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バレエ・メカニック

「バレエ・メカニック Ballet Mechanique」交響詩篇エウレカセブン 第48話 ☆☆☆☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:野村祐一 絵コンテ・演出:村田和也 作画監督:倉島亜由美 メカ作画監督:中田栄治

 『まあ、人生色々ってとこかな。心残り?無いって言ったら、そんなの嘘になるって決まってる』
 アネモネ(小清水亜美)の独白。オラトリオ・ナンバーエイト発動。
 『私もまだまだ若いし、買物だってしてみたいし、おいしいものだって、もっと沢山、色んな物食べたいじゃない?そりゃあね、そりゃあ…、素敵な恋だってね、そういうの出切れば、ほんと最高なんだけど。そう、ほんと最高。
だけど何だかね。ほんと、あ~あって感じ。…ほんと…、あ~あ……』
 ジ・エンド、発進。

 イズモ艦、オラトリオ・ナンバーエイトがスカブの大地を貫いた事をゲッコーステイトに告げる。
 ジ・エンドがスカブ開口部に突入した事も確認。

 『気になる人?…いた。うん、過去形。今更、伝えて置けばよかったなんて考えてる自分に、ちょっと自己嫌悪。もうどうしようもないのにね。
もし、又今度生まれてくる事が出来たなら、今度はもっと器用な人間に生まれてきたいな。
…もう、どうしようもないのにね。何だか自己嫌悪』

 ホランド(藤原啓治)はタルホ(根谷美智子)に303を出させる。開口部が自己修復し始める。
 タルホは速度を保ったまま突入する事をムーンドギー(宮野真守)に命じる。
 軍の光学索敵網に引っかからないためにはそれしか無かった。
 「ついてこれっかー、ドンガメ」とイズモ艦に失礼な事を言うドギー。「言ってろー」(小林和矢)
 もちろん、イズモ艦も付いてくる気満々である。

 ドミニク(山崎樹範)は寝ているガリバー(杉山大)をなで、
「それじゃあ、行ってくる」と雄雄しく言って部屋を出ようとする。
 しかしガリバーがその肩に乗ってくる。「一緒に行こう」
(もちろん、ガリバーはアネモネへの恩は忘れません。アネモネのためにここまで来たんだよな)
 ドミニク、勝手に出る。「私が行きます。私がジ・エンドを止めます。ジ・エンドのライダーを説得します」
 「落ち着け。今は私情を挟んでいる場合じゃない」
 「私情の何がいけない!俗物だって呼んでもらって構わない。
愛する人を、アネモネを止めるのは私でありたい!だから、お願いします!」
 ホランドは自分が軍のKLFに対抗し、ドミニクを行かせる事にする。
 ドミニク、何とか開口部が閉まる前に突入するが、高速艇シグナルは傷ついてしまう。
 月光号とイズモ艦は戦線を離脱する。

 レントン・サーストン(三瓶由布子)とエウレカ(名塚佳織)が仲良く手を繋ぎながら話していると、
ニルヴァーシュが反応し、上を見上げる。ジ・エンドが来たのだ。
 ニルヴァーシュ、勝手に発進。戦闘開始。ジ・エンド、指令クラスターにくさびのような何かを打ち込む。
 ジ・エンドがその何かに向かって、何かを発動しようとしているのを見て、レントン、それを阻止する。
 アネモネ、涙を流しながら戦っている。ジ・エンドのミサイル攻撃から逃げるニルヴァーシュ。
 そんな時エウレカが言う。
 「あの子が苦しんでるって、あの子のライダーの声を聞いて欲しいって、ニルヴァーシュが言ってる!」
 レントンはあのLFOは指令クラスターを攻撃しようとしているんだと訴える。コンパクドライヴが光る。
 その上に手を乗せるエウレカ。
 「お願い、レントン」とエウレカに言われ、エウレカの手に手を乗せ、一緒にアミタドライヴを起動させるレントン。

 『もしこの戦いが終わっても、生きて良いって言われたら、小さな鏡をひとつ買って、微笑む練習をしてみよう』

 ニルヴァーシュの中にアネモネの心の声が響く。助けようと決めるレントン達。

 『何度も何度も練習しよう。もう一度会うために』

 「聞こえるよ、あなたの声!」とエウレカが叫ぶ。

 地上に咲く一輪のアネモネ。
 『もし、誰も傷つけずに生きて良いと言われたら、風にそよぐ髪を束ね、大きな一歩を踏みしめて、
胸をはって会いに行こう。
…生きていたい、ありがとうを言うために。生きていたい、沢山の気持ちを送るために』

