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2005年6月

イントゥー・ザ・ネイチャー

「イントゥー・ザ・ネイチャー Into The Nature」交響詩篇エウレカセブン 第11話 ☆☆☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:大野木寛 絵コンテ:宮地昌幸 演出:阿保孝雄 作画監督:小平佳幸

 サウスアイレス周辺にトラパーが異常流入したため大気上層に大型の積乱雲が発生しましたと連邦空軍広報部の発表。
 避難勧告をする。

 指を瓶に突っ込んで赤いジャムを喰らうアネモネ(小清水亜美)。
 ドミニク(山崎樹範)がやってきて出番を告げる。「ジ・エンドも一緒?」一緒だそうだ。
 ニヤッと笑うアネモネ(顔に何かの端子のようなものが…。あれでKLFと繋ぐのか…)。

 相変わらずニルヴァーシュとの意思疎通がうまくいかないらしいエウレカ(名塚佳織)。
 ニルバーシュを触ったら、指が傷つき、血が出てくる。

 夢の話をするマシュー(中村彰男)。
 あきらめかけた時にハニーの声が聞こえ、海賊共をバッタバッタとなぎ倒したんだそうだ。
 ハニーことヒルダ姐(浅野まゆみ)にくだらない夢と言われる。
 ギジェット(水沢史絵)はムーンドギー(宮野真守)とデートする夢を見たそうだ。
 それを聞き、だから金縛りにあってビッチョリ寝汗をかいたのかとムーンドギー(うん、素直じゃないわね)。
 レントン(三瓶由布子)はトラパーにのる夢を見たそうだ(いい性格だな、レントン)。
 エウレカは夢なんて見たことないと言う。
 立ち上がり部屋を出て行こうとしたが、そこにハップ(山口太郎)とホランド(藤原啓治)が来、
重大な報せを持ってくる。
 しかしエウレカはホランドの顔をじっと見た後、報せを聞かずに出て行く。
 「諸君!コーラリアンだ」とのハップの言葉に反応するみんな。
 「あのー、コーラリアンってなんですか?」とのレントンの言葉は無視される。
 今朝早く、サウスアイレス周辺半径百キロが飛行禁止空域に指定されたそうだ。
 トラパーの流れが一斉に中心に向かっている。中心にはコーラリアンがいる。接近し確認するつもり。
 「本気なの?」とタルホ(根谷美智子)。「ああ。まあ一応な」とハップ。「あんたには聞いてない。どうなのよ!」  「このチャンスを逃すといつ又現れるかわからない」とホランド。「やる気なのか」とストナー(松本保典)。「ああ」 「タイミングは悪かないけど、エウレカがあの状態では不安だわ」「最悪、俺達だけでもやる」
 指の絆創膏を見るエウレカをそっと見守るモーリス(根谷美智子)・メーテル(木川絵理子)・リンク(水沢史絵)。 メーテルが話しかけようとするが、リンクが止める。メーテルが泣き始め、リンクもつられて泣き出す。

 「タイプ・ゼロの発動が引き鉄になったのか」(ブラヤ?間違ってるかも… 麦人)
 「おそらくはそうだろう」(クゼミ?間違ってるかも?大木民夫)「しかし塔の真上に現れるとはな」
 「この大事に避難民の収容まで考えねばならん」
 「くてきゅう(?)であの規模の出現。果たして何年前だったか。事態は新たな局面を迎えたようだ。
そうでしょう、デューイ」(コーダ 赤司まり子)
 「確かに。ですが、これは又と無い好機です」(辻谷耕史)「うん?好機?」
 「彼らに現れてもらわねば困ります。殲滅への一歩を踏み出せなくなる」
(彼らってコーラリアンの事か?王殺しってこの三賢人みたいな人達を殺そうと言うの?それとも過去の事?
レントン父の事とか…)

 レントンの「コーラリアンとは何?」の問いかけに応える人々。
 その1.マシューの場合「ありゃあ、神だねえ。俺はその神にもっとも近づいた男さあ」
(後ろで難しい顔のヒルダ姐さん。苦労するね…)
 その2.タルホの場合「あんたは知らなくていいの。それよりも洗濯物取り込んで頂戴!」
 その3.ギジェットの場合「実はわたしもよく知らないの。でもすごいらしいよ」
 その4.ムーンドギーの場合「そりゃあ、おっきい波がよオ、ドッカーン!て来て、ザッパーン!となって、
ズバッ、ズバッ、ドカッドカッドカッ、って感じらしいぜ」
(やはりお笑い担当のドギー兄さん…、後ろでギジェットが驚いてるよ…)
 その5.ハップの場合「二度と味わえない経験だな。ふん」(キラリと歯を光らせる感じ)
 その6.ストナーの場合「神の座だ。次の意識へのステップ。人ののぼるべき進化の階段。わかるか?」
 その7.ホランドの場合 …あくび……
 その8.エウレカの場合…。彼女は知らないそうだ。レントンと目を合わせない。そこにホランドが入ってくる。
 今回は留守番しろとホランド。エウレカは体調が万全でないからと。俺達だけで大丈夫と。
 「嘘。わたしがいなければ、誰がゾーンに入るの?」ホランドはレントンを連れて行くという条件を付ける。
 エウレカはホランドが望んでいるから行くと言う。

 軍の艦。ドミニク、ユルゲンス(小村哲生)の部屋をアネモネのために明け渡させる。
 そしてユルゲンスは羊を小さくした感じでアナグマのようなペット、
ガリバー君を船の中を案内してあげてとアネモネに命令される。
 「原隊復帰、最初の仕事がこんなお守だと…」ガリバーを持つユルゲンス。「お、重い…」
 副長(木川絵理子)「艦長、手伝いますか」 「い、いやあ。負けはせぬ。負けはせぬぞー!」

 お風呂でやっぱり指を見つめるエウレカ。モーリス・メーテル・リンク達、心配している。
 警告音が鳴り、エウレカ、子供達を抱きしめる(きっとリンク邪魔とか、うらやましいとか思った奴らが多いな…)。

 丸い黒い雲の塊状のもの。あれがコーラリアンだそうだ。マシューとストナーは606で、ヒルダは808で先行。
 トラパーのスリップストリームでニルヴァーシュを先導する。エウレカの体力を温存するため。
 ニルヴァーシュが突入してから、後2機が後に続く。

 件のコーラリアンを「くて、ひとまるふた」と軍は呼んでいる。
 ユルゲンスはKLF第三小隊を出す
(参謀ドミニクには無駄だと言われるが。目標の再確認と戦力の保持が正しいと)。

 ニルヴァーシュに呼びかけるエウレカ。「ねえ、どうしたの?何が気に入らないの?教えてよ」
 レントンが乗ったとたんに反応するニルヴァーシュ。

 第三小隊はトラパー濃度が高すぎ、姿勢制御が出来ず、全滅する。

 頭が痛くて集中しづらいと言っているエウレカのシーンの後に、同じように頭が痛いと叫んでいるアネモネ。
 格好はLFO用のスーツに替えているが、頭が痛くて出撃はイヤとわめいている。
 ドミニク、赤い液体が入った注射を持ってくる。それを見ていやがるアネモネ。
 しかし端子みたいな所から注射されて、すっかりやる気満々になる。
 「せの、ひとふたまるまる乙」、月光号を軍が発見する。ジ・エンド(アネモネのLFO)、出撃。
 と言ってもユルゲンスの意向ではなく、ドミニクひいてはデューイの意向。ゾーンに入ろうとするエウレカ達。
 そこにジ・エンドが現れ、マシュー機606を傷つける
(血のようなものが噴出す。赤い石油というより、生体が元なのかな)。
 バランスを崩したマシュー機606を助けるヒルダ機。「正夢だぜ、マイ・スゥイート・ハート!」
 ヒルダはマシュー機を連れて一旦月光号に戻る。ニルヴァーシュの前に現れるジ・エンド。
 傷つける気まんまん。ジ・エンドをかわすニルヴァーシュ。
 蝶のような形のシート(?)に手足を囚われた格好のアネモネ
(アゲハ構想ってこれ?KLFをダイレクトに動かすための装置か?アンド、KLF用の人間作り…。
アドロック・サーストンの提案らしいが…)。
 「良い反応してる~。そういうのだ~い好きー!だ・か・ら、殺してあげるね」
 ジ・エンドの腕から鉤爪付きロープのようなものが射出され、ニルヴァーシュからめ獲られる。
 ジ・エンドの目、ニルヴァーシュのような生体を思わせる目。にらみ合うジ・エンドとニルヴァーシュ。
 「面白い。ジ・エンドにすごく似てる。ホラ、挨拶なさい!こんにちは、わたしのそっくりさん。死んで頂戴!
バスク・ド・クライシス!」
 苦しむエウレカとレントン。レントンの苦しみに反応するかのように光るアミタドライヴ(よね、たぶん…)。

感想:アネモネ、可哀想ですね。なんとなく「エスカフローネ」のディランドゥを思い出しちゃう。
(でなかったら、「もんすたー」のろべると。ちょっと違うが…)
 ニルバーシュはタイプ・ゼロ。生体みたいだからエヴァを思い出しちゃう。
(別にまねしてるとか言うつもりはない。大概のものはそうだから。完璧な独創の方が少なかろう)
 ニルヴァーシュこそ、この星のもので、人間の方がこの星のものではない。
 レントンにニルヴァーシュが反応するって事は彼がアドロックの息子だから?レントンもいじられてる?
 いじられてるのはニルヴァーシュの方?レントン姉はどうなったの?アドロックの死の真相って何?謎ばかり。(エウレカ達はレントン姉を触媒にして作られたと書いている方がいらしたが、それって…。
でもそう考えれば、ホランドのエウレカに対する反応と、それに反応するタルホというのが理解出来るが…。
こわい…)
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ニルヴァーシュ
交響詩篇エウレカセブン Voice I-doll エウレカ
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ターミナスTypeR606
交響詩篇エウレカセブン 2
ここでバッチリ、世界がわかる
交響詩篇エウレカセブンまとめ2chアニメ板
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世界の被膜が薄くなる

「世界の被膜が薄くなる」絶対少年 第6話 ☆☆☆
監督:望月智充 シリーズ構成:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽 絵コンテ:菊池康仁 演出:根岸宏樹 

 写真。ポンチョに長靴の小さな歩に父と母。逢沢歩(豊永利行)「僕が…」

 観音池の近くに湧き間が出来た。湧き水が出たのだ。
 地震で断層が出来る前は盆地のそこここに湧き水があったらしい。
(足指広げたりして、父の話を聞く深山美紀(三橋加奈子)。私も出来るぞ、得意だぞ!)

 湧き間を覗く歩。母、淳子(山像かおり)から電話が来る。急に電波がおかしくなる。圏外表示。

 深山家。
 テレビでは「愛ゆえに愛はすべてを超えて」(男の絵がなんとなくヨン様っぽいような…)が始まろうとしていたが、
突然テレビがおかしくなり、画面が映らなくなる。
 嘆く深山父(小和田貢平)。

 阪倉亮介(斎藤泰央)のスクーター、突然EFY、エレクトリック・フューエル・インジェクション(?)、
電子燃料制御装置がいかれる。
 うちのテレビと一緒だと美紀。テレビはおととし買い換えたばかりだそうだ。
 美玖(斎藤千和)が壊れてないと言う。急にスクーターが動き出す。

 須河原晶(松本美和)、領収書の数字が合わず、脱力する(うん、脱力するな、あれは…)。
 堂丸史郎(西前忠久)が二時間の気分転換を許してくれる(素敵な上司だ)。

 歩に駆け寄るロク。抱きつかれるかと歩、構えるが、ロクはおとなしくきちんと座っている。
 手を出すとその手をなめるロク。ビクッとする歩。犬が背中を押す。吹き抜ける一陣の風。

 ドライブ中の須河原。何かがすごい勢いでかすめ過ぎていった。

 鈴木平五郎(宝亀克寿)の隣に座る歩、手の近くをイモムシが這い、ビクッとする。
 この上の山も昔は入ってはいけない所だったそうだ。
 「聖と俗。日常と非日常。昔はそういうもんの境界はきっちりと守られていたもんだがな」
 「啼沢川の上の方は行っちゃいけない場所なの?」「どうかなあ。どう思う?」「わかんない」「考えろ」
 「行っちゃダメって言われても、ダメな理由がわかんない。
聖と俗とか、日常と非日常とかも僕にはよくわかんない」
 「うん。そういうふうにものの境界が揺れる。だから世界の被膜が薄くなる。
薄くなるから本来別の領域にあるはずのものが私達の世界に顔を出す。そういう事だと爺さんは思う」
 「それは良い事なの、いけない事なの?」「良い悪いじゃなく、そういうものなんだ。稀代君か?」「逢沢」
 「ここはな、不思議な場所だ。元々被膜が薄かったというかなあ。
あんた、被膜の向こう、領域を超えた何かと関わってしまったんだろう?逃げるな。最後まで関わりぬけ。
全力でだ。後悔したくなかったらそうしろ。今爺さんに言えるのはそれだけだ」

 海野潮音(清水愛)、鏑木拓馬(加瀬康之)に電話をかける。
 左手で筋トレ、右手で勉強している拓馬(見習いたいなあ)、公園で待ち合わせする事にする。夕方の公園。
 昨日塾の帰りに美紀に会った事を話す潮音。「深山に?」
 1オクターブ高くなった拓馬の声に悲しい顔をする潮音(何で、美紀の話をしちゃったんだ?)。
 「猫踊りの衣装の買い物だってさ。笑っちゃうよね」「そうか」「毎年毎年衣装作るなんてバカみたい」
 もちろん拓馬は同調しない(ライバルの悪口は逆効果だ、潮音)。「うんと、私達、付き合ってるんだよね」
 屈み込んで、拓馬に口づけする潮音。しばらくして、彼女を押しのける拓馬、「じゃあ」と言って去っていく。
 潮音の瞳に涙が溜まっていく。(何て、中途半端な野郎なんだ。ある意味、お似合いの二人)
 夜、タルトを抱きかかえ、泣きながら歩いている潮音。急にタルトがうなり始める。光が現れる。
 潮音、タルトの瞳に何かが映っているのに気づく。光、去っていく。

 次の日、たなやの電気がおかしくなる。替えたばかりなのに。深山家。2時になろうとしている。
 深山父が心待ちにしているドラマの時間だ。テレビを睨みつける深山父。又、画面が砂嵐に…。
 「イーーーヤーーーーー!!又かあ!」亮介のスクーターも又おかしくなる。歩の携帯も変。深山家。
 「コラー!タケオとチヅルは、タケオとチヅルの運命はどうなったあ!」と父は嘆く。美紀の携帯も変。

 歩にトオセンボの亮介。気になるから付き合えとの事。
 「逢沢さあ、何か、なんだか良くわかんねえけど、全部自分が悪いみたいに思ってねえ」
 思い当たる節があるらしい歩の反応。歩、わっくんの事を話す。
 近くでオカカ婆がじっと二人を見てる(亮介は気づいて無いが…)。塾の潮音、携帯に拓馬からの電話が…。
 つらそうな潮音の表情。「ええと何、わっくんとの約束守れなかったからこうなってると」「そんな事あると思う?」 「オカカ婆も絡んでるみたいだしなあ」「結局そこかあ」
 亮介、十年前ぽんちょ着て長靴履いた男の子が頭屋の森に入ろうとしていたのを止めた事を思い出す。
 言われて思い出す歩。「逢沢、あん時何であんなに必死だったんだ?」
 寺の石段にリバーシブルかえる・おたまじゃくしバックを抱きしめて座っている美玖。その瞳の先には頭屋の森。

感想:あっ、今回は謎のミコシバさんへの言及が無かった。残念。
 昼メロに夢中の深山父。「冬ソナ」だって夢中になったのは何も中年女性ばかりではなかったみたいだし。
 わかるよ…。
 拓馬は美紀の方が明らかに好きなんだが、海野もキープしときたいのか。八方美人戦法かな。
 傷つけたくはないとか…。どうすりゃいいかわからんとか…。
 木の下の光の表現はもう少し考えて欲しかったかな。せっかく描写が良いアニメだから。
 あっちこっちのブログを見させていただいたら、自分いろんな事に気づいていない事を発見!
 電卓も障害のせい?車の中を通り抜けたのか、どっしるだかしっしん。自分、観察力足り無さすぎ…。
絶対少年 1
関連サイト
いみすとれーじ
まんりきの積ん録アニメ大王
月のくじら
師匠の不定期日記
燃えろ!!Amazon
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ラストラン

「ラストラン」エンジン Lap10 ☆☆☆☆
脚本:井上由美子 音楽:菅野祐悟 演出:平野眞

 神埼次郎(木村拓哉)はコースを走る。タイムは41秒726。
 予選前のセッションで39は切ってくれと菅原比呂人(青木伸輔)が言ってくる。
 ただしペースを乱されたくないので、このサーキットは使うなと釘を差される。
 このサーキットは菅原のスポンサーがお金を出していた。

 田口奈央(大平奈津美)と二宮ユキエ(夏帆)が「風の丘ホーム」まで来る。
 しかしユキエは心配かけるからと目の前に来て及び腰。
 そんな時二人は水越朋美(小雪)が近隣住民・久美(芦川よしみ)に頭を下げて「風の丘ホーム」存続を訴えているのを見る。
 朋美先生に声をかける二人。

 一方鳥居元一郎(堺雅人)は次郎の所に行く。
 次郎がレースの賞金をホームに存続に使うと言ったおかげで、
朋美先生まで近所を回って頭を下げ続けていると訴える(次郎のトレーニングに付き合いながら)。
 あなたがレースに勝たなかったらどうするんですかと言う元兄に、
次郎は勝てなかった時の事は考えていないと言う。
 一度でも負けた時の事を考えちゃうと怖くなって走れなくなると。
 元兄はこれ以上彼女を振り回すなと言う。
 「じゃ、止めたら」と次郎、いきなり元兄の体を回して後ろから抱きしめ、
「朋美先生、行くな、ガシッ、って。…気になるんでしょ、彼女の事」
 「いや、そりゃあ、少しは、気になりますよ。彼女は、いつも…」
 元兄の言葉を最後まで聞かずに、次郎、次のトレーニングへと行く。追いかける元兄。
 (元兄、可愛いぞ!ひょっとこ顔で走る元兄、超ラブリー!)

