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恐怖の文化祭

「恐怖の文化祭」野ブタ。をプロデュース 第3話 ☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池由頼広 プロデューサー:河野英裕 演出:岩本仁志 

 桐谷浩二(中島裕翔)の作文「ボクの兄」
 “ボクの兄(桐谷修二 亀梨和也)は高校生だ。家ではよれよれのボサボサだ。
でも外ではすごくカッコつけてる。性格も家と外では全然違う。友達と一緒の時はものすごい余裕だ。
でも家の中では、考えられないくらいせこい。兄は他人に良く思われたいのだ。それしか考えていないらしい。
でも、あんな事をしていて、兄はちゃんとした大人になれるんだろうか”
(「彼と彼女の理由」のヒロインみたいな主人公だな。
しかし、あのヒロインはめちゃくちゃ強そうだが、こっちの方は…)

 文化祭がもうすぐやってくる。
 文化祭の実行委員の坂東梢(水田芙美子)は、
勝手に2-Bの催し物を小谷信子(堀北真希)一人でやるお化け屋敷に決める。
 草野彰(山下智久)が抗議すると、彰は雑用係に任命されてしまう。
(文化祭はみんなでやった方が楽しいのに…、と私は思うぞ…)

 さっそく会議を開く三人。
 彰の叔父、平山一平(高橋克実)によると、
サラリーマンが全然動かず後姿を見せていたお化け屋敷が怖かったそうだ。
 そして、コンニャクをベタッとやられるのも…。
(信子が描くサラリーマンの幽霊絵、うまい)
 修二は、ろくに手伝えず、信子と彰は二人でもくもくと作業をする。
 「俺ってさあ、何やってても、そんな楽しいって感じた事ないんだっちゃっ」と彰。
 「私も、後で思ったりする方が楽しい」「何それ」
 「テレビゲームとか、やってる時は楽しくないんだけど、勉強してる時とかに思い出すと、楽しかったりする。
楽しい事って、後になってみないとわからないんじゃないかな」
 「何年かしたらさあ、思い出すんかな」「何を」
 「朝早く三人で人形作った事とか、夕暮れにすすき積んだ事とか、
何年かしたらあの頃は楽しかったのよおって、思い出すんかな」

 文化祭前日の夜、三人は2-Bに行く。そこにはゴーヨク堂店主(忌野清志郎)がいた。
 彼もここの生徒で、壁に彫られた「ヘイ、ベイビー オレは、HIDEKICHIになる」は彼が彫ったものだった。
 豊臣秀吉を「ヒデキチ」と思っていたのだ。
 彫り直しに来たのだが、途方も無く馬鹿だった思い出を残す事に決め、去っていく。
 何で最後にもぐらを作っているのかと修二につっこむ草野。モグラではなくこうもりなんだそうだ。
(作る過程だから、もぐらに見えるのね。私ももぐらに見えた)
 彰はもぐらについて話し始める、もぐらは穴の中で一匹で行動しているけれど、
発情期になるとちゃんと相手を見つけると。
 修二「ま、でも、それってすごい確率だよな」「そうね、土の中だもんね」
 「でもしそれで、出会えたとしたらさ、それはすごい奇跡だよな」「イエース、奇跡!」
 黙って、二人の話を聞いている信子。三人が立ち去ると、誰かが現れ、彼らの努力の跡を、壊しまくる。

 文化祭当日。体育館にいた修二の下に、ドラキュラ姿の彰が現れ、修二を教室に連れて行く。惨状に驚く修二。 それはバンドー達がやったわけではなかった。信子はそれでもやるつもりだった。
 あっちこっち掛け持ちで忙しい修二は、外にいた他校の生徒三人に、バイトとして、
信子達の手伝いをやってもらう。
 喜んで手伝ってくれる三人。彼らの様子を見て、「やあ皆さん、熱いっすねえ、イッツ・ホッツ!」と彰。
 「そう?だって文化祭は燃えなきゃ」(そうよね、燃えなきゃ!)「この先熱くなる時なんて、そうそう無いもんね」  「ああ、そんなもんすか、ファイツ!」「ファイツ!!」とガッツポースを決めながら、元気に言う三人。

