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2008年2月

キオク 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第13話「ネガイ」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:若林厚司 演出:松田清 作画監督:小美野雅彦 見嶋梨香

 カラス(中井和哉)は重傷だった。上乃木ハルカ(工藤晴香)は後藤ユウ(瀧本富士子)を呼ぶ。
 片腕が無く、その切れた所から青い光が流れ出ているカラスの姿を見て、
ユウは人間なんかじゃないとハルカをカラスから引き離そうとする。
 もちろんハルカは離れようとはしない。
 こんな奴のそばにいるから危ない目に会うと言うユウに違うよと言うハルカ。
 「カラスは私の事を守ろうとしてくれて…。だからこんなになっちゃって…」「ハルカ…、でも…」
 「ねえ、ユウ…ユウはカラスだから私を助けてくれるよね」涙を流しながら言うハルカ。

 フクロウのレイズの消滅はラクリマからも観測された。コサギ(本田貴子)はカラスがやったのだと思う。
 クイナ(小山力也)に勝手な行動を取るなと釘を刺される。

 あっちこっちに欠落がある体でフラフラと歩いているアトリ(鈴村健一)、都電の前に出る。
 轢かれそうになった所をトビ((白石涼子)に助けられる。アトリはトビの事を覚えていなかった。

 倉庫には二条雪恵(中原麻衣)が呼ばれていた。

 藤原イサミ(宮田幸季)、長谷部アイ(千葉紗子 )、向井ミホ( 名塚佳織 )達も倉庫に急いでいる。
 近道を行こうとしたアイ、トビ達にぶつかる。アイ達を見たアトリ、「サラ」と言って立ち上がる。
 彼はミホを抱きしめた。「君の事を妹と勘違いしてるみたいなんだ。君達に危害は加えない、約束するよ」とトビ。 トビ、慌ててたみたいだけど何かあったのと聞く。

 アイ達、トビとアトリも倉庫に連れてくる。動揺するユウ。(当たり前だな)トビがアトリの事を保証。
 アトリ、カラスを見て、近づき、「どうしたんだ、寝てちゃダメだろ。泣いてるよ、あの子が。アイ、聞こえてるだろ」
と言う。
 トビの見立てによると、自己再生するにはレイズが消耗し過ぎてる。フクロウの事を聞くトビ。
 「フクロウは…」と言いながらイサミの方を見るカラス。「…死んだ」「アトリじゃ、ないよね…」
 「違うの、あの人じゃない…」とハルカ。「仮面をした人が、あの人も、カラスも…」シャングリラと察するトビ。
 カラスの治療には大量のレイズが必要。レイズは全ての物質を構成する最小の素粒子。
 トビはレイズの集局ポイントを見つける。雪恵ちゃんの車でそこに行く事に。トビは後ろの荷物スペースに乗る。  (トビ、可愛い♪)
 ユウは車に全員は乗れないし、俺がいても何も出来ないと乗りたがらない。
 業を煮やしたイサミ、無理矢理ユウを車に乗せる。
 ミホ、アトリに向かって「みんなをよろしくね♪」と言ってにっこり笑う。アトリも嬉しそうに笑う。

 郡山京司(藤原啓治)、車に乗ってるカラスとハルカ、発見!追いかける。ユウ、つけられている事に気づく。
 内田涼子(大原さやか)はこの先に量子ポテンシャルの局点がある事に気づく。雪恵、車をかっ飛ばす。
 牛の間を突っ切る雪恵ちゃん…。内田の命令でおっかける郡山。車、パンク。目的地に着く雪恵ちゃん達。
 トビが探査してると、変なノイズが走る。横を見ると青い雪が…。コサギ現れる。
 トビはフクロウをやったのはカラスではないと言うが、裏切り者の言葉は信じないとコサギ。
 龍のトルクを渡せと言うコサギにトビは言う。
 「聞いて!この時空は、ラクリマのようにまだ限界点に達していない!
この時空でこそ、龍のトルクは、全時空の揺らぎを戻す鍵となるかもしれないし…」
 しかしコサギはおまえの予測など聞きたくもないと言う。
 カラスを支えていたアトリ、カラスをそっと下ろして、コサギに近づき、横目でトビに、「早く、命の光を…」と指図。 みんなでカラスを運ぶ。コサギの前で、脂汗を流し、息が苦しそうなアトリ。
 アトリ、雄たけびをあげてコサギにアタック。
 押し倒しながら、「約束したんだ、誰だか知らないが、おまえを行かせない」と言う。トビ、カラスの治療をする。
 雲が流れてくる。上空からレイズを集めて、それをカラスに注入するトビ。
 そのレイズが毛細血管のように体中に走る。苦しむカラスを気遣うハルカを見て、ユウはカラスに叫ぶ。
 「バカ!何やってんだよ!おまえ、俺に偉そうな事言ってたくせに、ハルカを泣かせるなよ!」
 コサギ、変化する。その変化を見たアトリ、「おまえ、人間じゃないのか」と言う。
 「どいつもこいつも。竜騎兵もおしまいだな」コサギ、アトリを攻撃しようとする。カラスの体が再生していく。
 コサギがやってきて、トビをはじき飛ばす。コサギが来るのを見てハルカは言う。
 「あたしのせいだ。あたしがあんな未来を見たから」
 「そんな事は無い。選択出来ない未来なんて、ありえない!誰かに決められた未来なんて絶対に無いんだ!」
とトビは叫ぶ。
 「でも、あたしがあの人と行けば、カラスは助けられる」立ち上がるハルカ。「駄目だ!」と叫ぶトビ。
 「行くな、ハルカ!」ユウがハルカの前に立つ。コサギ、ユウを調べて、カラスである事を知る。
 「おまえはなぜいつも私をいらつかせる!」ユウ、飛ばされる。
 コサギ、ハルカを羽交い締めにし、「龍のトルク、ラクリマで幻となれ」と言う。左足先が欠けたアトリ、来る。
 「約束なんだ。あいつと…、約束したん。サラ…」 アトリ、攻撃態勢。
 コサギが攻撃されている間に、ハルカを救出するユウ。(おまえにしては良くやった!)コサギ、強制退去。
 郡山と内田は光の柱とそれを中心にして浮かぶウロボロスの輪を見る。光の中で浮いているカラス。
 “フクロウ、フクロウ、そこにいるのか。イサミ、ハルカには会えたか。俺はまだここに留まる。
ハルカに伝えてくれ。この時空のハルカは、俺が守る”

 コサギを強制収容したのはクイナだった。

 カラス、気がつく。空、明るくなってる。
 アトリ(お眠り中)と背中を合わせて休んでいるトビ、
「未来は無数に広がっている。きっと僕達は、選ぶ事が出来るんだ。自分達の未来を」
 寝ているアトリに視線を向けるトビ。「そうだね。そうだと良いな」

第14話「キオク」
脚本:浅川美也 絵コンテ:須永司 演出:柳瀬雄之 作画監督:青木真理子

 鳴っている電話に気づくハルカ。電話はえらく古い型の物。取りあえず、出る。「黛ですが」(黛拓也 三宅健太) 「えっ、お父さん!?」「お父さん?お間違いじゃないですか」切られる。

 ハルカ、階段下の古電話の事をお母さん(上乃木明日香  岡村明美) に話す。
 お婆ちゃんの生まれる前から使っていない電話。実はお母さんが若い頃にも鳴った事があったそうだ。
 子供が描いたような猫の絵を、明日香、段ボール箱から発掘。学生の頃描いてた奴だそうだ。
 捨てると言う母に、じゃああたしにちょうだいとハルカ。
 「へえ、これとかも可愛いじゃない。うわあ、何これ、デブのクマだ、可愛い」

 雪恵先生、トビとアトリを連れて固い笑顔でご訪問。なんとトビとアトリはハルカの家の下宿人になるのだ。
 「NPOの人なんだって?」「ええ、野鳥の調査をしてるんです」とトビ。アトリ、部屋を気にいる。
 ミホ、アイ、イサミも来る。
 「アトリ、元気?わあ、明るくて良い部屋じゃない。ずっと物置にしてたなんて勿体ないわよねアトリ?」
 「そうだな」ユウも来た。「あいつはいないのか」とユウ。「カラス?出かけてるんじゃないかな」とトビ。
(さっき屋根の上にいたな)
 「あの人も一緒に下宿しちゃえば良かったのにね」とミホ。
 「無理だよ。あんなに殺気を漲らせておいて、野鳥の調査なんて怪しすぎるって」とトビ。
 「そうそう、いっつも怖い顔して…」そう言うイサミの後ろにカラス出現。うまく行きそうかとトビに聞くカラス。
 トビ、コンピューターをいじっている。セットアップに時間がかかるそうだ。ユウ、カラスを睨みつける。
 カラスが何だと聞くと別にとユウ。ハルカ、麦茶を持って入ってくる。カラスを心配するハルカ。
 「ハルカ!…麦茶くれよ」「ああ。じゃあ、ユウ、みんなに配って」「ええ、俺が?」「早くコップに注いでよ」
 「あっ、わかったよ」そんなユウの様子をじっと見るカラス。(なんせ、昔の自分だもんね。複雑だろう)
 トビにそれで良かったかなと聞く雪恵先生。骨董品だけどプログラムでカバーするとトビ。
(ミホとアトリは並んで座っている)
 最新型のパソコンだったので、ちょっとショックな雪恵。(彼女が払ったんだろうし…)「良いのかよ、ハルカ」
 「何が?」「何がって…」5つのちっちゃなキューブが浮き、驚くみんな。
 ハルカ立ち上がってカラスに近づき、聞く。「トビ、何やってるの?」「調べたい事がある」
 「カラスは手伝わないの」「トビの方が詳しい」「そっか」紙コップ(プラスチック製コップか?)を握りしめるユウ。
 ユウ、トイレと言って出ていく。ハルカ、追いかけ、どうしたのよ、あんなの感じ悪いよとユウに言う。
 東京に行こうとユウ、あいつらの近くにいては良くないと。
 逃げたって無駄とハルカが言うと、東京にはおまえのお父さんがいるとユウ。
 お父さんなら今週の土曜日来るそうだ。原因は自分だしカラスといた方が良い。
 「そんなにあいつが信用出来るのかよ」
 もう良い、怖い目に会ったからって泣いたって知らないぞと去ろうとするユウ。「何怒ってるのよ」「怒ってないよ」 「怒ってるじゃない」「怒ってない!」「怒ってる!」「怒ってないって言ってるだろう!」出ていくユウ。
 「やっぱ怒ってるじゃん」怒ってるどうとかと言う声を聞くハルカ。「怒ってるじゃない」母の声のような…。
 使われていない電話が鳴る。「もしもし」「はい、黛です」「お父さん?」「お父さん!?お間違えじゃないですか」 切る。「怒ってるんでしょう!?」龍のトルク出現。東京だった。電話が鳴っている。

 樹の下に座っているユウの横にカラス出現。「話がある」と上昇するカラス。「来い!」
 「行けるかよ、そんなとこ!」黙ってにらみつけるカラス。「わかったよ」

 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」切る。
 「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」明日香。「時間だ。もう行くよ」黛、出る。
 「…何よ、あたしと話もしたくないわけ…。もう話す事も無いわけ」泣く明日香。
 「何で俺はあんな事しか言えないんだ。くそっ!!」廊下では黛がいら立っていた。
 ドアが開き、8つの時のハルカがそっと覗く。そう、その日の夜はお父さんは帰ってこなかった。そして離婚。
 又、電話の前。電話鳴り、青い光舞う。「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」

 カラス、どこに行っちゃたんだろうとトビが言うと、あそこに居るよとアトリ。空中に浮かんでいるカラス。
 木をよじ登っているユウ。トビを残して、みんな外に出る。
 カラス、自分がハルカを守れない日が来たら、おまえが守れと言う。
 あんたみたいな事は出来ないし、強くなるのも無理とユウ。「おまえはハルカを守らなければならない」
 「あんたが守れば良いんだ」「貴様!」「ハルカはあんたの方が良いんだ!」「おまえ嫉妬しているのか」
 ハルカが好きなのかとたたみかけるカラス。違うと言うユウ。
 出会って、世話をするのは面倒で、しかし蝶を見せたら、あんなに可愛く笑って…。
 「あの時からなのか」とカラス。やっと自分の気持に気づくユウ。

