« 南米の大湿原 | トップページ | 三千拝の願い »

月影の庭

「月影の庭」百鬼夜行抄13 今市子

 石田三郎になかなか会えない広瀬晶は三郎の浮気を疑う。もちろん浮気ではなく、忙しいだけ。
 円照寺には時々いわくつきの品物が持ち込まれる。
 一か月前、預けられた形見のバットを祖母が引き取りにきた。
 しかし三郎が勝手にバットを細工物に変えてしまった。
 細工物は変に評判になり口コミで檀家さんの間に広まって、
ぽつぽつと細工物の注文が入るようになってしまった。
 妻夫木と言う女性から箱庭の細工を頼まれる。下駄を材料に。

 バットで作ったのは犬。翔太は犬を飼いたかったのだ。犬は夜な夜なお外を散歩した。

 帽子の男に娘が生まれた時に植えた木だと、仏像を頼まれる三郎。

 強引なセールスマンを撃退する犬。

 妻夫木さんは箱庭をもらう。

 仏像の顔は青嵐そっくり。

 妻夫木さん、家から帰ろうとするが、父親に娘の悠理を捕られて、追い出される。

 仏像を頼んだのは、開叔父さんのはぐれた式神だった。

 律は妻夫木さんの夫から悠理ちゃんを取り戻す。

 三郎は犬も箱庭も燃やす。

感想:死んだ人を無理にこの世にとどめると災難が…と言う話。
 災難なくても、無理にこの世にとどめられた死者が可哀想な事に。
 三郎さん、私も好きだから、いなくなるのは悲しい。でも、まともな人間では無いものね。
 無理に留めるのは間違いね。一回読んだ時わからなかったけど、もう一度読み返してやっとわかった!
 帽子の男は開叔父さんの式神ね。

 「夜半の客」隣でしゃっべてる夜半の客は?と言う話。
 薫ちゃんが男と気づいたのは、あの女の着物を着た爺さんから。
 そうよね、男は殺される家だから女の振りをするしかない。しかし、一回目は弟と言うのは薫の事と思ってた。
 違うわね、あの家の主の弟ね。夜半の客は薫の事では無く縁(ゆかり)の事をしゃべっていた。
 開おじさん、カッコいいけど、かなり黒いし、飯島家の人間と関わるのは怖い。逆に助けられるかな。
 開の若い頃は律そっくり。と言う事は律も、将来は…。しかし、中身が違うし…。
 先が見えない長い廊下で鬼女に追われるなんて、怖すぎる。

 「晴れ着」呪いの着物の話。犠牲になった人、お気の毒。開おじさん、熱烈大歓迎の律の家。
 なまじ見えるからね、余計な者達の熱烈大歓迎もわかってしまう。
 本棚の蔭に隠されていた鏡が青嵐を護法神たらしめてたのか。なぜ?わからん。

 「餓鬼田の守り神」餓鬼に取り付かれる話。
 南の八畳を建て増すために池をつぶしたのが、まずかったと青野気づく。
 池は餓鬼が飢えをしのぐための物だから。しかし、律達が、三郎の箱庭に餓鬼達を大量に移住させたが。
 鏡の欠片がまだ足りない。見つかるの?まさか、開叔父さんが隠ぺい…。それは無いか…。

|

« 南米の大湿原 | トップページ | 三千拝の願い »

百鬼夜行抄(2)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45625/40867273

この記事へのトラックバック一覧です: 月影の庭:

« 南米の大湿原 | トップページ | 三千拝の願い »