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名なしのヒーロー

「名なしのヒーロー」MONSTER モンスター CHAPTER35 ☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成・脚本:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 絵コンテ:森田浩光 演出:あさつ南 作画監督:金東俊 

 ミュンヘン。どうもとか言いながらお辞儀をしあっている日本人。
 「どうも、どうもか。意味不明な連中だ」とルンゲ(磯部勉)(すいません)。
 角福商事の岩井(山口健)がやってくる。名刺をもらって、どうもとお辞儀をするルンゲ。
 ルンゲは山本という人に会いたいらしいが、山本は今はチェコに出張中らしい。
 「お忙しそうですな」と言うルンゲに、シューバルトが経済活動を再開し、
我々日本の商社マンもシューバルト詣でにおおわらわと笑う岩井。
 「なぜ笑う」と疑問に思うルンゲ
(日本人が書いているんだけど、ヨーロッパ人には不思議でしょうね。悪意は無いという意思表示か?
なぜと言われてもわからない。自分も日本人だが…)。
 岩井も天馬賢三を知っていて、悪い人ではなかったと言う。
 「悪い人じゃないという事は、良い人という事ですか?」と言われ、
そんなに自分を出すタイプじゃなかったと岩井。
 「自分を出さない人間は良い人間なんですか?」
(同質の人間に囲まれ、曖昧な意思疎通をする日本人と、異質の人間との関わりのために、
はっきりしないといけないヨーロッパ人の違いか。
なんでもはっきりさせるのは私にしても疲れそうだ。頭の体操にはなるな)。

 ルンゲ、部屋で鏡に向かいながら、箸を持ち、裸足で立ち、どうもとお辞儀してみて、
私は日本人だと何度か言う。
 そして「私はテンマだ」電話がかかってくる。娘(石津彩)からだった。
 子供が出来、お父さんに孫の顔を見て欲しいと言ってくる。会う約束をするルンゲ。

 角福商事で山本を待つルンゲ。山本は出張から帰った足でそのまま取引先に言ったそうだ。
 岩井はこれから飲みにいくのだが、後から山本も参加するらしい。
 ルンゲ警部もいかがですかとの誘いに、一度は断ろうとするが(娘と会う約束があるから)、
テンマが家族との関係が稀薄だという情報を思い出し、誘いを受けるルンゲ(娘さん、待ちぼうけ。ひどい)。

 カラオケパブ大江戸。山本(花田光)が来る。
 彼はシューバルトの片腕の金髪の青年から頼まれた絵本を持ってきた。それを見せてもらうルンゲ。
 例の記憶法でチェコ語を丸覚えするルンゲ、後で辞書を片手に翻訳する。
 「僕を見て。僕を見て。僕の中のモンスターがこんなに大きくなったよ」

 ヨハンの今の養父母に会うDr.ライヒワイン(永井一郎)。彼らにリヒャルトのレポートを見せる。
 このままでは殺されるから一緒にここを出ましょうと言うライヒワイン。
 しかし彼らはそれを断る。
(そりゃそうだよね。急に会いに来たライヒワインより可愛いヨハンの方を信じるよ。信じがたい話しだし)
 ライヒワインは直接シューバルトに会うことにする
(シューバルトは一代で財を成した人だから、頭は切れるだろうし、普通の人とは違うだろう)。

シューバルトの講演が明日に迫った図書館。テンマ(木内秀信)はライフルを書架の上に置く。
 そこにロッテ(氷上恭子)が現れ、テンマに高い所にある本を取ってもらう。それはチェコ語の辞書。
 ロッテはヨハンが倒れるきっかけになった本の内容を調べようとしているのだ。テンマは書架の上に隠れる。   「昔々ある所に名前の無い怪物がおりました。怪物は名前が欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。
そこで怪物は旅に出ました」

感想:日本人による日本人の戯画化。うん、確かにああだけど、きついな。まあ、暴力的より良いか。
 ギーレン(菅生隆之)の取材を受けていた殺人犯(矢尾一樹)は全てが燃え尽きてもヨハンは生き残ると言っているが、
それは甘い。
 死はどんな人にも平等だから。
 しかし蟻をいじくるのは私もやったな。試練を与えたり…。まるで「フェッセンデンの宇宙」…。
 わー、蟻さん、ゴメンナサイ!

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