 奈央とユキエ、たこ焼きをおごってもらっている。
 朋美先生がお茶を買いに行っている間に、二人、例の保護者達を見つけ、訴えに行く。
 「逃げるの」と久美の袖を掴む奈央。久美、奈央を突き飛ばす。
 あくまで態度悪い彼女に、奈央、たこ焼きを投げつける
(この女性達があまりにカリカチュアされていて、そこが違和感。
養護施設や犯罪者の子供にひどい偏見を持っている人はいると思うけど、もっとリアルに出来なかったかな。
確かに漫画みたいな態度を見ることはあるが)。

 朋美先生と元兄があやまりに行くと言うと、
次郎がやったのは奈央達なんだから奈央達があやまるべきだと言う(正論だな。いつも結構正論を言う次郎)。
 あやまりたくないと奈央。「だって、あのオバゴンズ、ひどいんだもん」
 「武器使ったのはおまえらだろ。悪いじゃねえかよ」朋美先生「奈央ちゃん達は武器なんて使ってません」
 「たこ焼き投げたんじゃないの」奈央「たこ焼きだよ」
 「たこ焼きだぞ!そもそも何食い物投げてんだよ。
あのなあ、鯛焼きだろうが、もんじゃ焼きだろうが、拳銃だろうが一緒なの。武器使うなんて卑怯じゃねえかよ。
いや、言いたい事をどんだけ言おうが構わないとと思うけどさあ、
卑怯な事やっちゃったんだからおまえらちゃんとあやまってこいよ」
 謝りに行く奈央。
 久美「なあに、子供まで使って、こんなとこまで来て。いい加減にしてよ。
ここはあたくしのうちなんですからねえ」
 「あの風の丘ホームは私達の家だったんです。だからつい熱くなっちゃって。ホントにごめんなさい」
 久美の後ろの方の眼鏡の女性(サユリ 橘ユキコ)、それを聞いてふと胸をつかれた表情になる。
 久美、うちには来ないで、どこか別に場所を設けて言い分を言ってと言う。その時他の人達を連れて行くそうだ。

 ジムで腹筋している次郎。鏡に暗ーく、こちらを伺っている男が映っていた…。
 元兄だった。(ホラーよ、ホラー…。これが「リング」だったら…)
 「すいません、トレーニング中」「いや、全然。良いですけど。なんすか。ひょっとして俺の事好きなんすか」
 「子供達に会ってきました」「あ、そうなんだ」「みんな、あなたがレースに出るのを楽しみにしていますよ」
 「あ、ほんとう」「みんな、がっかりしますねえ。もし、勝てなかったら」「だよねえ」
 「少し心配になってきたんです。
あんなに楽しみにしていると、もし勝てなかったらその分落胆が大きいんじゃないかと。勝てそうですか?」
 「だからそのつもりですって」「素朴な疑問なんですが」「はい」「あなたは普通の神経の持ち主ですよね」
 「ホントに素朴ですね」「しんどくないですか。そんなに勝つことばかり考えて」…
 「えらいしんどいよ。しんどくても俺、それしかやり方知らないから」「あなたにとって勝つ事が守る事なんですね」 「分かったような事言っちゃって、もう」
 「勝ってください!
「風の丘ホーム」の事がどうとか、子供達とか、朋美先生とか、全部抜きにして、
あなたに勝って欲しいと思ったんです。
男として。…勝ってください!レースに」
 うなづく次郎。差し入れの飲み物を差し出す元兄。こぶしを打ち合わせようと上げる次郎。こぶしを上げる元兄。 こぶしとこぶしをぶつける二人。(元兄にとっては痛かったらしいが…)

 説明会の準備をする朋美先生と春山万里夫(角野卓造)。一方、予選前のセッション。
 比呂人が人目を気にしながら、次郎のマシンに近づく。
 比呂人がマシンに触っているのを見て声をかける伊吹テツヤ(石垣佑磨)。
 大先輩のマシンはどんなセッティングかなと思ったんだそうだ。説明会には時間になっても人が来ない。
 鳥居先生が来る。次郎、マシンがスピンし、止まる。そのまま又走り始める次郎。
 鳥居先生はねばってみたいと思ったと言う。一人、住民が現れる。あの眼鏡の人だった。
 誰も来ないと報せに来たのだ。みんなで示し合わせているそうだ。
 彼女は「風の丘ホーム」に賛成しているわけではない。ただ奈央達の顔が浮かんできっちゃったんだそうだ。
 その場で倒れこむ朋美先生
(朝から晩まで、雨が降ろうが、槍が降ろうが(振ってないけど)、風の丘ホームのために頑張ってたから)。
 次郎のタイムは38秒281だった。
 次郎、マシンがおかしいのに気づいていただろうが、何も言わない(指、脱臼。ちょっと問題)。テツヤが気づく。  思い浮かぶのは次郎のマシンに近くに居た菅原。菅原、一之瀬新作監督(泉谷しげる)に呼ばれる。
 スタート前とブレーキバランスが違っていたのだ。やめると言って来る菅原。
 スピードスターレーシングから誘われていたそうだ。

 風の丘ホームで寝かされている朋美先生。その部屋に来る次郎。朋美先生、次郎の指に気づく。
 大丈夫かと言う彼女に、全然平気と次郎。強いて言えば指きりはお預けって感じだそうだ。
 にっこり笑って頭を枕につける朋美先生。
 末永たまき(岡本綾)が言っていた引退がかかってるという言葉が気になり、次郎にきこうとするが、
次郎は座ったまま寝ていた。

感想:嗚呼、元兄、可愛い~!!身もだえしちゃう~!可愛い元兄が沢山見れて満足です。
 次郎、結構まともですよね。
 世間で考えられている常識ではなく、自分で考えて、正しいと思うことを言っている。
エンジン DVD-BOX
エンジン オリジナル・サウンドトラック
関連サイト
どらま・のーと 
 

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ハイアー・ザン・ザ・サン

「ハイアー・ザン・ザ・サン Higher Than The Sun」交響詩篇エウレカセブン 第10話 ☆☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 コンセプチュアルデザイン:宮武一貴 音楽:佐藤直紀 脚本:野村祐一 絵コンテ:山本秀世 演出:原口浩 作画監督:真庭秀明

 悪夢を見るホランド(藤原啓治)。思わず目を覚ました目の前にはあの光る瓶。
 寝ているタルホ(根谷美智子)に近づくと「しっかりしてよ、レントン」と寝言を言うタルホ。
 ハッとしてあとずさるホランド。ラジオをつけると、地殻変動のニュースが。
 ハッブ(山口太郎)の所に駆け込むホランド。

 考え事をしながらアイロンをかけるレントン(三瓶由布子)。
 案の定タルホの軍服らしきものを焦がして穴を開ける。ブツを隠すレントン。
 そこにギジェット(水沢史絵)とムーンドギー(宮野真守)。
 どうやらレントンはお店ボンマルシェの会計をしているらしい。良い波が来る事をムーンドギーが教えてくれる。

 良い波は南半球でレイラインにのっていては間に合わない。

 タルホ、ボンマルシェで飲み物を買う。しかしレントンがいず、勝手にレジを開けるとそこにあの軍服が。
 複雑な思いで見て、それをゴミ箱に捨てる。

 ニルヴァーシュのお手入れ中のレントン。そこでサイレンが鳴り「弾道飛行準備中」の文字が流れる。
 大気を飛び越えるのだ。無重力状態になる月光号。窓を覗くと自分達の世界が。
 でかい台風のようなグレートウォール。
 覗くレントンの近くに憂いを秘めたエウレカ(名塚佳織)の顔(と背中に胸の感触が…)。
 「もしこの時、このエウレカの瞳が語っていた事を僕が理解していたら、
もしかしたら僕らはあんな結末を迎えなくてもすんだかもしれなかったんだ、姉さん。
 でも、でも、今はこれだけは言わせて欲しい。無重力、万歳」

 ドミニク(山崎樹範)の報告を受けるデューイ(辻谷耕史)。シウダデス・デル・シエロでの事の報告だった。

 月光号はマナアキ基地にいた。今は廃墟だ。

 レントンにみんなの所には行かないのかときくエウレカ。エウレカはここにいるそうだ。
 レントンは「今日は無重力万歳だから」、ここにいるそうだ。
 エウレカがニルヴァーシュのパーツに手をかけ止まっちゃったのを見て、
レントンはきつくて回らないのだろうと思い、自分が回してやる。
 その手に手を重ねるエウレカ。赤くなるレントン。「声、届かない」
 その二人を見て「ったく。見せつけてるんじゃねえよ」とホランド。
 「ホント。よりにもよっってこんな所でね」とタルホ。過去。
 上だけ軍服を羽織っているタルホを抱きしめる軍服姿のホランド。「連れてって。私を攫って、ホランド」
 一方、エウレカは放心したような悲しい瞳で空を見上げていた。
 しかし発情期のレントンにはその瞳は目に入らない。
 目の前の少し開けられたエウレカの魅惑的なくちびるだけが彼の目には映る。
 「ゴメン、俺もう、しんぼう、たまらないよ…」唇を寄せるレントン。「バラしちまえよ」
 ウォズとパーツを運んでいるジョブス(志村和幸)だった。レントン、びっくりして頭をニルヴァーシュにぶつける。  「バラしちまった方が楽になるぞ、レントン」去っていく二人。「レントン大丈夫」
 「平気、ぜんぜん。だってエウレカのためだから。君のためだったらこんなの…。
だって、俺、エウレカの事が…ス、ス…」
 「バラしちまえば、すっきりするぞ」とウォズ(長島雄一)、今度も又荷物を運んでいく。
 「何かバラした方が良いの?」「いえ、バラせません。やっぱりバラせません」
 ホランドとタルホは過去に傷ついていた。逃れられない過去。逃げたいとホランド。私からもとタルホ。
 うぜえよとホランド。立ち去ろうとするタルホを捕まえ、抱きしめるホランド。「頼む、忘れさせてくれ」

 波は結局来なかった。タルホ、わざとこの想い出の地に下りたらしい。
 「どうでもよかったくせに、波なんて。忘れられるわけないじゃない。忘れていいわけない。忘れるつもりも無い。だからあの子を迎え入れたんでしょ」

 デューイ、アネモネ(小清水亜美)に会う。彼女は鼻血を流し続けていた。

感想:アネモネって、エウレカと同じような存在かな。アネモネはデューイを慕っている。
 デューイはアネモネをゲッコーステイトにぶつけるつもりらしい。グレートウォールって何だろう。
 レントンとその姉の謎はいつわかるのかな。
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ニルヴァーシュ
ニルヴァーシュ type ZERO
交響詩篇エウレカセブン Voice I-doll エウレカ
交響詩篇エウレカセブン 2
これでエウレカ世界については完璧
交響詩篇エウレカセブンまとめ@2chアニメ板
関連サイト
KenjiMのブログ~アニメと野球と音楽と
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子は鎹

「子は鎹」タイガー&ドラゴン 第11話 ☆☆☆☆
脚本:宮藤官九郎 音楽:仲西匡 「タイガー&ドラゴン」クレイジーケンバンド 演出:金子文紀

 山崎虎児(長瀬智也)が出所した。出迎えはチビT(タケシ 桐谷健太)のみ。
 その足で竜二の店「DORAGON SODA」に行ったらものすごくはやっていた。
 代官山と下北に支店を出している。リサ(蒼井優)は銀次郎(塚本高史)と別れていた。
 銀次郎は正式に二代目になり、ウルフ紹介の組長梶力夫(橋本じゅん)が銀次郎の舎弟になっていた。
 リサとドップリやくざの銀次郎とは住む世界が違くなってしまったのだ
(リサの性格、わりと姐さん向きだと思うが)。

 一方、林屋亭どん太(谷中竜平 阿部サダヲ)は抱かれたくない男ナンバー1の地位をジャンプ亭ジャンプに奪われ、
へこんでいた。
 テレビでもジャンプ(淡島ゆきお 荒川良々)の方が長く映っていた。
 谷中竜二(岡田准一)は林屋亭どん兵衛(谷中正吉 西田敏行)の前でお稽古。
 そこに沙耶(椎名明音)が「見て、見て、お爺ちゃん、アンパンマン」と言ってはがきを持ってくる。
 それは虎児の出所報告。小百合ちゃん(銀粉蝶)が隠していたのだ。どん兵衛は虎児の話になると怒るから。

 虎児とチビTが雷門に行くと、おでんやの半蔵(半海一晃)がおもちゃを売っていた。
 そこに仕事でメグミ(伊東美咲)が来た。泣き出すメグミ。辰夫の店に行く皆。
 辰夫は浅草サンバカーニバルでペア組んだ縁でブラジル人のアニータ(Marcy Costa)と結婚していた。
 メグミは今でも竜二と付き合っていた。竜二がどん兵衛の名を継ぐ事を聞く虎児。
 どん兵衛は二代目林屋亭小虎になっていた。

 虎児に会ったジャンプから話を聞く林屋亭一門。
 落語協会の事もあるから、簡単に虎児を許すわけにはいかないのだった。

 虎児は新宿流星会に行く。働かせてくれと頼む。しかし日向(宅間孝行)がダメだと言う。
 眉間に皺を寄せてにらみ合う田辺ヤスオ(北村一輝)、梶、虎児、日向。銀次郎は虎児にアニキと話しかける。  似合わない事はしてくれるなと。そのまま林屋亭の前に行く虎児。沙耶と太郎(江本花琳)が遊んでいた。
 沙耶は虎児の事を忘れていた。夕食中の林屋亭一門。そこに太郎がロレックスの時計を持ってくる。
 怖い顔したおじさんにもらったそうだ。小虎だと急いで外に出る一門。誰もいなかった。

 林屋亭を訪ねてくるけんちゃん(笑福亭鶴瓶)と水越小春(森下愛子)。結婚の報告に来たのだ。
 けんちゃんから虎児が組にはいない事をきく正吉。街中で虎児らしい者を見る竜二。
 竜二とどん太、ついに虎児を見つける。

 竜二の襲名披露。舞台には林屋亭一門と一緒に虎児がいた。

 喫茶店。虎児と竜二。いきなり「子別れ」を話し出す虎児。虎児は刑務所で落語の勉強をしていたのだ。
 しかし刑務所では言葉の意味を教えてくれる人がいない。「かすがい」の意味を教える竜二。

 高座の虎児。「子は鎹」を始める。「子別れ」の前半だけなら「子は鎹」と言うんだそうだ。

 竜二達から虎児がバスガイドパブで働いている事をきく正吉。タクシーで行く。
 虎児は土下座して一門に入れてくれと頼む。正吉も土下座して私の弟子になってくれと頼む。
 抱き合って泣く二人。

 「タイガー、タイガー、じれっタイガー」

感想:いや、ハッピーエンドで良かったです。みんなそろって大団円。
 まあ、やくざの道は厳しいですが…。
(竜二よりジャンプ亭ジャンプの方が落語がうまそうな…。
虎二はお客さんのいじりがうまいし、いいセンいくかも…)
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約束の重さと夢の軽さ

「約束の重さと夢の軽さ」絶対少年 第5話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 演出:近橋伸高 作画監督:牛島勇二 

 竹林。切られた竹の切り株(?)に止まる蝶。「次、あむだよ」(竹内順子)「うん。た、狸」(並木のり子)
 「うっ、きーりぎりす」「す…すずめ」「めだか」「えっと…、傘」「さー、財布」「ふー、ふた」「たこ」「鯉」
 「いー…、いーと巻き」「き…、きつね」「ね、ねこ」「うんとー、コンピューター」「なに?」「コンピューター」「何それ」 「テレビとかビデオとかそういうみたいなの」「それ、知らない」「えっー、テレビだよ」「何?」「アニメとか見ない」  「知らない」「テレビないの?」「知らない」「次、た!コンピューターのた!」「たんぼ」「ボーナス」「何?」「えっー」 …「帰る」「わかった。又明日ね」「あのね、わっくん…

 夕方。わっくん、大きめの石を川にうんしょっと落とす(ダムづくりか?)。水が逢沢歩(豊永利行)にかかる。
 「ごめんなさい」「気をつけようね」「うん!」又石を川に落とすわっくん。水を覗き込み嬉しそう。「楽しい?」
 「うん!…帰る?」「そろそろかな」「じゃあ、又…」「ねえ、いつも僕が帰った後ってどうしてんの?」「遊んでるし」 「どこで」「ここ」「ここでずっと?」「あむ、又明日!約束だし」

 たなや。外にバイクが止めてある。出てくる阪倉亮介(斎藤泰央)。
 「おまえさあ、最近どうしてんの?毎日啼沢川の上の方、行ってんだって?」「だったら、何?」
 「な~んか、隠してねえ」「別に」「逢沢!」「初めて名前呼ばれた」「いや、そこはいいから。で、どうなのよ?」  「ほんと、別に。てか、隠すとかじゃなくって言わなくても良い事だと思うけど」「いや、そりゃあれだ」「どれ?」   「須河原に嘘ついた。俺にも嘘つかれるの気分悪い」
 「嘘なんてついてない。啼沢川の上流に河童はいない。いないと思う。オカカ婆は一度見た。そんだけ」
 「他には?」「ないよ、何も」「うそ臭い」「そう思うんならそれでいいよ」去っていく歩。

 夜。深沢商店のシャッターを閉めようとしている美紀(三橋加奈子)。
 鏑木拓馬(加瀬康之)が現れて、ちょっといいかときく。散歩の途中だそうだ。「いいのかなあ」
 「息抜きぐらいはしないと」
 「そうじゃなくて、たっくんは海野と付き合ってるでしょ」と美紀が言うと、
拓馬には付き合っているつもりはないらしい。
 拓馬によると美紀が阪倉や歩と付き合っている意識が無いのと同じだそうだ。
 しかし美紀は阪倉や逢沢君は美紀と付き合ってると思ってないが、海野は付き合ってると思っていると言う。
 「どっちだって良いよ、そんな事」と言う拓馬に、「私、戻るね」と美紀は家の中に入ってしまう。

 雨。父親の稀代秋之(浜田賢二)に診察室に呼ばれる歩。そこには潮音(清水愛)がいた。
 愛犬タルトの薬を貰いに来て、ついでに呼んでもらったそうだ。「タルト!可愛いでしょ。…犬嫌い?」
 「そんな事ないけど。何か用」「用事が無かったらあっちゃダメ?」秋之が潮音を呼ぶ声。
 「ちょっとここ持っててもらえる?」と潮音、キャリーバッグ(って言うんだっけ?)のふたを歩に持ってもらう。
 タルトを入れ、歩の手に重ね(歩、急いで手をどけるが)、そのままふたを閉める潮音。
 そして彼の手を掴み、胸元からメモを取り出し、歩に渡し、「後で見て」と耳元でささやき、去る。
 メモにはケータイの電話番号とメアドが書いてあった。
(歩を当て馬にするのは止めろ!どっちに対するものかは知らないが。
幸い元々大変にエネルギーが少ない状態の歩には他に気になることもあるしで、あまり効かないが)
 秋之が現れる。「おまえ、いつもあんな調子なのか?」「えっ」
 「愛想が無いというか不器用と言うか端で聞いててハラハラするな」「興味ないから」
(親としてはハラハラするな。どうすりゃいいかわからないし)

 雨の中、マウンテンバイクを必死にこぐ歩。たなやの前で雨宿り。
 中では藤堂麻子(水野理沙)が「猫おどり弁当 当日 特売のお知らせ」のちらしをコピーしていて、
商売に抜かりは無い。
 歩に気づいて中に入れる。「こんな雨の中どうした?」「出た時はちょっと小降りになってたから」
 「止むの、待てなかった?頑張りすぎは結局終わりを早めるだけかもしれないね」「そんなんじゃない」
 「行きたいのなら良いけど、それが義務になっちゃうと駄目だよねえ」(大人の女だ、麻子さん)。
 外では合羽着た亮介がバイクに乗って歩を見張ってる。
 啼沢川の上流では雨の中、石を川に入れているわっくん。歩は父親に電話して迎えに来てもらう。
 わっくんのダムは川の流れに流されてしまう。牛小屋で休むオカカ婆、何かに気づいたのか顔を上げる。
 歩は家に帰り、啼沢川に行くのは止める。寝ている歩の部屋の前に現れる光。

 次の日、晴れた啼沢川の上流に行く歩。わっくんはいない。土手を登って戻ると、そこに亮介がいた。
 エンジン切って、歩に気づかれないように引っ張ってきたそうだ。
 「おまえ変わってるよなあ。猫追っかけまわしてて周りから普通じゃねえって言われる俺がそう思うんだ。
相当変だってなあ」
 「知ってる。よく言われるから」
(亮介は軽く言ったんだろうけれど、元から歩はそう言われて浮いた存在だったんだろう。
変=悪い事では無いんだけどな…。孤立はつらいよな)
 亮介、マウンテンバイクを走らせる歩をスクーターで追っかけながらしつこく教えろとせまる。
 しかしロクにはばまれ、追跡は阻止される。(嗚呼、ストーカー亮介)

 夕方、バスに乗る潮音。美紀に気づき、他に席があるが、美紀の前に黙って座る。美紀、潮音に話しかける。
 潮音は塾の帰りだそう。美紀は猫おどりの衣装用の布を買いに来たそうだ。
 潮音にとってはお祭り自身がめんどくさいそうだ(気持ちはわかるが、面白い事は自分で作らないと…)。
 話が途切れてしばらくして、「ねえ…、わたし…、あんた嫌い」と潮音が言ってくる。
 苦笑して、前髪を息で吹き飛ばす美紀
(苦笑するしかないよね、なぜかわかっているし。美紀にはどうしようもないし)。

 夜、星を見上げる歩。見事な銀河(都会では残念ながら見れない)。

 他人の墓の枯れた花を取ったりしている美玖(斎藤千和)。
 見ている歩に手伝えと言う(さすが、プチ霊感少女。ご先祖達の供養は忘れない)。
 墓掃除が終わり、わっくんの事を聞いて来る美玖。会えなくなっちゃった事を知っている。
 「わっくん、待ってた時間が長すぎたんだ。歩と会う前も、会ってからも」「で?」
 「あたしが聞いてるんだってばあ。どんな感じだよ」
 「おとといは行けなかった。昨日行ったらいなかった。何か取り返しの付かない事したような気がした。
今日もいなかった。どうしようと思いながら、どっかでホッとしてる自分がいた。もう…」
 「おまえ良い奴だな」「そんなんじゃない」(褒め言葉を即座に否定するのは私も同じ…。似てるぞ、歩は…)
 「歩はなんでそんな一生懸命になった?」「待ってたわっくんは僕と同じだったから」
 「歩は大丈夫だ。みんな見てるから」「みんなって」「みんなはみんな」
 歩は気づいていないが、歩の瞳に映っている何か。それは空高く飛ぶ。
 たなやでは鈴木平五郎(宝亀克寿)が買い物をしている。
 その荷は御子柴さんの都合が付いたら平五郎さんに届けるそうだ。たなやの外で待っているロク、何かを見る。 「世界の被膜は薄くなってますか?」「今何と」「平五郎さんよく、口癖みたいに言っているから」
 「口癖か。口癖になっちゃいかんな」

