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缶けり

「缶けり」風人物語 第6話 ☆☆☆☆☆
原案:大島南 監修:押井守 キャラクターデザイン・ビジュアルコンセプト:荒川眞嗣 美術監督:小林七郎 音響監督:若林和弘 音楽:川井憲次 制作:Production I.G 監督:西村純二 脚本:じんのひろあき 絵コンテ・演出:川崎逸朗 作画監督:窪田康高

 夜、塾帰りの子供達、建築中のビルに入って3人で缶けり。
 鬼の子(海人、カイト 折笠愛))は懐中電灯で他の子を探す。翼君(渕崎ゆり子)を見つけ、缶の所に急ぐ。
 しかし翼君、鬼の子を追い抜いてしまう。
 翼君が缶を蹴ろうとすると、鬼の子は風を起こし、翼君を天高く飛ばす。
 上島ナオ(名塚佳織)、建築中のビルに踊る懐中電灯の光に気付く。
 そしてその光に照らされる宙に浮かんでいる子(里澄 くまいもとこ)を見る。
 ナオ、柵の破れ目から建築中のビルに侵入。そこではっきりと子供達が風を使っているのを見る。

 翌日、ナオ、屋上で、吉野涼子ちゃん(岩村愛)に風を使う小学生の事を話す。
 涼子ちゃんとナオ、夜になり、あの建築中のビルに行く。やはり、懐中電灯の光が踊っていた。
 子供達は風に乗って、自在に動いていた。どう見ても、涼子ちゃんやナオよりうまい。
 涼子ちゃん、缶けりとはどういう遊びかとナオに聞く。
(私もやったな、缶けり。運動音痴には悲しい遊びさ………)
 まず、じゃんけんで負けた一人が鬼になり、中心に缶を立てる。
 そして誰でも良いから缶を蹴って、鬼がそれを取りに行って戻ってくる間に、他の子は隠れる。
 鬼の子は缶を拾ってきて数を数える。
 鬼の子はみんなを探し、隠れてる子を見つけたら、見つけた事を宣言、缶を踏んで名前を呼ぶと、
隠れてた子は捕まった事になる。
 全員捕まったら鬼は交代だが、みんなが捕まる前に又誰かが缶を蹴ったら、
捕まった子供も逃げる事が出来る。
 ナオ、涼子ちゃんもやらないかと誘う。
 ナオ、飛び出し、缶を蹴り、自分と涼子ちゃんの事を紹介し、自分が鬼をやると宣言。
 ナオ、一人(里澄)見つける。「こんな風に懐中電灯使って缶けりしたの初めて。面白いね」
 「塾が終わった夜しか、みんなで遊べる時間無いからね」
 涼子ちゃん、隠れている他の二人の子に、風が使える事を見せる。
 そしてナオも使える事を教える。子供達は風が使える事を「攻撃」とか「防御」とか言っていた。
 ナオも捕まえた子に風をいつから使えたのか聞いていた。缶けりを始めてからだそうだ。
 ナオも里澄の前で風を使って見せた。それに驚きの声をあげる海人君。上にいたのだ。
 海人を追いかけ、階段を行こうとするナオ。
 しかし、海人の驚きの声は陽動作戦で、涼子ちゃんと翼君は階段の下に隠れていた。
 涼子ちゃん、階段の下を飛び出し、缶を蹴る。天高く舞う缶。その吹き抜けの上には大きな丸い月。
 “蹴れた…”涼子ちゃん、今日はここまでにしようと言う、アイスをおごるからと。
 「良いもんだねえ、缶けり終わった後のアイスも」「うん、面白いんだねえ、缶けりって」
 「えっ、涼子ちゃん、ホントに今まで缶けりやった事なかったの?」
 「うん、だって、ほら、広くて、それで隠れる場所がいっぱいある所って、うちの近所には無いから」
 「そっか。そういうい事もあるか」小学生達は風を使った独楽回しをやっていた。

 大気先生(杉山大)によると、自分の他にこの町に風の里の人間がいるなんて聞いた事が無いそうだ。
 風を使うのにまず大事なのは心に風を起こす事。あの子達は缶けりしてて心に風が起きたのだ。

 柵の破れが修理されていた。もうあのビルには入れない。

 小学校で缶けりしてみようと思ったが、職員室には明かりが点いていた。運動場には隠れる場所が無い。
 駐車場では蹴った缶が車に当たる可能性があるので出来ない。どこにも缶けりをする場所は無かった。
 そして子供達は風がうまく使えなくなっていた。
 むちゃくちゃ力が出ちゃうときと、全然ダメな時と、バラバラになってきた。

