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2005年7月

ヒューマン・ビヘイヴュア

「ヒューマン・ビヘイヴュア Human Behaviour」交響詩篇エウレカセブン 第15話☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニック:河森正治 コンセプチュアルデザイン:宮武一貴 美術監督:永井一男 音楽:佐藤直紀 原作:BONES 脚本:菅正太郎 絵コンテ・演出:山本秀世 作画監督:伊藤秀樹

 コントロラド、軍関係の保養施設が多く、アドロック・サーストンがレントン達の母と出会い、恋に落ちた街。
 そこでレントン(三瓶由布子)とエウレカ(名塚佳織)とマシュー(中村彰男)はユカタン農園でパンチャの実をこっそり採ろうとしていた。
 銃撃される。相手はレントンの叔父、ユカタン・イグラシアス(仲野裕)だった。

 全ての発端はマシューがコーラリアンとの接触で健康に目覚めた事にあった。
 「コーラリアンに近づいた時、俺は感じた…。自然はすごい!その自然から俺達は生まれた。
だから、リスペクトする」
 マシュー、ゴンジイから太極拳のようなものを習い始める。これが第5次健康ブームに火をつける。
 どんどん習う人が増えていく。
 ジャンクフードが購買部から消え、産地直送生鮮食品によって食生活の改善が始まり、
世界三大健康食品の一つのパンチャの実に興味が行ってしまった。
 コントロラド行きを反対していたホランド(藤原啓治)も、
レントンが幼少の頃姉さんと過ごした場所だと聞いて3時までに帰って来いと許してしまう。
 タルホは当然おかんむり。
 調子の悪いはずのエウレカはニルヴァーシュに乗りたいと付いて来て、
1時間半をニルヴァーシュの試験運転に費やす。
 パンチャの実は元々高値で、しかもここ最近の不安定な気候により不作、とても買える値段ではなかった。

 レントンはマシューを軍学校の先輩、エウレカをクラスメイトと叔父に紹介。
 なぜなら部屋には月光ステイトのメンバーの手配写真の貼り紙が…。3時になったが帰れない。
 叔父は近所の者を呼び、みんなで食事。テーブルにはアドロックビール。
 叔父はほら吹き家で、エウレカをレントンの婚約者と言うのを初め、次々と嘘を言う。
 「行くはかの地 トラパーの 渦に大地に スカブの荒野 守れやみやこ 民の幸 我は祝うや みなみな続け 続けや続け アドロック」
 その唄をこぶしを震わせ、目をぎゅっとつむって、聞くレントン。ついにこぶしでテーブルを叩く。

 一旦昔の自分の部屋に入り、しばらく想い出にひたって、戻ったら、酔っぱらってるマシューが縛られていた。
 叔父はレイアウトでレントンが月光号にいる事を知っていた。
 叔父は最初レントンを月光号に潜入活動をしていたスパイと皆に言い、次に洗脳されたと言った。
 州軍が来てマシューとエウレカは捕まる。一方トラパー濃度が以上に上昇し始める。
 レントンはニルヴァーシュに乗り、マシューとエウレカを助ける。
 レントンはホランド並みにニルヴァーシュを操った。
 その姿を見て「あんなの、ニルヴァーシュじゃない!」と厳しい顔で言うエウレカ。

 無事に戻った3人。マシューはレントンをほめ、謙遜しながらも喜ぶレントン。黙って去って行くエウレカ。
 それを見るホランド。「レントン、後始末は自分でつけろよ」
 「何言ってるんですか。当たり前ですよ」(レントン、意味わかってない…)
 第5次健康ブームは静かに去っていった。ゴンジイから教わっているのは今やミーシャとケンゴウだけ。
 あれ以来エウレカはニルヴァーシュの前に立つばかりで触れようともしない。
 レントンがニルヴァーシュに近づくのは反対らしく他人を見るような目で威圧する。
 レントンの叔父さんは軍に連行される。

感想:ニルヴァーシュをめぐって三角関係になってしまったエウレカとレントン。
 レントン、もしかして…ニュー…タイプ……。トラパーを呼び、自由自在にニルヴァーシュを操る。
 まあ自覚してないが…。ニルヴァーシュはもともとエウレカしか動かせないものなのだろう。
 機械と意志をかよわせる事が出来るはずのエウレカは、今はニルヴァーシュと心を通わす事が出来ない。
 もう2度と心を通わせられないのではないかと言う恐れがあって、
彼女はニルヴァーシュに触れることすら出来ない。
 彼女の一番の絆を断ち切ったレントン。
他の方々のブログを見ての感想:ああ、確かにレントンのニヤリは嫌な感じでした。
 バーサーカー・ニルヴァーシュはイヤって意味もあったかな、エウレカの発言は。
 アドロックの息子としか見られない事に対する苛立ち故に、あの唄をあれほど嫌がったんですね。
 叔父さん、叔父さんなりに深くレントンを愛していた事が、残されていた部屋とか写真から伺えます。
 一体何の罪で…。確かに月光ステイトの皆さんはお尋ね者だから、通報するのは市民の義務と言えますね。
 市民は軍がやっている事を知らないし。月光ステイトの目的も知らないし(私も知らんが)。
ニルヴァーシュ type ZERO
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ターミナスTypeR909
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ターミナスTypeR606
交響詩篇エウレカセブン 3
エウレカセブン TR:1 NEW WAVE (DVD-VIDEO同梱) 特典 ゲーム版コミック付き
関連サイト
交響詩篇エウレカセブンまとめ@2chアニメ板
Precious Prize Platz-Annex-詳しく書いてます。
師匠の不定期日記画像あります。 
投げすてろ人生(Trash your human life!)押井守リスペクト論


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511の亡霊

「511の亡霊」モンスター MONSTER CHAPTER41 ☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 アニメーション制作:㈱マッドハウス 脚本:林政宏 絵コンテ・演出:小林智樹 作画監督:南伸一郎

 511キンダーハイムの元院長、ペドロフ(大塚周夫)、ドイツ名ラインハルト・ビーアマン、
彼は心理学者で精神科医だった。
 内務省での専門は科学的人格矯正、いわゆる洗脳。
 グリマー(田中秀幸)は彼が511キンダーハイムの実験結果記録を持っているのではないかと睨んでいた。
 後を付いて来るグリマーと言い争うペドロフを彼を「おじいちゃん」と呼ぶ子供達が迎えに来た。

 ホテルで朝を迎えるグリマー。扉を叩く音がし、開けるとペドロフ様からのお届け物との事。
 一旦ドアを閉めるグリマー。男達がドアをけやぶり入ってくるが、中はもぬけの殻。
 グリマーは窓からすでに出て、逃げていた。

 二人の男の子がサッカーを楽しげにやっていて、それを見守っているペドロフ。グリマーがその前に現れる。
 ペドロフの家はなかなか立派だった。金はどこから出ているのかときくグリマー。ほっといてくれと言うペドロフ。 二人の男の子とカフェで飲食を楽しむペドロフ(顔はずっと厳しげだが)。
 グリマーはペドロフを迎えに来た子とサッカーをしてた子とカフェでパフェ(チョコパフェじゃないぞ)を食べてる子が全員違う子達である事から、もしかしたらと思い、ペドロフの家へ走る。そこには沢山の子供達がいた。
 ペドロフが帰ってくる。この子達は娼婦街で生まれた子供や貧困の中捨てられた子供達だった。
 グリマーは子供達をサッカーに誘う。
 そして子供達にペドロフの事を警察に通報したら君達は自由になる、みんなあの家から出たいだろうときく。
 しかし子供達は全員を首を振った。グリマーの方にボールが来、彼は尻餅をつく。
 子供達は大笑いし、その様を見たグリマーはある事に気づき、ペドロフのいる家に走って戻る。
 グリマーを追いかける子供達の横を綺麗な女の人が通り過ぎる。
 ペドロフの家では家政婦さん(岡村明美)が殺されていた。ペドロフも撃たれていて瀕死だった。
 女にやられたそうだ。ペドロフは貸し金庫の鍵とカードと暗証番号のあり場所をグリマーに教える。
 貸し金庫の中には実験データとある少年の面接テープがある。催
 眠法と薬物投与により彼の過去を彼自身が語ったもの。511キンダーハイムを破滅に導いた怪物の。
 ペドロフは今度は憎悪、虚無、破壊衝動などの闇に取り込まれない人間を創ろうとしていた、愛情で。
 「ペドロフさん、それは親が子に向ける、ごく普通の自然なことだ」「いや、実験だ」ペドロフは亡くなる。

感想:グリマーさんは笑えないんだよね。ホントにそうなっちゃうのかなあ。でもグリマーさんは努力している。
 しかし最後まで実験と言うペドロフもある意味えらいな。
 ガラスに映るペドロフとグリマー、灯に集まる蛾、顔を切り取り方、ノブに映るグリマー、
(動かない子供はおかしいが)、アニメも工夫してるね。

関連サイト
Melog
  
ちっちゃん俳句「心臓に 編集すると ライトなり」

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雨の中に錯綜する想い

「雨の中に錯綜する想い」絶対少年 第10話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 演出:牧野行洋 作画監督:牛島勇二

 祭りの当日。
 気合充分で歩いている阪倉亮介(斎藤泰央)、金魚すくいの笑子さん(女?松本吉朗)にお仕事を命じられる
(たぶん、露店で働きたいというオーラが出ているんだろう)。
 「若いもんがブラブラしとったらあかん。働きぃ」

 逢沢歩(豊永利行)、稀代秋之(浜田賢二)にお祭りが終ったら横浜に帰ると言う。「田奈はどうだった?」
 「まだ、終ってないから」「そうか。何か知らんがそれももうすぐ終ると思っているわけだな」
 「たぶん、今夜中には」父、歩を一緒に祭りに行こうと誘うが、断られる。
 父のスリッパの片方が落ち、「冗談だ」と苦笑い(冗談じゃないよな、本気だったよな)。

 深山美紀(三橋加奈子)に歩から電話。
 夜、行けるかどうかわからないけれど、行けたら一緒にお祭り回ってみたいとの事
(正しい判断だ!そのまま正しい青春の道を突き進め!)。
 わかったと美紀。「ごめんね、曖昧で」
 美紀は美玖(斎藤千和)と美佳ネエを迎えに行こうとしていたが、美玖は風邪をひいたみたいで具合が悪い。
 美紀、美玖のおでこに手をあて、「熱、あるよ」「あるんだなあ」

 鈴木平五郎(宝亀克寿)、藤堂麻子(水野理紗)のお手伝い(さすが、藤堂麻子)。
 「客か、ひやかしか」と歩に声をかける。「お前が欲しいのは瓶詰めの水か。うん?」
 「うんと、僕、客なんだけど。こんなんで良いの?」藤堂麻子「平五郎さんだからねえ。持ち味でしょ」
 雨が降ってくる。

 しかし予報では夕方には回復するそうで、猫踊りは決行する予定。
 須河原晶(松本美和)、それを聞いてトイレの中で本番で言う事の練習をする。

 平五郎「縄にぶら下がったわらじか。道切りだな」歩「道を、切るの?」
 「昔からあるまじないだ。いや、昔あったと言うべきか。
疫病や魔物、村や家に災いをもたらすものが入ってくるのを防ぐために、うちと外との境界に置かれる。
注連縄や辻の地蔵にも似たような役目がある」
 「その中には、入っちゃいけない?」「災いをなすものは入れない」「そうでなければ入れる?」
 「まあ、そうなるが…」「じゃあ、入ったら戻れなくなる場所って?」「うん?」「世界の被膜と関係ある?」
 「竜宮城、桃源郷、アガルタ、シャングリラ。言い方は色々だが、一言で言えば、異界。
この世と可塑的接点を持ちながら、この世では無い場所。被膜の向こう側だな。
道切りされた異界の入り口がどこかにあったか?」

 浴衣を着せられた可愛過ぎるタルト
(予告によると本人にも可愛いという自覚はあるらしい…
「色っぽいというよりは色物と言うか猿回しと言うか」byロク)、急に吠え出す。
 海野潮音(清水愛)が窓を開けると、水に濡れて、透明だが形がわかる何かがいた。
 タルトの瞳を見るとはっきり映っている(もちろん潮音の瞳にも)。

 須河原晶、猫踊りの場に到着。車の窓から手を出し、「おっ、止んでる。晴れ女パワー」とガッツポーズをとる。

 啼沢川の上流に向かう歩の携帯が鳴る。
 しかし誰から来たかの表示もなく(文字化け)、出ても変な音がするだけ。
 ピンクの何か、堂々歩の横を通り過ぎる。
 2時、突然テレビがつき(さ、貞子か…)、
「愛ゆえに愛はすべてを越えて」が始まる(深山父(小和田貢平)はもうあきらめたんだろうな…)。 驚く美玖。
 「寝てる場合じゃないぞ、これ」美紀と美佳ねえ(鈴木真仁)が帰ってくる。
 鏑木拓馬の家の前の車のクラクションが突然勝手に鳴り出す。あちこちで同様の事が起きる。
 笑子の金魚すくいの金魚達が一方の側に固まる。人々の携帯も鳴り出す。
 須河原のビデオの映像もおかしくなる。「来るぞ、来るぞー」と須河原、嬉しそう。

 美玖、美紀と一緒に稀代動物病院に行く。昼過ぎに出かけてそのままと言われ、美玖、駆け出す。
 美玖、電話じゃ駄目だと言ったんだそうだ。「わっくん、本気で遊ぶ気だ」

 ピンクの何かに導かれ、歩、頭屋の森に着く。

 美玖、美紀、実に可愛いネコ娘ルック
(猫耳つけて、丈の短い浴衣(?)着て、オカカ婆みたいに立派なしっぽつけて、帯は後ろで大きなおリボン)。
 美玖、風邪をおして祭りに行かなくちゃだめだそうだ。「わっくんが本気で遊ぶって、どういう事?」「どうだろ」
 「わたしに手伝える事ある?」「ない」

 猫踊りの由来話の別バージョンを話し始める堂丸史郎(西前忠久)。
 笛を吹き、踊る猫と言えば控えめに見ても化け猫。
 たたりがあってはたまらんと、主は地所の一角に小さな塚(猫塚)を建て、シロを祀った。
 ところが、それ以来守谷の家では怪異な出来事が頻発するようになった。
 塚が逆に依り代になってしまったのかもしれない。
 主は年に一度、自分らがシロ達になり代わって踊る事によって幾多の怪異を鎮めようとした。
 堂丸がカメラを覗くとそこに何かが飛んでいくのが映っていた。しかし眼で見ても何も無い。須河原「どした?」  「いや、何でも無い」

 歩、道切りを見る。わらじが突然落ちる。道切りの向こうには鳥居があって、塚みたいな碑がたってる。
 「又見てるし」わっくん(竹内順子)が後ろにいた。「そっちは、め!」「わっくん」「遊ぼ!」

 潮音、携帯で稀代秋之に歩の事をきく。戻ってない、このままお祭りに行くつもりなんじゃないかとの事。
 拓馬に電話するが、電波が届かない(又は切られてる)。潮音、それでもお祭りに行く事に決めたみたいだ。

 夕方、拓馬、猫おどりのコンテストについてのスピーカーでの放送を聞く。

 亮介、金魚すくいの手伝い。
 男には緑の、女には赤いぽいを渡し「はーい。頑張って彼女に良いとこ見せないとね」
 笑子「ふーん。亮ちゃん、あんた初めてや無いな」「女には普通の6号、男には薄い7号。常識っす」
 「ほな紫は?」「特別な人から、見かねた客まで。こっちの胸一つ」美玖「おい、探したぞ」
 「あらあら。厚い5号の特別な人?」「笑子さん、笑った顔、ちょっと怖いすから」
 美玖、亮介に頭屋の森に行ってくれと頼む。

 歩に追いかけられ喜んでいるわっくん(歩、結構優しい奴)。「あむ、もっかい!」「もう、暗くなるよ」
 「もっかい」「あのね、僕…」「うん?」「僕、もうすぐ帰るんだ」「帰る?」「いなくなるから、もう遊べなくなる」
 「いなくならない!あむ、遊べるし!」「でも…」「いなくならない(泣き声)」「でも…」「あむ、いなくならない!」
 「あのね…」「待つの、いや」どっしる、しっしんが来る。「あむ、どっしる、しっしんって言った」過去を思い出す歩。 緑のを指差し「どっしる」と言う小さな歩。「何?」と着物姿のわっくん。
 「名前。しっしん」と黄色いのを指して言う歩。現代。
 「あむが言った、どっしるとしっしん。あむ遊ぶって言ったから。待ってたし。あむ、来たし。
遊ぶもん」とちょっとふくれ顔のわっくん。
 祭りに来た拓馬、浴衣姿の潮音(綺麗だぞ、潮音)に会う。
 具合が悪い美玖を心配そうに見る美紀と美佳ネエ
(残念、猫顔に化粧していて、顔がよくわからないよ、美佳ネエ)。
 「僕、どうすればいい?」とわっくんにきく歩。
 わっくん、笑顔で「こっち、来る。おいで!ずっと一緒。ずっと遊ぶ。おいで!あむ、おいで」
 ゴミ捨て場の上空に沢山の光現れる。

感想:怖いぞ、わっくん。ずっと一緒はまずい。歩をどうか正しい青春の道に戻してくれ!
 しかし猫おどりに萌える人は多そうだ。実際の猫おどりも萌えられるのかな。予告もいつもおもしろいな。
絶対少年 2
関連サイト
Angel comes over from east猫おどり
JUNK COLLECTOR画像あります。
師匠の不定期日記画像あります。
丹那探訪
丹那&猫おどり
かんなみ猫おどり猫おどりの由来はほとんどそのまんまでした。


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そこにいること 他

「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd.GIG」
原作:士郎正宗 シリーズ構成・監督:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸 西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司 常木志伸 美術監督:竹田悠介 音楽:菅野よう子 制作:Puroduction I.G

「機械たちの午後 PAT.」第15話 ☆☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本:櫻井圭記 神山健治 作画監督:中村悟 絵コンテ:布施木一喜 演出:竹下健一 

 タチコマ(玉川紗己子)がメンテナンスのために集まっている。
 警察庁のサーバーアレイに個別の11人に関する極秘ファイルがあったと他のタチコマに知らせるタチコマ。
 そんな所に勝手に潜り込んではいけないよとプロト(杉山大)。
 まずいデータを拾ってきたら消去すれば良いと鑑識(関口英司)が言う。
 「先輩は甘すぎますよ。そんなお土産につられるなんて」とプロト。
 タチコマ「赤服が赤福、甘党が甘すぎ」(赤い服の鑑識は“赤福”というお菓子を食べている)
 「面白くありませんね」とプロト。タチコマ達がブーイングする。
 そこにバトー(大塚明夫)とトグサ(山寺宏一)が入ってくる。
 タチコマは彼らに個別の11人について調べた事を説明する。ワクチンはまだ作れない状態らしい。
 彼らは元自衛官や、警察官や傭兵。義体化率は50パーセント以上。
 ウィリスキャリアはわかっているだけでも2万はいて、被害者が増える可能性がある。
 しかしそれはお前らの仕事じゃねえとバトー。
 自決した個別の11人に関してはスプリング・エイトに調査を依頼している。
 それで現地で少佐と落ち合うことになっているが、一機連れて来いと言われたそうだ。
 メンテ機に繋がっていたタチコマがメンテが終ったと名乗りを上げる。それはいつものバトー専用機。
 自分達の個性化について話し合うタチコマ達。大人しくしろと鑑識に言われ、ネット内で話し合う事にする。
 「ここなら誰にも邪魔されずに話せるねー」「うん。時間の流れも関係ないし」
 「話を戻したいんだけどさ、ウイルスで発症したと思われる個別の11人はともかく、個別主義者ってどう思う?
個を強調する割には没個性的な人達だと思わないか?」
 「確かにそうだね。
ネット上での孤立や、自我の存在証明を追究して、各自の差異に価値を求めているくせに、
違う思想の人間を排斥しようとする行為においては一様に団結している訳でしょう?」
 「そうなんだ。主体性があるようで無い集団。個を求めんとするあまり没個性に陥っている人達だと思うんだ」
 「それって、ある意味僕達とは対極にある人達って気がする」
 「そうだね。僕らは並列化を義務付けられながら、何故か一度は個を手に入れた訳だから」
 「そして今ではその差異を個性として尊重してもらった上で、必要な情報のみを並列化すればいい。お?」
 もう一機現れる。
 「じゃあさ、個別主義者が本当に個別で在ろうとするが故に、差異の無い集団になっているんだとしたら? 
彼らの集合体としての意志を決定しているのは…誰なの?」
 「個別の11人に関しては、その意志決定をしたのは内庁の合田ってことかな」
 「でも中国大使館を襲撃したテロリスト達は、
ウイルスとかに関係なく台頭してきたインディビジュアリストって言われてるんでしょ」
 「笑い男事件の時に大挙して現れた模倣者達こそがその起源、と言っている社会学者もいるけどね」
 「だとすると、個別主義者達の意識の中には、合田の思惑が介在する以前から、
現在の状況に近いイメージが共有されていたって事になるのか」
 「国民の総意としての難民排除って事ね」
 「それを言うなら、難民だって個別の11人が台頭してくる以前から、テロ行為は繰り返していた訳でしょ?」
 「不思議だよねー、誰かがコマンドを出してる訳じゃないのに、みんな自然とおんなじ方向を向き始めている」
 「あるいは、個人と集団以外の第三の意志決定の主体が、人間には在るのかもしれない」
 「どういうこと?」もう二機加わる。
 「例えば、遺伝子と言うミクロなレべルで主体の新旧を見いだそうとしたドーキンスと、
極めてマクロな地球規模の主体に思いを馳せたラブロック。
両者はほぼ同時期に相反する主体を題材にほぼおんなじ結論に達していると言ってもよいような著書を残しているんだ」
 「どんな事が書かれてるの?」
 「人間は最も合理的な主体や意思を宿す最小単位で、自身より大きかったり小さかったりする、
ある種のホロン型構造の存在について思考し言及する、みたいな」
 「つまり、個別主義者や難民もその行動を決定する因子は、自身よりミクロな、
あるいは集団を超えたマクロなレベルに存在するという事を言い当てている様な所があるって事さ」
 「むずかしいなー」
 「簡単さ!
人間がその存在を決定付ける以前には存在していなかったネットの在りようが、
彼らの神経レベルでのネットと今や地球を覆いつくさんとしている電子ネットワークの双方によって自身の意志とは乖離した無意識を、
全体の総意として緩やかに形成しているって事だよ。
だろ?」
 「つまり人間は自分の肉体と精神とがすでに一致していないけど、
その事については気付いていないってこと?」
 「ありていに私見を述べればね」
 「ひえー! 肉体と精神は不可分だって結論に傾きかけてたのに、なんと言う真理の反転」
 「とするなら、合田ってその緩やかな流れを加速するための媒介を、意図的に作り出した、って事になるのか」
 外から呼ばれ、ネット内から離れるタチコマ達。メンテが終って交代しなければいけないのだ。
 メンテ中で議論に加われなかった一機も議論の内容を並列化させてもらう。「なるほど。そいつは興味深いな」  「だろ」「だけど僕も最近は自分の意識と体が一致していない気分になることがあるんだ」「どういう事?」
 「自分を遥か上空から見下ろしている自分がいるような感覚かな」
 「ああそれ僕もある! 僕達の主体って一体一体のボディに宿ってるの?
それとも集団としてのタチコマに共有されてるの?」 
 「そりゃあ基本は並列化を前提としている訳だから、後者でしょ」
 「僕らにとっての神である少佐の意志も、介在している訳だからね」
 「でも天然オイルを禁止された今となっても、個性化の進行は止まらない。
完全に均質化された筈の僕らが個を宿し、かつボディと情報の乖離を無意識下で体験しているって事は…」
 「もしかして」「もしかして」「もしかしてー!」「ゴー…」
 「まあ待て、結論を性急に出してはいけない。
それは単に僕達にエージェント機能が追加された事による遊離感なんじゃないのか?」
 「それもあるけど、肉体と精神以外の第三の主体が、何処かに在るような気がしてならないんだ」
 「それってわかるよ。
僕もさ、
前にジガバチと戦った時に死の恐怖を感じることなく少佐の服としての役割を瞬時にこなす事が出来たんだ。
あの時、僕の体はもう僕自身の物では無いんだって、どこかで割り切ってた所があったもん」
 「それは、バトーさんを助けたいと感じた時の、あのえも言われぬ法悦感とは違ったの?」
 「違うね。もっと即物的でプログラムチックな行動だった」
 「だとしたら、残念ながら君が感じた第三の主体は、人間のそれとは違うのかもしれないな。
それにさ、僕らの共有情報を溜めているサーバーが何処にあるかって事も僕らは知らされてないわけじゃない。
その存在が、第三の主体の正体なのかもしれない」
 「僕達にゴーストが宿ったと思ったのは錯覚だったのかー」
 「でも、君が感じた第三の主体については、もっと詳しく思考してみる必要があるかもね。
その感覚、並列化させてよ」
 「しひひひひ。いいよ」

 スプリング・エイト。パイロットの血中からマイクロマシンを形成していたたんぱく質の溶解片が見つかった。
 個別の11人の電脳からは何も発見されていない。火薬は半島で作られたコンポジションC4。
 台湾ルートから国内に同様の物が多く入っている。爆発音と振動がする。
 駐車場にいるタチコマにそこから何か見えるかきく草薙素子(田中敦子)。
 目の前の建物から黒い煙が立ち昇っている。バトーとトグサが駆けつける。
 逃げ出してくる人が一人もいず、ここは無人かときくバトー。
 警備員(原田正夫)によると数日前から爆発物を仕掛けるという犯行予告があり、警戒はしていたそうだ。
 ただ主任研究員の有須田(あすだ)博士がいた可能性がある。
 爆発はガス爆発程度で、建物内には誰もいなかった。
 有須田博士の顔をどこかで見た記憶があるとタチコマが言う。ただはっきりとした記憶が無い。
 素子は伊丹と新浜両空港にアクセスできる道路と空港内のIRを調べろと本部のオペレーター(大野エリ)に言う。
 バトーとトグサは素子の指示で新浜空港に行く。
 タチコマは他のタチコマ達に有須田博士について問い合わせる。
 他のタチコマ達も有須田博士を見たような気がするのだが、メモリに該当データが無い。
 騒ぐタチコマを叱る鑑識。タチコマ達、ネットで会合する。「ムキー!思い出せそうで思い出せないー」
 「シナプスが繋がらないねー」「シナプス?そんな有機的なアナロジーはやめてよ」
 「ねえねえ、なんかさ、
この記憶に関してのみ電脳内に切り分け区画があるのにアクセス出来ないって感じしない?」
 「うんうん」

 素子によると有須田博士はタチコマのAIに使われているニューロチップの試作モデルをたった一人で開発した科学者だった。
 エージェント機能の追加や、
記憶に二重構造を持たせる事で経験値を失うおそれを取り除く方法を考案したのも彼。
 おそらく爆破事件は彼によるもの。目的は研究成果を携えての亡命。博士は国定研究員。
 画期的なAIを発明したものの、彼個人のパテントは認められない。
 タチコマの構造解析を博士が出来るようにしていたが、その時の記憶はタチコマ達からその都度抹消している。 タチコマの博士に関する記憶が曖昧なのは博士が自分の功績をどこかに残したいと考えてメモリーの一部に自分の記憶を書き込んだからだろう。
 素子の話を聞き、タチコマの一体がメンテ中のタチコマの頭を開けさせてもらう。
 AIのどの部分に切り分け区画を作ってるのか確認しようとしたのだ。しかし…
 「無い!無いんだ!こいつのAIが! もしかしたら僕達って、全員脳無し?!」
 「じゃあ僕らのAIは一体何処にあるんだ?!」

 有須田博士(土師孝也)を捕まえるバトーとトグサ。武器輸出規正法違反。
 資金と設備の無償提供と引き換えに国定研究員になったのだから、彼に自由は無かった。
 有須田博士にあなたは僕のお父さんですかときくタチコマ。「…お父さんか」
 有須田博士は衛星に組み込んだハブ電脳の第8区画にあるC9ファイルに自分の記憶を書き込んでいた。
 タチコマ達のAIは衛星上にあったのだ。タチコマ「ということは、サーバーもその衛星上にあるって事か」
 「人工衛星からの超鳥瞰的視座を第三の主体として感じていたって事―?」
 「僕らのAIには感覚器官が備わっていないから、
今まで自分の意識がどんな経路を巡って思考していたか気付かなかったんだー」
 「それでプログラムとボディとの心身合致がもはや不要になったって事なのかー」
 「僕が死を恐れなくなった理由もそれで理解できたよ」「それにしても宇宙とは…壮大だなあ…」
 タチコマ達上を見上げる。タチコマ「でも、あなたの記憶は、消したくないって気がするんですけど」
 有須田 「気にするな。私の思い描いたAIへの理想は、ネットの何処かに残るだろう」

 バトー「少佐、あいつはこれからどうなるんだ」
 「私達が確保した事で、いくらか酌量の余地はあるだろうが、運がよくて実刑判決」「運が悪かったら」
 「播磨の施設内で、一生日の目を見ない研究に、従事する事になるかもね」…
 「たまにはタチコマでも連れて、会いに行ってやるか」
 「それもどうかしら。私達がそうであるように、自由を求めた彼に、最早自由は無い」
 タチコマを優しくさすっている有須田博士。 

感想:お父さんの記憶ぐらい残してあげたいけど…。
 博士もタチコマと親しく会話出来たら他所の国に行きたいとは思わなかったろうに…。こんなに可愛いのに…。
関連サイト
アニヲタ西中★萌える部画像あります。

「そこにいること ANOTHER CHANCE」第16話 ☆☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本:神山健治 作画監督:後藤隆幸 絵コンテ・演出:橘正紀

 出島に難民が集まってきていた。反難民デモも急増している。
 対策をとるべく会議を開いても、お互いに非難するばかりで、何ら前向きな提案は出ない。
 茅葺総理(榊原良子)は一旦休憩をとる。
 総理が総理大臣室に戻るとそこには荒巻大輔(阪脩)と草薙素子がいた。 素子が有線で総理に報告をする。  どうやら難民の中に彼らを懐柔し滞留させて置けるだけの能力を持った者が出現したらしく、
それが長崎流入の原因だと。
 総理がもう一つ調べて頂きたい事があると言う。
 日米安保にからみ国防族議員の中に旧大日本技研と癒着しているものがいるようだと。
 総理大臣室から出る課長と素子。総理の言っていた国防族議員とはおそらく高倉官房長官。
 高倉は親米にして親保守。米帝猛進主義を捨てきれない軍産複合の最古参。
 大戦終結でその商品価値をなくした放射能除去技術が米帝と再び組む事で、
他国への新たな抑止力としてその商品価値を上げれば、贈収賄は成立。
 高倉は内庁のトップであり、合田には旧大日本技研で日本の奇跡をプロデュースした経歴がある。

 茅葺総理が総理大臣室を出ると、
後ろから彼女の耳に口を寄せて「待ちくたびれたよ、茅葺総理」と言う高倉官房長官(おそらく…武藤与志側)。
 びくっとして体を離し(当たり前だ、バカにしてるな)、「すぐに行きます」と答える。
 彼が去った後、ため息をつく総理(ため息はなるべく止めよう)。

