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胸キュンしたいんです!

「胸キュンしたいんです!」ヒミツの花園 第3話 ☆☆☆☆
脚本:永田優子 音楽:仲西匡 主題歌:安室奈美恵「Baby Don't Cry」 演出:二宮浩行

 編集長田丸慎一(田中哲司)、週刊チャーミー創刊号の目玉企画、花園ゆり子先生の新作に不満。
 盛り上がりにかける、ときめきが無いと。
 作家の才能を最大限引き出して売れる作品を作るのが俺達の仕事だと。
 ハーレクインロマンスを読む禿頭の同僚(岸博之 たぶん…)。
 月山夏世(釈由美子)、その同僚達に才能を引き出すためにどうすれば良いか聞いてみる。
 若い同僚(大東俊介)が中学生の時に夢中になったマンガは無いか聞く。
 そういうのを読み直すのもヒントになると。

 今度のは女子高生が主人公。花園ゆり子の初の現代物。
 四兄弟を前にして、作品をけなす事が出来ず(どこが駄目なのかも良くわからないのだろう)、問題点をうまく伝えられない月山。
 「ですからですね、あのこの十代の女の子の、pureな気持ちって言うか、あの純粋な気持ちって言うか…」
 「pureと純粋って同なじ事だよね」と片岡陽(ひなた 本郷奏多)。
 「可哀相に、ボキャブラリーが貧困なんだ、ほっといてあげよう」と片岡航(わたる 堺雅人)。
 「盛り上がんないんですよ、これ!全然まったく」ついに言いづらい事を言う月山。
 「盛り、上がんない?」と片岡智(さとし 要潤)。「胸キュンしないんです」「胸キュン?」と陽。
 「何今の?どうゆう事?」と智。「クレームなんじゃないのか」と航。
 「クレーム?花園ゆり子に?花園ゆり子にクレームだ!何様なんだ、あんた!」と片岡修(おさむ 池田鉄洋)。 「クレーム原稿に付けられたのって初めてだなあ」と航。「別にケチをつけてるわけじゃ…」
 「つけたじゃねえかよ、ドしろうとのくせに、生意気な!」と修。
 「そんな怒んないでよ、修兄。僕が悪いんだから。僕が書いた筋書きが気に入らないんでしょ」と陽。
 「あの、別に気に入らないとかそういうんじゃなくてね、陽君。
ただこう、ラストに向けてドキドキってしたり、胸がキューンっとする感じで終わってくれれば嬉しいななんて」
 「やっぱり気に入らないんだ」「どこをどう直せば良いのか具体的に言ってくれないかな」と航。
 「具体的ってもう私はちょっと…」「どういう状況なら胸キュンするわけ」と智。
 「たとえば、船の上で抱きしめられて」「タイタニックだ」と智。「雪だるま作ってキスシーン…」
 「あ、冬ソナだ」と航。「愛する王子様のために海の泡となって、シュッシュッシュッ…」
 「ヒロイン勝手に殺すな!」と修。「すみません」「何かさあ、無いわけ、自分の経験でこう最近ときめいた事とか」 …「無いの?」「ここ、五年ばかり?」笑われて、自分達はどうなのかと反撃する月山。あるのは智だけだった。  陽が納得する物をちゃんと提案しなきゃ直さないと言われてしまう。

 資料室で本やマンガを読む月山、そこで花園ゆり子のマンガを抱えた川村亮子(真矢みき)に出会う。
 (月山は仕事だが、川村はそうじゃないよな…)
 敵の事は知っとかないとだそうだ。負けてばかりだと月山。「あたしは負けてなーい、譲ったの」「何をですか?」 咳でごまかす川村。(可愛い女だな)川村、花園ゆり子の恋愛力を聞く。
 川村は、花園ゆり子のマンガを読んで、高いとみなしたらしい。「やっぱ負けてるんだ、あたし」
 「駄目じゃない、負けてちゃ。花園ゆり子になんかねえ、負けてちゃ、あんたねえ、一生の恥よ、恥」
 「どうしてそこまでこだわるんですか、花園先生に」「そ、それは…」……「そうだ、映画見に行けば!」
 少女漫画の編集を担当してる人が少女漫画を連れて良く映画を見に行ったそうだ。(田中ちゃんか…)
 恋愛物だったら、恋愛映画を見てラブモードを高めるそうだ。
 一緒に見ようねと約束した映画を先に行かれた事もあったらしい。(ああ、恨みは深い…)
 「あたしってものがいながら、なんで~、なんで~」川村、立ち上がる。
 花園ゆり子と映画を見るとはどういうことか想像してみる月山。
 13日の金曜日、残虐シーンだと言うのに、いつものスマイルを浮かべて見る航。
 (うん、これは怖いね。航とはスプラッターは見れないね。と言うか、元からスプラッターは苦手だが…)
 やくざ物に興奮して立ち上がる修。(まあ、修とは映画見に行きたくないね)
 アクション物を「つまんねえな」とえらそうに言う智。(人はそれぞれ好みがあるから)
 不気味な皮肉スマイルを浮かべる何を見てるんだかわからない陽。(確かにヘタな物は馬鹿にされそうだ)

