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出動!!コイル探偵局

「出動!!コイル探偵局」電脳コイル 第七話 ☆☆☆☆☆
原作・脚本・監督:磯光雄 共同脚本:宮村優子 アニメーションキャラクター:本田雄 音楽:斉藤恒芳 
演出:野上利男  絵コンテ:笹木信作 作画監督:尾崎和孝

 “人の世の噂では、会いたい人の事をずっと考えていると、ふいにバッタリ出会う事があるそうです”

 ハラケンの研究を手伝うには、まずはイリーガルを探す事。で、まずは古い空間を探す。
 交通費、弁当代、お菓子代も入れないと…と橋本フミエ(小島幸子)計算を始める。
 もろもろ込みでお年玉1年分は必要との事。バナナをお菓子に含めない計算で…。(どこの遠足だ?)
 探偵局のバッジが光る。メガばあ(鈴木れい子 )の召集だ。
 召集されたのはフミエと小此木優子(おこのぎゆうこ 折笠富美子)だけ。
 三丁目のトメさん(片岡富枝)の電脳ペットのハムスター、マンタが昨日から行方不明になっている。
 依頼を断ったらメタタグは今までの倍に値上げ。引き受けたらボーナスが出るかもしれない。
 お宝が絡んでいるとの事。トメさんは光る何かを持っていた。メガばあはキラバグかと思う。
 トメさん、忘却力が強まったので、秘密を覚えておく自信が無く、電脳ペットに記憶させたのだ。
 キラバグとはとんでもなく値の張るメタバグ。トメさんはそのお宝の三割をお礼に支払うそう。
 その話を障子の影で聞く京子(矢島晶子 )。

 何のためだか知らないが、はしごで登らなければいけない巨大タンクの前にわざわざ肘掛いすを据えて、
そこに座ってダイチ(斉藤梨絵 )達に命令を下す天沢勇子( 桑島法子 )。
(悪の組織ごっこか?!形にこだわるんだな、イサコは…)
 もし誰か現れたら、暗号式を荒らさないように、追い払えとの事。もうすでに暗号式が書かれてある。
 それをナメッチ (沼田祐介) が踏もうとして、「踏むな!」とイサコに叱られる。
 「そいつはデリケートなんだ。今回初めて組んだ暗号だから、何がきっかけで誤作動するかわからん。
だから誰も近づけさせるな。それがお前達の今日の任務だ」
 イサコ、ダイチ達に暗号式のマニュアルをやると言う。壊さなければ、ちょっとは使っても良いそうだ。
 このくそ暑いのに冗談じゃねえと帰ろうとするダイチ。「逆らう気か」
 「そんなにやりたいなら、お前自分でやれよ!」「なんだと…」
 「知ってんだぞ!お前イマーゴって奴が使えるんだろ。それでさっさとやっちまえば、一発だろ」
 「頭の悪い奴は嫌いだわ」「何?!」「自分達の腕を見てみろ」ダイチ達の腕にノイズが走る。
 「もう一度勝負してあげようか。今度は何年分が良い?!」ダイチ、あわてて言うとおりにすると言う。
 イサコの目がカチカチとまたたき、ノイズ消える。「二度と私に逆らうな。文句を言わずにやれ!」
 「へい~」と黒客倶楽部のお返事をきちんとするダイチ達。

 マンタが目撃されたつぶれた会社に来たフミエとヤサコ。
 会社の土地なので、このあいだのバスの墓場みたいにサッチーが入り込みにくい場所。
(でもこのあいだは入ってきたぞ。ハラケンのオバちゃんのせいか…)
 やはり電脳霧が立っている。手分けして捜す事になる。

 イリーガルの気配を感じるイサコ、一人暗号式を書いている。
 空間のゆがみを感じ、式のどこかが壊れたと察するイサコ。そう、ヤサコが知らず踏んでいたのだ。
 暗号式を踏んで出る音をひそひそ声みたいなのと感じるヤサコ、京子と出くわす。「京子も遊ぶー!」
 幼児は年上の兄弟の遊びにくっつきたがるもの。京子にハムスターの写真を見せるヤサコ。
 「それならそこにいるよ」ハムスター発見。追いかける二人。式発動、式の中からイリーガルが現れる。
 イリーガルの鍵穴に鍵を差し込むイサコ。「これならもう、おとりのペットも使わずに、いつでも呼び出せる」
 しかし、式にノイズが走っていた。フミエも踏んでいた。ダイチ達の見張りは適当だった。
 式が壊れ、イリーガル鍵を差したまま逃げる。