 イシカワ(仲野裕)が半島でクゼヒデオ(小山力也)について調べて来て、
素子と課長を抜かした9課の面々(アズマ(尾形雅宏)達、新人さんも抜き)に報告する。
 4回の大戦を経て各国が疲弊しきっていた2024年、
米帝が大戦終結を機に内線の続く半島に国連軍派兵を呼びかけたのが自衛軍派遣の直接のきっかけだった。
 米帝の真の目的は北半島に眠るウラン鉱脈の採掘権を統一政府に取り付ける事だったが。
 戦争特需に沸いていた日本は国連にノーとは言えず、二つの大戦を経て尚、
根室での奪還戦以外では実戦を避けてこられた自衛軍の初の試練をなった。
 バトーや少佐なんかは戦時中非公式に海外へ行っていたが。
 爆弾テロで殺された当時の首相は国際的視野を持った数少ない政治家だった。
 国内世論を押さえ込むべく厳重な報道統制をし、PKFの派遣地を比較的安全とされた新義州に決めた。
 報道統制を行うべく裏で暗躍したのが今の内調の前身、内閣報道庁だった。
 クゼが配属されたのは本体の中でも最後に現地入りした機動部隊だ。
 当時新義州は特別行政区で、貿易の拠点だった事から、攻撃の対象外だったが、
統一政府樹立後敗走した人民軍の残党が、最後の戦地に選んだのも、
そこから東へ20キロほど行った農村地帯だった。
 そこは標高800メートルほどの峠でゲリラ戦に持ち込むにはうってつけの場所でもあった。
 到着早々ゲリラ討伐隊として二個中隊で出陣する事になった義体化歩兵部隊は極寒の山間部へと移動を始める。
 本隊は人民軍の最後の精鋭部隊が新義州攻略を企てていると言う情報を受け、警戒を強めていた。
 クゼの部隊はそれを北から回り込んで先制攻撃を仕掛ける手はずになっていた。
 だが、クゼの一個小隊は情報に無かった難民キャンプで、人民軍とは名ばかりの、
ほとんど山賊になり下がった兵士達の醜い略奪行為を見る。
 義憤に駆られたクゼ達は戦闘を始めてしまう。
 120対30の戦闘だったが、クゼのいた一個小隊は義体化された精鋭部隊、
キャンプを襲っていた連中は元軍人とはいえ、ほとんど生身の上、やせ衰えた連中ばかりだったので、
雌雄はあっと言う間についた。
 その後何度か人民軍の情報は入ってきたが、実際の戦闘はその一回きり。
 しばらくすると農村部の小隊キャンプに問題が発生する。PTSD,心的外傷後ストレス障害。
 初めての戦闘で一方的に相手を殺戮してしまった経験が若い兵士達の精神を蝕み始める。
 自分の肺や臓器が残っている者は、難民が持ち込んだ合成アルコールやハシシに手を出し、
フラッシュバックしてくる殺戮の悪夢から逃れようとした。
 日本のマスコミは心無い言葉を浴びせ始める。
 難民キャンプでの殺戮の事実は報道規制によりマスコミには届いていなかった。
 兵士の醜態を報道させまいと規制がかかった事により彼等の自由は制限され、
ついには帰国も許可されないという事態になる。
 国境沿いの難民キャンプでの虐殺が一部のマスコミに漏れ、
それが日本の自衛軍によるものだったのではないかと言うデマまで流布し始める。
 農村の住民達は事情を説明しろと糾弾。
 厳しい報道統制下に置かれていた若い兵士達はもちろん、上官達でさえ自分達を弁護する事が出来なかった。

 ある日ハシシを吸っている兵士の一人に報道陣がこんな事を言った。
 「おい、お前、アサシンって言葉の意味を知っているか?
 そいつはアラビア語でハシシを食らうものの意味だ11世紀エルサレムを奪還した十字軍を殺した、
イスラムの刺客達は、ハシシを吸い夢見心地で暗殺を決行した。
それを見た十字軍は、彼らをアサシンと呼んで恐れたそうだ。お前らもそいつでここが楽園にでも見えたか。
ひとの国に乗り込んで来ていつまでお客気分でいるつもりだ。この人殺しどもが」
 警戒任務についていたクゼが記者に近づく。「確かに。お客気分だったかもしれないな」
 ヘルメットを取り、銃を突き出し、カメラと交換してもらう。 そしてクゼは難民キャンプに入る。
 カメラを持ち、難民の暮らしを時折ファインダー越しに眺めたり、折り紙を作ったりしていた。
 しばらくすると妙な現象が起こり始める。
 イシカワ「まずは老人たちが徐々にクゼに興味を持ちはじめやがて酒を勧める。
次は子供が紙飛行機を折れといった具合に、彼らは物言わぬクゼに次々と近づいていった。
そして翌日には、女や大の男までが、交互にクゼに何か話しかけると、クゼはその様子をただ楽しそうに眺め、
写真に収めたりしていたそうだ」
 バトー 「ふむ。それから」
 「人民軍が投降し自衛軍の任が解かれた三ヵ月後までクゼの行動は続き、
マスコミの連中はそれ以後虐殺の話をする者はいなくなった。
そして自衛軍が帰国する前日クゼは、キャンプから忽然と姿を消す」
 その後国境を越え西に向かったという話だが定かではない。
 台湾の難民街から戻ったと言う男がクゼと思われる男に会ったそうだ。
 義体の髪はすっかり白くなっていたが、彼の周りには絶えず人が楽しげにたむろしていたそうだ。
 バトー「ん? 何だ少佐。戻ってたのか」「ええ、聞いていたわ。確かに、興味深い話ね」

 内庁。合田一人に難民の電脳を逆送出来たと報告している男、黄村(朝倉栄介)。
 探していた人間は出島にいたようで、NSAに確認を依頼、じきに映像で確認できるとの事。衛星からの映像。  出島、その中の広場、歩いているクゼ、彼に話しかける叔父さん、空を見上げるクゼ、夕日、歩き去るクゼ。

感想:出島に難民が集まっているのはそこにクゼがいるから。合田はすでにその事をつかんでいる。
 彼は官房長官と強い繋がりがある。そして旧大日本技研とも。
 日本は自立せずに、米帝の庇護の下にいたほうが繁栄できるという考えか。
 合田が小さな欲で動いているとは思えない。クゼは一種のカリスマ。
 難民に強い思い入れがあったから、合田のウィルス通りには行かなかった。
 しかしオープニングの映像におけるクゼは打ちひしがれている。先行き不安だ。
(アサシンって言葉はマルコ・ポーロの東方見聞録に出てきて広まったと聞いた様な気がしたけどそうじゃないのか。
麻薬を使って、暗殺者を操る老人の話し…)
他の方のサイトを見ての感想:間違ってましたね、私。アサシンについては私より攻殻機動隊が正しい。
 勉強になりました。十字軍が相手と言うわけではないらしいけど。ハブ電脳についてはスルーしてました。
 確かに電脳世界なんですから、今とは違うコミュニケーションがとれますね。
 うん、確かにアメリカが帝国と言う言葉を使う事は無いでしょう。
 彼らにとってカエサルは独裁者で、悪いイメージらしいし…。
 1回の戦闘ではPTSDにはならないとは言えないと思いますが、相手はひどい事していた奴らなんだから、
あまり罪悪感は無いかな。
 電脳なんだから、戦闘用に調節も出来そうだし。
 茅葺総理が端子を拭いて素子に渡していた事は気づきませんでした。やっぱ、うかつな人間だな、自分。
付記:今、ニュースで、アメリカでPTSD対策として兵士や911体験をした消防士に、傷となっている体験をコンピューターで映像化し、何度も体験させ、治療するというのをやっていました。
関連サイト
野良犬の塒いつでも参考になります。
アサシン派面白かったです。
アニヲタ西中★萌える部
攻殻機動隊の日本地理
笑劇!!ヘタレ人生日記画像あります。
有閑市民のすすめわかりやすくまとめてあります。

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 08


  


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ヘルボーイ

「ヘルボーイ Hellboy」2004年 2h12 米 ☆☆☆
監督&脚本:ギレルモ・デル・トロ(Guillermo Del Toro)撮影:ギレルモ・ナヴァロ(Guillermo Navarro)音楽:マルコ・ベルトラミ(Marco・Beltrami)原作:マイク・ミニョーラ(Mike Mignola)

メモのようなあらすじ。最後まで書いてるし…。

 1944年10月9日、スコットランド沖。
 超常現象研究家のトレバー・ブルーム(ブルッテンホルム)教授(Kevin Trainor)は28歳、
米大統領の顧問だった。
 トランダム大修道院の遺跡。現実と冥界の境界に建てられたもの。そこでナチス達が何かの準備をしていた。
 ガスマスクの男、カール・ルブレヒト・クロエネン(ラディスラフ・ベラン Ladislav Beran)、
ナチス一の殺し屋で“トゥーレ協会”会長もいた。
 イルザ(ビディー・ホドスン Biddy Hodson)に永遠の命と若さを与えると言っているグリゴリ・E・ラスプーチン(カレル・ローデン Karel Roden)。
 ラスプーチンは冥界の扉を開き7つの龍神オグドル・ヤハドを呼び起こそうとしていた。
 「ラグナロクよ。アヌンを呼び覚ませ、アヌンを!」
 アメリカ軍の襲撃により冥界の門は閉じ、ラスプーチンは門に吸い込まれた。
 教授は門から何か出ていたかもしれないと捜索させる。
 真っ赤な、右手が石の、尻尾が生えた子鬼ちゃんがいた。お菓子でつる教授。
 みなは彼を“ヘルボーイ”と名づけた。

 現代。モルダヴィア、ボルゴ峠。案内人に導かれ遺跡に着くクロエネンとイルザ。
 クロエネンは案内人を殺し、その血でラスプーチンが甦る。

 ニュージャージー州超常現象捜査防衛局。門には廃棄物処理と書いているが。
 そこにジョン・T・マイヤース(ルパート・エヴァンズ Rupert Evans 身長:178)が赴任してくる。
 51課が彼の配属先。
 水槽に住んでいるエイブ・サピエン(ダグ・ジョーンズ Doug Jones 声:David Hyde Pierce)を見て驚くマイヤース。
 聖トリニアン小児病院の秘密部屋で発見された。腐った卵が好物。1937年ヒトラーはトゥーレ協会に入った。
 ドイツ貴族たちが作るオカルト結社だ。1938年キリストのわき腹を突いた槍を入手。
 1943年ルーズベルト大統領は対抗策として超常現象捜査防衛局を設立したのだ。
 クレイ捜査官(コーリイ・ジョンソン Corey Johnson)が分厚い扉を開けると、
そこにヘルボーイ(ロン・パールマン Ron Perlman)がいた。
 食事は1日6回。ネコが友達。

 マッケン資料館。エイブ(ブルー)、ヘルボーイ(レッド)達がゴミ収集車で行く。魔物が守衛6人を殺したのだ。
 ヘルボーイの弾丸は聖水に魔よけの材料を混ぜてある。
 魔物は死の天使サマエル(Brian Steele クトゥルー神みたい)。
 ヘルボーイはサマリタン銃で倒すが、サマエルは甦る。
 資料館外に投げ出されたヘルボーイはそこでラスプーチンに会う。彼が銃を向けると消えていたが。
 地下鉄に逃げ込むサマエルを追いかけるヘルボーイ。彼は電流を走らせ、サマエルを殺す。
 ヘルボーイは火に耐える事が出来た。ヘルボーイはそのまま帰らず、ベラミー、心の病院に行く。
 そこの軽症患者病棟には彼が愛するエリザベス(リズ)・シャーマン(セルマ・ブレア Selma Blair)がいた。
 彼女は念動発火能力の持ち主。この能力を操ることが出来ず悩んでいた。

 一方マッケン資料館ではブルーム教授(ジョン・ハート John Hurt)がエイブの能力によりここで起こった事を見ていた。
 クロエネンが像を切り、中から容器を取り出すイルザ。
 容器に入っていたのは1000人の天使の涙から取り出した塩。サマエルを封じ込めてきたのだ。
 「お前たちの1つが死んでも2つが生まれる」と言うラスプーチン。サマエルが現れる。
 ヘルボーイの傷を調べたらそこに卵が3個も産み付けられていた。卵がかえるには暗く湿った環境が必要。
 地下鉄を調べる事になる。

 寝ているエリザベス・シャーマンの所にラスプーチンが現れ、彼女の嫌な記憶を呼び覚ます。
 彼女は火を発し、病院を燃やす。彼女は超常現象防衛局に戻ってくる。

 地下の貯水所を調べるヘルボーイ達。
 叩くと明かりがつくの(ホントにあるんだよね、ああいうの。科学は偉大だ)を貯水所に落とし、エイブが調べる。  中にディオニシウスの骨(小指)が入った魔よけを持って。
 そこには卵があったが、魔よけを落としサマエルに襲われる。
 ヘルボーイ達の前にはクロエネンやサマエルが現れ、クレイ捜査官達3名が殺される。
 クロエネンは自ら仮死状態になる。

 エリザベスがマイヤースと外にコーヒーを飲みに行くと聞いて、ヘルボーイは壁をぶち壊して外に出て、
彼らを見張る。
 ブルーム教授はクロエネンの死体を調べていた。1897年ミュンヘン生まれ。全身に自らつけた無数の傷。
 両目のまぶた、上唇、下唇を切り取っている。血液は乾いている。
 クロエネンが持っていた紙には「セバスチャン・ブラツクバ16」と書いてあった。
 モスクワにあるラスプーチンの霊廟のある場所だ。クロエネンが甦り、ラスプーチンが現れる。
 ブルーム教授はクロエネンに殺される。

 FBI特捜本部長のトム・マニング(ジェフリー・タンバー Jeffrey Tambor)に率いられてモスクワに向かうヘルボーイ達。
 エリザベスはスパーキー(火花)というコードネームにする。
 ヘルボーイは死体のイワン(ゾンビ映画に出てきそうな奴だが、なかなかのキャラ)に道案内させる。
 霊廟に入ったらヘルボーイ達は二分される。
 イワンはヘルボーイを嫌い、FBIの隊員に背負わせたら、その隊員共々奈落に落とされる。
 クロエネンに出くわすが、彼を落とし穴に落とし、倒す。エリザベス達はサマエルの集団に出くわす。
 エリザベスはマイヤースにぶってもらい、火でサマエル達を卵ごと焼き払う。
 しかしヘルボーイもエリザベスもマイヤースもラスプーチンに捕らわれる。
 ヘルボーイの石の右手は冥界の扉の鍵だった。
 ラスプーチンはエリザベスの魂を奪い、彼女を甦らせるには冥界の扉を開かなければいけないと脅す。
 「アヌン・ウン・ラーマ」がヘルボーイの真の名だった。ヘルボーイに角が生え、彼は冥界の扉を開こうとする。
 そこにマイヤースが「自分を思い出すんです」と叫び、ブルーム教授の十字架をヘルボーイに向かって投げる。  「教授はあなたに自ら決断する力を与えた」ヘルボーイは角を折る。ラスプーチンを刺すヘルボーイ。
 ラスプーチンから化け物(神?)が出てくる。イルザはその化け物に殺される。
 ヘルボーイはバルカン65手榴弾で化け物を倒す。エリザベスは甦り、ヘルボーイと抱き合う。
 炎に包まれる二人。(一人霊廟に残されるマニング)

感想:最初に出てくる冥界の門を開く装置も、超常現象防衛局の様子も最後に出てくる霊廟内も魅力的。
 腕に装着した刀で戦うクロエネン、カッコイイ。
 ゲームでも見たいな
(って言うか、この映画のゲームちゃんと作られてるんだろうな。アクション・ゲームではなく、RPGで見たい。
アクション、やれないから…)。
 マイヤースがか~わ~い~い~!!リズに魅かれてるんだよね。でもヘルボーイがいるから…、駄目…。
 マニングも最後にちょっぴり可愛くなったね、クロエネンに歯車投げて、
葉巻に火をつける時はマッチが良いとヘルボーイに教えて。
 イルザ、敵ながらあっぱれ、最期までラスプーチンについた。
 多くの者をちゃんと茶目っ気ある性格にしてるのよね、この映画。クレイ捜査官も髪の毛を気にしていたし。
Hellboy Comic Book - 18 Inch: Hellboy
Hellboy - Replica: Kroenen Mask
ヘルボーイ デラックス・コレクターズ・エディション
ヘルボーイ 日本限定スペシャルフィギュア BOX
ヘルボーイ:妖蛆召喚
ヘルボーイ 破滅の種子
ヘルボーイ 魔神覚醒
オリジナル・サウンドトラック「ヘルボーイ」
関連サイト
SCREENPLAYセリフを紹介しています。
ももすけの冷静スパゲティ
Video BBS

ちっちゃん俳句「花形を セックスしては サイトなり」
「淳之介 恐ろしかった 自分かな」

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サウンドトラック

「サウンドトラック」古川日出男 ☆☆☆☆☆

最後まで書いています、注意!

 六歳の少年の目の前で父親は海にさらわれた。少年は一人クルーザーを操る。
 少年があらゆるボタンを押し、スピーカーが音楽を流す。しかしクルーザーは浜辺に乗り上げ音楽は死んだ。

 四歳半の少女は母親に抱かれて客船から嵐の海に落下した。
 母親は急速に沈んでいったが少女は波に抗わず、海面に浮き、高波で空に飛んで、救命ボートの上に落ちた。 そのボートは別の自殺志願者が下ろしたボートだった。
 その自殺志願者はボートに飛び乗ろうとして海に落ちて死んだが…。
 その男の遺書が発見され客船は大騒ぎになったが、
少女と母親がいなくなっている事には誰も気づかなかった。
 少女も又少年が流された島に流された。

 少年はトウタ。「十歌」と書いたが少年は漢字は知らなかった。少女はヒツジコ。
 本当は「羊子」と書いてヨウコと読んだが、母親はメエメエうるさいと少女をヒツジコとしか呼ばなかった。

 二人は無人島でサバイバルした。ある日地震が来た。
 ヒツジコは地震に翻弄された時の感覚に何かを感じ、それを再現しようと舞うようになる。
 一九九七年、ヤギの駆除のためにやってきた都庁の職員が二人を見つける。
 二人は兄弟とみなされ、西舘という姓名を与えられる。父島の吉嵜夫婦に預けられる。
 ヒツジコが十二歳の時、彼女は小学校の担任の先生の佐戸川俊一とうずめ夫婦に引き取られ、
東京に連れて行かれる。

 レニは俗称レバノンで生まれた。行政上の地名は新宿区小川町。祖国は湾岸アラブだ。
 レニの大叔父は鷹匠だった。彼女は他の鴉に襲われていた鴉を助け、その鴉を馴れさせる。
 クロイという名をつけた。あるひクロイの巣が壊される。それは傾斜にすんでいる者達の仕業だった。

 十八歳のトウタは東京に行く。東京、人工的な熱帯の島。彼はそこでリリリカルドと出会う。
 不法移民のための医者だった。トウタは彼に住居を紹介される。元結婚式場の廃ビル。
 そこにはピアスと呼ばれる女が住んでいた。不法居住者第一号で屋上に住んでいる。
 多くの者に慕われ、多くの者が彼女のために動いた。

 ヒツジコは踊りを進化させていた。ヒツジコは踊りでクラスを崩壊させた。強迫観念を解放した。
 やがて彼女の周りに少女達が集まってくる。まず中山優高、ユーコ。遅刻ガール。
 時間をずらして通勤しろという社会に自ら時間をずらして通学する事を決めた少女。
 成績は極めて優秀で学校は彼女を処分できなかった。そして湊冬子。フユリン。かつらガール。
 何のストレスもないはずなのに、髪の毛が抜けてかつらにした少女。
 かつらが男子達にばれ、地獄の学校生活になり、東京に引っ越してきた。
 今は髪が生えてきてかつらではない。三番目は堀バビロニア。カナ。純血の日本人でお嬢様である。
 彼女は自分をもてあそんだ女教師をぶっ飛ばした事から、ボクシングを始めていた。
 三人はヒツジコの踊りの影響を受けない。三人はヒツジコから踊りを習った。

 ある日リリリカルドの仇と勘違いし、トウタはヤクザを殺してしまう。結婚式場から逃げる。

 ヒツジコの周りにはさらに少女達が集まってくる。

 レニはクロイを生かすために、鴉のための映像を作る。クロイがそれに魅せられるから。
 そして傾斜人達の世界が地下にある事を知る。彼らは自分達をコロポックルと言っていた。

 ヒツジコ達は踊りを一体の大人達、ニシオギ人に見せる。

 トウタは神楽坂の角、共同租界と化した地域に暮らした。多文化混淆の多人種街。そこでレニと出会った。
 トウタはレニの鴉用のサウンドレスの映像に魅せられ、レニを守ると決める。

 東京に熱帯病が蔓延する。レニは傾斜人と戦う。トウタはレニを助ける。病を恐れて東京人は疎開する。
 レニから逃げて傾斜人は東京の地下に穴を掘って行く。そして東京のあっちこっちが落盤する。
 少女達は独立を宣言する。トウタはヒツジコと再開する。

感想:「SFが読みたい!2004年版」で6位なんだけど、文章力は断然こっちの方が上。
 文章で世界が立ち上がっていく。
 だから思い出すのは村上龍さんの「コインロッカー・ベイビーズ」の方(村上龍はこれしか読んでいない…)。
 SF的要素より、文章に飲み込まれる感の方が強い。
 少女が出てくるからきょうごくさんの「ルー=ガルー」も思い出すけれど、こっちはもっと猥雑で暑苦しい世界。
 カラス大活躍でカラスを偏愛する私は嬉しい。未来の東京ってやっぱ多国籍のイメージなのかな。

関連サイト
読書日録ヒツジコにもモデルがいるんですね。

ちっちゃん俳句「全員を わかってるわよ 包みなり」


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左眼に気をつけろ 他

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 
原作:士郎正宗 シリーズ構成・監督:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸、西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司、常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 美術監督:竹田悠介

「顔 MAKE UP」第13話 ☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本:大松裕 神山健治 作画監督:新野量太 絵コンテ:布施木一喜 演出:川崎逸朗 

 電波塔の屋上。ずらりと並ぶ男達12人。
 「聞け!名も無き者達よ。我等個別の11人。個が個のままに集い、世界を刷新していく者だ。
もはやこの国はシステムとしての寿命を終えようとしている。
難民による自爆テロ、政治不信、諸外国からの軋轢。この国を取り巻く情勢を、集合体となりし個が救うのだ。
目覚めろ!名も無き者達よ。そして、システムの一部たれ!」
 ヘリコプターから映像を撮っている者達、男達の不穏な様子に気づく。
 彼らはお互いに対峙し自らの剣を鞘から出す。「我々の意思を継げ!」
 彼らはお互いの頭を切り落とすが、クゼヒデオ(小山力也)は「待て」と相手に呼びかける。
 しかし相手は「問答無用!」と斬りかかって来、クゼは相手を倒し逃げる。その映像を見ている9課の面々。
 個別の11人は捏造されたもので、それ自体がウィルスであり、
ウィルス感染した者は最終的に自決するようプログラムされていた。
 すでに難民は自爆という手段で行動を起こしている。
 今度の自決報道でどれだけの模倣者が現れるかわからないが、一般市民も難民問題に気づいた。
 9課は内調に的を絞り動く事になった。その為にはクゼを捕まえる必要がある。
 なぜクゼだけが自決しなかったのかとバトー(大塚明夫)。それは本人の電脳を解析しなければわからない事。 鑑識は同一ウィルスに感染しておきながら、全く違う行動を起こす者を突発性異変体と呼ぶことにしたそうだ。
 クゼはしゃべる時に口を動かさない。
 これは表情筋のネットを形成するマイクロマシンをほとんど使用していないという事だった。
 それでいてずいぶんと良い顔をしている。
 表情筋を排してなお、これだけ人間らしい顔をしていられるのは、おそらく腕の良い造顔作家に作らせたから。
 彼の顔は超一流の造顔作家が作ったもの。
 鑑識(関口英司)の読みでは作者は大企業に囲われていない芸術家。国内には二人しか存在しない。
 トグサ(山寺宏一)とバトーは造顔作家のもとに向かう。向かった先の造顔作家は殺されていた。
 県警の刑事達ともみ合っている最中にパズ(小野塚貴志)が来る。その顔を見て驚く刑事(小村哲生)。
 それは防犯カメラに映っていた犯人の顔だった。指紋も唇紋もパズと一致した。
 偽造は出来るが、DNAデータを知らなければ出来ない事だ。

 バーにいるパズ。壁に飾られた番(つがい)のデスマスクを見上げる。ママの新しい趣味だそうだ。
 そこに刑事が現れ、犯人はパズと関係があるに違いないから張り付かせてもらう、
その挨拶だと言って店を出て行く。
 ママ(沢海陽子)がパズの隣に座る。
 「初めてね、男の連れがいるなんて。たいてい一人か、いつも必ず違う女性」「知らない男さ」「そう」
 「趣味が変わったか」「あれのこと?最近、素敵な造顔作家の先生と知り合ったの」「造顔作家?」
 「その人にあたしの新しい顔を作ってもらうことにしたんだけど、彼が作る顔を試着していて、
ある事に気づいたの。
それは、ゴーストって脳殻の中じゃなくて皮膚、特にその顔に刻まれた皴に宿るんじゃないかって。
その造顔作家の先生は、戦場で負傷した兵士の為に新しい顔を作っていたらしいんだけど、ある時、
顔の傷の深さがその兵士の心の傷の深さと同じなんだって、気付いたそうよ」

 居酒屋を出た刑事、パズと同じ顔をした男に出会う。その男は銃を構え、刑事逃げ出す。

 イシカワ、クゼヒデオのデータを見つける。身長178、髪、白、瞳、茶、B型。全身義体化。PKF仕様。
 顔にはほとんど神経ネットを定着させていず、造顔作家の腕だけで表情や皺を表現した物。当然ワンオフ。
 素材は自己再生プログラミングを組み込んだナノカーボンと人工生体皮膚のハイブリッド。
 殺された造顔作家は好んで退役軍人の顔ばかりを作成していたらしいから、
そんな噂を聞きつけ作ってもらったんだろう。
 軍人時代の記録は消されているので、イシカワ(仲野裕)が半島に飛んで調べる事になる。
 イシカワは半島で顔が利くそうだ。バトーから連絡が入る。パズと会ったばかりの県警の刑事が殺された。
 落ちていた薬莢から使用弾薬はセブロM5の専用弾だと分る。明らかにパズを嵌めようとしている。
 パズ、殺された造顔作家の顧客データを新しい方から見せてもらう。
 カワシマカオリという人物に心当たりがあるらしい。
 パズ、至極個人的な事なので俺一人でこの事件を追わせてくれと草薙素子(田中敦子)に頼む。許す少佐。
 パズはバトーの外部記憶にこれから向かう場所のアドレスを入れ、もし俺が戻らなかったら、
そこを探してくれと頼む。

 バスローブ姿のバーのママ。クローゼットに男の義体が入っている。その背に体を預け、愛しそうにさするママ。 義体をクローゼットから出し、裸になって体を重ねる。

 朝、ロングコートにスカーフ(?)で顔を深く包んだ人間が脳殻を捨てていく。

 水上バスに乗るパズを見張っているタチコマ(玉川紗己子)に乗ったバトー。(光が美しい。背景が素晴らしい)  廃墟の街を歩くパズ。(立方体があっちこっちに突き出した建物。どっかに実際にあったな…)
 女の声で「遅いわ。やっぱりあたしの事なんか忘れていたのね。たった五年前よ。ここで暮らしてたの」
 タチコマの映像で見張っているバトー。「いつからその女の義体をのっとった」
 「三ヶ月位前かしら。あそこで偶然あなたの姿を見つけて。全然気づかなかったでしょ」「その女の脳殻は?」
 「さあ。今頃は夢の島かしら」「俺の指紋もあそこで取ったんだな」「そう」「何故、俺になろうとする」
 「あたしは…あなたがあたしの前から消えた理由が全くわからなかった。
別の女が出来た訳でもない、あたしが嫌いになった訳でもない。
あなたについて何も聞くなって言われてたからその通りにした。なのに、あなたは消えてしまった。
あたしと初めて会った時に言った言葉、覚えてる?“俺は同じ女と二度寝ることは無い”
初めは何?って思ったけど、二度目の時にはもうはまってた。それはあなたも同じだったはず。ひどい男。 
あたしは気が狂いそうなほどあなたを憎んだ。なのに、あなたが消えた理由についても考えつづけた」
 「それで顔を?」「そう」「何か分ったか」
 「あたしへの、愛の、深さ…。あなたとあたしとでは、まるで別の世界を見ていたのね。
あなたはそれをあたしに見せない為に、姿を消した」
 「買いかぶるな」
 「いえ。あなたはそういう人。でももういいの。あたしはあたしの中にあなたのゴーストを手にいれたから。
だからもう、本当のあなたはいらない」
 女が顔のスカーフ(?)を取り、コートを脱ぐとパズそのままの姿が現れる。驚くバトー。
 「まだ愛があるなら、ここで…死んでっ」ナイフを取り出す女。「ああいいよ。お前に殺されるなら、本望だ」
 口にくわえていた煙草を捨てる男。本望だと言って置きながら、女の攻撃をかわすパズ。
 胸に浅い傷を受け、自らも同型のナイフを取り出し、応戦し、走り去る。追う女。光学迷彩を解くタチコマ。
 そこから出るバトー。バトーもタチコマも二人を追う。戦う二人。追うバトーとタチコマ。
 バトーとタチコマが開けた所に出ると、一人が立っていて、一人が右目をナイフに突き刺され死んでいた。
 「やったのか」とバトー。振り向いたのは胸に浅い傷を受けた男。
 しかし倒れている方にも胸に同様の傷があった。

 バトー「詳細は報告した通りだ」素子「パズらしい話だな」
 「まあな。それにしても、もっと早く気づきそうなもんだろ」
 「どうかしら。彼を殺したいって思ってる女性、結構多いかもよ」「ホントかよ」
 「確かめた事無いけど。
私が最初にスカウトしに行った時も、“俺は同じ女と二度寝ない主義だ” とか言ってたし」
 「ハア?まいったね」「それにしてもそのパズ、本物なんでしょうね」「多分な」

感想:ハァ~!、“俺は同じ女と二度寝ない主義だ”と言ったんですか、少佐に…。怖いもの知らず…。
 まあ、危ない仕事をしてるからかもしれませんが、罪な男だ。
関連サイト
師匠の不定期日記画像があります。

「左眼に気をつけろ POKER FACE」第14話 ☆☆☆☆
協力:士郎正宗 脚本:櫻井圭記、神山健治 作画監督:西尾鉄也 絵コンテ・演出:吉原正行

 日本風の大きな建物。周りには池も配置され、寺や神社を思わせる。
 ライトアップされ、頭上にはヘリも飛んでいる。ズラリと並んでいる警察の車。
 パトカーに先導され走ってくる公用車っぽい車列。茅葺総理に付き添う荒巻とスーツ姿の素子。
 外ではバトーが見張っている。安保再締結のため米帝のシュレイダー国務長官がやってきたのだ。
 建物の前にあるビル。その駐車場に止まっている車にはタチコマ達が。

