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仕事をナメるな!お前はクビだ!

「仕事をナメるな!お前はクビだ!」ヒミツの花園 第2話 ☆☆☆☆
脚本:永田優子 音楽:仲西匡 主題歌:安室奈美恵「Baby Don't Cry」 演出:小松隆志

 長男・片岡航(わたる 堺雅人)33歳、いたって普通の部屋。
 自分で描いたであろう油絵、絵の具、ランプやリュックや観葉植物、クラッシックのCD,画家高島野十郎についての本、「スイス・スピリッツ」と言う本(やはり画家についての本らしい)が置いてある。
 ベランダには植物達。
 レイチェルと言う名のサボテンに水をやる航(サボテンってへたに水をやるとまずかったと思うが…。水やり時期だったのかな)。
 次男・片岡修(おさむ 池田鉄洋)30歳、畳を敷いた和風の部屋。墨をすっている。
 すだれや和風の時計や小物入れ、壷や仏像、「彷徨」と言う題のレコード(誰の?)堀内孝雄のレコード(?)、ちゃぶ台等々和風グッズがあふれている。呼吸を整え、一気に書を書く修
 三男・片岡智(さとし 要潤)27歳。洋風のすっきりした部屋。着る服の選定中。
 本棚には「パタリロ」「綿の国星」「天は赤い河のほとり」「日出処の天子」(もしかして、「忍法アラベスク」って、山岸涼子様のアラベスクとかテレプシコーラが元ネタ?アラベスクは昔過ぎてろくに覚えていない。読んだかどうかもわからない…。テレプシコーラはダ・ヴィンチを購読しているからバッチリ!相変わらずきつくて面白い)等、少女マンガが一杯。
 そして「マルタの鷹」「かわいい女」などハードボイルド系創元社の文庫本、イーグルスなどのレコード一杯。
 肌荒れを気にし、エステに行く気満々。
 四男・片岡陽(ひなた 本郷奏多)18歳、さっきより物が無い部屋。パソコンに向き合っている。
 一眼レフ、魚などの動物図鑑、ネットで「精霊達の棲む森」と言うのを見ている。(屋久島の事?)

 蛍潮出版。
 遅いと編集長田丸慎一(田中哲司)に怒鳴られている月山夏世(釈由美子)、ファッション誌では自由出勤だったと言い訳をする。
 少女マンガ部は朝9時出社。なぜ、他に比べて早いのか。
 主婦は家事をやりながら仕事をやっている、だからだそうだ。(「エースを狙えを描いた方が主婦業完璧にやりながら描いたと話していらしたな…。う~ん…)
 でも花園先生は兄弟4人で書いてますよねと疑問を投げかける、花園ゆり子って言うからてっきり女性なんだと思っていましたと。
 そこで花園ゆり子の正体を口にするなと編集長から念を押される。
 担当本の表紙の色校を花園先生に確認してもらえと言われる。
 花園ゆり子の正体は他の編集者も知らなかった。

 花園ゆり子のマンションの時計が10時を知らせる。一斉に出てくる兄弟達。服装はバラバラ。

 会社で前の編集長川村亮子(真矢みき)に会う月山。「月刊 石仏」と言うしぶい雑誌に移ったらしい。
 彼女は花園ゆり子の正体は知らない。
 仕事部屋に集まる四兄弟。次々と他の兄弟に今日の予定を指示する三男智。
 新しい仕事が増え、自分のプライベートが失われていく事を嘆く修。
 「そんなものあったってどうせ大した事しないだろう?」と長兄航。「するもん!」
 修、今朝書いた「一日一膳」という書を見せる。「どうよ」
 「字、間違ってない?」と四男陽(そうか、わざと書いたのかと思った…)。「小食だな」と航。

 ゆったりとした空気が流れる、ここは「月刊 石仏」の編集室。
 どら焼きを戴いたとの事で、お茶を入れる川村、過去を思い出す。
 背中を向け無言で歩いている男に「私達これでおしまいなの?」と声をかけている川村。
 「花園ゆり子を取るのね。…そうなのね。私よりも花園ゆり子が大事なのね」
 現在「ゆるさーん!、絶対ゆるさーん!」(あの男って、もしかして田中ちゃん…?シルエットは違う感じだが…。編集長か…。う~ん)

