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2005年10月

夢の宮中

「夢の宮中」宮廷女官 チャングムの誓い 第3話 ☆☆☆☆☆
脚本:キム・ヨンヒョン 演出:イ・ビョンフン 

 チャングム(チョ・ジョンウン 黒葛原未有)は一人、歩き、木を食べ、川の水で洗濯をし、
あの母親に情報料を要求したトック夫人の家につく。
 そこで自分の家のカメから酒をこっそり獲っていた男ドック(イム・ヒョンシク 佐々木梅治)に出会う。
 奥さんが五月蝿くて、泥棒のような事をしていたのだ。
 しかし、奥さん(クム・ボラ つまもと景子)が来て、チャングムが捕まる。チャングムは倒れてしまう。
 おかゆを食べさせてもらったチャングムは母も父も死んだ事を話す。
 チャングムは銀のかんざし(たぶん…)を差し出し、ここにしばらく置いてもらう。
 朝起きると、チャングムは料理の支度をしていた。そしてチャングムは腰が痛い奥方にしっぷをあてがう。
 奥方、酒の分は一生働いても返せないから、どっかに逃げようなどと思うなと言う。
(素直に言えない人ね…、いても良いよって…)

 2年後、チャングムはドックの酒運びの手伝いをするようになっていた。
 ドックはチャングムに仕事をまかせて、飲みに行くのだった。

 その頃、ヨンサングンの施政をひっくり返す計画が進行していた。
 その計画を推進する彼らは、見張られている先王の御嫡子チンソンデグン(イム・ホ)に計画を伝える策を練る。 それは酒を届ける仕事をしているチャングムに、計画を伝える酒を届けてもらう事だった。
 チャングムが賢いと言う話を聞いていたのだ。
 万が一のために刺客をつけ、何かあったらチャングムを殺すつもりだった。
 彼らはチャングムに4本の酒を渡し、順番通りに飲むように伝えろと言う。
 刺客はあのチェ一族、チェ・パンスルの部下のピルトゥだった。
 王弟(菅生隆之)の前に連れて来られたチャングムは女官になりたいと訴える。そして酒の順番を伝える。
 酒のとっくりに書かれた文字を見て、何かに気づくチンソンデグン。
 彼はチャングムが戻ったら、使いを頼まれた者に何と言うつもりかと聞き、
チャングムは「お酒はお納めになられましたが、深くお悩みになられているご様子だった」と伝えると言う。
 酒に書かれた文字は、「今天既死。顕天当為」と読めた。
 これは黄巾の乱の張角が書いた檄文、「蒼天既死」「黄天当為」を一文字ずつ変えたものだった。
 パク・ウォンジョンはチンソンンデグンを担いで、謀反を起こすつもりだとチンソンデグンはわかった。
 謀反は成功する。1506年。チンソンデグンはチュンジョン(中宗)となる。

 チャングムの所に宮中から使いが来る。女官になりたいと言うチャングムの願いが聞き届けられたのだ。
 トックもその息子のカン・イルトも女官になる事に反対する。
 奥方は言う、宮中に上がっても、おまえの面倒は見ない、季節毎の着物の差し入れも、
サングン様達への付け届けも無し、行きたいならさっさとおゆきと。
 チャングムが支度をして、外に出るとピルトゥがいた。彼はトックの奥方達に聞きたい事があると言う。
 チャングムは女官についていこうとすると、奥方は「まったくこれだから、イヤなんだよ。
生き物ってのは、牛でも人でも面倒見るもんじゃないねえ。ああ、やだやだ、情けない」と言う。
 「どうしても行っちまうのかい?」とトック。「宮中は怖い所なんだぞ。行くなよ、チャングム」とカン・イルト。
 「無礼な。聞きづてならぬ事を」と女官(そうですよね…)。しかしチャングムは去って行く。
 ピルトウはチャングムを引き取ったのは二年前ではないかと奥方に聞く。
 知りたいのなら金を出しなと奥方、家に引っ込む。
 ピルトウは旦那の方に、チャングムが胸に怪我をした女と来なかったかと聞くが、旦那が答える間もあらばこそ、奥方が現れ、旦那に仕事を言いつける。(悲しんでるのに、素直にその感情を出さない奥方、可愛い…)

 女官候補達が乙女かどうかを確かめる儀式。それはオウムの血を腕に垂らすというもの。中国の言い伝え。
 将軍に恋した天女が、それゆえに人が言った言葉をそのまま繰り返す事しか出来なくなった。
 ある日、天女が将軍を殺めようとした部下を殺そうとしていた時、将軍が通りかかった。
 部下は天女が不貞を働いたと言い、天女は部下の言葉を繰り返すしかなかった。
 将軍は天女の首を刎ね、天女はオウムになった。オウムの血が流れれば、処女ではないという事。
 チャングムの腕に垂らされた血は流れたが、女官が腕に触れたと言い、やり直す事になった。
 無事、宮中に入り、女官としての勉強をするチャングム。

 入ったからと言って、誰もが女官になれるわけは無かった。さっそく自分達の部屋の用意をする子供達。
 その中に、自分は何もせず、指図ばかりしている女の子ユン・ヨンノ(高橋愛子)がいた。
 彼女はイ・ヨンセン(豊田朋美)の亀を取り上げ、外に捨てる。そこに亀を持ったチャングムが現れる。
 チャングムはヨンノがヨンセンの亀を捨てた事や、寝る場所を勝手に決めた事を抗議する。

 チャングムは身分が高く無い事がばれ、部屋から追い出される。女官はそれなりの身分から選出されていた。  チャングムは夜中テソンカン(配膳などを行う所)に行こうとし、イ・ヨンセンに会う。
 彼女らは勝手に出歩いてはいけないのだった。
 ヨンセンは亀を置いて(亀は逃げるよ…)、チャングムと一緒に行く。
 二人、女官と男との禁断のラブシーンに遭遇。そしてテソンカンの前には見張りがいた。
(仲良く手を繋いで歩いている子供って、天使みたい)
 見張りがいなくなった時に、
入ろうとするとチャングム達より少し年嵩の女の子(永田晃子)が建物に向かって拝礼をしていた。
 その子、チェ・グミョンは好きな人がいたが、家の者に女官にされたのだった。
 その好きな年上の人は王様の家臣になった。で、そっとお別れをしていたのだった。

 「間膳退」(右から読むんだろうな。ちょっと前までは、日本も右から読んでたりした。
しかし今の韓国人は漢字がわからない人が多いのよね。
昔、日本に日本語を強制され、それで日本語憎しで、漢字まで排斥しちゃったのよね)につくチャングム達。
 ヨンセンがお膳を倒してしまう。その音にハン・ペギョン達が現れる。
 その膳は皇后様のお夜食、牛乳がゆだった。食材はしょうがとれんこんしか無かった。
 ハン・ペギョン(小野洋子)はある材料だけですばやく料理を作っていった。

感想:これからも、毎回盛り上げるシーンを作り、そして料理場面もかかさないのでしょうか。脚本家、偉い!
 ホントに面白いこのドラマ。あの感じの悪い情報料を取った女、割と良い人なんですね。

宮廷女官チャングムの誓い 前編

日本放送出版協会 (2005.2)
通常24時間以内に発送します。

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のんのダイアリー身分について
ほんのり庶民風味カン・ドックの絵がうまい
韓流日記ポイントを教えてくれます。

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消えたものと生まれるもの

「消えたものと生まれるもの」絶対少年 第22話 ☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 共同脚本:浜崎達也 絵コンテ:小林治 演出:篠崎康行 作画監督:牛島勇二 

 魚を腕にかき抱きながら、その暖色系の光を見続ける谷川希紗(小林晃子)。光が消える。
 目をウルウルさせる希紗。「だめ…。いかないで…」

 須河原晶(松本美和)が「ときみや」から出ると、そこに真壁正樹(甲斐田ゆき)が…。
 授業より大切な事があると思って、来たそうだ。

 大和理絵子(佐土原智子)は羽鳥次郎(郷田ほづみ)に会いに行く。
 (私、てっきり、光関係に関わるのは止めたのかと思いました。違かったです…すいません…)

 マッキー、須河原に、理絵子ちゃんが見えないけれど見えるものについて聞いたから、
そして後からそんなのはどうでもいいって言ったから、
須河原さんと一緒にマテリアル・フェアリーのがいる事を確かめようと思ったのだと打ち明ける。
 マッキーは須河原さんとは同じ物を捜してても、そこに求めるものが違うが、人と人が違うのは当たり前だから、一緒に行動したいと言う、逃げたくないから。
 二人、改めて握手し、須河原はマッキーに今からでも学校に行きなさいと言う。

 ふっきれた感じの顔をしている理絵子、あれは何で見えたんだろうと羽鳥に言う。
 君はどう考えてるんだと聞かれ、もしかしたら選ばれたのかなあと言い、無いよねと自分で否定する理絵子。   「いや、選んだのかもしれないよ」と羽鳥。
 「はい?選んだ?私が?いつ?何で?馬鹿にしてる?」といつになく強気発言の理絵子ちゃん。
 「そのまま、こっちを見ていて」と関係の無い事を言い始める羽鳥。理絵子ちゃんを描きたいそうだ。
(画家はこういうふうに口説けるから便利ね。まあ、この場合は口説いている訳ではないが…)
 理絵子ちゃん、タイヤが無い浮世絵の美人画が描いてある車を止めてあるガレージ兼アトリエに連れてかれる。(アトリエにはあの巨大空中物体のような絵がある)
 羽鳥は公園でホームレスとして暮らしながら見る風景が好きなんだそうだ。「あそこじゃないとダメ?」
 「場所の問題というよりは、生き方の問題だけどね」「わからない」「一番楽なのは、見ようとしない事」
 「見る事にこだわるんだ」「画家だから」「見られる事にはこだわらない?」「ホームレスだから」
 「私は見られる事の方が気になるなあ」「ヒトに見られる自分を見ているわけだ」「えっ」
 「どっちにしても、人は結局、自分の見たいものを見るんだよ」「ちょっと待って」「選んだって、そういう事?」
 理絵子ちゃんの絵を見せる羽鳥。ピカソふう。
(キュビズムとかいうのか?わからない。ピカソ、まともな絵も描いてるんだよね。
モデルの女が好きな時は綺麗に描いて、嫌いになると、壊して描いてた…)
 「私、こんなふうに見えるんだ」冗談だった。羽鳥はまともな肖像画を描いていた。
 「サービスですか?良く描き過ぎ」「見たままだ。今の君は俺にはこんなふうに見える」

 理絵子、二人の友達に会う。「学校は?」と言われ、理絵子は「いや、そっちこそ」と言う。
 友達A「何やってたの?」友達B「テストの成績が悪くて気晴らしとか?」「色々もつれててね」「何が?」
 「男関係」去って行く理絵子。

 希紗、2004年12月20日の「一年後の私へ」メールを見る。
 「一年後の私へ。親と顔を合わせるのが、うざい。
りえぞ~、うざい、学校、学校、良い子ぶってメールよこさないで欲しい。みんなあたしをほっといてよ…。
どうせあたしは幸せになんかなれない。あたしをわかってくれない友達なんていらない。一人が良い。
一年前の私から」
 画面を閉じる。「望みがかなってる。全部あたしが望んだ事じゃない。望んだとおりに、なってるじゃない」
 泣きながら、床に倒れこむ希紗。「なのに…ちっとも…嬉しくないよ…」
(ハッ、私もなるべく、未来予想図は明るくする事に努めたいと思います!痛いシーンだった…)

 逢沢歩(豊永利行)はオカカ婆の毛が落ちている、寝床ダンボールを見ていた。
 ケータイが鳴り、出ると「逢沢か」の声(斎藤恭央)。「誰?」「バッカ野郎!俺だよ、俺!」
(今や、オレオレ詐欺と間違われるので、ちゃんと名乗りましょう。
私はすぐわかりましたが、2年ぶりの歩君はわからなかったんですね…)
 「俺って…」「共にオカカ婆を追いかけた、あの夏の日々を忘れたのか」
(共にオカカ婆を追いかけてはいませんね、歩君は…。
阪倉は、どうも事実を、自分に都合良く、曲げて覚えるらしいですね…。誰でも、多かれ少なかれそうですが…)  「阪倉?」「そうだよ、ったく。深山から聞いたぞ」

 「ときみや」に来た理絵子ちゃん、土岐宮はなさん(渡辺美佐)にお願いがあるそうだ。

 パソコンでお子様用アニメみたいな映像を見ながら、ケータイで話している歩。
 「2、3日前かな、オカカ婆が夢枕に立った」「はあ?」
 「冬の寒さの中、さすがのオカカ婆も、田菜まで戻ってくる体力は無かったんだろうなあ」
 「死んだと、思ってるの?」
 「思いたくねえけど、夢枕に立ったてことは、そういう事だろ?何で、電話したと思う?」「さあ」
 「さあじゃなくて、そういう時は何でって聞き返すんだよ」
(阪倉君による、会話がはずむ受け答え講座。歩君、勉強になりましたね。
歩属性が強い私にも勉強になります…)
 「何で?」「オカカ婆がなあ、逢沢を頼むって、俺にそう言ったからだ」「あっ」「聞こえてんのか!?」
 歩、オカカ婆の毛を手に持ちながら、「オカカ婆は…」「おう」「どうして阪倉のとこに、行ったのかなあ?」
 「挨拶に来てくれたんじゃねえの。それとおまえの事心配して…。ってか、逢沢!…」「ん」
 「何で俺んとこ来たかじゃ無くって、何でおまえんとこ行ったかを考えろ!
何でか知らんけど、あいつは、オカカ婆には、命がけで横浜まで行かなきゃなんない理由があったんだよ。
おまえ、その事わかってんのか?」
 「何となく」
 「頼りねえ事、言ってんじゃねえぞ。そんなだからあいつ成仏出来なくて、逢沢を頼むとか言ってんだろ。
(オカカ婆が死んだと、決め付けるなよなあ、阪倉)後生だから、そんな事言わすな」
 歩、アクションシーンで盛り上がりつつあるアニメを消す。「うん」
 「ふさぎこんでる場合じゃねえんだよ。しゃきっとしろ、しゃきっと」「そうだね」「おまえ、大丈夫なのか?」
 「田菜で平五郎さんに言われた事、思い出した」「あぁ?」
 「起こってしまった事、起こる事、全ての事には意味がある」「いや意味わかんねえし」
 「全ては、必要なプロセスなんだ。阪倉、電話有難う」「ふっきれたのか」「たぶん」「あいざわぁ?!」
 「オカカ婆って、すごいな」「ったりまえだろ!」

 大切な話は会わなきゃダメだと言う事を改めてはなさんから教わり、理絵子ちゃん、成基に直接会いに行く。
 小早川成基(櫻井孝宏)、将棋盤を拭いていると、窓に何かが当たる音に気づく。理絵子ちゃんだ。
 「ときみや特製オムライス、出来立てだよ。上、行くね」おいしそうにオムライスを食べる成基。「おいしい?」
 「ときみやのオムライスはうまいに決まってる」「はなさん、気にしてた?三段リーグの最中だし」
 「それでわざわざ作ってくれたのか…」「うん」「いきなり来て、いなかったらどうするつもりだったんだ?」
 「そん時は、そん時。
電話しても、出てくれるかどうかわかんないし、小さい時は窓に小石ぶつけて、成基の事呼んだなあって。
成基、あのさあ、希紗にとってブンちゃんは、どんな存在だったの」
 「何で俺に聞くんだ?」「成基が一番、側にいて知ってるからだよ」
 「希紗は、ブンちゃんは生まれたんだと思っていた」「生まれた?」
 「だから、ただ壊されたんじゃない、殺されたんだ、ようやく出来た心許せる存在を。希紗はそう思っている」
 「希紗の心には、そう映ってるんだね」「ん」「わかると思う。それで正しいとか間違ってるって問題じゃない」
 「りえぞー?」
 「だから、成基も考えて、希紗のために出来る事、成基だけが出来る事、きっとあるから。
いますぐで無くても良い、しばらく考えて良い。でも、制限時間はあるよ。将棋でも時間切れは負けでしょう?
後、食べてくれて有難う」
 「はっ」「そのオムライス作ったの、私だから」理絵子ちゃん出て行く。「ウソだろ」
(男を食べ物で捕まえるのは良い方法です。私だって、おいしい物を作ってくれる人はそれだけで嬉しい…)

 マッキー、理絵子ちゃんの「マッキーこれから会えない?」と言うメールを受け取る。
 マッキー、理絵子ちゃんとの待ち合わせ場所に行く。理絵子ちゃん、呼び出したのに、少し怖い表情…。
 「はっきりさせとこうか」「何?」
 「友達でいたいのか、それ以上になりたいのか。マッキーは私と、どうしたいの。今すぐでなくても良いけど」
 「ううん、気持ちははっきりしてるから、答えられる。僕は、理絵子ちゃんが好きだよ。だから…」「ごめん」
 「えっ」「ごめんね」「そっか」 「私の問題。マッキーが悪いんじゃないよ」
 「振られるって、こういう気持ちなんだ。初めて知った。あのね…」「マッキー…」
 「あのね…、振られちゃったら、友達でいるのも、つらいんだけど…。
だから…、理絵子ちゃんの前から、消えちゃいたいんだけど、それは出来ない」
 「あぁ」「まだ出来る事、あると思うから。谷川も、小早川も、みんな友達だから」「だよね」「そう」
 「当たり前の事、見失ってた」「理絵子ちゃんだけじゃなくってね」「今のマッキー、少しだけ、良い感じだよ」
(賛成だ、理絵子ちゃん!理絵子ちゃんもね)
 マッキー、理絵子ちゃんの方を向いて、笑みを浮かべる。

 希紗、魚を抱きしめながら、寝る。

 早朝、横浜の上空に目に見えにくい巨大な何かが…。魚が掛け布団の中で動く。
(何となく、ホラーのような風景…)
 希紗、気づく。魚と思ったら、白い卵のような形状に羽が生えた奴が出てきた。「何で…?」
 卵、キュルルィン、キュルルィン、みたいな音を出しながら、飛ぶ。「ブンちゃんじゃない」
 卵、窓にコツンコツンと当たる。希紗が外を見ると、巨大な何かが…。「これって…」しばらく呆然と見る希紗。
 「これって…」

予告:「パンパカパーン!ジャン!」と三匹。「燃え盛る正義の炎、ロクレッド」(宝亀克寿)「ジャジャン!」
 「無限のパワーで敵を討つ、オカカイエロー」(斎藤恭央)「ジャジャジャン!」
 他の二匹はポーズを決めているのに、タルト(清水愛)、せっかく決めてるポーズを止め、後ろを向き
「タルト、やらない」と言う。
 オカカ「ん、どうした?」ロク「セリフを忘れたのかい?“まだまだ未熟で青臭いタルトブルー”だよ」
 「そっ、“まだまだ未熟で青臭いタルトブルー”」「やだやだ、そんなのやだよお。タルト、赤が良いよお」
 「だって、赤はヒーローの色だよ」「赤が良いの。ヒーローの赤が良い」
 「まったく。おい、ロクレッド、何とかこの場を解決せんかい」
 「わかった。そんなわけで、次回、お楽しみに。シュワッチ」「正義の炎が聞いてあきれるわい」

感想:予告、行く所まで行った感が…。銀河系の彼方を越えて、どこまで行くのか…。
 ある意味、本編よりデカイ展開…。理絵子ちゃん、尊敬します。
 あんな風に言われて、まだアタックするんですね。ちゃんと、全体考えた発言もしてるし。
 希紗の事も気にかけてるんですね。希紗も少し、反省してると言うか、落ち込み過ぎてると言うか…。
 「うざい」と言う言葉は確かにイヤだな。“りえぞう”と言うのも、本人が嫌がってるんだから、止めた方が…。
 希紗も、反省より、開き直っての行動の方が良いか…。
 暗い所で縮こまってると、それだけで、誰でも気持ち落ち込むから…。
 相手に迷惑かけても良いから、話しかけてみる…、森田療法ってそんな感じだっけ…?
 無視されても話しかける、コミュニケーションになってなくても話かける…、う~ん、エネルギーがいるな…。
 でも、今のままじゃあ…。
 今の日本では、迷惑かける事がまるで悪みたいに言うけど、希紗みたいな人は、
迷惑かける覚悟が無いとダメよね、迷惑かけないと生きられないよね、
希紗が周りに合わせて無理するのが正しいかどうか疑問だし。
 うまく言えないや、自分が正しいかどうか、わからないし。
 今のままだと、生きてるだけで迷惑って思っちゃいそうだよね。卵さん、ガンバレ。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.27
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
Driving forceそうか、マッキーと同じ反応をした人がいるのか…。
JUNK KOLLEKTER歩が見ているアニメの画像とか…。
ZVEZDA FCC BLOG羽鳥が描いた絵とか…。


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怪物のラブレター

「怪物のラブレター」MONSTER モンスター CHAPTER51 ☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:裏畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:中村龍 絵コンテ・演出:鶴岡耕次郎 作画監督:濱田邦彦

 Dr.ライヒワイン(永井一郎)はプラハに行った報告をシューバルト(羽佐間道夫)にしていた。
 ライヒワインはチェドック橋の三匹のカエルの看板を見つけていた。しかしそこには女はいなかった。
 シューバルトはかつてマルゴット・ランガーこと、ヘレンカ・ノヴァコバー(田中敦子)を捜して、
彼女の友達(能登麻美子)を訪ねてチェドック橋の三匹のカエルの看板の建物に行った。
 女はヘレンカの居場所は知らなかったが、二人はしばらくヘレンカの思い出を語り合った。
 そして女の陰から双子がその話をじっと聞いていた。

 ライヒワインがアル中患者のタールバッハから紹介された、
彼の愛人でアル中の女のカウンセリングをしていた時、看護士のメレス(紗川じゅん)が血相を変えて入ってくる。 テレビでテンマが捕まった事が報道されていたのだ。
 そのテレビを患者のエヴァ・ハイネマン(小山茉美)も見る。

 シューバルトはテンマのために最高の弁護士を用意する事にする。

 スーク(菅沼久義)もテレビでテンマ逮捕のニュースを知る。
 そこに刑事二人が現れ、彼への疑いが晴れた事を告げる。グリマー(田中秀幸)の手紙のおかげだった。

 ルンゲ(磯部勉)はバラの屋敷の双子の母親の絵の裏から数枚の字が書かれた紙を見つける。
 ルンゲは連行されるテンマ(木内秀信)とすれ違った時に、警察が取り調べの時、手こずる人間は、
何を言っても表情が変わらない人間、何もしゃべらない人間だと、さりげなく言う。
 そしてふところから例の紙を取り出し読み始める。
 「〔“怪物から美女への恋文”君のことをずっと見ていた。君の全てを食い尽くすために見ていた。
だが逆に君の全てが私を侵食した。くずれかかった私が、君にはどのように見えただろうか。
くずれかかった私に、君が与えてくれたもの。君は美しい宝石を残してくれた。あの永遠の命のような双子。
一番罪な事は人の名を奪い去る事。名前を取り戻そう。君に名前を返そう。君の名はアンナ。
今はただ悲しい、悲しい、悲しい、悲しい〕
存在する。あの部屋で、たくさんの人間が死に、そして、とてつもない怪物が生まれた」

感想:以前音楽の事を書いたけれど、その他に光と影があるのね、アニメには。
 それらが立体的に見せ、印象を変えていく。
 机に足を上げているルンゲを見て、あっちの人ってよくああするよなと思う。
 いつも靴を履いている生活だと、足が疲れるよね、絶対。

関連サイト
師匠の不定期日記画像あります

ちっちゃん俳句「手袋を 経験したる 扉なり」

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永遠の別れ

「永遠の別れ」宮廷女官 チャングムの誓い 第2話 ☆☆☆☆☆
脚本:キム・ヨンヒョン 演出:イ・ビョンフン

 チャングム(チョ・ジョンウン 黒葛原未有)はヤンバン(貴族的特権階級)の子と遊んではいけないと母親のパク・ミョンイ(キム・ヘソン 増子倭文江)に叱られる。
 チャングムは勉強が好きな子だったが、それも禁止されていた。
 ペクチョン(下層階級)の娘は勉強をしてはいけないのだった。
 しかしチャングムは父親の武官の服と身分証から、
ソ・チョンス(パク・チャンファン 小山力也)が武官である事を知っていた。

 ヨンサングン(田原アルノ)は母親が毒を与えられて死んだ事を知り、関係者を処刑し始める。

 チャングムは父親と一緒に町に下り、祭りに会う。
 そこでは相撲をやっていて、チャングムが父親を無理矢理それに参加させる。
 父親は勝ったが、相手の男がこっそり自分のナイフでわき腹を刺し、チョンスが刺したとうそをつく。
 ペクチョンのくせにと非難する見物人。
 チャングムは父親に武官である事を人に言ってはいけないと言われていたのに、父親が武官である事を訴え、それを聞いた人が彼が手配書の人間である事に気づく。
 チョンスは捕まり、チャングムは母親にその事を知らせる。
 ミョンイはチャングムを連れて、チョンスの後を追う。

 スラッカンで働いていたハン・ペギョン(小野洋子)はミョンイから手紙をもらい、嘘をついてスラッカンを出、
ミョンイと会う。
 ミョンイから話を聞いたペギョンは何とかすると約束する。

 チェゴサングン(小宮和枝)はペギョンが嘘をついた事を知り、後をつけさせる。
 チェ・ソングム(宮寺智子)はミョンイが生きていた事を知る。
 彼女は兄のチェ・パンスル(小川真司)に相談。
 パンスルはミョンイとチャングムを捕らえ、妹に面どおししてから殺そうと、倉庫に放り込んでおく。
 しかしそれを知ったペギョンが役所に大逆罪の罪人の妻子がパンスルの所にいると知らせ、
役人がミョンイとチャングムを引っ立てていく。
 しかしパンスルは追っ手をやって、襲撃させ、ミョンイはその矢を受ける。
 役人達は二人を残して襲撃者達を追う。瀕死の母に、山で取った食べ物を持ってくるチャングム。
 ミョンイは死を間近にして、夫が老師から言われた三人目の女はチャングムではないかと気づく。
 彼女はチャングムに手紙を残し、手紙の通りにしなくてもいいと言い残して死ぬ。
 死んだ母親の口元に一生懸命を食べ物を入れようとするチャングム。
 しかし母が死んだ事を認め、一人で母親を埋葬するチャングム。
 母の願いはスラッカンのチェゴサングンになってくれと言う事だった。
 ミョンイが受けた仕打ちはチャングムの勉強の本に挟んだ手紙に書いた。
 でもチェゴサングンになる気が無いのなら、その手紙は封を切ってはいけないし、人に見せてもいけない。
 事実を誰かに打ち明けてもいけない。もし宮中にあがったら、
王宮のテソン館(?)にミョンイが書いた料理日誌が隠してあるから必要な時に見なさい。
 それが母親が残した手紙に書いてあった事だった。

感想:てっきりチャングムを守って父親は死ぬのかと思ってましたが、チャングムが余計な事を言って、
父親は処刑されるんですね。
 父親が処刑される所は描かれないみたいですが、老師の言う通り死ぬのでしょう。
 でも、子供だから、仕方がな……。
 私は結構すれっからし系のドラマ好きかと自分では思いますが、このドラマは王道、
直球ど真ん中で私の心を掴んだみたいです。
 演出の工夫も、編集の工夫も、セリフの工夫も、どこも変わっていませんが、肝がしっかり据わっている、
どっしりとしたドラマ作りと言った感じ。
 まっとう系が結構苦手な私も引き込まれました。脚本がまず良いんでしょう。
 この国のこの時代の知識が足りず、良くわからない事が多いですが、それでも面白いです。
 チャングムが母親の一生懸命食べさせようとするシーンや、
あの小ささでしっかり母親を埋葬するシーンは感動物です。
 食べ物はおいしそうですね。あのお盆みたいな髪型には意味があるのでしょうか。
あっちこっちのブログを見ての感想
 一回見ているのに、もう一度記事を書いている人達の何と多い事よ…。そんなにはまるのか、このドラマ…。
 韓国ではお化けみたいな視聴率だったみたいだが…。

