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2006年8月

こころ乱れて

「こころ乱れて」BLOOD+ 第43話 ☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:吉田玲子 絵コンテ:松園公(ひろし) 演出:いとがしんたろー 作画監督:小村方宏治 小谷杏子

 音無小夜(喜多村英梨)は気がつくと裸でベッドに寝ていた。
 窓から外を見、ここがニューヨークの高層ビルの一室である事がわかる。
 後ろで明かりがつき、ソロモン(辻谷耕史)の姿が窓のガラスにうつる。
 着替えがある場所を言い、部屋を出るソロモン。

 高層ビルの上を、小夜を探して、次々と飛び移っているハジ(小西克幸)。

 病院に担ぎ込まれるデヴィッド(小杉十郎太)。意識はまだあった。「こんな事で、くたばらん」とデヴィッド。
 「わかってる」とジュリア(甲斐田裕子)。ふっと笑い、「君の方が、撃たれたみたいだな」とデヴィッド。
 「もうしゃべらないで」「ジュリア…、戻って来い」
 宮城カイ(吉野裕行)はルイス(長嶝高士)にニューヨークに戻れと言われる。

 小夜の着替えの服はピンクのドレスしかなかった…。
 (少女趣味だな、ソロモン。まあ、小夜の外見は十代の少女だからな)
 小夜の服は汚れていたので処分したそうだ。近づくソロモンから逃げる小夜。似合っているとソロモンは言う。(私は似合ってないと思うぞ。恋をするとあばたもえくぼだからな)
 「摩天楼の光でさえ、君の美しさを彩る、飾りに過ぎない」(恋はアホなセリフを言わせる…)
 「そんな事言うのを止めて!」「なぜ」(聞いてるこっちが恥ずかしいから…)
 「なぜって…。あなたと私は敵よ。殺し合い、憎しみあうべき敵なの」「もう、僕にはあなたしかいないんです」
 「私しか…」「僕はもう、ディーヴァのシュヴァリエではありません。全てを捨ててきました」「全てを、捨てた…」  「ええ、富や権力、それだけでなく、兄さんや、ディーヴァさえも」「なんのために」「あなたと生きるために」
 驚いたように顔を上げる小夜。
 「あなたと二人だけで、永遠の時間を生きるために。…あなたの笑顔を、取り戻したいんです。
だから、僕と一緒に…」
 近づくソロモン。やはり逃げる小夜、ベランダに出、ベランダの縁に立つ。「近づかないで!」
 「今のあなたでは、隣のビルへ飛び移る事が出来ませんよ」そう、どこにも飛び移れそうなところは無かった。
 「どうして僕の手を取らないんです?」(自分に自信があるって良いなあ~)
 「あなたは、あなたと私の事だけしか考えてない!残された人達の気持ちなんて、これっぽちも思ってない!」  「あなたが必要と言うなら、あなたの大切な人達を、側に置いても構いません。あなたの愛すべき家族です。
僕も喜んで、迎え入れましょう」
 「あなたの望みは何?私を騙して、ディーヴァの前に連れて行く事?!私を、殺す事?」
 「小夜…!長い時を生き、僕の心をこれほどまで揺さぶったのは、小夜!、あなただけなんです。だから…」
 ソロモン、小夜の手を引き、小夜、ソロモンの腕の中…。(ああ~、恥ずかしい描写は…止めてー!)
 小夜を下ろすソロモン、ひざまづき、「僕の花嫁になって」と言う。
(リクはディーヴァの花婿になった後、殺されちゃったね…。
翼手にとって、花婿は一回だけで百発百中で、お役ゴメンになると、殺すものなのか…。)

 カイ、ぼろアパートに帰り、椅子に座ったとたん、ため息。
 そこにシャワー後らしい謝花真央(小清水亜美)が入ってくる。「又しょぼくれた顔して」「うるせー」
 「少しは大人になったんじゃないの」「わりいな、ガキのままで」
 ちょっと驚いた顔のお嬢、目を優しくし、カイの唇に唇を重ねる。
(うわっー、その唇はあーくんの………物ではないよね…)
 「今のあんた隙だらけ。そんなんじゃ小夜を取られちゃうわよ」
 ふざけた感じで出て行ったお嬢だが、ドアの向こう側では切なそうな顔をしていた…。

 「花嫁…」
 「あなたは知っていますか、この世に、虹色に輝く大地がある事を。赤く染まる海がある事を、知っていますか。世界にはあなたの目にしていない美しい物が、数多く存在するんです。
僕は世界中の奇跡のように美しい景色を、あなたに見せてあげたい。
運命の鎖から解き放ち、自由な空の下を飛びまわって、僕達がその奇跡の一つだと言う事を、
実感させてあげたいんです」
(世の中にはこういうセリフを臆面も無く言う人種がいるんだよな。すごいな。見習いたいが、恥ずかしい…)
 「自由に…世界を回る事…」「僕と一緒に、世界を回るんです」「私の夢だった」「夢ならかなえてあげます」
 「それは…!もう出来ない。遠い昔に置いてきた、夢だから。
幸せだった時代の、眠りの中に、全てを置いてきてしまったから。もう、あの頃には戻れないの」
 ソロモン、俯いた小夜の顎に手をそえ、あげさせる。
 「そんな事はありません。
置いてきてしまったものならば、永遠に近い、僕達の命の中で、取り戻せばいいんです。
そのためなら、僕はあなたに全てを、捧げます」
 「あなたは、ディーヴァのシュヴァリエでしょう?」「その前に、あなたを愛する一人の男なのです」
 ソロモンの顔が危険なまでに小夜の顔に近づく。小夜、思わず平手打ち。
 自分に絶対の自信があるまんま王子様顔の(ほんものの王子様は王子様顔とは限らんが)ソロモン、
小夜の手を取り、抱き寄せる。
 「僕はディーヴァと生きるよりも、あなたを選んだ。だからここにいる。あなたは僕が守る。
あなたの望みは、僕がかなえる」
 「望み…」「そう、あなたの、望みです」「私の、望みは…ディーヴァを殺す事だけ!」
 小夜、ソロモンを押しのける。

 ディーヴァの歌う映像を見ているネイサン(藤原啓治)。アンシェル(中田譲治)がワインを持って近づいてくる。 「ねえ、アンシェル。子供が生まれたら、あなたはディーヴァから手を引いて」「何!」
 「あなたに必要なのは、ディーヴァ?それともその子供達かしら?私はディーヴァが欲しいわ。
基地でのディーヴァを見た?あの地獄の中で、あの歌声は天から響いてきたのよ。
ディーヴァは私がプロデュースするわ。美しく気高く、そして自由なディーヴァを、至高の歌を歌わせるのよ。
…今まで誰も聞いた事が無い歌を」
 映像を止めるネイサン。「私の全てをかけて。だから、邪魔するなよ」後半男声で、怖い顔で言うネイサン。
 アンシェルのグラスにひびが入る。(ギロロ、ひろしに負けるな!でも、奴ら本物の親子だからな…)

 デヴィッドの手術を待っているジュリアとルイス。「さっき…」「うん?」
 「さっき手術室に入る前、デヴィッドが言ったの」「何を?」「戻って来いって…」
 「…あいつにしちゃあ、上出来だあ」
(ルイス、つくづく良い男。暑い中、メタボリック症候群の人は見たくないが…。
うちは北国なので、冷房は無しです。ある所もありますが、うちは無しです。
コンピューターにはファンをつけてますが。まあ、どうせ、空調が苦手な人間だから)

