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マジェスティック

「マジェスティック The Majestic」2001年 ☆☆☆☆☆
監督:フランク・ダラボン 脚本:マイケル・スローン 音楽:マーク・アイシャム

最後まで書いています。注意!

 ピーター・アプルトン(ジム・キャリー Jim Carrey)はハリウッドの脚本家。
 B級映画「サハラの盗賊」でデビューした。時代は赤狩り旋風が吹き荒れていた頃。
 ピーターも赤狩りに引っかかってしまう。
 昔女の子目当てで戦災地救済クラブの集会に行ったのだが、それが共産党の集会だったのだ。
 失意の彼はドライブに出かけ、事故ってしまう。
 動物(オポッサム?)を避けようとして、橋から落ちてしまったのだ。
 彼は海岸で発見されたが、記憶を失ってしまう。連れてかれた町はローソン。静かな町。
 ショーウィンドウには若い兵士達の写真が飾られていた。戦争で死んだのだ。町では62人が死んでいる。
 食堂に連れてかれるピーター。
 そこには毎朝医者のスタントン(デイヴィッド・オグデン・スティアーズ David Ogden Stiers)が食事をとりに来るのだ。
 食堂のメイベル(キャサリーン・デント Catherine Dent)は彼の顔に見覚えがあるという。
 ピーターを助けたスタン・ケラー(ジェームズ・ホイットモア James Whitmore)も見覚えがあった。
 スタントンは彼を病院に連れて行く。
 スタントンに連れて行かれるピーターを食堂から見て、ハリー(マーティン・ランドー Martin Landau)は驚く。  スタントンも又彼の顔に見覚えがあった。
 ハリーは保安官のシーセル(ブレント・ブリスコウ Brent Briscoe)にあれはルークだと言う。
 ルークとは彼の戦争に行ったまま戻らなかった息子の名前だった。ハリーはピーターを家に連れて行く。
 そこは今は使われていない映画館でマジェスティックと言い、その上のアパートが彼の住居だった。
 ルークの9年半ぶりの帰宅。朝起きたら、ピーターは映画館のスタッフを紹介される。
 売店のアイリーン・ターウィルガー(Susan Willis)、
受付、修理全般のエメット・スミス(ゲリー・ブラック Gerry Black)。
 ハリーは映画館を復興させようと言う。
 しかし映画館は今にも壊れそうで、自分の事もよくわからないピーターはとまどうばかりだった。
 そんな彼をハリーは墓地に連れて行く。そこにはルークの友達が眠っていた。
 そしてハリーが紹介したのがルークの墓。成績も一番、砲弾の嵐の中、怪我人を一人ずつ助けた。
 サン・ロウで戦闘中行方不明、遺体は見つからず。
 ハリーはアルバート・ルーカス・トリンブルことルークに与えられた名誉勲章をピーターにかける。

 ピーターは町のみんなにルークとして迎えられる。
 そして帰郷してきた医者のスタントンの娘アデル(ローリー・ホールデン Laurie Holden)はルークが戻ってきた事を知らされる。
 彼女はピーターをルークとの思い出の場所に連れて行く。ルークはアデルの恋人だった。

 彼の歓迎パーティー。アイリーンがピーターにピアノをリクエストしてくる。
 彼女はリストを弾くが、ピーターはジャズピアノを弾いてしまう。エメットが教えたそうだ。

 ピータはマジェスティックを改修する事にし、町議会に行く。町の人が手伝ってくれる事になる。

 ピーターの車が海岸で見つかる。そこにはピーターの身分を証明するものもあった。

 マジェスティックは見事に改修され、多くの町の人が集まってくる。
 そしてマジェスティックで「サハラの盗賊」が上映される。そのセリフに覚えがあるピーター、すっかり思い出す。 そしてハリーが心臓発作で倒れてしまう。ハリーはピーターに見守られながら亡くなる。

 ハリーの葬式の時、ピーターはアデルに自分の正体を告白する。そしてFBIが現れる。
 非米活動委員会の聴聞会に召喚されるピーター。弁護士は共産党と縁を切ると言う声明文をピーターに渡す。  エメットはピーターがルークでない事を知っていた。
 ルークはクラシックは弾けたが、ジャズピアノは苦手だったのだ。
 聴聞会に行く彼にアデルの父親がアデルから託された物を渡す。
 それはアメリカ合衆国憲法で「答えはここに ルークより」と書かれてあった。
 そしてルークの手紙が挟まっていた。