 電話が鳴る。「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」
 「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」「時間だ。もう行くよ」又、鳴る。
 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」 「どう言えば君は満足するんだ」「私が知りたいわ」「時間だ。もう行くよ」“ダメ、行っちゃダメ”
 「はい、黛ですが。…お父さん?!お間違いじゃないですか」「怒ってるんでしょう?怒ってるんでしょう、ねえ!」 「どう言えば君は満足するんだ!」「私が知りたいわ」「君はいつも不満だらけだ」
 「あたしは、夢を捨ててあなたと一緒になったのよ!」「俺が頼んだわけじゃない!」“違う、そうじゃない”
 「全部あたしが悪いんでしょう、そう言いたんでしょう?!」「いい加減にしてくれ」
 「みんなあたしのせいなんでしょ。あなたいっつも…」「もういい!」“違う、そうじゃないよ”
 「君はどの過去を見たいのかな」(時の放浪者 宮田光)「あなたは」
 「いくつもある過去の時空をさまよって、君は何を探そうとしている。いくら探そうと君の過去は変わらない」
 「そんな事ない」「時間だ。じゃあ行くよ」電話鳴る。「あなたなんかに出会わなければ良かった」
 「僕だってやり直せるなら君と出会わない人生を選ぶよ」
 「君の過去は変えられない。それでも、探し続けるのか。いつまで探すつもりだ」「二人が仲直りするまで」
 「その過去は、君の時空とは繋がらないのだよ」「どうして」「結局は近似値の時空にすぎない」
 「転ばなければ良かった。あの日転ばなければ出会わずに済んだのよ」“あの日?”ハルカ、跳ぶ。
 大学生の黛。スケッチを落とす明日香。絵をほめる黛。ハルカがもらった猫の絵をほめる。
 「あの二人が出会わない過去も、どこかの時空で見つけられるだろう。
だが、そんな事をしても、おまえにとって何の意味も無い。
なぜなら、お前の住む時空に繋がるわけでは無いのだから」
 「過去は変えられないって事?」うなずく放浪者。「それで良いんだよね。仲良かったんだね、二人」
 トルク、消える。

 予想以上に時空が不安定になっている。ラクリマにシャングリラが介入を始める前にそっくり。

 タツノオトシゴ状機械現れる。

 電話、鳴る。出る。「もしもし」「もしもし、もしもし。あの、この電話繋がってないはずなんですが!」
 「お母さん?!」「もしも~し、繋がってるんですか」「あたしだったのか。お母さん、あたしだよ!」
 「あっ、誰?どなたですか?」ノイズが入る。
 「もしもし、聞こえますか。どこかの時空のあたし、聞こえてますか。あたしは、元気ですか。
ちょっとだけ独り言聞いてください。大好きなユウが悲しんでいる時は、助けてあげてください。あたしには…」


第15話「シャングリラ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:須永司 演出:菊地康仁 作画監督:高橋裕一

 ハルカ、お父さんとデート。こどものくにと言う遊園地での思い出を話すハルカ。
 大人になった頃にここはまだあるのかなあと言うハルカに、最近また幽霊を見るようになったのかと聞く父。
 幽霊じゃなかった言うハルカ。父の携帯が鳴る。
「やあ、黛ちゃん探したよぉ。携帯変えたんなら教えてよねえ。もう一度ちゃんと話そって言ったじゃない。
今娘と一緒なんだろ。久しぶりの再会だろ、せいぜい楽しみなよ。
12歳ぐらいの子供じゃあ、いつ交通事故に会うって事にもなりかねないからねえ。
心配だよなあ、母親に親権持ってかれた父親は。へへへへへ」
 篠原真琴(咲野俊介)の声。「わかった。いつ会えばいい。…場所は。では2時間後に」父、ハルカと別れる。

 トビ、カラスと一緒に時空のひずみを探している。
 「俺達は子供の頃、時が過去から未来へ流れる事は不変だと信じていた」
 「そうだね。昔はみんな無知だっただけだよ。
しかし、時間と言う概念は人間達が試行した尺度でしかなく、真実は空間と連鎖変動する値でしかないと知った」 「カラス…」
 「時間も空間も、常に変化し確定しない物だと知った時、人間は存在の意味を見失ったのではないのか。
この時空も、ラクリマも、この俺も、ハルカも。全て幻だったのかもしれない」
 「それは違うよ。観測する事によって、存在は確定されるんだ。カラスはハルカを見つけた。
だからハルカは存在する。そして、ハルカもカラスを見つけた。だからカラスは、ここにいるんだよ」

 郡山、カラスを見つける。銃を持って近づく。銃を向けてこっちへ来いよと言うが、カラスはにやりと笑うばかり。  (そりゃまあ、そうだな)
 一瞬で郡山の前に現れるカラス。銃も簡単に弾き飛ばす。何者だか聞く郡山。
 聞いても無駄だとカラス、理解できないと。十年後に理解できるとカラス。
 「あなた、経年時空間の、転位存在ね。量子力場と、時空間の相対性の解が、判明している世界なの?」
 内田ちゃんだ。
 「カラスにその説明は難しいと思うよ。良い線行ってるよ。お姉さん、優秀なんだね。
あなたなら、僕達を理解できるかもしれないね」
 トビ。

 ユウ、イサミにハルカの不思議な力の事を相談。不思議な力なんて向井みたいな事を言うなとイサミ。
 カラスはハルカの事を守れと言ったとユウ。俺達は男だから女は守らなきゃとイサミ。
 イサミは好きな子いるのと聞くユウ。秘密だと打ち明けるイサミ。「雪恵先生!?」
 「馬鹿、ありえねえ、大声出すんじゃねえよ!」「そんな事みんな知ってるよ」
 「ええ!あ、ありえねえ。何で知ってんの」「イサミに聞いた僕が馬鹿だったよ」

 トビが見つけた揺らぎの場へ赴くカラス、内田ちゃん、仕方なく郡山。

 水道管ゲームをしているハルカ達。窓の外にタツノオトシゴ機。
 そいつが正面を向くと、ノエインのような目が覗く。ハッとするアトリ。機、消えている。「あいつらが…」

 小さな臨界反応。イレギュラーの振動。カラスが触れると何かが出現。「やっぱり臨界域だ」とトビ。
 小さなウロボロスの輪。「何だよあの輪っかは」「あれが時空の接触域よ」と内田ちゃん。
 内田ちゃん、ウロボロスの輪に触ろうとするが、触れない。
 「それは存在として確定しないんだ。あなた達の科学レベルで言うと量子的存在、重ね合わせの状態なんだ」
 ウロボロスの輪の赤い目玉が光り、青い光が満ちる。

 アトリはミホとアイのお見送りに行く。タツノオトシゴ機に気づくハルカ。気がつくと部屋。

 カラス、苦しんでいる。トビも。「この波動は…シャングリラ…」「あいつだ…シャングリラの仮面だ…」
 「カラス、ハルカだ!ハルカが危ない!」カラス、跳ぶ。

 アイ達と水道管ゲームのはずが、三人タツノオトシゴ機になる。逃げるハルカ。外に出る。カラスがいた。
 きつい表情でハルカを見るカラス。手を差し出し、「おいで、ハルカ」と言うカラス。
 操られているように一歩一歩足を踏み出すハルカ。その前にカラスが出現。「下がれ、ハルカ」
 「おいでハルカ、こっちへおいで」向こうのカラスの目が赤く光る。「違う、あなたカラスじゃない。誰だよ!」
 「おいで、ハルカ」カラスが、向こうのカラスを攻撃。中からノエインが現れる。
 「ハルカ、一緒に行こう、シャングリラへ」カラスとハルカ、飛ばされる。ユウ、その時、缶を落とす。
 「ハルカが、ハルカがさらわれたんだ!」

 「ここは」カラス。カラスとハルカ一緒にいる。「狭間だ。時空の狭間」ノエイン。ハルカを後ろにやるカラス。
 「ハルカ、おいで。私の元へおいで」ノエインのいる地から亀裂が走ってくる。カラスとハルカ、離れ離れになる。 「私はノエイン。全てを認識する者。さあ、共に。ハルカ、共にシャングリラへ」「シャングリラ?」
 「そう、理想の時空だ」「あたし、行きたくない!」ノエインに連れ去られるハルカ。深い青の空。草原。静かだ。  「ここは、どこ」「シャングリラだよ、ハルカ。ここは争いも苦しみも無い、静寂が覆う世界。
 この世界こそ理想なんだよ。今世界はこの理想の時空へ統合されようとしているんだ」「統合?」
 「そうだよ、ハルカ。君が存在する時空、君が存在しない時空、さまざまな時空は無秩序に分岐拡大していた。まさにカオス。無限の時空。それは無限の不幸なんだよ。だから私は時空を収束させた。
それがラクリマと、シャングリラ。君は、どちらを選ぶのかい」
 「あたしが、あたしが選ぶ?」カラスの武器が、ハルカをとらえる。
 カラス、一旦はハルカの手を掴むが、「離れろハルカ!」と手を離す。ノエインが来たのだ。
 カラスの武器に縛られながら、「クズめ」と言い放つノエイン。
 「消えろ!」とカラス、武器でノエインを縛り付け、ノエイン消えるが、別の場所に出現。
 何十発もの攻撃を受けるカラス。カラスの事を心配するハルカ。「奴の事は忘れればいい」「えっ」
 「君にとって幻だからさ」「違う!カラスは幻なんかじゃない!あたしのカラスはちゃんといるよ」「これは…」
 龍のトルク出現。カラス、消える。
 「あなたがフクロウを、イサミを消したんでしょう。あなたなんか、絶対信じない!」「ウロボロス…」
 ウロボロスの輪、出現。ハルカから遠ざかるノエイン。ユウ、イサミと一緒にハルカの家へ駆けつける。
 カラスが出現。しかし、ハルカは…。

感想:「ネガイ」を見て、ノエインを見続けて良かったと思う私。まあ、悪い人が良い人になる話に弱いんですね。
 アトリ、生きてた、可愛くなった。ミホ、彼を良い方向に導いてくれ。
 でも、彼ら、ここの時空の住人じゃないからなあ…、助かっても…。でも、元の時空に戻ればOKよね。
 ハルカ様が全てを救ってくれる事を祈る。何度も両親の過去をやり直すハルカ。
 でも、それはハルカの過去では無い。未来、又、良い事がある可能性があるからね、そこに賭けよう。
 シャングリラが理想の社会なんて信じられない。理想の社会の人があんな事をするはずがない。
 静かすぎる世界は不気味だ。でも、ノエインも不幸なんだと思う。
 ハルカ様に、ノエインまで救えと言うのは、いくらなんでも願いすぎか。

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タタカイ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第10話「アラシノヨル」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:黒津安明 若林厚史 演出:榎本守 作画監督:鷲田敏弥 小林利充

 内田涼子(大原さやか)、今日の定例会にはどうしても顔を出せとの事で、東京に帰る。

 上乃木明日香(岡村明美)と後藤美有樹(田中敦子 )、ワインですっかり出来上がっている。

 藤原イサミ(宮田幸季)、長谷部アイ(千葉紗子 )、向井ミホ( 名塚佳織 )、ハルカに会いに来る。
 ユウの母親が出てきて驚く一行だったが、彼女は非常に愛想が良く、イサミに遊びに来てと、
「イサミちゃんが来るととってもにぎやかでオバさん大好き」とまで言う。
 明日香にビールを要求しながら退場。「どうしちゃったんだろう」「ありえねえ」「ホラーね」ミホのメガネが光る。
 ミホ、ユウ(瀧本富士子)に隣の部屋にいたか聞く。家に入る時に人影を見たのだ。
 気のせいだと言う上乃木ハルカ(工藤晴香)にじゃああれは幽霊かと嬉しそうなミホ。
 彼女はいつもお札を持ち歩いていた。(ある意味ありがたいか…)
 まずいんじゃないかとユウがハルカに言うとそれを聞き咎めるアイ。
 きっと信じてくれないと言うハルカに、親友の言う事なら何だって信じるに決まってんでしょうと力説するアイ。
 …「そんなの信じられるわけ無いじゃん!」言行不一致なアイ。隣に行くとカラス(中井和哉)がいた。
 カラス、証明のためか、一瞬で消えて、ドアのそばにいたミホの所に出現。
 手の上球(時空のゆらぎを調べるものかな?)も見せる。15年後の事を聞くアイ。
 過去に干渉するから話せないとハルカ。

