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アストラル・アパッチ

「アストラル・アパッチ Astral Apache 」交響詩篇エウレカセブン 第35話 ☆☆☆☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター 吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:菅正太郎 絵コンテ:寺東克己 演出:佐藤育朗 作画監督:倉島亜由美 メカ作画監督:大塚健

 首都防衛隊、第23監視所。ノリの良い音楽が鳴り響いている。音楽を消そうとしても消せない。
 音楽はラジカセからでは無かった。そして監視員達は未確認のトラパー干渉を確認する。
 それはもちろん月光号の面々の事だった。月光号を中心に飛ぶ4体のLFO。
 タルホ(根谷美智子)の機にはミーシャ(沢海陽子)を抱きかかえたグレック・ベア・イーガン(銀河万丈)。
 そして月光号を操るのはムーンドギー(宮野真守)。音楽を流しているのはマシュー(中村彰男)。
 ホランド(藤原啓治)「606は808のバックアップで、第23リストリフト(?)より侵入。
その間に、909とニルヴァーシュで敵をかく乱。
タルホが、インフォーマーからノルブの居場所をゲットしだい、その奪還に向かう。
全てはあの爺さんが動き出す前に片付ける。
この作戦の成功は、他でもない、俺達のコンビネーションにかかっている。ねだるな。勝ち取れ。
さすれば与えられん。俺達なら、出来る!」

 町にサイレンが鳴り響く。ノルブ(小山力也)「まだ何にもしてないんだけどねえ」
 デューイ(辻谷耕史)「これはあなたを警戒した警報ではない。
何者かが、このキャピトルヒルに攻め入ろうとしているんだ」
 「何者か?」「ヴォダラクの過激派の中で、ここを直接攻撃しようなどという者がいるだろうか、あなた以外に」
 「あのねえ、ちなみに俺は過激派じゃあ…」何かに気づくノルブ。
 「私にも心当たりは一つしかない。あなたが真実を教え、迂闊にもこの星の命運を託した、あの男以外に」
 閃光衝撃(先行?)を射出させるホランド。デューイ「あなたは、汝の隣人を愛せよと言う言葉を知っているか?」 「何?」
 「我々人類に伝わる、最古の書物に書かれていた言葉だ。
しかしなぜその言葉が、人類最古の書物に書かれていたと思う?
それは、人がその言葉無くして、互いを生かして置く事が出来ないからだ。
何とも情けない存在だなあ、人と言う者は」
 「何が言いたい?」
 「私は単に、人として自らの言葉を勝ち得たいだけなんだよ。
知っているか、神と呼ばれる者が最初に啓示したのが、初めに言葉ありきと言う事柄だった事を」
 「そうか。ふっ、ラスコーリニコフにでもなるつもりか、おまえは」
(ドストエフスキーはこの世界でまだ読まれていると言う事?
「罪と罰」より「カラマーゾフの兄弟」の方が好きだが、「罪と罰」の方が象徴的だもんね)

 ケンゴー(大木民夫)が主砲を撃つ。それを見たエウレカ(名塚佳織)は人が死ぬ事を思い、動揺する。
 彼女の意を汲んで、ホランドにこんな戦いは止めようと言うレントン(三瓶由布子)。
 しかしエウレカは大丈夫だと言い、レントンに手を握ってもらう。逃げる人達の中に子供がいる事を見、動揺するエウレカ、戦線から離脱する。それに気づくヒルダ(浅野まゆみ)。
 しかしタルホは言う、
「戦う事だけが答えじゃない。それをあの子達が選んだのなら、それで良い。
そうする事で、未来を見つめる事が出きるのなら、それで」
 KLFの小隊が来、ヒルダ機はタルホ機を撃ち、タルホ機は落ちる。それにビックリするムーンドギー。
 しかしそれは作戦である事をケンゴーが指摘する。右舷後方に被弾。KLFの小隊が月光号に向かってくる。
 ケンゴー「いいか、ムーンドギー。全てはおまえの一念に尽きるのだ。守りたいか、いなか!」
(男だよなあ、ケンゴは)
 一度目をつぶったムーンドギー、「よっしゃあ!!」と目を見開き、月光号を操縦する。
 それを見て「良いコンビだ」と言うハップ(山口太郎)。

