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俺たちのいる世界

「俺たちのいる世界」BLOOD+ 第34話 ☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:横手美智子 絵コンテ:神楽坂時市 演出:ながはまのりひこ 作画監督:山本善哉

 ファッショナブルになった音無小夜(喜多村英梨)は、刀に自分の血をはわせて、翼手を倒していく。
 しかし一体だけ逃がしてしまう。彼女は肩で息をしていた。
 宮城カイ(吉野裕行)とルイス(長嶝高士)は小夜に声をかけるが、彼女は厳しいまなざしを向けるだけで、
去っていこうとする。
 「もう仲間じゃないって言うのか?」と言うルイスに、「敵ではありません」と答えるハジ(小西克幸)。
 行きかけた小夜は突然立ち止まり、頭に手をやる。
 そんな小夜に声をかけ近づくカイだが、「来ないで…」と言いかける小夜、倒れてしまう。
 「小夜はちゃんと食ってるのか?」と問うルイスに、目を向け、すぐ目をそらすハジ。「食ってないのか…」
(ルイスのこの類推能力は素晴らしい!)

 カメラに写っているコープス・コーズを見るジュリア(甲斐田裕子)。
 「生後48日目で実践投入になるとは素晴らしい生き物ではないか」とコリンズ(梅津秀行)。
(細胞をこのように急速に分化させ、成長させるのは、難しいんじゃないか。そして、その成長を止めるのも…。
感情も思考も無く、命令に追随させるというのもどうやってるのか?
一応、翼手の動きに応じての、臨機応変さも必要だよな。もしかして、その部分はコンピューター?)
 ジュリアに疲れているようだと声をかけるコリンズ。彼らは人なのか物なのかと問うジュリア。
 その問いをありきたりな落とし穴と言うコリンズ。(コリンズこそ、わりとありきたりな考え方だな)
 「君の考えている事は手に取るようにわかる。
命を創造するのは神だけに与えられた特権だと思っているのだろう。
だがねえ、そういった考えを抱く事こそが、神に対する冒涜ではないのかね。
臓器移植、遺伝子治療、クローン技術、それらは冒涜かね。人類の傲慢、神の領域を侵しているかい。
かつて言われたとしても、今はどうだ。ハッ!倫理観など時代の絞りかすに過ぎん。
いい加減であいまいで脆弱!神はもっと堂々として動じない者だよ。
全能の存在であるのならば、我々のこの小さな試みですら、とっくにお見通しのはずだ」
 「それは…」いきなり、ジュリアの目の前のテーブルに、乱暴に手をつくコリンズ。
 「良いかい、ジュリア。君が感じているのは、選ばれたる者の不安だよ。臆してはいけない」「はい、ハカセ」
 その会話を、コープス・コーズの翼手との戦闘シーンを見ながら、
盗聴しているヴァン・アルジャーノ(諏訪部順一)。
 翼手の倒れる様を見て、「トレヴィアン!」と嬉そうに言うヴァン。
(倫理観と言うのは社会の知恵だ。
それ無しで、みなが勝手な行動を取ったら、世の中が住みにくくなる事は明々白々。人類の繁栄も無かったろう。生命の創造ではなくて、アンシェルが創ったシフに改良を加えただけだろ。
元となっているのは、ディーヴァやシュヴァリエや翼手の体で、それを作ったのはそれこそ神か。
おバカっぽいなあ、コリンズは。ジュリアさん、なまじっか美人だから大変だな。
まあ、これは話だが、現実では、美人で優秀な女性は、ある種の男からいじめられがちらしい。
自分の言うとおりにならないと、憎さ百倍らしい…)

 モニーク(名塚佳織)とナハビ(森永理科)とハヴィア(門脇舞)がミルクを飲んでいると、
その部屋にデヴィッド(小杉十郎太)が入ってくる。
 「まだ暗いうちから騒々しいな」とデヴィッド。「俺たち騒いでないもん」「お客さんだもん」とちび二人。
 「客!?こんな所にか」
 「小夜って人と、ハジって人。小夜って人が眠ってて、カイがついてる。ハジって人は、ルイスと話し中」
とモニーク。
 「…そうか」「…知り合いじゃないの?」「…さあ、な」

 イギリス政府はテロリストの仕業って事で外出禁止令を布いて、翼手の事をふせてはいるが、
それもそろそろ限界だと言う話をするルイス。
 実際犯人は吸血鬼だと言う噂が流れている。

