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別れても友達

「別れても友達」野ブタ。をプロデュース 第9話 ☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池頼広 演出:佐久間紀佳

 桐谷修二(亀梨和也)、母からのおみやげのブタを草野彰(山下智久)、小谷信子(堀北真希)にあげる。
 二人に何のお守りか追及され、「…友情とか…」とさりげなく言う。「ありがとう。大事にするね」と信子。
 「友情か…。これで俺ら、永遠に友達ってことだね。うれしい!」と彰。
 「永遠、っていうわけでは、ないかもしんないけど…」
 「もう離れられない体になるってことか」と修二に抱きつく彰(腐女子へのサービスショットか…)。
 「い、いや、いや、違う、違う、違う。
俺が買ってきたわけじゃないから。うちのお母さん、勝手に送ってきた、奴だから…」
(修二、可愛い奴。素直になれよ…)

 (ブタのスポンジっぽいので、軽いボールを飛ばっしこしている同級生。あんなの知らない。初めて見た)
 クラスに入り、同級生に挨拶する修二。無視される。
(ガキだもんな、高校生は。まあ、大人だって大した事は無いが…)
 ブタのお守りをいじっている信子に話しかける蒼井かすみ(柊瑠美)。

 修二が家に帰ると蒼井がいて食事を作っていた。ブタのお守りを見つけ、「かわいいー」と言う蒼井。
 悟(宇梶剛士)、一個余ってるからと蒼井にやる。
 蒼井、修二に写真を渡し、帰る。修二、蒼井が作ったハンバーグを捨て、蒼井を追いかける。
 蒼井は小谷さんのプロデュースに参加させて欲しいと言って来る。

 修二は彰に蒼井の事を打ち明ける。
 「ぶっとばして来ます!」と彰行こうとするが、「女に手ぇださねんだろ」と修二止める。
 「あ、だっー、だっー、そうだったっー、忘れてたー!」と行くのを止める彰。(きゃっ、彰好き)
 修二、蒼井の事は野ブタには言えないと言う。又何も信じない野ブタに戻っちゃうんじゃないかと。

 屋上。野ブタと来、「よろしくね♪」と言う蒼井。
 いつものきつねのポーズをしながら「ワゥン」と言う彰(これみんな、山下君のアドリブ?だとしたら、ソンケー)

 四人、「突撃飯」での野ブタの決めゼリフを考える。色々な意見を言う修二と彰。
 しかし蒼井がもっとまじめに考えようと言う。やり方が生ぬるい、だから小谷さん垢抜けてないと。
 「私は、小谷さんには、誰もが認める人気者になって欲しいの。
プロデュースって言ってる割にはさ、みんな全然努力してないよね」
(じゃ、自分が努力して人気者になれよ。自分が頑張ってるのに、安々と生きてる感じの人が嫌いなのか。
でも修二が安々と生きてるわけではない事は知ってるよな)。
 蒼井、小谷に、スカートの丈を短くして、髪を結んだ方が良いと言う。

 平山一平(高橋克実)、温泉に行く。温泉旅館の女将に相談を持ちかけられたらしい。彼女は未亡人。
 もしかしたら結婚もありうるから、戻ってこなかったらそうなったと思って欲しいそうだ。

 蒼井の言う通りにした小谷、教室での受けは悪い。元に戻したいと言う小谷。
 「あのさああの、本人がやだって言ってるんだから、もう止めれば」と修二。「なんでそうやってすぐ甘やかすの」 「やなに、甘やかして何が悪いの」「小谷さんのためにならないでしょ」
 「じゃあ、我慢したり辛抱する事がなに、そんなに良い訳」「だって、人間はそうじゃなきゃ進歩しないでしょ」
 「いや俺はそうは思わないけど。
我慢したりさ、辛抱したりしてるから、人にやさしく出来ない嫌な人間が出来んじゃないの。
やっぱ、俺はやっぱり、人には優しくされたいし、だからこれから先は、
出来るだけ人には優しくしていこうと思ってるし」
 「優しくされたいだって。言ってる事、まるで子供じゃない」「いいよ、子供で。…俺はただのガキです」
 蒼井去っていく。

