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ジャングル・パラダイス

「ジャングル・パラダイス」BLOOD+ 第13話 ☆☆☆☆
監督・シリーズ構成:藤咲淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督:石井明治 音楽:Mark Mancina 脚本:菅正太郎 絵コンテ:紅優 演出:浦田保則 作画監督:福島豊明 

 音無小夜(喜多村英梨)はディーヴァの歌声の影響で、戦意喪失、戦う事が出来なかった。
 小さいとは言え、翼手は傷をすぐ修復し、数が多く、デヴィッド達は追い詰められる。
 小夜は皆で閉じこもった部屋に飾ってあった廃墟の絵に魅せられ、幻覚を見る。
 廃墟の世界、雲が浮かんだ青い空と、それを鏡のように映す地面。ディーヴァの歌声。そこを歩く小夜。
 青いバラが落ちてきて、小夜はジョージ、カイ、リク、そして顔に亀裂が走る自分の顔を見る。
 ヴェトナムでの殺戮、逃げる少女の振り返った、叫んでいる顔、戦闘モードの自分、止めようとするハジ、
どこかのヨーロッパの方の街みたいに見える所が炎上していて、
その炎上する街を背景に翼手の死体と髪の長いドレスを着た女のシルエットの情景、
小夜の目が赤くなって見開く。 
 異様な音を聞いて「小夜」と言いながら、その音がする部屋に入る宮城カイ(吉野裕行)。
 スペンサーの死体につまずく。小夜が何度も何度も翼手に剣を突き立てている。
 倒れているデヴィッド(小杉十郎太)。うずくまっているハジ(小西克幸)。やはり倒れているクララ(朴?美)。
 「何してるんだよ」とカイが小夜に向かって言うと、振り向いた小夜の目は赤く輝き、明らかに自分を失っていた。 シャンデリアにこうもりのようにぶら下がっていたカール・フェイオン(佐々木望)、
「素晴らしい。これぞ最高の舞台」と言いながら仮面をつける。
 (どうやら私、このいかれたカールさんを好きになってきたような…。
 気持ち悪いのも、馴れてしまえば可愛くなるものなのか…。
 最終的には死ぬんでしょうけど、これからのご活躍も楽しみにしております)
 デヴィッドがカールを撃つが、カール、人を超えた速さでそれを避ける。
 小夜が剣を上段に構えてデヴィッドに襲い掛かるが、ハジがデヴィッドを押しのけ、
小夜の腹にこぶしを叩き込む。
 「小夜、目を覚まして」小夜はハジの首筋にかじりつく。
 「いいよ、小夜。…ようやくあの時と同じ君に会えるんだね。さあ、おいで。今度は僕と踊ろう」
とマントで半分顔を隠すと言うカッコ付けをしながら、
僕と踊ろうと言う時に自分の義手をきつねにして振るお茶目なカール。
 (やっぱりソロモンと踊る小夜を見て、妬ましかったんだな…)
 小夜は起きあがる。
 「小夜…、いけない」と言うハジの声も空しく、狂ったような表情を見せる小夜、カールに襲い掛かる。
 「そう…、レッツ・ダンス!」ととっても嬉しそうなカールさん。
 しかし「小夜ー!」とのカイの言葉に止まってしまう小夜。(残念でしたね、カールさん)
 「どうしちまったんだよ。何やってんだよ、小夜!小夜!!」小夜、正気が戻る。
 お怒りのカールさん、「なぜだ!?貴様何をした」とカイの側に跳ぶ。
 「小夜に何をしたー!」とカイに襲い掛かろうとするカールさんだったが、
「カール、止めなさい」と言うソロモン(辻谷耕史)の顔が脳裏に浮かんできて(シュバリエ同士の特殊能力か?)、カイを襲うのを思いとどまる。
 クララが反撃。逃げるカール。クララの傷を見て「私が…、これを…」と言う小夜。
(ああなると、味方も敵も関係ないのね。確かに危ない…。カールやリクは小夜の抑止力として必要なのね)
 「子供をあんなにしちまうような奴らを、倒してくれ。あんただけが、あたしらの明日を…、明日を守れるんだよ」  「明日を…」ジョージ(大塚芳忠)の「明日のために、今日も生きろ」と言う言葉を思い出す小夜。
 「あんただけしか、出来ないんだよ」
 デヴィッド達はコンテナ確保のために外へと向かい、重傷のクララは部屋に残ったちび翼手達と共に自爆する。

