« バッド・エデュケーション | トップページ | アオイユキ 他 »

しゃべれども しゃべれども

「しゃべれども しゃべれども」監督: 平山秀幸  原作:佐藤多佳子

最後まで書いています、注意!

 外山達也こと今昔亭三つ葉(国分太一)が今昔亭小三文(伊東四朗)の内弟子に入ったのは18の時。
 古典一筋である。新しい噺を習いたいのだが、師匠は許してくれない。

 工夫が足りない、師匠のおいしいとこだけ取っても駄目と言われる。
 師匠のカバン持ちとして(本来のカバン持ち、今昔亭三角:日向とめ吉がおたふくになった)カルチャー教室(?)、話し方教室に付き添う。そこに一人だけ不機嫌な顔の女(十河五月 香里奈)がいた。
 彼女は途中で帰る。三つ葉は彼女を呼び止める。彼女は師匠を本気で話してない、私達をなめていると言う。
 三つ葉は話の途中で出てくは無礼だろうと言う。
(確かに途中で出てかれるのは感じ悪いが、お客さんを咎めるのは間違いだろう)
 話の流れで三つ葉は自分の噺がいつどこであるかをしゃべる。二つ目ばかりが四人の物だ。

 三つ葉は祖母、外山春子(八千草薫)のお茶のお弟子さん実川郁子(占部房子)から甥に話し方を伝授してくれと頼まれる。甥は関西から引っ越してきて、その関西弁をからかわれているらしい。

 三つ葉、例の高座に出たら、目の前にあの女が不機嫌な顔でいる。動揺で、噺は滅茶苦茶になる。
 高座が終わって待合に出たら、女が待っていた。彼女はどうやったらしゃべれるのと言い、名前を名乗る。

 郁子の甥、村林優(森永悠希)と十河五月に対する三つ葉の話し方教室が始まる。
 と言っても、落語を教えるだけだ。饅頭こわいを教える。笑ってくれたのは郁子だけ。

 ある日、マスクにサングラスの長身の怪しい男(湯河原太一 松重豊)が家の周りにうろついていた。
 春子は竹ぼうきを持ちながら、「うちに何の用だい」と言う。
 一方三つ葉は村林に桂枝雀さんの饅頭こわいのビデオを見せる。関西弁の落語だからだ。
 男はうまくしゃべれるようなトレーニングをやっていると聞いてやってきたのだった。山田と名乗る。
 しかし、村林に野球選手だった湯河原と看破される。代打で有名だった。
 彼は野球解説をしていたが、ヘタだった。

 十河は三つ葉の祖母に習って浴衣を縫う。ほおずき市に行くのだ。「男とか」と三つ葉が言うと、違うと言う。
 誰と行くか決めてないそうで、ちょうど仕事で用がある三つ葉が一緒に行く事にする。

 ほおずき市。十河がおみくじ引くと凶だった。
 三つ葉はほおずきを買ってやろうとするが、彼女は頑なにいらないと言う。蕎麦屋。
 彼女はほおずき市、彼氏と行こうと約束してたのだ。振られたのだが。
 三つ葉はそばが伸びるから食べろと言う。彼女は「誰かを好きになった事なんてないでしょ」と言う。
 三つ葉は母さんの弟子が好きと言う。「でも、あんたと浅草歩けたのも楽しかった。ふん、勝手なもんだな」
 十河、涙を流し、三つ葉驚く。
 三つ葉、後で十河のクリーニング屋の前にほおずきと大吉のおみくじを置いておく。

 相変わらず態度の悪い湯河原。そんなんやからどこのチーム行ってもすぐ放り出されたんやと村林。
 村林が阪神ファンと知って、阪神の悪口を言う湯河原。その彼に今みたいな解説をすればと十河。
 湯河原出ていく。

 図書館でお勉強中の三つ葉に、郁子が話しかける。彼女は鶴屋南北の研究をしていた。
 彼女は四谷怪談を一緒に見に行かないかと誘う。三つ葉、歌舞伎のチケットを買う。彼女との待ち合わせ。
 彼女がお弁当をご馳走してくれる。まずかったが、うまいと言う。彼女は結婚すると言う。
 三つ葉、歌舞伎のチケット二枚を仕事に行けなくなったとあげる。弁当で腹を壊す。
 師匠の落語を、なんとか見るが、その後師匠の前で倒れてしまう。一門会をやるとの事。
 三つ葉、火炎太鼓をやりたいと言う。