 ゲッコーステイトの戦いをテレビで見ているドミニク達。
 アゲハ隊の子達はモニターを見るのを止め、部屋を出て行こうとする。
 その子供達に大佐は自分の報告書を読んだのかと問いただすドミニク・ソレル(山崎樹範)。
 その報告書とはタイプゼロとそのライダーに関する報告書だった。
 しかし少年は「しかるべき時が来ればお読みになるでしょう。
それが真に重要な物であればの話ですが」と言う。
 「真に重要な物であればだと。
タイプゼロがスペックアップした事が、どのような意味を持つのか、お前達にだって…!」
 途中で後ろから襟を捕まれ、壁に叩きつけられるドミニク。アネモネ(小清水亜美)だった。
 彼女はジ・エンドが負けた事を大佐が知る事を恐れていたのだ。
 「私に次があると思ってんの?二度も失態やらかして、デューイが次をくれると思ってんの?!
何でそんな簡単な事がわかんないのよぉ!何でそんなにバカなのよぉ!なんでよ。
ねえ、なんであんなダッサい奴に負けちゃったのよ…」
 「アネモネ…」「殺されるよ。絶対殺されるって。絶対…、絶対だよ…、絶対…」「大丈夫。次はきっと勝てるさ」  「軽い言葉ね」フラフラとドミニクから離れていくアネモネ。

 タルホは約束の部屋に着く。
 そこにはパソコンがあり、それを開くと、彼女の写真が貼ってあって、
“ノルブ ティルアー・ガルデン”と書いてあった。

 内通者がばれる。タルホの子飼いの部下だった。

 ノルブとデューイの下にホランドが現れる。
 デューイ「遅かったじゃないか。今更のこのこと何しにやってきた。このノヴァク家の恥さらしが!」「兄さん」

 「聞いてよ、エウレカ。
誰かが助けてくれる、軍が攻撃を止めてくれる、そんな事を期待しても、僕らがやらない限り、
月光号のみんなが危険なのは変わらない。
仮に今、僕らが戦う事を止めても、軍は攻撃を止めてくれない」
 「じゃあ逃げようよ」「エウレカ!」
 「だって怖いんだもん。さっきみたいに死にそうな目に会うんだよ。
私たちだけじゃない、月光号のみんなも、モーリス達だって。
…それに…、もうこれ以上…、何も傷つけたくないよ…」
 レントン、エウレカを抱きしめる。「レントン…」
 「そんなにつらいんなら、戦わなくて良いんだ。本当につらいなら、君は、もう戦わなくても良い。
俺は、君の苦しむ姿は、もう見たくないんだ。
でもね、今ここで全てを投げ出しても、この戦いは終わらないと思う。だから、俺は戦う!
始まってしまった、人間とコーラリアンとの争いを、何とかして止めるために。
俺は信じてるんだ、君と、このニルヴァーシュとなら、この戦いを終わらせる事が出来るかもしれないって事を。
だから、俺を信じて」
 「レントン」「俺達が信じる事をやろう、エウレカ」「…うん」