宮廷女官チャングムの誓い 前編

日本放送出版協会 (2005.2)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
「ひとりごと」韓国ドラマファン♪のりげの画像とか
宮廷女官 チャングムの誓い ファンサイト「チャングマ」カットシーンを教えてくれます。
のんのダイアリー身分について
韓ドラマのたまり場あやしい尾行人とか
地上波でチャングム!歴史とか
*天使の部屋*Blog私は母親が薬草をつけていた事に気づいていませんでした。

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いじめられっ子転校生を人気者に

「いじめらっれ子転校生を人気者に」野ブタ。をプロデュース 第1話☆☆☆☆
脚本:木皿泉 原作:白岩玄 音楽:池頼広 プロデューサー:河野英裕 演出:岩本仁志

 桐谷修二(亀梨和也)は川端の突堤にある一本の柳の木に触ってから、学校に行く事を日課にしていた。
 しかしある日、その柳が無くなる。
 彼が柳のあった場所でじたばたしていると、髪の毛垂らした、
貞子のような暗い雰囲気を漂わす女(堀北真希)が現れる。
 彼女によると柳は昼に引っこ抜かれたそうだ。

 彼のクラスに転校生が現れる。それはあの柳の所にいた女だった。女は小谷信子、ろくにしゃべらない女だ。
 さっそくいじめっ子に目を付けられる。

 昼休み、修二のクラスに上原まり子(戸田恵梨香)が現れる。修二と一緒にお昼を食べるため。
 二人は実験室で食べる。
 一方、信子は坂東梢(水田芙美子)率いるグループにより、弁当の中身を落とされていた。
 彼女は生ゴミ捨てる所を捜して、実験室に行き、桐谷達に出会う。
 桐谷はまり子との約束をかわすのに困っていたので、渡りに船と、信子を生ゴミ捨てる所に案内する。
 そこに教頭の佐田杳子ことキャサリン(夏木マリ)が用具小屋(?)の屋根の上から登場。
 正門から入ると遠回りになるから、塀を乗り越えて入ってきたのだった。

 桐谷は自転車置き場で、自転車の鍵を失くした草野彰(山下智久)に捕まり、
彼を後ろの荷台に乗せていくはめになる。
 草野は叔父の平山一平(高橋克実)の豆腐屋に下宿していた。うちはどうやら金持ちらしい…。
 彼は親父から、おまえは将来、会社を継ぐんだから、楽しいのは高校の時までだ、
だから精一杯青春を謳歌しろと言われていた。

 次の日、学校で桐谷が草野に付きまとわれていたら、
小谷信子が坂東グループにいじめられている現場に遭遇。
 助ける事に…。変わる事は無理と言う彼女に桐谷は作戦決行。
 美男美女以外立ち読み禁止のゴーヨク堂(忌野清志郎)に掛け合い、一列の本をまるごと草野のカードで買い、二、三日置いてもらい、小谷に立ち読みさせる。
 話題になり、彼女を見に来る人が増える。草野、彼女をプロデュースする事に本気になり、桐谷をけしかける。
 しかし彼女はしりごみする。

 桐谷、キャサリンに頼まれ、高い所にある荷物を取ろうとするが、うまくゆかず、荷物がなだれ落ちる。
 その箱の一つにサルの手が…。キャサリンによると願い事が三つかなうそうで、彼女は一本を桐谷にやる。
 願い事は口に出して言わなければならないそうだ。
(猿の手って、怖い話よね…。芝居ででも使ったか…。猿の手に願い事をするのは嫌だな…)
 柳が別の場所で元気に暮らしてますようにと願う桐谷。

 相変わらす坂東グループにいじめられ、必死で逃げる小谷
(ここの描写と音楽と編集は好き。
いじめっ子には暴力でも何でも良いから反抗しないと、奴ら付け上がるばかりだよ…。
言葉に出して反抗する事も難しい子なんだな)。
 ゴーヨク堂に逃げ込み、助けられる。
(いけてない女は滅亡しろとの貼り紙。いや、坂東、そんなにいけてないとは思わないが…。
まあ、いじめてるってだけで、いけてないか…)
 帰り、キャサリンに会う小谷。
 校長、はげろと猿の手に願っていたキャサリンは、後二つ願えると言って、猿の手を小谷に渡す。
 小谷は坂東なんかこの世から消えてしまえと願う。
 その時、柳が船で運ばれているのを見つけた桐谷が現れ、彼女を自転車の荷台に乗せて、船を追いかける。
 柳を見ながら「私、大きな木になれるかな、誰にも引っこ抜かれない、大きな木になれるかな」と言う小谷。
 「なるしかないだろ」と桐谷。
 桐谷が落ちていた(坂東グループと戦ってた時、落ちたのよね)小谷のネクタイを渡す。
 それにはブタのアップリケ(?)がしてあった。破れてたからと桐谷。
 一人での帰り道、星空に猿の手を掲げて小谷は言う
「坂東がこの世から消えろというのを取り消してください。私は、坂東がいる世界で生きていきます」

 本格的に小谷をプロデュースする事にする桐谷と草野。
 ニックネームをつけよという事になり、「のぶこ」から「のぶた」を連想する桐谷。
 「野ブタじゃ…」と首をひねる桐谷に、彼女は野ブタで良いと思うと言う。理由はネクタイのアップリケだった。

感想:私はごくせんを見ていないので、亀梨君のドラマはこれがお初。
 と言っても「金田一少年の事件簿」を見ているけれど…。顔は良いけど、演技力は良いのかどうかわからない。 今の若い人っぽいから、役柄的にはピッタリなのか…。
 まあ、でも、小谷役の堀北真希さんがしっかりした存在感があるから、大丈夫かな。
 原作がしっかりしていそうだし。
 一時は奥さんの伸子(深浦加奈子)が死んだと思っていた悟父さん(宇梶剛士)が、
奥さんが死んでいなかったと分った後、悲しんでいる人もいるみたいなことを言う所は良かったです。
 ああいうときはやっぱり喜んじゃうけど、悲しんでいる人もいるんですものね。
 大人が割りとしっかりしている感じで、そこは安心できますね。本屋の親父は魅力的。もちろんキャサリンも。
 豆腐屋の親父もね。

野ブタ。をプロデュース
白岩 玄著
河出書房新社 (2004.11)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト 
CLUB.Jロケ地
Dandelionいじめ
って、どーよ原作
語りか音か映りモノ猿の手
背水の陣!大学受験日記
CMアイドルをさがせ掘北真希画像
徒然ちゃんねる「すいか」の脚本家

ちっちゃん俳句「男の子 食事したれば 日本橋」

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いい子でいることの意味

「いい子でいることの意味」絶対少年 第21話 ☆☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽 絵コンテ:田辺修 演出・作画監督:今泉賢一 

 大和理絵子(佐土原智子)は成基と希紗にプリントを渡そうと早足で歩いていた。
 それに文句を言ういつもの二人のお友達。
 好きで学校出てこない奴なんてほっとけと言う友達に「そんな言い方、無いんじゃない。
成基だって希紗だって、理由があって学校休んでるんだし」
 友達にそういうキャラうざいと言われる。

 目の隈が痛々しい谷川希紗(小林晃子)、「ブンブンブン ハチが飛ぶ」を鼻唄で歌いながら、
ブンちゃんのかけらを撫でている。(ああ、痛々しい)

 理絵子、少し顔を赤らめ、深呼吸してから「ときみや」に入る。土岐宮はなさん(渡辺美佐)以外誰もいない。
 「成基なら来てないよ」と言われる理絵子(バレバレだもんなあ)。
 間借りしてる人ならまだ上にいると思うと言われ、会いに行く。
 須河原晶(松本美和)、パソ打ちながら、背中をかく(ああ、リアリティ溢れる描写。女なんかこんなもんよ)。
 理絵子ちゃんがふすまを叩いて須河原に呼びかけ、、須河原、理絵子ちゃんを部屋にはあげずに、
下で話そうかと言う
(確かに人をあげられる部屋ではない。まっきーには気を使わないくせに。まっきー、可哀想…)。
 理絵子、須河原に小早川君とあの後、会ったかを聞く。
 「会ってくんないんだよネエ、彼。少年は会ったみたいだけど」「少年?」
 「ほら、あのちっさい子」(名前を覚えてないのか、須河原…。まっきー、可哀想…)「まっきー。真壁君?」
 「そうそう。小早川君に用事があるなら、彼に頼んでみたら?」
 理絵子ちゃん、須河原に、友達なんだから連絡したらと言われる。
 小早川成基(櫻井孝宏)が「ときみや」に入ってくる。須河原と理絵子に気づき、帰る。須河原、追いかける。
 理絵子ちゃんは今にも涙を流しそうに動揺してる。
 須河原、体を抱きしめながら走って、成基を追いかける(もしかして、あの格好は、須河原の、パジャマ…)。
 須河原に、谷川さんはどうやってあれを手に入れたのか知ってたら教えて欲しいと言われ、知らないし、
知ってても話さないと言って去る成基。
 「若いなあ」と言う須河原。
 一方、理絵子ははなさんに、そんなに思いつめた顔をしているわけを話してごらんと言われる。
 何もと理絵子は言うが、「成基なんだろう」とはなさんに言われて、こぶしを握る。泣き出す理絵子。
 「わたし、わたし、どうしたらいいかわかんないよ…。成基の事、追いかけて、行けなかった…。あのね…」
 須河原が入ってくる。客商売出来る顔じゃないと、理絵子を帰らせるはな。須河原「何か、あったんですか?」  「あったんだろうねえ」「私、戻らない方が良かったですか」
 「関係ないね。あんたが戻ろうが戻るまいが、それであの子の問題がどうこうなるって事じゃない。
あの子も、成基も、誰だって、結局は自分でどうにかするしかないのさ」

 野毛小路を理絵子が歩いていると携帯が鳴る。
 マッキーからで、留守番モードにする理絵子、成基の名前にカーソルを合わせ、じっと見て、
又目をうるうるさせる。

 一方理絵子ちゃんに何度かけても通じない真壁正樹(甲斐田ゆき 日頃の行いがまずかったから…)。
 小早川くんにかける。6回、ベルの音を聞き、止める。
 又、小早川君にかける(しつこい。良く言えば、粘り強いだが…)。
 例の、希紗が良くいたベンチに座って、将棋の本を見ている成基、携帯を取り出すと、
マッキーの名前がずらっと並んでいる。
 顔をしかめる成基。

 谷川家のポストにプリントを入れる理絵子。鳴り出した携帯を取り出し、怖い顔して出る。
 もちろん、マッキーからだ。「はい」「あの、急にゴメン」「さっきから、何?」「えっと…」
 「用事無いなら、かけてこないでくれる?」「いや、理恵子ちゃんに聞きたい事があって…」「何?」
 「落ち込んでる時って、理絵子ちゃんだったら何処行く?」「喧嘩売ってんの」「そんなんじゃないけど。ごめん」  「何であやまるのよ」「だって、そんなに怒ると思わなくって…」「怒ってない」「そうか。良かった」
 「いらついてるけどね」「ごめん」「ハァ~。てかさあ、自分で考えたら?」「何?」
 「あんた自分で言ったでしょ。落ち込んだ時に、どうこうって」
 「うん。あのね。谷川さん、家にいるのかどうかもわかんなくて…。
で、理絵子ちゃんだったら、そういう時、何処行くかなあって…」
 「希紗…」「何?何て?」「あのさあ、成基と会ってるって、ホント?」「小早川君?会ってるって言うか…」
 「はっきり答えてよ」「見かけて声かけただけ」「それだけ?」
 「声かけて、怒られた。今だって、話したい事あるのに、電話出てもらえないし。…あっ」「何?」
 「いや、理絵子ちゃんだったら、小早川君、電話に出るかなって」目を見開き、顔を赤らめる理絵子。「もしもし」  「何でそう思う?」「仲良いじゃん」「嫌味?」「何で?」「だって…」
 「だって…、小早川君の一番近くにいるのは理絵子ちゃんだよ」「そう?」「そう」
 「成基と話したい事があるって?」「うん」「いいよ。協力してあげる。私も成基に用事あるし」「ありがとう」
 「連絡取れたら、後でメールする」「うん。待ってるね」「それじゃあ」
(マッキー、敵に塩を送ってどうする。渡りに船だなあ、理絵子ちゃん…)

 夕暮れ。ベンチからようやく立ち上がる成基。ケータイが鳴り、出て、「何度もうるせえよ」と言う成基。
 「えっ」と理絵子ちゃん。「あっ、りえぞ~」「うん。今、良い?」「何?」
 「学校のプリント、預かってきたの。今から会えないかな。…ダメ?」
(髪の毛、いじりながら言う理絵子。胸キュンだな、おい)
 「ポストに、突っ込んどいて」髪の毛をいじっていた手が止まる。「聞こえた?」と成基。「わかった」

 歩きながら携帯見ているマッキー(危ないぞ)、
「今から成基んち行くけど。」とのメールが理絵子ちゃんから来る。
 「さすがは理絵子ちゃんだ」とメールを送ろうとして、止めるマッキー。

 成基の家の前に来てため息をつく理絵子、成基が立っているのに気づく。成基、理絵子を認めて、Uターンする。 追いかける理絵子。「成基っ」と捕まえる。「何で逃げるのよ?」

 公園にいる二人。プリントを成基に渡す理絵子。「昼間、何で帰ったの?」と理絵子は成基に聞く
(ベンチに座って、落ち着かなく足を上下させている理絵子)。
 須河原が苦手だからと聞いて、目を見開き、にっこり笑う理絵子。
 「成基、ちょっと痩せた。ちゃんと寝てる?何かさあ、あれからみんな変わったよね」「あれから?」
 「私は、話でしか聞いてないけど、希紗のあれ、ブンちゃん?希紗の事、気にしちゃうの、当然だよ。
私、成基の気持ちわかるって言い切れないけど、わかろうとする事は出きるし、わかりたい、力になりたい」
 「おまえって、ホント委員長キャラなのな」「えっ」「何か疲れた」「成基…」
 「だったら、ほっといてくれ。その方が有り難い」「希紗、希紗、希紗希紗希紗。何で?」
 「希紗はもろい。壊れやすくて、不器用で…」「わかってないなあ」「ん」
 「成基はもっとちゃんと見てるんだと思ってた」(マッキー、公園の前を通り過ぎようとして二人に気づく)
 「見てるさ」
 「私、少しくらい無理しても、周りに合わせて、嫌われる事にいっつも怯えてて…。
でも、希紗は嫌われる事なんか、ちっとも怖くないんだもん。希紗は強いよ」
 「わかってないのはりえぞ~の方だ。それでも、希紗が壊れやすく、不器用な事に変わりが無い」「だいきらい」 「ん」「希紗も成基も大嫌い」理絵子ちゃん、駆け去る。マッキーが声をかけるが、もちろん無視。
 マッキー、成基の方を見、成基は顔を背け、マッキー、決意した顔で理絵子ちゃんを追いかける。
(まあ、周りに合わせるのも辛いんだろうが…。希紗だって嫌われる事に平気なわけはなく…。
しかし、成基、きつい、余裕無し。ストレス、そのまんま理恵子ちゃんにぶつけちゃった…)

 泣きながら走る理絵子。追いかけるマッキー。立ち止まる理絵子。ティッシュを差し出すマッキー。
 「だいじょぶ?」「だいじょぶじゃないよ」理絵子、マッキーの前で堂々鼻をかみ、マッキー、目をそむける
(ほんとにマッキー、いないも同然の存在なんだな)。
 「もう最悪。我慢したり、心配したり、みんなに気使って頑張ってる自分が馬鹿みたい」「あの…」
 「マッキーには関係ない」「あの、何があったのかわかんないけど…」「もううるさい!」「ごめん」
 「だから、一々あやまらない」「理絵子ちゃん」「もう、私、止めた」「あの…」「帰る。ついてこないでよ」
(自分がさっき成基に冷たくされて傷ついたのに、こう出るか…理絵子ちゃん…。又もう考えるの止めたのね。
わかんない事はいやなのね…)

 ブーンと音を出しながら、光る魚の背びれの元。希紗が気づく。「ブン…ちゃん…?」
(立ち上がれ、希紗!魚、頑張ってくれ!)

予告:ロク(宝亀克寿)「次回、消えたものと生まれるもの。お楽しみに」
 タルト(清水愛)「ちょっと、ちょっと、ロックん。どうしていきなりサブタイトル言っちゃうのよ」「いやつい何となくな」 「何となくで済む問題?」
 オカカ婆(斎藤恭央)「そんならワシだってカッコイイサブタイトルを言ってやるぞ。そうだなあ。
さらば、麗しのオカカ婆よ。どうじゃ」
 「じゃあタルトはねえ、幻の美少女タルトの謎」「う~ん、では、オカカは夕闇に消えて」「タルト、その愛と旅立ち」 ロク「ファイナル・ウォーズ・ロク、あの星を撃て」オカカ婆「暗黒に消えた焼きうどんのオカカ」
 タルト「華麗なるタルトのスター誕生」ロク「忠犬ロクのろくでなしブルース」オカカ婆「出撃、オカカロボ一号」
 タルト「タルトよ、とわに」ロク「宇宙船艦ロク、新たなる旅立ち」オカカ婆「悲しみはオカカのように」
 タルト「憂鬱で奇妙なタルトの始まり」ロク「ロクロク・ロックンロール」

感想:相変わらず、素晴らしい予告。最高です。笑いました。本編も良かったですぅ。
 胸に痛かった…、理絵子の感情の起伏が…。彼女、マッキーをひどく扱ってるけどね。
 次回は次郎と会うらしいが、少しは余裕が生まれるかな。マッキーは前科があるからなあ。
 それにしてもみんなに軽く扱われている…。成基も壊れてるな。希紗が心配で心配でたまらないんだろうが…。 細かい描写も行き届いた神経の細やかなアニメだと思います。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.18
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
Great Spangled Weblog鼻唄とマッキーの前では女たちが地を見せるという事
Green Onion甘えについて
Melogいえ、絵が…
ZVEZDA FCC BLOG須河原の部屋、以前、今回
ああこれでやっと住居と食物にありつけたぞ脚本について
アニメ卍日記(仮)壱番館真面目人間について
キラキラと輝くモノ成基について(実はオカカ“ロボ”一号は聞き取れませんでした。有難う)
まんりきの積ん録アニメ大王面白い文章
王様の耳はロバの耳に念仏確かに若いね
音大生がアニメと笑いを語る記号化
幻月テンポとキャラ
神速の錬金術師の更なる錬成~三位合体~画像あります
半端は駄目だ関係ないについて

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バラの屋敷

「バラの屋敷」MONSTER モンスター CHAPTER50 ☆☆☆☆
原作;浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:林政宏 絵コンテ:あきつ南 演出:若林漢二 作画監督:金東俊 

 バラの屋敷を見つけるルンゲ(磯部勉)。その門はバラに覆われていて、まるで眠り姫の館のようだった。

 入院中のスーク(菅沼久義)に会い、君は犯人を知ってるんじゃないのかねと聞くルンゲ。
 知らないと言うスーク。
 もう誰にも裏切られたくないと言うスークに、
もう誰にも裏切られたくないのなら一番疑いたくない人物まで疑えとルンゲ。
(スーク、わかってるんだけれど、そう思いたくないのよね)
 病室の前にはランケの手の者が銃を構えて立っていた。ルンゲはカレル・ランケ(坂口芳貞)に会わせてもらう。 ランケにフランツ・ボナパルタとバラの屋敷について聞くルンゲ。
 あの屋敷に連行された政治犯、あそこにいた研究員全員がある日、消えた。

 バラの屋敷の塗りこめられた壁を壊すルンゲ。

 一方天馬賢三(木内秀信)はフランツ・ボナパルタの担当編集者ゾバック(飯塚昭三)と会っていた。
 ボナパルタは精神科の博士号を持っていて、心理学者でもあり、専門は脳外科だった。
 編集者はテンマが手配中の人間である事に気づき、警察に連絡する。

 ルンゲが壁の向こうの扉を開けると、そこはからっぽの大きな部屋だった。
 ルンゲはそこに沢山の人々の死を感じる。壁には双子の母親の絵が飾られてあった。

 グリマー(田中秀幸)はスークがかけられている疑いを自分に向けさせるような手紙を警察に送る事にする。
 テンマはグリマーと別れるが、警察に捕まる。

感想:原作漫画見ながら、アニメを見ると、音楽や音響効果の重要性に気づく。
 ルンゲがあのドアを開けるシーンの音楽と音の効果。
 後、うまく説明できないけれど、枠が変わらなくて真ん中が異様に近づくという映像も見せている。
 何て言うんだっけ、あれ。ある有名な映画が使い始めた効果だと思ったけど。ヒッチコックの「めまい」?
 何となくめまいのような効果だし。忘れた。寄る年波が…。
 音楽の効能と言うと、ヒッチコックの「サイコ」のあの有名なシャワーシーン、
ヒッチコックは音楽を入れないつもりだったけれど、
バーナード・ハーマンが自分が作った音楽をつけて映像を流してみろと言ったのでそうして見たら、
受ける印象が全然違ったとか。
 あの音楽、怖いもんね。音楽は偉大だ。サイコ知らなくても怖いと感じるよね。
 ガラスを爪で引っかいて音を出しているような感じの耳障り。
 「ジョーズ」の音楽も、映画知らなくても、怖いと感じるかな。

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ワールズ・エンド・ガーデン

「ワールズ・エンド・ガーデン World’s End Garden」交響詩篇 エウレカセブン 第25話 ☆☆☆☆☆
原作:ボンズ 監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:大野木寛 絵コンテ・演出:村田和也 作画監督:長谷部敦志 冨岡隆司

 レントン・サーストン(三瓶由布子)が森の中で行き倒れて、気がつくと誰かの家にいた。
 そこにはウィリアム・B・バクスター(古川登志夫)という青年がいた。
 彼が助けてくれたのだ。レントンの隣にはマーサという女性が寝かされていた。
 彼女はコンパクドライヴをじっと見ていた。絶望病。
 レントンは彼女の息が異常にゆっくりな事に気づく
(ヨガをやると、こういうふうに呼吸をゆっくりに出きるらしいが…。ヨガってすごいな。
インドには頭を地面に突っ込んで、修行をしている人がいるけれど、あれはヨガの成果か…。
世界は広くて、知らない事がいっぱい)
 レントンが外を見るとパイルバンカーが無数に立っている。その一つの前に立つウィリアム。
 手にはリフレクションフィルム職人のニールが持っていたのと同じようなつるはしを持っている。
 それでもってカンカンとパイルバンカーを叩くウィリアム。
 レントンが彼に近づこうとすると作物が植えてあるので踏まないでくれとウィリアム。
 一面腰近くまで伸びた草に覆われていて、どこに作物が植わっているかさっぱりわからない。
 ウィリアムは自分の足跡を辿れば良いと言うが、それもわからない。
 ウィリアムの方から、ヒョイヒョイと踊るようにジグザグにやって来る。
 レントンがウィリアムことウィル(と呼んでもらいたいそうだ)に礼を言うと、
礼ならマーサに言ってくれないかとウィル。
 レントンがあそこに倒れてるとマーサが教えたそうだ。
 ウィルのパイルバンカー、カンカンはパイルバンカーを抜く行為だそうだ。
 ウィルの後ろで倒れるパイルバンカー(つるはし状の非常に大きい)。
 抜いたら大変な事になるのではないかとレントン、
沢山パイルバンカーが刺さっているからここが安定してるのではないかと。
 違うと言うウィリアム、抜いたからだと。その時、光が地面を走り、近くで地殻変動が起きる。
 しかしここは揺れもしない。
 パイルバンカーを抜くと地殻が変動して、大変な事になって、塔一つくらい飲み込まれると言われている。
 家の後ろにある大きな木を見てごらんと指し示すウィル。風が吹いたらどうなると問う。揺れる。
 もっともっと強い風が吹いたら、もっともっと揺れてしまいには倒れる。
 「大地の力に力で対抗しても、いつかは倒れる。
今はパイルバンカーで安定してる塔だって、大地の力には逆らえない」
 大木が倒れるほどの風が吹いている時、草はどうなると思うと聞くウィル。草も倒れる。
 でも日が経てば、又立ち上がる。「この土地は、そういう草みたいな土地なんだ」息を吸ってごらんとウィル。
 大きく息を吸う二人。“吸い込んだ風は甘く、草の匂いで一杯だった”
 「ね。僕が言葉を並べるより多くの事を、風は君に教えてくれる。でも気をつけて。
息を吸う事は、それだけ死に近づく事だから。
レントン君、人はね、太陽から降り注ぐエネルギー以上の物を消費してはいけないんだ。
それ以上の物を消費しようとすれば、スカブを掘ってエネルギーを取り出したり、
塔を建てたりしなければならない。
そんな事をしなくても、人は与えられたわずかな土地で生きていけるんだよ」
 「でも、不作の時もあるでしょ」
 「あるよ。だけど飢えて死ぬほどじゃない。僕達はこの土地に生かされているんだ」

 どうやらホランド(藤原啓治)、ドギー兄さんのリュック発見。泥棒さんを殴る。
 周りにはテントを張って自炊してる人々。
 そこにいたおしゃれ系カップルから「キツネみたいな美人とタヌキみたいな親父」の話を聞く
(あんまりな言い草だな、おい。タヌキって外見が…。それとも中身の事か)。
 それを聞いてすぐレイとチャールズ(小杉十郎太)を思い浮かべるホランド。
 あっちこっちのラインがふさがれてる事に気づくホランド。
(あれ、この前ハップが見抜いてなかったか。あらためて再確認ってとこか)

 マーサにスープを飲ませているウィル。それを見てレントンは「ウィル」と呼びかける。「何」
 「言いたくないけど、マーサさん、絶望病ですよ」「違うよ」「でも…」
 「なぜ絶望病って呼ばれるか知ってるかい。本人じゃなく周りの人達が絶望するからそう呼ばれてるんだ。
でもね、僕は絶望してない。だからこれは絶望病じゃない」
 「そんなの、そんなの言葉遊びじゃないですか…」「レントン君」「あっ」「僕はね、マーサと約束したんだ」
 過去、戦火の街。
 銃を抱えているウィル、何かを前にして(誰かの亡骸?赤ん坊とか)泣いているマーサに気付く。
 僕が生まれた場所を見せてあげるとマーサに約束するウィル。
 車が道のみぞにはまり、車はあきらめなければならなくなる。
 彼女は用の無いコンパクドライヴを、自分がエンジニアゆえに捨てられなかった。
 「辿り着いた生まれ故郷は荒れ果て、マーサは大地に魅入られてしまった」
 目を見開き、握り締めたコンパクドライヴを見つめるマーサ。
 「そして僕はここに家を建てた。マーサの言うように、地を耕し、花を植え、日々を暮らし始めた。そういう事さ」   「つらくありませんか」
 「つらい?何でだい?僕達は愛し合ってるのさ。それこそ天使がうらやむほどにね。君にはいるかい?
世界の終わりが来ようとも、一緒にいようと思える人が」
 マーサがにっこり笑ってレントンを見る。エウレカ(名塚佳織)を思い出すレントン。(今のマーサは幻覚?)
 「君にはいるかい?」「います」「そう、それは良かった」「俺行かなくちゃ」
 「それがいい。君には守らなくちゃいけない約束もあるんだろ」「ええ。ギアナスってここから近いですか」
 「後少しだ。頑張りたまえ。でも、彼女が待っているとは限らないよ。それでも行くかい?」「はい」レントン去る。  「うん。真っ直ぐな良い子だね」