 聴聞会、ローソンの町中の人がそれを聞いた。
 FBIは彼をもうスパイとは思っていなかったが、面目を保つために色々と追求してくる。
 それに正直に答えるピーター。そして声明文を読むよう言われる。
 しかし彼には事実とは異なる声明文は読めなかった。
 「実を言いますと、僕は強い信念を持った事など無かった。それが得だと思えなかったし。
本音を言えば、信念を持つだけの…、勇気が無かった。ルーク・トリンブルとは違います。
彼には信念と勇気があった。
会った事は無いですが、色々彼の事を知って、それで、さっきからずっと、考えていたんです。
彼ならここで何と言うか。たぶん彼ならこう言うでしょう。
この委員会が、体現しているアメリカは、彼が守って死んだアメリカでは無いと。
あなた方の示すアメリカは意地悪だ。冷酷で、度量が狭い。彼のアメリカは大きな国です。
豊か国土と自然、そして大きな心。誰もが自由な意見を持ってる!例え相手の意見に賛成できずとも。
もし彼がここにいたら、あなたはどう答えるんですか。彼のアメリカに何が起こったと、説明されるんですか」
 「アプルトンさん、あなたの発言は侮辱罪すれすれですよ」(議長 ハル・ホルブルック Hal・Holbook)
 「今日始めて賛成出来る意見を聞きましたね」立ち上がって依頼人は黙秘権を行使すると叫ぶ弁護士。
 しかしピーターは黙秘権を行使するつもりは無かった。
 「僕に最後まで言わせてくれ。黙秘権などもってのほかだ。僕が訴えたい権利は他にあります」
 ピーターは合衆国憲法を取り出す。
 「ここにいるみなさんは、ご存知でしょうか。
議会は国境の樹立(?)、もしくは宗教上の、自由な行為を、禁止し、又は言論及び出版の自由、
もしくは平和的に集会する国民の権利、及び政府、普通の救済を請願する権利を、
制限する法律を制定する事は出来ない」
 「我々は君に憲法を講義してもらう必要は無い!」
 「これが修正第一条です、議長。アメリカがアメリカたる理由の自由の精神です。
全てのアメリカ国民にとって、国と交わしたもっとも大事な契約です。
たとえこの憲法や修正箇条が、ただの契約書だとしても、ただ書類にサインをしただけの紙切れだとしても、
この条項だけは絶対に契約内容を変更してはならないものです。
書き直す事は出来ない。たとえ議長、あなたでも」
 「アプルトンさん!ただちに着席しなさい」
 「クライドさん(ボブ・バラバン Bob・Balaban)、あなたでも。誰にも変えられない、決して。
この自由を守るため多くの人々が犠牲になった」
 ピーターはルークの名誉勲章を掲げてみせる。「例えばルーク・トリンブルに…、ローソンの多くの若者達が…」 ピーターの演説を聞いていたスタンが言う「その通りだ。こんなものを守ったわけじゃない。お前達みんなは」
 「以上が僕の言いたい事だ。委員会に言いたい事はそれだけです」ピーターは出て行く。拍手が沸き起こる。

 ハリウッドに戻れる事になったピーターだが、アデルに電報をうつ。彼女から借りたものを返すため。
 そして一つ質問がある。君が駅にいなかったなら答えと思い、駅長に預けると。
 ローソンに着いたら、町中の人が歓迎しに来ていた。もちろんアデルも。
 彼の事を胡散臭く思っていた、戦争で右手を失くしたボブ(カール・ベリー Karl・Bury)も来ていた。
 彼はアデルと結婚し、映画館を経営し、子供出来…。

感想:感動しました。フランク・キャプラ映画みたいね。意識してると思うけど。
 上の方々の他は、
町長のアーニ・コール(ジェフリー・デマン Jeffrey DeMunn)とクラリネット吹きのスペンサー(マット・ジー・ウィーンズ Matt G Wiens)が気になりました。
 ブッシュ政権のアメリカって自由に意見が言えない雰囲気だったから、作られたのかな。
 赤狩りはどうみても間違ってたし。あんな小さな町で、映画館が成り立つのかとか気になるけれど。
 みんな、町の若者がたくさん死んだ事で気落ちしていたから、ルークが戻ってきたと信じたかったんでしょうね。 あの黒人はちょっと無理があるかな。
 今読んでる本に、町でたった一人の黒人が出てきて、それはそれで大変そうだから、考えちゃった。

関連サイト
Prism
DANCING BEAR
こんな映画観ましたけど

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コメント

papiは、FBIで各地発言しなかった?
そしてサハラまで修理しなかった?

投稿: BlogPetのpapi | 2006.01.20 10:20

国境→国教

投稿: なすお | 2012.03.22 12:25

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