 「それが、あなたの望みですか」「あなたは私と一緒に、ディーヴァと戦えるの?ディーヴァを殺せるの?」
 小夜、急に体調を悪くし、倒れこむ。
 「眠りを誘う、突然のめまい。そして、傷の治りが遅くなっている。休眠が近いのですね。
…あなたの望みがディーヴァをあやめる事ならば、僕がディーヴァをあやめましょう。
それであなたと共に生きていけるのであれば、地獄の業火に焼かれようとも、かまわない」
 「…ソロモン」「命じてください、この唇で」唇を指で触りながら言うソロモン、完璧なプレイボーイぶり。
 目を閉じ、ソロモンに落ちそうになる小夜だったが…、ハジが邪魔をする………。「小夜は渡さない」
 無口なハジだが、これだけは彼の絶対な主張だった。
 「君では、小夜と未来を築く事は出来ません。あるのは過去だけです」
 「今、この時を、一瞬一瞬、私は小夜に捧げている。それは過去から変わりはしない」「ハジ…」
 「出来るなら、君とは戦いたくなかった」「小夜は連れて帰る」「小夜は、僕の花嫁になるのです」
 「小夜は私の全てだ」「聞き分けの無い犬には、仕置きが、必要ですね」
 少女漫画で良くある、ヒロインをめぐっての男の戦いが始まる…。(ああ、恥ずかしい…)
 ハジ、一旦ソロモンにやられて、高層ビルから落ちるが、ビルの壁面を蹴って、無事着地。
 「ハジ、…私のために…」(良い男に守ってもらうという、女の夢実現の幸せをかみしめる小夜…)
 ソロモンとハジの戦いは続く。お約束どおり、ソロモンの手刀に体を貫かれるハジ。
(ああ、又…としか思わなくなってしまった…)
 「君が小夜と共にいる事が、小夜の幸せになると思うのか。
僕には、君が小夜に見せる未来には、絶望しかないように思うのだがね」
 ハジ、ソロモンの手刀を握り、ソロモンを大きく投げ飛ばす馬鹿力発揮!
(ソロモン、大っきらっいでしょうからねえ)
 しかし、ソロモン、ファンが嘆く翼手化した姿で、ハジの後ろに現れる。ハジをつかんで飛ぶソロモン。
 「君は僕達の前から、未来永劫消えるべきだ」
 「おまえの描く未来は、小夜の幸せに繋がらない。小夜が望むのは…」「その未来は、僕が描きます」
 ほとんどのビルを見下ろす高さ。「この高さから落ちれば、いくらシュヴァリエと言えど…」ハジを落とすソロモン。 小夜、ハジが持ってきた刀を握り締め、ビルの縁に立ち、ハジの方を見上げる。
 その時、あのめまいが来て、ビルから落ちる小夜。
 ハジ、落ちていく小夜を掴み、「小夜、あなたを、死なせはしない」と言って(ああ、恥ずかしい)……、
黒い翼を生やし、小夜を抱きしめたまま、ゆっくりと降りる。
 「お許し下さい」「許す?」
 「あの日、動物園から去る時、私はあなたを守ろうとして、翼手の力に身をゆだね、
あなたを得ようとする人間達を傷つけました。
けれど、私を見るあなたの目には、怯えと悲しみの色が浮かんでいました。
そして、その時から私は、翼手の力を封じたのです。あなたに二度とあんな思いをさせまいと」
 二人、地上に降りる。「それが、小夜の最初のシュヴァリエの姿なのですね」
 「ソロモン、私には、もう甘い夢を見ている時間が無いの」「しかし、今のままでは…」
 「あなたの気持ち、嬉しかったわ」小夜、ソロモンに背を向けて歩き出す。
 「僕はあなたのためなら、ディーヴァを殺せる」
 「ううん。ディーヴァを殺すのは、やっぱり私のしなくちゃいけない事よ。だってこれは、私の戦いだから!」
 何も言えないソロモン。「ハジ、帰ろう」「はい」
 「小夜!ディーヴァはあなたの家族であった、リクの子供を宿しています!」後ろを振り向く二人。
 「あなたは、ディーヴァとリクの子供を、あなたやディーヴァと、同じ運命を背負った子供達を、
殺せると言うのですか!」
 小夜の目がうるうるとし、小夜、顔をふせる。
 その小夜をかばうかのように、ハジの広げた翼が彼女の顔を隠し、ハジ、小夜を連れて飛び立つ。

 朝の光がカーテンを通して入ってくる病室。そこのベッドに寝ているデヴィッドと、彼に付き添うジュリア。
 ジュリアは、眼鏡を取り、身をかがめて、彼に口づけする。

 カイ、慣れない料理を作り、指を切る。(お嬢よりうまそうだな)
 小夜は腹を空かして帰ってくると言う的確な予想の上での行動だ。
 「又、小夜。カイの事好きで、ここまで追いかけてきたんだよ。
でも、カイの頭ん中はいつも小夜の事ばっかりで、あたしの事なんかちっとも考えてない。
だから、昨日は無理に押し倒すの止めたんだけどね」
 「おまえが押し倒すのかよ」
 「こんなに一途で一生懸命のあたしの事振るんなら、あんたも一途で一生懸命になんなさいよ」
 小夜とハジが帰ってくる。

感想:ああ、恥ずかしかった…。ソロモン、ハジ、の場面は、斜めに見てましたね、恥ずかしいから…。
 いやあ、少女漫画に良くある風景なんだろうけど、少女漫画好きだが、ソロモンやハジに思い入れが無い分、
恥ずかしくって…。
 私は人外の人達より、大人のカップル、ジュリア、デヴィッド、応援ですね! 
 良く考えれば、ハジ、小夜、ソロモンの方が、彼らより年上だが…。
 ハジが翼手化しないのは、ファンにとっては良かったですね。彼の麗しくない姿は見たくないですね。
 でも、翼手化したほうが、強いんでないかい。このままで、ディーヴァに対抗できるのか。
 まあ、ディーヴァ側とある意味和解と言う展開もあるが…。

関連サイト
LIV-徒然なるままに
花鳥風月
才谷屋DIARY

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水辺の暗い道

「水辺の暗い道」百鬼夜行抄12より 今市子 ☆☆☆☆☆

最後まで書いています。注意!

 町の祭りの“作り神”に選ばれた引越ししてまだ間もない二人、山崎英一に河上。
 各家々を回るのもようやく終わり、後は最後の蔵納めだけ。

 夜が明け、祭りでの苦労をねぎらわれる二人。
 その時、ギギーという変な音が響き、空を見上げると太陽がねじくれて見えた。
 ふしさんは「おまえは…なんてことを」と言って倒れてしまう。

 お使いを頼まれた飯嶋律、おじいちゃんに出会う。「なんだ、おまえが来たのか」「おじいちゃん」
 「つくづくおまえたちは強い縁があるらしい」「え?」
 「代理同士だがしかたがない。こっちへおいで。…さあここへ来て隣に立ちなさい」
 司ちゃんと二人並んで立ち、拍手を打つ。…夢だった。おじいちゃんの出てくる夢には必ず意味がある。
 司から司の彼氏と一緒のドライブに誘われるが、夢を警告と取り、断る律。
 クラスメイトに一人行けなくなったから夏休み北海道に旅行に行かないかと誘われ、即答で断る律。
 「そんな即答しなくても…なあ俺の事覚えてる?一年の時からクラス同じなんだけど」「覚えてるよ、遠藤」
 「近藤なんだけど…」落ち込む近藤に謝る律。「じゃあさ…」
 一人ドタキャンしたので、今晩の合コンに出てくれと言われ、先ほどの落ち度もあり、
引き受けざるを得なくなる。
 “こういう不特定多数の人間の期待と失望と煩悩の渦巻く場所は、しばしば危険な出会いを招く”
 合コンの場で腐臭を感じる律。なんと合コンには司もいた。
 トイレの前で問い詰めると、やはり人数合わせだった。
 そこに、良くない霊に取り付かれ、苦しむ山崎がやってくる。
 彼は倒れ、その体から腐臭を漂わせた泥水が流れてき、ついには律の足にかかる。
 そこにやってくるもう一人の女性。
 対抗するための経文も呪文も何も思い出せない律は「来るな!消えちまえ、この野郎!近づくんじゃない!」
と叫ぶ。
 律と女性の間で、瞬間的に消え去る良くないもの。
 女性は律を怖がり、ただ救急車を呼んでと頼むために近づいただけの律の足を強く踏む。
 それは先ほど良くないものが触れた足だった。
 山崎は動脈瘤が破裂した上の失血死、律の足にはひびが入っていた。女性は山崎を知っていた。

 女性は遠野真理子、あの町の出身だった。山崎は彼女を訪ねて、彼女のアルバイト先に来たのだ。
 彼は彼女が東京に出てきた理由を教えろと言ってきていた。

 真理子が律を訪ねてくる。遺族の方に最期の様子を話して欲しいそうだ。
 足を理由に断ろうとしたら、母親が司ちゃんに一緒に行ってもらえば良いと言う。
 この流れに危惧を抱き、なんとか歩けると司ちゃんに連絡するのを止めさせる律。
 真理子は何かを怖がっていた。