 アトリ(鈴村健一)は龍のトルクを消すために、過去のカラスであり、
いつもハルカのそばにいるユウにちょっかい出す気満々。
 トビ((白石涼子)が止める。なぜか。「時空間は不可逆性であるけど、どんな影響が出るか予測が…」
 トビ、蹴られる。「今度俺の邪魔したら、殺す」アトリ、トビの首しめながら、地面に沈む。逃げるイサミとユウ。
 イサミ、アトリに足を掴まれ、倒れる。
 「そう言う事か。幼馴染だとは聞いていたけどな。ちょうどいい。消えちまえよフクロウ!」
 イサミの首を絞めるアトリ。電撃が走り、アトリ倒れる。フクロウ(喜安浩平)だった。アトリ、逃げる。
 「あんた誰だよ」「俺か?そうだなあ…。くたびれたオヤジだな。仲良くやれよ」

 内田ちゃん、説明をしてる。
 その説明の最中に、“つまんねェ~。役人はやっぱ使えねェ。キャリアとか言ってもバカばっか。
ここもアホどもの集まりさ。”とメールうちしている男、篠原真琴(咲野俊介)。
 “特にキャリアくづれの女はうぜえ~~!!”
 「実験予定地で確認された異常電磁波は、量子共鳴によるものと予測されます。
皆様にお送りましたのは、現地で観測したデータから作成した量子ポテンシャルのマップにも表れています。
この事から、あの地域には特異な場が発生してる可能性があるのです。
私見ではありますが、実験予定地の調査地域を拡大し、場の異常について、
総合的判断の出来る調査体制を取る事が、
実験時に起こるかもしれない被害を回避できる唯一の方法だと思います」
 「被害と言う表現は、適切ではないと思いますよ、内田博士」(関根信昭)
 「そうでしょうか。絶対臨界阻止計画委員会の役割として…」「委員長、ちょっと」篠原、手を上げる。
 「なんだね、篠原君」
 「政府はホントに、量子テレポーションの実用化を真剣に考えてるんですかあ、こんな調子でさあ」
 「どういう事ですか、篠原君」
 「これだ。良いですか、多量のデータを瞬時に通信できる技術の開発を、今世界中でやってんだ。
相手は世界なんですよ。
なのに、実験で起こるかどうか分からない周辺地域への影響の、予測調査を待っているなんて、
効率悪いと思わない?」
 「しかしねえ、篠原君」
 「リスクはどんな事をするにもあるんですよ。だから東京から離れた場所を実験地点に選んだんでしょう?
半官半民のプロジェクトだからって、変な所でお役所仕事しないでよ!」
 「私は地域の安全を考えて…」
 「しゃしゃりでるなよ、御用学者が!事前調査なんてうちでやりますよ。
量子物理学の専門家なんか大勢飼ってんだ、うちでもさあ」
 「キャンキャンうるせえガキだなあ」郡山京司(藤原啓治)。

 カラスの前にトビが現れる。アトリは家ごと龍のトルクを消そうとしていた。
 「龍のトルクに負の干渉をする事は、あれの膨大なパワーを発動させる危険があるんだ。
もしそうなると、この時空の不安定化が加速し、全時空が消滅しかねない。止めてよ、カラス」

 カラスとアトリ、戦う。ウロボロスの輪が出現し、時が止まる。
ハルカは異変に気づき、カラスに会いに行くが(閉まっている戸をすり抜けて…、時間が止まっているから…)、
カラスは部屋にいない。
 コサギ(本田貴子)とクイナ(小山力也)がこの時空に現れる。クイナは右目を含む顔面が失われていた。     「龍…」と言う誰かの声がハルカに聞こえる。「龍のトルク」フクロウだった。「おまえを、迎えに来た。我と共に」
 龍のトルク出現、ハルカはフクロウにイサミを見る。カラス、アトリの前から消える。アトリ、体の異変を感じる。
 カラス、ハルカの前に出現。龍のトルク消え、時間流れ始める。
 一緒に上に登って行ったカラスとイサミを追って、二階に行くハルカ。そこにはコサギがいた。
 「おまえが現れたからだ。全ての始まりはおまえのせいだ」「誰?」「おまえさえいなければ」

第8話「スレチガイ」
脚本:大野木寛 絵コンテ:田中孝行 演出:安田賢司 作画監督:関口雅浩 奥田佳子

 「どうする?」「おまえが龍のトルクを奪うのなら、俺は戦う」
 「ちっ、まったくいかれてやがる。そんな体で俺と戦えると思ってるのか。俺もなめられたな。
見てみろ、この時空の揺らぎがどんどんひどくなってきてるだろうが」
 「我々ラクリマがこの時空に干渉したからだ」「この時空がふっとんだら、龍のトルクは失われるぞ」
 「そうはさせない。ハルカは俺が守る。お前達にも渡さない」
 「パイプラインを切断したお前は、いつかここで消滅するんだぞ」

 コサギはハルカを消そうと変化した。

 「なあ、おまえが消えてから、俺達はゆっくりとトルクを確保する事も出来るからな」顔をうつむけるカラス。
 「フン、おまえとの決着はこの次にするか」フクロウ、手の上球体を出す。コサギの周りに青い光が現れる。
 フクロウ、コサギ、クイナ、元の時空に戻る。フクロウは強制転送したのだ。
 戻ってきたカラスにハルカかけよると、カラスが倒れて来る。
 支えるハルカを抱きしめようとしたカラスだったが、このままではロリコン変態男になってしまうと気付いたのか、彼女を自分から引き離す。

 「篠原か。情報通信会社の社長が随分と偉そうだな」
 「しょうがないのよ。マジックサークルプロジェクトの資金の三分の一は、あいつの会社が出資してるんだから」  「内田ちゃんの絶臨ってのはその監視役のはずだろ?」
 「あいつにとっては邪魔ものよ。
さっさと事前調査なんか止めさせてOK出して、量子テレポーションの実験をしたいだけなのよ」
 「量子テレポーション?」
 「同時に発生した量子の一つに変化を与えると、他の量子にも同じ変化が起こるの。
その事を量子テレポーションって言うのよ。
その量子の性質を使って、大量の情報を瞬時に転送するシステム、
それが今政府がやっているマジックサークルプロジェクトよ。
私達はその量子の中でシータ(?)素粒子に着目したの。たぶんこれが物質の最小単位。
これを使って、量子テレポーションの実用化を政府をは考えているのよ。
これが完成すれば、世界に産業革命以上の変革が起こると言われている」
 「量子ねえ。それが危険なのか」「シータ素粒子は量子ポテンシャルの場に影響を与えるのよ」
 「量子ポテンシャル?」「簡単に言うと、時空が歪んでいるって事」「時空?」
 「今までの不思議な出来事も全て別時空との接触が影響しているような気がするの」
 「別時空?もうちょっと、俺にもわかるように説明してくれよ」「量子論的多宇宙解釈における別時空って事」
 「量子論的多宇宙解釈?何だそれ?」「神はサイコロをころがさない」「サイコロ?」
 「あなたみたいに量子世界の不確定性を信じられない人の持ち出す例えよ」「量子世界の不確定性?」
 「あなたがサイコロ転がして6が出たとするじゃない?」「1の方が好きだな、赤いから」
 「じゃあ1で良いわ。1が出たとするでしょ?でも5や4でも良かったわけじゃない?確率は一緒なんだから」
 「まあねえ」「その5が出た世界、4が出た世界があるとしたら?」「あぁ?」
 「無数の世界があって、無数のあなたが無数のサイコロを転がしてるの」
 「おいおい内田ちゃん、本気でそんな事信じてるのかい?」
 「これは量子物理学の考え方なんだけど、
物質を構成している最小の単位の量子はあまりにも小さすぎて自然な状態を観察する事が出来ないの」
 「そんなに小さな物を観察できる顕微鏡がまだ無いって事かい」
 「いいえそれだけじゃないわ。人間が物体を観察する事は、光を当ててその反射を見るって事なの。
でも、量子と言うのは光を作っている光子とおなじぐらいの大きさだから、光を当てるだけで、
観察する量子に大きな影響が出てしまうの」
 「なるほどねえ。
で量子をまともに観察できないって事はわかったが、
それが世界がいくつも存在するのとどういう関係があるんだい」
 「観察できないって事はその時に量子がどんな状態にあるのかわからない、
つまり無限の可能性が存在してしまうと言う事なの」
 「なんだよ、それ」
 「たとえば、ある一つの量子がどこに存在するかを論理的に考えると、
観測するまではあらゆる場所に存在している可能性があるのよ」
 「物が見えないからってどこにでもあるってのはなあ」
 「ううん、存在するんじゃなくて存在する可能性が無限にあるの」「可能性…」
 「そう。そしてこの世界にある全ての物質、もちろんあなたも私も、その小さな量子が集まって作られてる」
 「ちょっと待てよ。
量子の存在する場所が確定できないって言ったのに、俺はここにいるし、
このテーブルだってグラスだってちゃんとここにあるじゃないか」
 「そこが量子物理学の説明の難しい所なのよねえ。
日常のマクロのレベルでは存在が確固としていても、量子のミクロのレベルになると、
途端にその存在があいまいになってしまう」
 「なんだか頭痛がしてきたよ」
 「この世界の全てが、その不安定な量子のから成り立ってるの。
だとしたら、
この世界全体はその一瞬一瞬に無限の可能性を持った無数の世界に分岐していると考えられるのよ」
 「それが、さっき言っていた、1以外の目が出た世界が存在するって言う事なのか」
 「所謂量子力学の多宇宙解釈って理論よ。
合わせ鏡みたいに無数の世界が、横並びにどこまでも広がっていて、
無数のあなたが無数のサイコロを転がしてる」
 「内田ちゃんは本気で別の世界って奴を信じてるのかい?」
 「私達は別の時空と呼んでいるけどね。量子の世界では時間と空間を超越したもう一つの座標があるの。
その座標を表わす方程式は別時空の存在を証明してる。あくまでも数値的な存在だけどね」
 「その別の世界は行く事は出来るのか」
 「量子的な存在となれば可能かもね。不確定な存在となり、不確定な別時空への移動は、論理的に可能かも」 「なんだか悪酔いした気分だ」
 「昔、太陽が地球の周りをまわっていると思っていた人達は、それが逆だって事を教えられても、
なかなか信じられなかったでしょう。
人ってね、今まで信じていた常識を捨てるには時間がかかるのよ」
 「別の時空か。もし内田ちゃんの想像通りだとしたら、これからどうなるんだ」
 「量子的時空の安定が失われ、全ての時空が消滅する。全宇宙消滅」

 ユウは母の圧力が無くなっても、受験をするつもり。才能が無いからと、消極的なものだが。

 カラスの事考えてたハルカ、思春期のもやもやにいてもたってもいられなくなって、
家の周りで走り込みを始める。
 母、目覚めにビール一杯。重症なハルカに代わってお昼を作ってやろうと思ったが、いざとなるとメンドクサイ。
 …「お昼よ~」「うっそー、母さんが作ってくれたの」カップラーメンも明日香にとっては立派な料理だった。

 ユウと一緒に写っているサッカー部の集合写真を寝転がりながら見ているイサミ。
 突然ドスドスとした足音が聞こえてき、「フライクボンバー!」と言いながら、
男(藤原剛 吉野裕行)が飛び上がって、イサミを押しつぶそうとする。
 イサミ、避ける。「何すんだよ、馬鹿兄貴」「兄貴に向かって馬鹿とは何だ!」足でイサミの頭を挟む兄貴。
 ギブギブと許しを乞うイサミ。「高校生が小学生に勝って喜ぶなよ」
 兄貴は考え込んでいるイサミを心配していたのだ。ユウの事を話すイサミ。
 「本物の親友なら、離れ離れになっても、その友情に変わりはな~い!!」唾を飛ばしながら力説する兄。
 もうすぐお盆。父ちゃんと母ちゃんの墓参りの準備をしなければいけない。妹の文子は又紙人形を作る気。

 内田の考えではマジックサークルプロジェクトは中止させるべき。しかし篠原は絶臨を抑えている。
 彼女は黛博士とコンタクトを取るつもり。
 彼はマジックサークルプロジェクトのリーダーだったが半年前に辞任していた。
 彼女の考えでは黛博士はこのプロジェクトの危険性を感じていた。博士にあって確かめてみる。
 博士の行方はわからない。「そんな相手が協力すんのか」「それがね、面白い事がわかったのよ」「何がだよ」  「ハルカちゃんは両親の離婚で母方の姓を名乗ってるのよ」ハルカの父親だった。
 彼は三か月に一度はハルカちゃんに会いに行っている。