 動物病院にロクを連れた平五郎が来、歩と出会う。「どうした?河童に尻子玉を抜かれたような顔をして」
 「河童はいない」「河童はいない、そうか」「いない」
 「いないと思う、ではなく河童はいないと明言する。面白いな。
世界は人が考えるより遥かに豊かで複雑で、そしてもろい」
 「おじさん、霊感が強いとかそういうの?」
 「霊感とはそもそも感じだなあ。印象とか雰囲気とか。そんな曖昧なものに興味は無い。事象の蒐集と分析。
そして考える。起こってしまった事、起こる事、全ての事には意味がある。
全ては必要なプロセスなんだ、と爺さんはそう思う」

 皿を洗いながら平五郎の事を父親にきく歩。噂は3パターンあるそうだ。「元大学教授」
 「元ノンフィクションライター」「流れ者」「流れ者って?」
 「ここに来る前がわからないから、そうする事で分かった気になって、安心できるんだろ」
 母親が電話欲しがってたと歩に伝える父親。「えっ、父さんと母さんって連絡取りあってるの?」
 歩がいるし、母さんは心配性だからと父さん。「そうかあ。そうなんだ」

 夜。車を走らせている須河原。ラジオを聴いている。横浜市旭区でUFOの目撃情報が一杯あるそうだ。
 UFOといってもちっちゃくって、大型のホタルとか人魂とかそんな感じ。そこまで聞いて録音を始める須河原。
 ホタルは綺麗な川の側、人魂は墓地。目撃されたのは団地とからしくてUFOということになったとか。

 母、淳子(山像かおり)から電話。
 お母さんがこっちに来た時、ポンチョ着てゴム長履いた男の子を見た事なかったかをきく歩。見た事あるそうだ。 とっても可愛い子だそうだ。それは歩の事だった。驚く歩(気づいていなかったんだ…)。ぶつかったような音。
 窓に光が。二つの光、遠ざかっていく。

感想:ひたすら好き。世界がリアルに立ち上がっているからかな。視点の切り取り方も工夫してるし。
 キャラも枠にはまっていない感じで、その微妙さが…好き。
 言葉も耳に残る感じで。説明過多で無い分、想像する楽しみもある。
 何かこのアニメにひたっていると、ブワッとこのアニメの世界が広がって、こっちに迫ってくる感じ。考えすぎか? 文章でも何でも雰囲気が好きだから、私は。
 「みりおんだらー・べいびー」だって、前半、細かく神経が行き届いて、抑えた描写だなと思い、
これは良さそうな映画だと思ったとたんに、涙が流れるほど、雰囲気に弱い私だ。
絶対少年 1
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混沌の怪物

「混沌の怪物」MONSTER モンスター CHAPTER36 ☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:筆安一幸 演出:鶴岡耕次郎 絵コンテ:森田宏幸 作画監督:井上鋭

 ハンス・ゲオルグ・シューバルト(羽佐間道夫)の屋敷前で待つDr.ライヒワイン(永井一郎)。
 シューバルトはカール(関智一)にライヒワインの様子を聞いて、会うことにする。

 シューバルトはライヒワインがヨハン・リーベルトの事で来た事がわかっていた。彼は完璧すぎるのだ。
 ライヒワインはヨハンの事を話す。
 「君はヨハンが蟻の行列をいじくるように遊んでいると言ったね。蟻の行列か…。
私が世間でなんと呼ばれているか知っているかね。そう!“バイエルンの吸血鬼”だよ。
私はその呼び名を喜んで受け入れた。自己を極めようとすると、なぜだかどんどん大きくなるんだよ…。
私の中の怪物がね。ところがどうだ?呼び名はたいそうなものだが、私はこんなにちっぽけだ…。
今思えば、私も蟻の行列をいじくるようになりたかった。こうやってね…(シューバルト、指を動かす)。
私がなりたかったものに…、彼はなろうとしている。“誰がその怪物のようになれるのか”
“誰が怪物に逆らって戦うことができるのか”」
 「ヨハネの黙示録…ですか」「その怪物を倒せるのは…さらなる怪物だけじゃないかね?」

 ニナ・フォルトナー(能登麻美子)はロッテ・フランクに自分がミュンヘンを3時に発つつもりであるという伝言を残す。

 シューバルトはカールをセレモニーの場から屋敷に帰す。

 ルーディ・ギーレン(菅生隆之)はルンゲ(磯部勉)にヨハンと天馬賢三の事を訴えるが、ルンゲは軽くあしらう。  彼はヨハンといわれる人物はテンマの頭の中にいると思っていた。
 テンマに狙撃銃を売った人物が調べられている。
 ルンゲは狙撃銃を手に入れたテンマとその頭の中のヨハンになったつもりでシュミレーションする。
 「私は…混沌…。混沌が好きだ」
 テンマはシューバルトを狙っていると結論する。
(彼が経済界の要だから?この地での一番の重要人物だから?)

 ライヒワインは新聞でシューバルトの蔵書寄贈セレモニーを知り、そこにテンマがいると直感する。
 ディーター(竹内順子)も走るライヒワインを追いかける。

 テンマ(木内秀信)はヨハンを銃の照準内に捕らえる。

 駅の構内。ニナに会いに来たロッテ・フランク(氷上恭子)、例の絵本をニナに見せる。

感想:頭の良い筈のルンゲが自分の考えにがんじがらめ。困りましたね。
 一代でここまで大きくなったシューバルトですから、普通の人より洞察力が高いと期待して良いでしょう、
たぶん…。
 この一連の事件がおさまったら、次はチェコね。諸悪の根源のような絵本。

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NANA 11

「NANA 11」矢沢あい ☆☆☆☆

 ブラックストーンズはみんなで所属事務所の寮に移る。
 寺島伸夫の隣の部屋はAV女優の香坂百合で大崎ナナは無理矢理部屋を替えさせる。
 ハチを取り戻せと言うナナにノブはあいつの事はあきらめたと言う。
 ハチとどう繋がればいいかわからないナナはショックを受け、体の調子がおかしくなる。
 ノブはナナの異状に高木泰士を呼ぶ。
 「大丈夫だ…。心配するな…。ずっと付いててやるから…。おれはどこにも行かねぇよ…」
とナナを抱きしめながら言うヤス。
 その様を見た女性が過呼吸ではないかと言う。
 彼女美雨(ミュー)は売れない女優で、ノブの隣人、彼女も過呼吸になる事があった。
 病院に行ったナナは医者に不安を訴える。医者は一度精神科に見てもらうと良いと言う。
 ショックを受けるナナ(彼女は過呼吸がどういうものか知らなかった)。
 待合室で待っていたノブは「先生 何て?」てきく。「やっぱり頭がおかしいって」と笑顔で言うナナ。
 後ろから諸星銀平ちゃんが殴る。「あんたは人よりデリケートなだけよ。別におかしな事じゃないわ」
 ナナは軟弱な自分が嫌いだった。

 ナナ達のゲリラライブ。ナナはメールで小松奈々に知らせる。
(しかしノブのパンクな格好は実態を知ってるだけに似合わないと思っちゃう)

 生放送の歌番組「ミュージクスタジオ」にブラックストーンズとトラップネストが出る事になる。
 ナナの控え室には本城蓮がいた。レンはナナにプロポーズする。
 それには無理と言い、皆の所に行ったら、
レンがナナの控え室から出てくるのをヘアメイクの森尾美加さんが見ていて、皆にばれる。
 ヤスが動揺するどころかレンを心配しているのを見て、
ナナはヤスはあたしよりレンとの絆の方が強いんだと感じる。

 ハチがブラックストーンズのみんなを花火大会にメールで誘う。取材を断り行く事にするブラスト。
 ハチは行く途中でお腹が減りジャクソンバーガーに入る。そこには遠藤章司がいた。
 複雑な思いを抱え、ブラストのみんなに会いにいけなくなるハチ。

感想:週刊SEARCHのヘッド、
工藤さんがナナの母親らしき人物の前に現れたという事は母親の事が世間でクローズアップされるっていう事? それがショックでナナ失踪とか…。しかしナナは危なっかしい。レンもマリファナやってるし…。
 煙草もハッパも止めた方がいいに決まっているが、頼ってしまう精神状態なのだろう。
 ナナは自分で勝手に孤独にしている。それだけ幼少期の事がショックで、人を信じきれない。
 ハチが何にも気にせず、ナナの所に入り浸れば良かったんだけど、ハチもそこまでがさつでは無いわね…。
 ヤスもノブも岡崎真一も良い感じの奴らなんだが…。
(シンちゃんも危ない感じだが、ナナよりは大丈夫かな?乗り越えてくれ!
大変な人にガンバレと言うのはまずいか。共感の方が良いのか)

Nana 11
矢沢 あい
集英社 (2004.8)
通常24時間以内に発送します。

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あとむの正直日記
+アイノトビラ+ ブログ

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火葬

「火葬 The Cremation」クリストファー・プリースト(Christopher Priest) ☆☆☆☆
SFマガジン4月号より

最後まで書いています。注意!

 グライアン・シールドにとって個人の火葬に参列したのは、これが初めての経験だった。
 彼の国では火葬が行われるのは滅多に無かった。
 六週間前に腰を落ち着けた島フルートからここトリンに来てまだ数時間しか経っていなかったが、
すでにカルチャーショックを味わっていた。
 グライアンは一人の若い女性があけすけな視線をこちらに向けているのに気づく。
 彼は故郷でのもつれた女性関係から逃げ出してここに来ていて、
禁欲生活を自分に課したことで物事がよい方に動いていたのだったが、彼女に強い欲望を覚えてしまう。
 女の名はアラニア・マーシア。彼は彼女について行ってしまう。

 彼女によると故人はスライムという虫に咬まれて死んだので火葬にしなければならなかった。
 スライムの雌は寄生虫として幼虫を植えつけることの出来る宿主を探す。
 宿主は通常、動物の死体や落果、あるいは朽木の中だったが、生体でも可能であった。
 スライムは体長およそ15センチ、体毛に触れると痛みを伴う発疹が生じる事がある。
 極端に柔軟でおそろしく素早かった。グライアンはこの虫が病的に嫌いだった。(そりゃそうだろう)
 彼がフルートを落ち着き先に選んだ理由の一つはこのスライムがあまりいないからであった。
 アラニアが彼を導いた場所は有名な景勝地で、
少数の人間の私有地なので多くの人間が見られない所だった。
 彼女はあからさまに誘ってくるが、彼はそのような彼女が嫌になり、元の所へ戻ろうとする。
 しかし道がわからない。結局戻る。
 戻ってきた彼に彼女は「あなたはわたしとセックスすることと、わたしの一族が所有しているお金のことと、
わたしたちから奪い取るためのあらゆるもののことを考えていたのよ」などと言う。
 「わたしたちは復讐が好きなの」かれには島の習慣がわからず、彼の国は長い間島を搾取していた。

 屋敷への帰り道、のどが渇いたと言うグライアンにアラニアはそこに生えている果物を示す。
 スライムが巣をこしらえている木に生えるピュスライム。
 アラニアによると島ではもう友だちではないふたりの人間が、ピュスライムを一緒に食べる事で、
許しを示すんだそうだ。
 アラニアはおいしそうに食べるが、彼は食べる事を拒否する。
 屋敷に着いた彼に故人の長男ファーティンが会いたがっているとの伝言があり、
屋敷を出ようとしても使用人達が屋敷から出してくれない。
 のどが渇いた彼は水を飲ませてくれと頼むが無視される。とうとう彼はあの果物を食べる。
 非常においしいものだった。黄色くて丸い芯も食べてみる。
 おいしかったが、果肉が歯や口蓋にくっつきがちで、小さく黒い種は硬かった。
 噛み砕いてしまった種は苦くて腐敗臭がした。
 果肉の一部は喉を下っていったが、残りは歯にべとついていて、舌で種があちこちにあるのが感じられた。
 顔をあげると庭は弔問客でふたたびいっぱいになっていた。
 ファーティンに妻アラニアとの事を問いただされるグライアン。
 そしてピュスライムを食べてもらえば出て行けるとファーティンは言ってくる。
 グライアンはもう食べたと果実の残りを見せる。「なんてこと、この人、やちゃった!」とアラニアが言う。
 ファーティンが果物に火をつけると、種子は丸くなり、のたうち、急激に縮み上がり死んだ。
 人々の大半はあとじさりをはじめていた。
 グライアンの全身を耐え難い苦痛が走りぬけ、思わすのけぞり、空を見た。飛行機雲が螺旋を描いていた。

感想:文章がうまい。雰囲気だけで読ませる。不安感一杯。
 アラニア、いかにも運命の女って感じで最後まであやしさ満点。
 しかし確かに所変われば習慣が変わるわけで、知らない間に危険な雰囲気ということは現実でもありうる。
 知らないってこわい。でも全てを知るのは無理。知る努力はしないとね。
 グライアンの立場としてはあれで精一杯か。そもそも女関係のもつれで国を逃げ出したのがまずかったのか。
 いや、しかし、気の毒。この手の虫は確かにおぞけが走るよね。

奇術師
奇術師
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.22
古沢 嘉通 / Priest Christopher
早川書房 (2004.4)
通常24時間以内に発送します。

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ミリオンダラー・ベイビー

「ミリオンダラー・ベイビー Million Dollar Baby」2004 2h13米 ☆☆☆☆☆
共同製作・監督・音楽:クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)共同製作・脚本:ポール・ハギス(Paul Haggis)原作:F.X.トゥール(F.X.Toole)短編集「Rope Burns」より

最後まで書いています。注意!!記憶で書いているので間違いはあるかと思います。

 フランキー・ダン(クリント・イーストウッド)はボクシング・ジムを経営している。
 彼は血を止めるのがうまいカットマンとして有名で今はビッグ・ウィリー・リトル(マイク・コルター Mike Colter 黒人特有の魅惑のボイス)のトレーナーもやっていた。
 しかしタイトル・マッチをなかなか許してくれないダンの元をウィリーは去っていく。
 その頃ダンの前に現れたのが女性ボクサーのマギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク Hilary Swank)だった。
 ぜひトレーナーになってくれと言う彼女を断るダン。しかし彼女はジム費を半年分払ってやってくるようになる。
 ジムに住み込みで働いているスクラップ(モーガン・フリーマン Mogan Freeman)は夜遅くにサンドバックの音を聞く。
 マギーだった。彼は彼女にサンドバックへの対し方を教え、次はスピードバックをやればいいと言う。
 彼女はスピードバックを知らなかった。彼女にフランキーの古いスピードバックを貸すスクラップ。
 彼女はウェイトレスで稼いだ金で新品のスピードバックを買い、誕生日の日もトレーニングを続けた。
 彼女は32になった。彼女は13の歳からウェイトレスをして働いている。
 父親は死んでいて、母親はトレーラー暮らし(トレーラー暮らし=貧乏では無いだろうけれど、この場合はそう)で、
弟は刑務所、妹は不正に生活保護を受けている。
 彼女にはボクシングしか無いのだ。それを知ったフランキーは彼女のトレーナーを引き受ける。
 しかしそれは本気で自分がずっとやっていくという事ではなかった。
 フランキーはマネージャーのサリー(ネッド・アイゼンバーグ Ned Eisenberg)に彼女を預ける。
 しかしサリーが別の試合のために彼女を犠牲にするつもりだと知り、試合中の彼女の元に駆けつけ、
結局彼が彼女のマネージャーとなる。
 それから二人の快進撃が始まる。
 英国チャンピオンとの試合、フランキーは彼女に「モ・クシュラ Mo Cuishle」と刺繍した緑色のガウンを贈る。 モ・クシュラはゲール語だったが、フランキーは意味は教えてくれなかった。
 しかし試合を見に来たアイルランド系の人々はゲール語の刺繍に彼らの色、
緑色のガウンをはおったマギーに熱狂する。
 彼女は英国チャンピオンに勝つ。マギーは家族に家を買ってあげる。
 しかし母と妹はこれでは生活保護を受けられなくなると喜ばなかった。
 彼女は家の名義には誰の名前も書いてないから、売ればいいと言って去る。
 マギーにタイトル・マッチの話が来る。
 相手はドイツ人ボクサー青い熊ビリー(ルシア・ライカ Lucia Rijker キネ旬に載ってったかがわてるゆきさんの記事によると17戦全勝14KOの天才オランダ人ボクサーだそうである)、
汚い手を使う事で知られていた。
 案の定汚い事をしてくる彼女。フランキーはマギーに反則なのだが坐骨神経を痛めさせる事をしろと言う。
 その通りにする彼女。
 休憩(?)の時間になり、椅子が横向きに出され、マギーが観衆の声援に応えていた時、
ビリーが後ろからマギーを殴った。
 マギーは椅子に首を強打し、第一頚骨と第二頚骨を完全につぶしてしまう。
 一生、首から下は動かない身になる。
 マギーの家族が来る。遊園地で楽しんできましたという格好で。
 彼らは彼女に病院の費用で取られてしまうかもしれないから、
家の権利を母親(マーゴ・マーティンデイル Margo Martindale 最近アメリカで低所得者は多種多様な食材を買えないから太りやすいとかいう記事を読んだ気がする。この母親もジャンクフードばっかり食べていたのだろうか)に譲れと弁護士(Tom McCleister)を連れてきたのだ。
 マギーは病院の費用は拳闘協会が払ってくれるから大丈夫だと言うが、
母親はサインのためにマギーの口にボールペンをくわえさせる。
 彼らを出て行かせるマギー。マギーの片足が壊死し、その足を切除する。
 彼女はフランキーに死なせてくれと頼む。
 フランキーにはそんな事は出来なかったが、彼女は自分の舌を切って死のうとした。
 フランキーは神父(ブライアン・F・オバーン Brian O’Byrne)にその事を打ち明ける。
 神父は「神の事も天国の事も地獄の事も考えるな。そんな事をしたらあなたが自分を失くしてしまう」と言う。
 しかし結局彼は注射針を持って夜中、彼女の病室に行く。
 「モ・クシュラ」とは「愛する者よ。お前は私の血」という意味だと教え、彼女を死なせる。
 病室から出て行くフランキーを物陰から見送るスクラップ。ジムでフランキーの帰りを待つスクラップ。
 そんな時思いがけない人物が来る。
 ジョレル・バリー(アンソニー・マッキー Anthony Mackie)に散々やられて去っていったはずのデンジャー・バーチ(ジェイ・バルチェル Jay Baruchel)が帰ってきたのだ。
 しかしフランキーは消えてしまった。スクラップはフランキーの長い間疎遠になっていた娘にこの事を書き送る。

感想:今年のベストテンに入る映画ではないでしょうか。
 細かい所にまで神経が行き届いた感じで、まず脚本が素晴らしいんでしょう。
 考えてみれば暗い映画なのに、そんなに暗くは感じなかったです。過度にならず抑えた描写。
 マギーはやる事はやったのだから、あんな体になった事は悔しいけれど、
さほど悔いは無かったかもしれません。
 タイトル・マッチは彼女の意思でした。フランキーは最後まで彼女に付いててくれました。
 彼女はあんな体になった時、フランキーの事を心配していました。
 しかし体がきつい状態がいつまでも続くというのは耐えがたかったのでしょう。
 フランキーだってあんな選択はしたくは無かったでしょうが、真に彼女の痛みに共感していたから、
悩んだ末あの選択をしたのでしょう。
 あんな選択をしない方が、人々に後ろ指指される事も無く楽なんですから。
 側についている者としては生きてて欲しいのですが、苦しい身になったら死にたくなるかもしれません。
 デンジャー君が帰ってきたのも、暗く感じない理由の一つですね。
 どう見てもボクシングの才能が無い彼ですが、ボクシングへの愛は人一倍です。
 スクラップに対して「僕はニガーに偏見が無い」(?)みたいな事を言っていましたが、
すでにニガーという言葉を使うのが間違いなのですが、そんな事はおそらく彼知らないんでしょう。
 悪意が無いのが感じられてスクラップも苦笑いといった所でしょうか。
 最後の方で映っていた手紙は娘さんからとうとう返事が返ってきたのでしょうか。
 キネ旬の佐藤由紀氏の記事によると第一稿か完成稿かはわからないけれど、
脚本には娘との出会いのシーンがあるそうです。
 フランキーは神父をからかっては、神父から4文字言葉を引き出すのを楽しみにしている感がありましたが、
救いを求めていたからこそ熱心に通っていたのも事実です。
 フランキーに救いはあるのでしょうか。
 希望としてはスクラップの手紙を読んだ娘が一生懸命捜すといった所でしょうか。う~ん。
 マギーの前向きな笑顔は良かったです。音楽も心に残りますね。
オリジナル・サウンドトラック「ミリオンダラー・ベイビー」

ミリオンダラー・ベイビー
東 理夫 / Toole F.X.
早川書房 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。

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I LOVE CINEMA+
シカゴ発 映画の精神医学
It’s a Wonderful Life
話題のナレッジベース:知識のアーカイブ
日々徒然ゆ~だけ

