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泣き出しそうな田菜へ走れ

「泣き出しそうな田菜へ走れ」絶対少年 第11話 ☆☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 アニメーション制作:亜細亜堂 絵コンテ:田辺修 演出:木村隆一 作画監督:堀内博之

 想い出。
 ぽんちょ姿の幼い逢沢歩(並木のり子)、
貧しい着物姿のわっくん(竹内順子)に腕をつかまれ「そっちに行ったら、だめだし」と言われる。
 二人でかくれんぼ。
 わっくん、ちょっと笑って後ろで腕を振り消え、「みっけ!」と歩が指差しわっくんのいた方に行くと、
歩の後ろにぴったりついて歩く。
 気がついてびっくりする歩、笑うわっくん。「何処の子?」両手を上げて「ここ!」
 「ここ?」と歩も両手をあげながら周りを見る。「こんなとこ?」わっくんの姿を見て「変な格好」「あっ、変?」
 ……わっくんが歩のぽんちょをつかんで下を向いている。「もうここ来ちゃいけないって」「いけなくないっ」
 「怒られる」わっくん、歩のぽんちょをつかんだまま、座り込む。「ここじゃなきゃ良い?」「うん、ここじゃなきゃ」
 「うん!じゃ約束!あむ」
 今。「あっ。それで三度目か」(豊永利行)

 神酒所で雨宿りしている海野潮音(清水愛 朝顔柄の浴衣 朝顔の髪留め 花を髪に飾り、綺麗にアップ)と鏑木拓馬(加瀬康之)。
 潮音、自分が見た変な物を拓馬に話そうとするが、バカにされそうなので止める。

 大きな木の下でひざを抱えている歩とわっくん。「あれが最初の約束だったんだね」「うん」
 過去。 「ここじゃなきゃ良い?」「うん、ここじゃなきゃ」
 「うん!じゃ約束!あむ、山の上の方。ずーっと上。川に橋があって。待ってるし!そこで遊ぼ」
 現代。 「ずっと待ってたんだ」「うん」「僕が変な格好って言ったから、僕と同じぽんちょを着て、待ってたんだ」
 「うん」 「ずっと、ずっと、忘れないで、待っててくれたんだね」「うん」…「ごめん」わっくん、そっぽを向く。
 「ごめんなさい」「めっ。知らない」過去。「めっ!あむ、遊ぶから。帰るの、めっ。わっくん、待ってるし」
 母親に無理矢理、車に乗せられる幼い歩。見送る父。「だめ!行くの!待ってるしー!」
 現代 「すっかり忘れてた。わっくんと約束した次の日、急に帰る事になって」
 わっくん、立ち上がり、「あむ、又帰る、いなくなる、めっ」ふくれ顔で振り向いて、「待ってるの、やだしっ」
 ちょっと涙声。

 猫おどりのコンテスト始まる(エントリー・ナンバー1番、肉球エンジェルス!(竹本英史))。
 猫おどりの出演者控え所。深山美玖(斎藤千和)を心配する美佳ねえ(鈴木真仁)。
 「全然平気だ」とあまり平気そうじゃない美玖。「なら、もっかい振り、合わせとこうか」
 「美玖、いける?」と美紀(三橋加奈子)。「逢沢歩、見に来るかもしんないしな。やっとくか」「誰、それ」
 「美紀ねえもそういうお年頃って事ですな」と怪しい笑顔で美玖。
 「違う!何、言ってんのお!」と妙に力を入れて言う美紀。
 「ほ、ほおお」と両手を頬に当て、からかい顔で美紀を見る美佳ねえ。
(素直に認められないのか。まあ、確かに難しいな。美玖の恋する乙女姿も想像しにくいが…。
案外、早めに、堅実な男を見つけてきたりして)。

 「あむ、一緒に行こう。行ったらずっと遊べるし」「でも、帰れない?」「遊ぶの、いや」
 「わっくんを待たせた間だけ向こうへ行くってのは?」わっくん、歩のひざに置いた手に手を重ね「来る?」
 歩、立ち上がり、わっくんの手を握りながら微笑んで、わっくんと反対側に顔を向けながら
「お祭りだよ。お祭り、行ってみない?」
 わっくん、とまどった顔で歩を見ている。「ここのお祭り初めてなんだ。行こうよ」わっくんの方に顔を向ける。
 阪倉亮介(斉藤恭央)、頭屋の森の前に来る。覗き込んだら、歩とわっくんが並んで歩いてくる。「あれ、何?」  「何じゃねえよ。様子見てきてくれって美玖に言われてよ。てか、お前何してんの?」「うん。ちょっと」
 わっくんが歩の後ろに隠れようとする。「大丈夫。何もしないから」「誰と話してんだ?」「わっくん」「はあぁ!」
 「わかんないなら、いい」「何だよ、それ。えっ」亮介、透明なわっくんが何となく見える。
 「河童?」
(亮介、河童をわかっていない疑惑浮上。どう見れば河童に見えるんだ?
もしかして、昔見たのも河童じゃないのに、川にいるわけわかんないものだから河童と思い込んでたりして…)
 亮介、歩の後ろについていきながら、透明な何かに触ろうとする。「止めて」と歩。