 京子、ハムスターを捕まえる。しかしお姉ちゃんは近くにいない。イリーガルの影に気づく京子。

 ガチャギリ(山口眞弓 )、普通の30倍の値がつくと言うキラバグの話をする。
(ちゃかりイサコの椅子に座って…)
 駅ビルでその残骸を見た奴がいたらしい。イサコにぶらさがっていれば…。

 イサコ、ダイチ達の役立たずを嘆き、今まで通りペットで引き寄せるべきだったかと思う。
 「そうだ!もしかしてあそこに…」イサコ、心当たりの場所に駆けつける。そこには京子とはぐれたヤサコがいた。 ヤサコがガラス張りの部屋にどんどん入っていくのを見て、イサコ、急いで引きとめようとする。
 扉が閉まり、閉じこめられる。「なんて間抜けなんだ。自分でしかけたトラップに引っかかるなんて」

 イリーガル、差し込まれた鍵をはずす。

 いざという時イリーガルをここに閉じこめる予定だったのだ。
 電脳壁で閉じ込められるのになぜリアルな扉まで閉じたのか。バッテリーが残っていて暗号式で作動した。
 電話は圏外。イサコがこちらからの発信を遮断していたのだ。受信はできる。
 外からは開けられるけど、中からは無理。京子が走ってくる。
 ヤサコとイサコ、必死でガラスを叩くが、京子、気づかず…。イリーガルを見る二人。
 イリーガルは電脳ペットの中に逃げ込む気。回線を探るイサコ。「ねえ、何やってるの、イサコ」
 「イサコって言うな!」(可哀想に、すっかり定着…)
 何とか話しかけようとするヤサコだったが、友達になる気は無いと釘を差される。
 「そうだ!じゃあ、師匠としてはどう?!
ほら、こないだの、駅ビルの秘密の空間からメタバグを取り出したんでしょう。まるで魔法使いみたいだわ。
あたし憧れちゃう。お願い、弟子にして!」
 「断る!」

 ガチャギリ、暗号式を使ってみる。暗号式の先の壁が見事にバグる。
 「あの女がキラバグを狙ってるとすれば、しばらく我慢の一手だぜ」キラバグは都市伝説ではないのかとダイチ。 どんな都市伝説か。
 「ある伝説のハッカーが、そのキラバグを手に入れたんだ、あっちからな。
だがこっちに呼び出した途端、砕けて死んでしまったそうだ」とガチャギリ。
 「死んだ!?キラバグって生きもんなのか」とダイチ。
 「ああ、その都市伝説ではな。そしてその死んだキラバグの化石が、メタバグなんだ」
 「へえ、じゃあキラバグは、生きたメタバグって事か」「足でも生えて走り出すんですかね」とナメッチ。
(つまりイリーガル?)
 足音が聞こえ、驚くダイチ達。フミエだった。フミエ、とっとと帰れと言うダイチにメガビー攻撃。
 「あたしに指図するなんて、十年早いわよ。あんたが帰れ!」フミエ、ダイチの顔に向かって攻撃する。
 ダイチ、目がバグってフニフニと大きさを変化させながら、
「あのチビスケのブスエが…」と自分の大きさも省みずに言う。