 一方ムイ(鈴木里彩)は自分の体の異変に怯えていた。足の皮膚に亀裂が走っていく。

 「今あそこでは、何が起きているんですか」と爆発音を聞いて、
ソロモンに尋ねるヴァン・アルジャーノ(諏訪部順一)。
 「それは、あの人からお聞きになった方が良いかもしれません」とソロモン。
 コスプレ姿のカールさんがマントをかっこ良くひらめかせながら近づいてきていた。
 「カール!貴様何をしてるんだ?!」と、カールさんの正体を知らないアルさんは居丈高に言うが、カールさん、そんなの一切無視し、「僕の小夜を気持ちよく殺せたのに、ただの人間風情が、僕の小夜を…」
とぶつぶつ言いながらソロモンに近づき「なぜ止めた!?」とソロモンに向かって叫ぶ。
 『約束したでしょ』と念話で返すソロモン。『普通に戦っても、そう簡単に死ぬ相手ではない!』
 『彼女を甘く見ないほうが良いですよ。兄さんがそう言ってたじゃないですか』
 「だからこそ、早くディーヴァを動かせ。奴らは間もなくここに…」
 刀を持った血だらけの小夜、ハジとデヴィッドを両脇に従えて現れる。
 「まさか、サムライマン!?」と驚くアルさん。(ヴァンさんの方が良いか…)小夜、ソロモンに気付いて驚く。
 カール、翼手化する。驚くアルさん。
 小夜、自分の血を吸わせた刀でもって、カールに切りかかるが、カールは強化した左腕でそれを受け止める。  「素晴らしい」とカール、小夜を蹴り飛ばす。

 「あたし、怖い」と泣くムイ、顔に亀裂が走る。手にも亀裂が走っていた。力づけようとするリク(矢島晶子)。
 カイがやって来て、リクの腕を取って連れて行こうとすると、ムイがリクの腕を捕まえる。ムイを突き飛ばすカイ。  ムイはなんとも無いと叫ぶリク。

 小夜達はカールとの戦いに苦戦していた。飛び立つヘリにジャンプして乗り込むデヴィッド。
 しかし、ディーヴァコンテナを運んでいたヘリの乗員が、
デヴィッドが乗ってるヘリに向かってバズーカ(?)を撃ってくる。
 デヴィッドは急いでヘリから飛び降りる。
 「あいつら何なんですか?」と神経質に飴の包装(黄色)をいじくりながら聞くアル。
 「赤い盾。…我々のプロジェクトを阻もうとする集団です」
 「まったく、あなたも人が悪い。そういった情報は事前に教えてください。
カールがデルタ67を使った事も、知ってたんですね」と飴を口に入れ「しかし、今までの発病例に無いタイプの…」 「ああ、あれはデルタ67じゃありませよ」「でも、あれは…」「あれですか…」「驚かないんですか」
 「ええ。見慣れてますから」

 小夜の両手を彼女の背中に回して掴みながら、後ろから彼女の顔に顔を近づけ
「あれからずっと、いつ君が目覚めるかと心待ちにしていた。この想い受け取っておくれ」と気持ち悪く、
愛の告白をして、彼女の腕をねじりあげるカールさん。
 小夜、倒れる。左腕が動かない様子。翼手化しているカールさんに石をぶつけるけなげなカイさん。
 ムイが突然、リクの首を腕で絞めてくる。カイはちび達三人に取り付かれて身動きできない。
 ムイはリクを拘束しながら、リクの首筋を見つめる。必死でムイを離そうとするリク。
 そっちを向いて、「食べるが良い」と言うカールさん。ムイが口を開けると、そこには牙が生えていた。
 ちび達にも牙が生えていた。小夜が刀を地面に突き刺し、皆動きを止めてその方を見る。小夜は立ち上がる。
 カールの攻撃を見切り、彼の足を切る小夜。彼の足は結晶化していく。
 自分の結晶化した足を斧で切り落として、逃げるカールさん。
 「ファントム…」とこの期に及んで、まだカールさんのコスプレに付き合う小夜。「ファントムー!!」
 かなりお怒りのようだが…。

 ムイもちび達も檻に入れられる。リクはムイに話しかけるが、野獣のような反応が返ってくる。
 やがて悲しそうな表情で檻に座り込むムイ。
 ムイの右手は翼化していたが、左手はピアノを弾くかのように動いていた。

感想:カールさんのあんな姿、こんな姿を見られて大変楽しい回でした。
 ああでも、しばらくは彼の異様な雄姿を見られないのですね、哀しいです…。
 次はやっぱりパリオペラ座でしょうか。
 ディーヴァの歌を背景にして、やはり歌いながら、踊るように戦う奇怪なカールさんをぜひ見たいものです。

関連サイト
必撮!勤め人
文苑


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