 車の中。ポーカーをしている9課の面々。
 タチコマ「ねえねえ、何で今更安全保障を結ばなきゃならないの? 日本にも軍隊は在る訳でしょ?」
 別のタチコマ「現政府は超タカ派政権だけど、米帝が経済的に疲弊している今こそ、
自分達が主導権を握った状態で安保を締結したいんだよ。
前世紀の屈辱を晴らしたいって事かな」
 「前世紀の屈辱って?」
 「まあ簡単に言っちゃえば敗戦の記憶って事だね。
それに憲法第九条っていう不確定な装置が今でも稼動しているから、自衛軍は公に外に出て行けないし、
核兵器も所有できない。
前世紀の安保は、屈辱の上での合意だったとはいえ、
アメリカが矛で日本が盾っていう暗黙の不可分がうまく機能していた訳。
でもここにきて、経済問題という新たな敵が見えてきた事で、
お互いの弱点を補い合いましょうって事での合意なんだよ、きっと」
 「ふーん。君って大人なんだなあ。今のデータ並列化させてよ」「別に良いけど」
(個性化だ、個性化。並列化しても、やっぱり個性化していくんだろう。タチコマに大人や子供があるのか)
 ポーカーに夢中でタチコマにうるさいと言うミニミ(志村知幸)と黙ってろと言うアズマ(尾形雅宏)。
 「何だよ、アズマ君まで。新入りのくせに生意気なんじゃないの?」
 「ポーカーなんて所詮確率のゲームなのに、どうしてサイトーさんばっかり勝ってるの?」
 「僕もさっきからそれがすっごく気になってるんだ。
特に今やってるルールだと、全員のカードを記憶しておいて、
最初と最後のカードから相手の手を予測すれば良いわけだから、
必ずしもサイトーさんばっかりが勝つとは限らないんだけど、何故か最後はサイトーさんがチップを取っていくんだ」 ミニミ「はったりが上手いだけだ。もうじきその仮面をひっぺがしてやる」
 アズマ「そういう事。それをポーカーフェイスって言うんだ。覚えとけ」
 サイトー(大川透)「お前らには無理だな。
俺がやってきた命の駆け引きに比べたら、ポーカーなんてガキの遊びだ」
 ミニミ「言ってくれるじゃねえか。
あんたが一流のスナイパーだってことは認めるが、それとポーカーを比べられても説得力はないな」
 「俺は一度、腹の底から震えが来るような相手と一対一のスナイピングを経験した事がある。
あの時ほど相手との心理戦を怖いと思った事はない。
その勝負を経験して以来、たいていの奴の思っている事は一目見れば予測できるようになった」
 「信じられねえなそんな話」
 タチコマ「ちなみにそれはどんな相手だったの?」「聞きたいのか?」「「聞きたい聞きたい!」
 …「全員レイズなら話してやってもいい」…ミニミ「別にあんたの話を聞きたいわけじゃない。誤解するなよ」
 「あれは2020年の夏、ユーラシアが不毛な消耗戦に明け暮れ、
奇妙な政治バランスの狭間で外罰的鎖国状況を享受しつづけている日本に嫌気がさしていた俺が、
メキシコ暫定政権に味方する義勇軍、赤いビアンコに傭兵として参加していた時の話だ。
そしてあの時はまだ、俺の左目は無事にそこに収まっていた。中東の石油に南米の麻薬。
利権が発生する所には常に争いがつきまとう。
先の核大戦で分裂し、くたびれきっていた米帝は、
新大陸の麻薬市場を壊滅させる事で無駄な国家予算の流出を抑える事を本気で考え始めていた。
メキシコの涜職政権を打倒するという名目で国連を焚き付けた米帝は、英日で編成された国連軍を南米に派兵。まずは迅速な首都攻略を理由に絨毯爆撃を敢行し、
その後抵抗するゲリラを一掃すべくモントレーに機械化師団を送り込むとう荒業に出ていた。
爆撃後、国連軍の機甲部隊により味方が全滅した俺は、潮時とばかりに投降する機会を窺っていた。
そんな時だ。敵の通信を傍受していた端末が、戦術核を持った特殊部隊との接触を告げてきた。
それまで大した戦果を挙げていなかった俺は、スリルという土産と引き換えに、
給料分の仕事をしてやろうと考えた。
戦術核なんてとんでもない代物を持ち込もうって不届き者に、神の目線からの恐怖を与えてやるのだと、
本気で考えていたわけだ」

 爆撃でメチャクチャに壊された街。雨が降ってくる。特殊部隊には草薙素子とイシカワとバトーもいた。
 5時、時計台の鐘が鳴り始める。サイトー、戦術核を持った男、マザー伍長(松尾まつお)を狙撃する。
 イシカワに命じて敵の居場所を突き止めさせる素子。「衛星は使ってない。半径1km以内に攻撃ジャマー」
 「ジャマーの発信源から相手の位置を割り出せるか」「やってるよ」バトー「手際が良いな。あんたら古いのか」  「無駄口きいてる暇があったら索敵しろ。新入りが」
 ロッド軍曹(たぶん 藤原啓治)、ジンジャー(杉山大)にマザー伍長を助けに行かせ、自分達は援護するが、
ジンジャー撃たれる。
 敵は西側の建物にいると西側をいっせいに攻撃する特殊部隊。
 サイトーは遠隔操作で東側から20ミリを撃ち、車を爆発させる。敵の居場所が分らず混乱する部隊。
 素子「待て! 撃つのをやめろ!やめるんだ!」皆撃つのを止める。「ジンジャーはどっから撃たれた?」
 スノー(竹田雅則)「西だ」
 ロッド「何を言ってる!今車が吹き飛んだのを見たろう!敵は東だ。いや、囲まれた可能性が高い!」
 素子「イシカワ、ジャミングの出所(でどころ)は」
 「おおよそだが三ヶ所。一つは東の建物、後の二つは教会と病院だろう」「東は囮だと思うか」
 「多分な。20ミリが来る前、ジャミングが一瞬途絶えてる。それに太陽を背にするのは基本だろ」
 「軍曹!東は囮で多分無人だ。囲まれていたらもっと撃たれてる。
もしかしたら相手は狙撃手一人かもしれない」
 「なぜそんな事が言える!」「状況がそう教えている! 提案がある」素子,上着を脱ぎ始める。
 「今から私が東の建物を廻ってそっちに行く。建物が無人とわかったら合図する。
そうしたら一斉に教会と病院に向けて撃ちまくれ。その隙に伍長と戦術核を回収しろ。
あれが無ければ前進も後退も出来ない」
 「よし。スノーと二人で行け」

 東の建物を確認する素子。もちろん無人だ。

 雨が上がる。
 素子「やはり無人だった。御丁寧に弾は一発。食えない相手だ。でも敵はおそらく一人だ。数で追い込む」
 軍曹「ようし、スナイパーは教会だ。一気に落とすぞ」
 「いや病院かもしれない。
ジャミングを一度切っている事から、発信機が確認できない廃墟は除外しても、病院の線は捨てきれない」
 「あそこから直線距離にして何mあると思う!教会だ!」
 「なぜそう言い切れる。あえてGPSを使えなくしてまでスナイピングで挑んでくる奴だ。
コリオリの法則まで熟知した手練だったら全員殺されるぞ!」
 言い合う二人を見てバトー「めんどくせえ。どっちでもいいだろうが!」
 イシカワ「あわてるな。戦場じゃ勇猛さより慎重さが生き延びる秘訣だ。あのメスゴリラをよく見とけ。
本当のプロってのはああいう奴のことを言うんだ」
 「メスゴリラ?」

 索敵するサイトー。ピクルスを狙撃する。素子、素早く敵を見つけ、イシカワに援護させ、戦術核を回収する。
 狙撃兵と戦う事にする部隊。サイトーも決戦の時が近づいていた事を悟った。

 現代のサイトー「戦場での殺し合いは誰が誰を殺したかわからん。だがその中で一つだけ例外がある。
それはスナイパーだ。狙撃にはその行為自体に始めから名詞が付いちまってる。
だからスナイパーだけは捕虜になれない。
自分達の仲間や指揮官を殺したかたきとして、必ずその場で殺される運命だ」

 軍曹を狙撃するサイトー。無反動砲を建物に撃ち込むイシカワ。
 スモーク弾を撃ちこみ、素子とスノーが突入する。
 サイトー、素子を狙うが、彼女は素早く、狙撃する事が出来ない。スノーを狙撃するサイトー。
 バトー、弾切れになる。イシカワ「もういい。少佐に任せるんだ。後はあいつが何とかする」
 「少佐だ? 何なんだよ、メスゴリラだの…。あいつは何モンだ?」
 「さあなあ。ただあいつは戦闘の天才だって事だ。そして俺達は彼女の事を少佐と呼ぶ」

 一人階段を駆け上る素子。上から水が流れ落ちていて、彼女の顔にかかる。
 壁に体をくっつけ、少しづつ先に進む素子。開いた戸口状の所に鏡を伸ばして中を見る。誰も見えない。
 柱の裏にいるサイトー。
 銃からケーブルを引っ張り、首に繋ぐ素子、素早く飛び出して、撃ち、サイトーの足元のパソコンを壊す。
 サイトーと素子、銃を構え対峙する。一瞬、又柱の後ろに戻るサイトー。

 「俺は少佐と対峙したそのわずか1秒足らずの間にこの撃ち合いの結末を想像し、戦慄した。
それは、俺のスナイパーとしての経験が、あらゆる状況を想定した上ではじき出した結論だった。俺はやられる。ライフルを腰だめに構え、まばたきすらしないその身のこなしから、
彼女が全身義体のサイボーグだとすぐに理解した。
そしてその手にあるライフルはフルセンシングのセミオート。
当然、射撃制御ソフトは長中短距離をフルインストール。
試しに俺は、イメージの中で一発、少佐に向けて発射した。
少佐に初弾を打ち落とされ、ボルトアクションの俺は柱に身を隠す間に二発目をくらう。
それは、何度シミュレーションしても同じだった」
 タチコマ「でもでも、そのままでは…!」
 「ああ。このままではいずれやられる。俺はこの状況から、どうすれば逆転できるかを、必死で考えた。
そして、あるものに気づいた。それは最初に少佐が撃った、ジャミング装置だった。
少佐はなぜ初めに三発も使ってこいつを壊したのか?
まてよ、もしかして奴は、中距離射撃の制御ソフトはインストールしていない?いや、そうにちがいない。
奴はスナイパーのポジションにありながら、フルセンシングのライフルをショートバレルにしていた。
それは中距離時、サブマシンガンの代用とする事を前提にしている為だ。
なら、俺とここでスナイピングするためには、制御ソフトがいる!
奴は今制御ソフトを、衛星からダウンロードしている最中か!間に合え!」
 サイトーが撃つ。素子も撃ってくる。
 二つの弾丸は交差し、サイトーの弾丸は素子の頬をかすめ、素子の弾丸はサイトーの左目をかすめる。
 走ってくる素子、サイトーが取り出した銃を叩き落し、腕を取り、ナイフで左目を切りつける。
 「貴様、いい腕をしているな。今から私の部下になれ」「あんた、初めっから…」
(怖い女…。でも私が言われたら何か嬉しい)

 「そう、俺は初めから少佐のポーカーフェイスにはめられていたんだ。
そして、俺に断る権利は残されていなかった。それは、少佐からの最初の命令だったからだ」
 シーンとする車内。サイトーがラストカードを要求する。
 ミニミ「面白い話だったが、このゲームとは関係ない。有り金全部レイズだ」「じゃあ俺も全部だ」
 「強がるな!今度ばっかりはハッタリでどうにかなる勝負じゃねえ。
お前の狙いはスペードのロイヤルフラッシュだろ。だがお前はブタさ。
何故ならスペードのエースは俺に来ているからさ」
 手持ちの札をその場にさらすミニミ。エースのフォーカード。
 「お前に勝ち目はねえ。それに今の話も嘘だろ。
面白い話だったが、たしか昔の映画に似たような話があったっけなあ」「ああ、その通り。全部作り話だよ」
 タチコマ「えっ、そうなの?」サイトー、立ち上がり、たぶん狙撃銃を入れてるケース(?)を持つ。
 「今日はこの辺で勘弁してやる。アズマ、精算しとけよ」
 ミニミ「へっ、恥ずかしくなったか。おい新人、立て替えとけよ」「ちぇっ、わがままな先輩だぜ」
 タチコマ「サイトーさん、ホントにブタだったのかな?」カードを見る。
 「おおっ!!みんな見て見て!サイトーさん最後にスペードの9でストレートフラッシュが出来てるよ!」驚く皆。  「ってことは、さっきの話も、ホントかも…。かも…」

感想:二人が対峙するシーンが美しい。いや、素子の顔が水に濡れるシーンから美しい。弾丸が美しい。
 またたかない素子の顔が印象的。
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 07
関連サイト
野良犬の塒クゼヒデオって九世英雄なのね。
攻殻機動隊PKI-B-Wikiセリフが網羅されています。

今回から支障のない程度にブログペットのちっちゃんの俳句を残していこうかと思います。
「振り回し 監督したら 神話かな」


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メモリー・バンド

「メモリー・バンド Memory Band」交響詩篇エウレカセブン第14話 ☆☆☆
原作:ボンズ 監督・絵コンテ:京田知己 シリーズ構成・脚本:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニック:河森正治 音楽:佐藤直紀 演出・作画監督:水畑健二 


 月光号は被弾し、右2番VRFを破損、
と同時に剥がれ落ちた大量のリフレクションフィルムの影響でスピードを上げるどころか高高度レイラインにさえも戻ることも出来ず、
あげく全国お尋ね者選手権のランキングに堂々上位入賞。
 ホランド(藤原啓治)が自分の精悍な顔を表紙にしたray=outを顔にかぶせて寝ている。
 雑誌が落ち彼の呆けきった寝顔が現れる。(出来る男は集中すべき時に集中し後はトーンダウンなのよね)
 エウレカ(名塚佳織)は順調に回復。

 (どうやらドミニク(山崎樹範)はレントン(三瓶由布子)がアドロックの息子とかダイアンの弟とかいう事は知らないらしい。
レイ・アウトに載ってたから知ってたのね。
レントンも一瞬見たあのレーダーみたいな画像はセブンス・ウェル現象の画像ね。
アドロックのアミダ・ドライヴが引き起こす現象)
 タイプ・ゼロは最初に発見されたLFO。
 ドクター・ヤウチ、ドクター・ダイアモンド、アドロック・サーストン、この三人の科学者が発見した。
 同行したのは当時情報部主任であり、数名の部下を連れたデューイ・ノヴァク少尉。
 ある意味それは人類が未知なる存在に接触した最初の出来事とされている。
 アドロックの死後も推進された「アゲハ構想」はSOF第1機動部隊の反乱をきっかけに廃棄されてしまう。
 エウレカは塔州連邦軍によって極秘裏に管理されていた少女。
 2年9ヶ月前、その少女エウレカと月光号がホランドによって強奪されたのだ。
 極秘に造船され、まだロールアウトもされてもいなかった新造艦SL1200マーク・ツー、それが月光号。
 この新造戦艦の開発自体が軍上層部どころか、賢人会からも承認されていなかった、
すなわちあらかじめ存在を消去されていた新造艦だったのである。
 それを逆手に取った強奪作戦、それは現場の書類改ざんや情報操作によって行われた。
 あくまでも架空の実戦配備をでっち上げ、
架空の作戦を遂行するためという名目でSOFの責任者だった男の下に渡った。
 強奪の事実は隠蔽された。
 その上彼らは脱走兵である事を隠すどころか、自らメディアまでも持ち、
軍が隠し続けたコーラリアンをめぐる情報までも開示し始めたのだ。
 しかしなぜ彼らがベルフォレストに立ち寄ったのかはわからない。
 しかし彼らがベルフォレストを経由してからタイプ・ゼロの飛躍的な能力向上が報告されている。
 ドミニクはベルフォレストに言ってみるべきなのかと思う。

 月光号は発掘現場跡で、かなり昔に閉山しているFAC51に行く事にする。

感想:コンパク・ドライヴは魂魄ドライヴでいいのね。
 かなりポップで明るくなってしまったオープニングとエンディング。前の方が好きかな、愛着もあるし。
 まあ今度のも悪くはないから良いか。
他のブログを読んでの感想
 あっ、世界観が公式サイトに書いてある。
ニルヴァーシュ type ZERO
交響詩篇エウレカセブン EPISODE1 BOX
交響詩篇エウレカセブン EPISODE1 BOX
交響詩篇エウレカセブン 2
関連サイト
交響詩篇エウレカセブンまとめ@2chアニメ板とっても参考になります。
ラッキーでストライクな日々ストナー(松本保典)さんのセリフが載ってます。
公式ホームページやはり有難い。


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恋は邪魔者

「恋は邪魔者 Down With Love」 ☆☆☆
監督:ペイトン・リード 脚本:イブ・アラート、デニス・ドレイク 撮影:ジェフ・クローネンウェス 音楽:マーク・シェイマン 衣装:ダニエル・オーランディ 脚本:イブ・アラート&デニス・ドレイク プロダクション・デザイン:アンドリュー・ロウズ

最後まで書いています、注意!

 1962年、バーバラ・ノヴァク(レニー・ゼルウィガー)はメーン州からニューヨークに出てきた。
 自分が書いた「恋は邪魔者」という本を出版するためだ。
 出版社を訪れると編集者のヴィッキー・ヒラー(サラ・ポールソン)に迎えられる。
 本の内容をお偉いさん達に説明するバーバラ。
 それは「女は自立し、仕事で男と同等になれない限り幸せではない」というもの。
 レベル1:考え方を変え男から距離を置く事。
 セックスの快感は恋や愛とは無縁と知り自分で快感を得る方法を覚えること。快感はチョコで。
 女は誰でもチョコに対して生物学的反応を示し脳内でセックスと同じ快感を覚える。
 チョコで快感を知ればセックスと愛の違いを理解できる。男への恋愛感情に縛られなくなる。
 職場において女も積極的に働き男とまったく平等になれば自信となる。
 レベル3になれば好きな時にセックスできる。男と同じように恋愛感情抜きで気軽に。

 一方、
違いを知る男の雑誌「ノウ」の花形記者キャッチャー・ブロック(ユアン・マクレガー)は親友でオーナーのピーター・マクマナス(デビット・ハイド・ピアース)から頼み事をされる。
 彼はヴィ ッキーに気があり、
彼女からキャッチャーにノヴァクのカバーストーリーを書いてもらいたいと頼まれたのだ。
 しかし彼にはその気はない。彼女との会食を女性とのお楽しみのために3度断る。
 それを知った彼女は取材を断る。
 ビッキーがエド・サリバン・ショーで同じ題名の歌を歌うジュディ・ガーランドと一緒に本を紹介してもらうようにする。
 たちまち本が世界中でベストセラーになる。
 そしてテレビで彼女はキャッチャーのような女をとっかえひっかえする男が一番最悪と非難する。

 女達と楽しめなくなってしまったキャッチャー・ブロック、バーバラに罠をかけ、暴露記事を書く事にする。
 通りでバーバラを発見。 自分の事をNASAのジップ・マーティンと名乗り、彼女に接近する。
 デートを重ねる二人。しかしジップはなかなか事に及ばない。彼の部屋。
 彼女はジップに恋を告白し、それをこっそり録音するジップ。
 そこに彼のデート相手の一人グエンドリン(ジェリー・ライアン Jeri Ryan)が現れ、
気軽なセックスを楽しみに来たのだが、二人の姿を見て帰っていく。
 自分が記者のキャッチャー・ブロックである事を告白するキャッチャー。しかし彼女にも告白する事があった。
 バーバラ・ノヴァクという女はこの世にはいない。
 ナンシー・ブラウン、1年前3週間半、キャッチャー・ブロックの秘書をやっていた。当時はブロンドではない。
 彼女はその時に彼に恋をした。しかし彼女はよくてその他大勢の一人。
 彼女は自分を高め、自信をつけ、論争の的になる本を書き、彼がこのような事をするようにしむけたのだ。
 前から実は彼女に惹かれていた彼は彼女に郊外で家庭を持とうとプロポーズするが、彼女は断る。
 自分は今はバーバラ・ノヴァクだ。恋や愛はいらないと。

 彼女は自分の会社を持つ。そこに秘書に応募してきたキャッチャーが来る。
 彼は新しい男に生まれ変わったと言う。
 ナンシー・ブラウンではなく今のバーバラ・ノヴァクにプロポーズし、彼女はそれを受け入れるのだった。

感想:うん、楽しかったです。美術が素敵だし、衣装が最高だし。ユアンは魅力的だし(歌声が最高に素敵)。
 みんなコメディにはまってたし(コメディは難しいもんね。演技派がコメディがいけるとは限らない)。
恋は邪魔者 特別編
関連サイト
DAY FOR NIGHT
大変、力が入った記事。私のより面白い事は間違いない。
PrettyGood-blog可愛い絵
SlowTrainお勉強になります。
スクリーンセレブのファッションチェック
映画で英会話/Tango Tango!!英語のお勉強

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必勝新人戦

「必勝新人戦」がんばっていきまっしょい 第三艇 ☆☆☆
原作:敷村良子 脚本:金子ありさ 音楽:吉俣良 主題歌:aiko「キラキラ」 演出:三宅喜重 

 関野浩之(錦戸亮)は補欠に選ばれる。
 篠村悦子(鈴木杏)はチームの中で一番筋力も持久力も劣ってる、大穴だと大野健(池内博之)に言われる。
 特別メニューを渡される。やってみるがつらく、ついちょっとさぼる。しかし悦子はみなに信頼されていて…。

 新人戦。悦子と言い合いした父親の幸雄(大杉漣)も駆けつける。しかしいろいろとうまくいかないチーム。
 とうとう中浦真由美(イモッチ 藤本静)がオールを落とし、止まってしまうボート。
 悦子は過去を思い出し、泣きながら話し始める。
 「ダメなもんは…。当然や。見てもらえんで当然や。逃げてたんよ。
 あたし、もう、ずっーと、お父ちゃん、えごひいきばかりやとか、どうせ、私は駄目やとか、
そんな事ばっかり言うて、逃げるようにボート始めて。
 でもそんな甘いもんや無くて…。
 ホントはさぼってたんよ、特別メニューやれー言われてもつらくて、やっとる振りして…。あたしさぼとった!
 みんなに嘘ついた!なのに又逃げたら本当に負けや。ここで逃げたら本当に負けや!」悦子、漕ぎ始める。
 「みんなゴメン!わたしもう逃げんよ!どんなにつらくても。もう逃げん!
 だから…オールメーン(?)がんばっていきまーっしょい!最後まで漕ごう!がんばっていきまーっしょい!」
 …中崎敦子(佐津川愛美)が言い始める。「キャッチ、ロウ。キャッチ、ロウ」皆も応え始める。
 観客が手拍子を始める。一度は帰ろうとした父親も観客の手拍子を聞く。
 大野仁美(石田ゆり子)が教える気になる。

感想:飲酒事件のせいで、回想シーンを入れ水増しした感じ。中田君は言及されるだけ。
 やはり酒は悪魔の水か…。
 中田役はKAT-TUNの田口淳之介がやるとの事。急だし、大変だろうな。
 書いておきたいセリフがあったが、録画しないとやっぱ駄目!もんくをあきらめるか…。
 書いておきたくてフラストレーションが溜まる…。鈴木杏あってのドラマね、これは。
 やっぱ主役はしっかりしてないと駄目だ。要だ。当たり前だが…。
がんばっていきまっしょい オリジナル・サウンドトラック
がんばっていきまっしょい
関連サイト
まぁ、お茶でも私より詳しいです。

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デスノート 1~3

「デスノート DEATH NOTE 1~3」原作:大場つぐみ 漫画:小畑健 ☆☆☆☆☆

 夜神月(やがみライト)はある日校庭にノートが落ちているのを見つける。
 そのノートの表紙には「DEATH NOTE」と書いてあり、
表紙の裏には英語で「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない。
名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くとその通りになる。
死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる。
死因を書くと更に6分40秒詳しい死の状況を記載する時間が与えられる」と書かれてあった。

 ある日彼の前に死神が現れる。ノートはその死神リュークが落としたものだった。
 リュークにノートを見せるライト。たった五日の間に彼は大量の人の名前をノートに書いていた。
 僕はどうなる?ときくライトに俺は何もしないとリューク。
 人間界の地に着いた時点でノートは人間界の物になる。
 いらなければ他の人間に回せ、その時はノートに関する記憶だけ消させてもらうと。
 ノートはライトとリュークをつなぐ絆、リュークの声はライトにしか聞こえず、
リュークの姿はライトにしか見えなかった。
 代償は天国にも地獄にも行けない事(死神になるのかな)。
 リュークは退屈だったのでわざとノートを人間界に落としたのだった。
 そしてライトも退屈だったからノートに名を書き連ねた。
 最初は保育園に立てこもった、新宿の繁華街で6人もの人を殺傷した通り魔。
 書いてみたら突然倒れて死亡した。次は街で見かけた強引なナンパ野郎。
 そいつは「しぶいまるたくお」と名前を名乗っていた。
 ノートに当てはまるであろう漢字を当てながら名前を書き連ね、事故死と書いたら事故死した。
 彼は世界中の凶悪犯の名前を大量に書いた。 死因は書かずに。
 そうすれば世界は正義の裁きを下す者がいる者を知る。世の中は良くなっていくだろう。
 「そして僕は新世界の神となる」

 実際世間の人々は異変に気づき始めていた。この異変の後ろにいるだろう存在は「キラ」と名づけられた。

 ライトがテレビを見ていたら画面に突然、全世界同時特別生中継としてリンド・L・テイラー、
通称Lと名乗るものが現れる。
 キラを非難するL。
 「おまえのしている事は悪だ!!」といわれ、「僕が悪だと…。僕は正義だ!!
悪に怯える弱い者を救い誰もが理想とする新世界の神となる男だ。そしてその神に逆らう者!
それこそが悪だ!!」とそいつの名をノートに書く。
 テイラーは胸をおさえて死ぬ。しかしテイラーという男はこの時間に死刑になる予定だった者だった。
 そしてLと名乗る人物は別にいて、自分を殺してみろと挑発。しかし顔も名前もわからない人物は殺せない。
 Lはキラが日本の関東地区にいる事もあばく。なぜならこの放送は日本の関東地区でしかやっていないからだ。 Lは新宿の通り魔が突然死んだ事件に注目していたのだ。
 ライトもLも「必ずおまえを捜し出して始末する!!」と誓う。

 Lは犠牲者の死亡推定時刻からキラが学生である可能性が高いと捜査本部で発言。
 するとキラは翌日から1時間おきに犯罪者を葬った。それは捜査本部の情報が漏れているという事。
 LはFBIに頼んで、日本警察内部、特にキラ事件に関わっている者とその身辺を調べてもらう事にする。

 リュークがライトに二日間つけている者がいる事を知らせる。
 ライトはデートの最中バスジャックに会うようにし、その事件を利用して、
FBIの人間レイ=ペンバーの名と顔を確かめる。
 そしてレイ=ペンバーをうまく操って日本に来ているFBIのメンバー全員の顔と名前をゲット。全員殺す。
 しかしレイ=ペンバーの婚約者がレイが犯人とバスで接触している可能性に気づく。
 その事を警察に知らせようとした彼女もライトは殺した。

 一方Lは命の危険も顧みずキラ捜査に残った男達の前に姿を現す。
 レイ・ペンバーの婚約者が失踪した事を知ったLは捜査の対象をレイ・ペンバーが調べていた人間達に限定する。
 キラ捜査をしている刑事局長夜神総一郎の家にも盗聴器と監視カメラを取り付ける。
 ライトは自分の部屋に誰か入ったかわかるようにしていた。
 しかも自分が部屋への他人の出入りを気にしているとわかるようなフェイクまでしていた。
 ゆえに彼は部屋に盗聴器や監視カメラが仕掛けられている可能性に気づく。
 ライトはリュークにカメラの場所を探らせ、監視カメラからは見えない状態でニュースを見、
ノートに名前を書いていく。
 カメラと盗聴器ははずされる。

 東応大学入学試験会場、ライトの前にLが現れる。そして入学式の時、自分はLだとライトに言う。
 そしてライトをキラと疑っていると話す。

 過労で総一郎が倒れる。駆けつけるLとライト。そこでは当然キラの事が語られる。
 父親は言う、「キラは悪だ…。それは事実だ……。しかし最近私はこう思う様にもなっている…。
悪いのは人を殺せる能力(ちから)だ。そんな能力(ちから)を持ってしまった人間は不幸だ。
どんな使い方をしても人を殺した上での幸せなど真の幸せであるはずがない」

 キラを名乗り、人を殺すデスノートを持った女ミサが現れる。
 彼女は死神と取引をし、顔を見れば名前がわかる能力を持っていた。

感想:真っ暗、話もだが、ライトが…。 正義なんて嘘、偽善。
 最初に退屈だからと言ってるし、偽Lを殺した時点でもう…。大体無実の人がいるかもなんて発想は無いし…。
 ノートに取り付かれておかしくなっちゃったんだね。
 しかし話はよく出来ていて、サスペンス度満点。
 あのお父さん、良い人なのに、つらいな。L,ものすごく魅力的。
 

Death note 1
小畑 健 / 大場 つぐみ
集英社 (2004.8)
通常24時間以内に発送します。

Death note 2
小畑 健 / 大場 つぐみ
集英社 (2004.8)
通常24時間以内に発送します。

Death note 3
小畑 健 / 大場 つぐみ
集英社 (2004.9)
通常24時間以内に発送します。

「デスノートの使い方」
・このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。
・書く人物の顔が頭に入っていないと効果はない。ゆえに同姓同名の人物に一遍に効果は得られない。
・名前の後に人間界単位で40秒以内に死因を書くと、その通りになる。
・死因を書かなければ全てが心臓麻痺となる。
・死因を書くと更に6分40秒、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる。
・このノートは人間界の地に着いた時点から人間界の物となる。
・所有者はノートの持ち主である死神の姿や声を認知する事ができる。
・このノートを使った人間は天国にも地獄にも行けない。
・死因に心臓麻痺と書いた後、40秒以内に死亡時刻を書けば、心臓麻痺であっても死の時間を操れ、その時刻は名前を書いてからの40秒以内でも可能である。
・デスノートに触った人間には、そのノートの所有者でなくとも、元持ち主の死神の姿や声が認知できる。
・デスノートを持っている限り、自分が死ぬまで元持ち主である死神が憑いてまわる。
・死神は通常、人間がノートを使った39日以内に使った者の前に姿を現す。
・デスノートの持ち主である死神は、そのノートでの死の手伝いや妨げになる行為は基本的にしない。
・デスノートの使い方や、それを持つ人間に発生する掟を死神が全て説明する義務はない。
・死神はデスノートに人間の名前を書く事で自分の寿命を延ばせるが、人間は延ばせない。
・自分で自分の寿命をデスノートによって縮めることはできる。
・デスノートの所有者となった人間は、自分の残された寿命の半分と交換に、人間の顔を見るとその人間の名前と寿命の見える死神の眼球をもらう事ができる。
・死神は心臓をナイフで刺しても頭を銃で撃ちぬいても殺す事はできない。しかし、一介の死神は知らない死神の殺し方は存在する。
・デスノートから切り取った1ページやその切れ端でも全て、デスノートの特性が有効である。
・文字として残る物であれば、書く道具はノートに直に書き込みさえすれば何でもよい。化粧品や血でも構わない。
・デスノートについて、わからない事は元持ち主の死神でも沢山ある。
・死因や死の状況を先に書き、後から名前をその文字の前に書き込んでも有効となる。その際、名前を書くまでの有効期間は人間界単位で約19日間。
・デスノートの所有者以外でも、顔と名前の認識を持って名前を書き込めば、所有者が使う時と同じ効果がある。
・生後780日に満たない人間には、デスノートの効果は得られない。
・同一人物の顔を思い浮かべ、四度名前を書き間違えると、その人間に対してデスノートが効かなくなる。
・死因に「自殺」は有効であり、ほぼ全ての人間に対し、自殺は可能性がある事とされ、「考えもしない事」には入らない。
・自殺でも事故死でも、名前を書かれた人間以外の死を直接的に招く様な死に方をさせる事はできない。他の人間の死を招く様であれば、名前を書かれた者が第三者の死を招かない状況下で心臓麻痺となる。
・デスノートに名前、死の時刻、死の状況を書いた後でも、6分40秒以内であれば、死の時刻、死の状況は何度でも変更できる。しかし、もちろん6分40秒以内であっても、変更が可能なのは死んでしまう前である。
・デスノートに書いた内容を6分40秒以内で変更する場合、まず直したい部分の文字の上に棒線を引く。
・時間や死の状況は上記のように変更可能であるが、名前を書かれた人間の死は、どんな手段をもっても取り消せない。
・デスノートを紛失および盗まれた場合、490日以内に再び手にしないと、所有権を失う。
・死神の目を取引をした者は、所有権を失うとノートの記憶と共に目の能力を失う。その際、半分になった余命は元には戻らない。
・所有権は自分のまま、人にデスノートを貸す事は可能である。又貸しも構わない。
・デスノートを借りた者の方に死神は憑いてこない。死神は、あくまでも所有者に憑く。また、借りた者には死神の目の取引はできない。
・デスノートを貸している時に所有者が死んだ場合、所有権は、その時、手にしている者に移る。
・デスノートを盗まれ、その盗んだ者に所有者が殺された場合、所有権は自動的にその者に移る。
・二冊以上のデスノートに同じ人間の名前が書かれた場合、記してある死亡時刻には関係なく、一番先に書かれたものが優先される。
・二冊以上のデスノートで名前を書き終える時間の差が0.06秒以内の場合は同時とみなされ、それらのノートに書かれた事は無効になり、名前を書かれた人間は死なない。

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父、帰る

「父、帰る」2003年 1h51 ロシア ☆☆☆☆☆
監督:アンドレイ・ズビャギャンツェフ プロデューサー:ドミトリイ・レスネフスキー カメラマン:ウラジーミル・ミシュコフ 撮影:ミハイル・クリチマン 音楽:アンドレイ・デルガチョフ 脚本:アレクサンドル・ノヴォトツキー、ウラジーミル・モイセエンコ

最後まで書いています。注意!