 猫おどりコンテスト。エントリー・ナンバー6番、「キティ・マックス」の踊り終わる。
 「集中しろ」と堂丸史郎(西前忠久)に叱られる須河原晶(松本美和)、ジャングルジムに座り、
ボールペンを口にくわえながら、舞台にそっぽを向いている。
 次は「ラブラブまねき猫団」の皆さんだ。学校のプールの所にいる潮音と拓馬。
 自分が見た物の事を拓馬に話したらしい。「まあ、自分で見ない事には何とも言えないな」と拓馬。
 「たぶん、歩も見てると思うんだけど」と潮音が言うと、拓馬の顔つきがけわしくなる。
 わっくんと手をつなぎ、露店の間を歩く歩。
 後ろを歩いていた亮介が「よお、待てよ。俺、金魚すくいの手伝いやってんだ。やってけよ、おごるぜ」
(わりと良い奴)
 「いや、いい」「やってー。あむ、やってー」とわっくん。「うん、じゃあ」「笑子さん」「おお」(松本吉朗)
 「こいつ、俺の客っす」
 「あら、まあ!特別な紫のポイの人?」と亮介が紫のポイを歩に渡そうとしているのを見て言う笑子さん。
 笑子さんにそう言われ、微妙に手を下げる歩。
 「いや、違いますって!ただのダチですよ、ダチ」と亮介。
(紫のポイの人って、紫のバラの人みたい。歩はただのダチよね。まあ、からかったんだろう)
 わっくんは嬉しそうに金魚を見て「これ、これ欲しい」と歩におねだり。「わかった」と優しい笑顔の歩。

 砂防ダムから水がどんどん流れている。粗大ゴミがいっぱいある所。
 不法投棄をしようとしている家族、トラックに積んだ沢山のゴミを落とそうとしている。
 沢山の光が出現して驚く。(精霊のお怒りか…) 
 わっくん、何かを感じる。砂防ダムから流れる水。走るオカカ婆。オカカ婆の後をついて走る猫達。震動。
 災害の知らせ。わっくん、走り出し、追いかける歩。
 深山三姉妹が踊りの練習をしている所に深山父(小和田貢平)が現れる。
 ダムの所が崩れて、そちらに向かわなければいけないとの事。
(父を「おとう」と呼ぶ美玖。いつの生まれだ)
 プールから下に降りようとしている潮音、拓馬に手を貸してよと言うと、背中を向けたまま近づいてくる。
 潮音が拓馬の肩を借りて降りると、やはり後ろを向いたまま草履を渡す拓馬。
 「ホント優しくないんだから。でもそういうとこ、嫌いじゃないなあ」と拓馬の背中に体をもたせかける潮音。
 「海野」「んっ」「ゴメン」「何?」「すまない」「やだ。聞きたくない」「ずっと中途半端なままで悪かった」
 「言わないで」「海野とは付き合えない。俺は深山と…」「深山は逢沢君だよ」
 「まだ決まったわけじゃない。…とにかく、ごめん」去って行く拓馬。
 潮音、プールの柵に頭を付け、「ホントニ、どいつもこいつも、サイテー」
 サイレンの音を聞いて、ハッとする須河原。堂丸にここは俺にまかせて行ってもいいと言われる。
 行こうとして、走っている歩を見る。人ごみを縫い、走るわっくん。追う歩。わっくん、歩を振り返って「山」「山?」  「山、泣いてるし。泣きそうだし」山を見上げる歩。

 猫ヶ辻(たぶん…)の所を飛ぶ光。
 鈴木平五郎(宝亀克寿)とロクが歩いてくるが、いきなりロクが吠え、走り出す。
 ロクが又吠え、右の通りをじっと見つめる。オカカ婆と猫達が走ってくる。
 オカカ婆、ロクの前でちょっと止まって、チラッとロクを見て、走り去っていく。
 ロク、じっとオカカ婆の方を見、耳がぶわっと広がる。猫達が通り過ぎ、そっちに向かって吠えるロク。
 「ロク、お前もまざりたいのか」うなずくように、お座りするロク。「行って来い」

