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ヤサコとイサコ

「ヤサコとイサコ」電脳コイル 第26話 ☆☆☆☆
原作・脚本・監督・絵コンテ:磯光雄 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳
 演出:安川勝 、木村延景 作画監督:井上俊之

“都市伝説によると、電脳ペットは死んだ後、ある場所に移り住むそうです”


 「4423はイサコの患者ナンバーじゃ。
彼女の治療のために設置された実験医療空間4423が、あっちの原型なのじゃ。
それに、信彦が死んだのは、イサコがミチコに願ったからではない」とメガばあ(鈴木れい子 )。
 「どういう事?」と玉子(野田順子)。
 「信彦は交通事故の直後すでに死んでおったのじゃ。
事故の後かろうじて目覚めた彼女は、兄を失った事を知って再び意識を閉ざした。
その心の傷を癒すために作られた空間、心を埋める物をイマーゴを通じて電脳物質の形で生み出す空間、
そう、失った兄の姿までも。
しかし、なんらかの原因で変質し、ついには停止した。
治療中の天沢勇子と、彼女の生み出した心の世界と共に」
 「じゃあ、小此木医師が手術したって言うのは…」
 「そう、唯一電脳コイルシステムを知るオジジが、彼女を救うためにヌルキャリアーで意識を分離させ、
医療空間に入りこんだのじゃ。そして彼女は戻って来た。じゃが…」
 「小此木先生は、そのまま戻られませんでした。先生が、勇子を救ってくださった。ご自身の体を顧みずに」
 イサコおじ(麻生智久)。
 「資料によるとイマーゴは大人にはうまく適合せん。
負荷がかかったおじじの体は、分離しただけで力つきてしもうた」

 「ここから先は、おぼえてないわ」幼いヤサコと歩くヌルキャリアーの後をついていくヤサコ(折笠富美子)。

 「実験空間は人知れず“あっち”と呼ばれる異空間に変異を遂げていった。
その後しばらく、おじじの意識はあっちをさまよっていた事じゃろう。4423、天沢勇子を探し求めてなあ」