 真理子の田舎に着く。奇妙な音に、飛び交う良くないもの。真理子は耳を覆い、うずくまる。

 ふしさんは寝たきりで、新しいふしさんとしてユカリちゃんが選ばれる。

 山崎さんの奥さんによると、英一さんはずっと具合が悪く、何かに悩んでいるようで、
「今はずっとついてくる…」と言っていた…。
 彼はこの一年町から出てった人間全員に会って、何で町から出てったのか理由を聞いてたらしい。

 律には真理子の後ろにいる女の人が見えた。そして町には腐った水の匂いが漂っていた。
 町の人が言っていた役員の事を聞く律。腐臭の先には沼があり、そのほとりに御蔵がある。
 作物の神である使い神様の家と言われている。年に一回祭りの日の朝、二人の役員が鍵を開け道具を出す。  役員は町の上区と下区から一人ずつ選ばれる。大抵は同じ年で同じような背格好の人を。
 釣りあいがとれていないと帰り道で弱い方に魔がつくとも言う。
 祭りそのものは青年団によって取り行われ、作り神に扮した青年団員が家を回って豊作を祈り、
御布施米を集める。
 集めたお米で宴会を開き、作り神をねぎらう。
 役員は作り神の扮装と祭りの道具を受け取り、二人きりで御蔵納めに向かう。
 道具類を元通りに納めたら、二人同時に二礼二拍手して鍵をかける。
 朝の七時に始まって終わるのが大体夜中、お年寄りには体力的にきつく、
神様に近づきすぎるから祟りを受けるとか、お米の出来が悪いと役員のせいにされ、皆やりたがらない。
 役員を選ぶふしさんもやりたがる人はいないが…。

 バスを待っていると町の人が来て、作り神役の人が倒れたので、代りにやってくれないかと律に頼みに来る。
 もちろん断ったが、最終のバスは来なかった。

 新しいふしの大村ユカリは新しい役員を前の役員の河上と前の役員の山崎の奥様に決めた。
 ふしさんとは何か町の人に聞く律。ふしさんは元々“ふしゃさん”と言った。“巫者さん”だと気付く律。
 真理子もふしさんの候補だった。巫者さん、シャーマン、町の宗教的指導者。

 前のふしゃさんの生霊に取り付かれている真理子。本物の候補者は彼女だった。

 河上は死んだ妹の霊を追いかけ律と真理子に出会う。
 彼は二人に告白をする、一年前の祭りで掟を破った事を。河上一人で納めに行ったのだ。
 その後何かが後をつけてくる事に気付く河上。彼はそれを4歳で死んだ妹の笑ではないかと思った。
 妹は東京の病院で亡くなったのだが、その頃祖父が役員をしていて、
役員を引き受けた家の者は必ずいけにえをとられる、笑は御蔵の神にとられたんだと母が泣いていた。
 河上は妹は妻の体内に宿ってもう一度生まれ直そうとしていると信じていた。
 「だとしても、もう別のものですよ。
死者達の恨みや大地や水や獣のエネルギーや…そんなものがあの池にはいっしょくたに溶けあってるんですよ。お蔵はその入口なんです。年に一回しか開けちゃいけないんですよ。
ちゃんとした手続きを踏まないと入口が開きっぱなしになって、あれは自由に出入りできるんですよ」
 「笑の霊が…俺達に害をなすとでも?」
 「人間だった時の記憶はないんです。あれはこの世のものじゃないんです。あの世には善も悪もないんです。
あの世に返してあげないと…」

 ユカリは旦那の浮気で離婚して、帰ってきた。山崎さんの奥さんを役員にした事を責める真理子。
 山崎英一はもとは萩原英一と言って、
彼の父親が役員をやった時作り神を怒らせたって噂され町にいられなくなったのだった。
 ユカリは何年か前に偶然萩原と会った。
 酒を飲み、笑いながら、親父がインフルエンザをうつして死人が出た事を言う萩原。
 その時初めてユカリは兄の死因を知った。

 御蔵から道具を取り出し、河上と山崎の奥さん二人で歩く。後ろを振り返っちゃいけないと奥さんに言う河上。  「おーい、雅子…待ってくれ。俺だよ、助けてくれ…。英一だよ。今日は祭りの日だ。
おまえが手をかしてくれれば俺は帰れるんだ。助けてくれよ、雅子~」
 何かが後ろから呼びかける。「ダメです!振り返らないで」
 「河上~、おまえのせいだぞ。なんでおまえだけ助かって何もしてない俺をあいつらは連れにくるんだ…。
泥だらけだ…口の中まで真っ黒だ。ちくしょう気取りやがって。
おまえのじいさんは孫をいけにえに差し出したんだ。ごりっぱな役員様だよ…笑は俺の足の下で泥を食ってるぞ」 振り向くなと注意したはずの河上の方が耐えられなくなり、振り返って何かを杖で払う。
 そこに笑の何かまで来て、河上は耐えられず逃げ、倒れてしまう。奥さんも放心状態だった。

 作り神役の律。彼が杖で地面を叩くと、穢れが逃げていく。
 一年の間にたまった穢れを祓い、沼の水気が生命を与える。死と再生の祭り。

 新しい役員をユカリが選ぼうとすると、真理子が私に選ばせてと声をあげる。
 寝たきりのふしさんが起き上がって真理子を指差し、倒れる。

 二年分の不浄を祓う重労働。
 足は痛いわ、その事を指摘する嫌な霊はいるわで、疲労困憊の律、何とか作り神の役目を終える。
 そこに司が現れ、彼女は律の手を引き、起こしてくれる。司は酒の飲み放題と言う連絡を聞いて来たのだ。
(連絡したのはきっとあの文鳥達…)
 彼女のおかげか、体の痛みがひいていく律。新しいふし真理子は律と司を役員に選ぶ。

 田祭りは二人にとってスペクタクルだった。なんせ、穢れた霊が一杯…。
 彼らは正式なシャーマンに指名された正義の味方だから、正式な儀式にのっかって守られ、とても安全。
 おそらくあの池は昔から死体を投げ捨てる場所で霊のたまり場。破壊と共に祖先の守護もあそこから得ていた。 御蔵の前にいる笑のような霊、二人が拍手を同時に打つと、御蔵の中に吸い込まれ、町は浄化される。

感想:前にも書いたような気がするが、私はこの漫画がNHKでドラマ化されるようにと念を送っている。
 青嵐と文鳥達がネックだが、デスノートで死神さんをうまく作っていたみたいだから、
うまく出来るのではないかと期待。
 名作ドラマになると思うんだけどなあ。
 漫画的笑いはドラマに合わないから、それは押さえる方向で、自然な感じで作ってくれると良いのだが…。
 この漫画、良く考えると怖い話しがあるのだが、律が茫洋としているおかげか、あまり怖くない。
 怖いのが苦手なので、それで良いが…。お祭りもその由来と意義を知ってからやりたいね。
 沖縄の方で、ユタになるのがイヤだったが、どうしてもやらざるを得なかったと言う話を聞いたことがあるが、
これはそれの日本バージョンね。
 私は霊が見える人ではない。見たいとも思わない、絶対!見える人ってやっぱり苦労らしいし。
 霊もねえ、早く成仏すれば良いのにねえ。悪霊退散!南無阿弥陀仏!南妙法蓮華経!!
(うちは浄土真宗だが、経なぞろくに知らない…。母方は曹洞宗だが…。
親鸞より、道元の教えの方に興味しんしんだが、難しそうだし、座禅は…ちょっと………)

ちっちゃん俳句「人間に 発見された ペンタゴン」


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響く、歌声

「響く、歌声」BLOOD+ 第42話 ☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:森田繁 絵コンテ:宮地昌幸 演出:誉田晶子 作画監督:大久保徹、永島明子

 鏡やラリックのガラスが割れている暗い部屋に、一人椅子に反対向きに座っているディーヴァ(矢島晶子)。
 ネイサン(藤原啓治)とアンシェル(中田譲治)が入ってくる。ディーヴァの望みを聞くアンシェル。
 「彼だよ、彼。僕の物にならないかな」とカイの写真を指差すディーヴァ。
(いつのまに撮ったんだ?リクヴァージョンになったから欲しいの?小夜との絆が深いから欲しいの?怖い女…)

