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キオク 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第13話「ネガイ」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:若林厚司 演出:松田清 作画監督:小美野雅彦 見嶋梨香

 カラス(中井和哉)は重傷だった。上乃木ハルカ(工藤晴香)は後藤ユウ(瀧本富士子)を呼ぶ。
 片腕が無く、その切れた所から青い光が流れ出ているカラスの姿を見て、
ユウは人間なんかじゃないとハルカをカラスから引き離そうとする。
 もちろんハルカは離れようとはしない。
 こんな奴のそばにいるから危ない目に会うと言うユウに違うよと言うハルカ。
 「カラスは私の事を守ろうとしてくれて…。だからこんなになっちゃって…」「ハルカ…、でも…」
 「ねえ、ユウ…ユウはカラスだから私を助けてくれるよね」涙を流しながら言うハルカ。

 フクロウのレイズの消滅はラクリマからも観測された。コサギ(本田貴子)はカラスがやったのだと思う。
 クイナ(小山力也)に勝手な行動を取るなと釘を刺される。

 あっちこっちに欠落がある体でフラフラと歩いているアトリ(鈴村健一)、都電の前に出る。
 轢かれそうになった所をトビ((白石涼子)に助けられる。アトリはトビの事を覚えていなかった。

 倉庫には二条雪恵(中原麻衣)が呼ばれていた。

 藤原イサミ(宮田幸季)、長谷部アイ(千葉紗子 )、向井ミホ( 名塚佳織 )達も倉庫に急いでいる。
 近道を行こうとしたアイ、トビ達にぶつかる。アイ達を見たアトリ、「サラ」と言って立ち上がる。
 彼はミホを抱きしめた。「君の事を妹と勘違いしてるみたいなんだ。君達に危害は加えない、約束するよ」とトビ。 トビ、慌ててたみたいだけど何かあったのと聞く。

 アイ達、トビとアトリも倉庫に連れてくる。動揺するユウ。(当たり前だな)トビがアトリの事を保証。
 アトリ、カラスを見て、近づき、「どうしたんだ、寝てちゃダメだろ。泣いてるよ、あの子が。アイ、聞こえてるだろ」
と言う。
 トビの見立てによると、自己再生するにはレイズが消耗し過ぎてる。フクロウの事を聞くトビ。
 「フクロウは…」と言いながらイサミの方を見るカラス。「…死んだ」「アトリじゃ、ないよね…」
 「違うの、あの人じゃない…」とハルカ。「仮面をした人が、あの人も、カラスも…」シャングリラと察するトビ。
 カラスの治療には大量のレイズが必要。レイズは全ての物質を構成する最小の素粒子。
 トビはレイズの集局ポイントを見つける。雪恵ちゃんの車でそこに行く事に。トビは後ろの荷物スペースに乗る。  (トビ、可愛い♪)
 ユウは車に全員は乗れないし、俺がいても何も出来ないと乗りたがらない。
 業を煮やしたイサミ、無理矢理ユウを車に乗せる。
 ミホ、アトリに向かって「みんなをよろしくね♪」と言ってにっこり笑う。アトリも嬉しそうに笑う。

