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2005年11月

アニマル・アタック

「アニマル・アタック Animal Attack」交響詩篇エウレカセブン 第31話 ☆☆☆☆☆
脚本:大野木寛 絵コンテ:角田一樹 演出:安斎剛文 武井良幸 作画監督:伊藤嘉之 原作:ボンズ 監督:京田知己 シリース構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀

 三賢人の一人コーダ様(赤司まり子)は軌道エレベーターで地表に降りる。

 一方レントン・サーストン(三瓶由布子)とエウレカ(名塚佳織)は良い雰囲気になっていた。
 キス直前という時にエウレカが「ニルヴァーシュが怒ってる」と行ってしまう。ニルヴァーシュは暴れていた。
 スタッフは元の姿に戻そうとしていたが、ニルヴァーシュは元の姿に戻りたくは無いのだった。
 モリタ(小野健一)は外装の再検討をしなければならないと、
グレック・イーガン(そうですね、今のSF界の最先端と言えば、彼です。私も彼のなら問答無用で買ってます。
理解出来るわけでは無いんですが…。
グラッグ・ベアも「ブラッド・ミュージック」「火星転移」等の有名なSF作家ですね。こちらも大好き!)
の助力を仰ぐと言う。
 それを聞いて大喜びのジョブス(志村和幸)。顔を引きつらせるミーシャ(沢海陽子)。
 イーガンはアーキタイプ研究の第一人者だった。
 レントン、ふと横を向き、ものすごいでぶい男がゴンジイのお茶を飲んでいるのに驚く。
 デブはイーガン博士(銀河万丈)で、
「僕の小熊ちゃん」と言いながらどたどたとミーシャの方に駆け寄っていった。
 何と、ミーシャはイーガンと結婚して、別れたらしい。
 イーガンはエウレカはスカブコーラルからのメッセージじゃないかと言う。
 「君は何を知っているの?」とエウレカに聞くイーガン。「何も」とエウレカ。
 知らないと言うメッセージだとイーガン、「彼らは僕たちの事を知らない、何も知らないって」
 ホランド(藤原啓治)「メッセージが白紙って事か」
 「その通り。そこに何を書くかは僕たちの自由。何を書いたの?愛?憎しみ?」
 イーガンは一つの惑星にそんな沢山の知性体が住めるのかなと言う、我々とスカブコーラル。
 どうなるんですかと言うレントンの問いに、「世界が消滅しちゃうかも」と答えるイーガン。
 そして今の採寸データにもっともふさわしいニルヴァーシュの形状は高速飛行形体だと言う。
 アーキタイプは飛びたがってる、そして、エウレカも。

 コーダ様の前にひざまづくデューイ・ノヴァク(辻谷耕史)。後ろに控える子供達はアゲハ隊。
 「ここは会談の場にふさわしくない。盗聴されるわよ」とゴーダが言うと、「ご安心を」とデューイ。
 アゲハ隊の一人が何かの機器を取り出す。
 コーダの後ろに控えていた女の一人が何かの機器を落とし、女殺される。 女達下がる。
 今更大地が反乱を起こしているからと言って、宇宙船に戻る事は出来ない。
 デューイは殲滅しかないと言う。クテキュウは門に過ぎない。
 おそらくは近々抗体とでも言うべきものが現れ、人類の殲滅が始まるでしょうと。
 「力無き者は、覇を唱えられないわ」「わたしに力が無いと?」デューイ立ち上がり、コーダに近づく。
 そして彼女の膝を割って立つ。デューイに見下ろされ、顔を赤らめるゴーダ。
(あっ、そういう関係…。確かに年上の権力者に取り入る良い方法だが…)

 ニルヴァーシュの改装を見ていたレントン、ボードが無い事に気づく。モリタ達には製作できないそうだ。
 引退同然の天才メカニックに依頼したそうだ。「嫌な爺さんだがなあ。わかってるだろう?」
 アクセル・サーストンの事だった。

 アネモネ(小清水亜美)、ガリバー(杉山大)の毛をなでている。
 「デューイが今頃何してるか知ってる?あのコーダっておばさんと会ってるんだよ。わかるんだあ、わたしには。みんな知らない、あたしを知らない♪みんなは見てる、嘘見てる♪」
 ドミニク(山崎樹範)が入ってくる。

 イズモ艦(違かったりして)、アゲハ隊の子供達がいる。作戦の遂行の指揮は彼らが行っている。
 「全観測員に告ぐ。視認も怠るな!」何かを落とす艦隊。「地脈断裂を確認」

 アネモネ、その途端様子がおかしくなる。「来るよ…」

 「微弱コーラル反応確認」「場所は?」「まだ特定出来ません」「損害はどのくらいでしょうね」
 「数千オーダーでしょう。予想範囲に収まってくれると良いですねえ」

 エウレカの様子もアネモネ同様おかしくなっていた。「来る…」

 球状コーラリアンと様々異様な形状の化け物群が現れる。

 イズモ艦。レーダー手(悌篤司)「クテキュウ・コーラリアン、現出を確認」
 ユルゲンス艦長(小村哲生)「何だとお、場所は?」
 「方位、ヒトサンマルマル。距離、ナナニマルキロ。フェレス・シティです」

 フェレス・シティ、異様な化け物が跋扈している。あっさり殺されていく人々。

 フェレスに行ってくれとデューイがドミニクに連絡してくる。
 「それから子供達に伝えてくれ。予想通りの結果になったと」

 化け物達と艦隊との戦い。「みんな、痛い、痛い、って」とエウレカ。クテキュウ、無くなる。
 「始まったのか、真の目覚めが」とホランド。
 「わからない。情報がなさすぎる。ニルヴァーシュを早くスペックアップさせなきゃね」とイーガン。
 ホランドはそのために、ベルフォレストに行く決意をする。

感想:いや、すごいですね、百鬼夜行。「ベルセルク」の化け物達を思い出しました。絶望的ですね、あれじゃあ。 ああなるとわかっていてやったんですよね、デューイは。ひどい奴…。
 まあ、彼としては必要と思ってるんでしょうね、やるかやられるか。
他のブログを読んでの感想
 デューイはロリコンと言うより、ナルシストでしょう。きっと、自分以外はみんなバカ、と思っていると思います。
 アゲハ隊は作られた子供達じゃないのかな。
 人に対する共感能力とか情感面が欠如している代わりに、能力面を高めたとか…。
 おそらくアゲハ計画のために作られた子供達でしょう。お母さん、子供を窒息させちゃったんですか?
 変とは思いましたが、化け物が来たから静かになったのかと思っちゃった。

交響詩篇エウレカセブン 2
BONES原作 / 片岡 人生漫画 / 近藤 一馬漫画
角川書店 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
師匠の不定期日記画像あります
カレイドスコープ化け物の画像
才谷屋DIARYロッキングチェア
鷹2号の観察日記村上隆とコーラリアン


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失意の日々

「失意の日々」宮廷女官チャングムの誓い 第7話 ☆☆☆☆
脚本:キム・ヨンヒョン 演出:イ・ビョンフン

 チャングム(イ・ヨンエ 生田智子)は追放処分をまぬがれ、菜園へ配置換えをされる。
 チョン・チェゴサングン(ヨ・ウンゲ 寺田路恵)とハン・サングン(ヤン・ミギョン 小野洋子)が3年間、
俸禄を頂かなくて良いと女官長(パク・チョンス 駒塚由衣)に訴えたおかげだった。
 菜園は罪人が送られる所だった。菜園に送られて戻ってきた人はいなかった。

 菜園はひどい状態で誰も働いている人はいなかった。昼だというのに寝ていて、おやつの時間だと起きてきた。 ここでは暇をつぶすのだけが仕事ですと言われてしまう。

 次の日、チャングムは寝ていた男に水をぶっかける。そして雑草を抜けと命令する。薬草を抜く男。
 チャングムはこれはサイコで、これはツルドクダミ、これはヒガンバナと薬草を教えようとするが、
一つ名前が出てこない。
 それはスンだと男。内臓に熱がこもる症状に効くんだそうだ。
 頭もすっきり、特に二日酔いに、喉の渇きを癒すのに最高。
 チャングムは男にみんなを集めろと命令し、建物に戻ろうとする。途中倒れている女を見つける。
 さきほどの男が女を診察、鍼を持ってこいと言う。男が鍼を刺すと、しばらくして女は毒を吐いた。
 男はここの責任者チョン・ウンベク(後藤哲夫)だった。ウンベクは何もするなとチャングムに言う。

 チャングム、ウンベクに種の事をしつこく聞く。
 カン・ドック(イム・ヒョンシク 佐々木梅治)から、
仲間達が自分が受けられない料理試験のために頑張っている話を聞き、
何かやっていないとどうにかなってしまいそうだったからだ。
 一人薬草作りに励むチャングム。勉強も頑張る。種を撒く方法を仲間に聞く。色んなやり方があった。
 キバナオウギの種の撒き方を疑問に思ったからだったが、その事を言うと、
20年間育ったためしが無いと言われる。
 キバナオウギは実に使いでのある薬草で、非常に高価だった。それを聞いてヤル気を出すチャングム。
 試行錯誤の結果、キバナオウギの芽が出た。皆もヤル気を出してくる。
 イ・ヨンセン(パク・ウネ 八十川真由野)が講義の内容を書き留めたノートを送ってくる。
 そんな時、せっかくの菜園が荒らされているのが見つかる。菜園は宮殿の中で外からとは考えられなかった。
 夜中チャングムが見張っていたら、ウンベクも見張っていた。犯人は仲間だったが、理由はしゃべらなかった。
 監督官に訴えるウンベク。
 監督官は犯人を責めず、日が暮れたのに菜園にいたチャングムとウンベクを非難した。
 そして、監督官は今回の事は無かった事にして欲しいと言う。上の方のご意向だとか。
 そして菜園の女と情を交わした罪で職を免ぜられても良いのかと。
 オ・ギョモ(チョ・ギョンファン 村松康雄)の意向だった。
 明国から入ってくる薬草は必ずチェ・パンスル(イ・ヒド 小川真司)を通して入ってくる。
 オ・ギョモはチェ・パンスルに独占権を与え、チェ・パンスルは丸儲け。その儲けはオ・ギョモの懐にも入った。
 監督官に会った後酒を飲んだウンベクはキバナオウギの苗を掘り出す。
 ウンベクはキバナオウギの苗を市場で売った。国の財産を売ったかどでウンベクは捕まる。
 ウンベクを取り調べた男は、なぜキバナオウギの栽培に成功した事を知らせなかったのかと言う。
 ウンベクは監督官に報告した事を話す。監督官、お咎めを受ける。チャングム、戻れる事になる。

感想:わかりやすく、面白い、よく出来たドラマ。
 やっぱり主人公は失意の内にも、雄雄しく戦い、上に這い上がらないとね。
 チェゴサングンとハンサングンに3年の俸禄を返上させちゃった事だし。ウンベクさんも最後まで出てくるのよね。 チャングムはわかってないけど、考えた末に、ああしたのよね。
 上の者に訴えると言ったって、監督官が上の方からの圧力と言っていたし、あれが最善の策。
 チャングムが助けた人が、クミョンの想い人で、将来のチャングムと好き合う人ね。
 で彼はチャングムが残していったノリゲを大切にしていると。ノリゲが重要アイテムと言うのはこういう理由ね。
他の方のブログを読んで
 このドラマ、案外と韓流ファンがはまる物ではないのね。
 私のような正統派韓流ドラマが苦手そうな人の方が良いかも…。

宮廷女官チャングムの誓い 前編

日本放送出版協会 (2005.2)
通常24時間以内に発送します。

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親と子の青春

「親と子の青春」野ブタ。をプロデュース 第6話 ☆☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池頼広 プロデューサー:河野英裕 演出:岩本仁志

 桐谷浩二(中島裕翔)は父親の悟(宇梶剛士)に将来なりたかった者は何かと聞く。友情に厚い男だそうだ。
 普通だと言う浩二に父は例え話を始める。ある日突然友達がスーツケースを持ってやって来る。
 そのスーツケースの中にはバラバラ死体。わけあって誰かを殺してしまった。
 で、俺はそいつの話を最後まで聞いてやると。そこに草野彰(山下智久)がスーツケースを持って現れる。
 髪はぬれていて、「大変な事になっちゃったよ。やべえよ」と言う彰。「大変な事って?」と修二(亀梨和也)。
 「話聞いてくれる?」「聞く。聞くからさああの、その中何入ってるの」「見たい?」
 スーツケースには何やら子供っぽいおもちゃのような物が一杯。
(あっそうか、パーティーグッズが。他のブログの方が書いてました。そうね、確かに)
 「え、何それ」「お泊りセットなのー」と小さいメガホンで言う彰。家出してきたそうだ。
 そして彰は浩二と修二父のパジャマのシャツの裾をパンツの中に入れさすのだった。
 ポンポンが冷えるからだそうだ。そして電気消すための長い紐をくくりつける。
 紐の先にはブタの紙人形がついていた。野ブタが作ったそうだ。なぜ家出してきたのか。
 下宿先に父親が来て、会社継げと言ってきて、大喧嘩になったそうだ。

 翌朝一緒に学校に行く彰と修二。修二ふと自転車を止める。道には仕事先に向かってとぼとぼと行く人達。
 「俺達もさあ、こんな退屈そうなおっさん連中みたいになっちゃうのかなあと思って」
 「あんなふうにはなりたくなーい。なりたくない、なりたくない、あんなふうにはなりたくなーい」
 教室では進路希望調査書が配られた。

 修二はクラスの女の子にかばんに何つけてるのと言われる。
 彰があのブタさん紙人形を勝手につけていったのだ。可愛いと言う女の子達。そこでひらめく修二。
 小谷が作った事を言う。女の子達は信子(堀北真希)に自分達にも作ってくれと言う。
 修二は野ブタグッズを発売する事にする。野ブタキーホルダー。
 で、修二は彰に制作費を頼むと言うが、パパと喧嘩してるからお金が全然無いんだそうだ。
 3人、平山一平(高橋克実)の豆腐屋に行ってみる。パパはいなくなっていた。
 3人、野ブタキーホルダーを製作する。せっかくだからとキーホルダーに野ブタパワーを注入する信子。
 その野ブタパワーを注入したキーホルダーを俺にくれと言う彰。野ブタパワーの威力まじ半端じゃねえからと。
 それを聞いた修二ひらめく。これを持っていると願い事がかなうと言う噂を流そうと。

 渡辺ちえ(涌澤未来)、キーホルダーに遠藤文太(山根和馬)とお話し出来ますようにと願い事をかける。
 それを聞いた修二、文太にちえを可愛いと暗示をかける。
 手塚真吾(広瀬剛進)はもっと虫を持ってくる(虫が寄ってくる?)良い男にしてくれと願い事をかける。
 それを聞いた彰と修二、虫取りに奔走する。

 すごい人気のキーホルダー。お友達の蒼井かすみ(柊瑠美)もちょうだいと言ってくる。
 信子はみんなと違うバージョンをあげる。蒼井がお金を払おうとすると、お金はいらないと信子。「と、と…」
 「もしかして友達だからおまけしてくれるの」うなづく信子。「じゃあ、友達だからただにしてもらう。いい?」
 代わりに鯛焼きをもらう信子。信子、鯛焼きを大事に抱えながら廊下を走る。彰にぶつかる信子。
 「と、と、友達が、友達が出来た」嬉しそうな信子。屋上で彰と二人で鯛焼きを食べる。
 「俺さあ、鯛焼き頭の方が好きなんだ」と彰。「そうなんだ」
 「頭の方を食べてると、幸せな気持ちになるの。なんかしんないけど。これもその友達にもらったの」
 うなづく信子。
 「いっか。友達出来たんだもんな。野ブタパワーは売れるし。
なんかどんどんみんなの物になってくみたいで、さびしい」
 「私は、全然変わってないと思うけど」キーホルダー欲しいと言う子が来てるとの知らせ。
 信子が行こうとすると、彰が信子の腕を掴む。「そんなのどうでもいいじゃん」「でも、欲しがってる人がいるから」 去っていく信子。
 「プロデュースするって事は、みんなが欲しがるものになるって事か。って俺救われねえだっちゃ」

 彰父(升毅)が豆腐屋に現れる。豆腐屋のおじさんと一緒に野ブタキーホルダーを作る。
 キーホルダーを一個200円で売ってると聞いて、あきれれる父。少しいらいらしている父。
 ずっと一緒に仕事をしていた人をリストラしなくちゃならないそうだ。「やなんだよね、この仕事も」と父。
 その仕事を息子に継がせるんだとおじさん。
 会社と言うのは後継者の事でぐちゃぐちゃになってつぶれる事もあるから、
出来るだけ早く納得させるのが肝心だとの事。
 彰が帰ってくる。彰と父、大乱闘になる。彰に後ろから首を絞められ、左手を後ろにやる父。
 「ギブ?」と避難していたおじさん。「まだまだ!」と叫ぶ父。
 喧嘩は収まり、おじさんの部屋グッチャグッチャ(父、おじさんにお歳暮奮発しないとな)。額がガクッと落ちる。  「額だけにねえ」(座布団一枚!と言っても、駄洒落大好きO型女の評価だが…)

 覚悟を決めろと父。まだ17。何で今決めなきゃダメなんだよ。そんなのひどすぎるじゃんか。

 修二は金がもうかり、ウハウハしていた。父「楽しそうだねえ」「えっ、そう」
 「おまえサラリーマンに向いてるかもしれないよお」修二、ショックを受ける。

 横山武士(岡田義徳)、
黒木広子(たくませいこ)から職員室にいつまでも置いてあるダンボール箱を何とかしてくれと言われる。
 これだけは捨てられないと横山。箱を開ける黒木。
 そこには「使い捨てカイロ」と言う横山タケシの詩集が一杯入っていた。
 「使っちまったカイロは もう二度と熱くはならない」
 横山、詩集を捨てに行くと、そこにゴーヨク堂店主(忌野清志郎)がいた。「こういうはもう全然?」
 「ああ、全然書いてないですね。詩とかってほら、お金にならないじゃないですか」
 「生活のほう取っちゃったんだ」「て言う事ですねえ」「後悔してる?」「してないです」「全然?」
 「信じられないかもしれないけど、俺今の仕事すごい楽しいんですよ」「これうちに置いてみる」「うっそー」

 キーホルダーはものすごい売り上げだった。佐田杳子(夏木マリ)がやってきて、キーホルダーを欲しいと言う。  キーホルダーはすでに無く、次の奴を予約と百円玉2枚を置く。
 彰がそれを取ろうとすると、せんすでその動作を止める教頭、百円玉のどっちが表かと聞く。
 数字が書いてある方が表だと彰。桜の絵の方が表だった。
 「綺麗な方を表だと思いたいけど、世の中そういうわけにはいかないみたいねえ。
金に浮かれている若者よ、金には裏と表がある事をゆめゆめ忘れる事なかれ」

 偽物の存在を蒼井から知らされる信子。偽物は150円。他の学校の奴らが作ってた。
 信子は「もう、いいんじゃないかな。みんなに、喜んでもらえたし」と言う。しかし彰と修二は納得いかなかった。  今まで稼いだ金をつぎこんでバージョンアップを考える。

 その話を聞き「そりゃあ負けたくないよな」とおじさんは言う。「でしょ」
 「おまえの親父さんもあの時そう思って家出たんだよな」その話に驚く彰。
 会社を継ぐのがいやだと、嫁さんと彰を連れておじさんの所に家出してきたのだ。
 色々仕事探したけれど、このままでは家族食べさせられないと、親に頭下げて、会社に戻った。

 ニューバージョンを作る三人。しかし全然売れなかった。売れ残りのキーホルダーにペンキがかけられる。
 「かけてもらって良かったのかも」と信子。「だって次に行けるから。私達次に行かなきゃ、ね」

 彰が豆腐屋に帰ったら父がいた。会社継がなくても良いと父。
 何でと言う彰に、手提げ金庫の中を見せ、一万円は一万円、百円は百円、
一円は一円と綺麗に分かれている世界だからと。
 「おまえは道っぱたに落っこちてる10円玉のまんまでいろ」

 信子、公園で何かを見つける。彰と修二を公園に連れて行く。掘ってと信子。彰が掘るとそこには誰かの宝箱。 そして野ブタキーホルダーが入っていた。
 「私達の作った物が、誰かの宝になってたんだよ。誰かの心の中に残ったんだよ。私はそれで十分だと思う」
 3人、キーホルダーを燃やす。“野ブタのゆう通りだ。次に行かなきゃ、ね、だ”
 彰、鯛焼きを食べながら思い出す、父親から「あんこの多い方だぞ」と鯛焼きの頭をもらった思い出。
 「お父ちゃんの宝物って何?」「おまえかな」

 横山先生の詩集がブームになった。「白い薔薇はバラ科の花 白い奥田君は耳鼻科の息子」題名は蜃気楼。  笑う生徒達。それをこっそり見ながら「どこでそんな笑ってるんだ?」と疑問符一杯の横山先生。
 後ろの方で異様な笑い声が。横山先生の詩集を読んでいる教頭だった。
 教頭そのまま、ロッカーに入っていく(人間か、教頭は…)。

 進路の紙を集める横山先生。“進路は、やっぱり一週間では決められなかった。
 ”草野彰は「道端の十円玉」、小谷信子は「笑って生きる」、
桐谷修二は「ちゃんとした人間になる」とその他の希望進路に書いてあった。

 修二、朝の仕事先に向かうサラリーマンを眺めながら“この人たちも、悔しかったり、嬉しかったり、
誰かを大事に思ったりしながら、働いてるのかもしれない”と思う。
 駐輪場で彰に捕まる修二。彰、プロデュースを止めたいと言う。
 「何で」と言う修二に、「苦しすぎるから」と答える彰。「野ブタがみんなの物になるのは苦しい」「どう言う事?」  「野ブタを俺だけの物にしたい。ホントは誰かに見られるのもいやなんだよ」