 航空祭。客にただでお菓子を配るバイトの女性達。
(もう、この時点で怖い…。ただより怖い物は無いと言う教訓か?
でも、私だったら喜んでもらって、喜んで食べるな…。
翼手化したら、ぜひ、小夜に斬ってもらって、結晶化して散りたい…)
 そこにはディーヴァのポスターが張ってあった。今日、彼女のコンサートがあるのだ。
 そこには宮城カイ(吉野裕行)の姿もあった。
 彼はデヴィッド(小杉十郎太)からディーヴァに手を出すなと言われていた。
 ディーヴァを確実にしとめられるのは音無小夜しかいないが、彼女の体調がすぐれず、
小夜がいないのに戦いに出るのは無謀すぎるのだ。
 そこには岡村昭宏(伊藤健太郎)と謝花真央(小清水亜美)の姿もあった。(すっかりコンビね…)
 ディーヴァのコンサートのちらしの「奇跡のソプラノ」「超絶技巧」「天使の歌声」と言うコピーを見て、
ご大層なコピーばっかりねと言う真央。
 岡村によるとそのチラシに載っているネイサン・マーラーがその筋では相当な大物だそうだ。
 ネイサン・マーラーの写真を見てこんなのがプロデューサーかと鼻で笑う真央。
 「おい、人をなりで見るなって。…小汚いハイエナだって、綺麗な真実を求めているのかもしれねえ」
 「わかってる。だからわざわざ見に来たんじゃない、私達の敵の顔を」「へぇえ~」「何よ!」
 「いやぁー。お前も大分、報道の意義ってのがわかってきたのかと思ってな」真顔になり、顔をうつむける真央。 「…知っちゃったんだもん。私だけが何もしないなんて、出来るわけがないじゃない」
(ハイエナってもしかして自分の事を言ってるのか?まあそんな事は無いか…。
ところでハイエナさんはライオンさんより、よっぽど自力で獲物を獲ってるのよ。
大体強い奴は、他人の獲物を横取りするのよ)
 やはり空軍基地を歩く小夜(喜多村英梨)、めまいを感じ、倒れそうになる所をハジ(小西克幸)が支える。
 ハジ、視聴者が喜ぶお姫様抱っこで小夜を木陰のベンチまで運ぶ。
(いや、別に私は喜んではいませんが…。ハジ、頑張ってるのに、なんで私はハジに冷淡なんだ?)
 ハジが横たわる小夜の額に触ると、「ハジの手、冷たくて気持ち良い…」と小夜は言う。

 空軍のコスプレ中のデヴィッド(もちろん、コスプレ好きの彼としては気合が入った格好だ)、
ジュリアとジュリアを剣呑な様子で見つめる銃を持ったコリンズを見る。

 ディーヴァの検診をするジュリア。胎児の成長は良好。デヴィッド、ジュリア達の会話を盗み聞きしている。
 人間なら妊娠8週目と言った所だが、ディーヴァは人間ではない。
 「ディーヴァ、全てが初めての事ばかりなのです。おわかりいただけますね」とアンシェル。
 「うん。でもね、この子達、もうすぐ生まれてくるよ」
 ディーヴァとアンシェルはそろそろステージの用意をしなければならないと、部屋を出る。
 ジュリア、ため息をし、煙草を吸おうとライターに火をつけようとするがうまくいかない。(あれ、結構難しいよね)  妊娠中の被験者の前で、喫煙かね」コリンズ(梅津秀行)だった。
 コリンズはどういう事を計画しているのか聞かせてもらいたいと言う。
 「翼手の全てを知る以上の事を望んではいません」「ふ~ん、世紀の発見を公表するつもりはないと」「はい」
 「君は科学者の本分は何だと思う」「真実を見極める事ではないでしょうか」
 「だが真実は万人に認められてこその真実だ。唯一人の人間が得た真実など、妄言に過ぎんのだ。
私は翼手の真実を皆に知らせる義務があると思うんだがねえ」
 「その先にある名誉と賞賛のためにですか!?」
 「それを求めて何がいけない。歴史に名と真実を残す事こそ、科学者たる証ではないのかね」
 「翼手は危険です。今ならまだ引き返せます」
 「引き返す?!赤い盾を破滅に導いた我々が、一体どこに引き返すというのかね」
 顔を手で覆って狂ったように笑うコリンズ。

 ディーヴァのコンサート会場では、順調にただのキャンディー・バーが配られていた。
 会場にいるお子様によると意外においしいらしい。3本も食うメタボリック症候群のお友達。

 ディーヴァにはカイがこの会場にいるのが感じられた。リクの血がささやくそうだ…。
(ディーヴァに殺意を感じるな…)

 夕焼けの中、会場を遠く見渡す崖の上にミスター・キャンディーこと、
ヴァン・アルジャーノ(諏訪部順一)とそのお馴染み眼鏡黒髪真ん中わけ部下がいた。
(眼鏡男子好きには嬉しい構図か…。いや、私も、結構、好きだが…)
 彼らはコープスコーズを沢山乗せたヘリに乗り込む。

 カイの前に現れるアンシェル・ゴールドスミス。カイ、ディーヴァの元に招待される。
 ディーヴァとお部屋で二人っきりのカイ。(カイは嬉しくないね…。私も、ディーヴァは怖いから、嬉しくないね)
 ディーヴァににっこりされて、不機嫌な顔で顔をそむけるカイ。「君に会いたかった」「俺に?」
 「何か、あんまり嬉しそうじゃないね」「おまえは、おまえはリクを殺した」「でもね、僕の中にリクは生きてる」
 「っざけんじゃねえ。リクの姿を盗んだからって…」「ホントだよ。だってほら、…ここに赤ちゃんがいる」
 ディーヴァ、カイの手を自分のおなかに当てる。「僕と、リクとの、赤ちゃんだよ」
 リクがディーヴァにナニされた場面を思い出し硬直するカイ。
 そのカイの髪に優しく触ろうとするディーヴァだったが、ネイサンと言う邪魔者が部屋に入ってくる。
 ステージの時間だった…。「今日はカイのために歌うね」などとほざくディーヴァ。「いらねえよ」(もちろんだよな)

 ディーヴァ、お馴染みの歌を歌う。(他にレパートリーは無いのか…)ヘリが会場に近づく。
 コリンズやジュリアがいる所にも歌声は届く。「彼らは私ではなく君を選んだ。もう私は用無しなんだそうだ」
 コリンズ、ジュリアに銃を向ける。「君がいなくなれば、みんな私を頼らざるをえない。君もそう思うだろう?」
 「私がいなくなっても、ディーヴァとシュヴァリエがあなたを選ぶとは思えない」「言うな…」
 「彼らは純粋だわ!だから…!」「黙れぇぇー!」

 歌が終わり、会場の袖に引っ込むディーヴァ。「僕の歌、どうだった?」「どうもしねえ」
 「…やっぱり押さえてちゃダメか」「ディーヴァ…」諭すように言うアンシェル。
 「わかってるよ、アンシェル。それは特別な日に取って置くんだもんね。
ねえカイ、その特別な日に、僕の横にいてもらいたいんだ。だから、僕のシュヴァリエになってよ…。
アンシェルやネイサンと一緒に、君も僕の赤ちゃんを守ってくれないかな」
 「誰が…」「シュヴァリエになれば、小夜姉様と子供作れるんだよ。…ほら、なりたくなったでしょ」
 「もう止めろ。誰がおまえのシュバリエになるか!」カイ、ディーヴァに銃を向ける。その銃口を握るディーヴァ。 「いいんだよ、撃っても。僕が憎いならね」ディーヴァ、銃口を自分の胸の方に向けさせる。
 「そのまま引き金を引いて、…そして僕の血を飲むんだ。そうすれば僕と一緒にいられる。ねっ、カイ兄ちゃん」  「…リク…」

 銃声が響く…。

 床に滴っている血。落ちているサングラス。目を見開いているジュリア。落ちている拳銃。
 右腕にメスが突き立っているコリンズ。腹を押さえ、うずくまるデヴィッド。コリンズは叫び声を上げ逃げる。
 「君が、君が無事で良かった…」(ああ、遅いよ、デヴィッド…。デヴィッドの、………バカッーーー!!!………) 早く止血をと、医療品を取りに行こうとするジュリアを引き止めるデヴィッド。「みんな、おまえを待ってる…」
 倒れる、デヴィッド。

