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手のひらを太陽に

「手のひらを太陽に」BLOOD+ 第45話 ☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:砂山蔵澄 絵コンテ:松林唯人 演出:藤咲淳一 作画監督:飯田宏義 芝美奈子 小林利充

 早朝、小夜達の部屋。
 ルイス(長嶝高士)はパソコンの前、宮城カイ(吉野裕行)はソファのひじかけに、
何をするでも無くただ座ってい、ルルゥ(斎藤千和)はそのソファの上で震えていた。
 音無小夜(喜多村英梨)が帰ってくる。彼女もカルマンを見つけられなかった。
 そこにモーゼス(矢薙直樹)がやってくる。彼はカイに死んでくれと言った…。

 ディーヴァ(矢島晶子)はシフの体を繋ぎ合わされたジェイムズの体を見て、
「こんなの、僕のジェイムズじゃない!」と言った。彼女はいらないと言い、
カイをシュヴァリエにしとけば良かったと言った。
 連れて来ましょうかとアンシェル(中田譲治)は言ったが、
「良いよ、この子達がいるから」とディーヴァはおなかをなでる。
 「他はもういいや」彼らが去った後に、ジェイムズの目が開き、その目が今のジェイムズ(大川透)の目と重なる。 ネイサン(藤原啓治)は生き残りのシフにカイを殺させると言うのは、
効率最優先の軍人にしては無駄だらけの作戦だと言う。
 「一見、無駄に見えるものの中に美を見出す。それが、貴様の言う芸術と言うものじゃないのか」
 ネイサンはジェイムズを変わったと言う。ジェイムズのシフの白い右手がピクリと動く。「変わってなどいない」
 「ママは嫌ってるけど、私は嫌いじゃないわよ、その体」
 ジェイムズ、少し顔を俯け、目を瞑ったかと思うと、部屋を出て行こうとする。「ああ、怒った」
 「出かける予定があるだけだ。いたければ、ここにいれば良い」出て行くジェイムズ。
 「芸術ねえ。でも、それって狂気と紙一重なの。気付いてる?ジェイムズ」

 逃げようとするカイ。カイを斬ろうとするモーゼス。その刃を自分の刀で受ける小夜。
 カイ、窓から転落させられるが、下でハジ(小西克幸)が受け止める。(良く出来ました\(^o^)/)
 そしてモーゼスと対抗するハジ。ルイスがカイに、明るい方に逃げろと叫ぶ。
 光をものともせず、カイを追いかけるモーゼス。ルルゥも追いかけようとするが、光に阻まれ…。
 小夜とハジが追う。カイは行き止まりに追い詰められる。
 しかし、その路地に光が差し込んで来、モーゼスは光から逃げる。
 地下に通じる階段の影に逃れながら、ゴミ箱をあさる人間と犬を見るモーゼス。「僕達に、犬になれと言うのか」 ジェイムズに言った言葉がよみがえる。
 ジェイムズはシフを忌まわしい呪縛から解き放つのはディーヴァの血だけだと言う。
 コープスコーズは最長で七日間生きるように調整されていた。
 「だが、状況に応じて延命を図らねばならない事もある。そのためのすべが、これだ」と自分の胸をはだけ、
シフの体と繋ぎ合わされた自分の体を見せるジェイムズ。
 ディーヴァの血を受けシュヴァリエになれば、
ソーンのくびきから解き放たれるだろうと言うような事を言うジェイムズ。
 条件はカイの命。フードを深くかぶり、太陽の光の下に出るモーゼス。
 “太陽よ、そんなに僕達が憎いか。燃やしたくば燃やすが良い。だが、燃え尽きる前に僕は必ず…”

 セントラルパークに来るカイ。ルイスから連絡が入る。カイは場所を伝え、ルイスは小夜達に連絡すると言う。
 ルルゥが電話に出る。
 モーゼスを心配するルルゥ、出来たらで良いんだけどと、小夜にモーゼスを殺さないでと伝えてくれと頼む。
 「ああ」と答えるカイ。そこに、モーゼスの刃が襲い掛かる。携帯はモーゼスに踏まれて壊れる。
 カイは逃げるが、太陽の光にやられてモーゼスの体も限界に来ていた。