 アイはベンチでミホを待っていた。夕方。そこにフクロウが現れる。フクロウもアイに気づく。
 「よう、お嬢ちゃん、元気でやってるか」「おじさん、誰」
 「まいったな、おじさんかよ。あんまりイサミをいじめるなよ」「えっ」
 「奴はまだガキなんだ。許してやってくれ。そうでもないか、今でもガキか」「誰」猫が鳴いてベンチを降りる。
 猫を見ていたアイ、正面を見るとおじさんはいない。

 イサミはユウに言う、ママの言いなりか。違う!とユウ。「僕が決めたんだ!…心配してくれてありがとう」
 「心配なんかしてねえよ」
 「でも決めたんだ。今までは何でも、母さんの言いなりだったけど、初めて自分で決めた事なんだ!」
 「受験がんばれよ。離れたって友達だよな、俺達」その二人の様子を見ているカラスとフクロウ。


第12話「タタカイ」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:古橋一浩 演出:田中孝行 作画監督:松本憲生 大久保宏

 ハルカは見る、カラスとフクロウの死闘を。そしてフクロウがバラバラになり…。
 気がついたら、バロンが目の前にいた。

 フクロウはレイズの波動を高めていた。

 ハルカは父親(黛拓也 三宅健太)と電話で話していた。来週楽しみにしてるとハルカ。

 カラスを探している事をイサミとユウに話すハルカ。
 一緒に探してくれないかと言うが、ユウ、ひがんで、あても無いのに無理と言う。ユウ、一人で歩き去る。

 港で、カラスとフクロウの戦いが始まる。(絵を雑な感じにしていて面白い)

 港で色々な物を壊しまくっている壮絶な戦いが繰り広げられていると言うのに、
ハルカのいる港倉庫街はそんな感じはまったく無い。
 龍のトルク出現。さまざまな声が聞こえて、ハルカ気持ち悪くなる。気がついたら、部屋。東京。父の声。
 函館駅、ハルカ、ユウとの家出。お父さんと連絡取れたか聞くユウ。「私、何でこんなとこに…」
 「それは、君が選ばなかった、幻の時空だよ」振り向くとそこにあの謎のオジさん(宮田光)。「誰、あなた」
 「わしか。わしは時の放浪者。時空は無数に存在し、君もまた無数に存在している。
その中で、君だけに時空を見る力がある。そして、君が見る事によって、それは確定し、君の、現実となる」
 「待って。あたしが見たから、現実になった?じゃあ、あれは…」フクロウを抱きしめ泣いているカラス。
 「あれも現実になるの。あたしに見えたから」放浪者消える。「何か知ってるなら教えてよ。答えてよ!」
 龍のトルク、消える。

 空っぽの倉庫の中でフクロウとイサミ戦っている。トビは時空の揺れを感じていた。
 アトリ、フクロウとイサミの戦いに参戦しに行く。

 アイ、イサミからカラスの事を聞いて、ハルカに連絡してくる。
 ハルカが港にいると言うと、彼女らは山の方を探すと言う。アイと一緒にミホもいた。アイは後藤も呼ぶつもり。
 しかし、ユウ、携帯の電源を切る。

 内田が函館に着くと、郡山が車で待っていた。なんと有給を取って。

 フクロウはこの時空は幻だと言う。
 「全ての時空のハルカは、俺達のハルカと繋がっている。だから、俺は、この時空のハルカを守る。
この命ある限り」

 ユウ、気がついたら、トビが隣に座っていた。「だいじょぶだよ。何もしないから、座りなよ」座るユウ。
 「も、もう一人は?」「アトリの事?僕にもわからない」「あんたも未来人だよね」「そうだね、君から見れば」
 「あいつと同じだよね」「カラスの事、気になる?」「別に。僕には関係ないから」

 カラスとフクロウ、同時に倒れる。龍のトルクが現れる。ハルカ、跳ぶ。

 「強いね、君は」「ぼ、僕が?」
 「僕が怖いはずなのに、逃げない。異なる時空でも、カラスはカラスなんだ。
僕は駄目だなあ、もう、これ以上耐えられない」

 フクロウは先ほどカラスが言った事を考えていた。カラスが正しければ。
 彼は気付いていないが、彼の後ろにノエインが浮かんでいた。
 カラスとフクロウが互いに戦うために駆け寄り、そこに現れるハルカ、彼女が叫ぼうとすると、
時の動きが遅くなる。
 時間が止まった事にトビ気づく。「時間が止まった?すごいなこの力、龍のトルクだ」「止めて~!」時間が戻る。 立ち上がろうとしたカラスに別の攻撃がヒットする。アトリだった。アトリ、不定形な感じでグニャグニャと現れる。 「アトリ、デコヒーレンス化を始めやがったな」とフクロウ。フクロウを攻撃するアトリ。
 フクロウ、アトリの上に飛び降りる。しかし、腕が取れただけで、アトリは平気。腕も戻るし。カラスが攻撃する。
 フクロウがとどめを刺す。龍のトルク消える。「アトリの奴、けし飛んだか。時空の収束が起こったな」
 フクロウ、カラスを手伝うに気になっていた。しかし、フクロウの後ろにノエインが現れ、彼を抱きしめる。
 カラスも強力な力で吹っ飛ぶ。「ハルカ、君に伝えたい事があるんだ。未来は、未来は…」
 フクロウをバラバラにするノエイン。「変わらないんだよ」「アイ、おまえに、もう一度…」
 フクロウの頭、ノエインの両手に落ち、その上で、バラバラになる。ノエイン、いなくなる。
 青い光、上に登っていく。それは倉庫の屋根の上からも登っていた。函館山のアイ達にも見えていた。
 アイ、なぜか涙を流す。「わかんない。悲しくなってきちゃって」イサミ、その涙をふいてあげる。
 「気のせいだろ、何でもないさ」

感想:ああ、マジックサークルプロジェクトがこの事態を引き起こしたのか?
 母の圧力が無くなっても、相変わらずヘタレユウ。笑っちゃった。まあ、そう簡単には変わらないわよね。
 ノエインによるフクロウ消去は衝撃的でした…。そんな…。未来は絶対変えられるもん!

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荊の城

「荊の城」
サラ・ウォーターズ

最後まで書いています。どんでん返しが素晴らしいので、知らないで読んだ方が幸せです。

 スーザン・トリンダーの母親は強盗に入った先で人殺しをして、絞首刑にされていた。
 行き場の無い赤ん坊の世話をし、斡旋する事で生計を立てているサクスビー夫人が育ててくれた。
 父親代わりはイッブス親方。故買屋をやっている。

 そこに通称紳士(下町なまりでジェマン)と言われる男が現れ、仕事の依頼をする。ある相続人の娘がいる。
 両親はいず、伯父と暮らしている。彼女は結婚しないと遺産がもらえない。
 で、そのお嬢様の侍女がいなくなったので、スウ(スーザン)に侍女をやってもらいたい。
 ジェマンがお嬢様と接触しやすいように。
 そしてジェマンは彼女と結婚、結婚した後、彼女を気狂い病院に入れる。その手助けをスウにして欲しいのだ。 皆の期待もあり、スーザンは引き受ける。

 そのお嬢様モードは優しかった。スーザンは彼女を好きになり、彼女のために色々と気遣いする。
 ジェマンはモードにモーションをかけるが、お嬢様は彼の事を好いてはいない感じだった。
 しかし厳格な伯父の下での城での生活は息苦しい物で、彼女がそこから出るには結婚しかない。
 モードは結婚を決意するが、スーザンに結婚した夜に花嫁がする事を聞いてくる。
 スーザンは教えるつもりで、キスしたが、その後夢中になり、それ以上の事をしてしまった。
 しかしモードとジェマンの結婚は行われ、気狂い病院の人が来、スーザンはモードに付き添う。
 しかし、気狂い病院に入れられたのは、スーザンの方だった。

 モードは気狂い病院で、皆に可愛がられて育った。母は気狂い病院で彼女を生み、そこで死んだのだ。
 しかし伯父が現れ、彼女を城に連れ帰った。彼女の書く字が気に入ったのだ。
 伯父は春本を収集整理し、研究していた。彼女はその手伝いをした。
 そこにリチャード・リヴァース(ジェマン)が現れる。
 彼はその手の本をフランス語から英語に訳す仕事をしていて、その関係で来たのだ。
 リチャードは彼女に綿密な下調べをしてここに来た事を告白、自分の事を悪党だと言う。
 彼は計画を話す、彼は金を得、彼女は自由になる計画を。
 リチャードは絵も描く事が出来、伯父の版画整理の手伝いをした。スーザンが現れる。
 スーザンと接しているうちに、彼女を好きになる。しかし、計画は遂行。
 ロンドンに連れてこられ、彼女はサクスビー夫人の家に連れ帰られる。
 実は女相続人は本当はスーザンの方だった。
 スーザンの母親は妻子ある男の子供を身ごもり、サクスビー夫人の家でスーザンを生んだ。
 貴婦人と言う物につくづく嫌気がさしていた女は、自分の娘を普通の庶民の娘として育ててもらい、
代わりに他の子を自分の子供とする事にした。
 そして女は娘が18になった時に真実を教え、
財産を娘と身代わりの娘二人に分けると言う正式な書類を書いて、それをサクスビー夫人に渡して、
家族に連れられて行った。
 モードは一度は逃げたが、自分の居場所がそこしかないと知る。
 帰って来たモードに、サクスビー夫人は新たな真実を話す。

 気狂い病院のスーザンに人が会いにきた。城で働いたチャールズだった。
 チャールズはリヴァース様を好きで、彼に雇ってもらうために来たのだ。
 お嬢様がここにいると聞いて会いに来たのだが、いたのはスーザンだった。
 スーザンはチャールズに合鍵作りの道具を用意させ、気狂い病院を脱出する。
 そしてロンドンに帰り、サクスビー夫人の家にモードがいる事を知る。
 スーザンはナイフを持って、チャールズを連れて、家に乗り込む。そこにジェマンが帰ってくる。
 財産はまだ受け取れていなかった。ジェマンはモードとサクスビー夫人の真実の関係を察知する。
 彼の一言で、スーザンが動くより先に、サクスビー夫人とモードが動き、
ジェマンはスーザンが持ってきて置いたナイフで刺されて死ぬ。
 一緒に暮らしていた、元赤ん坊として世話を受けたジョンが、刺したのはサクスビー夫人だと言い、
彼女もそれを認める。
 彼女は絞首刑にかけられる。スーザンは彼女の遺品の中から手紙を見つけ、字を読める人に読んでもらう。
 そして自分こそ女相続人で、モードがサクスビー夫人の娘である事を知る。
 自分を本当に陥れたのは自分が母と慕っていたサクスビー夫人だった。
 スーザンはモードが自分を守ろうとしていた事に気づき、彼女を探す決意をする。

 手始めに城に行くスーザン。伯父は死んで、使用人のほとんどが止めていた。
 モードはそこに居、春本を書いて生計を立てていた。二人はお互いの気持ちを確かめる。

感想:あれ、前の「半身」も、女同士が怪しい関係になったような…。もしかして、この方…。まあ、構わないけど。 雰囲気がとても良くて、このままダーク・ファンタジーに突入してくれないかと思ったが、
このミスの1位なんだから、その期待が叶えられることはない。
 ミステリーよりダーク・ファンタジーが好きなんだが…。
 ミステリーではいつもそうなのですが(他のでもそうだが)、先を知りたくなる衝動を抑えるのに苦労しました。
 先を知りたくなったら、ひたすら今読んでる所の先を読む。
 ウィリアム・アイリッシュの幻の女を読んだ時は、ええ、犯人誰か、読んじゃいました。
 まあ、そのおかげで、裏読みしながら、安心しながら読めましたが、やんなきゃ良かったと後悔しました。
 どんでん返しがある作品ですもんね、ネタを知るのは良くないでしょう。

他の方のブログを読んでの感想:うん、あの時代の雰囲気が好き。
 SF,ファンタジーファンだから、ミステリーよりその世界が現出する方が大事。とても楽しませてもらった。
 このお話、ドラマ化されてWOWWOWでやったらしい。私はお金が無いのでとても入れんが。ぜひ見たいな。
 英国製ドラマは好き。
 ルパート・エヴァンズがジェマンをやってるそうだが、彼はジェマンの事同性愛者じゃないかと言う。そうかもね。 女性達への彼の対応がなんとなくそう。生きにくいからああなったとも考えられる。

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タイセツナヒト 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第7話「タイセツナヒト」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:安田賢司 演出:松田清 作画監督:石川健介