 月光号の包囲網は着々と狭まっていた。
 レイ(久川綾)「州軍から連絡よ。猟犬は配置についたわ。キツネを追い込むって。やるのね」
 「ああ、レントンとの約束だからな」「そういう残酷な所、好きよ」

感想:前回からレントンへの不信感を募らせている私…。どうして何も考えないんだ。疑問はすぐに口にするが。
 セブンス・ウェル現象を知っていながら、
ニルバーシュが起こすセブンス・ウェル現象には無関心のように見えるレントン。
 あれはエウレカが起こしたものだから、関係ないと思っているのか。
 それでも、人死にの恐れがあるんだから、考えたほうが良いと思うんだが。
 今回もパイルバンカーについて何も考えていなかった事を露呈。
 ティプトリーおばさんに言われて考えなかったのか。
 軍は密かにヴォダラクの民を殺しまくってるんだから、
上の人間がいう事はそのまま受け取れないとは思わなかったのか。
 ウィルに無神経にマーサさんは絶望病とか言うし。わかってないわけないだろ。
 KLFをぶっ壊すことは人を殺す事に繋がるとは全然連想していなかったしね。
 まあ、あの回のレントンは相当心理状態が悪く、それをニルバーシュが助長しているように見えたが、
それにしても…。
 パイルバンカーはスカブの大地を傷つけているのか。スカブはサンゴのようなものなんだから、生きてるのよね。 ウィルが言いたい事は、草のように、壊れてもすぐ立ち直るようなものしか持たないと言う事か。
 草ぼうぼうの畑。近頃、沢山の種を一緒に植えたほうが、お互いに良いという農法を聞いたが、そういうもの?  絶望病ってスカブとかトラパーとかの嘆きに人が同調してしまう事かな。
 コンパクドライヴのトラパーに関係してたっけ?覚えてない。世界描写は綺麗で魅力的でした。
 あの世界、旅してみたいですね(つまりゲームを買って、旅せよと言うことか…)。
 たくさん行き場の無い人々がいるらしい世界。持てる物を少なくして、つつましく暮らせば、
多少の地殻変動にはびくともしないという事か。


関連サイト
カレイドスコープホランド若き日の姿
蒼穹のぺうげおっとサーファーの環境意識について
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二人目の女

「二人目の女」宮廷女官 チャングムの誓い 第1話 ☆☆☆
脚本:キム・ヨンヒョン 演出:イ・ビョンフン

 成宗(ソンジョン)13年(1482年)8月、ソンに中宮を毒殺せよとの命が下った。
 中宮は元后、次の王の母親だった。
 ソンは中宮殺害を自分がやるのがいやで、わざと自分の乗馬を刺し、落馬して、任を逃れる。
 その任務はソ・チョンス(パク・チャンファン 小山力也)に課される。しかし中宮は自ら毒を飲む。
 その場にいる者皆に、今日の行いの報いを受けると言いながら死ぬ中宮。
 その夜、彼は不思議な老師に出会う。その老師は彼に「哀れな運命よのお」と言う。
 彼の運命は3人の女に握られている。一人目の女は彼が死なせるが、彼は死なない。
 二人目の女は彼が助けるが、彼により死ぬ。三人目の女は彼を死なせるが、多くの命を救う。
 その運命から逃れる方法を聞く。一人目とはもう出会っている。二人目の女と出会わなければ運命から逃れる。 老師は彼にその女を表す文字を紙に書いて示す。いつの間にか老師はいなくなる。
 チョンスは僧侶に謎解きをしてもらう。一つ目から「不吉」「おとなしい」「良い」と言う意味。
 一つ目の文字をくずしてみると、今日と解釈できる。昨日初めて出会った女、中宮。
 二人目の女は川に頭、三人目の女は女に子。

 14年後、1496年、ヨンサングン2年。チョンスは結婚をしていなかった。武官も辞めた。
 今はかつての王子が王となっている。父親が大事にしていた鹿を殺し、学問の師も殺していた。

 パク・ミョンイ(キム・ヘソン 増子倭文江)は大皇大后(こう書くのかな?)の食事にチェ・ソングム(宮寺智子)が毒を盛っているとキミサングン(藤井佳代子)に訴える。
 友達のハン・ペギョン(小野洋子)もこの事を知っているが、万一の用心のためにそれは隠して言った。
 ミョンイは前に手当てをしてあげた門衛から中国のおしろいを無理矢理押し付けられる。
 夜、ミョンイは女官達に無理矢理林の中に拉致される。
 そこには台所を牛耳るチェゴサングン(小宮和枝)やキミサングンもいた。
 ミョンイが門衛からおしろいをもらった事を証拠に、男と通じたと責められる。女官は男と通じてはいけなかった。 死を命じるチェゴサングン。毒を飲まされるミョンイ。
 誰か来た音が聞こえ、ミョンイの亡骸を適当に隠す事にする。
 伯母のチェゴサングンの部屋で涙ぐむチェ・ソングム。しかしチェゴサングンは言う。
 「種が花を咲かせ、花が実をつけるように、火種は必ず燃え上がる。そんな弱気ではこの座は守れませんよ」
 一族を守るために行ったのだ。
 チェ一族の繁栄は、床ずれが出来ていた王に、床ずれに悪い肉を与えた事から始まった。
 次の権力者についたのだ。

 ミョンイは目が覚める。そして、這い、川に落ちる。チョンスが川に頭をつけているミョンイを見つける。
 僧侶はミョンイがプジャタン(王が臣下に下す毒)を飲まされたと判断する。
 しかし脈はあり、僧侶が解毒剤を作っている間に、チョンスはミョンイに湯を飲ませ、介抱する。
 彼は二人目の女に出合った事を悟る。女の服に手紙が挟んであった。それはペギョンからのものだった。
 彼女はとっさに解毒剤を飲ませたのだった。ミョンイは行くあても無く一人旅立つ。
 チョンスはミョンイが気にかかり、密かに後をつけていく。
 彼女は仕事の場を得るが、客の男達からいやらしい扱いを受け困る。チョンスがミョンイを助ける。
 チョンスはミョンイに老師から言われた事を話し、それでも良いかと訪ねる。
 ミョンイはチョンスと一緒になり、女の子チャングム(チョ・ジョンウン 黒葛原未有)が生まれた。

感想:何で書く気になったかと言うと、
やはりチェゴサングン様が一族を守るための悪の覚悟を語る所が気に入ったからですね。
 ああ、覚悟ある悪。陰謀渦巻く宮中ではそのぐらいで無いと生き残れないのですね、さすがです。
 姪も権力者に取り入るために大后に毒を盛ってたのですね。チェゴザングンもキミサングンも承知の事。
 キミサングンの取り澄ました顔も好きです。やはり人を牛耳るにはあのぐらいの迫力が欲しいですね。
 でも、このドラマはあくまでチャングムが主役。チャングムの前には次代のチェ一族が立ちはだかるのでしょう。
 楽しみです。顔が赤井英和のチョンス、声が攻殻機動隊のクゼの方…。クゼが赤井英和…。
 一応ヒーローなんだね。食べ物、綺麗に盛られ、見ているだけで、眼福眼福。
他ブログを見ての感想
 次代のチェ一族って、チェゴサングンの前で泣いていた姪御さんなのね。
 あのような純粋な時代を経て、チェ一族になるわけね。

宮廷女官チャングムの誓い 前編

日本放送出版協会 (2005.2)
通常2-3日以内に発送します。

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ロング・エンゲージメント

「ロング・エンゲージメント」2004年 2h13 仏=米映画 ☆☆☆☆☆
監督・脚色:ジェン・ピエール・ジュネ(Jean-Pierre Jaunet)脚色:ギヨーム・ローラン(Guillaume Laurant) 原作:セバスチャン・ジャプリゾ(Sebastien Japrizot) 音楽:アンジェロ・バダラメンティー(Angelo Badalamenti)撮影:ブリュノ・デルボネル(Bruno Delbonnel)美術:アリーヌ・ボネット(Aline Bonetto)編集:エルヴィ・シュネイ(Herve Schneid)

 1917年1月6日土曜日。死刑を宣告された兵士5名がソンム県の塹壕を歩いていた。
 クレベール“バストーシュ”ブーケ(ジェローム・キルシャー Jwrome Kircher)、ドイツ軍の長靴を履いていた。 ヴェロニック・パッサヴァン(ジュリー・ドパルデュー Julie Depardieu)という赤毛の恋人がいた。家具職人。  目が覚めたらネズミが沢山い、銃で叩き殺そうとして、暴発、手を怪我した。しかし故意の負傷と思われた。
 フランシス・“シ・スー”ゲニャール(ドニ・ラヴァン Denis Lavant)。バニューの鉄道の溶接工。
 演説好きだが、話がへただった。
 手をあげて助けを求める若いドイツ兵を仲間が刺し殺すのを見て、ショックを受け、弾を沢山撃ち、
熱くなっている銃身を握り、手に焼けど。
 ブノワ・ノートルダム(クロヴィス・コルニャック Clovis Cornillac))。
 誰も知らないが、死体を蹴った上官を殺した。手を銃で撃った。ドルドーニュ県の農夫。農場で徴用された。
 アンジュ・バシニャーノ(ドミニク・ベテンフェルド Dominique Bettenfeld)、コルシカ人。
 嘘つき、ペテン師、目立ちたがり屋、密告屋、厄介者。
 ティナ・ロンバルディ(マリオン・コティヤール Marion Cotillard)という売春婦のヒモだった。 
 ヒモ同士の争いで、5年の刑で投獄。
 1916年、ヴェルダンの兵を増やすため、普通犯も動員されることになり、志願した。
 墓を掘っている人達が、「明日、あんたたちは攻撃に出る」だから、用意していると言ったので、
相棒同士でお互いの手に銃を向け撃った。
 相棒は死に、自分は手だけ怪我した。マネク・ランゴネ(ギャスパー・ウリエル Gasperd Ulliel)。
 1917年度の新兵。二十歳まであと5ヶ月。彼には全てが恐ろしかった。
 味方の大砲も、毒ガスを運んでくるそよ風も、見せしめの処刑も。以前の彼は怖いもの知らずだった。
 暴風雨の中、灯台守の助手もした。
 戦いの中、目の前で戦友に砲弾が直撃、戦友の体の破片を全身に浴びた。
 火を付けたタバコを持った手をわざとドイツ兵の見えるようにし、手を撃たれる。
 初めてマチルド(オドレー・トトゥー Audrey Tautou)と愛し合った時、彼女の胸に手を当てて眠った。
 傷口が傷むたびに、マネクはマチルドの鼓動を思い、彼女を身近に感じた。

 マネクに何かあれば彼女には分る。その“直感の糸”を手放すまいと決めた。
 たとえ死亡通知が来ても、絶対諦めずに。
 “この糸をたどっても彼の元に行けないなら、自分の首に巻いて死ぬ”

 1920年6月、修道女から手紙が届いた。
 レンヌ病院に入院している男が、1917年1月、ソンムの前線でマネクに会ったと言う。
 エスペランザ元伍長(ジャン・ピエール・ベッケル Jean-Pierre Becker)。
 伍長は彼らを塹壕“ビンゴ・クレピュスキュル”へ連れて行った。
 そこのファヴリエ大尉(チェッキー・カリョ Tcheky Karyo 別の映画のあいまに来てくれたそうで、襟足が長いが、ホントはこの頃、長髪の兵はいないんだそうだ)が、彼らを塹壕の外へ放り出し、野垂れ死にさせろと命じた、彼らの塹壕とドイツ側との中間地帯で。
 バンジャマン・ゴルド上等兵(ジャン=ピエール・ダルッサン Jean-Pierre Darroussin)がバストーシュを抱きしめた。
 彼らは知り合いらしかった。
 調達の鬼セレスタン・プー(アルベール・デュポンテル Albert Dupontel)は自分の赤い手袋をマネクにやった。
 夜明け前に五人の名前を呼び、ノートルダム以外は返事があった。
 伍長はその時点でその場を離れ、ヴォージュの方へ行く事になり、負傷し後送され、
搬送車でビンゴにいた上等兵シャルドロ(ブーリ・ランネール Bouli Lanners)に会った。
 シャルドロは瀕死の重態で、放り出された5人は5つの死体になったと言っていた。
 伍長はマチルドに5人の遺品を渡した。伍長はスペイン風邪で、5人の遺族に渡して回るのは無理だった。
 ノートルダムから妻への手紙の写し。現物は送っている。

 遺品を見るマチルド。5人の写真。
 「プチ・ルイ。ヴェロニックによろしく。彼女と仲がこじれた。ビスコットとは和解した。さようなら。バストーシュより」という葉書。
 「1818番。ブノワ・ノートルダム。当分、手紙は書けない。ベルネーの件、3月までに片付ける。
 彼の肥料は高い。信用するな。バチスタンに「ママのいう事を聞け」と…。お前を愛している。ブノワより」
 「ティナ・ロンバルディへ。アンジュより」というメモがついている箱には時計が入っていた。

 マチルドは1900年1月1日生まれ。1903年のバスの事故で両親死亡。
 伯父夫婦シルヴァン(ドミニク・ピノン Dominique Pinon)とベネディクト(シャンタル・ヌーヴィル Chantal Neuwirth)が親代わり。
 ピエール=マリー・ルーヴィエール弁護士(アンドレ・デュソリエ Andre Dussollier)が保険金を管理した。
 マチルドは5歳で小児マヒを患い、、数ヶ月寝込んだ。マチルドは片足をひきずる体になった。

 マチルドは“イタチより悪賢い”を売り文句にしている私立探偵ジェルマン・ピール(ティッキー・オルガト Ticky Holgado この時点で病気で、薬のせいで、記憶力が悪かったらしい。映画の試写を見ずに死亡)を雇う。
 「悪賢いイタチは太ったカモからは高く取るが、あなたからは…一日20フラン。経費は別ですよ」
 彼の娘エレーヌ(アナイス)は片足が義肢だった。

 ノートルダムが住んでいた教区の神父(ウルバン・カンセリエ Urbain Cancelier)によると、
彼の妻子は転居先も告げずに村を去ったそうだ。

 ティナは前にいた所とは別の所で商売をしていた。警察の人が北東部で彼女の姿を見た。
 ヴァレンティナ・ロンバルディ。売春婦に登録したのは16年。
 第23連隊、マルセイユ駐屯地の近くにい、そして休戦と共に姿を消した。

 ティナ・ロンバルディはラヴルーイ連隊長(ジャン=クロード・ドレフュス Jean Claude Dreyfus)を殺す。

 プチ・ルイ(ミシェル・ヴュイエルモーズ Michel Vuillermoz)に会いに行くマチルド。
 プチ・ルイの左手はハイエナに噛まれた、面白がってなでたから。
 バストーシュとビスコットが義手を作ってくれた
(素晴らしい義手。 ミシャル・ヴュイエルモーズという方が作ったらしい。
ソーヴァの絵を参考にしたアメリの豚のスタンドも彼のお手製)。
 二人は10年の洪水で女性を助けた時に出会った。バストーシュは名職人、ビスコットは天才肌。
 二人が反目していた理由は知らない。二人はマルヌ、ヴーヴル、ソンムで戦った。突然口もきかなくなった。
 ビスコットは負傷し、搬送された病院で爆撃で死んだ。

 軍の記録保管庫に弁護士と行くマチルド。彼女は極秘文書をこっそり取る。
 彼女が中身を見る前にそれを取り上げた弁護士によると、それは休暇の許可だそうだ。

 マネクとの思い出。教会の鐘にMMMと彫り付けるマネク。

 バストーシュの女ヴェロニックより手紙が来た。プチ・ルイから話を聞いたのだ。
 バストーシュの仕事場へ行ったら、一人の尼僧にあった。
 バストーシュはソンムの前線で死んだとヴェロニックが言うと、その女は違う話を聞いたと言う。
 彼女は梅毒の菌が入った注射器でヴェロニックを脅しながら、バストーシュは仲間と隠れていると言う。
 その仲間とはコルシカ人かと言う女。

 バストーシュを抱きしめていたという、
バルジャマン・ゴルド上等兵(ベンジャミン・ゴールと発音してるように聞こえるが…)は、
バストーシュの親友ビスコットだった。
 同じ隊の兵の話では、ある日急に二人の仲が険悪になった。
 ヴェロニックとバストーシュは16年6月に切れ、その直後バストーシュはゴルドと絶交。

 バストーシュと他の4人の男達との違いは、ドイツの長靴。

 パリの市場でニンジンを売っているエロディ・ゴルド(ジョディ・フォスター Jodie・Foster)に会うマチルド。
 エロディは口では説明できないから手紙を出すと約束する。

 夜、夢にうなされるマチルド。猫の声と、ランプが倒れる音に目覚める。

 エロディから手紙が来る。ゴルドには先妻の子が四人いた。結核を患うポーランド系未亡人の連れ子だ。
 エロディも娘を持つ未婚の母。ゴルドに子種は無かった。4年間の幸せな生活。
 夫は戦争に行き、休暇で戻ってきた。
 仲間の兵達の弾帯が花火のように爆発した話、死んだ仲間の体を盾にした経験。
 夫は子供が6人いれば同情され、帰してもらえると、だからバストーシュと子供を作ってくれと何度も頼んでくる。 結局エロディはバストーシュと寝る。子供は出来ず、夫は嫉妬で苦しんだ。

 弁護士から電話。5人は今エルドラン墓地にいるとの事。砲弾にえぐられた穴に仮埋葬された後、移された。

 マチルド(ソレーヌ Solene Pechon そういえば、マチルドもマチルダと発音されているような…)が9歳の時、
マネク(ヴァルジル Virgil Leclaire)が話しかけてきた。
 マネクは10歳。マチルドは灯台に連れて行ってもらう。
(本人は女の子を背負って三段しか登れなかったそうだ。そんなもんよね、現実は…)
(マッチを使うというアイデアはプレヴェールの詩「夜のパリ」にもあるそうだ。偶然同じ)
 そしていつしか好き合う様になる二人。二人が初めて愛し合った翌日、マネクは海岸の岩にMMMと彫る。
 「マネクはマチルドを愛してる」という意味だ。そしてマチルドはマネクを愛してるとも読める。
 その上を飛ぶカツオドリ(どうしてアホウドリにしなかったのかな。映像は「WATARIDORI」のものだそうだ)。

 墓地。マネク・ランゴネの墓の前に座っているマチルド(原作では雨の中だそうだ)。

 パリのアレクサンダー橋。トゥーヴネル(ルヴァンタル Francois Levantal)の名を呼ぶ女。
 トゥーヴネルは銃を取り出して、構えながら謎の女に近づく。
 女がサングラスをはずすと、サングラスについていた鎖が引っ張られ、仕掛けが作動し、
腰に仕掛けてあった銃の引き鉄が引かれる。

 セレスタン・プーがマチルドの家に来た。探偵が見つけたのだ。
 マネクは中間地帯で焼けた木にMMMと彫り付けていた(原作では雪だるまを作っているんだそうだ)。
 そこにドイツの軍用機アルバトロスが現れる。マネクはそれに撃たれた。ひどく負傷したそうだ。
 アンジュは下着の旗を振りながら、降伏すると叫んだ。フランス人じゃない、コルシカ人だと。
 フランス人じゃないならと、トゥーヴネルに後ろから撃たれた。
 シ・スーは死ぬ前に頼みがあると言い、立って小便がしたいと言った。
 彼は歌いながら立小便をし、その後撃たれた。
 バストーシュは手榴弾をアルバトロスに投げ、見事命中、撃たれて死ぬ。アルバトロスもドイツ軍側に墜落。
 セレスタン・プーはノートルダムが吹き飛ばされるのを見ている。それから突撃する部隊。
 そしてファヴリエ大尉が死ぬ間際に「ラヴルーイ連隊長め!書類を破棄した」と言ったのを聞いた。
 シャルドロ達が戦死者を数えていた。5人も数字に入れていた。そういう命令だった。

 ノートルダムの手紙をセレスタン・プーに見せるマチルド。たぶん暗号だとセレスタン・プー。
 バストーシュの長靴は、ゴルドが敵の長靴ではまずいと取り替えたのだ。
 死体から奪ったことがばれると危険だと。 ゴルドの連れはデロシェル。
 セレスタン・プーはその話を担架兵から聞いた。
 希望を失くしたマチルドはセレスタン・プーの頬を引っ叩いた
(セレスタン・プーの役の方が冗談ばかりを言う人で、オドレイ・トトゥは集中できなかったとか…)。
 マチルドはセレスタンにビンゴに連れて行ってもらう。

 セレスタン・プーに肩車してもらっているマチルド
(監督は「ライアンの娘」風に撮るつもりだったらしいが、この場面は何となく「インドへの道」って感じ。
象さんに乗っているシーンを思い出す。いや、あの映画、ろくに覚えてないんだけどね。イメージね)。
 何も無い野原。そこの住人(ミシェル・ロバン Michel Robin)は5人の遺体を見ていた。
 みな片手に包帯を巻いていたが、手袋は記憶に無かった。彼の犬アトスが何かを見つける。地下室。
 両軍の塹壕の間に礼拝堂があった。
 ビストロ(?)で手袋についてセレスタン・プーや伯父と話すマチルド。
 マチルドの後ろにいた女(エリナ・レーヴェンソン Elina Lovensohn)が立ち上がり、彼女の方を見て、
黒板の字をMMMだけ残して消し、又彼女を見る。
 化粧室で彼女と話すマチルド。
 夫の家族は戦争で苦しんだので、夫の前でフランス人には話しかけたくなかったと女。
 虫の息で彼女の兄のギュンターはマネクが木に彫る姿を見たと言った。その時マネクは手袋をしていた。
 女は兄の戦友からその話を聞いた。吹き飛ばされたノートルダムが生きていたのを見た。
 そしてフランス軍の突撃。兄は殺された。23歳だった。彼女らは兄の墓参りに来たのだ。
 マチルドが席に戻ると伯父が新聞を見せる。ティナ・ロンバルディがギロチン刑になるという記事。将校殺し。
 ペタン元帥も殺す気だった。

 ティナと会うマチルド。ペタン元帥の発案で死刑囚は中間地帯へ行かされた。
 ポアンカレは特赦を下したが、ラヴルーイ連隊長が、ポルノ写真を眺めるための天眼鏡の柄が壊れたから、
特赦の命令の紙を使って直し、特赦を破棄したのだ。
 アンジュ達を診た看護兵がいる。彼はそのうち1人を見た。
 体の大きな男で、頭に怪我をしてい、ドイツ兵の長靴、やせた兵を担いでいた。でも軍医は黙ってろと言った。
 ファヴァール軍曹からアンジュが殺された事を聞かされた。マチルドはティナにアンジュの時計を渡す。
 彼女がその時計を開けるとオルゴールの音色が流れるが、途中で止まる。
 彼女が開けてみると、紙が入ってい、
「復讐は無意味だ。幸せになれ。人生を棒に振るな。お前の地獄の天使より」と書かれてあった。

 ゴルドは中肉中背だった。デロシェルは友達がいず、母親と二人暮し。
 セレスタン・プーはベネズエラへと発って行った。

 ジャン・デロシェルの父親は1897年2月に死亡。サント市ラベイ通り22番地。シャラント地方。
 マチルドは探偵に17年1月7日に後送されたジャン・デロシャルを調べてもらう。

 ドイツ人の女性から電話が来る。兄の戦友が興味深い事を思い出したそうだ。
 彼を連行していた二人のフランス兵が、中間地帯をとおりたがり、死刑囚の遺体のうち、1つが地下室にあって、2人のフランス兵は驚いていたんだそうだ。
 マチルドはノートルダムの手紙を検証する。
 教区の神父に電話すると、手紙で言及されているベルネーという人間は村にはいなかった。
 ブノワは家畜がいたので、肥料は買わない。
 そこでマチルドはドイツ人の女が黒板の字を消したシーンを思い出した。左端の字を消して縦に読んでみる。
 「ベルネーに3月いる。すべて売れ。何も言うな。誰も聞くな。ブノワ」

 「この世の果て」農場に行くマチルド。ノートルダムがいた。
 彼はマチルドの公告を見て、いつか憲兵が来ると思い、彼女を始末しようとした。
 しかし猫が声をあげ、その拍子にランプを倒してしまい、逃げた。殺せなかった。
 戦争の時の話をするノートルダム。
 ノートルダムは吹き飛ばされたが、そのまま地面に落下、目の前に地下に通じる扉があった。
 ゴルドがバストーシュが死んだと言いながら階段を降りてきて、そのまま倒れた。
 ゴルドの長靴と服を自分のと取替え、ゴルドの手に包帯を巻いた。ゴルドの認識票を取った。
 マネクはまだ生きていた。
 ノートルダムはマネクの包帯と認識票を取り、死んでいた若い兵士の手に包帯を巻き、
マネクの認識票を彼にかけ、彼の認識票を取った。
 ノートルダムはマネクを野戦病院に連れて行った。
 野戦病院は格納庫内にあり、水素ガス燃料の飛行船が頭上にあった。マネクは別の病院に移送した。
 爆弾が格納庫に落ち、飛行船が爆発した。ノートルダムはかろうじて助かった。

 マネクは元気だったが記憶を失っていた。全てを忘れ、読み書きも教え直したそう。ミイ・ラ・フォレにいる。
 デロシェル婦人(マウド・レイヤー Maud Rayer)の養子になったのだ。彼女は亡くなった。
 ジャン・デロシェルは母親が40の時の一人息子で、徴兵された。母親はうつ病になった。
 病院から息子の無事を知らされ、母親は完全におかしくなる。マネクに「私は母親よ」と言った。
 マチルドはマネクと会う。

感想:ジュネは独特の感覚を感じて面白い。ユーモアがあるし。テンポが良いのかな。セピア色の画面が素敵。  砂利をはねたがる郵便配達人(ジャン=ポール・ルーヴ Jean-Paul Rouve)のエピソードは面白かった。
 明るい調達の鬼セレスタン・プーも好き。伯父夫婦には独特の魅力が。あの家も素敵。
 伯父夫婦ともどもおとぎの国みたいな雰囲気。猫最高。オドレイは猫好きで、あの犬は苦手っぽかったらしい。  臭かったみたいだし。死人を少なく言って、物資を調達と言うのは素敵ね。イタチの探偵さんも好き。
 弁護士さんも。バストーシュはハンサムだと思う。ティナ・ロンバルディは美人ね。
 あの太った連隊長も、いやらしい役をしっかりいやらしく演じていました。結構憎めません。
 美人に殺されて良かったね。あのサングラスの仕掛けも好み。
 あのドイツ人の女性もデロシェル夫人も印象的でした。四葉のクローバーの話はあっちから来たのかな。
 犬のおならが幸運を呼ぶとは素敵な考え。オドレイによるとマチルドはマネクが死んでいたら自殺したんだそう。 そうかもね。彼女はもっとリアルに演じたかったらしいが、監督がおとぎ話(?)風に作ったらしい。
 飛べるアルバトロスは無く、米国製のステアマン。
 アメリカのセレスタン・プーのバイクは原作ではトライアンフだが、調達できず、ハーレーに。
 あっ、あの神父さんも味があったな。

