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悪魔を見た男

「悪魔を見た男」MONSTER CHAPTER 59 ☆☆☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:筆安一幸 絵コンテ:坂田純一 演出:池田重隆 作画監督:津幡佳明 

 いつもの店でいつもの奴を頼むマルティン(池田秀一)。横には天馬賢三(木内秀信)がいた。
 テンマはマルティンの事を探っていた。テンマを殴るマルティン。

 パーティーでケンゾーに会った事をエヴァ・ハイネマン(小山茉美)に話すマルティン。
 彼女はしばらく黙り込んだ後笑う。そして「帰るわよ」と言う。「今日のパーティーはもうこれでいいんですか?」  「今日というよりも、もうパーティーは終わり。…たぶんね」

 いつもの店。テンマがマルティンに銃を突きつけ、依頼人の事を聞く。依頼人はメガネの男(田中信夫)。
 次にエヴァにさせている事を問いただす。毎日毎日パーティーに出席させてるだけ。
 今日だけ変わった事があった事を思い出すマルティン。金髪の綺麗な顔をした若い男をエヴァが指差した。
 それを聞き目を見開くテンマ。「エヴァは…今どこに…」「その、例の依頼人のメガネと食事だ」
 「ど…どこだ!早く言え!!それはどこだ!?エヴァの役目は、おそらくそれで終わりだ!」
 マルティンは思い出す、エヴァがこの仕事が終わったらきっと殺されるといっていた事を。
 そしてもうパーテイーは終わりと言っていた事も。
 マルティン、エヴァがメガネと食事している場所に車で急行する。エヴァはホテルへ帰っていた。
 一人残っていたメガネの男はマルティンに銃を渡し、彼女を殺せと言う。

 パーティーで。エヴァは金髪の綺麗な顔をした若い男を指差す。
 するとそこへ、メガネの男が、もう一人の身なりの良い若い男を連れて現れた。
 それから、その若い男二人は握手を交わした。

 ホテルのエヴァの部屋に入るマルティン。飲んだくれているエヴァ。
 「やっぱりあなたがあたしを殺す役だったのね…。どう~ぞ~。
お酒も良い具合に回ってきたし,…もう思い残すことなんかなんにもないから…。
あ…そうか、このホテルで撃つわけにはいかないか。
あんた前にも自分の彼女撃って、血の海の中立ってたって言ってたもんね?
外へ連れてって撃ちなさいよ。そうしないと、汚した部屋弁償させられるわよ」大声で笑うエヴァ。
「あ、一つだけあった、思い残した事。ま、どうでもいいんだけどね。あたし、今日何をしたのかな?
あんた見てたでしょ、あたしが指差したの。あたし、きっととんでもない事したんだわ。とんでもない人間を。
悪魔に引き合わせたんだわ…。メフィストとファウストを引き合わせた…。どうでもいいんだけどね。
…今日でもうパーティーに出る必要はなくなっちゃったみたいだけど、まだここに、
これから先のパーティーの招待状があるわ。
 よかったらあたしが死んだ後、あんた、あたしが何をしちゃったのか確かめてくれない?」
 招待状を床に放り投げ、酒を飲むエヴァ。「さ…そろそろかたづけてちょうだい」「逃げよう。俺と一緒に逃げよう」 「あんた何か勘違いしてんじゃないの!?あんたと逃げる!?冗談でしょ!
あたし達、いつからそういう関係になったのよ」
 「俺はもう…人は殺せない…」
 「人は殺せない?じゃあ悪魔なら殺せるって言うの?あたしは悪魔よ。
あんたに買ってやったそのスーツもネクタイも、全部ケンゾーが昔着てたのと同じ柄。わかる?
あんたをケンゾー・テンマに見立ててただけ。殺しなさいよ…。早く殺しなさいよ!早くぅ!!早く殺しなさいよ…。 早く殺さなきゃ…あんたが殺される…」
 酔いつぶれた彼女を別のホテルに運び込むマルティン。「悪魔なら殺せる…か…」

