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復活の地

「復活の地」小川一水 ☆☆☆☆☆

一応最後まで書いていますが、スカスカのあらすじです。

 帝都から一千五百キロ北のハイダック庄に高皇(こうおう)家のスミルはいた。
 地鳴りを感じたが大した事は無く、彼女はどこにも無事を知らせずいつもの生活を続ける。
 彼女は今上カング高皇第四息女にして高皇白翼兵団総帥で、他の六名の皇族の陰に立たされ、
この僻地へ封ぜられていた。
 翌早朝、轟音で目を覚ます彼女。それはソアラーの音で、彼女が一応総帥をしている天軍の戦闘機だった。
 そこから二人の人物が降りてくる。一人は天軍の士官だったが、もう一人は役人だった。
 士官はハーヴィット・ソレンスと名乗り、役人はジャルーダ総督代理のセイオ・ランカベリーと名乗った。
 ジャルーダとはレンカ帝国が三年前に占領した植民地だ。総督は14時間前ソアラーの事故で亡くなった。
 帝都は地震に襲われ、他の皇族は亡くなったか行方不明。彼女は摂政につく事を要請される。

 ジャルーダ総督は亡くなる間際、セイオに総督位を譲り、帝国を守れと言った。

 少年はこの国の主の私室に呼ばれた。少年は17で敵国の虜囚。
 老人は侵略を止められなかった事を謝罪する。その時巨大な衝撃が起こり、少年は窓の外に吹き飛ばされる。 部屋は跡かたも無かった。

 セイオは総督府の船がある港に向かっていた。壊れる直前の橋は何とか通り過ぎたが、車は事故った。
 外に出た彼は幼い頃世話になったアンタイル司祭に名前を呼ばれる。
 司祭は近所の花屋を掘り出しに来ていた。セイオは足を患っている娘を助ける。娘はネリ。
 父親は市場に行っていて行方不明、母親は焼け死ぬ。
 川べりのベンチに腰かけていたセイオは声をかけられる。それがソレンスだった。
 高等文官ともなればいろいろとやることがあるのではありませんかと非難され、
ソレンスのソアラーで総督船に行く。
 船にはスタッフ機材、消耗品があった。

 セイオは対策指示に活躍し、その活躍が元老のヨーシュ・クノロックの目に止まる。
 彼はスミルを摂政に担ぎ出す事を提案する。

 ネリの隣に寝かされていた老人はかなり傷ついていた。彼は車いすを取ってきてほしいと言う。
 それで水を配りに行こうと言うのだ。ネリは代わりにする。ネリのその姿を見て同じような活動を始める人々。
 彼女が戻ると老人は亡くなっていた。車いすは初代院長の遺品で宝物室にあったはずのもの。
 車いすが置かれていたそばにはアマルテ神の像。私に何かしろって意味だとネリは思う。


 セイオは帝国復興院の総裁になる。

 ネリは掃除道具入れの狭い倉庫で体を拭いていた。
 そこに少年が隠れてい、兵隊が捜索に来るが、彼女は少年をかくまう。少年はサイと言った。

 ジャルーダは独立を宣言する。

 スミルとセイオはトレンカから西へ三百キロ離れたカンガータに来た。
 国教アマルテ正教の神に正式に折衝就任を報告するため。
 その時地震が起き、スミルやセイオも巻き込まれる。セイオはネリの介抱を受ける。
 右腕は切断された。スミルは無事だった。

 ダイノン連邦権統国の科学者シリンダが駐レンカ大使ガーベルウェイフに驚くべき事を告げる。
 レンカに新しい月が出来た。その小天体が震災を引き起こした。それは人工の物。
 この天体は戻ってきて又災害を起こす。

 セイオが戻ると人々は彼に会いに来た。その中には科学者のサルカンドがいた。
 サルカンドから次の震災の事を聞くセイオ。
 都市最高計画に関わった者は全員冷や飯を食わされている状態で、
セイオが復興院の総裁におさまり続けられるわけが無かった。
 ジスカンバ・サイテン首相は震災の事を言って来たサルカンドを拘束しようとした。政府は何もするつもりがない。 セイオは草の根運動で帝都を守ろうとする。

 サイテンは震災よりも他国の侵略を恐れていた。ゆえに震災の事を秘すつもり。

 スミルは震災がいつ起こるかを発表し、陛下が亡くなられた事、それゆえ自分が十日間だけ高皇に即位し、
その後レンカ皇室を廃止する事を告げる。

 震災が起こる。それに乗じたサランガナンの侵略の手も伸びる。
 しかし軍事衛星が拿捕されて、他国の目を恐れたベローカは震災救難活動に切り替える。
 以前の震災より犠牲者はへったが、それでも一万一千数百人の犠牲者が出た。

 スミルの果敢な行動を知った民衆の復位の声を恐れて、各国はスミルを自国で預かる事を提案。
 彼女はバルカホーン航民国を選ぶ。

 サイテンは高皇が内閣を解散させた後の選挙で当選。
 しかし諸国にうとまれ、サイテンの後ろ盾も下り、金銭授受の件で当選取り消しになる。

 セイオとネリはジャルーダのサイ王子の船にいた。連邦議会設置のための協議をするのがセイオの仕事。
 ネリはジャルーダ人のレンカへの怒りを鎮めるのが役割。

感想:挿絵がアニメ的なので、アニメ化したらと夢想しましたが、アクション無いし、焦点定まらないし、
無理ですね。
 ええ、セイオが好きなんです。動いてしゃべっている彼を見たいんです。恋愛話に燃えたんです。
 単純なんです、私は…。地震はね、怖いですね、モノホンに。日本は全国津々浦々地震がある国ですからね。  やっぱ、阪神大震災からの教訓本、読んだ方が良いかな。お金無いから、家強化も出来ないし…。
 小川一水さんは、真面目で誠実なお話を書く方で、好感が持てます。

他の方のブログを読んでの感想:反省しました、真面目さが足りない私の感想は、浮薄だ。
 書かなかった他の登場人物も好きです。
 どなたかが書いていらっしゃいましたが、
陸軍のトップのジャルーダ人を迫害していたあの男以外は皆嫌いじゃない。
 シンルージの変化が一番嬉しいですしね。地震の描写はやはり色々思います、地震国日本。
 確かに関東大震災を思い出します。
 普段朝鮮人を差別していた分、ああいう時に復讐されると思い込み、朝鮮人が井戸を毒を流したとデマが流れ、朝鮮人をリンチしたとか…。
 まあ、やくざの親分で朝鮮人を匿った人がいると聞きましたが。
 そう言えば、阪神大震災の時も、炊き出しをしたやくざ屋さんの話を聞いたような。

関連サイト
ENGINE セイオとスミル
ENGINE 逆転裁判?
第弐齋藤 土踏まず日記
黒夜行

関係ない事:「ライラの冒険」全部映画化するるもりなんですね、キリスト教的にきびしい内容かと思いましたが。
 ニュースでヒロインがひどい事すると書いていましたが、そんな事は無かったと思います。
 両親がすごいんですよね。そのまま描いて欲しいです。
 「ミヨリの森」母親のきつい描写は薄れましたが、「ライラの冒険」はそこは薄めてほしくない。
 大丈夫ですね、 素晴らしい俳優さんが演じるんですから。両親がああでも、娘は違う。
 それに両親のすごさはそのまま娘に行ってますしね。
まったく関係ない事:ダチョウの足って、足だけ見ると、ホント恐竜みたい。 

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