ロング・エンゲージメント
ジャン=ピエール・ジュネ著 / ギヨーム・ローラン著 / フィル・カゾアール著 / ジル・ベルケ写真 / 檜垣 嗣子訳
ソニー・マガジンズ (2005.3)
通常2-3日以内に発送します。
長い日曜日
長い日曜日
posted with 簡単リンクくん at 2005.10.13
セバスチアン・ジャプリゾ著 / 田部 武光訳
東京創元社 (2005.3)
通常2-3日以内に発送します。

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映画の森てんこ森原作の文章について書いてます。

ちっちゃん俳句「難民に 願っています 二つかな」


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ファーストキス

「ファーストキス」BLOOD+ Episode-1 ☆☆☆☆☆
監督・シリーズ構成・脚本:藤崎淳一 キャラクターデザイン:箸井地図 アニメーションキャラクター・総作画監督・作画監督:石井明治 美術監督:東潤一 音楽:Mark Mancina 制作:Production IG 絵コンテ・演出:松本淳

 生い茂る南方の植物。その空を飛ぶヘリ。銃を撃っている男達。家の中からそれを見ている三つ編みの少女。  村人達の沢山の死体。燃え上がる村。そして牙を生やした異形の怪物、兵士の首を一瞬で取る。
 カメラを抱えてそれを見る男。高く上がる証明弾。一振りの刀を持った女、怪物達を斬っていく。
 赤ん坊を抱えた女も、その赤ん坊ごと突き刺す。村人を殺す。撃たれる女。兵達を斬っていく女。

 音無小夜(喜多村英梨)は高飛びをするが、棒は落ちる。その様を車から見つめる二人の男。
 小夜はおなかが減っていて、金城香里(門脇舞)と並んで座って、弁当を食べる。
 幸せそうに弁当を食べる小夜を見て、香里がクスッと笑う。
 「お腹がすいて思い切り力が出せないなんて、小夜らしいかなって」と香里が言うと、
「それもあるけど、全力を出すのを体がいやがってるような、そんな感じなんだよね」と小夜。
 小夜は一年前から先の事が思い出せなかった。宮城(みやぐすく)カイ(吉野裕行)が迎えに来る。
 小夜は病院に行かなければならなかった。小夜はカイの父親に引き取られていた。

 マウスとかいうものの捜索に携わっている白スーツ、眼鏡の男、ヴァン・アルジャーノ(諏訪部順一)。
 マウスが二体逃げ出したらしい。
 タイプBはどのあたりにいるのだろうねとヴァン・アルジャーノに言われ、
おそらくコザと答える在沖米司令(辻つとむ)。

 「次のニュースは名護市で起きた連続通り魔事件の続報です」との声が聞こえている。
 犯人は被害者の女性を鋭利な刃物で襲って殺害したらしい。しかし血痕はほとんど残っていない。
 小夜に何か思い出しますかと聞いている、美人女医ジュリア(甲斐田裕子)。小夜は点滴をしていた。

 帰り、チェロを弾いている長髪のハンサムを見かける。右手には包帯が巻かれてあった。
 その曲を聴いているうちに浮かんできた映像。西洋のドレスの裾を掴みながら走っている少女。
 植物に覆われた廃墟。高い塔を登る。バラに覆われた廊下。
 その先の木の扉にかかっている錠を鍵で開けようとする少女。「ダメ」と思わず声をあげ、すっころぶ小夜。

 大衆酒場を営んでいる宮城ジョージ(大塚芳忠)。小夜を引き取ってくれた人。
 競技用のシューズが無い事に気づく小夜。明日の朝から競技会なので、学校に戻って取りに行く小夜。
 戸を開くと、そこにデヴィッドさん(小杉十郎太)がいた。(車に乗ってた一人)
 小夜は気づかなかったが、家の前の公園には変な格好の男のシルエットが…。
 デヴィッドはジョージに「組織がおまえに小夜を託して、もうすぐ一年になるが変化はないのか」と言う。
 「あっったとしても、お前らには渡さんぞ。あいつは俺の…」「死んだ娘の代わりか」
 デヴィッドは今月の分と封筒を置いていく。そのお金の入った封筒は取らずに、小夜の弁当を取るジョージ。

 門が閉まった学校に入る小夜。変な格好の男が近づいてくる。先ほどのチェロの男。
 男(ハジ 小西克幸)は「やっと、会えた」と言い、ナイフを取り出す。逃げる小夜。先生(飯島肇)にぶつかる。
 先生が捜したが、男は見えなかった。
 先生、いきなり木の上から伸びてきた鉤爪つきの手に頭を掴まれ、上に持ってかれる。
 上からすごい音が聞こえる。先生の死体が落ちてくる。そして、怪物が…。逃げる小夜。

 ジェリーマウスの反応を確認している人達。トムキャットを発進させる。

 小夜のシューズは香里が気づいて持ってきた。
 携帯を持って無い小夜に知らせるため、ジョージはカイに連絡して、学校に行かせる。

 小夜は学校の内部に助けを求めて逃げていた。やってくる怪物。逃げる小夜。
 前に立ちはだかった男からナイフが飛び、怪物に刺さる。
 男は怪物の鉤爪を包帯を巻いた右手でふさぎ、怪物を吹っ飛ばす。男は小夜を抱き上げて走っていく。
 実験室っぽい所に、小夜を置き、ケースを開いている男。あの怪物は翼手と言うらしい。
 生き血を喰らうケダモノ。男が包帯をとると、その手には鉤爪が生えていた。
 折れ曲がった刀を鞘から引き出し、異形の手を、刃にすべらせる男。その血を彼女に垂らす。
 小夜は男の手を払いのけて、離れるが、そこに翼手が入って来、失ったはずの片方の眼球を再生させる。
 男は自分の血を飲む。そして、小夜の唇に、自分の唇を押し付ける。
(彼女は目をつぶっているが、男は薄く目を開いている)
 唇から血が流れる。カイ、小夜のキスシーンを目撃、そして翼手も見る。「小夜、戦って」と男。
 銃を撃っている兵士達を思い出す小夜。消えていくかすり傷。
 あの惨劇を思い出し、そして今とは違う服装の男が手を差し出す姿も見える。
 廃墟、錠が落ち、(「ダメ」)扉を開けようと…。

感想:さすがProduction IG。素晴らしい映像。期待は高まります。
 小夜が翼手と会って逃げるシーンで音が消えるのが好きです。
 人間いざとなると、必要な情報に集中するために、音が消え、色も消え、時間もゆっくり流れるそうだから。
 アルジャーノって名前は「アルジャーノンに花束を」から取ったのでしょうか。マウスとか言ってますしね。
 マウスって翼手の事?アメリカは翼手を実験してる?タイプBって小夜の事かな?わからない。
 ハジと小夜は人外なのね。あの扉の向こうに人外になった理由があるのかな。
公式サイト
When the cicada cries-せみがなる場合ナイフとか掴む手とか
Yotch Chronicle少女の戦闘とか
とりあえず頑張るブログ美人女医とか
 

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マテリアルフェアリー

「マテリアルフェアリー」絶対少年 第20話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽、伊藤和典 演出:熨斗谷充孝 作画監督:村上勉

 すっげえリアルな生活感溢れるぐちゃぐちゃの須河原の部屋。靴下もブラもそこらに放っりぱなし。
 リアル過ぎて胸に痛い部屋。飲んだ缶もそのまんま。男の部屋の方に近いような…。
(どちらかと言うと汚部屋系の私だが、缶その他、台所関係は耐えられない…)
 須河原晶(松本美和)、元気に「ときみや」を出る。
(うわー、はなさんには見せられない。卒倒するかもしれない。こんなだってわかっていたら貸さなかったかも…)  裏口から表に出て「おっ」と言ういつもの須河原定番セリフを言う。真壁正樹(甲斐田ゆき)が待っていたのだ。  「おはようございます、須河原さん。今日はどうしますか」と明るく言う正樹。「少年、学校は?」
 「それはそれ、これはこれ」「それもこれも優先順位の問題。学校終ったら連絡しなさい」「えっー」
 「えっー、じゃない!いい」「うん」「よし」で、行き過ぎようとするが、「そうだ。彼と会えるかな」「誰」
 「マテリアル・イーヴル持ってた彼女と一緒だった子」「マテリアル・イーヴル?」
 「暖色系の光はマテリアル・フェアリーだから、寒色系のはマテリアル・イーヴル。
なんにしても呼び名は必要だし」

 谷川希紗(小林晃子)、ベッドに突っ伏して、どうやらブンちゃんの悪夢をみている様子、
「ダメ、…ダメ…ブンちゃん」と言っている。
 眉や眼が動いていて、涙を浮かべている。目が覚める。横を見るとブンちゃんのかけらがある。声を出して泣く。 魚のせびれ部分がオレンジ色に光る。(慰めたいんだよね、希紗を、魚が、きっと)

 ポッケに両手を突っ込んで歩いている小早川成基(櫻井孝宏)。
 希紗が良くいた公園のベンチには希紗の姿は無い。しばらく立ち止まって見ている。携帯が鳴る。
 開いて顔をしかめる。マッキーからだった。
(携帯の着メロって、落ち込んでる時の事も考えて選曲した方が良いかな……)
 無視して、歩いていく。

 高架下の例のパチンコ宣伝看板の所にいる大和理絵子(佐土原智子)、ジーッと破れた看板を見つめる。
 暖色系の光とそれにまつわりついている沢山の寒色系の光を思い出す。
 「そうだよ。始まりはあれだったんだから」

 例の悲劇の場にいる須河原と逢沢歩(豊永利行)、事件について歩が話していたらしい。。
(歩、ファーつきジャケットが似合っている。ああ、カッコよくなって…)
 黙って須河原をジッと見る歩に「何?どした?見惚れてたか?」と須河原。
 「須河原さん、田菜の頃とちょっと違うなって」「同じだったら逆にやばくない?」「そう?」
 「変わってないって事は、成長してないって事でしょ」「そう、なのかな」「しっかり」
 …「みんな変わるんだよ。停滞してたらダメなんだよ。
みんなゴツゴツ頭ぶつけながら、前へ進んで行くんだって」
 「それは、そうなのかもしれないけど」
 「君がいつまでも中学生じゃないように、私だっていつまでもローカルケーブル局の社員じゃないの」
 「でもさあ、どうやって調べるの?」須河原しばらく考え、「君のどっしるとしっしんを見せてくれないかな」「えっ」(別にどっしるとしっしんは歩の物では無いぞ)

 公園のホームレスを横目で見ながら歩いている理絵子、
 一人のホームレス(仲野元)が理絵子を見て笑うのを見て、駆け足で走っていく。
 駆けて行く理絵子の横の方に、後姿を見せている羽鳥次郎がいた。理絵子を見て立ち上がる次郎君。

 須河原「今、何て?」「無理」「だって、それは証拠だよ」「何の」「言ったよ、田菜で」「えっ」
 「世界はけして閉じてるわけじゃない。
わたしらが感知出来てないだけで、世界は色んなレイヤーで繋がり、複雑に絡み合ってる」
 「どっしるやしっしんがその証拠なの」
 「そう、どっしるもしっしんも。マテリアルフェアリーはそのレイヤーを行き来するメッセンジャーなんだよ」
 「そうかな」「おっ」「違うと思う。少なくともマテリアルフェアリーはメッセンジャーじゃない」
 「じゃあ、何だと思ってるの」「わからない」「私達、当事者だよね」「ん」
 「君にとって、猫おどりの夜は何だった?あの日私達は間違いなくマテリアルフェアリーと関わったじゃない。
それは否定しないでしょ」
 「うん」
 「だからさあ、私達はメッセージを読み解かなきゃいけないんだってば。暖色系の光と寒色系の光。
今その対立関係が明白になろうとしている。それがレイヤーの向こうからのメッセージじゃないなら、一体何?」  「僕は…」「僕は、どうした?」と言う須河原。「そこまで客観的になれてないんだと思う」
 「彼女の事、気にしてるわけ。
君のフェアリーが、彼女のイーヴルを壊しちゃった事に、負い目、感じてたりする?」
 「感じないわけ無いじゃん」「無駄だと思う」「無駄?」
 「だって、壊したのは君じゃないんだし。そもそもあんな結果、誰にも予測出来なかったんだから。
済んだ事を思い悩むよりも、提示された結果から、多くを学ぶべきなんじゃない?
今回は君のフェアリーが彼女のイーヴルを破壊したけど、イーヴルが寄って集って、
たった一個のフェアリーを攻撃してたって目撃例もあるんだよ。
 それってどういう事なのか、それをしっかりと読み解いて、多くの人達に伝えるのが、
関わった私達のずべき事なんじゃないかな」
 「伝えるのは須河原さんの仕事かもしれないけど、僕は違うから」
 「だからって読み解く努力を放棄して良い事にはならないよ」「放棄はしない。放棄はしないけど、違うんだ」
 「もったいないなあ。ものすごい物的証拠が目の前にあるのに」「田菜の時だって、彼らは目の前にいたんだよ」 高いビルと交差する飛行機雲。
 (須河原は前向き強迫症か。決めつけが多いな。負い目を無駄と切り捨てるのはちょっと…。
希紗の悲痛な叫びはやっぱり重いよ。しかし相変わらず画面の切り取り方が面白い。
バイクのミラーにうつる姿とか、アップ過ぎる人とか)

 階段を降りて、一旦息を整えている理絵子。「無理だよ」階段の上には羽鳥次郎が…。
 顔をあげ、振り向き羽鳥次郎(郷田ほづみ)に気づく理絵子。(気配を感じたな)「ああ、やっぱり君だ」

 喫茶店で差し向かいに座っている理絵子と次郎。(次郎の手はこの前と別に色で汚れているようだが)
 「あの夜、君は、見てはいけない物をみてしまったような顔をして、あそこに立っていた。
君がいなかったら、自分は見たものを信じなかったと思う。見たんだね、君も」
 「あなたなんですか」「ん」「Trust your Self。桜木町のガード下に、あの絵を描いたの」「ん、ああ」
 「自分を信じろ、か」
 「あの場所に君がいてくれたから、君の顔を見た時に、あれは夢でも幻でもないと確信出来た。
でも、君はどうなんだろうと」
 「まさか、そんな理由で、あの絵を描いたんじゃあ…」
 「理由なんて、後からついてくるものだ。描きたかったから描いた。多分そういう事でしかない」「私は…」
 「見なかった事に、してたんだね」(お髭がかすかに動いて、口が動いているのがわかる…)うなずく理絵子。
 「でも…」「俺達は見た」顔を下に向ける理絵子。
 「どんなに理不尽でも、まずそれを認めないと、先には進めないのかも知れない、君も俺も」
 「認めれば、先があるのかな」「Trust your Self」顔を上に向ける理絵子。飲み物を飲む次郎君。

 大観覧車が見える海辺の公園の階段に座ってケータイゲームをやっているまっきー。
 あの後姿が理絵子ちゃんのようなヒロインが魔物をやっつける奴だ。ため息をつき、ケータイをしまう。
 そこに深山美佳(鈴木真仁)、「その後、どうよ。…その様子だと、進展無しか」「深山さん、だっけ」
 「名前、覚えててくれたんだ。深山美佳」「何で付きまとうの」(まっきーには言われたくない)
 「付きまとってるつもり無いんだけどなあ。須河原と君が調べてる事、興味あるし」「迷惑だから」「はっ」
 「あんたに関係ないから」黙ってまっきーを見る美佳。それに気づいて、顔を背けるまっきー。
 「何でそうやってふさぎこんじゃうかなあ」「僕の気持ちとか、わかってないくせに」と小さい声で言う正樹。
 「わかんないよ。なんも話さないだもの」「知らない人に話す事なんか無い」
 「知ってる人になら話すんだ。…君、どっちにしても話さないよね。
黙ってても、いつか気持ちは伝わるなんて、そんなの幻想だからね。
どんなに近くにいる人だって、家族だろうが恋人だろうが、相手が誰だろうと、
黙ってたら自分の考えてる事なんて伝わらないよ」
 ちょっと動揺したような、泣き出しそうな声を出す正樹。「しっかりしなよ」まっきー、立ち上がり、走っていく。
 美佳、立ち上がり「なんかほっとけないんだよな」、自分も歩き去る。きらめいている海面。
(どなたかのブログに書いてありましたが、確かにまっきーは年上の女性にもてもてだな。
母性本能をくすぐるのか。しかしまっきー、自爆セリフ垂れ流し。みんな自分に返ってくるじゃん。
深山三姉妹は素敵過ぎる。まっきーも理絵子ではなく、美玖に乗り換えたらどうかな。将来性があると思うぞ。
あっ、でも、美玖はまっきーにはもったいないか…。まっきー、精進してくれ)

 まっきー、小早川成基に電話しようとしたら、ぶくぶくと音がし、目の前の海面を飛び石のように、
見えない何かが飛ぶ。
 「もしもし」「ただ今、電話に出ることが出来ません」とボイス。
 まっきー、携帯を閉じ、歩いていくが、立ち止まり、振り返り、走り出す。

 成基がうちの前に来たら、そこにまっきーがいた。「小早川君」「何してんだ」
 「学校の名簿で見てさ。確かこの辺だなって」「うち、捜してたのか」「うん」
 成基、厳しい表情でまっきーを見、「ふん」と言って無視してうちに入ろうとするが、
「あのね、須河原さんが会いたいって」と言われて立ち止まる。
 「誰」「妖精たちの夏、書いた人で、こないだ臨港パークで一緒だった人」「おまえ、何。そいつのパシリ」
 「そういうんじゃないけど」
 「会う気無いから」と言って、又去ろうとする成基だったが、「気にしてるんでしょ」と言われ立ち止まる。
 「あいつに、逢沢とかって奴に会ってみろって、希紗に勧めたの俺なんだぞ。
俺があんな事言わなきゃ希紗のブンちゃんも…」
 成基、ポケットの中で手を握り締める。
 「希紗にとって、ブンちゃんがどれほど大切なものだったか、おまえにわかるか。
希紗からブンちゃんを奪った俺の気持ちが、お前にわかるか」
 「わからない」「だったら、ほっといてくれ」
(うわ、成基、丸っきり余裕無いな、厳しい…。まっきー、信頼感、全然無いからな)

 須河原、ビールの空き缶やポテトッチプスの袋、靴下、雑誌などなど、
色々散乱している自分の部屋に平気でまっきーを入れる。
(少しは恥じらいと言うものが無いのか…、少し片付けてからにしろよ…)
 「壮絶ですね~」(まっきー、君は言葉を選ぶ人間だな。汚いは使わなかったな)
 「なんせ臨戦体制だから」まっきー、須河原の干しているパンツを見、頬を染め、顔をそむける。
(一種のセクハラだな、おい)
 「で、どうだった」…「会いたくないってか」「うん」
 「ま、しょうがない。じゃあそっちは気長に待つとして、イーヴル持ってた方の彼女、えっと、谷川希紗ちゃん…」  「あの…」「ん?どうした」「イーヴルって、邪悪な、とか、不吉な、とか、そういう意味ですよね」「そうだよ」
 「そうなのかな」「おっ」「ちゃんと、言葉に出来ないんだけど、…何か抵抗あって…」「抵抗?」
 「ホントにそう言いきって良いのかなって」「わかりやすくて、良いと思うけど」「だから…」「どうした?」
 「何でも無い」
 (良く言った、まっきー!株、上がったぞ。
名づけは大事だし、良く分ってないのに、分りやすくするのもどうかと思うぞ。
読書は言葉のバリエーションを豊富にします。まっきーは本を読んで、理論武装をしよう。
シクラメンをブタの饅頭と言うと何か違うものみたいに思えるよね。ブタの饅頭では売れないよね)

 夜。希紗の部屋のベルを押すまっきー。希紗、卵形の明かり一つの暗い部屋で、膝を抱えて座っている。
 ばらばらになったままのブンちゃん。しつこく鳴り続けるベル。
 「いません。誰もいません。帰ってください。誰もいません。帰ってください。誰もいない。いない。いない…」
とつぶやきながら、眼を見開き、眉が震えている希紗。
 まっきー、レンズを覗いて、去る。(まっきー、やり過ぎ…)
 まっきーがマンションから出ようとしたら、そこに理絵子ちゃんが…。駆け寄るまっきーに、目をそらす理絵子。  「理絵子ちゃんも、谷川さんの事、気にかけてるんだね」「そんなんじゃない」「えっ、でも…」
 「みんなして、希紗、希紗、って心配してるのに…」「みんな?」
 「成基とかさ…。
なのにあの子、自分だけ閉じこもっちゃって…、それが許せなくて…、何となく来ちゃっただけだから」
 (まっきー、ナイス疑問。みんなじゃなくて、成基が希紗を心配してるのよね)
 「怒ってる?」「もういい。ばかばかしくなってきた。じゃあね」「嘘」「何が」
 「ホントは、理絵子ちゃんも谷川さんの事、心配してる」「まっきー、それ、誤解だから」
 「何となく、来ないと思う。来た理由はちゃんとあるよね」「だから、それは…。まっきーには、関係ないよ」
 「そう…」「関係ない」「うん」去っていく理絵子。
 それを横目で見るまっきーの目から、歩いている理絵子の目に移る。「何してんだろ、私?」

 逢沢家。歩、深山美紀(三橋加奈子)と電話。「オカカ婆の事、阪倉に話してくれた?」「話した」
 「あいつ、何か言ってた?」「そうか、って」「そっか」
 「てか、阪倉、そんだけ言って行っちゃったから。もしかしたら、泣いてたかも、とか。…もしもーし」「ん」
 「大丈夫?」「うん」
 「あのね、どっしるとしっしんがその子のマテリアルフェアリー壊しちゃったって話、
今は何もしないって選択肢もあると思うよ。
私も、そっち行けたら良いんだけどなあ」
 (オカカ婆のダンボール箱と皿はそのまま)
 「ありがと」「何だ、それぇ」「そう言いたい気分だったから」「きっと、大丈夫だから」
 「だといいけど。出来る事、考えてみる」「思いつめたら、ダメだぞ」「うん」「しんどくなったら、いつでも電話しろ」  「うん、ありがとう」「だ~から~」「ありがとう」「もう」

 日本丸を見上げるまっきー。「小早川君も、谷川さんも、理絵子ちゃんも、…僕も…、このままじゃダメだ」
 ケータイ鳴る。自宅から。すぐケータイをしまうまっきー。上昇する4個の寒色系の光り。
 「いるとわかれば、驚く事もないし。イーヴルじゃないし。でも、何なんだろう」

 昼。公園の階段に座っているまっきー。美佳に気づいて立ち上がる。「あれ、どうした?」「話し、したくて」
 「何かあった?」「あなたの、ゆう通りだったから」「ん」
 「今まで、何もしてこなかったから。だけどそれは僕だけじゃなくて、みんなそうで。
僕はあなたのおかげで気づく事が出来たから。だから、だからこのままじゃダメだって。それだけ言いたくて」
 「そっか」「はい。じゃあ、失礼します」駆けて行くまっきー。美佳、にっこり笑ってケータイをかける。
 笑顔を見せながら駆けるまっきー。
 「あっ、美紀。うん、あたし。今いい?うん、やあ、ちょっと良い事があったから、話したくてさ。実は、こっちで…」

感想:おこたに仲良く、左から、ロク、タルト、オカカ婆の順に入っている。ロク「う~」タルト「ほやぁ」
 オカカ婆「やれやれ」タルト「幸せ~」オカカ婆「小さな幸せって奴だな」ロク「動きたくなくなるよねえ」
 「しかしやっぱりこたつと言えばミカンが欲しい」「はい、用意してあるよ」残りの二匹「おぉ~」
 タルト「ミカンも良いけど、こたつでアイスも捨てがたい」ロク「ほい、用意してあるよ」他二匹「おぉ~」
 タルト「ろっくん、さすがだねえ」「こたつに入る時には、全てを準備。これ常識」オカカ婆「そりゃ良いが」
 タルト「そろそろ予告をしないと…」
 ロク「ほい、用意してあるよ」と言って「次回 いい子でいることの意味」と書かれてある紙を出す。
 おかか婆「とことん、無精者だな」タルト「誰も読まないの~」ロク「ウ~ン~」タルト「ホヤァ」オカカ婆「やれやれ」
 予告、最高!コタツにはやっぱミカンでしょう。冬のアイスも乙なもんよね~。ろっくん、出きる奴じゃない。
 甲斐田ゆきさん、「ふたつのスピカ」で鈴木秋をやってたんですねえ。確かにあっちはカッコイイ。
 それに比べてまっきーは…。まっきー、頑張れ。「ふたつのスピカ」は大好きでした。マンガも買いました。
 希紗、造形作家になれそうだと思いますので、羽鳥と出会って道が開けるのかなと思いますが、
ホントはわかりません。
 すっかり閉じこもっちゃって、どうすればいいんでしょう。

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005.10. 9
浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
JUNK KOLLEKTER画像がいっぱい
師匠の不定期日記魚眼レンズ画像とか…

ちっちゃん俳句「本当に 戦っていた 王子かな」
「通常に 監督された ついていけ」


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一番残酷なこと

「一番残酷なこと」MONSTER CHAPTER 49 ☆☆☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本;筆安一幸 絵コンテ・演出:高橋亨 作画監督:宮脇千鶴 

 ミローシュ(真柴摩利)はあの金髪の女性を見つけ追いかけるが、腹が減ったのでチェスケー養護院に帰った。 仲間と女を捜すことになる。それぞれに捜す事になるが、ミローシュは女に気づかれてしまう。

 天馬賢三(木内秀信)はグリマー(田中秀幸)と一緒にペドロフの養護院に行く。
 そのドアには「警察のおじさんへ!グリマーさんは無実です」「刑事さんへ!金髪の女が犯人です」
と言う張り紙が貼ってあった。
 そして子供にとっての宝物、有名サッカー選手のカードも、グリマーさんへと書かれた封筒に入ってあった。
 「どう反応すればいい?こういう場合、どういう顔をすればいい?」とグリマー。
 彼は511キンダーハイムで喜怒哀楽を奪われ、
その後いろいろな感情表現を奇妙な学校で学ばされていたが、どういう反応が正しいのかわからなかった。
 子供達に会いに行ったらどうかとテンマは提案する。
(テンマ、やっぱり良い人。ベストの答えよね。私では思いつかないと思う)

 養護院に行くと、そこには子供達のグリマーさんへの想いを書いた日記の文が沢山あった。
 帰り、「俺は、今、笑っているだろ?」とグリマー。笑っている顔の形を学んだものだった。
 養護施設の庭にいた二人の元に、子供達が駆けつけてくる。
 金髪の女を捜していたら、ミローシュがいなくなったとグリマーさんに向かって言う。

 国立クルムロフ病院。スークの母親(杉田郁子)を訪ねるルンゲ(磯部勉)。
 彼女は訪ねてきた美しい顔の人間は男だったと言う。

 誰を捜してるのかと聞かれ、お母さんと答えるミローシュ。
 大きなカバンがあり、後は1脚のテーブルと二つの椅子がある、空っぽな感じの部屋で、
女の人(能登麻美子)と差し向かいに座り、ジュースを飲むミローシュ。
 お母さんの写真は無いが、見ればわかるとミローシュは言う。母さんもミローシュを見ればわかるとも言う。
 「あなたを見つけてもわからないふりしたとしたら?…あなたは望まれて生まれたの?
あなたはなぜ、捨てられたの?お母さんはあなたが嫌いだから捨てたんじゃないの?」
 違うというミローシュに、「別に普通のことじゃないのよ、生まれてきた事は。
…この宇宙のほとんどが、“死”なんだから。
この宇宙にとっては、地球の片隅で生まれた命なんて、存在自体ほんの一瞬にもならないわ。死が普通なの。
…じゃあ、なぜ生きるの?誰かに望まれたから?あなたは誰に望まれたの?…あなたが生きる理由って、何?」(ニナより遥かに魅力的な女装ヨハン…。相変わらず闇と言うか虚無と言うか、ブラックホールのような…。
こんな人いないよね。怖い…)

