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光の中に

「光の中に」BLOOD+ 第44話 ☆☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:菅正太郎 絵コンテ・演出:羽生尚靖 作画監督:宮前真一

 音無小夜(喜多村英梨)達の所に遊びに来たルルゥ(斎藤千和)、小夜の故郷が沖縄である事を聞き、
ハジ(小西克幸)にも生まれた所を聞く。
 彼は旅をする者達の間で生を得たそうだ。(つまり、ロマ?)
 ルルゥ、7時になった途端、テレビの時間だとテレビをつけ、無邪気に見ている。
 ジュリア(甲斐田裕子)によると、シフはシュヴァリエを人工的に作り出そうとする過程で生まれたものだそうだ。 翼手としての強靭な肉体と生命力を持ちながら命に限界があるのは意図されて出来たものではない。
 そのデメリットを利用して作られたのがコープスコーズ。彼らはソーンの出現をコントロールされていた。
 出現をコントロールできると言う事は出現を抑えられると言う事、理論上は。ただしディーヴァの血があっての話。 宮城カイ(吉野裕行)はアパートの外に出、血液パックをモーゼス(矢薙直樹)に渡す。
 ルルゥはシフの仲間に内緒で小夜達のもとに来ていたのだが、モーゼスはちゃんと知っていた。
 カイはモーゼスにいきなり礼を言われる。「僕達が、今こうして生きているのも、君のおかげだから」「俺が?」
 「君がイレーヌを通じて、僕達を理解しようとしてくれなければ、今の僕達は、無かった」
 イレーヌの名前が出てきた事により、イレーヌの事を思い出すカイ。
(イレーヌ、特可愛いもんなあ~。カイ、色々と、辛い人生を、送っているよな…)
 「もう少し速く会えてたらな」
 「君のような人間が、キルベドにもいたなら、僕達の生き方は、変わっていたのかもしれない。
次に生まれてくる事があるのなら、僕は、君の側に生まれてきたい」
 いきなりモーゼスの両肩を掴んで揺さぶるカイ。
 「何言ってんだよ。おまえまだ生きてるだろ。次に生まれてきたら何て言うなよ。
現に、俺とおまえは今ここにいるだろ。こうして会ってんだろ。これからだって、遅くはないさ」
「僕達は、限りあるもの。ソーンの出現を止められなければ、自らを蝕む死を、恐れなければならない。
だからこそ、命ある間に、やらなければならないんだ」
 「ディーヴァを倒す事か」うなずくモーゼス。「僕達も、ディーヴァの事で何か掴んだら、連絡する」
 モーゼスは去ろうとするが、カイが声をかける。
(うわっー、この場面のモーゼス、可愛い~!声も良いし。
腐女子では無い私だが、思わず、その方向に、考えちゃった…)

 自分達の隠れ家に帰ってきたルルゥ、カルマン(野島健児)にどこに行っていたと聞かれる。
 ごまかそうとしたが、結局ばれる。
 ルルゥ、カルマンに一緒にテレビを見ようと誘うが、カルマン、ルルゥの方に槍を投げてくる。
 もう人間の所には行くなとカルマン。モーゼスが帰ってくる。ルルゥ、モーゼスに沖縄に行きたいと言う。
 「全てが終わったら、カイは沖縄に帰るんだって。だからその時、あたい達も一緒に…」
 「出来るわけ無いだろ!!」カルマンの怒声が響く。「俺達とあいつらは一緒じゃない!」
 「だめかな?」とモーゼスの方を向いて言うルルゥ。「もう良いだろ」とモーゼス、カルマンに言う。
 「言わせろ、モーゼス。俺達が夢なんて持った所で、自分が傷つくだけだ。どうしてそれがわからない!」
 「…あたいね、最近ちょっと思うんだけど、あたい達、死なないんじゃないかな。
…ソーン、出ないんじゃないかな」
 カルマン、ルルゥの胸倉を掴む。
 「ふざけるな!おまえ、本気でそんな事言ってるのか。それなら、今まで死んでいった仲間達はどうなる?!」
 思わずフードをはだけてしまったカルマンの首には、ソーンが現れていた…。驚く、モーゼスとルルゥ。
 カルマン、フードをかぶりなおして、外に出て行く。追いかけるルルゥ。
 ルルゥ、カルマンが行った先とは反対の方向に、カルマン探して行ってしまう。
 そして、隠れ家の前にジェイムズが現れる。