 「言えるよ!」と叫ぶレントン。

 『生きていたい!気付かなきゃ良かった…、こんな気持ち…』

 「生きて良いんだよ!生きちゃいけないなんて、誰も言ってないんだよ!」エウレカが叫ぶ。
 「だって苦しいの!あの人がどこにもいないの!…そんなの、そんなの…!!」
 コックピットを開け、エウレカ達現れる。レントンとエウレカは手を繋いでいた。
 レントンの人間型の右手と、エウレカのコーラリアン型の左手が大きく掲げられる。
 「きっと伝わるよ、アネモネ!」「ううん、エウレカ。もう、伝えられるはず、ないじゃない…。バスク・ド…!!」
 「アネモネー!!」ドミニクの声が聞こえてきた。
 空から、バラバラの高速艇と、なんかの板を掴んで、ガリバーを肩に掴ませているドミニクが落ちてきた。
 アネモネ、攻撃を止めようとするが、バスク・ド・クライシス発動。
 指令クラスター、攻撃を受ける。爆風に飛ばされるドミニク。「ドミニクー!!!」
 アネモネの悲痛な叫びに、ジ・エンドの目が次々に開く。ジ・エンド、空を見上げる。
 黒から白に変身するジ・エンド、ドミニクを追う。
 アネモネが泣きながらドミニクの名を呼ぶと、ジ・エンドの内部の目がアネモネを見て、
コックピットが勝手に開く。
 ジ・エンドが振り返り、アネモネを見る。アネモネ、微笑み、決意する。コックピットから開放されるアネモネ。
 落ちていくドミニクの名を呼びながら、追いかける。アネモネの声で、失神状態から覚めるドミニク。
 アネモネ、手を伸ばし、ドミニクも手を伸ばすが、なかなか届かない。ガリバーが二人の手を繋ぐ。
(そのために来たんだよな、ガリバーは。
動物は人間よりも恩義を忘れないそうで、ガリバー可愛がって良かったなアネモネ。
しかしあの生き物は人間が作った物か、独自に変化した物か、それともコーラリアンが生み出した物?)
 二人、抱き合いながら、頭を下にして落ちていく。
 この、どうみても、助かったとは言えない状況で、ドミニク、まぬけにも、「その…、ええと…、久しぶり…」と言う。 「バカー!あんな所に落ちてくるなんて。どういうつもりよ!」「ご、ごめん!」
 「いいわ。特別に許してあげる。会いに来てくれた。救ってくれた!」「救えた、の、かなあ…」
 「救おうとしてくれた!」「初めて見せてくれたね、そんな顔…。とても素敵だ!」
 そう、アネモネは泣きながら嬉しそうに言っているのだ。
 ハッとするアネモネ。「聞こえない!」「好きだって言ってるんだ!!」
 「私も初めて、こんな素敵な気持ち。なんだかもう死んじゃってもいい」二人、唇を合わせる。
 二人と一匹を優しく掬い上げる新生ジ・エンド。
 二人、ジ・エンドと見詰め合い、にっこり微笑んでアネモネが言う。
 「ううん、嘘、生きていたい、ドミニクと一緒に、ずっと」「生きよう、一緒に」
 ガリバーがアネモネに近づき、アネモネ、ガリバーにキスをする。
(動物とキスする事は、衛生上まずいが、この場合、当然だな)
 その様子を見ていたレントン達。「レントン」「うん、生きよう一緒に。この星で。…みんなで生きよう」
 「うん。みんなで」「みんなで!」とリンク(水沢史絵)、レントンとエウレカの腕に自分の手を絡める。
 ジ・エンド、二人と一匹を下ろす。
 しかし、
上空ではオラトリオ・ナンバーエイトのターゲット・ビーコンに向けてのアルティメット照射の準備が完了していた。  「しかし、よろしいのですか。アルティメット出力では、本体が自壊してしまいますが」
と発射ボタンをデューイ・ノヴァク(辻谷耕史)の下に持ってきながら言うアゲハ隊の少年。
 「君の望む世界にあんな物が必要なのかね」あっさりとボタンを押すデューイ。指令クラスター、溶けていく。
 アネモネ達を爆風から守るジ・エンド、消えていく。ジ・エンドは残骸になる。

感想:良かったですね、アネモネ助かって。彼女も死ぬ可能性が高い人でしたモンね。
 ハッピーエンドが良いよな、なるべく…。

関連サイト
出張版 ぐらびてぃりみてっど
エウレカセブン「第七の幸運をもたらす宿」
バーングラウンドver1.5


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コメント

器用とかをムーンドギーしなかった?


投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.05.10 12:20

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