 「4423…」(矢田耕司)「にいさん?」「4423を探している。私は、小此木…」「私とおんなじ名前だ」
 「ゆう、こ?!」「おじじ?」ヤサコは気づく。ヌルキャリアーからおじじの姿が現れる。「ゆう、こ?優子じゃないか」 幼いヤサコを抱き上げるオジジ。「オジジ。オジジだあ。…オジジは死んだんだよ。ぽっくり」
 「おう、思い出した。わしはこないだ死んだんじゃあ」二人笑う。
 「わたし、あっちでオジジと会ってたんだ」とヤサコ。「デンスケに付いて来たら、ここに来ちゃったの」
 「そうか。デンスケもこの治療施設の一部だったからなあ」「えっ、そうだったんだ」とヤサコ。
 「さっき、4423に会ったよ。でも、女の子じゃなかった。それに暗くなって消えちゃったの」
 「そうか。どこにいるかわかるかい?」首を振る幼いヤサコ。
 「まあ、ええ。さっ、もうこんな事が起こらんように、鍵をかけねばな。かける前に死んでしまったんじゃ」
 オジジの手に中に首輪が現れる。「帰り道はデンスケが知っておる」
 デンスケ(麻生智久)の鼻をプッシュするオジジ。「さあデンスケ、孫のボディガードになっておくれ」
 デンスケ、歩き始める。」「さっ、ゆくんだ」幼いヤサコ、デンスケを追いかける。ベルの音が聞こえる。
 オジジ、見えなくなる。「さっ、デンスケとおゆき。そして首輪をかけて、全部忘れるんだ」
 「オジジ、一緒に帰ろう」「おゆき。わしは迎えに行かねばならん子がいるんじゃよ」「オジジ!」
 幼いヤサコとデンスケ、消える。「オジジ」ベルの音。「あっ」振り向いたなら、デンスケのようなイリーガルが。
 「あなた、さっきの」イリーガルが後ろを向き、走り始める。イリーガルを追いかけるヤサコ。
 鍵穴があり、その向こうに自分のNO DATA状態の体とハラケンと玉子が見える。「ハラケン!」
 鍵穴を通り抜け、ふと気づいて後ろを振り向く。そこにイリーガルが。「イリーガル…じゃない」
 デンスケの声でなくイリーガル。ヤサコの目に涙が浮かぶ。「ああっ、デンスケ」「ワン」「デンスケ!」
 ヤサコ、デンスケに駆け寄ろうとするが、デンスケあとじ去る。
 驚くヤサコだが、ちょっと笑って、膝をつき、デンスケの方に手を差し伸べる。デンスケ、近づく。
 舌で軽く手をなめる。「デンスケ」ヤサコ、デンスケを抱きしめる。「会いたかった」
 生前のデンスケの姿を抱きしめているヤサコ。
 「あったかい。デンスケの毛並み、ふさふさだったんだね。あったかい」デンスケ、ヤサコから離れる。
 鍵穴に入り、後ろを振り向く。「デンスケ。お別れ、なの?」デンスケの姿、鍵穴と共に消えていく。
 「デンスケ、ありがとう!今まで、ほんとにありがとう」涙を流すヤサコ。「さようなら。デンスケ」
 ヤサコの電脳体、体に戻る。「ヤサコ!ヤサコ!オバちゃん、ヤサコが!」ハラケン(朴璐美 )。「ヤサコ!」
 「オバちゃん。ハラケン」「一体どうやって」玉子「デンスケが、案内してくれたの」「デンスケが」ハラケン
 「真っ黒になってたけど、毛並みがふかふかだったよ」「うん」「さよならが、言えたよ」「うん」
 ヤサコのキラバグが光る。「許さない」ミチコ。あっちであった事を思い出すヤサコ。
 「天沢、さん…。あっ、大黒市に連れてって。今すぐ!」ヤサコをおんぶして駆ける玉子。「電脳体は?」
 「まだじゃ。しかし、なぜか一部が戻り始めておる」「じゃあ、天沢さんは?」ヤサコ。「まだわからん」
 「じゃ、どうするのよ」玉子。「うん。こんな事もあろうかと思って、切り札に連絡済みじゃ」「切り札?」
 疑わしげな玉子、「ゲッ!」駐車禁止の場所に止めていたバイクが、トラックに回収されていく。
 そこにタイミング良く車が。ヤサパパ(中尾みち雄)だった。
 「室長、こんな事になってすみません。でも、娘さんのやろうとしている事は、けして…」
 「後部の電脳ポシェットにメタタグが入っている」「メタタグ?」「これだ。コイルタグだ」とハラケン。
 「なんで、こんな物?!」と玉子。
 「本物じゃない。僕の技術では再現出来なかった。でも対症療法くらいにはなる」
 コイルタグを貼られて、気が付くヤサコ。「あっ、お父さん」
 「優子、こんな時に近くにいてやれなくてすまなかった」「室長、あんた、まさか」「会員番号一番だ」
 室長がシャツの襟をめくるとそこに一番バッジが。「あっ、コイル探偵局のバッジ」驚く三人。
 「おふくろには、色々弱みを握られていてな」目元に涙が光る。「やはり、その手口かっ」と玉子。
 「それだけじゃない。実は半年ほど前から、メガマス本社の要請で内部監査を手伝っていたんだ」

 「う~ん、それにしても、一体どこからリンクが…」メガばあ。「モジョ」
 モジョ、気配に気づき、オババの髪の毛に隠れる。「うっ、曲者!」おばば、メタタグを壁に投げつける。
 壁に暗号が走り、イサコを汚染する。オババ、メタタグを投げて、ベットを走っていた暗号をはねつける。
 「リンクが…!はっ」壁に又暗号が現れる。暗号から攻撃。オババ、メタタグで対抗。
 「これは…古流の暗号か…!」