 小夜が眠っている部屋に、乾いた服を持ってきて入ってきたモニーク。「綺麗な人ねえ」と言うモニーク。
 「小夜が!?」と驚くカイ。
(小夜は同性に効果があるフェロモンを放出しまくってるな。
後、シュヴァリエ達にもフェロモン出してるらしいが、これはわかるな。生物的にそう出来てるんだろう。
同性フェロモンは一体何のため?)
 「こんな人、…見た事無い。なんか、…特別な感じ」顔を近づけ、
「どんな夢、見てるのかしら」と小夜の顔にかぶさっている髪をそっとどけるモニーク。
 その途端、小夜が起き上がり、モニークの胸倉をつかみ、こぶしを向ける。
 しかし、今の状況に気付き、モニークを放す。小夜は自分の服を着、ハジが前のジッパーをあげてやる。
(そこまでしなくても…。シュヴァリアはみんなこんな感じの従僕になるのか…)
 家を出て行こうとする小夜だが、その彼女の前に立ち、彼女に向って吠える犬。おなかが鳴る小夜。
 「こいつは食っても、うまくはねえぞ」とグレイ(管生隆之)、収穫物を籠一杯に載せ、現れる。
 そのまま出て行こうとする小夜を「そんな顔色の人間を家から出すわけにはいかん」と止めるグレイ。
 小夜、パンケーキをご馳走になる事になる。
(食べなきゃ、到底ディーヴァの敵ではないよ、小夜!あっちは、血を、大量に、取得してるんだから)
 ルイスが作ってくれるらしい。
(ルイス、見た目がああじゃなけりゃ、モテ街道驀進するだろうなあ。今でも、十分、もてるだろう)
 グレイが、カイと小夜に裏庭に行って、卵を取ってきてくれと頼む。
 しかし、実際は、冷蔵庫には卵は入っていた。グレイの心遣いだ。
 カイが産みたての暖かい卵を小夜に渡そうとする。
 しかし小夜は、カイから卵を受け取る事をこばみ、落ちていく卵。
 その途端、リクがボールをキャッチできずに、下の甲板の方にボールが落ちていった光景を思い出すカイ。
 割れる卵。ナハビに怒られるとカイ。目玉焼きが好きなんだそうだ。
 そして、女の子がハヴィアで、ベットを貸してくれたのがモニークだと小夜に教える。
 そして、あいつらの親父がグレイ。デヴィッドがアメリカ軍にいた時に、教官だったそうだ。デヴィッドは酒びたり。 でも、あいつの事だからきっと立ち直るだろうとカイ。「小夜と又会えたんだもんな。又一緒に…」
 「そんな話を聞かせて、どうするつもり。私には関係ない」
 「そりゃ、今は関係ないけど、小夜、何そうあせってんだよ。これは長期戦だ。連携とって、しっかり翼手を…」
 「その間にもディーヴァの力は、どんどん強くなっていくのよ。…カイは、沖縄に帰った方が良い」
 「何でだよ!何上からもの言ってんだよ!俺だって少しは…」「それで毎晩、翼手退治?」
 「被害者を一人でも少なくしたいんだ。そりゃ小夜みたいには…」
 「…そう、カイと私は違う。強さも、気持ちも何もかも」
 「違う!そう言う事を言いたいんじゃないんだよ!気持ちはおんなじじゃんか。ディーヴァを倒すって」
 「いいえ!カイには無理!」

 外の小屋の前で酒を飲んでいたデヴィッド、酒が無くなる。彼の前に現れるハジ。
 沖縄でもロシアでも血みどろの甲板でも、こんな田園の中でもあんたはしっくりなじんで見えるとデヴィッド。
 「その場所に流れる空気を集めて、作ったみたいに」「生きるすべですから」
 あなたは違和感のベールをまとっているんですねとハジ。俺はどこにもなじめないとデヴィッド。
 「戦う事を、やめたのですか」「…ああ。銃をこいつに持ち替えた」と携帯酒壜を出すデヴィッド。
 「好きには見えませんが」「あんた俺のカウンセラーか」「いいえ。私の印象です」翼手の気を感じるハジ。
 「小夜の匂いを追ってきた」
(ディーヴァの血を受け継ぐ翼手達だから、自動的に小夜を敵対視するのか。
それとも、ディーヴァの血と近い小夜に惹かれるのか。後者かな)
 小夜もちゃんと気付いていた。ガラスが割れる音と、子供達の悲鳴が響く。カイと小夜走り出す。
 銃を持ったグレイ、翼手にあっさり投げ飛ばされる。
 子供達の方に顔を向ける翼手だったが、ルイスが翼手を銃撃する。翼手、部屋から出る。二階に行く翼手。
 そこは小夜が眠っていた部屋で、ベッドに乗る。その部屋にはモニークがいた。
 小夜の匂いを嗅いでいた翼手、モニークに目を向ける。ふらふらやってきたデヴィッド、グレイに声をかけられる。 デヴィッドに銃を差し出すグレイ。小夜、刀が無いので、刀の居場所を聞く。カイ、翼手に倒され、銃を落とす。
 翼手を銃撃するデヴィッド。しかし、翼手に倒され、翼手の口を、何とか銃身でふせぐデヴィッド。
 小夜が自分の血を這わせた包丁で背中を刺す。(ここの小夜のアクションシーンはカッコイイ)
 「大丈夫、すぐ楽になるからね」翼手、結晶化する。刀は食器棚と壁の隙間に倒れていた。
 小夜が刀を受け取り、そのまま出て行きそうだったので、
「いくらなんでも、傷の手当てぐらいは」と言いかけるグレイの目の前で、みるみる消えていく小夜の傷。
 「ごめんなさい」小夜、去っていく。

