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青春アミーゴ

「青春アミーゴ」野ブタ。をプロデュース PRODUCE 10 ☆☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池頼広 演出:岩本仁志

 時はクリスマスの季節。小谷信子(堀北真希)、夢にサンタクロースが出た話をする。
 「何か欲しい物はありませんか」と聞かれ、何も思いつかなかったので、
桐谷修二(亀梨和也)の所へ行ってくださいと言ったそうだ。
 そう言われ、自分の夢にも出て来たことを思い出す修二。
 彼も欲しい物無かったので、草野彰(山下智久)の所に行ってくださいと言ったそうだ。
 そう言われ、サンタの夢を思い出す彰。彼はカレーパンを欲しいと言ったそうだ。
 そう言う話をしていたらサンタクロース姿の平山一平(高橋克実)が部屋に入ってくる。
 彼は商店街の福引に当たったと大量のカレーパンを持ってきた。
 「っかおまえ、、何でそういう風に善意の輪を、断ち切っちゃうかなあ。
しかもよりによっておまえカレーパンだよ」と修二。
 「だって、紹介で来たとか言われてねえ」
 「そこでおまえが、野ブタのとこに行ってやってくれって言ったらおまえ、善意の輪が完成したわけじゃん」
 「カレーパンに、変えちゃったんだ」と野ブタ。「せっかく良い話をおまえはカレーパンだよ」と修二。
 修二と野ブタ、自分の分のカレーパンを持って帰る。修二、実は転校する事を言えずにいた。
 野ブタに言おうとしたら、ちょっと待ってと言われる。今、笑えそうな気がするからと。笑ってみる野ブタ。
 「もうちょっとかな?」

 今日こそ言おうと、彰と野ブタがいる屋上に行く修二。
 しかし彰がみんなに言いたい事があると言い、言いそびれる。「何で俺の事、名前で呼ばないの♪」
 修二「えっ、呼んでなかったけ」野ブタ「な、何て呼んでたっけ」
 「ねえ、とか、ちょっと、とか。俺は修二と野ブタって呼んでんのに、俺だけそれはねえだっちゃ」
 修二は草野と呼んでいるというが、彰によるとそれは他人っぽいんだそうだ。
 修二「じゃ何、何て呼んで欲しいの」彰、突然怪しい笑いをする。
 突撃飯の装いをした野ブタが「ねえ、彰ったら。くぅん」と手でキツネを作る姿を想像したのだ。
 「下の名前で呼んで♪」修二「下の名前って何♪」「彰ショッークッ!知らないの?」「えっ」「…彰」
 「ああ、はいはいはいはい」「あきらっ」と突然底深い声で名前を呼ぶ野ブタ。
 修二「おまえ怒ってんの?これで良いの?」彰「怒って無いじゃん」「も一回呼んでみ」「あきらっ」
 彰「もっと。優しく」「あ、あきらっ」彰「野ブタっ」『これ以上、仲良くなるのは、イヤだ』修二「俺の名前呼んでみ」  「修二」彰「やさしい…」修二「じゃあ、修二と、彰って呼んで」「修二と、あきらっ」「俺は誰だ?」
 「じゃ修二と彰と…」『もうすぐ別れてしまうのに、仲良くなったって哀しいだけだ』

 野ブタ、すっかり人気者。一緒に写真撮ってとか、サインまで頼まれる。

 彰の部屋の3人。一緒に「あのさあ」と言う三人。修二は俺は大した事じゃないから良いと言う。
 野ブタは突撃レポートをやってるのつらいと言う。じゃ止めるかと修二。彰は封印壷を出してくる。
 「この中に、俺の忘れたい物が入っているのよん」その中には生物のテストの点数28点の物が入っていた。
 彰が捜しても、肝心のブツが無かった。修二は年明けたら引っ越す事を告白する。
 今学期でこの学校とはお別れ。野ブタ、外に出て行ってしまう。彰、野ブタを追いかける。
 修二は壷の中に、あの、野ブタが修二を抱きしめている写真を見つける。
 彰は公園の柵に座っている野ブタを見つける。自分の襟巻きを巻いてあげる彰。
 「上着持ってくんね」とどうしたら良いかわからない彰は部屋に上着を取りに行く。

 悟パパ(宇梶剛士)、ここに残るかと言ってくる。

 野ブタ、何して欲しいか修二に聞く。何も無い修二。彰だったらすぐ思いつくそうだ。
 例えば、野ブタに巫女さんになってもらって、野ブタパワーを注入してもらう。すぐ行動を起こす野ブタ。
 行った先の神社にはゴーヨク堂店主(忌野清志郎)がいた。店主の実家だった。
 家に帰ろうとしている彰と修二の所に、巫女さん姿の野ブタが現れる。野ブタパワー注入。
 「わたし、何でもやるから。それくらい、修二には感謝してるから。じゃ、バイトの途中だから」