 テンマとグリマーはアンナと言う金髪の女性の事を聞く。
 彼女が住んでいるという部屋を(妙齢の一人暮らしの女性の部屋を簡単に教えるなあ)、
拳銃を構えたテンマが開けると、誰もいなかった。
 ミローシュはグリマーの無実をはらそうとして捕らわれたのか。
 どう反応すれば良いか、やはりわからないグリマー。
 ふだんから母親を捜してプラハの街を歩き回っていたというミローシュ。母親に会いたい…。
 グリマーは自分の子供が死んでも何も感じなかった。ある日、女に好きだと言われて結婚した。
 スパイ活動をするには、結婚していた方が怪しまれないって、教えられていたから。
 子供が倒れているのを発見した時、やるべき事をやったが、子供はそのまま死んだ。
 葬式の時、妻は、彼を罵倒した。なんで、そんなふうに冷静でいられるの!?なんで泣かずにいられるの?
 あなたは、ずっとずっとずーっとそうだった。私に対してもそうだった。あなたは人を愛せないのよ。
 あなたの心の中には何も無いのよ。妻は出て行った。
 ミローシュはチェコの国境近くにある娼婦街の売春婦の子供。
 テンマの考えでは、ここにいた人物がミローシュを生かしておくとは思えなかった。しかしただ殺す事はしない。 その子にとって一番残酷な事をしてから、殺すだろう。

 女はミローシュを街に一人でやる。
 「あなたは、お母さんを見ればわかる。そして、お母さんもあなたを見ればわかる。
でも、誰もあなたに声をかけてこなかったら、あなたは、誰にも望まれてなかったってことになるわ。
そしたら、あなたはどうするの?…どうするの?」
(本当はもっと魅力的な声だろうと思うが、カリスマ性のある声なんて難しいよね)

 売春街。客達を店に案内した男(宮林康)、ミローシュに気づく。
 ミローシュが母親を捜していると知り、坊やの母親を知っていると言う。
 「そうさなあ、俺が知ってるだけで、ここにはざっと…、50人は、いるかな」そして笑う。
 急に女に抱きしめられるミローシュ。あんたの子かとお仲間に言われ、そんなヘマはしないと女、口論になる。 路地裏、ドラム缶に体を押しつけられている女、外でやる事嫌がっている。
 子供が見てると言う女、去ろうとするミローシュ。男(西嶋陽一)は待てとミローシュに言う。見ていてくれと。
 女を後ろから犯しながら、自分はドイツで教師をやっていて、父兄にすこぶる評判が良い、
素敵な先生なんだと無表情にしゃべる。
 事が終わり、ミローシュに金を渡していく。
 その金はもうすぐ死ぬとか言っているどう見てもドラック中毒って感じの女に取られる。
 金髪の女性の言葉を思い出すミローシュ。「そうか。…そうだったんだ」

 テンマとグリマーは橋の柵の外に立っているミローシュを見つける。雨降る中、川は轟々と流れていた。
 グリマーは話しかけながら、そっと近づいて、ミローシュを抱き上げる。
 やはりどう表情をつくれば良いのかわからないグリマー。ミローシュは蛾を踏み潰す。
 「どうした、ミローシュ!…お前が何を見てきたか、お前が何を見てしまったか、何を知ってしまったか。
…ミローシュ、聞いてくれ。お前には母さんがいない。
だがな、…だがな…、お前が生まれてきたのには、意味がある!
お前は、誰かに望まれて生まれてきたんだから!絶対、…絶対、誰かに望まれて。絶対に」
 グリマーはミローシュを抱きしめる。グリマーにすがりつくミローシュ。「俺…今…どんな顔してる?」
 …「泣いています」

感想:こんな怪物的な人、いないよね。ハニバル・レクターの方がまだいそうだ。
 大体何ですぐ人の弱みがわかるんだ。本人さえ忘れていたりするのに。
 一種独特の匂いがあって、嗅ぎ分けるのか。
 ミローシュは実に教育的ではない物を見せられたわけだが、ある意味、教育的でもある。あれが現実だから。
 現実を踏まえた上で、明るく生きられると良いね。実際、誰にも望まれずに生まれてきた人はいるし。
 誰にも愛されずに育てば、歪んでしまう。自分でそれを取り払うのは難しかろう。
 グリマーさんは子供達に慕われているが、やはり、どうしようもなく孤独だ。
 泣けるようになったのは、最初に子供達が無条件にグリマーさんを慕ったからだ。
 子供達がそのような力を発揮したのは、ペドロフの実験のおかげ。
 グリマーさんは心の底では子供を亡くした事を悲しんでいたと思う。
 でも悲しむと言う言葉で表現される感情がわからなかった。
 私は原作読んだんだけど、本も持ってるし、しかし覚えていない。
 グリマーさん、じかにヨハンと対決する場面あったけ?
 グリマーさんもキンダーハイムのせいで、結構心はもろいから、やっぱりヨハンにつけこまれちゃうかな。
 ヨハンはテンマからも黒い思いを掬い取っていたし。

関連サイト
roby’s roomスタッフの名前が書いてあり、助かってます。
海の地図グリマーさんの心理について
声優データベース応援ページ作業記録助かってます。

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パラダイス・ロスト

「パラダイス・ロスト Paradise Lost」交響詩篇 エウレカセブン 第24話 ☆☆☆
原作:ボンズ 監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:野村祐一 絵コンテ:もりたけし 演出:原口浩 作画監督:真庭秀明

 遭遇したKLF部隊を全機撃破したホランド(藤原啓治)とマシュー(中村彰男)。
 ホランドは月光号に戻る時、考え事をしていて事故る。右手に軽い怪我、ミーシャ(沢海陽子)がお手当て。
 「なあ、ミーシャ」と思いつめた感じの顔のホランドに「勘違いしないでえ。
私はカウンセラーとしてこの船に乗ってるわけじゃないわ」
 「…だな」(話しぐらい聞いてやれよ、ミーシャ。突き放してるなあ)

 エウレカ(名塚佳織)はレントンの部屋に行く。お間抜けなレントンの表紙のレイアウトがある。
 それを手に取ったエウレカ、岡持ちとジャージを見る。

 艦内お店で歯ブラシを捜すギジェット(水沢史絵)。そこに岡持ちを持ち、ジャージを着ているエウレカが来る。
 岡持ちの中には品物が一杯。「レントンがいないから」とのエウレカの言葉に泣きそうになるギジェット。
 トーテムポールのように顔を重ねて、ドアから覗いているヒルダ(浅野まゆみ)、マシュー、ストナー、ウォズ、
ギジェット、そしてムーンドギー(宮野真守)。
 もちろんドギー兄さんが一番下だ。
 彼らの視線の先には、ニルヴァーシュのそばに張られたテントの下のエウレカ。
 ギジェットが何とかしてあげようとドギーに言うと、「知らねえ。ホランドに言えよ。この船はあの人の船だ。
エウレカを連れてきたのも、レントンを船に乗せたのも、リーダーの考えだ。
勝手やって、又椅子でも飛んできたら、おっかねえ」と答えるドギー。
 エウレカ、ラップで覆ったラーメンを前にして「さめちゃったね、ラーメン」と言う。「レントン」
(微妙に普通の人間とは違うから、どうすりゃ良いかわからなくて、こういう行動をしてるんだろうな)

 しかし、うって変わって、レントン(三瓶由布子)はラーメンとは比較にならない、
豪華なステーキを目の前にしていた。
 そしてチャールズ・ビームス(小杉十郎太)は俺とレイ(久川綾)の事をパパ、
ママと呼んでみないかと言っていた。
(お二人っておいくつ?ホランドぐらいかと推測してたが…。まあ、いいか…)
 オルパサの街で馬鹿やったのにと、感極まって泣き出すレントン。

 ミーシャによると、
アミタドライヴを反応させているのはエウレカとレントンのメンタルサインのバランスらしいとの事。
 その事をドアの外で偶然聞くエウレカ。

 爪を噛みながら外を見ているドギー兄さん。
(攻殻の素子を思い出すな。ドギー兄さんと素子を比べてはいけないが…)
 その様を眺めているギジェット。レコードを見てため息をついているマシュー。レコードを綺麗にしているヒルダ。   そしてハップ(山口太郎)は一生懸命調べものをしていた。

 パパ、ママと小さく口にし、照れるレントン。 「おっ、思い出しニンマリか」とチャールズが現れる。
 女の事を考えていたのかとチャールズ。
 「違いますって、チャールズさん!」とのレントンの言葉に不機嫌顔をするチャールズ。
 レントン、ハッとし、パパと何とか言おうとすると、アーハッハッハッとチャールズが豪快に笑う。
 「いきなり言えって言われても、普通言えないよなあ。俺だって出来ねえ」
 レントン、父さん、母さんってとこからスタートじゃ駄目ですかと言う。
 父親の事も母親の事も呼んだ事が無いから、いきなりパパ、ママはハードルが高いと。
 チャールズ、レントンを抱きしめる。レントン、ジムで一汗かいたチャールズの胸毛の胸に顔を押し付けられる。  「臭いか?」と聞かれて、頬を染めた顔をあげ、首をふるレントン。
(ああ、レントンがこれで男に目覚めてしまったかあ!楽しい両刀生活にようこそ……)。
 「これがおまえの親父の匂いだ」とチャールズに言われ、涙を浮かべて「本当に良い匂いだよ」と言うレントン。
 レントン、お爺さんに整備を叩き込まれた事を話す。そしてニルヴァーシュの整備をした事も話す。
 チャールズそれを聞いて、手をグッと握り締め、不自然な調子で一度挨拶に行かないとなあと言う。
 レントンからガレージ・サーストンの名を聞き、レントンがアドロック・サーストンの息子である事を知る。
 それをドアの外で聞いて、パイを落として口元を覆うレイ。

 レントンとエウレカが一緒にいれば、いつか必ず悲劇を生むと言うホランドに、
「それはあなたがエウレカに選ばれた存在だったとしても同じ事でしょう。そしてあなたなら突き進む。違う?」
とタルホ(根谷美智子)。
 「わかってんだよお。奴を認めなきゃなんないって事ぐらい」
 「わかってないじゃない!認めなきゃいけないのは、あなたがエウレカに選ばれなかったって事!
あたし達が二人を信じてあげなきゃならないって事よ!」
 その会話を思い出しながら、椅子の背に頭を預け、「わかってんだよ。わかってんだって」とつぶやくホランド。

 チャールズのLFOフリーランスに乗せてもらうレントン。
 雲を抜けた先には、巨大な台上のスカブが聳え立ち、
その周りを黄緑の光のようなトラパーが絶えず上昇していた。
 スカイフィッシュがいっぱい舞っている。トラパーの波を手で切って飛ぶフリーランス。
 「ほんとにおまえは良いメカニックだ。メカの気持ちがわかるみたいだな」とチャールズに言われ、
「人を殺す道具の気持ちなんて、俺にはわかりません」とレントン。
 チャールズにニルヴァーシュの事を聞かれ、ニルバーシュはコンパクドライヴだけじゃ起動しないと話すレントン。 アミタドライヴと言うアタッチメントが無いといけない。それを聞いて目を見開くチャールズ。
 アミタドライヴはコンパクドライヴとセットになってサトリプログラムのキーになる。セブン・スウェルの事。
 一度結合させた二つははずす事が出来ない。
(何だ、わかってるんじゃん、レントン。その割りに、無邪気と言うか、自覚が無いと言うか…。
父親は天才系らしいが、その頭はレントンに受け継がれなかったのか)
 その会話を船で聞いている暗い顔のレイ。月光号から飛び出してきた事を話すレントン。
 「で、ホランドは元気でやってるか」とチャールズが言うと、レントンがその意味を聞く間も無く、
モンスーンが現れる。
 ミサイルから逃げるレントン。
 「自由とは、獲得しなければならない物であって、無償で与えられる物ではない。
自由である事とはその責(せき)を負い、覚悟する事だ。わかるな、レントン」と語るチャールズ。
 レントン、人殺しの悪夢が甦るが、決意した目になり、迫り来るモンスーンにミサイルを発射しようとするが、
チャールズに止められる。
 チャールズは連邦軍のフリーランサーである事をモンスーン達に告げる。
 モンスーン達は、州軍87KSQ、ミルトン中尉(小林和矢)が率いていた。
 先日この空域で月光号との接触があったので、警戒を密にしていたのだ。
 チャールズの任務はエウレカ及びタイプ・ゼロの奪取だった。
 嘘だと叫ぶレントンに、嘘じゃないと言うチャールズ。「嘘だと言ってよ!」と涙ながらに叫ぶレントン。

 ホランド、手を握り締め「ったく。だっせえよな!」と言い、立ち上がる。 ドアの外にはタルホがいた。
 ノルブ師の居場所がわかりそうなんだそうだ。
 州軍と連邦軍が連携して、月光号を襲撃点(?)に追い込んでいる。座標はジャクソン・マップ、ページ286。
 七日後。

 チャールズに月光号に戻って伝えても構わないと言われるレントン。この船に残るのも良い。
 どちらからも逃げる手だったある。おまえが決める。
(背景にCharles,RAY,RENTONとそれぞれ書かれたカップが並んで置いてあるのが映る。
そしてチャールズの胸を泣きながら叩くレイの姿)
 襲撃座標、日時は絶対に変更しないと言っているチャールズ。 
 「俺達は必ずそこで月光号を仕留める。だからおまえも約束して欲しい。
自らに偽らず決めた事なら、俺達は受け入れる。必ず、貫け」
(レイを抱きしめるチャールズ)
 レントン、自分のボードのウィールを見つめ、ボードを持って部屋の外に出る。
 エウレカは左手を吊った上体でニルヴァーシュのコックピットに苦労して登っている。
 レントンが階段を降りると、そこにビームス夫妻がいた。
 「一つだけ良いですか。最初からわかってて、僕に近づいたんですか」
 「あたりまえでしょ!」と無理に明るく言い、すぐに泣きながらチャールズにすがりつくレイ。
 レントン、最敬礼で「ありがとうございました」と言い、船を降りる。
 「あいつ、戻るかな、月光号に」と言うチャールズに、「貫くわよ。だってあの子は、私達の息子だもの」
と答えるレイの手には「RENTON」と書かれたカップが握られていた。
 “どれだけ声を枯らしても、この叫びが闇に融けてしまうなら、たった一言、伝えたい人がいる。
エウレカ、俺は今君に会いたい”
 「お願い。レントンのとこに行かなきゃ。あなただって彼が必要でしょ。ニルヴァーシュ!」
 “エウレカ、君にあって、この想いを聞いて欲しい。でも、どうやって…”
 「お願いだから、動きなさい!ニルヴァーシュ!!…お願い、動いて」
 「俺が行く。俺が必ず連れもどしてやる。だから待ってろ」ホランドだった。“つづく!”

感想:ホントに感じの良いビームス夫妻。良きパパ、ママになれそうです。
 事情があって、子供が出来ないのかな。こんなに感じの良い人達が、おそらくレントンの敵になる。
 チャールズはホランドの何に拘っているのかな。敵だから人非人では無いって事ね。
 確かに国民性はあるけれど、それより個々人の違いの方が大きい。人も一種の国ってことか。
 価値観、考え方が丸っきり違う。で、えっーって驚く事が多い。
 だから、本当に許せない事以外は寛容第一と思ってるんだが、本当にそう言う人間かと言うと、どうだか。
他の方のブロクを見ての感想
泣いた方々が多い…。はい、全然泣きませんでした…。私が泣いたアニメと言えば、「ふしぎ遊戯」ですね。それほど好きなキャラでは無かったんですが、あるオカマキャラが死にそうだと泣き、死んでしまったと泣き、本当に死んでしまったんだなと三回続けて泣きました…。ちょっと駄目キャラがここ一番という時に男気を見せるのに弱いんですね。いえ、あのオカマキャラ、決して駄目と言うほどでは無かったんですが…。「女王陛下のユリシーズ号」と言う最初はとっつきにくいが、後は怒涛のような名場面ばかりの話しがありますが、これにも、ある暴力キャラが最後に男気を見せた時には泣きました。後、スティンガーと言う話でも、主人公の駄目パパが(これは本当に駄目でした)、最後に………。

交響詩篇エウレカセブン 2
BONES原作 / 片岡 人生漫画 / 近藤 一馬漫画
角川書店 (2005.10)
通常24時間以内に発送します。
スティンガー 上
ロバート・R・マキャモン著 / 白石 朗訳
扶桑社 (1991.2)
通常1-3週間以内に発送します。
スティンガー 下
ロバート・R・マキャモン著 / 白石 朗訳
扶桑社 (1991.2)
通常1-3週間以内に発送します。

関連サイト
toppaco上手な絵。
アニメ日記「春風亭」スカブの画
こんなことしてません?チャフって言うのか
ブリョグ金髪の少年とか
今日は何色?とても丁寧で、エウレカセブンへの愛が伝わります。
師匠の不定期日記ノルブ師とかカップとか
趣味実況すいません、私も同性愛的関係を想像しちゃいました……。
沢の鈴虫無理して憎憎しくしているレイとか


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あの日 昭和20年の記憶 9月編

9月1日 東京の国民学校で正規の授業再会。
放送電波の管制解除される。ラジオの第二電波も再開。
東京劇場、大阪歌舞伎座、京都南座などが開場。

9月2日 米艦ミズーリ号上で全権重光葵外相、梅津美治郎参謀総長、降伏文書に調印。
大陸からの第一回引き揚げ者七千人、山口県仙崎港に上陸。

小堀宗慶さん(82 遠州茶道前宗家)当時22歳。旧満州、中国黒龍江省チチハルの陸軍航空情報部隊の少尉だった。昭和20年のこの頃は戦闘停止の命令を受け、ソビエト軍の捕虜になる事になっていた。しかし部隊の中には捕虜にならず、逃げ延びようと考える者も多かった。飛行機の操縦もできるのもおりますし、そういう人達で仲の良いのを集めて、俺達は飛行機を操縦できるように直して、うまくいきゃあ日本まで帰っちゃえば良いかと。一団となって山の中に入って、匪賊や馬賊という生活をして、とにかく逃げのびようと、焚き火のまわりに集まって、そういうグループがいくつも出来ていて、ずぅーと考えてましたね。帰るのには生きてなければ帰れないんだから、そういう中には自分達の居所がわからなくなると言う事で、狂ってしまって、やたらとサーベル抜いて振り回したりですね、そういうのを取り押さえるのは毎日のようにありましたし。大人しく一応捕虜になってみるという事は、仕方が無いでしょうね。やって来たソビエト軍は行き先を告げないまま列車に乗れと命令した。日本軍が壊した鉄橋とかそういうのがあるから、それを直して、三ヶ月もあれば、お前達は出来るだろう、三ヶ月経てば、日本に帰してやる。捕虜になる条件はそういう条件だった。それで汽車に乗った。小堀さん達を乗せた列車は数日間走り続け、ある朝大きな湖に到着した。シベリヤのバイカル湖だった。止まった時に、ある兵隊がバイカル湖を日本海だと思って、何にも見えないですからね、広くて、海だとしか思えないですね、波も来るし、日本海だ、日本に近くなったとみんなものすごく喜んだんですけど、ある兵隊が飲んだわけですけれど、しょっぱくない、しょっぱくないのは海じゃないんじゃないかって。すこし頭がおかしくなって、気が狂ったようになった兵隊もいましたね。

作家、高見順の日記「八時、香風園に行く。牛肉が氾濫している。もちろん、闇でだが。一斉に密殺したらしい。香風園でも牛肉の大盤振舞だった。牛肉を買わないかという話が、私たちのところへもいろいろの方からやってくる。横浜に米兵の強姦事件があったという噂。「敗けたんだ。殺されないだけましだ」「日本兵が支那でやったことを考えれば…」こういう日本人の考え方は、ここに書き記しておく「価値」がある。」

9月3日 山下奉文大将、フィリピンで降伏文書に調印。
進駐軍、全国の駅名、主要道路名をローマ字で表記するよう指令。
九州進駐の米軍第一陣が鹿児島県の鹿屋飛行場に到着。

山下惣一さん(69 農民作家)昭和20年のこの日は、佐賀県唐津の国民学校三年生だった。新学期になり学校に行き、あまりの変わりように驚いた。それまで教室の中に張ってあった軍人の写真とか肖像画といったものがそっくり入れ替わっていた。乃木希典大将、東郷平八郎元帥、広瀬武夫中佐、山崎保代大佐…。それらがモーツァルトとかバッハ、フォスター、ベートーベンに替わっていた。山下さんの父親は昭和18年に招集され、奄美大島の部隊で終戦を迎えた。九月になって、復員兵姿で家に帰ってきた。戦時中人影が少なかった町は復員兵や引き揚げ者で一杯になった。人口は増えた。復員は少なかったが、戦争末期から疎開してきた人がいる、それからここは朝鮮半島からの引き揚げ者が非常に多かったですね。ある日の事山下さんの家でも外地からの引き揚げ家族を受け入れる事になった。山下さんは引き揚げてきた子供達がうらやましかった。その年だったと思うんですけど、引き揚げ船があそこの浜で難破したんですよ。全部村の中で割り当てで受け入れたんですね。うちにも母親一人と娘と息子と親子三人を受け入れて、二ヶ月ぐらい置いてたんじゃないかな、山口県の人でしたけどね。外地いった人と言うのは、都会から来た子でしょ、我々とは違うんですね全然。すぐ冬になると風邪ひいて、喉の所にガーゼを巻くんです。あれがかっこよくってね、あこがれたけど、俺一回も巻けなかった(笑)。一番違ったのは我々土着の子で、生まれて育ってる者達は本を買って読むという週間が全く無かったですね。私、本好きだったけど、一年に一冊しか買ってもらえないという時代でしたから。引き揚げ者は本を買って子供に読ませるという習慣があったんでしょうね。ちゃんと漫画とか雑誌とか子供に買ってやるんですよ。子供が学校に持ってくるわけだ。それをガキ大将が取り上げて、自分で読めないもんだから、俺は読み方上手かったから、おい惣一ちょっと来い、という事で俺が読むわけですよ。みんなわっーと集まって、私毎日読んでましたけどね。それで文章の書き方を覚えたような気がするんですよ。

漫談家、徳川夢声の日記「“戦争が終って”でなく“戦争が敗けで好かった”と思われる点はないか?万一勝ったとしたら、軍人は益々猛烈に威張り、役人は益々横暴になり、神がかり連は凱歌をあげ、一般大衆は人間扱いをされなくなっていたであろう。実に、私たちにとってやりきれない日本になっていたろうと思う。敗戦は情けないことに違いないが、首相の宮殿下のご意見を伺った時、敗戦も悪くなかったと感じた。

9月4日 米軍の進駐を受けて、神奈川県が女学校の休校を指示。

9月7日 ミンダナオ島で第35軍参謀長、友近美晴少将が米軍に降伏調印

日野原重明さん(93 医師)聖路加国際病院がアメリカ軍の病院として接収された。交渉役として奔走した。2週間で病院を明け渡して欲しいと言われた。患者を移す努力をした。300人ぐらい入院していた。歩いて帰れるような人は疎開して田舎に行きなさいと言ったんですが、担架で運ばなければならない人はどこかの施設が無いとダメですから、八王子方面とか、鎌倉とかに運び、早く動ける人から病院を開けてもらうようにやりましたが、大変でしたね。9月の半ばにはすっかり病人がいなくなった所にアメリカの軍医団が来て、レントゲンの機械はこのまま、後の手術の機械などは我々は持っているからそれは使わなくても良い。おそらく私達の使った道具は、アメリカには古過ぎて、野戦病院で使っている手術器具のほうが良いと思ったんでしょう。私達が使っていたレントゲンのフィルムの大きさは、彼らが使っていたのの半分以下で、向こうの人は大きいですから。フィルモも用をなさないと言うので、私達は持ち出しました。彼らが接収をして、病院の運転を始めるやり方のスマートさとスピードが速いのを見てね、これじゃあ日本のスピードはスローでレベルが低いから、戦争も負けるのは当たり前だなあと言う事になって。仕事場を失った日野原さんは、その後無医村での診療を始めた。助けてくれたのは米兵のボランティアだった。ずっと奥深い所、お医者さんもない所で、満州から引き上げた人とか色んな人が声をたててるんです。そういう所に私は日曜日には出かけていって、行くのに自動車が無いから、ジープが欲しいから、GHQ(連合国軍総司令部)の人に会って、誰かボランティアで、教会関係の兵隊がおれば、教会の事業としてやりたいから、一緒に付き合ってくれないかって。その時には薬が無いから、薬も寄付してもらえないかって言ったら、薬とか色んな物を寄付してくれる。だからアメリカは兵隊でありながら、向こうのデューティー(勤務)でない時は自由にボランティアをやってもいいと言う事で、軍服を着たまま。そうするとGI(米兵)はねえ、コーラーなんかは一緒に持ってくれるんです、車に。コーラーを一杯、氷で冷やした奴を、嬉しかったですよ。コーラーに氷を入れて飲みたいなあと言う気持ちは大人にもあるんですね。

9月8日 連合国軍、東京に進駐。
ブーゲンビル島で第17軍司令官と第8艦隊司令官がオーストラリア軍に降伏調印。
ルソン島の第41軍司令官、横山中将、米軍に降伏調印。

小山明子さん(70 女優)埼玉の国民学校5年生だった。昭和20年のこの頃、元の軍の兵舎が解放され、疎開していた農家から引っ越した。旧陣地って言ってたんですけど、兵舎ですね、疎開してるもんだけが優先的に借りられた。周りはよしず張りみたいだったと思うんですけど、ちゃんと屋根があって一戸建て、二部屋です。前は豪農に疎開していて、十畳のお部屋が4つもあって、その一部屋をお借りしていた。戦争中は母が自分の御召しとか自分着物を、わたしは割りと良い着物でもんぺを作ってもらった。もんぺって言うと普通は絣っとかなるけど、うちは御召しとか大島とか上等の着物で作ってもらった記憶があります。後、お雛さんの毛氈、お雛さんは疎開しなかったんですけれども、毛氈はネルって生地が厚いから、それでパンツを作ってくれて、赤いパンツをはいてました、私は。9月にはいるとすぐに学校が始まった。7月に大阪から移ってきた小山さんは埼玉の国民学校に転入した。まず、裸足でみんな学校に来るのね。田舎の子だから、皆農家の子で。私は運動靴はいてるじゃないですか。からかわりたりね。いたずら小僧に蛇持って追っかけまわされたりね。学校からイナゴ取りに行くんです。カルシウムじゃないですか、イナゴは。ガーゼの袋みたいなの持って、竹筒をガーゼの袋を入れて、縛るのね。それでイナゴを入れると出られないでしょう。音楽の時間が一番楽しくて、色色な唱歌とか、昔の子供の歌なんですけど「春が来た」とか、でもその時に、ああすごく、こんなに良い気持ちで、それは戦争が終ったから出きるんだってすごく実感しましたね。それまではあんまり大きな声出さないとか、大阪でも空襲になれば逃げなきゃ、空襲警報っていうとみんなうちに帰りましたから、それがまったく無くって、のびのびと、それはすごく嬉しかった、音楽の時間が。