 二条雪恵(中原麻衣)と内田涼子(大原さやか)の対立は続いていた。
 ハルカちゃんは私の生徒だから私が探すと言い張る雪恵に内田は
「トンネル効果で消失しちゃったのなら、見つける見つけないってわけにはいかないのよ!」
と何とか説明しようとするが、雪恵には全然わからない。
 「だからなんども言ってるでしょ。ハルカちゃんに量子的現象が発生した可能性が…」
 「わけわかんねえつってんだろう~」教師にはあるまじき不良言葉をお吐きになる雪恵ちゃん。
 「帰れよ、ババア」「何ですって!あたしはまだ26よ」「へえ、じゃそのメイクが不細工の理由?」
 「寸胴スタイルはあんたの自慢なわけ」憧れの雪恵ちゃんのありえねえ姿に怯える藤原イサミ(宮田幸季)。
 長谷部アイ(千葉紗子)がハルカが誰かに狙われてるって言ってなかったけと言うと、
僕じゃなかったんだと後藤ユウ(瀧本富士子)。
 奴らが狙ってたのはハルカだったんだと言うユウに、狙ってたって、誰が?と聞くイサミ。
 「わからない。わからないんだよ!」その叫びに、二人の妙齢な女性の言いあい止まる。
 内田、雪恵に名刺を渡し、内田と郡山京司(藤原啓治)、去る。
 名刺には内閣官房内閣情報調査室科学技術推進部量子力場研究家量子物理学博士と書いてあった。

 コサギ(本田貴子)、私がカラスを始末すると言う。

 アマミクは 語る。ハルカの時代の5年後、世界に大変革が起こった。函館がきっかけだった。
 「あなたにはまだ理解できないわ。
量子世界でしかありえなかったデコヒーレンス状態が、一般世界で起こりえたって事の意味が」
 ユウやミホやイサミの事を聞く上乃木ハルカ(工藤晴香)。
 あなたとは、あなたの世界とは関係ないわとアマミク。
 私達の未来なんでしょうと言うハルカに無数にある未来の一つとアマミク。ハルカも過去の可能性の一つ。

 「ハルカ」カラス(中井和哉)の声。「良いの、あなたが助かるなら」カラス、現実に目覚める。
 逆さに吊るされている。
 「カラス、おまえがアトリから龍のトルクを守ろうとした事はわかっている。
 アトリは、龍のトルクを時空から消去しようとしたんだ。それがゲシュタルト崩壊を起こした原因だな」
 コサギ、カラスに近づく。「ハルカは俺が守る」
 「ハルカは死んだんだ。あのハルカは、我々が存在する時空とは異なる時空の…」「俺達の過去だ」
 コサギ、激昂して、装置を殴る。
 「違う!いくらおまえの過去の世界に似ていようが、あれは幻だ!
私達があの時空に転移したから存在するだけの、幻影の世界だ!」
 コサギ、スイッチを押して、シャッターを出し、閉じ込められたカラスを残して、去る。

 「駄目だ。私には出来ない」結跏趺坐をしているクイナ(小山力也)。ノエインが現れる。
 「龍のトルクをラクリマに渡してはならない」「しかし…」「おまえはシャングリラを望んでいるのだ」
 「そうだ。私は運命の輪から逃れたい」
 「おまえの運命は呪われている。過去も、未来も。だからこそ救われるのだ。シャングリラへ来れば」
 (右腕と右足が無い。というか、骨格だけ。
ハルカの世界に来た時に、時空と相性が悪いとかで失くしてたけど、無くなったままなのか)

 建物の内部に巨大な縦穴がある構造のヘリに座って口笛を吹いているフクロウ(喜安浩平)。
 アマミクが現れる。「珍しいな、龍の巣に来るなんて」
 アマミクはハルカが自分達が知っているハルカに似すぎているので迷っていた。又ハルカを見捨てるのか。
 「考えるなアマミク。考えればより混沌の中に沈む」警報が鳴る。シャングリラの襲撃。

 「こんな時に」「間もなく龍のトルクが導き出してくれるはずだ。完全なるディフェンスシールドを」
 「今度こそ、それがあれば…」「エラーさえ起らなければ大丈夫だ。たぶん…」

 ハルカは薬を打たれる。

 ユウはハルカの事を思って、函館山の手すりを握りしめていた。ユウの想いに共鳴したのか、カラスも思い出す。 「あなたが気にする事ないよ。さよなら。今まで…ずっと…カラス…」カラス、目覚める。

 ハルカ、ガラスの円柱に閉じ込められている。

 カラス、拘束機から抜け出す。

 ハルカのいる円柱に水が溜まっていく。「ユウ」

 彼女の声に気づいたかのように立ち上がるユウ。そしてその思いはカラスに共鳴する。

 ハルカ、水に沈む。“あたし、死ぬのかな。もうみんなに会えないのかな。ユウ、もう一度会いたかったな”
 「龍のトルク、出現。エントロピー、上昇。素粒子化反応、始まります」
 カラスの武器が円柱を壊し、ハルカを救う。

 地上に降りたシャングリラの機体(生きてるの?泣いていると言ってたし…)の前で、フクロウ、巨大化して戦う。

 ハルカ、カラスの顔を見て、ユウの顔を思い出す。「来てくれたんだ、ユウ」
 「どうして、カラス。ラクリマがほろびても良いの」「俺はハルカを守る。もうハルカを失いたくない」

 フクロウがシャングリラ生体攻撃機を倒すと、
シャングリラ機の出現と一緒に出現したウロボロス(って言うのよね、あの輪)の輪、消える。

 「カラス、もしあなたがその子を守るなら、あなたの存在自体が消えてしまうかもしれないのよ」
 「構わない。俺が存在する限りハルカを守る」アマミク、少しほほ笑み、「ハルカ、ごめんね」

 カラス、ハルカを元の世界に連れて帰る。

 ユウ、青い光が降るのを見る。

第8話「カクシゴト」
 脚本:浅川美也 絵コンテ:こでらかつゆき 演出:畠山茂樹 作画監督:今里佳子

 ハルカを連れたカラス、ユウの前に出現。カラス、パイプラインをはずす。
 「離れろ!」とユウ、カラスを突き飛ばす。
 あたしを助けてくれたとカラスを心配するハルカを見て、すねた(と私には思われる)ユウ、
「ふざけるなよ!」とかけ去る。
 ハルカ、自分のラクリマ牢に入れられた人ファッションを見て、どうやって帰ろうかと悩んでいると、カラス、
ハルカを連れて上空へ。

 カラスを俺達の手で始末するとクイナ。

 ハルカの事を探しているイサミ達にユウからのご連絡。ハルカが帰って来た。
 「ハルカの奴、ガツンと言ってやらなきゃ」とアイ。
 (目の前で消えたはずだが、まあ、なかなか受け入れられない事だから、
ハルカが自分の意志で行方不明と思い込んだのね)

 カラスに連れられ、二階の部屋にご到着のハルカ、「便利~」と嬉しそうだが、カラス崩れる。
 お母さん(岡村明美)からの呼び出し。アイからの電話を渡されるハルカ。アイに時間を聞くハルカ。
 3時間くらい経っていた。バロン、カラスのいる部屋のドアに向かって吠える。
 母が入ろうとしたので、急いでドアの前に立つハルカだったが、逆に見せたくない物がいると気付かれる。
 開ける。カラスいない。バロン、さっきまでカラスがいた所に敷いていた毛布の匂いを嗅ぐ。
 ふとハルカが天井を見るとシミのような物が。そこから腕がだらりと下がる。
 母に格好の事を聞かれ、芝居の格好と誤魔化す。
 ハルカ、ラクリマにもっといたはずと、3時間の事を不思議がっていたら、「時空を飛び越えたからだ」とカラス。
 カラス、脂汗をかいて苦しそう。

 母親(田中敦子 )と喧嘩し、公園で野宿したユウ。アトリ(鈴村健一)とトビ((白石涼子)に気づき、隠れる。
 トビ、ごみ箱から食べられそうな物を探すが、アトリはごみ箱の物は食べない。
 「ふっ、情けねえよな。パイプラインをはずしちまえば、この時空じゃ普通以下ってわけかよ」
 「しょうがないよ。拒否反応が出なかっただけ、運が良かったんだ」
 「強くなるために、体中の細胞を量子的に改変するとか言ってよ、散々痛めつけられて、このざまだ。
おまけにこんなじめついいた時空で、くたばりかけるとはさ。
でもな、この時空にも、シャングリラの影響が出てくるぜ。どっちみち全てが消えちまうよ」

 ハルカ、カラスに食べ物を持ってこようとするが、あまり食べ物は必要ないそうで、水を御所望。

 どうしてカラスと呼ばれてるのか聞くハルカ。カラスの世界では兵士になった時、新しい名前を与えられる。
 カラスは15年後のユウか聞くハルカ。俺はこの時空では幻だ、誰であろうと関係はないとカラス。

 バロンが外に向かって吠えている。窓の外を見るとそこにユウが。ハルカのリボンを持って来たのだ。
 帰ろうとするユウを強引に家に入れるハルカ。

 おばさん心配してるとハルカ。ほっといてくれとユウ。
 そんなに受験がイヤならはっきり言えばいいじゃないとハルカ。そんな単純な事じゃないとユウ。
 ユウの母は2年前札幌のお婆ちゃんが死んでから変になった。帰りの列車の事を思い出すユウ。
 「母さん、良かったね、会えて。嬉しい?大好きなお姉ちゃんだものね、母さん」
 伯母さん(恵美 前田ゆきえ)は高校生の時、交通事故で死んだ。

 バロン、又吠える。窓の外を見ると、ユウの母親がいた。いないと言えとユウ。
 ユウ、カラスのいる部屋にユウを匿う。玄関に出ると、たたきにユウのスニーカーが。
 ハルカ、スニーカーを後ろに隠すが、落としてばれる。


第9話「トキヲコエテ」
脚本:浅川美也 絵コンテ:若林厚史 演出:横山広行 作画監督:青木真理子

 ユウを呼ぶ美有樹の声に、ハルカの母明日香出てくる。
 ユウを返してと言う美有樹に、いるのかとハルカに聞く明日香。
 娘の微妙な表情に何かを察した明日香、自分が美有樹の相手をする。

 一方二階では、カラスがユウに、ハルカをおまえが必ず守れと迫っていた。
 何でおまえにそんな事言われなきゃならないんだよと言うユウに、おまえは俺だからだと答えるカラス。

 明日香と美有樹は昔友達どうしだった。
 明日香の散らかっている部屋を厳しい表情で眺めていた美有樹の目の前に十勝ワインの瓶が置かれる。
 二人で飲みましょうよとの事。

 「情けない!」「こ、子供を脅かして楽しいのかよ」「なぜ逃げる!」
 カラス、顔を近づけ、「良いか覚えておけ、逃げても無駄だ。逃げれば必ず負ける。それがイヤなら戦え!
戦う勇気を持て!」
 ハルカが入ってくる。おばさんにばれた事を伝えるハルカ。
 「もういいんだ。このまま隠れていたって、いつかは見つかるんだ」「ユウ…」「構うなハルカ」「えっ」
 「人の思いを感じる事は、こいつにはまだ無理だ」
 「そんな言い方ないよ。カラスが未来のユウなら、どうしたら良いか教えてあげたら良いじゃない」
 “こいつが、僕の未来…!”「自分で考え乗り越えなければ意味は無い」「そんな。冷たいよ、カラス」
 「良いんだ。こんな奴の言う事なんて、信じられない」「そのいじけた根性は何だ!」「な、なんだよ」
 「ちょっと待ってよ、カラス!」「意気地のない奴め。おまえが…!」
 「何だよ!大人だからって偉そうに言うなよ!」「駄目だよ、カラス。ユウも」
 「そんな奴、僕の未来じゃない!僕の事、何もわかってないじゃないか!」

 ユウがしばらく家で遊んで行けば良いじゃないと言う明日香に、受験があると美有樹。
 それは大変ねえと言う明日香に、子供に無理矢理受験させてると馬鹿にしてると美有樹。
 美有樹、自分の事を馬鹿にしている例として、明日香が相談も無しに大学を決めた事を持ち出す。
(イヤ、別に、友達に相談して決める事じゃないし…)
 明日香は東京の美大に行った。美有樹も東京の大学に行きたかった。
 お姉ちゃんは東京の大学に行くはずだった。だから代わりに…。しかし美有樹の母は許してくれなかった。
 母さんはお姉ちゃんの事が好きだった、出来の悪い私より。