 修二、弟の浩二(中島裕翔)がいじめられてる夢を見る。夢の中で「止めてよー」と言う浩二。
 目が覚めたら、やはり浩二は「止めてよー」と言っていた。寝ながら泣いている浩二。慰める修二。

 修二、彰にやっぱり引っ越すと言う。弟の事も心配だし。「なんで、もっと、自分の事、大事に、しないの」
 「誰かのためにっ、て言うのはさあ、自分を大事にしてないって事なのかな」(鋭いな、修二)
 「俺さあ、野ブタのために、一生懸命やってる時が、一番自分らしかったなあって、うん、思うんだ。
おまえもそうじゃない?」
 過去を思い出す彰、修二を見、指をならして、そうだと言う風に指をさす。
 「野ブタだってさあ、誰かを喜ばそうとしている時が、一番なんか、生き生きしてない?」

 野ブタ、蒼井かすみ(柊瑠美)の家に行く。「学校、出て来ないの?」
 「学校行ったら、又小谷さんの事いじめちゃうかもしれないし」
 「いいよ、いじめられても。蒼井さんのいじわる、全部、私が受け止める。受け止めて見せるから」
 「小谷さんバカだなあ。ホント、バカだよ」「だから、学校、来て…」「考えとく」
(優しいね、野ブタ。私だったら、さすがにここまでしないな。
まあ、蒼井にも幸せになって欲しいと思うが、心から思うわけではない)

 巫女バイト中の野ブタ、かけて来た子供を避けようとして、神社の木の枝を折る。
 神主のゴーヨク堂店主によると、この木の枝を折ると自分の一番大切な人にバチがあたるんだそうだ。
 お札をくれる神主。もう一つもらいたいと野ブタは言うが、一番大切な人だからと、一つしかくれない神主。
 「こうしている内にも、その人の身に何か起こっているやも」
 お札を持って、すぐ修二と彰の下にかけていく野ブタ。彼らは川辺にいて、釣りをしていた。
 なんともないかと聞く野ブタ。なんとも無い。野ブタにとっては二人とも一番大切な人。
 修二は彰にあげて良いと言う。
 「ウェイツ。ちょっと待て!どうしておまえそうやっていつもカッコ良い方ばっか選ぶの?
それじゃ、まるで、俺がバチにびびっている臆病もんみてえじゃねえか」
 「うん、じゃあ良い、はい。俺がもらう」
 「ちょっと待て。もし俺が一番大事な人だったら、バチもろにくらっちまうじゃないか」
 「どっちなんだよ、めんどくせえなあ、ホントめんどくせえ」のこぎり無いかなと野ブタ。何と彰が持っていた。
 それでお札を真っ二つにしようとする野ブタ。(私も、それ、考えるな)止める修二、バチ当たるからと。
 野ブタ、お札を川に投げ捨てる(ゴミを投げるのは止めましょう!!)
 「三人でバチ当たろう」一方、店主も枝を折っていた…。

 翌日、植木誠ことシッタカ(若葉竜也)が階段から落ちて、車椅子でやってきた。
 シッタカにバチが当たったのかとショックな彰、野ブタに問いただす。「野ブタの好きなの、シッタカ?」
 シッタカの方を見る野ブタ。「どうだろう、ね」

 転校する桐谷にセバスチャン(木村祐一)、持ってたアンパンを餞別にやる。
 職員室からの帰り、上原まり子(戸田恵梨香)に会い、転校する事を伝える。
 クラスメイト、修二が転校する事を聞き、修二の周りに集まる。それを見て、喜ぶ彰と野ブタ。

 横山武士(岡田義徳)、没収箱の中に修二から取り上げた物があるかどうか探る。
 修二は没収された事が無かった。
 「おまえの悪い所は、全てのゲームに勝とうとする所だなあ。まさしずめ、これだ」とスペードのAを見せる横山。 「でも、2が一番強いゲームもある。自分が勝てる所で勝負すれば良い」
 修二、黒木広子(たくませいこ)から餞別をもらう。それは手編みのマフラーでHと編んであった。
 「あ、あの、もしかしてあの、失恋、ですか…」泣き顔になる黒木先生、振り返って「私も頑張る」と言って去る。  家原靖男(不破万作)、修二が転校と聞いて、札入れを開く。
 「じゃあねえ君、これで、何でも、好きな物食べなさい」と言って校長が札入れから取り出したのは、
割り箸だった…。