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ペーパームーン・シャイン

「ペーパームーン・シャイン Paper Moon Shine」交響詩篇エウレカセブン 第9話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:京田知己 シリーズ構成・脚本:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザイン:河森正治 コンセプチュアルデザイン:宮武一貴 音楽:佐藤直紀 演出:村田和也 作画監督:倉島亜由美 

 シウダデス・デル・シエロ、ノルブ(あの方?)を捜すにはいつかは立ち寄らなければならない場所、
ヴォダラクにとってはグレートウォールに向かうための清めの地、訪れた誰にとっても選択の門になる所。
 ティプトリー(杉山佳寿子)はお礼に光る瓶をホランド(藤原啓治)にあげる。
(こんなもんが必要にならない事を祈るよとホランドが言っている所をみると怖いものなのか)

 レントン(三瓶由布子)、ドギー兄さん(宮野真守)に新しいボードを見せる
(レントン、あれからすっかりドギー兄さんを好きになったんだな)。
 良い波が来ているのでドギー兄さんと一緒に波乗りする気まんまん。しかしホランドが来る。
 ホランド、レントンを二度殴る。わけは言わない。(説明できないのなら、殴るのはいけないな)
 レントン、泣きながら走り去る。一方エウレカも怖い顔している。
 レントンは泣くのに夢中で前方の障害物に気付かず、ぶつかってボードから落ちる。
 廃墟には炭になっている木切れが落ちてて、真新しかった。不発弾もあった。
 誰かの気配に追い、又障害物にぶつかり落ちる。そこにティプトリーがいて、レントンはお茶をご馳走になる。
 ヴォダラクは世間的には怖い存在とみなされていた。しかしおばさんはそうは見えない。
 その疑問をぶつけてみるレントン。「わからない、知らないものは怖いもの。それはみんな一緒」
 「人は見た目じゃわからない。大地は見たまま何も変わらない。
でもそれをみんなが理解してたらここもこんな事にはならなかったでしょうね」
 「このいかれる大地は人間だけのものじゃないわ。
なのに私達は揺れるスカブに無数の杭を打ちつけ、制圧したつもりになっている」
 「でもパイルバンカーが無いと地殻変動が起こるって教科書に」とレントン。
 「それじゃあどうしてパイルバンカーがあると地殻変動が無くなるの?」「わかんない」
 「あなたはただ誰かが記した事を読んで知っただけ。違う?」
(ファイナルファンタジーXを思い出す。巷間に言われている事は果たして真実なのか?
私達は思考停止に陥っていないか?)
 「何でこんな何も無いところにわざわざ集まってくるの?」「それは選択の門だから」「選択の門?」
 「シウダデス・デル・シエロ、空の都、かつてその美しさで知られたヴォダラクの地。
どんなに破壊されたとしてもそれは変わらない。
グレートウォールへの道を辿るべきか、それともこの大地に留まり続けるべきか、
ここに来た者全てに何かを選ばせる、そんな街」
 「なのにボロボロだ」
 「そう。数年前のある日この街を軍が襲撃したの。
塔ごとこの街を破壊して、そしてただヴォダラクを信じていた人達を軍は虐殺していった」
 そこに男がやってきて白い悪魔が現れたと言う。
 レントンを探しに来たエウレカ(名塚佳織)が乗るニルバーシュの事だった。エウレカは住民に石を投げられる。  人殺し、軍の犬と叫ぶ人々。言い返そうとするレントンに「いいの。私、本当に軍の犬だったから」
 サイレンが鳴る。軍の定時爆撃。

 エウレカはここで大勢の人間達を殺した。
 この街に住む人間を殲滅する事、それがエウレカが所属していたSOFに与えられた任務だった。
 SOFとは軍の特殊部隊。武装していない生身の人々をニルバーシュで吹き飛ばすエウレカ。
 そして自ら機銃で人々を撃ち、死体を調べていたら、
死体の下で生き残っていたモーリス、メーテル(木川絵理子)、リンクを見つけた。
 この作戦を指揮していたのがホランド。
 「今も私は戦争してる。私達がしてる事はゲームでもスポーツでもない。
私が戦う事で人間達は傷つき死んでいく。
気づいてないかもしれないけど、レントン、君もそれに加担してるんだよ。この戦争に」
 燃え上がるシウダデス・デル・シエロ。
 罪は償うつもりだが、生き延びて使命を果たさなければいけないとエウレカ。
 君が軍を抜けたのは命令だからといって罪も無い人達を殺すのがイヤだからなんだろうとレントン。
 レントン、一人ニルヴァーシュに乗り、軍の爆撃を止めようとする。
 「俺はティプトリーおばさん達を見殺しに出来ない!」「それは私も同じだよ!」
 「だったら一緒に行こう、エウレカ!」
 ニルバーシュがレントンの呼びかけに反応するかのように勝手に動き出す。
 エウレカによるとニルヴァーシュがレントンに従えと言っているんだそうだ。
 レントンとエウレカ、ニルヴァーシュで軍を攻撃する。

 レントン、ゲッコーステイトの正式メンバーになる。部屋ももらえた。

感想:なぜゲッコーステイトが軍に反抗しているのかが見えてきました。
 一般の人々の知らない所で無抵抗の人間を虐殺していたから。(デューイが考えてる事も一因か)
 この世界の成り立ち。
 地球と同じような月がある事は無視して、地球の植民星か?
(月も人工的に作ったんなら面白いな。月って結構重要らしいから)
 コーラリアンの存在。揺れるスカブとは何?
 本当なら大地が揺れているのが常態なのに、揺れないよう杭を打ちつけてるのか?
 それがこの星を傷つけて、ひずみを作っているとか。
 ヴォダラクはこの地を人間に合わせて無理矢理作り変えるのに反対なのかな。
 エウレカはニルバーシュ用に人工的につくられた子かな。
 ニルヴァーシュも謎の存在だ。この地のものなのか?
(そうだとホームページに書いてますね。前にもそう言ってたし…)
 この世界の権力者も何を考えてるのかわからない。権力者には権力者の言い分があるだろう。

 ペーパームーンという映画は偽物の親子が本物みたいになるというものでした。
 エウレカやホランド達は確かに昔軍の犬として無抵抗の人々をあっさり殺していましたが、
人々の味方を目指していれば、やがて本物になるということでしょうか。
 ロベレ将軍という偽物の英雄が人々にそう扱われるうちに本物になるという映画もあるし。
交響詩篇エウレカセブン 1
交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ニルヴァーシュ
交響詩篇エウレカセブン Voice I-doll エウレカ
ペーパー・ムーン
関連サイト
『日々見聞きしたもの…。』
宇宙世紀2005
あっちゃblog
蛙・鳴・蝉・噪 
師匠の不定期日記
種の証
制限時間の残量観察
蒼穹のぺうげおっと
徹底放置

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名なしのヒーロー

「名なしのヒーロー」MONSTER モンスター CHAPTER35 ☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成・脚本:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 絵コンテ:森田浩光 演出:あさつ南 作画監督:金東俊 

 ミュンヘン。どうもとか言いながらお辞儀をしあっている日本人。
 「どうも、どうもか。意味不明な連中だ」とルンゲ(磯部勉)(すいません)。
 角福商事の岩井(山口健)がやってくる。名刺をもらって、どうもとお辞儀をするルンゲ。
 ルンゲは山本という人に会いたいらしいが、山本は今はチェコに出張中らしい。
 「お忙しそうですな」と言うルンゲに、シューバルトが経済活動を再開し、
我々日本の商社マンもシューバルト詣でにおおわらわと笑う岩井。
 「なぜ笑う」と疑問に思うルンゲ
(日本人が書いているんだけど、ヨーロッパ人には不思議でしょうね。悪意は無いという意思表示か?
なぜと言われてもわからない。自分も日本人だが…)。
 岩井も天馬賢三を知っていて、悪い人ではなかったと言う。
 「悪い人じゃないという事は、良い人という事ですか?」と言われ、
そんなに自分を出すタイプじゃなかったと岩井。
 「自分を出さない人間は良い人間なんですか?」
(同質の人間に囲まれ、曖昧な意思疎通をする日本人と、異質の人間との関わりのために、
はっきりしないといけないヨーロッパ人の違いか。
なんでもはっきりさせるのは私にしても疲れそうだ。頭の体操にはなるな)。

 ルンゲ、部屋で鏡に向かいながら、箸を持ち、裸足で立ち、どうもとお辞儀してみて、
私は日本人だと何度か言う。
 そして「私はテンマだ」電話がかかってくる。娘(石津彩)からだった。
 子供が出来、お父さんに孫の顔を見て欲しいと言ってくる。会う約束をするルンゲ。

 角福商事で山本を待つルンゲ。山本は出張から帰った足でそのまま取引先に言ったそうだ。
 岩井はこれから飲みにいくのだが、後から山本も参加するらしい。
 ルンゲ警部もいかがですかとの誘いに、一度は断ろうとするが(娘と会う約束があるから)、
テンマが家族との関係が稀薄だという情報を思い出し、誘いを受けるルンゲ(娘さん、待ちぼうけ。ひどい)。

 カラオケパブ大江戸。山本(花田光)が来る。
 彼はシューバルトの片腕の金髪の青年から頼まれた絵本を持ってきた。それを見せてもらうルンゲ。
 例の記憶法でチェコ語を丸覚えするルンゲ、後で辞書を片手に翻訳する。
 「僕を見て。僕を見て。僕の中のモンスターがこんなに大きくなったよ」

 ヨハンの今の養父母に会うDr.ライヒワイン(永井一郎)。彼らにリヒャルトのレポートを見せる。
 このままでは殺されるから一緒にここを出ましょうと言うライヒワイン。
 しかし彼らはそれを断る。
(そりゃそうだよね。急に会いに来たライヒワインより可愛いヨハンの方を信じるよ。信じがたい話しだし)
 ライヒワインは直接シューバルトに会うことにする
(シューバルトは一代で財を成した人だから、頭は切れるだろうし、普通の人とは違うだろう)。

シューバルトの講演が明日に迫った図書館。テンマ(木内秀信)はライフルを書架の上に置く。
 そこにロッテ(氷上恭子)が現れ、テンマに高い所にある本を取ってもらう。それはチェコ語の辞書。
 ロッテはヨハンが倒れるきっかけになった本の内容を調べようとしているのだ。テンマは書架の上に隠れる。   「昔々ある所に名前の無い怪物がおりました。怪物は名前が欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。
そこで怪物は旅に出ました」

感想:日本人による日本人の戯画化。うん、確かにああだけど、きついな。まあ、暴力的より良いか。
 ギーレン(菅生隆之)の取材を受けていた殺人犯(矢尾一樹)は全てが燃え尽きてもヨハンは生き残ると言っているが、
それは甘い。
 死はどんな人にも平等だから。
 しかし蟻をいじくるのは私もやったな。試練を与えたり…。まるで「フェッセンデンの宇宙」…。
 わー、蟻さん、ゴメンナサイ!

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光誘う樹木の宮

「光誘う樹木の宮」絶対少年 第4話 ☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 脚本:川崎美羽 演出:高橋滋春 作画監督:徳倉栄一

 森。笹。ハクビシン。水の中を走り、草の中を走る何か。ハクビシンの瞳に映る妖精(?)。

 わっくん(竹内順子)の「遊ぼう」という声。
 マウンテンバイクで走る逢沢歩(豊永利行)、 崩れかけた山門が気になる。
 カラスが近くで飛びたち、ハッとなる。

 深山(みやま)美紀(三橋加奈子)を呼び出す阪倉亮介(斎藤泰央)、
歩がなぜ須河原に嘘ついたのかきいてくる。
 「関わりになりたくなかったんでない。てか、そんな事本人にきけよ」と言う美紀。
 「微妙に苦手なんだよなあ、“ボク”」「まずそっから何とかしないと」「ええ!?」「普通に名前で呼ぼうよ」
 「ああ。それが又照れくさい」
 鉄棒に足引っ掛けて、逆さまになって美紀を見る亮介(思春期の男の子には刺激的な視点だ)、
美紀に鏑木拓馬とはどうかときく。
 「たっくんは海野でしょ」と美紀。あいつの本命は絶対深山だと亮介。
 「ここ(小学校)に通ってた頃っていろんな事が単純でもっとわかりやすかったけどなあ」「そうでもないよ」
 鉄棒から下りた亮介、体を起こすはずみに鉄棒に頭をぶつける(人間ってバカだから、やっちゃうよね)。
 歩、校門を乗り越えようとしている美紀に出会う。美紀を後ろに乗せ自転車を走らせる歩。たなや。
 美玖の事をそっとしておいてくれと美紀。
 美玖は普通には見えないものが見え、普通には知りえない事を知ってたりする。
 大抵はそんな話は流されるか、病気とかいってひかれたりする。
 歩は美玖の言う事をまともに受け止めていてそれがちょっとだけ怖いんだそうだ。
 二人の話を邪魔する藤堂麻子(水野理紗)。

 自分の部屋で寝っころがっている海野潮音(清水愛)。鏑木拓馬(加瀬康之)に電話をかけ、すぐ切る。
 そうしたらあっちから電話がかかってくる。今日は塾は?ときかれ、今日は休みと潮音。
 じゃあ下に来る予定は無いかと言われ、後であの腐ったようなコンビニ行こうと思っていたと潮音
(腐ったようなは無いだろう)。
 会おうかと拓馬に言われる。

 美玖がああなったのは二年前からだそうだ。二年生の時神隠しに遭ってるんだそうだ。
 御子柴さんとかがそう言ってるんだそうだ。実際には半日迷子になってただけなんだそうだ。
 頭屋(とうや)の森で見つかった。昔庄屋の屋敷があったそうだ。ここらでは大人もあの森を迂回する。
 どうしても前を通る時はお辞儀して駆け抜ける。首無し武者の幽霊が出るとか怖い話が一杯あるんだそうだ。
 ここの盆地は特別。盆地のへそみたいな頭屋の森はさらに特別な場所なんだそうだ。

 お地蔵様に手を合わせている美玖(斎藤千和)。そこに歩と美紀が来る。
 怒ったような顔の美玖、「捜したって無駄だ。わっくんは見つからない」と言う。「えっ」
 「わっくん、ずっと待ってた。今だって待ってる。捜す必要なんか無いんだって、さっさと気づけ!」
 美玖、走り去る。そこに拓馬が来る。三人で一緒に歩く。潮音が待ってる場所につく。
 拓馬が美紀と一緒にいるのを見てイヤそうな顔をする潮音、「歩も一緒だったんだあ」と言う。
 そこに須河原晶(松本美和)登場。
 「話聞かせてもらっていいかなあ」と言う彼女に、歩は僕行くとこあるからと去り、美紀は家の手伝いと去り、
拓馬はマスコミとか嫌いなんでと去っていった。

 歩は啼沢川の上流で待ってみる事にする。
 歩が夕食は作れないと言ってきたので稀代秋之(浜田賢二)、たなやに弁当を買いに行く。
 「この夏は大変らしいですよ」と麻子。特別だと御子柴さんが言っていたそうだ。いろんな事が起こるそうだ。
 「例えば?」ときく秋之に、「あの人いっつも具体的な事は話してくれないから」と麻子。
 「前から不思議だったんだけど、御子柴さんってどういう人?」(良い事きいたぞ、秋之)
 「どうもこうもああいう人」(それじゃわからん)

 歩の前にオカカ婆登場。ついて来いといった感じで、歩、ついて行く。光が現れる。森の中、沢山のの光。
 わっくん。「あむ、来たし」歩に駆け寄り、転びそうになるわっくん。「危ない」と歩が助ける。「有難う。遊ぼう!」  「もう暗いよ」「暗くないもん。約束したし」「えっ」「約束。あむ、遊ぶ!」「ねえ、君は誰?」
 自分を指差し「わっくん」歩を指し「あむ。遊ぼ!」「今日はもう遅いし」「あしたは?あした遊ぶ?」「うん」
 「うーん。約束。指きり。指きり!どっしるとしっしんも呼ぶ」「誰?」「あむ忘れてるし」
 光が歩の前に来、姿を現す。「どっしる?」「うん。あしたね。又ね。遊ぼうね」光達上昇していく。
 近くにはオカカ婆が待っている。消える光。

感想:私はわっくんのセリフを全部書き写すつもりなのか?ツボ過ぎるぞ、わっくん!
 深山姉妹のしゃべりも好きだ。らしいしゃべりをするとは限らないから。
 ひざでケースをかかえて、携帯をとる描写を考え付くのはえらい。やるもの。
 スカートで校門越えようとしているのを男の子に見られて、「よっ」って言うのだって美紀らしい。
 私なら「あっ」だろうな。藤堂麻子の存在感も嫌いじゃない。微妙にずらされた性格付けがこのアニメの良い所。
絶対少年 1
関連サイト
シーグル電光石火
Index of/~keitai/yashiro/tubuyaki
extra
まんりきの積ん録アニメ大王
月のくじら
師匠の不定期日記
青猫の月夜の散歩


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忘却の船に流れは光

「忘却の船に流れは光」田中啓文 ☆☆☆☆

最後まで書いています。ネタばらしまくり!注意!!

 聖職者(すさのおいや)は男だけで生まれつきペニスが無く、額に五芒星がある。
 青涼坊ことブルーは聖職者で18歳の神学士(にせどん)である。ここカンノンジマ第三教会では一番若い。
 カンノンジマ第三教会は第二階層にある。頂点の第一階層は殿堂、司教以上しか入れない。
 殿堂の地面が第二階層の天井である。階層は5つまである。
 スピーカーから悪魔崇拝者(デーモニスト)の集会(サバト)が行われているので摘発せよとの命令が流れる。
 ブルーは一番の年下なのでいつも留守番だった。
 皆が出払った後、スピーカーが又別の場所での集会の情報を流してきた。
 ブルーは一人赴き、殿堂が派遣してきた大蟻象司教と共に摘発する。
 あらかた殺すか捕まえるかをした時、雌雄者(いざなぎ・いざなみ)がいる事に気づく。
 雌雄者は子供を産むために特化された者達で、今出産しようとしていた。
 ブルーは赤ん坊を取り上げ、大蟻象司教から赤ん坊を保育者(めのと)に預けてくるように言い渡される。
 保育者とは女性ばかりで乳房が6つもあった。
 ブルーは集会場所を出ようとして一人の修学者(がりべん)に出会う。
 修学者とは頭の大きな者達で修理と研究をしていた。彼の名はヘーゲルと言った。
 ヘーゲルの紹介で保育者マリアに子供を預ける。子供はブルーによりチカと名づけられる。
 それは初名(ういな)で三歳の時に幼名を与えられ、
12歳の時にそれぞれの位階の長から正式な名前をもらうのだった。
 赤ん坊は普遍者(ありきたり)だった。普遍者は何の特徴も無く、世界の最下層に置かれていた。

 ブルーは摘発に行った事を嘘と思われ折檻される。
 その傷が治った頃大蟻象司教に処刑に参加するよう指名を受ける。
 しかし彼には無抵抗の者を殺す事が出来なかった。
 彼はヘーゲルに会い、一緒に聖職者には禁じられた酒を飲む。
 そして教会への帰り道、李々という12,3歳ぐらいの女の子にカツアゲされる。
 彼女は第五階層から来た普遍者だった。

 昇進試験があり、皆勉強に精を出さなければいけない時に、
ブルーは外に行く用事を全部押し付けられるようになってしまった。
 ある時摘発に行かされる。
 しかしブルーは聖職者にとってとても大事な如意棒を失くした事に気づき、摘発をさぼって嘘をつく。
 その嘘がばれ、彼は第五階層のオオクラヤマ第一教会へ転任となる。

 ブルーは又李々に出会う。李々はブルーがかばってくれたのでブルーを好きになる。

 第五階層では徘徊男(ずるずるべったり)とあだ名される者達による子供達の誘拐が起きていた。
 ブルーはその正体が殿堂である事を知る。そんな時チカがさらわれた。
 マリアはブルーを追って第五階層に移り住んでいたのだ。
 ブルーはたまたま出会った李々に殿堂に入り込みたいと思っている事を言ってしまう。
 李々は裏の稼業をたばねている央算岳に頼み、体と引き替えにパスをもらう。

 殿堂に入ったブルーは捕まってしまうが、なぜか解放され、チカも戻される。

 マリアの隣に住んでいた男、警防者(サクラダモン)のグラン・ジョーは革命をもくろんでいた。
 ブルーもその革命に参加する。しかし革命は粉砕され、ブルーはマリアとチカを連れて砂漠に逃げる。
 砂漠では世界からドロップアウトした連中が遊牧民(フリーター)となって奇豚(キートン)を育てていた。
 そこで彼は遊牧民の間に伝わっていた経典の原型を知る。
 彼は遊牧民に殺されそうになったが、何とか逃げ、壁の向こうに行く。
 壁の外にも壁があり、そこには「甚五郎丸」と書かれた乗り物がめり込んでいた。ブルーは殿堂に戻る。