 日曜日。海(だか湖)の突端にある塔。そこから子供達が次々と飛び降りる。
 兄のアンドレイ(ウラジーミル・ガーリン)は飛び降りる事が出来たが、
弟のイワン(イワン・ドブロヌラヴォフ)は飛び降りる事が出来ない。
 弱虫のクズと言われるの嫌さに塔から下りる事も出来ず、兄や友達は勝手に帰って行き、
結局母(ナタリヤ・ヴドヴィナ)が迎えに来る。

 月曜日。サッカーをしている友達に話しかけても無視してクズ呼ばわり。兄もその事に同意する。
 兄に殴りかかるイワン。兄を追いかけるイワン。
 最終的にはどっちが追われてるのかわかんない状態でほぼ同時に家に駆け込み、母親に訴えようとする。
 しかし静かにしてと言われる。パパ(コンスタンチン・ラヴロネンコ)が寝てるわと。驚く二人。
 部屋をそっと開けると父親がこっちに足裏を向けて寝ている。
(有名な足裏をこっちにむけて横たわっている死んだキリストの絵を思わせる構図。
父親の顔の横には羽があるし)
 屋根裏ににある箱を開け、絵入り聖書(?違うか?神の創造の絵も)を開くイワン。そこには家族の写真。
 若い時のパパ。「パパだ。間違いない」と言う兄。家族で食事(最後の晩餐のよう)。
 ワインを子供達にもやるように言う父。薄めて出される。明日の朝から三人で旅行だと父。

 火曜日。ギリシャ十字架のように立っている電信柱。車上、パパと呼ぶよう強制するパパ。街に着く。
 兄に食事する場所を探させる父。3時間経っても帰ってこない兄を探しに行く父。
 兄はレストランを見つけたのに、何か(人)を見ていて戻らなかったのだ。兄を怒る父。
 さっきまでおなかが減ってたのに、食べる気を失くすイワン。スープとパンを出されてもイワンは食べない。
 車に戻ろうとすると父親に食べる事を強制される。「はい、パパ」と言えと行っても「はい」としか答えないイワン。 兄に会計の払い方を教える父。レストランの外で預かった財布を開く兄。不良に絡まれ財布を取られる。
 父親見ていたのに、ゆっくりと来て車で追い、見事捕まえてくる。兄にやられたんだから好きなだけ殴れと父。
 弟にも仕返ししろと言うが、二人ともやらない。腹が減ってやったと言う不良に金をやる父。
 用事が出来た、バスで帰れと父。滝へ行くって約束したろと言う兄に「今度な」と父。「12年後か」と弟。
 だが、結局旅行を続ける。

 水曜日。釣りが続けられなかった事に文句を言い続ける弟。父は川のある所に弟を下ろし、車を走らせる。
 待っている内に土砂降りの雨が降ってくる。父が戻って来る。

 車が泥道にはまる。兄に木の枝を切ってきてもらい、それをタイヤの下に入れさせる。
 うまく出来ない彼にへたくそと言う父。「どこが?なら自分でやれよ」と言う兄の頭を車にぶつける父。
 鼻血が出る兄。車の運転を兄にさせ、父と弟は後ろから車を押す。うまくいき、「よくやった」と兄をほめる父。
 嬉しそうな兄。不満顔の弟。

 木曜日。人一人見当たらない湖の浜辺。ボートで浜辺から見えないところにある島に行く。
 船外エンジンが途中で止まる。子供達にオールを漕がせる。途中、荒れるが、島に無事着く。

 金曜日。父のナイフを盗む弟。島の中に子供達を連れて行く父。
 そこには塔(はしごで登るやつ。灯台みたいだ)が立っていて、景色が良いから登れと父。もちろん登らない弟。 父と兄はたきぎ拾い。弟は皿洗いを命じられる。父親の皿を湖に放り投げる弟。
 父親一人廃屋の中の地面を掘り、そこに埋まってた箱を開け、小さな箱を取り出す。
 その箱をボートの箱にしまう。釣りに行きたい子供達に1時間、時間をやる父。
 兄に時計を持たせ、3時半に島を出ると言う。
 しかし釣れず、時間になったが、弟が強硬に主張してもう少し遠くに行き魚を釣る。帰ったらもう7時だった。
 兄を責め、頬を張る父。弟が自分が言い張ったんだと父を止めようとするが、父は兄を責め続ける。
 「殺したきゃ殺せよ。畜生!大嫌いだ」と兄は言い、「殺せ?殺せだと?」と父が手斧を握ると、
弟が「やめろ!兄貴に触ったら殺すぞ」と叫ぶ。
 父は振り向き、手斧を手から落とし、ナイフを両手で持った弟と向き合う。
 「来るな。こっち来るな。近づくな。違ってれば好きになれたのに。これじゃ無理だ。大っ嫌いだ。僕らに近づくな。お前なんか他人だ!」と泣き叫ぶ。
 「誤解してる」と言う父に、泣きながらナイフを投げ捨て走り去るイワン。追いかける父。二人を追う兄。
 塔に登るイワン。父も登るが、イワンは上まで登って蓋を閉め、父が上がって来れないようにする。
 「あっち行け。大嫌いだ」「開けてくれ」「うるさい。消えろ」「頼むから」「行かなきゃ飛び降りるからな」
 「よせ。待つんだ」「飛び降りてやる」
 イワン、灯台のライトの部分に乗っかり「僕にだって、やれるさ。やれる。やれるぞ!何だってやれる。そうさ。
やれるんだからな!」
 父、外側から上がろうとして、落ちて死ぬ。二人、父を手で引っ張って行こうとするが出来ない。
 斧で枝を切って、それを父の下に敷き、浜辺まで引っ張って行く。

 土曜日。死体をボートに乗せ、父親が直しておいたエンジンで進む。
 岸に着き、疲れたので死体をボートに乗せたまま、車の所で一休みする。
 気が付くとボートが波にさらわれ、水が床から染み出して来て、死体が沈んで行く。車に乗って去る二人。

感想:そんなに会っていなけりゃ子供にこびそうなものだが一切こびない父。
 ちょっと強圧的で暴力的でもあり、不器用でもあるが、色々子供達に教えようとしているようでもある。
 いきなりやって来た事もあり、何の記憶も無く、父といってもピンと来ない弟は父に馴れる事が出来ず、
一度へそを曲げると簡単には直せず、そのまま最後まで行ってしまう。
 パパと一生懸命叫んだのは、父の死体が沈んで行ってしまう時だ。
 どこかヘラヘラとした兄は、二人きりになって、自分達でどうにかしなければならなくなってから、
寡黙にするべき事を的確に行う。
 箱の中身は最後までわからない。全篇に神話とか寓話のような雰囲気。聖書とか…。
 父親は客人(まれびと)?この手の象徴の意味を理解できる知識が私には無い。美しい色調を抑えた風景。
 説明しすぎない。緊張感が溢れている。

 2003年6月25日、ヴェネチア国際映画祭2か月前、本作の完成試写の直前に、
友人とロケ地のサンクトペテルブルク郊外のラドガ湖に遊びに行き、V.ガーリン溺死。
 2001年10月15日の彼のサンクトペテルブルクでのオーディションの時の映像が特典にある。
 1987年1月26日生まれ。
 音楽学校でピアノとトランペットを学び、
サンクトペテルブルクの州立ミュージカル劇場「ザゼルカリエ」劇場で働く。
 好きな歌手はヴィソツキー。オーディションには落ち続け。母と姉と暮らしていた。
 父の事はほとんど覚えていない。
 父親は美術学校を卒業し、軍隊でエンジニアの学校に行き、核兵器開発のための工場に送られ、
そこの仕事が嫌で止めた。
 今は好きな事をして暮らしているそうだ。1メートル70くらい。

公式サイトに載っているアンドレイ・ブラコフ/ロシア、コメルサント紙の記事、抜粋
 父親が戻ってきた日、息子たちは旧約聖書にある「アブラハムのイサクの犠牲」の絵を見る。
 映画内の出来事は、“聖書でいう”創造の7日間、つまり日曜から土曜の間に起きる(※1)。
 息子たちが父親と初対面したとき、父は死んでいるみたいに眠りこけている(※2)。
 謎めいた島に小船で息子たちを連れて行く父は、ギリシャ神話に登場する三途の川の渡し守、
カローン(※3)のようだ。
 どこか粗野で寡黙な態度は、来世から訪れた人ではないかと思わせる。
 あきらかに、感じがいいと男とはいえない。息子を鍛え、ふたりを整列させる。
 男性的世界、言うなら性質的にロシア社会を思わせる。
(※1)ロシア正教会では、1週間は日曜日から始まり、土曜日が安息日である。
(※2)ベッドで眠る父の姿は「死せるキリスト」の構図と類似する。
(※3)冥界と人間界の間にある三途の川を守る。妻エウリディーケを冥界から連れ戻そうとしたオルフェウスがカローンに竪琴を聴かせ、その音に聴きほれている間に冥界に渡ることが出来たという琴座の物語が知られている。
父、帰る
関連サイト
mm(ミリメートル)ソ連時代は旅をするのに許可がいり、ロード・ムービーを作るのは困難だったそうです。
KOGURE journal他の国は全て現代どおり帰郷としたのに、日本だけ「父」と入れて、これは監督の本意ではないそうです。まあ、確かに父だけじゃないですものね。
とおる美術館マンテーニャの「死せるキリスト」の絵が見れます。
マンディの映画もろもろ日記事件は「自己犠牲」と監督は言っているそう。
情報環境フォーラム塔は父を象徴、12年前はソ連の社会主義が崩壊、父のイメージは旧ソ連の強権的、秘密主義的なイメージと重なるそう。
Official Siteロシアの記者の素晴らしい評とスタッフ、キャストの情報が見れます。
ピピのシネマ日記他の方も書いてらっしゃいますが、今までイワンと呼びかけていた父が最後に「ワーニャ」と言うことが書いてあります。私は気づかなかったので…。

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いつだって優先順位の問題

「いつだって優先順位の問題」絶対少年 第9話 ☆☆☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽 絵コンテ・演出:高橋滋春

 誰もいない校庭、現れる光。そこは猫おどりの準備の跡。

 昼、39ケーブルテレビの須河原晶(松本美和)、猫おどりの準備の場に現れる。
 そこには紙で花を作っている藤堂麻子(水野理紗)がいた。店は午前中お休みにしたそうだ。
 お祭りは過疎で慢性的に人手不足だそうで、お店はミコシバさんが旅行でお祭り終るまで帰らないそうだ。
 須河原は会場の下見だそうだ、二日前にも関わらず。
 手を動かしながらでもお話しできると、須河原手伝わされる。(さすが、藤堂麻子)

 深山美紀(三橋加奈子)は猫おどりの衣装準備。
 美玖(斎藤千和)、ミカねえはいつ帰るのかと美紀にきくと、明後日の昼ごろ帰ると言われる。「当日かよ」「うん」 「何だかなあ」「ミカねえもいろいろあんのよ、きっと」「も?」「美玖もいろいろ、ない?」
 「生きてるって事はそういう事か」「時々あんたの年がわかんなくなるわ」
 美紀、父(小和田貢平)に配達頼まれる。

 塾。海野潮音(清水愛)、携帯開いて「猫踊り、一緒に」とまで書いて、止める。

 逢沢歩(豊永利行)、配達中の美紀に猫踊りに誘われる。潮音から電話だと稀代秋之(浜田賢二)。
 嫌そうな顔をする歩に居留守は不許可と父。「何となく電話してみた。迷惑?」という彼女に、「うん」と歩。
 「傷つく事、平気で言うんだもんなあ、歩は。でも、悪くないよ、それ」「意味わかんないし」
 小さい声で「こないだの事だけど」「何?よく聞こえないんだけど」
 低めの声で「こないだの事。居場所がどうとか。
わたしなりに、すっごく考えたんだけど、歩、一緒に猫踊り行かない?」
 …「もしもーし、聞こえてる?猫踊り、一緒に」「無理」「即答?何で?そんな言い切らなくてもよくない?」
 「鏑木君、誘った?」小さい声「誘ってない」「一緒に行きたいのは彼でしょ、僕じゃなくて」
 …低めの声「それが出来たら、苦労しないよ…」「えっ、ごめん。聞き取れなかった」
 「歩はさあ、好きな人、いる?いたら、歩もわかるよ」「何が?」「歩誘っちゃう私の気持ち」
 「それは人それぞれだし、わかんないかも」「人それぞれか…」バスが来て電話を切る潮音。
 時計をみると二時少し過ぎ。何かを気にしてるかのように開いている扉を見る歩。
(潮音、なかなか強いな。明らかにうっとうしがられている拓馬を誘う勇気は無いが…。
まあ、私なら、あきらめちゃう所だ)

 夕方の啼沢川の上流。泥団子を作っているわっくん(竹内順子)。「あむ、ほら」優しい表情の歩。
 「上手に出来たね」「明日?」「何が?」「猫おどりっ」「明後日だよ」「何して遊ぶ?約束、ダメ?」
 「ダメじゃないよ」わっくん泥団子を地面に投げつけ、、立ち上がって、深刻な表情「違う約束した」「してないよ」  わっくん、歩に背を向ける。「何で?どうして、そんな事言うの?」「一人は、ヤダ」
 「一人じゃないよ。遊ぶ約束したし」わっくん、振り向き「前も約束した!あむ、来なかったし」
 「ごめん。それがよくわかんないんだ。覚えてない。わっくんのその格好、何で?」にっこり笑って「あむとお揃い」 「お揃い」「お揃い!」母の話と小さい頃の自分の写真を思い出す歩。「そうだあ。又、あそこで遊ぶ?」
 「あそこ?頭屋の森?」「うん!あむと会ったね」
(何となくわっくんが怖いと思った。怖い存在では無いだろうけれど、人外の者には違いないし)

 猫踊り準備中の阪倉亮介(斎藤泰央)、歩いてきた鏑木拓馬(加瀬康之)に手伝う事を要請。
 「ああ、神酒所開きか」「ああ?」「神酒所、作るんだろ?お神酒を振舞うとこ」「そう言うのか?」
 ……「散歩じゃないよなあ」「うん?」「あめん中、何処行こうとしてたのかと思って」
 「ちょっとな。亮介は明日のお祭り、どうするんだ?」「特に誘う相手もいないし、又露店の手伝いすっかなあ」
 「懲りないなあ。去年それがばれて、道場来づらくなったんだろうに」
 「それはそれ、これはこれ。何か向いてるっつうか、水が合うっつうか、楽しいんだって!出店の手伝い」
 「理解に苦しむよ」
 「知ってるか、例えばみんながすごい欲しがる物が射的の景品にあるとすんだろ。
でもな、それは客寄せの商品だから倒れないように後ろを固定してあったりすんだよ」
 「ありそうな事だ」「じゃあ、あれ。金魚すくいのポイ」「ポイ?金魚すくいの道具ってそういう名前なんだあ」
 「ああ。すくった金魚をポイッて投げ入れるからポイて言うんだ。
あれなあ1、2匹すくっただけで破れる薄い7号から10匹はいける厚い5号まで、
号数だけじゃなくて商品でも破れにくさに差があるんだぜ」
 「あれはすくった後の金魚に困る」
 「いや、そういう事じゃなくて。んじゃ拓馬、型抜きの上手な抜き方知ってるかあ?」
 「地道に細かくやれば失敗しない」
 「もっと簡単な方法があるんだよなあ。知りたいか。教えてやるよ。
実はなあ、裏側をなめてから型抜きすると良いんだよ」「しないな」「ああ?」
 「そうか、よし、試してみようっていう気分にはならない」「ホンット、おまえと話してるとイー!ってなる!」
(このシーンの拓馬、微妙に歩と重なる。しかしたっくん、博識!民俗学に興味を持っちゃった)

 雨、相変わらず降っている。店番の美紀。たっくんが来る。一緒にお祭りを回らないかと誘いに来たのだ。
 海野がいるじゃんと断るが、たっくんは美紀を誘っているとはっきり言う。「俺じゃあだめなの?」とたっくん。
 「そんなんじゃなくて」と美紀。店の裏ではわっくんの「ねっこ踊りっ」と同じような節を鼻唄で唄っている美玖。   「逢沢と、約束してんの?」「そんなんでも、無いけど…」「はっきり言ってくれよ!」「何を?」
 「美紀がさあ、逢沢を選ぶなら…」
 「どうしてそうなっちゃうのかなあ。選ぶとか選ばないとか、それって今決めなくちゃいけない事?」
 「小さな選択の積み重ねが、結局は自分の生き方を決める事になるんだと思う。
俺達は日々いろんな事を選んでるし、選ばなきゃ先に進めない事もある。邪魔して悪かった」
 たっくん、帰ろうとするが、立ち止まり「あいつは、もうすぐ帰る。ここにいなくなる。
想ってても口に出さなきゃ伝わらないぞ」
 目を見開く美紀。去るたっくん。ため息をつき、番台に頭をのせ「知ってるよ。知ってるけど…」
 おたまじゃくしバックをかかげ美玖「迷うな!」
(そうよね、知ってるけど、なかなかねえ~。しかし歩のどこが良いの?
将来的には良い可能性はあるが、今ん所、ビミョー)

 雨の庭(?)を駆け回るロク。
 月読天文台には「妖精」「日本民族資料集成」「山の神・里の神」「絵本百物語」「神話におけるアレゴリー」
「怪談旅硯」とか本が一杯。
 ロクにえさをやり、優しい目で見つめる鈴木平五郎(宝亀克寿)。「雨が上がったら、明日は祭りでも見に行くか」 「オン」「人ごみは苦手だがなあ」

 頭屋の森の前の通り。たっくんと歩、出会う。「よっぽどここが気になるんだな。まさか入ったりしてないよね」
 「してないけど、ここに入るのってそんなにいけない事?」
 「タブーもある。だけどそれ以前にひとんちだもの。廃屋とはいえ勝手に入っちゃまずいさ」
 歩は門内を見、たっくんは通り過ぎようとするが振り向き「もう一度だけ、聞いときたいんだけど。
深山の事、どう思ってんの?」
 「どうって?普通」「君、当事者なのわかってる?」「当事者?」「だから…!」歩に深山美紀から電話。
 「出たら?」歩、携帯を開ける。「深山の事、中途半端にすんなよ」去って行くたっくん。美玖からだった。
 「おう。な~んだ。逢沢歩も元気ないのか?」「も?」「な~んでもない。こっちの事。明日どうすんだ?」
 「わっくん、頭屋の森に来るって」「なぬ」「何か雨が続いてお祭り中止になんないかな~って、そんな気分」
 「そしたらわっくんと遊ぶだけで済むからか」「うん」「だいじょぶだ」「何が」「何かわかんないけど大丈夫」
 「相変わらず意味不明」「じゃあ明日な」美玖の近くには美紀が立っていた。「明日、逢沢君と会うの?」
 「いや。何で?」「ううん。何でも無い。雨止むと良いね」「止むよ、絶対」

 バス停留所で待っている潮音を拾っていく母(幸田夏穂)。「浴衣出しといたわよ。明日お祭り行くんでしょ?」  「わかんない」ぼそっと言う潮音。鎖骨の辺りの汗。

 須河原晶、
ネットで天気をチェックしながら「あした、午後一で現場先乗りするね」と堂丸史郎(西前忠久)に言う。
 「それはいいけど、雨、どうなんだ?」「私、晴れ女」と椅子の背に頭をのせて、堂丸を見上げる須河原。
 「根拠無いだろ。決行か中止かの判断ってのは?」
 「お昼には役場の方から出ると。こんだけ降り続いてるんだし、明日には上がる!」「ふむ。曇り一時雨、か」
 「もう!気合で上がる!」

 携帯で小さい時の写真を見る歩。「僕は何が出来るんだろう?」窓の外に現れる光。光、黄色い何かになる。
 くりりりりっといった感じの音を発する何か。「君達は何?」音を発し続ける何か。「僕は、何だか、怖いんだ」

感想:うん、ちょっと怖い、何が起こるんだろう。惨劇が起こるわけはないけど。今回、もてもてだな、歩は。
 美紀とデート行け!とけしかけたい所だが、わっくんが…。
 約束反故にしたからって何か起きるとは思わないけど。わっくんを寂しくなくするにはどうすりゃいいんだ?
絶対少年 1
関連サイト
Angel comes over from east
深山三姉妹はみ“か” み“き” み“く”なのね。気づきませんでした。
師匠の不定期日記
画像あります。

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草迷宮 他

「攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG」 
原作・協力:士郎正宗 シリーズ構成・監督:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクターデザイン:後藤隆幸 西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司 常木志伸 音楽:菅野よう子 制作:Production I.G 美術監督:竹田悠介

「草迷宮 affection」第11話 ☆☆☆☆☆
脚本:大松裕 神山健治 作画監督:中村悟

 草薙素子(田中敦子)がレストルーム(一階ではない)に入る。彼女を密かに見張っている二人の男。
 誰かと通信。窓ははめ殺しとの情報。
 彼女は外に通じる窓を開け(はめ殺しじゃない)そこから勢いをつけて飛び出す。
 そのまま向かいにビルの壁をけり、そのようにジャンプしながら屋上に行く。
 空には真昼の月と飛行機雲。(さすが少佐、カッコイイ!)新規採用のテストだった。
 男達は偽の記憶を咬まされたのだ。後三組6名のテストをしなければならない。

 「これで最後?」と素子。「ああ、残念ながらな」とバトー(大塚明夫)。下町。素子の後をつける男二人。
 階段状の路地に入る素子。上から黄色いボールが転がってくる。それを手にして階段を上がっていく素子。
 男達、彼女を見失ってしまう。「申し訳ありません。ターゲットをロストしました」
 バトー「ほう、で、どうするんだあ、これから」「もう一度捜索してみますが」「あ、そう。じゃ、がんばれや」
 トグサ(山寺宏一)「冷たいんじゃないの?」「同情してどうする」…「少佐、終わりだ。帰ろうぜ。…少佐?」
 「少佐?」「つながらねえ」「怒って帰ったのかな?」
 トグサの顔を見るバトー。(トグサ、少佐がこんな事で怒るわけないだろ)

 不自然に人が誰もいない下町。素子はバトーに呼びかけるがアクセス出来ない。ハッキングされたらしい。

 突き当たりにある「牢記物店」という看板を掲げた店。
 皮膚触素への感覚は明らかに現実なのに、まるで現実感がない。中に入る。香炉から煙。二階に上がる素子。 そこには緑の車が置いてあり、中には子供の姿をした義体があった。少年と少女。
 少女は首に赤、青、緑の三色の折鶴のレイを下げている。「可愛いでしょ,その子達」(谷育子)
 急に呼びかけられ、後ろを振り向く素子。LPレコードを手にしたショールを羽織った年配の女。
 「あなた、ここの店主?」「そのようなものね。お預けになりたいものは何かしら?」「預ける?」
 「そうよ。ここはお客様の外部記憶を預かる商いをしているの。
ここにある物は他人から見れば何の価値も無い物ばかりだけど、
一つ一つには持ち主の思いだが沢山詰まってるの。
だから時々この物達から発せられる残留思念で息が詰まる事があるわ」
 沢山あるLPレコード、ビデオ、本(ミュシャのポスターが一杯)。
 彼女のピアスが光り、下げられたスーツにある万年筆が光る。「残留思念・・」
 「あなたも、それに惹かれてここに来たんじゃないのかしら?
全身義体としてはかなり初期に作られた珍しいものよ。この子達にまつわる思い出はいつも私をつらくさせる。
でもそれと同時に、他人の記憶を預かることの喜びも味あわせてくれるのよ」
 「この子達の間に、どんな記憶が?」柱時計が鳴る。6時。
 「いけないもうこんな時間、申し訳ないけど今日は早仕舞いなの。
又時間のある時にいらして。その時にゆっくりお話しして差し上げるわ」
 腕時計を見(7時5分かな)、顔を上げたらそこは店の外。暗くなる店。人々がちゃんといる。花火。
 「そうか、あの妙な感覚は…郷愁…」

 9課に帰ってくる少佐。
 本採用にこぎつけそうなのは課長の知り合いからの推薦で、陸自情報部上がりの男一人だそうだ。
 帰る素子。トグサが自分だって9課に来る前だったら、少佐に5分で撒かれていたと言う。
 バトーは最後までストーキングできるそうだ。(ホントかよ?)

 少佐をストーキングするバトー。ボールを手に持ちながら階段を上がる少佐。バトー、少佐を見失う。

 牢記物。この二つの義体は今では成人になった男の子がずっと大切に保管していた物だそうだ。
 男の子は6歳の時に飛行機事故に遭遇。
 乗客のほとんどが死亡、救助された人々も間もなく全員が亡くなった、
男の子と隣に座っていた女の子を残して。
 女の子は意識が戻らず、男の子は左手以外全く動かなかった。
 男の子の両親は亡くなり、最初の頃は来ていた親戚の足も遠のいた。
 男の子は女の子をたった一人の友達と思い、彼女が目を覚ましますようにと左手で折鶴を折り続けた。
 最初はベッドの横の紙の端を破って口も使いながら折り、出来た折鶴を見て涙を浮かべ、隣の女の子を見る。  初期は綺麗に出来なかった折鶴も綺麗に折れるようになった。しかし女の子の容態が急変。
 女の子は遠くへ行ってしまったと聞かされる。
 それから二年、男の子は誰とも口を利かずに、黙って折鶴だけを折った。それまでと違い白い紙だけで折った。 親類と共に若い医師がやってきて体を全部取り替える治療法があるが、
受けてみる勇気があるかと言って来る。
 うまく行けば普通の生活が出来るようになると。
 しかし男の子には普通の生活に戻りたいという動機がなかった。
(他に誰もいないICU。ありえないが、象徴的な場面ね…)
 一人の女の子が男の子の心を開くきっかけになった。それが義体の少女。
 少女は全身義体の治療を受けて成功していた。医者に連れられてやってきた彼女。
 笑顔のない彼女の頬を引っ張り無理矢理笑顔らしき顔にする医師。それを嫌がる少女。
 毎日のように会いに来る少女。そこらに撒き散らされてる白い折鶴をダンボールに片付ける少女。
 ダンボールが何箱も積まさっている。キックボードで大部屋を乗り回す少女。
 折にふれ、義体化する事を勧める少女。
 「君は義体で折鶴が折れるの?もし出来るならば僕も全身義体になってもいいよ」
と黄色いボールを握りながら言う男の子。
 少女にはまだ繊細な動作は出来なかった。うまく折鶴が折れない。
 「死んでしまった女の子の為に鶴を折る事も出来なくなるなら、このままでいい」
 「今度は私があなたのために折鶴を練習するね」と悲しそうな笑顔で言って女の子は病院から消えてしまう。
 その瞬間男の子は気づく、少女は隣の女の子だと。
 男の子は全身義体化をし、女の子に会いに行く事を決意する。しかし女の子は見つからなかった。
 女の子の義体は男の子が大学の研究室で見つけたそうだ。男の子は大戦末期、外国に出兵してそれっきり。  「そう」素子は立ち上がり「話してくれて有難う。
きっと女の子も初めて好きになった男の子を今でも捜しているんでしょうね」
 車の中に砂糖の包み紙で折った(左手で)折鶴を置いていく素子。右手には黄色いボール。
 ボールを階段状路地に落としていく素子。

 9課。窓際に座っている素子。バトー「アイスティーの氷が溶けてるぞ~」「わかってるわよ。何?」
 「実は連中の試験の事なんだが、難易度設定を再考の上でもう一度トライさせてやりてえんだよ。どう思う?」  「どういう風の吹き回し?」
 「いやなあ、俺も入隊したばかりの頃は、意外に実力出し切れなくて上官に怒鳴られてたっけかなー、
なんて事を思い出しちまってさ」
 「そうね。確かに始めから上手く出来る人なんて、いないかもね」「ああ、そう言ってもらえると、俺も、助かるよ」  夜、月の影になる飛行機。

感想:この男の子はこれから出てくるんでしょうか。それとももう出てる?(くぜ?ああ、わかんないよ~!)
 ドアノブの描写から何から素晴らしかったです。(もしかして音響も…。こういうのの良し悪しはわからないが)
他の方々のサイトを読んでの感想
 クゼ、みたいですね…何でも、トラックを運転してるシーンに折鶴があるとか…。
 それからクゼメインの時はタイトルが白いらしい。そして経歴的にも合うらしい…。
 私にとってはこのブログが外部記憶だな。後他サイト。 
参考サイト
読観日記+遊(牢記の意味を教えてくれました)

「名も無き者へ SELECON」☆☆☆☆☆
脚本;大松裕 神山健治 作画監督:後藤隆幸 絵コンテ・演出:橘正紀 

 金色に輝くネット内。タチコマ(玉川紗己子)2体が走っている。ボーマ(山口太郎)と一緒にだった。
 防壁を解除し始めるタチコマ。北半球経由でヨーロッパの衛星網を通らないと行けないステルスゲート。
 そこにあるのはカワシマの外部記憶。
 個別の11人がウィルスによって発症するという証拠が残されている可能性がある。
 素子が潜ろうとすると荒巻課長(阪脩)から至急来てくれと言って来る。
 素子は潜るのをボーマにまかせ、自分はバトーとサイトー(大川透)、パズを連れて課長の元に行く。
 ゲートに向かうイシカワ(仲野裕)、トグサ、ボーマ。
 彼らのネット上の姿はタチコマみたいに3次元じゃない、ただの円。ボーマがゲートを潜る。
 第6レベルに怪しいファイルがあるそうだ。ファイル名はインディヴィジュアル・イレヴン。
 個別の11人を融和するウィルスかどうか確認するためにボーマの電脳に落とし込む事にする。

 一方課長の部屋。今から22分前に長崎沿岸で撮られた映像にクゼが映っていた。
 長崎に飛びクゼを捕らえろと指示を出す荒巻。

 ボーマは話しかけても何の反応も無い。強制終了させる。ボーマによると中身は出来の悪い評論文だそうだ。

 クゼは個別の11人が現れた因子を、そのまま電脳内に保有している可能性がある。
 しかしPKF仕様なので各器官が個別に稼動するイモータル義体だった。頭を撃たなきゃ止まらない。

 ボーマは発症しない。トグサは個別の11人の評論文の紙媒体の原書を見つけるよう荒巻に命じられる。
 ボーマとイシカワはカワシマの外部記憶の構造解析をする。

 沖縄県慰霊の碑。
 外国人戦没者慰霊碑に手向けられた線香を踏みにじる男、手に布で巻いた刀状の物を持っている。
 「やめておけ。その思いはこれからの行動に向けて取っておけ」と言われる。
 続々と集まる手に刀状の物を持つ黒っぽい服装の男達。

 オペレーター(大野エリ)からクゼを見失ったという情報が入る。
 鹿児島方面に向かっていたそうだが、車をリモート運転にかえ、自分は貨物車両に移ったらしい。
 車のAIから情報を探ろうとしたらネットが切れた。彼には電子戦の心得もあるらしい。
 素子達は鹿児島に向かう。

 鹿児島県戦没者慰霊之塔。
 一人白を基調とした衣装のクゼ(髪も白いし 小山力也)、黒っぽい服の集団に合流する。
 もちろんクゼも日本刀を持っている。

 新浜大学社会学部。
 個別の11人の原書はパトリック・シルベストルがルーマニア革命に身を投じ、
その生涯を閉じる直前たった20冊のみ出版されたそうだ。
 トグサに見せようと本棚の前に行く教授(宇野? 北川米彦)。ところが原書も復刻版も見当たらない。