 「メガマス内部にも、旧コイルスと繋がった一派がいる。
彼らはある男を動かして、失われたコイルスの技術を手に入れようとしている」
 「それは一体何者なの」「失踪したコイルス主任技師の名前を知っているか」


 「このくせ、この暗号の組み方、もしや、会員番号三番、猫目か」

 「その技師の名は、猫目」「なんですって」「猫目宗助は、失踪した技師の息子だ」

 「お久しぶりです、メガばあ」(遊佐浩二)。「宗助、おぬし何を企んでおる!」
 「何も企んでなどいない。僕の目標は、あの頃と同じだ」
 「全て思い出したわい。メガマスに復讐する気なのじゃな」「ああ、報いを受けさせてやる」
 「四年前もおぬしが玉子をそそのかしたばかりに、わしが止めなければ、
玉子があっちに行っていたのかもしれぬのじゃぞ!」

 「彼は旧コイルス一派と組んで、イマーゴを軸に本社を脅す気だったんだろう」「まさか、カンナの事故も」
 「いや、原因はイマーゴと古い空間によって起こった、ナビの誤動作だ。研一君のデータが、それを裏付けたよ」 「本当、ですか」ハラケン。
 「ああ、本社にも不具合の公表を確約させた。カンナ君には何の落ち度もない。
研一君、みんなの誤解を、一緒に解こう」
 「は、はい」「ハラケン、良かった」「うん」
 「天沢さんもカンナを自分が巻き込んだんじゃないかと気に病んでいたわ」「大黒市内に入るぞ」

 車、大黒市立メガマス病院に着く。「天沢さんのお兄さんが?」「そう、亡くなったのは交通事故よ。五年前にね」 「天沢さんに伝えないと」

 オババ、猫目に押されている。おまけにベットの下にピンクミゼットがいて、オババを攻撃する。
 モジョ、攻撃し返す。「はあっ…。も、もたん…!」
 やられると思ったら、猫目の暗号が別の攻撃を受け、押し返される。タケル(日比愛子)だった。
 「兄ちゃんのラインは全てはじいたよ。もうこれ以上ひどい事はしないで!」
 「何を言うんだ。この実験データが残れば、父さんの功績は世界に…!」
 「そんなの、父ちゃんが喜ぶわけがない。
父ちゃんは、イマーゴや電脳ペットを、人の心を治すために作ったんだ!」
 タケル、小さい頃父ちゃんからもらったパスワードで、兄ちゃんのメガネを壊す。

 イサコのリンクは遠のいていた。「何なの、このリンク先。コイルドメインに似てるけど」
 「おそらく、あっちと同じ種類の精神空間じゃろ。しかし、今までいた空間とも違う」
 「正体がわからなくては修復できないわ」「さっきリンクがつながりかけて、急に苦しそうな顔になったのじゃ」
 「苦しそうな顔?痛み…」自分の胸の痛みを思い出すヤサコ。
 「こっち!こっちよ天沢さん!あたしの声を聞いて!天沢さん!こっちを見て!」