感想:うん、確かに野ブタがあの宝箱の中にキーホルダーが入っていると見破るのは無理がある。
 まず、子供が、宝物を一つ一つ掲げてみながら、宝箱に入れて行き、
そしてあのキーホルダーを入れるのを野ブタが目撃するというシーンがないとねえ。
 まあ、信子、最初は貞子かと思ったぐらいだから、実は千里眼の持ち主…。
 予告でやってた教頭天誅シーンもなかったね。でも、この話は好き。
 派手な人生ではなくても、それを肯定するって話だから。社長だって、地味なのは地味なのよね。
 信子が友達が出来て喜ぶ顔はホントに可愛かった。元々可愛い人がやってる事だし。十分信子は魅力的。
 でも、恋をすると同性の友達にも嫉妬しちゃうのよね。
 理性ではいけない事だとわかってるし、自分がされたらイヤだから、そんな感情は押さえつけるが…。
 彰のあのふざけた感じのしゃべり&態度はまともにコミュニケーション取る事に照れがあるからかな。
 まあ、いまいちわかってないな、私は。
 他のブログの方が、修二は家族と彰、信子の前では演じていないと書いてましたが、確かにその通りですね。  修二にとって、すでに二人は大事な居場所ではないでしょうか。おじさん、彰父のお友達ね。
 明治の人は友に頼まれて、その親戚を実にきめ細かく親切に世話を焼いてたりするが、
今時こういう関係はめずらしいでしょう。
 うらやましいね。私は野ブタのお友達が犯人という事は絶対に無いと思います。
 木皿さん達はそういう展開はしないでしょう。やっぱりまり子かなあ。
 あの修二の態度はフラストレーションが溜まるよ…。
 最後の彰、マジ顔は反則ですよ、私が信子だったら、あんな事言われたら、腰が抜けます…。カッコよすぎ。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

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頼りなく豊かな冬の終わり

「頼りなく豊かな冬の終わり」絶対少年 第26話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智光  オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 脚本:川崎美羽 共同脚本・シリーズ構成:伊藤和典 演出:木村隆一 キャラクターデザイン・総作画監督・作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 

 横浜のあちこちに現れるオレンジの光(クリスマスの飾りつけみたいで綺麗)。

 ポーちゃんが爆発飛散し、座り込んでしまう谷川希紗(小林晃子)。希紗を気遣う小早川成基(櫻井孝宏)。
 それを見て、顔をうつむける大和理絵子(佐土原智子)、後ろを向いて走っていってしまう。
 3人の方に近づいていく須河原晶(松本美和)。真壁正樹(甲斐田ゆき)、理絵子ちゃんを追いかける。
 逢沢歩(豊永利行)、須河原にどっしるとしっしんとポーちゃんがいなくなった事を話す。
 歩、希紗達の方を見て、目をそらし、希紗達から離れていく。
 「この期に及んで、又逃げるわけ」と須河原、歩を追う。「あの二人、今はそっとしといて欲しいから」
 「あら、青春中…」

 成基、希紗の横に座る。希紗、こてんと倒れて横たわる。「わたしって、ダメだ」「そうか」
 「だって成基やりえぞうに迷惑かけるばっかだし、ブンちゃん、ポーちゃんもいなくなっちゃった」
 「ブンちゃんもポーちゃんも希紗の前から、好きでいなくなったわけじゃないだろ。
それに、俺はここにいるし、りえぞうもいる」
 「りえぞうも、成基もきっと、いつかいなくなる。あたしなんか嫌いになる」
 希紗、横になったまま、両足を抱えて、「ゴメンね」
 「なんであやまる?起きろよ、地べたは冷たいだろ。な、それが望みなのか」「望み?」
 「希紗は、どうしたい、どうなりたい?」「成基は、よくそういうよね」「ん」「どうしたい、どうなりたいって」
 「それはだって、まずそっからだから…」
 「成基はね、プロの将棋指しになるって、ちゃんとした目標、持ってるでしょ。
どうなりたいか、ちゃんと見つけられたでしょ。でも、あたしはどうしたいのか、ホントわかんない。
あたしには、何にもないから…」

 理絵子ちゃんを追いかけるマッキー、理絵子ちゃんを止め、理絵子ちゃん、マッキーに抱きつく格好になる。
 「だいじょぶ?」「マッキー…」「ん」「ちょっと、泣く…」「うん」

 こくさいはし。
 須河原、谷川さんのイーヴルがフェアリーに変わった事を、それってすっごい重要な事じゃないと言う。
 「須河原さんの重要って、何」「そりゃあもちろん、真実の報道」
 「変な事聞くけど、真実ってちゃんと人に伝えられるものなのかな」
 「おっ、って、誰に言ってる。これでも私、ジャーナリストだってーの」「そうだよね」「でもわかるよ、言いたい事」  「ん」
 「私も考えたもん。例えばニュースは、どこかで災害があった事を伝える。死者何人、行方不明何人。
その数字で、私達は災害の大きさを知る。だけど、それで本当に知った事になるのか。
君が言いたいのは、そういう事でしょ」
 「猫おどりの夜の出来事の本当の意味は、須河原さんの本じゃ伝わらない」
 「あんたねえ、いっぺんグーで殴ってやろうか」「殴られるのは困るけど」「殴る気なんか無いよ」
 「災害の例えだと、本当に知ってるって言えるのは、被災者とか…」
 「現場で救助活動に当たったり、遺体を収容したりした人達。そう、残念ながらその通り。
数字に置き換えられた事実は、間違えでは無いにしても、事実の劣化したコピーに過ぎない。
だからこそ、私達は真実を…」
 「僕がわかんないのはそこなんだ」「ぁあっ」
 「真実って、一つなのかな。事実は、起こった出来事は一つでも、真実って人の数だけあるんじゃないかなって」 「あるよ、人の数だけ。
でもそれじゃあ報道の仕事が立ち行かないから、嘘偽りの無い事実を、真実って言ってるだけ。
後は、事実のうちにある真実に、どれだけ肉薄出来るか、と、そう言う事」
 「そん時に、全ての情報は、須河原さんってフィルターを通るわけでしょ。
須河原さんは自分に都合の良い真実を選んでるだけじゃないって、言い切れる?」
 「じゃあ、私が予断を持ってるって…、あっ…」

 「希紗」何も答えない希紗、涙を湛えてる目。
 「元々、なんにも無いのかもしれないな。
でも、それじゃあ生きていくのが辛すぎるから、何かあると思いたいんだ。で俺は、将棋にしがみついてる。
希紗は俺には将棋があるって言う。だけど、それしかないんだ」
 希紗、脚を伸ばして、座る。「成基は将棋を選んだんでしょ。でも、あたしは選ぶ事さえ出来ないから」
 「いや、選んでるよ」「えっ」上空では、爆発する光。

 同じ光に照らされる理絵子ちゃんとマッキー。「もういい。もう平気」とマッキーから離れる理絵子ちゃん。
 マッキー、ティシュを差し出す。
 それで涙をふく理絵子ちゃん、「マッキー、女の子だったら良かったのに」と失礼な事を言う。
 「やだよ、僕みたいな女の子なんて、僕はやだ」「よく気が付くし、良いと思うけどなあ」
 「僕が女の子だったら、理絵子ちゃんとは友達になってないと思う」「えっ」「何となくだけど。そう思う」

 「須河原さんの本って…」「ん」
 「須河原さんにとっては不本意かもしれないけど、フィクションの形にして良かったって、僕は思う。
あれが須河原さんにとっての真実だとしても、僕のとは違う」
 「私の知らない事、あるんだ」「あるよ」「何」「わっくん」「えっ」

 「あたしが、何を選んだ」「ブンちゃんと、関わる事。希紗はそれ、まだ放棄してないだろ」
 上空には鉤型(?)になって飛んでいる青い光。

 「何で。どういうい意味?」「理絵子ちゃんはいつも、光の中にいるから、同じ女の子だったらうっとうしいかも…」 「うっとういしい?」「ゴメン。でも、そんな感じ。でね…」「で、何よ」
 「谷川は逆。いっつも影にいる。どっちにしても、なんかなって…」「私と、希紗…」

 「わっくんって、もしかして河童?」「違うし、話す気、無い」「おっ」「僕らが何者か、説明出来る?」
 「唐突だなあ。さっきの文脈からすれば、霊長目人科の哺乳類、という説明は、答えになってないね」
 「須河原さんの求める真実って…」「そういうわかったような気分になれる、簡単な説明なんじゃないかっ、て」  「あのさあ須河原さん…」

 希紗「ブンちゃんも、ポーちゃんも…」

 理絵子「…同じだって言うの」

 希紗「…同じだから、これは…」

 歩「…これは、戦いなんかじゃない」

 希紗「これって、みんなが思ってるような、光と闇とか、善と悪とかの戦いじゃないんだ」
 「戦いじゃないなら、なんなんだ」「うんと、分身を、捜してるのかな」「分身って、分身の術の、あれ?」
 「うん。ブンちゃんがあたしになついたのも、オブジェからポーちゃんが生まれたのも、あたしがそうだったから」  「希紗がブンちゃんやポーちゃんを必要としたから?」「そう。そうなんだけど、ちょっと違う」「ふん」
 「ああ、どう言ったら良い?うんとー、言葉が…」「ゆっくりで良いから」「うん」
 「ブンちゃんやポーちゃんが、希紗の分身って事?」
 「そういうのもあるけど、ホントの分身は違うとこ。あっち側にいて…」上空を見上げる希紗、爆発する光。
 「そっか、あたしが望んだから、ブンちゃんもポーちゃんも、こっち側に、あたしんとこに、来てくれたんだ」

 理絵子「それ、納得いかないから」「ここ、そろそろマジで危ないかも。下から出たほうが良いんじゃないかな」  「良いから、聞いてる事に答えてよ。なんで私ら一くくりなのよ」「ゴメン。一くくりにしたつもり、無い」「だって…」 「言う、ちゃんと話すから。
うんと、最近の理絵子ちゃんはちょっと違うけど、前は絶対人に嫌な顔見せなかったでしょ」
 「それが大人ってもんよ」
 「うん。僕もそういうのが大人になるって事だと思ってた。だから僕、大人になるの、いやだった」
 「マッキーは、そうだよね」「我慢するのが大人なら、僕今だっていっぱい我慢してる」「ん」
 「我慢は必要。だけど、我慢するばっかじゃダメなんだって、今はそう思う」「ちょっとだけ、わかる気がする」
 「ねえ」「あっ」「そうやって無理して我慢した想いって、どこに行くんだろ」「はっ。想い?」
 「谷川も一緒。彼女から溢れたマイナス思考は、一体どこへ行くんだろ」

 須河原、伸びをする。
 「そうねえ、私二つの光を対立するものだと思ってた。それを予断と言われれば、そうかもしれない。
でもねえ、だからっていきなり戦いじゃないって言われてもさあ」
 「これが戦いだったら、谷川さんとこのあれの説明がつかない」「ああ」
 「これは今度が初めての事じゃない、テレビで言ってたよね」「言った。今だってそう思ってる」
 「僕もそう思う。暖色系の光も、寒色系の光も、昔からいたし、これからもいる。
世界の被膜に穴があいて、たまたまそれが見えてるだけ。
これって自然現象に近いものなんじゃないかって思うんだ」
 「言うに事かいて自然現象って」
 「自然現象って言い方が乱暴なのはわかってる。
例えとしてなんだけど、対消滅(ついしょうめつ)ってあるよね」
 「物質と反物質がどうとか、粒子と反粒子がどうとか、そういうのだっけ」
 「そう。見た事無いけど、それはどっかで普通に起こってる事で、それに近いんじゃないかなって」
 「ちょっと待って。考え中。…不動明王の使いも、おなじ付喪神?」「全部、同じじゃダメ?」
 「いや、ダメじゃないけど…」

 希紗「全部、あたしなんだ」

 大量の暖色系の光、巨大物体の方に集まり、巨大物体の方に上がっていく。
 暖色系の光に触れて、巨大物体、端から消えていく。

 歩「光と影は、対立しない。両方で、ワンセットだから」斜め背中合わせに、上空を見る歩と須河原。

 マッキー「たぶん、想いは形になるんだよ」理絵子ちゃん、マッキーのジャケットを掴んで、上空を見ている。

 希紗「あたし、あたしのとこに、ブンちゃんもポーちゃんも、来てくれたんだ」
 希紗の肩に手を置く成基(肝心な所ははずさないな、成基)。

 羽鳥次郎(郷田ほづみ)「壮観ですね」土岐宮はな(渡辺美佐)「おやまあ、変わりないようだねえ」
 「でもきっと、これからは変わりますよ、色色と」「どうだかねえ」
 「世界は私達が思ってるよりも、遥かに複雑で、豊かで、不思議に満ちている。
こんな思いがけない形でそれを見せつけられたら、変わらざるを得ませんよ」
 「そんな事なら、昔の人はみんな知ってたさ。あんたらがただ忘れてただけじゃないか」
 「忘れてた事を思い出すのは、変わるきっかけになりませんか」「変わる変わる言ってるうちはダメだね」

 深山美紀(三橋加奈子)「うん、今テレビで見てるよ」
 美佳(鈴木真仁)「うちから見えるんだって。すごいよお。ってか、あんたの彼氏はだいじょぶなの?」
 「えっとー。連絡取れない」「えっー、それって心配じゃない?」
 「うーん、なんかね、真下にいそうな気もするんだけど。たぶん大丈夫。心配ない」「えっー!」

 飛び交うヘリ。成基、隣の希紗の方を見る。希紗、それに気づき、ちょっと顔を赤らめ、恥ずかしそうに下を向く。

 須河原、マッキーをあのすざまじい部屋に呼び出す。
 彼女はコンビニで買ったらしい巻き寿司を食べている(糸をひいてるから、納豆寿司か…)。
 わたしらの仕事はこっからだと須河原、本にするんだそうだ。
 須河原、マッキーにコンビニおにぎり(しゃけ)を渡し、原稿チェックをしてくれと頼む。
 「はい」と嬉しそうなマッキーの声。「で、学校は?」とさっきのとは一変、低めの声で言ってくる須河原。
 「今日はもう終業式だけだし」「それでも、ちゃんと行く」「そんなあ、呼んどいてそれは…」
(マッキーは自分を振り回す女が好きなんですね。マゾ…)

 成基は将棋会館で研究会。

 緑のジャージ姿の歩、電話に出る。希紗だった。「あっ、ゴメン、まだ寝てた?」「いや、起きたとこ」
 「あのー、なんかお礼言いたくて」「僕は何もしてない。ただ古い友達がしたみたいに、待ってただけ」
 希紗は洗濯機を動かしていた。「そんな事言ってたね。古い友達って?」「わっくん」「座敷わらし?」「えっ」
 「そんなわけないか。
あたしね、小さい時、座敷わらしと遊んだ事があるっぽくて、覚えてないんだけど、わっくんって名前、
つけてたんだって」(何と希紗は、風呂に入りながら電話していた…!)
 「わらしだから、わっくん、かな」「まさか、田菜?」「田菜?何?」「地名」
 (パソに小さい希紗とわらしが写っている写真が…!!)
 「場所かあ。青森のなんてったかなあ、確かまだ、幼稚園前で」「東北なんだ」
 「うん。あれ、なんか変な事言っちゃったね。待っててくれて、嬉しかった」「うん」「ありがとう」電話を切る希紗。  「わらしのわっくん。頭屋の森の座敷わらし」歩、美紀に電話。「おはよう、早いねえ」
 「ちょっとね。聞いて欲しい事が一杯あるんだ」(美紀の正面の写真。後ろに写っている美玖の歩いている姿)   「ふーん。聞いてあげる」「うん」(仲がよろしいようで…。焼けるなあ)

 後ろから希紗に声をかけられる理絵子。希紗、なんと制服姿。
 今日から行くって決めたから、今日から行くそうだ。「制服って、寒いね」
 「女子高生はねえ、脚に感覚が無くなって一人前」(うっそー!!そうなの?!)「無理。絶対無理」
 「ふん。今までさぼってた罰だなあ」「りえぞう、ホントに寒くないの?」立ち止まるりえぞう。「いや、寒い」
 笑う希紗。一緒に笑う理絵子。

感動の最終回予告:オカカ婆(斎藤恭央)「と言うわけで、“絶対少年”は終わったのじゃ」
 ロク(宝亀克寿)「終わったのか」タルト(清水愛)「終わったのねえ」
 海野潮音(清水愛)「タルト、タルト、どこ行っちゃったの」タルト「あっ、ネネちゃんが呼んでる。タルト、もう行くね」 鈴木平五郎(宝亀克寿)「おーい、ロク、ロクや、どこにいるんだ」
 ロク「僕も平五郎さんが呼んでるから行かなくちゃ」オカカ婆「さて、わしはどこへ帰れば良いのかのお」
 阪倉亮介(斎藤恭央)「オカカ婆、オカカ婆どこだあ」「おや、亮介だ。まだわしを追いかけていたのか」
 「今日という今日は逃がさねえぞ、オカカ婆!」「甘いぞ亮介、わしはそう簡単には捕まらん」おしまい

感想:ああ、三匹とはお別れなんですね。さびしいです。
 オカカ婆は生きていると思いたい(もう、寿命だとは思うが…。いっそ化け猫になってしまえ、オカカ婆)。
 昨日、来ました、DVD。やっと見れました、「猫おどりの空に舞う」。
 希紗とりえぞう同様、潮音と美紀も一緒に笑ってましたね。
 「猫おどりの空に舞う」の感想は、野ブタとチャングムとエウレカの次に書きたいと思います。
 いつになることやら…。まあ、これは私の趣味のブログですからね、好きにして良いんです。
 野ブタはドラマ全般を綺麗に書いている人がいるし、チャングムはすでに最終回まで書いている人がいるし、
エウレカはやたらと大勢書いている人がいるし、私が書く必要性は無いんですが…。
 で、今回、最終回の「絶対少年」。
 謎が全て綺麗にわかるわけではなかったですが、現実がそんなもんですし、
最後に全てわかるという方が違和感があるでしょう。
 暖色系と寒色系は対立してないそうですが、
でもどっしるとしっしんとポーちゃんは逃げてるみたいに見えましたし、消えちゃったし…。で
 も、確かに、対立してるなんて割り切れない。一緒になって、何かに昇華するのかな。わからない。
 まあ、わからないまま、人々は日々の生活をしていくのだろう。
 確かに、こんなすごい体験をしたからといって、変わるとは限らないわね。
 希紗は、ブンちゃんとポーちゃんが来てくれた事によって、自分を大切にする気になったかな。
 とりあえず、動こうとしてるしね。これからも色々な事にぶつかっていくだろうけどね。
 理恵子ちゃん、結構希紗を嫌いじゃないみたいだし、成基が自分を見つめている事に気づいたよね、希紗。
 マッキーはこれを機に、ジャーナリストの道を目指したりして…。
 このまま、しっかりした男になって、押してけば、理恵子ちゃんは陥落するぞ。
 須河原だって、こっちは年数がかかるが、マッキーの成長しだいでは、うまく行くかも…。
 しかし、わっくん、座敷わらし…。青森の旅館で、座敷わらしに会ったんですか、希紗は…。
 座敷わらしってさびしいんだね。座敷わらしに会ったという事は将来安泰か…。
他の方のブログを読んでの感想
 もちろん、私はこのアニメにどっぷり浸かった口。DVDも買っちゃったし…。
 前半の田舎の夏も、後半の思春期の子達のリアルな心の揺れも好き。
 何度見ても飽きないアニメ。ブログにびっしり書いたし、一生良く覚えてる作品になるでしょう。
 全部の回書くのはこれが初めてだし。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.26
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

ちっちゃん俳句「このトイレ 集中したり 地獄かも」

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悪夢のデート

「悪夢のデート」野ブタ。をプロデュース 第5話 ☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池頼広 プロデューサー:河野英裕 演出:岩本仁志

 小谷信子(堀北真希)は下駄箱にラブレターが入っていて驚く。

 草野彰(山下智久)は学校に行く気がしなかった。
 「なんか全てがどうでも良い感じ」と言う彰に、平山一平(高橋克実)は「恋でもしたか」と言う。
 「あれだろ。前は一人でも平気だったけど、今はやたら一人が寂しくてたまんない。
でもって、雑誌やCDをやたら買い込んで、夜一人時間をつぶすんだけど、でもやっぱり寂しくてたまんない」
 「だっちゃ」「それが恋よ」「おいちゃんすごいよ」「だって、俺恋の現役生だもん」「おいちゃん恋してんの」
 「ま俺の場合さあ、仕事に恋してんだけどね」「仕事かあ」
 「ほらあ、こんなとこでぼやぼやしてて良いのかあ。
今頃ライバルがさあ、よし、今日こそ告白してやろう、とか思ってるかもよ。ああ、今ズボン履いたなあ。
あっ、今右足靴に突っ込んだかも。ほら、あっ」
 彰、思わず想像し、急いで学校に向かう。

 桐谷修二(亀梨和也)は野ブタに足りないのはキャピキャピ感だと言う。そして恋愛をしろと言う。
 そんな修二に信子はシッタカ(植木誠 若葉竜也)のラブレターを見せる。
 燃える修二はシッタカにダブルデートを提案する。上原まり子(戸田恵梨香)の協力も取り付ける。
 信子も修二に押し切られる。そんな時、怪しい笑い声が聞こえる。
 彰によるとこの笑い声を聞くと不吉な事が起こるんだそうだ。教頭の笑い声に似ている…。

 修二、信子に可愛い女の子の仕草を指導する。
 そしてシッタカが触ってきた時の、やんわりとした断り方を伝授しようと、信子の肩を抱く仕草をしたら、
彰が止めに入り、自分がシッタカの役をやると言う。
 しかし彰には信子の肩を抱く事は出来なかった…。しかし修二がやるのも我慢できない。
 修二と彰でやる事を提案する。その場を横山武先生(岡田義徳)に見られ、すっかり誤解される…。

 修二、まり子に信子の引き立て役をやってもらう。
 まり子によると、デートを成功させるポイントは、最後に今日は楽しかったと言う事だそう。
 心からでなければいけないが。

 デートの日。彰はこっそり後をつける。まり子、物欲魔人を演じる。
 そして本来料理が得意なのに、わざと出来の悪い弁当を持ってくる。ついでにわがままを演じる。
 彰、修二に見つかる。邪魔すんなと釘をさされる彰。修二達は信子達と別れる。
 信子は野ブタパワーを注入する。最後に「今日は楽しかったです」と言うまり子。