 暑くなってきたわねえと話しかけるヤサコに、「話しかけるな」と返すイサコ。
 「天沢さんってさあ、あんまり幸せじゃないでしょ。人間幸せに生きるのが一番よ。
さすがに天沢さんもそう思うでしょ?」
 「特にそうは思わない」「そ、そうですか…」
 イサコ、デスクの下から出ようとして、服が切れたコードに引っかかる。「手伝おうか」
 何も返答せずに自分で何とかしようとするイサコ。「まあ、しょうがない子ねえ」ヤサコ、はずしてやる。
 ヤサコ、イサコに手を差し出しながら、「天沢さんに、幸せに生きるコツを教えてあげる」と言う、
「人を拒まない事よ。何でも一人でやろうと思っても、けして出来ないものよ。誰だって他人の力が必要なのよ」
 イサコ、ヤサコの手を取らず、立ち上がって、ヤサコの顔の前でお尻のほこりを叩く。
 「あんたが他人を拒まないのは相手のためじゃない、自分のためだ。
友達と調子を合わせて、意見を合わせて、自分の言いたい事も言えない、そんな幸せなどいらないわ」
 京子がまた駆けてくる。必死でガラスを叩く二人。気づかず…。気づいた!
 「おい、そこの幼児。サブドメインのキーファイルを、解除してくれ」「それじゃあ聞こえても意味わからないわよ」  「じゃあ、お前がやれ」京子、腹をかかえて笑っている。さすがに苦い顔をするイサコ。
 「京子!ここのロックを、か・い・じょ・し・て!」「具体的に言わないと、わかるわけないでしょう」
 「じゃあ、ちゃんと説明してよ!」京子、逃げる。イリーガル、追いかける。
 イサコ、あれはウィルスじゃないと言う。「あれは呪われた生き物」「呪われた、生き物?」
 「空間のゆがみで生まれた、出来損ないの生き物。こっちに出てくる以前の記憶をすっかり無くしてるけどね。
たとえばそう、自分が何者だったのかすら。奴らは言ってみればあの世の亡者よ。
それが消えずにあてどなく、さまよい続けている」
 「なぜ、ペットを襲うの?」
 「ペットの体など本当は問題じゃない。そこは単なる避難場所に過ぎない。
新しい空間ではそうしないと、すぐに体が溶けてしまうからな。彼らが本当に欲しい物は別にある。
自分の正体を忘れてしまっているのに、それだけは本能が覚えているのだ。
それは…人間の子供に近づくと言う本能」
 「子供に?」「奴らが本当に入り込みたい場所は、子供の電脳体」「えっ、そんな、どうして?」
 「知りたいの?本当に、知りたい?」「なっ、何を」「教えてあげる、奴らはね、食べるの、子供の魂をね」
 「魂、を…」「そうよ、内側に潜り込んで、むしゃむしゃとね」
 「そっ、そんな事あるわけない!だって、イリーガルは電脳世界の物じゃない?!」
 「それがあるのよ。呪われた方法がね。
都市伝説で語られるだけになってるけど、実際に食われた子供がいるのよ」
 「そんな、馬鹿な…」
 「あんたも気をつけた方が良い。奴らの好物は、あんたみたいなオメデタイ、無防備な子供の魂…」
 「やっ、止めてよ!」
 「気をつけな!奴らは気づかない間に忍び寄ってくる。そして食っちまうの、おまえの魂をな!」
 ヤサコを指差すイサコ、そして笑う。イサコの作り話。
 あれはコンピューターウィルス、最近妙なヘンゲを起こしてるみたいだが。
 元々はどこかのハッカーがばら撒いたそう、いろんな機器を誤動作させるため。「もう、イジワル!」
 立ち上がったヤサコ、電話が一瞬繋がった事に気づく。
 イサコ、ヤサコに靴を持たせ(アンテナを伸ばすため)、ヤサコのひざを持って足を開かせ、
繋がった時のポーズをとらせようとする。
 「止めなさいよ、エッチ~」「言う事を聞け!きっと電波に漏れがあるんだ」「私ってアンテナ代わり?」
 ヤサコ、キュウちゃんに気づく。
 あっちに去っていくキュウちゃんの動きに顔をそちらに向け、「京子!」と京子を心配するヤサコ。
 「そのポーズだ」イサコ、急いでキーを叩く。暗号式が作動し、ロック解除。イサコ、走り出す。
 ヤサコは靴を持って変な格好をしていたので、急いだ拍子に転ぶ。

 京子、イリーガルに気づく。キュウちゃん、イリーガルを攻撃。
 京子が逃げた先には錆だらけの通路が架かっていた。
 京子、イリーガルとキュウちゃんに怯え、その通路を渡ろうとする。