 大蟻象司教の語る真実。世界は「デパーチュア」号と名づけられたタイムマシンだった。
 ある日巨大な船に乗った奴らが現れ、人類は根絶やしにされそうになり、逃げてきたのだ。
 しかし「デパーチュア」号の前に出発した甚五郎丸にぶつかり、自動操縦制御機器が壊れてしまった。
 この事実を公表したらパニックになると思われ事実を隠した。
 そして世界を維持するためにDNA操作によって特定の仕事に適応した外観を持つ者達を作った。
 普遍者を守るために。普遍者は社会のバランスを取るための緩衝材として最下層に置かれた。
 聖職者はもともと壁の修理をするための位階で如意棒はそのための道具だった。
 そしてタイムマシンを作った須佐博士の精神エネルギーで壁を維持していたのだが、よる年波には勝てず、
子供の脳を与えていたのだが、限界だった。
 ブルーは聖職者でありながら修学者の研究心を兼ね備えた脳を持っていた。
 ヘーゲルとはブルーだった。
 修学者はその知識欲が禍して、全て処刑され、出産規制で生まれなくなっていたのだ。
 ブルーは須佐博士の脳、略して須佐脳(すさのお)と入れ替わる。
 チカは経典に書かれている有尾の子供として大切にされる。
 そしてチカは父親であるブルー=ヘーゲルの名をとって、ブルーヘーゲルという幼名が与えられる。
 ブルーヘーゲルが33になった時デパーチュア号は時空間を抜け出す。
 ブルーヘーゲルは先住者を皆殺しにしていった。
 先住者、チキュウの人々は侵略者のことを「門出 デパーチュア」を逆さにして、出門、デーモンと呼んだ。
 そしてブルーヘーゲルの事をベルフェゴールと訛って呼ぶようになった。

感想:やはり田中啓文さん、グログロがひどい。
 普通の方には勧められません(と言うことは、私は普通ではないと…)。 まさかタイムマシンとは…。
 すごい終わり方ですね。

関連サイト
Anima Solaris

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グロリアス・ブリリアンス

「グロリアス・ブリリアンス Glorious Brilliance」交響詩篇エウレカセブン 第8話 ☆☆☆☆
監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一 メインメカニックデザインン:河森正治 コンセプチュアルデザイン:宮武一貴 音楽:佐藤直紀 脚本:大野木寛 絵コンテ:橘正紀 演出:吉本高穀 作画監督:堀川耕一

 「レイアウト」の表紙をながめているレントン(三瓶由布子)、
後ろからドギー兄さんにひざかっくんをされる(やっぱ嫉妬してるのか、ドギー兄さん)。
 レイアウトには付け髭を付け、ジャージを来ているあまりパッとしないレントンの写真。しかし喜ぶレントン。
 エウレカ(名塚佳織)に誘われ街に買い物に出かける。

 レントンがいないと聞いて「丁度良い」とホランド(藤原啓治)。
 「こういう仕事には巻き込みたくないわけ」とタルホ(根谷美智子)。
 説明がめんどくさいだけだとホランドが言うとちょっと寂しげな顔のタルホ。
(やっぱ他のブログの方々が言うようにレントンの姉貴と関係があるのか)

 メーテル(木川絵理子)がレントンをからかい、メーテルに警告の声を出すレントン。メーテル、走って逃げる。
 気が付いたらメーテルが見えなくなり、エウレカ、メーテルを捜す。
 モーリスは「いなくなっちゃうの。みんな、いなくなっちゃうの」と動揺して泣き出し、リンクもつられて泣き出す
(3人ともそういう経験してきて、心の傷になってるのね)。
 上の窓からメーテルが声をかける。
 エウレカ、レントンに叱り方を教えてもらい、その教えどおりに一発ひっぱったく。メーテル、ごめんなさいと泣く。 その部屋の主のティプトリーという名のおばさん(杉山佳寿子)がメーテルが道に迷っていたので、
彼女を置いてあげていたのだ。
 おばさんにお茶に誘われるレントン達。その時ホランド達はそのおばさんの部屋を見張っていた。
 「こちらアリス。マッドハッターはティールームにいる。表は押さえたか」
 「こちらウサギ。表は押さえた」とギジェット(水沢史絵)。
 「こちら赤の女王。配置についた」とヒルダ姐さん(浅野まゆみ)
(姐御には赤の女王と言うコードネームはピッタリだ。ホランドはアリスファンね)。
 レントン達に紅いお茶を御馳走するおばさん。
 茶を飲む前に方位磁石を取り出し、お茶の雫を空中に飛び散らせ、手を合わせてお祈りをするおばさん。
 そこに爆弾ようの物が投げ入れられ(催涙弾か?幸い不発だが)、ホランド達が銃をかざして現れる。
 おばさんはヴォダラクという名の反政府組織の重要人物、金になる。
 おばさん、逃げ出すが、結局捕まる(結構大変な追跡劇の末に)。

 なぜかヴォダラクのおばさんの歓待を受けるホランド達。
 倒れてギジェットの介抱を受けているムーンドギー(宮野真守)、おばさんにやられた。
 (顔が良いのにコメディリリーフなムーンドギー)。
 おばさんによるとヴォダラクは軍に逆らっているつもりは無いらしい。
 「鳥が籠に入れられれば毎日大空を夢見るものでしょう」と例えるおばさん。
 ホランド、レントンと代わっておばさんと二人きりになる。ノルブの居場所を教えてくれとホランド。驚くおばさん。  ホランドの目的はそれだったらしい。
 「たった一つの冴えたやり方だったわけねえ」とティプトリーと同じ名前の持ち主のおばさん、
それにふさわしいセリフを言う。

 軍との取引現場。金を確認したホランド、「取引成立だあ」と空に向かって大声をあげる。
 レントンが上からおばさんを攫う。

 お仕事きつかったのか、寝込んでいるレントン。ホランドはおばさんにお望みの場所に連れて行ってやると言う。 彼女の望みはヴォダラクの巡礼の地シウダデス・デル・シエロ。

 軍はホランド達よりヴォダラクの方を重要視しているみたいだ。しかしまだ油断は出来ないとホランド。
 プラパア(?)ではコンパク・ドライブの量産が始まったそうだ。
 穏健派のクライトン将軍が不幸な事故にあったそうだ。「軍の再編か」とハップ(山口太郎)。
 「それだけならいいがな。レミの森の王だ」とホランド。

 一方レントンは「さっきはカッコよかったよ。レントンが笑うとニルヴァーシュも笑うもの」とエウレカに言われ喜ぶ。

 ホランドとタルホ。シウダデス・デル・シエロについてあまり良い思い出が無いらしい。
 「あれから何年だっけ」とタルホ。「忘れた」とホランド。「嘘つき」とタルホ。

 なぜか頭痛を感じているエウレカ。

感想:私もお茶に誘われたら素直に応じる人間です。その気が無いのなら誘わないで下さい。
 私が誘っている時は真っ正直に本気で誘っています。おばさんだって本気だったと思うけどなあ。
交響詩篇エウレカセブン 1

たったひとつの冴えたやりかた
浅倉 久志 / Tiptree James
早川書房 (1987.10)
通常2~3日以内に発送します。
 
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スピーシーズ 種の起源

「スピーシーズ 種の起源 Species」米 1995 ☆☆☆
監督:ロジャー・ドナルドソン(Roger Donaldson)脚本:デニス・フェルドマン(Dennis Feldman)SFX・特殊メイク:スティーヴ・ジョンソン(Steve Johnson)キャラクターデザイン:H・R・ギーガー(H.R.Giger) 音楽:クリストファー・ヤング(Christopher Young)

最後まで書いています。注意!

 強化ガラスに覆われた部屋に女の子(ミシェル・ウィリアムズ Michelle Williams)が一人いる。
 彼女を見つめる男フィッチ(Xavier Fitch ベン・キングズレー Ben Kingsley)は部屋に毒ガスを注入する事を命じる。
 女の子はガラスを破って逃げる。

 列車に乗った彼女は自分の悪夢におびえる。
 やがて体に異変が起き、繭のような状態になり、それを見た女(Esther Scott)を殺す。

 一方フィッチは彼女を追うために人を集めた。
 追跡と抹殺のプロ、プレストン・レノックス(マイケル・マドセン Michael Madsen)、
異文化行動学のステファン・アーデン(アルフレッド・モリナ Alfred Molina)、
霊能力者のダン・スミスソン(フォレスト・ウィテカー Forest Whitaker),
分子生物学者のローラ・ベイカー(マーグ・ヘルゲンバーガー Marg Helgenberger)達だ。
 フィッチの話しによると宇宙からDNAのコードが送られてきてその通りのDNAを作って卵子に注入したら、
あの女の子シルが出来たのだった。
 彼女は驚異的な速さで成長し、フィッチは殺す事にしたのだった。

 シルは大人の女(ナターシャ・ヘンストリッジ Natasha Henstridge)になる。
 彼女は男をナンパするためにクラブに行く。
 しかしそこでナンパした男ロビー(Anthony Guidera)が糖尿病である事を見抜き、彼女は男を拒否、
騒いだ男を殺す。
 その後交通事故に会い、ジョン・キャレイ(?John Carey Whip Hubley)と言う男に病院に運んでもらう。
 しかし彼女の怪我はたちまちの内に治り、彼女はジョンの家に行き、そこで彼を誘惑する。
 しかしそこにプレストンらが来、彼女は男を殺して逃げる。シルは自分を追う者達を知り、対策を考える。
 女(Marliese Schneider)を車に乗せ、自分の指を切り落としておいて(指はたちまち生える)、わざと追わせ、
車を炎上させる。
 彼女が死んだと思い込むフィッチ。

 シルは彼らが止まっているホテルに行く。
 そしてアーデンの部屋で隣の部屋のプレストン達の様子を伺っていたら、アーデンが帰ってくる。
 シルは彼を誘惑し、彼の子供を身ごもり、アーデンを殺す。
 霊能力者のダンが彼女の気配に気づき、皆で後を追うが、彼女は地下の下水道(?)に逃げる。
 フィッチはそこですっかり異形の者に成り果てた彼女に殺される。
 逃げる彼女は石油が溜まった地下の洞窟に入り込み、そこで子供(Kurtis Burow)を生む。
 たちまち少年体になった子供をダンが火をつけて殺し、シルはプレストンに殺される。

感想:つくづく私ってこの手のB級好きよねと思いました。割と楽しめました。
 大体エイリアン女が綺麗で良いですよね。惜しみなく裸になるし…。
 裸になるのに抵抗感が高いアメリカでは画期的かと。
 実際エイリアンの彼女に裸は恥ずかしいなどという感情は無いでしょうし、
本能に駆られているので男漁りは重要です。
 エイリアンの造形自体は何かレイ・ハリーハウゼンが作ったかのような感じで、動きもぎこちなかったですが、
昔だから仕方が無いか。
 フォレスト・ウィテカーは良い人そうで、感じが良い。
スピーシーズ ~種の起源~ アルティメット・エディション
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独断!俺的趣味の小屋

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キャラバン

「キャラバン」1999年 仏=英=ネパール=スイス ☆☆☆☆☆
監督・共同脚本:エリック・ヴァリ 製作:ジャック・ペラン 共同脚本:オリビエ・ダザ 撮影:エリック・ギシャール、ジャン・ポール・ミュウリッシ 音楽:ブリュノ・クーレ

最後まで書いています。注意!

 村の長老ティンレ(ツェリン・ロンドゥップ)の息子ラクパが亡くなった。近道になる危ない道を行ったためだ。
 ティンレは村一番の指導者的な若者カルマ(グルゴン・キャップ 古事記に出てきそうな男前だ)のせいだと言う。
 カルマは弓の腕も一流で、村人の病を直すための儀式で悪魔の象徴の的を射抜くほどだったが、
このような儀式で病を治せるとは思っていなかった。
 ラクパの息子ツェリン(カルマ・ワンギャル 上戸彩似の美少年だ)はカルマに憧れる。
 ティンレはカルマをキャラバンの首領にするのがいやだった。自分が孫を連れて行くという。
 他の村人はせめてカルマを補佐にしろと言うが、カルマの祖先がティンレの祖父の死に関わっているらしく、
ティンレはカルマを補佐にする事を頑なに拒否する。
 ツェリンは名前をパサンに変えられてしまう。山の悪魔から守るためだ。鍛冶屋の名前だそうだ。

 カルマは冬が迫っているので、占いの結果の吉日より前に出発する。
 一方ティンレは僧にしたラクパの弟ノルブ(カルマ・テンジン・ニマ・ラマ 割とハンサム)に会いに行く。
 ティンレはノルブにキャラバンに参加して欲しかったのだ。しかしノルブはキャラバンの事は何も知らないと断る。

 吉日の日。キャラバンに参加するためにノルブが村に来る。
 師の教え「最も困難な道を行け」を思い出したからだ。
 ティンレは孫のパサン(ツェリン)やその母親ペマ(ラプカ・ツァムチョエ)も連れて塩を運ぶキャラバンを出発させる。
 途中巡礼に出会う。カルマのキャラバンについてきくティンレ。3,4,5日前に会ったそうだ。
 ティンレはカルマに追いつくために湖の脇の道を行く事にする。そこは悪魔の道と言われる所だった。
 狭い道の脇はすぐ崖。途中道が壊れて無くなっていた。
 しかしヤクはこの道を引き返すことが出来ない(狭すぎて回れ右は出来ない)。道を石で補修する。
 道が壊れて最後のヤクが落ちてしまい、ノルブも危なかったが、なんとか大丈夫だった。
 ティンレはカルマに追いつく。

 ティンレの占いで嵐になると出た。
 カルマは人もヤクも疲れ切っているから休まなければいけないし、空も青いと出発を反対するが、
皆はティンレに従う。

 嵐が来る。嵐の中ティンレは倒れてしまうが、誰も気づかない。後から追ってきたカルマがティンレを助ける。
 しかしティンレは次の長老はノルブだと考えていた。ノルブはそうじゃない、僕は絵師だと言う。
 ティンレはカルマを長老に選ぶ。ティンレもカルマ同様いつも神託に従ってきたわけではなかった。
 「反抗することから真の長老が生まれてくる」とティンレは言う。ティンレは山で亡くなる。

感想:優秀な指導者は占いも自分の都合の良い様に演出して使う。
 ティンレは占いと経験をうまく合わせて使っていたのだろう。
 占い通りにしないと何か災厄がある度に占い通りにしなかったせいだと言われてしまう。
 でもティンレ、依怙地すぎるね。悪魔の道はやっぱまずい。占いどおりの吉日だと冬の嵐に会い易い。
 うーん、難しいな。 ティンレの依怙地のせいでノルブが死んじゃうんじゃないかとドキドキしました。
 そうはならずに良かったです。景色が雄大で神話の世界みたいでした。出演者の顔も雰囲気がありました。
キャラバン
関連サイト
DAY FOR NIGHT
pema68’s Cinema Page
Wander
WWW/Gogh's Bar
工房通信 悠悠

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名物アナウンサーがやってきた

「名物アナウンサーがやってきた」絶対少年 第3話 ☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 演出・作画監督:今泉賢一

 田菜に地元ローカル局39ケーブルテレビの須河原晶(すかわらあきら 松本美和))がやってきた
(にごらないス・カ・ワ・ラ)。
 エメランの幽霊騒ぎの事を海野潮音(清水愛)にきく須河原。
 潮音は4歳くらいの男の子がどこまでもおっかけてくる話をする。啼沢川の蛍の話もする。
 しかしディレクターの堂丸史郎(西前忠久)の判断ではこの話題は使い物にならない。
 堂丸は須河原にまかせる事にし、野良猫に赤ちゃん言葉で話しかけながら、写真を撮る。
 
 コンビニたなやの前にたむろする逢沢歩(豊永利行)、深山美紀(三橋加奈子)、阪倉亮介(斎藤泰央)。
 たなやに須河原が入っていくのを見て騒ぐ亮介と美紀。
 ただのローカルのケーブル局と言う歩に「事件は都会だけで起こってるんじゃないんだから」とどっかで聞いたようなセリフを言う美紀。
 トイレを借りただけの須河原、「有難うございました」と藤堂麻子(水野理紗)に言う。
 「いいええ。でもあなたがお客様だから、お礼を言うのは私のほうですよ」と麻子に言われ、
買い物もする須河原。
 堂丸、三人に気づき、彼らにもエメランの幽霊話を取材する。「僕は何も見てない」と言う歩。

 歩が何か隠していると感じる須河原。彼女はいつも臨戦態勢の女だった。
 そんな彼女に田菜で撮った野良猫の写真を見せる堂丸。猫の瞳には何かが映っていた。
 「金脈と思った時こそ慎重であれ。中途半端に首つっこむと火傷する、こいつはそういう類(たぐい)のネタだ」
 「ついでに言うとその火傷が名誉にならないネタだよね」「だな」ロッズ(?)じゃないもんなあと言う堂丸。

 須河原、歩に取材する。(どこかのあずまや。用水路の流れ)話したがらない歩に、須河原の方が話し始める。 ロッズ。10センチから1メートル。早いのだと時速300キロで空を飛んでいる。
 90年代の中ごろまでこの生物の事は知られていなかった。日本ではスカイフィッシュと呼ばれている。
 実はこの生物、ビデオに写った昆虫の残像なんだそうだ。
(テーブルの足を這う蟻の群れ。用水路のやまめ(?))
 未確認生物だと思いたがる人もいる。思いたがる気持ちもわかる。「だって世界は…」
 今年の夏は須河原はそれを捜してみようかと思っている。お姉さんと捜してみないと言われ、ヤダと答える歩。

 深山商店に電話する歩。美紀の父親(小和田貢平)が出て、電話を切る歩。父親は出かける所だった。
 「御子柴さんとこの領収書持った?」と美紀(謎の御子柴さん。名前は出るが、実態が出ない)。
 歩、又電話をかける。今度出たのは美紀。「あっ、僕。ごめん」「逢沢君?何あやまってるの?」
 歩、美玖の事をきく。美玖はいなかった。メアドをきく歩。

 店にいきなり亮介が現れ、驚く美紀。音がしなかったからだ。
 げんチャは親父に鍵を隠され、乗れないんだそうだ。

 稀代秋之(浜田賢二)と食事中の歩、メールが来る。明日美玖と会えるんだそうだ。
 歩、返信メールを出そうとすると、「食事中にメールは感心しないなあ」「うん」
 「母さんはそういうのなにも言わないのか」「言う。行儀悪いって」「父さんもそう思う。返事は?」「はい」
 秋之にここに来た時の事をきく歩。それは歩が3つか4つの頃。歩は何も覚えていない。
 母親の淳子(山像かおり)にもきくが、歩については特に覚えていなかった。

 啼沢川の上流でビデオを撮り続けていた須河原。バッテリが切れて今日の所は諦める。
 彼女の後ろを光が飛んでいく(彼女は気づいていないが)。
 帰ろうとする彼女の瞳には何かが映っていた(もちろん彼女は気づいていないが)。

感想:私的には傑作アニメになりそうな…。最後まで見ないとわからないけれど…。
 NHKならではよね、このゆったりさは。
 どうも私は世界フェチみたいだから、世界を精緻に描こうとしているこのアニメは大好き。
 主人公その他のキャラの性格、行動もよくあるパターンと違って面白いし、結構リアル。
 人に誘われて反射的にやだと言うのは、めんどい性格の私には覚えがあります。
 電話に大人が出ると切るのも良い事ではありませんが、わかります。
 美玖ちゃんに御用だ何て確かにちょっと恥ずかしい。にごらない人って、にごられるのとっても嫌がるしね。
 嗚呼、細部の描写が素晴らしいアニメだ。
絶対少年 1
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extra
あしたもまたひがのぼる!
萌え萌えアニメ日記

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マンハッタン・ラプソディ

「マンハッタン・ラプソディ The Mirror Has Two Face」1997米☆☆☆☆
監督・共同製作:バーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)原案・脚本:リチャード・ラグラヴェネス(Richard LaGravenese)音楽:マーヴィン・ジェイ・ハムリッシュ(Marvin J.Hamlisch)

最後まで書いています。注意!