 車上の男達。「時に貴様はどのような手段で奉仕を?」
 「俺は難民問題に対し融和政策を唱える国賊議員を刺殺しただけだ。貴様は何を」
 「俺達はJNNテレビの経理ネットに進入し、難民支援の義援金不正流用を演出した」「ほう」
 「我々は、もっと直接的な行為で難民開放を促してやった」
 「うむ。難民支援団体帰難会爆破、あれは俺達の奉仕だ」
 「帰難会爆破は大きく報道はされたが、所詮は難民同士の繋がりを断ったに過ぎん。
我らは本当の国賊である、裏切り者を消去した」
 「難民に義体を無償提供していたNPOを狙ったのだ」
 「爆破は失敗に終わったようだがな。
確かに国賊を討つのも一興だが、やはり開放すべき難民の動脈を断つことが重要」
 「ならばお前は何をした」「ネットバンク頭取の首を取った」
 「難民出身でありながら、ネットバンク設立で財をなした、ジマ・イチヒロ会長をやったのはお前だったのか」
 「難民の動脈を断つという意味では貴様に負けるが、世論に与えた衝撃では、自分の犯行も負けてはいない。人気電脳ラッパー、デンセツを殺したのは俺だ。
それともう一つ、政府の隠し原発より掘り出された燃料棒を難民が襲撃するといったブラフを流したのも俺だ」
 「やるな。確かにあれは国民と難民の双方の心理に多大な影響を及ぼした」
 「デンセツは、難民の若者達にとっての精神的支柱。それを失った彼らの心に憎しみが宿るのは当然。
さらに蜂起を促すブラフか」
 「貴様の奉仕の後では我らの所業は霞むな」
 「残念ながらな。
だが、国賊である医師の命を絶つことにより難民の血脈を断つという意味においては、右に同じ」
 「貴様は、どういった奉仕を」クゼ「茅葺を、暗殺しようとした」
 「ほう、ずいぶんと大胆な手に出たな。だがそのような事件があった事、一度も聞いてはいないぞ」
 「個別の11人の犯行声明同様、無視されたのだろう。それは大した問題ではない。
だが時に、お前達の言う難民開放は、彼らに絶望を与えているだけにしか見えんが、それは何故だ?」
 「国賊や同胞からの支援を断ち、自立という名の解放を促してやる。
それが国民に難民という異物の存在を自発的に気づかせてやる最良の手段だからだ。違うか」
(明らかに矛盾した事を言っているのに、全然気づいてないクゼ以外の男達。
合田の撒いたウィルスというのはこんなにも人の脳を歪めるのか)

 ボーマが気づく、
 初期革命評論集の評論文全部と個別の11人の評論文を読むとウィルスを発症させるのではないかと。

 少佐達は鹿児島県戦没者慰霊塔にいるクゼを発見する。

 国会図書館にも個別の11人は無く、トグサは別の心当たりに行ってみる。

 車上。男達が誰が最後の演説をするかを話し合っている。ある男に決まりそれで異存ないかときかれるクゼ。  「ああ。だが、一つ頼みがある。我らが個別の11人、差し支えなければ貴様のそれを見せてくれないか。
版数は初版か?」
 「うむ。待て。(探すが見つからない)版数を知りたいのなら俺のも確か初版だ」「本当か?」「あ、ああ」
 「今日ここの赴くに当たり、俺も個別の11人を懐に忍ばせてくるつもりだった。
しかし、いくら探しても見つからない。
(今まで口を開かずしゃべっていたクゼがここから口を開いてしゃべる)何故だ?!(皆も探すが見つからない)
頼む、誰か、個別の11人を!」
(20冊しかない初版をこんなに大勢の人間が持っているはずが無い。偽の記憶か。
しかし教授も持ってなかったのはなぜ。合田が回収したのか。
どなたかがクゼは口を開かずにしゃべると書いてあり、今さら気づきましたが、
口開けてしゃべる事も出来るんですね)

 「土橋文也事務所」があるビルに入るトグサ。
 上から三橋(乃村健次)が2,3段とびで降りてきて、トグサを見ると無理矢理上の方に引っ張っていく。
 事務所、土橋(保村真)が大型カッターナイフを自分の首に当てていた。

 ボーマはシルベストルの「初期革命評論集」を全部、電脳に入れたが(たぶん、そういう事よね)何とも無い。
 で、最後に個別の11人を又入れたら、そのとたんおかしくなる。
 イシカワはボーマを殴り倒し、ボーマの電脳活性をオフ、記録を再生禁止にする。内務省から緊急連絡。
 どこかのビルの屋上にいるクゼと男達。課長は素子に連絡を入れる。あのビルは九州電波塔。
 チャンネル・ダブルスリーでクゼ達の映像を放映している。お互いに頭を斬り落とす男達。
 しかしクゼは相手の頭を斬り落とすが、自分は生き残り逃げる。土橋事務所。
 トグサが土橋を落ち着かせようと個別の11人の評論の事を聞く。
 「個別の11人なんて評論は初めっから存在していなかったんだ。
あるのはただ、個別の11人という作られた思想だけだ。俺は個別の11人!とうとうこの時を迎えた。
ふんん!!」
 土橋、首を切る。事務所のテレビには11人の死体。

感想:合田、コワイ男…。しかしクゼはなぜウィルス通りに動かない。クゼは何のために男達と合流したのだ。
 何に呼ばれたのだ?土橋もウィルスに犯されてたのか。「個別の11人」の評論は合田が作ったものなのか…。 日本のためになると思っているから、彼の部下達も動いているのよね。
 合田は正しく評価されない事への意趣返しか…、表向きは日本のためでも…。
 安い労働力が欲しいから、難民を受け入れ、うまくいかなくなると難民を排除。
 でも又、安い労働力が必要になり…。今も世界中で起こっている事だけど、解決法は無いのか。
下記に書いた神山監督の語った事を聞いて
 以前書いたゴーダ嫌い発言撤回。まだわからないから、保留。基本的にいやには違いないが…。
 人を平気で踏みにじっている感じだから。
(私も悪の道に入るなら、武器商人が良いななんて思う人間だが…。
人をおだて、さもその人が望んでるような形にして、商売をするというのが…良い感じ…。
人殺しの機械をさも素晴らしい物のように言うのも魅力的だ。まあ頭がついていかないから、無理だが)
 ユーゴは金がある方の国が独立していった。
 アメリカでも金持ちが、税金がひたすらに貧しい人達の地域に垂れ流されるのがいやと、
わかれたいと言っていたような…。
 難民独立ってそういう感じ?まあ、まだゴーダの意図はわからんが…。
 でも金持ちだって家政婦とか、学校とか安い労働力が必要だったりするのよね。
 アメリカでは犯罪を恐れて、金持ちだけで土地を囲い、後は排除したりしているが、
他の所だと家政婦が通いやすいように直通バスだか電車だかを作ってたりするそうだ。
 今、日本もフィリピンから看護婦を入れたと思ったけど。
 最初の個別の11人はゴーダプロデュースじゃないのか。という事は「個別の11人」の評論はほんとにあるの? 教授の記憶を変える理由が無いもんなあ。
 それとも、最初の個別の11人を元にシルベストルの思想を流用しながらゴーダが作った。
 ボーマが出来の悪い評論だと言ってるもんな。クゼは違和感を覚えなければそのまま自決したって事?
 クゼはもともと難民側に立つ動機があり、それゆえにゴーダプロデュースのウィルス通りに動かなかったのか?
他サイトを読んでの感想
 クゼヒデオは救世英雄。難民を救うための真の英雄になるということか。ゴーダの英雄は偽の英雄だし。
 後「個別の11人」は無いんですね、合田の作り話。教授が発症してないのは元々の人間性によるのかな。
 クゼもゴーダが思った方向には行かなかったし。
 大体「初期革命評論集」を読み、
「個別の11人」を苦労して探して読むというだけで人間の振り分けがある程度出来る。
 土橋はしゃべりで戦う人なのね。
参考サイト
攻殻機動隊PKI-B-Wiki(セリフが網羅されています)
師匠の不定期日記(画像あります)
蒼い髪と黒いノートと黄色いドロボウ(攻殻機動隊諸情報あり)
族長の初夏(タチコマの日々のネタ)

神山健治監督が語る!

 第三次核大戦と第四次非核大戦というのが過去にあった。
 日本が被害を受けたのは第三次核大戦の方で、何ヶ所かに核が落ちている。
 そのまま放置されている都市もあるし、復興した部分もある。
 復興していく中で、
大陸の方から難民になった人達を労働者という形で日本政府が受け入れたというのが招慰難民。

『個別の11人事件』を振り返る

 九州の方に首都が移っているが、
今の日本みたいに首都機能が全部一極集中しちゃってると戦争とか起きた時に困るという事で、
他の所にも各機能を分散している。
 新浜とその首都、福岡の関係はアメリカのワシントンD.Cとニューヨークみたいな関係。
 比較的中心は福岡の方にあるのかなと分けている。
 福岡を復興するに当たってアジアの難民というのが随分来た。
 そういった人達が貴重な労働力として復興に力を貸してくれたわけだけど、
その人達を仕事が無くなったらどうするかということで、
何の対策も講じないままいるという事実だけが残ってしまった。
 彼らを招いた時に住まわせるために作った所が出島という所だが、
それ以外に街にあふれちゃった人達が復興されていない関東その他に勝手に住むようになっていて、
スラム化している所に暮らしてしまっている。
 治安も悪くなっているし、その部分に関しては政府もノンタッチの状態になってしまっていた。
 第一話で出てきた個別の11人は難民排除、難民居住区撤廃、
難民を受け入れない中国政府に対しての抗議という形で現れますけれど、
後から出てくる個別の11人は難民を解放するという言い方をしている。
 思想的な背景は右なのか左なのかわからない。
 開放という裏側にあるものが額面どおりの解放ではなく、排除していくという事と実は同義語。
 日本という国に根をおろし始めている難民自体、彼らの生活基盤、
彼らが築いてきたインフラみたいなものを絶っていうようなテロも起きている。
 その中でクゼという男は難民政策を行っている茅葺を暗殺未遂という形で難民解放を促すというテロを起こす。
 この三つ、ちょっとずつ非常に似ているけれど、ずれている個別の11人というものがいる。
 笑い男篇で言うと模倣者を伝播させていくオリジナルが、実は一番最初に出てきた連中の方がオリジナルで、それ以降に出て来てる方がむしろ模倣者なんじゃないだろうかというのが38話までの流れの中で出てくる。

ゴーダの存在と企み

 個別の11人自体というのはゴーダがプロデュースしてたウィルスによって発生した模倣者って言うか、
作られた英雄達であった。
 集団自決してしまうというのはゴーダがね、
個別の11人を演出する時に参考にしたパトリック・シルベストルの思想書の中にある
「英雄のラストは死をもって締めくくられる」という言葉を、その言葉どおり実践して、
自分達の思想みたいなものを伝播した後で、みんな死んでしまう。おそらくその場に居続ける事によって、
憎しみの連鎖のね、憎悪の対象に自分達がなってしまう可能性もあるわけですよね、
テロ行為を続ける事によって。実は開放という裏には排斥していこう、
難民の血脈を絶っていこうというもくろみが最初からあったという事で、難民も怒らせるし、
実はこういう難民がいるから税金が上がってるんだよとか、そういった地道な宣伝活動ですよね。
 それがある程度、導火線に火がついて、止まらなくなったら自分達は表舞台から去ると。
 そういうふうな筋書きを最初から用意されていた人々だったと。
 自決もおそらくゴーダが最初に個別の11人をプロデュースする段階のラストにそういうふうに最後は自決してしまうんだというふうにプログラムされていた人達。
 最初に1話で登場したその大使館を占拠した人達、
 その哲学みたいなものをゴーダは上手い事パクッて持ってきたりとか、
シルベストルの思想をうまく紛れ込ましたりとか。

動機ある男、クゼ

 彼だけが、難民を解放しようとした。茅葺が難民政策を行っていく中で、それが遅々として進まないと。
 それに対する抗議の意味での暗殺未遂。
 彼だけが聖典個別の11人を持って来ようと思ったが無い、何処に行ったんだろうなあ。
 最後に自決プログラムが発症する寸前で、クゼだけは何かおかしいんじゃないかと気が付いたんでしょうね。
 すんなり自決を受け入れる事が出来なかった。
 自分にはやる事があるというか、動機というものをわりと持っている人間。
 他の個別の11人は作られた思想、ウィルスだったためにすんなり自決してしまってますけど、
クゼにだけは別の確固たる動機がおそらく存在するのだろう。

今後のゴーダ、クゼ、そして9課

 この後クゼがどういう形で現れるかというと、ホントに難民を解放するという形で革命家として、
難民側の人間として姿を現す事になると思う。
 ゴーダがやりたい事というのも、とりあえず、導火線に火がついただけで、
最後の落とし所は一体何なんだろうと。
 難民が自分達でね、出島に集まってきて、独立していきたい、そういう流れになってますよね。
 国民は難民なんかもういらないんじゃないかと。
 憎しみの連鎖はもう始まってるので、それ自体は後戻りさせる事は出来ないという状態になった。
 じゃ、それがホントに目的なのか、ゴーダの…。
 今後の展開の中で、9課が、ゴーダが仕組んだ大きな波の中に、9課も排除していこうという思惑もあって、
見事に排除されてしまってるわけですけど、クゼっていう男がそこに現れる事で、
9課がそれを事件として唯一コミットしていく入り口になっていく。
 そのキーワードにもなっていくわけですよね、クゼが自決しなかった事で。そこを突破口に、
ゴーダが仕掛けた事件にもう一度9課が挑戦していく唯一のカードがクゼなんだ。
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 06

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ザ・ビギニング

「ザ・ビギンニグ The Beginning」交響詩篇エウレカセブン 第13話 ☆☆☆☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:野村祐一 絵コンテ:宮地昌幸 演出:吉本毅

 ドミニク(山崎樹範)、ライフボードを勝手に射出、アネモネ(小清水亜美)を救いに行く。
 サイドカーのもう一つの席にピンクのトラさん(じゃないだろうが)のマークを付けたかばんを放り込む。
 バイク用グラサンをかけて、出発する。

 セブンス・ウェル現象が起こった後のような跡地。レントン・サーストン(三瓶由布子)寝っころがっている。
 「知ってる。俺の名前はちゃんと。うん。俺の名前はレントン・サーストン。覚えてる」
 頭上に上げた指を折りながら「お父さん指、お母さん指、お姉さん指…」涙を流す。
 「姉さん、この手、あの海で、エウレカ(名塚佳織)が握ってくれた」
 エウレカの事を思い出し、エウレカの様子を見ると、ぐったりと気を失ってる。
 ニルヴァーシュのアミタ・ドライヴは何の反応も示していない。波は無い。
 ジ・エンドのコックピットが開き、アネモネが出てくる。
 やはり気を失っていて、よだれのようなものを垂らしている。
(それに例の蝶のようなものに捕らわれている)
 後ろから銃を突きつけられるレントン。ドミニクだった。頭痛いと叫ぶアネモネ。同様に苦しんでいるエウレカ。
 ドミニクは例の薬を打とうとするが、アネモネがあばれて注射が壊れる。
(コーラリアンのせい?それとも二人いるから?)
 ドミニク、近くの街の病院に薬を取りに行こうとする。連れて行けとドミニクに言うレントン。
 彼のバイクのコンパクドライヴを取っていた。そしてマフラーも…。(ドミニク、直せないのね)
 レントンを連れて行くドミニク。

 ホランド(藤原啓治)、ビーグルモードで助けに行く。(トラパー無いから、リフは無理)

 コーラリアンの事をドミニクにきくレントン。
 一般には秘密の事なので、ドミニク驚き、そのせいで前方にころがっていた車にぶつかる。銃が壊れる。
 二人でバイクを持ち上げている時もしつこくコーラリアンの事をきくレントン。
 「答える義務は無い!」とドミニク叫ぶが、レントン、顔を上に向けながら
「気になるんだよ!雲に入ったとたん、なんか俺が俺でなくなって…ちょうちょが…」と力を抜いていき、
ドミニクの負担が増す。
 「ちょうちょはいい!ちょうちょは!」「そう、トイレを我慢してるみたいな!」レントン、尿意に気づく。

 サリサオルネ。レントン、地図を見るがなかなかサリサオルネが見つからない。
 と、ドミニク「いらつかせるな!…北は?この地図、どっちが北だ」「上だよ、上。ちなみにそれ、逆だから」
 「上?逆?どこだ?」地図ではなく、空を見上げ、後ろを振り向くドミニク。
 「やばい。この人、本物だ」(本物ですね。ある意味レントンと張り合えます)
 二階の窓から女の子が「兵隊さんの役立たず!」と鉢植えを放り投げてくる。(お花が可哀想)
 ドミニク、傷ついたらしい。「まったく迷路みたいで陰気な街だ。子供までが私に…」と言っている。
 壁には連絡をとりたいという伝言のポスターが沢山貼ってある。それを見て病院の場所を知るレントン。
 ドミニクは街の人に囲まれ、軍についての不満をぶちまけられていた。暴力もふるわれる(レントンも巻き添え)。 西とレントンが指示したのに別の方に曲がるドミニク。「すまんが、西ってのはフォークを持つ手のほうか?」
 「やっぱ本物だ」(ベストでこぼこコンビ。もう見られないのか)

 病院。どうやらあの薬、普通の人には致死量らしい。
 レントン、コンパクドライヴっぽいものを口をぽかんと開けて頭上に両手で掲げて見ている子供が気になる。
 バイクが盗まれる。ドミニクに救急車の方を示すレントン。救急車を拝借(盗みだ)。
 さっきの子供の事が気になるレントン、ドミニクにきく。絶望病。子供が持っているものはぬいぐるみ。
 後は知らないそうだ。「さっぱりわかんねえ」とレントン。「まったくだな」とドミニク。
 夢の中でアネモネに会った事をドミニクに話すレントン。
 夢の中で会ったのはアネモネだけかときかれ、エウレカにも会ったと話す。
 「お互い厄介な女にほれたもんだ。なあ、レントン!」と笑顔をみせながらドミニク。
 どうして自分の名をしっているのかと驚くレントン。(父親と姉の関係で密かに注目されてたのでしょう)
 「ドミニク、ドミニク・ソレルだ!」にっこりと歯をみせ笑うレントン。突然爆撃が。ホランド達が来たのだ。
 ドミニクがジ・エンドの生体様のコクピットに「通信を開け」と言うと目玉が現れる。
 爆撃を止めさせようとしたのだ。レントンの「守るから。俺が絶対守るから!」の声に反応するニルヴァーシュ。
 トラパー発生。ニルヴァーシュが動いてレントンをコクピットに導く。
 「おーい、リーダー。これはどういう事だー」とマシュー(中村彰男)。
 「ガッチャガチャ言ってないで、LFOに乗り込めー!トラパーの波は戻ってきてるんだぞ」
 LFOに乗り込み、「ったく。俺にだってわからねえ事ぐらいある」
 アミタドライヴには「EUREKA」の文字が浮かんでいる。
 あの時と同じ(セブンス・ウェル現象の時?あっ、わかんない)。
 それを見て「エウレカ、君は一体?」(エウレカよりてめぇの事を不思議がれ!)
 ドミニク「エウレカではない者、タイプ・ゼロが受け入れている。中佐、これではまるで…!」
 ニルバヴァーシュが月光号に向かうのを見て、ホランド達も戻る。
 「この世界はわからない事だらけだ。でも、これだけは確かなんだと思える事があるんだ、アネモネ。
 僕らは本当の敵に出会ったのかもしれない、本当の敵に」

 エウレカの事をホランドに聞くレントン。ただの女の子だと答えるホランド。
 「ただの女の子をあんな目に会わせるために出撃させたんですか。
知ってたんじゃないですか、コーラリアンと接触したら、エウレカがあんなになっちゃう事も、
ゾーンの中で変な夢を見てしまう事も」
 その話に反応するホランド。「ニルヴァーシュが…!」レントン、ホランドに肩を掴まれる。
 「夢の中で何があった?!おい、何を見たんだ?!」…「会えた気がしたんです、俺の姉さんに」
 微かに笑うホランド。
(姉さんはあっちの世界にいるのか。それともホランドは夢でも何でもダイアンに会いたいのか?)
 ドミニク、「レイ・アウト」のひげを描き、ジャージを着たまぬけなレントンの写真を見て
「レントン…お前は…何者だ?」(ただのまぬけ…ですね……)

感想:二人のコンビが楽しく、もう見られそうに無いのが残念。ドミニク、アネモネが好きなんですね。
 まあ、かわいそうな娘だし…。あの赤い薬は彼女にとっての精神安定剤ってわけだ。
 でも、変な方に安定していたが、別に攻撃性を増すものというわけではないのか。「絶望病」も謎ですね。
 世界の謎に関係するのか…。しかしドミニクがレントンを敵と思ってるらしいのが気になる。
 なぜ、彼が敵なんだ。デューイが望んでいる事は一体何?
 私はシリアスな展開が平気な人間ですが、このアニメは底にユーモアがあって楽しい。主人公のおかげかな。
あっちこっちのブログを見ての感想
 ドミニクがレントンの名前を知っていたのはレイアウトのせい?
 レントン父もダイアンも深くデューイと関わってると思うけどなあ。
 トラパーとニルバーシュは近い存在で、…でも、何故レントンに答える?
 タルホ(根谷美智子)が不機嫌なのはただの嫉妬と思いたくない。
 ホランドがダイアンにこだわる事を心配してるんだと思う。
 ビーキーとは高回転で無いとパワーが出ずに扱いづらいエンジンの事だそうです。
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ニルヴァーシュ
ニルヴァーシュ type ZERO
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ターミナスTypeR909
交響詩篇エウレカセブン 2
関連サイト
交響詩篇エウレカセブンまとめ@2chアニメ板(基本世界観把握)
あっちゃblog(深い考察&情報)
いかに興奮しているかを綴る(ビーキーの意味)
ナグのFF11日記(私が書いてないセリフを書いてます)
太白金星之陣(絶望について)
師匠の不定期日記(画像あります)

 


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伝承と記憶の狭間で

「伝承と記憶の狭間で」絶対少年 第8話 ☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 演出・作画監督:今泉賢一

 何で頭屋の森と言うのか父親の稀代秋之(浜田賢二)にきく逢沢歩(豊永利行)。
 庄屋は行政担当で頭屋はお祭りの主催者、世話人、鎮守や祭祀、宗教担当だそうだ。
 普通、頭屋の役目は持ちまわりだが、ここでは庄屋と頭屋が兼任でしかも頭屋の役目の方がメインだった。
(お父様、博識)

 お地蔵様の屋根の上で寝るおかか婆。ホースで水を撒き散らし、虹を作っている藤堂麻子(水野理紗)。
 「麻子さん、猫踊りと頭屋の森って関係ある?」「とうとつだな」「ごめん」「謝る事でもないけど。関係かぁ」
 「無い?」「猫踊りそのものは昭和の終わり頃に始まったお祭りで、その頃頭屋の森にはもう人がいなかったし」 「もっと古いお祭りかと思ってた」「はっきり言って村おこしだもんねえ」透明な何かが飛んでいく。
 かすかに感じる歩。

 「阪倉モータース」で車を直していた阪倉亮介(斎藤泰央)、歩が通りかかるのを見て呼び止める。
 チューブ型氷菓子を歩にやる亮介。「行ってるんだろ、啼沢川の上の方」「あんたに関係ないじゃん」
 「ある!あるさ。おまえ、あそこどう思う?」「どうって?」「河童いると思うか?正直に言えよ!」
 「河童って深い淵とかに住んでいるイメージあるけど、…あそこってそうじゃないよね。無理」「何が」
 「あそこに河童の居場所は無い」
 「じゃあ逢沢は何であそこに通ってんだ!…分かってんだ、俺だって。あそこで河童は無理があると思うって。
だけどよぉ、見ちまった俺ぁどうすりゃいい。逢沢もなんか見たんだろう」
 ……「あの…」
 「いい!言わなくていい。それ正解。俺みんなにしゃべってバカみたから。親にも友達にもみんなに笑われた。
…笑わなかったのは深山だけだ。あっ、美紀の方なあ」
 「うん」
 「こんだけ時間が経つと、どこまでが実際見た事で、
どっからが俺の妄想なのか自分でもわかんなくなる事がある。
けど、俺をコケにした奴らの顔は絶対忘れねえ。
俺はオカカ婆が河童と戦ってるのを見たし、あいつの耳は今も間違いなく欠けてる」
 「あっ、それでオカカ婆」
 「猫とか犬って人間には見えないものを見えてるって言うだろ。
俺ら、なんかのはずみでそういもん見ちまったのかもなあ」
 亮介はもう食べちゃったが(それとも吸っちゃたが)、歩は全然食べず、溶けていく氷
(この手の駄菓子系、お嫌いかな歩は。女は食べるが、男はなぜか食べないな)。
 「食わねえの?」「いる?」亮介に氷菓子をやる歩。「でもさあ、ライバルって言ってなかった、オカカ婆」
 「その方が話、簡単だろう」「昔…」「うん?」「あそこ…」「どこ?」
 「頭屋の森に入ろうとしてた僕を止めたのはどうして?」「その手の話ならあいつが詳しい」
 飛び去っていく透明な何か。

 ペンをくるくるさせながら勉強している鏑木拓馬(加瀬康之)。
 携帯が鳴り、開くと、「潮音だよ^_^今日も暑いね(太陽の絵)勉強はかどってる?」と書かれてる。
 外に歩がいるのに気づく拓馬。「面白いとこに部屋があるんだね」(門みたいに口がある建物だもんなあ)
 「使用人の部屋さ。昔はそこに家畜を置く家もあった。ちょっとしたレジスタンスかな。
旧家の総領息子っていうのがいやだから」
 「ふーん」「で、頭屋の森の事だって?」「うん」
 「昭和40年頃、田んぼの整備をするためにあちこち掘り返した事があったらしい。
その時に大型の土木機械でもなかなか片付かないような杉の巨木がごろごろ出てきたそうだ」
 「えーっと、それってー」
 「話には順序ってものがあるだろ。
…まあ、そんな事もあって、この当たり一体は、谷間の森林だった所が湖になり、
富士山の火山灰とか溶岩で埋められて、今の地形になった。
 ただし頭屋の森だけは湖だった時代にも島としてあそこにあった。
元々あそこは盆地のへそみたいな所なわけで特別な場所だったんだ」
 「それだけじゃ、どう特別なのかわかんないけど」
 「実は俺も良くわかってないけど。湖の真ん中に木の茂る島がポツンとあったら、なんか特別な感じしないか?」 「うん…不思議な感じはするかな」
 「大きな神社の境内に入った時みたいな感じ。“なぜかは知らねど 有難き心地して”みたいな」
(何かの引用か?)
 「ああ、うん」
 「今は廃屋になってるあの家はモリヤって名前だった。守るに谷で守谷。
あそこの家は代々この谷を、盆地を守ってきたわけさ」
 「でもそれは…」「うん?」「外敵から守るって意味じゃないよね」「おっ。どうして、そう思う?」
 「それだけだったら、あそこは守谷の森でいいわけじゃん。あえて頭屋の理由が説明できない」
 「君、面白いな。…たぶんだけど、特別な場所にある、さらに特別な何かを守ってたのかもしれない。
それを守る事が儀式化して祭りとなって、守谷は頭屋になったとか」
 「それって何?」「なんだろな。…ところで、君…」「うん?」「深山美紀の事、どう思ってる?」「どうって…。別に」 「そう。そんなら良いけど。結局の所、君は夏休みが終ればここからいなくなるわけだし」「何だよ、それ」
 「逢沢君の居場所はここじゃないだろ」拓馬の足元を見ると、何かの影が動いている。

 自動販売機に商品を入れている美紀(三橋加奈子)、歩に気づく。「うんとー、美玖なら今、いないけど」
 「いや、違う」「ええっ」「ごめん、なんでもない」「待って。逢沢君、ちょっと待ってて」
 一旦店に入って又出てくる美紀「待っててね」又入る。
(ライバル出現でやっと男としての自覚を持ったか、歩。普通はもっと早く反応するんだが…)
 歩が自動販売機の前まで歩くと、自動販売機の明かりが急にバッと光る。

 猫踊りは始まって20年ぐらい。ずっと昔から猫ヶ辻は猫ヶ辻で、猫は昔から踊ってた。
 天保年間、守谷の使用人、某が使いを終えての帰り道、
猫ヶ辻(その頃はそんな名前じゃない)の当たりに差し掛かると、どこからか人の声がする。
 声は数人。「ああ、来た、来た。遅いじゃないか、シロ」「シロがいないと踊りが始まらないよ」
 「まあ、まあ。トラもブチもタマも、もうシロは来たんだから、いいじゃないか」
 声はするのに、あたりには背の低い藪があるばかりで、人の姿は見当たらない。某は声の方へ近づいた。
 「さあ、シロ、笛を吹いてくれ」「おお、そうさ、踊ろうぞ、踊ろうぞ」
 「主のたわむれで熱いおじやを食わされた。舌の先を火傷してしまって、今夜は笛が吹けないよ」猫だった。
 シロは守谷の家の猫だった。主はそれを聞き、猫を追い出す役を某に押し付けた。
 「この家でお前を飼ってるのは笛を吹いたり、踊りを踊ったりさせるためじゃないのだよ。
もしお前がそんな事をやっているのなら、この家に置くわけにはいかない。どこかよそへ行っておくれ」
(背景に井戸が…)
 猫はいなくなった。透明な何かが歩と美紀の間をすり抜けて行く。

 啼沢川の上流にいる須河原晶(松本美和)。そこに歩が来る。例の写真を歩に見せる須河原。
 猫の瞳に映っている何か。「君も海野さんもこれを見たんだと私は思ってる」
 「思うのは勝手だけど、勝手な思い込みであれこれ言われるのは迷惑」
 「おっ、それほど自己中じゃないつもりだけどな」「そう。じゃあ、そういう事で良いんじゃない」
(うわっ、鉄壁の歩)
 「君も…出口を捜しているんだよね。だって…世界は…開いていると思いたいから。妖精の輪って知ってる?
イギリスかなあ、草地に丸く円を描いたように地面が露出しちゃう事があって、
向こうの人達はそれを妖精が踊りを踊った跡だって考えてた。
長い間、ずっとね。
だけど最近の研究で菌類、まあキノコの仲間かな、それのせいで草地が丸くはげるって事がわかったわけだ」
 「妖精はいないと」
 「そう、そこ!そうなるのかねえ。妖精の輪は妖精が通った跡じゃない、それは立証されたかもしれない。
でもその事で妖精の存在まで否定されちゃうのかと」
 「それは違う気がする」
 「よし!須河原が言いたいのもそこ。目に見えるものだけが世界の全てじゃない。
世界はけして閉じてるわけじゃない。
私らが感知出来ないだけで、色んなレイアーで繋がり、複雑に絡み合ってる。私はそう思いたいんだな」
 「それって現実逃避じゃなくて」
 「痛いとこ突くなあ。でも逃避じゃなくて把握の仕方だよ。あの山の向こうには見知らぬ町がある。
海の向こうには見知らぬ世界がある。そう思えばこそ、人って頑張ってこれたんじゃないの。
この盆地が世界の全てですっつったら、私は萎える」
 須河原の後ろにわっくんがいる。指を立てて唇に当てるわっくん(竹内順子)。
 振り向いても何も見えない須河原。「何?」「別に」うんと言う感じで嬉しそうにうなづくわっくん。
 その前を通り過ぎる透明な何か。

 オカカ婆に餌をやる麻子。しおれた感じでバスに乗っている海野潮音(清水愛)、自転車に乗ってる歩に気づく。 バスから降りて、歩をとおせんぼする潮音。一緒に歩いていく。歩に「キスした事ある?」ときく潮音。「えっ」
 「ないんだ。したい?」歩の近くに立つ潮音。
 歩が視線を落とすと、潮音の胸(AかBかな。よくわからん)が目に入り、慌てて顔を横にそらす。
 「したかったら、してもいいよ」とささやく潮音。後ろに2,3歩下がる歩。「居場所がない感じはわかる気がする。 僕もよそ者だから。
 でも居場所が欲しくて鏑木君の彼女になろうとしてるんだったら、それは違うと思うし、鏑木君の気を引きたくて、そんな事言うなら、それはもっと間違ってる気がする」
 こぶしを握り締める潮音。「ごめん」去って行く歩。「あやまるな、バカ」
 飛び去っていく透明な何か。(歩は頭が良いんだろう。もうちょい周りに心が開けると良いな)

 鼻唄を唄い、バックを振り回しながら歩いている美玖(斎藤千和)、
頭屋の森の門の前に歩の自転車があるのを見て、「ありゃあ」と言う。
 門内の歩、井戸の前を過ぎ、わらじをぶらさげている綱が木と木の間に張られてるのを見る。
 向こうには鳥居がある。小さい時それを見たのを思い出す(ウッー、メッ!との声も思い出す)。
 わらじを見ながら歩く歩、いきなり腕を掴まれ「行くな!」と言われる。その時、
小さなポンチョの歩の腕を捕らえ「そっち行ったら、ダメだし」と言うわっくん(昔ふうのぼろい服の)を思い出す。
 美玖だった。「そっち行くと、帰れなくなるから。落ち着け」「帰れなくなる。あの時もそう言われた」
 「あたしん時も同じだった」青い何か現れる。牛小屋で眠るオカカ婆。