 何かに気づくイサコ。ミチコの顔には冷汗が浮かぶ。

 呼びかけるヤサコに、バグが走り、苦しむヤサコ。

 気が付くと、鳥居階段にいた。上は夕焼けていた。ヤサコ、上に向かう。ヤサコの電脳体、暗くなっている。
 「これは、分離では無い。リンク先は、うちの…?」とオババ。階段を駆け上がるヤサコ。
 「どうやって接続したの。ここには、特別な子供しか入れないんだよ」(岸尾だいすけ)「ここはどこなの?」
 「ある女の子のために作られた空間なんだ。傷が癒えるまで、いつまでも子供のままでいられる場所」
 4423の体にノイズが走る。「あっ」驚く幼いヤサコ。「僕はもうすぐいなくなるんだ。この空間と一緒にね」
 「いなくなるって?」
 「その女の子は、もう僕の力を借りてはいけないんだ。そういう決まりなんだ。僕の役目は、もうすぐ終わる」
 デンスケとの出会い、ヤサコと名づけてくれた4423、幼いヤサコの4423のほっぺへのキス。「あっ」
 イサコ、顔を上げる。目もとには涙。「あっ」ヤサコも気づく。「この犬の後を付いて来たんだね。どうりで」
 「4423はここで何をしてるの」「僕はその女の子の治療をしているんだ。心のね」「お医者さんなの」
 「ああ、そうだね。君は、イマーゴがあるんだね。ならもう帰った方が良い。
この空間は君のような子に反応してしまう」
 「逃げて!二人とも!」叫ぶヤサコ。幼いヤサコと4423立ち上がる。闇が迫ってくる。
 「止めて、お兄ちゃんを取らないで」イサコの声。「あなたが、あなたがミチコさんなのね」
 「まずい、もう一人生み出してしまったのか。早く逃げるんだ、ヤサコ!」「止めて!」幼いイサコ。
 「お兄ちゃんと別れたくない」ミチコ。「私は、お兄ちゃんとずっと一緒にいるの」
 「違う!私はお兄ちゃんとさよならをしたの!」涙を流しながらイサコが叫ぶ。
 幼いヤサコは闇から逃げるが、ヤサコは、「天沢さん、そこにいるのね!わかった、わかったの!」、
闇に立ち向かう。
 イサコ、立ち上がる。夕焼けの光が見える。「おこ、のぎ…?」ヤサコが見える。
 「聞いて、天沢さんがミチコさんに願う前に、お兄さんは死んでいたの。
お兄さんを死なせたのはあなたじゃない。そこにいるのは…」
 「ダメ、お兄ちゃんはずっと私の物なの。あんたなんか嫌い!」ミチコの叫び。
 「わかったの。ミチコさんは、天沢さん一人が生み出したんじゃない」「イヤ!」
 「もう一人いたの、ミチコさんを生み出した人が。それは…!」「ヤメテ!」「この私、小此木優子よ!」「アッ」
 「私のキスが、あなた達の別れを邪魔してしまった。ミチコは私のキスとあなたの苦しみの子供。
天沢さん、戻ってくるのよ!もうその空間とはさよならをしたはずなんだから!」
 「そんなの許さない」「走って!」イサコ、ヤサコの方に向かって走る。

 「リンクが、戻ってくるわ」

 「天沢さん!そうよ、こっちよ!」イサコ、鍵穴へ向かって走る。
 「あなたは本当に私を捨てられる?あなたはそれを望んでない」立ち止まるイサコ。闇が侵食し始める。
 「天沢さん!」
 「私と離れる事なんて出来ない。私を生み出したのはあなた。
私はあなたの苦しみを、悲しみを食べるために生み出したあなたの分身。
何度殺しても、私は何度でもよみがえる。だって、私はあなたの本心なんだから」
 「止めて、もう止めて!」耳を押さえるイサコ。
 「あなたはお兄さんへの思いを捨てて、勝手に大人になろうとした。そんなの私が許さない!」「天沢さん!」
 ヤサコ、闇に飲まれて、現実に戻ってくる。

 「さあ、戻ってきなさい。こっちはとても心地いい」ミチコの後ろには気味悪い笑顔を見せるお兄ちゃん。
 「お兄さんもここにいる。ここでは大人になる必要は無い。いつまでも甘くて切ない気持でいられる。
ずっと子供のままでいい、勇子」
 イサコ、涙を浮かべて、ミチコの世界に歩いていく。

 「いけない。ダメ。そっちへ行ってはダメ!天沢さん!