 ユウは母が自分の事を死んだ伯母さんにそっくりだと言った事を話す。
 だから頑張って勉強したら良い中学に行ける。いや、絶対に行かなきゃいけないって。

 美有樹、バンバン、ワインを飲む。
 で、ユウは恵美姉さんみたいになれる、絶対絶対、と机を叩き、瓶倒れて、ワインが全部こぼれる。

 ユウ、ピアノの上の写真の事を話す。母と伯母さんが一緒に写ってる写真。
 どうして飾っているのか聞いてみるユウ。「恵美姉さんは頭がよくて、スポーツも何でもうまくて…」
 明るくて、友達も一杯いて「だからユウもきっと姉さんみたいになれるわ」何か変だった。

 明日香、ワインを買いに行く。

 母さんはどうして伯母さんと比べるのかとユウ。
 2年前、お婆ちゃんが死んでから、おばさんの事を話すようになった。
 じゃあ聞いてみようよとハルカ、ユウを無理矢理母の前に連れ出す。
 どうしてユウとオバさんのお姉さんを比べるんですか、
2年前までそんな事言ってなかったでしょと美由樹に言うハルカ。
 呆然とする美由樹。ユウにお葬式の後からだと指摘されハッとする美由樹。
 美由樹は母の葬式に、姉の葬式を思い浮かべていた。“母さんごめんね。お姉ちゃんの代わりに…”
 「止めて!お願い、止めて!」ユウの方に近づく美由樹。「止めて!!」
 美由樹の叫びに反応するかのように、ハルカの首に龍のトルク出現。「時空がゆらいだ」
 カラス、時空の揺らぎを感じる。美有樹がユウ達の目の前から消える。

 時計は5時5分を指し示している。気がつく美由樹。誰もいない。きれいすぎる室内。昔見たイス。
 「ただいま」との声。ハルカかと思ったら、ドアを開けたハルカっぽい女の子、美由樹の体を通り抜ける。
 そして、中学時代の自分が現れる。家出の決意を語る中坊美由樹。

 ハルカとユウ、カラスにどうして美由樹が消えたか聞く。「異なる時空と接触したのか」「どういう事?」
 「人の想いは時として時空に影響を与える」「人の想い?」
 「宇宙の全ての物質を形成する量子に、人の想いは時に干渉する力場を持つ事がある」
 カラスがハルカの顎を上げると、ハルカの首には龍のトルクの跡が。

 あの揺り椅子をギーギーきしませながら、お姉ちゃんの事私も大好きだったと語る中学生の美由樹。
 私が代わりに死んじゃえば良かったんだ、母さんもその方が良かったと思っている。
 あの頃の母は、死んだ姉さんの写真ばかり見ていた。

 美有樹は彼女の消しがたい想いの時空にいるとカラス。過去。
 「私の力でそうなったんなら、連れて帰ってくる事も出来るよね」
 「彼女が転移した時空を特定するのは容易ではない。
無限に広がる時空の中を探す事は、砂浜で落とした針を見つける事に等しい」
 ハルカなら出来るとカラス。やってみるハルカ。うまくいかない。下でやってみる事にするハルカ。
 下に降り、異なる時空のおばさんを見るハルカ。

 美有樹が家出すればおじさんもおばさんも心配すると中学生明日香。そんな事ないよと美由樹。
 ホントに心配してくれるかなと美由樹。
 私は家出なんかしたかったんじゃない、母さんの気を引きたかっただけと現在の美由樹。
 でも家出はしなかった。ロープウェイで山に登って帰ってきただけ。

 ユウに離れてもらうハルカ。龍のトルクが出現。「お願い、ユウのお母さんここへ戻して」ウロボロスの輪出現。
 いつもと違ってハルカの家を十重二十重に取り巻いて行く。輪が消え、ハルカも消える。

 美有樹がいないと明日香の母親に訴える美由樹の母(森夏姫)。
 美有樹は明日香と一緒にねちゃっていると思いますけどと明日香の母(田代留海)。美有樹の母泣き出す。
 「昨年、あの子の姉を交通事故で亡くして、あの子までいなくなったら、あたし…!」
 自分の母親が自分を心配していたと知る美由樹。ハルカが美由樹を捕まえる。

感想:アマミク達はハルカを殺そうとしていたのか?
 しかしハルカを犠牲にした所で、期待通りの結果になるとは限らない。
 結局、カラスの選択が正しかったかもしれない。まあ、カラスはラクリマを犠牲にしても良いと思っているが。
 あのような可能性がある者を、失くしてしまうのは間違っているような。ハルカは良いヒロインだね、図太そうで。 女は図太くなきゃ。アマミクが綺麗に描かれている絵があった。
 以前、イサミも、やたら美少年に描いていた絵もあったが。それぞれの場に合わせたのか。
 だらりと下がるカラスの腕を見て、驚愕するハルカの顔が良い。と言うか、その手の壊れ顔、うまいね。
 たった15年であんなに技術が進むのか疑問だが、内田ちゃん達がもうすでに陰である程度進めているのかな。 それともシャングリラの技術を研究とか。母親のこだわりが消えて良かった。確かにあれでは逃げ出したくなる。 ユウはまだ小学生だし、逃げだすのは困難だし。なんだかんだ言ってそっくりな親子。
 カラスにとってユウは昔の自分だから、そりゃあ、子供だと言う遠慮は無いわな。馬鹿な自分!情けない自分! 本当に歯がゆいだろう。

他の方のブログを読んで:そっか、7話のアマミク綺麗だなと思ったら、
あの2話のやたらと美少年チックなイサミと同じ作画監督なのね。
 確かに、ハルカもいつもより綺麗だった。絵が違うだけでちょっと別物になりかける。
 うん、確かにこのアニメに魅かれたのはまず最初はあのシャングリラの生体機械の造形のすごさだった。
 確かに仏教チック。ウロボロスの輪と言うか、龍のトルクと言うか、あの造形も好き。
 変身後のイサミの異様な姿もGJ。うん、確かに、昔の自分に説教したって、駄目ね。
 でも、ハルカの命がかかっているか説教せずにはいられないのよね。
 子供だからと言ってられない世界に生きてるし。

感想ブログ:Naturalistタイセツナヒト感想
Naturalistカクシゴト感想

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ソレカラ… 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第4話「トモダチ」
脚本:佐藤和治 絵コンテ:もりたけし 演出:堀内直樹 作画監督:寺沢伸介

 龍のトルクを捕獲し、ラクリマに帰還しようとした時、異時空が現れる、シャングリラの…。
 上乃木ハルカ(工藤晴香)には仮面が浮いているのが見える。「龍のトルクよ、龍のトルク…」
 竜騎兵達は一斉に耳を抑え、うずくまる。「時が満ちてはいない」「何の事?」
 「ノエイン、なぜここに」とクイナ(小山力也)。
 カラス(中井和哉)が攻撃を仕掛けようとするが、巨大な腕が現れ、攻撃を防御する。
 「愚か者達、宇宙に存在する屑ども。お前達に龍のトルクは渡さない。絶対に!
龍のトルクを汚す事は、私が許さない」
 ノエインの目が光り、ハルカは壁に吸い込まれる。カラスは龍のトルクを負う。
 「去れ、この時空に存在しない者達よ」竜騎兵達は自分達の時空に追いやられる。

 反応を追い、内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)が来る。
 車の前に突然ハルカが現れ、急いでブレーキを踏む郡山。郡山達を連れて倉庫に戻るハルカ。
 誰もいなかった。ハルカ、郡山達に謝り、走り去る。
 郡山、レンガに向こうに通じる小さな穴が開いているのに気づく。

 藤原イサミ(宮田幸季)、ハルカにユウの事を相談。その姿を、向井ミホ(名塚佳織)が目撃。
 ミホ、長谷部アイ(千葉紗子)にその事を話す。ミホ、相性占いでハルカとイサミの相性が最高だったと話す。
 アイは携帯ストラップをいじりながら浮かぬ顔で聞いていた。

 アトリ(鈴村健一)は龍のトルクを消すつもり。この狂った時空はあいつが原因とアトリ。
 消さなきゃこの宇宙全てが消される。(アトリの考えであって、真実ってわけではない)

 イサミと何話していたのか聞くミホとアイ。
 しかしハルカは気付く、「存在と無は、ウロボロスが指し示す場所にある」、
教会に男(時の放浪者?ノエインとは別人?宮田光)が座っていた。
 「龍のトルクよ、この宇宙に存在しうる者達は、お前を求めるであろう」
 アイにちゃんと話を聞いてるか聞かれ、あそこに変なおじさんがとハルカが指さした場所には誰もいなかった。
 教会の上に青い雪が降っているのを見て、ハルカはカラスの存在を感じる。ハルカは狙われてる事を話す。
 しかし、アイはそれを作り話と言い、ハルカがユウの事で話してたんだと言っても、取り合ってくれない。

 参考書を前にカッターナイフの刃を上下している後藤ユウ(瀧本富士子)。「おまえには無理だ」
 振り返るとそこにカラスが。「ハルカはいずれ消える、お前の前から」「ど、どうしてここへ」
 「おびえた目だ…。フフフフフ、お前にハルカは守れはしない。出来るはずがない。お前は俺だから」
 カラス、消える。

 イサミ、又ユウの事をハルカに相談。
 突然、忘れる所だったと、アイが携帯に付けているのを同じストラップをハルカにやる。幸運のひよことの事。
 フミコ(妹)が又作ったのでやるそうだ。その様子を物陰から見ているアイ。メールが入って、ハルカ去る。
 アイが呼び出したのだ。アイ、どうして藤原が今日もハルカの家に来ているのか詰問。
 ユウの事だと言うと、みんな後藤のせいにするとアイ。
 じゃあ藤原に聞けとハルカが携帯を取り出すと、そこにはあのストラップ。「どうしたのよ、それ!」
 「ああ、これ?アイも藤原からもらったんだってね」アイ、ハルカの頬を叩く。
 「あんたはいつもそうだ。自分さえ良ければいいのよね!」ハルカ叩き返す。「あたしが何したって言うの!」
 叩くアイ。「わかってるくせに。天然ボケのふりもたいがいにしなさいよ!」「誰が天然ボケよ!」
 叩き返すハルカ。叩きあいを延々と続ける二人。アイ、ストラップを千切り捨て、走り去る。

 アイ、家で自分を嫌な奴と反省。

 母、明日香(岡村明美)、喧嘩したならすぐに謝れとハルカに言う。表情で喧嘩したのをわかったらしい。
 大事な友達をつまんない事で無くしちゃうなんて寂しいよとの事。悩むハルカ。
 降ってきた雨、突然時間が止まる。チョーカーが現れ、アイがストラップを一生懸命探している姿を見るハルカ。  「ここは、おまえの近き未来の一つ」チョーカー消え、時間の流れが戻る。
 ハルカ、アイが藤原の事をどう思っているのかに気づく。
 ハルカ、雨の中を駆けだし、アイと一緒にストラップを探し始める。ストラップを見つけ、二人仲直り。
 それを見ているカラス。

第5話「ソレカラ…」
脚本:大野木寛、絵コンテ:須永司、演出:榎本守 作画監督:小美野雅彦、見嶋梨香

 トビ(白石涼子)とイスカ(三宅健太)はアトリと一緒に龍のトルクを消すためにハルカの次元に行く。

 家を出るハルカをそっと見守っているカラス。ハルカとアイは一緒にミホの家に遊びに行く。
 ハルカの周りに不思議な事が起こると言うので、占い板で調べる事に…。

 目の前に立つカラスに気づくバロン。しかし猫の方には何も見えない。

 西洋のこっくりさんを試す三人。
(こっくりさんはお勧めできないな、私も小学生の時やったけど。
あれ、催眠作用でおかしくなる人がいるんじゃないかと踏んでるんだけど、本当はどうなんだ?)
 こっくりさんのご託宣は、NOEIN。(当たってるジャン)

 アトリ達は監査官を一人殺していた。

 ミホの家を出るハルカとアイ。ミホの家の屋根の上にはカラスが。「なつかしいのか」
 傍らにフクロウ(喜安浩平)が現れる。「あのハルカは俺達の知っているハルカではない」「ああ」
 「我々が存在するための、生け贄だ」「考えるな。すべて幻影だ。ここで起こる全ての出来事は」「何があった」  「アトリ達が単独でこの時空に転移した。やつらの座標が安定しない」「アトリ達が?」「注意しろよ、カラス」
 「わかった」フクロウ消える。