 彰の下駄箱に又写真入り封筒が…。「今度はキスしてる写真かもね」と蒼井。
 「かもね」と言いながら彰、封筒を蒼井に渡す。
 「ねえ、小谷さんが桐谷君を抱いてる写真、見たんでしょ。なのに、なんでまだ桐谷君達とつきあえるわけ?
ねえ、苦しくないの?」
 「俺の中では、修二と野ブタは一番なの。俺自身は二番なの」
 「すっごい嘘つき。誰だって自分が一番が良いに決まってるじゃない」
 「嘘じゃないよ。毎日楽しいのが大事でしょ。だから俺はそっちを取ったのー。
つーかさー、根本的にやり方間違ってない?人は試すもんじゃないよ」
 「試すもんじゃないなら、何するものなの?」
 「育てるもんだよ。愛をもって…」とガッツポーズのようにひじを曲げる彰。「じゃあね」
(キャア、彰カッコイイー。私に彰下さい……)

 誰もいない教室。
 信子、蒼井さんのポーチに黄色いペンキが付いているのを見て、
蒼井が嫌がらせの犯人かもしれない可能性に気づく。
 やってきた蒼井に、水族館で倒れた蒼井さんのお爺さんに会いたいと言う信子。お爺さんでは無いと言う蒼井。 嫌がらせは蒼井かと聞く信子。肯定する蒼井。「なんで…?」
 「嫌いだから。…うっとうしいから。三人で仲良しです、そんなのうそ臭いから」
 上原まり子(戸田恵梨香)が通りかかる。「親切にしてくれたり、友達だって言ってくれたのも、全部、嘘なの」
 「うん。嘘。もっともっと親切にして、一番効果的な所で、叩き落してあげようと思ったんだけど。…残念だな」
 真理子ちゃん間に入る。
 「桐谷君に振られた女?良い事教えてあげようか。桐谷君、ホントはこの子と出来てるんだよ」
 「だから?それがどうしたって言うの?」「無理しちゃって…」蒼井、去っていく。泣き崩れる信子。
 まり子ちゃん、焼き栗を信子に頬に押し当てる。「焼き栗。…あったかいでしょう」
 屋上「ずっと嘘つかれたまま、仲良くしてた方がよかった?…あたしも、ホントの事知って良かった。
嘘つかれるの、寂しいもんね」
 「でも、…ずっと嘘ついてるのも、寂しいかも」まり子ちゃん、修二の事を思い出す。
 「そうかもね」まり子ちゃん、焼き栗を信子の口に入れる。
 「おいしい?」
(極上級の女の子じゃん、まり子ちゃん。何で、修二が好きならないのか、本当に理解できん。
私が男だったら、絶対離さない!)

 横山武士(岡田義徳)、酔った勢いで、校長家原靖男(不破万作)の悪口を言い、
辞表を校長の額に叩きつける。
 辞表、受理される…。

 学校に出てこない信子。突撃飯は蒼井がやるが、受けは良くない。
 まり子ちゃんが、昨日の事を彰に知らせに来る。修二、まり子ちゃんに「ありがとな」と言う。
 「小谷さん、だいじょぶだよ。時間かかるかもしれないけど、だいじょぶ。
本当の事を受け入れるのって、すごく辛いけど、でも、出来ない事じゃないから」

 信子、蒼井にやった特別野ブタキーホルダーを見つめながら涙ぐむ。修二と彰、家に来るが、信子出ない。

 翌日、やはり来ない野ブタ。
 教室の男の子達は小谷が良いと、蒼井の突撃飯を見ながら言っている、これを映せば、
野ブタが来るかもしれないと、修二、彰にカメラを取りに行かせ、自分は教室の前に立つ。
 みな、シーンとなる。
 「みんなに、頼みごとがあるんだけど。…小谷、このまま学校出てこなくなると思う。
…けどみんなの声が届けば、又学校に出てくると思う。あいつは、そういう奴だと思う。
…だから、みんなの声をカメラに写して、小谷に届けたいんだけど。いいかな?
みんなが俺の言ってる事なんて、聞きたくないのはわかってる。
けど、今回だけ、今回だけで良いから、聞いて欲しいんだ。お願いします」
 修二、深く頭を下げる。
 「今、こうして俺が言ってる言葉が、みんなに届いて無いと思うと、怖いです。死ぬほど怖いです」
 「届いてるよ」と谷口健太(大東俊介)、「だいじょぶ。届いてる」みな、協力してくれる。

 信子の元に、みんなの声が写っているビデオが届く。
(バンドー様(水田芙美子)も小谷出せよと言っています。カンドー)
 信子、学校に行く。拍手で迎える教室のみんな。そこには笑顔で同級生達と拍手をしている蒼井がいた。