9月9日 米兵による強盗事件、銀座大森で起きる。
支那派遣軍総司令官岡村寧次大将、南京で中国軍への降伏文書に調印。
日本放送協会、歌謡曲と軽音楽の放送を復活させる。

9月10日 オーストラリア軍がラバウルに進駐

9月11日 連合国軍総司令部、東条英機ら39人の戦争犯罪人の逮捕を命令。
東条英機元首相、ピストル自殺を図るも失敗。
米陸軍省、山本五十六連合艦隊司令長官の戦死について暗号を解読して待ち伏せ、撃墜した事を公表。

山藤章二さん(68 イラストレーター)当時8歳。国民学校3年生だった。昭和20年のこの日、山藤さんは自宅近くの目黒駅周辺で友達と遊んでいた。そこで初めてアメリカ兵を目撃する。当時目黒駅の売店を母はやっていた。売店で遊んでいる時に僕は初めてGI(米兵)なる者に対面したわけですね。当時までは非常にアメリカ兵ってのは日本人は怖がってました。鬼畜米英というスローガンが全国民知ってたしね。それから赤鬼と盛んに言ってましたね。ある日売店にいましたらね、四人連れの米兵が何か物を訪ねて売店の前に並んだんですね。それはもうほとんどまさに壁ですよね。狭い売店の表に2メーター近い男が四人並んで、フェンスですね。物を訪ねたんでしょう。でも英語だし、母親がもちろん応じられるべくもなく、何かジェスチャーで断ったら、行ったんです。僕は裏手からすっと出てって、彼らは何をするんだと好奇心で後をつけてったんです。目黒駅の線路の上にかかっている陸橋の上にすずめのようにポッポッポッポッと腰掛けて雑談をしてるんですね。日本人は高い欄干の上に腰掛られるなんていうな体型じゃないんだけど、彼らはヒョンヒョンてね、まことに小鳥のように並んでてね、線路ですからね、そんな危ない所で、冗談言いながら笑いさんざめいてる。一々の行動がまことに日本人とまったく違うんですね。駅の構内にいた靴磨きのオジサンの所に足をヒョイと乗っけて磨かせてる。そばに行ってジーと見たら、僕の目の高さが彼らのヒップなんですよ。足が長いですからね。軍服の中ははちきれんばかりの筋肉ですね。出てる腕は毛むくじゃらですよね。それからある種の、異臭っていうのかな、西洋人独特の匂いが、体臭ですね、そういう色んな五感全てが違った人種、違ったカルチャーを感受してね、非常に子供にとっては鮮烈な記憶ですね。僕の友達で、誰か、言うとガムやチョコレートくれるぞと言う話を聞きましてね。何て言うんだってったら、「ギブミーチョコ」とか「ギブミーガム」って言えって言うんですよね。それ覚えて、側によっては「ギブミーチョコ」「ギブミーガム」って言うとね、尻のポケットから出してくれるんですよね。赤鬼どころかサンタクロースみたいなもんですよ。一遍に親米派に転んじゃいましてね、情けないんだけど。

9月12日 シンガポールで英軍への正式降伏式。板垣征四郎大将が出席。

石井好子さん(83 シャンソン歌手)当時23歳。昭和20年のこの頃、石井さんは夫が結成したジャズバンドに歌手として参加することになり初舞台を踏もうとしていた。夫は突然ニューパシフィックオーケストラっていうジャズバンドを結成したんですねえ。そしてそのリーダーだったのは森山良子さんのお父さん、森山久さん。トランペット吹いて歌う方だったんですね。森山久さんは「ゼロアワー」(戦時中の米軍向けのラジオ番組)の一員でアメリカの2世でございました。そんな関係で、森山さんと親しくなって、ジャズのバンド作ろうという話しになったんでしょうけど、そのあたりは私は何の相談も受けて無いし、わたしは自分とジャズっていうのはとても遠いものだと思って、ドイツ歌曲を専門にしてましたから、何もわからないし、わからない人に話しても仕方が無いって思ったのか、聞いてないんですね。突然ある日「ドリーム」っていう歌の譜面をね持ってきて、ちょっとこれ歌ってくれよって言われたんですね。とても綺麗な歌で、これなら私歌っても良いかな~なんて言ったら、そうそうすぐ歌って欲しいんだって言うから、ええーって言ったら、作ったジャズバンドが今度進駐軍のいるとこで演奏するのに歌手がいないから、一曲で良いから歌ってくれってこう言われたんですね。なにしろ日本にもジャズの演奏者は沢山いらしたんですよね、戦前は。ところが戦争中ずーっとジャズは禁止になって、敵国音楽っていうんで、禁止されて、うずうずうずうずしてた方達が、ジャズバンド結成って言った時、パッーとみんな手上げてね、一流中の一流の人達が集まったジャズバンド、それが「ニューパシフィックオーケストラ」と言ったんですね。22,3人のメンバーだったかしら。9月のある日ですよ、覚えた歌でね、着る物無いんですよ、もんぺとかね、よそゆきの洋服なんて無いから、ブラウスにスカート履いてご出演ですよ。行った所はね、私の記憶では横須賀だと思うんですけど、電車に乗って行ったんですよ。横須賀の米軍キャンプに連れてかれて。何しろジャズバンドが素晴らしいんですね。だから熱狂したんですよ、米軍達が。万雷の拍手で、みんな騒いで、大騒ぎ。特に私なんか綺麗なイブニング着てたわけでもない、ブラウスとスカート、若かったから、出てっただけで、私の声なんか聞こえないですよ、キャーと言われて。その中で「ドリーム」って歌いましたね。それが私の戦後のデビュー。

作家、当時医学生の山田風太郎の日記「「東条大将はピストルを以て……」ここまできいたとき、全日本人は、「とうとうやったかー」と叫んだであろう。来るべきものが来た、という感動と悲哀とともに、安堵の吐息を吐いたであろう。しかし、そのあとがいけない。まぜ東条大将は、阿南陸相のごとくいさぎよくあの夜に死ななかったのか。なぜ日本刀を用いなかったのか。逮捕状の出ることは明々白々なのに、今までみれんげに生きていて、外国人のようにピストルを使って、そして死に損っている。」(私は自殺なんかそう簡単に出来ないと思います。死刑になるまで生きてたって良いじゃんと思います)

9月13日 戦犯指名された小泉親彦元厚生大臣、自決。
東ニューギニアで第18軍司令官がオーストラリア軍に降伏調印。

常盤新平さん(作家 74)当時14歳。仙台で中学2年生。アメリカ兵は日本各地に駐留していた。常盤さんは日米会話手帳と言う本を買った。今の文庫本の半分ぐらいのサイズでしょうか。60ページありましたかねえ。背とじのね、ホントに薄っぺらな本です。中身は道案内だとか、食べ物屋での案内だとか、簡単に書いてます。今は何時ですか、時間の聞き方とか、英語で書いてあって、左のページに英語が書いてあって、右ページに翻訳が書いてあって、英語の活字の上にはカタカナで発音が書いてあったんじゃないかと思います。せっかく手に入れた日米会話手帳だったが、常盤さんは使わずじまいだった。それ見てたら間に合わないから。実際には街角のアメリカ兵、黒人の兵隊もいたし白人の兵隊もいましたけど、話しかけるチャンスは無かったです。近づく事がかなわなかった。みんな、気後れしてたんじゃないかと、特に東北の人間ですから、気後れして話しかけなかったんじゃないかと思いますね。

9月14日 元文部大臣、橋田邦彦、自決。
日比谷公会堂で日響定期演奏会が再開される。

9月15日 神宮外苑野球場、競技場、進駐軍による接収決定。

堀田力さん(71 弁護士)当時11歳。昭和20年のこの日は疎開先、兵庫県浜坂の国民学校5年生だった。戦争が終って、学校での教え方はガラッと変わったですよね。それまでは堅苦しくて、うっとうしくて、重苦しい、そういう学校だったのが、戦後、自由、解放と言うことで、あれぐらい爽やかと言いますか、気分が転換した事は無いですね。戦争中はそんなもんだと思ってるわけですよね。クラスの先生ももちろん軍隊方式で、若い当時独身の先生が問答無用と書いた棒を持っておられて、それでいきなりガーンとやられるんですよね。問答無用ですから何でやられたのかわかんないし、聞いても問答無用なわけですから。それが戦争が終って、まず問答無用棒が消えますよね、軍事教練が消える。こんなにすがすがしい事は無いですねえ。堀田さんはこの年の通信簿を大切に保存している。一学期と二学期で明らかな変化があった。武道が無くなってますね。この武道でやられたんでしょう、軍事教練は。一学期は体錬には根気を持ち当たる事、二学期は体操見学をしたから。もう戦争終っちゃって自由になってから、体操サボってたんじゃないですかね。ホントに体錬がいやだったんですよ。休めるようになった所が大変化ですよ。二学期になっても、これまでと同じ教科書が使われたが、いくつかの科目では生徒自らの手で修正が行われた。墨を持って来いって言うんで、墨を持ってきて先生のおっしゃる所を消していく。もう戦争の嫌な所を押し付けられる所、そういう所がどんどん消えていく。それまでは軍国主義一本で、ぶん殴ってた先生が、ここを消しなさいとおっしゃるわけですからね。これも不思議な感覚で、うーん、大人ってそんないい加減なのかって思いも一方ではやっぱりありますよね。非常に大人に対する不信感、勝つと言ってて負けた、そういう大嘘つきの大人。その大人達が、どんどん、先生も含めて新しい価値観に変わっていく。それ自体は快い事なんですけど、同じ、子供にとっちゃ、ずっと信頼してきてるその大人が、180度変わって行って、前の事謝った人が誰もいないですよねえ。謝らない。間違った事を教えたんなら、間違ったっていう事をまず謝らなきゃ、勝手にすぐ消すだけで済むのかと。戦争にあんだけ勝つと言って、なぜ負けたんだ。負けて、それが良いっつんなら、そこはなぜなんだ。そういう事も教えてもらえない。で、本人は謝らずにケロッとして、今度は新しい事を教える。大人は信用できないと言う思いも非常にありましたねえ。

9月16日 香港守備隊がイギリス軍に降伏調印。

9月17日 枕崎台風が西日本で猛威。死者、行方不明者、3756人に及ぶ。
マッカーサー元帥、日比谷の第一生命ビルの連合国軍総司令部に入る。
重光葵(まもる)外相辞任、後任に元駐英大使の吉田茂。

9月18日 赤木春恵さん(81 女優)戦争中、かつて満州と呼ばれていた中国東北部で軍や開拓団の慰問活動を行っていた。昭和20年のこの日はソビエト軍占領下のハルビンにいた。当時の赤木さんは兄嫁とその子供との三人暮らし。身の回りの物を売ってようやく食いつないでいた。街路で日本人の着物売ると、絹なので、長襦袢なんかロシアのおばさんがワンピースにして着るんですね。後で見ましたけど、なるほどと。そういうのが売れたのが食べる事に助かりましたね。バザールに買い物に行くんです。お米も一斤、二斤(一斤=600グラム)とか、そんなような買い方でしたけど、少しずつ少しずつ勝って持って。パンパンと銃声は非常になるから、ピタッと陰に隠れて、両方見て、ダッーと走る。初めは北京旅館という所、旅館と言っても旅館ではないですが、大きな建物の一階に私達はいました。ソ連が来ると同時に、日本人は五階へって言うので、五階へ上がって、中国人が四階とか、三階まではソ連軍が全部入ってきたもんですから。ソビエト軍の日本女性に対する暴行は日常化していた。赤木さん達は怯えた。夜になってくると、ドンドンドンドンって、女を見つけて、日本人のいる階へドンドンドンドンやって来て。ホントはいけない事なんでしょうけど、若い兵隊がやってきて。戸を開けないと小銃みたいな、マンドリンみたいなのでダダダダダッとやられますので、そうっと戸を開ける。私達はね、良い考えがありまして、女優ですから、夕方になるとお婆さんに化けちゃうんですよ。一番汚い衣装を身にまとって、顔はもうどうらん塗って、影をつけて、頭はねえ、粉白粉とか練りおしろいでサッサッサッと刷毛でやって、白髪になります。とても汚い女達の集まり、3,4人おりましたけれども。ドンドンドンって、フッと開けたら、変なお婆さん達がいたら、ニェ・ハラショ(ここは駄目だ)って言って又次を探す。それで私達はホント命を救われましたねえ。

」9月19日 GHQ,日本の新聞に対し規制。連合国に対する破壊的批評や公安を害する記事を禁止する。
内務省、民間の刀剣所持を禁止。日本放送協会が実用英会話放送を開始。

服部公一さん(72 作曲家)当時12歳。昭和20年のこの日は山形市にいた。前日住んでいる町に米軍が進駐してきた。ほんのわずかの間に山形の少年にもアメリカ人や英語が身近な存在になっていった。英語会話のパンフレットみたいなのが売り出されて、それを買って持ってきた奴がいましてね。新聞紙みたいな粗末な紙に印刷してあり、それを畳んであるだけで、切ってないんだよね。カタカナで「ハウ ド ヨ ドウ」「ナイス チュー ミーチュー」。僕の一番側にいたのは、たぶん司令官だと思うんですけど、ホスカ中佐ってのがいたんだよね。なぜホスカって名前を知ってるかと言うと、表札にカタカナで「ホスカ中佐」と書いてある。ホスカ中佐がいなくなってもホスカ中佐と書いてあるんですよ。

当時医学生だった作家山田風太郎の日記「鈴木前首相が米人記者に、大命降下当時から和平工作の意志があっただの何だの、得々として語っている。しかも国民には最後の一兵までとか何とか演説しなければならなかったこともよく分る。しかしである。彼の叫びに応じて死んでいった特攻隊があったということを思わないのか。東条でもそうである。死に損ったのち、なぜ敵将に自分の刀など贈ったのか。「生きて虜囚の恥しめを受けることなかれ」と戦陣訓を出したのは誰であったか。」

9月20日  東京湾で大量の鰯水揚げ。都民一人当たり五尾配給。

船越義彰さん(80 作家)昭和20年のこの日は沖縄本島名越市久志にある収容所にいた。けして良い生活環境とは言えなかったがそこにいる誰もが明るかった。一つのうちに何所帯も入った。ヤギ小屋やブタ小屋にわらを敷いて(ヤギ、ブタはいない)、屋根をつけて寝た。汚くないです。綺麗でした。一番何と言っても良いのは弾が飛んでこないと言うことです。みんな同じような境遇だったので、バカにしなかった。思いやりもあった。沖縄の言葉で誠になったと言いますが。船越さんは市役所から呼び出しを受けた。ローマ字が書けるかと聞かれ、書けますと言ったら、書記に採用された。名簿を作るのはアメリカ人との関係なので、名前、性別、歳、本籍地、それをローマ字で書かなくちゃいけない。現物給与だった。避難民は一日一合いくらあたりの配給があるんです。現物給与として配給券をもらった。芋一斤とかメリケン粉一合とか。普通の避難民でも作業に従事してるんです。村の作業です。農耕班(農耕地に手を入れる)、清掃班(村の道を綺麗にする)、漁業班(魚を獲りに行く)、衛生班(汚物を担いでいく)、そういったもので作業に行くと現物給与をもらえる。沖縄では戦後餓死した人はいなかったと思うんです。

漫談家、徳川夢声の日記「焼酎を飲みつ放送を聴く。邦楽小品集というもので、まず小唄勝太郎である。その中の「お染」というので“恋ざかり”という文句が出る。此間までこんな文句は絶対マカリナランものであった。吉村りうの小唄“とかく浮世は色と酒”なんて文句が出てくる。えらい変わりかただ。霧島の「誰か故郷を思わざる」。これは聴いているうちに、つい引き込まれて了う。これを聴いていると、悲しい寂しい気持ちになる。

9月21日 山田耕筰を団長として東京音楽団が結成される。

9月22日 GHQ、原子力に関する研究の禁止を命令。
GHQ情報部、映画制作会社代表を集め、民主化促進、軍国主義撤廃などの政策方針を通達。

宮沢喜一さん(85 元内閣総理大臣)当時25歳。昭和20年のこの日は戦後すぐ発足した東久邇内閣の大蔵大臣秘書官だった。この内閣で最初に議論されたのは、進駐軍が来てからの治安問題だった。閣議で一番最初に決めた事は慰安所って言うんですか、女性達のクラブみたいなものを、大森海岸に作ったんだと思いましたけどねえ。私の経験によると実にアメリカ軍の軍規とういうものは、しっかりしてましたねえ。進駐軍の先遣隊は日本に入るとすぐに、占領統治の準備を始めた。大蔵省には建物を明け渡すように命令してきた。私秘書官やってましたが、大臣室へ指令書を持ってきまして、3日間、72時間だったかなあ、明け渡せと言う。有楽町にあいてる銀行の建物を借りて、大臣室はそこにいたんですねえ。この時宮沢さんは大蔵省の倉庫に米軍に引き渡すのが惜しい品物が大量に貯蔵されている事を知っていた。当時大蔵省は塩を管轄してたんですねえ。専売だったんです。塩を大蔵省の倉庫に持っていたんですねえ。それを占領軍に引き渡さなければならない。塩というのは大変貴重な財産なんで、何とかして占領軍が来る前にどっかに移せないかなあとみんなで苦労した覚えがあります。夜中に持ち出したような記憶がありますけどね。

喜劇俳優、古川ロッパの日記「電車が来ると大混雑、えいと飛び込むと、生憎米兵が沢山乗ってゐる。一人の米兵が、「タバコ」と僕に呼びかける。見るとチェスターフィールドの十箱包を見せて、「スリーハンドレット・フィフティー」と言う。相場ぢゃ三十円故、高いのだが、「オーライ」と、ズボンへ手を突込んで三百五十円出すときの格好は自分乍ら、いやな姿であった。それから此奴、缶詰を一つ出して、「フィフティー」と言ふ。手にとってみると「ビーフ・ベヂタブル・スチウ」とある。これも買はされた。

9月23日 進駐軍向けラジオ放送AFRS放送開始。
京都大学グラウンドで戦後初のラグビーの試合開催される。

金子兜太さん(86 俳人)当時26歳。昭和20年のこの日は捕虜として南洋のトラック諸島にいた。もともと日本海軍の基地だったこの島に上陸した連合国軍は残っていた日本兵を一箇所に集めた。日本軍の中心基地は夏島だったわけですね。そして春島があり、秋島があり、冬島があり。春島に米軍が進駐してきた。春島に日本人の軍人、軍属を集めた。そして捕虜収容所に入れさせられた。連中はガムガムガムガム、日本軍との交渉の間にも噛んでいた。

9月24日 BC級戦争犯罪人が発表される。
8月24日の皇国義勇軍による島根県庁襲撃事件、一ヶ月ぶりに記事解禁となる。

9月25日 関西進駐の米軍第一陣が和歌山に上陸。青森、新潟にも進駐。
山下奉文大将がマニラの戦犯裁判で起訴される。

妹尾河童さん(75 舞台美術家)当時15才。神戸の中学3年生だった。昭和20年のこの日妹尾さんは関西への第一次進駐軍が神戸の町にやってきたのを目にした。この日、進駐軍ってどういう兵隊達か見に行った。三日間学校休みで。混乱を避けるためにって言うんでね、とにかく街の中へは出るなと言われた。進駐軍がやって来るはずの道っていうのは、両側に警官が並んで、非常にビクビクしてました。やってくるのを見てびっくりしたのは、みんなジープに乗ってくるんですね。なぜビックリしたかと言うと、日本の兵隊は歩兵と言うのは、歩く兵隊なんですね。車に乗って戦争なんかしないんです。彼らはジープに乗ってやってくる。あるいはトラックの乗ってやってくる。全部車です。そして彼らは手を振ってね。沿道の市民達も、この前まで鬼畜米英と言っていたのに、みんな手を振ってましたね、歓迎の意味で。僕がビックリしたのは彼らが持っている銃なんです。僕は教練射撃部というのに入っていたんです。教練射撃部と言うのはおそらく兵隊よりも沢山に実弾射撃をさせられたと思うんです。本土決戦に備えて、敏捷に動ける中学生の方が使い物になると思ったんでしょうね。後で沖縄の少年達が実際に戦ってますから。一発一発、精神を込めて、必ず狙って撃てと言われたんです。弾を無駄にするなと言われて。三八式歩兵銃で訓練したんです。これは実弾を五発入れる事が出きるんです。撃ったら、槓桿(こうかん)を引っ張り、薬きょうが飛び出し、次のが入る。どんなに早くても、一旦引っ張り、又入れてという作業をしないと撃てなかったんです。アメリカ兵はすごく短い銃を持ってたんです、ジープの上で。もっと見たいと思いました。何だと思いました。槓桿が無く、弾が入っているらしい箱がある。もっと見たい。何とかしてアメリカ兵のいる所に行こう。アメリカ兵の病院に行ったんです。慰問と言うことで。彼の似顔絵を描く。描いて親しくなったら銃を見せてもらおうと思ったんですね。案外簡単に見て良いよと言うことで、持ってきてくれたんです。触ったら軽いんですねえ。三八式歩兵銃というのは3950グラム。四キロ近いんですね。アメリカ兵の銃は目方を量ってもらったならば、2500グラム。箱の中に15発の弾。しかも、引いて、最初の弾を送り込むと後は引き鉄を引くたんびに、撃ってたんですね。三八式歩兵銃と言うのは、明治38年に制定された銃なんです。昭和20年まで40年間も使われていた。だからこの間に改良が無いんですね。小銃の差は戦争の始まる前からあったんです。

9月26日 青島幸男さん(73 タレント)当時13歳。東京の中学一年生だった。昭和20年のこの頃、復員してきた父親が、稼業の弁当屋ではなく、日本橋で旅館を始めると言い出した。終戦一ヶ月経ってからの話しだけれど、前にうちの、強制疎開で壊されちゃった弁当屋があったんだけれど、その前のうちに子供の頃から眺めてた病院があったんだよね。元、軍医さんだった人が主治医をやっていたささやかな病院なんだけど、そこが6,7部屋あって、二階にもトイレがついてるし、下にもトイレがあるし、お風呂場もある。ここを上手に改造すれば、旅館になるんじゃないか。元々日本橋って言う地区は呉服屋さん、問屋なんか多かったし、幸か不幸か焼け残ったからね、繊維の名所の関西辺りからも、多くの売り手だとか、買い手だとも来るんじゃないかなと。そうなりゃ旅館業をするともうかるぞ。少なくとも子供らと一家の食うに困らないぐらいの生計は立てられるはずだって計算をしたらしいんだな、親父が。父親は半分焼けた病院を旅館に改築するため、材料集めに走り回った。親父が木場行って、材木を石(こく)で買っちゃうんだ。尺の角でね、二間の奴を一石(いっこく)って言うんですよ。これ一石でねえ、板にして何枚取れるからね、計算尺なんか使って即座に計算しちゃうんだって。それでこれを何枚、何ミリの厚さの板に挽いてくれってねえ、挽かせてねえ、すぐ大工に削らしたりなんかして、うち立てちゃうんだよね。屋根の葺くのに、ブリキの板が何枚あったら、何坪になるからね、いくらになるって計算をすぐ計算尺でやってね。その頃トタン板なんて闇だったんだよね。それ仕込んできてねえ。その頃屋根屋さんも、そこまで手が回らなかったんだね。全部親父がやってね、旅館にしましたよ、病院を改造しました。うちの旅館を利用なさる木綿問屋さんが多かったですね。お勝手でも良い、寝床無くても良いから、泊めてくれって人で満杯だった。部屋数にして7,8部屋しか無かった旅館に多い時で40人以上泊めたって言うんだから。だって断っても断ってもお客が来ちゃってね、台所でも風呂場でも良いから泊めてくれって言うんだって言うんだから困ったもんだよね。三食なんかもってのほかだ、外食券食堂に行ってめしを食ってくれば良いんだから、泊めるだけ泊めてくれって言ってね。とにかく日本橋界隈にいなきゃ商売になんないって事でね。旅館でお互いに持ち寄った品物をその場で売り買いして、商売にして、そのまま帰っちゃった人もいるくらいだから。旅館をアパート代わりにする長期滞在者もいた。中にはね、何か良く分らない入れ墨の先生なんてのも、住んでたりしてね。カストリなんて言うのがあったんだね。メチルアルコールを水で薄めて、酒に入れて飲んだりして、メチルアルコール中毒なんてのがね、盛んに出た頃だよ。その頃その入れ墨の先生がね、ある日突然、メチルアルコール中毒で死んじゃったりしてね、大騒ぎだった事があったんだねえ。

当時医学生だった作家、山田風太郎の日記「午後、寮のおばさんと林檎を買いにゆく。全部で十五貫買う。一貫十六円也。「ポリに気をつけておくなんしょ。どう逃げるかって?ま、何処で買ったかと問います。知らんなぞいったら、そらっとぼけるなと叱られますよって、正直にいったほうがええ。値は勿論公定で一貫三円……」と、老翁大いに心配す。狡猾と傲慢その面にてらてらと赤く輝く。戦争中に農夫が得たる新しき表情なり。

9月27日 天皇、マッカーサー元帥を米国大使館に訪問。

津本陽さん(76 作家)昭和20年のこの日、関西に進駐するアメリカ軍が、和歌山に入ってくるのを見物に出かけた。一杯なんですよ。手前の方は小さい駆潜艇とか駆逐艦とか、だんだんだんだん巡洋艦になって。それで奥の方に戦艦とか航空母艦が並んで。その間に水兵が小さいモーターボートに乗って、一人乗りのね、立ったままで、今の波乗りするようなああいうちっこい板にエンジンついている。そんなんでパッーと方々連絡に走り回ってる。台風と言うほどのものでもなかったんですけれどね、吹いたんですね。そしたらアメリカの海軍と言うのはそういうの知らないんですよ。和歌浦にはずっと防波堤がありますからね、すぐ側についた(?)駆逐艦や駆潜艇がね、みんな乗り上げるんですよ。それを見物に行っていた我々ぐらいの若い男の子がね、わっと呼びかける。向こうが最初呼びかけて来たのかも知れないですよ。一杯舷側に集まってね。いつのまにやらお互いに歌のね、交換が始まったんです。9月ごですから、暑いから夕方からですね、堤防の上に若い男が一杯になって、一杯電気つけましてね、サーチライトも照らして、歌の交換をやるわけです。その当時の流行歌を歌うと、向こう方はそれに対して二部合唱なんかやるんですよ。それでまたこちらの方は合唱したりね。向こうも褒めてくれたりするんですよね。それで「アンコール」なんてやるわけですよ、こっちも。向こうはもう喜んでね、又歌う。それでねえ、口笛を吹いたりねえ。そのうちにね、ロープを向こうから投げてくるんですよ。カゴがスッーと下りてくるんです。それにね、物々交換しないかと英語で書いてあるわけです。日本人形とかね、ちょっとした瀬戸物とかを入れて、紐を堤防の上に上がると、向こうの方にピューッと下りていくんです。中にラッキーストライクとかねチェスターフィールドとかねキャメルだとかカートンで五つぐらい入れてくれるんです。お菓子とかもねくれるんです。パイナップルの缶詰だとかね。それでみんな家の中の要らない物捜して、便所に置いてた香炉とかね。そうすると思いがけないものをくれるんですよ。

漫談家、徳川夢声の日記「中野花柳界ノ小母サンアリ、アメリカ兵タチノ女買イノ実情ヲ語ル。大和撫子ノ特攻隊ノ話大イニ銘記スベシ。或る夜、一人の妓の酔いたるが、憲兵にしなだれかかり、正にキッスせんとす。この状を見て、群集の日本男児ども、彼女を罵る。彼女柳眉を逆立てて曰く、「あたしたちがいればこそ、手前たちの嬶アや娘が無事でいられるんだよ。何を言ってやがんだい!」と。日本の男ども、グーの音も出でざりし」となり。