 通りで酔いつぶれている母親(定岡小百合)を連れて帰ろうとする少年(福圓美里)。
 ここに置いて行ってくれと言う母親。頑張って母親を担いでいく少年。

 朝。マルティンはネクタイを持って出て行く。いつもの店に行くとテンマが連絡場所を残していた。
 ネクタイを締め、パーティーに行く。そこにはあの身なりの良い若い男がいた。彼をつけていくマルティン。
 6階でエレベーターが止まったので、6階に行くが、どの部屋かわからない。
 ドアが開いている部屋があり、あの若い男(広中雅志)が中に招じ入れる。「あなたも彼に会いたいんでしょ?」 「彼?」「僕も待ってるんです。もうすぐ彼来ますよ」男は世界が終わる話をする。
 そしてマルティンの話をする若者。マルティンが撃ち殺したという彼女、ひどいドラッグ中毒の彼女。
 立ち直ったはずだった。しかしある日マルティンが部屋に帰ると、彼女は裸で男の上にまたがっていた。
 「再びドラッグをやってしまった彼女は、もうろうとしながらも、あなたの姿を見て、何度も何度も言いましたね、
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…。
でもあなたは、男と共に彼女を撃ち殺した、ということになっていますよね、裁判では。
なぜ嘘をついたんですか?…彼女は自殺したんでしょう?
弁護士は、彼女の手に硝煙反応があったので、彼女の死は自殺と推理していますね。
ところがあなたは、自分が彼女を撃ったという自供を貫いた…。彼女、あなたに殺してくれって頼んだんでしょ?」 黙っているマルティン。
 「当たり?当たったんですね?やっぱりそうなんだ。彼女を撃ったのは、あなたじゃないんだ。
彼女、あの時こう言ったんでしょ?“私を撃って”って…」

 「私を撃って…。そんな目で見ないで…!殺してよ…!あたしを殺してよ!!」(佐久間紅美)
 黙って部屋を出るマルティン。銃声。急いで部屋に戻るマルティン。頭から血を流して倒れている女。
 「俺じゃねえ!こいつ、自分で撃ったんだ!!俺じゃねえよ!!」(花輪英司)彼女の手には銃が握られていた。 マルティンはその銃を取り上げ男を撃つ。

 「やっぱりそうなんだ。すごいや、当たりですね」「違う…」
 「あなたは彼女を置き去りにした。そうやって彼女の願望をかなえてあげたんだ」「違う」
 「じゃあ、あなたのお母さんは?あなたのお母さん、あなたが十歳の時凍死してますよね。
あの時もあなた、お母さんを置き去りにした」
 目を見開くマルティン。
 「これも当たり?すごい!すごいや。驚いたなあ、ホントに当たるんだ。
あなた、毎日毎日アル中のお母さんを家まで背負って連れて帰ってた。そうでしょ?
いつもお母さんはあなたに言ってた、ここに置いてってくれって。
それでも、あなたは、毎日お母さんを背負って帰った。でも、あの晩…」

 雪が降る中、酔いつぶれた母親を置いて行ってしまうマルティン。

 「置いて来ちゃったんだ…。そうですよね、あなたはお母さんを置いて来ちゃったんだ。
翌日知らせがあった、お母さんが凍死したと。
でもその時あなたは思ったんだ、僕は悪くない、お母さんが置いてってくれって頼んだからそうしたんだって。
その通りですよ、あなたは悪くない。お母さんも、ドラッグ中毒の彼女も、死にたがっていたんだ…。
死にたがっている人を死なせてあげただけなんだ。あなたは間違ってない、あなたは正しい…。
生きる苦悩から、彼女達を解放してあげたんだ。…エヴァだって…、死にたがってるじゃないですか」
 部屋を出るマルティン。
 『ちょうどその時、悪魔がやってきた…。俺は悪魔を見ないようにすれ違った…。
見ちゃいけない、見ちゃいけない…。絶対見ちゃいけない…。俺は子供のように唱えていた…』

感想:やっぱり映像的に工夫してるよね。ぶれるマルティンの顔とか…。
 4作目のハリー・ポッターもこれくらい演出の工夫してくれれば…。見ちゃいけないよな。
 見ただけで呪われそうだ…。いくらなんでも、こんなに人のことがわかるわけは無いと思うの。ファンタジーよね。 それとも超能力?ヨハンの場合は人への共感能力の異常な高さと言った所か…。頭も良いしね…。

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ET CETRA
バラックあにめ日記

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