 「ねえ、早く」カイ、撃つのを止める。
  「俺は、おまえの言いなりにはならねえ。リクなら俺がシュヴァリエになる事を望みはしねえ」
 ふくれるディーヴァ。「俺が、俺のままである事を望んだはずだ!」「可愛くない!だったら食べちゃおうかな」
 フッと笑うディーヴァに襲い掛かる小夜。もちろん、ディーヴァは軽く小夜の攻撃をかわす。
 「見てよ。やっぱり彼が姉様の、大切な王子様なんだ」
 ディーヴァを攻撃しようとする小夜、あっさりアンシェルに捕まり、右手首を折られる。
 ハジ、小夜を助けようとするが、ネイサンがしゃしゃり出てくる。ネイサンに拘束されるハジ。
 「いかがいたしましょう」とアンシェル。「そうだね。カイも見てるし、殺しちゃおうか」
 カイがアンシェルに放った銃弾は、あっさりアンシェルの手でつぶされる。幕の向こうで悲鳴が響く。
 「始まったか…」とアンシェル。人々が苦しみ始める。
 あのメタボリック症候群のお友達も口を押さえて苦しんでいる。苦しんでいた人々、翼手になる。
 職員が翼手を銃で撃つが効くものではない。あっさり翼手にやられる職員。写真を撮り始める岡村。
 そんな岡村を見る翼手。そこにヘリからコープスコーズが降って来、岡村を見ていた翼手を倒す。
 コープスコーズ達、翼手を狩り始める。その様を(翼手に食われる女性とか…)ビデオ撮影しているヴァン達。
 この映像はペンタゴンに流れていた。笑いながら翼手があばれるのを見ているディーヴァ。
 アンシェル、ディーヴァの命令で小夜をしめ殺そうとするが、そこに白い光が落ちてくる。
 アンシェルがその方向に右手を出すと、その右手に突き刺さる刃。
 小夜、アンシェルの腕から逃れて倒れ、それを抱きとめるソロモン(辻谷耕史)。
 ソロモン、小夜を抱いたまま、上に飛び上がる。
(今回二回目のお姫様抱っこかい。ファンはどっちが多いんだろう。やっぱりハジか)
 そして、ファンが悲しむ翼手姿で、後ろ肢に小夜を乗せて飛んでいく。小夜の名を叫ぶカイ。「追いかけますか」  「いいよ。みんな小夜姉様、小夜姉様って。ホントがっかりだよ。…帰ろう、アンシェル」「よろしいのですか」
 「もう良いよ。僕には、この子達がいるからね」自分のおなかに手を置くディーヴァ。
 ハジ、ソロモンに小夜をさらわれた怒りに、馬鹿力を発揮、ネイサンの拘束から逃れ、
彼を建物の外壁を突き破る勢いで蹴飛ばす。
 股から顔を覗かせながら「素敵…」と言うネイサン。
 そんな馬鹿な格好のネイサンに「帰るよネイサン」と冷静に声をかけ、トップスピードで去っていくディーヴァ。
 「どうするつもりだ」とハジに言うカイ。「小夜を追う」「ムチャだ」「私には、私には、小夜しかいない。だから…」
 地面に突き刺さっていた刀を取り、小夜を追いかけ去るハジ。

感想:あの眼鏡の部下は遊佐浩二さんね。私は、声優の声がわかる人ではないので、確かではないけど…。
 キャンディー・バーならただでも取らないかな。冷たいのがダメ系の猫舌なので、アイスはカップかコーン限定。  翼手になった人達は、沢山食べた人って事?
 この回でわかりました、私が好きなキャラはカールさんと岡村さんですが、
気にかけてるのはカイとディーヴァだなって…。
 カイは普通人(のわりに喧嘩に強いが)代表として、ディーヴァはスタッフさんの、ディーヴァは小夜を見てるが、小夜はディーヴァを見ていないと言う言葉をきっかけとして、気にかけてるかな。
 カイが不幸になる結末は耐えられない。
 この先どうなるかはわからないが、彼は死なず、その目には希望の光がある終わり方をして欲しい。
 ディーヴァは、難しい…。彼女が不幸にした人間は多い。しかし、彼女の生い立ちはかわいそうだった。
 今も、シュヴァリエ達に囲まれているのに幸せを感じてはいない。
 まあ、もちろん、生い立ちが可哀想だから許されるというものではない。
 実際生い立ちが可哀想な、非情な殺人鬼が存在したし(もろコワ!)。
 でも、ディーヴァは人間ではないから、人間の倫理とは違うだろう。
 彼女は赤ちゃんが生まれる事によって幸せを感じるだろうか。
 赤ちゃんが生まれても、ディーヴァは生きているのか、…それとも死んでいるのか。
 翼手だから、どうなるかはわからない。
 小夜がディーヴァを受け入れ、その上で人間をやたらと殺生するなと諭したら、どうだろう?わからない。
 小夜の休眠期は近い。彼女は休眠する事になるのだろうか。おそらく、ディーヴァは子供を産むのだろう。
 エンディングの手を繋いで走っている少女二人はディーヴァの子供なのだろう。
 本来なら小夜とディーヴァもそんなふうな間柄になれたはずだ。
 人間をシュヴァリエにしないと、子供を作れない翼手。人間に栄養も繁殖も依存している。
 おまけに休眠期が必要だから、色々と危険が一杯。う~ん、よくわからないな、この生態は。
 危険は脅威の生命力で乗り越えるのか?
 カイの幸せと一緒に、ディーヴァが少しは孤独感が癒されるのを希望します。きっと孤独よね、ディーヴァって。
 愛された事が無いから、愛し方がわからない、愛されてもピンと来ない。
 いや、もちろん、ハジの幸せも希望しますが、彼の場合小夜と一緒にいる事がすでに幸せだから…。

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シュヴァリエの見る夢

「シュヴァリエの見る夢」BLOOD+ 第40話 ☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:菅正太郎 絵コンテ・演出:山内重保 作画監督:黄瀬和哉

 リクバージョンの姿で歌うディーヴァ(矢島晶子)。
(ディーヴァの元々の姿もとれるのに、あえてリク姿をとっているのは、
リクの持っていた絆をうらやましく思っているから?
彼女は小夜を求めているのよね。血の繋がった、姿もそっくりな小夜。大好きで大嫌いな小夜)
 その姿を見ているソロモン(辻谷耕史)。自由の女神が建っている。
 寝ている音無小夜(喜多村英梨)を見守るハジ(小西克幸)。彼女の涙をぬぐうハジ。目を覚ます小夜。
 他のみんなは拠点となるアパートを探しに行っていた。小夜、ベットから起きるが、ふらついてハジに倒れこむ。 寒いと小夜はシャワーを浴びに行く。

 ディーヴァの歌に合わせて手をシナシナと動かすネイサン(藤原啓治)。
 ディーヴァ、突然歌うのを止め、自分のおなかに手を当て見つめる。
 ネイサンがどうしたのと声をかけると、彼女は突然ネイサンに抱きつき、彼の首筋に歯をうずめる。
 驚きの表情から恍惚の表情に変わるネイサン。
 「ああ、気持ち良い。私の血が女王の一部となっていく。これがシュヴァリエの至福の時…」
 いつまでも、首筋から離れないディーヴァ。
 吸われすぎて、ディーヴァがネイサンを解放した時には、彼は立っていられなかった。

 小夜は輸血していた。冷やした水を持ってき、小夜に差し出すハジ。「何をしていたのですか」
 「街をネ、見てたんだ」「街を?」
 「人が一杯いるんだなって。でもこの人達は、ディーヴァの事も翼手の事もまだ知らない。
そして、私達の事も。…長い時間の中で、私達がしてきた事は、誰にも知られることなく、終わっていくんだよね」  「それがあなたとジョエルの意思を引き継いだ者達の選んだ事です」
 「ハジ、ごめんね。あなたをシュヴァリエにしなければ、こんな事にはならなかったのに」
 「小夜、私は、あなたのシュヴァリエになった事を、後悔した事はありません。
あの時、あなたは言ってくれました。…剣を手に世界を旅する。そして、私も一緒だと」
 「ハジ…」
 「あなたのその言葉が、孤独であった私の支えになっていました。私は一人じゃないのだと。
だから小夜、私は今もなお、あなたと共にいるのです」
 「ハジ、ありがとう」

