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女用心棒バルサ

「女用心棒バルサ」精霊の守り人 第一話 ☆☆☆☆
 原作:上橋菜穂子 キャラクターデザイン:麻生我等 作画監修・作画監督:後藤隆幸 ストーリーボード:荒川直樹 美術監督:竹田悠介 音楽:川井憲次 監督・脚本・絵コンテ:神山健治 演出;河野利幸

 新ヨゴ皇国にやってきたバルサ(安藤麻吹)。ヨゴは田んぼが沢山あり、豊かそうな国だった。
 彼女は男(武藤与志則)に「女の武人とはめずらしい。カンバルから来たのかね」と問われ、「まあね」と答える。 短槍のメンテナンスにこの国に来たそうだ。
 「メンテナンス?ヨゴはカンバルと違って何でも手に入る。もっとも金があればの話だがね」
 「かもね。だが金を持っていると、どこに行っても同じ生き方をしてしまう。
けど金が無ければ、その場に合った生き方が出来る。それはそれで悪くない」
 「ほう~。若いのに面白い事を言う」彼女はちょっと笑い、「もう若くないよ。今年で30だ」と言って空を見上げる。 男が王族の一行が向こうにいる事を知らせる。
 バルサがいる橋の上流の橋を牛車を中心にした行列が通っていた。
 バルサの周りの人間はみな、額ずいていたが、バルサは自分はこの国の人間ではないと、
そのまま歩き去ろうとする。
 牛車を曳いていた牛が橋の真ん中で突然暴れだし、牛車の中にいた人が川に落ちる。
 バルサは荷物をおろし、槍に腕輪(?)から引っ張り出した糸を結びつけ、槍を木に投げつけ、自分は糸を持って川に飛び込む。流れてきた人を追いかけるバルサ。
 それは少年で、ようやく彼を捕まえた時、川上から牛や牛車が流れて来、二人は川に沈む。
 その時二人は球に包まれていた。バルサは少年を川べりに無事助け出す。
 「おまえら下賎の者が、王族を見てはならん!」と下々の者に頭を下げているよう命令しているお付の者達。
 バルサは黙って去る。

 タンダ(辻谷耕史)が橋の板をドンドンと踏みつけると、
下にあった小屋から少年(トーヤ=浅野まゆみ)が出てくる。
 タンダはその少年からバルサが来たか知ろうとしたらしい。
 バルサがいなくなってから2年、そろそろ来てもおかしくない。