9月29日 三木睦子さん(88 三木武夫記念館館長)当時28歳。昭和20年のこの日は夫で、後に首相となる国会議員の三木武夫と目白の雑司ヶ谷に暮らしていた。夫の三木武夫は留学経験もある米国通だったが、戦時中に国会議員であった事の責任を感じ、政治家を止める決意をしていた。 大変なショックで、彼は田舎に帰って頭でも丸めようかぐらいの事考えたんだろうと思うんだけど、私が「そうはいかないでしょう。みんな、アメリカの事なんかろくすっぽ知らない人がね、そこらじゅううじゃうじゃいるんだから」って言って、だからむしろ、又アメリカの事も良く知ってるんだから、国会に留まっても少し日本の国のために働いたらってそう言ったんですけれども。なかなか本人はね、辞めようと決心していて、考え込んでたようですけれども。再出発を決意した一家は、雑司ヶ谷で借家生活を始めた。そこには多くの人が集まってきた。学生さん達も下宿屋なんてないから、みんなぶつぶつ(?)寄って来たりするから、満州やなんかから引き上げてくる人はどういうわけだか、ちょっと足場(?)に寄るんですよ。満鉄のお偉い理事かなんかした方も、単身、奥さん達どこへ疎開してるのかわからなくて、単身引き上げてきて、いるとこ無いから、三木さん、お世話になるわ、なんて言って。それから、親戚の者も、夫婦で子供を2,3人連れて、そんなに大勢泊まれないのよって言ったんですけど、まあ、一日二日泊まって、郷里へ帰っていく。その他、まあまあ、色んな人がやってきてましたね。満州から引き上げてきたってあれ、満鉄の社員でもあったのかしら、まっ白い綺麗なズボンをはいて、いやにダンディーなのもいましたよ。東京の連中はすすだらけ、汚れてひどいのにね。家には常時20人以上の居候がいた。生活費はどんどんふくれあがった。食事なんか毎日おいもですね。までも、徳島っていうねえ郷里がありますから、お米なんかもこそこそ運んでもらったり、良いおイモも結構届いてきたり。ただやっぱり夜通しおイモを焼かなきゃいけないから、8本なり、10本なりを、大きな電気コンロの中へ入れて、焼くわけです。夜中にメーターが回ると、電気代が大変だから、メーターを朝、ひっくり返すわけね。回っちゃたぶんを元に戻すと。でも、そういう事上手にやるお嬢さんがいましてね、ちょっと踏み台持ってきて、こうやって天井あれして、回すわけ、毎日。で、みんな、協力してそれぞれにね。朝、新聞にくるんで、おイモを持ってでかけ。でも、そりゃあお手洗いは、ずらっと並んだお手洗いが、臭くなってね。すごい臭いんですよ、おイモなんかばっか食べちゃって。

9月30日 金田龍之介さん(77 俳優)当時17歳。大阪都島工業学校の4年生だった。昭和20年のこの日、母親と一緒に集団疎開している妹と弟を迎えに行った。貨物列車に乗せられた。座る所の無い普通の貨物列車。夜中に敦賀かどっかに止まった時、貨物列車って止まるときガターンガタガターンとなるのね。そのたんびに目が覚めてね。妹達が疎開していたのは石川県小松のお寺だった。妹はお寺の庫裡の濡れ縁みたいな所で集まって遊んでいた。僕達が入ってきたら、おかーちゃん、にーちゃんってニコニコしながら飛び出してきた。弟の方は又違う所のお寺にいたんですよ。妹を連れて三人で違うお寺へ行って、金田壮輔って言うんですよ、壮輔はいますかって言ったら、寄って来るんですね、子供達が。ジッーと顔を見て、ポカーとして見てるんですが、壮ちゃんって見たら、いたんですね。何か知らないけれど、しりごみしましてね、あんまり物も言えないような、泣きべそかいて。そのうち馴れて。脚もこんな細いんです(手で握れるぐらい)、手でもね、ひょろひょろと背だけ伸びて、顔が細いもんだから、可哀想だなあと思ってね。あんまり惨めな形だったんで、お母さんが近所の温泉で一泊させてやろうと、おできなんかも出来てるしね。山中温泉に行って、旅館捜して、一軒入って聞いたんですけど。上から下までじろっと見るって感じですね、女の人がね。結局今うちは一杯です、お泊めする事出来ないわって言われて。もう一軒、ちょと規模が小さい感じの温泉旅館でしたが、そこに泊めてくれて。その時妹が、お寺に特攻隊の兵隊さん達が沢山いて、可愛いお嬢ちゃんや、お嬢ちゃんやって言いながら、遊びにおいでなんてね言うてくれるんでね、良くちっちゃい女の子同士連れ立って行ったなら、喜んでくれたわ言うてね。歌を習ったとか言ってね、そういう歌を教えてくれたりね、聞かせてくれたりした。貴様と俺とと違うんですね。“重い泥靴”「雨に打たれて アカシヤの 花もこぼれるぬかるみを 重い泥靴踏みしめて 進む緑(?)の戦線へ」って歌なんですよ。


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翼の生えた魚

「翼の生えた魚」絶対少年 第19話 ☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 脚本:浜崎達也、伊藤和典 絵コンテ・演出:木村隆一 作画監督:堀内博之、渡辺浩二

 桜木町のガード下。許可を取って描かれたストリートアートは一キロも続いているそうだ。
 1970年代後半、地元のポップアーティストが描いたのが始まりと言われているそうだ。
 「Trust your Self」の絵の前に佇む藤堂麻子(水野理紗)、
通りかかった巡査(飯田征利)にこの絵を描いた人を探せるかと聞く。
 いつの間にか描かれてて、いつの間にか消されるから作者を捜すのは難しいらしい。
 「シュールな絵ですよね~、これ」と巡査。「シュールってどういう意味か知ってます?」
 「えっ。ああ、変わってる、普通と違う、とかですか」「フランス語で、ちょうって言う意味です」「ちょう?」
 「若い子達が、超可愛い、とか言う時のあの超。だからシュールレアリズムは超現実主義」「ほおお」
 「理性に捕らわれず、夢や幻想、そんな非合理的な世界を表現する事で、人の解放を目指す。
二十世紀の二つの世界大戦の狭間で、そんな運動があったんです」
 「その運動の一環なんですかねえ、この絵は」「違いますねえ」「はあ?」
(おお、勉強になるなあ。私も感じで適当にシュールとかダダとか言っていましたね……)

 自室の壁に背をつけて座り、頭を壁にぶつけている谷川希紗(小林晃子)。
 「何で?…どうしてよ?…最悪。…バカ」ブンちゃんが良くいた天井に吊るしたバケツを見る希紗。携帯が鳴る。 開いて、そのまま携帯を真っ二つに割る希紗、ブンちゃんの中心になる物体をじっと見て、涙を浮かべて、
鼻をかむ。
 電話をかけたのは小早川成基だった。自室の窓から外を見る成基。

 電話でなんかあったかと深山美紀(三橋加奈子)に聞かれている逢沢歩(豊永利行)。
 須河原晶から美紀に電話があり、歩の連絡先を聞かれたと言っている美紀。
 混乱しているから、もうちょっと考えてから話すと歩。
 歩は携帯番号を教えても良いと言うが、美紀が須河原の番号を預かってると言う。

 「ときみや」に来た藤堂麻子、土岐宮はな(渡辺美佐)とは顔なじみらしい。

 真壁正樹(甲斐田ゆき)とこの間の事件を検証する須河原晶(松本美和)。
 暖色系の光り二つは向こうに飛んで行ったと正樹。
 二種類が争ってるのかなと正樹、「ああっ!」と突然大声をあげる。
 彼の疑問は大和理絵子が見たのはどっちなのかと言う事。
 「よし、少年、話してごらん」と須河原、顔をきりりとして言う。

 「Trust Your Self」の絵はどうやら藤堂麻子の知り合いの絵。
(わりと胸が大きいぞ、藤堂麻子。Eカップ以上か…)
 なんとその作者は藤堂麻子の昔の男…。

 大和不動産屋のちょっと手前になって歩みを止める正樹。「何?」「僕、今日はここで…」
 「友達なんでしょう?一緒に会おうよ」「でも、僕…僕は理絵子ちゃんに嫌われてるから」
 後ろを向いて駆けてゆく正樹。「おーい、しょーねーん」
(わかるよ、正樹。会いづらいよね。そう簡単には強気にはなれないよね)

 例の絵の前でため息をつく藤堂麻子。小学生三人組が走って通り過ぎるが、一人が携帯を落としてしまう。
 麻子が拾って、彼に渡す。拾うために腰をかがめた時に、柱の下の方に描かれた翼のある魚の絵に気づく。
 魚の頭が向いている方の柱の下を見るとやはり同じ絵が描いてある。

 大和理絵子(佐土原智子)の部屋で理絵子の話を聞いている須河原。
 彼女は暖色系と寒色系が戦っていたと話す。
 もっと詳しく話してもらえないと言う須河原に「私、それ、もうどうでもいいんだけど。
何でそんな必死なの?」と言う理絵子。
 「必死?」「別に、そんなのどうだっていいじゃない。他に大事な事一杯あるでしょ」
 「私にとっては、それ、最重要課題。なぜなら私達も見ちゃったから」「あっ。達?」
 「真壁正樹、谷川希紗、小早川成基、そして…私」「見たの?」「見た」
 須河原、ICレコーダーを出し、「情報交換しよう」と言う。
(不思議な事を見たのに、どうでもいいと言う彼女は何に拘ってるのか。
普通は聞きたいという人には軽く話しそうなものだが。
どうでもいいと言いながら手をギュッと握りしめているのも彼女の妙な拘りを感じる。
割と世界観が単純で、それからはみ出すものは、苦手なのかな。
いや、わからなくてもやもやするのが苦手なのか…。頭良さそうに見えるんだけど、深みがないような…。
それとも考えすぎる性格なのかな。まあ、若いし、私も彼女の深い心理が分ると言うわけではない…)

 羽の生えた魚の絵を追う藤堂麻子。看板に描いてあったり、石に描いてあったりする絵。
 そして街角の低い塀にも…。
 その先には公園があり、公園の入り口にある岩には上を向いた翼のある魚の絵が描かれてあった。
 ホームレスのごとき羽鳥次郎(郷田ほづみ)を見て、哀しそうな表情になる藤堂麻子。彼も彼女に気づく。

 喫茶店で向き合う二人。羽鳥の手は緑や赤の色で汚れていた(ペンキ?)。
 もしかしたら気づいてもらえるかもしれないと思って魚は後から描いたんだそうだ。
(もしかして羽鳥って、ひげを剃り、頭を整えたなら、ドビックリハンサムだとかして…)

 自室から希紗に電話をかける成基。 
 「おかけになった電話は、電波の届かない場所にあるか…」のボイス(須加みき)を聞き、ケータイを切る成基、がっくりと肩を落とす。
 そこに携帯が鳴り、急いで取る小早川成基(櫻井孝宏)。理絵子ちゃんからだった。
 「何だ、りえぞうか」と失礼な事を言う成基(何だとは何だ。気持ちはわかるが…)。
 理絵子ちゃん、須河原に話を聞いて、電話をかけたらしい。
(大きなしろくまのぬいぐるみを抱きしめながら電話している理絵子。そうしないと勇気が出ないとか…)
 「成基、責任感じて、へこんでるんじゃないかと思って…電話してみた。成基のせいじゃないよ」
(成基より希紗の方がへこんでいるぞ。まあ、女より男が大事よね)
 「でも、希紗に、あいつに会えって言ったの、俺だし」「でも、会うって決めたのは希紗でしょ」
 「そうだけど、…希紗は…」「あのね…」「ん」「私も見たよ」「見たって…何?」
 「オレンジ色の光と青白い光が戦ってるとこ。会えない?会って、話したいんだけど」「…わかった」
 ニコッと微笑む理絵子。「じゃあ」
(希紗への心配は丸っきりナッシングの理絵子。まあ、人間、完璧じゃないからな。人の事は言えない)

 俺の何処がいけなかったんだと藤堂麻子に聞く羽鳥。
 あの頃あなたは行き詰ってたと言う麻子に、行き詰った俺に見切りをつけたのかと羽鳥。
 「次郎君はねえ、行き詰った自分にさえ、酔ってたんだよ」と麻子。
 「結局、この人のやってる事はごっこ遊びなんだ、と思った。ひどい事言ってると思う。
でも、そう思ったら、もうダメだった」
 麻子、立ち上がる。
 「あなたの頭の中には、芸術家はこうあるべきだってイメージがあって、行き詰ってる時だって、
イメージの枠の中にいる自分に安心してた。
本末が転倒してるよ。人は芸術家になるために作品を作るんじゃない。
創造した作品ゆえに、芸術家と呼ばれる事もある。そんだけの事じゃない?」
 「言ってくれるなあ。でも、俺は…」「現代アートの一翼を担う、あの、羽鳥次郎だと?」

 夕焼けの空。窓の敷居(?)に手をついて、どっしるとしっしんに呼びかける歩。しかし彼らは現れない。
 ケータイを取り出し、左手の甲に書いた電話番号を見ながら、電話をかける歩。「はい、須河原です」「あの…」  「逢沢君?」「はい」「連絡くれると思ってた。一緒にやんない?」顔を左の方に向けて困った顔の歩。
 「気になるでしょ、暖色系の光と寒色系の光り、その相克。気になるから電話くれたんだよね」
 やはり困り顔の歩、ろくに返事をしない。
 「一緒に調べる気になったら、又連絡して。今はそんだけ。電話、ありがと」電話を切っちゃう須河原
(須河原、もう少し、余裕を持って対応しないと…)。
 窓の外では寒色系の光を追いかけている暖色系の光り。
(歩はやっぱり歩ね。須河原のノリにはついていけない。マイペース系だもんね。
私はマイペースを悪い意味で使っているわけではない。私も完璧なマイペース系だし。
確か新聞の川柳で「マイペース ゆっくりだとは 限らない」とか言うのがあったような…)

 夜。仲良く肩を並べて海辺を歩く羽鳥と麻子。「ナスの群青揚げ(?)…」「ん」「あれ、うまかったなあ」
 「好きだったねえ」「あれは本当にうまかった」「時間は人を美化するよ」
 「必ずしもそうとは言えないさ。忘れようとして忘れられず、ぬぐおうとしてぬぐいきれない記憶もある」
 「ねえ、あの羽鳥次郎が、ここでホームレス同然の生活をしているのは、なぜ?」
 「それが…自分でもよくわからない。
自分が何故、こうしてここにいるのか、…言葉にした途端、それは違うと思う。
言葉を連ねれば連ねるほど、本当の理由は曖昧になっていく。本当にわからないんだ」
 「うん」「だから絵を描き続けている」「答えが見つかるまで」「そうだな」「うん」
 麻子、羽鳥の方を向き、「もし、見つからなかったら?」「それも又良し」笑う麻子。「何だ?」
 「今の次郎君、良い感じだよ」驚いた表情の次郎君、微笑顔になる。「箱根は近いか」
 「近いねえ。箱根のお山はすぐ目の前」「今度、箱根のギャラリーで個展を開くんだ。案内送ろうか」
 「調べるから、いい。行けたら、行きます。次郎君は会場にいるの?」「…いないな」「来て良かった」
 「うん。会えてよかった。ありがとう」空高く飛ぶ暖色系の光。

 バーガー屋の窓側の席に座って何か飲んでいる理絵子。店の時計を見ると八時になる所。ケータイを開く。
 盤上の前に座っている成基。窓の外を通る寒色系の光り。
 成基、それが視界に入ったんだろう、窓の方を見る、その時には何も無いが。 ケータイに出る成基。
 何と成基、考えがまとまらないので、待ち合わせの場所に行かずに、家にいたそうだ(連絡ぐらいしろよ)。
 会って話そうよと言う理絵子に、「もうちょっと、時間が欲しい。今日はごめん」と電話を切る成基。
 成基、又、電波の届かない所にある電話にかけ、切って、ため息をつく。将棋の駒が乗った盤をけころがす。

 希紗、ブンちゃんを直そうと努力しているが、うまくいかない。
 彼女の後ろでは、彼女が造った魚の背びれの基の部分、ブンちゃんが光を照射した部分が光っていた。
 「ブン…ちゃん…」

感想:タルトがロクの声で、ロクがオカカ婆の声で、そしてオカカ婆がタルトの声でしゃべる予告。
 予告作画の後藤真砂子さんが全部考えて作っているのかな、この予告。だとしたら、すごいな。
 ロク声のタルトが、タルト声のオカカ婆の声を「何だか、可憐でしとやか。
湖の畔でさざめく小鳥達のような声だわ」と言っているが、タルト声の人が言わせているのか…。
 ところで、私は前に書いたとおり、絶対少年のDVDを買っているわけだが、そうか、タルトは潮音、
ロクは平五郎さん、そしてオカカ婆はあの、亮介なのね…。
 はっ、この前の予告で、本編が虚構で、予告が本当だと言っていたが、と言う事は、
オカカ婆が亮介の声を担当しているという事か…。
 なぜ、オカカ婆ともあろう者が、亮介の声を担当する事にしたんだ?
 オカカ婆は主役をやりたいとは思わなかったのか?ああ、それにしても、絶対少年は最高です!
 煩くなく、まったりとして、たゆたう時間。何度見ても飽きませんね。気持ちが良いです。
他の方のブログを見ての感想
 希紗がケータイを壊すという事は、外との繋がりが無くなるということなのね。全然念頭に無く…。
 メモリは復活できる。歩を呼び出し、パシリに使ってやれ、希紗。貢物ももらえ。
 と言っても、歩が悪いわけではないけど…。

絶対少年
絶対少年
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浜崎 達也〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常2-3日以内に発送します。

関連サイト
070-アーステイルー呼び出し中非常に面白い考察です。
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うに日記民俗学ですね、今の私は勉強する気満々です。
伊藤和典HOME PAGEこの藤堂麻子って、あの藤堂麻子?
加奈子天然300%絶対少年の打ち上げパーティー
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ちっちゃん俳句「に関する 確認しては 怒りかな」

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橋が落ちる日 他

「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」
原作:士郎正宗 シリーズ構成・監督:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸、西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司、常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Prodeuction I.G 

「橋が落ちる日 MARTIAL LOW」☆☆☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本:神山健治 作画監督:浅野恭司 絵コンテ・演出:河野利幸

自衛軍の出動が正式に決定した。
 荒巻大輔(阪脩)は茅葺総理(榊原良子)に時間をかせぐために国連に判断を仰いでみてはと提案する。
 荒巻は草薙素子(田中敦子)に国連の査察団が来るまで逃げ切れと電通で言う。
 彼らの会話の途中で電通が途絶する。有事法制に伴う局所的通信の規制だ。
 少佐は出島に潜入して、クゼを捕らえ、プルトニウムとセットで引き渡す事にする。
 少佐は入院中のイシカワ(仲野裕)に連絡し、
プルトニウムの半分をタチコマ(玉川紗己子)に持たせて寄越すから、
それを持ってスプリング8に向かってくれと頼む。

 クゼヒデオ(小山力也)は荒巻洋輔に声をかけられる。中国茶を出す店で会話を交わす二人。
 洋輔「一度向こうで見かけた事があってな」「そうですか」
 「台湾では大勢の人に取り囲まれておったが、出島ではお前の顔を知る人間は少ないようだ」
 「ここは、電脳化している人間が多かったので」
 「成る程。それで難民達に思想は伝播している訳か…。
最も、三百万人からの問いかけに答え続ける精神力を持っていてこそ出来る、神業ではあると思うがね」
 「でも、そこに落とし穴もありました」「落とし穴?」
 「そうです。水は低きに流れ、人の心もまた、低きに流れる(中国茶の急須にお湯をかけながら言うクゼ)」
 「ほお…」
 「思想ウイルスを乖離し、出島に戻った俺に、難民の多くがすぐに結線し始めました。
俺はその時から、彼らの意思を重視し、彼らの望みに助力する事だけを唯一の行動原理と決めた。
それで彼らのリーダーになる事は、さほど難しく無かった。
それ以外の意識にはフィルタリングをかけ、絶えず結線してくる難民の意識を、
俺の抱く理想と並列化できる様に努める。
俺は大戦直後、ユーラシアを彷徨し、システムの中の個人の存在意義を捜し求めた事がありました。
その途上、人は本来、他者の介在があって始めて存在しうる物だという事を、難民に教えられた」
 「自分の義務と権利を秤にかけて、権利に先に錘を乗せなくば、社会の規則に従いしも自身を失う事なし」
 「はい。その普遍的な思想が、とても口当たりの良い物に感じられました。
しかしその難民も、ひとたびネットを介し、ヒエラルキーの上層の存在を知ると、
その事を忘れ皆低きに流れていってしまう。
力を持てばそれを誇示したくなる。武器を持てば一度は使ってみたくなるのと同様に」
 「それが分かっていてなぜ事態をここまで引っ張った。
革命などという世迷い事が簡単に成就出来ると本気で考えていたのか?」
 「いいえ。ですが、俺が考える革命はもう少し先にある。
今はその革命のゴールである上部構造に、人々を向かわせる為の前段階だと考えています」
 「上部構造?それはヒエラルキーとは違うのか?」
 「ええ、違います。
今この地上を覆いつくさんとしているネットワークは、既に下部構造と化し、本来の目的を終え、
別儀を創造している。
そこからは不可分ながら土台たる下部構造に対し、確実に新義ある反作用を及ぼす存在となり、
上部構造へとシフトする。
(白いカラスが黒いカラスを伴い空へ飛び立つ。羽が舞い落ちる)それが俺の考える革命の定義です」
 「よくは分からんが、それを難民と共有することは出来るのかね」
 「潜在的には共有しているはずですが、具体的にはまだ」
 「儂も昔、人への興味から野に下った人間だ。
その老いぼれから一言言わせてもらうなら、今は理想より現実を優先するべきだ。
お前ならまだこの事態を止められる」

 素子達は軍の駐屯地に潜入し、ヘリに乗り込み、飛ぶ。
 それを予想していた合田一人(西田健)、出島一帯にジャミングをかけ、難民をクゼから引き離す事にする。
 そうすれば、難民は暴走するとの読みだ。クゼは電脳に素子からのメッセージを受け取る。
 それは素子達がプルトニウムを持って出島に来ると言うものだった。
 クゼはネットが断絶している事に気づき、戦闘が始まる事を予感し、大橋のバリケードに向かう。

 一人の難民の若者が命令も無いのに、自衛隊員を一人撃ってしまう。撃ってくる自衛軍。応戦する難民。
 戦車が出、難民が橋を落とす。

感想:液体の表現が素晴らしかったです。
 中国茶の色が足りないような気がしますが、ま、私は詳しく知らないし、液体の表現に魅せられたので良し、
って感じ。
 攻殻機動隊を見ると他のアニメの絵の質の低さが際立ち、困ります。音も良いし。
 戦争って一部の偉い人だけが起こす物ではないですね。戦争はなぜ起こるのかを書いた本があったけかな。
 戦争はいけないと言うだけではなく、どういうプロセスを経て起こったのかをこそ知りたいです。

「出島、空爆 NUCLEAR POWER」☆☆☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本:神山健治 作画監督:新野量太 絵コンテ・演出:橘正紀

 無人攻撃ヘリが出される。
 茅葺総理は独断での国連査察団要請は有事法制化での国家反逆罪と見なされると、更迭される。
 荒巻課長等も、国家反逆罪教唆の嫌疑がかけられ、軟禁される。
 クゼが武器を仕舞っていれば奴らは攻撃してこないと言って、難民達に武器を下ろさせようとするが、
無人攻撃ヘリが建物を爆破、応戦する難民。
 クゼは何人かの腕の立つ者を集めてくれと命じる。

 「以前、新浜難民居住区で行われた合同演習そのものですね」とタチコマ。
 無人攻撃ヘリ、ジガバチは自分と形状の違う機体に対して、無条件で攻撃を仕掛けてくる。
 それでもいかなければならない素子達。出島はどこも瓦礫だらけでヘリの着陸は無理。
 ロープで下りようと半分ヘリから出かけた所で、ジガバチが来る。逃げる9課のヘリ、舵をやられる。
 少佐、ビルの屋上に飛び降りる。

 荒巻等が軟禁されている部屋。
 プロト(杉山大)がタチコマ達と連絡を取るために机の下の床下の機械をいじっている。
 総理の更迭は事態が収束するまでマスコミにはふせられ、事後の責任を彼女にかぶせるつもりだろうが、
公式発表が無い限り、彼女は内閣総理大臣だ。
 まだ彼女の力が功を奏する局面はあると言うのが荒巻の考えだった。
 タチコマと連絡がついたプロト、少佐達がプルトニウムを持って出島に入ったという事を伝える。

 バトー(大塚明夫)達のヘリは不時着。そこにヘリが来、武装した者達が下りてくる。
 彼らは陸自のスペシャルチーム。

 ネット内で会話を交わしているタチコマ達。
 少し前から出島を囲んでいたイージス艦やヘリ空母が離れ始めている。
 掃海艇が放射能除去のマイクロマシンを散布し始めていた。
 核爆弾が使われた場合には先に散布しておかないと放射能の影響を最小限に抑えられない。
 なぜこんな事をしているのか、議論するタチコマ。
 「プロト君ならこの事態をどう推理する?」と突然聞かれ、どぎまぎするプロト。一体のタチコマがある事に気づく。 沖縄環礁から東に370キロ先、排他的経済水域ぎりぎりの内側の所に、
何か巨大な鉄の塊が浮上してきていた。
 そのシルエットは米帝の原子力潜水艦…。出島に核ミサイルを発射するために…。
 合田は初めからそれを想定してコントロールしていた。
 官房長官(武藤与志則)が日米安保を急がせていたのもそのため。
 合田の最後の筋書きは自衛軍により追い込まれた難民が核爆弾による自爆を試みるといったもの。
 ポセイドンとの贈収賄で作った金も、外務省から消えた公金も、
米帝に核ミサイルを発射させるために使われた、全てを極秘裏にリセットしようという思惑を持つ者たちによって。 トグサ(山寺宏一)は茅葺総理を連れ戻そうと課長に言う、彼女なら核攻撃を止められるかもしれないと。
 課長は脚に隠した拳銃を出し、トグサに渡す。
 プロトは総理が軟禁されている場所を検索するが、攻性防壁にやられ、倒れる。
 トグサはプロトを抱き起こし、プロトの目や口から白い液体が流れているのを見てハッとする。
 総理の部屋がわかったと切れ切れに言うプロト。彼はバイオロイドのプロトタイプだった。

 クゼは、数人の難民達と一緒にジャミングを仕掛けているBP-3Cに向かって、
赤外線誘導弾を装填したスティンガーを構える。
 最後に放ったクゼの弾がBP-3Cに命中する。

 4課に囲まれたバトー達。
 バトーは他の三人を墜落したヘリから先に出し、自分はプルトニウムを持って、最後に出る。
 バトー達が使っている熱光学迷彩に気づき、四課は彼らがただの自衛官では無い事に気づく。
 命令ではプルトニウムを持って逃走したのは下級兵士5人という事だったが…。

感想:出島のビルの絵が素晴らしいですね。本当に細部が素晴らしいアニメ。合田、醜い!
 自分がプロデュースした日本の奇跡をもう一度クローズアップさせたいのでしょうか。
 人の命も、痛みも、完璧無視ですね。官房長官も気色悪い。天誅下れ!と願っています。