 砂嵐のテレビの画面をぼんやりと見ているカイに近づく小夜。「どうした?」
 「テレビに見入ったり、話をしたり、シフも私もカイも、全然変わらない」
 「ルルゥか。話せばわかるさ。お互い分かり合おうとすりゃあ、誰だって仲良くなれるさ」
(じゃあ、ディーヴァとは?と思ってしまう私…)
 「お父さんみたい」「俺が?」「うん、似てきた」「…血は繋がってねえのにな」「カイはすごいよ」「すごくねえって」 「私は戦う事だけしか出来ないのに、(十分ですね)カイは敵だってどんどん分かり合おうとしてる」
 「おまえはおまえにしか出来ない事をやってるんだろ。俺に出来るのって、仲間を信じてやる事だけだからな」
 ルルゥが窓から入ってくる。カルマンを一緒に探して欲しいとルルゥは言う。

 日の光の中、人が沢山いるニューヨーク。カルマンは誰もいない日の差さない路地にいた。
 空を見上げ「イレーヌ…」とつぶやくカルマン。
 「俺は怖い、…死ぬ事が…たまらなく怖い。どうしてこんなにも恐ろしい。
生きている意味も、良くわからないのに」
 路地に日が差し、カルマン、その路地からいなくなる。

 病院。
 誰もいない廊下を、点滴の棒を移動させている女性、影にいる、全身黒尽くめの、
修道僧のような格好の人間に気付く。
 カルマンだった。
 彼は、女性に向かい、歯を見せ、威嚇、女性、点滴の棒を置いて逃げるが、
もちろんシフのスピードに対抗できるはずがなく、カルマン、女性の首筋に歯を突き立てようとする。
 しかし何かの気配を感じ、後ろを振り返る。扉の外の日の光の中には一人の女性が。「イレーヌ」
 イレーヌの後ろに現れる、ギー、グドリフ、ダーズ、その他の名前がわからない面々(すみません…)。
 カルマン、泣きそうな笑みを浮かべ、「みんな…」とつぶやく。ふらふらとみんなに近寄るカルマン。
 次々と消えていく仲間、最後にイレーヌだけ残る。「待ってくれ、みんな…」イレーヌ、首を振り、消える…。
 そこにはバスケット一杯の白い花があった。
 近づこうとして、ふと自分の指先に光が当たっている事に気付くカルマン、止まる。そしてそこでくず折れる。
 「みんな、…ここにいたんだな」自分の胸を手で押さえるカルマン。

 「ソーンが、治せる?」
 「可能性があるってだけで、本当に助かるかどうかはわからない。
それに、どのみちディーヴァの血がなけりゃ、それを確かめる事もできない。
お前達さえ良ければ、俺達の所に来いよ。ジュリアに見てもらえば、何かわかるかもしれねえし」
 「心遣いだけで結構。僕達は、君達に与えてもらうばかりだ」
(現実世界もだけれど、こういう事、あまり気にして欲しくないんだよなあ。機会があったらで、良いんだけどなあ。私は気にしなさ過ぎか…)
 「そんなの気にすんなよ、仲間だろ」

