が死ぬと考えて、関わろうとしないのだと思っていた。
 王の遺体は天地神堂にある。
 もう私についてくるなとさっさ歩いて行くタムドクに、スジニはついて行きながら言葉をかける、
天地神堂に行くか、それとも「先にあの女に会います?」
 立ち止まって、振りむくタムドク。
 「天地神堂の事は良く知りませんが、
あの女なら今ヨン・ガリョ(パク・サンウォン 声:菅生隆之)の家にいるそうです。
なんなら、あたしが連れて来て差し上げますよ。まさか、殺されたりしませんよね」
 「どういう意味だ」
 「お師匠様はあの女が火天会の手下だって。もしそうならあたしを殺してから誰かさんも殺そうとするはず。
お父様だってあの女が…!」
 「私が信じられないのは、おまえとあの師匠どもだ。しかし、キハの事は11の時から信じている。
意味がわかるか」
 踵を返して、早足で歩いて行くタムドク。

 夫を失ったタルビ(シン・ウンジョン 声:花村さやか)はパソン(キム・ミギャン 声:福田如子)が
勧めてもなかなか食べ物を口にしようとしなかった。
 チュムチ(パク・ソンウン 声:乃村健次)がその食べ物を取り上げる、
城の外にいる飢え死にしそうな子供らにやると言って。
 「あいつ見てると腹が立つんだよ!」「だから、なんでおまえさんが腹を立てんだい!」
 「この世で、飢え死にしようって奴が一番癪に障る。
刀で腹を刺して死ぬんでもなく、火に飛び込んで死ぬわけでもなく、飯を食わずに死ぬなんて言語道断だ!」
 パソンとチュムチの引っ張り合いで落ちた食べ物をタルビが拾って食べる。
 乾いていて食べづらく、水を要求するタルビに、急いで水を持って行こうとするチュムチ。

 スジニはキハに会いに行く。
 彼女は急須の下に文を入れて、女官の格好で茶を運ぶが、その途中、
サリャン(パク・ソンミン 声:杉山大)とすれ違い、彼は振り向き、
又前を向いて火天会大長老(チェ・ミンス 声:俵木藤汰)に付いて歩み去る。
 サリャンは長老にあの女がキョック場で太子といた女だと話す。

 タムドクは天地神堂に赴く。そこで、近衛兵の生き残りから話を聞くタムドク。
 ヤン王は神官と二人で霊廟に入られた。中から悲鳴が聞こえてきた。そこで隊長が扉を開いた。
 近衛兵はあの神官が陛下の胸に剣を突き刺していたのを私も見たと言う。
 逃げるように彼女の前から歩み去るタムドク。
 大神官(上村典子)はこの国はヨン・ガリョの手のうちだから、二度と戻ってはなりませぬと言う。
 タムドクは泣きそうな顔で剣を柱にぶつける。

 馬小屋で座り込んでいるタムドク。スジニは少し離れた所で彼の様子を窺っていた。
 そこに来るキハ(ムン・ソリ 声:佐古真弓)と火天会。二人は火天会と戦う。雨が降ってくる。
 キハはタムドクに近づこうとするがサリャンに止められる。見つめ合うタムドクとキハ。
 しかし少し斬られて悲鳴をあげたスジニに気を取られるタムドク。
 倒れたスジニを助け起こし、タムドクはキハの前から去っていく。