 郡山京司(藤原啓治)、車に乗ってるカラスとハルカ、発見!追いかける。ユウ、つけられている事に気づく。
 内田涼子(大原さやか)はこの先に量子ポテンシャルの局点がある事に気づく。雪恵、車をかっ飛ばす。
 牛の間を突っ切る雪恵ちゃん…。内田の命令でおっかける郡山。車、パンク。目的地に着く雪恵ちゃん達。
 トビが探査してると、変なノイズが走る。横を見ると青い雪が…。コサギ現れる。
 トビはフクロウをやったのはカラスではないと言うが、裏切り者の言葉は信じないとコサギ。
 龍のトルクを渡せと言うコサギにトビは言う。
 「聞いて!この時空は、ラクリマのようにまだ限界点に達していない!
この時空でこそ、龍のトルクは、全時空の揺らぎを戻す鍵となるかもしれないし…」
 しかしコサギはおまえの予測など聞きたくもないと言う。
 カラスを支えていたアトリ、カラスをそっと下ろして、コサギに近づき、横目でトビに、「早く、命の光を…」と指図。 みんなでカラスを運ぶ。コサギの前で、脂汗を流し、息が苦しそうなアトリ。
 アトリ、雄たけびをあげてコサギにアタック。
 押し倒しながら、「約束したんだ、誰だか知らないが、おまえを行かせない」と言う。トビ、カラスの治療をする。
 雲が流れてくる。上空からレイズを集めて、それをカラスに注入するトビ。
 そのレイズが毛細血管のように体中に走る。苦しむカラスを気遣うハルカを見て、ユウはカラスに叫ぶ。
 「バカ!何やってんだよ!おまえ、俺に偉そうな事言ってたくせに、ハルカを泣かせるなよ!」
 コサギ、変化する。その変化を見たアトリ、「おまえ、人間じゃないのか」と言う。
 「どいつもこいつも。竜騎兵もおしまいだな」コサギ、アトリを攻撃しようとする。カラスの体が再生していく。
 コサギがやってきて、トビをはじき飛ばす。コサギが来るのを見てハルカは言う。
 「あたしのせいだ。あたしがあんな未来を見たから」
 「そんな事は無い。選択出来ない未来なんて、ありえない!誰かに決められた未来なんて絶対に無いんだ!」
とトビは叫ぶ。
 「でも、あたしがあの人と行けば、カラスは助けられる」立ち上がるハルカ。「駄目だ!」と叫ぶトビ。
 「行くな、ハルカ!」ユウがハルカの前に立つ。コサギ、ユウを調べて、カラスである事を知る。
 「おまえはなぜいつも私をいらつかせる!」ユウ、飛ばされる。
 コサギ、ハルカを羽交い締めにし、「龍のトルク、ラクリマで幻となれ」と言う。左足先が欠けたアトリ、来る。
 「約束なんだ。あいつと…、約束したん。サラ…」 アトリ、攻撃態勢。
 コサギが攻撃されている間に、ハルカを救出するユウ。(おまえにしては良くやった!)コサギ、強制退去。
 郡山と内田は光の柱とそれを中心にして浮かぶウロボロスの輪を見る。光の中で浮いているカラス。
 “フクロウ、フクロウ、そこにいるのか。イサミ、ハルカには会えたか。俺はまだここに留まる。
ハルカに伝えてくれ。この時空のハルカは、俺が守る”

 コサギを強制収容したのはクイナだった。

 カラス、気がつく。空、明るくなってる。
 アトリ(お眠り中)と背中を合わせて休んでいるトビ、
「未来は無数に広がっている。きっと僕達は、選ぶ事が出来るんだ。自分達の未来を」
 寝ているアトリに視線を向けるトビ。「そうだね。そうだと良いな」

第14話「キオク」
脚本:浅川美也 絵コンテ:須永司 演出:柳瀬雄之 作画監督:青木真理子

 鳴っている電話に気づくハルカ。電話はえらく古い型の物。取りあえず、出る。「黛ですが」(黛拓也 三宅健太) 「えっ、お父さん!?」「お父さん?お間違いじゃないですか」切られる。

 ハルカ、階段下の古電話の事をお母さん(上乃木明日香  岡村明美) に話す。
 お婆ちゃんの生まれる前から使っていない電話。実はお母さんが若い頃にも鳴った事があったそうだ。
 子供が描いたような猫の絵を、明日香、段ボール箱から発掘。学生の頃描いてた奴だそうだ。
 捨てると言う母に、じゃああたしにちょうだいとハルカ。
 「へえ、これとかも可愛いじゃない。うわあ、何これ、デブのクマだ、可愛い」