 仕事に精出す内田にビールでも飲んで少し息抜きをと郡山。
 自分の部屋に戻れと内田、自分は明日までにデータの整理をしなければならない。
 大変だねえと言う郡山に、レンガの壁の穴は気にならないのかと聞く内田。
 「そういう難しい事は、ゼツリンの内田ちゃんが、専門だからなあ」
 「郡山さん、いい加減に変な略し方は止めてくださらない!
絶対臨界阻止計画委員会とちゃんと呼んでくれません?」
 「はいはい、で、内田ちゃんはゼツリン?」

 暗い部屋に座っている後藤美有樹(田中敦子)。ユウが部屋から出てき、気がついたら5時。
 「もうこんな時間。そろそろ晩御飯の支度しなきゃね。何食べたい?ハンバーグが良い?
それともクリームシチューが良いかしら」
 「お母さん、僕は…」
 「あなたの事は私が一番わかってるの!だから、ユウ、お母さんの言う事をちゃんと聞いて。
お願い、お母さんを裏切らないで。あなたは良い子でしょう?信じてるのよ、ユウ。あなたなら出来るわ。
あなたならきっと、姉さんのように…」
 ユウ、飾られている写真を見る。そこには若い美有樹と誰か(姉さん?)の写真。

 ユウ、カッターナイフで爪削り(危なっかしいなあ)。
 ハルカが自宅の部屋から懐中電灯で合図を送るが、それに気づいても、机に顔を伏せるだけのユウ。

 アトリ達、自分達の時空と繋がっているケーブル(パイプラインと言うらしい)を抜く。

 ユウの事で話し合う、イサミ、アイ、ミホ、ハルカ。
 「お嬢さん、気をつけなさい、あんたは揺らぎをまねいているようだ」あの教会の階段に座っていた男。
 「あたしの事?」他の人には見えていないし、聞こえていない。

 「座標固定、5,4,3,2…」トビ。

 「ずれる、時がずれる、ずれるよ~!」放浪者消える。

 掌の上に現われたオレンジ色の球に指を入れるトビ。「捕まえた!」

 「アイ、助けて」

 カラスも時空の揺らぎに気づく。

 ハルカが皆の前から消える。

 内田も反応に気づく。「このまま真っ直ぐね」郡山、ハンドルを回す。「まっすぐって言ってるでしょう?!」 
 「無茶言うな、道が曲がってんだ」(確かに…)

 ハルカ、ダムのそばの時空に飛ばされる。現れるアトリ達。トビに龍のトルクのレイズを解放しろとアトリ。
 しかしトビは倒れる。力を使いすぎたのだ。イスカにやれと言うアトリ。(てめえは出来ないのか?)
 しかしそこに、カラスが現れる。「龍のトルクをどうするつもりだ」「又おまえかよ」
 「カラス、それは危険なんだ。龍のトルクをラクリマへ連れ帰れば、時空がけし飛ぶ危険性が…!」
 「危険?危険だと?!笑わせるな。
全ての秩序を破滅させ、量子存在と化した我らラクリマの民が今さら何を思う。
もし龍のトルクが全ての時空を消し去るのなら、消えてしまえばいい!!」
 「どうするイスカ?奴はやる気だぜ」「仕方あるまい」「一気にやっちゃうぜ…。消えろよ!!」
 全員、背中に異形の形を出し、戦い始める。時空が止まり、輪が出現する。輪を見上げるフクロウ。
 ハルカを捕まえるイスカ。ハルカの声をなぜか感じるユウ。
 気がついたらカッターナイフで参考書をずたずたにしていた。
 カラス、ハルカの助けてと言う声に何か(カラスの時空のハルカか?)を思い出し、感情が高ぶり、
イスカを絶対的な力で倒す。
 輪が消え、時間が戻る。「ちっ、カラスの奴、ハイサイドを起こしやがった。あれじゃ手に負えねえ」
 アトリ、トビを連れて退散。イスカ、「カラス、さよならだ。これで楽になれる」と消える。我に返るカラス。

 「カラス、さようなら、カラス」人が入っているガラス管に手をついて見ているカラス。女性の声。

 カラス、苦悩し、彼の武器をダムにくっつけ、「消えろ、全て消えてしまえ!」と狂気に満ちた顔で言う。
 「止めて!私の街を壊さないで。みんなが、みんなが悲しむよ。お願い、止めて!」ダム壊れる。
 チョーカー現れる。「ハルカ、未来を思え。自ら望む未来を。お前にはその力がある。信じろ。そして思え」
 誰かの声。ハルカ、ダムを修復する。それに気づくカラス。
 「異なる時空と入れ替えたのか。時空を操る力があるのか、このハルカは」ハルカ、倒れる。
 彼女を抱えるカラス。現れるフクロウ。龍のトルクは渡せない、ハルカは渡さないと消えるカラス。
 フクロウが消え、後に青い雪(光?)が降るのを遠くから見つける内田と郡山。
 内田が撮った写真にはハルカが写っていた。

 美有樹が部屋に入るとユウは消えていた。

 ユウは外でハルカに電話をかけていた。そこにハルカを抱えたカラスが現れる。「この子を必ずおまえが守れ」  「何言ってるんだよ」カラスはハルカ共々強制転移される。

第6話「ナミダノジクウ」
脚本:北嶋博明、絵コンテ・演出:田中孝行 作画監督:中屋了

 「龍のトルクを確保したようだな」
 「少女の姿をしたあれが、高密度のレイズ素粒子集合体とは、予想外でしたねえ」
 「異なる時空を完全に予測する事など不可能だよ」「シャングリラの侵攻は論理的ではない」「言い訳だな」
 「時空の歪み…まるで蛮族の侵攻か…」「とにかく、これで阻止できるのだな、シャングリラの浸食を」
 「レイズシュミレーターに、龍のトルクを組み込めば」「あくまで、それも仮定だ」
 「もういい。試されているのだよ、我々は」「人類はこの宇宙に存在する意義を」
 「我々は、絶対的観測者によって確認されるのか、それとも…」

 ハルカ、牢に入れられている。

 ユウ、ハルカが消えた事をミホ達に話す。内田、ユウ達に気づく。ハルカの事を聞く内田。
 消えた事を内田達に話すユウ。
 「手遅れになるかもしれない。もしホイーラの泡に巻き込まれて、時空を移動したなら」「どうなる?」
 「もう、この世界へ戻ってこれないかもしれない」

 ハルカ、気づく。色々と調べられるハルカ。
 アマミクと呼ばれた女性、過去の時空からここに来たとハルカに言う。この時空はラクリマ。

 カラスも又捕えられていた。再処理だけはまぬがれたようだが。龍のトルクとは存在を確定できる力らしい。

 ユウ達、二条雪恵(中原麻衣)に連絡。内田は博士、郡山は警察手帳を持っていた。
 雪恵、なかなか納得してくれず、雪恵と内田、対立する。

 ラクリマの食事は昆虫物だった…、生きてるし…。食べるハルカ、意外とおいしい♪
 自分を連れてきたら歴史が変わるのではないかとハルカ。私達の時空は変わらないとアマミク。
 時空は無限に分岐している。無限に並列した時空が存在している。一つの時空で一人のハルカが消えるだけ。

 トビとアスカは体に力が入らない。パイプラインをはずしたから。
 パイプラインをはずせば、ラクリマから自分達の位置を把握する事は出来ない。
 存在記述データを送る事も出来なくなる。だからこの時空で自分達の存在を安定化させられない。
 「この時空で不安定な存在の僕らは、いつか消えてしまうかもしれない」
 トビはこの穏やかな時空で消えるのならそれでも良いかと思っている。
 しかし、アトリは戦い足りない、誰でも良い、ぶっ壊してやる気満々。

 ハルカは赤い汁を使って、痛いふりをし、キーを奪って牢から逃げる。逃げた先は難民キャンプみたいな場所。
 そこでメガネの少女に声をかけられる。ミホそっくり。ミホは母親でリリと言うそうだ。

 龍のトルクのセットアップの時間は変更したくないとの事で、アマミクはハルカをすぐに連れ戻す事を命じられる。(ゴカンと言う人に命じられたのかな?声優さんが織田芙実さんで、わからない名前の登場人物で一人だけ女性だから)
 アマミクは与えられた名。その名には役割、責任があるらしい。
 話しかけてきたフクロウに、龍のトルクは私が連れ戻したいとアマミク。このままでは上の階層へ追放される。

 難民キャンプみたいな所は地下。しかし地上では怪物が襲ってくるとの事。
 「空にウロボロスが現れる時、怪物達がこの世界を飲み込みにやってくるのよ」竜騎兵が来る。
 ここに来るのは珍しいらしい。地上に出たいとハルカ。ホント馬鹿ねとリリ、普通の人では転移装置を使えない。 体をレイズ化するものらしい。
 他の方法は、ひたすらに梯子を登る事…、高所恐怖症で無くても避けたい方法だ…。
 リリ、面白そうだからと付いてきて、後悔…。

 フクロウ、老人が龍のトルクらしき者を通風口付近で見たとの報告を受ける。

 廃墟の世界。街灯跡や壊れた車が見える。アマミクが立っていた。教会の跡っぽいのも見える。
 アマミクは長谷部アイだった。ここは15年後の世界。函館山の跡…。

感想:ノエインの声はカラスと同じではないかとの推測を書いていらっしゃる方がいらした。
 「三千世界の烏を殺し、主(ぬし)と朝寝がしてみたい」
 高杉晋作が唄ったそうだが、これが元なのかなこのアニメ。
 全ての時空のカラスを抹消して、自分だけのハルカを獲得!とか…。
 フクロウがイサミなら、イサミ、カッコ良くなるな。アイ、お目が高い!!しかし、量子関係は嫌いだ!
 わからないから。量子的存在とは、存在が確定されてないって事か?絶対観測者って、神?
 もしかして龍のトルク?ああ、良くわからん。ダム、本当にあるそうだ。
 この未来の世界はハルカの世界の未来ではない、あくまで近似値の世界。
 ハルカはあの世界のハルカなのだから、あの時空は大丈夫かもしれない。
 イモムシはアフリカでもオーストラリアでも生きてたまま食べてたし、私も取りあえず食べるな。
 内臓はおいしくなさそうだが、虫肉はなんとかいけるんじゃないのか。ビタミンDは太陽灯でOKだろう。

関連サイト
BLOG@NO/ONノエインのダムについての紹介感想サイト
Naturalist画像
笹流ダム
二次元の恋人ノエイン中井説


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アオイユキ 他

「ノエイン もうひとりの君へ」
監督:赤根和樹 キャラクターデザイン:岸田隆宏 アニメーション制作:サテライト

第1話「アオイユキ」
脚本・絵コンテ:赤根和樹 演出:安田賢司 作画監督:中屋了

 廃墟だけの荒涼とした世界。巨大な輪が出てくる。
 そこい巨大な顔が現れ、地上の物を粉砕していく、地上で何かの作業をしていた人達も巻き込んで。
 黒衣をまとった男(フクロウ 喜安浩平)はその巨大な顔を攻撃。
 女(コサギ 本田貴子)も攻撃するが、シールドにはじかれる。
 白髪の男カラス(中井和哉)がバリアーを突き抜けて、巨大顔に取り付き、中から攻撃、破壊する。輪が消える。

 函館。
 青く光る雪が降っている中で、
少女(上乃木ハルカ 工藤晴香)は教会の尖塔の上に立つ黒いマントの白髪の男を見る。

 教室についたハルカは向井ミホ(名塚佳織)を中心に少女達が盛り上がっているのを見る。
 長谷部アイ(千葉紗子)になんで盛り上がっているのか聞くと、
二組のキョウコが教会裏の路地で幽霊を見たそうで、それで盛り上がっているのだ。
 黒いコートの幽霊。

 放課後、アイが幽霊探しを提案する。乗るミホ。アイ、藤原イサミ(宮田幸季)を誘う。

 ハルカは後藤ユウ(瀧本富士子)の塾が終わるのを待っていた。様子が気になったからだ。
 彼はこの街から出て行きたがっていた。
 母親の美有樹(田中敦子)が彼を勉強に追いたて、友達との交遊さえ嫌がっていた。
 「子供なんて嫌だ。早く早く大人になって…」かすかな泣き声を立てるユウ。明かりが消える。
 「僕は、おかしくなってると思うよ」「ユウ…」
 ハルカがユウに触れようとすると、空間が変化し、ハルカの手はユウの体に触れれずに、沈み込んでしまう。
 彼女の首に金色の龍を模した赤い石がはめ込まれているチョーカーが出現する。
 彼女は一瞬荒涼世界の出来事を見る。青く光る雪が降る。白髪の男が出現。「龍の…トルク…!」
 男の手がハルカのチョーカーに伸びる。しかし男は消えてしまう。後に青い雪を降らして。チョーカーが消える。
 空間が元に戻る。