 「仲間、か…」
 カイとの会話を思い出していたモーゼスだったが、「貴様は仲間を探さなくて良いのか」との声が聞こえてくる。
 ジェイムズ(大川透)だった。
 ジェイムズを襲うモーゼス、あのカールさんと同じ手から攻撃の赤いトゲで、その攻撃を止めるジェイムズ。
 「その手は…!?」「そうだ、貴様達と同じシフの手だ。実戦でこれを使うのは初めてだが、悪くない」
 「なぜだ?おまえは小夜の血を受け、あの島で死んだはず」
 「全身に小夜の血が回る前に救出されたのだ。その代償も高くついてしまったが」
 胸をはだけて見せるジェイムズ。その胸の首に繋がる一部分だけが黒く、後は全部白かった。
 「我らシュヴァリエの体も、シフの体も、ディーヴァの血から生まれたもの。
私は貴様達の肉体を得て、再び永遠の命を手に入れたのだ。貴様らを蝕む死のしるし、ソーンと言ったな。
ディーヴァの血があればソーンを消す事が出来るかもしれんな」
 「何を根拠に」「私は生きている、それが証拠だ。仲間を救いたくば、私の元へ来い」
 「お前達に、生かしてくれと頭を下げるつもりは無い!」
 「自尊心でソーンは消せない。我々は、元は同じ血から生まれた家族。分かり合えるはずだ。
生きるすべを知りたくば、ついて来るが良い」

 モーゼスがあじとに戻るとカルマンの槍が部屋に置いてあった。
 屋上に上ってみると、朝、まだ日が昇らない前に光の中、カルマンがいた。 
 「イレーヌに会ったよ。イレーヌだけじゃない、ギーやみんなにも会った。みんな、俺の中にいた。
俺の思い出の中に。…なあ、モーゼス、死ぬって怖いよな。でもどうして怖いのか、わからなかったんだ」
 「もうすぐ、太陽が昇る。戻ろう…」
 「何も出来ずに死んでいく事が、怖かったのかもしれない。でも本当はそうじゃないんだ。
イレーヌが言ってたように、誰の思い出にもなる事無く死んでいく事が、怖かったんだ。
だけど気付いたんだよ、自分の中に、仲間がみんな生きている事を。みんな俺の思い出の中に生きていたんだ。俺にはお前達しかいない。モーゼス、俺の事、覚えていてくれよな。おまえに会えてよかった」
 日が昇る。
 カルマンを引っ張り、日の光から守るモーゼス、
「バカ!君は僕が助ける!僕と生きるんだ!思い出なんかにさせてたまるか!!」

感想:あの、カルマンが悟ったのに、モーゼスが迷いの道に入ってしまいました…。
 相手の話を良く吟味し(話した時の態度も吟味し)、相手が信頼出来る人間かどうかを、
過去のその人の言動から判断し、そしてその話しが信頼出来るものかどうかを判断しなければいけませんが、
ジェイムズは信頼出来ない人間でしょう。
 でも、藁にもすがる気持ちなのよね。
 あの幻は、彼自身が、自分に見せたのよね。
 まあ、シフが人を殺すのが、果たして悪い事かどうかわからないけれど、
余計な敵を増やす必要は無いでしょう。
 人を殺す事は、彼を救いはしないでしょうしね。カイは最後まで生き残り、少しは救いがある事を希望します。
 ディーヴァの方にも、救いがある事を、希望します。

関連サイト
こんなマダオに誰がした。
ばんごはん備忘録

ちっちゃん俳句「あのバタで 戦闘された バスケット」
「あのシフを 構成すると たまらなく」
         「学校に こぐ事にする 坂の下」
         「この本気 連絡された 自尊心」

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コメント

宮城でアニメーションキャラクターとか広いキャラクターと、キャラクターとかを意味すればよかった?

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.09.04 11:44

甲斐田でなけりゃ病院とか入ってくる
心遣いなど傷つくだけだ
相手とかをデザインしなかった。

投稿: BlogPetのpapi | 2006.09.04 16:20

きょうpapiが沖縄へ相手が意図すればよかった?

投稿: BlogPetのpapi | 2006.09.11 12:08

きょうちっちゃんは、理解しなかったー。

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.09.11 12:25

きのうは話されたみたい…
そしてきのうちっちゃんが、沖縄まで利用するつもりだった。

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.09.18 13:37

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