 「髪の毛結んで」イサコが手をあげると、同じく手を上げて歩む幼いイサコと重なる。
 イサコの電脳体がほのかな微笑を浮かべている。ヤサコの胸に痛みが走る。「ヤサコ、もう止めて!」
 玉子が叫ぶ。「待って」ハラケンが言う。「これ以上は危険じゃ」「止めるぞ」「ダメだ!ヤサコに、まかせるんだ」

 「ここにいれば、何にもいらない。大人になるための、痛みも、苦しみも」

 「天沢さんのバカ。それでも天沢勇子なの。あの勇ましい天沢さんなら、戻ってこられるはずよ!
勇子の勇は、勇ましいの勇!」

 「止めて」ミチコ。幼いイサコの胸のキラバグが光り、痛みが走る。

 ヤサコのキラバグも光っている。
 「勇ましい、あなたは痛みを恐れない、勇ましい女の子。だから、イサコ、戻ってきなさい、イサコ!」

 イサコ、立ち上がる。「ヤサコ」「ダメ、ダメよ。ああっ」ミチコ、後ろからお兄ちゃんのヌルに抱き止められる。
 「止めて、何をするの」「行くんだ、勇子!」「お兄ちゃん」「これで、本当のさよならだ」
 「待って。行ってはダメ。そっちには痛みと苦しみしかないの」
 「だから、だから行かなければならないの。
私はこれから、あなた達無しでも、自分一人で生きてゆかなくてはならないから」
 髪がほどけたイサコ、鍵穴に向かって走る。「止めて、私の勇子。私を捨てないで、勇子!」「行きなさい、勇子」 「痛みを感じる方向に、出口がある」ヤサコとイサコ。

 出口を抜けるとそこは階段鳥居。「あなたの夢に繋がっていたのね」
 「うん、いつも不思議に思ってた。私の心の世界は、ずっとあなたの心の世界に繋がってた」
 「私、あなたの事が、嫌いだった」「うん」「でもわかったの、なぜ嫌いだったのか」「うん」
 「ずっと、怖かった、誰かと心がつながる事が、怖かった」「うん」「でも、もう怖くない」「うん」
 「見失っても、必ず道はどこかにある」「人は細い道でつながってる。時々見失うけど」「でもきっと繋がっている」 二人、手を取る。「うん」

 「お帰り、イサコ」「ただ今、ヤサコ」

 「小学生最後の自由研究、やりそこなっちゃった」ハラケンの声。

 ベットで起き上がっているイサコの隣で、人形を繕っているおばさん。

 誰かとケータイで会話しているマユミ。(ヤサコだった…)

 「ああ、そうね」ヤサコの声。

 車の中のタケルと、彼を見守っている高校生スタイルの玉子。
 「ボクは兄ちゃんを探しに行くよ。玉子お姉さんと、警察の人も力になってくれるって」ヤサコへのメール。

 「だから今終わらせる事にした、イリーガルの研究」

 カンナのお母さんに、カンナのメガネを返すハラケン。場所はお寺かな?バイクが見える。

 「うん」「イリーガルってなんだったんだろう。ずっと考えてた」

 退院するイサコ。

 「今までのイリーガルは、全部、何かの感情だったんじゃないかって」二人、図書館の外壁に並んで立っている。 「憧れとか、怖いとか、もう会えなくなってしまった誰かに、会いたいとか、そういう気持ちを、
誰にも知られずに消えていくはずの気持ちを、あのヌル達は拾い上げていたとしたら、それが、
イリーガルなんじゃないかって」
 「もしかして、カンナちゃんも…」「うん、僕の心の中のカンナが、心の道を通じて会いに来たのかなって」
 「もし、ミチコさんもイリーガルだったとしたら、なんだったんだろう。
私と天沢さんがミチコさんを生んだあの時の気持ち、切なくて、哀しくて、それに…」
 「ちょっと苦しい」「うん」「その気持ちって、もしかして、初恋、かなあ」「えっ」
 ハラケンの方を見ると頬を赤らめている。ヤサコも頬を赤くする。「うん、そうかもしれないわね」