感想:亮介もそれなりに複雑なのね。
 どなたかが書いてらしたけど、変なものが見えることより、言っても信じてもらえない方がきついのね。
 やっぱ定型から微妙にずらしたキャラ作りはすごいと思う。
 大体こんななかなか動いてくれない人間を主人公にするのがチャレンジングよね。歩を動かすのは難しいなあ。 拓馬に言われなければ美紀を異性とは意識しないのか。ため息出ちゃう。
 潮音もきついね。乗り越えられると良いね。
あっちこっちのブログを見ての感想(正確な所は下のリンクで飛んで読んでね)
 拓馬、嫌われすぎ!
 それなりに人と穏やかに付き合いたい人ならあんな風にあいまいに邪険にしないってあると思うよ。
 まあ、確かに散歩に自分から誘ったりしたが…。(ああ、フォローにならない)
 それに今はあえて邪険にしてるじゃん。
 美紀好きなんだから、予防線張るのは普通でしょ、て言うか、そうする人多いと思う、私には出来んが…。
 それに確かに歩は今の所、帰る人間だし…。
 後、
拓馬が伝承に詳しいのはやはり旧家の総領息子という自覚とこの場所を愛しているみたいな事を書いてらしっやる方がいて、
そこまで私は思いおよびませんでした。
 このアニメの風景ってモデルにわりと忠実なんですね。「絶対少年を求めて」ツアーが出来るんだ。
 「猫踊り」もあるんだ。そっくりな昔話もあるんだ。地蔵は道祖神なのね。
 オカカ婆の最後のアデ姿はおかまバーにかけてるのね。気づいた人すごい。頭柔らかい。
 後、わっくんは向こう側にいっちゃた少年かと書いている方がいて、ああ、そうかもと思いました。
 それから日常=ケの描写をたっぷりし、そして猫踊り=ハレの描写になると書いている方がいらして、
ハッとしました。
 後、私と同じ疑問、亮介はわっくんの事をきいてなかたっけと書いてらっしゃる方がいらして、
私なりの好意的解釈。
 亮介はオカカ婆と河童の事しか頭になく、わっくんの事はスルーした、又は河童とオカカ婆以外は興味が無い。
 草履は鼻緒だけで、わらじは紐付きだそうです。これはブログではなく、近場の知識人情報。
 で、どっちだったけ?
絶対少年 1
関連サイト
070-アーステイル-呼び出し中(民俗学的感想)
Angel comes over from east(絶対少年舞台探訪)
BLOG@NO/ON(拓馬の田菜への愛着)
せーこののんべんだらり(歩のするどさ)
或はお望みのもの(オカマバー)
俺に撃たせろ(昔話の元ネタ紹介)
猫の踊り場(昔話元ネタ)
師匠の不定期日記(画像あり)
敷村ほむら の けだもの日記(昔話の元ネタ紹介ブログの紹介と、おかまバーの紹介ブログの紹介と、田菜探訪ブログの紹介をしてました)
眠レル蛙亭日記(わっくんはあっちに行った子説)

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涙の青い海

「涙の青い海」がんばっていきまっしょい 第二艇 ☆☆☆
脚本:金子ありさ 音楽:吉俣良 主題歌:aiko「キラキラ」演出:三宅喜重

記憶で書いてます。

例の女の子、瓜生みずき(悠城早矢)、毎朝浜辺の艇庫に来ている。
 働きたいと言ったら親が怒って全寮制の学校に入れようとしているそうだ。
 そんな彼女を「ダッコ」みたいと言う大野仁美(石田ゆり子)。ダッコと書かれた字を見ている。

 中田三郎(内博貴)におんぶしてもらって嬉しそうな菊池多恵子(岩佐真悠子)。
 退屈なので、足をくじいたと嘘をついたのだ。
 篠村悦子(鈴木杏)は女子部を作るよう福田正一郎(相島一之)に頼むが、一人足りない。

 ボート部。部長安田(北条隆博)、中崎敦子(佐津川愛美)に一目ぼれ。急に声が裏返る。これから練習。
 中浦真由美(藤本静)が日焼け防止をしようとしたら部長がボート部は日焼けが当たり前と言う
(いや、当たり前じゃない。真由美は正しい!)。
 4人が乗ったボートはひっくり返る。

 ボート部の大変さに止めると言う敦子。悦子、多恵子をボート部に誘う。彼女の父親がボート部だったそうだ。
 多恵子、やっても良いと言う。
 敦子は部長にコックスという体力を使わない役割もあるし、止めるなと説得される。
 しかし矢野利絵(相武紗季)が多恵子が入るなら止めると言う。それを物陰から聞く多恵子。

 街で多恵子を見かける悦子。
 待ってたと言うと、親がうるさいから、ただ席を置いただけ、本気にしてたんだあと友達と笑う。
 家の近くで関野浩之(錦戸亮)と会う悦子。彼から多恵子が艇庫に来ていた事を聞く。

 新人大会に行きたい悦子、多恵子をしつこく誘う。
 それを見ていやそうな顔をする利絵、多恵子を誘うなら悦子の事をキャプテンを認めないと言う。
 悦子は追試となり、補習になったら部活禁止と言われる。四人のボートを見つめる多恵子。

 ボートを磨く利絵。男が現れる。多恵子の父親で、多恵子の様子を見に来たのだ。他3人の前に仁美。
 「何や、ゴムボート部みたいだね。ぷかぷかぷかぷか楽しそうで」と言うと「はい、楽しいです」と言われる。
 お好み焼き屋で店長の根本満(小日向文世)に女子部の悪口を言う仁美。
 楽しいと言うなんて見込みがあると言う店長。
(仁美は屈託があるのかな、何か過去に。それとも自分に?)

 ピーチフラッグ大会。女子部の勧誘をする四人。三郎とブーの対決。三郎が勝つ。多恵子がやってくる。
 利絵に父親に何言うた?と問い詰める。多恵子の事をお嬢さんと言う利絵に彼女は言う。
 父親は他に女を作り、母親は何ヶ月も見ていない、お金の事で言い争いをしている両親。
 悦子はみんなに多恵子が密かに自分達のボートを見ていた事を告げる。だから何とか誘いたいと。
 彼らの会話を聞いていた佐野先生(菊池均也)、追試は大丈夫かと言う。追試を忘れていた悦子。

 追試の日。多恵子を見かけ、多恵子を懲りずに誘う悦子。もういいと言う多恵子。
 その寂しそうな顔が気になり、後を追いかける悦子。海辺。多恵子の両親はとうとう離婚だそうだ。
 ボートをやれば両親が仲良くなるという夢を見ていた多恵子。でもこの方が良かったのだろうと。
 「一生懸命なんだね。私好きよ、一生懸命やってる人」と恋の告白のような事を言う悦子。そこに利絵が来る。
 追試が始まったのだ。追試に行かずに菊池さんといると言う悦子。
 部活は仲間作りのためだ、菊池さんとは友達だからと。
 こんな悲しそうな菊池さんをほっておけないと
(ちょっと百合のような雰囲気、そのままキスするんじゃないかと…。あぶない…)。
 私もボートやりたいと泣く多恵子。横の方に並んで座る利絵、もうわだかまりはなさそうだ。

 悦子は試験を受けなおし、罰として便所掃除。艇庫に集まる5人。新海高校のボート部もいる。
 新海高校には美人さんが…。

感想:やっぱ普通は追試取るよね。でも人間としては彼女の行動の方が正しい…と思う。
 日本ってわりと人より仕事その他の方を優先しがち。
 沖縄だと遠来から友達が会社に来ると、会社の人達も迎え、
友が来たから会社休むのは当たり前という感じらしい(ホントか)。
 外国では恋人と喧嘩したから仲直りしてくると選手が言うとコーチを始めそれを当たり前と思うらしい。
 人の感情は大事だ(試験も大事だが。ああ、難しい)。
 落ち込んでる人間をほっとくと後悔する事になるかもしれない。自殺も多いし、日本は。
 まあ、多恵子は自殺はしないだろうが。
 もし悦子が男だったら、多恵子は絶対悦子にほれたね、多少不細工でも…。
 ちなみにfダッコは多恵子の事。悦子は悦ネェ、利絵はリー、敦子はヒメで、真由美はイモッチ。
 ブーはもちろん、浩之だ。
がんばっていきまっしょい

がんばっていきまっしょい
敷村 良子
幻冬舎 (2005.6)
通常1??3週間以内に発送します。

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気ままなNotes…
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夜霧の恋人たち

「夜霧の恋人たち Baisers Voles」1968 フランス ☆☆☆
監督・脚本:フランソワ・トリュフォー(Francois Truffaut) 脚本:クロード・シヴレー(Claude de Givray)、ベルナール・ルボン(Bernard Revon)撮影:デニス・クレルヴァル(Denys Clerval)音楽:アントワーヌ・デュアメル(Antoine Duhamel)挿入歌「残されし恋には」作詞・作曲・唄:シャルル・トレネ

最後まで書いています。注意!

 「今宵 ドアを打つ風は 昔の恋を思い出させる 消えかかる火の前で 今宵 それは秋の歌 
わびしい家の中で 過ぎ去りし日々を思う 残されし恋には あの美しい日々の 何が残っているだろう 
1枚の写真 若き日の古びた写真 恋文の言葉の 何が残っているだろう 4月のランデヴー
いつまでもつきまとう思い出 色あせた幸せ 風に乱れる髪 盗まれたくち接吻(くちづけ) 夢のうつろい 
残されし恋には いったい何が? 教えてくれ 小さな村 古い鐘つき堂 人目につかぬ風景
雲間に浮かぶ過ぎし日の面影」

 アントワーヌ・ドワネル(ジャン・ピエール・レオ)は情緒不安定の軍不適任のため永久退役となる。
 さっそく売春婦を買いに行くが、口づけはダメ、髪に触るのもダメ、風邪気味だから脱ぐのはダメとダメダメづくし。 止めて外に出るがそこで会った売春婦を買う。

 恋人のクリスチーヌ・ダーバン(クロード・ジャド Claude Jade)に会いに行く。
 しかしそこには彼女はいず、彼女の両親の歓待を受け、
ついでにホテルの夜間のドアマンの職を紹介してもらう。
 職場に訪ねてくる彼女。彼は1週間に19通も手紙を出していたらしい。ある日ホテルに二人の男が来る。
 コラン夫人と6時に会う約束だ、カレー港のロンドン便に間に合わないとせかされ、
二人の男と一緒に夫人を起こしに行く。
 夫人は裸で男と一緒に寝ていた。実は一人は夫人の夫、一人は探偵だった。
 騒ぎを起こしてしまったアントワーヌは仕事を首になる。ブラディ探偵事務所にスカウトされる。
 しかし彼の尾行はサイテイ。あっちこっちにハンパに隠れながら尾行し、まるっきりバレバレで怪しい。
 一方クリスチーヌの方も男につけられていた。家にはアントワーヌがいた。彼と地下にワインを取りに行く。
 アントワーヌは彼女にキスしようとするが拒まれる。

 探偵事務所。アルバニ氏が依頼に来る。
 この片手の黒い手袋を絶対はずさない男は、同居していた友人の行方を調べてもらう。
 友人が残していった物を届けたいそうだ。ついでに生活や交友関係も知りたいそうだ。
 件の友人、ひもを使った手品が得意な奇術師が出演しているクラブで彼女とデートするアントワーヌ。
 そしてそのまま彼女を残して尾行。男は郵便局へ。
 そこで公衆電話で彼女にあやまりの電話をするアントワーヌ。
 郵便局の入り口の前に大きなトラックが止まり、アントワーヌの所から入り口が見えなくなる。
 急いでごまかしながら電話を切って、入り口に向かうが、そのまま郵便局は閉まってしまう。

 結局奇術師の尾行は他の者に任せられる。
 タバール氏(ミシェル・ロンダール Michel Lonsdale)が仕事の依頼に来る。
 なぜ自分は嫌われているのかを知りたいそうだ。で、その仕事はアントワーヌに任せられる。
 発送係を募集して彼を雇えばと所長は提案。アントワーヌを含んで5人の男が試験を受ける。
 どうみてもアントワーヌの包装が一番ひどかったが、彼が採用される。
 店が終った後、一人の女性が靴を試していた。
 タバール夫人(デルフィーヌ・セイリグ Delphine Seyrig)だった。
 彼女にすっかり魅了されたアントワーヌ、職場に訪ねてきたクリスチーヌに冷たく当たる。
 タバール夫人は従業員のおしゃべりからアントワーヌが夫人に夢中である事を聞いてしまう。
 社長と一緒に彼の家に行くアントワーヌ。夫人と二人きりになる。
 緊張のあまり彼女を「ムッシュー」と呼んでしまい、そのまま探偵事務所に帰ってしまうアントワーヌ。
 そこにはアルバニ氏がいた。
 奇術師が結婚もしていて、妻が妊娠しているという報告を聞き狂乱するアルバニ氏。
 アントワーヌが家に帰ったら夫人から手紙が来ていた。
 夫人に気送便(なんと、潜水艦とか軍艦とかの映画で見たような、菅に手紙を入れて送る装置だ。
ホントにあるのか?)で返事を出すアントワーヌ。
 夫人が彼に部屋に来る。そのままベッドイン。
 探偵事務所では夫人が1時間半、アパートにいたがどの部屋か分からないと報告されていた。
 アントワーヌ、正直に告白。怒る所長。突然倒れる従業員のアンリ(Harry Max)。アントワーヌは首。
 アンリの葬儀の後、売春婦を買うアントワーヌ。

 クリスチーヌの父親(ダニエル・チェカルディ Daniel Ceccaldi)の車と車をぶつけてしまうアントワーヌ。
 彼はSOS社のテレビ修理人をしていた。クリスチーヌはSOS社にテレビ修理を依頼。テレビから部品を取る。
 やってくるアントワーヌ。そのままベッドイン。二人でデート。
 やってくるストーカー男「お嬢さん。私を知らないでしょう。だが、私はあなたを知ってる。
あなたをずっと見てきた。今、私は告白する。あなたは私の初めての愛だ。かりそめではない。人生は悲しい。
人と人が裏切り合う。私たちは違う。私たちは離れない。永遠の愛だ。私の人生を縛るものはない。
あなただけだ。だから…だから、あなたもかりそめの絆を断って私と生きてほしい。一時の気の迷いではない。
私の愛は絶対だ。…私は幸福だ」
 去っていくストーカー男。二人仲良く腕を組んで歩いていく。最初の歌が流れる。

感想:題名から想像するとしっとりとした恋物語みたいだが…違う。
 確かに中心は恋、その他だが…どちらかと言うと…コメディ、笑える。
 セリフのあちこちがお笑いに満ちている(映像もね)。お笑いと言うよりエスプリとか言うのかな。
 確かに恋はある意味不様だし…。フランス人だからと言って恋愛がうまいわけではないのね。当たり前だが…。 安心。
夜霧の恋人たち/アントワーヌとコレット
関連サイト
BLOG IN PREPARATION
cinema kozo
WEB Ⅱ SKY

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100万人が見守った恋の行方

「100万人が見守った恋の行方」電車男 第1話 ☆☆☆
原作:中野独人 脚本:武藤将吾 音楽:Face2fAKE 主題歌「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」サンボマスター 音楽:「トワイライト」エレクトリック・ライト・オーケストラ 演出:武内英樹

 山田剛司(伊藤敦史)は電車で綺麗な女性、青山沙織(伊東美咲)を見つける。
 そこに酔っ払いの権藤(泉谷しげる)が現れ、次々と客に絡み始める。とうとう沙織にからむ権藤。
 剛司は勇気を出して酔っ払いから彼女を救う。サラリーマン(山田孝之)に助けられてだが…。
 酔っ払いに絡まれたおばさんグループや彼女と警察に行く剛司。
 おばさん(兎本有紀 違うの可能性大 じゃあ書くなって…)が剛司にお礼がしたいと名前と住所を聞いてくる。  彼女もきいてきた。その夜、Aちゃんねるの「独身男が毒づくスレ」に今日の出来事を書き込む。
 北海道愛別町の人(塚地武雅)が「住所教えたなら、きっとお礼があると……思う」と書き込む。
 「乙。酔っ払いに立ち向かうなんて偉いじゃんw」と大阪府大阪市淀川区十三東の牛島貞雄(六角精児)。
 「女のアドレス帳に載れただけの話だろ」と愛知県南知多町の浅野真平(山崎樹範)。
 「若い女性のスペックは?」と自衛隊の男(村上航 …と2chの板に書いてありました)。
 25歳くらいで、長めの黒髪、細め、色白で華やかな雰囲気と答える。
 「そんな女性としゃべれただけでも独男にはうらやましいわ」と赤ジャージ男(武内秀樹 本田誠人 多分…)。  「俺たちとは住む世界が違う女だ」とオレンジ服の男(村上航 たぶん…←間違い 海老原敬介?)。
 「お礼は無理だなw」と秋田県八郎潟町昼寝下の眼鏡の学生服男(小嶌天天)。
 「地味に終わることを期待するよ」とピンク服の男(山中崇 たぶん…)。
 「これからの展開が楽しみ」と鹿児島県隼人町の女性(菊間千乃)。
 「一晩たったらお礼なんて忘れてるよ」と男らしいハンサム系(鄭龍進 たぶん…)。
 「勇気ある行動に拍手。新しい報告、待つ」と固太り系(弓田真好杜 有難う2ch)。
 「お礼。オレイ!」と鉄ちゃん(土井よしお)。
 「住所をば聞いたのは建前。期待してバカを見るぞなもし」と着物男(矢柴俊博)。次の日、お礼が届いていた。 おばさんからだった。さっそく報告する剛司。「何だよー。期待させやがってー」と学制服男(予備校生役と書いてあったからきっと 小嶌天天)。
 「早く言えば若い女性からお礼が来る確率、0パーセント」と山梨県上九一色村富士ヶ峰の自衛隊男。
 「若いのは無理だが、おばちゃんはお前に気があるぞ」と福島県会津若松市駅前町の男(なすび)。
 「乙。全部夢やったんだがや。早く現実に戻れや」と石川県金沢市魚帰町の酒が似合うおじさん(掛田誠 違うかも…←合ってるらしい)。
 「確かにこれ以上の展開は厳しい……と思う」と北海道の男。
 「しかし、昨日のおまいは間違いなくすごかった」と大阪の牛島。
 「おまいは確実に一歩前進した。俺も勇気もらったよ」と愛知の浅野。そして次の日、若い女性からお礼が届く。 早速御報告。「お礼の品、キター!」と大阪の牛島。「奇跡だー」と一坂進(温水洋一)。
 「あせるな。深呼吸しろ」と愛知の浅野。「私がアドバイスしてあげっから」となすびの同居人(田村たがめ)。
 「詳細キボンヌ」と港の富永(我修院達也)。
 「二組のティーカップ、可愛らしい封筒&便箋&字ですよー。ウワー!ああ、なんか良い匂いがしてきた。
アア、ダメだ。何か顔が熱くなってくるdrftgyふじこ 落ち着け、俺!」
 「もちつけ、匂いは錯覚だw。手紙の文面から脈ありかどうか分かるか」と大阪の牛島。
 「あなたの勇気にはとても感動させられましたとは書いてあるけど」「話がうますぎねえか」とオレンジ。
 「ついに妄想話に突入」とサラリーマン風の男(加瀬尊朗 違うかも…合ってるみたい…)。
 「その一文じゃ微妙だな」と愛知の浅野。
 「宅急便ってことは電話番号もゲッツ?」と若い女(桜井千寿 たぶん…)。
 「で、で、で、で、伝票に携帯番号が」「家じゃなくてケ・イ・タ・イ、ムハー」と眼鏡の男(水野智則 違うかも…合ってる…)。
 「とりあえず、電話してみたら」と鹿児島の女。「みんなまに受けるなって」とハンサム系。
 「か   け   ろ」と眼鏡、坊主男(松尾諭 たぶん…)。「ダメだ、女の人になんか電話かけられん」
 「番号、連打」と大阪の牛島。「とりあえず、携帯モテー」と鉄ちゃん。
 「やっぱ無理ぽ。人間そんな簡単に変われないよ」「いきなり電話じゃなくても良いんじゃない」と愛知の浅野。  「だったら手紙は?」と可愛い眼鏡っ娘(野水伊織 たぶん…)。
 「はげしく同意。熱意が伝わる」と茶髪男(波岡一喜)。「時間も遅いし、せめて明日にする」と大阪の牛島。
 「電話は絶対引く」とサラリーマン風。
 「自分は女ですが電話きても引かないよ。むしろ無事に届いて良かったと思うし律儀な人だと思う」と若い女。  「今日遅いので、明日は?」「アホカー。思い立ったら吉日やど」と茶髪。
 「おまえのスペックは?アドバイスしてやる」と自衛隊。
 「普通のアニオタ、ゲームオタのアキバちゃんです。年齢23=彼女いない歴。年収300から400。家柄普通。車なし。ルックスもろアキバちゃん。」
 「心配するな。みんなお前と大して変わらん」と赤い服の男(豊永利行 違うかも… 合ってる)。
 「お礼の電話だと考えれば?」と一坂進。「悪い印象は絶対に無いと思うよ」と鹿児島の女。
 「携帯片手にしてるが、ダイアル出来ないよ。あの時の勇気以上ですよ、これは。
手はビシビシするし、顔は熱いし、心臓はバックンバックンだし」
 「ネタとかじゃなくて、マジで協力する」と大阪の牛島。「チクショー。俺までドキドキしてきた」と愛知の浅野。
 「アタシモー」と眼鏡っ娘。「みんな、最初は手が震えるもんや。俺もそうやった」と石川県のおじさん。
 「だまされるな。ネタだって、こんなの」とハンサム系。「アンチは消えな」と固太り。
 「俺は応援するぞー」と鉄ちゃん。
 「一つだけ言っておく。相手の女性は一人だ。おまいにはみんなが付いている。そういう事だ」と北海道。
 「ホントに、みんな有難う。何か泣けてきた。おまいらの優しさと、自分の情けなさに。俺、変わりたい!」
 「ぐぁぁぁあぁあぁぁぁぁがんばれがんばれ」と眼鏡坊主。「手紙じゃダメかな……?」
 「手紙だと次に繋がる可能性が低い」となすび。「カップ二個は絶対に悟ってるって」と大阪の牛島。
 「いや、普通対でしょ」とパーマ女(中島陽子 たぶん…)。
 「ちなみにカップってどこのブランドか分かる?」と鹿児島の女。
 「カップにはHERMESって書いてあるけど、どこの食器メーカーだろう」エルメスである事を教えるみんな。
 「あああのバックのエルメス?ブランド物じゃん。震えが止まらない……。」
 「感謝だけじゃエルメスはありえない……と思う」と北海道。
 「一気にヒートうpしてまいりましたー!!!」と鉄ちゃん。「電話しろ。電話しろ。電話しろ!」と愛知の浅野。
 「手紙にすべし。電話じゃ上手く喋れんだろ!」と着物男。「絶対かけろ!!!」と眼鏡坊主。
 「絶対やめろ!!!」とピンク男。「心から感謝してる証拠だよ!電話してあげて」と鹿児島女。
 「電話かけながら相談すれば?スタンバっておくよ」と一坂。
 「23時以降はカップルタイムだ……と書いて鬱になる」と赤服。「覚悟を決めて電話しろーーッ!」と学生服。
 「もう時間切れだ、無礼者ーーッ!」とサラリーマン。「お前には失うモノなど何もないだろ」と大阪。
 東京都港区高輪の男、皆本宗孝(小栗旬)がアスキーアートを送ってくる。
 そこには電車が描かれていて、前面には電車男と書いてあり、下には「がんばれ!!」と書いてあった。
 「次のレスに従う」 「電話しる!!電車男、頼む。俺たちの為にも、変わってくれ!」「これから電話します」

感想:実は役者さんが誰だかさっぱりわからなかった。ネットの住人とのやりとりのとこだけ面白かったです。
 オープニングアニメはGONZOでキャラデザインはOKAMAだ。私には2ch風に書くスペックがありません。
 2ch、見た事あるけど、疲れるから、結局見ない…。
山崎さんって、えうれかのどみにく?豊永さんはぜったいしょうねんのあゆむね。
下、ネットの住人、よく分からない人一覧。誰か、教えて!お礼は無いが…。

 掛田誠 中島陽子 村上航 鄭龍進 小嶌天天 本田誠人(武内秀樹) 山中崇 豊永利行 弓田真好杜 野水伊織  海老原敬介 加瀬尊朗 桜井千寿 松尾諭 水野智則 

電車男
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中野 独人
新潮社 (2004.10)
通常24時間以内に発送します。
関連サイト 趣味洋洋

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我が目の悪魔

「我が目の悪魔」MONSTER モンスター CHAPTER38☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督・絵コンテ:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:中村亮介 演出:中村賢太郎 作画監督:高岡淳一

 燃え上がる図書館。逃げ惑う人々。
 ヨハン(佐々木望)の当初の目的はハンス-ゲオルグ・シューバルト(羽佐間道夫)になり変わる事だった。
 しかし別の事が頭に浮かびそれは止めた。おまえは何処から来て誰なんだとヨハンにきくシューバルト。
 ヨハンはシューバルトの頭を両手で押さえ顔を近づける。
 「僕が見えますか?ほとんど目の見えないあなたでも、ここまで近づけば…。
僕の目に映っているものが見えますか?僕はおとぎの国のような街で生まれた。たくさんの人が死んでいた。
もう一人の分身と、そこを手をつないで歩いていた。世界は、僕ら二人だけみたいだった。
僕らには名前がなかった」
 カタカタと震えるシューバルト。

 一方カール(関智一)は母親(田中敦子)についての調査報告書を見つける。
 マルゴット・ランガーは高級コールガールだった。闇の銀行の頭取と愛人関係にあったという情報もある。
 コールガール引退後、18歳ぐらいの少年と同居していた。95年11月2日に他殺。手紙もあった。 
 一緒にチェコの国境を越えようとした親友。彼女は国境で捕まり双子を出産した。
 息子と同じ年頃の少年と知り合ったが、その子がその彼女にそっくりな事。
 そして息子もきっとどこかで幸せに暮らしている、私はそう信じていますと書いてあった。

 図書館のドアはカギがかけられていた。天馬賢三(木内秀信)は銃でドアを撃ち、扉を開く。
 ヨハンの方に向かうテンマ。ゆっくりとテンマの方に向かいながら、自分の額の真ん中を指で示すヨハン。
 ニナ・フォルトナー(能登麻美子)が現れ、後ろからヨハンを撃つ。ヨハンは煙の彼方に消えていく。

感想:嗚呼、美しい青年が去っていってしまう~…。か、かなしい…。
 いえ、確かに、関わり合いになりたくない方ですが、ああ、しかし…。次は女装ヨハン…。
 女装ヨハンなんて、ニナと変わりが無い…。作者の…ばかっ……。
 でもグリマーさんと会えますね。グリマーさん大好き!

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ペイチェック 消された記憶

「ペイチェック 消された記憶 Paycheck」2003年 1h58 米 ☆☆☆
監督:ジョン・ウー(John Woo)脚本:ディーン・ジョーガリス(Dean Georaris)原作:フィリップ・K・ディック(Philip K.Dick)撮影:ジェフリー・L・キンボール(Jeffrey L.Kimball)音楽:ジョン・パウエル(John Powell)

ネタ中心で書いています。注意!