 雪恵先生、トビとアトリを連れて固い笑顔でご訪問。なんとトビとアトリはハルカの家の下宿人になるのだ。
 「NPOの人なんだって?」「ええ、野鳥の調査をしてるんです」とトビ。アトリ、部屋を気にいる。
 ミホ、アイ、イサミも来る。
 「アトリ、元気?わあ、明るくて良い部屋じゃない。ずっと物置にしてたなんて勿体ないわよねアトリ?」
 「そうだな」ユウも来た。「あいつはいないのか」とユウ。「カラス?出かけてるんじゃないかな」とトビ。
(さっき屋根の上にいたな)
 「あの人も一緒に下宿しちゃえば良かったのにね」とミホ。
 「無理だよ。あんなに殺気を漲らせておいて、野鳥の調査なんて怪しすぎるって」とトビ。
 「そうそう、いっつも怖い顔して…」そう言うイサミの後ろにカラス出現。うまく行きそうかとトビに聞くカラス。
 トビ、コンピューターをいじっている。セットアップに時間がかかるそうだ。ユウ、カラスを睨みつける。
 カラスが何だと聞くと別にとユウ。ハルカ、麦茶を持って入ってくる。カラスを心配するハルカ。
 「ハルカ!…麦茶くれよ」「ああ。じゃあ、ユウ、みんなに配って」「ええ、俺が?」「早くコップに注いでよ」
 「あっ、わかったよ」そんなユウの様子をじっと見るカラス。(なんせ、昔の自分だもんね。複雑だろう)
 トビにそれで良かったかなと聞く雪恵先生。骨董品だけどプログラムでカバーするとトビ。
(ミホとアトリは並んで座っている)
 最新型のパソコンだったので、ちょっとショックな雪恵。(彼女が払ったんだろうし…)「良いのかよ、ハルカ」
 「何が?」「何がって…」5つのちっちゃなキューブが浮き、驚くみんな。
 ハルカ立ち上がってカラスに近づき、聞く。「トビ、何やってるの?」「調べたい事がある」
 「カラスは手伝わないの」「トビの方が詳しい」「そっか」紙コップ(プラスチック製コップか?)を握りしめるユウ。
 ユウ、トイレと言って出ていく。ハルカ、追いかけ、どうしたのよ、あんなの感じ悪いよとユウに言う。
 東京に行こうとユウ、あいつらの近くにいては良くないと。
 逃げたって無駄とハルカが言うと、東京にはおまえのお父さんがいるとユウ。
 お父さんなら今週の土曜日来るそうだ。原因は自分だしカラスといた方が良い。
 「そんなにあいつが信用出来るのかよ」
 もう良い、怖い目に会ったからって泣いたって知らないぞと去ろうとするユウ。「何怒ってるのよ」「怒ってないよ」 「怒ってるじゃない」「怒ってない!」「怒ってる!」「怒ってないって言ってるだろう!」出ていくユウ。
 「やっぱ怒ってるじゃん」怒ってるどうとかと言う声を聞くハルカ。「怒ってるじゃない」母の声のような…。
 使われていない電話が鳴る。「もしもし」「はい、黛です」「お父さん?」「お父さん!?お間違えじゃないですか」 切る。「怒ってるんでしょう!?」龍のトルク出現。東京だった。電話が鳴っている。

 樹の下に座っているユウの横にカラス出現。「話がある」と上昇するカラス。「来い!」
 「行けるかよ、そんなとこ!」黙ってにらみつけるカラス。「わかったよ」

 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」切る。
 「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」明日香。「時間だ。もう行くよ」黛、出る。
 「…何よ、あたしと話もしたくないわけ…。もう話す事も無いわけ」泣く明日香。
 「何で俺はあんな事しか言えないんだ。くそっ!!」廊下では黛がいら立っていた。
 ドアが開き、8つの時のハルカがそっと覗く。そう、その日の夜はお父さんは帰ってこなかった。そして離婚。
 又、電話の前。電話鳴り、青い光舞う。「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」