 デューイはノルブをホランドにやる。
 「この老人がなぜここに来たのかわかるか?
彼は知ったのだ、おまえにエウレカの対になる者など見つけられるはずが無いと。故にあきらめたのだ。
スカブコーラルとの対話そのものを」
 ノルブ「すまない」ホランド「下がっていてくれ。あんたに見せたいものがある。約束の品だ」「何!」
 デューイ「ホランド!おまえは私には絶対に追いつけない。
リフに始まり、おまえは私を追って軍にまでも属した。だがいつだって、私に追いつけた事があったか。
あげく、私のお古の女まで拾う。おまえにはお似合いだよ」
 指輪を嵌めた手をグッと握るホランド。「下がっていてくれ」とノルブに言うホランド。
 「例のくだらない雑誌もそうだ。おまえはあの雑誌で真実を伝えようとしたようだが、結果はどうだ。
くだらないモラトリアムをただ垂れ流し、時間を無駄に浪費しただけではないか。もうわかっているだろう。
大衆には真実などどうでもよいのだ。大衆は真実では動かない。必要なのは、大きな声と、強い刺激だ。
さらに、その愚民どものちっぽけなプライドを刺激してやれば、彼らは真実よりも、まがい物を選択する。
兄として忠告しておく。ゼネラルなものの見方をしろ。さもなくばおまえに勝ち目は無い」
 「相変わらずだなあ。でもちょっとがっかりだぜ。あんたが全然俺に追いついていない事がな」「何だと…」
 七色の光を発したニルヴァーシュ現る。ノルブ「こ、これは…。ホントに現れたのか…」
 ノルブ、ニルヴァーシュに乗っていく。デューイ「何だ。一体あの機体は何だ」
 ホランド「ねだるな。ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん。これが俺達ゲッコーステイトだ」
 デューイを見るタルホ、全機撤退とのホランドの声を聞き、笑みを浮かべて顔をそむけ、月光号に戻っていく。
 キャピトル・ヒルの明かりが消えていく。ミーシャ「なるほど。これがしたくて発電施設を選んだわけね」
 タルホ「あの男の顔が見たくなかっただけよ」デューイ、悔しそうに軍剣を握る。

 ホランド「良く何もせず耐えてくれた」ノルブ「耐えたって何が」
 「あっ、いや、だから首都を破壊するために行ったんだろ」
 「バカ言え。殺す気か、おまえ!もう無理!年だよ、年!それよかまず一服させて」
 ノルブ手振りで煙草を要求(この時代、煙草残っているかな…)「年だって言ってるそばからこれかよ」
 エウレカを気遣うレントンの声。二人を見るホランドとノルブ。ノルブ「これがそうか」「ああ、これが俺達の希望だ」

感想:驚きの真実。ああ、でも、伏線は貼ってましたね…。デューイ、お兄様なのね。
 嫌な兄貴で大変ね、ホランド。確かに、誰も戦わなければ争いは無いんだけれど、難しいね。
 今の社会も、ろくに食べれない人もいれば、億の物をポーンと買える人もいる。
 億の物を買うのは構わないけれど、貧乏すぎるのは無くしたいなあ。無秩序な争いも何とかしたいね。
他の方のブログを読んでの感想
 そっか、「罪と罰」読んでる人少ないのね…。ラスコーリニコフになるつもりはセリフとしておかしいけれど。
 ラスコーリニコフみたいな事を言うなが正しかろう。
 と言っても、ラスコーリニコフは非常に困窮していて、頭が多少おかしくなってたんだけど。
 デューイのお古発言に怒っている人多数。女は案外昔の男には未練は無いよな。
 むしろあんな嫌な男と付き合っていた自分に自己嫌悪…。問題はホランドだが…。
 まあ、私だったら怒るより軽蔑する。
 女を物のようにしか感じられない心の貧しさ、人との触れ合いを楽しむ事が出来ない心の哀れさに。
 ただ賢人の女よりタルホの方が良い女と言うのは、又別の話ね。
 綺麗で若い女はいっぱいいるが、権力を持っている女は少ない。権力を振るうのは楽しかろう。

関連サイト
HK倶楽部Aパート セリフ
HK倶楽部Bパート セリフ
HK倶楽部小話1
HK倶楽部小話2
HK倶楽部補足
出張版 ぐらびてぃりみてっど画像あります。
カチャイ的にジョアン~空も飛べるはず~オープニングの画像

ちっちゃん俳句「あの一家 していましたが イモリなり」

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