 ナオと涼子ちゃん、屋上。「いつまでもずっと出来るもんじゃない、か…」
 「何でまだ5年生なのに、そんな大人みたいな事言ってんの」「だよねえ」
 「受験終わったら、又一緒に缶けり出来るよね」「受験終わるのって…」「再来年の春」
 「私達中2の終わりで中3の前だよ」「中3かあ」
 「あいつらは受験終われば出来るかもしれないけど、私達3年になっても缶けり、出来るかなあ」「出来るよ」
 「…そうだよね」
 「いつか又、思いっきりあの夜みたいに缶蹴りたいなあ。私、生まれて初めて蹴ったんだもん。
しかもナオちゃんが鬼でさあ」
 「ああ、そうか!そうだよ!」「何、どしたの」「出来るかなあとか言ってる場合じゃ無いんだよ、あたし」「どうして」 「だってほら、涼子ちゃんに缶蹴られてさあ…。私蹴られたまんまだもん。このままじゃあすまないでしょう。
このままじゃあ私ずっと鬼のまんまだよ」
 「リベンジ」「そう、あの続きから。約束だよ」「うん」二人、向こうの空を見る。向こうにデカイ竜巻が起こる。
 竜巻動く。

 子供達、通りで、缶を蹴ろうとしている。

 竜巻、学校に来、ナオと涼子ちゃんその風に吹かれる。
 竜巻は無事通り過ぎたと思ったら、他に二つの竜巻が現れ、三つの竜巻が集まる。
 そして一つの竜巻になり、爆風を起こす。

 缶を蹴る子供。天高く飛ぶ缶、そのまま飛んでいく。

 音楽を聞きながら(落語とか、英語とか、マレーシア語かもしれないが…)歩く大気先生、
光ながら飛ぶ缶を見る。
 コンビニを出るミキ、飛ぶ缶に気付く。そして、公園の潤も。飛行機雲を引きながら飛ぶ缶。

 「絶対、又やろうねみんなで、いつか、缶けり」「うん」「いつかね」「うん」「風、止めないでいよう」「…もちろん」

感想:夜ってこわいけど、魅力的ね。建築中の建物って入りたいよね。
 まあ、大人としては、危ないし、迷惑だから、禁止だが…。
 子供が塾で夜遅く帰るって間違ってるって思うけど、学歴はあったほうが良いし。
 ああいう事が真に頭に良いとは思えないけどね、頭の出来より、学歴が大事か。
 そうじゃないとは、言えんな…。そりゃ学歴関係なくやる人もいるが…。
 昨日はインドの親から離れて働く子供達を見ました。
 子供の労働力で作った物の不買運動をした所、子供達がお金がなくて困っているって事になって、
それじゃあダメだという事になったらしい。
 世界にはそういう子も沢山いるのよね。日本でも不幸な子がいるのよね。
 知ってるだけで、何にもしないよな、私。はい、募金、ちょっとずつします…。影の演出も楽しくて素敵。
 あの少女革命ウテナの影少女達を思い出す。
(ええ、もちろん、ウテナ、大好きですとも!あの過剰さがお素敵!金があったらDVDを買っても良いくらい)
 今の子供でも外遊びしたいかな。田舎にわざわざ住んだ親の元で、TVゲームしていた子供達をTVでみたな。  自然が一杯ある所なのに、もったいないと思ったが、あんなもんなのか。
 子供の心が風を起こすって、何か見ていてざわざわした。最後の竜巻、そして飛んでいく缶。
 今の日本の子は、不自由は無いって言えば無いが、だから幸福かと言えばそうとも言えない。
 まあ、ど金持ちの子供が幸せとは言えないんだから…。(ブッシュだって、アルコールに苦しんだのよね)
 人の幸せって、人に認められることかな。う~ん、わかんないや。
 ちょっと怖いような、ざわざわする話で、結構お気に入りです。
(関係ないけど、インドの少年は美少年系ばっか…)

関連サイト
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ちっちゃん俳句「このカイを 関連したる うずくまる」
       「あのカイで 仕事するのは 相応しく」
       「感情や 結晶したる 十郎太」
カイ、ちっちゃんに愛されてるな…。声優では小杉十郎太さんがお好みか。私も好きだが…。

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コメント

きのう、ウテナの鬼っぽい募金すればよかった?
そしてウテナは監修しなかった。
しかしウテナと宣言すればよかった?

投稿: BlogPetのpapi | 2006.08.07 14:04

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