 深山三姉妹。元気の無い美玖。「逢沢歩」息を切らしてる歩。「わっくんも一緒か」
 歩の後ろから顔を出すわっくん。「あ、あのー、美佳ねえ」と美佳ねえを歩に紹介する美紀。
 「へー、可愛いじゃん。で、わっくんって?」「私にも良くわかんないんだよね」「まさか美玖の幻覚?」
 歩「いるよ、わっくんはいる」「えっ、そう。いるんだ…」と美佳ねえ。
 「山が泣いてるとか言ってるんだけど、何の事かわかんなくて」と美玖に訪ねる歩。「山?」
 わっくん「良くない。ここ、めっ!」美紀「砂防ダムのとこが崩れたって言ってたけど」
 「じゃあ泣きそうな山ってのは」(「審査の猫じゃらし先生、いかがですか」という声が後ろを流れている…)
 わっくん「あむ、ここ、めっ。行こう」「あのねえ、わっくん。どっしるやしっしん達に頼めないかな」「何?」「こっち」  歩、わっくんを連れて深山姉妹から離れる。「ここ、良くないんでしょう?」「うん」
 「どっしるやしっしんに頼んで、その事みんなに知らせられないかな」「うーん。あむが…」「んっ」
 「一緒に来てくれるなら」震動している山。美紀「逢沢君、大丈夫」「うん」わっくん「行こう」
 「それも良いかもしれないな」わっくん、笑顔を見せ「わかった!」
 ライトの調子がおかしくなったと思ったら、大量の光が現れる祭りの会場。「来たし」
 「来たぞー」とこちらは須河原。残念ながらビデオの調子がおかしくなる。わっくん「あむ、約束」「うん」
 猫達が人々の間を駆け抜ける。おかか婆、立ち止まって亮介の方を見る。亮介と見詰め合うオカカ婆。
 走っていくオカカ婆。笑子「なんねえ?」「行くっす!」亮介も走り出す。
 途中拓馬を見つけ「拓馬!見たか、オカカ婆」「いや。それよりなんの騒ぎなんだ?」
 「わかんねえ。とにかくオカカ婆だって!」猫おどりの舞台の前から人がいなくなり、戸惑う祭りの主催者。
 雰囲気がおかしい事に美佳ねえが気づき、舞台裏から出てみると、人々がいない。山、本格的に崩れ始める。 不安な顔で歩を見つめる美紀。「僕達も行こうか」

感想:予告編では筋肉痛で体が固まってるロク、
「筋肉痛ってトシをとると二日後に来たりするんだって。だからオカカ婆は明日だと思うな」と言っている…。
 亮介の「特別な紫のポイの人」はオカカ婆よね、人じゃないけど…。
 さすが猫おどりの地。
 猫が総じて化け猫化しているらしく、異常行動を…。
 動物が大挙して走っているのを見たら、自分もそっちの方に走るのが正解なのかなあ。
 この前の津波の時も、象に乗ってツアーを楽しんでいた人達は、象が逃げたおかげで無事だったのよね。
 美玖が霊感少女だからって全てわかってるわけはない。歩、本当にわっくんの世界に行っちゃうのかなあ。
 わっくん、結構卑怯
(お子様だし、寂しいんだろうけれど。普通の人間だったらずっと待つなんて事は無いもんなあ)。
 そんな事にはならないと思うけど…。
 なまじっか、気が集まり、長年神聖な地と崇められた所だから、山のお怒りがあるのか…。
 恐山にはとても不法投棄は出来ないとは思うが。たたりがありそうだ。
 とうとうはっきり言う拓馬。これで、視聴者の彼に対する不快感は少しは静まったかな。
 へたに気を持たせるより、無視するのが優しさかな。無視するほど嫌いじゃないんだろうけど。
(と思っていたら、やはり世間の目はたっくんに厳しい。私はどちらかというと潮音の方が嫌いだなあ。
歩が潮音の誘惑光線に負けてたらはっきり嫌いだったと思う。
歩が潮音をかわしてるから、嫌いじゃないと思っているけれど)
絶対少年 2

絶対少年
絶対少年
posted with 簡単リンクくん at 2005. 8. 8
浜崎/達也??〔著〕
メディアワークス (2005.8)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
JUNK COLLECTOR画像あります。
師匠の不定期日記画像あります。


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