« アクペリエンス・1 | トップページ | 我が目の悪魔 »

ペイチェック 消された記憶

「ペイチェック 消された記憶 Paycheck」2003年 1h58 米 ☆☆☆
監督:ジョン・ウー(John Woo)脚本:ディーン・ジョーガリス(Dean Georaris)原作:フィリップ・K・ディック(Philip K.Dick)撮影:ジェフリー・L・キンボール(Jeffrey L.Kimball)音楽:ジョン・パウエル(John Powell)

ネタ中心で書いています。注意!

 マイケル・ジェニングス(ベン・アフレック Ben Affleck)は企業に雇われては新製品の開発をし、
機密保持のためその記憶を抹消し、その代わり多額の報酬を得ていた。
 記憶抹消は相棒のショーティ(ポール・ジアマティー Paul Giamatti)がしていた。
 いつもの通り2ヶ月の記憶を抹消して帰ったら、
巨大企業オールコム社の社長で友達のジェームズ・レスリック(アーロン・エックハート Aaron Eckhart)からパーティーの招待状が届いていた。
 パーティーに行くと印象的な目の美女(レイチェル・ポーター ウーマ・サーマン Uma Thurman)がいた。
 誘ってみるが振られる。レスリックは2年か3年の記憶を消す必要のある仕事を依頼してきた。
 今までに無い長期過ぎる期間だが報酬は莫大だった。彼は引き受ける。
 働くにあったて私物を全部保安係のウォルフ(コルム・フィオール Colm Feore)に預ける。
 そして注射を打たれるマイケル。
 記憶の消し方がいつもとは違うのだ
(注射だと潜在的な記憶が残る。しかし医者に余計な事を知らせずにすむ)。
 あの魅力的な美女レイチェルはオールコム社のバイオ部門で働いていた。
 そして厚い壁に囲まれた部屋でマイケルはウィリアム・デッカー(Serge Houde)に会う。

 そして三年後。注射により記憶を消されたマイケルはレディ・グラント法律事務所に行く。報酬を貰うためだ。
 そこで余分に一枚切手が貼ってある封筒を受け取る。私物を入れた封筒だ。
 しかし中身は彼が入れたはずの物とは違かった。
 そしてマイケル自身が9200万ドルの報酬を放棄した事を知らされる。
 そして家に帰ったマイケルはFBIに捕まる。封筒の私物を調べるFBI。
 それは僕のものじゃないと言うとクライン(マイケル・C.ホール Michael C.Hall)が封筒の中の時計を彼の腕にはめる。
 日焼けの跡がピッタリ一致した。デッカーは政府武器開発局の物理学者だった。
 彼は政府の極秘研究を売ったのだ。デッカーはアパートから40メートル下に落下して死んでいた。
 FBIはマイケルの身体の危険も顧みず無理矢理記憶を引き出そうとする。記憶引き出しに失敗し一服するFBI。 捜査官の一人がマイケルの私物封筒から無煙煙草を取り出し、
それをボスのドッジ(ジョ・モートン Joe Morton)に投げる。
 ドッジがそれを吸うと無煙煙草のはずが煙が出てくる。
 火災報知器が反応し、消火器の粉が充満し、電気が消え、何も見えなくなる部屋。
 マイケルは手探りで封筒の中にあった工業用サングラスをかける。部屋の中が見えるようになる。
 FBIから逃げ出すマイケル。外にはウォルフがいて時計を見て「さらば マイケル」と言っていた。
 しかし彼は走るマイケルを見る。追うが、FBIも追いかけてくるのを見る。
 マイケルが逃げ込んだ先はバス・ターミナル。
 封筒の中にバスのキップがあり、彼は改札口を抜けてバスに乗り込む。
 バスの中で封筒の中身を点検するマイケル。その中にはダイヤの指輪も入っていた。
 その指輪を見て少年(Ryan Zwick)が指輪を奪い逃げる。追うマイケル。
 目の前にはレディ・グラント法律事務所があった。法律事務所で封筒の送り主を確かめる。
 送り主はマイケル自身。中身は20アイテムあると書いてある。

 マイケルは3時3分に死ぬはずだったと言っているレスリック。
 何かに気づきマイケルが作るのに関わったマシンをチェックする。マシンは動かなかった。

 ショーティに連絡を取るマイケル。9時にユニオン駅で会おうと言ってくる。
 ショーティと謎について話し合うマイケル。テレビではロットの抽選をしている。
 その数字は封筒の中にあったおみくじに書いてあった数字とピッタリ同じだった。
 マイケルが開発したマシンは未来が見えるのものなのだ。
 一方レスリックはマシンの不調はハードに遮断回路を仕掛けられたからだと知る。
 マイケルでなくとも直せるとわかると、マイケルは必要ないと電話をかけるレスリック。
 マイケル達は銃で狙われる。マイケルはショーティにアイテム・エジソン社の名前が書かれたキーを渡す。
 ショーティはそのキーでドアを開け逃げる。逃げ込んだ部屋でブレーカを落としていくショーティ。
 マイケルは下のほうに逃げていく。菅が沢山走っている地下で追いつめられるマイケル。
 アイテム・ヘアスプレーとアイテム・ライターで簡易火炎放射器を作り、逃れるマイケル。
 しかし線路でウォルフに追いつめられる。向こうから電車が来る。
 走って逃げた先に制御板があり、それにアイテム・クリップを仕掛けるが、うまくいかない。
 ギリギリ轢かれそうになった所で、働き、ランプが緑から赤になり、電車が止まる。