 カルマン(野島健児)のソーンは手のひらまで来ていた。
 隠れ家の扉が開けられ、カルマンのそこから差し込む太陽の光から逃れる。ジェイムズだった。
 窓を次々と開けていくジェイムズ。モーゼスがカイを殺そうとしている事をカルマンに告げるジェイムズ。
 「貴様、モーゼスに何を吹き込んだ!?」
 「彼は生き残った仲間を救おうと、希望と言う根拠の無い不確定要素を信じて行動している。
 シフがディーヴァの血を得てシュヴァリエとなれば、血の呪縛から君を助けられる可能性にかけてね」
 次々と窓を開けていくジェイムズ。
 「逃れられるはずも無いのだ。例えディーヴァの血を得たとしても、貴様らが死の呪縛から逃れる事は無い」
 「なぜそこまでして、俺達を追いたてる」こぶしで窓を開け、「絶望だ」と言うジェイムズ、
トップスピードでカルマンの目の前に移動する。
 「君達の存在が、私に絶望をもたらし、君達の不完全であるがゆえの醜さが、愛する者から私を遠ざけたのだ」  去り際に「もがき、のたうちまわりながら灰になるがいい」と言い置いていくジェイムズ。
(ここのジェイムズの顔は気色悪かったです。ナイスです)

 モーゼスのフードを撃つカイ。モーゼスはまともに太陽を見る。
 目を押さえうずくまるモーゼスに、シャツをかぶせてやるカイ、木の下にモーゼスを連れて行く。
 動こうとするモーゼス。じっとしてろよと言うカイ。
 「太陽の光を浴びた僕の体は、少しずつ焼かれていく。夜が来るまでその炎が治まる事は無い」
 「じゃあどうすりゃいいんだよ」
 「情けなどいらない。君はイレーヌに言ったな、人間は分け与える事が出来ると。
だけど、命は分け与えられるものじゃない!誰かが生きるために犠牲が必要な事もある!」
 「そのために俺を…」「言葉だけでは、解決できない事もあるんだ」「そうまでして生きたいのか」
 「あいつは…!自分の中にみんながいると言ったんだ!みんなと一緒に、自分の事を僕に覚えていてくれと!仲間の前では強がって、本当のあいつは姿を見せない。僕が死んだら、誰が覚えていてやるんだ?
あいつが生きてた事を、誰が証明する!どこにその痕跡が残る!!」
 「何の話しだ」
 「あいつには、時間が必要なんだ。
僕以外の誰かと触れ合って、本当のあいつを知ってもらうための時間が…!」
 「モーゼス?」
 「カイ、もう少し早く出会えたら、僕達はきっと良い友達になれたんだろう。
だけど僕は、あいつのために、君を、殺さなければならない」
 手からとげを出すモーゼス、その手をカイに向ける。しかし、カルマンがカイに代ってそのとげを受ける。
 カルマンは自分たちをはめたシュヴァリエへの怒りと、カイから贈られた血液パックの力で、ここまで来たのだ。  おまえにはこんな方法で未来を切り開く事は出来ないとわかっているはずだと言うような事を言うカルマン。
 そう、本当はモーゼスにもわかっていたのだ。小夜達もやってくる。
 カルマンはこいつをルルゥにやってくれと、自分の得物をカイに渡す。ルルゥを頼むとモーゼス。二人、去る。
 モーゼスも自分の得物を置いていった。

 夕焼け。コンクリートを割って生えてきた草をすごいと言うカルマン。
 「俺達を作った奴らは、俺達が自分の意思で、こんな所まで来れるなんて、予測してなかったろうな。
ルルゥなんかもっと遠くへ、太陽の一杯ある、南の島まで行く気だぜ」
 「うん、ルルゥなら、本当に行けそうだ」
 「ああ、あいつにはなにかある。一人じゃ無理でも、ルルゥなら新しい仲間が手助けしてくれる。
俺達がいた事も、カイが思い出にしてくれる。きっと、語り継いでくれる」
 「そうだね。君がカイを助けたから、僕達の思い出を、彼へ繋げる事が出来た」
 「それも、鉄格子の中の、おまえの言葉から始まったんじゃないか」
 “僕は、人間の本に書かれていた、希望と言う言葉を、信じてみたい!”「俺達は、あの時始まったんだ」
 モーゼスが差し出した手に、ソーンが表れている自分の手を重ねるカルマン。「モーゼス、やったな」
 「やった?僕にやれたのか」「俺達は、…すごい事が、出来たじゃないか」カルマンの顔に広がるソーン。
 「最後にやり残した事を…、力を貸してくれ」「わかってる。今度は僕が、君について行くよ」
 カルマンとモーゼス、フードを下ろし、太陽をまともに見つめる。「僕に会えて、良かったと言ってくれたね」「ああ」 「僕もだよ」太陽の光が二人を焼く。

 ルルゥ、二人の得物の前で泣く。

感想:モーゼス、別に一緒に死ななくても…。一緒に戦ってくれた方が助かったのになあ……。
 ディーヴァは愛情を知らないから、残酷な事を平気で言う。ジェイムズ、かわいそうに…。

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コメント

papiが、作戦をネイサンしなかった。

投稿: BlogPetのpapi | 2006.09.25 16:01

きのうは希望しなかった?
じゃちっちゃんは、ルイスに太陽が一緒したかもー。
しかし宮城まで呪縛した。

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.09.25 16:22

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