 ロンドン市街。街頭テレビからディーヴァの歌声が流れる。
 グレイの家では、デヴィッドがカイに見せたいものがあると、カイをテレビの前に呼ぶ。
 そこからは、ディーヴァの歌声が流れ、“A singing voice of an angel swoops down  diva”と書いてある画面。(swoopって、ちょっと物騒な単語じゃないのかな、英和辞典を見ると…。わざとか……)
 そして少年のように髪を短くしたセーラー服(少年版)のディーヴァが映る。
 “a brilliant debut performance royal convent garden”そのコマーシャルを小夜達も見ていた。

感想:デヴィッド、小夜が生きているとわかっても、結構ぐずっていたのに、グレイに銃を差し出されて、
簡単復帰!
 まあ、知ってる人の人の命がかかっているもんなあ。
 小夜が生きているとわかった途端に変わるのもおかしいし…。きっかけがつかめて良かったね、デヴィッド。
 一旦アル中になると、戦いは一生もんのはずだが、そこまでは行ってなかったかな。
 小夜が相変わらず、揺れていて、カッコイイとは言い切れない。
 でも、実際は、そう簡単に、かっこよくはなれないよね。
 リクがああなったのは、自分のせい、人には迷惑かけたくない!と思っているだろう。
 だから、「迷惑」と言う言葉は嫌いだ。
 そりゃ、迷惑かけられたくないが、「迷惑かけたくない」と、依怙地に一人で頑張りすぎるのも、困るんだよなあ。 どうせ、生きてる限り、誰かに迷惑かけるんだから。
 しっかし、ディーヴァを観衆の目にさらして、どうするつもりだろう。
 彼女達の活動期間は短く、後は繭で寝なきゃいけないのに。
 彼女の歌声は、今や世界中で増えている翼手に、どういう影響を与えるのか。
 アンシェルの考えなんだろうけれど、読めんな。
他の方のブログを読んでの感想
 リクの子供とは少しも考えなかった…。ジュリアさんは別にコリンズに説得されたわけではないと思うな。
 あの状況じゃ、ああせざるをえないだろう。ヘタに逃げたら殺されそうだ。

関連サイト
stellalord
こんなマダオに誰がした。
さくら日記
七神の徒然日記ver.2
眠い犬

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コメント

ちっちゃんたちが、ベッドとかを会話しなかった。


投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.07.04 15:23

はじめまして。
モンスターのトピックを書かれているころからときどきお邪魔しています。
BLOOD+も、このブログをきっかけに見るようになりました。
アニメの内容を丁寧に説明してくださっていて、なんとなく聞いていた台詞を再確認できるので、アニメ→tyantyanさんのブログという流れはいつものパターンになっているほどです。
感想も、あ、実はこんな見方もあったんだな、と思わされたり、そうそう、とうなずいたりできて、本当に楽しく読ませてもらっています。
BLOOD+、じわじわとラストに近づいていますが、tyantyanさんの感想も楽しみにしています。がんばってください☆彡

投稿: yamaneko | 2006.07.05 11:18

初めまして、yamanekoさん。
今頃気付きました、コメント…。
何事も遅くてすみません…。
コメント、嬉しいです!
ありがとう!!\(^o^)/

何とか最後まで書け!との励ましのお言葉ですね。
頑張ります………。
「モンスター」はアニメも良かったですね。
浦沢直樹さんは天才だと思います!

投稿: tyantyan | 2006.07.13 15:30

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