 村林、枝雀の落語を覚える。湯河原に聞かせたると言うので、三つ葉、湯河原に会いに行く。
 湯河原は女房の兄(三田村周三)の店の手伝いをしていた。テレビでやっていた

 野球を聞いてみると、適切な解説。その通りにやれば良いのに、放送で選手の蔭口は叩けないとの事。
 村林の噺を聞きにきてくださいと三つ葉。

 しかし村林は噺どころではなくなった。
 クラスのボス、宮田との対決で頭が一杯なのだ、宮田は自分はさほど巨人ファンではないくせに、クラスのみんなが巨人ファンでない

 と気が済まなくて、村林にちょっかいを出していたのだ。宮田は野球で村林を絞めようとしていた。
 宮田は運動神経が良かった。湯河原、村林に野球を教える。十河がその練習している所に通りかかる。
 彼女も饅頭こわいを憶えたそうだ。

 村林が行方不明になる。宮田に負けたのだ。湯河原のお店に書置きを置いて行っていた。
 「湯河原のおっちゃんへ。せっかく教えてもらったのに、オレ、あかんかったわ。三しんや。
はずかしい生とでごめんなさい。ありがとうございました。村林優」
 十河が家の中を捜したかと言う。村林はいつも勝手に上がってた。三つ葉の部屋の押し入れにいた。
 思わず三つ葉は村林を平手で叩いてしまう。(心配したからな)村林、泣く。
 村林は帰り、三つ葉は湯河原や十河と飲む。三つ葉は教室止めようと言う。落語では性格は変わらない。

 次の日、一門会なのに、寝過ごす。
 栄養ドリンクを大量に飲んでいる三つ葉を姿を見て、最後まで出来ない方に師匠はかける。
 二日酔いのせいか、一つ抜けた噺が出来た。十河が三つ葉の噺を聞いていた。

 三つ葉が村林に発表会の事を話す。宮田も呼べと三つ葉は言う。
 村林、宮田(堀越光貴)に発表会のちらしをやる。三つ葉、十河の家にちらしを置いてくる。

 村林のクラスの子が沢山来る。村林の落語は受け、宮田も思わず笑ってしまう。
 「ああ、宮田がわろうた、わろうとる!」思わず言ってしまう村林。帰ろうとする宮田。
 「オレ、ほんまに宮田に聞いてもらえるとは思うてなかった。めっちゃ嬉しかった」「カッコわりい」
 「そやからわろうたんやろ、ちゃう?」宮田帰る。十河は来ない。やっと来る。
 三つ葉の祖母に急き立てられて、家に入る。十河、饅頭こわいではなく、三つ葉がやっていた火炎太鼓をやる。

 湯河原は二軍のコーチをやる事になっていた。村林は大きくなったら三つ葉の弟子になるそうだ。みんな去る。  三つ葉はちょっと家を出、遊覧船に乗る。そこには十河も乗っていた。十河、ほおずきのお礼を言う。
 嬉しかったと十河、「どうしてほおずきなんかくれるわけ」
 「いらないなら返せ。俺はずっと怒ってた。ほおずき、まるっきり無視されて。
どうでもよけりゃこれだけ頭に来ねえ。さっきのなあ、火炎太鼓、三十点」
 十河、三つ葉に抱きつく。「饅頭こわいはどこ行ったんだ」「どこ行ったんだろ」十河、笑顔を見せる。

感想:NHKFMのラジオドラマで知った話。あんまり気に入ったので、原作を買った。映画化しないかなと思った。 でも、映像的な話ではないので無理かと思った。映画化された。
 従兄で男前で、気が弱い綾丸良君ははぶかれてしまった。まあ、なまじっか男前がいると焦点がぼけるか。
 話的には十河や湯河原や村林の方が重要だろうし。
 発表会が終わった時、三つ葉が泣く所が好きだったが、違くしてしまっていた。
 十河は確か芝居やってて、彼氏の口を開けば悪口ばかりの劇団主宰者にぼろくそに言われたのよね。
 まあ、デニーロなんて、芝居はうまくても、会話つまらないらしいから、芝居と普通の会話は比例しないが。
 うん、でも、そうじてキャスティングは良かった。伊東四朗さんも国分太一さんも落語がうまかった。
 村林君の一生懸命枝雀さんの落語のまね、聞いてて悲しくなった。確かに枝雀さんを思い起こさせたから。
 とっても面白かったのに。仕方ないね、鬱は病気だ。

関連サイト:trivialities&realities監督のコメント
シネマぴあ国分さんのインタビュー
公式サイトロケMAPあり

|

« バッド・エデュケーション | トップページ | アオイユキ 他 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45625/17885491

この記事へのトラックバック一覧です: しゃべれども しゃべれども:

« バッド・エデュケーション | トップページ | アオイユキ 他 »