 水族館。絵を描いていたおじさん(伊藤正博 たぶん…)が泡を吹いて倒れる。すぐかけつける信子。
 何も出来ないシッタカ。見ていた彰が携帯で救急車を呼ぶ。信子はおじさんの口の周りの泡を手で拭く。
 「私のかばん、取って」と信子に言われて、シッタカはかばんを持っていくが、
信子の泡に汚れた手に触れそうになり、思わず「汚ね」と、かばんを離してしまう。
 自分の言った事に動揺するシッタカ。彰は水族館の人を呼んでくる。
(思わず言っちゃったのよね。
あんな事言ったから、優しくないとは限らないとは思うが、がっかりする事は確かね。
違うと言いながら、そのおじさん触った手だからと言っちゃうのもマイナス。
この場合、汚いもへったくれも無いからね)
 救急車の車上、彰は信子の手を自分の頬に当てながら「全然汚くねえだっちゃ」と言う。
 そして信子の手のひらを広げて「ほら見て。とっても優しい手じゃないか」と言う。病院。
 「一生懸命やってくれたのに、ゴメン」と言う信子。「デートの事か」と彰。
 「あたしのために、上原さんまで頑張ってくれたのに」「野ブタのせいじゃないんじゃないか」
 「でも、あたしがもっと、うまくやれれば…。期待に答えたかった。
うまく行って、みんなにありがとうって言いたかった」
 看護士さんが来る。おじいさん、お酒の飲み過ぎだったみたいで、もう大丈夫だそうだ。病院の外。
 「空、綺麗だね」と彰。「うん。キャッチボール、したいような空。した事ないけど」
 “あたしはいつも、二人にボールを投げてもらってばかりなのよね。でも、受けるのが精一杯。
だからいつかそのボールを投げ返したいと思ってる。
二人のグローブに、スポンって、届くように投げ返せたら、気持ち良いだろうな”

 修二が帰ったら、お母さん(深浦加奈子)が服を着たまま寝ていた。帰ってきたら、バタンキューだったそうだ。
 今日はしゃぶしゃぶのはずだったが、お母さんが寝言で「オクラ」と言ったそうで、オクラが用意されていた。
 そうしたら、「ブロッコリー」と寝言を言うお母さん。で、オクラとブロッコリーのしゃぶしゃぶ…。
 正統的しゃぶしゃぶは母さんが起きなかったので無期限延期。
 「鳥肉(?)食べたかったな」と浩二(中島裕翔)が言うと、「にくー、にくにくにくにくぅ~」と寝言を言う母さん。

 彰は、信子の手を自分の頬に当てた事を思い出し、もだえていた。

 次の日、学校で、信子を中傷するビラが沢山張られていた。
 「驚くべき小谷信子の男関係。今度のえじきは2B植木君」
 そんなビラが配られても、シッタカは信子と付き合いたいそうだ。
 「やっぱり、好きでもない人と付き合うのは良くないと思う」と信子。
 人気者になりたくて頑張ってるんじゃないのかとの修二の言葉に、「別に」と言う信子。
 「べ、べつに。俺たちそのために一生懸命頑張ってんじゃないの。えっ、違うの、ねえ。
えっ、じゃあさあ、人気者になりたくないの」
 うなづく信子。
 「はっ、はっ、何それ。俺一人でバカみてえじゃんじゃん、なあ。はっ、意味わかんねえだけど。
おまえ、こんなビラが出回ってんだぞ、なあ。おまえなんてすぐ誰にも相手にされなくなるよ、ねえ、ねえ」
 彰「じゃあ、おまえはそのビラ信じてるのか」
 「別に信じてるとか信じてねえとかじゃなくて…。信じてねえけど…。
こんなのさあ、あちこちベタベタ張ってあんだぞ、なあ。
みんながそういうふうに思うのは時間の問題じゃんか、なあ」
 「ビラが出回って、野ブタの価値が下がるから、
今のうちに叩き売れって俺にはそういうふうに聞こえるんだけんど。
野ブタは野ブタじゃん。ビラ出回ったって、ここにいるのは俺らが知ってる野ブタだし。
なにも変わってないじゃんか」
 あの不吉な笑い声が聞こえてくる。修二、出て行く。

 修二が教室に戻ると、上原まり子の悪い噂が広まっていた(料理下手とか…)。
 修二はまり子に会いに行き、昨日デートのせいで、まり子に変な噂が流れてると知らせるが、
「良いんじゃない、別に」とまり子は言う。
 「ホントの事じゃないじゃん」と修二が言うと、「あの、ホントの事は修二が知ってるからそれで良いの」とまり子。(感じが良いな~。犯人はまり子じゃないのか…。
でも、修二みたいに煮え切らない恋人だと、ストレスがたまるよな。不安になるし。
修二、健全な男子高校生とは思えん。普通、あんな事とか、こんな事とか、色々妄想うずまくんじゃないのか…)

 あの不吉な笑い声は九官鳥だった。教頭の佐田杳子(夏木マリ)が捕まえた。
 思わず「鳥だったんだ」と言う修二に、噂ごときに惑わされたかと教頭、あのビラを出して、
こういうのにも惑わされてるのかと言う。
 「桐谷、恐れるな。これはただの紙切れだ」

 帰り道、修二は橋に佇む父親の悟(宇梶剛士)に会う。もうすぐ母さんを乗せた飛行機が上空を通るんだそうだ。 「こんなに会えないでさあ、結婚した意味とかあんの」と修二が問うと、
「バカだなあ、なかなか会えないから結婚したんじゃないか。結婚さえしておけば、年に何回かでも会えるだろう」 飛行機が見え「のぶたん!」と叫ぶ父親。その声を聞き、野ブタの事を思い出す修二。

 修二、橋の欄干に乗って待っていた彰に会う。彰、修二を野ブタストーキングに誘う。
 野ブタ、犬のタロ吉相手に笑顔の練習(あれは怖い。笑顔じゃない)。神社におまいり。野菜を眺める。
 花屋のおばさんと話す。鼻歌歌いながら、ビラを細く切って、花作り(?)。彰は野ブタの願いを話す。
 「いつか人気者になって、おまえにありがとうって言う事なんだっちゃ」
 彰、野ブタに声をかける、「修二君がおまえに話しがあるってよ」二人、野ブタの所に行く。
 「俺やっぱさあ…、俺がおまえを人気者にしたい」ビラを丸めたのを野ブタに向かって投げる修二。
 それを掴んで、にっこりその玉を見つめる野ブタ。
 “そして、普通の女の子みたいに、くだらねえ事で、お腹の皮がよじれるぐらい、涙流して笑う所を、
見てみてえんだよ”
 投げ返す野ブタ。投げる修二。

 翌日、蒼井かすみ(柊瑠美)が信子に会いに来る。あの倒れたお爺ちゃんの孫だった。友達が出来た。

感想:彰、次第に感じが目茶苦茶良くなってきた…。か、可愛い…。優しいしね。修二も、悪くない感じ。
 まあ、いろいろ欠点はあるが…。何と言っても、まり子ちゃんへの煮え切らない態度が…。
 夏木マリは怪しくて、良いね。担任も嫌いじゃない。しっかりした先生と言えんが…。校長も可愛い。
 修二の親も良い感じだ。なぜ、あの親から、こんな妙に冷めた息子が出来たかわからんが…。
 もちろん、信子の存在感は大きい。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

ちっちゃん俳句「この地中 一緒されたる 神話なり」

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世界の被膜が穴だらけ

「世界の被膜が穴だらけ」絶対少年 第25話 ☆☆☆☆☆ 
監督・絵コンテ:望月智光 シリーズ構成・共同脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン:総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 共同脚本:川崎美羽 演出・作画監督:今泉賢一

 大和理絵子(佐土原智子)「あんたの言ってる事、意味不明なんだけど」逢沢歩(豊永利行)「うん。そうだね」  「喧嘩売ってんの」「まさか」「だって…」谷川希紗(小林晃子)「いい」「何が」「大丈夫」希紗、歩に近づく。
 理絵子「ちょっと、希紗…」「話したい事、あるし」「あっ、そう」歩「ごめん」
 「何であんたが、ってか、謝るくらいなら、最初から訳わかんない事すんな。もう、二人ともおかしいって…」
 希紗「何で、ここに」
 「あの時、僕と一緒だった、どっしるとしっしんは、百キロ近くを旅して、横浜までやってきた。猫に連れられてね」 「猫?」「オカカ婆って言うんだけど」「何」「猫。何でそんな名前かってのは、又別の話」
 理絵子「どうだっていいよ、猫の名前なんて」
 「百キロは遠い。
一体どんな想いで猫はその道のりを歩いてきたんだろうとか、なぜそうしなければならなかったんだろうとか、
すごく考えた」
 「うん」「それは僕の方の事情だったけど、結果的には、どっっしるとしっしんは、君の、ブンちゃん?」
 目線を下げ、目をうるませる希紗。
 「あんなふうにしちゃった事は、取り返しのつかない事実で、何であんな事が起こったのか…」「言わないで」
 理絵子「希紗、もう帰ろう」
 歩「過去は変えようが無いけど、それでもまだ自分に出来る事があるはずだと思って、
それで君を待つ事にしたんだ。
ただぼんやりとその時を待つんじゃなくて、積極的に待つ事。前にそうやって僕を待っててくれた友達がいたから」 理絵子「積極的も何も、待つってそもそも受身じゃん」
 「だから僕はこうしてここにいる。そして、谷川さんは来てくれた」

 小早川成基(櫻井孝宏)、真壁正樹(甲斐田ゆき)と合流する。
 マッキーは、理絵子ちゃんも谷川さんも、あの謎の巨大物体の下にいるだろうという意味の事を言う。
 成基、一人であの下に行く。マッキーは須河原さんを待つ。

 希紗、歩に卵を見せる。卵に「ポーちゃん」と名前をつける希紗。ポーって光るからだそうだ。
 卵を見て「これ、追われてた方だ」と言う理絵子、青白い光に追いかけられてた事を話す。
 ブンちゃんの事例とは逆なので、とまどう希紗。ギィユゥウと言う音がして、顔を上げる希紗。
 頭上で、橙色の光が、青白い光に追いかけられ、ぶつかって爆発した。「や」と言って、うずくまる希紗。
 あっちこっちで、光っている。「いや。一人にしないで。ポーちゃんまで、連れてかないで」
 理絵子ちゃん、ここを離れたほうが良いと言い、希紗の腕を取って立ち上がらせる。

 成基、バーが落ちている場所を見つける。そこから禁止区域に入る。どっしるとしっしんが現れる。
 二体、成基を導く。

 マッキー、謎の物体の写真を撮るが、うまく撮れていなかった。
 須河原晶(松本美和)から連絡が入るが、途中で切れてしまう。マッキー、決意した顔で走り出す。

 理絵子、希紗の腕を取り、無理矢理連れ出そうとする。その手を振り払う希紗。「希紗?」「行かない」
 「危ないって」「そうかな。ホントにそうなのかな」「常識で考えなよ」
 「常識で考えたら…」希紗、上を見上げ、「これって、存在しなくない?」「えっ。…そんなの屁理屈」
 「違う。そういうんじゃなくて…。うんと…」
 歩「僕もそう思うよ。谷川さんと同じ。常識だけで考えちゃいけないと思う」

 野毛ちかみち。須河原、伝言板に気づく。
 そこには「みんなが心配なので先に行きます。あの場所で会えるはず!まかべ」と書いてあった。
 「了解!」と書く須河原。

 歩「常識ってのはそもそも、その時代その土地の、最大公約数に過ぎない。
前にとおさんからそう言われた事がある。
常識が正しいとは限らないし、逆にそれが邪魔して、真実が見えなくなる事がある」
 理絵子「そりゃそうかもしんないけど、この際真実とかどうでもよくない?」
 希紗「よくない。あたし、知りたいし。それでここ来たんだもん」
 「僕も、ここで何が起こるのか、もう少し見ていたい」希紗「うん」
 ため息をつく理絵子、「知ってるよ。希紗が超のつく頑固なの」「そう?」
 「そうだよ。もう、あきらめて私も付き合う。でも、一個だけ約束して。ホントに危ないと思ったら、とっとと逃げる。いい」
 「うん。でも、それじゃあ手遅れだったりして」「やな事言わない」

 マッキー、青白い光の集団から隠れる。(光の集団は、マッキーの事は気にしないと思うが)
 いきなり肩に手を置かれ、ビックリして、尻餅をつくマッキー。須河原だった。
 マッキー、須河原に携帯を出してもらう。データを移そうとするが、携帯の電気が消える。
 メモリーカードは須河原のとは違うタイプだった。クリスマスプレゼントのつもりだったのに。
 口で説明してと須河原。発光が等比級数に増えている。

 成基を導いていたどっしるとしっしん、急にベンチの下に隠れる。向こうから沢山の青白い光が来た。
 それらが通り過ぎたら、ベンチの下から出てくる。

 萬国橋。マッキー「須河原さん、僕、あの…」「聞いてる、何」
 「僕、須河原さんと出会えて良かったです。ゲームよりも楽しい事があるの、知りました。楽しいです。
感謝してます。だから、仕事のお手伝いも、そうじゃなくても、ずっとご一緒したいです」
 「で」「えっ」「それが何」「いや、あの…。僕、今告白したんですけど」(マッキー、切り替え、はやっ)
 須河原、立ち止まる。「須河原さんの事、好きなんです。…僕じゃ、ダメですか」
 「う~ん。年下興味無し。バカ言ってないで、さっさと動く」
(いや、仕事をする女を目指す須河原さんには、家事をやってくれそうな年下男はあり難いかと思うんだが…。
マッキー、須河原の、あのすさまじい部屋を見た上で、言ってるんだし…。
でも、確かに、マッキーは、男には見えないね…。もう少し、カッコ良くなってからね、マッキー)
 「やっぱし」

 どっしるとしっしん現れ、リュックを抱きしめる希紗。もちろん、成基も到着。
 成基「遅くなった。制限時間、間に合ったか」理絵子「ぎりぎりだよ」希紗「何のこと」理絵子「こっちの話し」
 成基、理絵子ちゃんの肩をポンと叩き、「りえぞう、ありがとな」と言って、希紗の方に行く。
 希紗の心配をする成基の声を聞きながら、沈んだ顔をする理絵子ちゃん。
 どっしるとしっしんがリュックの前に来て、語りかけるように光る。リュックの中のポーちゃん、動く。
 ポーちゃん、リュックごと飛んでいく。リュックから出て、楽しそうにどっしるやしっしんと飛びまわるボーちゃん。
 三体、理絵子ちゃんの周りを飛ぶ。(おそらく、理絵子ちゃんの心が沈んでいるのを敏感に察したのだろう)
 三体、ビルの角を曲がって、須河原とマッキー達の方に行くが、向こうから青白い光の集団が来て、
Uターンする。
 歩、自転車に乗って、それらを追いかける。成基、希紗の腕を取って、追いかける。
 それを見て、顔を下に向ける理絵子。「最後まで、つきあうさ」
 行こうとすると、「理絵子ちゃ~ん」と言う、マッキーの声が聞こえる。「理絵子ちゃん、だいじょぶ?」
 走ってくるマッキーと須河原。「マッキー」涙ぐむ理絵子。
(おお、理絵子ちゃん、マッキーに脈ありか…。今度は理恵子ちゃんに切り替えろ、マッキー)
 「遅い」と涙声で言う理絵子。「ごめん」

 青白い光とぶつかり、爆発するどっしるとしっしん。
 光達から逃げようとするポーちゃん、希紗の目の前を通り過ぎる。追いつかれ、爆発するボーちゃん。

 幼稚園のあちこちに現れる暖色系の光。

予告:オカカ婆(斎藤恭央)「春じゃのお」ロク(宝亀克寿)「春か」タルト(清水愛)「春だねえ」
 オカカ婆「春と言えばやっぱりあれじゃのお」ロク「あれだねえ」タルオ「あれなのかぁ」
 オカカ婆「しかしあれと言えばやっぱりそれじゃよ」ロク「うん、それだよねえ」タルト「それなのかぁ」
 オカカ婆「それと言うのは要するに春」ロク「春か」タルト「春だねえ」オカカ婆「つまり春なのじゃよ」
 ロク「春だよねえ」タルト「春なのよねえ」オカカ婆「つまり春と言えばあれなのじゃ」ロク「あれって何だ」
 タルト「あれって何」オカカ婆「春と言えば別れの季節じゃろ」ロク「別れの季節?」タルト「別れ?」
 オカカ婆「次回、最終回“頼りなく豊かな冬の終わり”」ロク、タルト「最終回!?」
(春になり、ボケボケになった三匹の会話…。
“あれ”とか“それ”とかが、会話の中に多くなったら、脳力トレーニングが必要ですね…)

感想:今回は、マッキーの切り替えの早さが目立ちましたね。うん、実は非常に強い子なんですね。
 しかしどっしるやしっしんだけではなく、ポーちゃんまで爆発して、一体どうなるんだ、この話し。
 常識から外れた巨大物体の下では、常識家の理絵子ちゃんの方が異質になってしまいますね…。

関連サイト
師匠の不定期日記画像あり
まんりきの積ん録アニメ大王陰陽について
神速の錬金術師の更なる練成~三位合体~予告の画像まであり

ちっちゃん俳句「あの自身 開催すなる 他人なり」

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キープ・オン・ムービン

「キープ・オン・ムービン Keep On Movin'」交響詩篇 エウレカセブン 第29話 ☆☆☆☆
原作:ボンズ 監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 きゃくほん:菅正太郎 絵コンテ:もりたけし 演出:中村圭三 作画監督:尾形健一郎 真庭秀明

 ドミニク・ソレル(山崎樹範)はアドロック・サーストンの墓を訪れる。墓は雪に覆われていた。
 「世界は変わり始めた。各地で頻発する地殻変動。対策が後手に回った連邦議会。不満を募らせる民衆。
その後押しを得た軍部の再編。全ては大佐の計画通りに進行している。
レントン・サーストン、おまえはここにどう関わる。この英雄の息子である、おまえは。ベルフォレスト。
辺境の地にありながら、今日における世界の変革は、この町から始まったと言っても過言ではない。
タイプゼロは、この町での戦闘を経て、飛躍的にその性能を向上させた。
特筆すべきは、サマー・オブ・ラブ以来、初めてセブン・スウェル現象が確認されたのも、この町だと言う事だ」
 ドミニク、飛び出してきた女の子を避けようとして、バイクを壊してしまう。
 「偶然に思われた現象の数々。
だが、あの少年が、アドロック・サーストンの息子であるという事実により、全ては、
必然の様相を呈してきたと言える」
 ドミニク、通りがかりの女の子3人に、バイクを修理してくれる所を聞く。
 「私は知らなければならない。レントン・サーストン、あの少年に与えられた役割を。あの少年に託された何かを。そのためにも…」
 連れて行かれた修理所はアクセル・サーストン(青野武)の所だった。
 「私は、この人物に会わねばならなかった。アクセル・サーストン、その人に」
 ドミニク、レントンの友達と自分の事を紹介する。気難しそうなアクセルに気おされるドミニク。

 レントン(三瓶由布子)とエウレカ(名塚佳織)が月光号のみんなに食事を振舞ってた時、
タルホ(根谷美智子)がやってくる。
 タルホは何のために戦争してるか知ってるのかとレントンに問う。
 この戦いを最初に始めたのはアドロック・サーストン。
 アドロックはこの大地スカブ・コーラルが知的生命体のコーラリアンであると主張し、それを証明しようとした。
 グレート・ウォールを中心に開始された調査の過程で、スカブ・コーラルの影響と思われる人的被害が、
調査員や軍関係者の間で拡大、これを受けた軍上層部はコーラリアン排除を決意し、
結果アドロックはこれに敵対した。
 彼には確信があった、コラリアンが生命体であるという絶対的な確信。ゆえに彼は共存を模索した。
 それを後押ししたのが人型コーラリアンの出現。その人型コーラリアンこそがエウレカ。
 そして今軍内部に再び対コーラリアン部隊が組織されたようだ。
 軍は地中深くに攻撃をしかけるための兵器を開発している。
 ホランドが月光ステイトを作った理由はただ一つ、アドロックの後を継ぎ、
コーラリアンと唯一アクセスできるエウレカを守るため。
 しかしそれは世界を敵に回す事を意味する。

 アクセルはドミニクのバイクを修理した。
 ドミニクが去ろうとすると、アクセルは帽子を取り、頭を深く下げ、
「ドミニク君、これからもレントンと仲良くしてやってください」と言う。
 「あれの父親は、英雄と祭り上げられた男です。
だがあんなものは、軍部が作り上げたでっち上げに過ぎんのです。
どうかありのままのレントンを見てやってください。最初、君を見た時から、他人である気がしなかった。
気が向いたらいつでもここによってください。
君のバイクの修理なら、この老いぼれ、いつだって喜んで引き受けますよ」
 ドミニクの目から涙があふれる。
(やっぱりレントンの爺だから、ピーキーに仕上げたが。うん、私ももう少し繊細な仕上がりの方が良いな)
 去るドミニクを見張っていた男達、誰かに報告する。

 ホランド(藤原啓治)が目覚める。

感想:アクセル爺さんは良い。ドミニクが泣くのもわかるな。ドミニクも良い奴だ。
 アクセルや女の子達にかなり軽く扱われていたが…。
 ドミニク、製作者は意図的に背丈をレントンと同じくらいにしたと聞いたような…。
 レントンの対になる存在なのね。見張ってた男達って、デューイの手の者?
 後半に入って、いきなり謎を開陳し始めたわね。最初っから言えよ、とか思うが…。
 やっぱり、
鉱山跡でレントンが見た人々の生活の幻想はかつてはレントン達と同じような人間だったコーラリアン達のかつての姿か。
 大地スカブ自身が知的生命体って事か。パイルバンカーはスカブを傷つけている。
 この星に移住した人類は、この星に合わせて形状を変えたと言う事か。
 コーラリアンを排除すると言う事は、この星を人類が住めない星にすると言う事か。

関連サイト
師匠の不定期日記
出張版 ぐらびてぃりみてっと

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恋の告白作戦

「恋の告白作戦」野ブタ。をプロデュース 第4話 ☆☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池頼広 演出:佐久間紀佳

 11月4日、「1・1・4」、いいよ、と読めると言う事で、皆の前で告白出来る日とされていた。
 ただし、学校で一人だけ。告白して受け入れられれば、上から花が降ってくる。
 しかし、拒絶されれば水が降って来る…。

 草野彰(山下智久)が桐谷修二の(亀梨和也)と小谷信子(堀北真希)の生徒手帳にブタさんシールを勝手に張る。

 前世占いをしていた彰、修二の誕生日を聞く。言いたくなかったのだが、しつこいので教える。
 11月1日、今日だった。信子、手帳に修二の誕生日を書きとめる。
 上原まり子(戸田恵梨香)がそれを拾い、偶然、それが書いてあるページを見る(おお、綺麗な字だ)。
 修二は恋人の自分にも、誕生日を教えてくれないのに…。修二を締め上げるまり子。
 修二、自分の手帳を小谷が拾ったんだと誤魔化す。
 自分の誕生日を書きとめるのかと言われ、弟が書いたんだとかわす。
 「俺って嘘うまいな」と言う修二。
(どっかおかしいと気づいているよね、まり子は…。でも、あんまり悪い事考えたくないから…)

 信子、修二の誕生日を祝ってやりたいと、体育館の用具室に彰と一緒に行く。
 そしたら、そこには坂東梢(水田芙美子)が居、彼氏ともめていた。大した理由も無くバンドーを殴る男。
 どうやら普段から暴力を振るっているらしい。彰が止める。
 しかし「余計な事するんじゃねえよ」とバンドーに言われてしまう。
(そんな男とは別れろ!!もしかして、ダメンズ・ウォーカーか、バンドーは…。
私を愛してくれる人はこの人しかいないとか…。それは愛じゃない、単なる所有欲だ!)
 修二はまり子から、誕生日のお祝いとしてケーキをもらった。
 何と手作りケーキだ(ケーキ作るのは大変なんだぞ)。しかし修二、そのケーキをあっさり彰と信子にやる。
 ケーキが嫌いなんだそうだ。信子、心がこもっているから食べなきゃと修二に言う。「キモいよ」と拒絶する修二。 去る信子。彰、修二に信子と作った誕生日プレゼントを見せる。
 ライン引き(何って言うの、あれ)で書いた校庭一杯のバースデーケーキだ。

 平山一平(高橋克実)、「ホントの事、教えてくれ」と言いながら追いかけてくる男(ベンガル)に会い、
自社ビル建てたいなんて言う望みを抱いていた事を言い、逃れる。
 何でも、このホントおじさんに嘘をつくと恐ろしい事が起こるんだそうだ。
 「あんな事とか、こんな事とか」(どんな事?)