 グレゴリー・ラーキン(ジェフ・ブリッジス Jeff Bridges)はコロンビア大学の数学教授。
 自分の新刊の記念講演でスピーチをしていたのだが、
彼を捨てた女キャンディス(Elle Macpherson)が入ってきたのを見て調子がおかしくなる。
 キャンディスは脚線美が素晴らしい魅力的な美女だ。
 彼は魅力的な女性を見ると、めまいを覚えるようになっていたのだった。
 キャンディスは今の彼氏が浮気したのであてつけに来ただけだった。
 グレゴリーはテレビで「ホット・トーク・ガール」の宣伝を見て、電話をする。
 魅力的な声のフェリシア(実態はあやとりをするただの太目のおばさんだ。Lucy Avery Brooks)にセックス抜きの尊敬できる相手が欲しいと愚痴を垂れる。
 フェリシアは広告を出せばとアドバイスする。広告を出すグレゴリー。

 一方ノーメイクのローズ・モーガン(バーブラ・ストライサンド)は容姿がパッとしない感じのバリー(Austin Pendleton)と付き合っていたが、
今日もデートをキャンセルしてしまう。
 美人の妹のクレア(ミミ・ロジャース Mimi Rogers)はローズが密かに好きだったアレックス(ピアース・ブロスナン Pierce Brosnan)と結婚してしまう。
 ローズの母親ハンナ(ローレン・バコール Lauren Bacall)もやはり派手な服が似合う美人だった。

 グレゴリーは送られてきたものの中から同じ大学の文学を教えているローズを選ぶ。
 連絡を取ってみると、手紙を送ってきたのは妹の方だった。彼はローズの講義を聞きに行く。
 自分のと違って立ち見もいる笑いの絶えない人気の講義だった。
 グレゴリーは広告の事は言わずに、講義を聴いて感銘を受けたと食事に誘う。
 ローズはつけ毛をつけてタクシーを止めようとするが、
タクシーは彼女を無視してセクシーな女の方(Cindy Guyer)に…。
 ローズが止めたタクシーは窓が閉まらず、せっかくの髪型はひどい事に…。(不細工には厳しい世の中だ)
 双子素数論について得々と話すグレゴリー。
 ローズはその話をちゃんと理解し面白がってくれた。(貴重な相手だ。そうはいない)
 グレゴリーは今度は彼女を演奏会に誘う。その帰り、セックスには興味が無いと持論を展開するグレゴリー。
 セックス偏重で人は孤独になっている。キスしても音楽はならない。恋愛は意味が無い。
 セックスを超越して価値のある生活を送る事が出来るはずだ。友情は結婚より長続きする。
 部屋に誘うグレゴリー。そして彼女に授業をどうすれば良いか教えを請う。
 彼女は生徒を見て、お話しを作ってとアドバイスする。そんな時美人の生徒(Ali Marsh)が来る。
 とたんにドギマギしてめまいを覚えるグレゴリー。

 3ヶ月付き合ってもキス一つない二人。
 グレゴリーを食事にまねき、
友達のドリス(ブレンダ・ヴァッカロ Brenda Vaccaro)と一緒に彼へのプレゼントを選んでいたら、
妹のクレアに出会う。
 彼女は夫への不満をローズに言う。アレックスはクレアの行く所どこへでも付いて来て息が詰まるんだそうだ。  そんな事を言っていたらアレックス登場。クレアは化粧室に行く。
 アレックスはアレックスでクレアは幸せだと思うかとローズにきく。ローズはクレアは幸せだと思うわと言う。
 君のおかげでクレアと出会えたと感謝し手にキスをしようとするアレックスに止めてと言うローズ。
 「気づかなかった?」と涙声で言い、去るローズ。アレックスの事をグレゴリーに話すローズ。
 会食が終わり、帰りに素数のダイスをカフスボタンにしてプレゼントするローズ(センス良い)。
 グレゴリーは彼女が望めばセックスに応じる用意があると言い、プロポーズする。

 二人で暮らし始めるがどこかぎこちない。二人で公園に行くとそこにはカップルばっかり。
 グレゴリーは執筆で忙しくそんな状況にはきづいていないが…。ローズはバリーが彼女といるのを発見する。
 幸せそうなバリーとグロリア(Anne O’Sullivan)。

 ローズはグレゴリーに野球が数学的に面白い事を教える。グレゴリーの授業。あくびをする生徒。
 グレゴリーは野球を例にして数学を語る。活気付く教室。

 相変わらずセックスもキスも無い生活に欲求不満のローズは、グレゴリーに要求してみる。
 それなりに気分を高める演出をするローズだったが、いざとなったら出来ないと逃げるグレゴリー(あんまりだ)。 傷心の彼女は実家に帰る。
 ローズの母は彼女が子供の頃鼻が下に向かないよう人さし指で上げておけって言っていた。
 母親は覚えていなかったが。美人ってどんな気持ちと母親にきくローズ。

 グレゴリーはローズと連絡を取ろうとするが、全然取れなかった。
 そのまま予定通りヨーロッパに行くグレゴリー。グレゴリーを愛しているのねとローズに言う母親。
 彼女自身は誰かを愛した事が無かった。ローズの小さい頃の可愛い写真を渡す母親。
 父親はローズを溺愛したそうだ。
 ローズは美しくなるために、体をしぼり、食べ物も考えて摂取し、専門家の母親からメークを教えてもらう。
 グレゴリーが3ヵ月後に帰ってくると、見違えるように魅力的になったローズが
(母親は整形まですすめたそうだ)。
 めまいがするグレゴリー。結婚した相手が別人になって裏切られた気分だと言うグレゴリー。
 あまりの反応の悪さに別れを告げるローズ。

 クレアがアレックスの家から出て行った。マッサージ師との浮気現場をアレックスに見られたのだ。
 アレックスはローズを食事に誘う。
 一方ローズが去って、しっちゃかめっちゃかの心理状態のグレゴリー、
ローズがアレックスと食事していると聞かされる。
 しかしローズの方はアレックスに何も感じない自分に気づく。
 グレゴリーは友達のヘンリー・ファイン(George Segal)に介抱されていた。
 昔のローズを愛しているとグレゴリー。なかなかのプレイボーイのヘンリーもローズのユーモアセンスをほめる。 「武器よさらば」をダイエット本と言ったそうだ。
 グレゴリーはローズのアパートに午前6時だというのに押しかける。
 ドアマンのエディ(Adam LeFevre)に止められ、外で彼女の名を叫ぶグレゴリー。
 それを聞いてローズが下りてくる。
 なぜ来たのかときくローズにごちゃごちゃと訳を話し、
なかなか肝心の事を言わないグレゴリーに「早く言って。老けるわ」とローズ。
 「君は美しい」「ありがとう」「愛してる。君と結婚したい」「もう結婚してるわ」やはりめまいを覚えるグレゴリー。
 オペラが鳴り響き、キスをする二人。
(アパートの住人Carlo Scibelliの粋な計らいだ。レコード。トゥーランドットよね。
「とーたる・ふぃあーず」のは「誰も寝てはならぬ」だと思うけど、これは王子が歌う愛の歌かな。題名は知らん。
間違ってるかもしれん←CD買いました。どっちも「誰も寝てはならぬ」ですね、たぶん…)

感想:恋は人を狂わせます。
 グレゴリー、最初っから少々おかしかったですが、最後にはすっかりおかしくなってましたね。
 まあ、ローズへの対応がかなりひどかったですから(本人に悪気はないんだが)、
あのくらいはおかしくなって欲しいものです。
 最後の音楽はアパートの住人の粋なはからいでしたが、
感情が高ぶると本人には音楽が聞こえるというのはありえるのではないのでしょうか。
 私は風景を見た事があります。電気も走ります。人によっては音楽も聞こえるかと。

 セックスだけが大事なわけではありませんが、肌の触れ合いは欲しい所です。
 確かにローズは美人とは言いがたいですが、グレゴリーと楽しく会話が出来、
見た目もそれほど悪くありません。
 充分です。しっかし娘はほめた方が良いね。
 あのマリア・カラスも母親に褒められないで育ってしまったみたいだけど、どう見ても美人なのにね彼女。
 相性があるのよね、親子にも。
 見た目がさほどで無くても、本人が自信を持っていれば結構他の人にも魅力的に見えるものだし。
 後、やっぱりあのように努力すればかなり変わる。

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ベルセルク 27

「ベルセルク」27 三浦建太郎 ☆☆☆☆ 

 狂戦士の甲冑を身に着けたガッツは驚異的な戦いをする。
 甲冑が折れた手足を補強する、肉を貫き骨に喰い込んで。
 甲冑の憎悪に飲み込まれそうなガッツの自我をシールケが救い出す。
 魔女フローラが最後の力を使い、使徒達を阻み、その間にガッツ達は逃れる。

 王都ウィンダム。今やクシャーン、ガニシュカ大帝の支配する都市。都市中至る所、躯(むくろ)だらけ。
 魔獣が跋扈する。
 再生の塔の最上階に幽閉されているシャルロットは、
ガニシュカ大帝に国のためにガニシュカの子を孕む事を迫られていた。
 しかしガニシュカはシャルロットが鷹、グリフィスと関係がある事を知り、迫るのを止める。
 ガニシュカは使徒だったが、鷹と対抗するつもりだった。鷹の使徒達が現れ、ガニシュカの作った魔物達と争う。 その間にグリフィスはシャルロットと彼女の御付の者アンナを救い出す。

 ガッツ達はパックの故郷エルフヘルムを目指す。ファルネーゼはシールケから魔術を教わる事にする。

感想:私は仲間と戦う少年漫画の王道が苦手ですが、ガッツの場合は仲間は必要です。
 一人では無理ですし、辛すぎます。
 と言ってもガッツの側にいる事はいくら命があっても足りないほど大変ですが…。
 て言うか仲間がいくらいても厳しいと思います。ホントに何とか出来るのか?

 シャルロットとアンナは結構好きなので、彼女らが不幸になる展開は見たくありません。
 でもなあ、グリフィスの近くにいるんだもんなあ、厳しい展開が待っているのかなあ。つらい。

 グリフィスの生き方では、あの選択しか無いと思いますが、ガッツとしては許せませんね。
 彼とキャスカの生存にも関わってくるし…。ただ逃げるより、戦っている方が気分的にも良いし。

ベルセルク 27
三浦 建太郎
白泉社 (2004.8)
通常24時間以内に発送します。

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バイバイ次郎

「バイバイ次郎」エンジン Lap8 ☆☆☆☆
脚本:井上由美子 音楽:菅野祐悟 演出:平野眞

 明日、今後の事について話したいと言う一之瀬新作監督(泉谷しげる)。
 末永たまき(岡本綾)が監督に神崎次郎(木村拓哉)を走らせてくださいと頼んだからだ。
 しかし明日は予定があると断る次郎。

 次郎は「風の丘ホーム」の子供達を彼らを引き取ってくれる施設にバスで送り届けるために運転席につく。
 フロントガラスに子供達の送り先を書いた紙を貼っつけていく。聖ロサリナホームには大輔、周平、盛男、明。
 子供の森学園には徹と葵。風香園には春海、奈央、ユキエ。希望のひかり園には美冴と俊太。

 「聖ロサリナホーム」。俺が面倒みると頼もしい事を言う塩谷大輔(石田法嗣)。
 平山盛男(小杉茂一郎)がマヨネーズをバスに忘れたので送り届ける次郎。次郎を見てさよならと言う盛男。
 ほら吹き刀根明(広田亮平)は次郎にもうレーサーだと嘘つくなよと言う。
 そして大輔は頭を下げて「さよなら」と言う。草間周平(中島裕翔)にクイズを出す次郎。
 「バスの運転手さんはいっつも帽子をかぶってます。どうしてでしょうか」「教えてください」と周平。
 「じゃ、今度な」と次郎。「今度はありませんよ。今日でお別れですから」「今度つったら今度なんだよ」
 去る次郎達。
 「何なんでしょうねえ、バスの運転手さんがいつも帽子をかぶってる理由って」と春山万里夫(角野卓造)。
 「無謀運転しないためですよ」と周平。周平はわかってたのだ。

 一方「風の丘ホーム」では小森七恵(岡真由)が新しいおうちに行きたくないとテーブルの足にしがみつく。
(かわいすぎるぞ、岡真由ちゃん!リアル、ペコチャン!)
 しかしちひろ(松下由樹)に説得され、テーブルの下から出てくる。

 子供の森学園。「次郎をよろしくね」と水越朋美(小雪)に言う園部葵(佐藤未来)。
 「彼、子供みたいだから朋美先生みたいに真面目な人が側についてないと何するかわかんないでしょ」
 鳥居元一郎(堺雅人)、それを聞いてなんとも言えない表情で上を見上げる。葵に浮気するなよと次郎。
 しかしあっさり振られる。「お互い新しい道を歩みましょうね」
 元にい、次郎の横の窓を開けてもらい、「あなたともこれでお別れになりますかね」
 「一度ゆっくりお話ししてみたかったですね」「そうなの?」と意外そうな次郎。
 「僕は子供と付き合うのに常に経験を優先させてきました。
 だけどあなたはそんな事お構いなしに子供達の中に土足で踏み込んでくる」「土足」
 「その土足を子供達が多少なりとも喜んでいたのは認めざるおえない。
それがなんなのか知りたかったものですから。では」
 去っていく元にい。徹(有岡大貴)と葵と一緒に手を振る元にい。

 風香園。便所に行くとバスから出る次郎。「有難う、次郎」と手を出す星野美冴(上野樹里)。
 手が濡れてるからと握手しようとしない次郎。「照れてる」と樋田春海(戸田恵梨香)に言われる。
 次郎、美冴に水をかけてホントに手が濡れてるんだと証明してから、握手する。美冴、朋美とも握手する。
 田口奈央(大平奈津美)と握手する朋美。そして二宮ユキエ(夏帆)に声をかけ、手を差し出す朋美。
 ぬいぐるみを抱きしめているユキエ、握手しようとしない。バスに戻ろうとする美冴を泣きそうな顔で見るユキエ。 「美冴」と引き止める次郎。
 美冴、振り返らずに「甘やかしたらダメなんだってば。今日から別々に暮らすんだもの。
泣かないって約束したじゃん、もう」
 次郎、ユキエの前に立ち、「妹はもう卒業しろって」「卒業?」ユキエ、次郎に美冴へのぬいぐるみを託す。
 ぬいぐるみを掲げて、振って「大事にするよ」と言う美冴。

 希望のひかり学園。最後の紙をはがす次郎。ポケットには今までのくしゃくしゃになった紙が入っている。
 ラジオはポンコツで入らない。金村俊太(小室優太)が「明日も来る?」と次郎にきく。
 「明日は来ねえんじゃないかな」と次郎。「じゃ、今度いつ来る?」美冴が俊太に声をかけて連れて行く。
 後ろを振り向く次郎。誰もいない。ラジオをつけても何も入らず、ため息をつき「だよね」と言う。
 朋美を乗せて出発する次郎。俊太が走って追っかけてくるのに気づく(俊太をおっかける美冴)。
 気づいても止めない次郎。次郎の名を呼び追いかける俊太。次郎、結局バスを止める。次郎、帽子で涙を隠す。 「どうしてちゃんと答えてくれないの。今度いつ来るのってきいたのに」
 「ゴメンな。わかんねえからさあ、次いつ行けるか。だから答えられねえよ」
 「ごめん」と言う言葉を言いながら俊太をかかえて振り回す次郎。
 顔を抑えてしゃがみ込んじゃう次郎に「もう一回」と何度も言う俊太。美冴が俊太に「泣かないの」と涙声で言う。 「何でだよ!」と次郎「えっ」「何で泣いちゃいけねえんだよ」「だって泣いたって仕方ないし」
 「おめえらガキだろ!いい年こいてさあ、泣いてる俺はかっこ悪いけれどおめえらガキだろ。
だったら泣きたい時泣いたって構わないだろ。悲しかったらその分泣いたって良いだろ!」
 「止めてよ。止まらなくなるだけだから」
 「何でおまえ、そうやって物分り良くなるんだよ。何でそんなに急いで大人になりたがるんだよ!」
 「だって泣いてってしょうがないじゃん!泣いたら又みんなと一緒に暮らせるの?
泣いたら又みんなと一緒にいられるの!違うでしょ、泣いたってどうにもならないじゃん!!」
 美冴、俊太を連れて次郎の前に立つ。「泣いたってどうにもならないじゃん」
 次郎、美冴を抱き寄せる、俊太も抱き寄せる。

 風の丘ホーム。次郎、猛(原田芳雄)に「ホントにこれで良かったのか」と抗議する。次
 郎はくしゃくしゃの紙を猛の前に置いて去る。子供達の名前と行き先を書いた紙。

感想:次郎って子供達に他の人と対するのと同じように対しているのよね。
 可哀想だから守ってあげなきゃという態度でもなく、親のいない子供はうさんくさいというような態度でもなく。
 だから子供達も次郎には何の気負いもなく接する事が出来る。普通にふつうに。

 葵ちゃん、ませませなセリフだけど、子供が子供らしいセリフを吐くなんて大人の幻想よね。
 「さんまのスーパーからくりTV」を見てよくわかった。

 泣くのはストレス解消になります。確かに泣くと顔が醜くなるけど。感情出せた方が健康に良い。

 元にいの思いは届かないみたいです。
 元にいの微妙な表情しぐさは可愛いですが、男の魅力とまではいきません。残念です。
エンジン オリジナル・サウンドトラック
関連サイト
rosaのひとり言
どらまにあ
てれび日和
LOVELY TELLY
*TVな毎日

どらま・のーと


 

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神は沈黙せず

「神は沈黙せず」山本弘 ☆☆☆☆

最後まで書いています。文字通りあらすじですが…。

 私、和久優歌は6歳の時、両親を豪雨による土砂崩れで亡くした。
 4つ年上の兄、良輔とは別々の親戚に引き取られた。

 中学一年の時、
世界各地のかわいそうな子供たちの実態を紹介した本についての読書感想文コンクールで優勝した。
 私の体験談が先生方の涙を誘ったからだ。
 私は自分の不幸を武器にした、アンフェアだったと自分がイヤになった。
 ある時図書室で本を借りようとしたら、図書委員の人にあなたの感想文は良かったと言われた。
 そしてちょっとアンフェアだったと思ってない?と言われぎくりとする。
 彼女、柳葉月には人の本音を見抜く才能があった。彼女は私の親友になった。

 ある時私と葉月はあるやらせ番組に出る。女子高生の援助交際についての番組だった。
 ファーストキスさえまだだったのに、バカな援助交際をやっている女子高生を演じた。
 もちろん顔も本名も出していない。
 しかしネットで私の名前と電話番号があのムカツく女子高生として出回ってしまう。
 映像を元に調べた人がいたのだ。
 兄がその情報をのせたホームページの作者にメールを送り、番組がやらせである事、
私の情報を取り下げて欲しいという事を丁重に要求したが、言論の自由の弾圧だという返事がくる。

 兄はコンピューターの道に入り、「ダーウィンズ・ガーデン」というゲームをつくる。
 私はライターになろうと小さな編集プロダクションに入るが、意に沿わない仕事をやるのがつらく、フリーになる。

 加古沢黎、ネットでの影響力が強い若き作家。私は彼へのインタビューの仕事を引き受ける。
 そして私が現代人と宗教の関わりについての本を書いたら、それを読んだ加古沢黎が連絡してきた。
 そして私は彼と付き合うようになる。そして加古沢黎は兄、良輔と会う。
 その頃兄は葉月と付き合うようになっていた。
 で、四人であったのだが、葉月は加古沢黎が自分より頭が良い良輔の事を嫉妬していて、
今に何か仕掛けてくると言った。
 葉月は良輔が何か悩みを抱えているらしい事を私に話す。
 兄の悩みはこの世界がシミュレーションゲーム「ダーウィンズガーデン」にそっくりな事だった。
 兄はこの世界を神のシミュレーションではないかと考えていた。私はその反例として超能力の事を調べる。
 そのさい大いに参考になったのが大和田省二という方がやっているサイトだった。
 しかし超能力については情報量が多く、どうまとめたらいいか分からないとサイトに載せていなかったので、
兄と一緒に大和田さん本人に会いに行く。
 その帰り、空から子供が降ってくる。38人の子供が死んだが、3人だけ生き残る。私は加古沢と別れる。
 兄と葉月は結婚し、、空から降ってきた子供の一人を養子にする。
 加古沢が発表した小説「仮想天球」は兄のアイデアを元にしたものだったが、何の断りも無く、
私は抗議するが、逆に加古沢ファンの攻撃を受けてしまう。
 そして過去の援助交際の事がネットで流れ、仕事が無くなる。そして神の顔が現れる。
 兄は「サールの悪魔」という言葉を残して失踪する。

 加古沢の新作「時の振り子」は最後まで読めばそうではないとわかるのだが、
日本の植民地支配を肯定するものとコリアの批判をあびる。
 「時の振り子」に対するテロが起き、日本人のコリアに対する感情が悪化する。
 在日朝鮮人の葉月は兄がいるとわかったオーストラリアに行く。ある日私は加古沢に呼ばれる。
 彼はテロを起こしたのが自分である事を告白する。
 彼はユニークな人物が神によってセーブされると思っていた。私は彼に兄が知ったこの世界の真実を話す。
 加古沢は空から大きな氷の塊が落ちる騒ぎに巻き込まれ死亡する。
 私は兄に会い、人は神なしで正しく生きることが出来ると信じると言い、兄も私の考えの信者になると言う。