 「一日一膳」のにくづきには×印が付けられている。
 美那絵にプレゼントをあげるつもりだと言う修、あげようというプレゼントを航に見せる。陽にも見せる。
 微妙な顔の二人。「いや、…プレゼントは止めておいた方が良いかもしれないな」と航。「何で?」
 「いや、プレゼントってとのはさあ、それなりの関係が出来てからじゃないと、こうややこしい事が起る事が多々あるんだよ」
 激しくうなずく陽。「それなりって?」「良いから、もう止めとけ。なあ相手にしてくれるわけないだろう」
 「何でよう?」「何でって…」航、修の後ろのプラモ等、オタクグッズが飾られているガラスケースを見る。
 「この物達が、えっ、何か?」「ええ、ちょっとなあ。女性受けがしないと言うか…」
 「何でよう?何がいけないのよう?」
 「だから、そういう趣味に付き合えるのは俺達兄弟だけだって言ってんのよ。おまえこの物達のおかげで何回失恋しているよ」
 …「兄ちゃん…」航に抱きつき泣く修。
 携帯忘れたと部屋に帰ってくる智、ガラスケースに近づき、「又増えてな~い?」と文句を垂れる。
 ちょっと増やしちゃったらしい。「ああ、智、…俺って、オタク?」「ああ」
 「即答するな、馬鹿野郎!違うぞ!オタクってのは単純なコレクターで、俺はクリエイターだからオタクじゃないんだ!わかるか、なあ、ただの収集からは何も生まれない、俺は違うぞ、こいつらが俺に刺激を与え、血となり肉となってくれるからこそ、素晴らしい作品が次々と生まれて来るんだよ。わかるか、俺はクリエイターであって、オタクじゃないんだ!!」
 見得を切る修。「じゃ打ち合わせ行ってきまーす」「車に気をつけて」皆にシカトされる修。
 陽も気分転換に出かけ、途中で月山に会う。
 月山「グラン・モンド」のケーキを持ってくるが、「そこのもう飽きた」と言われる。

 月山の応対に出たのは修だった。
 「単行本の表紙の件でお伺いしました」と言う月山に、「単行本?何の?」と修。
 「何のって、花園先生のですけど」「な事はわかってるよ、タイトル聞いてるの!」
 恐ろしい事にタイトルが出ない月山。「あんたさあ…」(だよなあ~、花園先生の作品は全部読んでおけよ…)
 表紙のチェックは智の担当だそうで、月山は待っているしかない。

 智はサイン会どうですかと編集長に言われている。
 最近はヴィジュアルも重視なんだそうだ…。(そんな事聞いた事が無いぞ。作家ならそうかもしれないけど、マンガはあくまで作品勝負だろう)
 なぜ素性を隠すのかと聞かれ「男が書いた少女漫画に女の子が感情移入出来ると思いますか?」と智。
 「でも、本当にそれだけですか」「…それだけですよ」

 川村、又又智とぶつかる。
 床に落ちた「月刊石仏」を取り上げいぶかしげに見つめる智から雑誌を取り上げ、自分はファッション誌の編集であってこの雑誌とは関係が無いと力説する川村。

 航、又あの大きな木の所に着、杉本みすず(松岡璃奈子)に出会う。

 陽は品川水族館だろうか、トンネルの天井が水で覆われている所にいる。
 イルカの水槽に手をつけ、イルカを愛おしそうに眺めているが、キャピキャピした女子高生や男子校生が現れ、陽はそこから去る。