 夜中、校庭に書かれたバースデーケーキを目茶苦茶にし、ノブコとシュージの相合傘を書く女。
 次の日、その相合傘を見たバンドーグループ、11月4日に信子が修二に告白するよう投票する。
 そのように決まってしまう。(こんな日があるのがおかしい…。お話ね)
 修二、以前皆の前で水をかぶった手塚真吾(広瀬剛進)に、「みんなの前で、水をかぶるのは、本当に辛い事よ」
とトイレで背中にべったり張り付かれて言われる。
 修二、信子に水かけると思うと言う。気にしないと信子。
(当然だよな、好きじゃないし。私も信子なら、下手に同情されたくない)
 信子、彰に「力って、どうやったら出るのかな」と聞く。
 彰、「野ブタパワー注入」と言いながら、左手を腰に当て、右手をブイサインにしながらかかげ、左に折り、
右にひく。
 「これであなたも元気百倍」

 信子、バンドーグループを見て、彰に教えられたとおり、野ブタパワーを注入する。
 バンドーに告白の話、取り消してくださいと言う信子。キャンセルは不可能だそうだ。
 「私はクラスで浮いてるけど、そういうバンドーさんはもっと浮いてますから」と言う信子。
 「そんな事一々あんたに言われなくたって、こっちは幼稚園の時から自覚してます」「変わろうと、思わないの?」 「今更いい子やれっての。出来るわけ無いじゃん」「人は変わる事が出来る」
 「はあ?別にあたし変わりたくないし」
 「わたしはバンドーさんに殴られて、バンドーさんは彼氏に殴られて、何で、バカみたいに、
同じ事繰り返すんですか。何で、もっと違う自分になろうと、思わないんですか。人は変われます」
 去っていくバンドー。

 夕食時、突然桐谷家にやってくる彰。
 何しに来たと修二が聞くと、「脅しに来たぬー」と彰、背負ってきたリュックから瓦10枚を出し、積む。
 「俺ね、色々考えたんだけど、野ブタが水かけられるの、黙って見てらんないのね。
だから、明日おまえがもし水かけるような事あったら、ただじゃおかないのー」
 瓦を割る彰。「あなた、あした、こうなるね」

 悩む修二、阿弥陀くじで決めようと決意する。

 11月4日。始まる告白タイム。信子、告白相手を代えたいと言う。バンドーを選ぶ。
 紐を引くバンドー、信子の周りに花びらが舞う。
 仲間には間違えたと言うバンドー(もちろん、間違えたわけではないのさ)。

 屋上。バンドーはなぜ、花を降らしたのかと彰。
 「みんなが期待してるのと違う事、やってみたかったんじゃないのかな。
自分も変われるんだって、思いたかったんじゃないのかな」と信子。
 彰、他の二人に生徒手帳を出させる。「秋の紅葉狩り」に行きたいそうだ。
 そんな時、校長(不破万作)がホントおじさんに追いかけられ、3人にぶつかる。みんな手帳を落としてしまう。

 帰り、手帳を開き、それが信子のである事に気づく彰。
 そこにはぶたさんが「野ブタパワー」を注入しているぱらぱら漫画が書いてあった。
 感嘆する彰、ホントおじさんに遭遇する。「ホントの事、教えてくれ」と迫られ、野ブタの事が好きだと言う彰。
 「それ、恋?」と聞かれ、「恋」と答える彰。
 「フォーリン・ラブ?」と聞かれ、「イエス、フォーリン・ラブ」と答える彰。
 ホントおじさん、去り、あらためて、自分が言った答えに驚く彰。

 信子も自分が修二の手帳を持ってきた事に気づく。
 そこには阿弥陀くじが書かれてい、5回連続で「水」が選ばれていて、6回目でやっと「花」にたどり着き、
「花」に丸が描かれてあった。
 「俺は、野ブタの上に、花を降らせるつもりだった。人気者の修二君を投げ捨てても、降らせるつもりだった。
それはたぶん、あの二人が、好きだったから。あの二人といる自分が、好きだったからだ。
そんな事、自分でも信じられないけど、そうなんだから、しょうがないじゃんか」

感想:「シュラバダ、シュラバダ」は私も使ってみたいな。二番目の歌はユーミンの歌よね。題名はわかんない。
 あっ、野ブタパワー注入!も密かにやってみたいような…。やんないとは思うが…。
 占いってのは、決意を固めるためのものね、嫌な事はやんないし。彰、強いのね。
 原作は、結構きついみたいだけど、木皿泉さんの脚本だし、野ブタは女に変更したし、
きっと暖かい感じに終わるのよね。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

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彼女たちの小さな冒険

「彼女たちの小さな冒険」絶対少年 第24話 ☆☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクテーデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:伊藤和典、川崎美羽 絵コンテ:下田正美 演出:根岸宏樹 作画監督:乙幡忠志

 谷川希紗(小林晃子)の部屋。
 羽が生えた卵は、あたかもあの巨大な何かを見つめているかのように、窓の側にいたが、
かつてブンちゃんが居所にしていたバケツに入る。
 「あっちの方が…ブンちゃんっぽい…。…君は誰?」光る卵、希紗の側に来る。
 「ブンちゃんの生まれ変わり?それとも…わかんない」希紗、卵をリュックに入れて、外に出ようとする。
 「行かない方が、良いのかな?行く?」答えるかのように音を出す卵。「わかった」外に出る希紗。

 家を出た小早川成基(櫻井孝宏)、待っていた希紗と出会う。「希紗!」ちょっと涙ぐむ希紗。
 「どうしてたんだ、電話にも出ないで」「電話?あれ、あたし、携帯どうしたっけ」
 「悪い。ちょっと急ぐんだ。歩きながら話そう」「うん」
 誰も乗っていない電車の車両に、二人仲良く並んで座っている成基と希紗。「どういうこと?」と成基。
 「だから、ブンちゃんが…あっ、違うな。ブンちゃんが残してくれた物が、あれに…」
 「あいつ、逢沢が連れてた奴みたいになっちゃったって事?」「そう」「見ていい?」
 ちょっと見せて、すぐリュックの紐を締めちゃう希紗。「見た?」「見た」「どう思う?」
 「確かに、あいつのと似てる。でも、ブンちゃんが残した物に間違いないのか?」「間違いない」「うん」
 「成基にもわかんない?」「うん?」電車を降り、巨大物体を見ながら「ねえ、あれって、何?」と希紗。
 「何って…」「ブンちゃんっぽい」「そうか」「うん。あそこの下まで行ったら何かわかるのかな」「えっ」
 「行く。じゃあね」希紗、小走りに走っていく。

 自分の部屋のベッドにただねっこっろがってた大和理絵子(佐土原智子)、携帯が鳴ったので出る。
 「はい、大和…」「元気良いな」「うん、だって、久しぶりに成基からの電話だし」「ああ。…うーんと…」「もしもし」  「希紗と会った」「えっ」「どうもあいつ、あそこに行っちまったみたいだ」「どこ?」
 「みなとみらい。巨大イーヴルとか言う奴の、下」「はぁあっ!?」
 「ホントは俺も一緒に行きたかったんだけど、師匠に呼び出しくらってて、俺ここんとこずっと、将棋、
おろそかにしてたからさ」
 「そっちをドタキャンするわけにはいかないっと…」「そ」理絵子、ため息をつき、「で、何?」
 「出来たら、希紗を引き止めて欲しいんだけど」「わっ、わたしが?」「他に頼める奴いないし」「そう」
 「こんな事頼むのもどうかとは思うんだけど…」電波切れる。

 巨大物体を双眼鏡で観察中の真壁正樹(甲斐田ゆき)、「又光った…」、
何と携帯に発光回数を書きとめている。
 携帯鳴ったので、出る。「はい」「出るのはやっ」と理絵子ちゃん、「マッキー、今どこ?」
 「関内の近くのビル」「希紗があの下に行こうとしてるらしいんだ。手貸して」
 「うん、良いよ。どうすれば良いの?」「捜して、止める。じゃあね」携帯を切る理絵子ちゃん。「えっと…」
 戸惑い気味のマッキー、決意の目をして、顔を上げる。

 希紗、近づこうにも立ち入り禁止で近づけない。警官(飯田征利)に追い返される。
 希紗、別の所でバーをまたごうとするが、ワンピースが邪魔でうまくまたげない。
 すそをあげたら、「あーらら、アホ見っけ」と理絵子ちゃん
(開き直ったと言うより、壊れたと言った感じがする………、地なんだね………)。
 「りえぞう」「りえぞう、じゃないでしょう。スカートまくって何やってんのよ」
 「駅からみなとみらい行けないから、こっからと思って」「スカートまくってる説明になってないよ」
 「引っかかっちゃうから」
 「あ~。とことん、おバカ。こんなのはずしちゃえば、それで済む事じゃん」と理絵子ちゃん、バーをはずす。
(あっ、そうか。でも、どっちでも良いような…)
 「あっ、そうか」希紗、落ちたポールを越えて行く。「ちょっ、待ちなさいって。立ち入り禁止だよ」
(おまえも、おバカだったな。希紗を行かせてどうする)
 「でも行く」「何で?」「わかんないから、行く」「ダメだって。…もう、希紗!?」理絵子ちゃんも付いて行く。

 マッキー、例の警官さんに希紗の事を聞く。理絵子ちゃんがバーを落とした場所の傍らを通り過ぎていく。

 「ねえ、どこまで行く気?いい加減に、しなさいよね」立ち止まる希紗、上を見上げて「ブンちゃんの音がする」   「はあ!?ねえ希紗、戻ろう?」「りえぞう、一人で戻って良いよ」「でも…」「あたし行くね」「勝手にすれば!」
 理絵子ちゃん戻ろうとするが、立ち止まり「クリスマスイヴなのにさあ」と結局希紗を追いかける。
 「ったく、何でこうなるのよ」

 師匠の家から出た成基。夕方。理絵子ちゃんにかけるが、電波が届かず、希紗も同様。マッキーにかける。
 「もしもし」「ちょっと良いか?」「何?」「あのさあ」「ん?」「いや、希紗かりえぞう、知らないか?」
 「理絵子ちゃんから電話もらって、僕も谷川さん捜してるんだけど」「見つかってないのか」「うん、まだ」
 「そうか。ありがとう」「小早川君もこっち来る?」「おっ、そのつもりだけど」
 「じゃあ来たら、又連絡してもらえる?合流しよう」「おまえと?」「うん。バラバラで捜しててもアレだし」
 「ああ、わかった」「それじゃあ、連絡待ってるから」携帯を切るマッキー。
 成基、しばらく携帯を見つめ、「マッキーだよ、な?」

 ゆっくりと回転する巨大物体を通して、走る太陽の光。誰もいない街。
 「何かこの世の終わりみたい」と理絵子ちゃん。「何か言った?」「言ったよ。てか、怖くないの?」「何が」
 理絵子ちゃんため息をつき、「なんでもない」時々、バシッって感じに、光がひらめく。「光った」と理絵子ちゃん。 「光ったね」と希紗。青とオレンジの光が接触して、光っている。
 傍らに立っている希紗の何かに気づき、「ん?希紗」と希紗の腕を取る理絵子ちゃん。「えっ」
 理絵子ちゃん、希紗の胸元に顔を近づけて、臭いをかぎ、「あんた、お風呂入ってる?」
 「あれ?最近ずっと部屋にいたから…」(まあ、あの状態では風呂に入る気力は無いな)
 「ちょっと…、それでも女子高生?」「学校行ってないもん」「いや、女として、風呂入んないのはまずいって」
 「誰に迷惑かけるわけでもないし」「希紗っていっつもそうだよねえ」「何が?」
 「中学の修学旅行の時だって、日光でさあ、希紗がいないって大騒ぎになったの覚えてる?」「ああ」
 「あんだけみんな大騒ぎしてたのに、あんた、あれ、あの門何だっけ」「陽明門」
 「そう、それ。陽明門の前で、ずっとボッーと突っ立てたんでしょう」「だって、あれってすごくない?」
(そうだ、あれはすごい。細かいとこまで彫っていて、見ていて飽きないぞ。
て言うか「あれはすごいぞ」と私が口走ったら、希紗も同じ事を…。シンクロ…。気が合うな、希紗…)
 「そういう問題じゃなくて…」「見てたかったんだあ、ずっーとっ」国際橋に着く。
 「マイペースも希紗クラスになったら、勝手過ぎるって言葉に変わるよね」(ごめん、良く聞き取れなかった…)
 「そうかなあ」「希紗は勝手だよ」「どっちもどっちかなって、思ったり」「どういう意味?」
 ブンちゃんのパーツのような6体が、白いしっしんのようなのを取り囲んでいた。
 パーツ達、飛び、青い光に変わる。彼女らの足元を通り過ぎる。「希紗、平気?」「何が?」「何がって…」
 「行こう」「ねえ、どこへ向かってるわけ?」「臨港パーク」

 須河原晶(松本美和)、控え室に戻ったら、メールが一件あった。「あの子が動いたか…」携帯をかける。
 「はい、もしもし」「あっ、真壁君、メール今見たんだけど、その後、どう?」
 「谷川さん、あれんとこに向かってるのは間違いないです」「巨大マテリアルイーヴル?」
 「はい。それとこれから小早川君と合流するつもりです」「私も今から向かう。今どこ?」「桜木町駅の近くです」  「1時間後に桜木町駅前で」「了解」携帯を切るマッキー。
 「さっ、大急ぎ!」と須河原、弁当を前にして割り箸を割る。
(食べないで行こうという発想は無いんですね、腹が空いては戦にはならないんですね)

 臨港パーク。「ここって、ブンちゃんが…」「うん」「ここに、何かあるの?」「何となく、呼ばれた気がして」「えっ」
 人が立っていた。「何で?人?」希紗、リュックを抱きしめる。「もしかして、あの晩の人?」「うん」
 「このまま、帰る?」「それはイヤ」逢沢歩(豊永利行)に近づく二人。気が付く歩。
 「とりあえず、私が話しつけてくるから」と理絵子ちゃんは言って歩に近づき、
「ちょっとあんた、ここで何してるの?」と言うが、歩、理絵子ちゃんを無視、希紗を見ながら「来たし」と言う。
 「えっ」「待ってたし」「はい?」
 「来ると信じてたから、待っていられた。だけど、すごく不安だった。来てくれて、ありがとう」

予告:タルト(清水愛)「可愛いリボンつけちゃった」
 ロク(宝亀克寿)「タルトちゃん、穴ぼこ模様のリボン可愛いねえ」
 「穴ぼこ模様?違うよ、これはドット柄って言うの」「ふーん、穴じゃないのか?」「違うに決まってるでしょう」
 オカカ婆(斎藤恭央)「アナがどうしたって?」「ロッくんがあなあな言うの」「ほお、ロクはアナが好きなのか」
 「好きって言うか、穴模様の水玉がねえ」
 「ふむ、アナと言えばアナウンサー。要するに須河原晶とかああいうじゃのお」「いや、穴と言えば、水玉模様」  「アナじゃろお?」「穴だよ」「アナ」「穴」「アナ」「穴」「アナ」「穴」「次回、世界の被膜が穴だらけ」
 「あれ、どうしたの、タルトちゃん」「胃に穴があきそう…」

感想:おお、ぞくぞくするなあ、異空間。暖色系と寒色系って戦ってるの?
 ブンちゃんから生まれた卵が、この関係をどうにかするのか?歩、すごいな、予感があったんだ。
他の方のブログを見ての感想:スカートまくりあげで萌えるのか…。
 私もあの場合やりそうだが、アニメ美少女限定で萌えるのだろうなあ。
 陽明門と希紗のエピソードは、もし希紗が芸術家になったんら、
らしい微笑ましいエピソードとして語られる事になるだろう。芸術家には集中力は不可欠です。
 マッキー評価急上昇したまま高止まりだが、成基が…。いいもん、成基は好みの男だ。
 私の物と言う事で、お姉さんが可愛がってあげよう!後じさる成基が目に見えるようだ…。
 「来たし。待ってたし」に驚いた人多し…。でも、あのわっくん言葉は真似したくなるよね。
 歩だって、使ってみたかったんだ。わっくん同様当て所も無く待ってたし。わかるぞ、歩!
 私だって、使った可能性高い。て言うか私、歩属性強いからな。
(後、須河原と、希紗と理絵子ちゃんに近い物を感じる…)
 あっ、私もタルコフスキーの「ストーカー」思い出しました。
 あの何か起こりそうで、大した事は起こらない、3時間近くある、「地下鉄のザジ」を見た後で、
頭が疲れていたのに、なぜか眠くならずに、最後まで集中して見た、不思議な映画…。
(タルコフスキーは「鏡」以外は、見た映画、皆、結構好き。相性が良いんだな)

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.11.16
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
JUNK KOLLEKTER画像あり
キラキラと輝くモノ警官との会話あり
まんりきの積ん録アニメ大王ストーカー仲間がここに…。

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続・夕陽のガンマン

「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗 The Good,The Bad and The Ugly」☆☆☆☆☆
イタリア 1967  監督・共同脚本:セルジオ・レオーネ(Sergio Leone) 製作:アルベルト・グリマルディ(Alberto Grimaldi) 共同脚本:ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ(Luciano Vincenzoni)トニオ・スカルペッリ(Tonio Scarpelli) 撮影:トニーノ・デッリ・コッリ(Tonino Delli Colli) 音楽:エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)

最後まで書いています。ネタばれまくりです。

 男(リー・ヴァン・クリーフ Lee Van Cleef)が現れ、黙ってその家の主(Antonio Casas)の前に座る。
 「ベイカーの使いか?」と主、金貨なんか知らないと主張する。
 ジャクソンと言う男が訪ねて来たかと男、ジャクソンの偽名を聞く。
 「いくらで俺を殺す?」と聞かれ、名前を聞き出せば500ドルと答える男。ジャクソンの偽名はビル・カーソン。
 主は有り金1000ドルを出す。
 しかし男は「雇われた以上、仕事はやり遂げる」と言い、あっさり主を殺し、
銃を持って家に入って来た長男も殺した。
 男はベイカー(Livio Lorezon)にジャクソンの偽名を知らせ、約束の500ドルをもらい、
「そういや1,000ドルもらった。あんたを殺して欲しかったんだろうな。雇われた以上仕事はやり遂げるぜ」
とベイカーを殺す。男はエンジェル・アイと呼ばれていた。

 2,000ドルの賞金首の男(イーライ・ウォラック Eli Wallach)、3人の男に囲まれる。
 「おい、2,000ドルにしちゃみっともねえ顔だな」と三人の男の内の一人が言い、笑う。
 「だが賞金を手に入れるのはあんたらじゃないぜ」との声がし、
葉巻を吹かした男(クリント・イーストウッド Clint Eastwood)が現れる。
 あっさり3人の男達を倒す男、賞金首を縛り上げて馬の後ろに乗っけていく。そして保安官に突き出す。
 賞金首はトゥコ・B・J・M・ラミレス、通称ネズミ。
 彼が首を吊られようとした時、葉巻男(ブロンディ 通称 ブロンド頭だから あまりブロンドには見えんが…)、
遠くからロープを狙撃、賞金首を乗せた馬はそのまま走り、賞金首助かる。二人で賞金を山分け。

 又又首を吊られようとしているトゥコ。それを見ているエンジェル・アイ。両足が無い男が報告してくる。
 金貨の護送中の南軍が北軍に襲われて生存者はスティーブンス、ベイカー、ジャクソンの3人。
 金貨は消えていた。
 ビル・カーソンと名前を変えたジャクソンは片方の目を失いながら再入隊、マリアと言う若い娼婦と暮らしている。 場所はサンタアナ。
 トゥコを狙ったブロンディの弾丸は微妙に逸れ、馬は駆け出し、何弾か撃って、何とかトゥコは助かるが、
馬は結局葉巻男の一頭だけ。
 ブロンディは賞金は3,000ドルどまりだと、協力関係を終わらせ、金はもらって、トゥコを荒野に置いて行く。