 庭を踊りまわるディーヴァを見守るアンシェル(中田譲治)。その彼にワインを持ってくるネイサン。
 ネイサンはアンシェルの望みを聞く。「ディーヴァの望みこそは、私の望み」
 「だったら、もう少し早く、小夜のシュヴァリエをディーヴァの前に連れて来てあげれば良かったのに」
 「ディーヴァが望むなら、そうしていただろう。だが、ディーヴァは彼を選ばなかった」「あらそう。残念ねえ」
 「私はディーヴァの幸せのために、世界を動かす努力をしてきたのだ。そしてこれからも、それは変わらない。
邪魔する者は排除する。ただそれだけだ」
 「それじゃあ、ソロモンも」ディーヴァの元へ来るソロモン。「ご無沙汰しております」
 「ソロモン、今頃何をしにきた」とアンシェルが詰問する。「ディーヴァに、話しがあって来たんです」「話だと?」   「はい。遠い昔と、目の前の未来について。
覚えていらっしゃいますか、私が初めて、あなたと、お会いした日の事を」
 「白い服を着てたね」
 「はい。第一次大戦も終わろうとしていた、あの頃、ようやく、医師として働き始めた、矢先の事でした。
僕は兄さんの、城の地下室で、あなたに会ったんです」

 繭の残骸がある地下室。そこには長い黒髪に覆われた素っ裸のディーヴァが倒れていた。
 アンシェル、自分の手のひらを剣で切り裂き、ひざまづいて、血をディーヴァに与える。
 「どうやら、気に入られたようだな」とアンシェル。(どうしてあの様子で気に入られたかどうかわかるの?)
 「私の宝だ。私のもっとも大切なもの、生きている証のようなものだ」アンシェル、剣を持ちながら立ち上がる。
 「よいな、ソロモン」「…はい」
 「人であるソロモン・ゴールドスミスは、今日ここで死ぬ。
ディーヴァの血を授かった時は、おまえは私と血の繋がった本当の家族になる」
 「それで、僕の理想に近づく事が、出来るなら」剣でソロモンの心臓を貫くアンシェル。

 「そしてその時から、僕は、あなたのシュヴァリエになった。
僕自身が、業から解き放たれる事で、人間同士が殺しあう業から、解放されるような気がしていました。
戦争が終わり、平和が訪れるのではないかと。
だが、実際にジュヴァリエとなり、永遠に等しい命を授かった僕の目に映った物は、あまりにも矮小に見える、
人間達の姿、そのものでした。
人間の価値観から見えていた業など、取るに足らないものだと思いました。
人間が愚かしく、醜い生き物に見えたのです。そして単純に、その世界から解放された喜びに満たされた。
僕は初めて、平穏を手にする事が出来たんです。だが、我々の世界にも争いはあった。
あなたと小夜の戦いです」
 「戦いを望んだのは、小夜姉様の方だよ」「ええ。けれど僕には、彼女が敵であるとは思えません」
 「僕を殺そうとしている」「わかっています」「…おまえ、…小夜の事が、好きなんだ」
 リクバージョンから自分本来の姿に戻って言うディーヴァ。
 「愛しています。そして彼女には、生きて欲しいと思っています」
 「僕が殺されたとしても?…僕は殺されないよ。僕だって小夜姉様とは、一緒に暮らしたいと思ってる。
でもね、それ以上に、僕は小夜姉様を殺したいとも思ってるんだ。好きにすると良いよ」
 (“僕”と言う時はもちろんリクバージョン)
 ディーヴァ、アンシェルの胸に顔をうずめる。
 「今日からおまえは僕のシュヴァリエじゃないよ。道を外れたシュヴァリエの、ソロモンだ。
…でもこれだけは言っておくよ。どうあがいても、おまえは小夜姉様のシュヴァリエにはなれないんだ。
小夜姉様が欲しいなら、その手で奪い、子供でも産ませてしまう事だね」
 ディーヴァ、お屋敷の方に行く。「何事もなくこの場を去るつもりか」とアンシェル。
 「僕達の間で戦うほど、無意味な事はありませんよ。僕達を殺せるのは、小夜の血だけです」
 「ふっ、試してみるか?」
 ソロモン、右手を刀にして、アンシェルに襲い掛かるが、アンシェル、その右腕を切り落とす。「来い」
 ソロモン、右腕を拾って付け直す。ソロモンの斬風とアンシェルの気がぶつかる。
 地面がえぐれ、庭の飾りの柱が切られる。ネイサンが手を一回叩き、「そこまでよ」と言う。
 「ここは私のうちなのよ。これ以上暴れられたら住む所を探さなくちゃいけないじゃない。それに…」
 ネイサン、屋敷の方に手を動かす。屋敷にはガラス容器の中で回復を待つジェイムズがいるのだ。
(生きてたんだ…)
 その容器に背中をつけて寝ているディーヴァ。「ジェイムズ…」とソロモン。「二人ともぐっすりお休みなのよね」
 「ソロモン、おまえは小夜を愛していると言ったな」「ええ」
 「それはおまえの中にある、シュヴァリエの血が小夜を欲しているからだ」
 「そうだとするなら、ディーヴァへの愛も、シュヴァリエとしての本能と言う事に、なりませんか。
…ディーヴァを慕う気持ちは今も変わりません。ディーヴァのシュヴァリエで会った事、誇りにも思っています。
しかし僕は、僕でもあります。僕は、ソロモン・ゴールドスミスとして、小夜と、共に生きます」
 「ソロモン、小夜をおまえの物にしたくば小夜を殺す事だ。我らが小夜を殺すその前に」

  夜、窓辺で眠る小夜。それを見守るハジ。
 ハジ、小夜を運ぼうと近づくが、「まだ食べるよ」と大食漢丸出しの寝言を小夜が言い、運ぶのは止め、
愛おしそうに小夜を見る。
(私も、昨日、変な夢を…。お尻に、タトゥー、って、どう言う事?)
 しかし宮城カイ(吉野裕行)の無神経な声を聞き、顔をしかめる。
 お疲れの上、デヴィッドがぼろいアパートを選んだとぼやくカイ、弁当を三人前買ってきて、
寝ている小夜を起こそうとする。
 「今は、休ませてやってください」「あぁ?」「戦いを忘れられる、幸せな時間を与えたいのです」
 ハジ、部屋を出、チェロを弾く。森を一人歩くソロモン。
 ジェイムズが入っている容器に背中をつけて眠るディーヴァを見守るアンシェル。
 ハジ、ビルの外壁の上で弾いていた。サイレンが響き、ハジ、顔を上げる。

感想:あっ、ソロモン、決別の回。
 シュヴァリエがその血の主を裏切るなんて考えられんと思ったが、でも、子孫繁栄もやっぱり本能か。
 ディーヴァにとってソロモンの裏切りって、人が思う以上にショックなんじゃないのか。
 いや、ソロモンを特別愛しているわけではないが、やっぱり自分のシュヴァリエだから。
 ジェイムズ、生きてたね。ディーヴァも気にかけてるみたいだし、良かったねジェイムズ。
 でも、殺される側の人間を思うと、そう簡単に、良かったとは言えんが。

関連サイト
月日夜の嗜好感想記
こんなことしてません?
七神の徒然日記ver.2

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缶けり

「缶けり」風人物語 第6話 ☆☆☆☆☆
原案:大島南 監修:押井守 キャラクターデザイン・ビジュアルコンセプト:荒川眞嗣 美術監督:小林七郎 音響監督:若林和弘 音楽:川井憲次 制作:Production I.G 監督:西村純二 脚本:じんのひろあき 絵コンテ・演出:川崎逸朗 作画監督:窪田康高