 屋台街で食事中のバルサは剣呑な感じの4人連れに気づく。
 4人連れに聞かれたらしい女がバルサの方を指差しているのだ。バルサは食べるのを止め、金を置いて去る。  暗い裏道で4人連れに挟みうちにされたバルサ。
 彼らの中の年配の者が王族を救った武人について聞いてきた。
 「さあね」と答えた彼女に、白刃を向けるもう一方から来た2人。
 彼女は2人を軽くいなし、剣を抜こうとした3人目に槍を突きつける。
 彼らは二ノ妃から命令されて王子を救った人間を探していたのだった。
 今の事でバルサがその武人であると確信した。
 バルサは二ノ宮に連れて行かれ、もてなしを受ける。
 景色の良い風呂場で湯浴みし、山海の珍味がずらっと並べられる。
 バルサは報奨金をもらい、一部屋はある布団が敷かれている部屋に案内される。
 布団に寝っころがったバルサだが、人の気配に気づく。二ノ妃(篠原恵美)だった。
 彼女は眠たげな皇子(チャグム=安達直人)を連れていた。
 二ノ妃はバルサに皇子を帝の刺客から守ってくれと頼む。牛車の事だけでは無かった。
 半月前にも湯治場の湯が噴出し、あやうく命を落とす所だった。
 二ヶ月ほど前、皇子は夜な夜な妙な事を口走るようになり、星読み博士に寝姿を見させたら、
彼は得体の知れぬ物がこの子の身体に取り付いていると言う。
 星読みは聖導師に相談、聖導師から帝に話が行ったのだろう。
 この事が知れたら、神の子である帝の威信が傷つく。二ノ妃はバルサに宝石、金貨一山を差し出す。
 「お妃様、お話は大体わかりました。ですが、これはあまりにも卑怯な仕打ちでございます」「どう言う事じゃ」
 「皇子の命を救った褒美が命を奪われる事では、卑怯とも言いたくなる」
 「誰も、そなたの命を奪うなどとは申しておらぬ」
 「そうでしょうか。私のような身分の者がこんな話を聞かされたら、お妃様の願いをきく以外に選ぶ道は無い。
ですが、ききいれた所で命の保障も無い。しかも、お妃様は度を越した世間知らず。
宮の紋章が入った宝石など使えば、たちまち足がついてしまいます」
 「そうか。けれど私の自由になるお金は、それしかないのじゃ。
…確かに、この秘密を知った者をただで生かしておくわけにはいかんな。
バルサよ、今ここで死ぬか、皇子と生き抜く希望にかけるか、どちらかを選べ!」
 「お妃様と言えど、心を許せる手勢は少ないようですね。
後ろの部屋に二名、廊下に三名、この者達を入れて七名とは、哀れだ」
 バルサは素早く槍を足で蹴り上げて手に取り、妃達に突きつける。
 「動くんじゃないよ!では、まず宝を頂きましょうか。そら!」
 報奨金が入っている袋を宝石や金貨が山になっている所に投げ出す。
 「それに入るだけ入れな!お妃様、先ほどなぜ私が用心棒をしているのかと聞かれましたね。
私は、ある事情から、八人の大切な人の命を奪ってしまった過去がある。
ですから、その八人の魂を弔うべく、それと対等の命を救うまで、用心棒稼業を続けているのです」
 「八人の魂…」「皇子を引き受けましょう」二ノ妃は嫌がるチャグムに自分の耳飾りを渡す。
 バルサは皇子の寝間に火をかけて、逃げ道まで案内しろと言う。
 皇子を連れ、出て行こうとするバルサに二ノ妃が声をかける。
 「バルサよ!わが息子の命、そなたが救う何番目の命じゃ」「八人目の命にございます」

感想:実はこの原作は読んでいる。一冊目だけ、つまりこの話しだけ。
 それなりに面白かったけど、続きをわざわざ買うほどではなかった。とても人気があるみたいだけど…。
 ナルニアだって2冊目以降が良いんだもんね。ハリポタも後の方が良いし。今回は丁寧に作っていて好印象。
 美術が綺麗。バルサは不細工とは思って無かったけど、タンダが良い男だな。まっ、良いか。
 でも、美形ばかりだとつまらないぞ。
 「彩雲国物語」最後まで見ちゃったが、あれの欠点は美形ばかりな事と思っているもんね
(後、名前をさっぱり覚えられない事。
私は笛の人と、仮面の人と、お父さんと、おじ様と、ひげ生やしていて後に剃っちゃった人が好きだ。
後、死んじゃった美形の悪役も好きだ。王もちょっぴり好きだ。名前は覚えていない……)。
 美形じゃない人間を魅力的に描く事は可能だ。30才って確かに見た目はそれほど年に見えないね。
関連サイト
囲炉裏端の鍋

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投稿: アニマライト 高橋 | 2007.04.02 18:08

こんにちは。

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私、確かにライトノベルも読みますが、どちらかと言うとSF、ファンタジー読みで、その一環としてライトノベルも読んでいるとしか言えない人間ですが、良いのでしょうか?
はい、相互リンク、喜んでさせていただきます。

投稿: tyantyan | 2007.04.04 15:23

お世話になります、アニマライトの高橋です。
この度は相互リンクにご対応いただきありがとうございました。
こちらこそ今後ともどうかよろしくお願い申し上げます。

投稿: アニマライト 高橋 | 2007.04.04 17:15

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