 マイケル・ジェニングス(ベン・アフレック Ben Affleck)は企業に雇われては新製品の開発をし、
機密保持のためその記憶を抹消し、その代わり多額の報酬を得ていた。
 記憶抹消は相棒のショーティ(ポール・ジアマティー Paul Giamatti)がしていた。
 いつもの通り2ヶ月の記憶を抹消して帰ったら、
巨大企業オールコム社の社長で友達のジェームズ・レスリック(アーロン・エックハート Aaron Eckhart)からパーティーの招待状が届いていた。
 パーティーに行くと印象的な目の美女(レイチェル・ポーター ウーマ・サーマン Uma Thurman)がいた。
 誘ってみるが振られる。レスリックは2年か3年の記憶を消す必要のある仕事を依頼してきた。
 今までに無い長期過ぎる期間だが報酬は莫大だった。彼は引き受ける。
 働くにあったて私物を全部保安係のウォルフ(コルム・フィオール Colm Feore)に預ける。
 そして注射を打たれるマイケル。
 記憶の消し方がいつもとは違うのだ
(注射だと潜在的な記憶が残る。しかし医者に余計な事を知らせずにすむ)。
 あの魅力的な美女レイチェルはオールコム社のバイオ部門で働いていた。
 そして厚い壁に囲まれた部屋でマイケルはウィリアム・デッカー(Serge Houde)に会う。

 そして三年後。注射により記憶を消されたマイケルはレディ・グラント法律事務所に行く。報酬を貰うためだ。
 そこで余分に一枚切手が貼ってある封筒を受け取る。私物を入れた封筒だ。
 しかし中身は彼が入れたはずの物とは違かった。
 そしてマイケル自身が9200万ドルの報酬を放棄した事を知らされる。
 そして家に帰ったマイケルはFBIに捕まる。封筒の私物を調べるFBI。
 それは僕のものじゃないと言うとクライン(マイケル・C.ホール Michael C.Hall)が封筒の中の時計を彼の腕にはめる。
 日焼けの跡がピッタリ一致した。デッカーは政府武器開発局の物理学者だった。
 彼は政府の極秘研究を売ったのだ。デッカーはアパートから40メートル下に落下して死んでいた。
 FBIはマイケルの身体の危険も顧みず無理矢理記憶を引き出そうとする。記憶引き出しに失敗し一服するFBI。 捜査官の一人がマイケルの私物封筒から無煙煙草を取り出し、
それをボスのドッジ(ジョ・モートン Joe Morton)に投げる。
 ドッジがそれを吸うと無煙煙草のはずが煙が出てくる。
 火災報知器が反応し、消火器の粉が充満し、電気が消え、何も見えなくなる部屋。
 マイケルは手探りで封筒の中にあった工業用サングラスをかける。部屋の中が見えるようになる。
 FBIから逃げ出すマイケル。外にはウォルフがいて時計を見て「さらば マイケル」と言っていた。
 しかし彼は走るマイケルを見る。追うが、FBIも追いかけてくるのを見る。
 マイケルが逃げ込んだ先はバス・ターミナル。
 封筒の中にバスのキップがあり、彼は改札口を抜けてバスに乗り込む。
 バスの中で封筒の中身を点検するマイケル。その中にはダイヤの指輪も入っていた。
 その指輪を見て少年(Ryan Zwick)が指輪を奪い逃げる。追うマイケル。
 目の前にはレディ・グラント法律事務所があった。法律事務所で封筒の送り主を確かめる。
 送り主はマイケル自身。中身は20アイテムあると書いてある。

 マイケルは3時3分に死ぬはずだったと言っているレスリック。
 何かに気づきマイケルが作るのに関わったマシンをチェックする。マシンは動かなかった。

 ショーティに連絡を取るマイケル。9時にユニオン駅で会おうと言ってくる。
 ショーティと謎について話し合うマイケル。テレビではロットの抽選をしている。
 その数字は封筒の中にあったおみくじに書いてあった数字とピッタリ同じだった。
 マイケルが開発したマシンは未来が見えるのものなのだ。
 一方レスリックはマシンの不調はハードに遮断回路を仕掛けられたからだと知る。
 マイケルでなくとも直せるとわかると、マイケルは必要ないと電話をかけるレスリック。
 マイケル達は銃で狙われる。マイケルはショーティにアイテム・エジソン社の名前が書かれたキーを渡す。
 ショーティはそのキーでドアを開け逃げる。逃げ込んだ部屋でブレーカを落としていくショーティ。
 マイケルは下のほうに逃げていく。菅が沢山走っている地下で追いつめられるマイケル。
 アイテム・ヘアスプレーとアイテム・ライターで簡易火炎放射器を作り、逃れるマイケル。
 しかし線路でウォルフに追いつめられる。向こうから電車が来る。
 走って逃げた先に制御板があり、それにアイテム・クリップを仕掛けるが、うまくいかない。
 ギリギリ轢かれそうになった所で、働き、ランプが緑から赤になり、電車が止まる。

 安ホテルにいるマイケル。アイテム・紙マッチに水が落ち、別の絵柄が現れる。
 そこには「カフェ・ミッシェル」と書いてあった。そこに電話をかけると予約してあった。

 レイチェルを訪ねるレスリック。マイケルは記憶を消し、会社を去ったと知らせる。
 マイケルは仕事は途中で止めるとレイチェルには告げていたらしい。
 レイチェルの家に仕掛けていた隠しカメラの映像を見るレスリック達。彼女の喜ぶ顔に何かを感じる。
 レイチェルに見張りを付け、部屋を調べる。鏡を曇らせるとメッセージが浮かんだ。
 「カフェ・ミッシェル 午後一時 愛してる」レイチェルは研究所を抜け出す。
 レスリックはレイチェルの偽物マヤ(Ivana Milicevic)をカフェ・ミッシェルにやる。
 彼女がコンタクトをしている事に気づくマイケル。本物のレイチェルが偽物の頭をバックで殴る。
 外からウォルフが狙撃してき、逃げ出す二人。逃げ出した先はBMWの販売所。
 アイテムにBMWのリモコンキーがあったのを思い出し、押すがどの車も反応しない。レイチェルが気づく。
 バイクのキーだった。ウォルフ達もFBIも追ってくるが、何とか巻く。

 自分がバイオ研究所のキャットウォークで撃たれた殺される映像を見るマイケル。
 封筒の切手が一枚余分だったのを思い出す。20アイテムと書いてあったのに封筒の中身は19しかなかった。 アイテム・凸レンズで切手を拡大してみると目の所がおかしい切手があった。
 目の前の学校に入り、そこの顕微鏡を使うマイケル。
 そこには未来が見えるマシンが現れたことにより狂う世界が書かれていた。
 マシンを壊す事を決意するマイケル。オールコム社の警備は厳重で金属探知機を通らなければならない。
 マイケルとレイチェルはアイテム・金属球を使って金属探知機を反応させ、その混乱の内にゲートを抜ける。
 アイテム・オールコム社のICカードでマシンの部屋に入る。しかしレスリック達はその事を知っていた。
 マイケルにマシンを直させる気だ。FBIも彼を追う。
 マイケルはアイテム・六角レンチでキーの読み取り機を開き、
アイテム・1ドルコインでドアが開かないようにした。
 そしてアイテム・クロスワードパズルがマシンの何処を直すかのカギだった。直して未来を見るマイケル。
 それからアイテム・弾丸を冷却用液体水素ボンベに仕掛ける。時間が経てばマシンは爆破されるだろう。
 マイケル達を追いかけるレスリック。ウォルフはマシンで未来を見て対策を立てることにする。FBIもやってくる。 レスリックはマシンでマイケルが作業用通路で撃たれる光景を見ていたので、
彼を作業用通路に吊り上げて落とす。
 捕まってたレイチェルと抱き合うマイケル。マイケル達に狙いをつけるレスリック。
 しかしレイチェルは影にFBIが隠れているのを見る。その時アイテム・時計が「GO」という表示を出す。
 作業用通路から跳ぶ二人。レスリックは撃たれて死ぬ。ウォルフもマシンの爆発に巻き込まれて死ぬ。
 FBIの司法長官はマシンを作れるマイケルを殺すつもりだった。
 しかしマイケルの影は無く爆発に巻き込まれて死んだと思われた。ドッジは無事な時計を見つける。
 クレインもそれを見る。二人はマイケルが生きているかもしれない事を隠すのだった。

 花屋にいる二人。そこにショーティがレイチェルの鳥を持ってくる。おみくじの言葉を思い出すマイケル。
 「遠くのものを探せば近くの富を逃すだろう」鳥かごにはロットの当たりくじが入っていた。

感想:登場人物は魅力的ではないし(ポール・ジアマティーが出ているが…。アクションしてみたかったそうだ)、
これはという映像はないし(ジョン・ウーはやっぱり「フェイス/オフ」か香港時代の映画だね)、でも…。
 ベン・アフレックも言ってますが、アイテムが面白いです。パズルを解くみたいで…。脚本家の力ですね。
 原作はこうじゃないみたいだから…。
 私が読んだ数冊のディックの本の印象では、彼は自分、又は他人のアイデンティティに対する不信、疑念、
あいまいさについて書いている感じ。
 主人公は基本的に地味だし。
 だからこの話の原作も、記憶を失くす事による自己のあいまいさ、不安を書いているんじゃないかな。
 うまく言葉に出来ない。たぶん主人公ももっと地味。
 だからディックはSF畑以外の純文学系の人にも受けると思う。
 ディックは疑心暗鬼がひどく、彼を崇拝し、何くれとなく世話をした人をFBIに怪しい人間と密告している。
 でもその疑念が自分自身にも向かうのがディックなんだよね。
 ドラックをやってたって言うけど、元々何かの脳内物質が足りないのかもしれない。
ペイチェック 消された記憶
オリジナル・サウンドトラック「ペイチェック/消された記憶」
ペイチェック―ディック作品集
関連サイト
しーさんのアジト


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アクペリエンス・1

「アクペリエンス・1 Acperience1」交響詩篇エウレカセブン 第12話 ☆☆☆
監督;京田知己 シリーズ構成・脚本:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 コンセプチュアルデザイン:宮武一貴 音楽:佐藤直紀 絵コンテ:寺東克己 演出:佐藤育朗 作画監督:田中将賀

 「助けて、お姉ちゃん!」とレントン(三瓶由布子)が叫ぶと、
その叫びに呼応するかのようにアミタドライヴが爆発的に輝く。
 その輝きに驚いたエウレカ、
レントンがアミタドライヴを狂ったように見つめて取り出そうとしている(様に見える)のを見て
「ダメ!行かないで!」とその手を抑える。
 ニルヴァーシュの目が輝き、ジ・エンドの方に何かが発せられる。

 「向こう側に行けたのは又ニルヴァーシュだけか」とヒルダ(浅野まゆみ)「チッ」ミサイルがヒルダ達を襲う。
 トラパー干渉波でミサイルの指向性が混乱していて全弾消失。イズモ艦、レーダーで月光号を攻撃。
 レーザーも湾曲してしまう。

 ホランド(藤原啓治)「ケンゴウ!」「オウ」(大木民夫)「LFO収容しだいデフコン・ワン発令!頼んだぞ、先任」  「了解だ」ミーシャ(沢海陽子)がホランドに見せた画面には二つのニルヴァーシュの反応が。

 担任教師(天海一彦)「例えば、アゲハ蝶などは人間には見ることが出来ない紫外線を見ることが出来る。
その紫外線反応で変化する色によってアゲハ蝶はオスとメスを区別している。
人間達には見えない世界で蝶達もお互いの性をちゃんと確認しているんだ。何のためだ?」
 「はい、子供を作るためです!」
 「そうだな。オスがメスを探し出し、子孫を残すための大切な機能なのだ。
このような知覚的な枠組みの違いが生物ごとに内在する。
我々には見ることが出来ないトラパーもスカイフッシュには見ることが出来るわけだ」
 泥で作られた生徒と先生の教室にいるレントン。
 黒板に書かれたアゲハ蝶が実体化し、レントンの側を通り過ぎ、レントン、机の上の教室の雛形に気づく。
 周りが突然砂漠になる。
 雛形の教室に泥で作られたレントンがいるのを見てびっくりして机を倒してしまうレントン。
 気が付くと泥人形が壊れて散乱している教室にいる。教室がボコボコに変形していき、逃げるレントン。

 レントンとエウレカのバイタルとメンタルサインを確認するミーシャ。レントンはレム反応をしめしていた。
 レントンのメンタルサインを追いかけるようにエウレカのメンタルサインがシンクロしていた。
 その時月光号の視界にイズモ艦が現れる。月光号にレーザーを撃つユルゲンス。
 トラパー波によってそれるレーザー。ケンゴー、主砲発射。しかしはずれる。
 「あのくそいまいましいコーラリアンのせいだ。わしの腕がなまったわけじゃ…」
 ホランド「わかってる、わかってる」
 近接攻撃ならコーラリアンの影響を受けにくいはずと、
ユルゲンス(小村哲生)もホランドもすれ違いざまに全弾撃つつもり。

 必死で逃げるレントン。後ろから闇が迫る。トイレの部屋に駆け込む。
 いきなりお腹が痛くなったレントン、トイレのドアを順番に叩いていく。「入ってマース」「入ってるよー」
 「入ってんだよー」「入っておりますー」「入ってるにゃーん」最後の扉の前のレントン。現れるアゲハ蝶。
 見上げると巨大なレントンの顔が見下ろしていた。気が付くと砂漠。気が付くとトイレのドアが開く。
 見下ろした先に巨大トイレ。後ろから押されて落ちる。トイレの水の中からドアの方を見上げるレントン。
 誰かのシルエット(アネモネみたい)。エウレカは泥人形の教室にいた。アゲハ蝶が現れる。「レントン」
 それを追うエウレカ。濡れた状態で歩いているレントン、「今誰か俺を呼んだ気がする」。目の前に冷蔵庫。
 何かが中で動いている。レントン、扉を開く。素っ裸のアネモネ(小清水亜美)が膝を抱えて入っていた。
 「エッチ!」「うわぁぁー、ごめんなさい!」扉を閉める。顔を赤らめながら、又扉を開けるレントン。
 巨大なアネモネの目。「エッチ!」手が出てきて自分で閉める。
 一方ヘッドフォンでアネモネの様子をを聴いているドミニク(山崎樹範)。かなり通信状態が悪い。
 「何考えてんの?エッチ!スケベ!」「違うよ!僕はそういった…」(良く聞き取れません!)
 「誰と何をしている!アネモネ!」エウレカ、トイレに着く。一番向こう端のトイレのドアが光っているのに気づく。  レントン、故郷のような風景にいる。見上げると巨大な自分の顔。その顔がニルヴァーシュに変わる。
 スカイフィッシュが後ろからレントンの首をつく。悪意の事を話すスカイフィッシュ。
 アネモネがレントンの腕を捕まえる。「さあ、早く私の名前、呼びなさいよ」
 頭を下げてジ・エンドの回収をユルゲンスに頼むドミニク。しかし月光号の事があり、ヘタに動けないと断られる。 レントン「ごめん。君の事を知らないんだ」「何よ。呼んでたから来てあげたのに」
 「違うよ!僕が呼んでたのは君じゃない!」「何だ、私じゃないの?じゃあ、いいわ。あんたなんか…」
 赤い液体を撒き散らしている壊れた注射、レーダー映像、振り返るデューイ、
手術室の天井の明かりのような映像が次々と見える。
 「死んじゃえ!」光の輪の中を飛んでいるレントン、後ろからアネモネが飛んできて大きく口を開ける。
 牙が生えそろった口に飲み込まれそうになるレントン。エウレカがレントンの腕を掴む。セピア色の湖。
 姉の後姿。見えなくなる。エウレカが隣にいる。「一緒に帰ろう」手を繋ぐ二人。「うん、帰ろう、一緒に」
 トラパーが急速に消失していく。セブンス・ウェル現象の中心にいるレントン、エウレカ、アネモネ。
 アネモネの顔は苦しそうにゆがみ、汗が流れていた。

感想:あの映像はレントン姉が見た映像かな。いやアネモネが見た映像と考える方が自然なのかな。
 レントンと姉ダイアンは兄弟だから繋がっている。
 そしてもしかしたらだが、エウレカ、アネモネ、ダイアンの繋がり。ゆえに見えた映像とか。
 エウレカとアネモネは同じ物を元に作られてるから、レントンがエウレカを呼ぶとアネモネも呼ばれるのか。
 私は地球の人類がこの星に移住してきたと考えているが、ホントはどうなんだ?
(過去にちゃんと説明されていたりして…)
 アゲハ構想とはその人類をこの星に順応した体に変える事か?
 スカイフィッシュのようにトラパーの動きが見えるように。アミタドライヴとは何?
 もしかしてコーラリアンと関係が…。ホランドがティプトリーからもらった物もコーラリアンと関係があるのかな。
 それともグレートウォール。なぜアミタドライヴはレントンに反応するのか。もしかして知性があるんじゃ…。
 今読んでいる本「さうんどとらっく」に「悪意のない者だけが純粋な悪意を持っている。
あらゆる言葉が暴力で、あらゆる笑い声が核弾頭も同然だった。」って描写があって「あっ」って思っちゃった。
 何の関係もないけれど…。
 あっちこっちのブログを読んでの感想
 あっ、そうか、題名、音楽から来てるのね。ドラッグ体験、つまりレントンの悪夢の事。
 悪夢はバスク・ド・クライシスのせいか、コーラリアン、アミタドライブ、トラパー、ニルバーシュ、ジ・エンド、
エウレカ、アネモネそしてレントンがそろったからか…。
 今までの題名も全部、音楽関係?呼んでいるのはエウレカかと思っていたけど、姉さんなのか?
 エウレカではなく助けて姉さんなのはあの状況では当たり前かと…。普通は助けて、母ちゃんだけどね。
 ダイアンはあっちの世界にいるの?トラパーには意識があると言われていたのか…。
 トイレはトレインスポッテイング関係ね。
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ニルヴァーシュ
ニルヴァーシュ type ZERO
交響詩篇エウレカセブン Voice I-doll エウレカ
交響詩篇エウレカセブン 2
関連サイト
交響詩篇エウレカセブンまとめ@2chアニメ板
AKLOG
侍深腐女子萌叫哉…痛
雨ふり日記
師匠の不定期日記
新世界
蒼穹のぺうげおっと
nightmare from 103

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漕ぎたい

「漕ぎたい」がんばっていきまっしょい 第一艇 ☆☆☆☆
原作:敷村良子 脚本:金子ありさ 音楽:吉俣良 演出:三宅喜重 主題歌「キラキラ」aiko

一部記憶で書いているので間違ってるかもしれません

 少女(瓜生みずき 悠城早矢)が浜辺の艇庫でボートを整備している。
 そこに一人の女性、大野仁美(石田ゆり子)が来る。
 ボートで海に出るから止めるなと言う少女に女性は思い出を語り始める。

 篠村悦子(鈴木杏)は松山高校の新1年生。
 中崎敦子(佐津川愛美)が地面にうずくまって泣いているのを見て、
彼女の近くにいた女の子三人組がいじめたと思う。
 その中のちょっと気の強そうな女、菊池多恵子(岩佐真悠子)が悦子に話す。
 敦子はコンタクトを落としただけだったのだ。気まずい彼女は新入式が始まっていたがコンタクトを捜す。
 そこに鄙には稀な美少年、中田三郎(名前は普通だな 内博貴)が現れ、彼も探してくれる。

 悦子はボート部に入ると決めていた。しかしこの高校にはボート部は男子部しか無かった。
 とりあえず男子部に行く悦子。さっそく入部。
 しかし彼女はマネージャーになる気は無く、女子部を作るまでここで頑張るつもりだった。
 男子部には幼馴染の“ぶー”こと関野浩之(錦戸亮)がいた。 

 悦子がボート部に入ろうとしたのは父親がきっかけだった。
 姉法子(浅見れいな)ばかり贔屓する父幸雄(大杉漣)に反発、
家出した先で真っ直ぐに進む夕日の中のボートを見たのだ。
 その時ふるふるしたから、その気持ちを忘れたくないから、ボートをやりたいのだ。

 悦子の友達、矢野利絵(相武紗季)はどうやら“ぶー”に一目ぼれ。しかし彼女は多恵子を見て隠れる。
 彼女のカンニングをちくった事があるのだ。
 多恵子は頭良いのに、いつもそんな感じでそこが気に入らなかったのだ。
 そんな時利絵はトイレで多恵子と会ってしまう。トイレに閉じ込められる利絵。
 悦子は助けようとするが、多恵子に騒ぎになったら部活は出来ないと脅される。
 思わず助けるのを躊躇する悦子。水をかけられた利絵は悦子の前を黙って通り過ぎるのだった。

 利絵との事が気になる悦子、ボートに乗せてもらえる、カウンター係りとして。しかしカウンターを落としてしまう。 水に飛び込む悦子。どうしてもボートをやりたくてあせってしまったと言う悦子に何かあったのかと仁美。
 「青い空、広い海。何やちょっと楽しそうやもんなあ。くさくさしてた事忘れられそうな気ぃするもんなあ。
でもそんな甘いもんやないよ、ボートは。なめんといて」
 半ば言い当てられショックの悦子、キヌ婆ちゃん(花原照子)に悩みを打ち明ける。
 「姉ちゃんやったらこんな思いせんのやろね」
 「牛は牛なり、馬は馬なり。馬も牛も立派に人の役に立つ。比べる事はないぞね」

 ぶーは心配してくれる。利絵とは気まずい。
 悩み多き彼女はぼんやりしていて体操の相手の中浦真由美(藤本静)の足をくじかせてしまう。
 彼女にしっぷを持ってきた悦子、真由美が三郎に振られるのを見る。その事をそのまま悦子に言う真由美。
 「よう言えるな。そんな普通簡単に言えんのと違う、好きや何て。
失敗して恥かいたり、みんなの噂になったり、怖いやない」
 「まあ確かにな。でも逃げるよりええんやない?自分ごまかして逃げるより。好きなら好き言うた方が。
ぐちゃぐちゃ悩まんと動いた方が。少なくとも後悔はない。ほらな又強なった」
 悦子は各教室に行って女子ボート部員を募集する。多恵子の教室で、多恵子にでてけとやじられる。
 「細胞は、人間に細胞は日々何万個も再生されるんよ。
一週間もすれば外見は同じでもどんどん違う人間になってしまうんよ」
 「それが何?」「うるさい、黙っとけ!」と三郎。
 「この自分は今しかない。一瞬の自分。今感じてる事ごまかしたくない。やりたいんよボート。
あんな風にピターって一つになってみたい。周りの顔色うががう様な毎日はいやだ。
その場しのぎの毎日送るいうのはいやなんよ。深い深い深い友達が欲しい。濃い濃い濃い高校生活を送りたい。やりたいんよボート。やりたいんよ。やりたいよ…」
 利絵、真由美、敦子が部員になってくれた。

感想:夏よね、海よね!青春よね!!方言は魅力的だ!しかし“ぶー”と言うあだ名はいやよね。
 変えてあげなさい、悦子。ぶーだって良い男じゃん。幼馴染過ぎて気づきにくいかもしれないが…。
 中田三郎は美少年過ぎる…。しかし中浦真由美は尊敬しちゃうな。
がんばっていきまっしょい
がんばっていきまっしょい オリジナル・サウンドトラック

がんばっていきまっしょい
敷村 良子
幻冬舎 (2005.6)
通常1~3週間以内に発送します。

関連サイト
SDPの日記
まぁ、お茶でも
画面に向かって裏拳でツッこむ。

 

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絶望という名の希望

「絶望という名の希望 AMBIVALENCE」攻殻機動隊 2nd.GIG 第9話 ☆☆☆☆
原作・協力:士郎正宗 監督・シリーズ構成・脚本:神山健治 ストーリーコンセプト:押井守 キャラクター・デザイン:後藤隆幸 、西尾鉄也 オリジナルキャラクターデザイン:下村一 メカニカルデザイン:寺岡賢司・常木志伸 音楽:菅野よう子 演出:吉原正行 脚本:佐藤大、松家雄一郎 作画監督:浅野恭司 絵コンテ:岡村天斎 演出:竹下健一

 何処かのコンピューター室。ハッキングがしかけられる。
 保安課主任(志村知幸)「ポセイドンのデカトンケイルにバックアップを申請しろ」
 コンピューターの画面ではタチコマが密かに動いていた。

 ショッピングモールで爆発。
 バトー(大塚明夫)、トグサ(山寺宏一)、ボーマ(山口太郎)、イシカワ(仲野裕)が来る。
 ネジクギを仕込んだプラスチック爆弾を使っての、自爆である。どうやらこういう事が前にも会ったらしい。
 予告を出しての自爆テロ。予告では後もう一件あった。イシカワの考えでは恐怖が目的の犯行だ。
 バトー「課長。これじゃどうにも追いつけねえ。犯行予告の中に、時間や場所のヒントは見つからねえのかよ」
 荒巻大輔(阪脩)「今の所、
本日中に5件の自爆テロを新浜市内で起こすというメールが県警に送りつけられただけだ。
 先週福岡で起きたタイプと同様なら、間違いなく最後の1件も、ここ新浜で起きるだろう。
 お前達は現場を県警に引き継ぎ、次の犯行をなんとしても食い止めろ」
 「新浜中の義体化した人間を拘束しろとでも?」トグサがこの自爆テロが起こっている現状を嘆く。
 バトーが「そんな事言ってられる程、平和じゃなくなってきたって事さ、この国もな」と言うと、
「確かに。難民問題はいつ火がついてもおかしくない火薬庫だし」とトグサが言う。
 バトー、トグサの言葉により、犯人が難民である可能性に気づき、
課長に自爆した人間の生きていた時の姿をそろえてくれと頼む。
 「こういった事件はな、他人に強要されたり、上からの命令なんかで、
そうそう大規模に起こる様なシロモンじゃねえ。
 自爆テロってやつは、自分が生きていく上で、一切の希望が持てなくなった時にやらかすもんなんだよ」

 どこかの建物に入っていく草薙素子(田中敦子)。彼女の前に警備が次々と解除されていく。
 どうやらエージェント化させたタチコマ(玉川紗己子)の働きらしい。
 距離的なロスをほとんど考える必要がないそうだ。
 一番最初に出てきたコンピューターだらけの部屋、保安室、
そこに素子が入ってきて男(この部屋でただ一人の人間)に直接ジャックする。
 「なんでもかんでもAIまかせだと、ネズミやネコにも出し抜かれるわよ」

 爆破された店舗の最初の2件は個別主義者達が集うサロンとして使用していたビルで、
次の2件は難民措置法を隠れ蓑に実利を上げていた団体の持ち物と判明。
 先程の爆破されたレストランも背景は同様だった。
 荒巻「至急県警に連絡。
個別主義者の集う集会所、ならびに、難民措置法で資金調達を行っている暴力団関係の事務所、
店舗などに警官を巡回させろ。
 難民キャンプ出身者と思われる20歳前後の人物を見つけたら、男女を問わず職質。
 義体化率の高いものほど注意してかかれとな」

 トグサ「恐怖の大きさが目的なら、爆破予告すら出さずに決行したほうがより効果的だと思うんだけど。
やつらは何で最初に予告を出して来るんだと思う?」
 バトー「さぁな。誰かに知っといてもらいたいんじゃねえのか。自分のとった最後の行動を」

 素子「予想通りか。
合田の経歴からポセイドンとのパイプが太いことも確認していたが、ここまでマニュアル化されているとはな。
罠か、あるいは…」
 ネットに没入する素子。

 デカトンケイル、大量のデータを元に仮想人格を構築しシュミレーションしている。
 素子、そこにクロマファイルを使って現れる。男が一人座っている。「お前は誰だ」
 合田一人(西田健)「私は合田一人。
かつては大日本技研で放射能粉塵除去、分子工学ロボットプロジェクトにも従事していた」
 「(放射能粉塵除去?日本の奇跡のことだな)技術者としてか?」
 「とんでもない。私の脳は言語機能に特化している。
 二度にわたる大戦後、私のプロデュースした放射能除去技術を用いて、
この国は再び経済大国にのし上がった。
私もその時に、人としての最上部構造へ行くはずだった。
しかしこの国が国際社会の中でたいした地位を獲得できなかったように、
私もシステムの中で大きな位置を占めることが出来なかった」
 「社会は口だけの人間に具体的な評価を与えてくれなかったって事かしら?」
 「私は、ずいぶん以前から今の社会システムには、致命的な構造的欠陥があることを発見していた」
 「それは?」
 「本来変質しないはずの情報の変質と、個性という名の幻想的オリジナリティが、
今の社会システム内において、いとも簡単に並列化を起こしてしまうという事だ。
 それを私は、“消費という名のクリエイト行為”と名づけている」
 「ネットに引きこもった個がたどり着きそうな結論だな」
 「スタンド・アローン・コンプレックス。幸い私には孤独に対する強固なまでの耐性があった。
しかしだ、私が社会に及ぼした功績を、システムが真っ当に評価しなかった理由を、
私が生まれもって持ち合わせた資質がそうさせていたのだと気づくのに、随分時間がかかったよ」
 「つまり、自分に劣等感があった」
 「いや、存在そのものに問題があったのだ。社会にはシステム自身が望む人格というものが確実に存在する。  人はそれを渇望する。なのに、そのことに対しては悪戯なまでに無自覚だ」
 「今の自分には満足を?」
 「予想以上にね。
物理的身体とは逆説的にその存在が確認されているゴーストが、
実は体の変化に応じて変容するという事実を知っているか」
 「さぁ。かつて革命に自身の存在意義を見出した思想家が、それを実践して見せたことがあったみたいだけど」  「パトリック・シルベストルか。私も彼の思想に傾倒したことがある。
英雄に憧れ、カリスマを得たいと本気で望んだ。私は人の上に立つはずの人間だ。
その思いは、物心がついた頃から私の中にあった。結果、体がそれを邪魔したわけだが、運命は私に味方した。死線をさ迷う事故に遭遇し、私の体は変貌を遂げ、期せずしてゴーストも変化した。
革命と遭遇する事で先の思想家がそうしたように私も使命を得たのだ。
国家というシステムを私が再構築するという使命をね」
 「国家改造論者?それとも誇大妄想狂?」
 「今この国が求めているものは、第三者を消費することでのみ成立する桃源郷の再現だ。
かつて、この国は偶然にもそれを体現した歴史がある。動機なき者たちは今もそれを無自覚に欲している。
私は彼らにそれを与えてやるだけだ」
 「それで自分が英雄になると?」
 「ふっふっふ。今の私にその願望はない。私の役目はその英雄をプロデュースする事。
動機なき者達が切望し、しかし、声を大にして言えないことを代弁し実行してくれる行動者を作り出す事だ」
 「消費の果ての桃源郷とは冷戦構造下の日本の事か。
…では、お前がプロデュースするという英雄とは誰だ?…個別の十一人か?」

 合田本人達が部屋に入って来、「ああ!まずい!!」とコンピューターの画面から逃げ出すタチコマ。
 そこにいた保安部員がフリーズされている事が見つかってしまう。「予想より遅かったな」と合田。

 デカトンケイル内。タチコマがバレた事を報告してくる。
 「わかった。では、お前のいう英雄の敵は難民か?彼らを仮想敵とすることで国民の思想を誘導する。
違うか?!」
 「思想誘導は必要だろう。そのために法を曲げることもな。結果が手段を正当化する。
これはテロリストにも、民主国家にも通用する理論だ」
 「難民の排除が国民の総意だと?」「奥ゆかしさが我が国民の美徳だ」タチコマ「少佐!」
 「わかってる。最後に一つ、公安9課をどう思っている?」
 「9課。そうだな。…不在による憎しみの連鎖はもう止まらない。
彼らは総意としての国民の意思と自身の正義、その狭間で苦悩するだろう」

 地下鉄駅に来たバトーとトグサ。。所轄が職質したら自爆すると脅しながら地下鉄に逃げ込んだそうだ。
 列車が乗客を乗せたままほぼ駅構内に侵入している。犯人は少女(松浦チエ)だった。怯えている。
 両手を後ろで組むようにと言うトグサ。その通りにする少女。囲んでいた機動隊が少女に接近していく。
 ハッと怯える少女、決意したように顔をゆがめる。バトーが銃を構えながら走って来る。
 「どけ!」との声にどくトグサ。バトーが少女を撃つ。列車に乗っていた乗客達の前で撃たれる少女。
 口の中に信管があった。

 素子、ハッキングを止め、天井の空調扉(?)から逃げる。合田達が来る。天井の扉を見上げる合田。

 荒巻「何とか最後は抑えたか…」バトー「辛うじてな…。だが尾を引くぞ。こいつは難民達からの宣戦布告だ」
 素子「バトーの読み、残念ながら正解よ。
個別の十一人は、おそらく合田のプロデュースしたインディビジュアリスト。その目的は難民の蜂起。
落としどころは、さしずめこの国に彼らの自治区を作り出すってことじゃないかしら。ここまでは完敗ね。
合田が考える憎しみの連鎖は、確かに始まっている」

感想:哲学本を読んでも右から左へスルーする頭の持ち主の私にはさっぱりわかりません。
 自分達と異なるものを排除するという事は良くある事だけど、そういう行為が英雄に繋がるか?
 どちらかと言うと異分子も取り入れてしまうのが英雄だと思うが…。
 自治区って言うとパレスチナを思い出しちゃうけど、
日本人は難民に自分達の土地を半永久的にやっちゃう事を納得するのか?
 パレスチナとは明らかに違う。まあ、この問題は今も世界中でギクシャクしてるね。
 外国人が今自分のいる国を裏切りやすいというのは嘘。外国人が貢献したというのは歴史上実際にある。
 コミュニケーションと理解する努力と寛容さが大事なのかな?難しい。
 確かに私だって感情的には違和感を感じちゃうだろう。
 合田嫌い。
 あの人格シュミレーションはわざと見せた感じだからまだ彼が何を考えているか分からないけれど、
どう見ても人の痛みを何とも思ってない感じ。
 頭デッカチバカって気がする。
 何となく「終戦のローレライ」の浅倉良橘大佐と同じ匂いがするような…。
(じゃあ何でよはんは好きなんだ、自分?あっちの方が質が悪いぞ。もしかして、顔?)
From 攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG 草薙素子 in CG (忍者服 Ver.)
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式船です。前段として…
式船です。情報の果たす機能…

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三度目の約束の夜

「三度目の約束の夜」絶対少年 第7話 ☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽 絵コンテ・演出:木村隆一 作画監督:渡辺浩二

 深山美玖(斎藤千和)、どっしる(緑の奴)に伝言を頼まれる。

 逢沢歩(豊永利行)といればオカカ婆と会える確率は上がると、歩と一緒にいる阪倉亮介(斎藤泰央)。
 美玖が来る。亮介邪魔との美玖の発言に「おまえら一体…」と亮介。
 「何でもない」と即答の歩。(うん、亮介御想像の関係ではないな)
 一緒にいれば仲良いってもんでもないだろと美玖。
 「俺らは仲良いもん」との亮介の発言に「そうでもない」と即答する歩。
(うん、だって亮介はオカカ婆目当てだもんなあ)
 須河原晶(松本美和)が来たのを見て「逃げるね」と逃げる歩。美玖になぜか「惜しい」と言われる須河原。
 「何が?」ときくと「教えてあげない」そうだ。(おおと反応する須河原)
(惜しいっていうのは謎に後一歩と言う意味か?)