 佐田杳子(夏木マリ)、彰、修二、野ブタに二つ集めると幸せになれると言う物を一個ずつあげる。
 「一個ずつだから、今は、幸せの種みたいなもんね。
後は、あなた達の運と努力で増やして、幸せになって、その幸せを、人にもあげられる大人になってください」

 クリスマスのプレゼント交換。三人ともあの幸せグッズだった。

 「俺さあ、なんか、今まで人を好きなるっていうのは、今一ちょっと良くわかんなかったんだけどさあ、
…なんか、野ブタのおかげで、わかった気がする。
なんか一緒に、物を食べて、楽しかったりとか、同じ景色を見て、わっー、
この景色一生忘れねえんだろうなあって思ったりとか、なんか、死ぬほど笑ったりさ、
時には心配とかもしちゃったりして、後、もっと一緒にいたいなあって、思ったりさ。
なんか人を好きになるって、そういう、ささやかな事だったんだなあって、うん。
…この先、もし俺が、誰かを好きになるたびに、野ブタの事、思い出すと思う。
なんか全部、野ブタ教えてくれたんだなあって、思い出すと思う。…小谷、…ありがとな」
 「私の方こそ、ありがとう、…ってしか、言えないのが、くやしい。今、思ってる事、全部伝われば良いのに。
どれだけ、感謝してるか、ちゃんと、伝われば良いのに」
 「わかってる、うん、なんか、俺も、同じだし。…ちゃんと、なんか、まり子にも伝えなきゃなあって」

 まり子を海に連れて行くと修二。行った先は学校の教室。ビーチパラソル、弁当、黒板には海の絵。
 そして彰と野ブタは放送室で波音を作っていた。教室を出て野ブタに会ったまり子はさっきはありがとうと言う。  『学校で最後に見たのは、まり子と野ブタが、楽しそうにしている風景だった。
それは、なんだかとても、とても幸せな気持ちにしてくれた。
俺と彰は、明日もあるように別れて、お互い一度も、振り返らなかった』

 引越しトラックに乗った修二に、ケータイがかかる。「左ー!」と言う声。
 左にクラスメイトが集まっていた、彰と野ブタもいた。ちょっと離れて、蒼井もいた。みんなで写真撮影。

 新しい学校。
 『この世の全てはゲームだ。負けたと思い込んで、途中で降りてしまう奴は、馬鹿だ。
最後まで生き残って、ゲームを心ゆくまで楽しんだ奴が、勝ち。この世はたぶん、そういうルールだ。
今度の桐谷修二は、何があっても、挫折しない』
 新しいクラス。彰がいた。『げ、幻覚?』幻覚じゃなかった…。
 『挫折してしまった』修二の一日前に転校してきたのだ、ヘリで校庭に降りて…。

 野ブタはまり子ちゃんと楽しそうに歩いていた。「ちょっと待って。わたし、笑えてる?」「うん、笑えてるよ。ほら」 鏡を見せるまり子。屋上の方に急いで走っていく野ブタ。しかし屋上には彰も修二もいない事に途中で気づく。

 「っかおまえ、なんで来たの?これで又野ブタが一人になっっちゃたじゃんかよ」
 「野ブタが言ったんだよ。修二と、あきらっ、は、二人で一つだってさ♪」「野ブタが言ったの?」
 「わたしは一人でダイジョブよって」「あいつホント一人でダイジョブなのかな」
 「最初の三日は泣くけど、後は絶対立ち直ってみせるのよ~んって」この空のずっと向こうに野ブタはいると彰。 雲が笑っているように見えると修二。

 「わたし、笑えるようになったよ。ちゃんと、笑えるようになったよ」
 屋上で、目に涙を浮かべながら、空に向かって言う野ブタ。

 冬の海で、濡れながらふざけあう修二と彰。(絶対冷たかったはずだ…)
 『俺たちは、どこででも、生きていける』
感想:いや~、彰が転校するとは全然予想していませんでした。まあ、修二には野ブタより彰の方が嬉しかろう。男の子同士でつるむのは、めちゃくちゃ楽しいはずだ。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
週刊野ブタ

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野ブタ。をプロデュース(9)」カテゴリの記事

コメント

桐谷で黒木先生とかをアミーゴしなかったよ。


投稿: BlogPetのちっちゃん | 2006.01.04 12:46

papiが心配したかったみたい。
じゃヨは想像したかもー。

投稿: BlogPetのpapi | 2006.01.06 10:18

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