 修も出かけるそうで、月山留守番を頼まれる。田中ちゃんが原稿を取りに来るそうだ。
 留守番をしに来た訳ではないと言う月山に、掃除機を進呈する修。(確かにただ待ってるよりは少しでも花園先生のお役に立てた方が…)
 掃除をする月山、修のプレゼントを見つける。
 「タイガーマスク(?)の被り物(?プロレスラーがするような…)だった。(割と自己中なんだな、修。女性へのプレゼントはアクセサリーが無難だぞ。高いチョコレートとかも良いな)
 田中一郎(寺島進)来る。田中に花を渡され照れる月山。先生にだった(当たりまえだ)。
 花瓶に水を入れて仕事部屋に飾っておけとの事。
 田中、原稿があるという月山の言葉も聞かず、外に出て行ってしまう。
 陽、橋の欄干に体を乗り出して、警官に話しかけられる。
 答えられない陽に助け舟を出してくれる立川拓実(山本裕典)、警官の前から陽を連れ出す。
 「片岡だろ。おぼえてないか、俺」陽、無言で離れていく。

修はパチンコ屋だった。田中、修を見つける。航は陽に会う。白イルカは元気だったかの声に白イルカはいないと陽。鴨川か八景島にしかいないそうだ。「今度行くか、八景島」嬉しそうにうなづく陽。二人、美那絵(滝沢沙織)と男(神保悟志)との意味深なシーンを目撃する。タイ焼きでも買っていこうかと航。

 月山、コップに水を入れて花を飾り、原稿の側に置いてしまう。(確かに考えなしだな…。水を吸った紙って元に戻らないのよね…)
 立てておいた掃除機が動き、コップが倒れて、水が原稿にかかる。
 修と田中ちゃんはパチンコに大当たりが来て夢中だ。航と陽が帰ってくる。航、原稿が水浸しなのを発見する。  大慌てでティッシュで水を拭こうとする三人。修と田中ちゃんが帰ってくる。
 航が水こぼしたと言うが、月山自分のせいだと告白。
 自分が持ってきた花のせいだと気づき、田中ちゃん崩れる。「あんたこの仕事馬鹿にしてんだろ」
 「そんな事…!」
 「してるよ!さっき単行本のタイトル聞いてあんた答えられなかったよね!花園ゆり子の作品全部読めとは言わない、だけどさあ、自分が担当しているマンガぐらい知っとくべきなんじゃないの!!それが馬鹿にしてるって言うんだよ。…もういいよ、あんたクビ。今すぐ出てけ!二度とこのうちに出入りするな!!」
 航からも帰ってくれと言われる月山。

 しおれながら歩く月山に川村からのご飯のお誘いが…。修は部屋におこもり。
 本当はあんなの描きたくないと修。わかっていると航。
 話を聞いてあなたが悪いと川村、花園ゆり子は若いのかと聞く。大体28くらいかなあと月山。
 川村、死ぬほど謝ってこいと発破をかける。月山、マンガ喫茶に行く。
 「(何とか?見えん!)天下御免!」「相談者は王子」、「?一期(読めん!)は夢(?)ふただ(?)に狂へ」「恋愛機関車に乗って」「今宵は月の下で」と沢山ある花園ゆり子作品。
 「(何とか)なんでもします!」「ふかいゆめ見ず(あさきゆめみしのパロディ?)」と「トロイの馬車」の間がそっくり無い。
 女子高生達が泣きながら「忍法アラベスク」を読んでいた。(何か表紙、古臭いなあ~)