 イサコ、鍵を拾う。京子が今にも壊れそうな通路を渡っているのを見る。キュウちゃんが京子に迫る。「ウンチ!」 キュウちゃんに向かって怯えながら指を差す京子。
 キュウちゃんが攻撃しようとし、イサコ、キュウちゃんに暗号を投げる。キュウちゃん、バグる。
 通路、今の衝撃で、いよいよもって危なくなる。
 イサコ、京子に向かって手を伸ばし、「おい、幼児!早く戻れ。そこは崩れるぞ」京子、恐怖ですくんで動けない。 「ゆっくり、こっちに来るのよ。出来る?普通に歩くの、わかる?!」
 イサコ、精一杯優しい顔をして京子に語りかける。京子、何とか立ち上がる。「怖くない。一歩づつよ」
 京子、歩く。「そうよ。うまいわ。…おいで」京子が近づいてきたので、いっそう手を伸ばすイサコ。
 京子も手を伸ばす。崩れる通路。「こっちだ!跳べ!」京子、跳ぶ。イサコに抱きついて泣く京子。
 ヤサコが汚れた京子の顔を優しく拭いている様子を優しい顔で見ているイサコ、やがてうつむき、
暗い顔になって、厳しい顔つきで部屋を出て行く。
 イリーガルの跡を見て、
「古い空間を求めて外へ出たか。あのイリーガル、かなりの量のキラバグを含んでいた。逃がすものか」
とつぶやくイサコ。
 「天沢さん、待って」振り向くと、京子と手をつないでいるヤサコ。「京子を助けてくれて、ありがとう」「別に」
 「私達、やっぱり友達になれないのかな」
 「それは、無いと言ったはずよ。私が必要な物はあんたは持ってないわ」「そう…」
 「でも、先の事はわからないわ、この世界の誰にも」

 マンタの記憶を解凍するメガばあ。
 「秘密はココ。わしの旦那の頭にあり」と旦那の髪に向かって矢印が書いてある。
 旦那、髪を引っ張ると、燦然輝く光が現れる。「おお、思い出した。光物はわしの旦那の頭そのものじゃあ」
 「んなもん、三割もらってどないすんじゃあ!」フミエの声がむなしく響くのだった。

 イサコ、イリーガルの跡を追い、わずかに古い空間の反応を知る。この先は学校だった。

感想:デンパもイサコの子分になったのね。アキラ君はまぬがれたが…。
 そりゃあ、あの暗号式、ぜひ教わりたいわね。しかし、小学生の男の子達はしょせん頼りにならんと…。
 まあ、あんな所に入ってくる人がいるとはおもわなかっただろうが…。
 嘘の話には真実が隠されている物だが、これはどうかな。攻殻じゃないのだから、子供の電脳体は無いよね。  それともあるのか?上書きされている物の事か?イサコには鍵穴があったな。京子ちゃん、大活躍だったね。
 ヤサコの過去に、イジメがあったのかどうか…。イジメがあったにしては健やかそう。
 イサコは何をかかえているのか。キュウちゃん、会社の土地でも入ってきたわね。
 イリーガルには反応するのかな?う~ん。暗号式に反応するのかな。

他の方のブログを読んでの感想:
 子供は謎とか気にせず、感性で楽しく見てると思うから、大人より案外この世界を把握しているかも。
 常識だ何だと色々捕らわれている大人の方がわかっていないと言う事は十二分にありうる。
 イサコを女王とは思えないんだよなあ、弱さが見え隠れするから。デスクの裏にもほこりはある。
 ヤサコがイサコに構うのは彼女が一人なのが気になるとか…。一人の人ってどうしても気になるもの。
 ヤサコの抱えている事がイサコを構わせるなんて事はないか…。そこまでは無いかも…。
 ヤサコは別にイサコの言っている事を否定してるわけではないからイサコも言いたい事を言っても良いのに。
(言ってるが…)
 あんなに拒否してると何かありそうな。イサコからもあまり自由を感じない、自分のペースって気がしない。
 まっ、無理して友達作る必要は無いが。友達作りよりしなければいけない事がありそうだし。
 フミエの方が完璧自分ペースよね。ヤサコって強いのか弱いのかよくわからない。
 なんだかんだ言って、フミエやダイチが一番健やかそう。
 京子はしょせん幼児だから、幼児の強さはある意味無敵。メガばあの強さも好きだな。私はハゲオチ好きだぞ。 ベタな物大好き!頭が光る時の効果音が良かった!別にヤサコは誘電波体質では無いと思う。
 私もラジオを受信させようとアクセクしている時に、自分の体がアンテナになってるのを感じるもの。
 発信遮断したのは、イリーガルに作動させないためか?

関連サイト
bkw floor
Triple3のつれづれ
アニメが好きなのよ
いーじすの前途洋洋。
ちょいヲタ日記>また図書館に_
よう来なさった!

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