 カラス、どこに行っちゃたんだろうとトビが言うと、あそこに居るよとアトリ。空中に浮かんでいるカラス。
 木をよじ登っているユウ。トビを残して、みんな外に出る。
 カラス、自分がハルカを守れない日が来たら、おまえが守れと言う。
 あんたみたいな事は出来ないし、強くなるのも無理とユウ。「おまえはハルカを守らなければならない」
 「あんたが守れば良いんだ」「貴様!」「ハルカはあんたの方が良いんだ!」「おまえ嫉妬しているのか」
 ハルカが好きなのかとたたみかけるカラス。違うと言うユウ。
 出会って、世話をするのは面倒で、しかし蝶を見せたら、あんなに可愛く笑って…。
 「あの時からなのか」とカラス。やっと自分の気持に気づくユウ。

 電話が鳴る。「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」
 「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」「時間だ。もう行くよ」又、鳴る。
 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」 「どう言えば君は満足するんだ」「私が知りたいわ」「時間だ。もう行くよ」“ダメ、行っちゃダメ”
 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」 「どう言えば君は満足するんだ!」「私が知りたいわ」「君はいつも不満だらけだ」
 「あたしは、夢を捨ててあなたと一緒になったのよ!」「俺が頼んだわけじゃない!」“違う、そうじゃない”
 「全部あたしが悪いんでしょう、そう言いたんでしょう?!」「いい加減にしてくれ」
 「みんなあたしのせいなんでしょ。あなたいっつも…」「もういい!」“違う、そうじゃないよ”
 「君はどの過去を見たいのかな」(時の放浪者 宮田光)「あなたは」
 「いくつもある過去の時空をさまよって、君は何を探そうとしている。いくら探そうと君の過去は変わらない」
 「そんな事ない」「時間だ。じゃあ行くよ」電話鳴る。「あなたなんかに出会わなければ良かった」
 「僕だってやり直せるなら君と出会わない人生を選ぶよ」
 「君の過去は変えられない。それでも、探し続けるのか。いつまで探すつもりだ」「二人が仲直りするまで」
 「その過去は、君の時空とは繋がらないのだよ」「どうして」「結局は近似値の時空にすぎない」
 「転ばなければ良かった。あの日転ばなければ出会わずに済んだのよ」“あの日?”ハルカ、跳ぶ。
 大学生の黛。スケッチを落とす明日香。絵をほめる黛。ハルカがもらった猫の絵をほめる。
 「あの二人が出会わない過去も、どこかの時空で見つけられるだろう。
だが、そんな事をしても、おまえにとって何の意味も無い。
なぜなら、お前の住む時空に繋がるわけでは無いのだから」
 「過去は変えられないって事?」うなずく放浪者。「それで良いんだよね。仲良かったんだね、二人」
 トルク、消える。

 予想以上に時空が不安定になっている。ラクリマにシャングリラが介入を始める前にそっくり。

 タツノオトシゴ状機械現れる。

 電話、鳴る。出る。「もしもし」「もしもし、もしもし。あの、この電話繋がってないはずなんですが!」
 「お母さん?!」「もしも~し、繋がってるんですか」「あたしだったのか。お母さん、あたしだよ!」
 「あっ、誰?どなたですか?」ノイズが入る。
 「もしもし、聞こえますか。どこかの時空のあたし、聞こえてますか。あたしは、元気ですか。
ちょっとだけ独り言聞いてください。大好きなユウが悲しんでいる時は、助けてあげてください。あたしには…」


第15話「シャングリラ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:須永司 演出:菊地康仁 作画監督:高橋裕一