 一方マリア(Rada Rassimov)を痛めつけてビル・カーソンの居所を聞こうとするエンジェル・アイ。
 ビル・カーソンは10日前に出て行った。シブレー将軍の第3部隊、サンタフェに向かった。

 トゥコは町にたどり着く。閉めようとしていた武器店に無理矢理入り、銃と帽子と弾丸とお金を強奪していく。
 そして仲間を集めてブロンディを襲う。町には北軍が迫っていた。
 ブロンディはトゥコの仲間三人は倒すが、後ろの窓から現れたトゥコには気づかなかった。
 トゥコはロープを梁にかけさせ、ブロンディに縄を首にかけさせる。
 そしてブロンディが乗っている椅子を銃で狙った時、砲弾が入ってくる。
 二階の床が抜け落ち、トゥコは落下、ブロンディは逃げる。

 一方ビル・カーソンが所属する第3部隊は北軍に捕まっただろうと南軍の男はエンジェル・アイに言う。
 生きていたら、北軍の捕虜収容所バタービルに入れられるだろうとも彼は言う。

 トゥコは執拗にブロンディを追う。ブロンディは火の跡に葉巻を残していくのですぐわかった。
 ショーティ・ラーソン(Antonio Decembrino)の首吊りロープをブロンディが狙っていると、そこにトゥコが現れる。
 トゥコはブロンディがショーティのロープを撃つ事を許しはしなかった。
 トゥコはブロンディの馬に乗り、日傘をつけ、ブロンディを砂漠へと歩ませる。
 ブロンディが瀕死の状態になった時、トゥコは彼の頭に銃を突きつけるが、御者がいない、
疾走してくる馬車に気づく。トゥコが馬車を止めてみたら、馬車は死体だらけ、と思ったら一人生きていた。
 その馬車は南軍第3部隊の馬車、生きていた男はビル・カーソン(Antonio Casale),
彼は20万ドルの金貨をやるから水をくれと言った。
 彼は護送中の金貨20万ドルを横取りして、サッドヒルの墓地に隠した。
 トゥコは墓の名前を聞こうとするが、ビル・カーソンは水を要求する。
 トゥコは急いで水を取りに行くが、戻ってみるとビル・カーソンは死んでいて、かたわらにはブロンディがいた。
 どうやら彼は墓の名前を聞いたらしい。
 仕方が無いので、トゥコは南軍の服を着て、南軍に彼を治療させようとするが、
出会った南軍にはそんな余裕が無かった。トゥコは彼を修道院に連れて行き、養生させる。
 元気になったブロンディとお宝求めて行くトゥコ。向こうからどこかの部隊が走ってくる。
 制服は灰色に見えたので、南軍と思い、
トゥコは「南軍万歳!南軍に勝利あれ!グラント、くたばれ!将軍万歳!」と叫ぶ。
 「名前は?」とブロンディに将軍の名前を聞き、「リー将軍、万歳!神様は俺たちの味方だ」と又叫ぶトゥコ。
 ブロンディが「神様はまぬけも嫌いだ」と言う。
 一隊は止まり、隊長が軍服の袖の埃を払うと、その埃の下に青い地が見えた…。
 二人は仲良く捕虜収容所に入る。その捕虜収容所でビル・カーソンの名前を名乗るトゥコ。
 そこには北軍に入って収容所に勤めていたエンジェル・アイがいた。彼とトゥコは知り合いだった。
 エンジェル・アイはトゥコを拷問し、墓の場所を聞き出す。
 そしてトゥコを賞金首として、突き出し、墓の名前を知っているブロンディを連れて墓地の場所に向かう。
 エンジェル・アイは5人の仲間を連れてきた。
 一方トゥコは手錠で繋がれていた見張りの男を連れて一緒に汽車から、落ちる。
 そして相手を殺し、鎖を汽車に轢いてもらい、自由になってエンジェル・アイ達を追う。

 トゥコが風呂に入っていると、そこに彼のせいで右腕を失くした男(Al Mulock)が入ってくる。
 「8ヶ月も捜したぜ。右腕の恨みを晴らす。左で撃てる様になるまでかなり練習した。ここで試してやる」
 撃たれる男。「撃つ前にはしゃべるな」その銃声を聞き、トゥコがいる事を知るブロンディ、外に出る。
 後をつけさせるエンジェル・アイ。ブロンディはその見張りをあっさり殺す。
 そしてトゥコと再会、二人でエンジェル・アイ達とやりあう。4人は倒したが、エンジェル・アイは逃げていた。
 二人は墓地に向かう。しかしその途中で北軍に捕まる。
 「なぜうろついていた」と酒ばかり飲んでいる大尉(Aldo Giruffre)に聞かれ,
「入隊希望です、将軍」と答えるトゥコ。この一隊はブラストン橋を守っていた。
 大尉は密かに橋が爆破されればと思っていた。戦闘が始まった。金は橋の向こうにあった。
 二人は橋を爆破する事にする。そうすれば別の場所で戦うだろう。大尉は瀕死の重傷を負って帰ってくる。
 ブロンディは彼に「飲めよ」と酒を勧める。「ぐいっと飲んで耳を澄ましてな」橋に爆弾を仕掛けていく二人。
 もしかしたら自分達も危ないかもしれない。
 「お互いの秘密を話そうぜ」と言って来るトゥコ、墓の名前を聞いてくる。
 何も答えないブロンディに墓地はサッドヒルだと話すトゥコ。「墓の名前は……アーチ・スタントン」
 橋は爆破され、その音を聞き、にっこり微笑み死んでいく大尉。二人が行く先先には死体がころがっていた。
 ブロンディは瀕死の青年を見つけ、彼にタバコを吸わせる。
 その間にそこにあった馬に乗り、一人で墓地に向かうトゥコ。
 馬はブロンディの砲撃で倒れてしまうが、トゥコは墓地にたどり着く。アーチ・スタントンの墓を走って探すトゥコ。 見つけて掘っていると、ブロンディが現れ、四角いシャベルを寄越される。
 トゥコは銃をさぐろうとするが、ブロンディはポンチョをはねのけ、すぐ銃を構えれる事を示す。
 そこに先がとがったシャベルが放り込まれる。エンジェル・アイだった。二人で掘れとの事。
 しかしアーチ・スタントンの墓にはお宝は無かった。ブロンディは嘘をついたのだ。
 ブロンディは石の裏に名前を書き、近くの広場の真ん中に置く。お互いの様子を探りあう3人。高まる音楽。
 等間隔で離れる3人。銃声が響き、倒れるエンジェル・アイ。トゥコの銃には弾丸が入っていなかった。
 夕べの内にブロンディが抜き取っていたのだ。
 お宝はアーチ・スタントンの墓の横にある無名の墓の中にあった。
 ブロンディは首吊りのロープをつくり、トゥコにそのロープの輪に首を入れさせる。
 足場は墓石代わりの木の十字架だ。後ろ手に両腕を縛るブロンディ、トゥコの前に金貨の袋4つを置いていく。  自分にも4つだ。馬で去っていくブロンディ。足場は悪く、今にも首を吊りそうなトゥコ。
 ブロンディは遠くからロープを狙撃して、去っていく。
 助かったトゥコはその背に向かって「おい、ブロンディ!貴様!絶対に許さねえぞ!」と叫ぶのだった。

感想:これをセルジオ・レオーネ節とでも言うのでしょうか。高まる音楽。高まる緊張。
 それにむさ苦しい男のアップから始まるオープニング。
 いや、全部そうじゃないのかもしれないが、ハモニカおじさんの映画(ウエスタン)もこうだったような…。
 イーライ・ウォラックのおかげで映画が楽しくなりました。コメディ演技がちゃんと出来る人は好きです。
 悪党だけど、にくめません。
 「夕陽のガンマン」でカッコよかったリー・ヴァン・クリーフが今度は悪役で、ビックリ!。
 「続」と言うのは日本が勝手につけた題名なんですね。
 クリント・イーストウッドだって正義の味方とは言えないし…。
他のブログを読んでの感想
 えっ、公開当時は評判悪かったんですか…。今はそんな事無いですよね…。
 私は「荒野の用心棒」は黒澤さんの映画とあまりにそっくりで、主役も三船の方がかっこいいと思います。
 「夕陽のガンマン」は良かったですが、こっちの方がより好きです。
 「ウエスタン」はこれと同じくらい良かったです。

関連サイト
IMDb英語でトリビアが書いています。
シネシャモ音楽と役者について
イーストウッドの館DVDについて
マカロニ・ウェスタン写真あります。
りおなのVIVA!WIDESCREENスコープサイズについて


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母の教え

「母の教え」宮廷女官 チャングムの誓い 第4話 ☆☆☆☆☆
脚本:キム・ヨンヒョン 演出:イ・ビョンフン 

 ハン・ペギョン(ヤン・ミギョン 小野洋子)は急遽、中宗の夜食をしょうがとレンコンとでんぷんで作った。
 実は王(菅生隆之)はしょうがが嫌いだったが、ハンが作った物はおいしいと褒めた。
 しかしもちろん、チャングム(チョ・ジョンウン 黒葛原未有)とイ・ヨンセン(豊田朋美)が許されるわけも無く、
二人は倉に閉じ込められる。
 ヨンセンは傷を負っていた。チャングムはミン内人(玉川紗己子)にその事を訴えるが、信じてくれなかった。

 翌朝、いなくなった二人を訓育尚宮(フニュックサングン)の者が捜しに来、
ミン内人は二人を閉じ込めたままにしていた事を思い出す。
 慌てて倉にかけつける、ハン・ペギョン達。
 チャングムはトモエグサとキンミズヒキでヨンセンの怪我の手当てをしていた。これらの植物は血止めだった。

 チャングムはヨンセンは悪くないと言い(付いて来ただけだしな)、ヨンセンの分まで罰を受ける。
 脚の裏を鞭で打たれ、勉強禁止、外での掃除を命じられる。
 ヨンセンが扉を開き、チャングムの便を図るのだったが、すぐユン・ヨンノ(高橋愛子)が閉めるのだった。

 女官見習としての配属が決まる試験が明日に迫った。
 フニュックサングン(藤田淑子)はチャングムに試験を受ける事を許さなかったが、
チャングムは試験を受けさせてくれと訴える。
 フニュッサングンは、水桶を一杯にして、明日の試験が終わるまで持っている事が出来れば、
試験を受けさせてやると言う。チャングムはその通りにする。

 チャングムを除いて、試験は無事終わるが、ハン・ペギョンは一人足りない事を女官長(駒塚由衣)に知らせる。 その時、ユン・ヨンノの泣き声が聞こえる。
 ヨンノはチャングムが水をいきなりかけたと訴えるが、
ヨンセンはヨンノがチャングムから水桶を取り上げようとしたと言う。
 女官長はチャングムに試験を受けさせる。
 試験の内容は「曹操は劉備や諸葛孔明達の軍と漢中(?)で戦った。
曹操の軍はさらに攻め込もうとしたが、遠征続きだったために持ちこたえられなかった。
曹操は仕方なく全軍に、引き揚げるようにと暗号で命令を出した。この暗号とは何だったかわかるか?」
と言うものだった。
 「それは鶏肋です。鳥のあばら骨は捨てるには惜しいけれども、食べる所はありません。
曹操はこれに例えて、惜しいけれどもそれほど大した物ではないから、引き揚げると命令したのです」
 チャングムはハン・ペギョンに預けられる。

 ハン・ペギョンはチャングムに、小さな子が半日も重い水桶を持っていたなんて辛かったろうに、
そこまでして宮中に残りたいのはなぜかと聞く。
 チャングムはスラッカンのチェゴサングン(サングンを束ねる女官)になりたいと言う。
 どうしたら早くなれるのかと聞かれ、ハン・ペギョンはしばらく考え、チャングムに飲み水を持ってくるよう命じる。 チャングムが持ってくると、やり直しなさいと言う。
 チャングムが又飲み水を持ってくると、明日の朝起きたら又やり直しなさいと言われる。

 次の日、チャングムはチャンイから、チェゴサングン様にご挨拶にするから、
亥の刻にお部屋に来なさいと伝えられる。
 その時には綺麗な服でとも言われる。
 チャングムはチャンイに、彼女の所のサングン様は水を持ってくるようにと言うかと聞いたが、
チャンイの所ではそんな事は言わなかった。
 チャングムは今度は水を温めて持っていくが、「夜に又持っておいで」と言われただけだった。

 今年は黄砂がひどく、そのため祭時を行う事をチェゴサングン(小宮和枝)がサングン達に伝えていた時、
チャングムが現れた。
 チェゴサングンに挨拶に来たのだが、チェゴサングンはそんな命令は出していなかった。
 チャングムはチョバン(米丘ゆり)に「問題児とは聞いてたけど、入ったばかりで何のまね」と言われる。
 チャングムがチャンイにご挨拶に行けと言われたと言うと、チャンイは慌ててヨンノの後ろに隠れた。
 チョバンはチャングムに洗い物をさせる。

 チャングムは水に柳の葉を浮かべてみたが、「明日の朝、もう一度持っておいで」と言われたのだけだった。
 チャングムは朝の早い内から起きた。
 ハン・ペギョンはチョバンに部屋を朝早く出なければいけない仕事をさせているかと聞くが、
そんな事は無かった。
 ハン・ペギョンは朝早く起きて出て行くチャングムの後をこっそり付けて行こうとするが、
ミン内人が皇太后殿が大変な事になっていると知らせに来る。
 料理全てが痛んでいたのだ。東宮殿の料理もおかしかった。全部ではないが、いくつか料理が痛んでいた。
 ハン・ペギョンは水刺間(スラッカン)もかと気にし、チェゴサングンともども行ってみる。
 スラッカンは大丈夫だった。

 一方シン・サングンはチョバン達を叱っていた。器と野菜がまだ届いていないのだった。
 洗い物が終わっていないのだ。洗い物はチャングム一人にまかせられていたのだった。
 すぐ洗い場に行くハン・ペギョン達。チャングムはお湯を沸かして洗い物をしていた。
 黄砂のせいか、井戸水に泥がまじっているので、一度沸かした水で洗っていたのだ。
 食材は水が冷めないと洗えないのだった。
 母親が、黄砂だと井戸水に泥が混じり、そのまま料理に使うと臭う上に、すぐに痛んでしまうからと、
水を沸かして使っていたのだった。
 皆がこの簡単な事を知らないから、長雨や黄砂の時に、疫病がはやるのだと母は言っていた。
 チョバン達は泥を沈殿させ、うわずみを使っていた。
 チェ・サングン(キョン・ミリ 宮寺智子)は洗い物は皆でやれと命じる。
 そして皇太后殿と東宮殿の厨房に、水を沸かして使うよう伝える。

 その夜、水を持ってきなさいと命じるハン・ペギョンに、
チャングムはどうしてそればかり何度もおっしゃるのかと聞く。
 考えればちゃんとわかるはずよとハン・ペギョン、お前はなぜ泥水を沸かしたのと聞く。
 「それはお母さんがいつもそうしていたのを見ていたから」「お母様はなぜそうなさったと思う?」
 「泥水を飲んで、私が具合を悪くするといけないから。あっ」「水を持ってきてくれるか?」
 「サングン様、お腹が痛くはございませんか?」「大丈夫」「あの、今日はお通じがございましたか?」
 「ええ、あったわ」「それでは喉が痛い時はございませんか?」「喉が痛い事は良くあるわね」
 チャングムは立ち上がって出て行く。
 チャングムが持ってきた水は、温かいお湯に塩を一つまみ入れたものだった。
 一度に飲み干さず、お茶を飲むようにゆっくりとどうぞとチャングムは言う。
 チャングムの母は一杯の水をあげるのに、こんなにも色々な事を聞いたのだった。
 「事細かく聞く事。水を持ってこさせたのは、そこに気づいて欲しかったのです。
料理を出す前に、食べる人の体調や、好きな物嫌いな物、体が受け付ける物、そういう事を全て考えるのが、
料理の心得だという事をおまえに教えたかったの。だけど、おまえはお母様からすでに教わっていたのね。
お母様はホントに立派な方だこと。
お母様は例え水でも器に盛られた瞬間から料理になる事、
そして料理を作る時は食べる人への配慮が一番だという事、
料理は人への気持ちだという事を良くご存知だったのでしょう。
おまえがそういう立派な方の娘とは、思ってもみなかった。
親がいないから必死に、上の方々に取り入ろうとしているのだと誤解していました。許しておくれ。
しつけようとした私が逆に、おまえに教わる事になったわね」
 涙を流しているチャングム。
 「もう泣くのはおよし。これからは、二度と泣かないようになさい。
おまえが初めてここに来た時に、早くチェゴサングンになりたいと言ったあの言葉、とても気になるわ。
なぜそう思うのかは知らないけれど、でも、心が弱くては、
おまえがそんなになりたいチェゴサングンにはとてもなれませんよ」
 涙をぬぐうチャングム。

 チャングムとヨンセンはチョバンに松葉を松の実に挿す仕事をやらされる。ヨンセンは沈んでいた。
 亀が死んだのだ。
 お母さんが宮中に上がる時に、この亀が生きてたらお母さんも元気だから心配するなと言ったのだそうだ。
 お母さんは病気で、すごく悪かった。チョバン達はチェ・グミョンの極秘練習について話していた。
 彼らは五日前に知らされるのに…。
 その上チョバン達は松の実挿しやにんにくやしょうがを剥く仕事だけだが、
クミョンは最初から包丁の練習をしていた。
 チョバン達はチェゴサングンの所に入ったヨンノに練習内容を聞いてみる。
 ヨンノによるとヨンジュソンと言ってたそうだ。ヨンジュソンとは頭を取った大豆もやしで竜の形をつくる物だった。  彼らはさっそく仕事を年下の者達に押し付け練習しに行く。
 チャンイはお姉さん達に教えてよかったのかと聞くが、ヨンノはどうせ勝てないからいいと言う。
 チェ・グミョンは言葉を覚える前に料理を覚えたほどなんだそうだ。神童だそうだ。

 チャングム達が仕事をしていたら、灯を消せと大人に言われてしまう。
 お母さんが心配で、夕べもゆっくり寝ていないヨンセンを心配し、チャングムはヨンセンの分まで引き受ける。
 東屋で月の明かりで仕事をするチャングム。
 そこでテソンカンの前で出会った女の子(永田晃子)に出会うチャングム。
 こんな夜中に何をしてるのと聞かれ、「仕事です。クミョンと言うお姉さんのせいで大変なんです」
と答えるチャングム。(目の前の女の子が本人なんだが…。知らないからな…)
 「そのクミョンって人はチェゴサングン様の一門だから、試合のたびにサングン様達にこっそり教えてもらえて、
いつも優勝するんだそうです。一人だけ外出許可もいただくし」
 「それで?」
 「でも、今度は何の試合になるか探り出せたので、お姉さん達はその練習、
仕事は全部私達に回ってきたんです」
 「練習したら勝てるって言ってた?」
 「同じように練習すれば勝てるって言ってました。
クミョンは松の実挿しなんかやってないから、これで勝負したら絶対勝てるのにってくやしがってました。
でも別の子の話だと料理の神童だそうです。言葉より先に料理を覚えたほどなんですって。
どっちが本当なのかはわかりませんけど、私は仕事で大変」
 チャングムが松の実に松葉を挿すのに苦労しているのを見て「月明かりに頼ってはダメよ」とクミョン。
 指先だけに集中してごらんとクミョン。子供達に松の実挿しをさせるのは手の感覚を養うためなんだそうだ。
 松の実を指先でそーと転がしてごらんなさいと言われ、その通りにしてみるチャングム。
 目をつぶっててもわかった。サングン様達がそうやればいいって話しているのを聞いたんだそうだ。
 お裁縫や刺繍をやる子供達も最初にその訓練をやるそうだ。

感想:何となく「ガラスの仮面」みたい。チャングムがマヤで、クミョンが亜弓。
 そして、ハン・ペギョンが月影千草か。大分違うが…。真澄様は一体誰?