 修に和食を差し出す智。いらないと修。月山が来る。陽が入れてしまう。修の部屋の前で正座する月山。
 「先ほどは、申し訳ありませんでした。きちんと謝りたくて」「謝ってもらっても、原稿戻んないよ」
 「わかっています。でも原稿の事ももちろんなんですけど、それよりももっと、謝らなきゃいけない事があるって。馬鹿にしてました、この仕事。…なんだかよく分からないまま、流されてここまで来ちゃって、自分で決めた事じゃないから、ずっと不満に思ってました。なんで私が少女マンガなんか担当しなきゃいけないのって、そんなのわかんないよって。それでも、やるしかないのに。やる以上は頑張るしかないのに。だから私先生の作品読んできました、忍法アラベスク。女子高生が泣きながら読んでいたマンガです。正直なんで泣けるのか良くわからなかったんですけど…。でも、先生の作品を待ってる人はたくさんいます。花園ゆり子の本を読んで泣いていた彼女達のためにも、なんとか書いていただけないでしょうか。お願いします!」
 …「最悪…」と智。「時間の無駄だったな」と航。智、大きなダンボール箱を持ってくる。
 「修!好い加減にしないとな、兄ちゃん好い加減本気で怒るぞ!」智、修の部屋のドアを蹴る。
 「修!出てこないと兄貴のお仲間全部ぶっこわすからな!!」ダンボールから戦車のプラモを取り出す智。
 「ヨーロッパ三色迷彩M1A1エイブラムス」壊す音がする。「ミスター・マーキュリー、18万!」
 ロボットの事だが壊れる音がする。ちゃぶ台を掴み震える修。
 「四十年前、東京ヒルトンでビートルズのリンゴ・スターが使ったフォークだ!」折れる音がする。出てく修。
 どれも壊れていなかった。修、智に掴みかかる。航と月山が止めようとするが、止められない。
 はじかれた月山がダンボールに倒れ掛かり、箱が遠くに滑っていったのをきっかけに兄弟喧嘩終了。(ヘタすると本当にお宝が壊れるからな)
 修、ダンボールに走りよる。「ねえ、ここらへんで止めといた方が良いんじゃない」と陽。…「そうだな」

 帰って良いぞと田中ちゃん。そういうわけにはいかないと月山。
 「まあ花飾れって言ったのは俺だしなあ。ま、そもそもの原因は、俺にあるっつーか…」「ああ、確かに」
 「確かにって…」「あ、、いえ、あ、すいません」「まあなんだあ、なあ、がっさん」「つきやまです」
 「…悪かったなあ…」

 原稿出来る。田中ちゃん帰る。「自分とこの原稿ならまだしも、よそのまで駄目にするとはありえねえ」と智。
 「俺的には作品読んで泣けなかったっつうのがもうありえん」と修。
 「仕方ないよ。もう感性ひからびっちゃってるん。女子高生と擦り切れた社会人の差だね」と陽。
 「うあ~、ひどいねえ」と修。「脳年齢85歳って感じ?」と智。「それじゃお婆ちゃんじゃないか」と航。
 皆に笑われ怒る月山。「お疲れ様でした!今日はこれで失礼いたします!」
 「あっ、クビって言ったの取り消しだから」と修。「ああ、そうですか!」
 何言われたかも気づかず、怒りながら帰る月山。笑う四人。

 擦り切れた社会人のはずなのに「忍法アラベスク」を読んで泣く川村。

 月山はクビ取り消しの意味にやっと気づき、まだ担当かとため息をつく。色校を渡すのも忘れていた。

感想:おお、智は「仏陀の鏡への道」も持ってたな。お友達になれそうな…。
 しかし、エステに予約を入れるという事は私はしないから、やはりお友達にはなれんか…。
 絵もうまく無いから航とも駄目。プロレスには興味が無いな。陽と水族館巡りは楽しそうだ。
 でも、イルカに特に思い入れは無い。もうちょい、変わった物の方が好み…。
 四兄弟全てとお友達になれないか…、残念……。
 私が修だったら戦車を壊されそうだと言う所で出ちゃうね。今回は壊されなかったけれど、次の保障は無い。
 もう少し、花園ゆり子のマンガのタイトルに工夫が欲しかったな。表紙にも……。
 川村、月刊石仏の編集にも燃えて欲しい!!今の女性達にも受けるかもしれないぞ。
 ところで、アメリカで日本風マンガを書いている子を紹介した番組を見たが、彼女、一枚一枚、大体のコマわりを描くたびに、スキャナーで読み込んで、編集者にネットで送ってた。アメリカに出来るなら、日本にも出来るよね。
 月山は馬鹿正直系ですね。私と違ってマンガを読まないらしいが、そこん所はお友達の匂いが…。
 四人は自分達以外と関わりたくないからアシスタントを入れないのかな。

関連サイト
のうさんのうだうだ日和
今日もまた、行きつ戻りつ
日々雑用

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