「楽園の向こうへ THIS SIDE OF JUSTICE」第25話 ☆☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本;神山健治 作画監督:中村悟 メカ作画監督:寺岡賢司、玄馬宣彦 絵コンテ・演出:松本淳

 ジガバチの攻撃にあい、クゼは難民達から離れる事になる。

 トグサ、茅葺総理の軟禁から解放する。

 合田、哨戒機が撃墜されたことを聞き、艦砲射撃を行わせる。

 ジャミングが無くなり、タチコマと連絡出来るようになった素子、米帝の原潜の事を聞く。
 素子はバトー達に橋を閉鎖している自衛軍にプルトニウムを渡せと命じる。クゼと出会う素子。
 素子から難民の自爆を装った核攻撃がなされるであろう事を聞くクゼ
(えっー!!衛星は他の国も持っているし、自爆とは誰も思わないんじゃないか?)。
 原潜のハッチが開き始める。この型は一度成層圏まで打ち上げるタイプ、攻撃を目撃されないようにするため。 艦砲射撃が始まり、瓦礫が後ろからぶつかってき、吹っ飛ばされる素子。クゼも素子も瓦礫の下に埋もれる。
 瓦礫の下に閉じ込められた素子とクゼ。素子はおまけに右足を鉄骨に挟まれていた。
 クゼが考えている革命とは人の上部構造への移行、人とネットが融合すると言うことだった。
(グレック・イーガンが書いているような存在?ネットと融合した素子みたいな存在の事かな)

 四課に囲まれたバトーは光学迷彩を解き、四課の前に姿を現す。バトーを見て、ハッとする四課。
 バトーの目と四課の目は同じだった。つまり、バトーは元レンジャーだった。

 クゼの話を聞いているかのように窓を開ける難民達。
 クゼは語る「俺は半島での出来事で、人生を達観した。矛盾した秩序、強者による搾取、腐敗した構造。
だが最も俺をがっかりさせたのは、人々の無責任さだった。
自分では何も生み出す事無く、何も理解していないのに、自分にとって都合の良い情報を見つけると、
いち早くそれを取り込み、踊らされてしまう集団。
 ネットというインフラを食いつぶす、動機無き行為が、どんな無責任な結果をもたらそうとも、
何の責任も感じない者達。
 俺の革命とは、そういった人間への復讐でもある」
 「復讐?」
 「俺は子供の頃から全身義体だった為に、心と体の不一致を絶えず感じていた。
出来る事なら、不自由な体を捨て、ネットの海へ漕ぎ出したいと考えていた。
そんな俺にアジア難民達は、少なからず生きる希望を与えてくれた。
彼らは、俺の作りものの顔をとてもいい顔だと言い、ゴーストが顔に現れているのだと褒めてくれた。
俺はそのとき初めて、心と体は不可分な存在なのではないかと実感し、
自分も肉体を持つ人間なのだと思うことが出来た。
だが、そんな彼らも口当たりの良い情報に出会うと、やはり都合の良い方向へと簡単に流れていってしまう。
人間は元々、低きに流れるように出来ているものらしい」
 「で、復讐をどう果たすつもりだ」
 「俺に結線してきている者達の記憶とゴーストを、ネット上に運び去る。
核が投下されれば、それで彼らも肉体を喪失するが、強制的な進化を遂げる可能性が手に入る」
 「彼らがネット上で個を特定し続けられる可能性は?」
 「それは分からない。
だが先駆者として、下部構造に残った人間に対し、絶えず上部構造を意識させ、
啓発していく存在にはなれるだろう。
太古の昔から、人類が霊的なものに対し、尊敬や畏怖を感じてきたようにな」
 「それがお前を落胆させた者達への復讐と救済か」
 「俺は革命と信じているがな。お前も全身義体のようだな。
なら心身の不一致という疑心暗鬼に悩まされた事は、少なくはあるまい」
 素子に弾痕の跡がある左手を差し出すクゼ。「どうだ。俺と一緒に来るか」
 素子、クゼの手を黙って見ているだけで、手を取らず、上体を起こし「難民は、行くつもりなのか」
 クゼ、素子の隣に腰を下ろし、「ああ。残念ながらな。
彼らの多くは、核による自爆テロというシナリオを実践する事の方を望んでいる。
自分達は負けなかったと思い込みたいんだろう。それもまた、低きに流れる行為だというのに」
 「そうか」
 素子、バトーにクゼの言う方法で難民を救出してみると言い、核攻撃の事実を自衛軍に知らせろと命令する。
 バトー、瓦礫の街を走っている。「馬鹿やろう。お前を一人で逝かせやしねえ。待ってろ。逝かせやしねえぞ!」(おお、ラブ素子モード炸裂だな)
 難民達、広場で何をするでもなく、同じ方向を向いて、黙って座ったり立ったりしている。

感想:実際には宗教があるし、ここまでの人体改造は難しいかもしれない。
 全身義体はやはり心身の不一致を感じるものだろうか。
 二人ともかなり高性能な体なのだが、だからこそ違和感があるのか、
それとも高性能と言っても克服出来ないものがあるのか。
 まあ、クローンより、高性能の義手とか義足とかの方が人の意識を変容させるよね。
 武器だって、一種の自分の攻撃力強化で、自分が強くなったように感じ、意識が高揚するらしいし。
 無責任って確かに怖い。
 誰かのためとか言ってひどい事したり、みんなやってるからとか言ってひどい事したりってよくある事だし。
 まあ、私もしっかりしているとは言いがたいが…。
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「憂国への帰還 ENDLESS ∞ GIG」第26話 ☆☆☆☆
脚本・絵コンテ:神山健治 演出:吉原正行 作画監督:西尾鉄也、後藤隆幸 メカ作画監督:寺岡賢司

 素子はタチコマ達に難民をサルベージするため、今すぐ電脳空間にある可処分領域を集めて、
300万人の記憶とゴーストを転送できるスペースを確保しろと命じる。

 原潜は通信を全くしていず、発射時間はすでに決まっていると考えられる。
 イージス艦の距離やマイクロマシン散布のタイミングから見て、AM10:00あたりが怪しい。
 タチコマ達には難民の記憶をネットに上げた所で、ゴーストが保持されるという確信は無かった。
 このままではバトーさん達も助けられないから、少佐の命令を無視しようと思うと一体のタチコマが言う。

 茅葺総理は米帝に連絡を取ろうとするが、出来なかった。
 彼女は自分のやり方でこの事態に収拾をつける事にする。

 大気圏に突入する衛星。これで八個目。後一個で確実にミサイルの軌道に弾幕を張れる。
 うまくいっているのに、提案者のタチコマが考え込んでいる。
 落とした衛星が自分達のAIが乗っている衛星みたいなのだ
(衛星にAIを乗せるという発想に無理があるって…。黒点嵐もあるんだぞ)。
 それは米帝の衛星なのだが、タチコマのAIは日本から打ち上げた米帝の衛星に間借りしているらしいのだ。

 イシカワと一緒にいたタチコマ、イシカワに
「僕、みんなと一緒に行かなくちゃならない所が出来たんですが…」と言ってくる。
 「ん?…そうか…」「ゴメンね」「まあいい。少佐達の事、頼むぞ」「うん!」その場にくず折れるタチコマ。

 瓦礫の下の素子「クゼ」「何だ」「お前、鶴を折れるか」「鶴?」「ああ。それも左手だけで」
 「…制御ソフトを使えば、誰でも折れるだろう」弾痕の開いた左手を見るクゼ。「そうじゃなくて…」
 「お前は折れるのか、左手で」「今はな」
 「…お前も孤独を生き延びた人間らしいな。名は?聞いていなかったが、何と?」
 「忘れた。偽名はあるがな。それはお前も一緒だろ?」
 「そうだな。いくつかの名を、難民からもらった。
俺は彼らを救うつもりで行動を共にしていたが、 本当は孤独を埋めたくて、一緒に居ただけなのかもしれん」
 「だが、結局は埋まらなかった。頼られる事はあっても、頼る事は出来なかった」
 「お前には、心を許せる誰かがいるか?」「いなくはない」十字架のような鉄骨を持ち上げているバトーが映る。  「そうか。 俺は、ずっと探している」

 難民をゴムボートに乗せる手助けをしている荒巻洋輔。
 橋の陸自の方に向かってプルトニウムを掲げながら走っていくパズ(小野塚貴志)、サイトー(大川透)、
ボーマ(山口太郎)、レンジャー4課。
 にやりと笑って端子を引き抜き、何処かへ向かう合田。発射される核ミサイル。
 「素子ー!」と叫びながら、鉄骨を振り下ろすバトー。
 青い林檎をクゼに渡す素子(林檎って確かあなたを愛していますとかって意味なのよね)。
 二人、左手をお互いの肩に回し抱き合う。見開いた目。林檎を口にしようとして、歌声に気づく素子。
 バトーも気づく。「手のひらを太陽に」のタチコマ達の合唱が聞こえてくる。サイトー達が空を見上げる。
 ミサイルが飛んでいる。
 「なんて事だ。君達にはきっと、ゴーストが、宿ってるんだね」とつぶやき、倒れこむプロト。
 ネットで合唱しているタチコマ達。
 やはりネット上で「TACHIKOMA’S ALL MEMORY」を操作し
(タチコマの記憶をネットのどこかにやったんだよね)、みんなの所に戻って歌うタチコマ。
 ミサイルとぶつかる衛星。歌声が途切れる。
 プロトは荒巻にタチコマが衛星ごと核ミサイルに衝突したようだと告げる。

 携帯に出る合田。ミサイルが駄目だった事を知らされたらしいが、まあいいと言う。
 茅葺の行動如何で冷戦構造が完成するのだ。

 空を見上げている難民達。爆発のせいで中心から煙が湧きいで、白いかけらが降っている。
 空を見上げる十字架上の鉄骨を肩に担いでいるバトー。
 素子とクゼがいる所に、瓦礫を崩してバトーがやってくる。クゼにレーザーポイントするバトー。 
 素子と繋がっていた有線をはずすクゼ。

 官房長官の部屋に入る荒巻達。官房長官と合田の間に連絡は無かった。
 高倉は国家の将来を考えた上で安保を前倒ししたまでだった。これを難民との戦争と考えて。
 非公式ながら厳しい査問を受ける事になりますがと言う荒巻。
 「元より覚悟は出来ている。それより、君は私が考えていた以上に女だったな。
感情に任せて何処に助けを求めたか知らんが、この国は米帝無しには立ち行かん国だよ」
と茅葺に向かって言う高倉。
 「何か考え違いをされているようですね」
 原潜。
 二発めを発射するかと聞かれ、
北東から南下してきている機影の正体を確認してからにしようと言う艦長ライアル(たぶん… 望月健一)。
 「ですが、もし機体に81の軍旗のマークがあったら…」と言う副官(保村真)。
 茅葺 「一身独立して、一国独立す。私は初めからそう考えて行動してきたつもりです。
茅葺政権はこれまで通り、米帝、米露連合、中国、そしてアジアEU両諸国とも同様の距離を保ったまま、 
独自の判断で動く国連協調路線を模索していくつもりです」
 日本の軍旗を見せて通り過ぎる二機の軍機。
 「航空自衛軍の秘密部隊か…。日本サイドの意志は確認した。撤収する」

 うずくまっているクゼ。総理の命令できたヘリが下りてくる。心がここに無いかのようなクゼの顔。
 バトーが立ち上がらせ、取り上げられた自分のナイフを返してもらう。
 自衛軍に取り囲まれ、手をあげているサイトー達。
 素子はサイトーにそのまま自衛軍に事態の詳細を報告してくれと命じる。俯きながら少し微笑んでいるクゼ。
 ヘリの外を見ている素子。外を見、クゼの方を振り返るバトー。クゼが持っている林檎には齧った跡がある。
 目を見開き「おまえ…」と言う素子。齧られた林檎。微笑んでいるクゼ。
(彼は禁断の果実を齧ったと言う事か…。つまりネットと融合しようとしているとか…)

 プルトニウムを持ってスプリング8に駆け入ろうとするイシカワの前に車が割り込んできて、止まる。
 車を運転していた者が、イシカワに銃を向け、そいつを渡してもらおうと言う。
 イシカワ、彼を殴りつけ気絶させ、「なめるんじゃねえよ。9課は荒事と情報戦を得意としてるんだ」と言って、
去る。
(「ボーン・スプレマシー」見たばかりだから、ボーンがナポリで殴るシーンを思い出しちゃった。
銃を持ってるからと言って、安心できないのね)

 サトウ(後藤敦)「奴隷の国が奉仕をおこたれば、消費の国が餓えるのは必然。
 人手不足は奴隷製造業を潤すが、権利を主張し過ぎれば、資本主義の血脈が硬化する」
 合田「わが国は脳こそ資本主義を名乗ってきたが、実情は理想的な社会主義国だ。
だが老廃物が溜まれば、血の配分を操作出来る脳が必要になる。それは自由と平等を謳う貴国とて同じだろう」 「勿論。だが本音と建前は別腹だよ。ふふふふ」機動隊に囲まれる合田達。
 現れた荒巻に「荒巻さん。これは何かね」と言う合田。
 「合田一人。内乱の予備陰謀、外国に対し私的に戦争をする目的の予備陰謀の容疑だ。一緒に来てもらうぞ」
と言う荒巻。
 しかし合田は官房長官とは関係無いし、彼が犯したと言われる犯罪に関しては、
自首する事でその罪を一切問わないと刑法で約束されていた。
 彼は報告書を警察庁に送っていた。そして自分をより買ってくれる国、米帝に行くつもりだ。
 総理からの書簡を読むトグサ。
 総理は合田の能力を高く評価してい、それが国外に流出する恐れがある場合は全力で阻止せよとの事だった。 「状況によっては対象を殺害する事もやぶさかで無いともある」少し顔をあげる合田。
 「気にするな。単なる脅しだ。行こう」とサトウ。「ああ」「あ~ら、そう」と少佐の声が聞こえる。
 エレベーターのドアが開き、「なら死になさい!」。撃たれる合田。
 サトウの姿を見て、ただならぬ物を感じる9課。荒巻が「急げ!奴を消させてはならん!」と叫ぶ。
 少佐はエレベーターのガラスを銃撃で壊し、そこから外にダイブする。

 ヘリの中。右手をかすかに握ったり開いたりしている倒れているクゼ、白い折鶴を見ている。
 クゼにマイクロマシンを打ったワタナベ(小形満)
 「君はとても興味深い人物だが、我々にとっては危険な因子だ。
貴国には、コントロールできないカリスマ指導者は要らない。従順な消費者がいればそれで良い」
 「先に…いくぞ」と口を動かしてささやき、目をつむるクゼ。

 桜の花びらが散っている寺っぽい所。9課の面々がいる。そして緑色のカニっぽくなった戦車も。
 荒巻から新浜4区でアズマ、プロトと合流しろとの命令が来る。「ウチコマ、インフォメーション」と素子。
 「イェッサー」と機械っぽい声で答えるウチコマ(まあ、あんなに人間っぽいタチコマが異常なんだが)。
 荒巻 「なあ少佐、今度の事では多くの犠牲が出た。
難民問題も振り出しに戻っただけだし、茅葺総理の掲げた独立共闘路線も国民にとっては茨の道となるだろう。
これからは、我々のような人間がますます必要になる」
 「かもね」「なんだおい、ずいぶん他人事じゃねえかよ」
 トグサ「少佐、まさか全てに達観しちゃったとか言うんじゃないでしょうね」
 ウチコマ「少佐、第329期国家審議会にて予算通過のレポートがあります」
 「よし。桜の二十四時間監視は中止。今から仕事に復帰するぞ」パズ「やっとか」ボーマ「ああ」
 サイトー「退屈で死ぬかと思ったぜ」イシカワ「暖気しときゃよかったな」トグサ「やっぱり少佐はそうでなくっちゃ」 バトー「ブリーフィングはどうする。脳潜入で済ませるか?」
 「いや、お前が先行して指揮をとれ。私は後から合流する」 ウチコマに乗って先に行く9課の面々。
 一人残り、素子を見るバトー。「なに」「いや、何でもねえよ」去っていくバトー。
 一人彼らとは反対方向に走る素子。その先にはビルの群れが…。

感想:タチコマな日々でバトーさん独り占めタチコマが会ったのはやっぱりクゼタチコマ?
 クゼもタチコマも楽園にいるのではなく、ネットにいると思いたい。
 合田と高倉が嫌いな私は、ふざけた名前のサトウとワタナベが好きだったりする。
 どっからどうみても立派な悪人なのに…。
 タチコマがあの曲を選んだのは権利料が安いからとか…ではなく、タチコマも生きてるからね。
 茅葺が中国に支援を頼むと高倉は思っていたのかな。
 他の国に支援を頼んで、その国に支配されちゃうと言うのはある話よね。チベットがそうだったと思うが。

関連サイト
攻殻機動隊PKI-B-Wiki
野良犬の塒
アニヲタ西中★萌える部

ちっちゃん俳句「通常や 保管されたる 一つかな」

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ボーン・スプレマシー

「ボーン・スプレマシー THE BOURN SUPREMACY」2004年 1h48 米 ユニバーサル映画=UIP配給 ☆☆☆☆
監督:ポール・グリーングラス(Paul Greengrass)原作:ロバート・ラドラム(Robert Ludlum)脚色:トニー・ギルロイ(Tony Gilroy)撮影:オリヴァー・ウッド(Oliver Wood) 音楽:ジョン・パウエル(John Powell)

最後まで書いています、注意!

 断片的な過去の記憶に悩まされるジェイソン・ボーン(マット・デーモン Matt Damon)。
 インドのゴアにマリー(フランカ・ポテンテ Franke Potente)と一緒にいた。

 ドイツ、ベルリン。
 CIAのパメラ・ランディ(ジョーン・アレン Joan Allen)は内部スパイの情報を得るための作戦を指揮していた。 しかしその取引の場にキリル(カール・アーバン Karl Urban)が現れ、
CIAの諜報員と情報を売ろうとしていた人間を殺し、ファイルと金を持ち去る。
 キリルはそのファイルをペコス石油のCEOグレツコフ(カレル・ローデン Karel Roden)に渡し、飛行機に乗る。
 彼が行った先はゴア。
 そこで彼はボーンを探し、見つける。ボーンもキリルに不穏な物を感じ、急いでマリーを車に乗せ、逃げる。
 途中、マリーに運転を替わって貰い、自分は銃を持つ。
 ボーンは彼はトレッドストーン関係の人間に違いないから、殺すと言うが、マリーはきりが無いから、
止めてと言う。
(まあ、正確には殺すしか選択の余地は無いと言ったら、選択の余地はあると言ったのよね、たぶん)。
 その直後、彼女は頭を撃たれ、そのまま車は河に転落。キリルはボーンが死んだと思い込む。

 ランディはキリルが残していった偽の手がかり、ボーンの指紋を元に、トレッドストーン計画を探る。
 トレッドストーン計画の責任者ワード・アボット(ブライアン・コックス Brian Cox)に話を聞くランディ。

 ボーンはナポリに入る。すぐCIAに報せが入る。捕まるボーン。

 7年前、CIAの2千万ドルが消失した、モスクワ経由の送金途中。
 捜査の途中で、ロシアの政治家ネスキーが犯人はCIA内部のスパイだと言ってきた。
 ネスキーは会う前に妻に殺された。一月前に情報者が現れ、殺しに関するファイルをベルリンで渡すと。
 コンクリンを調べたら、スイスの銀行口座があり、76万ドルも入っていた。

 ボーンは米国領事館のネビンスの尋問を受けるが、
ボーンはネビンスとその場にいた警官(?)を瞬時に気絶させ、ネビンスの携帯に何かを仕掛ける。
(ネビンス役の方がホントに気絶し、鼻を折ったと言ってたような…)
 車の中で盗聴し、パメラ・ランディの存在と、ベルリンでの事件の容疑をかけられているらしい事を知る。
 ドイツに向かうボーンの頭に、フラッシュバックする記憶。
 オランダのアムステルダムにいたニッキー(ジュリア・スタイルズ Julia Stiles)がボーンに関わった者として、CIAに呼ばれる。
 ボーンはドイツのミュンヘンにいるトレッドストーン計画関係者に会う。
 彼の銃の弾をあらかじめ抜いておき、手を縛めさせる。しかし彼は通報のボタン(?)を押していた。
 電話のベルに気を取られたボーンに襲い掛かる男。 ボーンは激闘の末、彼を殺す。
 ガス管を壊し、トーストに雑誌を突っ込み、家から逃げる。セキュリティの前で爆発する家。

 ベルリンでパメラ・ランディが止まっているホテルを探す。見つけて、彼女の後をつける。
 彼女の姿を向いのビルの屋上から狙撃銃の照準で覗いているボーン、彼女に電話をかける。 
 なぜ自分を追うのか聞いているうちに、ニッキーがいるのに気づく。
 ニッキー一人をアレクサンダー通りの世界時計の下に寄越せと言うボーン。
 ニッキーを一人そこにやるパメラ、スナイパーも用意する。
 しかしちょうど広場ではデモの最中で、ニッキーを見守りにくい状況。
 ニッキーはボーンに市電に乗るように言われ、追っ手は撒かれる。
 地下鉄の駅に連れ込まれるニッキー。
 彼女には盗聴装置が仕掛けられてい、二人の会話を聞くパメラ、ボーンは先週の事件には関わりが無く、
インドにいてマリーが殺されたという会話を聞く。
 ボーンはニッキーからアボットがここにい、彼がコンクリンの上司であった事を聞く。
 パメラが買おうとしたファイルはコンクリンのファイルで、ロシアの政治家についてと聞き、
ネスキーの事が頭に浮かぶボーン。
 俺はここで何をしたと聞くボーン。
 彼女は知らなかったが、ボーンには最初の任務がベルリンという記憶があった。
 しかし記録ではジュネーブとなっていた。
 彼らの会話を元に調査しようとするパメラに、それをくだらない事だと一蹴するアボット。
 アボットは奴は盗聴を知っていたのだと主張する。
 ダニー・ゾーン(ガブリエル・マン Gabriel Mann)がこっそりアボットに見せたいものがあると言う。
 一方ボーンはネスキーの事を調べる。民主派の理想家で、石油の私有化を批判していた。
 そしてドイツで妻と射殺死体で発見される。妻が殺害して、彼女自身は自殺したとされた。
 場所はホテル・ブレッカー。一方ダニーはアボットを先週の事件の現場に連れて行った。
 爆弾に詳しいボーンなら仕掛けないブレーカー用の線に爆弾を仕掛けているのはおかしいと言うダニー。
 ダニーはアボットに殺される。ボーンはホテル・ブレッカーに行き、645号室が空いているか聞く。
 あいにく開いていず、廊下の向かいの644号室なら空いていた。645号室に入るボーン。
 ホテルのフロントマンはボーンが指名手配されている事に気づき、警察に連絡する。
 ボーンは部屋で任務としてネスキーとその妻を殺した記憶を甦らせる。
 そして夫妻に挟まれた女の子の写真も思い出す。警察に気づき、窓から外に出るボーン。
 樋を登って、屋上に出、屋根伝いに逃げる。
 ボーンは電車の時刻を確認、警察が近くに迫っていたが、走って逃げ、一旦電車に乗るが、
発車しない内に捕まりそうだったので、駅に走りこんできた電車の前を走り通って逃げる。
 そして橋から通りかかった船に落下。
 船にあった鍵竿を取り、それを次にその下に来た橋に引っ掛け、捕まって上がり、そのまま電車に乗る。
 ダニーの死体が発見され、パメラはアボットに会いに行く。
 アボットはグレツコフに電話をかけ、ボーンを片付けろと言うが、
グレツコフにもうお前とはお別れだと言われてしまう。
 グレツコフはCIAの二千万ドルと石油権を手に入れた、貸しがあるとアボットは言うが、
分け前は払ったとグレツコフ、電話を切る。
 アボットの後ろにはボーンがいた。先週の事件でCIAが受け取るはずだったファイルはアボットに繋がっていた。 早く殺せと言うアボットに、「マリーがイヤがる。
だから生かしておく」と言って、今の会話を録音したテープをアボットに見せて去るボーン、拳銃を置いていく。
 現れたパメラの前で銃で自殺するアボット。ボーンはテープをパメラに送った。
 モスクワ行きの列車に乗るボーンの映像を見つけるCIA。
 キリルはグレツコフからボーンが生きていた事を知らされる。
 ルーブルの48番地に着き、近所で掃除をしていたおばさんに48番地の女の子の事を聞くボーン。
 ネスキーの娘は16番地のオランニ・アパートに移っていた。ボーンを待っていたタクシーが去っていく。
 ボーンが手配されている事を聞いたのだ。やってくるパトカー。
 それより先にキリルはボーンを見つけ(警察の無線を聞いていた、たぶん…)、ボーンに向かって撃つ。
 弾は肩に当たり、警察に取り囲まれるキリル。キリルはシークレット・サービスだと言う。
 身分は本当で解放されるキリル。ボーンはデパート(?)に入り、地図と靴下とウォッカを拝借する。
 銃を警備の人に突きつけ、外に出、タクシー(ボルガ)を強奪する。
 キリルも外にあったメルセデスGワゴンを拝借。
 パトカーに追いかけられながら、地図を見るボーン、肩の傷口にウォッカをかけ、靴下を当てる。
 パトカーは撒いたが、キリルのベンツが追っかけてくる。キリルを視認するボーン。
 トンネルでの激しいつばぜり合い、ベンツのタイヤをボーンに撃ち抜かれ、運転に手間取っている内に、
トンネルの分かれ目の壁にぶつかる車。
 キリルは頭から血を流し、動かなくなる。グレツコフは逮捕される。
 ネスキーの娘(オクサーナ・アキニシナ Oksana Akinshina)が部屋に帰るとそこにボーンがいた。
 彼は自分が母親と父親を撃ち殺した事を告白し、「すまない」と言って去る。

 ニューヨーク、パメラの執務室、「俺を捜してるとか」とボーンからの電話。礼を言いたいとパメラ。
 テープが役に立ったと。彼女はデビッド・ウェッブと言うのがボーンの本名だと知らせる。
 ミズーリ州ニクサ、71年4月15日生まれ。
 「話しに来ない?」と言う彼女に「少し休め。顔が疲れてる」と言うボーン。街の雑踏に紛れて行くボーン。

感想:マット・デーモンはボーンにピッタリかと思います。
 いえ、原作読んだ事無いんですが、ハンサムとは言えない普通の顔、中肉中背は目立たず、ボーンにピッタリ。 彼が頭が良い事は知っていますが(性格も良い)、アクションも出来るとは、驚きで、
これまたボーンのイメージにピッタリかと。
 彼の臨機応変の対応も良い。
 即断即決、怪しい男と見るとすぐに行動し、ガス菅壊して、トーストに雑誌突っ込むとかもすぐ決める。
 そしてボーンと言えば、普通の車を使ってのカーチェイスですね。
 いえ、私は007を愛しておりますが(007よ、永遠に!)、新兵器大好き人間ですが、
ボーンがどうって事無い車でカーチェイスするシーンは好きです。
 今回の好みの良い男はグレツコフさんですね。
 「ヘルボーイ」のラスプーチンさんは素敵とは思いませんでしたが…。もしかして私、眼鏡の男が好きなのか…。 ジョーン・アレンもブライアン・コックスも存在感あります。 オクサーナ・アキニシナ、美人さんですね。
 やはりスラブ系は美形が多いか…。続き、作るんでしょうね。楽しみにしてます。

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