 夜、塾帰りの子供達、建築中のビルに入って3人で缶けり。
 鬼の子(海人、カイト 折笠愛))は懐中電灯で他の子を探す。翼君(渕崎ゆり子)を見つけ、缶の所に急ぐ。
 しかし翼君、鬼の子を追い抜いてしまう。
 翼君が缶を蹴ろうとすると、鬼の子は風を起こし、翼君を天高く飛ばす。
 上島ナオ(名塚佳織)、建築中のビルに踊る懐中電灯の光に気付く。
 そしてその光に照らされる宙に浮かんでいる子(里澄 くまいもとこ)を見る。
 ナオ、柵の破れ目から建築中のビルに侵入。そこではっきりと子供達が風を使っているのを見る。

 翌日、ナオ、屋上で、吉野涼子ちゃん(岩村愛)に風を使う小学生の事を話す。
 涼子ちゃんとナオ、夜になり、あの建築中のビルに行く。やはり、懐中電灯の光が踊っていた。
 子供達は風に乗って、自在に動いていた。どう見ても、涼子ちゃんやナオよりうまい。
 涼子ちゃん、缶けりとはどういう遊びかとナオに聞く。
(私もやったな、缶けり。運動音痴には悲しい遊びさ………)
 まず、じゃんけんで負けた一人が鬼になり、中心に缶を立てる。
 そして誰でも良いから缶を蹴って、鬼がそれを取りに行って戻ってくる間に、他の子は隠れる。
 鬼の子は缶を拾ってきて数を数える。
 鬼の子はみんなを探し、隠れてる子を見つけたら、見つけた事を宣言、缶を踏んで名前を呼ぶと、
隠れてた子は捕まった事になる。
 全員捕まったら鬼は交代だが、みんなが捕まる前に又誰かが缶を蹴ったら、
捕まった子供も逃げる事が出来る。
 ナオ、涼子ちゃんもやらないかと誘う。
 ナオ、飛び出し、缶を蹴り、自分と涼子ちゃんの事を紹介し、自分が鬼をやると宣言。
 ナオ、一人(里澄)見つける。「こんな風に懐中電灯使って缶けりしたの初めて。面白いね」
 「塾が終わった夜しか、みんなで遊べる時間無いからね」
 涼子ちゃん、隠れている他の二人の子に、風が使える事を見せる。
 そしてナオも使える事を教える。子供達は風が使える事を「攻撃」とか「防御」とか言っていた。
 ナオも捕まえた子に風をいつから使えたのか聞いていた。缶けりを始めてからだそうだ。
 ナオも里澄の前で風を使って見せた。それに驚きの声をあげる海人君。上にいたのだ。
 海人を追いかけ、階段を行こうとするナオ。
 しかし、海人の驚きの声は陽動作戦で、涼子ちゃんと翼君は階段の下に隠れていた。
 涼子ちゃん、階段の下を飛び出し、缶を蹴る。天高く舞う缶。その吹き抜けの上には大きな丸い月。
 “蹴れた…”涼子ちゃん、今日はここまでにしようと言う、アイスをおごるからと。
 「良いもんだねえ、缶けり終わった後のアイスも」「うん、面白いんだねえ、缶けりって」
 「えっ、涼子ちゃん、ホントに今まで缶けりやった事なかったの?」
 「うん、だって、ほら、広くて、それで隠れる場所がいっぱいある所って、うちの近所には無いから」
 「そっか。そういうい事もあるか」小学生達は風を使った独楽回しをやっていた。

 大気先生(杉山大)によると、自分の他にこの町に風の里の人間がいるなんて聞いた事が無いそうだ。
 風を使うのにまず大事なのは心に風を起こす事。あの子達は缶けりしてて心に風が起きたのだ。

 柵の破れが修理されていた。もうあのビルには入れない。

 小学校で缶けりしてみようと思ったが、職員室には明かりが点いていた。運動場には隠れる場所が無い。
 駐車場では蹴った缶が車に当たる可能性があるので出来ない。どこにも缶けりをする場所は無かった。
 そして子供達は風がうまく使えなくなっていた。
 むちゃくちゃ力が出ちゃうときと、全然ダメな時と、バラバラになってきた。

 ナオと涼子ちゃん、屋上。「いつまでもずっと出来るもんじゃない、か…」
 「何でまだ5年生なのに、そんな大人みたいな事言ってんの」「だよねえ」
 「受験終わったら、又一緒に缶けり出来るよね」「受験終わるのって…」「再来年の春」
 「私達中2の終わりで中3の前だよ」「中3かあ」
 「あいつらは受験終われば出来るかもしれないけど、私達3年になっても缶けり、出来るかなあ」「出来るよ」
 「…そうだよね」
 「いつか又、思いっきりあの夜みたいに缶蹴りたいなあ。私、生まれて初めて蹴ったんだもん。
しかもナオちゃんが鬼でさあ」
 「ああ、そうか!そうだよ!」「何、どしたの」「出来るかなあとか言ってる場合じゃ無いんだよ、あたし」「どうして」 「だってほら、涼子ちゃんに缶蹴られてさあ…。私蹴られたまんまだもん。このままじゃあすまないでしょう。
このままじゃあ私ずっと鬼のまんまだよ」
 「リベンジ」「そう、あの続きから。約束だよ」「うん」二人、向こうの空を見る。向こうにデカイ竜巻が起こる。
 竜巻動く。

 子供達、通りで、缶を蹴ろうとしている。

 竜巻、学校に来、ナオと涼子ちゃんその風に吹かれる。
 竜巻は無事通り過ぎたと思ったら、他に二つの竜巻が現れ、三つの竜巻が集まる。
 そして一つの竜巻になり、爆風を起こす。

 缶を蹴る子供。天高く飛ぶ缶、そのまま飛んでいく。

 音楽を聞きながら(落語とか、英語とか、マレーシア語かもしれないが…)歩く大気先生、
光ながら飛ぶ缶を見る。
 コンビニを出るミキ、飛ぶ缶に気付く。そして、公園の潤も。飛行機雲を引きながら飛ぶ缶。

 「絶対、又やろうねみんなで、いつか、缶けり」「うん」「いつかね」「うん」「風、止めないでいよう」「…もちろん」

感想:夜ってこわいけど、魅力的ね。建築中の建物って入りたいよね。
 まあ、大人としては、危ないし、迷惑だから、禁止だが…。
 子供が塾で夜遅く帰るって間違ってるって思うけど、学歴はあったほうが良いし。
 ああいう事が真に頭に良いとは思えないけどね、頭の出来より、学歴が大事か。
 そうじゃないとは、言えんな…。そりゃ学歴関係なくやる人もいるが…。
 昨日はインドの親から離れて働く子供達を見ました。
 子供の労働力で作った物の不買運動をした所、子供達がお金がなくて困っているって事になって、
それじゃあダメだという事になったらしい。
 世界にはそういう子も沢山いるのよね。日本でも不幸な子がいるのよね。
 知ってるだけで、何にもしないよな、私。はい、募金、ちょっとずつします…。影の演出も楽しくて素敵。
 あの少女革命ウテナの影少女達を思い出す。
(ええ、もちろん、ウテナ、大好きですとも!あの過剰さがお素敵!金があったらDVDを買っても良いくらい)
 今の子供でも外遊びしたいかな。田舎にわざわざ住んだ親の元で、TVゲームしていた子供達をTVでみたな。  自然が一杯ある所なのに、もったいないと思ったが、あんなもんなのか。
 子供の心が風を起こすって、何か見ていてざわざわした。最後の竜巻、そして飛んでいく缶。
 今の日本の子は、不自由は無いって言えば無いが、だから幸福かと言えばそうとも言えない。
 まあ、ど金持ちの子供が幸せとは言えないんだから…。(ブッシュだって、アルコールに苦しんだのよね)
 人の幸せって、人に認められることかな。う~ん、わかんないや。
 ちょっと怖いような、ざわざわする話で、結構お気に入りです。
(関係ないけど、インドの少年は美少年系ばっか…)

関連サイト
400PR-279

ちっちゃん俳句「このカイを 関連したる うずくまる」
       「あのカイで 仕事するのは 相応しく」
       「感情や 結晶したる 十郎太」
カイ、ちっちゃんに愛されてるな…。声優では小杉十郎太さんがお好みか。私も好きだが…。

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決戦の島

「決戦の島」BLOOD+ 第38話 ☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:森田繁 絵コンテ:菊地聡延 演出:宮田亮 作画監督:日向正樹