宮廷女官チャングムの誓い 前編

日本放送出版協会 (2005.2)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
宮廷女官 チャングムの誓い ファンサイト 「チャングマ」カットシーンを教えてくれます。
のんのダイアリー毒チェックには気づきませんでした。
韓流のたのしみ!宦官について
地上波でチャングム!料理について

ちっちゃん俳句「役柄や 監督しては はやりかな」

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あの日 昭和20年の記憶 10月編

「あの日 昭和20年の記憶」 10月編

10月2日 財津一郎さん(71 俳優)当時11歳。 昭和20年のこの日は熊本の国民学校6年生だった。アメリカ海兵隊が来よるぞって言うんで、防空壕で食うものも食わずに避難していた人達が、着の身着のままで見に行くわけですね。上熊本の駅前はこんな(5センチ以上か…)砂が積もっている、砂っぽこりなんですよ。今で言う十輪車て言う向こうの軍用トラックが、10台か15,6台来るわけですね。駅前の広場に止まるわけです。幌の中に海兵隊がいるわけです。みんな顔が真っ赤でね、南の方から来た人達でしょう。真っ赤にグリーンの海兵隊の制服着てるから、これが鬼に見えたんですね、本当に。周りを日本のお巡りさんがガードしてまして、サーベルしてました。点呼が終って、宿営地に移動と言う事になって、又トラックが一台ずつものすごい砂っぽこりあげて、グワッーと行くわけです。みんな埃を吸わないように口鼻を手で押さえて見てる。一番最後の重輪車のトラックの兵隊がダンボールの箱を持ってましてね、ワーッと(つまり箱の中身を遠くの方にぶちまけたと)やったんです。チューインガムとかキャンディとかそういうもんでしょう。それがパーンと下に落ちるわけです。見てた群集と子供達がブワッーっとたかろうとする時に、お巡りさんがですねえ、裂帛の気合で「よう、拾っちゃならーん!!」て言うんですよ。「拾うんじゃなかー!!」とすごい気合なんですね。みんなビクッとしてストップモーションですよ。そのお巡りさんの顔見たら、眼鏡ピッーとひび割れててね、こっちは紐ですよ(右の耳に紐でかけていたと)、かたっぽは眼鏡の枝。今にも抜刀せんばかりの気迫で、だからみんな止まるわけです。そのうち最後のトラックがバッーッと向こうの遥か彼方に消えていった。一人二人と足で寄せて拾い出す。それはお巡りさん黙認しましたね。

10月3日 「日米会話手帳」発売される。二ヶ月で450万部が売れた。
山崎巌内相、特攻警察の活動は継続すると談話。
帝劇で久保田万太郎演出、六世尾上菊五郎出演の銀座復興初演。

細江英公さん(72 写真家)当時12歳。昭和20年のこの頃、疎開先の米沢から東京に帰ると、神社の管理人だった父親の生活が一変していた。神社に収入の道が無いでしょ。何をやったか。やっぱりねえ、闇屋ですね。場所があるでしょ。物の集結の場所になってきてるわけですよね。本来それはコミュニティの物ですけど、コミュニティが食わせられないわけでしょ。そしてコミュニティの役員達、仕事もしてるわけですから、親父がいないと困るわけですよ。だけども収入が無いわけです。自衛のためにそういう場所を使いますね。だからこれは陸軍の何とかの倉庫からの物だ、とかね、そういうのがブーッ(?)と入ってくるわけですね。どうやって、いろんな事やってたのかな、うちの親父は。そしてそうすると女の人が朝早く来るんですよ。その女の人ってのは、大体年齢は30から50くらいの人で、大きな荷物を抱えてね、出かけてくんです。それがですね、銀座、新橋、その他のね、露店でもって売るわけです。売ったお金を持って、それから売れ残った物を持って、帰って来るでしょ。で、親父が色々仕分けしてね、お金を数えてね、それであげたりさ。言ってみれば、元締めだね。細江さんは闇市を見回る父親について、焼け跡の東京を歩き回った。浅草から上野へ行き、上野から神田へ行き、神田からそのまま、今の銀座通りですね、そのままずっと歩いていくと、日本橋があり、京橋があり、銀座があり、そして新橋がある。新橋より先は行きませんでしたね。それから銀座四丁目を右に曲がって、日比谷に行く。日比谷を真っ直ぐ行きまして、すこし左側見ると、国会議事堂が立派に見えるわけでしょ。その前が畑ですから。瓦礫が一杯ですから。それからあの辺の道、ズッーと、アメリカ軍のジープだとか、乗用車がねえ、駐車してるんですね。そして、新橋は特にそうですけどね、露店が沢山ありました。闇市ですね。食べ物がまずあるでしょ。食べ物が一番目立ちますね。ドラム缶みたいなものに、お湯を入れて、水はどっから持ってきたのかな、そこにイカをそのまま丸ごとバーンと入れる。イカの丸煮ですね。それが一匹いくらだったかな、十円だったかな。みんな復員してきたような人達、戦闘帽被っている人達なんかががね、そういう所にいてね、それが又物売ったりね。露店には秩序が無いんだ。ここで家の戸車を売ってたと思ったら、隣にね、アンパンのアンコは無いんだけど、パンみたいなのを売ってたりね。どこが専門ってのは無いんだね。専門があったのは神田ですね。これが今の秋葉原。あの辺はね、陸軍だか海軍だかの、そういう所で使っていた様な物、放出物資ですね、真空管ばっかり扱ってるとかね。かなり専門家したような状態で、電気屋さんというのが、いち早く立ち上がった感じがするよ。

作家、高見順の日記「東洋経済新報が没収になった。アメリカが我々に与えてくれた「言論の自由」は、アメリカに対しては通用しないということもわかった。しばらく銀座へ出ないので、様子を見ないかと山村君を誘って新橋で降りた。銀座通りはアメリカ兵の氾濫だった。雨上がりの秋の陽を浴びた白いセーラー服の反射が眼に痛い感じだった。「石鹸をふんだんに使っているな」セーラー服の純白に対する私の感想だ。「機械でサーッとやるんでしょうね。手でゴシゴシ洗ったりするんじゃなくて…」と山村君が笑った。(山村君、大当たり。アメリカは本国から最新式の機械を持ってきて、大々的に洗濯工場で洗ったそうだ。日本人が雇われたが、給料良かったそうだ。最新式の洗濯機械を見て、これじゃ負けるなと思ったそうだ。場所は築地だったかな…?)

10月4日 米軍が函館、小樽に進駐。

近藤富枝さん(83 作家)朝日新聞に「失業四七七萬と推定 女子は極力家庭へ復帰」と言う記事がある。昭和20年のこの頃、1年ばかり勤めた日本放送協会を退職する事になった。アナウンサーの人達が沢山出征してました。司政官やなんかになってね、南方やなんかに行ってた人もあるんですね。そういう人達がいっせいに帰ってくるとポストが無いじゃないかと。辞めさせたいという機運を感じたものだから。その頃回覧板が来ました。おばの家にまだ下宿してましたがね。それにはね、素足で外へ出るな、アメリカ兵さんに笑顔を見せるな。ビビリましたね、私なんか。なるべく、ジープなんかの見えない所を歩かなきゃいけないと思ってね、日本橋でしたから、あちこち遊びに行ったんだけれど、いっつも裏道行きました。私、ホントに、アメリカ兵さんなんかと口きいたなんて無かったですね。避けていましたからね、当時ね。随分色んな問題があったもの。数寄屋橋から、理由も無く投げ込まれた男の人もいたし、性の問題がいっぱい起きたでしょ、新聞に出ましたよ、ちゃんと、大きくね。誰がどうしたとは書いてないけども。再疎開って言葉が出たんです、その時。もう一回疎開する人がいっぱい出てね。私なんか、親戚がみなかみで旅館してましたので、友達なんかがね、おじさんの所に、私、疎開出来ないかしら、って聞かれて、えっ、と言って。噂ではした人聞いたけれど、私の周りの人はみんなねえ、向こうっ気が強いからいましたね。でも出ないようにしてたから。夜はうちに引っ込んでて。神田駅の周りはねえ、ものすごい闇市になりましたね。無い物無いの。何でも食べられた。進駐軍の物がずいぶん横流しになってあったでしょ。洋モクもあれば、チョコレートもチューインガムもあったし。やっぱり私が一番嬉しかったのは、日本料理をちゃんと食べさせてくれる所に連れてってもらった時、嬉しかったですね。もう何年間かそんな物、食べた事、無かったからね。おすし屋さんもちゃんとねえ、営業、密かにやってましたね。知り合いのうちがね、お汁粉屋を開業したんですよ。で、行ってみようって事で、おばと二人で行ってね、ビックリしたの。まだ敗戦二月か三月にもならない頃、秋の深まった頃だと思うんだけど、戦前とおんなじコッテリした良いお汁粉で、お餅も本物がちゃんと入ってるのね。にこにこして食べ終わるとね、おばがお幾らですかって言ったら、咳払いしてね、一人前20円でございます。40円払ったの。私は、おばの家に下宿していて、一月20円だった、戦後でもね。戦前も一緒だったんですけどね。

10月5日 東久邇宮内閣総辞職。GHQからの政治的宗教的自由に対する制限撤廃要求を実行できないと。
東京都で簡易住宅の建設申し込み受け付け開始。

朝日新聞 政治犯の即時釈放。内相らの罷免要求、思想警察も廃止、最高司令官通牒。治安維持法、修正考慮、共産主義運動は部分的に認容。秘密警察なほ活動。山崎内相、英記者に語る。

羽仁進さん(76 映画監督)当時16歳。昭和20年のこの頃は、東京東久留米の自宅で、母や妹達と父の帰りを待っていた。歴史学者の父、羽仁五郎さんがこの年の三月、思想犯として捕らえられ、獄中生活を送っていた。父が帰ってくるというふうな事は、若い刑事さんが母と大分長い事話してましたから、そういう事言いに来たんじゃないかと思うんです。ただ、思想警察の警官の人達っていうのは、任務をやってたわけですよね、敗戦したにも関わらすですよ。母が子供集めて、その後みんな食事しながら、父がどうも釈放されるようだって話して。その時に母が特高警察について批判的な中身の事を入っている会話をしたんだと思うんですが、そしたら食堂が、もちろんカーテン閉めてたんですけど、食堂の外が玄関にくる道に面してて、そこでズルッと大きな音がしましてね、カーテン開けてみたら、刑事さんが向こうへ走っていくのが見えましたからね。政治犯釈放の記事が載ってから十日ほど後、父親が帰ってきた。帰って来た時は、もちろん父はもうすごくふらふらだったですから、ちょっと物は食べましたけども、すぐベッドが用意してあって、ベッドに行って、それから一週間ぐらいは寝てたと思うんですね。もちろん食事の時は起きてきたこともありましたけど。特高警察っていう部門がありましてね、思想犯だけを調べるんです。調べる時、すごい勢いでぶん殴られて、何べんもぶん殴られて意識が無くなってしまったらしいんですけどね。そうすると、担いで父を留置所に持ってくるわけですね。父が気が付くと、父の周りに、留置所にいるやくざとか泥棒とかそういう人達がみんな集まってね、拝むようにしてるって言うんです。どうしてかって言うと、この人はきっと偉い人に違いない、ここまで死ぬぐらい殴られても、何か大事な事言わない人ってのはえらいもんだって。父はすぐ、じゃあ何か食い物よこせって言うと、やっぱりやくざの偉い人がみんなの食い物はねて持ってるのがあるわけですよ、そういうのを食わしてもらったりしてね。時々はひどい汚い風呂に大勢で入るんでしょうけど、そういうのも父はちゃんと入ってね、そのふらふらになっていきながらお風呂に入って、体丁寧に洗うらしいんですね。父が牢屋からうちに帰って来たという事は、喜ばしい事ではあったと思うんですけども、僕自身の記憶としては、わが家にとって、みんながすごく喜んだというふうには覚えてないんですね。非常に厳しい顔をして帰ってきたんですね。っていうのは、社会の敗戦に対する受け取り方が父の考え方とは大分違っていて、父としてはそういう事に対する怒りがあったんだろうと思います。それでもやっぱり父が帰ってきたという事は僕達みんなにとっては嬉しかった。よく死なないで帰ってきてくれたと思います。

10月6日 4日のGHQ指令に基づき、全国一斉に、特別高等警察が廃止される。
米軍が広島の呉に進駐。

ペギー葉山さん(71 歌手)昭和20年のこの日は、東京中野の国民学校6年生だった。私のうちは東中野だったんですが、まわりは全部焼け野原で、なぜかうちだけが、ポツンと残ってたんです。焼夷弾は一応落ちたんですよ。それを消して。ですから私のうちから新宿がポカーンと、その間何にも無かった。夜になりますと、新宿の伊勢丹が丸見えで、遥か彼方に。三階から上が米軍の接収のビルになります。一階、二階はかろうじてデパートの営業してたんですが、夜になると三階から上がワッーと明かりがつくの。ちょうど大きなクリスマスケーキが空中に浮いてるみたい。ちょっと異様な光景でした。お隣のうちが大きなお屋敷だったんですけど、それが全部焼けてしまって、お風呂だけが残って、それが五右衛門風呂だったんですね。私のうちから裏をちょっと通って、20メートルぐらいあったかな、お風呂に入れてもらいにね。とにかく誰もいないんですから。草の中から虫の音があの頃もう聞こえて、空は真っ黒な中にお星様が降るように綺麗で。食糧不足が深刻だった。母親と二人、度々闇米の買出しに行った。私が住んでた所の近所の友達の田舎、千葉の、房総でしたかねえ。千葉県安房郡という所にお米を買いだしに行って。お巡りさんが眼光らせてるんですよ、プラットフォームに。突然ねえ、このリュックサックは何ですか、って言われたの。お米を頂いた、その上にたくあん、もらったの。たくあんは、パッとリュックサックを開けられても、パッと匂うから、パッと閉めるだろうっていう、そういう事もあって。母がとっさにね、ほらほら早く早くって私に言ったのね。何ですか、そんな急いでどこ行く?子供がね、お手洗い行きたいって言ってますので。その荷物は?なんて言ってる内に、すいません、すいませんって言って。その前にパッと開けて、たくあんの匂いがしたんでしょ。だから、お巡りさんもあきらめたんじゃないですか、匂うから。

10月7日 別府航路室戸丸、兵庫県沖で機雷に触れ沈没。死者、行方不明者、236人。
観世定期能が復活。

小林亜星さん(73 作曲家)当時13歳。東京の慶応中学1年生だった。戦争中、教練てっいうのがあったの。教練ってのは軍事教練。その先生が、軍人がなるんです、どこの学校でも、その方が戦争中は厳しい方で、軍人勅諭をちょっとでも間違えると往復ビンタ。戦後、私が慶応に復学した間もない頃、教練は無くなって、首になっていたが、その先生が現れたんですよ、学校に。のこのこ教室に入ってきたんですね、休み時間に。当時ははつらつとしてい、威張っててね、ちょっとたるんだ奴だと、お互いに並んでビンタを執行しろとかいじめられたんです。その先生が何かこう、尾羽打ち枯らしたって感じで、何か変な袋をしょって、現れたんです。「ところで、みんな…俺はソーセージ売ってるんだけど、ソーセージ買ってごらん。お前らソーセージって食ったことあるか。うめえもんだぞ」それでみんなたまげちゃって、誰も向かわなかった。そんな事生徒に言ったって、ろくすっぽお金持ってないしね。先生はすごすご帰っていかれたけれど。この時やっぱり大人の価値観が全く崩れたなと実感しましたね。この頃、町では闇取引が横行していた。中学生だった亜星さんも、こづかい稼ぎのために闇物資を手に入れた。進駐軍経由ってのが多くてね。よく仕入れに行きましたよ、進駐軍。慶応はね、日吉が進駐軍に接収されてたんです、校舎。そんな関係で、日吉に行って、進駐軍と交渉して、へたな英語使って。レイシーってのがありましたね、進駐軍の非常食なんだけど、一応ねデザートのアイスクリームまであって、タバコも二本入ってる、ガムも入ってる、ちゃんとね缶詰の料理、そういうの仕入れてきてね、売ったりね。タバコが一番金になるんですね。これはキャメルとラッキーストライク、チェスターフィールド、この三つですね、これを仕入れてきて、まあ多少高く売って。戦後の雰囲気っていうの、忘れられないほど好きなんです。今の世の中より、終戦後の、物が無い、つらい時代だったってみんな言うでしょ、僕ら少年はもう例えようも無いほど自由な時代だったんです。戦後の空のイメージは明るい。誰にもしばられない。大人が全部アウト。我々の時代だ。

10月8日 東京の私立上野高女で生徒がスト。学校農園の作物の公正な分配、校長の排斥を求める。
夕張炭鉱では朝鮮人労働者およそ6千人が労働条件改善を要求しスト。

猿谷要さん(82 アメリカ史学者)昭和20年のこの日は復員して東京大学で西洋史を学んでいた。その頃は空腹の連日、空腹に次ぐ空腹。一般の人はね、戦争中に空腹を味わったと思うんですけど、僕はパイロットの将校でしたから、戦争中はあんまり空腹ではなかったんですね。戦争が終った時にね、まったく情けない話で、そんな事言ったら怒られちゃうけれど、今までの長い人生の中で一番体重が重かったんですね、戦争が終った時が。それからが飢餓の生活に入ったわけですねえ。未だに戦争が終った時の体重に戻ってないんですよ。申し訳ない話ですけどねえ。東大の地下の食堂で、何を食べたか思い出せないですけども、食券をもらって町の食堂でも食べられたんですね。グリーンピースがどんぶりで出てきたんですよ。グリンピースだけがどんぶりに山盛りなんですよ。半分ぐらい食べたらね、げんなりしちゃってね。空腹ですから食べないわけにいかない。結構食べましたけどね。ある時たまたま闇市っていうのがあちこちにあって、何でもかんでも売ってるよ、特に新橋の駅前の焼けた後の広場が、そうとう広かったんですね、あそこに行くと何でもあるよって言うので、行ってみました。すごかったですねえ、やはり。リアカーかなんかで焼け残った人達が荷物を持ってくる。衣類や家財道具が多かったですけど。むしろをひいてねえ、じべたに。それを積み上げて売ってるわけです。僕も回って行ったら、湯気が出てる所があってね、雑炊屋。みんなねえ、込んでましたよ。白米のおにぎりを三個10円っていうのがあったんですよ。当時は白米の事を銀シャリって言ったんですね。「さあ銀シャリだよ」って大きな声で、お兄ちゃんが声あげて。もうノドから手が出るくらい欲しかったです。買おうかなと思ったんですけどね、まあ一回りしてからにしようと思って、一回りしてるうちに、かなり品の良い中年の人がね、リアカーで積んできたんですね、自分の蔵書、みんな中古ですけど、それを山のように盛り上げてね、三冊10円って言うんですよ。僕がこう見ててねえ、おにぎりにしようか、この本にしようかって思ってね、この一冊に出会ったんですねえ。(と傍らにある古い本を取り上げる)グリム童話集の英語版なんですね。こんな古い、こんな汚い、こんな小さなもの、まだ僕大切に持ってるんですね。その中でペラペラっと見てったら、所々にカラーの絵がありましてね、この絵にまいっちゃったんですね、僕は。(夜空を背景にした、赤いマントの男が金髪の長い女性の三つ編みをよじ登ってる絵。うん、綺麗。ラプンツェル?)あるシャトーの窓からお姫様が体を乗り出していて、彼女の長い髪の毛を伝わって若者がよじ登ってくるという。この絵を見た瞬間に、これはおにぎりどころじゃないよ、あっ、こういう世界があったんだ。これが長い事日本がシャットアウトされていたヨーロッパのね、ぶんかの広い奥行きを持った世界なんだっていうことをね、この絵が教えてくれたような気がするんです。これ見た時、僕はなんだか体がジーンとしたですねえ。もう決めた、おにぎりよりもこれを買おう。三冊の本の一冊にこれを選んだんですねえ。この一冊だけは今でも大切に持っています。

10月10日 加賀乙彦さん(76 作家)当時16歳。戦時中は陸軍幼年学校の生徒だった。昭和20年のこの日は東京の実家に帰って暮らしていた。我が家は明治の初めから東京住まいですので、親戚が田舎に無い。そこで買出しに行くよりしょうがない。闇の買出しですね。千葉に行ったり、栃木行ったり、宇都宮行ったり。あの頃の農家の人って非常に酷薄でしてね、入っていくと「無いよ。売るもの無いよ。出て行ってくれ」ってどなられる。着物持ってるから、これ見てくれないかとやると、なるべく哀れっぽく言うんですね。ちょっとじゃあ見せろって見せると、こんな絹のもなあ、我々農家はいらねえや、木綿のねえか。実は木綿は必ず一つぐらいは用意してあるわけで、これならどうでしょう。ああこれなら良いよ、これだったら芋一貫目かなってなもんですよ。こっちは必死だから。一貫目って4,5キロでしょ。イモでも勝手帰らない事にはうちじゅうが飢えてるんだから。結構です、有難うございますって感謝しながら芋入れてもらう。新宿駅で降りて、夜なるべく警官に会わないように裏道を通って帰ってくるんだけど、巡回の警官に会って「ちょっと待てっ!」と言われて。何が民主主義だと思ったなあ。戦争中の警官と少しも変わらない。そのリュックを開けてみろ。ひあ。ちょっと来い。交番に行って、山のように食糧積み上げてて、そこへダッーと。よし、行ってよし。没収ですね。調書も無しに没収だから、あの食糧はどこへ行ったか、私達はすぐわかるわけだけど。警官も飢えてましたからね。加賀さんは自宅の前でアメリカ兵と初めて遭遇する。すごい音がするんで、ヒュッと見たらカーキ色のトラックがダッーとあって。乗ってるのは黒人兵、みんな自動小銃を構えて。それを何か命令でパッと置いて、ザッーと並んで、点呼でもするのかなと思ったら、小便を始めた。ちょうど傾斜地ですので、ゆるやかな、一斉にするとダッーと流れていって。そのもうもうたる湯気が私のアメリカの最初の経験ですな。やあ、日本は負けたと思いました。ああ、これに負けたんだ、この人達に負けたんだと思った。みんな頑丈な大男でねえ、すごい栄養が良い。トイレを終えて、向こうを向くと、何とお尻がピュッと突き出ててるではないか。ああ、あれがアメリカだと思ったんです。ようするに、日本人は飢えてましたので、ペチャンコのお尻で、ダブダブのズボンって感じだった、日本人はね。アメリカ人ははちきれる様なお尻をしてて、丸いお尻がピュッと突き出してる。

10月9日 GHQ 東京の五紙に対する事前検閲を開始

角田房子さん(90 ノンフィクション作家)新潟に疎開していたが、ひどい食糧不足で、1歳の乳飲み子共々栄養失調になっていた。昭和20年のこの頃、赤ん坊を乳母車に乗せ、病院通いをしていた。穴だらけの道を力不足の私が押すと、ギーコギーコと音は立てるんですけど、なかなか前に進まない。抱いていく体力は無いし、負ぶっても無理なんです。とにかくそのギーコに乗せて毎日午前中に医者んとこ行くんですね。それが三日目か四日目か、なんかその頃に、空き地に人だかりがあった。占領軍が、自分達に反抗したと、日本の労働者を、ぶったり蹴ったりしてるんです。留学経験があり、英語を話せた角田さんは助けなければと思いながら、躊躇していた。私の隣の人が「もう、死ぬよ、あれは」と泣き声を出した。その声で自分の背中押されたような気がしたんです。その人に反射的にこれ頼みますって、ギーコを彼に押し付けようて、出ようとしたんです。そしたらその男の人、びっくりして、私を後ろから羽交い絞めにして、女の出る幕じゃない、お前が殺されるだけだって言って止めようとした。わたしはそれを振りほどいて、とにかく前に出ちゃったんです。そうして気がついてみたら、大尉の前に言って、「誤解!誤解!」と英語の単語をわめいた。そしたら向こうの表情がぐっと楽にって「良い所へ出てくれた。一体どうしてこんな事になったのか、説明してもらいたい」わたしはそれまでに了解した事をとにかく話し、向こうは色々質問してくる。私の方も腹が立ってるんですよ。ちゃんとわかるような通訳呼んで来て、訳を調べてから、ここまでひどい、死に至るような事をするとは何事だと思って。私は嵩にかかって怒りました。そしたら向こうが良く分った、良く分ったと言って、ちゃんと聞いてくれて。その後角田さんは進駐軍に呼び出された。給料はいくらでも望むだけ払うから、アメリカ軍の通訳になってくれないかと。私は言下に断りました。医者が見離してるほど、子供の健康状態がひどいんです。私は24時間、いつも膝に乗せてい、夜は隣に寝かせて、又息をしてるかしらと思ってそっと手を出すような。それにあなたはご存じないでしょうけど、お金というものは役に立ちません。もし私が働いたら粉ミルクいただけますか。いくらでもあげるよ。クッキーもいただけるんですか。うちはねえ、将兵に食べさせるもんだから、赤ん坊に適当なクッキーがあるかどうかは知らないけれども、とにかくクッキーとか粉ミルクとかあんたが欲しいだけあげます。それで私は勤める事になったんです。