 いつものように彰の部屋に集まっている三人。小谷が目を覚ますと、他の二人は眠っていた。
 そしてテーブルには「小谷さん。学校の屋上へ来て。アオイ」と書いてある紙が。屋上へ行く小谷。
 屋上の縁の方にいる蒼井。
 「ここから飛び降りたら、死ねるのかな。怒ってる?そりゃ怒るよね。あんなひどい事したもんね、わたし。
わたしの事、許してくれないかな。許してくれないんだったら、わたし、ここから飛び降りる。
どう、許してくれる、くれない?」
 「ゆるせ、ない」「わかった。じゃあ飛び降りる」止めようと近づく野ブタ。
 「来ないで!最後のチャンスです。わたしの事、許してくれますか。小谷さん、どうする」修二と彰が来る。
 「何してんだよ」「蒼井さんが、許して欲しいって。許してくれなかったら、飛び降りるって」
 「どうする?許してくれる?くれない?」「だからそういう、人を試すようなやり方止めろって」と彰。
 「こいつさあ、こういうやり方しか、出来ないんだよ」「桐谷君はなんでもわかってるんだね。すごいね」
 「飛び降りないで」「許してくれるんだ」「許せない。でも、飛び降りないで」「それはダメ。どっちか一つだもん」
 屋上の塀に立つ蒼井。「ちょ、待てって。おまえさあ、ホントは許して欲しいなんて、思ってないんだろ」と修二。  「そうだよ。許して欲しくなんか無い」「じゃあさあ、おまえ、何がしたいんだよ」
 「覚えてて欲しい。嫌な思い出でも良いから、わたしがいた事、覚えてて欲しい。それだけ。じゃあね」
 蒼井飛び降りる。草の上に倒れている蒼井。信子が目を覚ますと、他の二人も目を覚ます。
 みな、同じ夢を見た。急いで学校に行く三人。蒼井は教室で寝ていた。蒼井を起こす信子。
 涙を流している蒼井。彼女も同じ夢を見たらしい。四人、屋上に行く。
 そこには塀際に夢の通りに椅子があり、草の上には夢の通りの人型があった。
 黙ってその人型を見つめる四人。蒼井の手を握っている信子。
 「良かった。…生きてて、ホントに、良かった」と信子。
(夢落ちかよ!脚本家としては悲劇は避けたかったんだろうな。
でも、きっと本当はこうなるって言う事を提示したんだろう。
自分が不幸でなきゃ、あんなしょうもない事しないもんな。私が野ブタだったら、あっさり許すね。
自殺されるのはイヤ)

 夜、学校の階段に座っているゴーヨク堂店主(忌野清志郎)。話しかける佐田杳子 (夏木マリ)。
 携帯がかかってきて、「友達になろう」って言ってきたそうだ。しかし来ない。寂しそうな声だったそうだ。
 やってくる黒猫。「あ、来た」「電話をくれたのはあなたかな」答えるように鳴く猫。見事な月。

 蒼井、「仲間にいれてもらったけど、思ったより面白くなかった。解放してあげる」
 ブタのお守りを壊して、去っていく。修二はクラスで話しかけられるようになる。
 横山のために嘆願書を偽造するみんな。横山、辞表せずに済む。豆腐屋のおいちゃんも帰ってくる。
 女将さんの話は健康食品買ってくれと言う事だったそうだ。言うとおりに健康食品を買ってきたおいちゃん。
 窓の外を見ている蒼井。「何見てるの?」とキャサリンが話しかけてくる。
 「先生は、取り返しのつかない場所に行った事、ありますか?」「うん、あるわね」
 「一人で戻ってきたんですか?」「ううん、友達だね」「そうですか」「友達が連れ戻してくれた」
 『人を助けられるのは、人だけなのかもしれない』いつもの彰の部屋。「俺もう一回やり直そうかなあ」と修二。  「やり直すって何を」と彰。「だからあのクラスで、もう一回桐谷修二を作り上げてっこうかなあって」
 「又、人気者目指すの」と野ブタ。「まそれは…!、どうでしょう」「俺がプロデュースしてやるよ」
 「そんなのお断り」『誰かがいれば、取り返しがつかない場所からでも、戻ってこれる』
 修二父、帰ってきた途端に腰が崩れる。転勤が決まったそうだ。
 『ここにいる限り、俺は、道に迷う事は、無いだろう』

感想:蒼井さんには友達がいないんだろう。良い子を演じる事から離れられない。
 親のプレッシャーがひどかったのかな。自分を好きになれる日が来ると良いね、蒼井さん。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
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ホリキタizm
週刊 野ブタ。

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コメント

きょうtyantyanで、井は努力した。

投稿: BlogPetのちっちゃん | 2005.12.28 12:33

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