 信子の義理のパパ(伊藤正之 たぶん…)が現れる。
 食べに行こうかと言う義理パパに「お腹空いてないから」とつれない信子。
 しかし義理パパは仕事で帰らなければならなくなった。
 義理パパ、差し入れを小谷に渡そうとするが、小谷受け取らず、代わりに彰が受け取る。
 差し入れの饅頭は小谷の好みの物だった。
 お昼にしようかと言う彰だったが、小谷はコンビにおにぎりを見つめ、
突然走り出す。
 タクシーに乗った義理パパを追いかけ「おと…」と言いかけるが言えず、「おにぎり」と言いながら追いかける。
 義理パパ、娘に気づいて、タクシーを止めてもらい、おにぎりを受け取って去っていく。
(義理パパも不器用タイプなんだよ。無理してパパって言わなくても良いって事だったかもしれないし。
悪気は無かったのよね)

 昼からだからか、全然客が来ない「お化け屋敷」。
 修二は隣の「フィーリングカップル」の看板を見て、カップル限定にする事を提案する。
 男同士、女同士でも良い、限定にした方が来たがるものだと。
 「だったら、最後の所、ちょっと変えたいんだけど、良いかな」と信子。

 修二、上原真理子(戸田恵梨香)の団子屋に、文化祭に来る事を禁止したはずの弟の浩二を発見する。
 捕まえようとするが、農民役のために修二は演劇部に拉致られる。

 お化け屋敷は大盛況となる。
 農民役をやっとやり終えた修二、真理子から「お化け屋敷」に行かないかと誘われる。
 何でも、最後すっごく感動するそうだ。しかし真理子ちゃんと「お化け屋敷」に行く余裕は修二には無かった。
 写真撮りのため、カメラを調達しに行く。
 バンドーのダチも「お化け屋敷」に行きたがり、バンドーの許しを得て行く。素直でないバンドー、行かない。
 文化祭終わり、最後に三人のバイトさんと一緒に写真を撮る修二達。カメラの映像から消えていくバイトさん達。 何とあの三人、生霊さん達だった。20年前の生徒だった。文化祭なると毎年来るのだ。
 駒井(坂本真 たぶん…)は大学病院の脳外科の先生、山本(石川ユリコ たぶん…)は雑誌編集者、
金子(富川一人 たぶん…)はスーパーの店長。
 本人達、仕事で忙しく来られず、生霊となって来ちゃうのだった。
 そんな話をキャサリンこと佐田杳子(夏木マリ)と校長がやっていた時、「お化け屋敷」の奥の方から物音が…。 「お化け屋敷」を見たい浩二だった。修二は浩二と一緒に「お化け屋敷」を体験する。
 最後に鏡があり、そこには「今、手をつないでいるその人に出会えたのは、キセキのような、かくりつです。
光の中に出ても、その手をはなすことのないように」と書いてあった。
(ああ、こりゃ、感動するな。信子、ナイスアイディア)

 信子「私ね、長い間一人で掘ってたんだよね、モグラみたいに、土の中を。そしたら突然二人が出てきた。
これから先も、又こんなふうにポロッと誰かと出会えたりするのかな。
もし、そうなら、一人で土の中掘ってるのも、悪くないよね」
 彰「会えるんじゃないの、色んな奴と」修二「そしていつか、二度と会えなくなるんだよな」

 帰り、修二は弟にオレみたいになるなと言う、要領ばっか良くて、何も作れない大人にはなるなと。
 “俺はショックだった。野ブタや、馬鹿だと思っていた彰が、あんなにちゃんとした物を作ってたって事が。
ものすごいショックだった”(背景に写る修二が作ったこうもり。修二もちゃんと作っているよって事かな)
 「兄ちゃん、良い奴だよ」「えっ」
 「約束は絶対守るし、まあちょっとはカッコつけている所もあるけど、いい奴だと思うよ」
 “明日になったら、教室は元に戻るだろう。
野ブタは又いじめられて、彰は相変わらずわずらわしい奴で、俺は人気者で。
それは絶対変わるはずは無いのに、俺は不安だった。何も無い自分が、ものすごく不安だった”

感想:信子を妨害する犯人は真理子ちゃんではないかと、思うけど、どうなのかな。
 修二はなぜ、あれほど人気の真理子ちゃんとのお付き合いを、さほど楽しんでいないのかな。
 真理子ちゃんも修二の冷たさを感じているよね。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
どらま・のーと詳しく書いてます。
So Wonderful画像あります。
なべのさかやき、いしのひげ真夜中のギターについて

ちっちゃん俳句「亡骸や 演出しては 大豆なり」

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