 翌春。
 中学生の制服を着て、ちょっときれいになったフミエに優しく見まもられている、袖が長くて、余っている、
相変わらずのダイチ。
 相変わらず委威勢の良いアイコ様と、ガチャ、ナメ、デンパ君の三人。
(ではなく、デジタル画面では、アキラとその肩に乗っているオヤジ。
きっとミゼットはアキラを犯罪に駆り立てそうだから、取り上げられ、代わりにオヤジなのだろう。
ミゼットはフミエのペットね、たぶん)
 イサコは何も言わずに金沢にお引越し。ランドセルを背負っている京子と歩いているヤサコのケータイが鳴る。
 天沢さんだった。「ねえ、私まだどっちだかわからないの。私達って、友達になれたのかな」
 「言っただろ、私は友達と言う物は良くわからないんだ」「そう」
 「でも、おまえは、そうだな、同じ道を迷って、同じ道を目指した、仲間だ」「うん」
 「でも仲間なのは、同じ道を目指している時だけだ。
私みたいな人間は、いつまでも他人と一緒にいては、自分の道が見えなくなってしまう」
 「そうかもね」「又会おう、同じ道を迷った時に」「うん」「それまでは、さよならだ」「うん」
 「私はイサコ、名付け親はあんただ」ケータイ切れる。桜が散っている。風が吹き、向こうにデンスケが…。
 いや、いない。「京子、見えた?」うなづく京子。

感想:結局このアニメはヤサコとイサコの物語だったんですね。ヤサコがイサコを救出する話し。
 彼女がそこまでイサコに拘ったのは、マユミちゃんの事があったから。雰囲気似てるし。
 それに、過去の共通の思い出がある。再放送一回目見ました。
 確かにハンバーガー屋さんに、猫目や玉子らしき人がいる。猫目の隣の子はタケルとも取れる。
 タケルの方はそうじゃないかもしれないけど。

他の方のブログを読んでの感想:あくまでも、4423はイサコの記憶を元にした物だと思うが。
 まあ、私の予想は当たらないから。
 ミチコさんはイサコがヤサコが兄にキスするのを見て、兄を取られる、
自分の世界を破壊されるとの思いから生まれたもの。
 あれっ、マユミちゃん、ヤサコと話してたのね、気付かなかった。
 録画はアナログなので、アキラとアキラの肩のオヤジは見れなかった。
 ライブでも見てたから、たぶんライブで見てたと思うが。電脳ペットは古いバージョンの空間にいると、壊れる。
 だから、ヌルに壊されちゃうんだと思う。あっ、ホントだ、デンスケ、鈴つけてる。
 「さっきの…」というのはさっきの鈴の主と言うことか。オジジ、鈴付けてたのね。
 オジジから鈴もらったのね、デンスケ。ヤサパパの活躍は正直うれしい。
 なんせ、ヤサパパ、サッチーの名付け親だし、「ボク、サッチー、よろしくね」と言う名セリフを考えた方だし、
ヤサコと玉子にぞんざいに扱われていた可哀そうな存在だし…。
 気持の良い方ではなく、痛みの方に行くのが現実も正解と言う事をフィーチャーしている方が。うっ、胸に痛い。  お子様も、ヤサコがあきらめずにイサコに呼びかけ続けた事が大事と思っていたそうで。
 子供に負けているな、私は。
 評価しながらも、もったいないと、別の話の展開とか、キャラの活躍をを求めている方達。
 私はそんな事思わない方だが、そういう事、思う人が、創作者になるんだと思う。
 私は、魚、、ヒゲ、クビナガの回も好きだし、ヌル・ホラーも好きだ。
 もちろん、イサコとヘイクーの戦いとか、夏祭りとか、肝試しとか、最後の夏休みとか、
サッチー対キューブとか、デンスケの嘆きシーンとか、デンスケの勇ましいシーンとか、オババシーンとか、
笑いを取る玉子とか、笑いを取るダイチとか、やさしいデンパとか、いろんな恰好のサッチーとか、
ラブリーなオヤジとか、ああ、好きな所がイッパイ!
 イサコが追い詰められる回はホントにサスペンスだったし。
 廃墟の工場の回も良かったね、ヤサコとイサコが絡んだし、イサコが京子を助けたし。
 「ロマンアルバム 電脳コイルガイド」が出るんですってね、それは買うつもり。
 DVD買っても見ないから、買わないつもりだが、そうだね、次世代出たら、買おうか…;
 CDは買いたいね、いつか。本は、どうかな?コミックスは、う~ん。

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