 タムドクはコムル村にスジニを運んでいた。スジニの毒は抜けたと座り込んでいるタムドクに話すヒョンゴ。
 しかしタムドクが眠っているの見て、タムドクをそのままにして去っていく。
 目を開いたタムドクは目の前にあるチュモ神剣を見つめる。
 タムドクがスジニのタオルを濡らしていたら、スジニが目を覚ます。「生き返ったか」「私がいつ死にました?」
 「死んだかと思った」「わたしはしぶといんです。そう簡単には死にません」
 「おまえにこう言ったな、11歳から信じてきた女だと」「ほら、飼い犬に手を噛まれるって言いますし」「なあ」
 「わたしはスジニです」
 「悪かった。私の過ちでおまえが死にかけた。
私の過ちで父上を死なせてしまい、テジャ城であの者達を死なせた」
 「それで?」「なあ」「スジニです」
 「おまえの師匠は杖が光ったからと言って、私を王と呼んだが、おまえはどうだ」「あたし?」
 「師匠が王だと言えば、それに従うのか」
 スジニは体を起こし、「ちょっと、傷を見てください」とシャツをたくし上げて、背中の傷を見せる。
 タムドク、スジニも一応若い女性ではあるので思わず顔をそらすが、傷を見る。
 「治ってるでしょう。子供の頃からです。どんなに切り傷や擦り傷があっても、一晩寝れば治っちゃうんです。
まあ毒を使われると困るけど、そんなの火天会くらいだし。
王様なら、あたしみたいみたいにならないといけませんよ。
王様になったら、今よりもっとたくさんの人を殺す事になる。戦になったらどうします?
王様の突撃!の一言で、数多くの兵士達が戦で命を失うんですよ、自分のために。
そのたびに苦しんでうずくまってたら王様は務まりません。
だから、王様ってものは、どんな痛みをおっても、一日で癒す事の出来る力が必要なんです。
そして又立ち上がって、前に進んでいくべきじゃありませんか?私について来い、私は王だ、ってぐあいに」
 微笑むだけで、何も言わないタムドク。
 スジニ、溜息をつき、「ああ、良い事しゃべり過ぎて頭が痛いや。寝ますね」と寝る。
 「スジニ、…まだ言ってなかったな」「何です?」「ありがとう」秘かに喜ぶスジニ。

 明日、神殿では王の殺害犯に関する審議が執り行われる。
 タムドクに神殿には来るなと伝えろとホゲ(ユン・テヨン 咲野俊介)はキハに言う。生きては帰れない。
 カウリ剣。天地神堂の大神官等が天に代って罪人を見極める方法。
 心臓に剣を刺して判断する。生き残った者は一人もない。
 来たら、私の手でカウリ剣を行う事になるとホゲは言う。キハはタムドクはお見えになると確信していた。
 王の亡骸がある場所だから。彼女は神殿に行くと火天会の長老に言う。

 ヒョンゴは部族長達はタムドクが息子達を殺したと思っているから行くなと言うがタムドクは行くつもり。
 「チュシンの王は、天が遣わすそうだな」「チュシン国は、天が命じて、作られた国ですので」
 「…私が王なら、天が守るだろう」「そんな、しかし…」「どうした?天を信じられないのか」
 「そんな事は…、ですが」「私も信じられない。だから尋ねる、天にな」歩み去るタムドク。
 やっぱりついて行こうとするスジニを止めるヒョンゴだったが、「コムル村村長殿」スジニ、天を指差し、
「信じてないんですか」と言い、歩み去る。
 「信じてはおる。まずいなあ」ヒョンゴも歩いて行く。

 パソン達と歩いているチュムチ。荷車にぶつかりそうになった女が悲鳴を上げる。タルビだった。
 チュムチは荷物の藁を拾ってやり、又歩いていくが、タルビはチュムチを追いかける。
 チュムチが振り向くと止まる。しかし、やっぱりついて行く。

 神殿の審議の場に現れるタムドク。

感想:「ハゲタカ」以来のDVDを買っても良いと思うドラマ。アクション素敵だし、登場人物達、大概好きだし。
 タムドク様とスジニは超好き!しかし、キハは可哀想。無実なんだが…。火天会に印をつけられているし…。
 ああ、スジニ、若い女と言う自覚が全然無し。しかし、私も同じ事をしそうだから、人の事は言えないのさ…。
 顔をそむけるタムドク様、可愛い。でも、照れてはいないよな。うん、とっくの昔に、大人の男だし。
 タルビ、チュムチを好きになったのね。ストーカー状態。うん、チュムチ、良い男だ。
 ヒョンゴ、ちょっと自暴自棄になってるタムドクに振り回されて、可哀想。
 私は、天を試すのは良い事とは思えません。でも、まあ、ドラマは劇的に動かないと。
 (淡々も好きな人間ですが)
 罪を着せられ、父は死に、恋人には裏切られ、自分のせいで人が死に…、自暴自棄になるよなあ。
 カウリ剣、魔女裁判並のひどい制度ね。タムドクから離れないスジニ、可愛い。

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