 ハルカ、お父さんとデート。こどものくにと言う遊園地での思い出を話すハルカ。
 大人になった頃にここはまだあるのかなあと言うハルカに、最近また幽霊を見るようになったのかと聞く父。
 幽霊じゃなかった言うハルカ。父の携帯が鳴る。
「やあ、黛ちゃん探したよぉ。携帯変えたんなら教えてよねえ。もう一度ちゃんと話そって言ったじゃない。
今娘と一緒なんだろ。久しぶりの再会だろ、せいぜい楽しみなよ。
12歳ぐらいの子供じゃあ、いつ交通事故に会うって事にもなりかねないからねえ。
心配だよなあ、母親に親権持ってかれた父親は。へへへへへ」
 篠原真琴(咲野俊介)の声。「わかった。いつ会えばいい。…場所は。では2時間後に」父、ハルカと別れる。

 トビ、カラスと一緒に時空のひずみを探している。
 「俺達は子供の頃、時が過去から未来へ流れる事は不変だと信じていた」
 「そうだね。昔はみんな無知だっただけだよ。
しかし、時間と言う概念は人間達が試行した尺度でしかなく、真実は空間と連鎖変動する値でしかないと知った」 「カラス…」
 「時間も空間も、常に変化し確定しない物だと知った時、人間は存在の意味を見失ったのではないのか。
この時空も、ラクリマも、この俺も、ハルカも。全て幻だったのかもしれない」
 「それは違うよ。観測する事によって、存在は確定されるんだ。カラスはハルカを見つけた。
だからハルカは存在する。そして、ハルカもカラスを見つけた。だからカラスは、ここにいるんだよ」

 郡山、カラスを見つける。銃を持って近づく。銃を向けてこっちへ来いよと言うが、カラスはにやりと笑うばかり。  (そりゃまあ、そうだな)
 一瞬で郡山の前に現れるカラス。銃も簡単に弾き飛ばす。何者だか聞く郡山。
 聞いても無駄だとカラス、理解できないと。十年後に理解できるとカラス。
 「あなた、経年時空間の、転位存在ね。量子力場と、時空間の相対性の解が、判明している世界なの?」
 内田ちゃんだ。
 「カラスにその説明は難しいと思うよ。良い線行ってるよ。お姉さん、優秀なんだね。
あなたなら、僕達を理解できるかもしれないね」
 トビ。

 ユウ、イサミにハルカの不思議な力の事を相談。不思議な力なんて向井みたいな事を言うなとイサミ。
 カラスはハルカの事を守れと言ったとユウ。俺達は男だから女は守らなきゃとイサミ。
 イサミは好きな子いるのと聞くユウ。秘密だと打ち明けるイサミ。「雪恵先生!?」
 「馬鹿、ありえねえ、大声出すんじゃねえよ!」「そんな事みんな知ってるよ」
 「ええ!あ、ありえねえ。何で知ってんの」「イサミに聞いた僕が馬鹿だったよ」

 トビが見つけた揺らぎの場へ赴くカラス、内田ちゃん、仕方なく郡山。

 水道管ゲームをしているハルカ達。窓の外にタツノオトシゴ機。
 そいつが正面を向くと、ノエインのような目が覗く。ハッとするアトリ。機、消えている。「あいつらが…」

 小さな臨界反応。イレギュラーの振動。カラスが触れると何かが出現。「やっぱり臨界域だ」とトビ。
 小さなウロボロスの輪。「何だよあの輪っかは」「あれが時空の接触域よ」と内田ちゃん。
 内田ちゃん、ウロボロスの輪に触ろうとするが、触れない。
 「それは存在として確定しないんだ。あなた達の科学レベルで言うと量子的存在、重ね合わせの状態なんだ」
 ウロボロスの輪の赤い目玉が光り、青い光が満ちる。