 カールが死んだ。シュヴァリエもディーヴァ(矢島晶子)もその事を悲しんではいない。
 ジェイムズ(大川透)はカールは戦力外で不確定要素でしかなかったから、むしろ好都合とまで言う。
 「冷たいのねえ。でも、ママが死んでも同じでいられるのかしら」とネイサン(藤原啓治)。
 「ディーヴァは殺させん」「そうねえ。あなたは変わってない、ベルリンでシュヴァリエに列せられて以来ね」
 顔をしかめるジェイムズ。ロケットを盗られたのだ。「返せ」と言ったら、「もう返したわよ」と言われる。
 確かに返されていた。

 ハジ(小西克幸)が一生懸命探したが、クリスチーナ島に行ってくれる船は無かった。
 「彼らでは、ダメなのですか」とハジが言うと、
「ダメ!きっとカイ達は又飛び込んでくる」と音無小夜(喜多村英梨)は体を抱きしめながら言う。
 「ハジ」「はい」
 「これは私達の戦い。私、もう誰も傷つけたくない。傷ついて欲しくない。カイにも、デヴィッドさんにも、ハジにも」 ルイス運転の車で宮城カイ(吉野裕行)が現れ、ハヴィアからの心遣いを渡す。
(さすが、小夜!同性の心はバッチリ掴む)
 ジョエルが船を用意した。今日の夜10時、この埠頭からクリスチーナ島の沖まで行くつもり。
 小夜やハジのチケットも用意してある。
 バスケットの中には『小夜お姉ちゃんへ。又遊びに来てね。ハヴィア』と書かれたカードがあった。
 “なんでみんな私を構うの”

 シフ達も又行くつもり。小夜が来なくても行くつもり。

 クリスチーナ島は周囲17キロ。
 近海はニシンの漁場だったんだが、魚が獲れなくなってからは誰も住んでいない。
 今は国が管理する核廃棄物を埋設する施設が置かれている。
 深さ500メートルの穴に使用済みの核燃料を埋めるのだ。
 ディーヴァはプロモビデオの撮影のためにクリスチーナ島にいる。
 プロモビデオを撮影する製作会社から、国使用許可の届出があったらしい。タレントが先乗りしてるそうだ。
 タイミングが良すぎる気もするけどなあとルイス(長嶝高士)。
 「たとえわなだとわかっているとしても、我々はそのわずかな可能性にかけるしかない」
とデヴィッド(小杉十郎太)。
 デヴィッドが時計を見上げ、他の者も見上げる。10時5分前だった。
 ルルゥ(斎藤千和)が会議室のドアをバタンと開けて、顔を出す。「小夜が来たよ」

 小夜が船に登ろうとすると、デヴィッド、ルイス、カイ、岡村昭宏(伊藤健太郎)、
謝花真央(小清水亜美)が待っていた。
 カイを見、ふてくされたように顔を背ける小夜。
 「ほら!ちゃんとしなさいって!みんなあんたを待ってたんだから!」とお嬢、小夜に顔を近づけ言う。
 デヴィッドが近づき、「良く来てくれた」と言う。
 「あの…私を、私をディーヴァの所まで連れて行ってください。後は自分で何とかします」
 「我々は君を支えるためにいる。それは赤い盾が無くなっても変わる事は無い。今でも君の盾となるつもりだ」  「そんな…」岡村とお嬢が船を下りようとする。「んじゃ俺達はこれで。グレイさん所で待ってるからな」
 「カイ、気をつけてね」「ああ」「あの…」小夜がお嬢に話しかけてくる。「ん?」
 「グレイさんに、みんなに、ごめんなさいって…」
 「あんたねえ、そんな事自分で言いなさいよ。ちゃんと帰ってきて、頭下げて自分の口からね」
 「そうそう。俺だってまだまだ聞きたい事があるんだぜ。帰ったらインタビューさせてくれよな」「…わかりました」

 頂上の建物に明かりが点いてた。シフ達はシフ達だけで動いた方がやり易いと別行動を取る。
 建物の周りには当然コープスコーズ達がいた。シフはコープスコーズ達と戦闘する。

 カイ達の前にはジェイムズが立ちはだかる。ジェイムズは翼手化、銃弾は効かない。
 彼はカール同様、飛び道具を駆使した。
 「小夜にシュヴァリエ、それにシフ達。戦力的に我らを上回るというのに、それをつなぐものが無い。実に愚かだ。貴様の敗北は、シフどもが感情に任せてコープスコーズに走ったところで決まっていたのだ。
お前達は、戦うすべを知らぬアマチュアだ。私が敗北する要素など皆無!」
 カイが小夜の所に行く、援護をと勝手に駆け出す。
 ジェイムズは小夜の墓を用意したと深さ500メートルの核燃料を埋めるための穴を示す。
 「貴様を底まで落とし、壁を崩せば、出てくるまでに何年かかるか。
ディーヴァの血を使わずとも貴様を無力化するにはそれで十分」
 カイがジェイムズを銃撃する。ルイスが機関銃をぶちかます。
 ジェイムズがそれに気を取られている間にカイが小夜に近づき、ハジを俺に貸してくれと言う。
 ハジは「あなたが望むなら」と言い、小夜は「お願い」と言う。
 「ちょっとの間持ちこたえてくれ、すぐに戻る。行くぞ、相棒!」
といつの間にハジはあなたの相棒になったのですかと言う視聴者のつっこみを無視して、
シフ達を助けに行くカイ。
(体育系だからか…。無理矢理お友達作戦…。見習いたい…)
 コープスコーズは一人ずつシフ達を倒そうとしていた。窮地に陥ったモーゼス(矢薙直樹)をハジが救う。

 その頃ソロモン(辻谷耕史)はディーヴァがクリスチーナ島にいない事を知る。

 小夜の元にカイやシフ達が集まってきた。コープスコーズを倒してきたのだ、ハジがほとんどやったのだが。
 シフ達に絡まれ、ハジに左腕の一部を大きく剥ぎ取られるジェイムズ。
 小夜が刀に自分の血を走らせる。刀の先をジェイムズの傷ついた腕に突き刺す小夜。
 腕の結晶化が始まったジェイムズは小夜を抱えて、穴に飛び込もうとする。
 小夜が刀でジェイムズの左足を刺し、彼の左足は結晶化し崩れるが、
ジェイムズは構わずそのまま小夜を抱えて穴に飛び込む。
 カイが小夜の手を取るが、引っ張られてそのまま落ちる。ハジはジェイムズにやられた傷が重く動けない。
 その時白い光が走る。「さようなら、ジェイムズ」
 翼手化したソロモンがジェイムズのもう一つの腕を切り落とし、小夜とカイを助ける。
 ソロモンはディーヴァがこの島にいない事、
自分がディーヴァが島にいるという情報を伝える事をアンシェルが読んで建てた企てである事を告げる。

 ジェイムズを心配するディーヴァ。ネイサンを迎えにやったとアンシェル(中田譲治)。
 「戻り次第、ニューヨークに向ってください」

 ソロモンはディーヴァがニューヨークに向う事を教える。
 帰ろうとするソロモンを止め、どうして助けたのか聞く小夜。
 「あなたを愛してしまったからでは…答えになりませんか」ハジが小夜とソロモンの間に入る。
 「そんな顔で、僕を睨まないで欲しいなあ。僕は小夜の味方です。君とやりあうつもりはありませんよ。
では失礼」
 ソロモンが去り、カイがうずくまる。傷ついていたのだ。カイを心配する小夜。
 「大した事ねえよ。おまえの傷に比べりゃさあ」「私の?」「ああ。治らねえ傷だってあるだろう」
 心臓の上に手を当てるカイ。「それなら俺が、その傷をふさぐ絆創膏になってやるよ」

感想:ハジ・ファンとソロモン・ファンの呪詛の声が聞こえてくるようです…。
 二人がどう頑張っても、おいしい所を盗っていくカイ、天性の才なのでしょう…。
 ジェイムズ、こんなに早くいなくなるなんて思いませんでした。
 関係ありませんが、モニカ・ベルッチの娘の名はディーヴァ。そうよね、マドンナだって本名だもんね。
 思い切った名前をつける人はいるよね。

関連サイト
さくら日記
ばんごはん備忘録
LIV-徒然なるままに
花鳥風月
七神の徒然日記ver.2
日刊クリマガザンプ
風の吹くまま
眠い犬


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