10月11日 東京高校教授、亀尾栄四郎、闇食糧を拒否し、栄養失調で死亡。
初の戦後企画(?)映画「そよ風」封切り。主題歌の「リンゴの唄」が大流行。

10月12日 終戦の日に、鈴木貫太郎首相宅などを襲撃した専門学校生ら七人に、懲役5年の判決。

10月13日 作家、高見順の日記「七名に懲役五年 鈴木、平沼両亭焼打事件判決 大尉に煽動された学生達が気の毒である。思えば戦争へと駆り立てられた日本国民は、みんなこの学生達と同じようなものである。終戦直後この事件の噂を聞いたが、その時は腹立たしい軽挙妄動とは思いながら、その気持ちがわからぬでもないと心のどこかでささやく声があった。しかし、今となるとー終戦後まだ二月しか経たぬのに、全くの妄動としか感じられない。時の流れの激しさ!」

10月14日 インドネシア各地で、独立を目指す人民軍が、白人、日本人を襲撃。

10月16日 新宿御苑の農耕適地8万坪を東京都民に開放

毎日新聞 「耳きこえる 人工コマク・コマク破れが人目に見えず労働も可」

俵萠子さん(74 作家)大阪千里山の知り合いの家に間借りをしていた。6月7日の大阪空襲で焼け出されたからだ。高槻に父の知り合いの人の借家があって、そこが空いていたので契約した。鍵をカチャカチャとやっていたら、中から「どなたですか」と出てきた人がいた。白内障の腰が曲がったお婆さんだった。その後ろに小学生ぐらいの男の子が心配そうに見ている。彼らも焼け出されて、勝手に住んでいたのだ。彼らは二階に住み、自分達は一階に住むという事になった。

10月17日 対米謀略放送で逮捕された「東京ローズ」、横浜刑務所に収容される。

池部良さん(87 俳優)赤道直下のハルマヘラ島にいた。武装解除はされたものの、まだ帰国の見込みは立っておらず、戦中から続く食糧難に苦しんでいた。そんなある日頭上に飛行機の爆音が近づいたいた。ジャングルにいた。上級部隊から、「台湾から芋の苗を送ってきた。それを投下するから、各部隊はそいつを拾え。畑を作って芋を食べろ」と言ってきた。あちこち探して、三束か四束拾った。牛蒡剣という銃剣で細い木をチョンチョンチョンチョンと切って、切るんだって、みんな栄養失調でもって、マラリアでもって、体力が無く、長続きしない。朝涼しいうちに切り、夕方涼しくなって切り、一ヶ月ぐらいしたら驚くべき畑を作った。畝を作って、拳骨で押し、苗を横に置いた。約一ヶ月ぐらいしたら、大きな芋がゴロンゴロンできた。それからは芋でもって大体満腹できた。食べなれてみると、すごいまずい芋だった。

10月18日 GHQ、外地から帰国する者の所持金を一般人千円、軍人は、将校が500円、兵は200円までと制限。
この日までに、南方からの引き揚げ者、21,850人。

渡辺美佐子さん(72 女優)昭和20年のこの日は、東京麻布の高等女子学校1年生だった。戦災を免れた渡辺さんの家の一部は、進駐軍に接収されていた。一間ある洋間だけ、アメリカ軍の将校さんが、日本人の女性を連れて、入ってきました。私はその洋間に蓄音機が置いてあったり、そこだけソファがあったり、そういう感じの部屋だったので、良く蓄音機一人で聞いたり、その部屋結構いたんですけれども、入れなくなっちゃって。二人が出かけている時に、その部屋どうなっちゃったんだろうと、上がガラス張りの部屋だったので、上からのぞいてみましたら、部屋中に赤の花柄のお布団。昼間は出てって、夜帰ってくる。トイレとお台所は共有なんです。朝、学校に行こうと、台所から靴はいて出ようとすると、台所のゴミ箱に真っ白い長い食パンがそのまま捨ててある。こんなに食べる物が白いのは初めて見た。白米っていうのもほとんどお目にかかった事無いし。びっくりして、こうやって眺めててね、取って口に入れる事はしない、ただそれから目が離れない。この頃渡辺さんが口にしていたのはわずかばかりの煎った大豆だった。父は又工夫好きの人ですから、どっからか、掛け軸の木の箱に、メリケン粉だか何だかをクチャクチャ混ぜたのを詰めて、マイナスとプラスの電気を通じるんです。蓋しておくと、見たと子食パンみたいなのが出来るんですね。その味たるやボロボロでどうにもならない。そんな時、台所から夕方の時間になるとジャッーってものすごい音が聞こえてくるんです。ステーキ焼いてるんですよ。その頃の日本人って食べた事無かったの。お肉ってのいうのは、せいぜいお客様が来た時、すき焼きとか、後は肉じゃがね、肉じゃがは良く食べた。だからお肉の厚い大きい固まりを焼くと、ジャッーってものすごい音がするってわからない。

漫談家、徳川夢声の日記「何気ナク、道ノ左ニ在ッタ八幡神社ノ境内ニ入ル。幼稚園の少年少女タチガ、運動会ノ予行演習ヲシテイタ。男の子が十五人、女の子が十五人、オルガンに合わせて、チカラ チカラ クロガネノ チカラ と唄い踊ってる。ーおぉ、敗戦国の幼児たちよ!私は感動して涙が出た。-日本は、ほんとに敗けたのかしら?見ていると、そんな気がしてくるほど、それは健康的で可憐で、そして世にも頼もしい景色であった。

10月19日 駅名表示が左書きに変更されると新聞が報じる。

土本典昭さん(76 記録映画作家)昭和20年のこの頃、東京立川にある米軍基地で通訳助手のアルバイトをしていた。基地の建設現場で、アメリカ兵の指示を、日本人労働者に伝える仕事だった。最初にね、全部のアメリカ兵がやったわけじゃないんですけど、ひどいアメリカの兵隊の場合は、最初に「この野郎」みたいな事を言って、並べといて、端から尻っぺたを叩いていくんですよ。いいわるいじゃないんですね。叩き終わってから、「我々に従わなければ、我々は君たちを罰する」みたいな事を言うわけですよ。それを僕は翻訳しないといけない。「今のは見せしめで、今後言う事をきかなかったら、こういうふうに殴るぞって言ってます」ってみたいな事を話したね。そういう事を言わなきゃいけない。まだ僕は他にもそういうふうなやり方を見ましからね。罰するんじゃなくて、頭からね、畏怖させるっていうか。自分のほうがボスだって言う事をね、体で教えるとかね。びっくりしましたね。日に日にアメリカ兵に対する反感が募っていく。そしてある日、決定的な出来事が起きた。ある時、彼らの兵隊の宿舎があるんですね、カマボコ兵舎って奴ですが、その中の修理に呼ばれまして、僕は行って、大工出来る人にやってもらいながら、手招きされるもんだから、どうしたのかなと思ったら、ベッドの周り4人ぐらいがね、写真を見ながら、ゲラゲラゲラゲラ大きい声で笑っている。僕を見て、僕はあまり育ちが良くなかったから、子供に見えたと思うんですね、僕を呼んでですね、見せられた写真と言うのが、どっかの野原でね、裸にした自分の遊んだ日本の女を、足を開かせて、撮った写真なんです。流行(はやり)になってるのかね、四人共それぞれ持ってるんです。見せ合ってね。笑ってる奴のアメリカ兵の顔を見たら、チンピラなんですね、ほんとになんて言うか。腹がざわついて、相手と、もし、いさかいを起こしたら、殺しましたね、きっと。理屈ぬきに、これが負けたって事なんだって、つくづく思い知らされましたね。

当時医学生だった、作家、山田風太郎の日記「戦争のない世界、軍隊のない国家ーそれは理想的なものだ。そういう論にわれわれが憧憬するのは、ほんとうは尊いことなのであろう。しかしわれわれは、そういう理想を抱くにはあまりにも苛烈な世界の中に生きて来た。軍備なくせいて隆盛を極めた国家が史上のどこにあったか。正直は美徳にはちがいないが、正直に徹すれば社会から葬り去られる。それを現にわれわれは戦争中の国民生活でイヤとういうほど見て来たではないか。

10月20日 被選挙権も男女同権で、満25歳からと閣議決定。
岩手県盛岡市の国民学校、食糧難のため午前で終了となる。

高橋玄洋さん(76 放送作家)戦時中は海軍兵学校1年生。原爆が落ちた直後の広島で、救援活動を行った。昭和20年のこの日は広島県大崎下島で親戚のミカン農園を手伝っていた。この頃高橋さんの体に異変が起きた。働いている時にかすり傷を負う事がある。うんだままで、なかなか治らない。下着の、特に脱ぐ時に、僕は背中がひどかったんですけど、背中の爛れから、シャツなりパンツなりが剥がれないんです。ちょっと無理すると皮がついたまま、体から皮を剥がすような形になっちゃうんですね。その後が又、痛いんですけどね。マムシを焼酎につけた薬がありましてね、これが良く効くんですよ、これつけると少しの間は良い、だけど膿が出てくる。治っていかない。体の異変の原因がわかったのは、しばらく経ってからの事だった。その年の12月の28日ぐらいにミカン採りが終わったんでしょう、そん時だけは小遣いをもらって、従兄弟二人と一緒に広島へ出て、遊んで来いって事になって。広島に行けば闇市があった。そこへ行った時に、広島に救援に行った時に、遺体処理の仕事したわけですが、その時に一緒だった生徒とばったり宇品の、港の近くだったんですけれど、会ったんですよ。「おまえ、こういう事はないか?体がだるくて、傷跡は治らなくて、時々頭がフッとする事があって…」と色々聞くんですね。僕の症状とおんなじなわけ。「それがどうしたんだ?」と言ったら、「それは、おまえ、原爆症だよ。俺もそうだけど、おまえもそうだ。絶対医者にすぐ行け」って言うんですね。「同じ広島に来てるんなら、俺の行きつけの所で、血液検査だけでもしてもらえよ」その頃、ぎりぎりぐらいだったかな、原爆症、原爆症ってあちこちで言い出したのは。それまであんまりそれ程に言ってませんでしたからね、自分でもまったくそんな事思ってもいなかった。「俺は原爆症なんだ」不治の病を宣告されたような気が当時したもんなんでです。前に悲惨な最期をとげた人達見てますからね。「俺もああなるんだ」死ぬ事が怖かった。「白血球だけでも調べてもらえよ」とてもその勇気無くって、宣告される事が嫌で、広島のバラックの旅館みたいなとこで、一睡も出来ずに帰ってきた。

10月24日 児玉清さん(71 俳優)滝野川区の家が空襲で焼け、一家は親戚の亀有の家に身を寄せていた。昭和20年のこの頃は集団疎開から帰ったものの、食べる物がなくやせ細っていた。疎開から帰ってきた時、母親にまっさきに会いに行って、ただいま、お母さんと言ってるのに、しらんぷりして通り過ぎた。おっかけてって行って、「おかあさん」と叩いたら、何この子と言う顔で、良く見たら僕だって事わかってくれて。完全に面変わりしていた、骸骨みたいになっていた。父親は埼玉や栃木の親戚を頼って、度々買出しに出かけていた。買出しについていった。間々田という栃木県に母親の親戚が疎開していて、切符が配給制度で買えない、だからいんちきで乗る。窓ガラスも何にもない列車で、買出しに行く人達で超満員。帰りに、僕だけ一人でかえらなきゃいけなくなった。かぼちゃを3個縄で繋いで、それを二つ持って帰らなければいけなかった。汽車に乗る所が無い。ふっと見たら一番前が空いている。大人三人ぐらいがいた。乗った。汽車が走り出した。一番先頭を、風切って。ぞくぞくして、気持ちが高揚し、嬉しく、怖さもあり。大宮で降り、赤羽で降り、上野では僕一人。降りた瞬間、駅長にものすごく怒られた。一片にぺしゃんこになった。

10月23日 運輸省、制服を着用した進駐軍軍人の国鉄運賃無料を通達

10月26日 藤本義一さん(72 作家)当時12歳。大阪の中学1年生だった。昭和20年のこの頃、戦時中から入院していた父親に続いて、母親も交通事故で入院。生活費を稼ぐため、闇市に出入りするようになった。ミカンは6個で十円。蒸しパンは4個で十円。タバコが一箱、大体30円。ぜんざいも売っていた。小豆、30粒入れたら10円で、40粒入れたら15円。カラスの肉も売っていた。鳥肉として売っていた。子豚をリボンつけて散歩させた。散歩させてると警察にあがらない。これをばらして肉にして売るとすぐ捕まる。散歩の途中で生きたまま売る。藤本さんが得た仕事は、何ヶ所もの闇市を回って価格調査をする事だった。ヒロポンも当時は市販されて、初めのあたり薬局で売っていた。取締りがあって、闇値が上がってくるんだけども。闇値になってからね、ヒロポン、1日で変動するんですね。朝1本、十円の奴が、夕方13円になってる日もあるし、朝13円の奴が、昼から9円になる事もあるし。それも全部連絡していくのね。連絡して行って、闇市に届けると、闇市の総元締めみたいなのがいましてね、各部署に、そこへ又連絡して行って、全体の経済の平均価を作っていくわけね。その先端に僕がいた。先端にいて、食べる物は食べられるし、親の入院費用も出せるし。仲間と米軍キャンプから盗んだ物を売りさばく事もあった。Dボックスって言う、携帯食品、これは皆入ってるんですよ。タバコ3本入ってたとか、5本の奴もありましたけどね、チョコレートが入っていて、パンが入っている、アメリカの乾パンみたいなのが入ってて、コーンビーフみたいな缶詰一つ入ってて、その他にジュースも入ってて、缶じゃ無い、箱のジュースが入ってて、ズシとした重い奴です。我々が米軍キャンプから持ち出したものに、レボルバー、32口径の拳銃と、実弾が入っていた。1発ずつ撃って、売った。買った奴は我々よりだいぶ年上の奴なんだけれど、予科練帰りと言ってましたけれど、大変な金が入ってきた。それを山分けした。買った奴がそれで強盗した。強盗して捕まった。出所はどこやと言うので、調べていったら、我々が浮かびあがってきたわけ。逃げるしかない。捕まったら米軍の物ですからね、日本の警察でとどまらんと。アメリカの裁判もあるから、へたしたら、強制労働で沖縄に連れて行かれる。日本海側から北海道に逃げた。今の金で百二、三十万持ってたの、違うかな。40日後、大阪に戻り出頭。

10月28日 マニラで山下奉文大将の戦争犯罪裁判が始まる。フィリピン人への残虐行為を許した容疑。

当時医学生だった作家、山田風太郎の日記「七つか八つくらいの男の子が、柱の下に座って泣いていた。はじめ狼の子かと思った。長くのびた髪の毛に埃を真っ白にかぶって、模様もわからないぼろぼろの着物をまとい、手足は枯木みたいに垢で真っ黒だ。その前には三つか四つのさつま芋がころがっている。通りがかりの人が与えたものであろう。ときどき芋をくわえたまま、アアーン、アアーン、と悲しげに泣く。その声は心ある者の腸をえぐるようだった。」

10月29日 秋田師範男子部、食料難で二週間休校。学生を食料増産のため帰省させる。

10月30日 讀賣報知新聞より 「都電、都バス廿銭に 乗換制復活や三ヶ月の定期券 十二月一日からの實施」

大田昌秀さん(80 参議院議員)戦時中は沖縄の学徒で組織された鉄血勤皇隊の一員だった。沖縄では終戦後も米軍に抵抗する敗残兵が数多く残っていた。大田さんもその一人だった。昭和20年のこの頃、潜んでいた洞窟に、元日本軍将校を名乗る男が投降を呼びかけに来た。我々が入っていた壕の中に日本の元将校が宣撫員として、戦争に負けたから、こんな所に潜んでいないで、命を大事にして、本土へ帰れるようにしたらいいよと言う事で、宣撫工作に来た。みんなこれはいんちきだと言う事で誰も信用しなかった。翌日も、元将校はあきらめずにやってきて、全員出て欲しい、ホントに戦争に負けてるんだと言うんです。今から考えると、まともな事を言っているんですが、あの戦場ではまともには聞こえずに、何かだまされているような、うまく捕虜にするためにやってんだというふうに受け取れて、それで反発が強かったわけですが、特に下士官なんかの中には、大阪から来た見習い士官と言っとったんですが、この人なんかも日本刀を抜いて、「貴様こんな事言うんだったら叩き切るぞ」と言う事で、追っ払おうとしたりした。一般兵も手榴弾の安全ピンを抜いて、やろうとして。入ってきた元将校も後ずさりして帰った。次の日、元将校、軍司令部の将校と名乗っていたんですが、天皇の終戦の詔勅をコピーしたのを持ってきて、みなさん信用しないならばこれを聞いて下さいと言って、我々敗残兵の前にですね、そこで詔勅を読み上げて、ホントに負けてるんですと言ってやったわけです。壕の中に元の軍医、中尉が二人おりまして、この人達が、他の文書ならいんちきして誰でも書けるかもしらんが、この天皇の詔勅だけは、簡単に書けるものじゃなくて、この用語から言っても、これは本物と間違いないと思うと言う。だからもう出た方が良いんじゃないかと言う事になって。それでみんなそこで反対する人もいましたけど、多数が出る事に決めて。わかりましたと、憲兵を連れてトラックを持ってくるから、それで捕虜収容所に言って欲しいという事になって。

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幸せを運ぶ闇の光

「幸せを運ぶ闇の光」絶対少年 第23話 ☆☆☆☆
監督:望月智光 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:浜崎達也 絵コンテ:下田正美 演出:木村隆一 作画監督:渡辺浩二

 みなとみらい上空にある巨大な物体は全ての人に見えていた。

 「みなとみらい上空巨大物体対策本部」。
 「取り出すな 指を入れるな 向けるな人に」と書いてある紙が張ってある。
 そこに男が入ってきて、小早川警部にここは撤収する事になったと言う。停電になる。
 「光は闇なり。闇は光なり」「はい?」
 「魔女の言葉だ。そしてマクベスはつぶやく。こんな良いとも悪いともとれる日は初めてだ」
(成基のお父様ね。このセリフ、映画の「エレファント」でも引用されているセリフね)

 巨大物体そっくりの自分の絵を見つめている羽鳥次郎(郷田ほづみ)、刷毛を持つ。

 大和理絵子(佐土原智子)ちゃん、はなさんが心配なので見に行く。
 土岐宮はな(渡辺美佐)、店の外でさんまを焼いていた。避難勧告が出ているのだが…。客がしっかり来る。   客、さんま定食を頼むが、「うちは洋食屋だよ」とはなさん。
 さんまははなさんの晩飯になる予定だったが、冷蔵庫が止まり、腐らせるよりはましと、さんま定食を提供。
 どんどん客来る。
(この前の、ニューオーリンズのハリケーン騒動を思い出しますね。
「渋滞があるし、歳とってるし、死ぬなら死ぬで」と言うような事を言って、家に残っていた人がいたな、
二度目のハリケーンの時に…。
実際、渋滞で車全然動かない所があったし…。難しい判断。
何かを感じた時には、行動するのが正しいと言う人もいるし。
例えば、煙を部屋に入れる実験で、かなりの人が慌てずそのまま、座ってたりする、それが危険だと…)

 深山美佳(鈴木真仁)が住んでいる地区は停電していなかった。携帯が鳴る。携帯を開き、「うわっ、来たよ…」

 理絵子ちゃん、ビールを冷やしに外へ出る。携帯が鳴り、開く。「このメールって…」
 寒色系の光が側を通って飛んでいく。

 ベンチに座って、呆然と巨大物体を見ている理絵子ちゃんのお友達二人。
 巨大物体について二人でおしゃべりしていたら、突然二人の携帯が鳴る。
 例の「幸せを運ぶ闇の光」のメールだった。
(美佳ねえや理絵子ちゃんにも来たのね。もしかして成基やマッキーにも来てるかな。
希紗は携帯壊しているから…。でも卵がいるね)
 寒色系の光が沢山飛んでいく。「もしかして、あたしら、超ハッピー!?」