 アトリはミホとアイのお見送りに行く。タツノオトシゴ機に気づくハルカ。気がつくと部屋。

 カラス、苦しんでいる。トビも。「この波動は…シャングリラ…」「あいつだ…シャングリラの仮面だ…」
 「カラス、ハルカだ!ハルカが危ない!」カラス、跳ぶ。

 アイ達と水道管ゲームのはずが、三人タツノオトシゴ機になる。逃げるハルカ。外に出る。カラスがいた。
 きつい表情でハルカを見るカラス。手を差し出し、「おいで、ハルカ」と言うカラス。
 操られているように一歩一歩足を踏み出すハルカ。その前にカラスが出現。「下がれ、ハルカ」
 「おいでハルカ、こっちへおいで」向こうのカラスの目が赤く光る。「違う、あなたカラスじゃない。誰だよ!」
 「おいで、ハルカ」カラスが、向こうのカラスを攻撃。中からノエインが現れる。
 「ハルカ、一緒に行こう、シャングリラへ」カラスとハルカ、飛ばされる。ユウ、その時、缶を落とす。
 「ハルカが、ハルカがさらわれたんだ!」

 「ここは」カラス。カラスとハルカ一緒にいる。「狭間だ。時空の狭間」ノエイン。ハルカを後ろにやるカラス。
 「ハルカ、おいで。私の元へおいで」ノエインのいる地から亀裂が走ってくる。カラスとハルカ、離れ離れになる。 「私はノエイン。全てを認識する者。さあ、共に。ハルカ、共にシャングリラへ」「シャングリラ?」
 「そう、理想の時空だ」「あたし、行きたくない!」ノエインに連れ去られるハルカ。深い青の空。草原。静かだ。  「ここは、どこ」「シャングリラだよ、ハルカ。ここは争いも苦しみも無い、静寂が覆う世界。
 この世界こそ理想なんだよ。今世界はこの理想の時空へ統合されようとしているんだ」「統合?」
 「そうだよ、ハルカ。君が存在する時空、君が存在しない時空、さまざまな時空は無秩序に分岐拡大していた。まさにカオス。無限の時空。それは無限の不幸なんだよ。だから私は時空を収束させた。
それがラクリマと、シャングリラ。君は、どちらを選ぶのかい」
 「あたしが、あたしが選ぶ?」カラスの武器が、ハルカをとらえる。
 カラス、一旦はハルカの手を掴むが、「離れろハルカ!」と手を離す。ノエインが来たのだ。
 カラスの武器に縛られながら、「クズめ」と言い放つノエイン。
 「消えろ!」とカラス、武器でノエインを縛り付け、ノエイン消えるが、別の場所に出現。
 何十発もの攻撃を受けるカラス。カラスの事を心配するハルカ。「奴の事は忘れればいい」「えっ」
 「君にとって幻だからさ」「違う!カラスは幻なんかじゃない!あたしのカラスはちゃんといるよ」「これは…」
 龍のトルク出現。カラス、消える。
 「あなたがフクロウを、イサミを消したんでしょう。あなたなんか、絶対信じない!」「ウロボロス…」
 ウロボロスの輪、出現。ハルカから遠ざかるノエイン。ユウ、イサミと一緒にハルカの家へ駆けつける。
 カラスが出現。しかし、ハルカは…。

感想:「ネガイ」を見て、ノエインを見続けて良かったと思う私。まあ、悪い人が良い人になる話に弱いんですね。
 アトリ、生きてた、可愛くなった。ミホ、彼を良い方向に導いてくれ。
 でも、彼ら、ここの時空の住人じゃないからなあ…、助かっても…。でも、元の時空に戻ればOKよね。
 ハルカ様が全てを救ってくれる事を祈る。何度も両親の過去をやり直すハルカ。
 でも、それはハルカの過去では無い。未来、又、良い事がある可能性があるからね、そこに賭けよう。
 シャングリラが理想の社会なんて信じられない。理想の社会の人があんな事をするはずがない。
 静かすぎる世界は不気味だ。でも、ノエインも不幸なんだと思う。
 ハルカ様に、ノエインまで救えと言うのは、いくらなんでも願いすぎか。

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ノエイン(8)」カテゴリの記事

コメント

強制って…なんだろう…?

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2008.03.01 07:09

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