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憂鬱で奇妙な夏の始まり

「憂鬱で奇妙な夏の始まり」絶対少年 第1話 ☆☆☆☆☆
監督・絵コンテ:望月智充 シリーズ構成・脚本:伊藤和典 オリジナル・キャラクターデザイン:戸部淑 造形デザイン:佐藤眞人 キャラクターデザイン・総作画監督:関根昌之 美術監督:針生勝文 音楽:七瀬光 演出:根岸宏樹 作画監督:川口博史

 片耳がちぎれた三毛猫オカカ婆を見る逢沢歩(あいざわあゆむ 豊永利行)。
 彼は父親の稀代秋之(きしろ 浜田賢二)の住む町田菜(たな)に来ていた。
 父親は獣医で母親淳子(山像かおり)と別れている。歩は横浜にいる母親の元からこちらに来ていた。
 届けられたマウンテンバイクで町をさまよう。
 田菜に一軒しかないコンビニ「たなや」の経営者藤堂麻子(水野理紗)も深山美紀(三橋加奈子)もその妹美玖(みく 斎藤千和))も気軽に話しかけてくる。
 バイクに乗ってる阪倉亮介(斎藤泰央)は幼い頃河童と戦ってるオカカ婆を見てからオカカ婆に執着している。
 美玖は川の上流の方に河童がいると言う。
 コンビニの御子柴さんによると啼沢川(なきざわがわ)の上流に蛍が大発生しているそうだ。
 蛍じゃないなにかも。そしてエメラルドランドの幽霊の話もある。
 自称月読(つくよみ)天文台の鈴木平五郎(宝亀克寿)とその飼い犬ロクに会う歩。
 「月読天文台に何か?ここは夜を知る月読天文台。逢魔が時は境界の時間。被膜が薄くなる。
山に入るなら気をつけなさい」と言われる。

 父親と弁当を食べる歩。「なんかさあ、ここらの人達って変わってるよね」「そうかあ」「はみ出してる感じ」
 「何から」「常識」「それは逆に健全なんじゃないかなあ」「そう?なんで?」「ビミョー、とか言ってみたりする」
 「無理してる」「してない。フレキシブルなだけだ」「似合ってない」「そうかあ」「どこらへんがビミョー?」
 「ウーン。常識ってのはそもそもその時代その土地の最大公約数にすぎないから」「ご馳走様」
 「迎合する必要性が無い人達は全然マイペースでいいわけだ」「いいのかなあ。本当にそれで良いの?」
 「悪い理由があるか。
まあ、非常識には反社会的な行為も含まれるから、そこらへんでビミョー、と父さんはそう思う」
 「でも迎合しないのって大変だよね」「迎合するんだって大変な事もある」「うん?」
 「要は自分が何を選ぶかだ。人の生き方なんてもんは概ねそれで決まるんじゃないかな」

 その夜、光が歩の部屋の前に来る。

 朝、ドアの前で阪倉に会い、オカカ婆について聞かれる歩。
 見て無いと言われ「やっぱエメランの方かな」とバイクで去る阪倉。
 歩が作った朝食をお父さんと二人で食べる歩。「エメラン」「うん?」「エメラルドランドだっけ?どんなとこ?」
 「別荘地」「別荘?こんな町に?」「あそこからは富士山が見えるから」「ふーん」
 「ただな、ペットを置いてく輩がいるんで困ってる。ペットと一緒に別荘に来て、帰る時には動物は置き去り」
 「それで野良猫の健康診断?」「野良猫の平均寿命、どのくらいだと思う?」「うっ、うん。十年くらい?」
 「飼い猫は十数年、今なら20年生きる猫も珍しくない。だけど野良は平均2年だ」
 「平均値でしょう?大人になれない猫が多いって事じゃないの?」
 「それもある。
でも顔ぶれは変わっても猫の数自体は安定してるから、
もっと単純に冬を越せない個体が多いんじゃないかと思う」
 「難しいね」「簡単にまとめるなよ」「うん」「考える事を放棄してはダメだ。いいな」「うん」(ゲッ、耳に痛い)

 歩、父親のための昼食を作っておいて外に出る。屋根の上でオカカ婆が変な物を見つける。歩は美玖に会う。  「歩。河童見に行くのか」「ちげえよ」「ああ、そっか。じゃあ、わっくんに会いに行くんだな」「はあ?誰、それ?」  美玖、悲しげな表情になり、不機嫌な怒りの表情になる。「わっくん泣くぞ!後、夕方雨降るからな」
 バス亭に立っている少女海野潮音(清水愛)が美玖に話しかけるが、無視して去っていく美玖。

 歩は川の上流で遊んでいる少年を見る。わっくん(竹内順子)だった。
 わっくん、歩を見て駆け寄ろうとするがころぶ。わっくんの所まで下りる歩。「大丈夫?」「来たし。待ってたし」
 「いや、わかんない。つか、こんな所で一人で何してたの?」「遊んでた」「何して」「遊んで遊んでた」「ええっ」  「ちょっと来て」「こんな時間に一人で遊んでて家の人心配してない?」「いないし。ヒカくん(?)いるし」
 「あのさあ、僕もう」「あっ。見て見て!!」光が沢山舞う。「これって」
 「ヒカくん。又遊べるよね。ダメ?遊んでください」「うっ、うん」「有難う」「えと、蛍じゃないよね。これ何」「ヒカくん」 「だから」「見てくれよう」「見てるけど」光、変な物体になる。「ねっ、ねっ」「ヒカくん」「一緒に遊ぼう。待ってるし」 わっくん、いなくなる。

感想:空気感が好みだ。NHKらしい地味さが良い。
 美術が「ポポロクロイス」の方だそうで、そんなフワフワ感がある。景色をボンヤリと見ていたい感じ。
 オカカ婆は存在感がある。変な感じの三毛だが(あれじゃシマ)。賢いお父様は私好みだ。
 ちょっとマンガの「もっけ」をもっとファンタジックにした感じ。皆キャラ立ち。わっくんのしゃべり、独特で良い。
絶対少年 1

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