 シネコンに行く月山。
 女子高生達が見た後彼氏と超ラブラブになると「私の頭の中のクレヨン」(何かあると、脳内にクレヨンで妄想画を描き、暴走する女の恋物語かな。暴走し、勘違いしまくる女が、側にあった真実の恋に気づく、というような…。きっと「私の頭の中の消しゴム」とは全然違う映画だろう)を友達に推薦している。
 「一人で映画?」陽だった。陽はプリンターのインクを買いに外に出たのだ。
 「映画見るだけで、良いアイデアなんて浮かぶの?」「何もしないよりましでしょ」
 「ヘタ過ぎる鉄砲はね、数撃っても当んないんだよ」自分の実体験を描けと反撃に出る月山。
 「現役退いて15年だっけ」「10年です」「まあそんな昔じゃあ、忘れてて当然だよね」「覚えてます、ちゃんと」
 月山、中学の時初めて付き合った彼との思い出を語る。
 暗くなって、寒くなって、雪が降ってきて、手袋を忘れた月山に、彼がコートのポッケを貸してくれたんだそうだ。  彼のポッケに手を入れたら、彼も同じポッケに手を入れてきたんだそうだ。どこが胸キュンかわからない陽。
 陽は女子高生に興味ないそうだ。「あんな何も考えてなさそうな連中」

 修、ちゃんとした格好をし、花束を持ち(正しいぞ、修)、美那絵さんの小料理屋へ。
 入ろうとするが、やはり勇気が出ず、Uターン。そこに黒塗りの車が。
 美那絵(滝沢沙織)と男(神保悟志)がその車から出るのを目撃する。

 家に帰った修、花束を兄ちゃんに上げる。

 あみだくじで四兄弟の内誰を誘うか決めようとする月山。次男が選ばれる。次男はいやだった。

 閉じこもった次男を慰める田中一郎(寺島進)。男は仕事だと。
 「修さん、恋って言うのは、生涯でたった一度きりあれば、それで良いんです。
修さんはその人にまだ出会っちゃいない、ただそれだけの事じゃないですか」
 「田中ちゃん」「いつか出会えますよ」「ホント?」うなずく田中。「私が嘘ついたことありますか」
 「無い。誤魔化した事はあるけど」仕事する気になる修。田中ちゃんにも生涯ただ一人の人がいたそうだ。
 田中ちゃんの素晴らしさに比べ、月山はと、月山の事を考え始める修以外の三人。
 胸キュンについて聞いてみようという事になり、最初は航が手を上げ、次に陽が手を挙げ、
智が電話しようと言うと、智に譲る二人。
 三三七拍子の月山の着メロ。月山、智を映画に誘う。月山、興奮(緊張?)して眠れず、結局寝過ごす。

 ジュンク堂、花園ゆり子の作品(サタンの妻って言うのが、田中ちゃんの担当漫画か)平積みの前に立つ田中ちゃん。
 女の子が立ち読みを始める。「面白い?それ、面白い?」「…はい」
 「それじゃあね、レジあそこだから、お金払って、おうち帰って読もうね」
 2冊ぐらい持って、急いでレジに行く女の子。「又、売り上げアップだなあ」
(そりゃあ、あんなその筋って感じの人にいわれりゃ、怖いよね)
 田中ちゃん、航に会う。休みの日にも書店巡りの仕事中毒の田中ちゃん。
 航は陽に大学を受けさせようと考えていた。田中ちゃんに電話。
(着メロはこのドラマの主題歌。着メロも乙女の気持ちを忘れない田中ちゃん。月山、見習え!)
 書店で「城南美術大学主催 里中潤一郎 彫刻展」というポスターが貼ってあるのに気づく航。

 月山、やっと映画館に到着。ほっぺをさすっている智。
(さっき知り合いの女に声かけてたよな。ひっぱたかれたか…)
 「私の頭の中のクレヨン」のチケットを差し出す月山。「つまんなさそ」
 (う~ん、月山の予想通り、すぐつまんないと言う男だったか…)
 智、一番前の席を希望。足が長いからだそうだ。

 航、里中潤一郎(井田國彦 たぶん…)の彫刻展を見に行く。知り合いらしい。
 下の弟を気にして、航、新しい事を始められないらしい。里中、航の傷を知っているらしい。
 杉本みすず(松岡璃奈子)、航に声をかけようとするが、里中が「片岡」と声をかけたので、
かけられずに終わる。
 里中は自分のアトリエの事を航に教えた。

 月山、後ろの観客の女性達を見る。皆、真剣に見ている。智も真剣に見ている。
 どうやら映画の良さがわからないらしい月山。智が気がついたら、月山は寝ていた。

 いつもの格好で小料理屋の前をうろつく修。
 美那絵がのれんをかけようとするのを手伝おうとするが、彼女の腕の包帯に気づく。理由を言わない彼女。
 「わかってます。生きてれば、色々ありますから」「優しいのね、修さん」修、嬉しそう。
(それが胸キュンだよ!修)