 亮介、美紀(三橋加奈子)に会う。(お尻の上に組んだ手)美玖を捜しているそうで、亮介、場所を教える。

 海野潮音(清水愛)、拓馬の事で悩んでいる。タルトの瞳に何かが映っているのに気づく。須河原から電話。
 会いたいと言う彼女にOKする潮音。須河原は彼女の家の前にいた。

 歩が電話を取ると、2時に猫が辻で待っていると用件だけ言って電話を切る亮介。
 待ち合わせ場所で待っている亮介。そこに親父(園部啓一)が来る。
 スクーターで逃げようとするが、エンジンがかからない。
 親父の車のエンジンも止まる。(これでは又深山父が嘆いているな。脱力してるか…)とりあえず帰るぞと親父。 どうやってと亮介がきくと「気合で動かす」と親父。親父の指示で原チャをトラックの後ろにのっける亮介。
 親父、息を吸って本気で気合を入れてキーを回すとエンジンがかかる。「ふん」とにやりと笑う親父。
 亮介のスクーターもエンジンがかかるようになる。そこに歩が来たのを見る亮介。
 「逢沢。呼び出しといてワリイ。今日の俺は囚われの身だが、又一緒にオカカ婆を探そう!」
 「だから…勝手に捜せよ」(そうだ、勝手に捜せよ)

 須河原は潮音にこの盆地には何かいると言う。猫の目に映っていたと。
 心当たりがあるかときかれ、無いと答える潮音。

 美玖にわっくんやどっしるやしっしんや僕の事をきく歩。わっくんとは二年前に一回遊んだだけだそうだ。
 わっくんは頭屋の森にいた。しかしその日のうちに川の上の方に帰ってそれから会ってないと美玖。
 「待ってたわっくんは自分と同じだって、歩、そう言ったよな」「うん」「きっと私も同じだったんだ」
 「いや…わかんない」「一人だ」カエルバッグを掲げながら言う美玖。
 「メンドくさいんだ、学校も友達も。行かなくても誰も何も言わないし」膝を抱えながら言う歩。
(胸が痛いシーン…。いっそ二人仲良しに。ストーカー亮介も仲間に…。美紀ちゃんも…)

 夕方。鏑木拓馬(加瀬康之)の家に配達に来た美紀、散歩に付き合わされる。
 一方たなやの前の潮音は歩を見て強引に付き合わせる。美紀の髪を綺麗だと言う拓馬。
 少し顔を赤くし、怒った様な表情になる美紀。潮音は珍しい物見たから教えてあげようと思ってと言っている。
 止まる歩。「何?」「知りたい?」「いや…いい」啼沢川の上にはホタルでない物が飛んでいると言う。
 それを見ちゃったかもと潮音。
 「パッと見はただの光の玉なんだけど、タルトの目の中にちゃんと映ってた。それ見ちゃった」「どんな?」
 「知りたい?」「うん」一方美紀は海野を大事にしなきゃダメだと拓馬に言っている。そこに潮音と歩が来る。
 一人行こうとする歩の腕に無理矢理腕を絡ませる潮音。通り過ぎる際「深山ってサイテー」と言って行く。
 「海野!違うよ!!」と叫んで追いかけようとする美紀を引き止める拓馬。
 「良いの?」ときく歩に「良いわけ無いじゃない」と肩を震わせながら言う潮音。
 「良いわけ無いけど、こんなふうにしか出来なかったんだもの」泣き出す。

 深山さんの娘さんから電話があったと伝える稀代秋之(浜田賢二)。下の方だろうとの事。「仲良いのか?」
 「そういうのって気になるもん?」
 「まあ一般論としては。でもあれだな。友達増えたみたいで、きっと母さんも喜ぶだろう」
 「そんなんじゃないんだ」(歩への言葉掛けは難しいな)

 美玖が伝えたどっしるからの伝言「待ってるぞ、今でも。わっくん、いつもの場所で待ってる」
 怒ってないそうだ。(下からあおる様な美玖の絵)
 それを聞いてた美紀「ねえ、あんたらってどういう関係なわけ?」「不登校仲間」

 夜。啼沢川の上流に向かう歩。何かが現れ、道案内をしてくれる。
 光に囲まれたわっくん(竹内順子)、地面を掘っている。「あむ!」「こないだは…」「会えたし」「えっ」「いいの!」 「でも…」「あむ…約束しよう」「何を」「猫踊りの夜は僕と遊んで」「えっ」「遊んで…下さい」「分かった、遊ぶ!」  「約束!」指切りをする二人「三度目の正直」「えっ」「言葉違う?」「こないだと今日で二度目だよ」「三回目だし」 「そう?」「ねっこ踊り。ねっこ踊り。あむと一緒。ねっこ踊り…」

感想:次こそミコシバの謎がわかるのか…。乞う、御期待!
 恋をすると綺麗でばかりはいられないよね。潮音だって美紀が悪いとは思っていないんだよね。
 たっくん、良い顔し過ぎたんでしょう。
 そう言えば美玖には遊び友達がいないのか。不思議少女は孤独になりやすいのか…。
絶対少年 1
関連サイト
いみすとれーじ
グレンダ様崇拝日記
パリポリ噺
師匠の不定期日記 


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宇宙戦争

「宇宙戦争 WAR OF THE WORLDS」2005年 1h57 ☆☆☆☆
監督:スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)原作:H.G.ウエルズ(H.G.Wells)脚本:ジョシュ・フリードマン(Josh Friedman)、デヴィッド・コープ(David Koepp)撮影:ヤヌス・カミンスキー(Janusz Kaminski)プロダクション・デザイナー:リック・カーター(Rick Carter)音楽:ジョン・ウィリアムス(John Williams)シニア視覚効果スーパーバイザー:デニス・ミューレン(Dennis Muren)

最後まで書いています。でも超有名な原作だからなあ~…

 ニュージャージーの港湾労働者レイ・フェリアー(トム・クルーズ Tom Cruise)は別れた妻のマリー・アン(ミランダ・オットー Miranda Otto)から子供を預かる。
 息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン Justin Chatwin)が父親の車に無免許なのに勝手に乗って行ってしまったと娘のレイチェル(ダコタ・ファニング Dakota Fanning)から聞き、
急いで外に出ると皆がこっちを見てる。
 後ろを振り向くと怪しい雷雲があった。風ががそっちの方に強く吹き、雷が落ちる。何度も同じ所に落ちる雷。
 停電になり、携帯も使えず、車も動かなくなる。
 ロビーが帰ってき、レイはレイチェルをロビーにまかせ、自分は雷が落ちた所を見に行く。
 道路に穴が開いていた。突然地面が揺れる。
 三本触手で立つ、ダイヤ型の頭を持つ巨大な機械が出てき、人々をレーザー状の物で殺し始める。
 必死で逃げるレイ、家に何とか着き、良く事情を話すこともせず、
食べ物を持って子供達を連れて逃げようとする。
 途中コイルを交換して動けるようになった他人の車に勝手に乗っていく。トライポッドの殺戮で大混乱の街。

 レイ達はマリー・アンの家に着く。マリー・アン自身は彼女の父母の所に行っていて、いなかった。
 地下室で寝るレイ達。夜、外ではものすごい気配がし、火の手が迫った。
 朝、外を見るとジャンボジェット機が落ちていた。そこにいたテレビズタッフにビデオを見せてもらう。
 ものすごい沢山のトライポッド達が動いていた。世界中で起きているらしい。
 レイはマリー・アンがいるボストンに行く事にする。

 高速道路は避けてフェリーに乗ろうとするレイ。そこには沢山の人々が集まっていた。
 動く車に乗せてくれと車を叩く沢山の人々。ついにレイ達は車から引きずり出されてしまう。
 鳥の群れの行く先の林が何かで動いている。トライポッドだった。何とかフェリーに乗るレイ達。
 しかし水の底にも何かの影が。トライポッドが出てきて、フェリーを襲う。泳いで岸にあがるレイ達。
 その先の丘では軍が戦おうとしていた。
 トライポッドは何かのシールドを張っていて、ミサイルは効かなかったが。
 ロビーは戦いには参加できずとも、行く末を見たいと軍のいる方に行く。
 レイチェルを待たせて、レイは必死で止めるが、逃げる人々の中に一人でいるレイチェルを見て、
ほっては置けないと連れて行こうとする人が。
 レイはロビーを行かせ、レイチェルを連れて逃げる。男が合図をして家に入れてくれる。
 その男はオグルビー(ティム・ロビンズ Tim Robbins)と言った。地下室にトライポッドの触手が入ってくる。
 何とか見られずにすむが、宇宙人達自身も何体かやってくる。それもやり過ごす。
 赤い血管のようなものが世界を覆っていく。
 オグルビーとレイはトライポッドが人間から血液を吸って、それを撒き散らしているのを見る。
 オグルビーは狂ったように叫びながら、地下鉄に通じていると地下をツルハシで掘り始める。
 オグルビーの声で宇宙人達が来るのを恐れたレイはレイチェルに目隠しをし、
耳をふさいで「ハッシャ・バイ・マウンテン(何ていったけ、この歌。確かに知ってるが何の映画だったかわからない)」を歌っていろと命じる。
 レイ、ドアを閉めて、出てきた時はオグルビーの声は聞こえなくなる。
(日本軍が、赤ん坊が泣くと敵が来るからと、殺した事を思い出しました。殺さなきゃいけなかったでしょうか。
まあ、私はやらないとは言えませんが)
 しかし結局宇宙人に見つかってしまい、レイチェルは捕らえられ、それを追ったレイも捕らえられる。
 トライポッドの下には檻があって、そこに捕らえた人間が入れられていた。
 時々そこから人間を一人ずつ吸い上げていく。
 レイも吸い上げられそうになるが、他の人々が引っ張って、吸い上げられずにすむ。
 レイは拾った手榴弾をマシンの中に投げ込み、マシンは爆発。レイ達は逃れる。

 マシンが倒れている。軍によると急にああなったそうだ。
 鳥がマシンの近くにいるのを見て、シールドが張ってないのに気づくレイ、軍にそれを伝える。
 マシンは軍の攻撃にやられ、中から出てきた宇宙人は死んだ。レイはマリー・アンにレイチェルを届ける。
 ロビーも無事だった。

感想:トム・クルーズがこんなダメ人間を演じるなんて…。娘の賢い忠言に耳を貸さない。
 息子の方がレイチェルのパニックを静めることが出来る。
 大体、レイチェルの生まれた時からのピーナッツ・アレルギーを知らない。基本的に逃げ回るだけ。
 でもこれは原作を考えれば、そうでなければいけません。
 原作(買っちゃいましたが)、かなり昔に読んだので、どうだったか覚えていませんが、
レイが手榴弾使うのは余計に感じました。
 まあ、マシンの檻に閉じ込められた人々という興味深いものが見れたから良いか。
 アメリカはどうしても多少は果敢に戦う場面が無いとダメかな。
 さすが、「激突」「ジョーズ」の監督、怖いです。
 死体が沢山流れてくる場面とか、初めは一体だけで、どんどん沢山というのがうまい。うん、こうでなくちゃね。
 トライポッド、怖い。遠くにいても怖いし、近くから現れたらやっぱ怖い。こうでなくちゃね。
 最後のナレーションはトムにやってもらいたかったな。いきなり神の視点になっちゃたような。
 後で分かったが、宇宙人達はウィルスにやられたのだったとか。しかしウエルズ、ナイスアイデア。
 これ超えるものは考えられないよね。

宇宙戦争
宇宙戦争
posted with 簡単リンクくん at 2005. 7. 4
小田 麻紀 / Wells Herbert George
角川書店 (2005.5)
通常24時間以内に発送します。

関連サイト
arudenteな米
DiaryXXX
ハナログ
原作と音楽
手塚眞の絶対の危機

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空色勾玉

「空色勾玉」荻原規子 ☆☆☆☆

詳しすぎる荒筋です。ネタ中心に書いているようなものです。注意!
  
 夢の中では狭也はいつも六つだった。村は燃えていた一人沼地に逃れていた。
 五体の鬼達が少女を求めていた。気が付くと屋内にいて、髪の長い巫女がいた。

 狭也は今十五。餓死寸前で山を彷徨っているところを今の両親に救われた。
 次の満月の夜には嬥歌(かがい)がある。
 川に飾り紐を落とし追いかけていたら、見知らぬ少年が拾ってくれた。その少年の名は鳥彦。
 老婆と三人の男達と一緒だった。彼らは楽人だった。友人の一人が彼らの事を土ぐもみたいと言う。
 土ぐもとは輝(かぐ)の御子に服従しない辺境の人々。狭也は夢を思い出し不安になる。

 老婆は岩姫、眼帯の男は開都王(あきつのおおきみ)、大男は伊吹王、
もう一人の男は科戸王(しなどのおおきみ)と言った。
 彼らは水の乙女の継承者の狭也を捜していたのだ。
 右手の赤いあざは生まれた時に玉を握り締めていた証拠だった。
 かつて男神と女神が協力して国を作ったが、女神は火の神を産んだ事によって死んでしまった。
 男神は女神を取り戻しに死の国へ行ったが、女神の変わり果てた姿を見て逃げ帰った。
 男神の御子、
照日の王(てるひのおおきみ)と月代王(つきしろのおおきみ)は男神が女神とともに生んだ八百万の神々を一掃しようとしている。
 狭也の両親を殺したのは照日王の手勢だった。 しかし狭也の村は輝の御子の村。
 輝の御子と戦うのはいやだったので、彼女は誘いを断る。老婆達は勾玉を渡して去る。
 一人泣いていたら、月代王に出会う。月代王は彼女が水の乙女である事を見抜き、彼女を自分の采女にする。 しかし憧れの月代王は照日王との結びつきが強く、誰もその中には入れない事を狭也は悟る。
 そんな時、彼女付きの童(わらわ)として鳥彦が来る。
 鳥彦は大蛇(おろち)の剣(つるぎ)を取り戻そうとしていた。男神が火の神を切り捨てた剣。
 火の神の呪いがまといつき、もしかしたら男神こと大御神でさえ倒すかもしれない唯一の剣。
 二人で夜の池を泳いだら、鯉が口をきいた。

 年に二度の大祓い。ここで働くものは異常に若い見た目を保つ。祓いによってらしい。
 祓った穢れは形代(かたしろ)に移して鉄籠にこめ、炎で清めて川へ流す。鳥彦がその形代に選ばれる。
 狭也は鳥彦を捜して神殿に入る。そこにいたのは夢の巫女だった。
 その少女のような少年、稚羽矢は輝の大御神の第三子だった。鯉は彼だった。
 彼はそのような形でしか、ここを出た事はなかった。形代は西門。
 狭也は稚羽矢に動物に憑依する方法を教えてもらい、ねずみとなって鳥彦の所に行く。
 鳥彦に大蛇の剣を使えばなんとかなると教わり、それは神殿にあると言うので、
狭也は大蛇の剣を持って稚羽矢と共に神殿を出て西門に向かう。
 狭也が憤ると剣が反応し、火柱が立った。そして大蛇が空を舞った。
 鳥彦は結局死んでしまったが、狭也のためにカラスになって戻って来る。狭也と稚羽矢は岩姫達の元に行く。

 水の乙女は大蛇の剣を鎮め、その邪悪を眠らせる事が出来た。
 しかし逆に剣を振るい、操る事で手中に収めることが出来るものが一人だけいることが伝えられていた。
 風の若子(わかご)、稚羽矢の事だった。
 二人は戦に赴くが、神を閉じ込めた鏡を割ったら、怪物が二人を襲った。怪物は解放された神。
 稚羽矢が輝(かぐ)の一族だから襲ったのだ。稚羽矢は国つ神を大蛇の剣により完璧に葬り去る。

 ある時稚羽矢の心の臓が射抜かれる。しかし彼は輝の一族なので、不死だった。傷が消えるのだ。
 それを変若(おち)と言った。そこに国つ神が襲ってくる。
 稚羽矢の愛馬、明星(あかぼし)と狭也のお付の者、奈津女(なつめ)の夫、柾(まさき)が亡くなる。
 そして大蛇は稚羽矢に宿る。稚羽矢が輝の御子である事は隠していたが皆にばれ、彼は檻に入れられる。
 泥にまみれた5つ6つ位の女の子が現れる。綺麗にしようとしても抵抗して自ら顔に土をなすりつけた。
 狭也は昔の自分を見るようで、その子に小鹿という名前を与え、側に置く。
 少女は兵士達に輝の御子も刻んで食べてしまえば死んでしまうと話す。食べた人に不死が宿ると。
 奈津女は小鹿に禍々しさを感じ、その事を狭也に訴えるが、彼女は取り合わない。
 小鹿が奈津女を脅してきて、奈津女は兵に訴えるが、兵達も取り合わない。彼女は稚羽矢に訴える。
 しかし小鹿が彼女を大蛇の剣で後ろから胎児もろとも刺し殺す。
 小鹿は照日の王で、二人分の命で清めをし、元の姿に戻る。奈津女を殺したのは稚羽矢だと誤解される。
 人々は八つ裂きしろと騒ぎ、狭也も彼が奈津女を殺したのかと疑う。
 稚羽矢は大蛇になり、伊吹の王が鎮めるが、稚羽矢はいなくなる。伊吹の王は死んでしまう。
 岩姫が小鹿は照日王だろうと言う。狭也も剣を持ち出せたのは小鹿だけだと気づく。
 狭也は鳥彦と共に稚羽矢を探す。稚羽矢を見つけることは出来たが、狭也は月代王に攫われてしまう。
 狭也は大祓いの形代に選ばれる。
 照日の占(うら)によると稚羽矢と狭也は輝の大御神を地上にまねく鍵だった。
 そして月代によると父神はこの地を混沌に戻して女神を呼び戻すつもりだった。
 囚われの狭也は鳥彦に託して勾玉を稚羽矢に渡す。狭也は照日に殺される。稚羽矢は照日と月代と戦う。
 稚羽矢は照日を追いつめるが殺すのを止める。稚羽矢は勾玉を飲み込み、闇(くら)の道を行き、狭也と出会う。 二人は女神と話す。稚羽矢は父の女神への伝令として生まれたのだった。
 男神が女神を慕っている事が伝えられる。帰れと言う女神に狭也を残しては帰れないと稚羽矢は言う。
 岩姫が変容のための形代になってくれる。輝の大御神が降臨する。
 女神は狭也の声を借りて、輝の大御神に話しかける。
 女神の子、狭也と男神の子稚羽矢が結びつく事は私達がお互い手を取り合ったことも同然ではないかと。
 豊葦原(とよあしはら)を私達のしるしとしてくれと。淋しいと言う男神にすぐれた御子がいらっしゃると女神。
 照日と月代は父神と一緒に天に行き、稚羽矢は豊葦原の人々と同じように年老い、死ぬ事を選ぶ。

感想:女ならではのすごい展開と言うのでしょうか。奈津女を胎児諸共殺しちゃうんですね。
 しかも殺した照日には罰は無いんですね。確かに照日には照日の言い分があるし、戦争ですもんね。
 いや、男でもこういう展開にするかな。わかりません。狭也を殺された稚羽矢でさえ、照日を殺さないんですね。 殺しすぎるのは確かにいやだが。最後に輝の大御神の横に月代しかいないのは可哀想だが。
 許しがすごいと思います。鳥彦は良いですねえ。死ぬ事もさほど怖がらないのは死の世界を信じているからか。 私はカラスが好きなので(頭が良くて、面白いから)、カラスの鳥彦も好きです。
 次から次へとこういう展開をするのかあという感じで、良く考えられているなと思います。

関連サイト
「勾玉三部作」あれこれ
ぽちぶくろ。
時の娘

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あの日 昭和20年の記憶 6月編

「あの日 昭和20年の記憶 6月編」

6月1日 米原子力政策諮問機関が全会一致で日本への原爆投下を大統領に勧告。

城戸崎愛さん(料理研究家 79)東京麹町の工場に勤労動員。防空頭巾に明るい色の余り糸で刺繍をしていた。小花に葉っぱとか、ピンクにちょっと空色の葉っぱとか。木綿のズックに白墨を水に塗らして塗りつけると白くなった。もんぺは洋裁の裁ち方でスラックスのようにした。木綿の切れでショルダーバックを作った。配給の乾パンと大豆を炒ってしょうゆで香ばしく味をつけて、それを必ず入れていた。朝出かける時は「いってきます」ではなく「行きます」だった。帰ってこれないかもしれないから。なけなしの少しのお砂糖を乾パンにからませて皆にちょっとあげた。帰ってこれないかもしれないから、2,3日分の物を重ね着していた。

6月3日 広田弘毅元首相、駐日ソビエト大使に和平交渉仲介を打診するが黙殺される。

三遊亭圓歌さん(落語家 76)東京上野の岩倉鉄道学校2年生だった。勤労動員で国鉄新大久保駅で駅員として働いていた。「配給電車ってのがあってね。夜中に一台だけコニマツ電車(?)がまわって来るんです。この駅へ止まるとこん中に今で言うと牛乳の缶缶みたいなのがあるでしょ、あのでかい奴、北海道なんかによくある。アレの中にお味噌汁が入っててね、これをその、駅員用に配達してくるんです。これなんか楽しみでしたね。加配米ってんでね、加える配る米ってん。これも駅員だという事で貰ってた時代。やっぱあの時分から、やっぱ親方日の丸だったのかな。でも我々には夜一生懸命働いてるから、お腹空いてっから助かったですよ。」「新大久保の駅なんてのは6月に焼けちゃったんですからね。夜、ピューって警戒警報が鳴って、おっこったの見た事無いですよね、若い人は。綺麗なんだよ、焼夷弾ってのが、バッーと東京中明るくするん。そこへ狙ってバッーと爆弾がおっこってくる。慌ててね、新大久保の駅はねえ、なんたって終戦直後ちょっと前にねえ、防空壕掘った間抜けな駅なんですよ。駅長が命令でね、「中島、防空壕掘れ」てん。こっちは他に仕事ねえから、防空壕堀りだけで、毎日あそこへ穴掘ってね。駅員の防空壕ってのは無いんですよ、お客の防空壕と、後駅長が一人入れるようね防空壕
と二つしかないんですけど。そこへねえ、「空襲警報発令」なんていうと、一番先に俺飛び込んじゃう。なんたっておっかねえもん。後駅が焼けるってえと、みんなバケツ持ってね、バケツリレーなんて、水運んだって、間抜けなもんで、届きゃしないよ。もっとわけのわからねえのは火ばたきってのを持っててね、火こうやって消すんです。消えねえで、火ばたきに火が移っちゃうんだから。他所をやって、他所が燃えちゃったりなんかする。「空襲警報発令」って、私が一番先に逃げ込んじゃう。みんな、他の先輩達は駅の仕事してなきゃいけない、残ってなかなか入ってこない。ざまみやがれって思ってね。その代わり、出てくるたんびに、駅長に怒られてたけどね。ある時ね、ビューンとものすごく…。まず焼夷弾がおっこってね、それから爆弾がおっこってくる。なんだかその時はね、あたしも入ってたんだけどね、後からね徐々に徐々にみんなどんどんどんどん来るんですよ。これがねえ、駅のお客だけじゃないんですね。近所通りかかってるお客まで入ってくる。だからすし詰めになって、こんなんなって。その内にぱかぱかぱかぱかって来たんでね、他の駅員もね、こんな事しちゃいられねえってんで、慌ててみんな入ろうと思った所へ、駅に空襲の爆弾がドワッーておっこってくる。みんなねえ、傷だらけになっちゃって。傷だらけってのかなあ、火傷ってのねえ。だから俺みてえに早く逃げてりゃ良かったんだよ。あれでずいぶん怪我した人もいるしね」向島に家があった。駅の仕事終わって家に帰ったら、家が焼けてた。みんな立て看板(?)でなんとかのうちはここにおりますと書いてある。圓歌さんはお婆さんと二人きりで住んでいた。お婆さんは秋田県の方にいると書いてあった。

高見順(作家)の日記「聞いた話から。東京でははだしが多くなった。女でもはだしで歩いている。盗難頻々。憂うべき道義心の退廃。ある目抜き通りで、焼け残った電柱に、中年の男がしばられていて、上に貼紙がしてある。貼紙には、-この男は焼跡で盗みを働いた者である、みせしめのためにこうしておくという意味のことが書いてあったという。

6月5日 米英仏ソ、四ヶ国がベルリン協定調印。ドイツの分割占領決める。ソビエトは占領地の工業施設の多くを賠償として持ち去る。

6月8日 正司歌江さん(75 女優)市電の電車のレールの上におばあさんがこうもり傘を持って座っていた。そこで私は傍に行って、「お婆ちゃん、夕べの空襲、怖かったねえ」と肩を触ったらそのままコトンとひっくり返った。死んでいた。漫才やりに神戸の方へ行った。いきなり空襲警報。グラマンが電車を狙っているので皆さん、降りてください。駅で止まって、みんなザッーと走って下りて、地下へ逃げてゆかれました。私と照江さんと椅子に座っていて、私の向いにもお爺ちゃんとお婆ちゃんが座っていました。私と照江は椅子の下にもぐった。私は照江さんの上にかぶさって、ギターのケースと三味線のケースで椅子の所をふたをした。前に座っていたお婆ちゃんとお爺ちゃんが逃げない、逃げられない、遅かったのね、すでにグラマンがそこまで来てる。電車の窓をダダダダダダダダと機銃掃射。椅子の下から「お爺ちゃん、お婆ちゃん、下へもぐりなさい、椅子の下へもぐりなさい」と思わず叫んでるんですけど、窓から首を出して見ている。目の前で撃たれた。

6月9日 岡田眞澄さん(69 俳優)台湾の台北にいた。交差点の渡る所にアメリカとイギリスの旗が描いていて、そこを踏みつけて歩く。その場所は遠回りだったが、わざと遠回りして踏んでいった。空襲の時とかに負傷した人を助け出す訓練を街中で急にやる事があった。負傷者役の人は赤いリボンを結ばれ、担架で運ばれるのだが、どこに連れてかれるかわからないので怖かった。日本人の父とデンマーク人の母との間に生まれた岡田さんはその顔立ちゆえ街で後ろ指を指される事があった。スパイの子供だと言われた。憲兵隊が母親に外出禁止を命じた。母の兄弟がアメリカに渡って航空隊にいるという手紙が来ていた。この戦争っていうのはいけないから止めさせなきゃと母は、天皇陛下とルーズベルトが会って話せばわかるはずだからと、早朝から日の出る方へ真っ白いのを着て膝まづいて祈っていた。


6月11日 山藤章二さん(68 イラストレーター)三重県伊勢に縁故疎開していた。この頃東京から母親が迎えに来た。焼け野原になった東京にもう空襲は無いだろうとの判断からだった。順調に行けば当時でも半日で帰れたんでしょうが、一週間近くかかって東京にたどり着いた。6月10日、東海地区の鉄道が破壊されたからだ。ただひたすら歩いた。駅舎の中の木のベンチでまどろむ、焼け残った公衆電話のボックスの中で休む、お寺さんの本堂の縁先をお借りして休む。静岡で漁師のご夫婦が一泊して何も無いけど食事でもして一日ゆっくりしなさいと言われた。ここは海から艦砲射撃がある可能性もあるけども、それを覚悟の上でうちによってみませんかと。三日も四日も歩いているから疲れ果てていた。足を引きずっていた。傾きかけたような家。足洗って、お風呂入って、頂いたご飯が白い飯と干物だった。生涯最高の飯。布団の上の大の字。夢のような一瞬。目黒の自宅。一年ぶりの東京は焼け野原だった。富士山だけは相変わらず昔のまま。
バラックとはいえ又町内が形成されてる。水道管は鉛管なので燃えない。水道管を頼りに隣組が形成されていた。

近衛文麿元首相側近 細川護貞の日記「大阪の陸軍の司令官は、「此の際食糧が全国的に不足し、且つ本土は戦場となる由、老幼者及び病弱者は皆殺す必要あり、是等と日本とが心中することは出来ぬ」との暴論を為し居たりと。空襲後の輿論調査は、挙げて軍への不信と怨嗟の声なるも、是亦彼等自らが作りたる結果なり。」


6月18日 沖縄で負傷兵介護のため従軍していた「ひめゆり学徒隊」に解散命令。米軍の猛攻の中、この日だけで47人が死亡。

6月23日 沖縄守備軍司令官牛島中将、摩文仁(まぶに)で自決。日本軍の組織的戦闘終わる。沖縄戦における日本側の死者は18万8千人。その内沖縄県民の死者は12万2千人に及んだ。

船越義彰さん(80 作家)沖縄本島にある米軍の野戦病院にいた。四日前に怪我をして捕らえられたばかりだった。それまでは海岸の洞窟に隠れていた。アメリカの艦艇が来まして「泳いで来い。この軍艦に泳いで来い。降伏した者、殺しません。泳いできなさい。日本の戦争、終わります。あんた方は良く戦ったけども、もうダメだから、降伏しなさい。故郷では親兄弟待ってますよ」と放送が来る。目の前、30メーターぐらいだから泳いでいける。でも行かない。「これから何分間、艦砲射撃止めますから、その間に来てください。泳いできなさい。泳いでこないと、又もう一遍、艦砲射撃しますから」目の前に兵隊が煙草吸うのが見えるくらい。日本軍の捕虜になった人が「私は元日本兵の誰々です。アメリカは絶対殺しません。怪我した人には病院もあります」みんな行くな行くなと言ったが、泳いで行くのがおったんです。上の方の機銃陣地からバンバン撃った、降伏していく人に。アメリカ兵がボートを下ろして助けた。米軍の艦砲射撃で負傷。右足が棒で打たれたようなしびれ方。手を入れてみたら指が3本ぐらい入る、肉がえぐられて。足は動いたが、しばらくすると足動かない、体動かない、眠くなる。「あれ、俺今死ぬのかな。眠くなるのは死ぬのかな。これが死か。なんで俺こんな落ち着いているのか」しばらくして、熱くて、目を開けたら太陽がカンカン照る下に出てる。アメリカ兵が出したんでしょう。銃を突きつけている。ヘルメットから赤い髪が見え、胸毛も見え、キラキラ光る認識票も見えた。「アイ アム ノット ジャパニーズ ソルジャー」と私が言ったら、唖然とした。口笛で他の人を呼んで、治療してくれた。

6月27日 沖縄久米島の日本軍守備隊が住民をスパイ容疑で虐殺

6月30日 秋田県花岡鉱山、強制労働させられていた中国人労働者が蜂起、収容所を脱走、憲兵、警防団と数日間戦うが、鎮圧さる。中国人の死者、418人。


 


 


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なまえのないかいぶつ

「なまえのないかいぶつ」MONSTER モンスター CHAPTER37 ☆☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:中村亮介 絵コンテ・演出:高橋敦史 作画監督:清水洋


 昔々ある所に名前の無い怪物がいました。怪物は名前が欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。
 そこで怪物は旅に出て、名前を探すことにしました。
 でも世界は広いので、怪物は二つに分かれて旅に出ました。一匹は東へ、もう一匹は西へ。
 東へ行った怪物は鍛冶屋のオットーに、名前をくれたらおじさんの中に入って力を強くしてあげると言いました。 オットーは名前をあげ、村一番の力持ちになりました。
 「僕を見て僕を見て、僕の中の怪物がこんなに大きくなったよ」
 お腹のすいた怪物はオットーを中から食べてしまいました。怪物は、又、名前の無い怪物に逆戻り。
 その調子で名前をもらっては食べ、名前をもらっては食べを繰り返しました。お城に名前を捜しに行きました。
 病気の男の子は元気になりました。
 怪物は名前が気に入ったので、お腹が空いても我慢していましたが、
とうとう王様も家来もみんな食べてしまいました。
 男の子は西へ行った怪物に出会いました。「名前が付いたよ。素敵な名前なんだ」
 西へ行った怪物は言いました。
 「名前なんて要らないわ。名前なんて無くても幸せよ。私達は名前の無い怪物ですもの」
 男の子は西へ行った怪物を食べてしまいました。
 せっかく名前がついたのに、名前を読んでくれる人はいなくなりました。
 ヨハン、素敵な名前なのに。(絵本の文章どおりには書いてません)

 チェコ語を読めるニナ・フォルトナー(能登麻美子)、この絵本を昔誰かに読んでもらった気がする。
 ニナ、ヨハンがいるというセレモニーに向う。

 撃とうとしてもなかなか撃てない天馬賢三(木内秀信)、ロベルト(勝部演之)に殴られる。
 ライヒワインにカウンセリングに来た女ヘッセ(一城みゆ希)、ガソリン缶(?)を運んでいる。
 ヨハン(佐々木望)、シューバルト(羽佐間道夫)の手を取り、導きながら
「大勢集まっていますよ。あなたのために大勢がウヨウヨと」と言う。
 シューバルト、事態を察知し、人々を助けようと、一列ずつゆっくりとここから逃げろと言うが、ヨハンが合図し、
火が噴き出す。
 パニくる人々。テンマ、ロベルトを撃とうとする。

感想:絵本のアニメ化が素敵でした。雰囲気があって。
 こんな危ない話が絵本という所が毒がありますが、幼児には毒はダメかどうかはわかりません。
 波長が合う子供には悪くない影響を与えるかも。ヨハンは環境が悪かったから。
 お話しをどう受け止めるかは人それぞれだから。
 バラはバラという名前では無くても、そのまんまですが、名前って「呪」ですもんね。
 自分でお気に入りの名前をつけて、みんなに呼んでもらえば…。そういう話ではない…。
 ああ、私には難しい考察なんて出来ません!

なまえのないかいぶつ関連サイトのようなもの
石火令子 まんがコラム
IBMな日々1
新ガンダムのページ
The Drunk Suite(Reprise)
 スーパー映画マガジン「スクリーンキス」
どうしてミラーシュ・アレシュ
MONSTERを読み解く
MONSTER

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