 テレビ番組「検証!横浜巨大物体を追う」に須河原晶(松本美和)が出ている。それを見ている逢沢歩。
 「さて、それぞれ専門の立場から、巨大物体の正体について、仮説を述べてもらいました。
UFO,米軍、プラズマ、クリッター等様々な仮説が出てきましたが…」(キャスター 樫井笙人)
 「全然違う。時間の無駄」「はっ」「みーんな、間違ってるよ」「あの、どういう事でしょうか、すがわらさん」
 「す・か・わ・ら。濁りません」「あっ、失礼しました。あ、でぇ、どういう事でしょうか」
 「これは、今回初めて起こった事じゃないの。
二年前の夏、伊豆半島の付け根近くにある小さな町で、今回の出来事の前兆となる現象が、
すでに起こっていた」
 「えっー」驚く一同。「それはどういった現象でしょうか」
 「詳細はこの本「妖精たちの夏 マテリアルフェアリー」を読んでもらうとして」
 「ああ、いや、マテリアルフェアリーとは?」「その説明、今必要?」「ええ、出来れば」
 「わかりました。この冬、横浜では中高生を中心に“幸せを運ぶ闇の光”の噂が広まってた。知らないでしょう?これ、この寒色系の光が“幸せを運ぶ闇の光”。(例の画像を見せる)」
 「それがマテリアルフェアリー」
 「違う。先走らない。もう1種類、見ると不幸になるという暖色系の光についての噂もあるの」「暖色系の光?」   「そう、暖色系の光がマテリアルフェアリー、寒色系の光は、マテリアルイーヴル、仮にそう呼ぶと、そういう話」 「えっ、あ、逆じゃないんですか」
 「逆じゃない。幸せを運ぶと伝えられる青白い光の方こそ、実はイーヴルなんだな。
子供達は、事の本質を、見誤ってる」
 「なぜ、そう言えるんです?」
 「だから、二年前、私自身がマテリアルフェアリーと、遭遇してるからよ。
脱線したけど、これは今度が初めての事じゃない。
さらに言うなら、これは、古代から連綿として繰り返されてきた出来事の、現代における発露の一つに過ぎない。私は、そう思う。付喪神(つくもがみ)、と読みます。ご存知ですよね」
 「妖怪の事、ですか?」「古い道具が化けたという…」
 「ええ。室町時代の御伽草子に、こうあります」
 “器物百年を経て、化して精霊を得てより、人の心をたぶらかす。これを付喪神と号すと云へり。”「はあ」
 「古来から、日本には八百万の神々がおわします。
山や川の自然にはもちろん、かまどやトイレなど、人が作ったものにさえ、神様が宿る。
器物や調度を粗末に扱うと、後日霊を宿し、付喪神となったそれらの妖怪が京の町中を練り歩くと言われた。
琵琶や笙、靴、扇、なべ、釜、五徳など、これが所謂、百鬼夜行です。百鬼夜行、ご存知ですよね」
(うん、今、「俺の屍を越えてゆけ」をやっているから、こいつらはよく見ているよ。
琵琶さんとも、五徳さんとも、良く戦っているよな…)
 「ええ、まあ」
 「古書の伝える所によれば、驚いた帝(みかど)は、徳の高い僧侶を集めて祈らせた。
すると、御殿の上に、いくつもの明るい光が現れ…」
 「光…」
 「当時の人々は、それを不動明王の使いだと考えた。
光に退治された付喪神達は、悔い改め、やがて仏の教えを受けて、成仏したと」
 「つまり、付喪神がマテリアルイーヴルであり、不動明王の使いとされた光は、マテリアルフェアリーだと?」
 「そこ、ポイント」「はあ」
 「よーく考えて欲しいんだけど、私達の世界の枠組みからはみ出した物は、ずっと昔から存在してた。
中には、その時代の知識では説明できなかった自然現象とかも含まれてるけど、
それで全部が説明できるわけでもない。非常識な現象は、常にあったんだって」
 「確かに、UFOを最初に目撃したのは1947年、ケネス・アーノルドだと言われているが、
遡れば古い文献に残された記録にも、UFO現象と思われるものはけっして少なくないなあ」
(UFO研究家 小和田貢平)
 「どうもありがとう。要するに呼び名が変わっただけで、内実は同じという現象が存在するわけ。でしょう?」
 「うーん」
 「だから、世界中に散らばる、妖怪、魔物、妖精伝説、それらをめぐる神話や伝承、
全てはマテリアルイーヴルとマテリアルフェアリーの対立、相克を描いたものだった、と考える事が出来るよね」  「ああ、しかし、それだとUFOは…」
 「今、あそこにある巨大な物体、私は巨大マテリアルイーヴルだと考えるけど、それと対をなす存在、
巨大マテリアルフェアリーなのかもしれない」
 「あの巨大物体、あなたの言う巨大マテリアルイーヴルは、
現代消費社会が生み出した大量の廃棄物に宿った巨大な付喪神だと」
 「どこかで、バランスが崩れてるんだと思います。
マテリアルイーヴルを浄化する存在のはずのマテリアルフェアリーが極端に少ない、とか」
 「えっ、それはつまりどういう…我々はどうすれば良いんですか」「もしやUFOが来る」
 「私はジャーナリストです。私は目撃し、伝える者に過ぎないから、対処法までは、わからない」「そんなあ」
 「でも、少なくともわたしは…」
 (次郎、あの幸せを運ぶ闇の光の絵に「Think and Act」と描いた。
暖色系の光が寒色系の光を追い、ぶつかってはじける)
 「考える事、そして行動する事、それをけっして放棄したくないと思います」テレビ、消える。
(須河原は場に合わせた丁寧なしゃべりが出来ないのかなあ。ああゆうキャラという事か…。
ヴァラエティじゃないのに、堀江さんをホリエモンを呼んでいる人を見て、違和感を感じた私…)

感想:主人公のはずの谷川希紗が出ない…、う~ん…。しかし、あれ、希紗以外にも見えるようになるとは…。
 突然、話がものすごく、でかくなって…。日常の身近な不思議で終わるものと思っていた。
 DVDに書いていたこと。伊藤和典氏のご子息が3つか4つの頃、黄色いポンチョを着て猫を連れて山で遊んでいたそうだ。子供が猫と一緒に外を見ていたとき、「何見てるの?」って聞いたら、「どっしると、しっしん」って言ったそうだ。伊藤氏の愛猫“柚子”はオカカ婆そっくり。両耳あるが…。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.11. 7
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
JUNK KOLLEKTER事件についてのホームページとか
燃えろ!!Amazon予告の絵あり。
敷守ほむら の けもけも日記予告について(私は中国語の正しい聞き取りに自信が無くあきらめました…)

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アブない少年

「アブない少年」BLOOD+ Episode-4 ☆☆☆☆
原作: Production I..G・Aniplex 監督・シリーズ構成: 藤咲淳一 演出チーフ: 松本淳 キャラクターデザイン: 箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督: 石井明治 美術監督: 東潤一 色彩設定: 片山由美子 企画協力: 押井守 音楽: Mark Mancina 制作: Production I.G オープニングテーマ: 高橋 瞳 (gr8! records)エンディングテーマ: 元 ちとせ(EPICレコード ジャパン) 脚本:菅 正太郎 演出:誉田晶子 絵コンテ:弥佐吉 作画監督:大久保 徹


 宮城ジョージ(大塚芳忠)は翼手と化したフォレストに襲われ、重傷を負う。
 ジョージが担ぎこまれた病院に現れるジュリア(甲斐田裕子)、彼女は赤い盾のメディカルスタッフだった。
 今度の件が音無小夜(喜多村英梨)の覚醒にどう影響を与えるかとジュリア。
 デヴィッド(小杉十郎太)によると翼手殲滅に繋がる何かがこの沖縄にあるあらしい。
 前回翼手と接触した時は小夜は翼手を斬っているのに、今回は違う。前回にはあって、今回には無い何か?
 小夜に従う者。「ジョエルの日記ね」とジュリア。30年前確認されたのを最後に消息不明。
 リク(矢島晶子)が病院にいた小夜の前に現れる。
 カイ(吉野裕行)がジョージのコルトM1911を持ち出し、フォレストを追っていったのだ。
 リクと一緒にカイを探す小夜。
 カイはフォレストが付き合っていたレイミ(中尾衣里)という女が働いている店に行った。
 レイミはフォレストから電話を受け、会いに行った。その後をつけるカイ。

 小夜はレイミが働いている店に行く途中、急に何かのざわめきを感じる。
 遠くにいる人々の声を拾い聞きするが、どれも彼女が感じた物ではなかった。ハッと空を見上げる小夜。
 頭上には月。

 件の店「AMAZONESS GOGO」の前に来た小夜。
 そこでカイの女友達謝花真央(じゃはなまお 小清水亜美)に会う。
 彼女はカイにフォレスト探しを頼まれて来たのだ。
 カイがフォレストを殺すと銃を持って出て行った事を聞いた真央は、車に小夜とリクを乗せてくれる。

 倉庫街に来たレイミ、倉庫に入っていく。そしてバイクから降り、銃を取り出すカイ。女の叫び声が聞こえた。
 銃を構え、カイがかけつけると、レイミの血を吸っている翼手を化したフォレストがいた。
 カイが発砲すると、その瞬間、何かに気づく小夜、車を止めさせる。車を降り、どこかにかけていく小夜。
 小夜を追いかけるリク。突然車を止めるルイス(長嶝高士)、「小夜だ」とデヴィッドに言う。
 かけていくリクを見たデヴィッド、車を降り、追いかけていく。(車は渋滞で、動けん)
 小夜の前にハジ(小西克幸)が飛び降りてき、かしこまるように膝をつく。
 小夜はハジに近寄ろうとするが、咆哮のようなざわめきを聞き、空を見上げる。
 「聞こえるのですね、あれらの声が」「教えて。あなた、知ってるんでしょ、どうすれば良いの?」
 「ハジ、とお呼び下さい。そして、命じてください」少し黙り込む小夜。
 「ハジ、お願い、カイを助けたいの。もう、誰にも傷ついて欲しくない」
 ハジは己の異形の手を出し、ナイフでその手を傷つけて、血を垂らす。
 その手のひらの血を見て、目が赤く染まっていく小夜。リクが小夜達がいる路地に現れる。
 小夜の口元は血で染まっていた。ハジは恭しく小夜の手を取り、二人ビルの上まで飛び上がる。
 デヴィッドは二人の影をチラッと見る。路地に行くと、リクが両手を耳に当て、うずくまっていた。
 「吼えてる…。何これ。何か、ライオンみたいな…。何?」

 翼手と化したフォレスト(北沢洋)に発砲するカイ。しかしフォレストは構わずカイに襲い掛かろうとする。
 ぶち込まれたはずの弾丸は、新たに再生した肉によって、体の外に出されていく。
 尻餅をついたカイの横にはひからびた感じのレイミの死体。今にもカイに襲い掛かろうとするフォレスト。
 しかしフォレストはカイに襲い掛からず、上を見ていた。その視線の先には小夜とハジがいた。
 刀を鞘から抜き出す小夜。翼を生やして飛ぶフォレスト。ハジがその背に飛び降り、痛撃を与える。
 ハジとやりあうフォレスト。小夜、飛び降り、自分の手を刀の刃に走らせ、血を垂らす。その血が刃を伝っていく。 ハジに両腕を取られて動けずにいるフォレスト、横を見るとそこには小夜がいた。
 フォレストハジの手から逃れ、小夜に襲い掛かる。刀をひらめかせる小夜。小夜の目の赤い光が消えていく。
 フォレストは片腕を斬られ、死んでいく。倉庫の中には光が射してきていた。
 ハジが刀に鞘をはめ、小夜は我に返る。ひざをつく小夜、涙を流す。フォレストとレイミの死体を処理するルイス。 デヴィッド「君が小夜に従う者なのか?小夜は完全に覚醒したのか」「…まだだ」
 デヴィッドにジュリアからの連絡が入る。「ジョージが奴らに攫われたわ」

感想:完全に覚醒すると、どうなるの、小夜。戦闘機械…。それはイヤだな。
 でも、泣く小夜より、強い小夜希望だが…。

プロダクションI.Gマガジン
日経キャラクターズ!編
日経BP社 (2005.12)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
Penny wise and pound foolishセリフ網羅
隠れヲタクが語るブログヴァン・アルジャーノの画像とか
ねこにこばん翼手の肉とか
ライブ窓ぁ。せーの…いち!!とか


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エマ 4

「エマ」4巻 森薫 ☆☆☆☆
「ウィリアムは今」「愛の響き」「モニカ、怒る」「エマは今」「波乱の鐘が鳴る」「再会」「エマとウィリアム」

 グレイス・ジョーンズは調子が悪くなって、エレノア・キャンベルと行くはずのオペラに行けなくなった。
 代わりにウィリアムが行く事になる。
 オペラは「セヴィリヤの理髪師」。ジョーンズ家のボックス席でオペラを見る二人。
 エレノアが何かを落とし、ウィリアムがそれを捜して、ひざをつく。
 ウィリアムの背中を見て、エレノアはその背中に顔をうずめる。

 里帰りして来たエレノアの姉モニカ・ミルドレイク伯爵夫人。
 モニカはエレノアから婚約したみたいと言う話を聞く。
 「今はとにかく驚いてしまって。
でもたぶんこれから好きになると思うから…そしたらちゃんとプロポーズしますって…」
 それを聞いたモニカはエレノアを雨宿りの場に残し、屋敷に帰って、エレノアに迎いをやらせ、
自分はウィリアム・ジョーンズの屋敷に向かった。
 そして「今は別に好きでもないだの、好きになったら結婚するだの、失礼にも程があるんじゃなくて!?
あたくしの妹に対する侮辱よ!!」と怒る。
 その場に現れ、必死に姉を止めようとするエレノア。
 「誤解があるようです。僕が言ったのは違います。
「今は好きではない」のではなく「全然気が付いていませんでした」
「好きになったら」ではなく「このまま都合よく甘えてしまう訳にはいかないから」そう言いましたよね」
 ウィリアムはエレノアにプロポーズする。

 ロンドンに出たドロテアはミセス・トロロープに会う。
 トロロープは息子の婚約パーティーに出る予定だったが、連れて行く侍女がいなかった。
 ドロテアは連れて来たエマを貸し出す。
 エマはドレスを着、髪を整え、メガネをはずした状態で、ウィリアムの婚約披露パーティーとは知らずに、
出席する。
 ウィリアムは母親のそばにいるエマに気づくが、エマはメガネをかけてないので、気づかない。
 ウィリアムは母親に挨拶しに行き、間近で見て初めてエマはウィリアムに気づく。
 そしてウィリアムが婚約した事を知る。倒れるエマ。彼女の部屋に行くウィリアム。
 二人は抱き合い、口付けをする。母親がその二人の様子を見て、話をきこうとする。

感想:身分違いの恋は難しい…。ウィリアムとエマが一緒になったら、ウィリアムの家族は悲しむだろう。
 エレノアも良い娘だし…。
 エマは頭も良いし、落ち着いていて、上流社会にいても遜色は無いのだが、
上流社会はメイドが自分達の世界に入る事を許しはしないだろう。
(美智子様の下で働くのを快く思わなかった華族出身の女が、美智子様をいじめたと聞くし…。
美智子様も庶民から見れば、立派な社長令嬢で、上流なんだけど…)
 ハンス、悪くないから、ハンスと一緒になったらと思うんだけど…。
 愛し合ってる二人は一緒になった方が、遺伝子的には良いんだけどな。

エマ 4
エマ 4
posted with 簡単リンクくん at 2005.11. 3
森 薫著
エンターブレイン (2004.6)
通常24時間以内に発送します。

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恐怖の文化祭

「恐怖の文化祭」野ブタ。をプロデュース 第3話 ☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池由頼広 プロデューサー:河野英裕 演出:岩本仁志 

 桐谷浩二(中島裕翔)の作文「ボクの兄」
 “ボクの兄(桐谷修二 亀梨和也)は高校生だ。家ではよれよれのボサボサだ。
でも外ではすごくカッコつけてる。性格も家と外では全然違う。友達と一緒の時はものすごい余裕だ。
でも家の中では、考えられないくらいせこい。兄は他人に良く思われたいのだ。それしか考えていないらしい。
でも、あんな事をしていて、兄はちゃんとした大人になれるんだろうか”
(「彼と彼女の理由」のヒロインみたいな主人公だな。
しかし、あのヒロインはめちゃくちゃ強そうだが、こっちの方は…)

 文化祭がもうすぐやってくる。
 文化祭の実行委員の坂東梢(水田芙美子)は、
勝手に2-Bの催し物を小谷信子(堀北真希)一人でやるお化け屋敷に決める。
 草野彰(山下智久)が抗議すると、彰は雑用係に任命されてしまう。
(文化祭はみんなでやった方が楽しいのに…、と私は思うぞ…)

 さっそく会議を開く三人。
 彰の叔父、平山一平(高橋克実)によると、
サラリーマンが全然動かず後姿を見せていたお化け屋敷が怖かったそうだ。
 そして、コンニャクをベタッとやられるのも…。
(信子が描くサラリーマンの幽霊絵、うまい)
 修二は、ろくに手伝えず、信子と彰は二人でもくもくと作業をする。
 「俺ってさあ、何やってても、そんな楽しいって感じた事ないんだっちゃっ」と彰。
 「私も、後で思ったりする方が楽しい」「何それ」
 「テレビゲームとか、やってる時は楽しくないんだけど、勉強してる時とかに思い出すと、楽しかったりする。
楽しい事って、後になってみないとわからないんじゃないかな」
 「何年かしたらさあ、思い出すんかな」「何を」
 「朝早く三人で人形作った事とか、夕暮れにすすき積んだ事とか、
何年かしたらあの頃は楽しかったのよおって、思い出すんかな」

 文化祭前日の夜、三人は2-Bに行く。そこにはゴーヨク堂店主(忌野清志郎)がいた。
 彼もここの生徒で、壁に彫られた「ヘイ、ベイビー オレは、HIDEKICHIになる」は彼が彫ったものだった。
 豊臣秀吉を「ヒデキチ」と思っていたのだ。
 彫り直しに来たのだが、途方も無く馬鹿だった思い出を残す事に決め、去っていく。
 何で最後にもぐらを作っているのかと修二につっこむ草野。モグラではなくこうもりなんだそうだ。
(作る過程だから、もぐらに見えるのね。私ももぐらに見えた)
 彰はもぐらについて話し始める、もぐらは穴の中で一匹で行動しているけれど、
発情期になるとちゃんと相手を見つけると。
 修二「ま、でも、それってすごい確率だよな」「そうね、土の中だもんね」
 「でもしそれで、出会えたとしたらさ、それはすごい奇跡だよな」「イエース、奇跡!」
 黙って、二人の話を聞いている信子。三人が立ち去ると、誰かが現れ、彼らの努力の跡を、壊しまくる。

 文化祭当日。体育館にいた修二の下に、ドラキュラ姿の彰が現れ、修二を教室に連れて行く。惨状に驚く修二。 それはバンドー達がやったわけではなかった。信子はそれでもやるつもりだった。
 あっちこっち掛け持ちで忙しい修二は、外にいた他校の生徒三人に、バイトとして、
信子達の手伝いをやってもらう。
 喜んで手伝ってくれる三人。彼らの様子を見て、「やあ皆さん、熱いっすねえ、イッツ・ホッツ!」と彰。
 「そう?だって文化祭は燃えなきゃ」(そうよね、燃えなきゃ!)「この先熱くなる時なんて、そうそう無いもんね」  「ああ、そんなもんすか、ファイツ!」「ファイツ!!」とガッツポースを決めながら、元気に言う三人。

 信子の義理のパパ(伊藤正之 たぶん…)が現れる。
 食べに行こうかと言う義理パパに「お腹空いてないから」とつれない信子。
 しかし義理パパは仕事で帰らなければならなくなった。
 義理パパ、差し入れを小谷に渡そうとするが、小谷受け取らず、代わりに彰が受け取る。
 差し入れの饅頭は小谷の好みの物だった。
 お昼にしようかと言う彰だったが、小谷はコンビにおにぎりを見つめ、
突然走り出す。
 タクシーに乗った義理パパを追いかけ「おと…」と言いかけるが言えず、「おにぎり」と言いながら追いかける。
 義理パパ、娘に気づいて、タクシーを止めてもらい、おにぎりを受け取って去っていく。
(義理パパも不器用タイプなんだよ。無理してパパって言わなくても良いって事だったかもしれないし。
悪気は無かったのよね)

 昼からだからか、全然客が来ない「お化け屋敷」。
 修二は隣の「フィーリングカップル」の看板を見て、カップル限定にする事を提案する。
 男同士、女同士でも良い、限定にした方が来たがるものだと。
 「だったら、最後の所、ちょっと変えたいんだけど、良いかな」と信子。

 修二、上原真理子(戸田恵梨香)の団子屋に、文化祭に来る事を禁止したはずの弟の浩二を発見する。
 捕まえようとするが、農民役のために修二は演劇部に拉致られる。

 お化け屋敷は大盛況となる。
 農民役をやっとやり終えた修二、真理子から「お化け屋敷」に行かないかと誘われる。
 何でも、最後すっごく感動するそうだ。しかし真理子ちゃんと「お化け屋敷」に行く余裕は修二には無かった。
 写真撮りのため、カメラを調達しに行く。
 バンドーのダチも「お化け屋敷」に行きたがり、バンドーの許しを得て行く。素直でないバンドー、行かない。
 文化祭終わり、最後に三人のバイトさんと一緒に写真を撮る修二達。カメラの映像から消えていくバイトさん達。 何とあの三人、生霊さん達だった。20年前の生徒だった。文化祭なると毎年来るのだ。
 駒井(坂本真 たぶん…)は大学病院の脳外科の先生、山本(石川ユリコ たぶん…)は雑誌編集者、
金子(富川一人 たぶん…)はスーパーの店長。
 本人達、仕事で忙しく来られず、生霊となって来ちゃうのだった。
 そんな話をキャサリンこと佐田杳子(夏木マリ)と校長がやっていた時、「お化け屋敷」の奥の方から物音が…。 「お化け屋敷」を見たい浩二だった。修二は浩二と一緒に「お化け屋敷」を体験する。
 最後に鏡があり、そこには「今、手をつないでいるその人に出会えたのは、キセキのような、かくりつです。
光の中に出ても、その手をはなすことのないように」と書いてあった。
(ああ、こりゃ、感動するな。信子、ナイスアイディア)

 信子「私ね、長い間一人で掘ってたんだよね、モグラみたいに、土の中を。そしたら突然二人が出てきた。
これから先も、又こんなふうにポロッと誰かと出会えたりするのかな。
もし、そうなら、一人で土の中掘ってるのも、悪くないよね」
 彰「会えるんじゃないの、色んな奴と」修二「そしていつか、二度と会えなくなるんだよな」

 帰り、修二は弟にオレみたいになるなと言う、要領ばっか良くて、何も作れない大人にはなるなと。
 “俺はショックだった。野ブタや、馬鹿だと思っていた彰が、あんなにちゃんとした物を作ってたって事が。
ものすごいショックだった”(背景に写る修二が作ったこうもり。修二もちゃんと作っているよって事かな)
 「兄ちゃん、良い奴だよ」「えっ」
 「約束は絶対守るし、まあちょっとはカッコつけている所もあるけど、いい奴だと思うよ」
 “明日になったら、教室は元に戻るだろう。
野ブタは又いじめられて、彰は相変わらずわずらわしい奴で、俺は人気者で。
それは絶対変わるはずは無いのに、俺は不安だった。何も無い自分が、ものすごく不安だった”

感想:信子を妨害する犯人は真理子ちゃんではないかと、思うけど、どうなのかな。
 修二はなぜ、あれほど人気の真理子ちゃんとのお付き合いを、さほど楽しんでいないのかな。
 真理子ちゃんも修二の冷たさを感じているよね。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
どらま・のーと詳しく書いてます。
So Wonderful画像あります。
なべのさかやき、いしのひげ真夜中のギターについて

ちっちゃん俳句「亡骸や 演出しては 大豆なり」

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