 彼氏立川拓実(山本裕典)の前に現れるみすず。拓実、陽に気づく。
 桜木高のミスター・コンテスト、いつもは拓実が勝っていたのに、片岡陽が出たら、陽が勝っちゃったらしい。
 片岡と言う名前に反応するみすず。

 ようやく目覚める月山。智、ハンカチを顔に当てぼろ泣き。
(こう見えて、少女漫画好きだけあって、心は乙女なのね。そのわりに、女垂らしだが…)
 後ろの女性達もぼろ泣き。月山もちょっともらい泣き。

 編集室の石仏を嬉しそうに見ている自分に気づいて、自分を諌める川村。最年少で編集長になった。
 男より仕事と言われたが、両方なくしてしまった。

 月山、レストランで智とお食事。自分で頼んだメニューのくせに、慎重に生トマトを除ける智。
 貧乏でおやつはトマトだったそうだ。智に気づく川村。月山にも気づく。そして、そこに現れる田中。
 川村の付き合ってた男は田中ちゃんだった。窓外の光景には気づかない智と月山。
 なぜ四人で暮らしているのか聞く月山。家族だからだそうだ。
 陽が大人になるまでは一緒にいなきゃいけないそうだ。
 「仕事だから仕方なく一緒にいるのかと思ってました。
あっ、ほらだって、みんな付き合いにくそうな人ばっかりじゃないですか。
航さんみたいに一見優しそうに見えて、実は人と距離置いている感じとか」
 「妙に理屈っぽくてうざいしな」「修さんの世界はどうやったて相容れないし」「地球外生物だからな」
 「陽君なんて言ってる事が一々勘に触るって言うか」「女にキャーキャー言われるのがむかつくんだよ」
 笑う月山。「ほんとに仲良いんですか」一人っ子だからうらやましいと月山。
 言いたい事が言える相手がいないそうだ。智も似たような物だそうだ。智、家に来ないと月山を誘う。

 店の前を掃除する修。店は閉店。美那絵から残り物だけどと、おにぎりをもらう。
 「はい、心して、召し上がります」涙ぐむ修。

 これって仕事だよねと月山、四兄弟の家に入る。コートをここにかければ良いよと言われ、優しいと感じる。
 部屋は真っ暗、誰もいない。ベランダから月山を呼び寄せる智。美しい東京の夜景。
 月山が手をさすって寒そうにしていると、智がコートのポケットを開けてはいと差し出す。
 ためらいながら入れる月山。その同じポッケに自分の手を入れる智。「目、閉じて」
 驚くが、良いから、早く、と言われて、目を閉じ、唇を差し出す月山。智の顔が近づくが、「みーちゃった」
 陽だった。月山の胸キュンシーンを理解するための芝居だったのだ。一人取り残される月山。
 四兄弟の家から急いで出ようとする月山だったが、航に遭遇。目閉じシーンから見たそうだ。
 コートを忘れた月山にコートを届けようと追いかけてきた航。
 悪気は無かったと航は言うが、悪気は無くても傷つくと月山。「すいませんでした」頭を上げる航。
 おにぎりを嬉そうに食べながら歩いていた修、航が月山にコートを着せようとしているのを目撃。

 「普通さあ、目は閉じないだろう、閉じろって言われてもさあ。ったく、隙だらけの女だよなあ、ほんとに」
 ネームを考えている陽の隣で、雑誌を読みながらそんな事を言う智。
 「ねえ、智兄、あのまま僕が声かけなかったらどうしてた」「…べつにい。どうもしないぜ」
 「…男の胸キュンってのも面白いよね。雑誌さかさまだよ」
 逆さまの雑誌に気づき、顔を反対にして読んでるふりをしようとするが、あきらめて雑誌を正しい位置に直す智。

 月山、涙を浮かべながら無言で航と見詰め合う。
 そのまま後ろ向きに下がるが、段に引っかかって、倒れそうになり、航、急いで抱きかかえる。
(ベタだが、ベタで良いんだぞ、こういう物は!)
 「なんと」遠くで観察している修のセリフ。

 一方、川村と田中ちゃんも見詰め合っていた。

感想:良いよな、ベタで。大体、他人から見るとつまらないもんだろ、どうせ脳内の問題なんだから。
 修の胸キュンだって、立派な胸キュンなんだよ。少女漫画向けではないかもしれないが…。
 もしかして、陽が一番乙女回路が無いのか。要さんも光ってる。
 主要人物はみんなそれなりに輝いているんじゃないかい。
 主人公が一番輝いていない感じだが、まあ、本当に主人公がいやな場合、私の場合は見れないからね。
 そこそこ合格点。ところで、クレームを付けられた事が無い漫画家なんて絶対にいないと思う。

関連サイト
オタク戦隊3バるカん

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