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全ての血を超えて

「全ての血を越えて」BLOOD+ 第47話 ☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:吉田玲子 絵コンテ:隆一郎 演出:高島大輔 作画監督:大久保徹 山本善哉

 中継基地のパラボラアンテナに爆弾を仕掛けに行くとデヴィッド(小杉十郎太)。
 「当日公演が中止できなかった時の保険かぁ」と煙草を持ちながら岡村昭宏(伊藤健太郎)、
隣のお嬢こと謝花真央(小清水亜美)に煙草を取られ、二人にらみ合う。(ああ、良いコンビなんだけどなあ)
 米軍が展開している別の地域でも赤い盾の別部隊によって作戦が進行中。
 岡村昭宏も実行部隊に選ばれてしまう。あーくん、親父のかたみのカメラをお嬢に預ける。

 ソロモン(辻谷耕史)、両手を鎖に繋がれ、吊り下げられている。そこにジェイムズ(大川透)がやってくる。
 「その姿、ママお気に入りの美しいソロモンが、薄汚い家畜以下だな。これから小夜を殺しに行く。
お前はママを裏切った。いましめとして、小夜の首をここへ持ってきてやる。
サロメのように、ヨカナーンの首へと口付けるがいい」
 ジェイムズ去る。

 夕焼け、爆弾を仕掛ける場所へと向かうフェリーボードの上、あーくん、ため息をつく。
 「そう、心配するな。手早く行えば、危険はそれほど無い」とデヴィッド。
 「あいや、そうじゃなくて、事件を取材する側から、起こす側になっちまったなあって思ってさ。
俺の親父はカメラマンでな、ヴェトナム戦争の時に小夜を撮ったんだ」
 「あの写真がそうだったのか」
 「けど、その後撮るのを止めて、町の小さな写真屋になっちまったのさ。だが、今その親父の気持ちがわかる。物事の真実ってのを知りすぎちまうと、何もしないか、何かをするか、どちらかを選ぶ事になるんだなあ」
 「おまえも、自分の父親に導かれて、ここまで来たのか。
私は父がなぜ、自分を傷つけた小夜を保護し、ジョージに託したのかを知りたいと思った」
 「結論は出たのかよ」「小夜は私たちに残された、たった一つの希望だ。それが結論だ」
 「あんたも、親父の血を受け継いでるんだな」「血か…」「皮肉なもんだな」「そんなの関係ねえ」
 宮城カイ(吉野裕行)の声が響く。
 「俺は、親父とも小夜とも、血の繋がりはねえけど、今ここにいる。俺がそうしたいからここにいるんだ。
あんたらだってそうだろ」
 「ああ」「そうだな、選んだのは俺だ」

 ネイサン(藤原啓治)がソロモンの前に現れる。
 「あなたも頑張るわね。小夜のためにどうしてそこまで出来るのかしら」「わかりません…」「わからない?」
 「ただ僕は、誰に命じられたわけでもない、僕が、この生き方を選んだのです。小夜に、全てを捧げる生き方を」  「愛に狂い、道をはずれる。もっと早く、あなたが小夜と会っていたなら…。
この世界は変わっていたのかもしれないわね。私に見せて頂戴、愛を貫くあなたが綴る、新しいサロメの物語を」 ネイサン、ソロモンを解放する。

 眠る音無小夜(喜多村英梨)を見守るハジ(小西克幸)とルルゥ(斎藤千和)。
 そこに赤い刺が沢山飛んで来て、ハジがチェロケースで刺を受け取る。
 ハジ、ジェイムズと戦うために窓の外に飛び出すが、翼を破られ、落ちる。
 小夜はようやく目覚め、物音にジュリア(甲斐田裕子)やお嬢が来るが、
窓から翼手化したジェイムズも入ってくる。
 「おまえの首をもらいに来たぞ、ヨカナーン」小夜、ジェイムズに斬り付け、そのまま窓の外に飛び出す。
 刀に血を這わせる小夜。刀はジェイムズの固い盾のような翼にはじかれる。
 ジェイムズのとげが小夜の肩を貫く。ハジが小夜をかばう。
 「見たい、血の滴るお前の首を抱きよせ、悲嘆にくれながら口づけする我が兄弟を」
 ハジ、やっぱりジェイムズの出した赤い巨大とげに貫かれる。(まあ、いつもの事さ♪)
 刀を持って立ち上がろうとする小夜を、弾き飛ばし、その刀を手に取るジェイムズ。
 ルルゥがジェイムズを攻撃するが、トゲ四本で壁に縫い付けられる。
 小夜に刀を刺そうとするジェイムズを止めたのはソロモンだった。
 「たとえ報われなくても、僕は小夜のシュヴァリエになる。
僕は僕の意思で、小夜、あなたのシュヴァリエになります。
死を越えて、僕は血よりも、甘くかぐわしい物を見つけたから。今この時より、僕はあなたのシュヴァリエです」
 ソロモン、力をふりしぼり、ジェイムズの腕を締める。
 ジェイムズ、刀を落とし、その刃先がソロモンに薄く傷をつける。
 「愛に仕える騎士達か。そんな物語はディーヴァは好まん。
ディーヴァがお気に召すのは、憎しみ、裏切り、絶望、混沌、破壊!そして死だ!!」
 ジェイムズの攻撃を小夜をかばって受けるハジ。そしてソロモンがジェイムズに立ち向かうが、刃が立たない。
 ジェイムズは小夜に近づき、小夜はこんな時にめまい(眠気?)に襲われる。
 しかし、ジェイムズの頭にソーンが走る。翼で飛ぶハジに支えられ、刀をジェイムズに突き刺す小夜。「ママ…」  ジェイムズ、粉々に…。ソロモン、去る。

 ソロモンは、先ほどの刀から受けた傷から、ソーンが走っていた。
 アンシェル(中田譲治)が目の前に現れ、ソロモン、アンシェルを殺そうとするが、その前に体が崩れてしまう。

 「とうとう、私とアンシェルだけになっちゃたわね」「それがどうしたんだい」とディーヴァ(矢島晶子)。
 「あら、寂しくないの?」「僕にはこの子達がいる。生まれたら、僕の歌を聞かせてあげたいんだ」
 「めずらしいわねえ、あなたが誰かのために、だなんて」
 「そうだね。なんでだろう、この子達を見てると、そんな気持ちになるんだ。
この世には、僕にひざまづく者か、僕を殺そうとする者しかいなかった。
でもこの子達は、何か別の物を与えてくれる。この子達は、どんな世界をつくるんだろう」

感想:ジェイムズ、ソロモン死す。でも、ディーヴァは寂しくない。
 彼女にとって、本当に親しい人間は一人もいないんだね。
 でも、愛を知らないディーヴァに、子育てがうまく出来るかどうかはわからない。
 出来ないと決まったわけではないけどね。
 ジェイムズはママを愛していたつもりかもしれないけど、結局その愛はディーヴァにはとどかなかったわけだ。
 ジェイムズにママと言われてもねえ。あんな風に育てられれば、愛を感じるのは難しいし。
 ネイサンも、ある意味、ディーヴァを裏切ってるね。
 シュヴァリエ、全員で小夜を襲えば、絶対小夜を葬れただろう。
 ただ、それはディーヴァの真の心に添う行為では無いだろうが。

関連サイト
astroboy-nj's today
stellalord
ばんごはん備忘録
眠い犬

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コメント

きょうちっちゃんはお気が作画した。

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.10.09 16:27

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