 安ホテルにいるマイケル。アイテム・紙マッチに水が落ち、別の絵柄が現れる。
 そこには「カフェ・ミッシェル」と書いてあった。そこに電話をかけると予約してあった。

 レイチェルを訪ねるレスリック。マイケルは記憶を消し、会社を去ったと知らせる。
 マイケルは仕事は途中で止めるとレイチェルには告げていたらしい。
 レイチェルの家に仕掛けていた隠しカメラの映像を見るレスリック達。彼女の喜ぶ顔に何かを感じる。
 レイチェルに見張りを付け、部屋を調べる。鏡を曇らせるとメッセージが浮かんだ。
 「カフェ・ミッシェル 午後一時 愛してる」レイチェルは研究所を抜け出す。
 レスリックはレイチェルの偽物マヤ(Ivana Milicevic)をカフェ・ミッシェルにやる。
 彼女がコンタクトをしている事に気づくマイケル。本物のレイチェルが偽物の頭をバックで殴る。
 外からウォルフが狙撃してき、逃げ出す二人。逃げ出した先はBMWの販売所。
 アイテムにBMWのリモコンキーがあったのを思い出し、押すがどの車も反応しない。レイチェルが気づく。
 バイクのキーだった。ウォルフ達もFBIも追ってくるが、何とか巻く。

 自分がバイオ研究所のキャットウォークで撃たれた殺される映像を見るマイケル。
 封筒の切手が一枚余分だったのを思い出す。20アイテムと書いてあったのに封筒の中身は19しかなかった。 アイテム・凸レンズで切手を拡大してみると目の所がおかしい切手があった。
 目の前の学校に入り、そこの顕微鏡を使うマイケル。
 そこには未来が見えるマシンが現れたことにより狂う世界が書かれていた。
 マシンを壊す事を決意するマイケル。オールコム社の警備は厳重で金属探知機を通らなければならない。
 マイケルとレイチェルはアイテム・金属球を使って金属探知機を反応させ、その混乱の内にゲートを抜ける。
 アイテム・オールコム社のICカードでマシンの部屋に入る。しかしレスリック達はその事を知っていた。
 マイケルにマシンを直させる気だ。FBIも彼を追う。
 マイケルはアイテム・六角レンチでキーの読み取り機を開き、
アイテム・1ドルコインでドアが開かないようにした。
 そしてアイテム・クロスワードパズルがマシンの何処を直すかのカギだった。直して未来を見るマイケル。
 それからアイテム・弾丸を冷却用液体水素ボンベに仕掛ける。時間が経てばマシンは爆破されるだろう。
 マイケル達を追いかけるレスリック。ウォルフはマシンで未来を見て対策を立てることにする。FBIもやってくる。 レスリックはマシンでマイケルが作業用通路で撃たれる光景を見ていたので、
彼を作業用通路に吊り上げて落とす。
 捕まってたレイチェルと抱き合うマイケル。マイケル達に狙いをつけるレスリック。
 しかしレイチェルは影にFBIが隠れているのを見る。その時アイテム・時計が「GO」という表示を出す。
 作業用通路から跳ぶ二人。レスリックは撃たれて死ぬ。ウォルフもマシンの爆発に巻き込まれて死ぬ。
 FBIの司法長官はマシンを作れるマイケルを殺すつもりだった。
 しかしマイケルの影は無く爆発に巻き込まれて死んだと思われた。ドッジは無事な時計を見つける。
 クレインもそれを見る。二人はマイケルが生きているかもしれない事を隠すのだった。

 花屋にいる二人。そこにショーティがレイチェルの鳥を持ってくる。おみくじの言葉を思い出すマイケル。
 「遠くのものを探せば近くの富を逃すだろう」鳥かごにはロットの当たりくじが入っていた。

感想:登場人物は魅力的ではないし(ポール・ジアマティーが出ているが…。アクションしてみたかったそうだ)、
これはという映像はないし(ジョン・ウーはやっぱり「フェイス/オフ」か香港時代の映画だね)、でも…。
 ベン・アフレックも言ってますが、アイテムが面白いです。パズルを解くみたいで…。脚本家の力ですね。
 原作はこうじゃないみたいだから…。
 私が読んだ数冊のディックの本の印象では、彼は自分、又は他人のアイデンティティに対する不信、疑念、
あいまいさについて書いている感じ。
 主人公は基本的に地味だし。
 だからこの話の原作も、記憶を失くす事による自己のあいまいさ、不安を書いているんじゃないかな。
 うまく言葉に出来ない。たぶん主人公ももっと地味。
 だからディックはSF畑以外の純文学系の人にも受けると思う。
 ディックは疑心暗鬼がひどく、彼を崇拝し、何くれとなく世話をした人をFBIに怪しい人間と密告している。
 でもその疑念が自分自身にも向かうのがディックなんだよね。
 ドラックをやってたって言うけど、元々何かの脳内物質が足りないのかもしれない。
ペイチェック 消された記憶
オリジナル・サウンドトラック「ペイチェック/消された記憶」
ペイチェック―ディック作品集
関連サイト
しーさんのアジト


|

« アクペリエンス・1 | トップページ | 我が目の悪魔 »

映画「な~ほ」(17) 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/45625/4896147

この記事へのトラックバック一覧です: ペイチェック 消された記憶:

« アクペリエンス・1 | トップページ | 我が目の悪魔 »