感想:怖かったです。一番怖いのは日本の経済崩壊。ウワー!!止めてくれー!!
 ニュースで毎回今日の日本人一人当たりの借金を発表して欲しいと思います。
 政治家さんと経済界のお偉方には頑張っていただきたいと思います。
 あと、やっぱり死んだらそこでおしまいと考えるのも怖いなあ。そうかもしれないけど。
 後大絶滅が定期的に起きているというのも怖い。宇宙が書き割りなんて考えたくない。
 情報が多すぎるという批判がありますが、私はその情報が面白かったです。特に空飛ぶ帆船は良いですね。
 UFOより断然良いです。ぜひ見たい!私は不思議体験は全然ありません。
 でも嘘言うタイプではない人が頭上まじかにUFOを見たと言ってました。
 映画監督の岩井俊二さんはスプーン曲げたそうです。
 この話で印象的なのはやっぱり何かが落ちてくる現象ですね。
 確か最近も汚物が落ちてきた話があったような…。
 的場浩司さんは鳥人間や宇宙人や小人を見たそうですが(ちょっとうらやましい。妖怪体質)、
UFO見た人が怪物見るというのも面白かったです。
 実際霊感体質の人の中にはUFOを結構自由に見れて、
その人と一緒に車に乗っていたら小さなUFOが群がったなんて話も聞いた事があるから、
ちょっと宇宙人とは関係ないんじゃないかと思っちゃいますね。
 でも、怖いのは見たくないです。細部が楽しめました。
 大和田さんが言った愛国心についての言葉は私も普段思っていることなので、嬉しかったです。
 どなたかが書いてらっしゃいましたが、確かに葉月と主人公がやらせに関わるのはおかしいですね。
 私でしたら、援助交際をしている方々をよく事情もわからずに断罪する事は出来ませんし、
人を貶めるためのやらせは出来ません。
 私より遥かに正義感が強い葉月やヒロインなら絶対しないでしょう。
 でも作者はやらせが多い実態と、真実を知りたがらない人の性を描きたかったのでしょうね。

関連サイト
本宮ひろ志「国が燃える」捏造問題、山本弘「と学会」会長をウォッチングするHP
山本弘問題連絡会
山本弘のSF秘密基地
この頃の乱読(読書感想文)
BI@K:writings:書評


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アブソリュート・ディフィート

「アブソリュート・ディフィート Absolute Defeat」交響詩篇エウレカセブン 第7話 ☆☆☆☆監督:京田知己 シリーズ構成:佐藤大 キャラクターデザイン・メインアニメーター:吉田健一メインメカニックデザイン:河森正治 音楽:佐藤直紀 脚本:菅正太郎 絵コンテ:宮地昌幸 演出・作画監督:伊藤秀樹 

 ワイトKLF小隊が消息を絶った。調べに来るKLF部隊。濃霧に覆われていてよく見えない。謎の敵に襲われる。 オシリスから数えてこれで六つ目。

 営巣入り一週間、やっと出されるレントン(三瓶由布子)。禁固十日だったはずだが、大事な仕事があるそうだ。 出前箱(おかもちだっけ?)を前に置かれる。皆によると非常に危険な代物だそうだ。
 ハップ(山口太郎)に言われてムーンドギー(宮野真守)、おもむろにゴム手袋をはめ慎重に開ける。
 湯気が出、サランラップに覆われたラーメンが出てくる(日本人の心のアイテム。ここは日本か?)。
 見た目はさっぱりとんこつ系。「しかしこれ一つで、街がな…」とハップ。
 これをある人物に届けなければならないそうだ。「俺にやらせてください」と志願するレントン。
 都市型迷彩の一種、敵から姿をくらます事が出来る服に着替えるレントン。
 ただのジャージにしかみえないが…。危険物を持って街に出るレントン。カメラを持った怪しい人発見。
 ハップが取引場所を変更してもらうからその場を離れろと指示してくる。怪しい人物はムーンドギー。
 レントンに発見され急いで隠れたは良いが、カメラの視線はその時点からずっと彼の股間に…。
 その事を指摘され、映像を楽しんでいる仲間にギジェット(水沢史絵)がいるかと聞くムーンドギー。
 「ガンバッテー、ムーンドギー」とギジェット。顔を赤らめるムーンドギー。

 ジャンクフードの減り方が激しく、いっそ禁止にするかと悩む苦労人ヒルダ(浅野まゆみ)。
 後ろから突然エウレカ(名塚佳織)に声をかけられビックリする。彼女はレントンがどこにいるかきいてきた。
 食事の時間なのに営倉にいないのだ。お使いに出かけたと言われる。

 サウナ・レインボーに潜入したレントン。
 ハップは老廃物の処理でいず(トイレね)、代わりにストナー(松本保典)が指示を出す。
 受取人は背中一面に入れ墨(日本だよなあ、そういうのは。入れ墨自体は西洋の方が気軽にやってるみたいだが)をしているそうだ。
 それも伝説の生き物の入れ墨。ここには入れ墨連中が多かった。
 どういう指示を出せば良いかアイデアを周りの人にきくストナー。
 お花柄のパンツはいてる人が良いとメーテル(木川絵理子)。ふんどしを推薦するリンク(水沢史絵)。
 かつらの人なんてどうかなとモーリス。受取人はづらだと指示するストナー。
 やる気満々のレントン(づらを取らなければいけない)。
 しかしムーンドギーはのぼせていて、カメラにはレントンの姿がちゃんと映らない。
 そこにヒルダとエウレカが入ってくる。
 ジャンクフードを食べ散らかしている皆を見て、当分の間ジャンクフードを禁止する。
 又ルーキーいじりをやっているのかと批判的なヒルダ。恒例行事なんだそうだ。
 それにこれは一種の愛情表現だとマシュー(中村彰男)。「こんな愛情表現、あたしにしたら殴るよ」とヒルダ。
 なんとこのルーキーいじり、言いだしっぺはタルホ(根谷美智子)でホランド(藤原啓治)ものりのりなんだそうだ。 やっとレントンが映る。カメラを構えたムーンドギーを見て、俺のために来てくれたのかとうるうる目のレントン。

 ドミニク(山崎樹範)とデューイ(辻谷耕史)。ワイトKLF小隊が消息を絶った地。
 三日前震度45の地殻変動を観測。同日没までに半径20キロ内を完全封鎖。
 そしてワイトKLF小隊とノーマKLF小隊が連絡を絶った。
 隊長機に攻撃が集中しているのが先立つ5つと同じなのだそうだ。
 ノーマ01はさんごの様な色とりどりのものに覆われている。

 カップ麺をすすっている月光号の面々。
 映像にはパフェを前にしてテーブルをはさんで座っているレントンとムーンドギー(レントンのパフェは特大だ)。
 カメラが二人を撮っている事に気づいているのに、この事態のおかしさにまったく気づいていないレントン。
 夕日を背景にラウンド・ハウス・カットバックを決めているリフ乗り。
 魅せられるレントン、ムーンドギーはレントンが情けないからヘルプに来たと本気で信じている。
 ムーンドギーさんが来てくれて正直ホッとしたと涙ぐむレントン。
 ムーンドギー、遂に切れ、ホントは事態を分かっているんだろうと言う。
 しかしレントンはムーンドギーをホントに優しい人と感動。
 ブツを届ける事によって罪の無い人が傷つくかもしれないと恐れていた。それではダメだと気づいた。
 「俺、月光号に乗り込んだ時に決めたんです!たとえ世界中を敵に回しても、エウレカの力になるって。
 あなたのおかげでやっと決心がつきました。厳しさの中の本当の優しさ、有難う、ドギー兄さん!!」
 ドギー兄さんのヘッドフォンに爆笑が響く。
 ドギー、レントンに襲いかかり、ほっぺたを引っ張る(皆の注目がレントンに行ってしまって傷ついていたのね)。 そこにさわやかに喧嘩を止めに来た体の大きな、背中にホランドの入れ墨をした男(丸山壮史)。
 入れ墨を見てこいつが受取人だと思い込むレントン、鼻に指を入れた状態で「何食ったら、そんなにデカクなれるわけ?」と言って、
ラーメンをかけられる(そういうふうにしろと指示されたのね)。

 さすがに真相を知ったレントン、エウレカに見られたのではないかと気にする。ムーンドギーを非難するレントン。 しかしムーンドギーはいじられる事が嬉しかったのだ。
 今回は負けたが、次は絶対俺が勝つといったような内容を地方語丸出しでムーンドギーに言われて、
怒りは収まるが、ムーンドギーが何を言っているのかさっぱりわからないレントン
(あれはわかるぞ。ほんまもんはホントにわからないぞ)。

 デューイが釈放された事にショックを受けているホランド達。

 一方、デューイ、彼らという謎の団体さんについて話している。彼らには小隊を全滅させる意志は無い。
 彼らにとって指揮官は情報が集積するポイントにしか過ぎない。自らの習性に従いそこに群がってるだけ。
 コーラリアンというのが彼らの名前。

 落ち込んでいるレントンにラーメンを持ってくるエウレカ。しかしエウレカはレントンに感心していた。
 レントンが来てみんな変わったそうだ。関わる事がすごく楽しそうなんだそうだ。
 喜んでるのはニルバーシュだけではないと。

感想:レントンはださくないです。素直で、真っ直ぐは長所です。エウレカだってホントに感心してるんです。
 「世界中を敵に回しても、エウレカの力になる」って言葉、ちゃんとエウレカ聞いてたし。
 どんどん点数を稼いでいます、レントン!
交響詩篇エウレカセブン 1
関連サイト
師匠の不定期日記
蒼穹のぺうげおっと


 


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第六大陸

「第六大陸」小川一水 ☆☆☆☆

最後まで書いています。注意!

 深海交通艇「リヴァイアサン」は「ドラゴンパレス」を目指していた。
 「ドラゴンパレス」とは南沙諸島多目的海底都市である。
 青峰走也、25歳は、その「ドラゴンパレス」と交通艇を建造した御鳥羽総合建設の社員で、
施設の最後の点検作業のため、「リヴァイアサン」のコックピットにのっている。
 彼は梵鐘のような低い音に気づき、点検しに後ろの方に行く。途中、12,3歳の少女に声をかけられる。
 音の事だった。
 軽くいなして機関室に入ろうとすると、
その少女妙の隣に座っていた老人に少女の話を聞いた方が良いと言われる。
 その少女によると音と一緒に蛇口が震えたそうだ。その事である事に気づく走也。
 しかし対処する前に、水が爆発的に出てしまった。
 しかしその事故は致命的なものではなく、「リヴァイアサン」は無事「ドラゴンパレス」に着く。

 「ドラゴンパレス」。走也は社長の御鳥羽拓道に呼ばれる。そこには先ほどの老人がいた。
 彼、
桃園寺閃之助は遊園地を運営するエデン・レンジャーエンターテイメント社その他の周辺事業を行っている桃園寺グループの会長だった。
 彼は御鳥羽総合建設に月に建物を作って欲しいと言ってくる。

 実はこの考えは妙ちゃんのものだった。
 走也は妙と一緒に中国のロッケトで月にある中国の基地に行き、帰ってくる。
 帰った走也は次に種子島に行かされる。

 天竜ギャラクシートランス社。ロケット製造・打ち上げの会社だ。
 八重波竜一が画期的なアイデアを持った秦信司に出会い、作った会社である。しかし仕事がロクに無かった。
 しかしそこに走也達がやってくる。
 エデン・レンジャーエンターテイメント社特別監査部監査員の保泉(ほずみ)玲花は秦のアイデア、
可変推進方式複合エンジン、トロフィーエンジンが目当てだったのだ。
 玲花は開発費も出すと言う。

 月に建設するものは結婚式場。
 妙の母は死んでいて、その事もあり、妙は父親の輝一郎とはうまくいっていなかった。
 この事業は寂しい妙への祖父からの贈り物だった。

 走也と妙は又月に行く。ロケットには秦も乗っていた。宇宙ゴミ、デブリがぶつかり、秦は死んでしまう。
 非難が集中する。桃園寺会長は解任される。妙の父親はこの事業を快く思っていなかった。
 妙はスペースデブリの除去にのめり込み、ついに倒れてしまう。三日目、彼女が目覚めるとそこは病室。
 世界中からの励ましのカードや花束に覆われていた。

 月のエデンクレーターから電波放射が確認される。 人類の手になるものではなかった。
 その電波を出しているものは電荷摂取性格子、イングーと呼ばれた。
 NASAが大規模加熱実験をしたら、数百の金色の柱が立上がり、巨大な構造物が出来上がる。
 それは地表の物体を推進剤なしで宇宙に送り出す事が出来るものだった。

感想:K・S・ロビンスンの「レッド・マーズ」シリーズの隊員達同士のゴタゴタを取り払った感じ
(「ブルー・マーズ」を私は待っている)。
 日本人はおとなしいから、ゴタゴタは確かに少なかろう。月だし。
 月に建物を作るにはという事を真面目に考え、シュミレーションしましたって感じで好感度大です。
 仕事人達の頑張りがすがすがしい。

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あの日 昭和20年の記憶 5月編

「あの日 昭和20年の記憶」5月編

5月2日 ソビエト軍がベルリンを完全占領。ビルマ戦線、英軍がラングーンを占領。米軍、那覇、首里に向け猛攻。

5月5日 アメリカ、オレゴン州で日本から飛来した風船爆弾によって6人が死亡。

5月8日 黒木和雄さん(映画監督 74)中学3年。学徒動員で宮崎都城の川崎航空という飛行工場に配属され、リベット打ちの練習をしていた。警戒警報が鳴った。その当時は南九州には大空襲が無く、のんびりと一応防空壕に歩いて行った。雲が低く垂れ込めていて、突然空から黒い物が二つ三つ舞い降りてきて、カラスじゃないかと瞬間思ったんですが、軍事教練で危ない時は伏せるという事が身についていたので伏せた。轟音と爆風。砂煙であたり一面が真っ暗になった。アメリカの飛行機に襲撃されたとわかった。阿鼻叫喚になった。煙が薄れていくにつれて、土砂に埋もれて、土砂のせいで体が痛いとわかった。助かったと立上がったら、すぐ側を歩いていた友人の一人が尻餅をついていて、頭がすいか割りのように割れて、脳漿が噴出す瞬間を見たような気がするんです。恐怖とショックで「助けてくれ、お母さん」という声が方々から聞こえてきて、夢中で逃げ、近くの防空壕で他の助かった工員達とふるえていた。全部で百人ぐらいいたが、この日11人の同級生が命を落とした。14,5人で歩いていて、僕らの固まりの所に一発ぐらい落ちた。4,5人が即死だった。病院を訪ねたが、即死状態の人と軽症の人にわかれていた。校葬があったのだが、興奮して40キロぐらいの所を汽車ではなく歩いて行った。中にはその時かけよって介抱したり、かついで病院まで運んだ人達がいた。私自身はまったく助けようとせず逃げたという事を大変恥ずかしく、情けなく、私の中でこの事がショックになりまして、今日まで時々やっぱり思い出し、自分が情けないという事が。
永井荷風の日記
くもりて風猶冷なり。近日見聞録。川崎の町にて家を焼かれし人民、焼け跡に小屋を立て、雨露をしのがんとせしに、巡査憲兵来り、これを取り払はむとせしかば忽衝突し、四方より罹災の人々集り来り、憲兵数名に傷を負はせしと云。深川辺にもこれに似たる事件度々ありし由。

5月11日 馬場 當 さん(シナリオライター 78)海軍三沢基地の整備兵をしていた。大型雷爆撃機連山のエンジンの油圧系統の整備をしていた。昭和20年の三月末に横須賀の基地から三沢の基地に移る事になった。二日がかりだった。上野に着いたら戦災孤児が千人もいるかと思うほどホームにうようよいて、僕達の列車が着いたら「兵隊さん、何かくれくれ」と窓から5,60本手が入ってくる。横須賀を出る時18リットル入りの缶の中にご飯を一杯詰めて来ていた。初めは握り飯を作って渡していたんだがとってもそんな事では間に合わない。子供達は目が血走っている感じで、手を突っ込んでくる。石油缶ごとホームに放った。何百人、何千人という感じの子供達がワッーと缶に寄って来る。見ていて迫力があると言うのか、すごかった。見かねた馬場さん達は次々とご飯の入ったいっと缶をホームに放り投げていった。列車が出て、乗っていた馬場さん達はどっかで良い事をしたような気持ちになっていた。だけど赤羽あたりまで来たら俺達の食う物は一体どうするんだと言う話になった。しっかりした奴がいて座席の下の石油缶をかかとでゴンゴンゴンと蹴った。二缶ばかり残しておいたよと言うのだ。みんなホッとしながらしらけた。

5月12日 笑福亭松之助さん(落語家 79)神戸で母親と二人暮しをしていた。軍需工場で潜水艦の電気系統の図面を写す仕事をしていた。家の屋根に焼夷弾が突き刺さった。母親を先に逃がした。それから言われたように天井を突き上げて消そうとしたが、何発も落ちてくるのでこれは危ないと思った。湊川神社に逃げようと思ったが、電車通りではこぶし大の火の粉がグォッーと音を立てて流れている。向に渡る事が出来ない。風上に逃げないとと思ったが風上も立って行ける事が出来なかった。パタッと地べたに伏せて這うように風上に行こうとし見つけてふと手に触ったのはコンクリートで出来た人が二人ぐらい入れるような防火水槽。この中に水がある、ここにいれば助かると飛び込んだ。先に一人入っていた人がいてふとんをかぶっていた。その布団を奪うようにして自分の方にかぶった。段々段々熱気がひどくなると向こうが布団を引いてくる、こっちもまた引っ張ると言うふうに引っ張り合っていた。中に入れない人は寝転んだままで水をくれー、水をくれー、水くれーと悲愴な叫び声をあげていた。水槽に手を伸ばして水を取ろうとする。その時人間と言うのはえげつないなあ、あさましいなあと思ったのは、水が減ると自分が危ないと思うと水を取ろうとする手をパーンとはらってしまった。後で考えてもぞっとしました。横にアパートがあって燃えていたが、これが我々の方に倒れてくると覚悟をしないといかんぞと言う人がいたが、アパートの二階の棟はそのまま垂直にパタとおちた。そうしたらおそらく覚悟をしないといけないと言った人だと思うが「安心せーい!助かったぞー!!」と言うてくれて「ああ、良かった」と思った。布団をめくって防火水槽の所にふっと立ち上がった。時間も経ってたので夜が白々と明けていた。ふっと入っていた人の顔を見たら私の母親ですねん。

5月13日 大西洋でドイツ潜水艦が米海軍に投降。同乗していた日本の海軍士官の二人が自決。
川田正子さん(童謡歌手 70)昭和18年、関東児童唱歌コンクールで二位になったのをきっかけにNHKの専属歌手となる。連日のようにラジオ番組に出演。この日もNHKのスタジオで小国民歌と言われる歌を歌っていた。

「勝ち抜く僕等少国民」作詞:上村数馬
勝抜く僕等少国民 天皇陛下の御ために 死ねと教えた父母の 赤い血潮を受け継いで 心に決死の白襷 かけて勇んで突撃だ

こうした歌は児童向けの歌番組の他、戦地にいる兵士に向けた番組「前線へ送る夕べ」で度々歌われた。

「欲しがりません勝つまでは」作詞:山上武夫
どんな短い鉛筆も どんな小さい紙切れも 無駄にしないで使います そうです(?)僕達私達 欲しがりません勝つまでは

5月14日 B29、四百機あまりが名古屋を空襲。名古屋城、消失。
最高戦争指導会議、終戦工作にソビエトの仲介を求める事に決定。

5月15日 加賀乙彦さん(作家 76)名古屋の陸軍幼年学校にいた。学校から名古屋の大空襲が見えた。他の市街は翌日になると真っ黒焦げになっていたが、お城だけまだ燃えていた。三日目になってもまだ燃えていた。陸軍幼年学校は全寮制。起床ラッパで起きてから一時間後に朝食。その間に武器の手入れ、靴の手入れ、整理整頓、かけて丘の上に行って軍人勅諭を奉読する。その前に宮城遥拝、伊勢の皇大神宮を遥拝、父母のいる方角に頭を下げる。それから帽子をかぶって勅諭を読む。読み終わったらダッーとかけて下りないと朝食に間に合わない。時々勅諭を読むのをさぼった。夕食終わってから軍歌演習を校庭でやった。校庭をぐるぐる回りながらやる。軍歌を一番、二番、三番と覚えていなければならない。歩兵の歌の時は必ず駆け足になる。日曜日は外出も自由だった。陸軍では私的制裁と言って殴ったり蹴ったり、少年兵いじめがあったが、そういう事は幼年学校ではなかった。陸軍幼年学校を出ていると早ければ19歳ぐらいで少尉になる。軍人になったとたんに激戦地に行って死ぬことになる。先輩で次々に戦死者が出ていた。