 東京で観測衛星のデータの解析が終わった。イレギュラーを確認出来た。
 内田涼子(大原さやか)と郡山京司(藤原啓治)はしばらくここ函館にいなければいけない。

 ユウをイサミが幽霊探しに誘う。ミホがさっさと墓場に入っていく。
 手を振るミホの後ろの方に青く光る物を見るアイ。ユウの母が現れ、ユウを塾に連れて行くため車に乗せる。
 こんな夜に子供達だけで出歩くなんてと母。ハルカの母を子供に無関心過ぎると言う母。
 「僕は、僕は、おかしくなってる…」ユウ、車を止めさせる。ハルカも青い雪に気づく。懐中電灯の光が消える。
 青い刺青を腕に入れた男のなりそこないみたいなのが現れる。
 その男は逃げそこなったイサミの足を掴むが、コードが引っ張られて取れ、それと同時に消滅する。

 どこかの未来的な空間。「鳥が一羽消え、残りは七羽」

 カラスが現れる。「高密度のレイズ反応…」カラス、ハルカを追いかける。
 ハルカ、カラスが自分を狙っている事に気づき、皆から離れて逃げる。
 ハルカがカラスに投げた懐中電灯はカラスの肉体を素通りする。

 アイ、ハルカがいない事に気づく。アイ達の前にユウが現れる。

 「わたし、知ってるよ。あなたの事、知ってるよ」ユウが現れる。カッターナイフを取り出すユウ。
 「そうなのか、この時空は…!」笑い出すカラス。
 「おまえには無理だ。お前にその少女を救う事は出来はしない」「誰だよ…」「俺はおまえだ」
 巨大な輪が出現する。

第2話「イエデ」
脚本:赤根和樹 絵コンテ・演出:安田賢司 演出:土屋浩幸 作画監督:石川健介

 カラス、気でユウを突き飛ばす。ユウの所に走り寄ろうとするハルカに「構うな!」と叫ぶカラス。
 「わたし、わたし知ってるよ。…あなたの事、知ってる…」「へえ~、龍のトルクが人間だったとはねえ」
 アトリ(鈴村健一)が現れる。「俺が先に見つけたんだぜ、カラス…龍のトルクをさ!」こいつは僕が運ぶとアトリ。 転移衝撃に耐えられないかもしれないとカラス。
 「腕の一本だけでも良いんだよ。こいつの量子のかけらを、持って帰れば…」
 ハルカに近づくアトリをカラスの伸びた針のような切っ先が止める。「今はまだ駄目だ」
 「また手柄を独り占めする気かよ、カラス」「クイナと連絡が取れるまで、勝手な行動は控えろ」
 アトリ、カラスの切っ先を攻撃、形態を変えて、カラスを本格的に攻撃し始める。カラス、アトリの攻撃を防御。

 「エンドルフィン増加現象発生。時空が揺れ始めてる」トビ(白石涼子)。「原因は!?」とクイナ(小山力也)。
 「特異スピンの、覚醒反応の影響と思われます」「この時空間で、スピン兵器を使ったのか!?」
 「このままでは、因果律の審判が起きてしまいます」「時の流れが、減速し始めてる」とコサギ。
 「時が、止まった…!」

 「止めるんだ、時空に共鳴現象が起こってる」
 「フン!カラス、俺はおまえが嫌いなんだよ。知ってたっけ。
今おまえが消えても、作戦中に時空のどこかにはじけ飛んだって事にすれば、誰も不思議に思わない。
きっとさあ」
 二人の戦いを見ながらハルカは思う「カラス、あの人、知ってる」フクロウが現れ、戦いを止める。

 時空が安定せず、トビ達は回収される。巨大な輪が消える。

 龍のトルクさえ手に入ればシャングリラの浸食を阻止できると言っている会議中らしき人。
 失敗すれば我々がいるこのラクリマ時空間は消滅する。

 「あの時空は、時間軸15年遡ったポイントだぜ。しかも近似値の世界だ。俺達の過去に、限りなく近い。
おまえも、俺も、そしてあいつも存在する時空。皮肉なものだ」
 フクロウ。
 「俺達はやくわりを果たせばいい。レイズの秩序のままに時空を安定させる。それが俺達竜騎兵の…」
 「止めろカラス!俺達はもう何物にも支配されない。責任を負う必要も無い」「ならば、なぜ」
 「そうだな、俺は、昔みたいに、もう一度夢を見たいだけなのかもしれないなあ」

 今日はちゃんと塾に行けとユウの母。
 あなたなら合格できる、東京の学校にと言い募る母親に、受験なんかしたくない、東京にも行きたくないと、
自分の将来は自分で決めるとユウ。
 「何を言ってるの、あなたにはまだ無理よ」ユウはカラスの言葉を思い出す。
 「ユウ、あなたの事はお母さんが一番…」「違う!」ユウ、鞄を放り出し、外に出る。
 どっかのガレージで、家出道具一式らしき物を見るユウ。イサミ、バックパックを背負って歩いているユウを見る。 勉強合宿かとイサミ。「塾なんて止めちまえよ。このままじゃ、おまえ壊れちゃうよ」
 また一緒にサッカーやろうとイサミ。イサミみたいな才能はないとユウ。
 楽しめばいいと言うイサミに、どうせイサミにはわからないとユウ。二人、喧嘩になる。
 そこに通りかかるアイとハルカ。二人、喧嘩を止める。イサミ、去る。歩くユウについて行くハルカ。
 そのリュック、家出するの、ユウとハルカ。「家出するなら一緒だってゆったじゃない」
 「おまえは家出なんかする事ないじゃないか!
おじさんは一緒に住んでないかもしれないけど、おばさんはお前の事信じてくれてるだろ。
おじさんだってお前の事思ってくれてるだろ。おれんちは違うよ、バラバラだよ。
俺の事だって、口では心配してるとか言ってるけど、ホントは違うんだ」
 「そんな事ない」「うそつけ、わかってるくせに」
 「私も一緒に行くよ。約束したじゃない、一緒に家出するって。ユウが行きたい所へ一緒に行こう」

 二人、展望台へ。家出するならしばらく帰ってこれないから街の見おさめとハルカの提案。
 展望台に泊まる事にする二人。ユウ、カラスに馬鹿にされたと悔しがる。ハルカにあのチョーカーが現れる。
 誰もいないはずなのに、声が聞こえ始め、幽霊のような人々が現れる。
 先ほど見た展望台での光景が繰り返される。「夕方の蜃気楼見てるんだ」とハルカ。
 「それは蜃気楼でも幻影でもない。時空の共振だ」どこかかから声が。
 「始まりは終わりに通じ、そして再び始まる。…」ユウが後ろに下がってハルカにぶつかる。
 ユウの視線の先には巨大な輪が。青い雪が港に降り、イスカ(三宅健太)とトビが現れる。カラスも来る。
 そしてアトリも。彼が一番展望台に近かった。

第3話「オワレテ…」
脚本:北嶋博明 絵コンテ:松村やすひろ こでらかつゆき 演出:松田清 作画監督:奥田淳

 幻影が消えていく。輪が消え、チョーカーが消える。自分は本当におかしくなったのかと体がくず折れるユウ。
 ハルカは迫って来る者の気配に気づく。アトリだった。
 ユウ、カッターナイフを出し、「来るな!来るな!」とハルカを自分の後ろにまわして、後ずさる。
 「こいつ、なんかむかつく」アトリ、ユウを調べて、カラスとの関連に気づく。
 「なるほどね。この時空のカラスに会えるとはな」アトリ、カッターナイフを持っているユウの腕を掴む。
 「これをどうしたいんだ。…こうかよ」アトリがユウの腕を引っ張ると、カッターナイフがアトリの体に沈んでいく。
 ユウ、カッターナイフを離す。アトリに刺さったままのカッターナイフ、体に刺さった部分は残して、落ちる。
 それを踏み壊すアトリ。アトリ、ユウの頬を引っぱたく。倒れたユウの頭を踏むアトリ。
 「このままつぶしちまおうか」ユウ、アトリの足の下からアトリを睨む。カラスを思い出すアトリ。
 「その目だよ。やっぱり同じ目をしているんだ。その目が、俺をイラつかせるんだよ!」アトリ、6枚羽根を出す。  「全ての時空のカラスは、消えろよ」アトリ、ユウを攻撃しようとする。ハルカ、ユウの体を覆う。
 チョークが現れる。攻撃、跳ねかえ、アトリが傷を負う。周りの物も壊れる。衝撃でロープウェイが動き出す。 
 二人、ロープウェイに乗る。

 「まだこの時空では安定しないか」カラス、展望台に向かっている。

 ロープウエィの車両の上にアトリが乗る。アトリ、車両の支えを壊す。
 車両、落ちるが、ロープで支えられ、止まる。ロープを支えていたのはカラスだった。アトリ、カラスを攻撃。
 どんどん下がっていく車両。もう駄目だよと体を抱きしめ震えるユウ。「もう駄目だ、死んじゃうんだ…」
 「黙れ!死にたくなければ耐えろ!」「僕には無理だよ」
 「情けない奴め。あきらめる事しか出来ないのか。戦え、戦う気合いを見せてみろ!」
 「僕には出来ないよ。…僕はもう死ぬんだ」「ならば死ね。生きる力のない者は死ね!」
 「相変わらずしぶといな。目障りだったんだよ、その不幸面がさ!」ユウの首にチョーカーが現れる。
 カラスは反撃するが、ロープを落としてしまう。アトリは引き戻され、消滅する。チョーカー消える。
 二人は無事だった。

 その頃内田は反応が消えた事を確認する。

 ユウとハルカ、郡山の車に乗せてもらう。

 アトリはイレギュラーで強制回収された。龍のトルクの事は今回はあきらめる。
 この時空に自分達の痕跡を残す方が危険。すでにこの時空にひずみが現れていた。

 ユウ、家に帰る。塾以外外へ出る事は禁止。塾へも母親が送り迎えする。

 内田と郡山は展望台にいた。どこも壊れていなかった。破壊された空間はトビが修復したのだ。
 カラスは行方不明だった。アトリは錯乱していた。

 ハルカ、ロープウェイがなんともない事を知る。彼女はユウが狙われていると思っていた。
 ハルカはユウに会いに家に行くが、大事な時期だからと母親に拒絶される。カラスの気配を感じるハルカ。
 その時、ユウも感じていた。彼女は倉庫街にいた。小さい頃ユウとかくれんぼをした場所。
 あいている扉に気づくハルカ。そこにカラスがいた。水をくれないかとカラス。
 ハルカ、手で水を汲み、カラスに与える。もう一度水を汲んでこようとするハルカの腕を捕まえるカラス。
 「共に行こう、ハルカ」他の竜騎兵達が現れる。「又ユウを狙って…」
 「さすがだよ、カラス。龍のトルクを捕獲したか」クイナ。
 「我々の狙いはあいつじゃない。おまえだ、ハルカ」とカラス。

感想:「かみちゅ!」が二回続けて落第点だったので(私的に)、「ノエイン」を借りる。
 SFマガジンの今月の執筆者紹介でどなたかが、
自分が関わっているアニメ(確か、灼眼のシャナ)のDVDの売上は好調だが、
自分の好きなアニメ「絶対少年」と「ノエイン」のDVDは不調みたいなので、
自腹で買うとか書いていたような気がして、私、「絶対少年」好きですから、ノエイン借りてみる。
 監督、尾道の方が祖母の地元で良く知ってるが、今さら尾道じゃないだろうと、坂の街を探し、雪も欲しく、
函館にしたそうだ。
 最初に出た異形の、おそらくシャングリラ製攻撃機械に魅せられた。カラス、かっこいい!
(内緒だが、アトリも魅力的)
 やっぱり、小山力也さんはヒーロー声よね。絵は好みじゃない気がしたが、好みの絵だと、萌え度が高いと言う事で、男のオタク受けも腐女子受けもどちらも引いてしまう私には、逆に合うかと…。
 しかしハルカ達小学生なのか?!しっかりしてるなあ。工藤晴香さんは本人が可愛いね。
 ハルカ、小学校二年まで東京にいた。竜騎兵達の戦いも魅力的。ユウの母親は怖い。
 ユウは過剰反応の気がしたが、あの母親に常に接しているのは骨だろうとは思う。

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