5月17日 墜落した米軍機の飛行兵を九州帝国大学医学部で生体解剖
九州医大・捕虜生体解剖事件

上坂冬子さん(ノンフィクション作家 74)この日、内務省の役人だった父親が突然倒れた。父の仕事は日本中の敵性外国人を軽井沢に集めて彼らがスパイ活動家なんかして本国に電報を打たないように取り締まる仕事だった。緊張状態が続いて、ほとんど家にいなかった。
木曽福島の旅館で会議をやっていた。くも膜下出血だった。お医者がいなかった。村長さんがよくこのような病気を手がけていて、このまんまじっとして昼も夜もまっ暗くしてほっておけと言われた。後で日本で三本の指に入ると言われている脳のお医者さんが適切な処置だったと言われた。薬は柿のしぶだった。今スキー場で有名な薮原の駐在所で生活したが食べ物が無かった。旅館では豆だらけ大根だらけの食事を出してくれたが、それでもご飯がちょっと入っているだけで良かった。薮原では家から持ってきたものだけで、どこで買えば良いかわからないし、近所に知り合いもいないし、たまーに父の部下の方が一升分のお米を持ってきてくれた。今でも野原に行くとこれは食べられる、これは食べられないとわかるのは薮原での生活のおかげだ。アカザはおいしい。タンポポなんかも浮かべておしょうゆまがいのものを入れて、すいとんを食べた。

5月18日 熊倉一雄さん(俳優 78)東京目黒の旧制都立高校の一年生。家族が疎開したため大森の親類の家に下宿していた。伯父叔母が不在で良い天気だった。警戒警報が鳴って、ホントににわかにあたりが暗くなってザザザザザザザッーと音がして雨かと思ったら焼夷弾だった。前の家の塀が燃えていたので防火用水から水を汲んできてかけていたら、背中をお婆さんがちょんちょんと叩いて「あのー、うち、燃えてるけど」「えっ」「うち、燃えてる」と二階を指して言う。「じょ、冗談じゃないよ」と二階に行ったら火の海。いろんな人が来てバケツリレーをしてくれた。しかしどうにもならなかった。後から見たら8発、落ちていた。天井はもちろん燃えてっちゃって、梁が燃えて落っこってくるという状態になって、これはもうダメだなあと思っていたら、誰も水を持ってきてくれなくなっちゃって、これはどうしたんだろうと見たらあっちこっちいろんな物が無くなっている。階段を下りたら、その辺にあったバケツも金ダライも、台所用品で役に立ちそうな物はみんな無くなっている。お爺さんとお婆さんを連れて逃げ出したが、途中にいる燃えていない家の人達に「非国民!なんで消さないんだ!」と言われた。

5月22日 森村誠一さん(小説家 72)夢もうつつも食べ物の事ばかり、価値観の第一位が食べ物だった。埼玉県熊谷の商業学校1年生。勤労先の農家で出される昼飯が何より待ち遠しかった。当時は新聞がゴミの食べ方とかムシの食べ方とかを解説する時代だった。各農家全てが銀しゃりを出してくれるのだが、おかずが違かった。良い農家だと魚なんかがつくが、一般的にはおしんことつくだにが付く程度。勤労奉仕の後情報交換した。他のが魚だ出たと聞くと、悔しいから見栄を張って塩ジャケが出たとか、つくだにが牛肉のつくだにだとか嘘を言った。嘘がどんどんどんどんエスカレートしてキャラメルが出たとかお菓子が出たとかになった。そのうちホントに出た気になった。しかし豊かな食事を出したはずの農家に行くとそんな食事は出ない。食べ物を手に入れることがあらゆる事に優先した。物を食うという事は拾う事だった。イモのきれっぱしとかを。そこらの家でイモを干しているとそのイモを盗む。干し柿を盗む。瓜とかキュウリとかトマトとかそこらの畑から盗みまくった。一欠けらの良心のかけらも無かった。収穫の多い時は家族も喜んだ。親や兄弟は喜んで食べた。けしてどこで盗んだなんて聞かない。目につけば本能的に盗んだ。そこに食物があって番人がいなければ必ず盗む。一種のパブロフの犬。まれにお腹が一杯の時もあったが、そういう時でも絶対に逃がさない。今腹は一杯だが、次飢えた時、次はいつ食えるか分からないといういつも危機意識に支配されていた。グループでいようと一人でいようと関係なかった。

大仏次郎の日記「スパイの一例。これはデマかも知らぬが、土浦の工場を、女がいつも口をあけて歩いていて、門内にも入る。これが調べたら女装の二世だったという。とにかく敵は工場の疎開先など、短時日に嗅ぎ出し確実に爆撃する。伊那の山中に横穴を掘ったのを、穴に向けて機銃掃射までしたぐらいで、知っていること驚くばかりだという。

5月25日 宗左近さん(詩人 86)東京大学哲学科の学生。前日の空襲で家を焼かれ信濃町の寺に身を寄せていた。この日は疎開先の福島から上京していた母親を見送りに上野駅に向かう所だった。午後8時半過ぎにたどり着こうと一時間の余裕を持って行った。空襲警報が鳴って寺に戻った。墓地に逃げた。卒塔婆から燃えた。半ば炎の海になったので、青山の方に向かって崖下に行った。そうしたら向こうからやって来た消防団の方達がこちらもダメですと言ってきた。墓地に帰った。大きな桐の木らしいのの下で高校生ぐらいの女の子達4,5人と大人の男の人、女の人一人ずつがいて、女の子達は抱き合って泣いていた。「お父さん、お母さん、助けて。どうかして」と金切り声を上げていた。宗さんはこの火の海の中で母親を亡くした。寺が焼け落ちるまで待って、火がやや衰えてからその上を走った。2時か3時だと思う。母親と手が離れた。母親は走る事が出来なくて、火の海の中に突っ伏したまま。僕は100メートルばかし走りぬけて後ろを見ましたら、母親が手で押すんですね、「おまえは行きなさい」と。押されるような勢いで走りぬいて、少し黒い所がある所の道の上に倒れて、1時間かそこら倒れたままで。
内田百閒の日記「町内や近所だけではなく、どちらを見ても大変な火の手である。昨夜気分進まず飲み残した一合の酒を、一升瓶の儘持ち廻った。これ丈はいくら手がふさがっていても、捨てて行くわけに行かない。朝明るくなってから小さなコップに、一ぱい半飲んでお仕舞になった。昨夜は余りうまくなかったが、残りの一合はこんなにうまい酒は無いと思った。家の焼けたのを確認したのは、夜が明けてからである。

5月27日 関根潤三さん(野球解説者 78)この日は二日前の空襲で焼けた東京原宿の兄夫婦の家に行った。空襲の日は浦和にいた。電車は上野でストップ。有楽町がやられていた。上野から歩いた。あちこちに死んでる方がずいぶんおられたが、何も感じなかった。6,70の小柄なお婆さんが明治神宮の方に頭を下げている。着物も何もきちんとしている。死んでいる。おそらく窒息で。「やりやがったな。今にみてろ」と思った。兄はニワトリを一羽だけ飼っていた。焼夷弾が五個落ちたそうだが、全部消したそうだ。他から移って、燃えた。ニワトリ一羽だけ持って逃げた。朝、ニワトリが「コケコッコー」と鳴いた。近所の人みんな喜んだ。普通の時はうるさいのだが、ああいう時は感激した。

5月28日 大田昌秀さん(参議院議員 79)学徒で組織された鉄血勤皇隊の一員だった。首里から撤退する沖縄守備軍司令部の先発隊として土砂降りの中を島の南端「摩文仁(まぶに)」に向かった。私が所属していた千早隊は守備軍司令部の受け入れ態勢を整えながら、情報宣伝をやれと言われた。梅雨時で毎日土砂降りの雨だった。下痢をしていた。途中の川で一歩も歩けなくなった。膝をついた状態になった。隊員達は早く動かないと危ないぞという事で先に行き、私一人残った。私は情報部だったので、箱型の発電機みたいなのを背負って、機密文書だから絶対に失くしてはいけないと命じられていた。指揮官の岡(?)軍曹という人がいて、戻ってきて、「きさま、歩けないなら、俺が叩き切ってやる」と日本刀を取り出し、何度も振った。歩こうとしても歩けなくって、切られるなら切られても良いと座り込んだ。学友が戻ってきて、一人が銃を取って、一人が箱を代わって持ってくれた。仕方が無いので這うような格好で付いて行った。日頃は文学青年と、当時は文学書を読むだけで不良青年と言われ、馬鹿にされ、落第させられたりしたのだが、その落第生みたいなのが、逆に傷ついた友達を親身になって世話をする、日頃勇ましい事を言っていた軍事教練で成績の良い人達が逆に精神的な異常をきたすとか、そういうのを見せられて、人間というのは極限状況に追い込まれないと本性はわからないものだなとつくづく考えざるおえないような事がありました。四日かけて摩文仁にたどり着いた。箱をあけて唖然とした。隊長の私物、げたまで入っていた。
大佛次郎の日記「牧の郷の石川氏の長女、三島駅にて、特攻隊の少年にて厚木へ帰るのが、泊まるところがないというのを、気の毒がり連れて帰る。無邪気なので家中で歓待する。隊へ行けば長靴や服が買えるというので、辻老人三百円石川氏も八百円渡し依頼す。これが大贋物にて靴から、箪笥の中にありし衣類まで鞄に入れ、悠々と送られて退去す。厚木へ面会に行きしに、盗みし靴を既に買いおる人間ありしと。

5月29日 杉下茂さん(野球解説者 79)陸軍二等兵として中国、上海にいた。杉下茂さんは知らなかったが、この日の新聞の特攻隊名簿に兄、杉下安佑の名前が掲載されていた。この発表があって初めて分かったのだと思う。爆弾そのものを操縦していくというのが神雷だった。人間爆弾みたいなもの。ロケット推進。5分かそこらしか飛ばない。親飛行機から放されたら5分かそこらで燃料が切れる。3月21日米艦隊を目指して出撃。九州沖で全機撃墜された。前年この部隊への配属が決まっていた兄は度々家に戻ってきたが、任務について口にする事は無かった。長崎の大村で戦闘機の教官をやっていた。教官を辞めて、茨城県の晃の域に来てると外出で来る。来てながらB29が東京の上空を飛んでいる。戦闘機乗りがなんで帰らないんだ、なんであれを邀撃(ようげき)しないんだと問うと、任務が違うんだから良いんだと言う。何も言わなかったが、死ぬなよとだけは言われた。

5月31日 岩城宏之さん(指揮者 72)5月25日の東京3度目の大空襲で小石川植物園の近所にあった僕の家は焼けた。植物園の中はさすがに焼けてなくて、中の事務所で近所中の人が難民やって、植物園の池の鯉をとって丸焼きにした。この春、東京の私立中学に入学したばかりだった。一度も授業は無かった。授業を始めようとすると警戒警報が鳴った。僕は体が非常に弱く、集団生活は無理だと残留児童になって、ある日突然全校の生徒がいなくなって、一年から六年までで全部で15人で、とても寂しかった。焼夷弾の不発弾を見つけては、誰かが信管を抜いて、どろどろの油脂が出てくると火をつけた。何時間でも燃えた。学校で空襲にあった時の心得を教えられていた。親指を耳の穴に入れて、鼓膜を守るため。四本の指で目を押さえる。目が飛び出すのを防ぐため。口を大きく開ける。爆風で胸が圧迫された時に空気が吐けるように。5月25日、警戒警報の後、すぐに空襲警報が鳴って、向いの鉄筋コンクリートの幼稚園の地下室に入ろうと道を渡ろうとしたら、ザーと振ってきて、僕は道の端で教えられた通りの格好をしていたら僕の周り1メートルに3個落ちてきて、ものすごい衝撃と音で、なぜか僕の体に1滴の油脂もかかってなくて、あわてて出てきた父と母と一緒に座布団で消しながら火の無い方に逃げて、気が付いたら2,3キロ離れた巣鴨の広大な焼け跡に着いた。

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子どもの情景

「子どもの情景」MONSTER モンスター CHAPTER33 ☆☆☆
原作:浦沢直樹 キャラクターデザイン・総作画監督:藤田しげる キャラクター原案:高坂希太郎 シリーズ構成:浦畑達彦 監督:小島正幸 音楽:蓜島邦明 脚本:林政宏 演出:池田重隆 絵コンテ:新留俊哉 作画監督:宮脇千鶴

 子供の転落死が相次いでいた。屋上での危険な遊び。
 ライヒワイン(永井一郎)がその危険な遊びで怪我をした少年マルティン(坂本千夏)にカウンセリングしていた。 しかし側についていたマルティンの母親(丸山真奈美)の方が動揺してい、
ライヒワインは母親の方を外に連れ出す。
 廊下にいたディーター(竹内順子)は病室に入るなと言われるが、彼は病室に入る。
 頭と左手と右足に包帯を巻いたマルティンは松葉杖をつきながら、病院を出てしまう。外に出て彼は言う。
 「ああ!言ってた通りだ。“生き返ったら、外に出てごらん。世界が変わっているよ”
ううん、世界が変わったんじゃなくて、僕が変わったんだ。だって、僕は選ばれたんだから」
 車が沢山走っている通りを迷いも無く横切るマルティン。
 公園ではホームレス(?)を松葉杖で転ばせて、いたぶる。
 マルティンのやった危険な遊び、それは誰もいないビルの屋上のヘリに二人で向かい合って立ち、
目をつぶって互いに一歩一歩近づくというものだった。
 廃ビルの屋上にディーターを連れていくマルティン、ヘリに立って歩いてみろと言う。しかしディーターは言う。
 死んだらおいしいソーセージを食べられなくなる。サッカーも出来なくなる。
 好きなライヒワイン先生や秘書のメレスさんに会えなくなる。
 「怖いものなんかなくならない。だから大人になるんだって、言ってた。
明日はいい日だって、テンマが言ってた!」
 強い風が吹きマルティンは落ちそうになる。「怖いよー!!」と叫ぶマルティン。ディーターが助ける。
 「なれないよー。僕はヨハンみたいになれない」「ヨハン?」
 「ヨハンはもっとすごい遊びをしてるんだ。ヨハンはもうすぐ殺されるって言ってた。
もうすぐ日本人に撃ち殺されるって言ってた」
 泣きながらしゃべるマルティン。

 危険な遊びについて話す少年(田野恵)。ヨアヒムという少年が目の前で死んだらしい。
 テレビもマンガも禁止されたと言う少年に絵本を持ってきてあげようと言うヨハン・リーベルト(佐々木望)。

 シューバルト(羽佐間道夫)は目が見えなくなったので、ミュンヘン大学に蔵書を寄贈しようと申し出る。
 この寄贈はヨハンとカール(関智一)の思い付きだった。
 寄贈のセレモニーの下見に図書館に行くカールとヨハン。
 カールが気づくと、ヨハンは図書館の二階をじっと見上げていた。ヨハンはちょっと場をはずさせてもらう。
 司書(豊口めぐみ)がヨハンに気づき、何かお探しですかときく。
 ヨハンは友達のために良い絵本はないかと見ていたのだ。
 お薦めの絵本を取ろうとして司書は他の本も落としてしまう。
 ヨハンは絵本を拾い上げている内に、一つの絵本に見入る。
 エミル・シェーベ、モラビア出版。チェコのプラハにある出版社の絵本だった。
 ヨハンは涙を浮かべながら、異様な叫び声をあげて、倒れるのだった。

 シューバルトの寄贈セレモニーとスピーチの報せが張られる。
 天馬賢三(木内秀信)が現れ、ヨハンが見ていた二階の場所に立ち、スコープを覗いてから、
「ここだ。ここから、彼を!」と言う。

感想:フジ子・ヘミングはピアニストなんだから、歌わせる必要は無いのに…。

 ヨハンが倒れる重要な場面だが、これは原作の方が良いかな、難しい描写だけど…。
 原作の方がショックが大きく、声がうまく出ないという感じが出ていて良いと思う。
 あの叫びは難しいから、声優さんも悩んだと思うけど。最後に鐘が鳴る演出は良いけど…。

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月読天文台とオカカ婆

「月読天文台とオカカ婆」絶対少年 第2話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナルキャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 演出:木村隆一 

 「僕はどっしるを見たよ。しっしんはいなかった。触りたかったけど、我慢したんだ。すごく良い感じだった。
又来るかな。一年三組逢沢歩」
 光の玉、井戸、わっくんのようなポンチョをはおった少年(並木のり子)。逢沢歩(豊永利行)の夢。

 稀代秋之(浜田賢二)が洗濯物を抱えて屋上に上がると、何かの音が。
 下を見ると阪倉亮介(斎藤泰央)がはいつくばって何かを探している(オカカ婆に決まっているが)。
 歩の事を聞く亮介。歩はいない。オカカ婆の事を聞く亮介。オカカ婆の事は知らない秋之。去ろうとする亮介。   「君」「ああ?」「今度来る時は玄関からにして」「はい」洗濯物の下、気持ちよさそうに昼寝をする秋之。

 陽炎立つ道路。マウンテンバイクの歩。深山商店の前。からビール瓶の箱を抱えて出てくる主。
 気まずそうに去る歩。

 寝転がってる深沢美玖(斎藤千和)。バイクに乗った亮介が通りかかる。
 亮介はオカカ婆を見つけていていない。「追い掛け回すのやめれ。したら向こうから出てくる」
 「それはちょっとなあ。最後の夏休みだからさあ」「何だ、いっちょまえに受験とか考えてんのか」
 「それもあるけど、オカカ婆もいい加減トシだろ。死んだって噂聞いた時の、あのあれ、何だ。…あの気持ち」
 「喪失感、か」「おまえ、すごい言葉知ってんのな」「知ってるだけでわかってないから、ダメなんだけどなあ」
 「ああ、よくわかんねえけど、もうああいうのは嫌なわけ。
だからよ、復活したって聞いた時どんだけ嬉しかったか。だって、向かい会わない事には話しになんねえし」
 「そうだな」「だから俺はこの夏、あいつと会わなきゃなんねえんだ」「会えるよ」「そうか」「うん」「どこでだ」
 「そこまで分かるわけ無いだろ」「あっ、そう」

 深山商店に入る歩。オカカ婆がいる。オカカ婆の名前の由来を美紀(三橋加奈子)に聞く歩。
 「ちょっと待ってて」と中に引っ込む美紀。
 歩、ケータイでオカカ婆の写真を撮ろうとするが、オカカ婆、それを見て逃げる。
 美紀によるとオカカもらえるまで頑として動かない猫なんだそうだ。美玖の居場所を聞く歩。
 お寺で一人で遊んでいる事が多いんだそうだ。去る歩。「そっかあ、美玖か」自嘲ぎみの笑顔の美紀。

 寺には美玖はいなかった。寺の門の中怪しく光るものが…(歩は気づいていないが)。

 亮介、コンビニ「たなや」に来る。
 藤堂麻子(水野理紗)にオカカ婆は元々は御子柴さんちの猫だったのかと聞く。
 しかし藤堂麻子はその頃ここにいなかったから知らなかった。「ああ、麻子さんの、所謂空白の十年」
 「コラ少年」と亮介に指を突きつける麻子。「へっ」「人の十年をそんなふうに勝手にくくってはいけない」
 「はっ、はい」

 歩、月読天文台のロクになつかれる。鈴木平五郎(宝亀克寿)にちょっと来なさいと言われる歩。「何でさあ」
 「小賢しい大人に育てられると小賢しい子供が出来上がる。おまえはその見本だなあ」歩、草取りをする。

 歩、例の啼沢川の上流に行く。わっくんのものと思われる足跡が残っている。

 バイクの亮介、美紀に会う。エメランの幽霊話もオカカ婆のせいだと思っている亮介。
 美紀によるとその幽霊は「笑う関取」だそうだ。亮介の聞いた話だと「泣き叫ぶマダラの老婆」。
 どちらもおっかけて来るらしい。蚊にくわれた足をかく美紀。

 海野潮音(ウンノシオネ 清水愛)に声をかけられる歩。友達になって欲しいと言われる。

 別荘地の地図で海野の家を確かめる歩。亮介が来る。
 二人、夕暮れの丘の上にいる美玖とオカカ婆を見つける。オカカ婆逃げる。わっくんって誰と美玖に聞く歩。
 「もうバカ!そんな事も思い出せないの!逢沢歩、何しにここへ戻ってきた」光が二つ現れる。
 どっしるとしっしん。

感想:やっぱり空気感が好き。水が流れてない用水路とか、自転車やバイクでトテトテ走る道路の具合とかも。
 視点の切り取り方が面白いと思う。夏の田舎が心地良い感じ。歩は人全体が苦手なのね。エネルギー無し。
 潮音も、うん、無理してる。亮介は鏑木拓馬(加瀬康之)が言うように逃げてるのかな。
 わっくんと小さい歩はそっくり。美玖は妖精さんとお話しが出来るのかな。この話には大人がちゃんといるね。

絶対少年 1

 

 

 

 

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